JPH08319235A - 制癌作用誘発剤 - Google Patents

制癌作用誘発剤

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JPH08319235A
JPH08319235A JP12405895A JP12405895A JPH08319235A JP H08319235 A JPH08319235 A JP H08319235A JP 12405895 A JP12405895 A JP 12405895A JP 12405895 A JP12405895 A JP 12405895A JP H08319235 A JPH08319235 A JP H08319235A
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JP
Japan
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nitro
triazolyl
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integer
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JP12405895A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kagitani
勤 鍵谷
Raisa Fuedorobuna Deiachikofusukaya
ライサ フェドロブナ ディアチコフスカヤ
Niina Petorobuna Konobariyoba
ニイナ ペトロブナ コノバリョバ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生体のもつ制癌作用を誘発させることを目的
とする。 【構成】 1mg/kg体重/回以下の量の継続投与用
の式(I): 【化3】 (式中のRは、H、(CH2a1(aは1〜8の整
数、R1はHまたはO(CH2mH(mは0または1〜
2の整数))、(CH2cCOO(CH2dH(cは1
〜3の整数、dは0または1〜2の整数)、または(C
2eCONH(CH2fO(CH2gH(eは1〜3
の整数、fは0または1〜6の整数、gは0または1〜
2の整数))で表わされるニトロトリアゾール誘導体を
有効成分とする生体の制癌作用の誘発剤。 【効果】 1mg/kg体重/回以下の式(I)で表わ
されるニトロトリアゾール誘導体を1日に1回、少なく
とも週2日以上継続投与することによって生体のもつ制
癌作用を著しく誘発させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体のもつ制癌作用を
誘発することができる制癌作用誘発剤に関する。
【0002】
【従来の技術】細胞障害性制癌剤を用いる、いわゆる癌
の化学治療法は、人体の複数の個所および白血病などの
全身に分布する癌の治療法である。そうした細胞障害性
制癌剤としてアルキル化剤系制癌剤、抗生物質系制癌
剤、代謝拮抗性制癌剤などが知られている。しかし、細
胞障害性制癌剤は正常組織に対しても障害を与えるため
体重減少などの副作用が激しく、治療に必要な量を投与
することができないことが致命的な欠点とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、生体のもつ
制癌作用を誘発させる制癌作用誘発剤を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、1mg/kg
体重/回以下の量の継続投与用の式(I):
【0005】
【化2】
【0006】(式中のRは、H、(CH2a1(aは
1〜8の整数、R1はHまたはO(CH2mH(mは0
または1〜2の整数))、(CH2cCOO(CH2d
H(cは1〜3の整数、dは0または1〜2の整数)、
または(CH2eCONH(CH2fO(CH2g
(eは1〜3の整数、fは0または1〜6の整数、gは
0または1〜2の整数))で表わされるニトロトリアゾ
ール誘導体を有効成分とする生体の制癌作用の誘発剤に
関する。
【0007】
【作用】ニトロトリアゾール誘導体(I)は公知の化合
物であり、それ自体には制癌作用はないが、該トリアゾ
ール誘導体が単独投与(200〜500mg/kg体重
/回)でマウスの固型腫瘍内に存在する放射線抵抗性の
低酸素細胞に対する放射線感受性を高める作用を有する
ことが本発明者の一人により見出されている(特開昭61
-194019 号公報)。また、オシンスキーらによって、該
誘導体を200mg/kg体重/回投与すると動物(ラ
ット)の固型腫瘍内の生理系に異常が生じて腫瘍内の酸
性が増大し、癌の温熱治療効果が高められることが明ら
かにされている(ラジオセンシティゼイション ニュー
ズレター(Radiosensitization Newsletter) 、Vol.9、
No. 3、12〜14(1990))。さらに、投与量100〜5
00mg/kg体重/回で細胞障害性制癌剤と併用する
とその制癌作用を増強することも本発明者らによって見
出されている(特願平3−187427、特願平4−1
93916号)。
【0008】これらの先行技術はいずれも、ニトロトリ
アゾール誘導体(I)による放射線治療法、温熱治療や
化学治療法の治療効果を増強させるものであり、単独の
腫瘍治療効果については記載されていない。
【0009】本発明者らは、ニトロトリアゾール誘導体
(I)の癌治療に関する研究を進めた結果、1mg/k
g体重/回という微量の該誘導体(I)を1日1回、少
なくとも週2日以上継続的に投与することによって、生
体のもつ制癌作用を著しく誘発することを見出した。微
量のニトロトリアゾール誘導体(I)の継続投与がかか
る制癌作用誘発効果を奏する作用機序の詳細は不明で、
現在検討中であるが、該誘導体(I)が生体内で、癌免
