JPH0831854A - 半導体装置の樹脂モールド方法及びこれに用いるキャリアフレーム並びに樹脂モールド装置 - Google Patents

半導体装置の樹脂モールド方法及びこれに用いるキャリアフレーム並びに樹脂モールド装置

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JPH0831854A
JPH0831854A JP16363294A JP16363294A JPH0831854A JP H0831854 A JPH0831854 A JP H0831854A JP 16363294 A JP16363294 A JP 16363294A JP 16363294 A JP16363294 A JP 16363294A JP H0831854 A JPH0831854 A JP H0831854A
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  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路基板上に樹脂ばりが残ったり回路基板を
損傷させたりすることのない好適な樹脂モールドを可能
とする。 【構成】 半導体チップ搭載面の樹脂モールド領域と同
一形状の貫通孔20aを有するキャリアフレーム20の
一方の面に、回路基板10を、前記樹脂モールド領域と
前記貫通孔20aとを位置合わせし、かつ前記半導体チ
ップ搭載面の周縁部を当接面として保持し、キャリアフ
レーム20の他方の面に貫通孔20aの縁部まで延出す
る樹脂注入用の金型ゲート36を配設すると共に、前記
他方の面の前記貫通孔20aの位置に合わせてキャビテ
ィ凹部34を設けた金型30及び前記回路基板10を支
持する金型32によりキャリアフレーム20及び回路基
板10を挟持した後、貫通孔20a及びキャビティ凹部
34にモールド樹脂を注入して樹脂モールドする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はBGA(Ball Grid Arra
y)等の回路基板の片面を樹脂モールドする半導体装置の
樹脂モールド方法及びこれに用いるキャリアフレーム並
びに樹脂モールド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】BGAは両面に配線パターンが形成され
たプリント基板の一方の面に半導体チップを搭載し、片
面樹脂モールドされ、他方の面に球状のはんだボールが
外部接続用端子として取り付けられた半導体装置であ
る。従来、BGAを製造する場合は、所定の配線パター
ンを形成した大判のプリント基板から、個片の回路基板
を複数個取りできるように短冊状に形成した基板を作成
し、この短冊状の基板に半導体チップを搭載したり、樹
脂モールドしたりする工程間に搬送して加工するように
している。
【0003】図8、9はこの短冊状に形成した基板5を
樹脂モールドする従来方法を示す。この樹脂モールド方
法は通常のリードフレームを樹脂モールドする場合と同
様に、基板5上にランナー路を延出させゲートからキャ
ビティにモールド樹脂を充填して樹脂成形する方法であ
る。図8、9は樹脂モールド後の状態を示し、6は基板
5に付着して残留する成形品ゲート、7は樹脂モールド
部である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にして基板5を樹脂モールドした後、成形品ゲート6を
基板5から除去するが、図8に示すように、短冊状の基
板5を用いて樹脂モールドした場合には基板5上に長く
成形品ゲート6が付着しているから、成形品ゲート6を
除去する際に基板5を損傷するという問題点があった。
また、成形品ゲート6の周辺に樹脂ばり8が残ったりし
て、これが製品不良の原因になるといった問題点もあっ
た。
【0005】このように、従来のBGAの製造で片面樹
脂モールドする場合は、基板面に樹脂ばりが残るという
問題があるが、この樹脂ばりが残る問題はBGAに限ら
ず製品として使用する基板上に直接ゲートを付着させて
樹脂モールドする半導体装置の製造方法の場合に同様に
発生する。本発明はこのような片面樹脂モールド型の半
導体装置を製造する際における不良原因を解消して好適
な樹脂モールド型の半導体装置を製造し得る半導体装置
