JPH08323854A - ポリエステルフィルムおよびそれを用いた磁気記録媒体 - Google Patents
ポリエステルフィルムおよびそれを用いた磁気記録媒体Info
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- JPH08323854A JPH08323854A JP8091956A JP9195696A JPH08323854A JP H08323854 A JPH08323854 A JP H08323854A JP 8091956 A JP8091956 A JP 8091956A JP 9195696 A JP9195696 A JP 9195696A JP H08323854 A JPH08323854 A JP H08323854A
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- crystalline polyester
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高強度かつ熱寸法安定性の優れたポリエステ
ルフィルムを提供し、最終製品である磁気テープの特性
を向上させる。 【解決手段】 非液晶性ポリエステルと液晶性ポリエス
テルよりなる複合体からなり、縦方向と横方向のヤング
率の和が1600kg/mm2 以上であることを特徴と
するポリエステルフィルム、およびそれを用いた磁気記
録媒体。
ルフィルムを提供し、最終製品である磁気テープの特性
を向上させる。 【解決手段】 非液晶性ポリエステルと液晶性ポリエス
テルよりなる複合体からなり、縦方向と横方向のヤング
率の和が1600kg/mm2 以上であることを特徴と
するポリエステルフィルム、およびそれを用いた磁気記
録媒体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステルフィ
ルム、詳しくはヤング率が高く、特に磁気記録媒体用と
して好適なポリエステルフィルムおよびそれを用いた磁
気記録媒体に関するものである。
ルム、詳しくはヤング率が高く、特に磁気記録媒体用と
して好適なポリエステルフィルムおよびそれを用いた磁
気記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルフィルムは、優れた機械的
特性、熱的特性、電気的特性から磁気記録媒体用、電気
絶縁用、包装材料用など各産業分野で広く使用され、需
要量も増大している。ポリエステルの中でもポリエチレ
ンテレフタレートやポリエチレンナフタレートは、その
機械的特性、熱的特性が特に優れ、また、ポリエチレン
テレフタレートは低価格であることから広範囲にその利
用分野が広がっている。これらのフィルムの利用分野の
中の磁気記録媒体用途においては、記録時間の長時間
化、テープを収納するカセットのサイズのコンパクト化
に伴い磁気テープの総厚が薄くなる傾向にあり、テープ
厚みが薄くなると、テープの腰が弱くなり、テープの磁
性面とビデオデッキの記録、再生ヘッドの間の接触状態
が不良となり、電磁変換特性(RF出力)が低下すると
いう問題が生じる。これを解決するためには支持体であ
るベースフィルムの機械強度を上げる必要がある。ま
た、一方では、記録の高密度化も進められており、トラ
ックピッチが非常に狭くなっていることから、従来では
問題にならなかった小さい寸法変化が記録のズレ(スキ
ュー特性)を生じさせるために、先の高強度化とは相反
する特性である熱寸法安定性の要求も非常に強くなって
いる。
特性、熱的特性、電気的特性から磁気記録媒体用、電気
絶縁用、包装材料用など各産業分野で広く使用され、需
要量も増大している。ポリエステルの中でもポリエチレ
ンテレフタレートやポリエチレンナフタレートは、その
機械的特性、熱的特性が特に優れ、また、ポリエチレン
テレフタレートは低価格であることから広範囲にその利
用分野が広がっている。これらのフィルムの利用分野の
中の磁気記録媒体用途においては、記録時間の長時間
化、テープを収納するカセットのサイズのコンパクト化
に伴い磁気テープの総厚が薄くなる傾向にあり、テープ
厚みが薄くなると、テープの腰が弱くなり、テープの磁
性面とビデオデッキの記録、再生ヘッドの間の接触状態
が不良となり、電磁変換特性(RF出力)が低下すると
いう問題が生じる。これを解決するためには支持体であ
るベースフィルムの機械強度を上げる必要がある。ま
た、一方では、記録の高密度化も進められており、トラ
ックピッチが非常に狭くなっていることから、従来では
問題にならなかった小さい寸法変化が記録のズレ(スキ
ュー特性)を生じさせるために、先の高強度化とは相反
する特性である熱寸法安定性の要求も非常に強くなって
いる。
【0003】従来からポリエステルフィルムの高強度化
は検討されており、例えば特開昭50−102303号
公報、特開平4−266933号公報などの提案がなさ
れているが、これら従来のポリエステルフィルムでは強
度がまだ十分ではなく、また、強度が上がることにより
熱寸法安定性が大幅に悪化するため、近年の要求特性を
満たすことはできなかった。
は検討されており、例えば特開昭50−102303号
公報、特開平4−266933号公報などの提案がなさ
れているが、これら従来のポリエステルフィルムでは強
度がまだ十分ではなく、また、強度が上がることにより
熱寸法安定性が大幅に悪化するため、近年の要求特性を
満たすことはできなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術における限界を打破し、高強度かつ熱寸法安
定性の優れたポリエステルフィルムを提供し、最終製品
である磁気テープの特性を向上させることを目的とする
ものである。
な従来技術における限界を打破し、高強度かつ熱寸法安
定性の優れたポリエステルフィルムを提供し、最終製品
である磁気テープの特性を向上させることを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
ポリエステルフィルムは、非液晶性ポリステルと液晶性
ポリエステルより成る複合体からなり、縦方向(MD)
と幅方向(TD)のヤング率の和が1600kg/mm
2 以上であることを特徴とするものからなる。
ポリエステルフィルムは、非液晶性ポリステルと液晶性
ポリエステルより成る複合体からなり、縦方向(MD)
と幅方向(TD)のヤング率の和が1600kg/mm
2 以上であることを特徴とするものからなる。
【0006】本発明のポリエステルフィルムは、非液晶
性ポリエステルと液晶性ポリエステルよりなる複合体で
ある必要がある。液晶性ポリエステルを混合せずにポリ
エステルを押出そうとすると、押出機内での剪断発熱
や、濾圧上昇に伴いフィルター部の温度を高温化する必
要があるために、ポリマが熱分解し重合度が低下して機
械強度の低いポリエステルフィルムしか得られない。こ
の傾向は固有粘度の高い場合に顕著であり、固有粘度の
高いポリエステルを押出して、製膜し、高い機械強度の
フィルムを得ようとする場合には、液晶性ポリエステル
を混合することは非常に有効である。また、特に磁気記
録媒体用の場合、ポリマ中の異物をできるだけ取り除
き、フィルム表面を平滑にする必要があり、非常に細か
いフィルターを用いるため濾圧上昇が他の用途の場合に
比べて大きく、表面が平滑で、かつ機械強度を高くする
ために液晶性ポリエステルの混合の効果が大きい。
性ポリエステルと液晶性ポリエステルよりなる複合体で
ある必要がある。液晶性ポリエステルを混合せずにポリ
エステルを押出そうとすると、押出機内での剪断発熱
や、濾圧上昇に伴いフィルター部の温度を高温化する必
要があるために、ポリマが熱分解し重合度が低下して機
械強度の低いポリエステルフィルムしか得られない。こ
の傾向は固有粘度の高い場合に顕著であり、固有粘度の
高いポリエステルを押出して、製膜し、高い機械強度の
フィルムを得ようとする場合には、液晶性ポリエステル
を混合することは非常に有効である。また、特に磁気記
録媒体用の場合、ポリマ中の異物をできるだけ取り除
き、フィルム表面を平滑にする必要があり、非常に細か
