JPH08321603A - 電界効果型半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
電界効果型半導体装置およびその製造方法Info
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- JPH08321603A JPH08321603A JP7125091A JP12509195A JPH08321603A JP H08321603 A JPH08321603 A JP H08321603A JP 7125091 A JP7125091 A JP 7125091A JP 12509195 A JP12509195 A JP 12509195A JP H08321603 A JPH08321603 A JP H08321603A
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- H10D30/028—Manufacture or treatment of FETs having insulated gates [IGFET] of double-diffused metal oxide semiconductor [DMOS] FETs
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- H10D30/0287—Manufacture or treatment of FETs having insulated gates [IGFET] of double-diffused metal oxide semiconductor [DMOS] FETs of lateral DMOS [LDMOS] FETs using recessing of the source electrodes
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- H10P30/222—Ion implantation into wafers, substrates or parts of devices into semiconductor materials, e.g. for doping characterised by the angle between the ion beam and the crystal planes or the main crystal surface
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- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電界効果型半導体装置およびその製造方法に
関し、その電界効果型半導体装置のしきい値電圧を安定
化させるようにする。 【構成】 電界効果型半導体装置10において、ボディ
領域30中でゲート電極16と対向するチャネル領域内
における最高不純物濃度部位28が、ボディ領域30と
ソース領域26とが接する部位から離れた位置に存在す
る構成とする。この構成では、ボディ領域30中でゲー
ト電極16と対向するチャネル領域内に、ソース領域2
6との接する部位から離れた位置に最高不純物濃度部位
28が存在するため、ソース領域26の広がりの程度が
変化しても、最高不純物濃度部位28は影響を受けな
い。したがって、チャネル領域を流れる電子の流路の途
中に最高不純物濃度を示す部位が必ず存在することにな
り、その最高不純物濃度に依存するしきい値電圧を安定
化させることができる。
関し、その電界効果型半導体装置のしきい値電圧を安定
化させるようにする。 【構成】 電界効果型半導体装置10において、ボディ
領域30中でゲート電極16と対向するチャネル領域内
における最高不純物濃度部位28が、ボディ領域30と
ソース領域26とが接する部位から離れた位置に存在す
る構成とする。この構成では、ボディ領域30中でゲー
ト電極16と対向するチャネル領域内に、ソース領域2
6との接する部位から離れた位置に最高不純物濃度部位
28が存在するため、ソース領域26の広がりの程度が
変化しても、最高不純物濃度部位28は影響を受けな
い。したがって、チャネル領域を流れる電子の流路の途
中に最高不純物濃度を示す部位が必ず存在することにな
り、その最高不純物濃度に依存するしきい値電圧を安定
化させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電界効果型半導体装置お
よびその製造方法に関し、その電界効果型半導体装置の
しきい値電圧を安定化させる技術に関する。
よびその製造方法に関し、その電界効果型半導体装置の
しきい値電圧を安定化させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電界効果型半導体装置の例とし
て、特開昭56−73472号公報に開示されているよ
うな縦型の電界効果型半導体装置があり、この断面の模
式図を図18に示す。図18において、電界効果型半導
体装置100は、n+ 型のドレイン領域112、n型の
ドリフト領域110、p型のボディ領域120およびn
+ 型のソース領域116を中心に構成されている。
て、特開昭56−73472号公報に開示されているよ
うな縦型の電界効果型半導体装置があり、この断面の模
式図を図18に示す。図18において、電界効果型半導
体装置100は、n+ 型のドレイン領域112、n型の
ドリフト領域110、p型のボディ領域120およびn
+ 型のソース領域116を中心に構成されている。
【0003】ドレイン領域112の下側の面にはドレイ
ン電極114が接して設けられており、上側の面にはド
リフト領域110が形成されている。このドリフト領域
110の表面に接する内部にはボディ領域120が形成
されており、さらにボディ領域120の表面に接する内
部にはソース領域116が形成されている。一方、ドリ
フト領域110の表面、ボディ領域120の表面および
ソース領域116の表面は絶縁膜108で覆われてお
り、この絶縁膜108の表面側にはゲート電極106が
接して設けられている。また、ゲート電極106は絶縁
膜104で覆われており、この絶縁膜104の開口部を
通じてソース領域116と接するソース電極102が設
けられている。
ン電極114が接して設けられており、上側の面にはド
リフト領域110が形成されている。このドリフト領域
110の表面に接する内部にはボディ領域120が形成
されており、さらにボディ領域120の表面に接する内
部にはソース領域116が形成されている。一方、ドリ
フト領域110の表面、ボディ領域120の表面および
ソース領域116の表面は絶縁膜108で覆われてお
り、この絶縁膜108の表面側にはゲート電極106が
接して設けられている。また、ゲート電極106は絶縁
膜104で覆われており、この絶縁膜104の開口部を
通じてソース領域116と接するソース電極102が設
けられている。
【0004】ここで、ボディ領域120には、所定のし
きい値電圧を確保するために、イオン注入と熱処理によ
って不純物を導入している。まず、イオン注入では低加
速エネルギー(40KeV)程度でイオンを加速させ、ゲ
