JPH10133096A - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置

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JPH10133096A
JPH10133096A JP8290288A JP29028896A JPH10133096A JP H10133096 A JPH10133096 A JP H10133096A JP 8290288 A JP8290288 A JP 8290288A JP 29028896 A JP29028896 A JP 29028896A JP H10133096 A JPH10133096 A JP H10133096A
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JP
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light
double mode
focus detection
incident end
waveguides
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JP8290288A
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English (en)
Inventor
Masaaki Doi
正明 土肥
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ダブルモード導波路を用いた焦点検出装置であ
って、焦点検出の範囲が広い装置を提供する。 【解決手段】光源1からの光を集光光学系3、4で集光
して被検物体5に照射する。被検物体5からの反射光を
ダブルモード導波路21〜25の入射端面から入射させ
て伝搬させる。ダブルモード導波路21〜25を伝搬し
てきた光の電界分布の偏りを検出手段51〜55により
検出する。このとき、被検物体からの反射光を、ダブル
モード導波路の数の光束に分割し、それぞれを、複数の
ダブルモード導波路の入射端面に導く分割手段10を配
置する。複数のダブルモード導波路は、それぞれ、入射
端面の中心が、分割手段によって導かれた光束の光軸か
らずれた位置に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路を用いた
焦点検出装置または変位測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信、光計測の分野で光導波路
が注目されている。その理由は、光導波路を用いること
によって光学系の小型、軽量化を図ることができ、ま
た、光軸の調整が不要になるという利点を有しているか
らである。
【0003】光導波路を利用した計測器の一つとして、
例えば、特開平6−331841号公報記載のように、
焦点検出装置が提案されている。特開平6−33184
1号公報の焦点検出装置は、図5のように、光導波路と
してダブルモード導波路を用いている。
【0004】ダブルモード導波路にレーザ光を入射させ
ると、入射端におけるレーザ光の特徴に応じて導波路内
に0次モードのみ、もしくは、0次モードと1次モード
とが励振される。0次モードと1次モードとが励振され
た場合、2つのモードは、導波路内で互いに干渉し、干
渉光は、ダブルモード導波路内を蛇行しながら伝搬す
る。このため、光導波路の幅方向についての光強度分布
に非対称性が生じる。
【0005】ここで、ダブルモード導波路に0次モード
光と1次モード光とを励振する入射光の特徴として、2
つの要素がある。ひとつは、入射レーザ光の強度分布
が、導波路の幅方向についての非対称性を有する場合で
あり、もう一つは、入射レーザ光の位相が、導波路の幅
方向について非対称性を有する場合である。ダブルモー
ド導波路の長さを適当に選び、伝搬してきた光の非対称
性を検出することにより、入射光のいずれの要素も検出
することができる(H.Ooki and j.Iwasaki,Optics Comm
unications 85(1991)177)。
【0006】特開平6−331841号公報の焦点検出
装置は、このダブルモード導波路におけるモード干渉を
利用して入射レーザ光の光軸方向の変位(焦点位置ず
れ)を検出することができる。図5において、光源10
1から発せられた光は、ハーフミラー102で反射して
コリメータレンズ103で平行光となった後、対物レン
ズ104によって被検物体105に集光される。被検物