いフィルターを用いるため濾圧上昇が他の用途の場合に
比べて大きく、表面が平滑で、かつ機械強度を高くする
ために液晶性ポリエステルの混合の効果が大きい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いる液晶性ポリエステ
ルは、主鎖にメソーゲン基を有する溶融成形性で、かつ
液晶形成性があるポリエステルである。たとえば、芳香
族オキシカルボニル単位、芳香族ジオキシ単位、芳香族
ジカルボニル単位、アルキレンジオキシ単位、アルキレ
ンジカルボニル単位などから選ばれた構造単位からなる
異方性溶融相を形成するポリエステルなどである。
ルは、主鎖にメソーゲン基を有する溶融成形性で、かつ
液晶形成性があるポリエステルである。たとえば、芳香
族オキシカルボニル単位、芳香族ジオキシ単位、芳香族
ジカルボニル単位、アルキレンジオキシ単位、アルキレ
ンジカルボニル単位などから選ばれた構造単位からなる
異方性溶融相を形成するポリエステルなどである。
【0008】本発明で用いる好ましい液晶性ポリエステ
ルの例としては、下記化4の(I)、(II)、(II
I)および(IV)の構造単位からなる液晶性ポリエス
テル、(I)、(III)および(IV)の構造単位か
らなる液晶性ポリエステル、(I)、(II)および
(IV)の構造単位からなる液晶性ポリエステルから選
ばれた一種以上であるものが挙げられる。
ルの例としては、下記化4の(I)、(II)、(II
I)および(IV)の構造単位からなる液晶性ポリエス
テル、(I)、(III)および(IV)の構造単位か
らなる液晶性ポリエステル、(I)、(II)および
(IV)の構造単位からなる液晶性ポリエステルから選
ばれた一種以上であるものが挙げられる。
【0009】
【化4】
【0010】但し、上記化4中のR1 は、下記化5の中
から選ばれた一種以上の基を示し、R2 は、下記化6の
中から選ばれた一種の基を示し、R3 は、下記化7の中
から選ばれた一種以上の基を示す。
から選ばれた一種以上の基を示し、R2 は、下記化6の
中から選ばれた一種の基を示し、R3 は、下記化7の中
から選ばれた一種以上の基を示す。
【0011】
【化5】
【0012】
【化6】
【0013】
【化7】
【0014】また、式中Xは水素原子または塩素原子を
示し、構造単位[(II)+(III)]と構造単位
(IV)は実質的に等モルである。)
示し、構造単位[(II)+(III)]と構造単位
(IV)は実質的に等モルである。)
【0015】上記構造単位(I)はp−ヒドロキシ安息
香酸および/または6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸か
ら生成したポリエステルの構造単位を、構造単位(I
I)は、4,4′−ジヒドロキシビフェニル、3,
3′,5,5′−テトラメチル−4,4′−ジヒドロキ
シビフェニル、ハイドロキノン、t−ブチルハイドロキ
ノン、フェニルハイドロキノン、2,6−ジヒドキシナ
フタレン、2,7−ジヒドキシナフタレン、2,2′−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンおよび4,
4′−ジヒドロキシジフェニルエーテルから選ばれた芳
香族ジヒドロキシ化合物から生成した構造単位を、構造
単位(III)はエチレングリコールから生成した構造
単位を、構造単位(IV)は、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、4,4′−ジフェニルカルボン酸、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸、1,2−ビス(フェノキシ)エタ
ン−4,4′−ジカルボン酸、1,2−ビス(2−クロ
ルフェノキシ)エタン−4,4′−ジカルボン酸および
4,4′−ジフェニルエーテルジカルボン酸から選ばれ
た芳香族ジカルボン酸から生成した構造単位を各々示
す。
香酸および/または6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸か
ら生成したポリエステルの構造単位を、構造単位(I
I)は、4,4′−ジヒドロキシビフェニル、3,
3′,5,5′−テトラメチル−4,4′−ジヒドロキ
シビフェニル、ハイドロキノン、t−ブチルハイドロキ
ノン、フェニルハイドロキノン、2,6−ジヒドキシナ
フタレン、2,7−ジヒドキシナフタレン、2,2′−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンおよび4,
4′−ジヒドロキシジフェニルエーテルから選ばれた芳
香族ジヒドロキシ化合物から生成した構造単位を、構造
単位(III)はエチレングリコールから生成した構造
単位を、構造単位(IV)は、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、4,4′−ジフェニルカルボン酸、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸、1,2−ビス(フェノキシ)エタ
ン−4,4′−ジカルボン酸、1,2−ビス(2−クロ
ルフェノキシ)エタン−4,4′−ジカルボン酸および
4,4′−ジフェニルエーテルジカルボン酸から選ばれ
た芳香族ジカルボン酸から生成した構造単位を各々示
す。
【0016】また、上記構造単位(I)、(II)およ
び(IV)からなる液晶ポリエステルの場合は、R1 が
下記化8であり、R2 が下記化9から選ばれた一種以上
であり、R3 が下記化10から選ばれた一種以上である
ものが好ましい。
び(IV)からなる液晶ポリエステルの場合は、R1 が
下記化8であり、R2 が下記化9から選ばれた一種以上
であり、R3 が下記化10から選ばれた一種以上である
ものが好ましい。
【0017】
【化8】
【0018】
【化9】
【0019】
【化10】
【0020】また、上記構造単位(I)、(III)お
よび(IV)からなる液晶ポリエステルの場合は、R1
が下記化11であり、R3 が下記化12であるものが特
に好ましい。
よび(IV)からなる液晶ポリエステルの場合は、R1
が下記化11であり、R3 が下記化12であるものが特
に好ましい。
【0021】
【化11】
【0022】
【化12】
【0023】また、上記構造単位(I)、(II)、
(III)および(IV)からなる液晶ポリエステルの
場合は、R1 が下記化13であり、R2 が下記化14で
あり、R3 が下記化15であるものが特に好ましい。
(III)および(IV)からなる液晶ポリエステルの
場合は、R1 が下記化13であり、R2 が下記化14で
あり、R3 が下記化15であるものが特に好ましい。
【0024】
【化13】
【0025】
【化14】
【0026】
【化15】
【0027】上記構造単位(I)、(II)、(II
I)および(IV)の共重合量は任意であるが、流動
性、非液晶性ポリエステルとの相溶性の点から次の共重
合量であることが好ましい。
I)および(IV)の共重合量は任意であるが、流動
性、非液晶性ポリエステルとの相溶性の点から次の共重
合量であることが好ましい。
【0028】上記構造単位(I)、(II)および(I
V)からなる液晶性ポリエステルの場合は、上記構造単
位(I)は、[(I)+(II)]の15〜90モル%
が好ましく、50〜80モル%がより好ましく、55〜
75モル%が最も好ましい。構造単位(IV)は構造単
位(II)と実質的に等モルである。
V)からなる液晶性ポリエステルの場合は、上記構造単
位(I)は、[(I)+(II)]の15〜90モル%
が好ましく、50〜80モル%がより好ましく、55〜
75モル%が最も好ましい。構造単位(IV)は構造単
位(II)と実質的に等モルである。
【0029】また、上記構造単位(I)、(III)お
よび(IV)からなる液晶性ポリエステルの場合は、上
記構造単位(I)は[(I)+(III)]の30〜9
5モル%が好ましく、40〜80モル%がより好まし
く、50〜75モル%が最も好ましい。構造単位(I
V)は構造単位(III)と実質的に等モルである。