ート電極106が形成された絶縁膜108の面に対して
ほぼ垂直方向から不純物としてのホウ素(化学記号:
B)をボディ領域120内に打ち込んでいる。このイオ
ン注入によって発生した格子欠陥を回復させて活性化さ
せ、注入した不純物を拡散させるために熱処理(例え
ば、1100℃,30分)を行う。 こうしてボディ領域12
0に導入された不純物の濃度は、図19に示すような曲
線(ガウス分布)になる。すなわち、図19では、横軸
にボディ領域120と絶縁膜108との境界から深さ方
向(図18の図面下方向)の距離を示し、縦軸に不純物
濃度を示す。ここで、最高の不純物濃度D100となる
のは表面から距離L100の深さに位置し、これを図1
8では部位118で示す。
きい値電圧を確保するために、イオン注入と熱処理によ
って不純物を導入している。まず、イオン注入では低加
速エネルギー(40KeV)程度でイオンを加速させ、ゲ
ート電極106が形成された絶縁膜108の面に対して
ほぼ垂直方向から不純物としてのホウ素(化学記号:
B)をボディ領域120内に打ち込んでいる。このイオ
ン注入によって発生した格子欠陥を回復させて活性化さ
せ、注入した不純物を拡散させるために熱処理(例え
ば、1100℃,30分)を行う。 こうしてボディ領域12
0に導入された不純物の濃度は、図19に示すような曲
線(ガウス分布)になる。すなわち、図19では、横軸
にボディ領域120と絶縁膜108との境界から深さ方
向(図18の図面下方向)の距離を示し、縦軸に不純物
濃度を示す。ここで、最高の不純物濃度D100となる
のは表面から距離L100の深さに位置し、これを図1
8では部位118で示す。
【0005】そして、上記のような構造をなす電界効果
型半導体装置100を作動させる場合には、ソース電極
102を接地し、ドレイン電極114とゲート電極10
6とに正の電圧を印加する。ここで、ゲート電極106
にしきい値電圧以上の電圧を印加すると、絶縁膜108
を隔ててゲート電極106と対向しているボディ領域1
20の表面付近には反転層(以下、「チャネル領域」と
呼ぶ。)が誘起される。このチャネル領域は、絶縁膜1
08とボディ領域120との境界に近づくほど誘起され
やすく、この境界から離れるに従って誘起されにくくな
る。このため、ソース領域116からドリフト領域11
0に流れる電子は、図18の矢印Eに示すように絶縁膜
108に近いボディ領域120の表面に沿って多く流
れ、ドレイン領域112を経てドレイン電極114に達
する。以下、チャネル領域をゲート電極と平行して流れ
る電流の方向を「チャネル電流方向」と呼ぶ。
型半導体装置100を作動させる場合には、ソース電極
102を接地し、ドレイン電極114とゲート電極10
6とに正の電圧を印加する。ここで、ゲート電極106
にしきい値電圧以上の電圧を印加すると、絶縁膜108
を隔ててゲート電極106と対向しているボディ領域1
20の表面付近には反転層(以下、「チャネル領域」と
呼ぶ。)が誘起される。このチャネル領域は、絶縁膜1
08とボディ領域120との境界に近づくほど誘起され
やすく、この境界から離れるに従って誘起されにくくな
る。このため、ソース領域116からドリフト領域11
0に流れる電子は、図18の矢印Eに示すように絶縁膜
108に近いボディ領域120の表面に沿って多く流
れ、ドレイン領域112を経てドレイン電極114に達
する。以下、チャネル領域をゲート電極と平行して流れ
る電流の方向を「チャネル電流方向」と呼ぶ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電界
効果型半導体装置100におけるボディ領域120の幅
方向について、図18に示す区間C1−C2におけるボ
ディ領域120に導入された不純物の濃度は、図20に
示す曲線のようにソース領域116から離れてドリフト
領域110に近づくほど低くなる。このことはソース領
域116を形成する際に行われる拡散の度合い(以下、
「広がりの程度」と呼ぶ。)によって、最高不純物濃度
に影響を及ぼすことになる。例えば、図21に示すよう
に、ソース領域116とボディ領域120との境界が、
部位L10b を中心して部位L8bから部位L12b までの幅
の間で変化すると、最高不純物濃度もまた濃度D10c を
中心に濃度D8cから濃度D12c までの幅の間で変化する
ことになる。したがって、ソース領域116の広がりの
程度によって最高不純物濃度が変動し、しきい値電圧も
変化することになる。
効果型半導体装置100におけるボディ領域120の幅
方向について、図18に示す区間C1−C2におけるボ
ディ領域120に導入された不純物の濃度は、図20に
示す曲線のようにソース領域116から離れてドリフト
領域110に近づくほど低くなる。このことはソース領
域116を形成する際に行われる拡散の度合い(以下、
「広がりの程度」と呼ぶ。)によって、最高不純物濃度
に影響を及ぼすことになる。例えば、図21に示すよう
に、ソース領域116とボディ領域120との境界が、
部位L10b を中心して部位L8bから部位L12b までの幅
の間で変化すると、最高不純物濃度もまた濃度D10c を
中心に濃度D8cから濃度D12c までの幅の間で変化する
ことになる。したがって、ソース領域116の広がりの
程度によって最高不純物濃度が変動し、しきい値電圧も
変化することになる。
【0007】したがって、従来の電界効果型半導体装置
では、しきい値電圧の安定化が図れなかった。こうした
しきい値電圧の変化は、異なるウェーハのみならず、同
一のウェーハ上においても発生する。本発明はこのよう
な点に鑑みてなされたものであり、その課題は、ソース
領域とボディ領域との境界から離れた位置のチャネル領
域に最高不純物濃度を示す部位を設けることによって、
ソース領域の広がりの程度による最高不純物濃度が影響
を受けないようにし、もってしきい値電圧を安定化させ
ることである。
では、しきい値電圧の安定化が図れなかった。こうした
しきい値電圧の変化は、異なるウェーハのみならず、同
一のウェーハ上においても発生する。本発明はこのよう
な点に鑑みてなされたものであり、その課題は、ソース
領域とボディ領域との境界から離れた位置のチャネル領
域に最高不純物濃度を示す部位を設けることによって、
ソース領域の広がりの程度による最高不純物濃度が影響
を受けないようにし、もってしきい値電圧を安定化させ
ることである。
【0008】
【課題を解決するための第1の手段】請求項1に記載さ
れた発明は、第1導電型のソース領域とドレイン領域と
の間に介装されており前記第1導電型とは反対の導電型
である第2導電型のボディ領域と、そのボディ領域に絶
縁層を隔てて対向しているゲート電極とを有する電界効
果型半導体装置において、前記ボディ領域中で前記ゲー
ト電極と対向するチャネル領域内における最高不純物濃
度部位が、前記ボディ領域が前記ソース領域に接する部
位から離れた位置に存在している構成とする。
れた発明は、第1導電型のソース領域とドレイン領域と
の間に介装されており前記第1導電型とは反対の導電型
である第2導電型のボディ領域と、そのボディ領域に絶
縁層を隔てて対向しているゲート電極とを有する電界効
果型半導体装置において、前記ボディ領域中で前記ゲー
