JPH0831962A - 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置の製造方法

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JPH0831962A
JPH0831962A JP6161817A JP16181794A JPH0831962A JP H0831962 A JPH0831962 A JP H0831962A JP 6161817 A JP6161817 A JP 6161817A JP 16181794 A JP16181794 A JP 16181794A JP H0831962 A JPH0831962 A JP H0831962A
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film
gate electrode
insulating film
floating gate
memory device
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JP6161817A
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English (en)
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Masahiro Ushiyama
雅弘 牛山
Yuzuru Oji
譲 大路
Hitoshi Kume
均 久米
Toshiaki Nishimoto
敏明 西本
Kazuhiro Komori
和宏 小森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】書換え可能回数を向上させた一括消去型フラッ
シュメモリを提供する。 【構成】層間絶縁膜として、応力の少ない絶縁膜を用い
る。 【効果】ゲート絶縁膜中での電子捕獲中心の発生を抑え
て、書換え時の高電界ストレスによっても高電界電流が
減少しないか、あるいは、低電界漏洩電流が増大しない
ゲート絶縁膜が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゲート絶縁膜構造を最適
化することによりデバイスの動作特性の安定化をはかっ
た不揮発性半導体記憶装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体記憶装置は、例えば図1
(a)に示すスタック構造を有している。ここで、1は
シリコン基板、2はフィールド酸化膜、3は(ソース及
びドレイン)電極、4はゲート酸化膜、5は浮遊ゲート
電極、6は層間絶縁膜、7は制御ゲート電極、8はソー
ス、9はドレイン、10は絶縁膜である。
【0003】この不揮発性半導体記憶装置では、ソース
8に3.3V 、制御ゲート電極7に−7V、ドレイン9
を開放、基板1を接地することにより浮遊ゲート電極5
に蓄積した電子をソース8側に引き抜いて情報の書込み
を行う。電圧は、それぞれ100マイクロ秒幅の単一パ
ルスを用いて印加される。
【0004】この方法によれば、浮遊ゲート電極5中の
電子がファウラー・ノルドハイム(Fowler−Nordheim)
トンネル電流(F−N電流)によってソース8側に引き
抜かれ、同時にソース8側から正孔がゲート絶縁膜4中
に注入される。また、制御ゲート電極7を+12V、ソ
ース8,ドレイン9,基板1を接地することにより、基
板1から浮遊ゲート電極5に電子を注入して情報を消去
する。電圧はそれぞれ100マイクロ秒幅の単一パルス
を用いて印加される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の不揮発性半
導体記憶装置では、多結晶シリコン膜からなる浮遊ゲー
ト電極に電子を蓄積することにより情報の蓄積を行い、
情報を一括消去すること、すなわち、多数ビットで同時
に消去動作を行うことが特徴である。したがって、浮遊
ゲート電極から電子が漏洩しないようにゲート絶縁膜,
層間絶縁膜の漏洩電流が小さいことが必須である。
【0006】層間絶縁膜として、浮遊ゲート電極を構成
する多結晶シリコン膜の熱酸化膜を用いた場合、900
℃以下の低温で酸化する場合には漏洩電流が大きく、充
分な情報保持時間が得られない。一方、この酸化温度を
1000℃以上にすると、漏洩電流は小さくなるもの