よび(IV)からなる液晶性ポリエステルの場合は、上
記構造単位(I)は[(I)+(III)]の30〜9
5モル%が好ましく、40〜80モル%がより好まし
く、50〜75モル%が最も好ましい。構造単位(I
V)は構造単位(III)と実質的に等モルである。
【0030】さらに、上記構造単位(I)、(II)、
(III)および(IV)からなる液晶性ポリエステル
の場合は、上記構造単位[(I)+(II)+(II
I)]に対する[(I)+(II)]のモル分率は40
〜85モル%が好ましく、60〜80モル%がより好ま
しい。また、構造単位[(I)+(II)+(II
I)]に対する(III)のモル分率は60〜15モル
%が好ましく、40〜20モル%がより好ましい。ま
た、構造単位(I)/(II)のモル比は流動性の点か
ら好ましくは75/25〜95/5であり、より好まし
くは78/22〜93/7である。また、構造単位(I
V)のモル数は構造単位[(II)+(III)]のト
ータル数と実質的に等しい。
(III)および(IV)からなる液晶性ポリエステル
の場合は、上記構造単位[(I)+(II)+(II
I)]に対する[(I)+(II)]のモル分率は40
〜85モル%が好ましく、60〜80モル%がより好ま
しい。また、構造単位[(I)+(II)+(II
I)]に対する(III)のモル分率は60〜15モル
%が好ましく、40〜20モル%がより好ましい。ま
た、構造単位(I)/(II)のモル比は流動性の点か
ら好ましくは75/25〜95/5であり、より好まし
くは78/22〜93/7である。また、構造単位(I
V)のモル数は構造単位[(II)+(III)]のト
ータル数と実質的に等しい。
【0031】以上述べた説明中の「実質的に」とは、必
要に応じてポリエステルの末端基をカルボキシル末端基
あるいはヒドロキシル末端基のいずれかを多くすること
ができ、このような場合には構造単位(IV)のモル数
は構造単位[(II)+(III)]のトータルモル数
と完全に等しくないからである。
要に応じてポリエステルの末端基をカルボキシル末端基
あるいはヒドロキシル末端基のいずれかを多くすること
ができ、このような場合には構造単位(IV)のモル数
は構造単位[(II)+(III)]のトータルモル数
と完全に等しくないからである。
【0032】上記好ましい液晶ポリエステルを重縮合す
る際には、上記構造単位(I)〜(IV)を構成する成
分以外に、3,3′−ジフェニルカルボン酸、2,2′
−ジフェニルジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、
アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオ
ン酸などの脂肪族ジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタ
ル酸などの脂環式ジカルボン酸、クロルハイドロキノ
ン、メチルハイドロキノン、4,4′−ジヒドロキシジ
フェニルスルフォン、4,4′−ジヒドロキシジフェニ
ルスルフィド、4,4′−ジヒドロキシベンゾフェノン
などの芳香族ジオール、1,4−ブタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,
4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサン
ジメタノール等の脂肪族、脂環式ジオールおよびm−ヒ
ドロキシ安息香酸、2,6−ヒドロキシナフトエ酸など
の芳香族ヒドロキシカルボン酸およびp−アミノフェノ
ール、p−アミノ安息香酸などを本発明の目的を損なわ
ない程度の少割合の範囲でさらに共重合せしめることが
できる。
る際には、上記構造単位(I)〜(IV)を構成する成
分以外に、3,3′−ジフェニルカルボン酸、2,2′
−ジフェニルジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、
アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオ
ン酸などの脂肪族ジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタ
ル酸などの脂環式ジカルボン酸、クロルハイドロキノ
ン、メチルハイドロキノン、4,4′−ジヒドロキシジ
フェニルスルフォン、4,4′−ジヒドロキシジフェニ
ルスルフィド、4,4′−ジヒドロキシベンゾフェノン
などの芳香族ジオール、1,4−ブタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,
4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサン
ジメタノール等の脂肪族、脂環式ジオールおよびm−ヒ
ドロキシ安息香酸、2,6−ヒドロキシナフトエ酸など
の芳香族ヒドロキシカルボン酸およびp−アミノフェノ
ール、p−アミノ安息香酸などを本発明の目的を損なわ
ない程度の少割合の範囲でさらに共重合せしめることが
できる。
【0033】本発明における液晶性ポリエステルの製造
方法については、特に制限がなく、公知のポリエステル
の重縮合法に準じて製造できる。たとえば、上記の好ま
しく用いられる液晶性ポリエステルの製造方法におい
て、上記構造単位(III)を含まない場合は下記
(1)および(2)、構造単位(III)を含む場合は
下記(3)の製造方法が好ましい。
方法については、特に制限がなく、公知のポリエステル
の重縮合法に準じて製造できる。たとえば、上記の好ま
しく用いられる液晶性ポリエステルの製造方法におい
て、上記構造単位(III)を含まない場合は下記
(1)および(2)、構造単位(III)を含む場合は
下記(3)の製造方法が好ましい。
【0034】(1)p−アセトキシ安息香酸および4,
4′−ジアセトキシビフェニル、4,4′−ジアセトキ
シベンゼンなどの芳香族ジヒドロキシ化合物のジアシル
化物とテレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸から脱酢
酸重縮合反応によって製造する方法。 (2)p−ヒドロキシ安息香酸および4,4′−ジヒド
ロキシビフェニル、ハイドロキノンなどの芳香族ジヒド
ロキシ化合物、テレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸
に無水酢酸を反応させて、フェノール性水酸基をアシル
化した後、脱酢酸重縮合反応によって製造する方法。 (3)ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル
のポリマ、オリゴマまたはビス(β−ヒドロキシエチ
ル)テレフタレートなどの芳香族ジカルボン酸のビス
(β−ヒドロキシエチル)エステルの存在下で(1)ま
たは(2)の方法により製造する方法。
4′−ジアセトキシビフェニル、4,4′−ジアセトキ
シベンゼンなどの芳香族ジヒドロキシ化合物のジアシル
化物とテレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸から脱酢
酸重縮合反応によって製造する方法。 (2)p−ヒドロキシ安息香酸および4,4′−ジヒド
ロキシビフェニル、ハイドロキノンなどの芳香族ジヒド
ロキシ化合物、テレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸
に無水酢酸を反応させて、フェノール性水酸基をアシル
化した後、脱酢酸重縮合反応によって製造する方法。 (3)ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル
のポリマ、オリゴマまたはビス(β−ヒドロキシエチ
ル)テレフタレートなどの芳香族ジカルボン酸のビス
(β−ヒドロキシエチル)エステルの存在下で(1)ま
たは(2)の方法により製造する方法。
【0035】これらの重縮合反応は無触媒でも進行する
が、酢酸第一錫、テトラブチルチタネート、酢酸カリウ
ムおよび酢酸ナトリウム、三酸化アンチモン、金属マグ
