JPH08320522A - 写真フイルム用磁気記録方法及び装置 - Google Patents
写真フイルム用磁気記録方法及び装置Info
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- JPH08320522A JPH08320522A JP12823495A JP12823495A JPH08320522A JP H08320522 A JPH08320522 A JP H08320522A JP 12823495 A JP12823495 A JP 12823495A JP 12823495 A JP12823495 A JP 12823495A JP H08320522 A JPH08320522 A JP H08320522A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気記録された最初の2値データあるいは最
後の2値データを的確に再生できるようにする。 【構成】 1ビットの2値データを一記録周期TTで記
録する。ポートP1がLレベル、ポートP2がHレベル
のときに「N磁化領域」が記録され、ポートP1がHレ
ベル、ポートP2がLレベルのときに「S磁化領域」が
記録される。「N磁化領域」から「S磁化領域」に反転
する位相が、一記録周期TTの前半であるときに2値デ
ータが「1」、後半にあるときに2値データが「0」と
なる。最初の1ビット目の2値データを記録する直前
に、2値データの最初の「N磁化領域」とは磁束の向き
が逆の「S磁化領域」を一定期間TD だけプレ記録す
る。最終ビット目の2値データを記録した直後に、後端
の「S磁化領域」とは磁束の向きが逆の「N磁化領域」
を一定期間TD だけエンド記録する。エンド記録の後に
は、一定期間TD だけポートP1,P2をともにHレベ
ルにして磁気ヘッドを短絡状態にして接地し、ノイズに
よる磁気記録を防ぐ。
後の2値データを的確に再生できるようにする。 【構成】 1ビットの2値データを一記録周期TTで記
録する。ポートP1がLレベル、ポートP2がHレベル
のときに「N磁化領域」が記録され、ポートP1がHレ
ベル、ポートP2がLレベルのときに「S磁化領域」が
記録される。「N磁化領域」から「S磁化領域」に反転
する位相が、一記録周期TTの前半であるときに2値デ
ータが「1」、後半にあるときに2値データが「0」と
なる。最初の1ビット目の2値データを記録する直前
に、2値データの最初の「N磁化領域」とは磁束の向き
が逆の「S磁化領域」を一定期間TD だけプレ記録す
る。最終ビット目の2値データを記録した直後に、後端
の「S磁化領域」とは磁束の向きが逆の「N磁化領域」
を一定期間TD だけエンド記録する。エンド記録の後に
は、一定期間TD だけポートP1,P2をともにHレベ
ルにして磁気ヘッドを短絡状態にして接地し、ノイズに
よる磁気記録を防ぐ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラや写真プリンタ
に内蔵され、写真フイルムに設けられた磁気記録層に2
値データを記録する磁気記録方法及び装置に関するもの
である。
に内蔵され、写真フイルムに設けられた磁気記録層に2
値データを記録する磁気記録方法及び装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムに磁気記録層を設け、撮影
後のフイルム1コマ送りの間にカメラに内蔵されている
磁気ヘッドにより撮影データを写真フイルム上に磁気記
録したり、またDPE受注店や現像所において、顧客か
ら現像依頼,プリント依頼された写真フイルムに受注デ
ータ等を磁気記録しておくことが検討されている。写真
フイルムは通常の磁気テープと比較して剛性が強く、カ
ーリング習性がつきやすいこともあって、ヘッドタッチ
の安定化について種々の工夫が必要となる。さらに、写
真フイルム上に形成される磁気記録層の磁性体密度はあ
まり高くできないという事情もあって、その記録方式に
はノイズの影響を受けにくいように「0」,「1」の2
値データの組み合わせによるデジタル記録方式が適して
いる。
後のフイルム1コマ送りの間にカメラに内蔵されている
磁気ヘッドにより撮影データを写真フイルム上に磁気記
録したり、またDPE受注店や現像所において、顧客か
ら現像依頼,プリント依頼された写真フイルムに受注デ
ータ等を磁気記録しておくことが検討されている。写真
フイルムは通常の磁気テープと比較して剛性が強く、カ
ーリング習性がつきやすいこともあって、ヘッドタッチ
の安定化について種々の工夫が必要となる。さらに、写
真フイルム上に形成される磁気記録層の磁性体密度はあ
まり高くできないという事情もあって、その記録方式に
はノイズの影響を受けにくいように「0」,「1」の2
値データの組み合わせによるデジタル記録方式が適して
いる。
【0003】図6に上記デジタル記録方式に用いられる
磁気ヘッドドライバの一例を示す。磁気ヘッドドライバ
10は電源VB からの給電で駆動され、カメラに内蔵し
て用いられる場合にはカメラ全体の電源となるリチウム
電池(電圧3V程度)が電源VB として利用される。磁
気ヘッド12はブリッジ結合されたスイッチングトラン
ジスタ13,14,15,16によって駆動され、これ
らのスイッチングトランジスタ13,14,15,16
のオン/オフは制御トランジスタ17,18によって制
御される。制御トランジスタ17,18は、第1ポート
P1,第2ポートP2を相反してハイレベル(Hレベ
ル)/ローレベル(Lレベル)に切り換えるスイッチン
グ信号(クロックパルスとデータパルス)によって、そ
れぞれオン/オフされる。
磁気ヘッドドライバの一例を示す。磁気ヘッドドライバ
10は電源VB からの給電で駆動され、カメラに内蔵し
て用いられる場合にはカメラ全体の電源となるリチウム
電池(電圧3V程度)が電源VB として利用される。磁
気ヘッド12はブリッジ結合されたスイッチングトラン
ジスタ13,14,15,16によって駆動され、これ
らのスイッチングトランジスタ13,14,15,16
のオン/オフは制御トランジスタ17,18によって制
御される。制御トランジスタ17,18は、第1ポート
P1,第2ポートP2を相反してハイレベル(Hレベ
ル)/ローレベル(Lレベル)に切り換えるスイッチン
グ信号(クロックパルスとデータパルス)によって、そ
れぞれオン/オフされる。
【0004】磁気記録処理が開始され、マイクロコンピ
ュータからのクロックパルス,データパルスによってポ
ートP1がLレベル,ポートP2がHレベルになると、
制御トランジスタ17がオフ、制御トランジスタ18が
オンするため、スイッチングトランジスタ13,16が
オフ、スイッチングトランジスタ14,15がオンす
る。これにより磁気ヘッド12を構成しているコイル1
2aには同図中に実線で示すように、右から左方向への
記録電流IH が流れる。これにより、磁気ヘッド12は
磁束の向きが写真フイルムの給送方向と一致した磁界を
発生し、磁気記録層には磁束が写真フイルムの給送方向
に向いた磁化領域(便宜上、N磁化領域という)が記録
される。逆に、ポートP1がHレベル,ポートP2がL
レベルになると、制御トランジスタ17のオン、制御ト
ランジスタ18のオフにより、スイッチングトランジス
タ13,16がオン、スイッチングトランジスタ14,
15がオフしてコイル12aには逆向きの記録電流IH
が流れ、磁気ヘッド12は磁束の向きが写真フイルムの
給送方向と逆向きになる磁界を発生し、磁気記録層には
磁束の向きが同方向となる磁化領域(便宜上、S磁化領
域という)が記録される。
ュータからのクロックパルス,データパルスによってポ
ートP1がLレベル,ポートP2がHレベルになると、
制御トランジスタ17がオフ、制御トランジスタ18が
オンするため、スイッチングトランジスタ13,16が
オフ、スイッチングトランジスタ14,15がオンす
る。これにより磁気ヘッド12を構成しているコイル1
2aには同図中に実線で示すように、右から左方向への
記録電流IH が流れる。これにより、磁気ヘッド12は
磁束の向きが写真フイルムの給送方向と一致した磁界を
発生し、磁気記録層には磁束が写真フイルムの給送方向
に向いた磁化領域(便宜上、N磁化領域という)が記録
される。逆に、ポートP1がHレベル,ポートP2がL
