JPH08320871A - 翻訳処理装置及び翻訳処理方法 - Google Patents

翻訳処理装置及び翻訳処理方法

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JPH08320871A
JPH08320871A JP7126464A JP12646495A JPH08320871A JP H08320871 A JPH08320871 A JP H08320871A JP 7126464 A JP7126464 A JP 7126464A JP 12646495 A JP12646495 A JP 12646495A JP H08320871 A JPH08320871 A JP H08320871A
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JP
Japan
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translated
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Application number
JP7126464A
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English (en)
Inventor
Hidenori Nagasaki
秀紀 長崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7126464A priority Critical patent/JPH08320871A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】登録対象となる文字列の置き換え可能な部分を
自動抽出することにより、ユーザが与えた訳語情報を最
大限に活用して精度の高い翻訳処理を行う。 【構成】入力装置11を通じて登録対象となる文字列が
入力されると、翻訳処理部17はその入力文字列の置き
換え可能な部分を抽出し、その部分を所定の代用語に置
き換えた文字列を対象語情報とし、訳語情報と共に所有
格・代用語対応テーブル20に登録する。翻訳対象とな
る文字列が入力されると、翻訳処理部17は所有格・代
用語対応テーブル20を参照し、代用語部分を所有格ま
たは名詞句として扱うことで翻訳を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1言語で記述された
単語または文章を第2言語に変換する翻訳処理装置に係
り、特にユーザによって指定された訳語を登録するため
の訳語登録機能を有し、その訳語情報を活用した翻訳処
理を行う翻訳処理装置及び翻訳処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の翻訳処理装置では、例え
ば英語で記述された単語または文章を日本語に変換する
ものがある。このような翻訳処理装置は商品化されてい
るものの、かなりの制限を与えた中で使用しているのが
実情である。また、システムに記述できる文法には限り
があり、会話等の文法が守られない文についてはほとん
ど翻訳できないケースもある。このような場合には、ユ
ーザが訳語登録機能により適切な訳語情報を登録してお
くか、あるいは、翻訳結果をその都度修正する必要があ
る。ここでは、前者の訳語登録機能を用いて翻訳を行う
場合について説明する。
【0003】訳語登録機能とは、原文に対し、このよう
に訳すといった情報を予め登録しておく機能である。こ
の場合、1単語に訳したい訳語情報をシステムに覚えさ
せるのが基本であり、それを拡張して2単語以上の熟語
に訳語情報を覚えさせたり、決まりきった文自体に訳語
情報を付与したりすることもある。
【0004】このような登録方法は確実であり、同一単
語、同一文が以降に現れた場合には所望の翻訳結果を得
ることができる。しかしながら、似たような単語の並び
や似たような文になると、必ずしも所望の翻訳結果が得
られるとは限らず、場合によっては、先に与えた訳語情
報がまったく役に立たなくなることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の訳語登録機能では、同一単語、同一文に対しては有効
であったが、似たような単語の並びや似たような文にな
ると役に立たなくなることもあった。
【0006】一般的に、例えば『play his g
ame』=『知らず知らずのうちに彼の利益になるよう
なことをする』といったような訳語情報を与えた場合
に、以後、類似パターンとして『play her g
ame』といった原文を訳す際に、『知らず知らずのう
ちに彼女の利益になるようなことをする』といったよう
に、『彼』を『彼女』に置き換えて訳す程度のことは求
められる。
【0007】また、『make the best o
f small room』=『狭い部屋をできるかぎ
り利用する』といったような訳語情報を与えた場合に
は、以後の翻訳で、『small room』の部分を
他の名詞句に置き換えて、類似パターンを訳す程度のこ
とも求められる。
【0008】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、登録対象となる文字列の置き換え可能な部分を自
動抽出することにより、ユーザが与えた訳語情報を最大
限に活用して精度の高い翻訳処理を行うことのできる翻
訳処理装置及び翻訳処理方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の翻訳処理装置は、登録対象となる文字列
情報から置き換え可能な部分を抽出する抽出手段と、こ
の抽出手段によって抽出された上記置き換え可能部分を
所定の代用語に置き換える置換手段と、この置換手段に
よって置換された文字列情報を対象語情報とした訳語情
報を記憶する訳語記憶手段と、この訳語記憶手段に記憶
された上記対象語情報の文字列情報と翻訳対象となる文
字列情報とを比較し、上記代用語部分を所有格または名
詞句として扱うことで両者が一致する場合に上記訳語情
報を用いて翻訳を行う翻訳手段とを具備したことを特徴
とする。
【0010】(2)本発明の翻訳処理装置は、上記
(1)の構成において、上記置換手段によって置換され
た文字列情報の登録を指示するための登録指示手段を有
し、上記訳語記憶手段は、この登録指示手段によって登
録指示された文字列情報のみを対象語情報として、その
訳語情報を記憶することを特徴とする。
【0011】(3)本発明の翻訳処理装置は、登録対象
となる文字列情報から置き換え可能な部分を抽出する抽