体105上で反射した光は、再び対物レンズ104およ
びコリメータレンズ103を通り、ハーフミラー102
を透過して基板110上に形成されたダブルモード導波
路111の入射端106に集光される。入射端面106
の中心は、被検物体105からの反射光の光軸からわず
かにずれた位置に配置されている。
【0007】被検物体105が対物レンズ104の焦点
位置からずれている場合には、入射端面106における
レーザスポット光の等位相面に傾きが生じるため、ダブ
ルモード導波路111の幅方向について位相分布の非対
称性がある。ダブルモード導波路111には0次モード
光と1次モード光とが励振され、両モードの干渉光がダ
ブルモード導波路111内を蛇行しながら伝搬する。こ
の干渉を利用してダブルモード導波路に入射する光の位
相分布の非対称性を検出することによって、焦点位置ず
れが検出できる。
【0008】入射光の位相分布の非対称性を、ダブルモ
ード導波路111を伝搬する光の非対称性から検出する
ために、図5の装置では、ダブルモード導波路111を
予め定めた長さの地点で導波路112、113に分岐し
ている。そして、導波路112、113からの出射光の
強度を光検出器114、115で検出し、これらの出力
の差を作動増幅器116でとることにより、ダブルモー
ド導波路111を伝搬する光の非対称性を検出し、これ
により、被検物体105の焦点位置ずれを知ることがで
きる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
特開平6−331841号公報に記載されている焦点検
出装置は、高分解能であるが、検出可能な範囲が小さい
ため、焦点検出信号の引き込み範囲が小さいという問題
があった。
【0010】本発明は、ダブルモード導波路を用いた焦
点検出装置であって、焦点検出可能な範囲が広い装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、以下のような焦点検出装置が提供
される。すなわち、光源と、前記光源からの光を集光し
て被検物体に照射する集光光学系と、前記被検物体から
の反射光を入射端面から入射させて伝搬するための複数
のダブルモード導波路と、前記ダブルモード導波路を伝
搬してきた光の電界分布の偏りを検出するための検出手
段とを有し、前記被検物体と前記複数のダブルモード導
波路との間には、前記被検物体からの反射光を、前記ダ
ブルモード導波路の数の光束に分割し、それぞれを、前
記複数のダブルモード導波路の入射端面に導く分割手段
が配置され、前記複数のダブルモード導波路は、それぞ
れ、入射端面の中心が、前記分割手段によって導かれた
光束の光軸からずれた位置に配置されている焦点検出装
置である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態の焦点検出
装置について説明する。
【0013】まず、図1を用いて、本発明の第1の実施
の形態の焦点検出装置の構成について説明する。
【0014】基板20には、5本のダブルモード導波路
21、22、23、24、25が予め定められた間隔で
平行に形成されている。ダブルモード導波路21、2
2、23、24、25は、一方の端部が入射端面とし
て、基板20の側面に配置されている。また、他端に
は、それぞれを伝搬してきた光を2方向に分岐するため
の分岐部201、202、203、204、205がそ
れぞれ接続されている。分岐部201には、分岐された
光を伝搬する2本の導波路26、27が接続されてい
る。同様に、分岐部202には、導波路28、29が接
続され、分岐部203には、導波路30、31が接続さ
れ、分岐部204には、導波路32、33が接続され、
分岐部205には、導波路34、35が接続されてい
る。導波路26〜35の端部は、出射端として基板20
の側面に配置され、それぞれ光検出器41〜50が取り
付けられている。
【0015】光検出器41、42には、両者の出力の差
を出力するための差動増幅器51が接続されている。同
様に、光検出器43、44には、差動増幅器52が接続
され、光検出器45、46には、差動増幅器53が接続
され、光検出器47、48には、差動増幅器54が接続
され、光検出器49、50には、差動増幅器55が接続
されている。
【0016】ダブルモード導波路21〜25の入射端面
が配置された基板20の側面には、ハーフミラーアレイ
10が取り付けられている。ハーフミラーアレイ10
は、5つのハーフミラー11〜15を、ダブルモード導
波路21〜25の間隔と同じ間隔で平行に備えた構成で
ある。