レベルになると、制御トランジスタ17のオン、制御ト
ランジスタ18のオフにより、スイッチングトランジス
タ13,16がオン、スイッチングトランジスタ14,
15がオフしてコイル12aには逆向きの記録電流IH
が流れ、磁気ヘッド12は磁束の向きが写真フイルムの
給送方向と逆向きになる磁界を発生し、磁気記録層には
磁束の向きが同方向となる磁化領域(便宜上、S磁化領
域という)が記録される。
【0005】なお、スイッチングトランジスタ13,1
4,15,16の各々に並列接続されたダイオード20
〜23はフライホイールダイオードの作用を行い、記録
電流IH の流れる方向が切り替えられる瞬間に発生する
逆起電力によって、記録電流IH の向きが不安定になる
ことを防いでいる。また、コイル12aと並列接続され
たコンデンサ24はバイパスコンデンサで、記録電流I
H に高周波ノイズがのることを防いでいる。
4,15,16の各々に並列接続されたダイオード20
〜23はフライホイールダイオードの作用を行い、記録
電流IH の流れる方向が切り替えられる瞬間に発生する
逆起電力によって、記録電流IH の向きが不安定になる
ことを防いでいる。また、コイル12aと並列接続され
たコンデンサ24はバイパスコンデンサで、記録電流I
H に高周波ノイズがのることを防いでいる。
【0006】スイッチングトランジスタ13とコイル1
2a、スイッチングトランジスタ14とコイル12aと
の間に直列に接続された抵抗25,26は記録電流IH
の大きさを調節するための定抵抗で、コイル12aのイ
ンピーダンスの数倍以上の値に設定されている。これに
より、コイル12aのもつインダクタンス成分が記録電
流IH に及ぼす影響を小さく抑えることができ、記録電
流IH を安定に保つ上で有効である。
2a、スイッチングトランジスタ14とコイル12aと
の間に直列に接続された抵抗25,26は記録電流IH
の大きさを調節するための定抵抗で、コイル12aのイ
ンピーダンスの数倍以上の値に設定されている。これに
より、コイル12aのもつインダクタンス成分が記録電
流IH に及ぼす影響を小さく抑えることができ、記録電
流IH を安定に保つ上で有効である。
【0007】図7に上記磁気ヘッドドライバ10による
磁気記録の様子を概略的に示す。ポートP2には、2値
データ「1」を記録する際にはパルス幅TD1のデータパ
ルスが入力され、2値データ「0」を記録する際にはパ
ルス幅TD0のデータパルスが入力される。一方、ポート
P1にはポートP2に入力されるデータパルスと極性が
反転したクロックパルスが入力され、データパルスのパ
ルス幅TD1,TD0に対応し、それぞれパルス幅TC1,T
C0のクロックパルスが入力される。各々のパルス幅の和
「TD1+TC1」及び「TD0+TC0」は一定の値となり、
これが1ビット分の記録に必要な一記録周期TTとな
る。この一記録周期TTは、ポートP2に入力されるデ
ータパルスの立ち上がり(ポートP1に入力されるクロ
ックパルスの立ち下がり)から、ポートP1に入力され
たクロックパルスの立ち下がり(ポートP2に入力され
るデータパルスの立ち上がり)までの期間と一致する。
磁気記録の様子を概略的に示す。ポートP2には、2値
データ「1」を記録する際にはパルス幅TD1のデータパ
ルスが入力され、2値データ「0」を記録する際にはパ
ルス幅TD0のデータパルスが入力される。一方、ポート
P1にはポートP2に入力されるデータパルスと極性が
反転したクロックパルスが入力され、データパルスのパ
ルス幅TD1,TD0に対応し、それぞれパルス幅TC1,T
C0のクロックパルスが入力される。各々のパルス幅の和
「TD1+TC1」及び「TD0+TC0」は一定の値となり、
これが1ビット分の記録に必要な一記録周期TTとな
る。この一記録周期TTは、ポートP2に入力されるデ
ータパルスの立ち上がり(ポートP1に入力されるクロ
ックパルスの立ち下がり)から、ポートP1に入力され
たクロックパルスの立ち下がり(ポートP2に入力され
るデータパルスの立ち上がり)までの期間と一致する。
【0008】ポートP1,P2に上記のようにクロック
パルス,データパルスを入力することによって、一記録
周期TT内でコイル12aに流れる記録電流IH の向き
が切り換えられ、同図に磁気記録パターンとして表すよ
うに、磁気記録層には「N磁化領域」と「S磁化領域」
とが交互に記録される(図中の矢印は模式的に磁束の向
きを表している)。そして、2値データが「1」である
か「0」であるかに対応して記録電流IH の向きを切り
換えるタイミング(位相)が一記録周期TTの中で異な
る。すなわち、「N磁化領域」の記録から「S磁化領
域」の記録に反転する位相を、一記録周期TT内の前半
に設定するか後半に設定するかで2値データの記録が行
われ、このためポートP1,P2に入力される各信号の
パルス幅は「TD1,TC1」または「TD0,TC0」の組み
合わせとなる。
パルス,データパルスを入力することによって、一記録
周期TT内でコイル12aに流れる記録電流IH の向き
が切り換えられ、同図に磁気記録パターンとして表すよ
うに、磁気記録層には「N磁化領域」と「S磁化領域」
とが交互に記録される(図中の矢印は模式的に磁束の向
きを表している)。そして、2値データが「1」である
か「0」であるかに対応して記録電流IH の向きを切り
換えるタイミング(位相)が一記録周期TTの中で異な
る。すなわち、「N磁化領域」の記録から「S磁化領
域」の記録に反転する位相を、一記録周期TT内の前半
に設定するか後半に設定するかで2値データの記録が行
われ、このためポートP1,P2に入力される各信号の
パルス幅は「TD1,TC1」または「TD0,TC0」の組み
合わせとなる。
【0009】同図に、上記の磁気記録パターンから読み
出された再生信号を表す。「N磁化領域」から「S磁化
領域」に反転するタイミングで発生するプラス側のピー
ク(データ信号)の位相が、一記録周期TT内の前半に
あるか後半にあるかによって2値データの「0」,
「1」が識別される。また、一記録周期TTは、「S磁
化領域」から「N磁化領域」に反転するタイミングで発
生するマイナス側ピーク(クロック信号)によって識別
することができ、データ信号はその前後でクロック信号
が読み取られたときに有意のものとして処理される。そ
して、これらのピークをノイズから分離して識別できる
ように、再生信号はピーク値検出回路により監視されて
おり、例えばクロック信号については一定の閾値Kより
も下に振れたときに有効な信号として識別される。
出された再生信号を表す。「N磁化領域」から「S磁化
領域」に反転するタイミングで発生するプラス側のピー
ク(データ信号)の位相が、一記録周期TT内の前半に
あるか後半にあるかによって2値データの「0」,
「1」が識別される。また、一記録周期TTは、「S磁
化領域」から「N磁化領域」に反転するタイミングで発
生するマイナス側ピーク(クロック信号)によって識別
することができ、データ信号はその前後でクロック信号
が読み取られたときに有意のものとして処理される。そ
して、これらのピークをノイズから分離して識別できる
ように、再生信号はピーク値検出回路により監視されて
おり、例えばクロック信号については一定の閾値Kより
も下に振れたときに有効な信号として識別される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のような磁気記録
/再生を行う場合、磁気記録を開始する前と磁気記録を
終了した後にはポートP1,P2にクロックパルス,デ
ータパルスが入力されない状態であるため、各ポートと
もLレベルとなる。したがって制御トランジスタ17,
18はいずれもオフになり、スイッチングトランジスタ
13〜16の全てがオフして磁気ヘッド12に記録電流
IH が供給されない状態となる。このため記録開始時に
おいては、図7の磁気記録パターンに示すとおり、非磁
化領域に続いて「N磁化領域」の記録が開始されるた
め、再生時には最初に現れるクロック信号のピークは、
「S磁化領域」から「N磁化領域」に反転するタイミン
グで得られるクロック信号のピークよりも小さくなり、
閾値Kに達しない状態が生じる。すると、最初の2値デ
ータについては一記録周期TTの識別ができず、結果的
にデータパルスの位相も識別することができなくなり誤
