JPH08324405A - アンチスキッド制御装置 - Google Patents
アンチスキッド制御装置Info
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- JPH08324405A JPH08324405A JP13806695A JP13806695A JPH08324405A JP H08324405 A JPH08324405 A JP H08324405A JP 13806695 A JP13806695 A JP 13806695A JP 13806695 A JP13806695 A JP 13806695A JP H08324405 A JPH08324405 A JP H08324405A
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Abstract
リザーバ空や満杯などに起因する増圧不足や減圧不足を
回避し、制御性能を向上できるアンチスキッド制御装置
を提供すること。 【構成】 ステップ100において、各種パラメータを
初期化する。続くステップ110では、アンチスキッド
制御における制御モードの判定を行う。この制御モード
とは、アンチスキッド制御中において各弁11、21、
13の制御により実現されるホイールシリンダ6へかか
るブレーキ油圧を、所定時間継続したり所定時間間隔毎
に組み合わせたりして制御するためのモードである。続
くステップ120では、リザーバ油量を推定する。続く
ステップ130では、制御モード補正処理を行なう。続
くステップ140では、制御モードに応じて各弁を駆動
するソレノイド出力を行なう。
Description
のスリップ状態が所定以上となった場合に、そのスリッ
プ状態を最適状態に制御するアンチスキッド制御装置に
関し、特に、リザーバ内のブレーキ油量を推定すること
ができるアンチスキッド制御装置に関する。
ダルに連結されたマスタシリンダと、車輪のブレーキ機
構に設けられたホイールシリンダと、ブレーキ油を貯留
するリザーバとをそれぞれの管路により接続して構成さ
れる。
ッド制御装置は、例えば特開昭61−202965公報
に開示されているように、マスタシリンダとホイールシ
リンダとの間の管路に流入弁を設けるとともに、ホイー
ルシリンダとリザーバとの間の管路に流出弁を設け、こ
れらの流入弁および流出弁を切り換え制御することによ
りホイールシリンダ内のブレーキ油圧を増減するように
構成される。
ド制御中には、流入弁は遮断状態に制御される。即ち、
前記流入弁は、アンチスキッド制御の実行開始と同時に
マスタシリンダ油圧をカットする。この際、ホイールシ
リンダに向けて接続されたポンプがリザーバから汲み上
げたブレーキ油を圧力下に吐出し、このブレーキ油圧に
よって、ホイールシリンダ油圧の緩増圧が実行される。
この際、前記流出弁は遮断状態とされる。また、ホイー
ルシリンダ油圧の減圧時には、流出弁が連通状態とさ
れ、ホイールシリンダ側のブレーキ油がリザーバ内に還
流される。このようなホイールシリンダ油圧の増減圧制
御は、車輪のスリップ状態に応じて実行され、この車輪
のスリップ状態は、車両の走行路面の路面摩擦係数に依
存する。
の様に、ブレーキ油をリザーバからホイールシリンダに
供給するシステム(ホイールシリンダバックシステムと
称す)では、ホイールシリンダ油圧を増加させる場合に
は、リザーバに蓄えられたブレーキ油をポンプによって
ホイールシリンダに送る制御がなされるが、リザーバ内
のブレーキ油が無くなると、ホイールシリンダ油圧をそ
れ以上増圧することができない。
ブレーキ油をホイールシリンダからリザーバに逃がすこ
とができないので、減圧不足が生じる。つまり、ホイー
ルシリンダバックシステムにおいては、リザーバ内のブ
レーキ油量が適正でないと、好ましいブレーキ制御性能
が得られないという問題があった。
クシステムにおいて、リザーバ空や満杯などに起因する
増圧不足や減圧不足を回避し、制御性能を向上できるア
ンチスキッド制御装置を提供することを目的とする。
に、請求頃1の発明は、図1に例示する様に、乗員のブ
レーキベダルの踏み込みによりブレーキ油を供給してホ
イールシリンダ油圧を発生させるマスタシリンダと、リ
ザーバ内のブレーキ油を汲み上げて前記ホイールシリン
ダに向けて圧送するポンプと、前記マスタシリンダと前
記ホイールシリンダとの流路を連通・遮断するマスタ圧
カット弁と、車輪のスリップ状態が所定以上となった場
合に、前記ポンプ及び前記マスタ圧カット弁を駆動し
て、前記ホイールシリンダ油圧を制御するアンチスキッ
ド制御手段と、を備えるアンチスキッド制御装置におい
て、前記アンチスキッド制御手段は、前記マスタ圧カッ
ト弁を遮断し、前記ポンプから吐出力されるブレーキ油
によって、前記ホイールシリンダ油圧を緩増圧する緩増
圧手段と、前記ホイールシリンダからブレーキ油を排出
してホイールシリンダ油圧を減少させる減圧手段と、を
備えるとともに、前記緩増圧手段による緩増圧実行時間
を検出する第1の検出手段と、前記減圧手段による減圧
実行時間を検出する第2の検出手段と、前記第1の検知
手段及び第2の検知手段によって検出された前記緩増圧
実行時間及び減圧実行時間に基づいて、前記リザーバ内
のブレーキ油量の変化量を算出する変化量算出手段と、
該変化量算出手段によって算出された前記ブレーキ油量
の変化量に基づいて、前記リザーバ内のブレーキ油量を
算出するブレーキ油量算出手段と、を備えることを特徴
とするアンチスキッド制御装置を要旨とする。
乗員のブレーキベダルの踏み込みによりブレーキ油を供
給してホイールシリンダ油圧を発生させるマスタシリン
ダと、リザーバ内のブレーキ油を汲み上げて前記ホイー
ルシリンダに向けて圧送するポンプと、前記マスタシリ
ンダと前記ホイールシリンダとの流路を連通・遮断する
マスタ圧カット弁と、車輪のスリップ状態が所定以上と
なった場合に、前記ポンプ及び前記マスタ圧カット弁を
駆動して、前記ホイールシリンダ油圧を制御するアンチ
スキッド制御手段と、を備えるアンチスキッド制御装置
において、前記アンチスキッド制御手段は、前記マスタ
圧カット弁を遮断し、前記ポンプから吐出力されるブレ
ーキ油によって、前記ホイールシリンダ油圧を緩増圧す
る緩増圧手段と、前記ホイールシリンダからブレーキ油
を排出してホイールシリンダ油圧を減少させる減圧手段
と、前記リザーバから前記マスタシリンダにブレーキ油