ト電極と対向するチャネル領域内における最高不純物濃
度部位が、前記ボディ領域が前記ソース領域に接する部
位から離れた位置に存在している構成とする。
【0009】
【第1の手段による作用】請求項1の発明によれば、ボ
ディ領域中でゲート電極と対向するチャネル領域内に
は、ソース領域がボディ領域に接する部位から離れた位
置に最高不純物濃度部位が存在することになる。このた
め、ソース領域の広がりの程度にばらつきが生じても最
高不純物濃度は影響を受けないため、しきい値電圧を安
定化させることが可能になる。
ディ領域中でゲート電極と対向するチャネル領域内に
は、ソース領域がボディ領域に接する部位から離れた位
置に最高不純物濃度部位が存在することになる。このた
め、ソース領域の広がりの程度にばらつきが生じても最
高不純物濃度は影響を受けないため、しきい値電圧を安
定化させることが可能になる。
【0010】
【課題を解決するための第2の手段】請求項2に記載さ
れた発明の電界効果型半導体装置の製造方法は、第1導
電型の半導体基板の表面に、絶縁層を隔ててゲート電極
を形成するゲート電極形成工程と、前記ゲート電極形成
工程で前記半導体基板の浅い部位に不純物を導入して前
記第1導電型のソース領域を形成するソース領域形成工
程と、前記ゲート電極形成工程でゲート電極が形成され
た半導体基板の表面に対して斜め方向から、前記半導体
基板の深い部位に不純物を導入して活性化させて前記第
1導電型とは反対の導電型である第2導電型のボディ領
域を形成するボディ領域形成工程とを有する。
れた発明の電界効果型半導体装置の製造方法は、第1導
電型の半導体基板の表面に、絶縁層を隔ててゲート電極
を形成するゲート電極形成工程と、前記ゲート電極形成
工程で前記半導体基板の浅い部位に不純物を導入して前
記第1導電型のソース領域を形成するソース領域形成工
程と、前記ゲート電極形成工程でゲート電極が形成され
た半導体基板の表面に対して斜め方向から、前記半導体
基板の深い部位に不純物を導入して活性化させて前記第
1導電型とは反対の導電型である第2導電型のボディ領
域を形成するボディ領域形成工程とを有する。
【0011】なお、上記のソース領域形成工程とボディ
領域形成工程は、順不同に実行可能な工程である。ま
た、「半導体基板の深い部位に不純物を導入」という場
合には、半導体基板における表面上の凹凸から所定の距
離だけ深い部位に不純物を導入することを意味する。し
たがって、その深い部位に導入された不純物は、半導体
基板における表面上の凹凸形状とほぼ同様の凹凸形状に
沿う部位に多く存在することになる。
領域形成工程は、順不同に実行可能な工程である。ま
た、「半導体基板の深い部位に不純物を導入」という場
合には、半導体基板における表面上の凹凸から所定の距
離だけ深い部位に不純物を導入することを意味する。し
たがって、その深い部位に導入された不純物は、半導体
基板における表面上の凹凸形状とほぼ同様の凹凸形状に
沿う部位に多く存在することになる。
【0012】
【第2の手段による作用】請求項2の発明によれば、ボ
ディ領域形成工程において斜め方向から半導体基板の深
い部位に不純物を導入している。この導入により、不純
物は水平方向にずれた位置に、半導体基板における表面
上の凹凸形状とほぼ同様の凹凸形状に沿う部位に多く存
在することになる。このため、ボディ領域中でゲート電
極と対向するチャネル領域内には、そのゲート電極の垂
直壁から水平方向にずれた部位に不純物が多く存在する
ことになり、これが最高不純物濃度部位となる。したが
って、ソース領域の広がりの程度が変化しても最高不純
物濃度は影響を受けないため、しきい値電圧を安定化さ
せることが可能になる。
ディ領域形成工程において斜め方向から半導体基板の深
い部位に不純物を導入している。この導入により、不純
物は水平方向にずれた位置に、半導体基板における表面
上の凹凸形状とほぼ同様の凹凸形状に沿う部位に多く存
在することになる。このため、ボディ領域中でゲート電
極と対向するチャネル領域内には、そのゲート電極の垂
直壁から水平方向にずれた部位に不純物が多く存在する
ことになり、これが最高不純物濃度部位となる。したが
って、ソース領域の広がりの程度が変化しても最高不純
物濃度は影響を受けないため、しきい値電圧を安定化さ
せることが可能になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、半導体のプロセス技術に関し、酸化膜を
形成する熱酸化法,化学反応により薄膜を形成するCV
D(Chemical Vapor Deposition )法,マスク上の微細
パターンをウェーハ上に転写してレジストパターンを形
成するフォトリソグラフィ法,基板上に形成された薄膜
等を除去するRIE(Reactive Ion Etching)法,所望
の半導体領域に対して不純物を注入するイオン注入法,
基板や薄膜に不純物を導入する熱拡散法,物理的に薄膜
を形成するPVD(Physical Vapor Deposition )法の
一つであって合金薄膜を形成するスパッタ法等のように
各方法については、いずれも公知な技術であるので詳細
な説明は省略する。また、この実施例では説明を簡単に
するため、第1導電型をn型とし、第2導電型をp型と
する場合の電界効果型半導体装置について説明する。
明する。なお、半導体のプロセス技術に関し、酸化膜を
形成する熱酸化法,化学反応により薄膜を形成するCV
D(Chemical Vapor Deposition )法,マスク上の微細
パターンをウェーハ上に転写してレジストパターンを形
成するフォトリソグラフィ法,基板上に形成された薄膜
等を除去するRIE(Reactive Ion Etching)法,所望
の半導体領域に対して不純物を注入するイオン注入法,
基板や薄膜に不純物を導入する熱拡散法,物理的に薄膜
を形成するPVD(Physical Vapor Deposition )法の
一つであって合金薄膜を形成するスパッタ法等のように
各方法については、いずれも公知な技術であるので詳細
な説明は省略する。また、この実施例では説明を簡単に
するため、第1導電型をn型とし、第2導電型をp型と
する場合の電界効果型半導体装置について説明する。
【0014】電界効果型半導体装置10の一つである二
重拡散MOS(DMOS;Double-diffused Metal Oxide
Semiconductor)−FET(Field Effect Transistor
)の断面構造を図1に示す。この電界効果型半導体装
置10は、上記電界効果型半導体装置100と同様に、
n+ 型のドレイン領域22、n型のドリフト領域20、
p型のボディ領域30Bおよびn+ 型のソース領域26
を中心に構成されている。なお、具体的な構成は電界効
果型半導体装置100との対比において、ドレイン領域
22はドレイン領域112に、ドレイン電極24はドレ
イン電極114に、ドリフト領域20はドリフト領域1
10に、ボディ領域30Bはボディ領域120に、ソー
ス領域26はソース領域116に、絶縁膜18は絶縁膜
108に、ゲート電極16はゲート電極106に、絶縁
膜14は絶縁膜104に、ソース電極12はソース電極
102にそれぞれ対応する。