出手段と、この抽出手段によって抽出された上記置き換
え可能部分を意味的に限定した代用語に置き換える置換
手段と、この置換手段によって置換された文字列情報を
対象語情報とした訳語情報を記憶する訳語記憶手段と、
この訳語記憶手段に記憶された上記対象語情報の文字列
情報と翻訳対象となる文字列情報とを比較し、上記代用
語部分を所有格または名詞句として扱うことで両者が意
味的に一致する場合に上記訳語情報を用いて翻訳を行う
翻訳手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】(4)本発明の翻訳処理装置は、上記
(1)または上記(3)の構成において、登録内容の修
正または削除を指示するための修正/削除指示手段と、
この修正/削除指示手段による修正または削除指示に応
じて上記記憶手段の登録内容を変更する登録変更手段と
を有することを特徴とする。
【0013】(5)本発明の翻訳処理装置は、翻訳結果
とした得られた文字列情報から置き換え可能な部分を抽
出する抽出手段と、この抽出手段によって抽出された上
記置き換え可能部分を所定の代用語に置き換える置換手
段と、この置換手段によって置換された文字列情報を対
象語情報とした訳語情報を記憶する訳語記憶手段と、こ
の訳語記憶手段に記憶された上記対象語情報の文字列情
報と翻訳対象となる文字列情報とを比較し、上記代用語
部分を所有格または名詞句として扱うことで両者が一致
する場合に、その対象語情報に対応する上記訳語情報を
用いて翻訳を行う翻訳手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0014】
【作用】上記(1)の構成によれば、登録時に入力され
た文字列情報から置き換え可能な部分が抽出され、その
部分が所定の代用語に置き換えられる。この置き換え後
の文字列情報が対象語情報とされ、それに対応する訳語
情報が登録される。したがって、以後の翻訳処理におい
て、ユーザが登録時に入力した文字列情報だけでなく、
その類似パターンを含めた文字列情報に対してユーザの
訳語情報を最大限に活用でき、精度の高い翻訳処理を行
うことができる。
【0015】上記(2)の構成によれば、ユーザがその
登録を指示したときに、置き換え後の文字列情報が対象
語情報とされ、それに対応する訳語情報が登録される。
したがって、不必要な類似パターンの登録を避け、効率
的な翻訳処理を行うことができる。
【0016】上記(3)の構成によれば、登録時に入力
された文字列情報から置き換え可能な部分が抽出され、
その部分が意味的に限定された代用語に置き換えられ
る。この置き換え後の文字列情報が対象語情報とされ、
それに対応する訳語情報が登録される。したがって、以
後の翻訳処理において、意味的に同じ文字列情報のみを
対象に訳語情報を活用して、より精度の高い翻訳処理を
行うことができる。
【0017】上記(4)の構成によれば、登録内容を任
意に削除または修正することができる。したがって、常
にユーザに合った訳語情報を用いて翻訳処理を行うこと
ができる。
【0018】上記(5)の構成によれば、翻訳結果とし
て得られた文字列情報から置き換え可能な部分が抽出さ
れ、その部分が所定の代用語に置き換えられる。この置
き換え後の文字列情報が対象語情報とされ、それに対応
する訳語情報が登録される。したがって、その都度、登
録指示を必要とせずに、翻訳の過程で自動的に類似パタ
ーンの登録が可能となる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (第1の実施例)まず、本発明の第1の実施例を説明す
る。
【0020】図1は本発明の第1または第2の実施例に
係る翻訳処理装置の構成を示すブロック図である。入力
装置11は、例えばキーボードからなり、文字の入力や
特定の指示を行う。入力制御処理部12は、入力装置1
1の入力制御を行うものであり、ここでは入力装置11
からの翻訳対象文字列を入力文字列記憶部15に格納す
る。
【0021】表示装置13は、例えばLCD (Liquid C
rystal Display) またはCRT (Cathode Ray Tube) か
らなり、翻訳結果等を表示する。表示制御処理部14
は、表示装置13の表示制御を行うものであり、ここで
は翻訳結果文字列記憶部16に格納された翻訳結果文字
列を表示装置13に出力する。
【0022】翻訳処理部17は、例えばマイクロプロセ
ッサからなり、本装置の翻訳処理を行い、ここでは辞書
検索処理部17a、訳語情報登録処理部17b、訳語情
報参照処理部17cを有して、入力文字列に従った辞書
検索処理、訳語情報の登録および参照処理といった一連
の処理を制御する。
【0023】辞書検索処理部17aは、翻訳辞書18の
検索処理を行う。この翻訳辞書18には、第1言語と第
2言語とを対応させた単語または句が予め登録されてい
る。翻訳処理部17では、この翻訳辞書18を参照する
ことにより、入力文字列記憶部15に格納された翻訳対
象文字列つまり第1言語の文字列を第2言語の文字列に
変換し、これを翻訳結果文字列として翻訳結果文字列記
憶部16に格納する。
【0024】訳語情報登録処理部17bおよび訳語情報
参照処理部17cは、本装置の訳語機能に相当する部分
である。訳語情報登録処理部17bは、ユーザによって
入力された訳語情報の登録処理を行うものであり、ここ
では所有格・代用語対応テーブル20を参照して入力文
字列(登録対象文字列)の一部を置き換え、その置き換
え後の文字列を対象語情報とした訳語情報を訳語情報対
応テーブル19に格納する。
【0025】訳語情報参照処理部17cは、訳語情報の
参照処理を行うものであり、ここでは訳語情報対応テー
ブル19および所有格・代用語対応テーブル20を参照
して入力文字列(翻訳対象文字列)に対応する翻訳結果
文字列を作成し、これを翻訳結果文字列記憶部16に出
力する。
【0026】訳語情報対応テーブル19には、図2に示
すように、対象語情報および訳語情報からなる登録語情
報が格納されている。対象語情報は、登録対象として入
力された文字列から作成され、ここでは、入力文字列の
置き換え可能部分の抽出により、その部分が『one』
または『one’s』といった所有格を示す代用語が置
き換えられて登録されるか、または、『α』といった名
詞句を示す代用語に置き換えられて登録される。訳語情
報は、対象語情報に対応して作成され、ここでは対象語
情報の『one』または『one’s』の部分
を『()』、また、『α』の部分をそのまま『α』とし
て登録される。
【0027】所有格・代用語対応テーブル20は、所有
格情報(『my』、『your』、『his』、『he
r』、『their』、『固有名詞』)と、それに対応