疫活性を誘発しているものと推察される。
【0010】
【試験例】本発明の有効成分である式(I)で表わされ
るニトロトリアゾール誘導体のうちRがHまたは(CH
2a1であるものとしては、2−(3′−ニトロ−
1′−トリアゾール)、2−(3′−ニトロ−1′−ト
リアゾリル)メタノール、2−(3′−ニトロ−1′−
トリアゾリル)メトキシメチル、2−(3′−ニトロ−
1′−トリアゾリル)メトキシエチル、2−(3′−ニ
トロ−1′−トリアゾリル)エタノール、2−(3′−
ニトロ−1′−トリアゾリル)エトキシメチル、2−
(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)エトキシエチ
ル、2−(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)プロパ
ノール、2−(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)プ
ロポキシメチル、2−(3′−ニトロ−1′−トリアゾ
リル)プロポキシエチル、2−(3′−ニトロ−1′−
トリアゾリル)ブタノール、2−(3′−ニトロ−1′
−トリアゾリル)ブトキシメチル、2−(3′−ニトロ
−1′−トリアゾリル)ブトキシエチル、2−(3′−
ニトロ−1′−トリアゾリル)ヘキサル、2−(3′−
ニトロ−1′−トリアゾリル)ヘキサオキシメチル、2
−(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)ヘキサオキシ
エチル、2−(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)−
オクタノール、2−(3′−ニトロ−1′−トリアゾリ
ル)−オクタオキシメチル、2−(3′−ニトロ−1′
−トリアゾリル)−オクタオキシエチルなどがあげられ
る。
【0011】さらに、本発明の有効成分である式(I)
で表わされるニトロトリアゾール誘導体のうちRが(C
2cCOO(CH2dHであるものとしては、2−
(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)酢酸、2−
(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)酢酸メチル、2
−(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)酢酸エチル、
2−(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)プロピオン
酸、2−(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)プロピ
オン酸メチル、2−(3′−ニトロ−1′−トリアゾリ
ル)プロピオン酸エチルなどがあげられる。
【0012】さらに、本発明の有効成分である式(I)
で表わされるニトロトリアゾール誘導体のうちRが(C
2eCONH(CH2fO(CH2gHのものとして
は、2−(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)酢酸ア
ミド、2−(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)酢酸
メタノールアミド、2−(3′−ニトロ−1′−トリア
ゾリル)酢酸−1″−メトキシメチルアミド、2−
(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)酢酸−1″−エ
トキシメチルアミド、2−(3′−ニトロ−1′−トリ
アゾリル)酢酸−2″−プロポキシメチルアミド、2−
(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)酢酸エタノール
アミド、2−(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)酢
酸−2″−メトキシエチルアミド、2−(3′−ニトロ
−1′−トリアゾリル)酢酸−2″−エトキシエチルア
ミド、2−(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)酢酸
−2″−プロポキシエチルアミド、2−(3′−ニトロ
−1′−トリアゾリル)プロピオン酸アミド、2−
(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)プロピオン酸メ
タノールアミド、2−(3′−ニトロ−1′−トリアゾ
リル)プロピオン酸−1″−メトキシメチルアミド、2
−(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)プロピオン酸
−1″−エトキシメチルアミド、2−(3′−ニトロ−
1′−トリアゾリル)プロピオン酸−1″−プロポキシ
メチルアミド、2−(3′−ニトロ−1′−トリアゾリ
ル)プロピオン酸エタノールアミド、2−(3′−ニト
ロ−1′−トリアゾリル)プロピオン酸−2″−メトキ
シエチルアミド、2−(3′−ニトロ−1′−トリアゾ
リル)プロピオン酸−2″−エトキシエチルアミド、2
−(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)プロピオン酸
−2″−プロポキシエチルアミド、2−(3′−ニトロ
−1′−トリアゾリル)プロピオン酸プロパノールアミ
ド、2−(3′−ニトロ−1′−トリアゾリル)プロピ
オン酸−3″−メトキシプロピルアミド、2−(3′−
ニトロ−1′−トリアゾリル)プロピオン酸−3″−エ
トキシプロピルアミド、2−(3′−ニトロ−1′−ト
リアゾリル)プロピオン酸−3″−プロポキシプロピル
アミドなどがあげられる。
【0013】本発明で用いるニトロトリアゾール誘導体
(I)は前記のとおり公知の化合物であり、ヒトに1.