の樹脂モールド方法及びこれに用いるキャリアフレーム
並びに樹脂モールド装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、半導体チップを
搭載した個片の回路基板の半導体チップ搭載面を樹脂モ
ールドして製造する半導体装置の樹脂モールド方法にお
いて、前記半導体チップ搭載面の樹脂モールド領域と同
一形状の貫通孔を有するキャリアフレームの一方の面
に、前記回路基板を、前記樹脂モールド領域と前記貫通
孔とを位置合わせし、かつ前記半導体チップ搭載面の周
縁部を当接面として保持し、前記キャリアフレームの他
方の面に前記貫通孔の縁部まで延出する樹脂注入用の金
型ゲートを配設すると共に、前記他方の面の前記貫通孔
の位置に合わせてキャビティ凹部を設けた金型及び前記
回路基板を支持する金型により前記キャリアフレーム及
び前記回路基板を挟持した後、前記貫通孔及び前記キャ
ビティ凹部にモールド樹脂を注入して樹脂モールドする
ことを特徴とする。
【0007】また、前記請求項1記載の半導体装置の樹
脂モールド方法において使用するキャリアフレームであ
って、半導体チップを搭載した個片の回路基板を保持す
る保持位置に該回路基板の半導体チップ搭載面の樹脂モ
ールド領域と同一形状の貫通孔が設けられ、前記樹脂モ
ールド領域と前記貫通孔とを位置合わせして前記半導体
チップ搭載面の周縁部を当接面として保持する保持手段
が設けられたことを特徴とする。また、前記保持手段は
回路基板の側面を保持する位置に、キャリアフレームと
一体に係止爪を切り起こし形状に形成すると共に係止爪
の中途に前記回路基板の厚みに合わせて該回路基板の側
面を支持しキャリアフレームに基板を押接して保持する
曲げ部を設けたものであることを特徴とする。また、前
記貫通孔の内壁面は前記回路基板を保持する面側が開き
側となるテーパ面に形成したことを特徴とする。また、
前記半導体チップ搭載面の周縁部が当接する面と反対側
の面の前記貫通孔縁部にエアベント溝を形成したことを
特徴とする。
【0008】半導体チップを搭載した個片の回路基板
を、半導体チップ搭載面の樹脂モールド領域と同一形状
の貫通孔を有する短冊状に形成したキャリアフレームの
一方の面に、前記樹脂モールド領域と前記貫通孔とを位
置合わせし、前記半導体チップ搭載面の周縁部を当接面
として保持し、前記キャリアフレームおよび前記回路基
板をモールド金型でクランプして前記半導体チップ搭載
面を樹脂モールドする樹脂モールド装置であって、前記
モールド金型の上型および下型の一方に、開口部の周縁
部の寸法を前記貫通孔の周縁部の寸法と等しいかあるい
は小さく設定したキャビティ凹部と、該キャビティ凹部
に連絡する金型ゲートを設け、前記上型および下型の他
方に、前記回路基板の逃げ空間としての凹部を設けたこ
とを特徴とする。また、前記上型および下型の一方にエ
アベントを設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に係る半導体装置の樹脂モールド方法で
は、個片に形成した回路基板の半導体チップ搭載面の周
縁部を当接面として貫通孔を設けたキャリアフレーム
に、貫通孔と位置合わせして回路基板を保持し、キャリ
アフレームと回路基板を金型で挟持して樹脂モールドす
る。樹脂モールドに際しては前記回路基板が当接してい
ない側であるキャリアフレームの他方の面にゲートを配
置して樹脂を充填する。これによって、成形品ゲートは
キャリアフレームの他方の面上に付着し、回路基板の基
板面にじかに接触せずに樹脂モールドされる。キャリア
フレームには回路基板の配置位置に合わせて貫通孔が設
けられており、複数個の回路基板をキャリアフレーム上
に位置合わせして配置し、従来の短冊状のリードフレー
ムを樹脂モールドすると同様にして樹脂モールドするこ
とができる。樹脂モールド装置では上型および下型でキ
ャリアフレームと回路基板とをクランプしキャリアフレ
ームの貫通孔とキャビティ凹部内に樹脂充填して回路基
板の半導体チップ搭載面を樹脂モールドする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。実施例は本発明をBGAの製造
に適用した例で、キャリアフレーム20にBGA用の基
板10を保持して片面樹脂モールドする方法を示す。図
