JPH08320219A - 傾斜及び距離測定装置 - Google Patents
傾斜及び距離測定装置Info
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- JPH08320219A JPH08320219A JP7149536A JP14953695A JPH08320219A JP H08320219 A JPH08320219 A JP H08320219A JP 7149536 A JP7149536 A JP 7149536A JP 14953695 A JP14953695 A JP 14953695A JP H08320219 A JPH08320219 A JP H08320219A
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- Japan
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- optical waveguide
- waveguide layer
- light receiving
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被検面の傾斜及び被検面までの距離の両方を
測定する。 【構成】 リニアグレーティングカプラ26からコリメ
ート光が出射して被検面100を照射する。リニアグレ
ーティングカプラ27,28は、被検面100からの反
射光を受光して基板22上の光導波路層24に結合させ
る。カプラ27,28の位相整合条件は互いに異なる。
受光素子31,32は、カプラ27,28により光導波
路層24に結合された反射光をそれぞれ受光する。光導
波路層24の下側に形成された多分割受光素子33は、
カプラ27,28により光導波路層24に結合されずに
漏れた反射光の一部を受光する。この素子33の受光領
域は、カプラ27,28により光導波路層24に結合さ
れた反射光の導波方向yに対して複数に分割されてい
る。
測定する。 【構成】 リニアグレーティングカプラ26からコリメ
ート光が出射して被検面100を照射する。リニアグレ
ーティングカプラ27,28は、被検面100からの反
射光を受光して基板22上の光導波路層24に結合させ
る。カプラ27,28の位相整合条件は互いに異なる。
受光素子31,32は、カプラ27,28により光導波
路層24に結合された反射光をそれぞれ受光する。光導
波路層24の下側に形成された多分割受光素子33は、
カプラ27,28により光導波路層24に結合されずに
漏れた反射光の一部を受光する。この素子33の受光領
域は、カプラ27,28により光導波路層24に結合さ
れた反射光の導波方向yに対して複数に分割されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検面の傾斜及び距離
の両方を測定することができる、光導波路デバイスを用
いた傾斜及び距離測定装置に関する。
の両方を測定することができる、光導波路デバイスを用
いた傾斜及び距離測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信、光計測の分野で光導波路
デバイスが注目されている。その理由は、光導波路デバ
イスを用いることによって、光学系の小型、軽量化を図
ることができ、また、光軸の調整が不要になるという利
点を有しているからである。
デバイスが注目されている。その理由は、光導波路デバ
イスを用いることによって、光学系の小型、軽量化を図
ることができ、また、光軸の調整が不要になるという利
点を有しているからである。
【0003】光導波路デバイスの応用の1つとして、リ
ニアグレーティングカプラの入射結合効率の角度依存性
を利用した、図7に示す高精度の傾斜測定装置が提案さ
れている(芝 他、1991年度精密工学会春季大会講
演論文集 J75)。
ニアグレーティングカプラの入射結合効率の角度依存性
を利用した、図7に示す高精度の傾斜測定装置が提案さ
れている(芝 他、1991年度精密工学会春季大会講
演論文集 J75)。
【0004】リニアグレーティングカプラは、導波光と
空間を伝搬するコリメート光とを結合させる導波型素子
であり、等ピッチを有するグレーティングパターンで構
成される。その入射結合効率は、位相整合条件を満たす
入射角において最大となり、入射角がずれると位相整合
条件がくずれ、入射結合効率が低下する。
空間を伝搬するコリメート光とを結合させる導波型素子
であり、等ピッチを有するグレーティングパターンで構
成される。その入射結合効率は、位相整合条件を満たす
入射角において最大となり、入射角がずれると位相整合
条件がくずれ、入射結合効率が低下する。
【0005】図7は前記従来の傾斜測定装置を示す図で
あり、図7(a)はその概略斜視図、図7(b)はその
要部断面図である。
あり、図7(a)はその概略斜視図、図7(b)はその
要部断面図である。
【0006】図7に示す従来の傾斜測定装置は、光源1
と、光源1からの光をコリメートするコリメータレンズ
2と、光導波路デバイス3とから構成されている。
と、光源1からの光をコリメートするコリメータレンズ
2と、光導波路デバイス3とから構成されている。
【0007】光導波路デバイス3は、基板4と、基板4
上に形成された光導波路層5と、光導波路層5に形成さ
れたリニアグレーティングカプラ6,7及び導波型集光
レンズ8,9と、受光素子10,11とから構成されて
いる。
上に形成された光導波路層5と、光導波路層5に形成さ
れたリニアグレーティングカプラ6,7及び導波型集光
レンズ8,9と、受光素子10,11とから構成されて
いる。
【0008】リニアグレーティングカプラ6,7は、そ
れぞれ等ピッチのグレーティングパターンから構成さ
れ、両者のグレーティングパターンのピッチはわずかに
異なっている。リニアグレーティングカプラ6,7は、
基板4の端面4aから入射した前記被検面100からの
反射光を受光して光導波路層5に結合させる。
れぞれ等ピッチのグレーティングパターンから構成さ
れ、両者のグレーティングパターンのピッチはわずかに
異なっている。リニアグレーティングカプラ6,7は、
基板4の端面4aから入射した前記被検面100からの
反射光を受光して光導波路層5に結合させる。
【0009】導波型集光レンズ8,9は、リニアグレー
ティングカプラ6,7により光導波路層5に結合された
前記反射光(すなわち、導波光)をそれぞれ受光素子1
0,11に集光させる。
ティングカプラ6,7により光導波路層5に結合された
前記反射光(すなわち、導波光)をそれぞれ受光素子1
0,11に集光させる。
【0010】図7に示す従来の傾斜測定装置によれば、
光源1から発した光が、コリメータレンズ2によりコリ
メートされ、コリメート光となって被検面100に照射
される。照射されたコリメート光は被検面100で反射
する。この反射光が、基板4の端面4aを介してリニア
グレーティングカプラ6,7にそれぞれ入射し、リニア
グレーティングカプラ6,7によりそれぞれ光導波路層