【0017】ダブルモード導波路21〜25および分岐
部201〜205の領域において、ダブルモードで光が
伝搬しうる領域の長さをL、完全結合長(0次モードと
1次モードの位相差がπとなる長さ)をLcとした場
合、 L=Lc(2m+1)/2 (m=0,1,2,・・
・) となるように、ダブルモード導波路21〜25の長さお
よび分岐部201〜205の形状をさだめている。この
条件の場合には、ダブルモード導波路21〜25の入射
端面に入射する光の位相分布の非対称性が、分岐部20
1〜205における伝搬光の電界強度分布の非対称性と
して選択的に検出される。
【0018】また、ハーフミラーアレイ10と被検物体
5との間には、ハーフミラー2、コリメータレンズ3、
対物レンズ4が光軸上に順に配置されている。また、ハ
ーフミラー2で偏向された光軸上には光源1が配置され
ている。
【0019】ハーフミラーアレイ10は、被検物体5か
らの反射戻り光を、ハーフミラー11〜15により順に
反射してダブルモード導波路21〜25の入射端面にそ
れぞれ入射させる位置に位置合わせされて配置される。
このとき、ダブルモード導波路21〜25の入射端面の
中心が、ハーフミラー11〜15により反射された光の
光軸から、導波路の幅方向にわずかにずれた位置になる
ように配置する。
【0020】また、被検物体5が対物レンズ4の焦点位
置にある時の反射光が、5本のダブルモード導波路21
〜25の中央のダブルモード導波路23の入射端面に焦
点を結ぶように、基板20と、コリメータレンズ3およ
び対物レンズ4との間隔を設定する。すなわち、光源1
とダブルモード導波路23の端面がハーフミラー2に対
して共役な位置にあるように配置する。
【0021】本実施の形態では、基板20としてシリコ
ン基板を用い、この上に、下部クラッド層としてSiO
2層を形成している。この上に、ゲルマニウムを添加し
たSiO2層を順に形成し、この層を、ダブルモード導
波路21〜25、分岐部201〜205、導波路26〜
35の形状にフォトリソグラフィによりパターニングし
た後、上部クラッドとしてSiO2層をかぶせることに
より、ダブルモード導波路21〜25、分岐部201〜
205、導波路26〜35を形成している。
【0022】また、ハーフミラーアレイ10は、図7の
ようにガラスの薄板261〜266上に、ハーフミラー
11〜15として作用する多層膜271〜275をそれ
ぞれ成膜し、これらをガラスの薄板261〜266と同
じ屈折率の接着剤により貼り合わせ、積層体にしてい
る。これを図7の点線267、268のように、主平面
に対して45゜で切断する。これにより、多層膜271
〜275がハーフミラー11〜15として作用するハー
フミラーアレイ10を製造している。なお、ハーフミラ
ー11〜15の間隔は、ハーフミラー11〜15で分割
する光束に必要な光路長差を与えるように定める。ガラ
スの薄板261〜266の厚さは、ハーフミラー11〜
15の間隔の1/√2となるように定める。また、ダブ
ルモード導波路21〜25の間隔は、ハーフミラー11
〜15の間隔と一致するように定める。
【0023】また、光源1としては、例えば、出射光の
波長が670nmの半導体レーザを用いる。
【0024】このような構成の焦点検出装置において、
光源1から発せられた直線偏光の光は、ハーフミラー2
で反射してコリメータレンズ3で平行光となった後、対
物レンズ4によって被検物体5に集光される。被検物体
5上で反射した光は、再び対物レンズ4およびコリメー
タレンズ3を通り、ハーフミラー2を透過する。
【0025】ハーフミラー2を透過した光は、ハーフミ
ラー11〜15からなるハーフミラーアレイ10を経
て、基板20上に形成されたダブルモード導波路21〜
25にそれぞれ入射する。
【0026】ダブルモード導波路21〜25に入射する
までの被検物体5からの反射光の光路長は、ハーフミラ
ー11〜15の間隔の光路長ずつそれぞれ異なってい
る。
【0027】被検物体5が対物レンズ4の焦点位置にあ
る場合、被検物体5からの反射光は、ダブルモード導波
路23の入射端面で焦点を結ぶように配置されているた
め、ダブルモード導波路24、25では、入射端面より
被検物体側5で、被検物体5からの反射光が焦点を結
ぶ。また、ダブルモード導波路21、22では、入射端
面後方で反射光が焦点を結ぶことになる。
【0028】また、被検物体5が対物レンズ4の焦点位
置から後側(対物レンズ4よりも遠い側)にある量ずれ
たときには被検物体5からの反射光は、ダブルモード導
波路22の端面で焦点を結ぶ(図2)。さらに被検物体