1はキャリアフレーム20に回路基板10を保持して樹
脂モールドした状態の平面図、図2は断面図、図3は樹
脂モールド後のBGAを示す斜視図である。図1に示す
ように本実施例では個片に形成した回路基板10をキャ
リアフレーム20の所定位置に複数個保持し個々の回路
基板10の縁部より若干内側の領域を樹脂モールドす
る。回路基板10は最終製品として使用する大きさに形
成され、所定の配線パターンが設けられて半導体チップ
が搭載され、配線パターンと半導体チップとがワイヤボ
ンディング等により電気的に接続されている。
【0011】図2に示すように回路基板10はキャリア
フレーム20の下面に半導体チップ搭載面の周縁部を当
接面として保持して樹脂モールドする。樹脂モールドす
る際には回路基板10を保持したキャリアフレーム20
の一方の面に対しキャリアフレーム20の他方の面に金
型ゲートを配置して樹脂モールドするから半導体チップ
搭載面に合わせてキャリアフレーム20に貫通孔20a
を設ける。この貫通孔20aは樹脂モールドの際に樹脂
モールド部7の外面の一部を構成するキャビティの一部
を構成するものである。実施例では樹脂モールド部7を
矩形状に形成し、これに合わせて貫通孔20aを矩形状
に形成したが、製品によって円形状等に樹脂モールドす
る場合はその形状に合わせて貫通孔20aの形状を設定
する。
【0012】キャリアフレーム20で回路基板10を保
持して樹脂モールドする場合は、回路基板10をモール
ド金型に対して正確に位置決めする必要がある。このた
め、実施例ではキャリアフレーム20をモールド金型に
対して位置決めするためキャリアフレーム20の側縁部
にガイド孔26を設け、回路基板10をキャリアフレー
ム20に対して位置決めして保持するため、係止爪28
をキャリアフレーム20に切り起こして形成した。
【0013】図2に示すように係止爪28は回路基板1
0の厚みに合わせて中途に曲げ部28aを設け、回路基
板10の側面を支持して回路基板10をキャリアフレー
ム5のフレーム面に押接するように設ける。実施例では
図1に示すように回路基板10の四辺に各々一つずつ係
止爪28を設け、四辺で回路基板10を支持するように
した。係止爪28の先端部は外開き状に形成し、係止爪
28を外側に弾性的に押し開くようにすることによって
回路基板10を脱着することができる。
【0014】なお、係止爪28を広幅にすることによっ
て回路基板10をより確実に保持することが可能であ
り、回路基板10の一辺に係止爪28を複数個所設ける
ことによってさらに確実に保持することができる。ま
た、回路基板10をキャリアフレーム20に保持する方
法は上記のようにキャリアフレーム20に係止爪28を
切り起こして形成する方法の他に、別体で形成した段付
きの係止ピンをキャリアフレーム20に立設して係止ピ
ンで回路基板10を位置決めしつつ、キャリアフレーム
20に係止するようにすることもできる。これら、係止
爪28、係止ピン等は回路基板10をキャリアフレーム
20に位置決めして保持する保持手段として作用する。
【0015】図2では回路基板10はキャリアフレーム
20の下側に配置しているが、キャリアフレーム20の
上下方向を逆にし、キャリアフレーム20の上側に回路
基板10を配置して樹脂モールドする場合には回路基板
10は位置決めのみできればよく、回路基板10をキャ
リアフレーム20に押接して係止させる作用までは必要
ない。その場合は係止爪は単に切り起こして回路基板1
0の側面に当接させて位置決めできるようにするだけで
よい。保持手段はこのように位置決めする作用のみの場
合を含む概念である。
【0016】キャリアフレーム20は金属板を用いて所
定の短冊状に形成し、ガイド孔、貫通孔20a、係止爪
28等を形成して得るが、その形状あるいはサイズ等は
キャリアフレーム20に搭載する回路基板10の大きさ
や個数によって適宜設定する。なお、キャリアフレーム
20の材質は金属板のかわりに、PPS等の耐熱性熱可
塑性樹脂を用いて作成することもできる。この場合には
樹脂成形によってキャリアフレーム20を作成できる。
また、キャリアフレーム20から回路基板10を外す際
には貫通孔20aの内壁面に付着した樹脂をキャリアフ
レーム20から剥離するようにするから、回路基板10
の取り外しが容易にできるように貫通孔20aの内壁面