5に結合される。リニアグレーティングカプラ6,7に
よりそれぞれ結合された光は、光導波路層5により導波
されるとともに導波型集光レンズ8,9によりそれぞれ
受光素子10,11に集光されて、受光素子10,11
によりそれぞれ検出される。
光源1から発した光が、コリメータレンズ2によりコリ
メートされ、コリメート光となって被検面100に照射
される。照射されたコリメート光は被検面100で反射
する。この反射光が、基板4の端面4aを介してリニア
グレーティングカプラ6,7にそれぞれ入射し、リニア
グレーティングカプラ6,7によりそれぞれ光導波路層
5に結合される。リニアグレーティングカプラ6,7に
よりそれぞれ結合された光は、光導波路層5により導波
されるとともに導波型集光レンズ8,9によりそれぞれ
受光素子10,11に集光されて、受光素子10,11
によりそれぞれ検出される。
【0011】前記反射光のリニアグレーティングカプラ
6,7に対する入射角θが位相整合条件に一致したとき
に、リニアグレーティングカプラ6,7の入射結合効率
が最大となり、リニアグレーティングカプラ6,7によ
り光導波路層5に結合されて光導波路層5により導波さ
れる導波光の強度が最大になる。そして、リニアグレー
ティングカプラ6とリニアグレーティングカプラ7とで
は、グレーティングパターンのピッチがわずかに異なる
ので位相整合条件がわずかに異なることから、入射結合
効率が最大となる入射角θがわずかに異なる。
6,7に対する入射角θが位相整合条件に一致したとき
に、リニアグレーティングカプラ6,7の入射結合効率
が最大となり、リニアグレーティングカプラ6,7によ
り光導波路層5に結合されて光導波路層5により導波さ
れる導波光の強度が最大になる。そして、リニアグレー
ティングカプラ6とリニアグレーティングカプラ7とで
は、グレーティングパターンのピッチがわずかに異なる
ので位相整合条件がわずかに異なることから、入射結合
効率が最大となる入射角θがわずかに異なる。
【0012】したがって、前記反射光の入射角θに対す
る受光素子10の出力信号は図8(a)中の曲線Xのよ
うになり、前記反射光の入射角θに対する受光素子11
の出力は図8(a)中の曲線Yのようになる。このた
め、図示しない差動増幅器等により、受光素子10の出
力信号と受光素子11の出力信号との差をとることによ
って、図8(b)に示すようなS字特性を持つ入射角度
検出信号が得られる。この信号から、被検面100の傾
斜を知ることができる。
る受光素子10の出力信号は図8(a)中の曲線Xのよ
うになり、前記反射光の入射角θに対する受光素子11
の出力は図8(a)中の曲線Yのようになる。このた
め、図示しない差動増幅器等により、受光素子10の出
力信号と受光素子11の出力信号との差をとることによ
って、図8(b)に示すようなS字特性を持つ入射角度
検出信号が得られる。この信号から、被検面100の傾
斜を知ることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す従来の傾斜測定装置では、被検面の傾斜は検出でき
るが、被検面までの距離を検出することはできない。
示す従来の傾斜測定装置では、被検面の傾斜は検出でき
るが、被検面までの距離を検出することはできない。
【0014】ところで、近年、露光装置をはじめとする
各種半導体製造装置に小型かつ高精度のプロセスモニタ
を搭載し、装置稼働の安定化を図ることが行われてきて
いる。そして、半導体設計寸法の微細化及びウエハサイ
ズの大型化に伴い、ウエハ等の検査装置や露光装置な
ど、顕微鏡システムを用いて計測やアライメントを行う
装置では、光学系の焦点深度が浅くなり、ウエハの傾斜
を無視することができなくなっている。そこで、図7に
示す従来の傾斜測定装置が、例えば、半導体装置用プロ
セスモニタの一種として提案されるに至ったものであ
る。
各種半導体製造装置に小型かつ高精度のプロセスモニタ
を搭載し、装置稼働の安定化を図ることが行われてきて
いる。そして、半導体設計寸法の微細化及びウエハサイ
ズの大型化に伴い、ウエハ等の検査装置や露光装置な
ど、顕微鏡システムを用いて計測やアライメントを行う
装置では、光学系の焦点深度が浅くなり、ウエハの傾斜
を無視することができなくなっている。そこで、図7に
示す従来の傾斜測定装置が、例えば、半導体装置用プロ
セスモニタの一種として提案されるに至ったものであ
る。
【0015】ところが、ウエハ等の検査装置や露光装置
などの光学系の焦点に対してウエハを位置合わせする必
要があるにもかかわらず、前述したように前記図7に示
す従来の傾斜測定装置では、光学系の焦点に対する被検
面のずれなどの被検面までの距離を測定することができ
なかったので、傾斜測定装置とは別個に、フォーカスエ
ラー検出装置などの距離測定装置を設けなければならな
かった。
などの光学系の焦点に対してウエハを位置合わせする必
要があるにもかかわらず、前述したように前記図7に示
す従来の傾斜測定装置では、光学系の焦点に対する被検
面のずれなどの被検面までの距離を測定することができ
なかったので、傾斜測定装置とは別個に、フォーカスエ
ラー検出装置などの距離測定装置を設けなければならな
かった。
【0016】しかし、同一の装置を用いて被検面の傾斜
のみならず被検面までの距離も測定することができれ
ば、システム全体の小型化及び低コスト化を図ることが
できる。
のみならず被検面までの距離も測定することができれ
ば、システム全体の小型化及び低コスト化を図ることが
できる。
【0017】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、被検面の傾斜及び被検面までの距離の両方を
測定することができる、光導波路デバイスを用いた傾斜
及び距離測定装置を提供することを目的とする。
たもので、被検面の傾斜及び被検面までの距離の両方を
測定することができる、光導波路デバイスを用いた傾斜
及び距離測定装置を提供することを目的とする。
【0018】なお、本発明による傾斜及び距離測定装置
は、ウエハ等の検査装置や露光装置などの他にも、他の
種々の用途に用いることができるものである。
は、ウエハ等の検査装置や露光装置などの他にも、他の
種々の用途に用いることができるものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様による傾斜及び距離測定装置
は、被検面にコリメート光を照射するコリメート光照射
手段と、基板と、前記基板上に形成された光導波路層
と、前記被検面からの反射光を受光して前記光導波路層
に結合させる第1及び第2のリニアグレーティングカプ
ラであって、互いに位相整合条件が異なる第1及び第2
のリニアグレーティングカプラと、前記第1のリニアグ
レーティングカプラにより前記光導波路層に結合された
前記反射光を受光する第1の受光素子と、前記第2のリ
ニアグレーティングカプラにより前記光導波路層に結合
された前記反射光を受光する第2の受光素子と、前記光
導波路層の下側に形成され、前記第1及び第2のリニア
グレーティングカプラにより前記光導波路層に結合され
ずに漏れた前記反射光の一部を受光する多分割受光素子
であって、前記光導波路層に結合された前記反射光の導
波方向に対して受光領域が複数に分割された多分割受光
素子と、を備えたものである。
め、本発明の第1の態様による傾斜及び距離測定装置
は、被検面にコリメート光を照射するコリメート光照射
手段と、基板と、前記基板上に形成された光導波路層
と、前記被検面からの反射光を受光して前記光導波路層
に結合させる第1及び第2のリニアグレーティングカプ
ラであって、互いに位相整合条件が異なる第1及び第2
のリニアグレーティングカプラと、前記第1のリニアグ
レーティングカプラにより前記光導波路層に結合された
前記反射光を受光する第1の受光素子と、前記第2のリ
ニアグレーティングカプラにより前記光導波路層に結合
された前記反射光を受光する第2の受光素子と、前記光
導波路層の下側に形成され、前記第1及び第2のリニア
グレーティングカプラにより前記光導波路層に結合され
ずに漏れた前記反射光の一部を受光する多分割受光素子
であって、前記光導波路層に結合された前記反射光の導
波方向に対して受光領域が複数に分割された多分割受光
素子と、を備えたものである。
【0020】本発明の第2の態様による傾斜及び距離測
定装置は、前記第1の態様による傾斜及び距離測定装置
において、前記多分割受光素子が、前記光導波路層に結
合された前記反射光の導波方向と直交する方向にも受光
領域が複数に分割されたものである。
定装置は、前記第1の態様による傾斜及び距離測定装置
において、前記多分割受光素子が、前記光導波路層に結
合された前記反射光の導波方向と直交する方向にも受光
領域が複数に分割されたものである。
【0021】本発明の第3の態様による傾斜及び距離測
定装置は、前記第1又は第2の態様による傾斜及び距離
測定装置において、前記光導波路層と前記多分割受光素
子との間にバッファ層を形成したものである。
定装置は、前記第1又は第2の態様による傾斜及び距離
測定装置において、前記光導波路層と前記多分割受光素
子との間にバッファ層を形成したものである。
【0022】本発明の第4の態様による傾斜及び距離測
定装置は、前記第1乃至第3のいずれかの態様による傾
斜及び距離測定装置において、前記コリメート光照射手
段が、前記光導波路層に光を入射させる光源と、前記基
板に形成された出射手段であって、該光源からの光をコ
リメート光に変換して前記被検面に向けて出射させる出
射手段と有するものである。
定装置は、前記第1乃至第3のいずれかの態様による傾
斜及び距離測定装置において、前記コリメート光照射手
段が、前記光導波路層に光を入射させる光源と、前記基
板に形成された出射手段であって、該光源からの光をコ
リメート光に変換して前記被検面に向けて出射させる出
射手段と有するものである。
【0023】本発明の第5の態様による傾斜及び距離測
定装置は、前記第4の態様による傾斜及び距離測定装置
において、前記出射手段が、前記光源から前記光導波路
層に入射した光をコリメートする導波型レンズと、該導
波型レンズによりコリメートされたコリメート光を前記
基板に対する所定の出射角度で出射させる第3のリニア
グレーティングカプラとを有するものである。
定装置は、前記第4の態様による傾斜及び距離測定装置
において、前記出射手段が、前記光源から前記光導波路
層に入射した光をコリメートする導波型レンズと、該導
波型レンズによりコリメートされたコリメート光を前記
基板に対する所定の出射角度で出射させる第3のリニア
グレーティングカプラとを有するものである。
【0024】
【作用】前記第1乃至第5の態様による傾斜及び距離測
定装置によれば、コリメート光照射手段、基板、光導波
路層、第1及び第2のリニアグレーティングカプラ、並
びに第1及び第2の受光素子を有しているので、前記従
来の傾斜測定装置と同様に、入射角度検出信号を得るこ
とができ、被検面の傾斜を測定することができる。
定装置によれば、コリメート光照射手段、基板、光導波
路層、第1及び第2のリニアグレーティングカプラ、並
びに第1及び第2の受光素子を有しているので、前記従
来の傾斜測定装置と同様に、入射角度検出信号を得るこ
とができ、被検面の傾斜を測定することができる。
【0025】そして、前記第1乃至第5の態様による傾
斜及び距離測定装置では、前記第1及び第2のリニアグ
レーティングカプラにより前記光導波路層に結合されず
に漏れた被検面からの反射光の一部を受光する多分割受
光素子が、前記光導波路層の下側に形成されている。前
記多分割受光素子の受光領域は、前記光導波路層に結合
された前記反射光の導波方向に対して複数に分割されて
いる。したがって、多分割受光素子の出力信号から、前
記第1及び第2のリニアグレーティングカプラにより前
記光導波路層に結合されずに漏れた被検面からの反射光
の一部を多分割受光素子が受光する前記反射光の導波方
向の受光位置を知ることができる。
斜及び距離測定装置では、前記第1及び第2のリニアグ
レーティングカプラにより前記光導波路層に結合されず
に漏れた被検面からの反射光の一部を受光する多分割受
光素子が、前記光導波路層の下側に形成されている。前
記多分割受光素子の受光領域は、前記光導波路層に結合
された前記反射光の導波方向に対して複数に分割されて
いる。したがって、多分割受光素子の出力信号から、前
記第1及び第2のリニアグレーティングカプラにより前
記光導波路層に結合されずに漏れた被検面からの反射光
の一部を多分割受光素子が受光する前記反射光の導波方
向の受光位置を知ることができる。
【0026】ここで、この受光位置がいかなる情報を有
しているかについて、説明する。被検面を照射するコリ
メート光の基板を基準とした出射角度は一定であること
から、前記受光位置は被検面の傾斜と基板から被検面ま
での距離に応じて定まり、被検面の傾斜に応じて前記受
光位置と基板から被検面までの距離とは1対1に対応す
る。したがって、被検面の傾斜を知れば、前記受光位置
から、基板から被検面までの距離を知ることができる。
被検面の傾斜は前記入射角度検出信号として得られるの
で、結局、前記多分割受光素子の出力信号及び前記入射
角度検出信号から、基板から被検面までの距離を知るこ
とができる。よって、前記第1乃至第5の態様による傾
斜及び距離測定装置によれば、被検面までの距離を測定
することができる。なお、前記入射角度検出信号に基づ
いて前記被検面の傾斜を一定に保つ制御を行うような場
合には、前記被検面の傾斜は既知であるとみなすことが
できるので、前記受光位置から直ちに基板から被検面ま
での距離を知ることができる。
しているかについて、説明する。被検面を照射するコリ
メート光の基板を基準とした出射角度は一定であること
から、前記受光位置は被検面の傾斜と基板から被検面ま
での距離に応じて定まり、被検面の傾斜に応じて前記受
光位置と基板から被検面までの距離とは1対1に対応す
る。したがって、被検面の傾斜を知れば、前記受光位置
から、基板から被検面までの距離を知ることができる。
