JPH08319337A - エポキシ樹脂混合物、エポキシ樹脂組成物、硬化物及び積層板 - Google Patents

エポキシ樹脂混合物、エポキシ樹脂組成物、硬化物及び積層板

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JPH08319337A
JPH08319337A JP9173396A JP9173396A JPH08319337A JP H08319337 A JPH08319337 A JP H08319337A JP 9173396 A JP9173396 A JP 9173396A JP 9173396 A JP9173396 A JP 9173396A JP H08319337 A JPH08319337 A JP H08319337A
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JP
Japan
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epoxy resin
polymer
weight
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resin composition
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Application number
JP9173396A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kuboki
健一 窪木
Yasumasa Akatsuka
泰昌 赤塚
Yoshiro Shimamura
芳郎 嶋村
Hiromi Morita
博美 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/032Organic insulating material consisting of one material
    • H05K1/0326Organic insulating material consisting of one material containing O

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた誘電特性を有しかつ、耐熱性、接着性の
低下を抑え、更に吸湿性(耐水性)に優れた硬化物を与
えるエポキシ樹脂組成物をえること。 【解決手段】フェノール化ブタジエン低(共)重合体の
グリシジル化物と、ジシクロペンタジエンとフェノール
類の縮合物のグリシジル化物とを必須成分とするエポキ
シ樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低誘電率、低誘電
正接、低吸湿性、高耐熱性を示す硬化物を得ることがで
き、積層板(プリント配線板)用に極めて有用な成形性
に優れたエポキシ樹脂混合物及びエポキシ樹脂組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気・電子分野における発展に伴
い、各電気・電子部品の性能及びその各原料に対する要
求性能は益々厳しくなっている。特に積層板(プリント
配線板)においては、電気・電子部品の高密度実装のた
めの回路パターンの微細化、信号の高速化、高周波数化
に伴って、信号の遅延、伝送ロス等の問題が浮上してき
た。このため、コンピューターや通信機器に使用される
プリント配線板には、誘電率及び誘電正接が低いものが
求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの要求に応える
ものとして、ポリエチレンやフッ素樹脂等を用いた積層
板が開発されているが、銅箔との接着強度や耐熱性の低
下等の問題がある。そのため、最近急速に普及されつつ
ある移動式通信機器等では、その性格上あらゆる環境に
耐えることが必要であり、さらに現在の高密度実装法に
耐え得る物性を実現するには、これらの樹脂では充分と
言えない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記のよう
な課題を解決する方法について鋭意研究の結果、本発明
を完成した。即ち、本発明は、(1)ブタジエン低
(共)重合体にフェノール類を付加して得られるフェノ
ール化ポリブタジエン低(共)重合体をグリシジル化し
て得られるエポキシ樹脂(A)及び式(1)
【0005】
【化3】
【0006】(式中、Aは式(2)を、またXは式
(3)
【0007】
【化4】
【0008】(式(2)及び(3)中複数存在するRは
それぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、又は炭素数
1〜10のアルキル基を表す。Gはグリシジル基を表
す。l、mは1〜2の整数を表す。)をそれぞれ表し、
l、mは同一であっても異なっていてもよい。また、n
は0以上の整数を表す。)で表されるエポキシ樹脂
(B)を含有するエポキシ樹脂混合物、(2)上記
(1)記載のエポキシ樹脂混合物、硬化剤を含有するエ
ポキシ樹脂組成物、(3)上記(2)記載のエポキシ樹
脂混合物を硬化してなる硬化物、(4)上記(2)記載
のエポキシ樹脂混合物を用いて調製されてなる積層板に
関する。
【0009】
【発明の実施の形態】上記(1)記載のエポキシ樹脂
(A)の原料であるフェノール化ブタジエン低(共)重
合体の合成法としては、例えばブタジエン低(共)重合
体にフェノール類を付加する方法が挙げられる。該ブタ
ジエン(共)重合体としてはその数平均分子量が好まし
くは300〜3000、より好ましくは500〜200
0のブタジエン低重合体、あるいはブタジエンと共役ジ
オレフィン及び/または芳香族ビニルモノマー等との低
共重合体等を挙げることができる。
【0010】該ブタジエンの低重合体は公知の方法で製
造できる。例えばアルカリ金属または有機アルカリ金属
化合物を触媒としてブタジエンを0〜100℃の温度で
アニオン重合させる方法などによって製造することが出
来る。この場合、分子量を制御してゲル分などの少ない
低重合体を得るためには、ベンジルナトリウム等の有機
アルカリ金属化合物を触媒とし、アルキルアリール基を
有する化合物、例えばトルエンなどを連鎖移動剤とする
連鎖移動重合法、テトラヒドロフラン溶媒中でナフタレ
ンなどの多環芳香族化合物を活性剤とし、ナトリウムな
どのアルカリ金属を触媒とするリビング重合法、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素を溶媒とし、ナトリ
ウムなどのアルカリ金属を触媒とし、ジオキサンなどの
エーテル類を添加して分子量を制御する重合法、または
コバルト、ニッケル類等の第8族金属のアセチルアセナ
ート化合物及びアルキルアルミニウムハロゲニドを触媒
とする配位アニオン重合法等の方法が好ましい。
【0011】また、前記ブタジエン低共重合体として
は、例えばブタジエンに対して好ましくは3〜40モル
%、より好ましくは5〜30モル%のイソプレン、2,
3ージメチルブタジエン、ピペリレン等の共役オレフィ
ンまたはスチレン、αーメチルスチレン、ビニルトルエ
ン、ビニルベンゼン等の芳香族ビニルモノマーを共重合
させたものなどを使用することができる。
【0012】また、ブタジエン低(共)重合体にフェノ
ール類を付加する方法は特に限定されず、例えば特開昭
61ー126162号公報等に記載の方法などを用いる
ことができる。
【0013】即ちルイス酸触媒の存在下において、ブタ
ジエン低(共)重合体にフェノール類などを反応させる
方法を用いることができる。この際用いうるフェノール
類の具体例としては、フェノール、o−クレゾール、m
−クレゾール、p−クレゾール、2,4ージメチルフェ
ノール、2,6ージメチルフェノール、2ーtertブ
チルー5ーメチルフェノール、臭素化フェノール、ハイ
ドロキノン、2ーメチルハイドロキノン、レゾルシン、
カテコール、1ーナフトール、2ーナフトール、2,7
ージヒドロキシナフタレン、1,6ージヒドロキシナフ
タレン等が挙げられるがこれらに限定されない。
【0014】該フェノール類の使用量はブタジエン低
(共)重合体中に存在する二重結合のモル数よりも多い
モル数を使用する必要があり、好ましくは1.2倍モル
以上、より好ましくは1.2〜2倍モルである。また、
フェノール類の付加量がブタジエン低(共)重合体中に
存在する二重結合1モルに対して0.25〜0.5モル
となるのが好ましく、0.27〜0.45モルとなるの
が特に好ましい。
【0015】前記ルイス酸触媒の用いうる具体例として
は、たとえば三フッ化ホウ素・エーテル錯体、三フッ化
ホウ素・フェノール錯体等の三フッ化ホウ素錯体類等が
挙げられる。ルイス酸触媒の使用量は特に限定されず、
使用する触媒の種類に応じて適宜選択でき、例えば三フ
ッ化ホウ素を用いた場合は、ブタジエン低(共)重合体
100g当り、好ましくは5〜50ミリモル、より好ま
しくは10〜20ミリモルである。
【0016】前記ブタジエン低(共)重合体にフェノー
ル類を付加する反応は、通常50〜120℃、好ましく
は70〜100℃で行うことができる。
【0017】前記反応に於いては、フェノール類の付加
反応と同時にブタジエン(共)重合体中に存在する二重
結合の環化反応が併発し発熱するので、反応温度を制御
