JPH0832422B2 - 導電性プラスチック成形用シート及び導電性プラスチック成形品の製造方法 - Google Patents
導電性プラスチック成形用シート及び導電性プラスチック成形品の製造方法Info
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- JPH0832422B2 JPH0832422B2 JP2214821A JP21482190A JPH0832422B2 JP H0832422 B2 JPH0832422 B2 JP H0832422B2 JP 2214821 A JP2214821 A JP 2214821A JP 21482190 A JP21482190 A JP 21482190A JP H0832422 B2 JPH0832422 B2 JP H0832422B2
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Description
本発明は、導電性プラスチック成形用シート及び導電
性プラスチック成形品の製造方法に関する。本発明の導
電性プラスチック成形用シート(以下、単に「シート」
ということがある)は、導電性プラスチック成形品(以
下、単に「成形品」ということがある)の製造に用いら
れる。本発明の方法により製造された成形品は、電波反
射体、電磁波シールド材、静電防止材、導電性要求材、
熱線反射体、防音材などの用途に利用される。
性プラスチック成形品の製造方法に関する。本発明の導
電性プラスチック成形用シート(以下、単に「シート」
ということがある)は、導電性プラスチック成形品(以
下、単に「成形品」ということがある)の製造に用いら
れる。本発明の方法により製造された成形品は、電波反
射体、電磁波シールド材、静電防止材、導電性要求材、
熱線反射体、防音材などの用途に利用される。
従来から一般に用いられているプラスチックは、電波
反射機能、電磁波シールド機能、静電防止機能、導電性
機能、熱線反射機能などの機能を全く有していない。し
たがって、従来において、プラスチック成形品にそのよ
うな機能を持たせるために、プラスチック成形品の表面
に導電性塗料を塗布したり、金属箔を貼り付けたり、又
はプラスチック成形品の表面にメッキを行うことによっ
て導電性を付与することが提案されている。
反射機能、電磁波シールド機能、静電防止機能、導電性
機能、熱線反射機能などの機能を全く有していない。し
たがって、従来において、プラスチック成形品にそのよ
うな機能を持たせるために、プラスチック成形品の表面
に導電性塗料を塗布したり、金属箔を貼り付けたり、又
はプラスチック成形品の表面にメッキを行うことによっ
て導電性を付与することが提案されている。
しかし、導電性塗料を塗布する方法による場合は、手
間のかかる塗装工程が必要となり、成形工程と合わせて
合計2工程となって生産性が低下するという問題があ
る。また、塗布によって形成される導電膜の状態は塗料
の接着力に大きく左右されるので、耐久性の点で問題と
なることが多い。 また、金属箔を貼り付ける方法による場合には、金属
箔の伸び率が低いので複雑な形状品の製造が困難であ
る。例えば、金型内にアルミニウムなどの薄膜を置いて
プラスチック材料を充填した場合に、成形品が簡単な形
状であればプラスチック材料の充填圧力によって薄膜も
形状付けられるが、成形品が複雑な形状であるとその形
状に沿うように薄膜が伸びることができず、そのため薄
膜が切断されて成形品を得ることができなくなる。しか
も、金属箔をプラスチックの表面に貼り付けて一体化す
るためには接着剤が必要であるが、プラスチック材料の
種類によって接着剤を種々選択しなければならない。も
しこの選択が不適正であると、得られた成形品は全く実
用に耐えないものとなる。その上、収縮の大きい難接着
性のプラスチック材料、例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレー
トなどのプラスチック材料では、どのような接着剤を用
いても金属箔とプラスチックを旨く接着することができ