重拡散MOS(DMOS;Double-diffused Metal Oxide
Semiconductor)−FET(Field Effect Transistor
)の断面構造を図1に示す。この電界効果型半導体装
置10は、上記電界効果型半導体装置100と同様に、
n+ 型のドレイン領域22、n型のドリフト領域20、
p型のボディ領域30Bおよびn+ 型のソース領域26
を中心に構成されている。なお、具体的な構成は電界効
果型半導体装置100との対比において、ドレイン領域
22はドレイン領域112に、ドレイン電極24はドレ
イン電極114に、ドリフト領域20はドリフト領域1
10に、ボディ領域30Bはボディ領域120に、ソー
ス領域26はソース領域116に、絶縁膜18は絶縁膜
108に、ゲート電極16はゲート電極106に、絶縁
膜14は絶縁膜104に、ソース電極12はソース電極
102にそれぞれ対応する。
【0015】ここで、ボディ領域30Bにおける最高不
純物濃度部位28は、絶縁膜18の表面に沿う水平部分
と、ゲート電極16の表面(垂直壁)に沿う垂直部分と
がある。この最高不純物濃度部位28のうち垂直部分
は、絶縁膜18とボディ領域30Bの境界部位に達す
る。ところで、ソース電極12を接地し、ドレイン電極
24に正の電圧を印加するとともに、ゲート電極16に
しきい値電圧以上の電圧を印加すると、絶縁膜18を隔
ててゲート電極16と対向しているボディ領域30Bの
表面付近にはチャネル領域30Cが誘起される。
純物濃度部位28は、絶縁膜18の表面に沿う水平部分
と、ゲート電極16の表面(垂直壁)に沿う垂直部分と
がある。この最高不純物濃度部位28のうち垂直部分
は、絶縁膜18とボディ領域30Bの境界部位に達す
る。ところで、ソース電極12を接地し、ドレイン電極
24に正の電圧を印加するとともに、ゲート電極16に
しきい値電圧以上の電圧を印加すると、絶縁膜18を隔
ててゲート電極16と対向しているボディ領域30Bの
表面付近にはチャネル領域30Cが誘起される。
【0016】このことから、チャネル領域30C内に
は、必ず最高不純物濃度部位28が存在することにな
る。すなわち、図1に示すチャネル電流方向の区間A1
−A2の不純物濃度は、図2に示すように、ソース領域
26とボディ領域30Bとの境界である部位L10と、ボ
ディ領域30Bとドレイン領域22との境界である部位
L30とにおける不純物濃度は、最高不純物濃度部位28
の不純物濃度D20より低い。なお、この例では、n+ 型
のソース領域26における不純物濃度は濃度D30であ
り、n+ 型のドレイン領域22における不純物濃度は濃
度D10である。
は、必ず最高不純物濃度部位28が存在することにな
る。すなわち、図1に示すチャネル電流方向の区間A1
−A2の不純物濃度は、図2に示すように、ソース領域
26とボディ領域30Bとの境界である部位L10と、ボ
ディ領域30Bとドレイン領域22との境界である部位
L30とにおける不純物濃度は、最高不純物濃度部位28
の不純物濃度D20より低い。なお、この例では、n+ 型
のソース領域26における不純物濃度は濃度D30であ
り、n+ 型のドレイン領域22における不純物濃度は濃
度D10である。
【0017】上記の構成をなす電界効果型半導体装置1
0では、ソース領域26を形成する際の広がりの程度に
よっても、チャネル領域30Cにおける最高不純物濃度
には影響を及ぼさない。すなわち、図3に示すように、
ソース領域26とボディ領域30Bとの境界が、部位L
10a を中心して部位L8aから部位L12a までの幅の間で
変化しても、最高不純物濃度は最高不純物濃度部位28
における不純物濃度D20である。このため、ソース領域
26の広がりの程度が変化しても、最高不純物濃度部位
28は影響を受けない。したがって、チャネル領域30
Cを流れる電子の流路の途中に最高不純物濃度を示す部
位が必ず存在することになり、その最高不純物濃度に依
存するしきい値電圧を安定化させることができる。
0では、ソース領域26を形成する際の広がりの程度に
よっても、チャネル領域30Cにおける最高不純物濃度
には影響を及ぼさない。すなわち、図3に示すように、
ソース領域26とボディ領域30Bとの境界が、部位L
10a を中心して部位L8aから部位L12a までの幅の間で
変化しても、最高不純物濃度は最高不純物濃度部位28
における不純物濃度D20である。このため、ソース領域
26の広がりの程度が変化しても、最高不純物濃度部位
28は影響を受けない。したがって、チャネル領域30
Cを流れる電子の流路の途中に最高不純物濃度を示す部
位が必ず存在することになり、その最高不純物濃度に依
存するしきい値電圧を安定化させることができる。
【0018】次に、電界効果型半導体装置10の製造方
法について、図4乃至図11を参照しつつ説明する。 〔第1絶縁膜形成工程〕まず、図4に示すように、高濃
度n+ 型の半導体基板(ドレイン領域22)上に、低濃
度n型のドリフト領域20をエピタキシャル成長させ、
さらにそのドリフト領域20の表面に熱酸化法により絶
縁膜(酸化膜)18を形成する。 〔ゲート電極形成工程〕次に、図5に示すように、その
絶縁膜18の表面にCVD法によりゲート電極{リン
(化学記号:P)を多く含む多結晶シリコン膜}16を
推積する。
法について、図4乃至図11を参照しつつ説明する。 〔第1絶縁膜形成工程〕まず、図4に示すように、高濃
度n+ 型の半導体基板(ドレイン領域22)上に、低濃
度n型のドリフト領域20をエピタキシャル成長させ、
さらにそのドリフト領域20の表面に熱酸化法により絶
縁膜(酸化膜)18を形成する。 〔ゲート電極形成工程〕次に、図5に示すように、その
絶縁膜18の表面にCVD法によりゲート電極{リン
(化学記号:P)を多く含む多結晶シリコン膜}16を
推積する。
【0019】〔ソース領域形成工程〕そして、図6に示
すように、フォトリソグラフィ法とRIE法を用いて、
ゲート電極16を所定のパターンに形成する。なお、こ
のパターン形成後、ゲート電極16の厚さが十分に厚い
場合には、パターン形成の際に用いるレジスト膜40を
除去してもよい。その後、イオン注入法により、絶縁膜
18の表面に対してほぼ垂直方向から不純物としてのヒ
素(化学記号:As )を注入し、n+ 型のソース領域2
6を形成する。
すように、フォトリソグラフィ法とRIE法を用いて、
ゲート電極16を所定のパターンに形成する。なお、こ
のパターン形成後、ゲート電極16の厚さが十分に厚い
場合には、パターン形成の際に用いるレジスト膜40を
除去してもよい。その後、イオン注入法により、絶縁膜
18の表面に対してほぼ垂直方向から不純物としてのヒ
素(化学記号:As )を注入し、n+ 型のソース領域2
6を形成する。
【0020】〔ボディ領域形成工程〕さらに、図7に示
すように、斜めイオン注入法により、絶縁膜18の表面
に対して斜め方向から不純物としてのホウ素(化学記
号:B)を注入し、p型のボディ領域30Bを形成す
る。例えば、高加速エネルギーでイオンを加速させ、絶
縁膜18の表面に対して45度方向からホウ素を注入す
る。ここで、斜めイオン注入法を行う際、図8に示すよ
うに、半導体基板における表面上の凹凸から投影飛程L