の形状を回路基板10を保持する面側が開き側となるテ
ーパ面に形成するのがよい。
【0017】図5は上記キャリアフレーム20に回路基
板10を保持して片面樹脂モールドする樹脂モールド装
置の構成と樹脂モールド方法を示す。図はモールド金型
の上型30と下型32を型開きした状態で、上型30と
下型32との間にキャリアフレーム20を搬入した状態
である。本実施例のモールド金型は上型30に樹脂モー
ルド用のキャビティ凹部34を設けるとともにキャビテ
ィ凹部34の各々にキャビティ凹部34に通じる金型ゲ
ート36を設け、下型32には回路基板10の逃げ用の
凹部38を設けている。凹部38は回路基板10の平面
寸法より大きくてもかまわないが、凹部38の深さは樹
脂圧によってキャリアフレーム20と回路基板10に隙
間が生じないよう若干クランプ気味に設定する。なお、
下型32には凹部38の他、係止爪28の逃げ用の凹部
39も形成する。キャビティ凹部34はキャリアフレー
ム20に設けた貫通孔20aとともに樹脂が充填される
キャビティを構成する。
【0018】キャビティ凹部34の開口部の形状は実施
例では貫通孔20aの形状に合わせて矩形状に形成し
た。なお、開口部の周縁部の寸法は最大で貫通孔20a
の周縁部の寸法と等しくし、好適には貫通孔20aの寸
法よりもやや小さく設定する。これは、樹脂モールド後
に貫通孔20aから樹脂モールド部7を抜くようにして
回路基板10を取り外すからこの取り外し操作が簡単に
できるようにするためと、回路基板10が若干位置ずれ
しても回路基板10を外すことができるようにするため
である。実施例ではキャリアフレーム20の位置ずれ等
を考慮して貫通孔20aの周縁部よりもキャビティ凹部
34の大きさを0.2mm 程度小さくした。なお、ゲート部
分については破断する関係上0.05mm程度小さく設定し
た。
【0019】回路基板10を樹脂モールドする操作は、
図5に示す状態からキャリアフレーム20を下型32上
に位置決めして配置し、上型30と下型32とでキャリ
アフレーム20および回路基板10をクランプし、金型
ゲート36からキャビティ内に樹脂を充填することによ
って行う。樹脂モールド後はエジェクタピン40によっ
て樹脂モールド部7およびキャリアフレーム20を離型
させ、キャリアフレーム20とともに片面樹脂モールド
された回路基板10を取り出しする。キャリアフレーム
20には成形品ランナー24、成形品ゲート6が付着し
ているから、成形品ランナー24、成形品ゲート6を分
離除去し、回路基板10をキャリアフレーム20から取
り外す。
【0020】図3はキャリアフレーム20から回路基板
10を外した半導体装置の単体の斜視図である。図のよ
うに樹脂モールド部7は回路基板10の片面上に設けら
れ、下部に段差部7aが設けられた形状になる。段差部
7aは貫通孔20aよりもキャビティ凹部34の開口範
囲を若干小さく設定したことによって形成される部分で
あり、キャリアフレーム20の厚み分が段差としてあら
われる。キャリアフレーム20としては適宜厚さのもの
が使用できるが、通常は0.15mm〜0.20mm程度のものを使
用する。段差部7aはこのように薄厚に形成されるから
製品で支障となるものではない。
【0021】図4は樹脂モールド部7と成形品ゲート6
との接続部を拡大して示す。本実施例の樹脂モールド方
法による場合は、上記のようにキャリアフレーム20の
下側に回路基板10を配置して貫通孔20aを有するキ
ャリアフレーム20の上側から貫通孔20a内に樹脂を
充填して樹脂成形するから、成形品ゲート6が回路基板
10にじかに接触しない状態で樹脂モールドされること
が特徴である。すなわち、本実施例の樹脂モールド方法
による場合は、成形品ゲート6および成形品ランナー2
4はキャリアフレーム20に付着して樹脂モールドさ
れ、図1に示すようにキャリアフレーム20上に樹脂ば
り8が生じたとしても、ディゲート処理によって図3に
示すように成形品ゲート6の切断端面7bは樹脂モール
ド部7の外面に残るのみで回路基板10上に樹脂ばりが
残ることがない。
【0022】なお、キャビティ内に樹脂を充填して樹脂
成形する場合はキャビティ内のエア抜きと樹脂のボイド
を排出するためモールド金型の金型面にエアベントを設
けるのが一般的である。実施例では図1に示すように樹
脂モールド部7の3つのコーナー部に連絡させてエアベ