再生の原因となる。
/再生を行う場合、磁気記録を開始する前と磁気記録を
終了した後にはポートP1,P2にクロックパルス,デ
ータパルスが入力されない状態であるため、各ポートと
もLレベルとなる。したがって制御トランジスタ17,
18はいずれもオフになり、スイッチングトランジスタ
13〜16の全てがオフして磁気ヘッド12に記録電流
IH が供給されない状態となる。このため記録開始時に
おいては、図7の磁気記録パターンに示すとおり、非磁
化領域に続いて「N磁化領域」の記録が開始されるた
め、再生時には最初に現れるクロック信号のピークは、
「S磁化領域」から「N磁化領域」に反転するタイミン
グで得られるクロック信号のピークよりも小さくなり、
閾値Kに達しない状態が生じる。すると、最初の2値デ
ータについては一記録周期TTの識別ができず、結果的
にデータパルスの位相も識別することができなくなり誤
再生の原因となる。
【0011】さらに記録終了時においても、最終の「S
磁化領域」の記録が終わった瞬間にスイッチングトラン
ジスタ13〜16の全てをオフしてしまうと、磁気ヘッ
ド12を含む閉回路が不定状態となり、磁気ヘッドドラ
イバ10内のインダクタンスやキャパシタンスの影響に
よって生じる振動電流がコイル12aに流れやすい。こ
のため、磁気記録パターンに斜線部Xで示すように、最
終の「S磁化領域」の記録に続いて振動電流による磁気
記録が行われてしまう。この振動電流によって磁気記録
が行われたとしても、特にマイナス側ピークが閾値Kに
達しなければ問題は生じないが、図示したように閾値K
に達する磁気記録が行われてしまうと、これがクロック
信号として判定されてしまい、やはり2値データを正し
く読み出すことができなくなる。
磁化領域」の記録が終わった瞬間にスイッチングトラン
ジスタ13〜16の全てをオフしてしまうと、磁気ヘッ
ド12を含む閉回路が不定状態となり、磁気ヘッドドラ
イバ10内のインダクタンスやキャパシタンスの影響に
よって生じる振動電流がコイル12aに流れやすい。こ
のため、磁気記録パターンに斜線部Xで示すように、最
終の「S磁化領域」の記録に続いて振動電流による磁気
記録が行われてしまう。この振動電流によって磁気記録
が行われたとしても、特にマイナス側ピークが閾値Kに
達しなければ問題は生じないが、図示したように閾値K
に達する磁気記録が行われてしまうと、これがクロック
信号として判定されてしまい、やはり2値データを正し
く読み出すことができなくなる。
【0012】このような難点を解決するために、磁気記
録の開始前に一記録周期TTよりも充分に長い期間にわ
たって、データパルスによる最初の「N磁化領域」の記
録に先立って「S磁化領域」を記録したり、あるいは磁
気記録の完了後に充分に長い期間にわたって最終の「S
磁化領域」の記録の後に「N磁化領域」を記録する手法
もあるが、このような方法では電源の利用効率の点で不
利であり、カメラのように限られた内蔵電源を用いるも
のには採用し難い。
録の開始前に一記録周期TTよりも充分に長い期間にわ
たって、データパルスによる最初の「N磁化領域」の記
録に先立って「S磁化領域」を記録したり、あるいは磁
気記録の完了後に充分に長い期間にわたって最終の「S
磁化領域」の記録の後に「N磁化領域」を記録する手法
もあるが、このような方法では電源の利用効率の点で不
利であり、カメラのように限られた内蔵電源を用いるも
のには採用し難い。
【0013】本発明は上記問題を解決するためになされ
たもので、2値データで表された記録データを再生する
際に、特に記録開始部分や記録終了部分で発生しがちな
ノイズを除去し、正確な再生ができるようにした写真フ
イルム用磁気記録方法及び装置を提供することを目的と
する。
たもので、2値データで表された記録データを再生する
際に、特に記録開始部分や記録終了部分で発生しがちな
ノイズを除去し、正確な再生ができるようにした写真フ
イルム用磁気記録方法及び装置を提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、一記録周期内で磁束の向きを反転させる位
相を第1位相と第2位相とのいずれか一方にして2値デ
ータを記録するにあたり、最初の2値データを記録する
直前に、第1または第2位相に対応して定めた一定期間
だけ、最初の2値データの先頭に記録される磁化領域に
対し、磁束の向きが逆向きになる磁化領域をプレ記録す
るようにしてある。
するために、一記録周期内で磁束の向きを反転させる位
相を第1位相と第2位相とのいずれか一方にして2値デ
ータを記録するにあたり、最初の2値データを記録する
直前に、第1または第2位相に対応して定めた一定期間
だけ、最初の2値データの先頭に記録される磁化領域に
対し、磁束の向きが逆向きになる磁化領域をプレ記録す
るようにしてある。
【0015】また最後の2値データを記録した直後に
は、同様にして決めた一定期間だけ、最後の2値データ
の後端に記録された磁化領域に対し、磁束の向きが逆向
きになる磁化領域をエンド記録する。さらに、このエン
ド記録の後には磁気ヘッド用コイルの両端を接地し、前
記一定期間だけ磁気記録層に非磁化領域を形成するのが
効果的で、前述のプレ記録の後に2値データの記録を行
い、その後でこのエンド記録及び磁気ヘッド用コイルの
接地処理を行ってもよい。
は、同様にして決めた一定期間だけ、最後の2値データ
の後端に記録された磁化領域に対し、磁束の向きが逆向
きになる磁化領域をエンド記録する。さらに、このエン
ド記録の後には磁気ヘッド用コイルの両端を接地し、前
記一定期間だけ磁気記録層に非磁化領域を形成するのが
効果的で、前述のプレ記録の後に2値データの記録を行
い、その後でこのエンド記録及び磁気ヘッド用コイルの
接地処理を行ってもよい。
【0016】上記記録処理を行うのに好適な磁気ヘッド
ドライバは、中点に磁気ヘッド用コイルが接続され、第
1〜第4スイッチングトランジスタを四辺に各々接続し
たブリッジ回路を含む。通常の2値データの記録時に
は、第1及び第4スイッチングトランジスタの組と、第
2及び第3スイッチングトランジスタとを、第1ポート
と第2ポートにそれぞれ入力するスイッチング信号によ
って相反的にオン/オフさせ、前記コイルに流れる記録
電流の向きを切り換えて互いに磁束の向きが反転した磁
化領域を記録する。そして、最初の2値データの記録直
前には先頭の磁化領域とは磁束の向きが逆向きとなる磁
化領域を、また最後の2値データの記録直後には後端の
磁化領域とは磁束の向きが逆になる磁化領域を前述した
一定期間だけ記録するように第1,第2ポートにスイッ
チング信号が入力される。
ドライバは、中点に磁気ヘッド用コイルが接続され、第
1〜第4スイッチングトランジスタを四辺に各々接続し
たブリッジ回路を含む。通常の2値データの記録時に
は、第1及び第4スイッチングトランジスタの組と、第
2及び第3スイッチングトランジスタとを、第1ポート
と第2ポートにそれぞれ入力するスイッチング信号によ
って相反的にオン/オフさせ、前記コイルに流れる記録
電流の向きを切り換えて互いに磁束の向きが反転した磁
化領域を記録する。そして、最初の2値データの記録直
前には先頭の磁化領域とは磁束の向きが逆向きとなる磁
化領域を、また最後の2値データの記録直後には後端の
磁化領域とは磁束の向きが逆になる磁化領域を前述した
一定期間だけ記録するように第1,第2ポートにスイッ
チング信号が入力される。
【0017】さらに、2値データの後端の磁化領域とは
磁束の向きが逆になる磁化領域を記録した後には、これ
に引き続いて第1〜第4スイッチングトランジスタを一
斉にオンさせるように第1,第2ポートにスイッチング
信号を入力し、ブリッジ回路を短絡状態にするとともに
磁気ヘッド用のコイルの両端を接地することによって、
非磁化領域を形成するのが有効である。
磁束の向きが逆になる磁化領域を記録した後には、これ
に引き続いて第1〜第4スイッチングトランジスタを一
斉にオンさせるように第1,第2ポートにスイッチング
信号を入力し、ブリッジ回路を短絡状態にするとともに
磁気ヘッド用のコイルの両端を接地することによって、
非磁化領域を形成するのが有効である。
【0018】
【作用】2値データの記録に先立ち、その先頭の磁化領
域に対して磁束の向きが逆向きになる磁化領域をプレ記
録することによって、2値データの先頭の磁化領域から