ないという大きな難点がある。 また、プラスチック成形品の表面にメッキを施す方法
では、コスト高となる上にプラスチックとメッキ膜との
密着性に問題があるため、密着性が悪い場合に成形品の
耐熱性及び耐久性が大幅に低下することとなる。 本発明の目的は、従来技術が抱えているこれらの課
題、すなわち、複雑な形状のプラスチックの表面に導電
膜を簡単に一体的に形成できること、導電膜の形成工程
を成形と同時に行えること、接着剤を用いることなくプ
ラスチックに導電膜を一体不可分に形成できること、生
産コストが安価であることなどの課題を解決することに
ある。
間のかかる塗装工程が必要となり、成形工程と合わせて
合計2工程となって生産性が低下するという問題があ
る。また、塗布によって形成される導電膜の状態は塗料
の接着力に大きく左右されるので、耐久性の点で問題と
なることが多い。 また、金属箔を貼り付ける方法による場合には、金属
箔の伸び率が低いので複雑な形状品の製造が困難であ
る。例えば、金型内にアルミニウムなどの薄膜を置いて
プラスチック材料を充填した場合に、成形品が簡単な形
状であればプラスチック材料の充填圧力によって薄膜も
形状付けられるが、成形品が複雑な形状であるとその形
状に沿うように薄膜が伸びることができず、そのため薄
膜が切断されて成形品を得ることができなくなる。しか
も、金属箔をプラスチックの表面に貼り付けて一体化す
るためには接着剤が必要であるが、プラスチック材料の
種類によって接着剤を種々選択しなければならない。も
しこの選択が不適正であると、得られた成形品は全く実
用に耐えないものとなる。その上、収縮の大きい難接着
性のプラスチック材料、例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレー
トなどのプラスチック材料では、どのような接着剤を用
いても金属箔とプラスチックを旨く接着することができ
ないという大きな難点がある。 また、プラスチック成形品の表面にメッキを施す方法
では、コスト高となる上にプラスチックとメッキ膜との
密着性に問題があるため、密着性が悪い場合に成形品の
耐熱性及び耐久性が大幅に低下することとなる。 本発明の目的は、従来技術が抱えているこれらの課
題、すなわち、複雑な形状のプラスチックの表面に導電
膜を簡単に一体的に形成できること、導電膜の形成工程
を成形と同時に行えること、接着剤を用いることなくプ
ラスチックに導電膜を一体不可分に形成できること、生
産コストが安価であることなどの課題を解決することに
ある。
本発明に係るシート、及びシートを用いた成形品の製
造方法について、例を挙げて説明する。 本発明に係るシートは、非金属材料のみからなる繊
維、例えば硝子繊維、有機繊維などを用いて作製された
織物又は不織布に、融点が47乃至300℃の金属(以下
「低融点金属」ということがある)を、例えばメタルス
プレーガンを用いて適量塗布することにより作製され
る。シートが作製された時点では、塗布された低融点金
属は繊維状物の表面に粒子状又は燐片状で仮付着された
ままである。これを例えば熱可塑性樹脂成形用の金型に
接着し、高温で溶融された成形材料を充填して行くと、
塗布された低融点金属は金型の表面に押し付けられると
ともに高温の材料の熱によって瞬時に軟化する。さらに
熱可塑性樹脂の射出成形は300〜2000kg/cm2もの高圧の
材料充填圧力をかけることが一般的条件であるので、溶
融軟化した低融点金属及び繊維状物は材料によって金型
壁に高圧で押し付けられ、その結果、低融点金属は金属
薄膜(導電性膜)となって金型表面で冷却される。結果
としてプラスチックの表面に金属薄膜を成形金型中で瞬
時に成形できることとなる。 成形で形成された金属薄膜は、その外面が金属調とな
るとともに、使用した繊維材料によって補強された状態
となる。さらに繊維状物には数多くの凹凸や空隙が残存
しているが、この部分にはプラスチック材料が充填さ
れ、なんら接着剤を使用しなくとも、プラスチックとシ
ートとの間には強固な接合が行われる。またどのような
プラスチック材料とも強固な接合ができ、従来では適当
な接着剤が見当たらずに金属との接合が不可能とされて
いたポリエチレン、ポリプロピレン、アセタール樹脂、