を戻すマスタシリンダリターン手段と、を備えるととも
に、前記緩増圧手段による緩増圧実行時間を検出する第
1の検出手段と、前記減圧手段による減圧実行時間を検
出する第2の検出手段と、前記マスタシリンダリターン
手段によるリターン実行時間を検出する第3の検出手段
と、前記第1〜3の検知手段によって検出された前記緩
増圧実行時間,減圧実行時間及びリターン実行時間に基
づいて、前記リザーバ内のブレーキ油量の変化量を算出
する変化量算出手段と、該変化量算出手段によって算出
された前記ブレーキ油量の変化量に基づいて、前記リザ
ーバ内のブレーキ油量を算出するブレーキ油量算出手段
と、を備えることを特徴とするアンチスキッド制御装置
を要旨とする。
御手段が、更に、前記マスタシリンダからホイールシリ
ンダにブレーキ油を供給する急増圧手段を備えたことを
特徴とする前記請求項1又は2記載のアンチスキッド制
御装置を要旨とする。
が、前記各実行時間に加え、前記緩増圧実行時の緩増圧
勾配及び前記減圧実行時の減圧勾配を加味して、前記前
記リザーバ内のブレーキ油量の変化量を算出することを
特徴とする前記請求項1ないし3のいずれか記載のアン
チスキッド制御装置を要旨とする。
記減圧勾配を、ホイールシリンダ油圧とポンプ負荷又は
ポンプ回転数とに基づいて算出することを特徴とする前
記請求項4記載のアンチスキッド制御装置を要旨とす
る。
油圧を、マスタシリンダ油圧に基づいて算出することを
特徴とする前記請求項5記載のアンチスキッド制御装置
を要旨とする。請求頃7の発明は、前記マスタシリンダ
油圧を、車体減速度に基づいて算出することを特徴とす
る前記請求項6記載のアンチスキッド制御装置を要旨と
する。
圧を、運転者の制動動作を検出した時点からアンチスキ
ッド制御開始までの時間に基づいて算出することを特徴
とする前記請求項6記載のアンチスキッド制御装置を要
旨とする。
圧を、各車輪のアンチスキッド制御状態に基づいて算出
することを特徴とする前記請求項6記載のアンチスキッ
ド制御装置を要旨とする。
を、前記ポンプ負荷及び/又はバッテリ電圧に基づいて
算出することを特徴とする前記請求項5記載のアンチス
キッド制御装置を要旨とする。
を、推定車体減速度に基づいて算出することを特徴とす
る前記請求項5記載のアンチスキッド制御装置を要旨と
する。請求頃12の発明は、前記ブレーキ油量算出手段
によって算出された前記リザーバ内のブレーキ油量に基
づいて、該リザーバ内のブレーキ油量を所定のブレーキ
油量に制御するリザーバ油量制御手段を備えたことを特
徴とする前記請求項1〜11のいずれか記載のアンチス
キッド制御装置を要旨とする。
御手段が、ブレーキ油の流路を開閉する弁及び/又はブ
レーキ油のポンプを駆動するタイミングを設定する制御
モードを切り換える手段であることを特徴とする前記請
求項12記載のアンチスキッド制御装置を要旨とする。
御手段が、前記ブレーキ油量算出手段によって算出され
た前記リザーバ内のブレーキ油量が上限値以上になった
場合には、ブレーキ油をリザーバからマスタシリンダに
戻し、ブレーキ油量が下限値以下となった場合には、ブ
レーキ油をマスタシリンダからホイールシリンダを介し
てリザーバに供給する制御を行なうことを特徴とする前
記請求項12又は13記載のアンチスキッド制御装置を
要旨とする。
リンダは、乗員のブレーキペダルの踏み込みによりホイ
ールシリンダに向けてブレーキ油を供給しホイールシリ
ンダ油圧を発生させ、ポンプは、リザーバ内のブレーキ
油を汲み上げてホイールシリンダに向けて圧送し、マス
タ圧カット弁は、マスタシリンダとホイールシリンダと
の流路を連通・遮断する。そして、車輪のスリップ状態
が所定以上となった場合には、アンチスキッド制御手段
によって、ポンプ及びマスタ圧カット弁を駆動して、ホ
イールシリンダ油圧を制御する。
ては、緩増圧手段によって、マスタ圧カット弁を遮断し
て、ポンプから吐出力されるブレーキ油によりホイール
シリンダ油圧を緩増圧し、減圧手段によって、ホイール
シリンダからブレーキ油を排出してホイールシリンダ油
圧を減少させる。
手段による緩増圧実行時間を検出するとともに、第2の
検出手段によって、減圧手段による減圧実行時間を検出
し、この第1の検知手段及び第2の検知手段によって検
出された緩増圧実行時間及び減圧実行時間に基づいて、
変化量算出手段によって、リザーバ内のブレーキ油量の
変化量を算出し、更に、この変化量算出手段によって算
出されたブレーキ油量の変化量に基づいて、ブレーキ油
量算出手段によって、リザーバ内のブレーキ油量を算出
する。
様に、緩増圧手段による緩増圧実行時間と減圧手段によ
る減圧実行時間とに基づいて、ホイールシリンダとリザ
ーバ間のブレーキ油量の状態を把握できるので、リザー
バ内のブレーキ油量を推定することができる。よって、
この推定したブレーキ油量を適量に調節する制御を行な
うことにより、ホイールシリンダバックシステムにおい
て、リザーバ空や満杯などに起因する増圧不足や減圧不
足を回避し、制御性能を大きく向上することができる。
手段は、請求項1と同様の緩増圧手段及び減圧手段に加
え、図3に示す様に、リザーバからマスタシリンダにブ
レーキ油を戻すマスタシリンダリターン手段を備えてい
る。従って、第1の検出手段によって、前記緩増圧実行
時間を検出するとともに、第2の検出手段によって、前
記減圧実行時間を検出し、更に、第3の検出手段によっ
て、マスタシリンダリターン手段によるリターン実行時
間を検出する。そして、前記第1〜3の検知手段によっ
て検出された緩増圧実行時間,減圧実行時間及びリター
ン実行時間に基づいて、リザーバ内のブレーキ油量の変
化量を算出し、この変化量算出手段によって算出された
ブレーキ油量の変化量に基づいて、ブレーキ油量算出手
段によって、リザーバ内のブレーキ油量を算出する。
増圧実行時間と減圧手段による減圧実行時間とマスタシ
リンダリターン手段によるリターン実行時間とに基づい
て、リザーバ内のブレーキ油量を推定することができる
ので、前記請求項1と同様に、この推定したブレーキ油
量を適量に調節する制御を行なうことにより、ホイール
シリンダバックシステムにおいて、リザーバ空や満杯な
どに起因する増圧不足や減圧不足を回避し、制御性能を
大きく向上することができる。
手段として、更に、マスタシリンダからホイールシリン
ダにブレーキ油を供給する急増圧手段を備えた構成を採