読み出される再生信号の出力を適正なレベルに保つこと
ができる。また、その記録期間を正規の2値データ記録
に用いられる第1または第2位相に基づいて決めている
ので偽信号発生のおそれがなく、しかも電源に対する負
担もわずかなものになる。同様に、最後の2値データの
記録直後には、その後端の磁化領域に対して磁束の向き
が逆向きになる磁化領域を一定期間だけエンド記録する
から、2値データの終端部分でもノイズに影響されるこ
となく的確な2値データの再生が可能となる。さらに、
エンド記録が終了した時点で磁気ヘッドドライバ内のブ
リッジ回路に接続されている第1〜第4スイッチングト
ランジスタを一斉にオンさせ、磁気ヘッド用のコイルの
両端を接地することによって、磁気ヘッドドライバ内の
浮遊電荷が一掃されるようになり、ノイズ電流による誤
記録をほとんど解消することができる。
域に対して磁束の向きが逆向きになる磁化領域をプレ記
録することによって、2値データの先頭の磁化領域から
読み出される再生信号の出力を適正なレベルに保つこと
ができる。また、その記録期間を正規の2値データ記録
に用いられる第1または第2位相に基づいて決めている
ので偽信号発生のおそれがなく、しかも電源に対する負
担もわずかなものになる。同様に、最後の2値データの
記録直後には、その後端の磁化領域に対して磁束の向き
が逆向きになる磁化領域を一定期間だけエンド記録する
から、2値データの終端部分でもノイズに影響されるこ
となく的確な2値データの再生が可能となる。さらに、
エンド記録が終了した時点で磁気ヘッドドライバ内のブ
リッジ回路に接続されている第1〜第4スイッチングト
ランジスタを一斉にオンさせ、磁気ヘッド用のコイルの
両端を接地することによって、磁気ヘッドドライバ内の
浮遊電荷が一掃されるようになり、ノイズ電流による誤
記録をほとんど解消することができる。
【0019】
【実施例】図2に本発明を用いたカメラの電気的構成を
概略的に示す。巻取りスプール28の中にフイルム給送
用のモータ29が内蔵され、マイクロコンピュータ30
からの指令によりモータドライバ31によって駆動され
る。駆動伝達機構32は、マイクロコンピュータ30か
らの指令でモータ29の駆動力をフイルム巻き上げ用,
フイルム巻戻し用に切替える。フイルム巻き上げ用に切
替えられているときには、モータ29は巻取りスプール
28を駆動し、これによりフイルムFが巻取りスプール
28に巻き取られる。フイルム巻戻し時にはモータ29
によってフォーク34が駆動され、フイルムFはパトロ
ーネ33に巻き込まれる。
概略的に示す。巻取りスプール28の中にフイルム給送
用のモータ29が内蔵され、マイクロコンピュータ30
からの指令によりモータドライバ31によって駆動され
る。駆動伝達機構32は、マイクロコンピュータ30か
らの指令でモータ29の駆動力をフイルム巻き上げ用,
フイルム巻戻し用に切替える。フイルム巻き上げ用に切
替えられているときには、モータ29は巻取りスプール
28を駆動し、これによりフイルムFが巻取りスプール
28に巻き取られる。フイルム巻戻し時にはモータ29
によってフォーク34が駆動され、フイルムFはパトロ
ーネ33に巻き込まれる。
【0020】フイルムFのベース面全面には透明な磁気
記録層が塗布されており、その一部が撮影データ記録用
の磁気記録エリア35として利用される。写真フイルム
Fの一方の側縁には1コマあたり2個のパーフォレーシ
ョンPa,Pbが設けられ、磁気記録エリア35の位置
は各コマごとに先頭側のパーフォレーションPaから一
定の間隔を隔てた位置に決められている。フイルムFの
第1コマ目については、前記パーフォレーションPaよ
りもフイルム先端側にさらに1個のパーフォレーション
が設けられている。したがって、反射型のフォトセンサ
36により2個のパーフォレーションが通過したときに
モータ29の駆動を停止することによって、各コマにつ
いて1コマ送りを行うことができる。なお、巻取りスプ
ール28の表面はゴムシートで覆われており、これに弾
性的に圧着しているローラ37との間にフイルム先端部
が挟持され、巻取りスプール28の駆動によりフイルム
Fが給送される。
記録層が塗布されており、その一部が撮影データ記録用
の磁気記録エリア35として利用される。写真フイルム
Fの一方の側縁には1コマあたり2個のパーフォレーシ
ョンPa,Pbが設けられ、磁気記録エリア35の位置
は各コマごとに先頭側のパーフォレーションPaから一
定の間隔を隔てた位置に決められている。フイルムFの
第1コマ目については、前記パーフォレーションPaよ
りもフイルム先端側にさらに1個のパーフォレーション
が設けられている。したがって、反射型のフォトセンサ
36により2個のパーフォレーションが通過したときに
モータ29の駆動を停止することによって、各コマにつ
いて1コマ送りを行うことができる。なお、巻取りスプ
ール28の表面はゴムシートで覆われており、これに弾
性的に圧着しているローラ37との間にフイルム先端部
が挟持され、巻取りスプール28の駆動によりフイルム
Fが給送される。
【0021】フォトセンサ36からの光電信号はパーフ
ォレーション信号発生器38に入力され、パーフォ信号
PFがマイクロコンピュータ30に入力される。マイク
ロコンピュータ30は、2個のPF信号が入力されてき
たことによってフイルムFの先端部が巻取りスプール2
8まで送られ、第1コマ目がカメラのアパーチャー40
の背後に位置決めされたことを検知してモータ29の駆
動を停止して第1コマ目のセット処理を完了する。以後
は、撮影を行うごとにモータ29を駆動し、PF信号が
2個検知された時点でモータ29の駆動を停止してフイ
ルム1コマ給送制御を行う。
ォレーション信号発生器38に入力され、パーフォ信号
PFがマイクロコンピュータ30に入力される。マイク
ロコンピュータ30は、2個のPF信号が入力されてき
たことによってフイルムFの先端部が巻取りスプール2
8まで送られ、第1コマ目がカメラのアパーチャー40
の背後に位置決めされたことを検知してモータ29の駆
動を停止して第1コマ目のセット処理を完了する。以後
は、撮影を行うごとにモータ29を駆動し、PF信号が
2個検知された時点でモータ29の駆動を停止してフイ
ルム1コマ給送制御を行う。
【0022】アパーチャー40の枠外には、フォトセン
サ36を通る垂直線上に位置するようにデータ記録用の
磁気ヘッド12が設けられている。この磁気ヘッド12
は、図6に示す磁気ヘッドドライバ10によってフイル
ム1コマ給送時に駆動され、磁気記録層中の時定の位置
に予め設定されている磁気記録エリア35に、例えばシ
ャッタ速度,絞り値等の撮影情報を2進コードで磁気記
録する。このため、マイクロコンピュータ30には磁気
記録の対象となる情報を2進コードデータとして格納し
たデータROM42が接続されている。
サ36を通る垂直線上に位置するようにデータ記録用の
磁気ヘッド12が設けられている。この磁気ヘッド12
は、図6に示す磁気ヘッドドライバ10によってフイル
ム1コマ給送時に駆動され、磁気記録層中の時定の位置
に予め設定されている磁気記録エリア35に、例えばシ
ャッタ速度,絞り値等の撮影情報を2進コードで磁気記
録する。このため、マイクロコンピュータ30には磁気
記録の対象となる情報を2進コードデータとして格納し
たデータROM42が接続されている。
【0023】プログラムROM43には、上述したモー
タ29や駆動伝達機構32の制御用シーケンス及び、磁
気記録制御用のシーケンスプログラム等が格納されてい
る。磁気記録制御用のシーケンスプログラムには、磁気
記録の開始時及び完了時に本発明独特の処理を行うプロ
グラムが含まれている。RAM44は、撮影シーケン
ス,磁気記録シーケンスの遂行に必要なデータを一時的
に格納するワークエリアとして用いられ、磁気記録を行
う際には、事前に2進コードに変換された撮影データが
書き込まれる。コマ数カウンタ45は、1コマ目がアパ
ーチャー40にセットされた後、PF信号が2個検出さ
れるごとに1ずつカウントアップされ、そのカウント内
容は撮影コマ数に対応する。
タ29や駆動伝達機構32の制御用シーケンス及び、磁
気記録制御用のシーケンスプログラム等が格納されてい
る。磁気記録制御用のシーケンスプログラムには、磁気
記録の開始時及び完了時に本発明独特の処理を行うプロ
グラムが含まれている。RAM44は、撮影シーケン