するために、触媒を逐次添加する方法及び/または
ブタジエン低(共)重合体を逐次添加する方法などを採
用するのが好ましいが、特にが好ましい。
【0018】また前記反応に於いては、反応混合物の粘
度を下げる目的で少量の不活性溶媒、例えばトルエン、
キシレンなどを使用することもできる。更に反応混合物
中の水分量は、通常100重量ppm以下、好ましくは
60重量ppm以下とするのが好ましい。
【0019】前記反応により得られるフェノール化ブタ
ジエン低(共)重合体は、軟化点が90〜200℃、好
ましくは100〜160℃、水酸基当量が通常250〜
700g/当量、好ましくは280〜600g/当量で
あることが好ましい。以下このようにして得られたフェ
ノール化ポリブタジエン低(共)重合物を特に断りのな
い限りフェノール樹脂(C)という。
【0020】本発明に用いるエポキシ樹脂(B)は、下
記式(4)で表されるフェノール樹脂を公知の方法でグ
リシジル化して得ることができる。
【0021】
【化5】
【0022】(式中、Bは式(5)を、またYは式
(6)
【0023】
【化6】
【0024】(式(5)及び(6)中l、m及びRは式
(2)におけるのと同じ意味を表す。)をそれぞれ表
し、nは0以上の整数を表す。)
【0025】前記式(4)で表されるフェノール樹脂の
製造法は特に限定されず、例えば以下の方法で製造でき
る。即ち、酸触媒の存在下において、フェノール類とジ
シクロペンタジエンを反応させる方法などを採用するこ
とができる。この際用いうるフェノール類としては、前
記で具体的に例示したフェノール類が挙げられるが、こ
れらに特に限定されない。
【0026】前記酸触媒の用いうる具体例としては、三
フッ化ホウ素やこの錯体類、塩化アルミニウム、塩化亜
鉛、硫酸、塩化チタン等のルイス酸、りん酸、硫酸、シ
ュウ酸等の無機あるいは有機酸等を挙げることができ
る。これらは単独でも二種以上併用してもよい。
【0027】上記フェノール類とジシクロペンタジエン
とを反応させる方法としては、例えば、フェノール類を
加熱溶融させ、そこへ触媒を添加し、均一に溶解した
後、50〜180℃、好ましくは80〜150℃でジシ
クロペンタジエンを滴下する。それぞれの添加量はジシ
クロペンタジエン1モルに対して、酸触媒0.001〜
0.1モル、好ましくは0.005〜0.10モルとフ
ェノール類0.1〜10モル、好ましくは0.3〜4モ
ルである。前記方法以外にも、ジシクロペンタジエンと
触媒の混合物に対してフェノール類を添加しても良い
し、ジシクロペンタジエンとフェノール類の混合物に触
媒を徐々に添加してもよい。それぞれの原料の添加時間
は、上記したような原料の配合方法及びフェノール類の
種類により異なるが、1〜10時間、その後数時間反応
させ、次に未反応モノマーを減圧加熱蒸留により留去す
ることにより、上記式(4)で表されるフェノール樹脂
が得られる。
【0028】また前記反応に於いては、反応混合物の粘
度を下げる目的で少量の不活性溶媒、例えばトルエン、
キシレン、ニトロベンゼンなどを使用することもでき
る。更に反応混合物中の水分量は、通常100重量pp
m以下、好ましくは60重量ppm以下とするのが好ま
しい。以下特に断りのない限りこのようにして得られた
フェノール樹脂をフェノール樹脂(D)という。
【0029】本発明で用いる上記(1)記載のエポキシ
樹脂(A)及びエポキシ樹脂(B)はそれぞれフェノー
ル樹脂(C)及びフェノール樹脂(D)にエピハロヒド
リンを反応させてグリシジル化させることによって得ら
れる。グリシジル化の方法としては例えば以下の方法が
挙げられる。フェノール樹脂(C)または(D)とエピ
ハロヒドリンの混合物に水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどのアルカリ金属水酸化物の固体を一括で添加ま
たは徐々に添加しながら20〜120℃の間の温度で
0.5〜30時間反応させる。この際アルカリ金属水酸
化物は水溶液を使用してもよく、その場合は該アルカリ
金属水酸化物を連続的に添加すると共に反応混合物中か
ら減圧下、または常圧下、連続的に水及びエピハロヒド
リンを留出せしめ更に分液し水は除去しエピハロヒドリ
ンは反応混合物中に連続的に戻す方法でもよい。エピハ
ロヒドリンとしては、エピクロルヒドリン、エピブロム
ヒドリン、エピヨードヒドリン、β−メチルエピクロル
ヒドリン等を挙げることができるが、エピクロルヒドリ
ンが最も好ましい。
【0030】上記の方法においてフェノール樹脂(C)
または(D)中の水酸基1当量に対してエピハロヒドリ
ンの使用量は通常0.5〜20モル、好ましくは0.7
〜10モル、アルカリ金属水酸化物の使用量は通常0.