する訳語情報(『私の』、『あなたの』、『彼の』、
『彼女の』、『彼等の』、『固有名詞の』が格納されて
いる。この所有格・代用語対応テーブル20は、訳語情
報対応テーブル19に所有格を示す代用語『one』ま
たは『one’s』が用いられていた場合に参照され
る。
【0028】ここで、第1の実施例について具体例を挙
げて説明する。例えば『You play his g
ame』の翻訳に対して、正しい結果が得られない場
合、ユーザは英和辞書を調べるなどして、『あなたは知
らず知らずのうち…』と訳すことになる。
【0029】以降も同様な文字列が入力されることを予
測して、ユーザは『play one’s game』
=『知らず知らずのうちに()の利益になるようなこと
をする』と訳語情報を与えることができる(『his』
=『彼』の部分をスキップして登録可能)。
【0030】ここで、対象語の所有格部分である『on
e’s』について、『my』、『your』、『hi
s』、『her』、『their』、『Tom’s』な
どが挙げられ、その訳語として『私の』、『あなた
の』、『彼の』、『彼女の』、『彼等の』、『トムの』
などが挙げられる。そこで、図2に示すような訳語情報
対応テーブル19と、図3に示すような所有格・代用語
対応テーブル20を用意しておき、これらの対象語と訳
語に対応できるようにしておく。
【0031】この場合、訳語情報対応テーブル19は、
ユーザ辞書に相当するもので、そこに登録される対象語
情報と訳語情報は訳語登録時に自動的に作成される。ま
た、所有格・代用語対応テーブル20は、予め用意され
たもので、ここでは所定の所有格に対する訳語を記憶し
ている。
【0032】なお、一般に翻訳辞書18は所有格を判別
する情報を有しているため、この情報を利用する構成と
すれば所有格・代用語対応テーブル20は必ずしも必要
ではない。
【0033】しかして、テーブル登録以降に所有各部分
のみ異なる翻訳対象文字列が入力された場合には、上記
訳語情報対応テーブル19および所有格・代用語対応テ
ーブル20を参照して翻訳処理を行う。このとき、訳語
情報対応テーブル19から得られた訳語情報の文字列に
『()』があれば、所有格・代用語対応テーブル20か
らその部分の訳語情報を得る。また、訳語情報対応テー
ブル19から得られた訳語情報の文字列に『α』がある
場合には、それが名詞句となっていれば合致するものと
判断し、その名詞句の訳を利用する。
【0034】次に、第1の実施例の動作を説明する。こ
こでは、英語から日本語への翻訳を行う場合を想定し、
訳語機能を用いた翻訳処理として、(a)登録処理、
(b)参照処理の各動作について説明する。
【0035】(a)登録処理 図4は第1の実施例における登録処理の動作を示すフロ
ーチャートである。訳語情報の登録に際し、まず、入力
装置11を通じて登録対象となる文字列を入力する。こ
の際に、『one』または『one’s』といった所有
格を示す代用語を用いて入力することも可能である。こ
のときの入力文字列は入力文字列記憶部15に一時格納
された後、翻訳処理部17に与えられる。これにより、
翻訳処理部17は訳語情報登録処理部17bを通じて、
次のような登録処理を実行する。
【0036】すなわち、翻訳処理部17は、まず、『o
ne』または『one’s』といった所有格を示す代用
語が登録対象文字列に用いられているか否かを調べる。
その結果、所有格を示す代用語が用いられていない場合
には(ステップA11のNo)、翻訳処理部17は当該
文字列の中に所有格・代用語対応テーブル20に格納さ
れている対象語、つまり、『my』、『your』、
『his』、『her』、『their』、『Tom’
s』等が含まれているか否かを調べる。その結果、該当
する対象語があれば(ステップA12のYes)、翻訳
処理部17は置き換え可能と判断し、その部分を『on
e』または『one’s』といった所有格を示す代用語
に置き換える(ステップA13)。
【0037】また、翻訳処理部17は当該文字列の中に
名詞句があるか否かを調べる。その結果、名詞句があれ
ば(ステップA14のYes)、翻訳処理部17は置き
換え可能と判断し、その部分を『α』といった名詞句を
示す代用語に置き換える(ステップA15)。
【0038】このようにして、入力文字列の置き換え可
能部分を所定の代用語に置き換えると、翻訳処理部17
はその置き換え後の文字列を対象語情報とした訳語情報
を作成し、これを情報対応テーブル19に登録する(ス
テップA16)。
【0039】この場合、図2に示すように、対象語情報
に『one』または『one’s』が用いられていれ
ば、訳語情報の該当部分に『()』を付与して登録し、
所有格であれば全てに対応可能なようにしておく。ま
た、対象語情報に『α』が用いられていれば、訳語情報
の該当部分に同様の『α』を付与して登録し、名詞句で
あれば全てに対応可能なようにしておく。
【0040】(b)参照処理 図5は第1の実施例における参照処理の動作を示すフロ
ーチャートである。入力装置11を通じて翻訳対象とな
る文字列を入力すると、その入力文字列は入力文字列記
憶部15に一時格納された後、翻訳処理部17に与えら
れる。これにより、翻訳処理部17は訳語情報参照処理
部17cを通じて、次のような参照処理を実行する。
【0041】すなわち、翻訳処理部17は、訳語情報対
応テーブル19を参照し、入力文字列の一部または全部
が同テーブル19の対象語情報にあるか否かを1エント
リずつ検索する(ステップB11,B12)。
【0042】ここで、対象語情報に代用語『one』ま
たは『one’s』が用いられていれば(ステップB1
3のYes)、翻訳処理部17は所有格・代用語対応テ
ーブル20を参照して、その代用語部分を所有格(『m
y』、『your』、『his』、『her』、『th
eir』、『Tom’s』等)として扱うことで、入力
文字列(翻訳対象文字列)との比較を行う(ステップB
14)。
【0043】また、対象語情報に代用語『α』が用いら
れていれば(ステップB15のYes)、翻訳処理部1
7はその代用語部分を名詞句として扱うことで、入力文
字列(翻訳対象文字列)との比較を行う(ステップB1
6)。
【0044】しかして、対象語情報の中の代用語部分を
所有格または名詞句として扱うことで対象語情報の文字
列と入力文字列(翻訳対象文字列)とが一致した場合
(ステップB17のYes)、翻訳処理部17は当該対
象語情報が有効であると判断し、これに対応する訳語情
報を用いて翻訳を行う(ステップB18)。このように
して得られた翻訳結果文字列は翻訳結果文字列記憶部1
6に格納された後、表示制御処理部14を通じて表示装
置13に表示される。
【0045】このように、登録対象となる文字列が入力