ス,磁気記録シーケンスの遂行に必要なデータを一時的
に格納するワークエリアとして用いられ、磁気記録を行
う際には、事前に2進コードに変換された撮影データが
書き込まれる。コマ数カウンタ45は、1コマ目がアパ
ーチャー40にセットされた後、PF信号が2個検出さ
れるごとに1ずつカウントアップされ、そのカウント内
容は撮影コマ数に対応する。
【0024】磁気記録を行う際には、フイルムの給送速
度が変化しても一記録周期TTを一定に保つ必要があ
り、このためにエンコーダ46が設けられている。エン
コーダ46は、フイルムFに従動して回転するローラ4
6aと、ローラ46aと一体に回転するエンコード板4
6bと、エンコード板46bに放射状に多数本形成され
たスリットの通過を光電検出するセンサ46cとからな
る。エンコード板46bが回転すると、フォトセンサ4
6cから断続的に光電信号が出力される。エンコードパ
ルス発生器47は、フォトセンサ46cからの光電信号
を受け、フイルムFが単位長さ送られるごとにエンコー
ドパルス(ENCパルス)を出力し、これはマイクロコ
ンピュータ30に入力される。
度が変化しても一記録周期TTを一定に保つ必要があ
り、このためにエンコーダ46が設けられている。エン
コーダ46は、フイルムFに従動して回転するローラ4
6aと、ローラ46aと一体に回転するエンコード板4
6bと、エンコード板46bに放射状に多数本形成され
たスリットの通過を光電検出するセンサ46cとからな
る。エンコード板46bが回転すると、フォトセンサ4
6cから断続的に光電信号が出力される。エンコードパ
ルス発生器47は、フォトセンサ46cからの光電信号
を受け、フイルムFが単位長さ送られるごとにエンコー
ドパルス(ENCパルス)を出力し、これはマイクロコ
ンピュータ30に入力される。
【0025】なお、モータ29の回転軸あるいはモータ
29で駆動されるギヤのいずれかに同様のエンコード板
を固着し、そのスリットの通過を光電検出してモータ2
9の回転に同期した給送信号を得ることができる。ただ
し、この場合に得られる給送信号は巻取りスプール28
上でのフイルム巻き径と無関係に得られるため、フイル
ムの給送長とは完全には一致していない。しかし、この
ようにして得られた給送信号に対し、フイルム巻き径デ
ータあるいは撮影枚数データを加味した補正演算を行う
ことによって、フイルムの給送長が単位長さに達するご
とに得られるENCパルスを擬似的に作ることができ
る。
29で駆動されるギヤのいずれかに同様のエンコード板
を固着し、そのスリットの通過を光電検出してモータ2
9の回転に同期した給送信号を得ることができる。ただ
し、この場合に得られる給送信号は巻取りスプール28
上でのフイルム巻き径と無関係に得られるため、フイル
ムの給送長とは完全には一致していない。しかし、この
ようにして得られた給送信号に対し、フイルム巻き径デ
ータあるいは撮影枚数データを加味した補正演算を行う
ことによって、フイルムの給送長が単位長さに達するご
とに得られるENCパルスを擬似的に作ることができ
る。
【0026】磁気記録に際しては、前述した一記録周期
TTが1ビット分のデータ長に対応するが、ENCパル
スの一周期はこれと比較してかなり長いものとなってい
る。もちろん、ENCパルスの一周期を短くして一記録
周期TTと一致させれば処理が簡単になるが、そのため
には高精度のエンコーダが必要になりコスト負担が過大
なものになる。したがって、ENCパルスの一周期を定
数α(整数)で除算して一記録周期TTを作るようにし
ている。
TTが1ビット分のデータ長に対応するが、ENCパル
スの一周期はこれと比較してかなり長いものとなってい
る。もちろん、ENCパルスの一周期を短くして一記録
周期TTと一致させれば処理が簡単になるが、そのため
には高精度のエンコーダが必要になりコスト負担が過大
なものになる。したがって、ENCパルスの一周期を定
数α(整数)で除算して一記録周期TTを作るようにし
ている。
【0027】以下、図3及び図4のフローチャートを参
照して上記磁気記録装置の作用について説明する。マイ
クロコンピュータ30に露光完了信号が入力されると、
マイクロコンピュータ30は記録信号数「n←0」の処
理を行った後、モータドライバ31に駆動信号を入力し
てフイルム1コマ給送を開始する。記録信号数nは、こ
のフイルム1コマ給送の間に磁気記録を行う際に、一連
に記録される2値データのビット数に対応している。
照して上記磁気記録装置の作用について説明する。マイ
クロコンピュータ30に露光完了信号が入力されると、
マイクロコンピュータ30は記録信号数「n←0」の処
理を行った後、モータドライバ31に駆動信号を入力し
てフイルム1コマ給送を開始する。記録信号数nは、こ
のフイルム1コマ給送の間に磁気記録を行う際に、一連
に記録される2値データのビット数に対応している。
【0028】続いてマイクロコンピュータ30はデータ
ROM42を参照し、その撮影に用いられたシャッタ速
度,絞り値,撮影距離等の撮影データを2進コードに変
換し、これをRAM44内の所定のアドレス領域に記録
データとしてセットする。フイルム1コマ給送の開始と
ともにマイクロコンピュータ30にはエンコードパルス
発生器47からENCパルスが入力され、その個数を計
数してマイクロコンピュー30は磁気記録開始位置が磁
気ヘッド12まで移動してきたか否かを監視する。
ROM42を参照し、その撮影に用いられたシャッタ速
度,絞り値,撮影距離等の撮影データを2進コードに変
換し、これをRAM44内の所定のアドレス領域に記録
データとしてセットする。フイルム1コマ給送の開始と
ともにマイクロコンピュータ30にはエンコードパルス
発生器47からENCパルスが入力され、その個数を計
数してマイクロコンピュー30は磁気記録開始位置が磁
気ヘッド12まで移動してきたか否かを監視する。
【0029】フイルムFの給送長が所定長に達すると、
マイクロコンピュータ30は最新に得られたENCパル
スとその前に得られたENCパルスとの間隔から、周期
Tを検出する。この周期Tは原理的にはフイルムFの単
位長さに対応しており、これを定数αで除算して一記録
周期TTが算出される。例えば、フイルム単位送り長さ
の間に8ビットの磁気記録を行う場合には定数α=8と
なる。
マイクロコンピュータ30は最新に得られたENCパル
スとその前に得られたENCパルスとの間隔から、周期
Tを検出する。この周期Tは原理的にはフイルムFの単
位長さに対応しており、これを定数αで除算して一記録
周期TTが算出される。例えば、フイルム単位送り長さ
の間に8ビットの磁気記録を行う場合には定数α=8と
なる。
【0030】次に、RAM44にセットされている記録
データの読出しが行われる。ステップ1(ST1)にお
いて、記録データを構成している最初の2値データが
「1」であるか「0」であるかが確認され、磁気ヘッド
ドライバ10の第2ポートP2,第1ポートP1に入力
するデータパルス及びクロックパルスのパルス幅TD ,
TC が決定される。前述したように、このデジタル磁気
記録方式では、再生したときに得られるデータ信号のピ
ーク位相を一記録周期TTの前半に設定するか後半に設
定するかで2値データ「1」,「0」の記録を行うよう
にしてあるため、定数βの値としては「2〜4」の範囲
で設定するのがよい。
データの読出しが行われる。ステップ1(ST1)にお
いて、記録データを構成している最初の2値データが
「1」であるか「0」であるかが確認され、磁気ヘッド
ドライバ10の第2ポートP2,第1ポートP1に入力
するデータパルス及びクロックパルスのパルス幅TD ,
TC が決定される。前述したように、このデジタル磁気
記録方式では、再生したときに得られるデータ信号のピ
ーク位相を一記録周期TTの前半に設定するか後半に設
定するかで2値データ「1」,「0」の記録を行うよう
にしてあるため、定数βの値としては「2〜4」の範囲
で設定するのがよい。
【0031】上記処理の後、マイクロコンピュータは
「n=0」、すなわち最初の2値データの記録前である
ことをST2で確認した上で、磁気記録の開始に先立っ
て、最初のデータ記録のためにポートP1に入力される
データパルスのパルス幅TD の時間だけ、ポートP1を
Hレベル,ポートP2をLレベルにする。この結果、図