0g/m2表面積(約30mg/kg体重)/回投与し
ても重篤な副作用が発現しないことが知られている(前
記刊行物、ラジオセンシティゼイション ニューズレタ
ー、Vol.10、No.2.1(1991))。本発
明における誘導体(I)の有効量は毎回、1日あたり1
mg/kg体重以下、好ましくは10-1〜10-5mg/
kg体重である。投与方法は経口投与、静脈内投与、動
脈内投与、腹腔内投与あるいは局所投与などが採用さ
れ、投与方法に応じて錠剤、カプセル剤、注射剤など通
常の剤形で使用される。また、毎回の投与量が微量であ
るので、食品や飲料に添加して投与することもできる。
また投与の頻度および回数は癌の種類および大きさによ
って異なるが、頻度は1日に1回、少なくとも週2日以
上であるのが望ましい。適用可能な癌の種類としては、
特に制限はないが、たとえば各種の固型腫瘍や白血病な
どがあげられる。
【0014】本発明の制癌作用誘発剤は、1mg/kg
/回以下という微量の継続的な投与によって、生体のも
つ制癌作用を誘発するから、細胞障害制癌剤を用いる、
いわゆる癌の化学療法とは本質的に異なるメカニズムに
よって癌細胞を不活性化すると考えられる。なお、従来
の各種化学治療、放射線治療や温熱治療などの治療法と
併用することができる。
【0015】また、本発明の制癌作用誘発剤は10mg
/kg/回以上の多量を継続的に投与した場合には、制
癌作用誘発効果は少なく、嘔吐などの副作用が発現す
る。
【0016】つぎに本発明の制癌作用誘発剤を試験例に
基づいて説明するが、本発明はかかる試験例のみに限定
されるものではない。
【0017】試験例1〜8 体重22〜29g(8週令)のBDF1雌性マウスの腹
腔に、表1に示した量の2−(3′−ニトロ−1′−ト
リアゾリル)酢酸−1″−エトキシメチルアミドを含有
する蒸留水0.2mlを毎日1回注入した。10日間の
連日投与の後、マウスの脚部の皮下に5×106箇のB
16メラノーマ細胞を移植した。
【0018】試験例1〜6においては、その後引き続い
て、該化合物を毎日1回、10日間連日投与した。該細
胞移植の28日後に、腫瘍重量、腫瘍細胞が肺に転移し
たマウスの匹数および肺転移マウスの肺に生じた腫瘍コ
ロニーの平均数(平均肺コロニー数)をつぎの要領で測
定した。
【0019】腫瘍細胞の移植28日後に測定する。ま
ず、全マウス(10匹)を屠殺し、固型腫瘍を摘出して
重量を測定し、その平均値をもって腫瘍重量とする。ま
た、マウスの肺を調べると平滑する赤褐色の肺の表面に
1〜2mmの白黄色の粒(いぼ)(コロニー)が観測さ
れる。このようなマウスを肺転移マウスと呼び、その数
を肺に転移したマウスの数とした。また、肺に転移した
マウスの肺に生じたコロニー数を数え、それを平均して
平均肺コロニーとする。
【0020】また、該化合物を投与しなかった場合(試
験例7)および該化合物を含まない蒸留水のみを上記と
同じ頻度で同一回数投与した場合(試験例8)にも同様
の事項を測定した。以上の結果を表1に示す。なお1回
の実験に使用したマウスの数は各試験例につき10匹で
ある。
【0021】
【表1】
【0022】以上の結果から腫瘍細胞移植の10日前か
ら10日後まで、毎日1回微量の本発明のニトロトリア
ゾール誘導体を継続投与することによって、移植28日
後の腫瘍重量は比較例の約1/2〜1/3に、肺転移率
は約1/2〜1/5に、肺転移したマウスの平均肺コロ
ニー数は約1/6〜1/13に抑制されることが示され
た。
【0023】
【発明の効果】本発明の制癌作用誘発剤により、生体の
制癌作用を著るしく誘発させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コノバリョバ ニイナ ペトロブナ ロシア連邦、242432 チェルノゴロブカ、 モスコフスコイ オブラスチ、3 ウリ ツ、3−1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1mg/kg体重/回以下の量の継続投
    与用の式(I): 【化1】 (式中Rは、H、(CH2a1(aは1〜8の整数、
    1はHまたはO(CH2mH(mは0または1〜2の
    整数))、(CH2cCOO(CH2dH(cは1〜3
    の整数、dは0または1〜2の整数)、または(C
    2eCONH(CH2fO(CH2gH(eは1〜3
    の整数、fは0または1〜6の整数、gは0または1〜
    2の整数))で表わされるニトロトリアゾール誘導体を
    有効成分とする生体の制癌作用の誘発剤。
JP12405895A 1995-05-23 1995-05-23 制癌作用誘発剤 Pending JPH08319235A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000051601A1 (en) * 1999-02-26 2000-09-08 Tsutomu Kagiya Immunopotentiators

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000051601A1 (en) * 1999-02-26 2000-09-08 Tsutomu Kagiya Immunopotentiators

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