された際に、その入力文字列の置き換え可能な部分を自
動抽出し、その部分を所定の代用語に置き換えて登録す
るようにししため、以後の翻訳処理で、ユーザが登録時
に入力した文字列だけでなく、その類似パターンを含め
た文字列に対して、ユーザの訳語情報を最大限に活用し
て精度の高い翻訳処理を行うことができる。
【0046】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例を説明する。上記第1の実施例では、入力文字列
(登録対象文字列)に基づいて対象語情報および訳語情
報が作成された際に、ユーザの確認なしにそのまま訳語
情報対応テーブル19に登録したが、ここではユーザの
確認の上で登録を行うようにする。
【0047】例えば、ユーザが『play my ga
me』=『知らず知らずのうちに私の利益になるような
ことをする』といった訳語登録を指示した場合、図6
(a)に示すような登録確認画面を表示する。
【0048】また、『make the best o
f small room』=『狭い部屋を最大限利用
する』といった訳語登録を指示した場合には、同図
(b)に示すような登録確認画面を表示する。
【0049】この登録確認画面で、ユーザは『はい』、
『いいえ』を指定できる。『はい』を指定した場合に
は、全ての文字列を登録する。『いいえ』を指定した場
合には、ユーザが入力した文字列(置き換えを行う前の
登録対象文字列)に限って登録する。
【0050】次に、第2の実施例の動作を説明する。こ
こでは、英語から日本語への翻訳を行う場合を想定し、
訳語機能を用いた翻訳処理として、その登録処理の動作
について説明する。なお、参照処理については、上記第
1の実施例と同様であるため、ここではその説明は省略
するものとする。
【0051】図7は第2の実施例における登録処理の動
作を示すフローチャートである。訳語情報の登録に際
し、まず、入力装置11を通じて登録対象となる文字列
を入力する。この際に、『one』または『one’
s』といった所有格を示す代用語を用いて入力すること
も可能である。このときの入力文字列は入力文字列記憶
部15に一時格納された後、翻訳処理部17に与えられ
る。これにより、翻訳処理部17は訳語情報登録処理部
17bを通じて、次のような登録処理を実行する。
【0052】すなわち、翻訳処理部17は、まず、『o
ne』または『one’s』といった所有格を示す代用
語が登録対象文字列に用いられているか否かを調べる。
その結果、所有格を示す代用語が用いられていない場合
には(ステップC11のNo)、翻訳処理部17は当該
文字列の中に所有格・代用語対応テーブル20に格納さ
れている対象語、つまり、『my』、『your』、
『his』、『her』、『their』、『Tom’
s』等が含まれているか否かを調べる。その結果、該当
する対象語があれば(ステップC12のYes)、翻訳
処理部17は置き換え可能と判断し、その部分を『on
e』または『one’s』といった所有格を示す代用語
に置き換える(ステップC13)。
【0053】また、翻訳処理部17は当該文字列の中に
名詞句があるか否かを調べる。その結果、名詞句があれ
ば(ステップC14のYes)、翻訳処理部17は置き
換え可能と判断し、その部分を『α』といった名詞句を
示す代用語に置き換える(ステップC15)。
【0054】このようにして、入力文字列の置き換え可
能部分を所定の代用語に置き換えると(ステップC16
のYes)、翻訳処理部17は置き換え後の文字列を表
示して(ステップC17)、ユーザにその登録の確認を
行わせる(ステップC18)。
【0055】ここで、ユーザによる登録指示があった場
合つまり当該文字列の登録が認められた場合には(ステ
ップC19のYes)、翻訳処理部17はその置き換え
後の文字列を対象語情報とした訳語情報を作成し、これ
を情報対応テーブル19に登録する(ステップC2
1)。
【0056】この場合、図2に示すように、対象語情報
に『one』または『one’s』が用いられていれ
ば、訳語情報の該当部分に『()』を付与して登録し、
所有格であれば全てに対応可能なようにしておく。ま
た、対象語情報に『α』が用いられていれば、訳語情報
の該当部分に同様の『α』を付与して登録し、名詞句で
あれば全てに対応可能なようにしておく。
【0057】一方、ユーザによる登録指示がなかった場
合つまり当該文字列の登録が否定された場合には(ステ
ップC19のNo)、翻訳処理部17は当該文字列を置
き換える前の状態(入力時の文字列)に戻すことにより
(ステップC20)、これを対象語情報とした訳語情報
を作成して情報対応テーブル19に登録する(ステップ
C21)。
【0058】このように、登録対象として入力された文
字列の一部を置き換えた際に、その置き換え後の文字列
の登録つまり類似パターンの登録をユーザの確認の元で
行うようにしたため、不必要な類似パターンの登録を避
けて効率的な翻訳処理を行うことができる。
【0059】(第3の実施例)次に、本発明の第3の実
施例を説明する。図8は本発明の第3の実施例に係る翻
訳処理装置の構成を示すブロック図である。基本的な構
成は図1(第1の実施例)と同様である。
【0060】図1と異なる点は、翻訳処理部17に同一
パターン認定処理部17dが設けられていることであ
る。この同一パターン認定処理部17dは、登録対象文
字列の代用語部分が名詞句である場合に、その名詞句の
単語の意味情報から類似パターンとして登録可能か否か
を判断処理等を行う。
【0061】なお、意味情報とは、例えば『schoo
l』や『here』ならば『場所』といったように、そ
の単語を意味的に限定するための情報である。この意味
情報は、翻訳辞書18に各単語毎に付属情報として予め
格納されているものとする。
【0062】ここで、第3の実施例について具体例を挙
げて説明する。上記第1の実施例のように全ての類似パ
ターンを登録すると、誤った登録が起こる可能性があ
る。例えば、『school』=『学校から遠い』のよ
うなケースは、名詞句である『school』の部分は
場所に限定される。したがって、名詞句であれば、全て
を類似パターンとして登録するというわけにはいかな
い。
【0063】すなわち、同じ『far from』を用
いた文字列であっても、『He is far fro
m happy』と『The problem is
far from a solution』とでは、訳
し方が異なる。前者は『彼は少しも幸福ではない』と訳
し、後者は『問題は解決どころではない』と訳すことが
望まれる。
【0064】しかし、『The school is
not far from here』のような場合に