ネシウムなどの金属化合物を添加した方が好ましい場合
もある。
が、酢酸第一錫、テトラブチルチタネート、酢酸カリウ
ムおよび酢酸ナトリウム、三酸化アンチモン、金属マグ
ネシウムなどの金属化合物を添加した方が好ましい場合
もある。
【0036】本発明では、低粘度の液晶性ポリエステ
ル、すなわち非液晶性ポリエステルとの溶融粘度比(溶
融粘度(非液晶性ポリエステル)/溶融粘度(液晶性ポ
リエステル))を大きくする液晶性ポリエステルが好ま
しい。押出工程での剪断発熱の抑制は、非液晶性ポリエ
ステルに低粘度の液晶性ポリエステルを添加した場合ほ
ど効果的に達成できるからである。この溶融粘度比は、
少なくとも5以上である必要があり、好ましくは10以
上、特に好ましくは50以上である。したがって、液晶
性ポリエステルの溶融粘度は、使用する非液晶性ポリエ
ステルの溶融粘度にもよるが、マトリックスポリマであ
る非液晶性ポリエステルの融点+15℃、剪断速度100
0秒-1の条件下で、200[Pa・sec]程度以下で
あることが必要である。このような低い溶融粘度を有
し、本発明の目的を達成する上で特に好適に用いること
のできる液晶性ポリエステルは、上記構造単位(I)、
(II)、(III)および(IV)からなる液晶性ポ
リエステルである。この液晶性ポリエステルは、非液晶
性ポリエステル中での分散状態が良好であり、本発明範
囲のヤング率を得て、かつ、熱寸法安定性を良好とする
ために特に有効である。
ル、すなわち非液晶性ポリエステルとの溶融粘度比(溶
融粘度(非液晶性ポリエステル)/溶融粘度(液晶性ポ
リエステル))を大きくする液晶性ポリエステルが好ま
しい。押出工程での剪断発熱の抑制は、非液晶性ポリエ
ステルに低粘度の液晶性ポリエステルを添加した場合ほ
ど効果的に達成できるからである。この溶融粘度比は、
少なくとも5以上である必要があり、好ましくは10以
上、特に好ましくは50以上である。したがって、液晶
性ポリエステルの溶融粘度は、使用する非液晶性ポリエ
ステルの溶融粘度にもよるが、マトリックスポリマであ
る非液晶性ポリエステルの融点+15℃、剪断速度100
0秒-1の条件下で、200[Pa・sec]程度以下で
あることが必要である。このような低い溶融粘度を有
し、本発明の目的を達成する上で特に好適に用いること
のできる液晶性ポリエステルは、上記構造単位(I)、
(II)、(III)および(IV)からなる液晶性ポ
リエステルである。この液晶性ポリエステルは、非液晶
性ポリエステル中での分散状態が良好であり、本発明範
囲のヤング率を得て、かつ、熱寸法安定性を良好とする
ために特に有効である。
【0037】本発明で使用する非液晶性ポリエステルの
代表的なものとしては、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリヘキサメチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリシクロヘ
キサンメチレンテレフタレート、およびそれらの共重合
体等が挙げられる。もちろん、主鎖にエーテル成分を有
したポリエステル、例えば、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ
テトラメチレングリコールなどを共重合したものでもよ
い。本発明の場合、固有粘度が0.8以上、好ましくは
1.0以上のポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレートが好ましい。非液晶性ポリエステルの固
有粘度が大きいと、前記溶融粘度比(溶融粘度(非液晶
性ポリエステル)/溶融粘度(液晶性ポリエステル)も
大きくなり、本発明範囲のヤング率を実現するために好
ましい。かかる固有粘度の高い非液晶性ポリエステルを
得る手段としては、固相重合法が最も好ましく用いられ
る。また、非液晶性ポリエステルの融点については、液
晶性ポリエステルと同等またはそれ以上であると非液晶
性ポリエステル中での液晶性ポリエステルの分散状態が
良好となるため好ましい。
代表的なものとしては、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリヘキサメチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリシクロヘ
キサンメチレンテレフタレート、およびそれらの共重合
体等が挙げられる。もちろん、主鎖にエーテル成分を有
したポリエステル、例えば、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ
テトラメチレングリコールなどを共重合したものでもよ
い。本発明の場合、固有粘度が0.8以上、好ましくは
1.0以上のポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレートが好ましい。非液晶性ポリエステルの固
有粘度が大きいと、前記溶融粘度比(溶融粘度(非液晶
性ポリエステル)/溶融粘度(液晶性ポリエステル)も
大きくなり、本発明範囲のヤング率を実現するために好
ましい。かかる固有粘度の高い非液晶性ポリエステルを
得る手段としては、固相重合法が最も好ましく用いられ
る。また、非液晶性ポリエステルの融点については、液
晶性ポリエステルと同等またはそれ以上であると非液晶
性ポリエステル中での液晶性ポリエステルの分散状態が
良好となるため好ましい。
【0038】本発明のポリエステルフィルムは、液晶性
ポリエステルと非液晶性ポリエステルとの複合体から成
る。その複合形態は特に限定されないが、液晶性ポリエ
ステルが非液晶性ポリエステル中に微分散しているもの
であり、例えばスキン・コア型、海島型、多層型、繊維
型などと呼ばれる種々の形態があるが、本発明の場合、
特に液晶性ポリエステルが非液晶性ポリエステル中に繊
維状に微分散していることが好ましく、さらに該液晶性
ポリエステル繊維の直径は3μm以下、好ましくは1μ
m以下、さらに好ましくは0.5μm以下である場合、
非液晶性ポリエステルの固有粘度の低下や熱分解の防止
に優れているため好ましい。この時の液晶性ポリエステ
ル繊維のアスペクト比は10以上、好ましくは50以上
であるのがよく、該繊維は縦方向に配向し、ポリエステ
ルフィルム自体は横方向に配向している場合、縦、横双
方のヤング率を向上させ、ヤング率の和を本発明範囲と
するために特に好ましい。該液晶性ポリエステルの添加
量は特に限定されないが0.1〜40重量%、好ましく
は0.5〜20重量%、さらに好ましくは1〜10重量
%の範囲が良い。添加量が0.1重量%未満であると高
強度のフィルムを得ることが難しく、逆に40重量%を
超えるとポリエステルフィルムの表面が非常に荒れるた
めに磁気記録媒体用としての使用に耐えなくなるため好
ましくない。
ポリエステルと非液晶性ポリエステルとの複合体から成
る。その複合形態は特に限定されないが、液晶性ポリエ
ステルが非液晶性ポリエステル中に微分散しているもの
であり、例えばスキン・コア型、海島型、多層型、繊維
型などと呼ばれる種々の形態があるが、本発明の場合、
特に液晶性ポリエステルが非液晶性ポリエステル中に繊
維状に微分散していることが好ましく、さらに該液晶性
ポリエステル繊維の直径は3μm以下、好ましくは1μ
m以下、さらに好ましくは0.5μm以下である場合、
非液晶性ポリエステルの固有粘度の低下や熱分解の防止
に優れているため好ましい。この時の液晶性ポリエステ
ル繊維のアスペクト比は10以上、好ましくは50以上
であるのがよく、該繊維は縦方向に配向し、ポリエステ
ルフィルム自体は横方向に配向している場合、縦、横双
方のヤング率を向上させ、ヤング率の和を本発明範囲と
するために特に好ましい。該液晶性ポリエステルの添加
量は特に限定されないが0.1〜40重量%、好ましく
は0.5〜20重量%、さらに好ましくは1〜10重量
%の範囲が良い。添加量が0.1重量%未満であると高
強度のフィルムを得ることが難しく、逆に40重量%を
超えるとポリエステルフィルムの表面が非常に荒れるた
めに磁気記録媒体用としての使用に耐えなくなるため好
ましくない。