用できる。請求頃4の発明では、変化量算出手段が、緩
増圧実行時間,減圧実行時間及びリターン実行時間等の
各実行時間に加え、緩増圧実行時の緩増圧勾配及び減圧
実行時の減圧勾配を加味して、リザーバ内のブレーキ油
量の変化量を算出するので、一層正確にリザーバ油量を
推定することができる。
勾配を、ホイールシリンダ油圧とポンプ負荷又はポンプ
回転数とに基づいて算出することができるので、この算
出した緩増圧勾配及び減圧勾配も用いて、より正確なブ
レーキ油量を算出することができる。。
圧を、マスタシリンダ油圧に基づいて算出することがで
きるので、正確にホイールシリンダ油圧を算出できる。
請求頃7の発明では、マスタシリンダ油圧を、車体減速
度に基づいて算出することができるので、正確にマスタ
シリンダ油圧を算出できる。
を、運転者の制動動作を検出した時点からアンチスキッ
ド制御開始までの時間に基づいて算出することができ
る。つまり、この経過時間によって急ブレーキか緩ブレ
ーキかが分かるので、このブレーキ状態に応じて、マス
タシリンダ油圧をより正確に算出することができる。よ
って、このマスタシリンダ油圧を用いてより正確なホイ
ールシリンダ油圧を算出できる。
を、各車輪のアンチスキッド制御状態に基づいて算出す
ることができるので、実際のスリップ状態に応じた一層
正確にマスタシリンダ油圧を算出することができる。請
求頃10の発明では、ポンプ回転数を、ポンプ負荷及び
/又はバッテリ電圧に基づいて算出することができるの
で、実際のポンプ動作に応じた一層正確なポンプ回転数
を算出することができる。
推定車体減速度に基づいて算出することができるので、
実際の車両の減速状態に応じた一層正確なポンプ回転数
を算出することができる。請求頃12の発明では、ブレ
ーキ油量算出手段によって算出されたリザーバ内のブレ
ーキ油量に基づいて、リザーバ油量制御手段によって、
リザーバ内のブレーキ油量を所定のブレーキ油量に制御
する。従って、ホイールシリンダバックシステムにおい
て、リザーバ空や満杯などに起因する増圧不足や減圧不
足を回避し、制御性能を大きく向上することができる。
手段によって、ブレーキ油の流路を開閉する弁及び/又
はブレーキ油のポンプを駆動するタイミングを設定する
制御モードを切り換えるので、制御モードに応じて好適
にリザーバ油量を調節することができる。
手段により、(ブレーキ油量算出手段によって算出され
た)リザーバ内のブレーキ油量が上限値以上になった場
合には、ブレーキ油をリザーバからマスタシリンダに戻
し、ブレーキ油量が下限値以下となった場合には、ブレ
ーキ油をマスタシリンダからマスタシリンダを介してリ
ザーバに供給する制御を行なうので、リザーバ内のブレ
ーキ油量を常に一定の好適な範囲に設定することができ
る。よって、どの様な場合でも、好適にアンチスキッド
制御を実行することができる。
る。 (実施例1) [1]図4は、本実施例におけるアンチスキッド制御装
置のシステム構成である。本実施例は、フロントエンジ
ン、フロントドライブの四輪車に適用した例である。ま
た、図4では、車両のブレーキ配管系統が、右前輪(F
R)と左後輪(RL)の系統と、左前輪(FL)と右後
輪(RR)の系統との2系統を有するものを示してい
る。
の各々に電磁式、磁気抵抗式等の車輪速度センサ27、
28、29、30が配置され、各車輪1〜4の回転に応
じた周波数のパルス信号を出力する。さらに、各車輪1
〜4に各々油圧ブレーキ装置(以下ホイールシリンダ
(W/C)という)5、6、7、8が配置され、各車輪
1〜4に制動力を発生させる。ブレーキペダル15の踏
み込みによって発生するマスタシリンダ(M/C)16
からのマスタシリンダ油圧(M/C油圧)は、各菅路を
介して第1のマスタ圧カット弁11、第2のマスタ圧カ
ット弁12に向けて流動される。
合では、これら第1、第2のマスタ圧カット弁11、1
2は連通状態とされており、マスタシリンダ油圧は各弁
11、12を通して、各車輪1〜4に対応した制御弁2
1、22、23、24に伝達される。この制御弁21〜
24は、アンチスキッド制御中でない場合には連通状態
とされるため、前記マスタシリンダ油圧は乗員のブレー
キペダル15の踏み込みに応じてホイールシリンダ5〜
8に伝達される。なお、通常マスタシリンダ16は、図
示しない独自のりザーバを有している。
22とを結ぶ管路、およびマスタ圧カット弁12と制御
弁23、24を結ぶ管路には、それぞれポンプ9、10
から吐出されるブレーキ油を伝達する管路が接続されて
いる。ポンプ9は、リザーバ25からブレーキ油を汲み
上げて、ホイールシリンダ1、2側にブレーキ油を圧送
する(ホイールシリンダバックシステムと称す)。ま
た、ポンプ10は、リザーバ26からブレーキ油を汲み
上げホイールシリンダ3、4側にブレーキ油を圧送す
る。これらポンプ11、12には、それぞれ並列に管路
が接続されており、各々の管路には、ブレーキ油のリザ
ーバ25、26への流出入を制御する流出弁13、14
がそれぞれ配設されている。
の間と、マスタシリンダ16とは管路によって接続され
ており、この管路にはホイールシリンダ5側からマスタ
シリンダ16側へのブレーキ油の流動のみを許容する逆
止弁17が配設されている。ホイールシリンダ6、7、
8についても同様にそれぞれマスタシリンダ16とを接
続する管路が設けられており、逆止弁18、19、20
がそれぞれ配設されている。マスタ圧カット弁11、1
2、制御弁21〜24、および流出弁13、14は、そ
れぞれ2ポート2位置弁であり、その弁体は電子制御装
置40(以下ECUという)からの信号に基づいて電力
を供給された時、ソレノイドが励磁することによって変
化してポートを切り換える。なお、各弁の非作動時すな
わちアンチスキッド制御が開始されていない状態では、
ポートは図示位置にある。なお、各弁には、このような
電磁弁の他に機械式弁を採用するようにしてもよい。
I/Oインターフェース等からなるマイクロコンピュー
タから構成されている。また、前記車輪速度センサ27
〜30によって検出されるパルス信号は、このECU4
0に送られ、個々の車輪1〜4の車輪速度、車体速度が
演算され、各車輪1〜4のスリップ状態が演算推定され
る。
ブレーキ配管系において、説明を簡略化するために右前
輪1に対するブレーキ配管系のモデル図を示す。以下、
このブレーキ配管系を用いてECU40による各弁1
1、21、13の制御方法を説明する。尚、図6は、通
常の車両制動時すなわちアンチスキッド制御の非実行時
における各弁11、21、13の動作、およびアンチス
キッド制御中におけるホイールシリンダ1に対する各制
御モードに対応した各弁11、21、13の動作を示し
ている。
いない通常制動時では、マスタシリンダ油圧がホイール
シリンダ6にむけて直結されている。よって、マスタ圧
カット弁11および制御弁21は連通状態、流出弁13
は遮断状態に制御されている。この際にはポンプ13は
駆動されていない(OFF状態である)。よって、乗員
によるブレーキペダル15の踏み込みを反映したマスタ
シリンダ油圧がホイールシリンダ6に伝達される。
れた以降の各弁の動作について説明する。なお、アンチ
スキッド制御の開始と同時にポンプ9が駆動され、アン
チスキッド制御中断続的に駆動される。まず、アンチス
キッド制御におけるホイールシリンダ油圧(W/C油
圧)の減圧出力時では、マスタ圧カット弁11は、マス
タシリンダ油圧をカットするために遮断状態とされ、制
御弁21は、ホイールシリンダ6内のブレーキ油圧を抜
くために連通状態とされる。また、流出弁13は、ポン
プ9から吐出されるブレーキ油をリザーバ25に還流す
るため及びホイールシリンダ6から抜いた油をリザーバ
25に入れるために、連通状態とされる。この様に、減
圧出力時にポンプ9からのブレーキ油をリザーバに還流
できる還流路が形成されていることによって、効率良く
ホイールシリンダ油圧を減圧することが可能である。
スタ圧カット弁11および制御弁21は遮断状態、流出
弁13は連通状態とされる。ここで、前記制御弁21が
遮断状態とされることによって、現在のホイールシリン
ダ油圧が保持され、この際駆動され続けているポンプ9
からのブレーキ油は、連通状態とされている流出弁13
を有する還流路を通して、リザーバ25に還流される。
この様にされることによって、ポンプ9からのブレーキ
油が、管路内に高圧に貯留されることがなくなり、管路
が保護される。
イールシリンダ油圧の増圧を実行する。この際、マスタ
圧カット弁11は遮断状態、制御弁21は連通状態、ま
た流出弁13は遮断状態に制御される。よって、ポンプ
9からのブレーキ油は、流出弁13によってリザーバ2
5に還流されることを妨げられ、ホイールシリンダ6に
向けて吐出される。
リンダ油圧をより急激に増圧したい場合には、急増圧出
力を採用する。この急増圧出力では、アンチスキッド制
御中にも係わらず、マスタシリンダ油圧をホイールシリ
ンダ6に伝達する。よって、マスタ圧カット弁11およ
び制御弁21は連通状態とされ、流出弁13は遮断状態
とされる。
ターン)出力では、アンチスキッド制御における減圧出
力時に、リザーバ25内が満杯であったならば、ホイー
ルシリンダ6にかかるブレーキ油を抜いてホイールシリ
ンダ油圧を減圧することができないため、リザーバ25
内のブレーキ油(マスタ圧カット弁11からホイールシ
リンダ6にかけての閉回路中のブレーキ油)をマスタシ
リンダ16側に返す。この際M/Cリターン出力では、
マスタ圧カット弁11を連通状態とし、制御弁21、流
出弁13は遮断状態とされる。このように各弁を制御す
ることによって、ポンプ9から吐出されるブレーキ油を
マスタシリンダ16側に流動し、リザーバ25内のブレ
ーキ油量を減少する。
による具体的なアンチスキッド制御を、図7のフローチ
ャートを基に説明する。なお、ここでは便宜上、図5に
示した1輪1ホイールシリンダに対しての制御について
説明する。 車両のイグニッションスイッチのオン等に伴って制御
が開始されると、まず、ステップ100において、各種
パラメータを初期化する。
制御における制御モードの判定を行う。尚、制御モード
判定は、後述する図9のフローチャートにおいて説明す
る。また、この制御モードとは、アンチスキッド制御中
において上述の各弁11、21、13の制御により実現
されるホイールシリンダ6へかかるブレーキ油圧を、所
定時間継続したり所定時間間隔毎に組み合わせたりして
制御するためのモードである。
明をする。・制御モードは、アンチスキッド制御中であ
ることを表す制御中モードと、アンチスキッド制御が実
行されていない、すなわち通常のブレーキ操作時である
制御外モードとに大別される。尚、この制御外モードと
制御中モードとは、前記ステップ110にて判定された
ものである。
択する制御モードである。 ・保持モードとは、図4にて説明した保持出力を所定時
間連続して実行する制御モードである。 ・緩増圧モードとは、前記(ポンプ9の作動による)緩
増圧出力を所定時間連続して実行する制御モードであ
る。
/Cリターン保持出力を選択する制御モードである。 ・急増圧モードとは、前記(マスタシリンダ油圧をホイ
ールシリンダ6側に供給する)急増圧出力と前記緩増圧
出力とを所定時間毎に所定回繰り返して実行する制御モ
ードである。これは、急増圧出力によるホイールシリン
ダ油圧の増圧は急激すぎる傾向があるため、すぐに車輪
のスリップ状態が悪化する可能性が大きい。よってこの
急増圧モードのように、ポンプ9によるホイールシリン
ダ油圧の増圧とマスタシリンダ油圧による増圧とを繰り
返し行うようにする。
わたり(マスタシリンダ16にブレーキ油を返す)M/
Cリターン出力を実行し、その後所定時間T6にわたり
急増圧出力を実行し、これらの出力を所定回交互に繰り
返す制御モードである。この緩増圧補正モードでは、急
増圧にて実行されるマスタシリンダ油圧によるホイール
シリンダ油圧の増圧の比率は小さくなっている。尚、こ
の緩増圧補正モードでは、ホイールシリンダ6の増圧勾
配が小さく設定されており、急増圧出力外では、M/C
リターン出力によって、制御弁21(22,23,2
4)が遮断状態とされることにより、ホイールシリンダ
油圧を増圧しない制御が実行される。また、このモード
の間、リザーバ25内のブレーキ油をマスタシリンダ1
6側に流動することが可能である。
ザーバ油量を推定する。尚、このリザーバ油量の推定処
理は、図10のブロック図において詳述する。続くステ
ップ130では、制御モード補正処理を行なう。尚、こ
の制御モード補正処理については、図20のフローチャ
ートにおいて詳述する。
じて各弁を駆動するソレノイド(SOL)出力を行な
い、その後前記ステップ110に戻る。 次に、図9のフローチャートを用いて、前記図7のス
テップ110のアンチスキッド制御における制御モード
の判定を行うフローについて説明する。