5が後側にずれると反射光はダブルモード導波路21の
端面で焦点を結ぶ。
【0029】一方、被検物体5が対物レンズ4の焦点位
置から手前側にある量ずれたときには被検物体5からの
反射光はダブルモード導波路24の端面で焦点を結ぶ
(図3)。さらに被検物体5が手前側にずれると反射光
はダブルモード導波路25の端面で焦点を結ぶ。
【0030】すなわち、被検物体5の位置によって反射
光が焦点を結ぶダブルモード導波路の端面が異なる。
【0031】ダブルモード導波路に被検物体5からの反
射光が入射する際に、反射光が入射端面位置において焦
点を結ぶ場合には、被検物体5からの反射光の波面が、
入射端面において入射端面と平行になり、ダブルモード
導波路には、ダブルモード導波路の幅方向について、位
相が対称な光が入射する。これに対し、反射光の焦点が
入射端面位置からずれている場合では、被検物体5から
の反射光の波面が、入射端面において曲面になる。この
ときダブルモード導波路の中心が、被検物体5からの反
射光の光軸からわずかにずれた位置関係になっているた
め、ダブルモード導波路には、位相が非対称な光が入射
する。
【0032】ダブルモード導波路21〜25の長さは、
上述の長さLに設定されているため、ダブルモード導波
路21〜25に位相が対称な光が入射した場合には、分
岐部201〜205に達した伝搬光の電界強度分布は、
導波路の幅方向に対称になり、分岐部201〜205で
2方向に分岐される光の強度は等しくなる。また、ダブ
ルモード導波路21〜25に位相が非対称な光が入射し
た場合には、分岐部201〜205に達した伝搬光の電
界強度分布は、入射光の非対称性に対応した非対称性を
有し、分岐部201〜205で2方向に分岐される光の
強度に差が生じる。その強度差は、入射光の非対称性に
対応している。
【0033】よって、分岐部201〜205においてそ
れぞれのダブルモード導波路21〜25を伝搬してきた
光を2方向に分岐して、導波路26〜35により伝搬
し、光強度を光検出器41〜50により検出し、その差
を差動増幅器51〜55により求めることにより、入射
端面からの反射光の焦点の位置ずれに応じた出力を得る
ことができる。
【0034】具体的には、差動増幅器51〜55の出力
は、各ダブルモード導波路21〜25のそれぞれの入射
端面における、反射光の焦点からのずれ量に対して図6
のようなS字型の曲線を描く。
【0035】このとき、ダブルモード導波路21〜25
のそれぞれの入射端に達する反射光には、ハーフミラー
11〜15の間隔の光路長ずつの光路長差があるため、
それぞれの入射端における反射光の焦点からのずれ量に
もそれぞれずれが生じる。よって、差動増幅器51〜5
5から出力される出力61〜65は、被検物体5の対物
レンズ4の焦点からのずれ量に対して、図4のようにS
字曲線が少しずつずれた形状になる。
【0036】よって、図4のように、S字曲線の直線部
分が、隣り合うS字曲線の直線部分と少しずつ重なり合
うように、各ダブルモード導波路21〜25の入射端面
に達するまでの反射光の光路長差を設定しておくことに
より、被検物体5の変位量が大きい場合にも、差動増幅
器51〜55のいずれかのフォーカスエラー信号のS字
曲線の直線領域で検出できる。よって、本実施の形態の
焦点検出装置では、1本のダブルモード導波路を用いた
焦点検出範囲よりも広い範囲で被検物体の変位を検出す
ることができる。
【0037】なお、差動増幅器51〜55の出力するS
字曲線の直線部分が少しずつ重なり合うようにするため
には、図4のように一つのS字曲線の直線領域の範囲を
Sとし、隣り合うS字曲線の間隔をΔdとした場合、Δ
d<Sである必要がある。ここで、Δdは、ダブルモー
ド導波路21〜25の入射端に達するまでの反射光の光
路長差Δlを、対物レンズ4およびコリメータレンズ3
からなる光学系の倍率αの2乗で除したもので表され
る。また、Sは、ダブルモード導波路21〜25の形状
および光軸のずれ量によって定まるため、予め実験等に
よって求めておく。これにより、Δd<Sを満たすよう
に、対物レンズ4およびコリメータレンズ3の倍率を考
慮して反射光の光路長差Δlを定めることができる。こ
の光路長差Δlを満たすように、ハーフミラーアレイ1
0のハーフミラー11〜15の間隔を、ガラスの薄板2
61〜266の屈折率を考慮して定める。このハーフミ
ラー11〜15の間隔と等しい間隔に、ダブルモード導
波路21〜25の入射端面の間隔を定める。これによ
り、差動増幅器51〜55の出力するS字曲線の直線部
分を少しずつ重ねた形状のフォーカスエラー信号を得る
ことができる(図4)。