の、浮遊ゲート電極からソースへの電子の引抜き電流が
デバイス間でばらついてしまい、デバイス間でしきい電
圧がずれてしまう。このため、一括消去を行うことが不
可能になるという問題が生じる。
【0007】そこで、浮遊ゲート電極の熱酸化膜に代わ
ってONO(Oxide−Nitride−Oxide) 膜が層間絶縁膜
に用いられている。この多層膜では、酸化シリコン膜を
低温酸化膜を用いており、窒化シリコン膜に減圧化学気
相成長法で形成した窒化シリコン膜を用いている。この
ONO膜では熱酸化膜の形成温度が低いことにより酸化
シリコン膜の漏洩電流は大きくなるが、この分を窒化シ
リコン膜で補っており、ONO膜としての電気伝導は窒
化シリコン膜に依存したポーレ・フレンケル(Poole−F
renkel)(P−F)伝導となっている。このため、デバ
イスとして見るとONO膜の漏洩電流は問題にならない
レベルに抑えられている。加えて、P−F伝導のため、
電流密度がFowler-Nordheim (F−N)伝導の熱酸化膜
に比べて小さく破壊時間が良くなるという利点があっ
た。
【0008】ところが、ONO膜は強い応力を持つため
にゲート絶縁膜に対しても浮遊ゲート電極越しに応力を
もたらし、このためゲート絶縁膜中に準位を発生させる
ということが明らかになった。そこで、形成温度が低
く、かつ応力のためにゲート絶縁膜特性の劣化をもたら
さないような層間絶縁膜を実現することが本発明の課題
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、化学気相成
長法で酸窒化シリコン膜、あるいは酸化シリコン膜を形
成することにより達成される。
【0010】
【作用】ONO膜の応力は、ONO膜中の窒化シリコン
膜によりもたらされる。そこで、窒化シリコン膜の応力
を緩和するためには窒化シリコン膜中の窒素に代えて酸
素を導入することによって達成される。すなわち、Si
xy構造にすることであり、この構造の応力はx/y
の比を大きくするほど、すなわち、酸素量が多くなるほ
ど小さくなる。したがって、x/y比を大きくする極限
としてSiO2 膜とすることによって応力緩和をするこ
とができる。
【0011】応力緩和を達成する方法は、浮遊ゲート電
極の熱酸化によっても可能である。しかし、多結晶シリ
コン膜の熱酸化膜では高温度形成すると消去ばらつきが
増大し、酸化温度を900℃以下にすると漏洩電流の増
大をもたらす。そこで、応力緩和と漏洩電流の低減の両
者を同時に実現する方法として、化学気相成長法があ
る。10nm程度の膜厚を制御良く形成するために通常
は減圧化学気相成長法が用いられている。
【0012】この方法で、モノシランと亜酸化窒素、あ
るいはジクロロシランと亜酸化窒素を形成ガスとして用
いて酸化シリコン膜を、モノシランあるいはジクロロシ
ランと亜酸化窒素,アンモニアを用いて酸窒化シリコン
膜を形成する。この方法によると、形成温度を800℃
以下に低温化しても漏洩電流の少ない膜を形成可能であ
る。酸化シリコン膜が熱酸化により形成されたか、化学
気相成長法によって形成されたかの区別については、次
の2点がある。
【0013】(1)熱酸化で形成した場合には、図1
(b)に示す段差部で酸化が抑制され、膜厚が薄くなる
という構造の違いがある。これが漏洩電流増大の原因と
なる。一方、化学気相成長法で形成した場合には、下地
凹部上で薄膜化することなく、均一な膜成長を行うこと
ができる。
【0014】(2)900℃以上の高温で浮遊ゲート電極
(多結晶シリコン膜)を熱酸化した場合には、浮遊ゲー
ト電極とゲート絶縁膜との界面の凹凸が増大し、多結晶
シリコン膜の結晶粒界に沿った高さ0.5nm 以上の凸
構造が発生する。一方、化学気相成長法で形成した場合
には、成長温度を800℃以下に低温化できるため、浮
遊ゲート電極とゲート絶縁膜との界面の凹凸は0.5n
m 未満に抑えることができる。
【0015】薄膜の応力が隣接する膜におよぼす影響
は、応力を持つ膜との距離が近ければ近いほど大きくな
る。例えば、DRAMの容量絶縁膜は電荷を保持すると
いう目的では、フラッシュメモリの層間絶縁膜と同様で
あり、漏洩電流は小さいほど良い。一方、DRAMの容
量絶縁膜とゲート絶縁膜との間には、ゲート電極のほか
にゲート電極を電気的に絶縁する絶縁膜,容量電極等が
あり、容量絶縁膜の応力はゲート絶縁膜にまで及ばな
い。しかし、フラッシュメモリの場合には層間絶縁膜は