【0039】本発明のポリエステルフィルムはヤング率
の縦方向(MD)と横方向(TD)のヤング率の和が1
600kg/mm2 以上、好ましくは1700kg/m
m2以上である必要がある。ヤング率の和が1600k
g/mm2 に満たない場合磁気テープとしたときの電磁
変換特性を高い値とすることができないため好ましくな
い。
の縦方向(MD)と横方向(TD)のヤング率の和が1
600kg/mm2 以上、好ましくは1700kg/m
m2以上である必要がある。ヤング率の和が1600k
g/mm2 に満たない場合磁気テープとしたときの電磁
変換特性を高い値とすることができないため好ましくな
い。
【0040】特に限定はされないが、縦方向(MD)と
横方向(TD)の熱収縮率はいずれも2%以下、好まし
くは1.5%以下、さらに好ましくは1%以下の場合、
磁気テープとしたときの寸法安定性が良好でありスキュ
ー特性が向上するため好ましい。
横方向(TD)の熱収縮率はいずれも2%以下、好まし
くは1.5%以下、さらに好ましくは1%以下の場合、
磁気テープとしたときの寸法安定性が良好でありスキュ
ー特性が向上するため好ましい。
【0041】また、特に限定はされないが、本発明のポ
リエステルフィルムの表面粗さは中心線平均粗さ(R
a)で30nm以下、好ましくは20nm以下である
と、磁気媒体用として用いる場合磁性層表面が平滑にな
り、電磁変換特性が良好となるため好ましい。
リエステルフィルムの表面粗さは中心線平均粗さ(R
a)で30nm以下、好ましくは20nm以下である
と、磁気媒体用として用いる場合磁性層表面が平滑にな
り、電磁変換特性が良好となるため好ましい。
【0042】なお、本発明のポリエステルフィルム中に
は、液晶性ポリエステルと非液晶性ポリエステル以外に
本発明の効果を阻害しない範囲であれば、相溶化剤、可
塑剤、耐候剤、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、帯電防止
剤、増白剤、着色剤、導電剤などを添加してもかまわな
い。
は、液晶性ポリエステルと非液晶性ポリエステル以外に
本発明の効果を阻害しない範囲であれば、相溶化剤、可
塑剤、耐候剤、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、帯電防止
剤、増白剤、着色剤、導電剤などを添加してもかまわな
い。
【0043】また、本発明のポリエステルフィルムは結
晶化促進係数(dΔTcg)が10℃以上である場合特
に好ましい。dΔTcgが10℃以上の場合、製膜工程
の熱固定を効果的に迅速に行うことができるため製膜速
度が高い状態で生産性を落さずに熱寸法安定性を良好と
するために特に適している。
晶化促進係数(dΔTcg)が10℃以上である場合特
に好ましい。dΔTcgが10℃以上の場合、製膜工程
の熱固定を効果的に迅速に行うことができるため製膜速
度が高い状態で生産性を落さずに熱寸法安定性を良好と
するために特に適している。
【0044】本発明のポリエステルフィルムは単膜でも
よいが、これに他のポリマー層、例えばポリエステル、
ポリオレフィン、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ア
クリル系ポリマーなどを積層してもよい。
よいが、これに他のポリマー層、例えばポリエステル、
ポリオレフィン、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ア
クリル系ポリマーなどを積層してもよい。
【0045】本発明のポリエステルフィルムは、未延
伸、未配向フィルムでもよいが、公知の方法により一軸
あるいは二軸延伸、熱固定した配向フィルムである場
合、高い強度を得る上で望ましい。
伸、未配向フィルムでもよいが、公知の方法により一軸
あるいは二軸延伸、熱固定した配向フィルムである場
合、高い強度を得る上で望ましい。
【0046】次に、本発明のポリエステルフィルムを製
造する方法について説明するが、かかる例に限定される
ものではない。ここでは非液晶性ポリエステルとしてポ
リエチレンテレフタレートを用いた例を示すが、使用す
るポリマーにより製造条件は異なる。常法に従って、テ
レフタル酸とエチレングリコールからエステル化し、ま
たは、テレフタル酸ジメチルとエチレングリコールをエ
ステル交換により、ビス−β−ヒドロキシエチルテレフ
タレート(BHT)を得る。次にこのBHTを重合槽に
移行しながら、真空下で280℃に加熱して重合反応を
進める。ここで、固有粘度が0.5程度のポリエステル
を得る。得られたポリエステルをペレット状で減圧下に
おいて固相重合する。固相重合する場合は、あらかじめ
180℃以下の温度で予備結晶化させた後、190〜2
50℃で1mmHg程度の減圧下、10〜50時間固相
重合し、固有粘度を上昇させる。
造する方法について説明するが、かかる例に限定される
ものではない。ここでは非液晶性ポリエステルとしてポ
リエチレンテレフタレートを用いた例を示すが、使用す
るポリマーにより製造条件は異なる。常法に従って、テ
レフタル酸とエチレングリコールからエステル化し、ま
たは、テレフタル酸ジメチルとエチレングリコールをエ
ステル交換により、ビス−β−ヒドロキシエチルテレフ
タレート(BHT)を得る。次にこのBHTを重合槽に
移行しながら、真空下で280℃に加熱して重合反応を
進める。ここで、固有粘度が0.5程度のポリエステル
を得る。得られたポリエステルをペレット状で減圧下に
おいて固相重合する。固相重合する場合は、あらかじめ
180℃以下の温度で予備結晶化させた後、190〜2
50℃で1mmHg程度の減圧下、10〜50時間固相
重合し、固有粘度を上昇させる。
【0047】次に、該ポリエステルのチップを液晶性ポ
リエステルのチップと混合させ、180℃で3時間以上
真空乾燥したのち、280℃に加熱された押出機に供給
し、フィルターにて濾過して、Tダイによりシート状に
押出す。非液晶性ポリエステルと液晶性ポリエステルは
チップのまま混合してもよいが、分散性を高めるため
に、一旦、二軸混練機等を用いて、高濃度の液晶性ポリ
エステルを含む非液晶性ポリエステルマスターチップを
作成し、該チップを非液晶性ポリエステルチップで希釈
して用いることも好ましく行われる。また、このとき、
必要があれば、2台以上の押出機、2層以上に分割され
たピノール、又は口金を用いて、2層以上の積層フィル
ムとしてもかまわない。Tダイから溶融押出しされたシ
ートを表面温度25℃に冷却されたドラム上に静電気力
により、密着固化せしめ、実質的に非晶状態のキャスト
フィルムを得る。該非晶フィルムを80〜150℃の加
熱ロール群で加熱し、縦方向に2〜7倍に1段もしくは
2段以上の多段で延伸し、20〜50℃の冷却ロール群
で冷却する。続いて、公知のテンターに導いて、該フィ
ルムの両端をクリップで把持しながら、80〜150℃
に加熱された熱風雰囲気中で加熱し、横方向に2〜6倍
延伸する。続いて、該フィルムに150〜250℃の温
度で熱固定を施す。熱固定は緊張下で行ってもよく、ま
た熱寸法安定性をさらに向上させるために、幅方向に弛
緩することも好ましく行なわれる。また、必要に応じ、
熱固定を行う前に、再縦延伸および/または再横延伸を
行うこともできる。
リエステルのチップと混合させ、180℃で3時間以上
真空乾燥したのち、280℃に加熱された押出機に供給
し、フィルターにて濾過して、Tダイによりシート状に
押出す。非液晶性ポリエステルと液晶性ポリエステルは
チップのまま混合してもよいが、分散性を高めるため
に、一旦、二軸混練機等を用いて、高濃度の液晶性ポリ
エステルを含む非液晶性ポリエステルマスターチップを
作成し、該チップを非液晶性ポリエステルチップで希釈
して用いることも好ましく行われる。また、このとき、
必要があれば、2台以上の押出機、2層以上に分割され
たピノール、又は口金を用いて、2層以上の積層フィル
ムとしてもかまわない。Tダイから溶融押出しされたシ
ートを表面温度25℃に冷却されたドラム上に静電気力
により、密着固化せしめ、実質的に非晶状態のキャスト
フィルムを得る。該非晶フィルムを80〜150℃の加