2、3、4に設けられている車輪速度センサ27、2
8、29、30からの車輪速度信号に基づいて、各車輪
の車輪速度VWを演算する。ステップ220では、各車
輪の車輪加速度dVWを演算する。ステップ230で
は、車輪速度VW等に基づいて車体速度VBを推定演算
する。ステップ240では、各車輪のスリップ率SWを
車輪速度および車体速度等に基づいて演算する。
キッド制御が開始されており、制御中モードに設定され
ているか制御外モードに設定されているかが判定され
る。ここで、制御中モードに設定されていると判断され
た場合にはステップ290に進む。
中に設定されていないと判断された場合には、ステップ
260に進む。ステップ260では、車輪スリップ率S
Wが所定値KSよりも大きいか否かを判断する。ここで
スリップ率SWが所定値KSよりも大きい値であると判
断された場合は、車輪がロック傾向にあるとしてステッ
プ270に進み、制御中モードであることを示すフラグ
をセットする。
ップ率SWが所定値KS以下であると判断された場合、
車輪のスリップ状態は比較的良好であるということで、
ステップ280に進む。ステップ250もしくはステッ
プ270から進むステップ290では、車輪のスリップ
状態が所定以上であるか否かを判断する。すなわち、ス
リップ率SWと所定値KSとを比較する。ここで、スリ
ップ率SWが所定値KS以下であると判断された場合に
は、後述するステップ330に進み、スリップ率SWが
所定値KSよりも大きいと判断された場合にはステップ
300に進む。
ップ状態が所定以上であることを意味しており、このス
テップ300では、車輪加速度dVWが0よりも小さい
か否かを判断する。即ち、車輪速度が落ち込む方向に向
かっているか、回復する方向に向かっているかを判断す
る。ここで車輪加速度dVWが0よりも小さく、すなわ
ち車輪のスリップ状態が所定以上で、且つ車輪速度が落
ち込んでいる状態では、ホイールシリンダ6に適切なブ
レーキ油圧以上の圧力が加えられており、ますますスリ
ップ状態を悪化させる可能性があるとして、ステップ3
10に進み、減圧モードを選択する。
度dVWが0以上であり、すなわち車輪速度が回復する
方向で、現在ホイールシリンダ6にほぼ適切なブレーキ
油圧か加えられているとして、ステップ320に進み、
保持モードを選択する。また、前記ステップ290にお
いて、スリップ率SWが所定値KS以下であると判断さ
れた場合、ステップ330に進む。ここでステップ33
0に進んだということは、車輪のスリップ状態が所定以
下であり、ホイールシリンダ6に加えるべきブレーキ油
圧が不足しているとして、ホイールシリンダ油圧を増圧
する制御モードについての判定を行う。すなわち、ステ
ップ330では、緩増圧モードにおいて所定時間の実行
が終了したか否かを判断する。ここで終了していないと
判断された場合にはステップ360に進み、引き続き緩
増圧モードが選択される。
ドが終了したと判断された場合にはステップ340に進
み、急増圧モードが所定時間実行されたか否かが判定さ
れる。通常アンチスキッド制御では、ポンプ9の吐出に
よるゆるやかなホイールシリンダ油圧の増圧を実行し、
ホイールシリンダ油圧とマスタシリンダ油圧とがほぼ等
しくなったと判断した場合にはマスタシリンダ16によ
る急増圧(すなわちマスタシリンダ16とホイールシリ
ンダ6との連通による増圧)を実行している。これは、
マスタシリンダ油圧とホイールシリンダ油圧とに比較的
大きな差圧があった場合にいきなりマスタシリンダ16
とホイールシリンダ6とを連通すると車輪速度の落ち込
みが激しくなるが、これによる車輪のスリップが大きく
なる状態を回避するためである。
終了したと判断された場合には、ステップ280に進
み、制御中モードをリセットした後、一旦本処理を終了
する。一方、ステップ340において、急増圧モードが
終了していないと判断された場合には、ステップ350
に進み、引き続き急増圧モードを選択する。
行されるリザーバ油量推定の処理を、図10の処理の手
順を示すブロック図に基づいて説明するが、最初に、リ
ザーバ油量の推定の原理について、図11の説明図に基
づいて説明する。尚、図11において点線は実際の値を
示す。
踏まれて、例えばスリップ率等の所定のアンチスキッド
条件が満たされると、弁11(SMC),21(SW
C),13(SRC)等が駆動されてアンチスキッド制
御が実行される。このとき、弁11,21,13の動作
状態に応じて、(マスタシリンダ油圧PMは変化しない
が)ホイールシリンダ油圧PWは変動を繰り返す。従っ
て、この弁11,21,13の動作状態に基づいて、リ
ザーバ油量を推定することができるのである。
時間△t1を計測し、A2にて、減圧出力時間△t2を計
測し、A3にて、急増圧出力時間△t3を計測し、A4
にて、M/Cリターン出力時間△t4を計測する。 ・A5では、緩増圧増圧勾配g1を演算する。例えば図
12に示す様に、ポンプ回転数Npと緩増圧増圧勾配g1
との関係を示す関数fg1のマップから、緩増圧増圧勾
配g1を求める。
えば図13に示す様に、(マスタシリンダ油圧PM−ホ
イールシリンダ油圧PW)と減圧勾配g2との関係を示す
関数fg2のマップから、減圧勾配g2を求める。
る。例えば図14に示す様に、ホイールシリンンダ圧P
Wと急増圧増圧勾配g3との関係を示す関数fg3のマッ
プから、急増圧増圧勾配g3を求める。 ・A8では、前記A1,A2,A4,A5,A6にて求
めた値を用い、下記(1)式に基づいて、リザーバ油量
の変化量△QTを算出する。
Tを算出する。 QT(n)=QT(n−1)+△QT …(2) ・A10では、前記A1〜A3,A5〜A7にて求めた
値を用い、下記(3)式に基づいて、ホイールシリンダ
油量QWの変化量△QWを算出する。
ンダ油量QWを算出する。 QW(n)=QW(n−1)+△QW …(4) ・A12では、ホイールシリンダ油量QWからホイール
シリンダ油圧PWを算出する。例えば図15に示す様
に、ホイールシリンダ油量QWとホイールシリンダ油圧
PWとの関係を示すマップから、ホイールシリンダ油圧
PWを求める。
図16のフローチャートに示す様に、所定の関数fPPを
用いて行なう。すなわち、まず、ステップ400では、
ソレノイド(SOL)の出力状態の判定を行なう。そし
て、この判定の結果、ソレノイドが減圧出力の場合は、
ステップ410にて、ポンプ負荷PPを0と設定する。
ソレノイドが保持出力の場合は、ステップ420にて、
同様にポンプ負荷PPを0と設定する。ソレノイドが緩
増圧出力の場合は、ステップ430にて、ポンプ負荷P
Pをホイールシリンダ油圧PWと設定する。ソレノイドが
急増圧出力の場合は、ステップ440にて、ポンプ負荷
PPをマスタシリンダ油圧PMと設定する。ソレノイドが
M/Cリターン出力の場合は、ステップ450にて、同
様にポンプ負荷PPをマスタシリンダ油圧PMと設定する ・A14では、ポンプ回転数NPの演算を、図17のマ
ップに示す様に、ポンプ負荷PPとポンプ回転数NPとの
関係を示す所定の関数fNPを用いて行なう。
演算を、図18のフローチャートに示す様に、所定の関
数fPMを用いて行なう。すなわち、まず、ステップ50
0では、制御中モードか否かを判断する。ここで肯定判
断されうるとステップ510に進み、一方、否定判断さ
れるとステップ520に進む。
ので、車体の減速度Gに応じて、例えば図19に示す様
なマップから、マスタシリンダ油圧PMを設定し、一旦
本処理を終了する。尚、図19に代えて、このグラフを
直線で近似してもよい。一方、ステップ510では、制
御中モードであり、所定値KPMを今回のマスタシリン
ダ油圧PMとして設定し、一旦本処理を終了する。
圧力(例えば15MPa程度)にセットするなどによ
り、実際のマスタシリンダ油圧とのずれを、安全な方向
にもっていくことができる。つまり、上述したブロック
の手順で処理を行なうことにより、逐次正確なリザーバ
油量QTを算出することができる。
行される制御モード補正処理について、図20のフロー
チャートに基づいて説明する。図20に示す様に、ま
ず、ステップ600にて、制御モード中か否かを判定す
る。ここで肯定判断されるとステップ610に進み、一
方否定判断されると一旦本処理を終了する。
最大値KMAXを上回るか否かを判定する。即ち、リザー
バ油量QTが多すぎるか否かを判定する。ここで肯定判
断されるとステップ620に進み、一方否定判断される
とステップ640に進む。ステップ620では、現在、
ホイールシリンダ油圧PWを保持する保持モードか否か
を判定し、保持モードであればステップ630に進み、
そうでなければステップ640に進む。
ドにセットする。即ち、ブレーキ油が多すぎるのである
から、ブレーキ油をリザーバ25からマスタシリンダ1
6側に戻すモードにセットし、一旦本処理を終了する。
一方、ステップ640では、リザーバ油量QTが最小値
KMINを下回るか否かを判定する。即ち、リザーバ油量
QTが少なすぎるか否かを判定する。ここで肯定判断さ
れるとステップ650に進み、一方否定判断されると一
旦本処理を終了する。
ってブレーキ油をリザーバ25からホイールシリンダ6
側に供給する緩増圧モードか否かを判定し、緩増圧モー
ドであればステップ660に進み、そうでなければ一旦
本処理を終了する。ステップ660では、緩増圧補正モ
ードにセットする。即ち、リザーバ油量QTが少ない状
態であるので、緩増圧モードに代えて、ブレーキ油をマ
スタシリンダ16からホイールシリンダ6に供給するモ
ードにセットし、一旦本処理を終了する。ここで、緩増
圧補正モードは、図8にある様に、M/Cリターン出力
を含んでいるが、これは、リザーバ油量QTを必要以上
に増加させないためである。
△t1,減圧出力時間△t2,M/Cリターン出力時間△
t4等に基づいて、リザーバ油量QTを求めることができ
る。そして、この算出したリザーバ油量QTに応じて、
上述した制御モード補正処理によって制御モードを設定
することにより、例えばリザーバ油量QTが少ない場合
にはリザーバ油量QTを増加し、逆に、リザーバ油量QT
が多い場合にはリザーバ油量QTを減少させる制御を行
なうことによって、常に適正なリザーバ油量QTに保つ
ことができる。
空の場合に起因するホイールシリンダ油圧の増圧不足
や、逆にリザーバが満杯の場合に起因するホイールシリ
ンダ油圧の減圧不足を防止できるので、常に、高いブレ
ーキ性能を発揮できるという顕著な効果を奏する。
には、このM/Cリターン出力時間△t4は0と設定さ
れる。 (実施例2)次に、本発明の実施例2について説明す
る。
る処理が前記実施例1と大きく異なる。尚、ハード構成
等前記実施例1と同様な部分の説明は省略又は簡略化す
る。図21に、本実施例におけるマスタシリンダ油圧P
Mの算出のフローチャートを示すが、まず、ステップ7
00にて、制御中モードであるかを判定する。ここで肯
定判断されるとステップ710に進み、一方否定判断さ
れるとステップ750に進む。
中ではないので、前記図19と同様なマップを用いて、
車体減速度Gに応じてマスタシリンダ油圧PMを決定
し、一旦本処理を終了する。一方、ステップ710で
は、アンチスキッド制御を行なうので、まず、(ブレー
キペダル15が踏まれたことを示す)図示しないストッ
プスイッチ(STP・SW)がオンとなった時から制御
中となるまでの遅れ時間tSTPを計測する。
STPが基準となる時間KSTPを上回るか否かによって、緩
ブレーキか急ブレーキかを判定する。そして、急ブレー
キの場合は、ステップ730に進み、大きめの所定値K
PMをマスタシリンダ油圧PMとして設定し、一旦本処理
を終了する。
0に進み、下記(5)式に基づいて、マスタシリンダ油
圧PMを算出し、一旦本処理を終了する。 PM=PM(0)+KPOFS …(5) 但し、PM(0)は制御中モードとなる直前の車体減速
度GによるPM演算値、KPOFSはアンチスキッド制御開
始時のPMのオフセット値である。
2の説明図に基づいて説明する。尚、図において点線は
実際の値を示す。図22に示す様に、急ブレーキ時に
は、ストップスイッチがオンになってからアンチスキッ
ド制御(ABS制御)が開始されるまでの遅れ時間tST
Pは短いので、急ブレーキ相当の所定値KPMを、アンチ
スキッド制御開始時点t2のマスタシリンダ油圧PMとし
て設定する。
チがオンになってからアンチスキッド制御が開始される
までの遅れ時間tSTPは長いので、制御中モードとなる
直前の車体減速度GによるPM演算値であるPM(0)に
アンチスキッド制御開始時点t3のPMのオフセット値K
POFSを加算して、アンチスキッド制御開始時点t3のマ
スタシリンダ油圧PMを求める。
状態に応じてマスタシリンダ油圧PMを算出することが
できるので、より正確にマスタシリンダ油圧PMを求め
ることができる。その結果、より正確なホイールシリン
ダ油圧PWを求めることができ、よって、正確なリザー
バ油量QTを求めることができるので、ブレーキ性能を
一層向上することができるという利点がある。 (実施例3)次に、本発明の実施例3について説明す
る。
る処理が前記実施例1,2と大きく異なる。尚、ハード
構成等前記実施例1と同様な部分の説明は省略又は簡略
化する。図23に、本実施例におけるマスタシリンダ油
圧PMの算出のフローチャートを示す。
ップしていない時のマスタシリンダ油圧PM(GRIP)
を、前記図19の様なマップを用いて求める。続くステ
ップ810では、図24に示す様なマップから、係数Z
を求める。このマップとは、四輪の個々の車輪全てにつ
いて、アンチスキッド制御中か制御外かに応じて所定の
係数Zを設定するためのマップである。
基づいて、マスタシリンダ油圧PMを算出する。つま
り、4輪ともスリップしていない時のマスタシリンダ油
圧PM(GRIP)に前記ステップ610にて述べた係数Z
を掛けた値と、所定値KPMとのうち、小さい方をマス
タシリンダ油圧PMとして設定する。
基づいて説明する。尚、図において点線は実際の値を示
す。図25に示す様に、時点t1にてストップスイッチ
がオンになってから、例えばFR輪についてのみ時点t
2にてアンチスキッド制御が開始され、その後時点t3か
ら4輪全てのアンチスキッド制御が行われる。
御以前は、前記図19に基づいてマスタシリンダ油圧P
M(GRIP)を求め、次いでFR輪のみ制御が開始された
場合には、前記図24に基づいて係数Zを求め、この係
数Zを前記PM(GRIP)の掛けることにより、FR輪の
み制御時のマスタシリンダ油圧PMを求めることができ
る。その後、4輪とも制御される状態に変化した場合
は、前記KPMをマスタシリンダ油圧PMとして制御を行
なっている。
に応じてマスタシリンダ油圧PMを算出することができ
るので、より正確にマスタシリンダ油圧PMを求めるこ
とができる。その結果、より正確なホイールシリンダ油
圧PWを求めることができ、よって、正確なリザーバ油
量QTを求めることができるので、ブレーキ性能を一層
向上することができるという利点がある。 (実施例4)次に、本発明の実施例4について説明す
る。
前記実施例1と大きく異なる。尚、ハード構成等前記実
施例1と同様な部分の説明は省略又は簡略化する。図2
6に、本実施例におけるポンプ回転数NPを求めるため
のグラフを示す。同図に示す様に、本実施例では、バッ
テリ電圧VBATに応じて、ポンプ負荷PPとポンプ回転数
NPとの関係を代えている。
テリ電圧VBATに応じて変化するので、本実施例の様に
してポンプ回転数NPを求めることにより、より正確に
ポンプ回転数NPを求めることができる。その結果、正
確なホイールシリンダ油圧PWを求めることができ、よ
って、より正確なリザーバ油量QTを求めることができ
るので、ブレーキ性能を一層向上することができるとい
う利点がある。 (実施例5)次に、本発明の実施例5について説明す
る。
前記実施例1,4と大きく異なる。尚、ハード構成等前
記実施例1と同様な部分の説明は省略又は簡略化する。
図27に、本実施例におけるポンプ回転数NPを求める
ためのフローチャートを示す。
17に示す様なマップを用いて、ポンプ負荷PPから基
本となるポンプ回転数NP(BASE)を算出する。続くス
テップ910では、下記(7)式を用いて、推定車体減
速度G’を算出する。
α(n)を算出する。
に関する係数 α;図12の緩増圧増圧勾配の勾配を決定する係数 続くステップ930では、下記(9)式を用いて、ポン
プ回転数NPを算出し、一旦本処理を終了する。
は減速出力開始タイミングに限定してもよい。次に、本
実施例の制御による動作を、図28の説明図に基づいて
説明する。尚、図において点線は実際の値を示す。
高い間(正常時)は、実際の車体減速度Gと推定車体減
速度G’とが近い値であり、よって、αは1.0近傍に
ある。ところが、バッテリ電圧VBATが低下すると、ホ
イールシリンダ油圧PWの緩増圧勾配にずれが生じる、
実際のホイールシリンダ油圧PWと算出したホイールシ
リンダ油圧PWとの間に差が生じる。これをもとに、推
定ポンプ回転数NPを補正していくので、実際の値に近
いより正確なポンプ回転数NPを求めることができる。
この様に、本実施例では、前記(7)〜(9)式を用
いてポンプ回転数NPを補正するので、例えばバッテリ
電圧VBATをECU40が検出していなくても、バッテ
リ電圧VBATの変動に好適に対処でき、より正確にポン
プ回転数NPを求めることができる。その結果、より正
確なホイールシリンダ油圧PWを求めることができ、よ
って、正確なリザーバ油量QTを求めることができるの
で、ブレーキ性能を一層向上することができるという利
点がある。
ではなく、本実施例の要旨を逸脱しない範囲内で各種の
態様で実施できることは勿論である。例えば、上述の各
実施例では、図4および図5に示した油圧回路に対して
本発明のアンチスキッド制御装置が実行する制御を説明
した。しかし対象とする油圧回路は、図4、図5に示し
たものだけではなく、ホイールシリンダバックシステム
における一般的な油圧回路でもよい。
記図10に示す手順だけでなく、各種の推定処理を採用
できる。更に、推定値を用いるのではなく、圧力センサ
等により、直接にホイールシリンダ油圧を検出してもよ
い。更に、図10に示すブレーキ油量及びホイールシリ
ンダ油圧の推定処理は、ホイールシリンダバックシステ
ムに限らず、応用可能である。
る。
る。
る。
ある。
圧回路図である。
各弁の動作を示す説明図である。
ある。
制御中モードの内容を示す説明図である。
ある。
ック図である。
ある。
る。
る。
フである。
である。
る。
ーチャートである。
を示すグラフである。
である。
示すフローチャートである。
ある。
示すフローチャートである。
である。
ある。
ラフである。
ローチャートである。
図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 乗員のブレーキベダルの踏み込みにより
ブレーキ油を供給してホイールシリンダ油圧を発生させ
るマスタシリンダと、 リザーバ内のブレーキ油を汲み上げて前記ホイールシリ
ンダに向けて圧送するポンプと、 前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの流路を
連通・遮断するマスタ圧カット弁と、 車輪のスリップ状態が所定以上となった場合に、前記ポ
ンプ及び前記マスタ圧カット弁を駆動して、前記ホイー
ルシリンダ油圧を制御するアンチスキッド制御手段と、 を備えるアンチスキッド制御装置において、 前記アンチスキッド制御手段は、 前記マスタ圧カット弁を遮断し、前記ポンプから吐出力
されるブレーキ油によって、前記ホイールシリンダ油圧
を緩増圧する緩増圧手段と、 前記ホイールシリンダからブレーキ油を排出してホイー
ルシリンダ油圧を減少させる減圧手段と、 を備えるとともに、 前記緩増圧手段による緩増圧実行時間を検出する第1の
検出手段と、 前記減圧手段による減圧実行時間を検出する第2の検出
手段と、 前記第1の検知手段及び第2の検知手段によって検出さ
れた前記緩増圧実行時間及び減圧実行時間に基づいて、
前記リザーバ内のブレーキ油量の変化量を算出する変化
量算出手段と、 該変化量算出手段によって算出された前記ブレーキ油量
の変化量に基づいて、前記リザーバ内のブレーキ油量を
算出するブレーキ油量算出手段と、 を備えることを特徴とするアンチスキッド制御装置。 - 【請求項2】 乗員のブレーキベダルの踏み込みにより
ブレーキ油を供給してホイールシリンダ油圧を発生させ
るマスタシリンダと、 リザーバ内のブレーキ油を汲み上げて前記ホイールシリ
ンダに向けて圧送するポンプと、 前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの流路を
連通・遮断するマスタ圧カット弁と、 車輪のスリップ状態が所定以上となった場合に、前記ポ
ンプ及び前記マスタ圧カット弁を駆動して、前記ホイー
ルシリンダ油圧を制御するアンチスキッド制御手段と、 を備えるアンチスキッド制御装置において、 前記アンチスキッド制御手段は、 前記マスタ圧カット弁を遮断し、前記ポンプから吐出力
されるブレーキ油によって、前記ホイールシリンダ油圧
を緩増圧する緩増圧手段と、 前記ホイールシリンダからブレーキ油を排出してホイー
ルシリンダ油圧を減少させる減圧手段と、 前記リザーバから前記マスタシリンダにブレーキ油を戻
すマスタシリンダリターン手段と、 を備えるとともに、 前記緩増圧手段による緩増圧実行時間を検出する第1の
検出手段と、 前記減圧手段による減圧実行時間を検出する第2の検出
手段と、 前記マスタシリンダリターン手段によるリターン実行時
間を検出する第3の検出手段と、 前記第1〜3の検知手段によって検出された前記緩増圧
実行時間,減圧実行時間及びリターン実行時間に基づい
て、前記リザーバ内のブレーキ油量の変化量を算出する
変化量算出手段と、 該変化量算出手段によって算出された前記ブレーキ油量
の変化量に基づいて、前記リザーバ内のブレーキ油量を
算出するブレーキ油量算出手段と、 を備えることを特徴とするアンチスキッド制御装置。 - 【請求項3】 前記アンチスキッド制御手段が、更に、
前記マスタシリンダからホイールシリンダにブレーキ油
を供給する急増圧手段を備えたことを特徴とする前記請
求項1又は2記載のアンチスキッド制御装置。 - 【請求項4】 前記変化量算出手段が、前記各実行時間
に加え、前記緩増圧実行時の緩増圧勾配及び前記減圧実
行時の減圧勾配を加味して、前記前記リザーバ内のブレ
ーキ油量の変化量を算出することを特徴とする前記請求
項1ないし3のいずれか記載のアンチスキッド制御装
置。 - 【請求項5】 前記緩増圧勾配及び前記減圧勾配を、ホ
イールシリンダ油圧とポンプ負荷又はポンプ回転数とに
基づいて算出することを特徴とする前記請求項4記載の
アンチスキッド制御装置。 - 【請求項6】 前記ホイールシリンダ油圧を、マスタシ
リンダ油圧に基づいて算出することを特徴とする前記請
求項5記載のアンチスキッド制御装置。 - 【請求項7】 前記マスタシリンダ油圧を、車体減速度
に基づいて算出することを特徴とする前記請求項6記載
のアンチスキッド制御装置。 - 【請求項8】 前記マスタシリンダ油圧を、運転者の制
動動作を検出した時点からアンチスキッド制御開始まで
の時間に基づいて算出することを特徴とする前記請求項
6記載のアンチスキッド制御装置。 - 【請求項9】 前記マスタシリンダ油圧を、各車輪のア
ンチスキッド制御状態に基づいて算出することを特徴と
する前記請求項6記載のアンチスキッド制御装置。 - 【請求項10】 前記ポンプ回転数を、前記ポンプ負荷
及び/又はバッテリ電圧に基づいて算出することを特徴
とする前記請求項5記載のアンチスキッド制御装置。 - 【請求項11】 前記ポンプ回転数を、推定車体減速度
に基づいて算出することを特徴とする前記請求項5記載
のアンチスキッド制御装置。 - 【請求項12】 前記ブレーキ油量算出手段によって算
出された前記リザーバ内のブレーキ油量に基づいて、該
リザーバ内のブレーキ油量を所定のブレーキ油量に制御
するリザーバ油量制御手段を備えたことを特徴とする前
記請求項1〜11のいずれか記載のアンチスキッド制御
装置。 - 【請求項13】 前記リザーバ油量制御手段が、ブレー
キ油の流路を開閉する弁及び/又はブレーキ油のポンプ
を駆動するタイミングを設定する制御モードを切り換え
る手段であることを特徴とする前記請求項12記載のア
ンチスキッド制御装置。 - 【請求項14】 前記リザーバ油量制御手段が、前記ブ
レーキ油量算出手段によって算出された前記リザーバ内
のブレーキ油量が上限値以上になった場合には、ブレー
キ油をリザーバからマスタシリンダに戻し、ブレーキ油
量が下限値以下となった場合には、ブレーキ油をマスタ
シリンダからホイールシリンダを介してリザーバに供給
する制御を行なうことを特徴とする前記請求項12又は
13記載のアンチスキッド制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13806695A JP3787860B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | アンチスキッド制御装置 |
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1995
- 1995-06-05 JP JP13806695A patent/JP3787860B2/ja not_active Expired - Fee Related
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