被検面の傾斜は前記入射角度検出信号として得られるの
で、結局、前記多分割受光素子の出力信号及び前記入射
角度検出信号から、基板から被検面までの距離を知るこ
とができる。よって、前記第1乃至第5の態様による傾
斜及び距離測定装置によれば、被検面までの距離を測定
することができる。なお、前記入射角度検出信号に基づ
いて前記被検面の傾斜を一定に保つ制御を行うような場
合には、前記被検面の傾斜は既知であるとみなすことが
できるので、前記受光位置から直ちに基板から被検面ま
での距離を知ることができる。
【0027】なお、リニアグレーティングカプラは入射
結合効率が最大となっても100%ではなく、被検面か
らの反射光の一部は必ず前記光導波路層に結合せずに多
分割受光素子に到達するものである。
結合効率が最大となっても100%ではなく、被検面か
らの反射光の一部は必ず前記光導波路層に結合せずに多
分割受光素子に到達するものである。
【0028】以上のように、前記第1乃至第5の態様に
よる傾斜及び距離測定装置によれば、被検面の傾斜及び
被検面までの距離の両方を測定することができる。
よる傾斜及び距離測定装置によれば、被検面の傾斜及び
被検面までの距離の両方を測定することができる。
【0029】また、前記第2の態様のように、前記多分
割受光素子が、前記光導波路層に結合された前記反射光
の導波方向と直交する方向にも受光領域が複数に分割さ
れたものであれば、前記光導波路層に結合された前記反
射光の導波方向の被検面の傾斜のみならず、前記光導波
路層に結合された前記反射光の導波方向と直交する方向
の被検面の傾斜も検出することができる。
割受光素子が、前記光導波路層に結合された前記反射光
の導波方向と直交する方向にも受光領域が複数に分割さ
れたものであれば、前記光導波路層に結合された前記反
射光の導波方向の被検面の傾斜のみならず、前記光導波
路層に結合された前記反射光の導波方向と直交する方向
の被検面の傾斜も検出することができる。
【0030】また、多分割受光素子は光を吸収する作用
を有しているので、光導波路層による伝搬損失を低減す
るために、前記第3の態様のように、光導波路層と多分
割受光素子との間にバッファ層を形成することが、好ま
しい。
を有しているので、光導波路層による伝搬損失を低減す
るために、前記第3の態様のように、光導波路層と多分
割受光素子との間にバッファ層を形成することが、好ま
しい。
【0031】さらに、前記第4及び第5の態様のよう
に、コリメート光照射手段の一部である出射手段を基板
に形成しておくと、自動的にコリメート光の基板に対す
る出射角度が常に一定に保たれるので、コリメート光照
射手段のアライメントが不要となり、好ましい。もっと
も、本発明では、前記従来の傾斜測定装置と同様に、コ
リメート光照射手段の全体を基板と別個に構成してもよ
い。
に、コリメート光照射手段の一部である出射手段を基板
に形成しておくと、自動的にコリメート光の基板に対す
る出射角度が常に一定に保たれるので、コリメート光照
射手段のアライメントが不要となり、好ましい。もっと
も、本発明では、前記従来の傾斜測定装置と同様に、コ
リメート光照射手段の全体を基板と別個に構成してもよ
い。
【0032】
【実施例】以下、図1乃至図3を参照して、本発明の一
実施例による傾斜及び距離測定装置について説明する。
実施例による傾斜及び距離測定装置について説明する。
【0033】図1は、本発明の一実施例による傾斜及び
距離測定装置を示す概略斜視図である。図2は、該傾斜
及び距離測定装置の要部を示す概略断面図である。図3
は、図2中のIII−III矢視図である。
距離測定装置を示す概略斜視図である。図2は、該傾斜
及び距離測定装置の要部を示す概略断面図である。図3
は、図2中のIII−III矢視図である。
【0034】この傾斜及び距離測定装置は、レーザ光源
等の光源21と、基板22と、基板上に形成されたバッ
ファ層23及び光導波路層24と、光導波路層24に形
成された導波型コリメータレンズ25、リニアグレーテ
ィングカプラ26,27,28及び導波型集光レンズ2
9,30と、フォトダイオード等の受光素子31,32
と、多分割フォトダイオード等の多分割受光素子33
と、を備えている。
等の光源21と、基板22と、基板上に形成されたバッ
ファ層23及び光導波路層24と、光導波路層24に形
成された導波型コリメータレンズ25、リニアグレーテ
ィングカプラ26,27,28及び導波型集光レンズ2
9,30と、フォトダイオード等の受光素子31,32
と、多分割フォトダイオード等の多分割受光素子33
と、を備えている。
【0035】本実施例では、光源21は、基板22上の
図中のy方向に延びる仮想的なラインLの位置におい
て、基板22の端面から光導波路層24に光を供給す
る。導波型コリメータレンズ25は、ラインL上に配置
され、光源21から光導波路層24に供給された光をコ
リメートする。このコリメート光の中心はラインL上に
ある。リニアグレーティングカプラ26は、y方向に等
ピッチで形成されたグレーティングパターンで構成さ
れ、導波型コリメータレンズ25からの光導波路層24
を導波するコリメート光を出射角θ0で外部空間に出射
して、コリメート光を被検面100に照射する。
図中のy方向に延びる仮想的なラインLの位置におい
て、基板22の端面から光導波路層24に光を供給す
る。導波型コリメータレンズ25は、ラインL上に配置
され、光源21から光導波路層24に供給された光をコ
リメートする。このコリメート光の中心はラインL上に
ある。リニアグレーティングカプラ26は、y方向に等
ピッチで形成されたグレーティングパターンで構成さ
れ、導波型コリメータレンズ25からの光導波路層24
を導波するコリメート光を出射角θ0で外部空間に出射
して、コリメート光を被検面100に照射する。
【0036】本実施例では、導波型コリメータレンズ2
5及びリニアグレーティングカプラ26が、光源21か
らの光をコリメート光に変換して被検面100に向けて
出射させる出射手段を構成しており、これらと光源21
が被検面100にコリメート光を照射するコリメート光
照射手段を構成している。
5及びリニアグレーティングカプラ26が、光源21か
らの光をコリメート光に変換して被検面100に向けて
出射させる出射手段を構成しており、これらと光源21
が被検面100にコリメート光を照射するコリメート光
照射手段を構成している。
【0037】リニアグレーティングカプラ27,28
は、リニアグレーティングカプラ26からy方向に間隔
をおいて、ラインLの両側に形成されている。リニアグ
レーティングカプラ27,28は、それぞれ等ピッチの
グレーティングパターンから構成され、両者のグレーテ
ィングパターンのピッチがわずかに異なることによって
両者の位相整合条件をわずかに異なっている。もっと
も、両者のグレーティングパターンのピッチを同一とし
両者のグレーティングパターンの屈折率をわずかに異な
らせること等によって、両者の位相整合条件を異ならせ
てもよい。なお、リニアグレーティングカプラ27,2
8のy方向の長さは、被検面100の傾斜の所望の測定
範囲をカバーするべく、被検面100からの反射光の照
射光のy方向の長さより大きく設定されている。
は、リニアグレーティングカプラ26からy方向に間隔
をおいて、ラインLの両側に形成されている。リニアグ
レーティングカプラ27,28は、それぞれ等ピッチの
グレーティングパターンから構成され、両者のグレーテ
ィングパターンのピッチがわずかに異なることによって
両者の位相整合条件をわずかに異なっている。もっと
も、両者のグレーティングパターンのピッチを同一とし
両者のグレーティングパターンの屈折率をわずかに異な
らせること等によって、両者の位相整合条件を異ならせ
てもよい。なお、リニアグレーティングカプラ27,2
8のy方向の長さは、被検面100の傾斜の所望の測定
範囲をカバーするべく、被検面100からの反射光の照
射光のy方向の長さより大きく設定されている。
【0038】導波型集光レンズ29,30は、ラインL
の両側に配置され、リニアグレーティングカプラ27,
28により光導波路層24に結合された被検面100か
らの反射光(すなわち、導波光)をそれぞれ受光素子3
1,32に集光させる。受光素子31,32の受光光量
を増大させてSN比を上げるためには、このような集光
手段を用いることが好ましいが、本実施例では、このよ
うな導波型集光レンズ29,30を必ずしも設ける必要
はない。受光素子31,32は、リニアグレーティング
カプラ27,28によりそれぞれ光導波路層24に結合
された被検面100からの反射光をそれぞれ受光するも
のである。
の両側に配置され、リニアグレーティングカプラ27,
28により光導波路層24に結合された被検面100か
らの反射光(すなわち、導波光)をそれぞれ受光素子3
1,32に集光させる。受光素子31,32の受光光量
を増大させてSN比を上げるためには、このような集光
手段を用いることが好ましいが、本実施例では、このよ
うな導波型集光レンズ29,30を必ずしも設ける必要
はない。受光素子31,32は、リニアグレーティング
カプラ27,28によりそれぞれ光導波路層24に結合
された被検面100からの反射光をそれぞれ受光するも
のである。
【0039】多分割受光素子33は、図2に示すよう
に、光導波路層24の下側にバッファ層23を介して形
成されている。このようにバッファ層23を介して多分
割受光素子33を形成すると、多分割受光素子は光を吸
収する作用を有しているにもかかわらず光導波路層24
の伝送の損失を低減することができる。バッファ層23
は、導波光としてTEモードを用いた場合にも有効であ
るが、TEモードの光に比べてTMモードの光に対して
伝送の損失が大きくなるので、導波光としてTMモード
の光を用いた場合に特に有効である。
に、光導波路層24の下側にバッファ層23を介して形
成されている。このようにバッファ層23を介して多分
割受光素子33を形成すると、多分割受光素子は光を吸
収する作用を有しているにもかかわらず光導波路層24
の伝送の損失を低減することができる。バッファ層23
は、導波光としてTEモードを用いた場合にも有効であ
るが、TEモードの光に比べてTMモードの光に対して
伝送の損失が大きくなるので、導波光としてTMモード
の光を用いた場合に特に有効である。
【0040】多分割受光素子33は、リニアグレーティ
ングカプラ27,28により光導波路層24に結合され
ずに漏れた被検面100からの反射光の一部を受光する
ように、図1乃至図3に示すように、リニアグレーティ
ングカプラ27,28に対応する位置に形成されてい
る。本実施例では、多分割受光素子33は、ラインLの
両側に跨るように形成されているが、ラインLの一方の
側にのみ形成してもよい。
ングカプラ27,28により光導波路層24に結合され
ずに漏れた被検面100からの反射光の一部を受光する
ように、図1乃至図3に示すように、リニアグレーティ
ングカプラ27,28に対応する位置に形成されてい
る。本実施例では、多分割受光素子33は、ラインLの
両側に跨るように形成されているが、ラインLの一方の
側にのみ形成してもよい。
【0041】多分割受光素子33の受光領域は、図2及
び図3に示すように、リニアグレーティングカプラ2
7,28により光導波路層24に結合された被検面10
0からの反射光の導波方向(伝搬方向)(すなわち、y
方向)に複数に分割されている。なお、その分割数は限
定されるものではなく、本発明では2以上に分割すれば
よい。なお、図中では、多分割受光素子33の電極や配
線パターン等については省略して示している。
び図3に示すように、リニアグレーティングカプラ2
7,28により光導波路層24に結合された被検面10
0からの反射光の導波方向(伝搬方向)(すなわち、y
方向)に複数に分割されている。なお、その分割数は限
定されるものではなく、本発明では2以上に分割すれば
よい。なお、図中では、多分割受光素子33の電極や配
線パターン等については省略して示している。
【0042】次に、図1乃至図3に示す傾斜及び距離測
定装置の被検面100の傾斜の測定動作について、説明
する。
定装置の被検面100の傾斜の測定動作について、説明
する。
【0043】この傾斜及び距離測定装置によっても、前
述した図7に示す従来の傾斜測定装置と同様に被検面1
00の傾斜を測定することができる。
述した図7に示す従来の傾斜測定装置と同様に被検面1
00の傾斜を測定することができる。
【0044】すなわち、光源21から出射された光は、
光導波路層24を伝搬し、導波型コリメータレンズ25
でコリメートされた後に、リニアグレーティングカプラ
26により所定の出射角θ0で空間に出射され、リニア
グレーティングカプラ26から出射されたコリメート光
が被検面100に照射される。照射されたコリメート光
は被検面100で反射する。この反射光が、リニアグレ
ーティングカプラ27,28にそれぞれ入射し、リニア
グレーティングカプラ27,28によりそれぞれ光導波
路層24に結合される。リニアグレーティングカプラ2
7,28によりそれぞれ結合された光は、光導波路層2
4により導波されるとともに導波型集光レンズ29,3
0によりそれぞれ受光素子31,32に集光されて、受
光素子31,32によりそれぞれ検出される。
光導波路層24を伝搬し、導波型コリメータレンズ25
でコリメートされた後に、リニアグレーティングカプラ
26により所定の出射角θ0で空間に出射され、リニア
グレーティングカプラ26から出射されたコリメート光
が被検面100に照射される。照射されたコリメート光
は被検面100で反射する。この反射光が、リニアグレ
ーティングカプラ27,28にそれぞれ入射し、リニア
グレーティングカプラ27,28によりそれぞれ光導波
路層24に結合される。リニアグレーティングカプラ2
7,28によりそれぞれ結合された光は、光導波路層2
4により導波されるとともに導波型集光レンズ29,3
0によりそれぞれ受光素子31,32に集光されて、受
光素子31,32によりそれぞれ検出される。
【0045】前記反射光のリニアグレーティングカプラ
27,28に対する入射角θが位相整合条件に一致した
ときに、リニアグレーティングカプラ27,28の入射
結合効率が最大となり、リニアグレーティングカプラ2
7,28により光導波路層24に結合されて光導波路層
24により導波される導波光の強度が最大になる。そし
て、リニアグレーティングカプラ27とリニアグレーテ
ィングカプラ28とでは、位相整合条件がわずかに異な
るので、入射結合効率が最大となる入射角θがわずかに
異なる。
27,28に対する入射角θが位相整合条件に一致した
ときに、リニアグレーティングカプラ27,28の入射
結合効率が最大となり、リニアグレーティングカプラ2
7,28により光導波路層24に結合されて光導波路層
24により導波される導波光の強度が最大になる。そし
て、リニアグレーティングカプラ27とリニアグレーテ
ィングカプラ28とでは、位相整合条件がわずかに異な
るので、入射結合効率が最大となる入射角θがわずかに
異なる。
【0046】したがって、前記反射光の入射角θに対す
る受光素子31の出力信号は図8(a)中の曲線Xと同
様となり、前記反射光の入射角θに対する受光素子32
の出力は図8(a)中の曲線Yと同様となる。このた
め、図示しない差動増幅器等により、受光素子31の出
力信号と受光素子32の出力信号との差をとることによ
って、図8(b)に示す信号と同様のS字特性を持つ入
射角度検出信号が得られる。この信号から、被検面10
0の傾斜を知ることができる。
る受光素子31の出力信号は図8(a)中の曲線Xと同
様となり、前記反射光の入射角θに対する受光素子32
の出力は図8(a)中の曲線Yと同様となる。このた
め、図示しない差動増幅器等により、受光素子31の出
力信号と受光素子32の出力信号との差をとることによ
って、図8(b)に示す信号と同様のS字特性を持つ入
射角度検出信号が得られる。この信号から、被検面10
0の傾斜を知ることができる。
【0047】次に、図1乃至図3に示す傾斜及び距離測
定装置の、被検面100までの距離D(説明の便宜上、
光導波路層24の表面を基準とする)の測定動作につい
て、説明する。
定装置の、被検面100までの距離D(説明の便宜上、
光導波路層24の表面を基準とする)の測定動作につい
て、説明する。
【0048】被検面100で反射した光は、上述のよう
にリニアグレーティングカプラ27,28によって光導
波路層24に結合されるが、その結合効率はたとえ最大
であっても100%ではない。したがって、被検面10
0からの反射光の一部は、光導波路層24に結合せずに
多分割受光素子33に到達する。前述したように、多分
割受光素子33の受光領域は前記反射光の導波方向(y
方向)に複数に分割されているので、多分割受光素子の
出力信号(各受光領域の出力信号の集合)から、前記反
射光の導波方向(y方向)の受光位置を知ることができ
る。
にリニアグレーティングカプラ27,28によって光導
波路層24に結合されるが、その結合効率はたとえ最大
であっても100%ではない。したがって、被検面10
0からの反射光の一部は、光導波路層24に結合せずに
多分割受光素子33に到達する。前述したように、多分
割受光素子33の受光領域は前記反射光の導波方向(y
方向)に複数に分割されているので、多分割受光素子の
出力信号(各受光領域の出力信号の集合)から、前記反
射光の導波方向(y方向)の受光位置を知ることができ
る。
【0049】被検面100を照射するコリメート光の基
板22を基準とした出射角度θ0は一定であることか
ら、前記受光位置は被検面100の傾斜と被検面100
までの距離Dに応じて定まり、被検面100の傾斜に応
じて前記受光位置と被検面100までの距離Dとは1対
1に対応する。したがって、被検面100の傾斜を知れ
ば、前記受光位置が被検面Dまでの距離を示すことにな
る。被検面100の傾斜は前記入射角度検出信号として
得られるので、結局、多分割受光素子33の出力信号及
び前記入射角度検出信号から、被検面100までの距離
Dを知ることができる。
板22を基準とした出射角度θ0は一定であることか
ら、前記受光位置は被検面100の傾斜と被検面100
までの距離Dに応じて定まり、被検面100の傾斜に応
じて前記受光位置と被検面100までの距離Dとは1対
1に対応する。したがって、被検面100の傾斜を知れ
ば、前記受光位置が被検面Dまでの距離を示すことにな
る。被検面100の傾斜は前記入射角度検出信号として
得られるので、結局、多分割受光素子33の出力信号及
び前記入射角度検出信号から、被検面100までの距離
Dを知ることができる。
【0050】よって、図1乃至図3に示す傾斜及び距離
測定装置によれば、被検面100までの距離Dを測定す
ることができる。なお、前記入射角度検出信号に基づい
て被検面100の傾斜を一定に保つ制御を行うような場
合には、被検面100の傾斜は既知であるとみなすこと
ができるので、前記受光位置から直ちに被検面100ま
での距離Dを知ることができる。
測定装置によれば、被検面100までの距離Dを測定す
ることができる。なお、前記入射角度検出信号に基づい
て被検面100の傾斜を一定に保つ制御を行うような場
合には、被検面100の傾斜は既知であるとみなすこと
ができるので、前記受光位置から直ちに被検面100ま
での距離Dを知ることができる。
【0051】以上のように、図1乃至図3に示す傾斜及
び距離測定装置によれば、被検面100の傾斜及び被検
面100までの距離の両方を測定することができる。
び距離測定装置によれば、被検面100の傾斜及び被検
面100までの距離の両方を測定することができる。
【0052】次に、ウエハの露光装置に図1乃至図3に
示す傾斜及び距離測定装置を用いたシステムの一例につ
いて、図4を参照して説明する。図4は、このシステム
を示す概略構成図である。
示す傾斜及び距離測定装置を用いたシステムの一例につ
いて、図4を参照して説明する。図4は、このシステム
を示す概略構成図である。
【0053】図4において、200は図1乃至図3に示
す傾斜及び距離測定装置、201は露光装置の光学系、
202はウエハ、203はウエハチャック、204はウ
エハ202を上下に平行移動及び傾動させ得る駆動装
置、205は駆動装置204を制御する制御装置であ
る。
す傾斜及び距離測定装置、201は露光装置の光学系、
202はウエハ、203はウエハチャック、204はウ
エハ202を上下に平行移動及び傾動させ得る駆動装
置、205は駆動装置204を制御する制御装置であ
る。
【0054】制御装置205は、傾斜及び距離測定装置
200からの傾斜検出信号(入射角度検出信号)及び距
離検出信号(多分割受光素子の出力信号)に基づいて、
ウエハ202の表面(被検面)100を所定の傾斜とな
る(光学系201の光軸Oと直交する)ように駆動装置
204を制御するとともに、ウエハ202の表面100
までの距離が所定距離となって光学系201がウエハ2
02の表面100に焦点を結ぶように駆動装置204を
制御する。
200からの傾斜検出信号(入射角度検出信号)及び距
離検出信号(多分割受光素子の出力信号)に基づいて、
ウエハ202の表面(被検面)100を所定の傾斜とな
る(光学系201の光軸Oと直交する)ように駆動装置
204を制御するとともに、ウエハ202の表面100
までの距離が所定距離となって光学系201がウエハ2
02の表面100に焦点を結ぶように駆動装置204を
制御する。
【0055】このシステムによれば、傾斜検出信号及び
距離検出信号の両方を得ることができる図1乃至図3に
示す傾斜及び距離測定装置200が用いられているの
で、従来のように傾斜測定装置及び距離測定装置を別個
に設ける必要がなくなり、システム全体の小型化及び低
コスト化を図ることができる。
距離検出信号の両方を得ることができる図1乃至図3に
示す傾斜及び距離測定装置200が用いられているの
で、従来のように傾斜測定装置及び距離測定装置を別個
に設ける必要がなくなり、システム全体の小型化及び低
コスト化を図ることができる。
【0056】ところで、図1乃至図3に示す傾斜及び距
離測定装置において、多分割受光素子33の代わりに、
図5に示す多分割受光素子133を形成してもよい。図
5は、この多分割受光素子133を示す図であり、図3
に対応している。
離測定装置において、多分割受光素子33の代わりに、
図5に示す多分割受光素子133を形成してもよい。図
5は、この多分割受光素子133を示す図であり、図3
に対応している。
【0057】この多分割受光素子133が多分割受光素
子33と異なる所は、多分割受光素子133では、受光
領域が、リニアグレーティングカプラ27,28により
光導波路層24に結合された被検面100からの反射光
の導波方向(y方向)に複数に分割されているのみなら
ず、前記導波方向(y方向)と直交する方向(x方向)
にも複数に分割されている点のみである。図5に示す例
では、x方向に2分割され、その境界線が前記ラインL
と一致しているが、x方向に3つ以上に分割してもよい
し、その境界線は前記ラインLと必ずしも一致していな
くてもよい。
子33と異なる所は、多分割受光素子133では、受光
領域が、リニアグレーティングカプラ27,28により
光導波路層24に結合された被検面100からの反射光
の導波方向(y方向)に複数に分割されているのみなら
ず、前記導波方向(y方向)と直交する方向(x方向)
にも複数に分割されている点のみである。図5に示す例
では、x方向に2分割され、その境界線が前記ラインL
と一致しているが、x方向に3つ以上に分割してもよい
し、その境界線は前記ラインLと必ずしも一致していな
くてもよい。
【0058】図1乃至図3に示す傾斜及び距離測定装置
では、被検面100の傾斜については被検面100のy
方向の傾斜(被検面100からの反射光の基板に対する
入射位置がy方向にずれるような傾斜又はそのような傾
斜成分)のみしか検出することができないのに対し、多
分割受光素子33に代えて多分割受光素子133を形成
した場合には、被検面100のy方向の傾斜のみなら
ず、被検面100のx方向の傾斜(被検面100からの
反射光の基板に対する入射位置がx方向にずれるような
傾斜又はそのような傾斜成分)も検出することができ
る。具体的に説明すると、図5に示す例では、ラインL
に対する+x側の受光領域の出力の和と−x側の受光領
域の出力の和との差をとることによって、被検物体20
のx方向の傾斜も検出することが可能である。
では、被検面100の傾斜については被検面100のy
方向の傾斜(被検面100からの反射光の基板に対する
入射位置がy方向にずれるような傾斜又はそのような傾
斜成分)のみしか検出することができないのに対し、多
分割受光素子33に代えて多分割受光素子133を形成
した場合には、被検面100のy方向の傾斜のみなら
ず、被検面100のx方向の傾斜(被検面100からの
反射光の基板に対する入射位置がx方向にずれるような
傾斜又はそのような傾斜成分)も検出することができ
る。具体的に説明すると、図5に示す例では、ラインL
に対する+x側の受光領域の出力の和と−x側の受光領
域の出力の和との差をとることによって、被検物体20
のx方向の傾斜も検出することが可能である。
【0059】次に、本発明の更に他の実施例による傾斜
及び距離測定装置について図6を参照して、説明する。
及び距離測定装置について図6を参照して、説明する。
【0060】図6は、本実施例による傾斜及び距離測定
装置を示す概略斜視図である。図6において、図1中の
構成要素と同一の構成要素には同一符号を付し、その説
明は省略する。
装置を示す概略斜視図である。図6において、図1中の
構成要素と同一の構成要素には同一符号を付し、その説
明は省略する。
【0061】本実施例による傾斜及び距離測定装置が前
記図1乃至図3に示す実施例による傾斜及び距離測定装
置と異なる所は、本実施例では、被検面100にコリメ
ート光を照射するコリメート光照射手段が従来の傾斜及
び距離測定装置と同様に光源41及びバルク素子のコリ
メータレンズ42で構成されている点のみである。
記図1乃至図3に示す実施例による傾斜及び距離測定装
置と異なる所は、本実施例では、被検面100にコリメ
ート光を照射するコリメート光照射手段が従来の傾斜及
び距離測定装置と同様に光源41及びバルク素子のコリ
メータレンズ42で構成されている点のみである。
【0062】以上、本発明の各実施例について説明した
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0063】例えば、基板22としてSi基板を用いれ
ば、多分割受光素子33,133や受光素子31,32
をモノリシックに集積することができるし、基板22と
してGaAsのような化合物半導体を用いれば、受光素
子33,133,31,32のみならず光源21もモノ
リシックに集積することができる。
ば、多分割受光素子33,133や受光素子31,32
をモノリシックに集積することができるし、基板22と
してGaAsのような化合物半導体を用いれば、受光素
子33,133,31,32のみならず光源21もモノ
リシックに集積することができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被検面の傾斜及び被検面までの距離の両方を測定するこ
とができる。
被検面の傾斜及び被検面までの距離の両方を測定するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例による傾斜及び距離測定装置
を示す概略斜視図である。
を示す概略斜視図である。
【図2】図1に示す傾斜及び距離測定装置の要部を示す
概略断面図である。
概略断面図である。
【図3】図1に示す傾斜及び距離測定装置における多分
割受光素子を示す図であり、図2中のIII−III矢
視図である。
割受光素子を示す図であり、図2中のIII−III矢
視図である。
【図4】ウエハの露光装置に図1に示す傾斜及び距離測
定装置を用いたシステムの一例を示す概略構成図であ
る。
定装置を用いたシステムの一例を示す概略構成図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例による傾斜及び距離測定装
置における多分割受光素子を示す図である。
置における多分割受光素子を示す図である。
【図6】本発明の更に他の実施例による傾斜及び距離測
定装置を示す概略斜視図である。
定装置を示す概略斜視図である。
【図7】従来の傾斜測定装置を示す図であり、図7
(a)はその概略斜視図、図7(b)はその要部断面図
である。
(a)はその概略斜視図、図7(b)はその要部断面図
である。
【図8】被検面からの反射光の入射角と受光素子の出力
信号及び入射角度検出信号との関係を示す図であり、図
8(a)は被検面からの反射光の入射角と受光素子の出
力信号との関係を示す図であり、図8(b)は被検面か
らの反射光の入射角と入射角度検出信号との関係を示す
図である。
信号及び入射角度検出信号との関係を示す図であり、図
8(a)は被検面からの反射光の入射角と受光素子の出
力信号との関係を示す図であり、図8(b)は被検面か
らの反射光の入射角と入射角度検出信号との関係を示す
図である。
21,41 光源 22 基板 23 バッファ層 24 光導波路層 25 導波型コリメータレンズ 26,27,28 リニアグレーティングカプラ 29,30 導波型集光レンズ 31,32 受光素子 33,133 多分割受光素子 42 コリメータレンズ 100 被検面
Claims (5)
- 【請求項1】 被検面の傾斜及び距離を測定する傾斜及
び距離測定装置であって、 前記被検面にコリメート光を照射するコリメート光照射
手段と、 基板と、 前記基板上に形成された光導波路層と、 前記被検面からの反射光を受光して前記光導波路層に結
合させる第1及び第2のリニアグレーティングカプラで
あって、互いに位相整合条件が異なる第1及び第2のリ
ニアグレーティングカプラと、 前記第1のリニアグレーティングカプラにより前記光導
波路層に結合された前記反射光を受光する第1の受光素
子と、 前記第2のリニアグレーティングカプラにより前記光導
波路層に結合された前記反射光を受光する第2の受光素
子と、 前記光導波路層の下側に形成され、前記第1及び第2の
リニアグレーティングカプラにより前記光導波路層に結
合されずに漏れた前記反射光の一部を受光する多分割受
光素子であって、前記光導波路層に結合された前記反射
光の導波方向に対して受光領域が複数に分割された多分
割受光素子と、 を備えたことを特徴とする傾斜及び距離測定装置。 - 【請求項2】 前記多分割受光素子は、前記光導波路層
に結合された前記反射光の導波方向と直交する方向にも
受光領域が複数に分割されたものであることを特徴とす
る請求項1記載の傾斜及び距離測定装置。 - 【請求項3】 前記光導波路層と前記多分割受光素子と
の間にバッファ層が形成されたことを特徴とする請求項
1又は2記載の傾斜及び距離測定装置。 - 【請求項4】 前記コリメート光照射手段は、前記光導
波路層に光を入射させる光源と、前記基板に形成された
出射手段であって、該光源からの光をコリメート光に変
換して前記被検面に向けて出射させる出射手段と有する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の傾
斜及び距離測定装置。 - 【請求項5】 前記出射手段は、前記光源から前記光導
波路層に入射した光をコリメートする導波型レンズと、
該導波型レンズによりコリメートされたコリメート光を
前記基板に対する所定の出射角度で出射させる第3のリ
ニアグレーティングカプラとを有することを特徴とする
請求項4記載の傾斜及び距離測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7149536A JPH08320219A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 傾斜及び距離測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7149536A JPH08320219A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 傾斜及び距離測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08320219A true JPH08320219A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=15477290
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7149536A Pending JPH08320219A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 傾斜及び距離測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08320219A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006349606A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Yaskawa Electric Corp | 反射型光ギャップセンサ |
| US10048376B2 (en) | 2015-03-13 | 2018-08-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Distance measuring device and photodetector |
| US10082624B2 (en) | 2014-01-29 | 2018-09-25 | Universiteit Gent | System for coupling radiation into a waveguide |
-
1995
- 1995-05-24 JP JP7149536A patent/JPH08320219A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006349606A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Yaskawa Electric Corp | 反射型光ギャップセンサ |
| US10082624B2 (en) | 2014-01-29 | 2018-09-25 | Universiteit Gent | System for coupling radiation into a waveguide |
| US10048376B2 (en) | 2015-03-13 | 2018-08-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Distance measuring device and photodetector |
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