熱ロール群で加熱し、縦方向に2〜7倍に1段もしくは
2段以上の多段で延伸し、20〜50℃の冷却ロール群
で冷却する。続いて、公知のテンターに導いて、該フィ
ルムの両端をクリップで把持しながら、80〜150℃
に加熱された熱風雰囲気中で加熱し、横方向に2〜6倍
延伸する。続いて、該フィルムに150〜250℃の温
度で熱固定を施す。熱固定は緊張下で行ってもよく、ま
た熱寸法安定性をさらに向上させるために、幅方向に弛
緩することも好ましく行なわれる。また、必要に応じ、
熱固定を行う前に、再縦延伸および/または再横延伸を
行うこともできる。
【0048】本発明のポリエステルフィルムに磁性層を
設けて磁気テープとする場合は、磁性塗料の塗布、ある
いは磁性金属をフィルム上に真空蒸着する方法等が用い
られる。
設けて磁気テープとする場合は、磁性塗料の塗布、ある
いは磁性金属をフィルム上に真空蒸着する方法等が用い
られる。
【0049】塗布により磁性層を設ける場合は、γ−F
e2 O3 、Co含有γ−Fe3 O4、CrO2 、バリウ
ムフェライトなど公知の強磁性体を用いることができ
る。磁性塗剤にはポリウレタン、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、ニトロセルロース等のバインダー、α−A
l2 O3 等の研磨剤、カーボンブラック等の帯電防止
剤、脂肪酸エステル等の潤滑剤等を混合させてもかまわ
ない。このような磁性塗料を公知の方法によりフィルム
表面に塗布、各種処理を行い磁気テープとする。
e2 O3 、Co含有γ−Fe3 O4、CrO2 、バリウ
ムフェライトなど公知の強磁性体を用いることができ
る。磁性塗剤にはポリウレタン、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、ニトロセルロース等のバインダー、α−A
l2 O3 等の研磨剤、カーボンブラック等の帯電防止
剤、脂肪酸エステル等の潤滑剤等を混合させてもかまわ
ない。このような磁性塗料を公知の方法によりフィルム
表面に塗布、各種処理を行い磁気テープとする。
【0050】真空蒸着法の場合は、鉄、コバルト、ニッ
ケル等の強磁性金属、またはこれら金属の合金を用い、
公知の真空蒸着法によりフィルム上に磁性薄膜を設け
る。また本磁気テープの磁性層を形成していない面には
必要に応じ走行性向上のための塗膜を設けてもよい。
ケル等の強磁性金属、またはこれら金属の合金を用い、
公知の真空蒸着法によりフィルム上に磁性薄膜を設け
る。また本磁気テープの磁性層を形成していない面には
必要に応じ走行性向上のための塗膜を設けてもよい。
【0051】[物性の測定方法ならびに効果の評価方
法] (1)ヤング率 テンシロン型引張試験(オリエンテック社製)に幅10
mm、チャック間長さ100mmになるようにサンプル
をセットし、23℃、65%RHの雰囲気下で引張速度
200mm/分で引張試験を行い求めた。
法] (1)ヤング率 テンシロン型引張試験(オリエンテック社製)に幅10
mm、チャック間長さ100mmになるようにサンプル
をセットし、23℃、65%RHの雰囲気下で引張速度
200mm/分で引張試験を行い求めた。
【0052】(2)熱収縮率 フィルムを幅10mm、測定長約200mmとなるよう
に2本のラインを引き、この2本のライン間の距離を正
確に測定しこれをL0 とする。このサンプルを100℃
のオーブン中に30分間、無荷重下で放置後再び2本の
ライン間の距離を測定しこれをL1 とし、下式により熱
収縮率を求める。 熱収縮率(%)={(L0 −L1 )/L0 }×100
に2本のラインを引き、この2本のライン間の距離を正
確に測定しこれをL0 とする。このサンプルを100℃
のオーブン中に30分間、無荷重下で放置後再び2本の
ライン間の距離を測定しこれをL1 とし、下式により熱
収縮率を求める。 熱収縮率(%)={(L0 −L1 )/L0 }×100
【0053】(3)固有粘度 オルトクロロフェノール中0.1g/ml濃度で25℃
で測定した値である。尚、液晶性ポリエステルはオルト
クロロフェノールには溶解しないため、遠心分離により
該ポリマを除去後測定した。
で測定した値である。尚、液晶性ポリエステルはオルト
クロロフェノールには溶解しないため、遠心分離により
該ポリマを除去後測定した。
【0054】(4)溶融粘度 高架式フローテスターを用いて、剪断速度100秒-1の
条件で測定する。単位は[Pa・sec]で表す。
条件で測定する。単位は[Pa・sec]で表す。
【0055】(5)液晶性ポリエステルの繊維径および
アスペクト比 フィルムをオルトクロロフェノールを用いて溶解させ、
未融解の液晶性ポリエステルを遠心分離法にて分離し、
走査型顕微鏡を用いて、液晶性ポリエステル繊維100
個について観察し求める。なおアスペクト比は液晶性ポ
リエステル繊維の最も長い方向の長さ(la)とそれに
直交し最も太い部分の長さ(lb)の比である。またl
bを繊維径とした。
アスペクト比 フィルムをオルトクロロフェノールを用いて溶解させ、
未融解の液晶性ポリエステルを遠心分離法にて分離し、
走査型顕微鏡を用いて、液晶性ポリエステル繊維100
個について観察し求める。なおアスペクト比は液晶性ポ
リエステル繊維の最も長い方向の長さ(la)とそれに
直交し最も太い部分の長さ(lb)の比である。またl
bを繊維径とした。
【0056】(6)液晶性ポリエステル繊維の配向方向 ポリエステルフィルム表面を液晶性ポリエステル繊維が
確認できるまでイオンエッチングし、このサンプルを走
査型電子顕微鏡(SEM)により観察し繊維の配向方向
を調べる。
確認できるまでイオンエッチングし、このサンプルを走
査型電子顕微鏡(SEM)により観察し繊維の配向方向
を調べる。
【0057】(7)ポリエステルフィルムの配向方向 アタゴ(株)製デジタル屈折計RX−2000により縦
方向および横方向の屈折率を測定し、屈折率の高い方向
をポリエステルフィルムの配向方向とした。
方向および横方向の屈折率を測定し、屈折率の高い方向
をポリエステルフィルムの配向方向とした。
【0058】(8)結晶化促進係数(dΔTcg) 液晶性ポリエステルを含有する本発明のフィルムおよび
該フィルムと同じ固有粘度で液晶性ポリエステルを含有
しない同種のポリエステルについて示差走査熱量測定装
置(例えばセイコー電子社製RDC220)によりフィ
ルムまたはペレットを300℃まで昇温し5分間保持
後、25℃まで急冷し、20℃/分の昇温速度で昇温
し、DSC昇温曲線を求め、結晶化による発熱ピークの
温度(Tcc)を読取る。得られた値から下記式により
結晶化促進係数(dΔTcg)を求める。 dΔTcg=Tcca −Tccb Tcca :液晶性ポリエステルを含有しないポリエステ
ルのTcc Tccb :液晶性ポリエステルを含有するポリエステル
のTcc
該フィルムと同じ固有粘度で液晶性ポリエステルを含有
しない同種のポリエステルについて示差走査熱量測定装
置(例えばセイコー電子社製RDC220)によりフィ
ルムまたはペレットを300℃まで昇温し5分間保持
後、25℃まで急冷し、20℃/分の昇温速度で昇温
し、DSC昇温曲線を求め、結晶化による発熱ピークの
温度(Tcc)を読取る。得られた値から下記式により
結晶化促進係数(dΔTcg)を求める。 dΔTcg=Tcca −Tccb Tcca :液晶性ポリエステルを含有しないポリエステ
ルのTcc Tccb :液晶性ポリエステルを含有するポリエステル
のTcc
【0059】(9)磁気テープの製造法 下記[A]をニーダーに入れ混練後、[B]を投入して
更に混練し、フィルムへの塗布前に[C]を入れて混合
分散して磁性塗料を作成した。フィルムにこの磁性塗料
を乾燥後の厚みが2μmとなるように塗布し、磁気配向
させ乾燥させる。次に下記バックコート層塗料[A]と
[B]を塗布直前に混合し磁性層の反対面に乾燥厚みが
0.5μmになるように塗布する。さらにカレンダー装
置(スチールロール/ナイロンロール、5段)で温度7
5℃、線圧250kg/cm、速度100m/分でカレ
ンダー処理後60℃で24時間キュアリングする。この