【0038】よって、本実施の形態の焦点検出装置で
は、5本のダブルモード導波路21〜25の検出範囲の
いずれかに、被検物体5の焦点ずれ量が入っていれば、
そのダブルモード導波路に接続された差動増幅器の出力
から焦点ずれ量を検出できる。これにより、広い検出範
囲の焦点検出装置を提供できる。
【0039】なお、被検物体5の焦点ずれ量が検出範囲
にあるダブルモード導波路の差動増幅器の出力を選択す
るために、以下のような回路を備えることができる。す
なわち、図1のように、光検出器41、42の出力の和
を求める加算器301、光検出器43、44の出力の和
を求める加算器302、光検出器45、46の出力の和
を求める加算器303、光検出器47、48の出力の和
を求める加算器304、光検出器49、50の出力の和
を求める加算器305を配置しておく。これらのうち、
もっとも出力が大きい加算器が接続されているダブルモ
ード導波路が、そのときの被検物体の焦点ずれ量が検出
範囲にあるダブルモード導波路である。よって、加算器
301〜305を接続した選択回路306によって、も
っとも大きな加算器を選択させることにより、ユーザ
は、選択した加算器に接続されているダブルモード導波
路の差動増幅器の出力を選択的に用いることができる。
これにより、被検物体が検出範囲にあるダブルモード導
波路の差動増幅器を迷うことなく選択して、被検物体5
の焦点ずれ量を検出できる。
【0040】なお、ダブルモード導波路21〜25の入
射端面に到達する反射光は、ハーフミラー11〜15を
通過する度にその光量が減少する。このため、光検出器
41、42の出力に比べ、光検出器49〜50の出力が
低くなるため、図4のように、ピークレベルの等しい5
つのS字曲線を得るために、差動増幅器51〜55の増
幅率を調節し、ピークの出力レベルが同じになるよう
に、予め設定しておく。
【0041】このように、本実施の形態の焦点検出装置
では、被検物体5が対物レンズ4の焦点位置からずれた
ときの反射光を、複数のダブルモードで検出するため、
焦点のずれ量に応じていずれかのダブルモード導波路で
フォーカスエラー信号を得ることができるため、広範囲
にわたって焦点ずれを検出することができる。また、一
つ一つのダブルモード導波路で得られるフォーカスエラ
ー信号の傾斜は、1つのダブルモード導波路を用いた焦
点検出装置と同レベルであるため、検出精度を維持した
まま、検出範囲を広げることができる。
【0042】なお、本実施の形態ではダブルモード導波
路が5個のアレイで説明を行ったが、さらにダブルモー
ド導波路の数を増やすことによってより大きなデフォー
カス量の検出が可能であることは言うまでもない。この
場合、ダブルモード導波路の数に応じたハーフミラー面
を有するハーフミラーアレイが必要になるが、本実施の
形態では、ガラスと多層膜の積層体を切断することによ
りハーフミラーアレイを製造しているため、積層数を増
やすことにより容易にハーフミラー面の多いハーフミラ
ーアレイを製造することができる。また、通常、図4の
ように隣りあうS字曲線の直線部分を少しずつ重ねるた
めには、ハーフミラー11〜15の間隔を数十μm程度
の微小な間隔にする必要があるが、本実施の形態ではガ
ラスと多層膜の積層体を切断することによりハーフミラ
ーアレイを製造しているため、ハーフミラー11〜15
の間隔をガラスの薄板の厚さで設定することができる。
よって、数十μm程度の微小な間隔のハーフミラー11
〜15を容易に製造することができる。
【0043】なお、上述してきた焦点検出装置は、被検
物体5の対物レンズ4の焦点位置からのずれ量を検出す
ることができるため、被検物体5が対物レンズ4の焦点
位置にあるかどうかを検出する焦点検出装置のほかに、
被検物体5の変位量を検出する変位検出手段として用い
ることができる。
【0044】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、ダブル
モード導波路を用いた焦点検出装置であって、焦点検出
範囲の広い装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態の焦点検出装置の構
成を示すブロック図。
【図2】図1の焦点検出装置において、被検物体5が変
位した場合の光路を示すブロック図。
【図3】図1の焦点検出装置において、被検物体5が変
位した場合の光路を示すブロック図。
【図4】図1の焦点検出装置のフォーカスエラー信号を
示すグラフ。
【図5】従来例による焦点検出装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図6】図1の焦点検出装置において、1つの差動増幅
器からの出力の形状を示すグラフ。
【図7】図1の焦点検出装置のハーフミラーアレイの製
造工程を示す説明図。
【符号の説明】
1・・・光源、2・・・ハーフミラー、3・・・コリメ
ートレンズ、4・・・対物レンズ、5・・・被検物体、
10・・・ハーフミラーアレイ、11、12、13、1
4、15・・・ハーフミラー、20・・・基板、21、
22、23、24、25・・・ダブルモード導波路、2
6、27、28、29、30、31、32、33、3
4、35・・・導波路、41、42、43、44、4
5、46、47、48、49、50・・・光検出器、5
1、52、53、54、55・・・差動増幅器、20
1、202、203、204、205・・・分岐部、3
01、302、303、304、305・・・加算器、
306・・・選択回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、前記光源からの光を集光して被検
    物体に照射する集光光学系と、前記被検物体からの反射
    光を入射端面から入射させて伝搬するための複数のダブ
    ルモード導波路と、前記ダブルモード導波路を伝搬して
    きた光の電界分布の偏りを検出するための検出手段とを
    有し、 前記被検物体と前記複数のダブルモード導波路との間に
    は、前記被検物体からの反射光を、前記ダブルモード導
    波路の数の光束に分割し、それぞれを、前記複数のダブ
    ルモード導波路の入射端面に導く分割手段が配置され、 前記複数のダブルモード導波路は、それぞれ、入射端面
    の中心が、前記分割手段によって導かれた光束の光軸か
    らずれた位置に配置されていることを特徴とする焦点検
    出装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記複数のダブルモー
    ド導波路は、同一基板上に形成され、 前記ダブルモード導波路の入射端面は、前記基板の側面
    に並べて配置され、 前記分割手段は、複数のハーフミラー面を有するハーフ
    ミラーアレイであり、 前記ハーフミラーアレイは、前記基板の前記側面に配置
    されていることを特徴とする焦点検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記検出手段は、前記
    複数のダブルモード導波路を伝搬してきた光をそれぞれ
    2方向に分岐するための分岐部と、前記分岐された2つ
    の光の強度を検出するための光検出器と、前記光検出器
    の検出した前記2つの光の強度の差を求める減算手段と
    を有することを特徴とする焦点検出装置。
  4. 【請求項4】光源と、前記光源からの光を集光して被検
    物体に照射する集光光学系と、前記被検物体からの反射
    光を入射端面から入射させて伝搬するため1本のダブル
    モード導波路と、前記ダブルモード導波路を伝搬してき
    た光の電界分布の偏りを検出するための検出手段とを備
    えた焦点検出装置を複数有し、 前記複数の焦点検出手段のダブルモード導波路は、共通
    の基板上に形成され、 前記光源および前記集光光学系は、前記複数の焦点検出
    装置に共通に一組のみ配置され、 前記被検物体と前記基板の間には、前記被検物体からの
    反射光を、前記ダブルモード導波路の数の光束に分割
    し、それぞれを、前記複数のダブルモード導波路の入射
    端面に導く分割手段が配置され、 前記分割手段の分割した複数の光束の光路長の差は、前
    記複数の焦点検出装置の検出手段の検出範囲が一部重な
    るように、予め定めた光路長差に設定されていることを
    特徴とする焦点検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007156340A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Nec Viewtechnology Ltd 投写型表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007156340A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Nec Viewtechnology Ltd 投写型表示装置
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