は、『here』を場所として取らえることができるた
め、先の類似パターンを生かし、『学校はここから遠く
ない』と訳すことが望まれる。
【0065】そこで、第3の実施例では、まず、ユーザ
の登録した文字列を対象語情報とし、その訳語情報と共
に訳語情報対応テーブル19に登録しておく。続いて、
似たような文字列をユーザが登録した際に、先の登録文
字列(対象語情報)と比較し、その登録文字列に対応す
る訳語情報が類似していれば、それをパターン化する。
その際には、翻訳辞書18の単語に付加された意味情報
を用いて、どういうパターンとするかを判断する。
【0066】例えば図9に示すように、『far fr
om happy』=『少しも幸せではない』といった
対象語情報および訳語情報が訳語情報対応テーブル19
に登録された状態で、『far from schoo
l』といった文字列が登録対象として入力されると、両
者の訳語情報である『少しも幸せではない』と『学校か
ら遠い』は類似していないため、当該文字列は独立して
登録されることになる。
【0067】続いて、『not far from h
ere』といった文字列が登録対象として入力された場
合、その訳語情報である『ここから遠くない』は先の訳
語情報と比較すると、『〜から遠い』といったパターン
に分類できる。このような場合に、両者の名詞句である
『school』と『here』の部分が『α』といっ
た代用語に置き換えられ、そこに意味情報として『場
所』が付与されることになる。
【0068】次に、第3の実施例の動作を説明する。こ
こでは、英語から日本語への翻訳を行う場合を想定し、
訳語機能を用いた翻訳処理として、(a)登録処理、
(b)参照処理の各動作について説明する。
【0069】(a)登録処理 図10は第3の実施例における登録処理の動作を示すフ
ローチャートである。訳語情報の登録に際し、まず、入
力装置11を通じて登録対象となる文字列を入力する。
この際に、『one』または『one’s』といった所
有格を示す代用語を用いて入力することも可能である。
このときの入力文字列は入力文字列記憶部15に一時格
納された後、翻訳処理部17に与えられる。これによ
り、翻訳処理部17は訳語情報登録処理部17bおよび
同一パターン認定処理部17dを通じて、次のような登
録処理を実行する。
【0070】すなわち、翻訳処理部17は、まず、『o
ne』または『one’s』といった所有格を示す代用
語が登録対象文字列に用いられているか否かを調べる。
その結果、所有格を示す代用語が用いられていない場合
には(ステップD11のNo)、翻訳処理部17は当該
文字列の中に所有格・代用語対応テーブル20に格納さ
れている対象語、つまり、『my』、『your』、
『his』、『her』、『their』、『Tom’
s』等が含まれているか否かを調べる。その結果、該当
する対象語があれば(ステップD12のYes)、翻訳
処理部17は置き換え可能と判断し、その部分を『on
e』または『one’s』といった所有格を示す代用語
に置き換える(ステップD13)。
【0071】また、翻訳処理部17は当該文字列の中に
名詞句があるか否かを調べる。その結果、名詞句があれ
ば(ステップD14のYes)、翻訳処理部17は当該
文字列の訳語情報が既に訳語情報対応テーブル19に登
録されている訳語情報と類似しているか否かを判断す
る。
【0072】訳語情報が類似している場合(ステップD
15のYes)、翻訳処理部17は当該文字列の名詞句
部分の単語の意味情報が翻訳辞書18から取り出せるか
否かを調べる。そして、その意味情報が取り出せる場合
には(ステップD16のYes)、翻訳処理部17は置
き換え可能と判断し、その部分を『α』といった名詞句
を示す代用語に置き換えると共に、上記意味情報を付与
する(ステップD17)。
【0073】このようにして、入力文字列の置き換え可
能部分を所定の代用語に置き換えると、翻訳処理部17
はその置き換え後の文字列を対象語情報とした訳語情報
を作成し、これを情報対応テーブル19に登録する(ス
テップD16)。
【0074】この場合、図2に示すように、対象語情報
に『one』または『one’s』が用いられていれ
ば、訳語情報の該当部分に『()』を付与して登録し、
所有格であれば全てに対応可能なようにしておく。ま
た、対象語情報に『α』が用いられていれば、その意味
情報と共に訳語情報の該当部分に同様の『α』を付与し
て登録し、意味的に同じ名詞句であれば対応可能なよう
にしておく。
【0075】(b)参照処理 図11は第3の実施例における参照処理の動作を示すフ
ローチャートである。入力装置11を通じて翻訳対象と
なる文字列を入力すると、その入力文字列は入力文字列
記憶部15に一時格納された後、翻訳処理部17に与え
られる。これにより、翻訳処理部17は訳語情報参照処
理部17cおよび同一パターン認定処理部17dを通じ
て、次のような参照処理を実行する。
【0076】すなわち、翻訳処理部17は、訳語情報対
応テーブル19を参照し、入力文字列の一部または全部
が同テーブル19の対象語情報にあるか否かを1エント
リずつ検索する(ステップE11,E12)。
【0077】ここで、対象語情報に代用語『one』ま
たは『one’s』が用いられていれば(ステップE1
3のYes)、翻訳処理部17は所有格・代用語対応テ
ーブル20を参照して、その代用語部分を所有格(『m
y』、『your』、『his』、『her』、『th
eir』、『Tom’s』等)として扱うことで、入力
文字列(翻訳対象文字列)との比較を行う(ステップE
14)。
【0078】また、対象語情報に代用語『α』が用いら
れていれば(ステップE15のYes)、翻訳処理部1
7はその代用語部分の意味情報が入力文字列のそれと同
じであるか否かを判断する。その結果、同一であれば
(ステップE16のYes)、翻訳処理部17はその代
用語部分を名詞句として扱うことにより、入力文字列
(翻訳対象文字列)との比較を行う(ステップE1
7)。
【0079】しかして、対象語情報の中の代用語部分を
所有格または名詞句として扱うことで対象語情報の文字
列と入力文字列(翻訳対象文字列)とが一致した場合
(ステップE18のYes)、翻訳処理部17は当該対
象語情報が有効であると判断し、これに対応する訳語情
報を用いて翻訳を行う(ステップE19)。このように
して得られた翻訳結果文字列は翻訳結果文字列記憶部1
6に格納された後、表示制御処理部14を通じて表示装
置13に表示される。
【0080】このように、登録対象となる文字列が入力
された際に、その置き換え可能部分が意味的に同じもの
だけに限定して、その類似パターンを登録するようにし
たため、例えば『far from happy』と