磁気テープ原反を1/2インチ幅にスリットし磁気テー
プのパンケーキを作製した。このパンケーキからテープ
をカセット内に磁気テープ250mを収納してビデオカ
セットを作製する。
更に混練し、フィルムへの塗布前に[C]を入れて混合
分散して磁性塗料を作成した。フィルムにこの磁性塗料
を乾燥後の厚みが2μmとなるように塗布し、磁気配向
させ乾燥させる。次に下記バックコート層塗料[A]と
[B]を塗布直前に混合し磁性層の反対面に乾燥厚みが
0.5μmになるように塗布する。さらにカレンダー装
置(スチールロール/ナイロンロール、5段)で温度7
5℃、線圧250kg/cm、速度100m/分でカレ
ンダー処理後60℃で24時間キュアリングする。この
磁気テープ原反を1/2インチ幅にスリットし磁気テー
プのパンケーキを作製した。このパンケーキからテープ
をカセット内に磁気テープ250mを収納してビデオカ
セットを作製する。
【0060】 磁性塗料 [A] Fe金属粉末 100部 α−アルミナ 5部 リン酸エステル 2部 オレイン酸 0.1部 塩ビ系共重合対樹脂 10部 ポリウレタン樹脂 5部 パルミチン酸2エチルヘキシル 0.5部 シクロヘキサノン 50部 メチルエチルケトン 80部 [B] 分散剤1 カーボンブラック 1部 ポリウレタン樹脂 1部 メチルエチルケトン 10部 分散剤2 α−アルミナ 15部 塩ビ系共重合体樹脂 1部 シクロヘキサノン 50部 メチルエチルケトン 50部 [C] ミスチリン酸 1部 ステアリン酸 1部 ポリイソシアネート 7部 メチルエチルケトン 50部 トルエン 30部
【0061】 バックコート層塗料 [A] カーボンブラック 100部 α−アルミナ 0.1部 硫酸バリウム 0.5部 ステアリン酸2エチルヘキシル 0.5部 塩ビ系共重合体樹脂 50部 ポリウレタン樹脂 50部 シクロヘキサノン 250部 メチルエチルケトン 250部 [B] ポリイソシアネート 20部 メチルエチルケトン 3000部 トルエン 300部 シリコーン化合物 0.1部
【0062】(10)スキュー特性 25℃の温度雰囲気下で録画した磁気テープを75℃で
1時間熱処理後、25℃の温度雰囲気下で再生し、ヘッ
ド切換点におけるズレ量(μsec)を読み取り、スキ
ュー特性とした。スキュー特性が10μsec以下の場
合を特性良好とした。
1時間熱処理後、25℃の温度雰囲気下で再生し、ヘッ
ド切換点におけるズレ量(μsec)を読み取り、スキ
ュー特性とした。スキュー特性が10μsec以下の場
合を特性良好とした。
【0063】(11)電磁変換特性(RF出力) 磁気テープに家庭用ビデオデッキを用いて試験信号を記
録し、カラービデオノイズ測定器を用いRF出力の測定
を行った。特性良否の判定基準は、比較例2のフィルム
を用いて作製した磁気テープの出力を基準(0dB)と
して、RF出力が+1.0dB以上のものを特性良好、
+1.0dB未満のものは高画質が得られないため特性
不良とした。
録し、カラービデオノイズ測定器を用いRF出力の測定
を行った。特性良否の判定基準は、比較例2のフィルム
を用いて作製した磁気テープの出力を基準(0dB)と
して、RF出力が+1.0dB以上のものを特性良好、
+1.0dB未満のものは高画質が得られないため特性
不良とした。
【0064】
【実施例】本発明を実施例基づいて説明する。 実施例1(表1) 公知の方法により得られたポリエチレンテレフタレート
のペレットを180℃減圧下で2時間予備結晶化し、更
に210℃で30時間固相重合を行い固有粘度1.0の
ポリエチレンテレフタレートのペレット得た。液晶性ポ
リエステルとしてはヒドロキシ安息香酸(80モル%)
とエチレンテレフタレート(20モル%)の共重合体
(液晶性ポリエステルA:融点280℃、液晶開始温度
250℃、溶融粘度100Pa・sec)を用いた。先
のポリエチレンテレフタレートに液晶性ポリエステルA
を5重量%添加混合し押出機に供給し280℃の温度で
溶融して、5μm以上の異物を95%カットする高精度
フィルターを通過させ、口金より押出し、静電印加法を
用いて表面温度25℃のキャスティングドラム上で冷却
固化し非晶状態の未延伸フィルムを得た。このフィルム
を縦延伸機を用いて、縦方向に90℃で3.5倍延伸
し、続いてステンターにより90℃で3.5倍横延伸
し、更に縦延伸機で130℃、1.2倍再縦延伸後、ス
テンターにより210℃で1.5倍再横延伸し、続いて
210℃で2秒間熱処理を行い、厚さ6.2μmのポリ
エチレンテレフタレートフィルムを得た。このフィルム
の特性は表1の通りであり縦方向のヤング率は700k
g/mm2 、横のヤング率は1100kg/mm2 と非
常に高く、また100℃での熱収縮率はヤング率が上記
のように高いにも関わらず、縦方向が0.3%、横方向
が0.5%と非常に低い値であった。このフィルムを用
いた磁気テープのRF出力、スキュー特性を測定したと
ころRF出力が+2.2dB、スキュー特性が3μse
cと磁気テープ特性として非常に良好であった。
のペレットを180℃減圧下で2時間予備結晶化し、更
に210℃で30時間固相重合を行い固有粘度1.0の
ポリエチレンテレフタレートのペレット得た。液晶性ポ
リエステルとしてはヒドロキシ安息香酸(80モル%)
とエチレンテレフタレート(20モル%)の共重合体
(液晶性ポリエステルA:融点280℃、液晶開始温度
250℃、溶融粘度100Pa・sec)を用いた。先
のポリエチレンテレフタレートに液晶性ポリエステルA
を5重量%添加混合し押出機に供給し280℃の温度で
溶融して、5μm以上の異物を95%カットする高精度
フィルターを通過させ、口金より押出し、静電印加法を
用いて表面温度25℃のキャスティングドラム上で冷却
固化し非晶状態の未延伸フィルムを得た。このフィルム
を縦延伸機を用いて、縦方向に90℃で3.5倍延伸
し、続いてステンターにより90℃で3.5倍横延伸
し、更に縦延伸機で130℃、1.2倍再縦延伸後、ス
テンターにより210℃で1.5倍再横延伸し、続いて
210℃で2秒間熱処理を行い、厚さ6.2μmのポリ
エチレンテレフタレートフィルムを得た。このフィルム
の特性は表1の通りであり縦方向のヤング率は700k
g/mm2 、横のヤング率は1100kg/mm2 と非
常に高く、また100℃での熱収縮率はヤング率が上記
のように高いにも関わらず、縦方向が0.3%、横方向
が0.5%と非常に低い値であった。このフィルムを用
いた磁気テープのRF出力、スキュー特性を測定したと
ころRF出力が+2.2dB、スキュー特性が3μse
cと磁気テープ特性として非常に良好であった。
【0065】実施例2〜7、比較例1〜3(表1) 使用するポリマ、延伸方法を変更しポリエステルフィル
ムを製膜した。得られたフィルムおよび磁気テープとし
たときの特性は表1、2の通りであった。ポリエステル
フィルムの特性が本発明の請求範囲内にある場合は、電
磁変換特性(RF出力)が高く、かつスキュー特性の小
さい磁気テープとすることができたが、ポリエステルフ
ィルムの特性が1つでも本発明の請求範囲から外れる場
合は電磁変換特性、スキュー特性の両方を満足なものと
することはできなかった。
ムを製膜した。得られたフィルムおよび磁気テープとし
たときの特性は表1、2の通りであった。ポリエステル
フィルムの特性が本発明の請求範囲内にある場合は、電
磁変換特性(RF出力)が高く、かつスキュー特性の小
さい磁気テープとすることができたが、ポリエステルフ
ィルムの特性が1つでも本発明の請求範囲から外れる場
合は電磁変換特性、スキュー特性の両方を満足なものと
することはできなかった。
【0066】実施例8〜14(表1) 使用する液晶性ポリエステルを、下記原料から重縮合し
た液晶性ポリエステルB(融点265℃、液晶開始温度
240℃、溶融粘度23Pa・sec)に変更すること
以外は、実施例1〜7と同様の方法でポリエステルフィ
ルムを製膜し、物性を評価した。4,4′−ジオキシビ
フェニル単位を含有し、溶融粘度が低い液晶ポリエステ
ルBを使用すると、ヤング率や磁気テープ特性をさらに
高めることができた。
た液晶性ポリエステルB(融点265℃、液晶開始温度