だけ斜めに不純物を注入する。このとき、ゲート電極1
6の表面(垂直壁)から投影飛程Lだけ斜めに不純物を
注入した部位が、絶縁膜18とボディ領域30Bの境界
に達するような角度と加速エネルギーで行う必要があ
る。こうすることによって、絶縁膜18を隔ててゲート
電極16と対向しているボディ領域30Bの表面付近に
誘起されるチャネル領域30Cにおいて、最高不純物濃
度部位28を確保することができる。
すように、斜めイオン注入法により、絶縁膜18の表面
に対して斜め方向から不純物としてのホウ素(化学記
号:B)を注入し、p型のボディ領域30Bを形成す
る。例えば、高加速エネルギーでイオンを加速させ、絶
縁膜18の表面に対して45度方向からホウ素を注入す
る。ここで、斜めイオン注入法を行う際、図8に示すよ
うに、半導体基板における表面上の凹凸から投影飛程L
だけ斜めに不純物を注入する。このとき、ゲート電極1
6の表面(垂直壁)から投影飛程Lだけ斜めに不純物を
注入した部位が、絶縁膜18とボディ領域30Bの境界
に達するような角度と加速エネルギーで行う必要があ
る。こうすることによって、絶縁膜18を隔ててゲート
電極16と対向しているボディ領域30Bの表面付近に
誘起されるチャネル領域30Cにおいて、最高不純物濃
度部位28を確保することができる。
【0021】レジスト膜40を除去した後に、低温熱処
理(例えば、 900℃,30分)、あるいは短時間の高温熱
処理(例えば、1100℃,30秒)によって、ソース領域2
6とボディ領域30Bに注入した不純物をほとんど拡散
させないで、イオン注入によって発生した格子欠陥を回
復させて活性化(アニール)させる。
理(例えば、 900℃,30分)、あるいは短時間の高温熱
処理(例えば、1100℃,30秒)によって、ソース領域2
6とボディ領域30Bに注入した不純物をほとんど拡散
させないで、イオン注入によって発生した格子欠陥を回
復させて活性化(アニール)させる。
【0022】〔第2絶縁膜形成工程〕それから、図9に
示すように、CVD法によりリンを多く含む絶縁膜(酸
化膜)14をゲート電極16の表面に推積する。その
後、図10に示すように、フォトリソグラフィ法とRI
E法を用いて、絶縁膜14を所定のパターンに形成す
る。
示すように、CVD法によりリンを多く含む絶縁膜(酸
化膜)14をゲート電極16の表面に推積する。その
後、図10に示すように、フォトリソグラフィ法とRI
E法を用いて、絶縁膜14を所定のパターンに形成す
る。
【0023】〔ソース電極形成工程〕そして、図11に
示すように、絶縁膜14をマスクとし、RIE法を用い
てソース領域26をエッチングする。その後、スパッタ
法によりアルミニウム(化学記号:Al )等の金属を推
積し、ソース電極12を形成すると、図1に示す電界効
果型半導体装置10が完成する。なお、上記製造工程に
おいて、ゲート電極形成工程の後に実行されるソース領
域形成工程とボディ領域形成工程は順不同に実行可能で
ある。
示すように、絶縁膜14をマスクとし、RIE法を用い
てソース領域26をエッチングする。その後、スパッタ
法によりアルミニウム(化学記号:Al )等の金属を推
積し、ソース電極12を形成すると、図1に示す電界効
果型半導体装置10が完成する。なお、上記製造工程に
おいて、ゲート電極形成工程の後に実行されるソース領
域形成工程とボディ領域形成工程は順不同に実行可能で
ある。
【0024】この製造方法では、ゲート電極16の表面
(垂直壁)から投影飛程Lだけ斜めに不純物を注入した
部位が、絶縁膜18とボディ領域30Bの境界に達する
ような角度で行うことによって、最高不純物濃度部位2
8をチャネル領域30C内に確保することができる。し
かも、この最高不純物濃度部位28は、ボディ領域30
Bがソース領域26に接する部位から離れた位置に存在
することになる。したがって、ソース領域26の広がり
の程度が変化しても最高不純物濃度部位28は影響を受
けず、その最高不純物濃度部位28の濃度に依存するし
きい値電圧を安定化させることができる。
(垂直壁)から投影飛程Lだけ斜めに不純物を注入した
部位が、絶縁膜18とボディ領域30Bの境界に達する
ような角度で行うことによって、最高不純物濃度部位2
8をチャネル領域30C内に確保することができる。し
かも、この最高不純物濃度部位28は、ボディ領域30
Bがソース領域26に接する部位から離れた位置に存在
することになる。したがって、ソース領域26の広がり
の程度が変化しても最高不純物濃度部位28は影響を受
けず、その最高不純物濃度部位28の濃度に依存するし
きい値電圧を安定化させることができる。
【0025】ここで、本発明では、上述したしきい値電
圧を安定化させる効果とともに、パンチスルー電圧の値
を安定化させるという効果も付随的に奏する。この理由
について、以下に説明する。まず、図18に示す従来の
電界効果型半導体装置100を製造する際において、ド
リフト領域110をエピタキシャル成長させるとき、シ
ラン(Si H4 )ガスとホスフィン(PH3 )ガスとの
濃度比のずれや、それらのガスの温度変化によって不純
物濃度も変化する。すなわち、図13に示す様にドリフ
ト領域110の濃度は、濃度D10b を中心に濃度D8bか
ら濃度D12b までの幅の間で変化する。このとき、ボデ
ィ領域120とドリフト領域110との境界は部位L30
b を中心して部位L28b から部位L32b までの幅の間で
変化する。したがって、ボディ領域120における幅方
向の距離に依存するパンチスルー電圧の値も変化するこ
とになる。
圧を安定化させる効果とともに、パンチスルー電圧の値
を安定化させるという効果も付随的に奏する。この理由
について、以下に説明する。まず、図18に示す従来の
電界効果型半導体装置100を製造する際において、ド
リフト領域110をエピタキシャル成長させるとき、シ
ラン(Si H4 )ガスとホスフィン(PH3 )ガスとの
濃度比のずれや、それらのガスの温度変化によって不純
物濃度も変化する。すなわち、図13に示す様にドリフ
ト領域110の濃度は、濃度D10b を中心に濃度D8bか
ら濃度D12b までの幅の間で変化する。このとき、ボデ
ィ領域120とドリフト領域110との境界は部位L30
b を中心して部位L28b から部位L32b までの幅の間で
変化する。したがって、ボディ領域120における幅方
向の距離に依存するパンチスルー電圧の値も変化するこ
とになる。
【0026】図1に示す本発明の電界効果型半導体装置
10の場合であっても、やはりガスの濃度比率や温度変
化によって不純物濃度も変化する。しかし、ボディ領域
30Bにおける不純物濃度曲線は部位L20を最高不純物
濃度とする凸形の曲線であるので、ボディ領域30Bと
ドリフト領域20との境界ではその不純物濃度曲線の傾
きが急峻である。このため、従来の電界効果型半導体装
置100と同じドリフト領域110の不純物濃度の変化
で見ると、図12に示す様にボディ領域30Bとドリフ
ト領域20との境界は部位L30a を中心して部位L28a
から部位L32aまでの幅の間で変化するが、その変動幅
は小さい。したがって、ボディ領域30Bにおける幅方
向の距離の変動は小さくなるので、その幅方向の距離に
依存するパンチスルー電圧の値を安定化させることがで