ントAを設けた。樹脂モールドの際にはエアベント部分
にボイド樹脂が排出されるが、実施例ではボイド樹脂は
キャリアフレーム20上に排出されるから回路基板10
に悪影響を及ぼすことがない点で有効である。また、モ
ールド金型に対してはエアベントの詰まりを防止できる
という効果もある。このように本実施例の樹脂モールド
方法の場合はエアベントに関する点においても有効であ
る。
【0023】上記実施例ではモールド金型にエアベント
を設けたが、モールド金型にエアベントを設けるかわり
にキャリアフレーム20にエアベントを設けることも可
能である。図6はキャリアフレーム20にエアベント用
としてエアベント溝42を設けた平面図、図7はエアベ
ント溝42を設けたキャリアフレーム20を用いて樹脂
モールドする様子を示す。この実施例では図6に示すよ
うにエアベント溝42を樹脂モールド部7のコーナー部
から外方に向けて設け、モールド金型では上型30にエ
アベントを設けずにそのままキャリアフレーム20をク
ランプして樹脂モールドする。30aは上型30に設け
た金型の逃がし部分で、回路基板10およびキャリアフ
レーム20をクランプする際にキャビティ凹部34の周
囲を確実にクランプできるようにするためのものであ
る。
【0024】以上説明したように、本発明に係る半導体
装置の樹脂モールド方法によれば、図3に示すように樹
脂モールド部7の基部にわずかな段差部7aが形成され
るものの、樹脂モールドの際に樹脂ばりが回路基板10
の樹脂モールド面に残ったり、成形品ランナー24や成
形品ゲート6を回路基板10から除去する際に回路基板
10を損傷させるといった問題を防止することができ、
確実に良品を製造することが可能になる。また、上記実
施例はBGAを例に説明したが、本方法はBGAに限ら
ず基板上にゲートを延出して片面樹脂モールドする製品
には同様に適用することができる。
【0025】なお、上記実施例の樹脂モールド方法では
図5に示すように、キャリアフレーム20の下側で回路
基板10を保持し、上型30にキャビティ凹部34を設
け、下型32に回路基板10の逃がし用の凹部38を設
けて樹脂モールドしたが、キャリアフレーム20の上下
を逆にしてキャリアフレーム20の上側で回路基板10
を保持し、上型30に凹部38を設け下型32にキャビ
ティ凹部34を設けるようにして樹脂モールドすること
も可能である。この場合は上記実施例のように係止爪2
8に曲げ部28aを設けて回路基板10を支持できるよ
うにする必要はなく、キャリアフレーム20に回路基板
10を位置決めする作用のみを有する係止部を形成する
ようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置の樹脂モールド
方法によれば、上述したように、回路基板に成形品ゲー
トを付着させずに樹脂モールドできるから、回路基板上
に樹脂ばりが残ったり、回路基板から成形品ゲートを除
去する際に回路基板を損傷する等による不良発生を好適
に防止することができる。また、本発明に係るキャリア
フレームを使用することによって個片の回路基板に対し
て効率的に樹脂モールドすることが可能になる。また、
本発明に係る樹脂モールド装置によれば、キャリアフレ
ームに個片の回路基板を取り付けて好適に樹脂モールド
することができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャリアフレームに回路基板をセットして樹脂
モールドした状態の平面図である。
【図2】キャリアフレームに回路基板をセットして樹脂
モールドした状態の断面図である。
【図3】片面樹脂モールドした回路基板の斜視図であ
る。
【図4】樹脂モールド部と成形品ゲートとの接続部を拡
大して示す断面図である。
【図5】キャリアフレームに保持した回路基板を樹脂モ
ールドする樹脂モールド装置の構成を示す説明図であ
る。
【図6】キャリアフレームにエアベント溝を設けた実施
例を示す平面図である。
【図7】エアベント溝を設けたキャリアフレームに対し
て樹脂モールドする樹脂モールド装置の構成を示す説明
図である。
【図8】短冊状に形成した回路基板を樹脂モールドする
従来例を示す平面図である。
【図9】回路基板と成形品ゲートとの接続部を拡大して
示す断面図である。
【符号の説明】