ポリブチレンテレフタレート、ポリスチレン変性ポリフ
ェニレンオキサイドなどにも一体化電気伝導膜を形成す
ることができる。 その他のプラスチック、例えば、ポリスチレン、ポリ
カーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリアミ
ド、塩化ビニル、ABS樹脂、AS樹脂、アクリル樹脂、繊
維素プラスチック、その他の所謂ポリマーアロイと呼称
される樹脂、スーパエンジニアリング樹脂などにも本発
明を適用可能である。 またプラスチック材料として熱硬化性樹脂を用いるこ
ともできる。例えば、不飽和ポリエステル樹脂を主成分
とするBMC、SMC、エポキシ樹脂成形材料、ジアリールフ
タレート樹脂などを成形するための加熱された金型中に
本発明のシートを置き、その上に前記熱硬化性樹脂から
なる成形材料を置き、金型を高圧で型締めし、材料が硬
化した後に成形品を取り出すといった工程、すなわち圧
縮成形によっても、その成形品の表面に均一でしかもき
れいな外観を示す成形品が得られる。 本発明に使用する繊維は、例えば、ポリエステル繊
維、レーヨン繊維、硝子繊維、綿繊維、カーボン繊維な
どである。これらの繊維を用いて織物又は不織布を作製
するのであるが、織物の場合にはその織り方、不織布の
場合には繊維長及びバインダーを調節することにより、
金属薄膜では得られない大きな伸び率をもたせることも
可能であり、例えば100%以上の伸び率とすることもで
きる。このため複雑な形状品にも導電層(電気伝導性
層)を形成することができ、またシートがどのように延
ばされた状態であっても、最終的にかけられる材料充填
圧力と温度によって金属粒子は金属薄膜となるので、プ
ラスチックの表面に均一でしかも欠損のない導電膜を形
成することができる。 本発明に使用する低融点金属は特に限定されないが、
使用目的によって金属そのもの又は合金として使用され
る。その選択の目安は、使用するプラスチック材料の可
塑化温度、成形するときの金型温度、成形材料からの熱
量、要求される耐熱性、金属薄膜に要求される特性など
である。 低融点金属の一例をあげると、錫−ビスマス−インジ
ウム−鉛合金(融点47℃)、ビスマス−鉛−錫合金(融
点96℃)、錫−インジウム合金(融点117℃)、ビスマ
ス−錫合金(融点138℃)、錫−鉛−カドミウム合金
(融点145℃)、錫亜鉛合金(融点199℃)、カドミウム
−アンチモン合金(融点292℃)、その他、単一成分金
属としては、錫、鉛、ビスマスなどの融点が300℃以下
の金属が使用できる。
造方法について、例を挙げて説明する。 本発明に係るシートは、非金属材料のみからなる繊
維、例えば硝子繊維、有機繊維などを用いて作製された
織物又は不織布に、融点が47乃至300℃の金属(以下
「低融点金属」ということがある)を、例えばメタルス
プレーガンを用いて適量塗布することにより作製され
る。シートが作製された時点では、塗布された低融点金
属は繊維状物の表面に粒子状又は燐片状で仮付着された
ままである。これを例えば熱可塑性樹脂成形用の金型に
接着し、高温で溶融された成形材料を充填して行くと、
塗布された低融点金属は金型の表面に押し付けられると
ともに高温の材料の熱によって瞬時に軟化する。さらに
熱可塑性樹脂の射出成形は300〜2000kg/cm2もの高圧の
材料充填圧力をかけることが一般的条件であるので、溶
融軟化した低融点金属及び繊維状物は材料によって金型
壁に高圧で押し付けられ、その結果、低融点金属は金属
薄膜(導電性膜)となって金型表面で冷却される。結果
としてプラスチックの表面に金属薄膜を成形金型中で瞬
時に成形できることとなる。 成形で形成された金属薄膜は、その外面が金属調とな
るとともに、使用した繊維材料によって補強された状態
となる。さらに繊維状物には数多くの凹凸や空隙が残存
しているが、この部分にはプラスチック材料が充填さ
れ、なんら接着剤を使用しなくとも、プラスチックとシ
ートとの間には強固な接合が行われる。またどのような
プラスチック材料とも強固な接合ができ、従来では適当
な接着剤が見当たらずに金属との接合が不可能とされて