きる。
10の場合であっても、やはりガスの濃度比率や温度変
化によって不純物濃度も変化する。しかし、ボディ領域
30Bにおける不純物濃度曲線は部位L20を最高不純物
濃度とする凸形の曲線であるので、ボディ領域30Bと
ドリフト領域20との境界ではその不純物濃度曲線の傾
きが急峻である。このため、従来の電界効果型半導体装
置100と同じドリフト領域110の不純物濃度の変化
で見ると、図12に示す様にボディ領域30Bとドリフ
ト領域20との境界は部位L30a を中心して部位L28a
から部位L32aまでの幅の間で変化するが、その変動幅
は小さい。したがって、ボディ領域30Bにおける幅方
向の距離の変動は小さくなるので、その幅方向の距離に
依存するパンチスルー電圧の値を安定化させることがで
きる。
【0027】本発明を適用する第2の構成をなす電界効
果型半導体装置50について、図14を参照しつつ説明
する。図14には、その例である横形二重拡散MOS
(LDMOS;Lateral Double-diffused MOS)−FET
の断面構造を示す。なお、図1に示す電界効果型半導体
装置10(二重拡散MOS−FET)と同一の要素につ
いては同一の番号を付し、それらの要素についての説明
を省略する。ここで、図14に示す電界効果型半導体装
置50が図1に示す電界効果型半導体装置10と異なる
のは、ドレイン領域22がドリフト領域20を隔ててチ
ャネル電流方向にボディ領域30Bと対向して形成され
ている点である。すなわち、ドレイン領域22はソース
領域26と同様にボディ領域30Bの表面に接する内部
に形成されており、そのドレイン領域22の表面は絶縁
膜18で覆われている。なお、ドレイン電極24は絶縁
膜18の開口部を通じて接している。このような構成を
なす電界効果型半導体装置50において、図14に示す
幅方向の区間A3−A4の不純物濃度の変化は図15に
示すようになる。
果型半導体装置50について、図14を参照しつつ説明
する。図14には、その例である横形二重拡散MOS
(LDMOS;Lateral Double-diffused MOS)−FET
の断面構造を示す。なお、図1に示す電界効果型半導体
装置10(二重拡散MOS−FET)と同一の要素につ
いては同一の番号を付し、それらの要素についての説明
を省略する。ここで、図14に示す電界効果型半導体装
置50が図1に示す電界効果型半導体装置10と異なる
のは、ドレイン領域22がドリフト領域20を隔ててチ
ャネル電流方向にボディ領域30Bと対向して形成され
ている点である。すなわち、ドレイン領域22はソース
領域26と同様にボディ領域30Bの表面に接する内部
に形成されており、そのドレイン領域22の表面は絶縁
膜18で覆われている。なお、ドレイン電極24は絶縁
膜18の開口部を通じて接している。このような構成を
なす電界効果型半導体装置50において、図14に示す
幅方向の区間A3−A4の不純物濃度の変化は図15に
示すようになる。
【0028】本発明を適用する第3の構成をなす電界効
果型半導体装置60について、図16を参照しつつ説明
する。図16には、その例である縦形U溝MOS(VU
MOS;Vertical U-groovedMOS)−FETの断面構造
を示す。なお、図1に示す電界効果型半導体装置10
(二重拡散MOS−FET)と同一の要素については同
一の番号を付し、その要素についての説明を省略する。
ここで、図16に示す電界効果型半導体装置60が図1
に示す電界効果型半導体装置10と異なるのは、ボディ
領域30Bとドリフト領域20に渡って、ゲート電極1
6が絶縁膜18を隔てて柱状に形成されている点であ
る。このような構成をなす電界効果型半導体装置60に
おいて、図16に示すチャネル電流方向の区間A5−A
6の不純物濃度の変化は図17に示すようになる。
果型半導体装置60について、図16を参照しつつ説明
する。図16には、その例である縦形U溝MOS(VU
MOS;Vertical U-groovedMOS)−FETの断面構造
を示す。なお、図1に示す電界効果型半導体装置10
(二重拡散MOS−FET)と同一の要素については同
一の番号を付し、その要素についての説明を省略する。
ここで、図16に示す電界効果型半導体装置60が図1
に示す電界効果型半導体装置10と異なるのは、ボディ
領域30Bとドリフト領域20に渡って、ゲート電極1
6が絶縁膜18を隔てて柱状に形成されている点であ
る。このような構成をなす電界効果型半導体装置60に
おいて、図16に示すチャネル電流方向の区間A5−A
6の不純物濃度の変化は図17に示すようになる。
【0029】ここで、図15と図17に示す不純物濃度
の変化からも明らかなように、絶縁膜18を隔ててゲー
ト電極16と対向しているp型のボディ領域30Bの表
面付近に誘起されるチャネル領域30Cには、最高不純
物濃度部位28が確実に存在しており、ソース領域26
の広がりの程度の変化による影響を受けない。したがっ
て、電界効果型半導体装置50,60の構成であって
も、電界効果型半導体装置10と同様にしきい値電圧を
安定化させることができる。また、付随的に、パンチス
ルー電圧の値を安定化させることができる。
の変化からも明らかなように、絶縁膜18を隔ててゲー
ト電極16と対向しているp型のボディ領域30Bの表
面付近に誘起されるチャネル領域30Cには、最高不純
物濃度部位28が確実に存在しており、ソース領域26
の広がりの程度の変化による影響を受けない。したがっ
て、電界効果型半導体装置50,60の構成であって
も、電界効果型半導体装置10と同様にしきい値電圧を
安定化させることができる。また、付随的に、パンチス
ルー電圧の値を安定化させることができる。
【0030】以上では電界効果型半導体装置およびその
製造方法の一実施例について説明したが、この電界効果
型半導体装置およびその製造方法におけるその他の部分
の構造、形状、大きさ、材質、個数、配置、動作条件、
製造手順等についても、本実施例に限定されるものでな
い。例えば、本発明は二重拡散MOS−FET,横形二
重拡散MOS−FET,縦形U溝MOS−FETに適用
したが、これらの電界効果型半導体装置に限ることな
く、薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor
),SOI(SiliconOn Insulator),縦形MOS(Ve
rtical MOS)−FET,縦形二重拡散MOS(VDMO
S;Vertical Double-diffused MOS )−FET,縦形V
溝MOS(VVMOS;Vertical V-grooved MOS)−F
ET,ヒ化ガリウムFET(Ga As −FET),ヘテ
ロ接合FET(HEMT),In P−FET等のよう
に、おおよそ絶縁膜を隔ててゲート電極と対向している
ボディ領域の表面付近にチャネル領域が誘起される全て
の電界効果型半導体装置に適用できる。これらの電界効
果型半導体装置に本発明を適用した場合でも、上記実施
例と同様の効果を得ることができる。
製造方法の一実施例について説明したが、この電界効果
型半導体装置およびその製造方法におけるその他の部分
の構造、形状、大きさ、材質、個数、配置、動作条件、