1に示すように、正規の磁気記録が開始される直前に、
最初の2値データの先頭となる「N磁化領域」とは磁束
の向きが逆向きになる「S磁化領域」がプレ記録され
る。この例の場合、最初に記録される2値データが
「1」であるため、パルス幅TD は図7におけるパルス
幅TD1に一致している。
「n=0」、すなわち最初の2値データの記録前である
ことをST2で確認した上で、磁気記録の開始に先立っ
て、最初のデータ記録のためにポートP1に入力される
データパルスのパルス幅TD の時間だけ、ポートP1を
Hレベル,ポートP2をLレベルにする。この結果、図
1に示すように、正規の磁気記録が開始される直前に、
最初の2値データの先頭となる「N磁化領域」とは磁束
の向きが逆向きになる「S磁化領域」がプレ記録され
る。この例の場合、最初に記録される2値データが
「1」であるため、パルス幅TD は図7におけるパルス
幅TD1に一致している。
【0032】このプレ記録処理の後、ST1での判断結
果に応じて決められたパルス幅TD,TC のデータパル
ス,クロックパルスがそれぞれポートP2,P1に順次
に入力され、1ビット分の磁気記録が行われる。1ビッ
ト分の磁気記録が行われると記録信号数nの値を1だけ
インクリメントし、インクリメント後の記録信号数nの
値を定数γと比較する(ST3)。定数γは、一記録周
期TTの更新を行うか否かを決めるためのもので、例え
ばγ=8に設定したときには8ビット分の磁気記録を行
った時点でENCパルスの周期Tを再検出し、一記録周
期TTを再設定する。これにより、仮にフイルムFとロ
ーラ46aとの間でスリップが生じ、一記録周期TTが
多少変動するようなことがあった場合でも、早めに適正
値に修正することが可能となる。
果に応じて決められたパルス幅TD,TC のデータパル
ス,クロックパルスがそれぞれポートP2,P1に順次
に入力され、1ビット分の磁気記録が行われる。1ビッ
ト分の磁気記録が行われると記録信号数nの値を1だけ
インクリメントし、インクリメント後の記録信号数nの
値を定数γと比較する(ST3)。定数γは、一記録周
期TTの更新を行うか否かを決めるためのもので、例え
ばγ=8に設定したときには8ビット分の磁気記録を行
った時点でENCパルスの周期Tを再検出し、一記録周
期TTを再設定する。これにより、仮にフイルムFとロ
ーラ46aとの間でスリップが生じ、一記録周期TTが
多少変動するようなことがあった場合でも、早めに適正
値に修正することが可能となる。
【0033】1ビット目の磁気記録の後には、RAM4
4から順次に2ビット目以降の2値データが読み出さ
れ、通常の磁気記録が行われる。通常の磁気記録に際し
ては、ST2での判断処理によって上述したプレ記録処
理が行われることはなく、結局、RAM44から読み出
された記録データは1ビット目から最終ビット目まで一
連に磁気記録される。
4から順次に2ビット目以降の2値データが読み出さ
れ、通常の磁気記録が行われる。通常の磁気記録に際し
ては、ST2での判断処理によって上述したプレ記録処
理が行われることはなく、結局、RAM44から読み出
された記録データは1ビット目から最終ビット目まで一
連に磁気記録される。
【0034】最終ビット目のデータ記録が行われた後に
は、ST3での判断により処理が分岐し、エンド記録処
理が実行される。このエンド記録処理では、図1及び図
4に示すように、最終ビット目のデータ記録に際してポ
ートP2に入力されたデータパルスのパルス幅TD の期
間だけ、まずポートP1がLレベル,ポートP2がHレ
ベルにされ、最終ビット目の2値データの後端の「S磁
化領域」に続けて磁束の向きが逆になる「N磁化領域」
の記録が行われる。そして、その後ポートP1,P2は
パルス幅TD の間だけ同時にHレベルにされる。
は、ST3での判断により処理が分岐し、エンド記録処
理が実行される。このエンド記録処理では、図1及び図
4に示すように、最終ビット目のデータ記録に際してポ
ートP2に入力されたデータパルスのパルス幅TD の期
間だけ、まずポートP1がLレベル,ポートP2がHレ
ベルにされ、最終ビット目の2値データの後端の「S磁
化領域」に続けて磁束の向きが逆になる「N磁化領域」
の記録が行われる。そして、その後ポートP1,P2は
パルス幅TD の間だけ同時にHレベルにされる。
【0035】ポートP1,P2が同時にHレベルになる
と、制御トランジスタ17,18がオンしてスイッチン
グトランジスタ13〜16が全てオン状態となる。これ
により磁気ヘッド12の両端が短絡され、コイル12a
にはほとんど電流が流れることはない。同時に、磁気ヘ
ッド12を含むブリッジ回路が接地されることになるた
め、磁気ヘッド12の周辺に蓄積された電荷はブリッジ
回路から一斉に放出され、不安定な記録電流IH がコイ
ル12aに流れることもない。なお、ブリッジ回路内の
抵抗25,26が保護抵抗として作用し、ブリッジ回路
内に過大な電流が流れることもない。
と、制御トランジスタ17,18がオンしてスイッチン
グトランジスタ13〜16が全てオン状態となる。これ
により磁気ヘッド12の両端が短絡され、コイル12a
にはほとんど電流が流れることはない。同時に、磁気ヘ
ッド12を含むブリッジ回路が接地されることになるた
め、磁気ヘッド12の周辺に蓄積された電荷はブリッジ
回路から一斉に放出され、不安定な記録電流IH がコイ
ル12aに流れることもない。なお、ブリッジ回路内の
抵抗25,26が保護抵抗として作用し、ブリッジ回路
内に過大な電流が流れることもない。
【0036】その後、ポートP1,P2へのクロックパ
ルス,データパルスの入力が断たれ、両ポートはローレ
ベルにされ記録処理が完了する。そして、パーフォレー
ション信号発生器38からのPF信号によりフイルム1
コマ給送の完了が検知されるとモータ29の停止制御が
行われ、次の撮影の待機状態となる。1コマ給送の間に
磁気記録されるデータの総ビット数は、1コマ分の磁気
記録エリア内に収まるように決められ、磁気記録の途中
で1コマ分のフイル給送が検知されることがないように
してあるが、ノイズやエラー発生等による不測の事態を
考慮し、磁気記録の途中でフイルムが1コマ分給送され
たことが検知された場合には、直ちに磁気記録を中止し
てモータ29の停止制御が行われる。なおこの場合に
は、モータ29を逆転してフイルムFを一旦1コマ分巻
戻し、RAM44にセットされた記録データを読み出し
て再度磁気記録を行うようにしてもよい。
ルス,データパルスの入力が断たれ、両ポートはローレ
ベルにされ記録処理が完了する。そして、パーフォレー
ション信号発生器38からのPF信号によりフイルム1
コマ給送の完了が検知されるとモータ29の停止制御が
行われ、次の撮影の待機状態となる。1コマ給送の間に
磁気記録されるデータの総ビット数は、1コマ分の磁気
記録エリア内に収まるように決められ、磁気記録の途中
で1コマ分のフイル給送が検知されることがないように
してあるが、ノイズやエラー発生等による不測の事態を
考慮し、磁気記録の途中でフイルムが1コマ分給送され
たことが検知された場合には、直ちに磁気記録を中止し
てモータ29の停止制御が行われる。なおこの場合に
は、モータ29を逆転してフイルムFを一旦1コマ分巻
戻し、RAM44にセットされた記録データを読み出し
て再度磁気記録を行うようにしてもよい。
【0037】以上の記録処理によって、図1に示す磁気
記録パターンが得られる。この磁気記録パターンから再
生を行った場合には、その再生信号は図示のような波形
となる。この波形から分るように、磁気記録の開始に先
立って「S磁化領域」が記録されているため、この「S
磁化領域」の始点部分からレベルの小さいデータ信号が
得られる。しかし、このデータ信号はクロック信号が出
力される前のものであるから無効化され、ノイズとして
簡単に除去することができる。次に、最初のクロック信
号が得られる。このクロック信号は、プレ記録による
「S磁化領域」から2値データの記録開始による「N磁
化領域」への反転によるものであるため、そのピークは
充分に降下して閾値K以下となる。したがって、2値デ
ータの記録開始位置でも的確にクロックパルスを検出す
ることができるようになり、誤再生は生じない。
記録パターンが得られる。この磁気記録パターンから再
生を行った場合には、その再生信号は図示のような波形