浮遊ゲート電極を介して直接ゲート絶縁膜と接してい
る。このため、層間絶縁膜の応力の強さが直接ゲート絶
縁膜特性を左右する。したがって、層間絶縁膜を応力の
ない酸化シリコン膜とすることにより、フラッシュメモ
リの書換え信頼性は著しく改善される。
【0016】
【実施例】
(実施例1)次に本発明の実施例を図1(a)に示した
メモリセルの断面図を用いて説明する。
【0017】シリコン基板1をアンモニアと過酸化水素
を含んだ水溶液中に浸漬した後、フッ酸水溶液中で表面
酸化膜を除去し、これに続いてフィールド酸化膜2を形
成してから、シリコン基板1を流量10リットル/分の
ウェット酸化雰囲気中、850℃で加熱して9nm厚のS
iO2 膜(ゲート絶縁膜4)を形成した。次に、減圧化
学気相成長法によりモノシランとホスフィンを用いて3
×1020cm-3のリンを含んだアモルファスシリコン膜を
200nmだけ堆積し、その後、窒素雰囲気中、900
℃で20分間加熱して結晶化させ、浮遊ゲート電極5と
した。
【0018】この後、参照試料の層間絶縁膜6としてO
NO膜を形成した。形成方法は、まず800℃でN2
釈の10%O2 で浮遊ゲート電極5の多結晶シリコン膜
を熱酸化して膜厚5nmの酸化シリコン膜を形成し、そ
の後、化学気相成長法で窒化シリコン膜をジクロロシラ
ンとアンモニアとにより膜厚13nm堆積して、最後に
900℃のウェット酸化雰囲気中で熱酸化した。
【0019】これに対し、本発明の効果を示す試料は、
750℃でヘリウム希釈の20%モノシランと100%
亜酸化窒素とを用いて、膜厚15nmの酸化シリコン膜
を1.5Torr の減圧化学気相成長法で形成し、800
℃,10分の窒素アニールを施して層間絶縁膜6とし
た。
【0020】この層間絶縁膜6上に、減圧化学気相成長
法によりモノシランとホスフィンを用いてリンを含んだ
多結晶シリコン膜を200nmだけ堆積し、その後、窒
素雰囲気中900℃で20分間加熱することにより制御
ゲート電極7を形成し、その後、ゲート加工を行ってか
ら、ソース8,ドレイン9を形成し、更に、硼素とリン
とを含んだ酸化シリコン膜を堆積した後、加熱して平坦
化した絶縁膜10を形成した。この後、ソース,ドレイ
ン上にコンタクト穴を開け、その上に電極3を形成し
て、図1(a)に示すようなメモリセルを作成した。
【0021】この構造の不揮発性半導体記憶装置を用い
て書換え特性を評価した。ゲートの全面を用いた浮遊ゲ
ート電極への電荷の注入(消去)をF−N電流で行い、
浮遊ゲート電極とソースとの間を用いたF−N電流によ
る電荷の引抜きを書込み動作とした。消去を行う際に
は、制御ゲート電極に+12V、ソース,ドレイン,基
板を0Vにした。パルス幅を10マイクロ秒として、単
一パルスで行い、しきい値電圧を確認しながら消去を行
った。書込みを行う際には、制御ゲート電極に−7V、
ソースに+3.3V 、ドレインを開放にして、基板を接
地した。パルス幅10マイクロ秒の単一パルスを用い、
しきい値電圧を確認しながら書込みを行った。
【0022】この構造による書込み特性,消去特性を、
図2に示す。同図(a)のTpw/Tpwiでは書き込
み時間の初期値に対する比を示し、同図(b)のTew
/Tewiは消去時間の初期値に対する比をそれぞれ示
す。層間絶縁膜に減圧化学気相成長法で形成した単層酸
化シリコン膜を用いることにより、書換え信頼性が1桁
近く改善された。また、電流駆動能力を表わす特性であ
るβについては二つのメモリセルとも差がなかった。一
方、電荷保持特性に関しては、106 回書換え後のしき
い値電圧の変動に関する加速試験から、3MV/cm印加
時の電荷保持寿命を求めると、層間絶縁膜にONO膜を
用いた場合には5年、単層の酸化シリコン膜を用いた場
合には10年と改善された。
【0023】(実施例2)次に本発明の実施例を図1
(a)に示したメモリセルの断面図を用いて説明する。
【0024】シリコン基板1をアンモニアと過酸化水素
を含んだ水溶液中に浸漬した後、フッ酸水溶液中で表面
酸化膜を除去し、これに続いてフィールド酸化膜2を形
成してから、シリコン基板1を流量10リットル/分の
ウェット酸化雰囲気中、850℃で加熱して9nm厚のS
iO2 膜(ゲート絶縁膜4)を形成した。減圧化学気相
成長法によりジシランとホスフィンを用いて4×1020
cm-3のリンを含んだ多結晶シリコン膜を200nmだけ
堆積し、その後、窒素雰囲気中900℃で20分間加熱
して、浮遊ゲート電極5とした。
【0025】この後、本発明の効果を示す試料として、
800℃で、100%アンモニア中で浮遊ゲート電極5
を熱窒化して多結晶シリコン膜表面に膜厚1nmの窒化
シリコン膜を形成し、この窒化シリコン膜上に800℃
で100%ジクロロシランと100%亜酸化窒素とを用
いて、膜厚14nmの酸化シリコン膜を1.5Torr の減
圧化学気相成長法で形成した。これに続いて、800℃
で、窒素希釈の10%酸素中で10分加熱して層間絶縁
膜6とした。
【0026】これに対し、参照試料の層間絶縁膜6とし
て単層の酸化シリコン膜を形成した。形成方法は、80
0℃でヘリウム希釈の20%ジクロロシランと100%
亜酸化窒素とを用いて、膜厚14nmの酸化シリコン膜
を1.5Torr の減圧化学気相成長法で形成し、800℃
で、窒素希釈の10%酸素中で10分加熱して層間絶縁
膜6とした。
【0027】この層間絶縁膜6上に、減圧化学気相成長
法によりモノシランとホスフィンを用いてリンを含んだ
多結晶シリコン膜を200nmだけ堆積し、その後、窒
素雰囲気中900℃で20分間加熱することにより制御
ゲート電極7を形成し、その後、ゲート加工を行ってか
ら、ソース8,ドレイン9を形成し、更に、硼素とリン
とを含んだ酸化シリコン膜を堆積した後、加熱して平坦
化した絶縁膜10を形成した。この後、ソース,ドレイ
ン上にコンタクト穴を開け、その上に電極3を形成し
て、図1(a)に示すようなメモリセルを作成した。
【0028】この構造の不揮発性半導体記憶装置を用い
て書換え特性を評価した。ゲートの全面を用いた浮遊ゲ
ート電極への電荷の注入(消去)をF−N電流で行い、
浮遊ゲート電極とソースとの間を用いたF−N電流によ
る電荷の引抜きを書込み動作とした。消去を行う際に
は、制御ゲート電極に+12V、ソース,ドレイン,基
板を0Vにした。パルス幅を10マイクロ秒として、単
一パルスで行い、しきい値電圧を確認しながら消去を行
った。書込みを行う際には、制御ゲート電極に−7V、
ソースに+3.3V 、ドレインを開放にして、基板を接
地した。パルス幅10マイクロ秒の単一パルスを用い、
しきい値電圧を確認しながら書込みを行った。
【0029】この構造による書込み特性,消去特性を、
βについては二つのメモリセルとも差がなかった。一
方、電荷保持特性に関しては、106 回書換え後のしき
い値電圧の変動に関する加速試験から、3MV/cm印加
時の電荷保持寿命を求めると、層間絶縁膜に単層の酸化
シリコン膜を用いた場合には7年、浮遊ゲート電極を窒
化した後、酸化シリコン膜を形成し、酸素アニールを施
した場合には14年と改善された。
【0030】この違いをもたらした効果は、一つには酸
素アニールにより酸化シリコン膜中のSi−H結合から
水素が離脱して酸素に置き代わり、結合が安定化したた
めであり、一つには浮遊ゲート電極表面を窒化しない場
合には酸素アニール時に多結晶シリコン表面が酸化され
て漏洩電流の大きい低温酸化膜が形成されたことにより
層間絶縁膜の漏洩電流が増大し、電荷保持特性が劣化し
たためと考えられる。
【0031】(実施例3)次に本発明の実施例を図1
(a)に示したメモリセルの断面図を用いて説明する。
【0032】シリコン基板1をアンモニアと過酸化水素
を含んだ水溶液中に浸漬した後、フッ酸水溶液中で表面
酸化膜を除去し、これに続いてフィールド酸化膜2を形
成してから、シリコン基板1を流量10リットル/分の
ウェット酸化雰囲気中、850℃で加熱して9nm厚のS
iO2 膜(ゲート絶縁膜4)を形成した。減圧化学気相
成長法によりモノシランとホスフィンを用いて3×10
20cm-3のリンを含んだ多結晶シリコン膜を200nmだ
け堆積し、その後、窒素雰囲気中900℃で20分間加
熱して、浮遊ゲート電極5とした。
【0033】この後、本発明の効果を示す試料は、75
0℃でジクロロシランとアンモニア,亜酸化窒素とを用
いて、膜厚15nmの酸窒化シリコン膜を0.8Torr の
減圧化学気相成長法で形成し、続いて800℃,10分
の窒素アニールを施して層間絶縁膜6とした。
【0034】参照試料の層間絶縁膜6はONO膜を形成
した。形成方法は、まず800℃でN2 希釈の10%O
2 で浮遊ゲート電極5の多結晶シリコン膜を熱酸化して
膜厚5nmの酸化シリコン膜を形成し、その後、化学気
相成長法で窒化シリコン膜をジクロロシランとアンモニ
アとにより膜厚13nm堆積して、最後に900℃のウ
ェット酸化雰囲気中で熱酸化した。
【0035】この層間絶縁膜6上に、減圧化学気相成長
法によりモノシランとホスフィンを用いてリンを含んだ
多結晶シリコン膜を200nmだけ堆積し、その後、窒
素雰囲気中900℃で20分間加熱することにより制御
ゲート電極7を形成し、その後、ゲート加工を行ってか
ら、ソース8,ドレイン9を形成し、更に、硼素とリン
とを含んだ酸化シリコン膜を堆積した後加熱して平坦化
した絶縁膜10を形成した。この後ソース,ドレイン上
にコンタクト穴を開け、その上に電極3を形成して、図
1(a)に示すようなメモリセルを作成した。
【0036】この構造の不揮発性半導体記憶装置を用い
て書換え特性を評価した。ゲートの全面を用いた浮遊ゲ
ート電極への電荷の注入(消去)をF−N電流で行い、
浮遊ゲート電極とソースとの間を用いたF−N電流によ
る電荷の引抜きを書込み動作とした。消去を行う際に
は、制御ゲート電極に+12V、ソース,ドレイン,基
板を0Vにした。パルス幅を10マイクロ秒として、単
一パルスで行い、しきい値電圧を確認しながら消去を行
った。書込みを行う際には、制御ゲート電極に−7V、
ソースに+3.3V 、ドレインを開放にして、基板を接
地した。パルス幅10マイクロ秒の単一パルスを用い、
しきい値電圧を確認しながら書込みを行った。
【0037】この構造による書込み,消去特性を、図3
(a),(b)に示す。層間絶縁膜に減圧化学気相成長
法で形成した単層酸窒化シリコン膜を用いることによ
り、書換え信頼性が1桁近く改善された。βについては
二つのメモリセルとも差がなかった。一方、電荷保持特
性に関しては、106 回書換え後のしきい値電圧の変動
に関する加速試験から、3MV/cm印加時の電荷保持寿
命を求めると、層間絶縁膜にONO膜を用いた場合には
5年、単層の酸窒化シリコン膜を用いた場合には12年
と改善された。
【0038】更に、酸窒化シリコン膜の組成を変えるた
めに形成温度750℃、ガス圧力1Torrのジクロロシラ
ンの流量を固定したまま、亜酸化窒素,アンモニア,流
量を変えて、特性変化を調べた。106 回後の書込み時
間の変動比を図4に示す。窒素量の低下と共に応力が緩
和され、書込み時間の変動比も低減された。
【0039】(実施例4)次に本発明の実施例を図1
(b)に示したキャパシタの断面図を用いて説明する。
【0040】シリコン基板1をアンモニアと過酸化水素
を含んだ水溶液中に浸漬した後、フッ酸水溶液中で表面
酸化膜を除去し、これに続いてフィールド酸化膜2を形
成してから、シリコン基板1をウェット酸化雰囲気中、
850℃で加熱して膜厚8nmのゲート絶縁膜4とし
た。ゲート絶縁膜4上に、減圧化学気相成長法によりジ
シランとホスフィンとを用いて3×1020cm-3のリンを
含んだ多結晶シリコン膜を200nmだけ堆積し、続い
て、参照試料の絶縁膜としてONO膜を形成した。形成
方法は、まず800℃でN2 希釈の10%O2 で浮遊ゲ
ート電極の多結晶シリコン膜を熱酸化して膜厚5nmの
酸化シリコン膜を形成し、その後、化学気相成長法で窒
化シリコン膜をジクロロシランとアンモニアとにより膜
厚13nm堆積して、最後に900℃のウェット酸化雰
囲気中で熱酸化した。これに対し、本発明の効果を示す
試料は、750℃でヘリウム希釈の20%モノシランと
100%亜酸化窒素とを用いて、膜厚15nmの酸化シ
リコン膜を1.5Torr の減圧化学気相成長法で形成し、
800℃,10分の窒素アニールを施して絶縁膜とし
た。続いて、窒素ガス中、900℃で30分加熱したあ
と、ゲート加工を行って、図1(b)に示すようなキャ
パシタを作成した。この構造のキャパシタを用いて、高
電界での電流変動を評価した。ゲート面積300×30
0μm2 のキャパシタにゲート負電圧で一定電圧ストレ
スを印加して、電流変化を調べた。結果を図5に示す。
電圧10Vで1000秒間ストレス印加した。化学気相
成長法で形成した酸化シリコン膜を用いることにより電
流変動が30%低減された。このことから、実施例1に
示した書換え信頼性の向上はこのような電流変動の低減
に起因したものと考えられる。また、一定電流10mA
/cm2 で700秒間ストレスを印加することによる電流
−電圧特性の変化を調べた。図6に示すように、多結晶
シリコン電極上の絶縁膜を化学気相成長法で形成した酸
化シリコン膜とすることにより、6MV/cmでの電流密
度は約1/3に低減された。この結果は、実施例1に示
した電荷保持特性の改善に対応するものと考えられる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、高電界ストレスによる
ゲート絶縁膜中の準位の発生を抑制でき、不揮発性半導
体記憶装置での書換え信頼性、および電荷保持寿命を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による不揮発性半導体記憶装置の動作を
行う第一,第二,第三,第四実施例を説明する試料の断
面図。
【図2】層間絶縁膜として化学気相成長法で形成した酸
化シリコン膜を用いることによる書換え信頼性の改善効
果を示す特性図。
【図3】層間絶縁膜に酸窒化シリコン膜を用いることに
よる書換え信頼性の改善効果を示す特性図。
【図4】酸窒化シリコン膜中の窒素量を変えることによ
る書込み時間変動の改善効果を示す特性図。
【図5】化学気相成長法で形成した酸化シリコン膜を用
いることによる電流低下の改善効果を示す特性図。
【図6】化学気相成長法で形成した酸化シリコン膜を用
いることによる低電界漏洩電流増大の抑制効果を示す特
性図。
【符号の説明】
1…シリコン基板、2…フィールド酸化膜、3…電極、
4…ゲート絶縁膜、5…浮遊ゲート電極、6…層間絶縁
膜、7…制御ゲート電極、8…ソース、9…ドレイン、
10…絶縁膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/115 (72)発明者 西本 敏明 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 小森 和宏 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一導電型を有する半導体基板にゲート絶
    縁膜を介して設けられた浮遊ゲート電極と、前記浮遊ゲ
    ート電極上に少なくとも一部分が積層される形で層間絶
    縁膜を介して設けられた制御ゲート電極と、前記半導体
    基板内に互いに分離して設けられた第二導電型のソー
    ス,ドレイン領域を備えた電気的に書換え可能な不揮発
    性半導体記憶装置の製造方法において、前記層間絶縁膜
    として化学気相成長法により単層酸化シリコン膜を形成
    することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】第一導電型を有する半導体基板にゲート絶
    縁膜を介して設けられた浮遊ゲート電極と、前記浮遊ゲ
    ート電極上に少なくとも一部分が積層される形で層間絶
    縁膜を介して設けられた制御ゲート電極と、前記半導体
    基板内に互いに分離して設けられた第二導電型のソー
    ス,ドレイン領域を備えた電気的に書換え可能な不揮発
    性半導体記憶装置の製造方法において、前記浮遊ゲート
    電極に接する形で窒化シリコン膜を堆積し、その上に化
    学気相成長法で酸化シリコン膜を形成することを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】第一導電型を有する半導体基板にゲート絶
    縁膜を介して設けられた浮遊ゲート電極と、前記浮遊ゲ
    ート電極上に少なくとも一部分が積層される形で層間絶
    縁膜を介して設けられた制御ゲート電極と、前記半導体
    基板内に互いに分離して設けられた第二導電型のソー
    ス,ドレイン領域を備えた電気的に書換え可能な不揮発
    性半導体記憶装置の製造方法において、前記層間絶縁膜
    を原子数濃度で30%以下の窒素を含む酸窒化シリコン
    膜で形成することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記酸窒化シリコン膜
    を化学気相成長法により形成する不揮発性半導体記憶装
    置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014045146A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 Advanced Power Device Research Association 半導体素子およびその製造方法

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