5 基板 6 成形品ゲート 6a 段差部 7 樹脂モールド部 8、9 樹脂ばり 10 回路基板 20 キャリアフレーム 20a 貫通孔 22 成形品カル 24 成形品ランナー 26 ガイド孔 28 係止爪 30 上型 32 下型 34 キャビティ凹部 36 金型ゲート 38 凹部 40 エジェクタピン 42 エアベント溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 光敏 長野県長野市大字栗田字舎利田711番地 新光電気工業株式会社内 (72)発明者 常田 政邦 長野県長野市大字栗田字舎利田711番地 新光電気工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップを搭載した個片の回路基板
    の半導体チップ搭載面を樹脂モールドして製造する半導
    体装置の樹脂モールド方法において、 前記半導体チップ搭載面の樹脂モールド領域と同一形状
    の貫通孔を有するキャリアフレームの一方の面に、前記
    回路基板を、前記樹脂モールド領域と前記貫通孔とを位
    置合わせし、かつ前記半導体チップ搭載面の周縁部を当
    接面として保持し、 前記キャリアフレームの他方の面に前記貫通孔の縁部ま
    で延出する樹脂注入用の金型ゲートを配設すると共に、
    前記他方の面の前記貫通孔の位置に合わせてキャビティ
    凹部を設けた金型及び前記回路基板を支持する金型によ
    り前記キャリアフレーム及び前記回路基板を挟持した
    後、 前記貫通孔及び前記キャビティ凹部にモールド樹脂を注
    入して樹脂モールドすることを特徴とする半導体装置の
    樹脂モールド方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の樹脂モール
    ド方法において使用するキャリアフレームであって、 半導体チップを搭載した個片の回路基板を保持する保持
    位置に該回路基板の半導体チップ搭載面の樹脂モールド
    領域と同一形状の貫通孔が設けられ、 前記樹脂モールド領域と前記貫通孔とを位置合わせして
    前記半導体チップ搭載面の周縁部を当接面として保持す
    る保持手段が設けられたことを特徴とするキャリアフレ
    ーム。
  3. 【請求項3】 前記保持手段は回路基板の側面を保持す
    る位置に、キャリアフレームと一体に係止爪を切り起こ
    し形状に形成すると共に係止爪の中途に前記回路基板の
    厚みに合わせて該回路基板の側面を支持しキャリアフレ
    ームに基板を押接して保持する曲げ部を設けたものであ
    ることを特徴とする請求項2記載のキャリアフレーム。
  4. 【請求項4】 前記貫通孔の内壁面は前記回路基板を保
    持する面側が開き側となるテーパ面に形成したことを特
    徴とする請求項2記載のキャリアフレーム。
  5. 【請求項5】 前記半導体チップ搭載面の周縁部が当接
    する面と反対側の面の前記貫通孔縁部にエアベント溝を
    形成したことを特徴とする請求項2記載のキャリアフレ
    ーム。
  6. 【請求項6】 半導体チップを搭載した個片の回路基板
    を、半導体チップ搭載面の樹脂モールド領域と同一形状
    の貫通孔を有する短冊状に形成したキャリアフレームの
    一方の面に、前記樹脂モールド領域と前記貫通孔とを位
    置合わせし、前記半導体チップ搭載面の周縁部を当接面
    として保持し、前記キャリアフレームおよび前記回路基
    板をモールド金型でクランプして前記半導体チップ搭載
    面を樹脂モールドする樹脂モールド装置であって、 前記モールド金型の上型および下型の一方に、開口部の
    周縁部の寸法を前記貫通孔の周縁部の寸法と等しいかあ
    るいは小さく設定したキャビティ凹部と、該キャビティ
    凹部に連絡する金型ゲートを設け、 前記上型および下型の他方に、前記回路基板の逃げ空間
    としての凹部を設けたことを特徴とする樹脂モールド装
    置。
  7. 【請求項7】 前記上型および下型の一方にエアベント
    を設けたことを特徴とする請求項6記載の樹脂モールド
    装置。
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