いたポリエチレン、ポリプロピレン、アセタール樹脂、
ポリブチレンテレフタレート、ポリスチレン変性ポリフ
ェニレンオキサイドなどにも一体化電気伝導膜を形成す
ることができる。 その他のプラスチック、例えば、ポリスチレン、ポリ
カーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリアミ
ド、塩化ビニル、ABS樹脂、AS樹脂、アクリル樹脂、繊
維素プラスチック、その他の所謂ポリマーアロイと呼称
される樹脂、スーパエンジニアリング樹脂などにも本発
明を適用可能である。 またプラスチック材料として熱硬化性樹脂を用いるこ
ともできる。例えば、不飽和ポリエステル樹脂を主成分
とするBMC、SMC、エポキシ樹脂成形材料、ジアリールフ
タレート樹脂などを成形するための加熱された金型中に
本発明のシートを置き、その上に前記熱硬化性樹脂から
なる成形材料を置き、金型を高圧で型締めし、材料が硬
化した後に成形品を取り出すといった工程、すなわち圧
縮成形によっても、その成形品の表面に均一でしかもき
れいな外観を示す成形品が得られる。 本発明に使用する繊維は、例えば、ポリエステル繊
維、レーヨン繊維、硝子繊維、綿繊維、カーボン繊維な
どである。これらの繊維を用いて織物又は不織布を作製
するのであるが、織物の場合にはその織り方、不織布の
場合には繊維長及びバインダーを調節することにより、
金属薄膜では得られない大きな伸び率をもたせることも
可能であり、例えば100%以上の伸び率とすることもで
きる。このため複雑な形状品にも導電層(電気伝導性
層)を形成することができ、またシートがどのように延
ばされた状態であっても、最終的にかけられる材料充填
圧力と温度によって金属粒子は金属薄膜となるので、プ
ラスチックの表面に均一でしかも欠損のない導電膜を形
成することができる。 本発明に使用する低融点金属は特に限定されないが、
使用目的によって金属そのもの又は合金として使用され
る。その選択の目安は、使用するプラスチック材料の可
塑化温度、成形するときの金型温度、成形材料からの熱
量、要求される耐熱性、金属薄膜に要求される特性など
である。 低融点金属の一例をあげると、錫−ビスマス−インジ
ウム−鉛合金(融点47℃)、ビスマス−鉛−錫合金(融
点96℃)、錫−インジウム合金(融点117℃)、ビスマ
ス−錫合金(融点138℃)、錫−鉛−カドミウム合金
(融点145℃)、錫亜鉛合金(融点199℃)、カドミウム
−アンチモン合金(融点292℃)、その他、単一成分金
属としては、錫、鉛、ビスマスなどの融点が300℃以下
の金属が使用できる。
本発明のシート及び製造方法の種々の態様によると、
種々な融点を示す金属材料を、適切な方法、例えば金属
溶射装置などを用いて各種繊維基材の表面に塗布したシ
ートを、射出形成、圧縮成形、トランスファ成形などに
用いる金型中に挿入し、プラスチック材料の材料熱、金
型温度、又は圧力を利用して、粒状又は燐片状の金属を
溶融軟化させてプラスチックの表面に均質でしかも密着
性の高い導電性の薄膜を一工程で形成することができ
る。 〔実施例1〕 ポリエステル繊維、レーヨン繊維、硝子繊維、綿繊
維、カーボン繊維をそれぞれ用いて作製された織物及び
不織布をそれぞれ用意し、それらの表面に融点が47℃の
錫−ビスマス−インジウム−鉛合金、融点が96℃のビス
マス−鉛−錫合金、融点が145℃の錫−鉛−カドミウム
合金を、それぞれメタルスプレーガンを用いて、1平方
メートル当たり金属の量が300g、500g、800gとなるよう
それぞれ塗布してシートを作製した。一方、型締圧力が
100屯の射出成形機を用意し、これに曲率が200mmで直径
が80mmの曲面成形品を成形可能な金型を取り付けた。成
形材料はポリプロピレン、ABS、ポリカーボネートをそ
れぞ用いた。 成形金型を80℃に調節し、開いた金型の間に前記シー
トを挟み込んで標準的な成形条件で成形した。 得られた成形品の外観、金属層とプラスチックの密着
性、電磁遮蔽性などについて試験を行った。 1.外観試験 繊維の種類(織物) 金属の融点 成形品外観 ポリエステル 47℃ 良好 レーヨン 47 良好 綿 47 良好 硝子 47 エッジ部破断 カーボン繊維 47 エッジ部破断 繊維の種類(不織物) 金属の融点 成形品外観 ポリエステル 96℃ 良好 レーヨン 96 良好 綿 96 良好 硝子 96 良好 カーボン繊維 96 エッジ部破断 繊維の種類(不織物) 金属の融点 成形品外観 ポリエステル 145℃ 良好 レーヨン 145 良好 綿 145 良好 硝子 145 良好 カーボン繊維 145 エッジ部破断 上記結果はプラスチック材料としてポリカーボネート
を用いた場合の結果であるが、ABS、ポリプロピレンを
用いた場合も同様の結果を示した。 また、上記結果は、金属の塗布量が500g/m2のシート
を用いた場合の結果である。金属の塗布量が少ない場合
(300g/m2の場合)は金属調の光沢がやや失われ、多い
場合(800g/m2の場合)は極めて滑らかな外観を示し
た。 2.密着試験(90゜剥離) 繊維の種類(織物) 金属の融点 密着力 ポリエステル 47℃ 材質破壊 レーヨン 47 材質破壊 綿 47 材質破壊 硝子 47 材質破壊 カーボン繊維 47 材質破壊 繊維の種類(不織物) 金属の融点 密着力 ポリエステル 96℃ 材質破壊 レーヨン 96 材質破壊 綿 96 材質破壊 硝子 96 材質破壊 カーボン繊維 96 材質破壊 繊維の種類(不織物) 金属の融点 密着力 ポリエステル 145℃ 材質破壊 レーヨン 145 材質破壊 綿 145 材質破壊 硝子 145 材質破壊 カーボン繊維 145 材質破壊 上記結果は成形材料としてABSを用い、金属の塗布量
が500g/m2のシートを用いた場合の結果である。 3.電磁波遮蔽性試験 測定材料 繊維の種類(不織物) 金属の融点 塗布量 イ.ポリエステル 96℃ 300g ロ.レーヨン 96 500 ハ.綿 96 500 ニ.硝子 96 300 ホ.カーボン繊維 96 100 成形材料:ポリカーボネート 試料名 減衰率(dB) イ. 55 ロ. 55 ハ. 55 ニ. 55 ホ. 55 (測定周波数:500メガヘルツ) 〔実施例2〕 実施例2では、成形材料として熱硬化性樹を用いた。 使用したシートの仕様は次の通りである。 繊維の種類(不織物) 金属の融点 塗布量 ポリエステル 145℃ 300g レーヨン 145 300 綿 145 300 硝子 145 300 カーボン繊維 145 300 使用した成形材料は次の通りである。 SMC 不飽和ポリエステル樹脂 30% 硝子繊維(マット) 30% 炭酸カルシウム 10% タルク 20% 増粘材 9% 硬化材 0.5% 顔料 0.5% 直径100mm、厚さ3mmの成形品を成形可能な圧縮成形用
金型を圧縮成形機に取り付け、金型温度を150℃に調節
した。この金型に上記5種類のシートを置き、その上に
計量したSMCを置いて150kg/cm2の圧力で型締し、5分間
で材料を硬化させた。その後、金型を開いて成形品を取
り出し、各種試験を行った。 外観試験:鏡面の光沢を示した 密着力:完全一体化し、材質破壊した 電磁破遮蔽性:500メガヘルツで60デシベルの減衰を示し
た 耐熱性:150℃、24時間で変化無し 導電性:10ミリオーム以下
種々な融点を示す金属材料を、適切な方法、例えば金属
溶射装置などを用いて各種繊維基材の表面に塗布したシ
ートを、射出形成、圧縮成形、トランスファ成形などに
用いる金型中に挿入し、プラスチック材料の材料熱、金
型温度、又は圧力を利用して、粒状又は燐片状の金属を
溶融軟化させてプラスチックの表面に均質でしかも密着
性の高い導電性の薄膜を一工程で形成することができ
る。 〔実施例1〕 ポリエステル繊維、レーヨン繊維、硝子繊維、綿繊
維、カーボン繊維をそれぞれ用いて作製された織物及び
不織布をそれぞれ用意し、それらの表面に融点が47℃の
錫−ビスマス−インジウム−鉛合金、融点が96℃のビス
マス−鉛−錫合金、融点が145℃の錫−鉛−カドミウム
合金を、それぞれメタルスプレーガンを用いて、1平方
メートル当たり金属の量が300g、500g、800gとなるよう
それぞれ塗布してシートを作製した。一方、型締圧力が
100屯の射出成形機を用意し、これに曲率が200mmで直径
が80mmの曲面成形品を成形可能な金型を取り付けた。成
形材料はポリプロピレン、ABS、ポリカーボネートをそ
れぞ用いた。 成形金型を80℃に調節し、開いた金型の間に前記シー
トを挟み込んで標準的な成形条件で成形した。 得られた成形品の外観、金属層とプラスチックの密着
性、電磁遮蔽性などについて試験を行った。 1.外観試験 繊維の種類(織物) 金属の融点 成形品外観 ポリエステル 47℃ 良好 レーヨン 47 良好 綿 47 良好 硝子 47 エッジ部破断 カーボン繊維 47 エッジ部破断 繊維の種類(不織物) 金属の融点 成形品外観 ポリエステル 96℃ 良好 レーヨン 96 良好 綿 96 良好 硝子 96 良好 カーボン繊維 96 エッジ部破断 繊維の種類(不織物) 金属の融点 成形品外観 ポリエステル 145℃ 良好 レーヨン 145 良好 綿 145 良好 硝子 145 良好 カーボン繊維 145 エッジ部破断 上記結果はプラスチック材料としてポリカーボネート
を用いた場合の結果であるが、ABS、ポリプロピレンを
用いた場合も同様の結果を示した。 また、上記結果は、金属の塗布量が500g/m2のシート
を用いた場合の結果である。金属の塗布量が少ない場合
(300g/m2の場合)は金属調の光沢がやや失われ、多い
場合(800g/m2の場合)は極めて滑らかな外観を示し
た。 2.密着試験(90゜剥離) 繊維の種類(織物) 金属の融点 密着力 ポリエステル 47℃ 材質破壊 レーヨン 47 材質破壊 綿 47 材質破壊 硝子 47 材質破壊 カーボン繊維 47 材質破壊 繊維の種類(不織物) 金属の融点 密着力 ポリエステル 96℃ 材質破壊 レーヨン 96 材質破壊 綿 96 材質破壊 硝子 96 材質破壊 カーボン繊維 96 材質破壊 繊維の種類(不織物) 金属の融点 密着力 ポリエステル 145℃ 材質破壊 レーヨン 145 材質破壊 綿 145 材質破壊 硝子 145 材質破壊 カーボン繊維 145 材質破壊 上記結果は成形材料としてABSを用い、金属の塗布量
が500g/m2のシートを用いた場合の結果である。 3.電磁波遮蔽性試験 測定材料 繊維の種類(不織物) 金属の融点 塗布量 イ.ポリエステル 96℃ 300g ロ.レーヨン 96 500 ハ.綿 96 500 ニ.硝子 96 300 ホ.カーボン繊維 96 100 成形材料:ポリカーボネート 試料名 減衰率(dB) イ. 55 ロ. 55 ハ. 55 ニ. 55 ホ. 55 (測定周波数:500メガヘルツ) 〔実施例2〕 実施例2では、成形材料として熱硬化性樹を用いた。 使用したシートの仕様は次の通りである。 繊維の種類(不織物) 金属の融点 塗布量 ポリエステル 145℃ 300g レーヨン 145 300 綿 145 300 硝子 145 300 カーボン繊維 145 300 使用した成形材料は次の通りである。 SMC 不飽和ポリエステル樹脂 30% 硝子繊維(マット) 30% 炭酸カルシウム 10% タルク 20% 増粘材 9% 硬化材 0.5% 顔料 0.5% 直径100mm、厚さ3mmの成形品を成形可能な圧縮成形用
金型を圧縮成形機に取り付け、金型温度を150℃に調節
した。この金型に上記5種類のシートを置き、その上に
計量したSMCを置いて150kg/cm2の圧力で型締し、5分間
で材料を硬化させた。その後、金型を開いて成形品を取
り出し、各種試験を行った。 外観試験:鏡面の光沢を示した 密着力:完全一体化し、材質破壊した 電磁破遮蔽性:500メガヘルツで60デシベルの減衰を示し
た 耐熱性:150℃、24時間で変化無し 導電性:10ミリオーム以下
本発明によると、プラスチックの表面に導電膜を簡単
に一体的に形成することができ、しかも導電膜の形成工
程を成形と同時に行うことができる。また、接着剤を用
いることなく、ほとんどのプラスチックに導電膜を一体
不可分に形成することができる。 さらに、繊維の材料として非金属材料を用いており、
その材料ろ適切に選択することによって大きな伸び性が
得られるので、従来の金属では達成できなかった深い絞
り形状品にも適用でき、複雑な形状の成形品の製造が可
能である。 さらに、工業生産において工程が簡単であること、大
がかりな装置が不要であること、生産性が優れているこ
となどの理由によって、生産コストが安価となり、成形
品のコスト低減が可能となる。
に一体的に形成することができ、しかも導電膜の形成工
程を成形と同時に行うことができる。また、接着剤を用
いることなく、ほとんどのプラスチックに導電膜を一体
不可分に形成することができる。 さらに、繊維の材料として非金属材料を用いており、
その材料ろ適切に選択することによって大きな伸び性が
得られるので、従来の金属では達成できなかった深い絞
り形状品にも適用でき、複雑な形状の成形品の製造が可
能である。 さらに、工業生産において工程が簡単であること、大
がかりな装置が不要であること、生産性が優れているこ
となどの理由によって、生産コストが安価となり、成形
品のコスト低減が可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 9/00 W D // B29L 9:00
Claims (2)
- 【請求項1】金型を用いてプラスチック成形される成形
品の表面に電気伝導性層を形成するために使用される導
電性プラスチック成形用シートであって、 表面に金属層を有しない非金属繊維からなる織物又は不
織物布に、融点が47℃乃至300℃の金属が塗布されてな
る、 ことを特徴とする導電性プラスチック成形用シート。 - 【請求項2】請求項1記載の導電性プラスチック成形用
シートを成形機の金型内の型面に沿って配置した状態
で、 前記金型内に前記金属の融点よりも高い温度に溶融した
プラスチック材料を充填し、前記プラスチック材料の熱
と充填圧力とによって前記金属を融解且つ圧延し、 前記プラスチック材料を前記導電性プラスチック成形用
シートとももに一体的に成形する、 ことを特徴とする導電性プラスチック成形品の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2214821A JPH0832422B2 (ja) | 1990-08-13 | 1990-08-13 | 導電性プラスチック成形用シート及び導電性プラスチック成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2214821A JPH0832422B2 (ja) | 1990-08-13 | 1990-08-13 | 導電性プラスチック成形用シート及び導電性プラスチック成形品の製造方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0497809A JPH0497809A (ja) | 1992-03-30 |
| JPH0832422B2 true JPH0832422B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=16662087
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2214821A Expired - Fee Related JPH0832422B2 (ja) | 1990-08-13 | 1990-08-13 | 導電性プラスチック成形用シート及び導電性プラスチック成形品の製造方法 |
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| JP (1) | JPH0832422B2 (ja) |
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-
1990
- 1990-08-13 JP JP2214821A patent/JPH0832422B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
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| JPH0497809A (ja) | 1992-03-30 |
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