240℃、溶融粘度23Pa・sec)に変更すること
以外は、実施例1〜7と同様の方法でポリエステルフィ
ルムを製膜し、物性を評価した。4,4′−ジオキシビ
フェニル単位を含有し、溶融粘度が低い液晶ポリエステ
ルBを使用すると、ヤング率や磁気テープ特性をさらに
高めることができた。
【0067】
【0068】
【表1】
【0069】
【発明の効果】本発明では非晶性ポリエステルと液晶性
ポリエステルの複合体をフィルムとし、該フィルムの縦
方向、横方向のヤング率を一定値以上の高い値としたの
で、本発明ポリエステルフィルムを磁気テープとしたと
きの特性を非常に良好なものとでき、特に磁気記録媒体
用ベースフィルムとして有効に使用できる。また、磁気
記録媒体用途以外にも機械強度、寸法安定性の求められ
る用途に広く活用が可能である。
ポリエステルの複合体をフィルムとし、該フィルムの縦
方向、横方向のヤング率を一定値以上の高い値としたの
で、本発明ポリエステルフィルムを磁気テープとしたと
きの特性を非常に良好なものとでき、特に磁気記録媒体
用ベースフィルムとして有効に使用できる。また、磁気
記録媒体用途以外にも機械強度、寸法安定性の求められ
る用途に広く活用が可能である。
フロントページの続き (72)発明者 豊田 勝也 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内
Claims (9)
- 【請求項1】 非液晶性ポリエステルと液晶性ポリエス
テルより成る複合体からなり、縦方向と横方向のヤング
率の和が1600kg/mm2 以上であることを特徴と
するポリエステルフィルム。 - 【請求項2】 縦方向および横方向の100℃での熱収
縮率がいずれの方向も2%以下である、請求項1に記載
のポリエステルフィルム。 - 【請求項3】 固有粘度が0.8以上である、請求項1
または2に記載のポリエステルフィルム。 - 【請求項4】 結晶化促進係数(dΔTcg)が10℃
以上である、請求項1ないし3のいずれかに記載のポリ
エステルフィルム。 - 【請求項5】 ポリエステルフィルムが一軸または二軸
に配向されたフィルムである、請求項1ないし4のいず
れかに記載のポリエステルフィルム。 - 【請求項6】 前記液晶性ポリエステルが下記化1の
(I)、(III)および(IV)の構造単位からなる
液晶性ポリエステル、(I)、(II)および(IV)
の構造単位からなる液晶性ポリエステル、(I)、(I
I)(III)および(IV)の構造単位からなる液晶
性ポリエステルから選ばれた少なくとも一種である、請
求項1ないし5のいずれかに記載のポリエステルフィル
ム。 【化1】 (但し式中のR1 は、 【化2】 から選ばれた一種以上の基を示し、R2 は、 【化3】 から選ばれた一種以上の基を示す。また、式中Xは水素
原子または塩素原子を示し、構造単位[(II)+(I
II)]と構造単位(IV)は実質的に等モルであ
る。) - 【請求項7】 液晶性ポリエステルの含有量が0.1〜
40重量%である、請求項1ないし6のいずれかにに記
載のポリエステルフィルム。 - 【請求項8】 液晶性ポリエステルがフィルム中で縦方
向に繊維状に配向し、ポリエステルフィルムが横方向に
配向している、請求項1ないし7のいずれかに記載のポ
リエステルフィルム。 - 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載のポ
リエステルフィルムを支持体として用いることを特徴と
する磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8091956A JPH08323854A (ja) | 1995-03-24 | 1996-03-21 | ポリエステルフィルムおよびそれを用いた磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-91576 | 1995-03-24 | ||
| JP9157695 | 1995-03-24 | ||
| JP8091956A JPH08323854A (ja) | 1995-03-24 | 1996-03-21 | ポリエステルフィルムおよびそれを用いた磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08323854A true JPH08323854A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=26433016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8091956A Pending JPH08323854A (ja) | 1995-03-24 | 1996-03-21 | ポリエステルフィルムおよびそれを用いた磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08323854A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11126320A (ja) * | 1997-10-20 | 1999-05-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
| JP2008255288A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-23 | Teijin Ltd | 二軸配向ポリエステルフィルム |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03288622A (ja) * | 1990-04-04 | 1991-12-18 | Daicel Chem Ind Ltd | 液晶性ポリマーフイルムおよびその製造方法 |
| JPH06107816A (ja) * | 1992-09-25 | 1994-04-19 | Toray Ind Inc | 二軸配向ポリエステルフィルム |
| JPH06297557A (ja) * | 1993-04-20 | 1994-10-25 | Toray Ind Inc | 熱可塑性樹脂シートまたはフィルムの製造方法およびその積層体の製造方法 |
-
1996
- 1996-03-21 JP JP8091956A patent/JPH08323854A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03288622A (ja) * | 1990-04-04 | 1991-12-18 | Daicel Chem Ind Ltd | 液晶性ポリマーフイルムおよびその製造方法 |
| JPH06107816A (ja) * | 1992-09-25 | 1994-04-19 | Toray Ind Inc | 二軸配向ポリエステルフィルム |
| JPH06297557A (ja) * | 1993-04-20 | 1994-10-25 | Toray Ind Inc | 熱可塑性樹脂シートまたはフィルムの製造方法およびその積層体の製造方法 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11126320A (ja) * | 1997-10-20 | 1999-05-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
| JP2008255288A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-23 | Teijin Ltd | 二軸配向ポリエステルフィルム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040826 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050524 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051004 |