5〜1.5モル、好ましくは0.7〜1.2モルであ
る。また、ジメチルスルホン、ジメチルスルホキシド、
ジメチルホルムアミド、1,3−ジメチル−2−イミダ
ゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒を添加することに
より加水分解性ハロゲン量の低い樹脂が得られ、電子材
料封止用の用途に適する。非プロトン性極性溶媒の使用
量はエピハロヒドリンの重量に対し5〜200重量%、
好ましくは10〜100重量%である。上記の溶媒以外
にもメタノール、エタノール等のアルコール類やジオキ
サンを添加することによっても反応が進み易くなる。ア
ルコール類やジオキサンの使用量は、エピハロヒドリン
の重量に対して通常2〜100重量%、好ましくは4〜
50重量%である。またエピハロヒドリンの使用量が少
ない場合、反応混合物の粘度が高くなるが、これを下げ
る目的で不活性溶媒、例えばトルエン、キシレン等も使
用することができる。
【0031】また、フェノール樹脂(C)または(D)
とエピハロヒドリンの混合物(上記に示した溶媒を含ん
でも良い)にテトラメチルアンモニウムクロライド、テ
トラメチルアンモニウムブロマイド、トリメチルベンジ
ルアンモニウムクロライドなどの第四級アンモニウム塩
を触媒として使用し、通常は30〜150℃、好ましく
は40℃〜120℃で1〜30時間反応させ、得られる
フェノール樹脂(C)または(D)のハロヒドリンエー
テルに水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカ
リ金属水酸化物の固体または水溶液を加え、通常20〜
120℃、好ましくは30〜100℃で1〜30時間で
反応させて、ハロヒドリンエーテルを閉環させてグリシ
ジルエーテルを得ることもできる。この場合の第四級ア
ンモニウム塩の使用量はフェノール樹脂(C)または
(D)の水酸基1当量に対して通常0.001〜0.2
モル、好ましくは0.05〜0.1モルである。
【0032】通常、これらの反応生成物は水洗後、また
は水洗無しに加熱減圧下において過剰のエピハロヒドリ
ンを除去した後、トルエン、キシレン、メチルイソブチ
ルケトン等の溶媒に溶解し、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムなどのアルカリ金属水酸化物の水溶液を加えて
反応を行う。この場合アルカリ金属水酸化物の使用量は
フェノール樹脂(C)または(D)の水酸基1当量に対
して0.01〜0.2モル、好ましくは0.05〜0.
1モルである。反応温度は通常40〜120℃、好まし
くは50〜100℃、反応時間は通常0.5〜5時間、
好ましくは1〜3時間である。
【0033】反応終了後副生した塩をろ過、水洗などに
より除去し、さらに加熱減圧下においてトルエン、キシ
レン、メチルイソブチルケトン等の溶媒を留去すること
により加水分解性ハロゲン量の少ないエポキシ樹脂を得
ることができる。以上のようにしてエポキシ樹脂(A)
またはエポキシ樹脂(B)を得ることができる。
【0034】本発明のエポキシ樹脂混合物は、エポキシ
樹脂(A)とエポキシ樹脂(B)を必須成分とし、更に
必要により他のエポキシ樹脂と併用して含有せしめても
よい。本発明のエポキシ樹脂混合物において、エポキシ
樹脂(A)とエポキシ樹脂(B)の配合比は、重量比で
エポキシ樹脂(A)/エポキシ樹脂(B)が通常0.2
5〜4.0、好ましくは0.32〜3.1、より好まし
くは0.42〜2.4の範囲である。
【0035】エポキシ樹脂(A)及びエポキシ樹脂
(B)と併用されうる他のエポキシ樹脂の具体例として
は、ノボラック型エポキシ樹脂、トリスフェノールメタ
ン系エポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ビ
フェノール型エポキシ樹脂、フェノール類と各種アルデ
ヒド類との縮合物、脂環式エポキシ樹脂、グリシジルア
ミン系エポキシ樹脂、グリシジルエステル系エポキシ樹
脂、脂環式エポキシ樹脂、グリシジル基を有する反応性
希釈剤等が挙げられるが通常エポキシ樹脂として用いら
れるものであればこれらに限定される必要は全くない。
これらは単独で用いてもよく、2種以上を混合して使用
してもよい。併用され得る他のエポキシ樹脂の使用量
は、下記式 L=(エポキシ樹脂(A)とエポキシ樹脂(B)の合計
重量)/(併用する他のエポキシ樹脂の重量) のLが通常0.4以上、好ましくは0.6以上、より好
ましくは0.65以上となる条件を満たすものである。
【0036】また、本発明のエポキシ樹脂混合物を硬化
させて難燃性を有する硬化物を得るためには、テトラブ
ロムビスフェノールAのグリシジルエーテルや、臭素化
フェノールノボラックエポキシ樹脂等のハロゲン化エポ
キシ樹脂や、水酸化アルミニウム、三酸化アンチモン等
をはじめとする一般に用いられるポリマー用難燃剤をを
併用すればよい。
【0037】本発明のエポキシ樹脂組成物は前記エポキ
シ樹脂混合物及び硬化剤を含有する。用いうる硬化剤の
具体例としては、トリエチレンテトラミン、ジエチレン
トリアミン、N−アミノエチルピペラジン、イソホロン
ジアミン等の脂肪族ポリアミン、ジアミノジフェニルメ
タン、ジアミノジフェニルスルホン等の芳香族ポリアミ
ン、ポリアミドポリアミン等のアミン系硬化剤、各種の
フェノール型ノボラック樹脂、トリスフェノールメタン
類、本発明において使用するフェノール樹脂(C)、フ
ェノール樹脂(D)等のフェノール系硬化剤、無水フタ
ル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水メチルテトラヒ
ドロフタル酸、無水メチルナフタレンジカルボン酸、無
水ピロメリット酸、無水トリメリット酸、無水ドデシル
コハク酸等の酸無水物系硬化剤、ジシアンジアミドなど
の硬化剤が挙げられるが、通常エポキシ樹脂の硬化剤と
して用いられているものであればこれらに限定される必
要は全くない。これらは単独で用いてもよく、2種以上
併用してもよい。
【0038】本発明のエポキシ樹脂組成物において使用
される硬化剤の量は、使用するエポキシ樹脂のエポキシ
基1当量に対して、通常0.5〜1.5当量、好ましく
は0.65〜1.2当量、より好ましくは0.8〜1.
1当量、更に好ましくは0.85〜1.05当量となる
量使用する。ただし、上記において硬化剤として酸無水
物を使用する場合、酸無水物の当量に0.9を乗じた数
を酸無水物の使用当量とする。また、ジシアンジアミド
を使用する場合、ジシアンジアミドの当量に0.65を
乗じた数をジシアンジアミドの使用当量とする。このこ
とは、例えば硬化剤を1当量使用する場合、酸無水物は
0.9当量、ジシアンジアミドは0.65当量となる量
使用すればよいことを意味する。
【0039】本発明のエポキシ樹脂組成物は、硬化促進
剤を必要に応じて含有する。用いうる硬化促進剤の具体
例としては、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミ
ダゾール等のイミダゾール系化合物、トリス−(ジメチ
ルアミノメチル)フェノール等の第3アミン系化合物、
トリフェニルホスフィン化合物、三弗化ホウ素等のルイ
ス酸またはそれらの塩類等、公知の種々の硬化促進剤が
挙げられ、特に限定されるものではない。これらは単独
で用いてもよく、2種以上併用してもよい。硬化促進剤
は、エポキシ樹脂100重量部に対して0.01〜15
重量部が必要に応じ用いられる。
【0040】本発明のエポキシ樹脂組成物には、更に必
要に応じて公知の添加剤を配合することが出来る。添加
剤としては、例えば、ポリブタジエン及びこの変性物、
アクリロニトリル共重合体の変性物、シリコーンゲル、
シリコーンオイル、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウ
ム、石英粉、アルミニウム粉末、グラファイト、タル
ク、クレー、酸化鉄、酸化チタン、窒化アルミニウム、
アスベスト、マイカ、ガラス粉末、ガラス繊維、ガラス
不織布、カーボン繊維等の無機充填剤、シランカップリ
ング剤のような充填剤の表面処理剤、離型剤、カーボン
ブラック、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリ
ーン等の着色剤が挙げられる。
【0041】本発明のエポキシ樹脂組成物は、上記各成
分を所定の割合で均一に混合することにより得られ、こ
の際の混合は、通常本発明のエポキシ樹脂組成物を構成
する各成分の軟化点より20〜100℃程度高い温度で
加熱溶融することによって行うことが出来る。また、エ
ポキシ樹脂組成物の各成分を溶剤等に均一に分散または
溶解させることにより、混合することもできる。溶媒は
各成分を均一に混合できうるものであれば特に限定され
ないが、例えばトルエン、キシレン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、ジオキサン、メチルセロ
ソルブ、ジメチルホルムアミド等が挙げられる。
【0042】本発明のエポキシ樹脂組成物は、通常公知
の方法によりその硬化物とすることができる。例えば0
〜250℃で0.5分〜500時間でそのその硬化物を
得ることができる。
【0043】また、本発明のエポキシ樹脂組成物は、低
誘電率積層板に好適に用いることが出来る。積層板用と
して使用する場合、難燃性を要求されるため、本発明の
エポキシ樹脂組成物を硬化してなる硬化物中に通常、1
0〜40重量%、好ましくは12〜35重量%、より好
ましくは15〜27%の臭素が含有されるように前記ハ
ロゲン化エポキシ樹脂や、構造中にハロゲンを含んだ硬
化剤を配合することが望ましい。この場合、本発明のエ
ポキシ樹脂組成物を溶媒に溶解してワニスとし、このワ
ニスをガラスクロス、ガラス不織布、合成繊維、紙等の
基材に含浸・塗布し、加熱半乾燥して溶媒を除去してプ
リプレグを作製する。次に、このプリプレグを所要枚数
重ねて積層体を形成し、この積層体の片面または両面に
銅箔を重ね、加熱加圧して本発明のエポキシ樹脂組成物
を硬化させた積層板を製造することが出来る。このとき
の溶媒としては、トルエン、キシレン、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジメチルホ
ルムアミド等が用いうる具体例として挙げられ、これら
の使用量は、エポキシ樹脂組成物と溶媒の合計重量に対
して通常10〜70重量%、好ましくは15〜65重量
%である。
【0044】
【実施例】以下、合成例、実施例を挙げ、本発明をより
具体的に説明する。尚、本発明はこれら実施例に限定さ
れるものではない。
【0045】合成例1 撹拌機、還流冷却管、撹拌装置を備えたフラスコに、フ
ェノール化ブタジエン低(共)重合体(日本石油化学
(株)製、軟化点150℃、水酸基当量317g/e
q、商品名「日石特殊フェノール樹脂PP−700−3
00」)(以下PP−700−300)317重量部、
エピクロルヒドリン925重量部、メタノール93重量
部を仕込、撹拌、溶解後、70℃に加熱して、フレーク
状水酸化ナトリウム(純分99%)41重量部を100
分かけて添加し、その後70℃で1時間反応させた。つ
いで洗浄液が中性になるまで水洗を繰り返した後、油層
から加熱減圧下において過剰のエピクロルヒドリンを留
去し、残留物に370重量部のメチルイソブチルケトン
(以下MIBK)を添加し溶解した。更に、このMIB
Kの溶液を70℃に加熱し30重量%の水酸化ナトリウ
ム水溶液13重量部を添加し、1時間反応させた後、洗
浄液が中性になるまで水洗を繰り返し行った。ついで油
層から加熱減圧下においてMIBKを留去することによ
りエポキシ樹脂(E1)(上記エポキシ樹脂(A))3
50重量部を得た。得られたエポキシ樹脂(E1)のエ
ポキシ当量は540g/eq、軟化点は128℃であっ
た。
【0046】合成例2 合成例1において、PP−700−300をフェノール
化ブタジエン低(共)重合体(日本石油化学(株)製、
軟化点112℃、水酸基当量555g/eq、商品名
「日石特殊フェノール樹脂PP−1000−180」)
(以下PP−1000−180)555重量部、エピク
ロルヒドリンを1620重量部、メタノールを160重
量部、MIBKを1200重量部に変えた以外は合成例
1と同様の操作を行った。この結果、エポキシ樹脂(E
2)(エポキシ樹脂(A))500重量部を得た。得ら
れたエポキシ樹脂(E2)のエポキシ当量は740g/
eq、軟化点は93℃であった。
【0047】合成例3 合成例1において、PP−700−300をフェノール
樹脂(D)(日本石油化学(株)製、軟化点112℃、
水酸基当量180g/eq、商品名「日石特殊フェノー
ル樹脂DPP−3H」)(以下DPP−3H)180重
量部、エピクロルヒドリンを550重量部、メタノール
を55重量部、MIBKを470重量部に変えた以外は
合成例1と同様の操作を行った。この結果、エポキシ樹
脂(E3)(上記エポキシ樹脂(B))223重量部を
得た。得られたエポキシ樹脂(E3)のエポキシ当量は
290g/eq、軟化点は78℃であった。
【0048】尚、原料に使用したDPP−3Hは式
(4)におけるBが下式(7)、Yが下式(8)でそれ
ぞれ表される構造を有する化合物である。従って得られ
たエポキシ樹脂(E3)は、式(1)におけるAが式
(9)、Xが式(10)でそれぞれ表される構造を有す
る。(式(9)、(10)中Gはグリシジル基を表
す。)
【0049】
【化7】
【0050】合成例4 合成例1において、PP−700−300をフェノール
樹脂樹(D)(日本石油化学(株)製、軟化点95℃、
水酸基当量170g/eq、商品名「日石特殊フェノー
ル樹脂DPP−M」)(以下DPP−M)170重量
部、エピクロルヒドリンを550重量部、メタノールを
55重量部、MIBKを470重量部に変えた以外は合
成例1と同様の操作を行った。この結果、エポキシ樹脂
(E4)(上記エポキシ樹脂(B))220重量部を得
た。得られたエポキシ樹脂(E4)のエポキシ当量は2
70g/eq、軟化点は60℃であった。尚、原料に使
用したDPP−Mは式(4)におけるBが上式(7)、
Yが上式(8)でそれぞれ表される構造を有し、エポキ
シ樹脂(E4)は、式(1)におけるAが上式(9)、
Xが上式(10)でそれぞれ表される構造を有する。
【0051】実施例1〜6 表1〜2に示した種類及び量の樹脂を25gのメチルエ
チルケトンに溶解した溶液に、表1〜2に示した量のジ
シアンジアミドを溶解したジメチルホルムアミド20g
及び2ーエチルー4ーメチルイミダゾール0.15gを
加え、エポキシ樹脂組成物のワニスを作成した。このワ
ニスをガラスクロス(日東紡(株) WEA18W10
5F−115)に含浸させ、150℃で5分乾燥してB
ステージ状のプリプレグを得た。このプリプレグ8枚
と、銅箔(日鉱グールド(株))1枚を重ね、180℃
で2時間加圧加熱して硬化物(積層板)とした。このよ
うにして得られた硬化物の物性を測定した結果を表1〜
2の硬化物の物性の欄に示す。
【0052】物性値の測定は以下の方法または条件で行
った。 ・ガラス転移温度:TMA法により測定。 ・吸湿率:銅箔を剥がした試験片を温度85℃、湿度8
5%で100時間吸湿させその前後の重量変化より算出
した。 ・誘電率、誘電正接:JIS C−6481(誘電率及
び誘電正接)に記載の方法に準拠して行った。 ・銅箔引き剥し強さ:JIS C−6481(引き剥し
強さ)に記載の方法に準拠して行った。
【0053】
【表1】
【0054】表1中のEHは油化シェルエポキシ(株)
製 エピコート 5050を表す。(表2においても同
じ)
【0055】
【表2】
【0056】表2中、EPは日本化薬(株)製 EPP
N−501を表す。
【0057】
【発明の効果】本発明のエポキシ樹脂組成物は、優れた
低誘電率性、低誘電正接性を有しかつ、耐熱性、接着性
の低下を抑え、且つ低吸湿性(耐水性)を示す硬化物を
与え、特に積層板(プリント配線板など)の素材として
用いた場合極めて有用である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブタジエン低(共)重合体にフェノール類
    を付加して得られるフェノール化ポリブタジエン低
    (共)重合体をグリシジル化して得られるエポキシ樹脂
    (A)及び式(1) 【化1】 (式中、Aは式(2)を、またXは式(3) 【化2】 (式(2)及び(3)中複数存在するRはそれぞれ独立
    して水素原子、ハロゲン原子、または炭素数1〜10の
    アルキル基を表す。Gはグリシジル基を表す。l、mは
    1〜2の整数を表す。)をそれぞれ表し、l、mは同一
    であっても異なっていてもよい。また、nは0以上の整
    数を表す。)で表されるエポキシ樹脂(B)を含有する
    エポキシ樹脂混合物。
  2. 【請求項2】請求項1記載のエポキシ樹脂混合物、硬化
    剤を含有してなるエポキシ樹脂組成物。
  3. 【請求項3】請求項2記載のエポキシ樹脂組成物を硬化
    してなる硬化物。
  4. 【請求項4】請求項2記載のエポキシ樹脂組成物を用い
    て調製されてなる積層板。
JP9173396A 1995-03-23 1996-03-22 エポキシ樹脂混合物、エポキシ樹脂組成物、硬化物及び積層板 Pending JPH08319337A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002105166A (ja) * 2000-09-27 2002-04-10 Nippon Kayaku Co Ltd エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物

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