製造手順等についても、本実施例に限定されるものでな
い。例えば、本発明は二重拡散MOS−FET,横形二
重拡散MOS−FET,縦形U溝MOS−FETに適用
したが、これらの電界効果型半導体装置に限ることな
く、薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor
),SOI(SiliconOn Insulator),縦形MOS(Ve
rtical MOS)−FET,縦形二重拡散MOS(VDMO
S;Vertical Double-diffused MOS )−FET,縦形V
溝MOS(VVMOS;Vertical V-grooved MOS)−F
ET,ヒ化ガリウムFET(Ga As −FET),ヘテ
ロ接合FET(HEMT),In P−FET等のよう
に、おおよそ絶縁膜を隔ててゲート電極と対向している
ボディ領域の表面付近にチャネル領域が誘起される全て
の電界効果型半導体装置に適用できる。これらの電界効
果型半導体装置に本発明を適用した場合でも、上記実施
例と同様の効果を得ることができる。
【0031】また、本発明は第1導電型をn型とし、第
2導電型をp型とする場合の電界効果型半導体装置につ
いて適用したが、逆の態様である第1導電型をp型と
し、第2導電型をn型とする場合の電界効果型半導体装
置についても同様に本発明を適用することができる。こ
の場合であっても、ソース領域の広がりの程度による影
響を受けない最高不純物濃度部位が確実に存在すること
となり、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
2導電型をp型とする場合の電界効果型半導体装置につ
いて適用したが、逆の態様である第1導電型をp型と
し、第2導電型をn型とする場合の電界効果型半導体装
置についても同様に本発明を適用することができる。こ
の場合であっても、ソース領域の広がりの程度による影
響を受けない最高不純物濃度部位が確実に存在すること
となり、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
【0032】さらに、上記の電界効果型半導体装置にお
いて、n+ 型であるドレイン領域の導電型を変えたp+
型のドレイン領域を有する導電度変調型半導体装置につ
いても本発明を同様に適用することができる。例えば、
絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT;Insulat
e Gate Bipolar-mode Transistor)について本発明を適
用する場合に最適である。この場合には、耐圧(パンチ
スルー電圧)をより高くしつつ、抵抗を減らすことがで
きる。
いて、n+ 型であるドレイン領域の導電型を変えたp+
型のドレイン領域を有する導電度変調型半導体装置につ
いても本発明を同様に適用することができる。例えば、
絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT;Insulat
e Gate Bipolar-mode Transistor)について本発明を適
用する場合に最適である。この場合には、耐圧(パンチ
スルー電圧)をより高くしつつ、抵抗を減らすことがで
きる。
【0033】そして、実施例に示す電界効果型半導体装
置10等は、図1や図14等に示すような断面構造を構
成してあれば足り、電界効果型半導体装置10等の上方
からみる形状にはとらわれない。例えば、電界効果型半
導体装置10等の上方からみる形状は、格子状やストラ
イプ状、円形(楕円形)状、あるいは三角形以上の多角
形状であっても本発明を実施する際に影響はない。
置10等は、図1や図14等に示すような断面構造を構
成してあれば足り、電界効果型半導体装置10等の上方
からみる形状にはとらわれない。例えば、電界効果型半
導体装置10等の上方からみる形状は、格子状やストラ
イプ状、円形(楕円形)状、あるいは三角形以上の多角
形状であっても本発明を実施する際に影響はない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、ボディ領域中でゲート電極と対向するチャネル領域
内には、ソース領域がボディ領域に接する部位から離れ
た位置に最高不純物濃度部位を存在させる構成としたの
で、ソース領域の広がりの程度が変化しても、最高不純
物濃度部位は影響を受けない。したがって、チャネル領
域を流れる電子の流路の途中に最高不純物濃度を示す部
位が必ず存在することになり、その最高不純物濃度に依
存するしきい値電圧を安定化させることができる。
は、ボディ領域中でゲート電極と対向するチャネル領域
内には、ソース領域がボディ領域に接する部位から離れ
た位置に最高不純物濃度部位を存在させる構成としたの
で、ソース領域の広がりの程度が変化しても、最高不純
物濃度部位は影響を受けない。したがって、チャネル領
域を流れる電子の流路の途中に最高不純物濃度を示す部
位が必ず存在することになり、その最高不純物濃度に依
存するしきい値電圧を安定化させることができる。
【0035】また、請求項2の発明は、斜め方向から半
導体基板の深い部位に不純物を導入するボディ領域形成
工程を設けたので、導入された不純物は水平方向にずれ
た位置に、半導体基板における表面上の凹凸形状とほぼ
同様の凹凸形状に沿う部位に多く存在することになる。
このため、ボディ領域中でゲート電極と対向するチャネ
ル領域内には、そのゲート電極の垂直壁から水平方向に
ずれた部位に不純物が多く存在することになり、これが
最高不純物濃度部位となる。したがって、ソース領域の
広がりの程度が変化しても最高不純物濃度部位は影響を
受けず、その最高不純物濃度部位の濃度に依存するしき
い値電圧を安定化させることができる。
導体基板の深い部位に不純物を導入するボディ領域形成
工程を設けたので、導入された不純物は水平方向にずれ
た位置に、半導体基板における表面上の凹凸形状とほぼ
同様の凹凸形状に沿う部位に多く存在することになる。
このため、ボディ領域中でゲート電極と対向するチャネ
ル領域内には、そのゲート電極の垂直壁から水平方向に
ずれた部位に不純物が多く存在することになり、これが
最高不純物濃度部位となる。したがって、ソース領域の
広がりの程度が変化しても最高不純物濃度部位は影響を
受けず、その最高不純物濃度部位の濃度に依存するしき
い値電圧を安定化させることができる。
【図1】本発明の電界効果型半導体装置の構造を示す断
面図である。
面図である。
【図2】チャネル電流方向の不純物濃度の変化を示す図
である。
である。
【図3】チャネル電流方向の不純物濃度の変化を示す図
である。
である。
【図4】第1の絶縁膜を形成する工程を示す図である。
【図5】ゲート電極を形成する工程を示す図である。
【図6】ソース領域を形成する工程を示す図である。
【図7】ボディ領域を形成する工程を示す図である。
【図8】不純物の導入方法を示す図である。
【図9】第2の絶縁膜を形成する工程を示す図である。
【図10】第1の絶縁膜と第2の絶縁膜を所定のパター
ンにエッチングする工程を示す図である。
ンにエッチングする工程を示す図である。
【図11】ソース領域をエッチングする工程を示す図で
ある。
ある。
【図12】従来の電界効果型半導体装置のチャネル電流
方向の不純物濃度の変化を示す図である。
方向の不純物濃度の変化を示す図である。
【図13】チャネル電流方向の不純物濃度の変化を示す
図である。
図である。
【図14】第2の電界効果型半導体装置の構造を示す断
面図である。
面図である。
【図15】第2の電界効果型半導体装置のチャネル電流
方向の不純物濃度の変化を示す図である。
方向の不純物濃度の変化を示す図である。
【図16】第3の電界効果型半導体装置の構造を示す断
面図である。
面図である。
【図17】第3の電界効果型半導体装置のチャネル電流
方向の不純物濃度の変化を示す図である。
方向の不純物濃度の変化を示す図である。
【図18】従来の電界効果型半導体装置の構造を示す断
面図である。
面図である。
【図19】従来の電界効果型半導体装置のボディ領域に
おける深さ方向の不純物濃度の変化を示す図である。
おける深さ方向の不純物濃度の変化を示す図である。
【図20】従来の電界効果型半導体装置のチャネル電流
方向の不純物濃度の変化を示す図である。
方向の不純物濃度の変化を示す図である。
【図21】従来の電界効果型半導体装置のチャネル電流
方向の不純物濃度の変化を示す図である。
方向の不純物濃度の変化を示す図である。
10 電界効果型半導体装置 12 ソース電極 14 絶縁膜 16 ゲート電極 18 絶縁膜(絶縁層) 20 ドリフト領域 22 ドレイン領域 24 ドレイン電極 26 ソース領域 28 最高不純物濃度部位 30B ボディ領域 30C チャネル領域
Claims (2)
- 【請求項1】 第1導電型のソース領域とドレイン領域
との間に介装されており前記第1導電型とは反対の導電
型である第2導電型のボディ領域と、そのボディ領域に
絶縁層を隔てて対向しているゲート電極とを有する電界
効果型半導体装置において、 前記ボディ領域中で前記ゲート電極と対向するチャネル
領域内における最高不純物濃度部位が、前記ボディ領域
が前記ソース領域に接する部位から離れた位置に存在し
ていることを特徴とする電界効果型半導体装置。 - 【請求項2】 第1導電型の半導体基板の表面に、絶縁
層を隔ててゲート電極を形成するゲート電極形成工程
と、 前記ゲート電極形成工程で前記半導体基板の浅い部位に
不純物を導入して前記第1導電型のソース領域を形成す
るソース領域形成工程と、 前記ゲート電極形成工程でゲート電極が形成された半導
体基板の表面に対して斜め方向から、前記半導体基板の
深い部位に不純物を導入して活性化させて前記第1導電
型とは反対の導電型である第2導電型のボディ領域を形
成するボディ領域形成工程と、 を有する電界効果型半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7125091A JPH08321603A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 電界効果型半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7125091A JPH08321603A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 電界効果型半導体装置およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08321603A true JPH08321603A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14901628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7125091A Pending JPH08321603A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 電界効果型半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08321603A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1302557C (zh) * | 2002-11-01 | 2007-02-28 | 丰田自动车株式会社 | 场效应半导体装置 |
| EP1221720A3 (en) * | 2000-12-28 | 2007-08-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Semiconductor device, method for manufacturing the same, and ink jet apparatus |
| JP2009277741A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Oki Semiconductor Co Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
| JP2011100913A (ja) * | 2009-11-09 | 2011-05-19 | New Japan Radio Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
| JP2015041644A (ja) * | 2013-08-20 | 2015-03-02 | 富士電機株式会社 | Mos型半導体装置の製造方法 |
-
1995
- 1995-05-24 JP JP7125091A patent/JPH08321603A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1221720A3 (en) * | 2000-12-28 | 2007-08-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Semiconductor device, method for manufacturing the same, and ink jet apparatus |
| CN1302557C (zh) * | 2002-11-01 | 2007-02-28 | 丰田自动车株式会社 | 场效应半导体装置 |
| JP2009277741A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Oki Semiconductor Co Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
| JP2011100913A (ja) * | 2009-11-09 | 2011-05-19 | New Japan Radio Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
| JP2015041644A (ja) * | 2013-08-20 | 2015-03-02 | 富士電機株式会社 | Mos型半導体装置の製造方法 |
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