となる。この波形から分るように、磁気記録の開始に先
立って「S磁化領域」が記録されているため、この「S
磁化領域」の始点部分からレベルの小さいデータ信号が
得られる。しかし、このデータ信号はクロック信号が出
力される前のものであるから無効化され、ノイズとして
簡単に除去することができる。次に、最初のクロック信
号が得られる。このクロック信号は、プレ記録による
「S磁化領域」から2値データの記録開始による「N磁
化領域」への反転によるものであるため、そのピークは
充分に降下して閾値K以下となる。したがって、2値デ
ータの記録開始位置でも的確にクロックパルスを検出す
ることができるようになり、誤再生は生じない。
【0038】なお、図5に示すように、プレ記録処理を
行う際にポートP1をHレベル,ポートP2をLレベル
にしておく期間TA が2値データ「1」を記録するとき
のパルス幅TD よりも短くなってくると、プレ記録の
「S磁化領域」による立ち上がりパルスと最初のデータ
信号との間隔が接近してくる。このため、再生信号は図
中に破線Dで示すように、最初のクロック信号が充分に
降下する前に立ち上がる傾向を示し、最初のクロック信
号が閾値Kに達しないことにもなりかねない。こうした
事情を考慮し、プレ記録処理においてポートP1をHレ
ベル,ポートP2をLレベルにしておく期間は、少なく
とも2値データ「1」を記録するときのデータパルスの
パルス幅TD1(2値データ「0」を記録するときのクロ
ックパルスのパルス幅TC0と等しい)にしておくのがよ
く、したがって2値データ「1」を記録するときのクロ
ックパルスのパルス幅TC1(2値データ「0」を記録す
るときのデータパルスのパルス幅TD0に等しい)にして
もよい。
行う際にポートP1をHレベル,ポートP2をLレベル
にしておく期間TA が2値データ「1」を記録するとき
のパルス幅TD よりも短くなってくると、プレ記録の
「S磁化領域」による立ち上がりパルスと最初のデータ
信号との間隔が接近してくる。このため、再生信号は図
中に破線Dで示すように、最初のクロック信号が充分に
降下する前に立ち上がる傾向を示し、最初のクロック信
号が閾値Kに達しないことにもなりかねない。こうした
事情を考慮し、プレ記録処理においてポートP1をHレ
ベル,ポートP2をLレベルにしておく期間は、少なく
とも2値データ「1」を記録するときのデータパルスの
パルス幅TD1(2値データ「0」を記録するときのクロ
ックパルスのパルス幅TC0と等しい)にしておくのがよ
く、したがって2値データ「1」を記録するときのクロ
ックパルスのパルス幅TC1(2値データ「0」を記録す
るときのデータパルスのパルス幅TD0に等しい)にして
もよい。
【0039】さらに、最後の2値データについては、
「S磁化領域」に続いて「N磁化領域」のエンド記録が
行われているため、最終データに続いて振動電流による
磁化領域(図7の斜線部X)が残ることはない。さら
に、このエンド記録の後には磁気ヘッド12の記録電流
IH を「0」にする制御が行われているから、最後のク
ロック信号が得られた直後には、エンド記録処理による
「N磁化領域」が再生ヘッドを通過した瞬間に小ピーク
のデータ信号が出力されるだけで、再生信号の波形が乱
れるのを確実に防ぐことができる。そして、最後の小ピ
ークのデータ信号が出力された後、クロック信号は全く
出力されることがないので、このデータ信号は簡単にノ
イズとして除去することができる。
「S磁化領域」に続いて「N磁化領域」のエンド記録が
行われているため、最終データに続いて振動電流による
磁化領域(図7の斜線部X)が残ることはない。さら
に、このエンド記録の後には磁気ヘッド12の記録電流
IH を「0」にする制御が行われているから、最後のク
ロック信号が得られた直後には、エンド記録処理による
「N磁化領域」が再生ヘッドを通過した瞬間に小ピーク
のデータ信号が出力されるだけで、再生信号の波形が乱
れるのを確実に防ぐことができる。そして、最後の小ピ
ークのデータ信号が出力された後、クロック信号は全く
出力されることがないので、このデータ信号は簡単にノ
イズとして除去することができる。
【0040】上記のように、2値データによって磁気記
録されたデータを再生する際に、一記録周期TTを特定
するときの基準となるクロック信号に乱れが生じると誤
再生の大きな原因になるが、上記実施例のようにデータ
記録を開始するときやデータ記録を終了するときに、プ
レ記録処理,エンド記録処理を加えておくことによっ
て、再生信号中にクロック信号の偽信号が発生すること
を確実に防止することができる。
録されたデータを再生する際に、一記録周期TTを特定
するときの基準となるクロック信号に乱れが生じると誤
再生の大きな原因になるが、上記実施例のようにデータ
記録を開始するときやデータ記録を終了するときに、プ
レ記録処理,エンド記録処理を加えておくことによっ
て、再生信号中にクロック信号の偽信号が発生すること
を確実に防止することができる。
【0041】以上、図示した実施例をもとに本発明につ
いて説明してきたが、プレ記録処理及びエンド記録処理
時にポートP1,P2をHレベル,Lレベルにする期間
は、クロックパルスのパルス幅TC を基準にして設定し
ても全く同様であり、また必ずしもデータパルスやクロ
ックパルスのパルス幅TD ,TC に一致させなくてもよ
い。ただし、この期間があまり長くなると電源消耗の点
で好ましくないので、例えば、データパルスのパルス幅
TD とクロックパルスのパルス幅TC のいずれか短い方
を選択するようにしたり、あるいはTD1<TN <TD0を
満たす一定時間TN を予め決めておき、これによりプレ
記録あるいはエンド記録でのポートP1,P2のHレベ
ル期間,Lレベル期間を決めてもよい。また、本発明は
カメラに内蔵された磁気記録装置だけでなく、現像済み
の写真フイルムの磁気記録層に受注データやプリントデ
ータ等を記録するための装置にも同様に用いることがで
きる。
いて説明してきたが、プレ記録処理及びエンド記録処理
時にポートP1,P2をHレベル,Lレベルにする期間
は、クロックパルスのパルス幅TC を基準にして設定し
ても全く同様であり、また必ずしもデータパルスやクロ
ックパルスのパルス幅TD ,TC に一致させなくてもよ
い。ただし、この期間があまり長くなると電源消耗の点
で好ましくないので、例えば、データパルスのパルス幅
TD とクロックパルスのパルス幅TC のいずれか短い方
を選択するようにしたり、あるいはTD1<TN <TD0を
満たす一定時間TN を予め決めておき、これによりプレ
記録あるいはエンド記録でのポートP1,P2のHレベ
ル期間,Lレベル期間を決めてもよい。また、本発明は
カメラに内蔵された磁気記録装置だけでなく、現像済み
の写真フイルムの磁気記録層に受注データやプリントデ
ータ等を記録するための装置にも同様に用いることがで
きる。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
2値データで表された一連の記録データを磁気記録する
にあたり、最初の2値データの記録直前に先頭の磁化領
域に対し、磁束の向きが逆向きになる磁化領域を一定期
間だけプレ記録し、あるいは最後の2値データの記録直
後に後端の磁化領域に対し、磁束の向きが逆向きになる
磁化領域を一定期間だけエンド記録するようにしたか
ら、記録データの先頭あるいは最後にくる2値データも
的確に再生することができる。しかも、2値データを表
すために、一記録周期内で磁束の向きを反転させるとき
の位相に基づいてプレ記録あるいはエンド記録の期間を
設定してあるから、これらの記録のための電源負担も極
めてわずかで済む。
2値データで表された一連の記録データを磁気記録する
にあたり、最初の2値データの記録直前に先頭の磁化領
域に対し、磁束の向きが逆向きになる磁化領域を一定期
間だけプレ記録し、あるいは最後の2値データの記録直
後に後端の磁化領域に対し、磁束の向きが逆向きになる
磁化領域を一定期間だけエンド記録するようにしたか
ら、記録データの先頭あるいは最後にくる2値データも
的確に再生することができる。しかも、2値データを表
すために、一記録周期内で磁束の向きを反転させるとき
の位相に基づいてプレ記録あるいはエンド記録の期間を
設定してあるから、これらの記録のための電源負担も極
めてわずかで済む。