『far from school』とを類似パターン
としてしまうような誤った登録を防止することができ、
その結果、常に正しい訳語情報を用いてユーザの望む翻
訳結果を得ることができる。
【0081】(第4の実施例)次に、本発明の第4の実
施例を説明する。図12は本発明の第4の実施例に係る
翻訳処理装置の構成を示すブロック図である。基本的な
構成は図1(第1の実施例)と同様である。
【0082】図1と異なる点は、翻訳処理部17に訳語
情報修正・削除処理部17eが設けられていることであ
る。この訳語情報修正・削除処理部17eは、図14に
示すような登録一覧画面を表示し、その登録一覧画面上
でのユーザの指定に従って、訳語情報対応テーブル19
の登録内容を修正または削除するための処理を行う。
【0083】ここで、第4の実施例について具体例を挙
げて説明する。第4の実施例では、上記第1または第3
の実施例で訳語情報対応テーブル19に登録された対象
語情報および訳語情報について、その登録内容の確認は
もちろんのこと、削除または修正を行うことができる。
【0084】この場合、代用語『α』で置き換えた文字
列については、後に変更することを考えて、図13に示
すように入力時の内容を訳語情報対応テーブル19に記
憶させておく必要がある。
【0085】このような訳語情報対応テーブル19を用
いて、ユーザによる一覧表示の指示に従って図14に示
すような登録一覧画面を表示する。この登録一覧画面に
て、訳語情報対応テーブル19に登録された各登録語情
報を確認することができ、その登録内容を必要に応じて
削除または修正することができる。
【0086】なお、削除する際には、該当番号の登録語
情報をすべて削除可能とする。また、修正する際には、
該当番号の登録語情報のうち、意味情報によってパター
ン登録したものを解除することを可能とする。すなわ
ち、例えば「場所」という意味情報でパターン化された
『far from α』を『far from sc
hool』または『far from here』とい
うように、入力時の内容に戻すような修正も可能であ
る。
【0087】次に、第4の実施例の動作を説明する。こ
こでは、登録後の処理として、(a)一覧表示処理、
(b)削除・修正処理の各動作について説明する。
【0088】(a)一覧表示処理 図15は第4の実施例における一覧表示処理の動作を示
すフローチャートである。入力装置11を通じて一覧表
示を指示すると、翻訳処理部17は訳語情報修正・削除
処理部17eを通じて、次のような一覧表示処理を実行
する。
【0089】すなわち、翻訳処理部17は、まず、訳語
情報対応テーブル19に格納されている各登録語情報
(対象語情報、意味情報、訳語情報)を順次取り出す
(ステップF11,F12)。このとき、翻訳処理部1
7はこの取り出した登録語情報が代用語『α』によって
パターン化された情報であるか否かを判断する。その結
果、パターン化されている情報であれば(ステップF1
3のYes)、翻訳処理部17はユーザによる入力時の
情報も訳語情報対応テーブル19から同時に取り出す
(ステップF14)。
【0090】訳語情報対応テーブル19から登録語情報
を取り出すと、翻訳処理部17はこの取り出した登録語
情報を対象語情報、意味情報、訳語情報に分けた後、こ
れらの情報を表示制御処理部14を通じて表示装置13
に出力する(ステップF15)。
【0091】このようにして、訳語情報対応テーブル1
9から全ての登録語情報が取り出されると、表示装置1
3には図14に示すような登録一覧画面が表示される。
ユーザは、この登録一覧画面にて登録内容を確認するこ
とができ、また、削除・修正指示を行うことができる。
【0092】(b)削除・修正処理 図16は第4の実施例における削除・修正処理の動作を
示すフローチャートである。上記(a)の一覧表示処理
により登録一覧画面が表示された状態で、翻訳処理部1
7は次のような削除・修正処理を実行する。
【0093】すなわち、入力装置11を通じて削除対象
となる登録語情報の番号を入力後(ステップG11)、
所定のキー操作により削除指示を行うと(ステップG1
2のYes)、翻訳処理部17はその指定番号の登録語
情報を訳語情報対応テーブル19から検索し、当該登録
語情報を構成する対象語情報、意味情報、訳語情報の全
てを訳語情報対応テーブル19から削除する(ステップ
G13)。
【0094】一方、入力装置11を通じて修正対象とな
る登録語情報の番号を入力後(ステップG11)、所定
のキー操作により修正指示を行うと(ステップG12の
No)、翻訳処理部17はその指定番号の登録語情報を
訳語情報対応テーブル19から検索し、修正指示に従っ
て当該登録語情報の内容を修正する(ステップG1
6)。
【0095】また、入力装置11を通じて修正対象とな
る登録語情報の番号を入力後(ステップG11)、所定
のキー操作によりパターン解除の指示を行うと(ステッ
プG14のYes)、翻訳処理部17はその指定番号の
登録語情報を訳語情報対応テーブル19から検索し、当
該登録語情報のパターン化された部分を解除し、ユーザ
が登録したときの内容つまり入力時の内容に戻す(ステ
ップG15)。
【0096】これにより、例えば「場所」という意味情
報でパターン化された『far from α』であれ
ば、『far from school』または『fa
rfrom here』というように、入力時の内容に
戻すことができる。
【0097】このように、登録一覧画面で現在の訳語情
報対応テーブル19の登録内容を確認することができ、
その登録内容を任意に変更することができる。したがっ
て、ユーザに合わせた訳語情報対応テーブル19を作成
し、そのテーブル19を用いて翻訳を行うことにより、
常にユーザの望む翻訳結果を得ることができる。
【0098】(第5の実施例)次に、本発明の第5の実
施例を説明する。図17は本発明の第5の実施例に係る
翻訳処理装置の構成を示すブロック図である。基本的な
構成は図1(第1の実施例)と同様である。
【0099】図1と異なる点は、翻訳処理部17に同一
パターン認定処理部17fが設けられており、この同一
パターン認定処理部17fがセンテンス記憶部21の内
容に対して類似パターンの判定を行うことである。この
センテンス記憶部21は、翻訳結果として得られる文字
列情報をセンテンス単位で順次記憶するものである。
【0100】ここで、第5の実施例について具体例を挙
げて説明する。上記第1または第3の実施例で述べたこ
とは、ユーザが登録指示した場合についてのことであ
る。しかしながら、ユーザが指示することなく、翻訳操
作を進めていく段階で、システムが自動的に登録できる
ようにすることが期待される。
【0101】第5の実施例では、ユーザが選択した訳語
情報(翻訳結果として得られる文字列情報)をセンテン
ス単位で記憶する。以後、その一部が同一の訳語情報が
選択された場合に、その同一情報部分を抽出して、訳語
情報対応テーブル19に登録していく。そのため、1回
の翻訳毎に訳語情報をセンテンス単位で記憶するための
バッファとしてセンテンス記憶部21を用意しておく。
【0102】例えば、『He is far from
happy』に対して、『彼は少しも幸せでない』と
いう訳語情報をユーザが選択した場合には、センテンス
記憶部21にその訳語情報(翻訳結果として得られる文
字列情報)を格納しておく。その後、『The pro
blem is far from a soluti
on』に対して、『問題は解決どころではない』という
訳語情報をユーザが選択した場合には、部分的に一致す
る文字列があるか否かを検索する。
【0103】この場合、対象語情報については、『…i
s far from…』が一致すると判断できる。し
かし、訳語情報については、『…ない』というように文
末しか一致しないため、ここからはパターン抽出はでき
ない。
【0104】一方、『The school is n
ot far from here』=『学校はここか
ら遠くない』と、『My office is far
from New York Station』=
『私のオフィスはニューヨーク駅から遠い』では、『S
(名詞)+(not)+far from+O(場
所)』=『S(名詞)はO(場所)から遠い(ない)』
といったパターン抽出が可能である。したがって、名詞
句を示す代用語『α』を用いて『far fromα』
=『αから遠い』というような登録がなされる。
【0105】次に、第5の実施例の動作を説明する。こ
こでは、翻訳時に実行される登録処理の動作について説
明する。なお、参照処理については、上記第1の実施例
と同様である。
【0106】図18は第5の実施例における登録処理の
動作を示すフローチャートである。翻訳結果として得ら
れた訳語情報(翻訳結果文字列)をユーザが選択する
と、そのときの選択文字列が翻訳処理部17に与えられ
る。これにより、翻訳処理部17は訳語情報登録処理部
17bおよび同一パターン認定処理部17fを通じて、
次のような登録処理を実行する。
【0107】すなわち、翻訳処理部17は上記選択文字
列(今回選択された翻訳結果文字列)とセンテンス記憶
部21に現在格納されている文字列(以前に選択された
翻訳結果文字列)とを比較する。その結果、類似してい
る部分がなければ(ステップH11のYes)、翻訳処
理部17はその選択文字列(今回選択された翻訳結果文
字列)を1つの登録候補としてセンテンス記憶部21に
格納する(ステップH12)。
【0108】一方、類似している部分があれば(ステッ
プH11のNo)、翻訳処理部17はその部分の訳から
類似パターンとして置き換え可能か否かを判断する。そ
の結果、置き換え可能であれば、つまり、類似パターン
として抽出可能であれば(ステップH13のYes)、
翻訳処理部17はその部分を『α』といった代用語に置
き換える(ステップH14)。なお、『α』は所有格ま
たは名詞句を示すものとする。
【0109】このようにして、翻訳結果として選択され
た文字列の置き換え可能部分を所定の代用語に置き換え
ると、翻訳処理部17はその置き換え後の文字列を対象
語情報とした訳語情報を作成し、これを情報対応テーブ
ル19に登録する(ステップH15)。また、この登録
に伴って、翻訳処理部17は訳語情報対応テーブル19
から該当情報を削除する(ステップH16)。
【0110】このように、翻訳の過程で、翻訳結果とし
て得られた文字列を選択した際に、その文字列を以前に
選択された翻訳結果文字列と比較することで置き換え可
能な部分を抽出し、その部分を所定の代用語に置き換え
て語情報対応テーブル19に登録するようにしたため、
上記第1または第3の実施例のような登録指示を必要と
せずに、類似パターンの登録を自動的に行うことができ
る。
【0111】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、登録時に
入力された文字列情報から置き換え可能な部分を抽出
し、その部分を所定の代用語に置き換えて対象語情報と
し、それに対応する訳語情報を登録するようにしたた
め、以後の翻訳処理において、ユーザが登録時に入力し
た文字列情報だけでなく、その類似パターンを含めた文
字列情報に対してユーザの訳語情報を最大限に活用で
き、精度の高い翻訳処理を行うことができる。
【0112】また、本発明によれば、ユーザがその登録
を指示したときに、置き換え後の文字列情報を対象語情
報として、それに対応する訳語情報を登録するようにし
たため、不必要な類似パターンの登録を避け、効率的な
翻訳処理を行うことができる。
【0113】また、本発明によれば、登録時に入力され
た文字列情報から置き換え可能な部分を抽出され、その
部分を意味的に限定された代用語に置き換えて対象語情
報とし、それに対応する訳語情報を登録するようにした
ため、以後の翻訳処理において、意味的に同じ文字列情
報のみを対象に訳語情報を活用して、より精度の高い翻
訳処理を行うことができる。
【0114】また、本発明によれば、登録内容を任意に
削除または修正することができるため、常にユーザに合
った訳語情報を用いて翻訳処理を行うことができる。ま
た、本発明によれば、翻訳結果として得られた文字列情
報から置き換え可能な部分を抽出し、その部分を所定の
代用語に置き換えて対象語情報とし、それに対応する訳
語情報を登録するようにしたため、その都度、登録指示
を必要とせずに、翻訳の過程で自動的に類似パターンの
登録が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1または第2の実施例に係る翻訳処
理装置の構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施例における訳語情報対応テーブルの
内容を示す図。
【図3】第1の実施例における所有格・代用語対応テー
ブルの内容を示す図。
【図4】第1の実施例における登録処理の動作を示すフ
ローチャート。
【図5】第1の実施例における参照処理の動作を示すフ
ローチャート。
【図6】第2の実施例における登録確認画面を示す図。
【図7】第2の実施例における登録処理の動作を示すフ
ローチャート。
【図8】第3の実施例における翻訳処理装置の構成を示
すブロック図。
【図9】第3の実施例における訳語情報対応テーブルの
内容を示す図。
【図10】第3の実施例における登録処理の動作を示す
フローチャート。
【図11】第3の実施例における参照処理の動作を示す
フローチャート。
【図12】第4の実施例における翻訳処理装置の構成を
示すブロック図。
【図13】第4の実施例における訳語情報対応テーブル
の内容を示す図。
【図14】第4の実施例における登録一覧画面を示す
図。
【図15】第4の実施例における一覧表示処理の動作を
示すフローチャート。
【図16】第4の実施例における削除・修正処理の動作
を示すフローチャート。
【図17】第5の実施例における翻訳処理装置の構成を
示すブロック図。
【図18】第5の実施例における登録処理の動作を示す
フローチャート。
【符号の説明】
11…入力装置、12…入力制御処理部、13…表示装
置、14…表示制御処理部、15…入力文字列記憶部、
16…翻訳結果文字列記憶部、17…翻訳処理部、17
a…辞書検索処理部、17b…訳語情報登録処理部、1
7c…訳語情報参照処理部、17d…同一パターン認定
処理部、17e…訳語情報修正・削除処理部、17f…
同一パターン認定処理部、18…翻訳辞書、19…訳語
情報対応テーブル、20…所有格・代用語対応テーブ
ル、21…センテンス記憶部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 登録対象となる文字列情報から置き換え
    可能な部分を抽出する抽出手段と、 この抽出手段によって抽出された上記置き換え可能部分
    を所定の代用語に置き換える置換手段と、 この置換手段によって置換された文字列情報を対象語情
    報とした訳語情報を記憶する訳語記憶手段と、 この訳語記憶手段に記憶された上記対象語情報の文字列
    情報と翻訳対象となる文字列情報とを比較し、上記代用
    語部分を所有格または名詞句として扱うことで両者が一
    致する場合に上記訳語情報を用いて翻訳を行う翻訳手段
    とを具備したことを特徴とする翻訳処理装置。
  2. 【請求項2】 上記置換手段によって置換された文字列
    情報の登録を指示するための登録指示手段を有し、 上記訳語記憶手段は、この登録指示手段によって登録指
    示された文字列情報のみを対象語情報として、その訳語
    情報を記憶することを特徴とする請求項1記載の翻訳処
    理装置。
  3. 【請求項3】 登録対象となる文字列情報から置き換え
    可能な部分を抽出する抽出手段と、 この抽出手段によって抽出された上記置き換え可能部分
    を意味的に限定した代用語に置き換える置換手段と、 この置換手段によって置換された文字列情報を対象語情
    報とした訳語情報を記憶する訳語記憶手段と、 この訳語記憶手段に記憶された上記対象語情報の文字列
    情報と翻訳対象となる文字列情報とを比較し、上記代用
    語部分を所有格または名詞句として扱うことで両者が意
    味的に一致する場合に上記訳語情報を用いて翻訳を行う
    翻訳手段とを具備したことを特徴とする翻訳処理装置。
  4. 【請求項4】 登録内容の修正または削除を指示するた
    めの修正/削除指示手段と、 この修正/削除指示手段による修正または削除指示に応
    じて上記記憶手段の登録内容を変更する登録変更手段と
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項3記載の
    翻訳処理装置。
  5. 【請求項5】 翻訳結果とした得られた文字列情報から
    置き換え可能な部分を抽出する抽出手段と、 この抽出手段によって抽出された上記置き換え可能部分
    を所定の代用語に置き換える置換手段と、 この置換手段によって置換された文字列情報を対象語情
    報とした訳語情報を記憶する訳語記憶手段と、 この訳語記憶手段に記憶された上記対象語情報の文字列
    情報と翻訳対象となる文字列情報とを比較し、上記代用
    語部分を所有格または名詞句として扱うことで両者が一
    致する場合に、その対象語情報に対応する上記訳語情報
    を用いて翻訳を行う翻訳手段とを具備したことを特徴と
    する翻訳処理装置。
  6. 【請求項6】 登録対象となる文字列情報から置き換え
    可能な部分を抽出し、 この抽出された置き換え可能部分を所定の代用語に置き
    換えた後、 この置換された文字列情報を対象語情報とした訳語情報
    をメモリに記憶しておくことにより、 このメモリに記憶された上記対象語情報の文字列情報と
    翻訳対象となる文字列情報とを比較し、上記代用語部分
    を所有格または名詞句として扱うことで両者が一致する
    場合に上記訳語情報を用いて翻訳を行うようにしたこと
    を特徴とする翻訳処理方法。
  7. 【請求項7】 上記置換された文字列情報の登録を指示
    することにより、 この登録指示された文字列情報のみを対象語情報とし
    て、その訳語情報を記憶しておくようにしたことを特徴
    とする請求項6記載の翻訳処理方法。
  8. 【請求項8】 登録対象となる文字列情報から置き換え
    可能な部分を抽出し、 この抽出された置き換え可能部分を意味的に限定した代
    用語に置き換えた後、 この置換された文字列情報を対象語情報とした訳語情報
    をメモリに記憶しておくことにより、 このメモリに記憶された上記対象語情報の文字列情報と
    翻訳対象となる文字列情報とを比較し、上記代用語部分
    を所有格または名詞句として扱うことで両者が意味的に
    一致する場合に上記訳語情報を用いて翻訳を行うように
    したことを特徴とする翻訳処理方法。
  9. 【請求項9】 登録内容の修正または削除を指示するこ
    とにより、 この修正または削除指示に応じて上記メモリの登録内容
    を変更するようにしたことを特徴とする請求項6又は請
    求項8記載の翻訳処理装置。
  10. 【請求項10】 翻訳結果とした得られた文字列情報か
    ら置き換え可能な部分を抽出し、 この抽出された置き換え可能部分を所定の代用語に置き
    換えた後、 この置換された文字列情報を対象語情報とした訳語情報
    をメモリに記憶しておくことにより、 このメモリに記憶された上記対象語情報の文字列情報と
    翻訳対象となる文字列情報とを比較し、上記代用語部分
    を所有格または名詞句として扱うことで両者が一致する
    場合に、その対象語情報に対応する上記訳語情報を用い
    て翻訳を行うようにしたことを特徴とする翻訳処理方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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