【0043】さらに、エンド記録の後には、磁気ヘッド
駆動用にブリッジ回路の四辺に接続されたスイッチング
トランジスタを一斉にオンさせ、しかも磁気ヘッド用コ
イルの両端を接地する構成にしてあるから、磁気ヘッド
ドライバ内の浮遊電荷を瞬間的にクリアし、エンド記録
に続いて確実に非磁化領域を形成することができるよう
になり、ノイズによる誤記録が解消され、的確な再生信
号を得る上で非常に効果的である。
駆動用にブリッジ回路の四辺に接続されたスイッチング
トランジスタを一斉にオンさせ、しかも磁気ヘッド用コ
イルの両端を接地する構成にしてあるから、磁気ヘッド
ドライバ内の浮遊電荷を瞬間的にクリアし、エンド記録
に続いて確実に非磁化領域を形成することができるよう
になり、ノイズによる誤記録が解消され、的確な再生信
号を得る上で非常に効果的である。
【図1】本発明による磁気記録の作用説明図である。
【図2】本発明を用いたカメラの電気的構成を示す機能
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】本発明による磁気記録処理を表す第1フローチ
ャートである。
ャートである。
【図4】本発明による磁気記録処理を表す第2フローチ
ャートである。
ャートである。
【図5】プレ記録期間の説明図である。
【図6】本発明に用いられる磁気ヘッドドライバの回路
図である。
図である。
【図7】従来方式による磁気記録の作用説明図である。
10 磁気ヘッドドライバ 12 磁気ヘッド 12a コイル 13〜16 スイッチングトランジスタ 17,18 制御トランジスタ P1 第1ポート P2 第2ポート 30 マイクロコンピュータ 35 磁気記録層 36 フォトセンサ 46 エンコーダ
Claims (7)
- 【請求項1】 写真フイルム上の磁気記録層に、一記録
周期内で磁気ヘッドが発生する磁束の向きを一回だけ反
転させて磁気記録を行い、一記録周期内で磁束の向きが
反転される位相を第1位相と第2位相とのいずれかに設
定することによって2値データの記録を行う写真フイル
ム用磁気記録方法において、 最初の2値データの記録に先立ち、前記第1または第2
位相に基づいて決められた一定期間だけ、最初の2値デ
ータの先頭を記録するときの磁束の向きとは逆向きの磁
束でプレ記録を行うことを特徴とする写真フイルム用磁
気記録方法。 - 【請求項2】 写真フイルム上の磁気記録層に、一記録
周期内で磁気ヘッドが発生する磁束の向きを一回だけ反
転させて磁気記録を行い、一記録周期内で磁束の向きが
反転される位相を第1位相と第2位相とのいずれかに設
定することによって2値データの記録を行う写真フイル
ム用磁気記録方法において、 最後の2値データの記録を行った直後に、前記第1また
は第2位相に基づいて決められた一定期間だけ、最後の
2値データの後端を記録したときの磁束の向きとは逆向
きの磁束でエンド記録を行うことを特徴とする写真フイ
ルム用磁気記録方法。 - 【請求項3】 前記エンド記録の後、前記第1または第
2位相に基づいて決められた一定期間だけ磁気ヘッド用
コイルの両端を短絡し、磁気記録層にはエンド記録領域
に続いて非磁化領域を設けるようにしたことを特徴とす
る請求項2記載の写真フイルム用磁気記録方法。 - 【請求項4】 最初の2値データの記録に先立ち、前記
第1または第2位相に基づいて決められた一定期間だ
け、最初の2値データの先頭を記録するときの磁束の向
きとは逆向きの磁束でプレ記録を行うことを特徴とする
請求項2または3記載の写真フイルム用磁気記録方法。 - 【請求項5】 写真フイルム上の磁気記録層に2値デー
タを記録する写真フイルム用磁気記録装置であって、電
源に対して並列接続された第1及び第2スイッチングト
ランジスタと、これらのスイッチングトランジスタに各
々直列接続された第3及び第4スイッチングトランジス
タと、第1スイッチングトランジスタと第3スイッチン
グトランジスタとの接続点と第2スイッチングトランジ
スタと第3スイッチングトランジスタとの接続点との間
に両端が接続された磁気ヘッド用コイルとからブリッジ
回路が構成され、第1及び第4スイッチングトランジス
タの組と、第2及び第3スイッチングトランジスタの組
とを相反してスイッチングさせることによって前記コイ
ルに流れる記録電流の向きを切り換えて2値データの記
録を行う写真フイルム用磁気記録装置において、 前記第1及び第4スイッチングトランジスタにスイッチ
ング信号を入力する第1ポートと、第2及び第3スイッ
チングトランジスタにスイッチング信号を入力する第2
ポートとを独立に設け、これらのポートには、2値デー
タの記録時には2値データに対応して一記録周期の間に
第1位相又は第2位相のいずれかで反転するスイッチン
グ信号が相反して入力されるとともに、最初の2値デー
タの記録開始前には、前記第1又は第2位相に基づいて
決められた期間だけ、最初の2値データ記録開始時とは
逆向きの記録電流を前記コイルに流すための相反したス
イッチング信号が入力されることを特徴とする写真フイ
ルム用磁気記録装置。 - 【請求項6】 前記第1及び第2ポートには、最後の2
値データの記録直後に、前記第1または第2位相に基づ
いて決められた一定期間だけ、最後の2値データの記録
完了時とは逆向きの記録電流を前記コイルに流すための
相反したスイッチング信号が入力されることを特徴とす
る請求項5記載の写真フイルム用磁気記録装置。 - 【請求項7】 前記第1及び第2ポートには、最後の2
値データの記録直後に、前記第1または第2位相に基づ
いて決められた一定期間だけ、最後の2値データの記録
完了時とは逆向きの記録電流を前記コイルに流すための
相反したスイッチング信号が入力された後、第1〜第4
スイッチングトランジスタを全てオンさせるスイッチン
グ信号が入力され、前記コイルの両端が短絡されること
を特徴とする請求項6記載の写真フイルム用磁気記録装
置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12823495A JPH08320522A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 写真フイルム用磁気記録方法及び装置 |
| US08/653,275 US5729778A (en) | 1995-05-26 | 1996-05-24 | Magnetic recording method and device for magnetic recording binary code data on photo film |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12823495A JPH08320522A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 写真フイルム用磁気記録方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08320522A true JPH08320522A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14979816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12823495A Pending JPH08320522A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 写真フイルム用磁気記録方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08320522A (ja) |
-
1995
- 1995-05-26 JP JP12823495A patent/JPH08320522A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040217 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040407 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040804 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |