JPH08324820A - シート給送装置及び記録装置 - Google Patents

シート給送装置及び記録装置

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JPH08324820A
JPH08324820A JP12814795A JP12814795A JPH08324820A JP H08324820 A JPH08324820 A JP H08324820A JP 12814795 A JP12814795 A JP 12814795A JP 12814795 A JP12814795 A JP 12814795A JP H08324820 A JPH08324820 A JP H08324820A
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JP
Japan
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sheet
feeding
unit
recording
separating
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JP12814795A
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English (en)
Inventor
Kenji Kawazoe
河添憲嗣
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、積載されたシートを腰の強弱
にかかわらず1枚ずつ確実に分離し、更に、記録装置部
の搬送手段の同じ位置に給送する。 【構成】 分離斜面16はバネ21により下方に付勢さ
れ、分離斜面16のストッパ16bが下ケース7の突起
7fと当接する。シート5が給送ローラ9により給送さ
れて湾曲されると、反力FW が分離斜面16に作用し、
シート5の腰の強弱の程度に応じて、分離斜面16はバ
ネ21に抗して上昇する。但し、分離斜面にはシート1
枚のみの反力が作用するのではなく、分離されて給送さ
れる1枚のシート以降のシート先端も分離斜面の斜面部
16aに当接し、分離されるシートとの摩擦力で前記以
降のシート先端が斜面部16aを押圧する。積載された
シートは、腰の強弱にかかわらず1枚ずつ確実に分離さ
れ、記録装置部の搬送ローラ18とピンチローラ19に
給送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばワードプロセッ
サ・パーソナルコンピュータ等における情報出力装置と
しての記録装置(プリンタ)や、複写機・ファクシミリ
などの画像形成装置、その他各種のシート材使用機器等
において、シート材収容部(シート材積載台、同トレ
イ、同デッキ、着脱式給紙カセット、手差し給紙台等)
に積載されて、或は1枚毎載置セットされたシート材を
画像形成部・露光部・加工部等のシート材処理部へ給送
するシート材給送装置(給紙装置)、及び記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】シート(用紙やプラスチック薄板などの
記録媒体)を連続的に処理していく記録装置(プリン
タ)等のシート給送装置において使用される記録媒体と
しては、エアメール紙等の薄いシート、グリーティング
カード等の厚いシート、OHPシートやコート紙等の表
面が滑らかなシート、ボンド紙等の表面が粗いシート、
アート紙等の硬いシート、ティッシュペーパ等の柔らか
いシート、名刺やはがき等のサイズが小さなシートな
ど、特性が相違する多種多様のシートがある。
【0003】シート給送装置にあっては、上記シートの
特性の違いにより特に、シート処理装置へシートを1枚
ずつ給送するための分離手段はシートの特性(腰の強さ
や摩耗係数など)の影響を受けやすい。この分離手段の
方法には種々の方式が発明されており、例えば同方向へ
回転する一対のローラにより分離する方法や、薄いシー
トの場合には爪を用いる方式や、厚いシートの場合には
分離板に押圧させて分離する方法、または摩擦係数の高
いパッド等をローラに押圧して分離する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】厚いシート等を分離板
に押圧させて分離する所謂斜面分離においては、シート
を湾曲させて分離を行うが、この湾曲させる力はシート
の腰の強さによって定まるものであり、さらにシートの
腰の強さはシートの種類のみばかりでなく、温度・湿度
等の環境条件によっても変化するため、同じシートであ
っても湾曲する力が変化する。
【0005】また、確実に分離ができるかどうかはこの
湾曲させる量が大きな要因となっており、通常シートの
腰の弱いものほど大きく湾曲させる必要があり、シート
の腰が強くなるほど小さな湾曲量で分離することができ
る。
【0006】いずれの場合もシートの湾曲量を大きくす
るほど分離性能が向上するが、例えば腰の強いシートを
腰の弱いシートと同じ量だけ湾曲させるためには大きな
力が必要であり、この湾曲させる力は給送手段によるシ
ートを給送する力によって発生するものであるから、給
送力を大きくしなければならなくなる。
【0007】給送力を大きくするためには例えばシート
を給送ローラに押圧する押圧力を大きくする必要があ
り、これにより装置の大型化を招いてしまうことがあ
る。
【0008】一方給送装置から給送されたシートが記録
装置の搬出手段に到達すると、シートが斜めにならず正
確に搬送手段に受け渡されるために斜行取り動作を行う
が、この斜行取り動作には通常、搬送手段である搬送ロ
ーラを正方向に回転させているところにシート先端を突
入させ、少し正方向に搬送した後一旦搬送ローラを逆方
向に回転させてシートをたわませる方法と、逆方向に回
転している搬送ローラにシート先端を当接する方法、停
止している搬送ローラにシート先端を当接してシートを
たわませる方法等があるが、厚いシートを確実に同じ状
態でたわませることは非常に困難であるため、例えば逆
方向に回転している搬送ローラにシート先端を当接して
斜行取りを行い、その後搬送ローラを正方向に駆動する
ときにシートが確実に搬送ローラに噛み込むように、給
送手段によってある程度シートを搬送ローラ方向へ給送
する必要がある。
【0009】この場合、給送手段による給送力が大きい
と、搬送ローラとこれに押圧されているピンチローラの
押圧力に勝って、シート先端が搬送ローラとピンチロー
ラのニップ部に入り込んでしまい、正確に搬送できない
ことがある。
【0010】以上のことからあまりシートの腰の強いも
のは給送できなかったり、シート給送装置の給送力を極
力大きくし、かつ記録装置の搬送ローラとピンチローラ
の押圧も大きくしなければならないという問題があっ
た。
【0011】また、給送されたシートの先端は記録装置
の搬送ローラとピンチローラのニップ部に到達するが、
シートの腰の強さが異なると、搬送経路内のシートの状
態が変わって同じ位置に到達せず、正しい斜行取り動作
が行えなかったり、搬送経路内に設けたセンサでシート
の位置検出を行っても正確に検出できない場合がある。
【0012】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、構成が簡単で、分離性能及び給送するシー
トの位置精度の良いシート給送装置を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記従来技術の課題を解
決し、以下に述べる実施例に適用される本発明の代表的
な手段は、複数のシートを積載収容可能なシート収容手
段と、該シートを分離する分離手段と、該シートを装置
本体の搬送手段に向けて給送する給送手段と、該シート
を給送手段に押圧する押圧手段とを有するシート給送装
置において、分離するときのシートの湾曲量をシートの
腰の強さに応じて変化させ、更に分離するシートの位置
を変化させることにより分離されたシートが記録装置の
搬送手段まで給送される間のシートの状態の変化を少な
くするように構成したことを特徴とするシート給送装置
である。
【0014】更に、本発明は、前記従来技術の課題を解
決するために、次の手段を採用する。
【0015】(1)前記シート給送装置と、前記シート
給送装置より送り出されたシートを搬送する搬送手段
と、前記搬送手段を駆動する駆動手段と、前記搬送手段
により搬送されたシートに画像情報に応じて像を記録す
る記録手段と、前記搬送手段を駆動する駆動手段と、前
記シート給送手段を駆動する駆動手段をそれぞれ独立に
制御する制御手段と、を装備したことを特徴とする記録
装置。
【0016】(2)前記シート給送装置より送り出され
たシートの先端が前記搬送手段に到達する時に、前記搬
送手段が停止あるいはシート搬送方向と逆方向に回転す
るよう制御する事を特徴とする前記(1)記載の記録装
置。
【0017】(3)前記記録装置は、記録手段が前記画
像情報に基づく信号に応じてインクを吐出して記録を行
うインクジェット記録方式である前記(1)記載の記録
装置。 (4)前記記録装置は、記録手段がインク吐出用熱エネ
ルギーを発生するための電気変換体を備えていることを
特徴とする前記(3)記載の記録装置。
【0018】(5)前記記録装置は、記録手段が前記電
気熱変換体によって印加される熱エネルギーにより、イ
ンクに生じる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出
させることを特徴とする前記(4)記載の記録装置。
【0019】
【作用】シートの種類に応じて分離時の湾曲量が変化す
るため、種々のシートに対応することができ、また不要
な給送力を必要としないため給送手段を小型化でき、ま
たさらに給送手段を駆動する駆動源のトルクが下げら
れ、ひいては省電力化につながる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0021】本実施例ではワードプロセッサーに着脱可
能に装備したシート給送装置を用いて説明する。
【0022】図1は記録装置であるワードプロセッサー
の外観斜視図、図2は実施例1に係るシート給送装置の
外観斜視図、図3はシート給送装置をワードプロセッサ
ーに装着した状態の外観斜視図、図4は従来のシート給
送装置の平面図、図5は図2に示したシート給送装置の
分離部を示す斜視図、図6は図2に示したシート給送装
置の分離・給送動作を示す構成図、図7は図2に示した
シート給送装置の分離・給送動作を示す構成図、図8は
本発明を適用した記録装置のブロック図、図9は本発明
を適用したシート給送装置及び記録装置の動作を説明す
るフローチャート、図10は本発明を適用した実施例2
に係るシート給送装置の分離・給送動作を示す構成図、
図11は本発明を適用した実施例2に係るシート給送装
置の分離・給送動作を示す構成図、図12は本発明を適
用した実施例3に係るシート給送装置の分離・給送動作
を示す構成図、図13は本発明を適用した実施例3に係
るシート給送装置の駆動伝達機構を示す説明図、図14
は本発明を適用した実施例3に係るシート給送装置の駆
動伝達機構を示す説明図、図15は本発明を適用した実
施例3に係るシート給送装置の駆動伝達機構を示す説明
図、図16は本発明を適用した実施例3に係るシート給
送装置の駆動伝達機構を示す説明図、図17は本発明を
適用した実施例4に係るシート給送装置の分離部を示す
斜視図、図18は本発明を適用した実施例4に係るシー
ト給送装置の分離部を示す斜視図、図19は本発明を適
用した実施例5に係るシート給送装置の分離・給送動作
を示す構成図、図20は本発明を適用した実施例5に係
るシート給送装置の分離・給送動作を示す構成図であ
る。
【0023】(実施例1) (外観構成)図1を参照してワードプロセッサーの外観
構成について説明する。
【0024】図1において、1は情報を入力するための
キーボード、2は情報を表示するための液晶等を主体と
する表示装置部、3は給送されたシート材に情報を記録
するシート処理装置であり、本例の場合シート材に記録
を行う記録装置部(プリンタ)である。4は前記シート
材を前記記録装置部へ挿入するための開口部、5はシー
ト材であり、該シート材は前記開口部4から挿入されて
図中A方向へ排出される。
【0025】(シート給送装置)次にシート給送装置の
構成について図2を参照し説明する。
【0026】シート給送装置6はシート収容手段として
の下ケース7と上ケース8及び上カバー13から構成さ
れており、該下ケース7には前記記録装置部3と嵌合し
て連結するための腕部7a、シート5を収容支持し、積
載したときの高さ基準となるシートの収容面に設けられ
た基準面7b、分離したシート5を送り出すための開口
部7c、後述する分離斜面を付勢するバネを支持してい
るバネ支持部7dが一体的に設けられている。
【0027】また、8は駆動源である給送モータ12や
ギア列を覆い隠すための上ケース、9は前記シート5を
送り出するための給送手段としての給送ローラであり、
該給送ローラの給送モータ12側の一端にはウォームギ
ア10が一体的に形成されている。該給送ローラ9は両
端近傍を下ケース7に軸支された軸部9bに所定間隔を
介して硬質ゴム等からなる円筒のローラ部9aが2ケ所
に設けられている。
【0028】11は給送モータ12に取り付けられたウ
ォームである。12は給送モータであり、本実施例では
回転位置が分かるようにエンコーダを取り付けたDCモ
ータを採用している。
【0029】また、13は上カバーであり、シート給送
装置6の外装を構成している。上カバー13の裏面側に
は前記シート5を前記給送ローラ9へ押圧させるための
バネ14が取り付けられており、前記シート5を前記給
紙ローラ9へ接触押圧する。また、該バネ14の前記給
紙ローラはシート5と当接する端部14aが設けられて
いる。
【0030】更に、前記給送モータ12はリード線15
aによって接点15と連結されており、該シート給送装
置6が前記ワードプロセッサーに装着されると、該接点
15が図示しない前記記録装置部3の接点と接触するよ
う構成されており、該記録装置部より該給送モータ12
を駆動するための電気が供給される。
【0031】また、16は前記下ケース7に対して移動
可能に支持されている前記シートを分離するための斜面
が形成されている分離斜面である。
【0032】また、17はシート5の幅方向の案内を行
うシートガイドであり、下ケース7に対して移動可能に
取り付けられている。
【0033】図3は前記シート給送装置6を前記ワード
プロセッサーに装着したときの外観斜視図である。
【0034】前記シート給送装置6は、前述のシート5
を記録装置部3へ挿入するための開口部4から挿入さ
れ、前記シート給送装置の腕部7aと記録装置部の不図
示の突起部と係合することにより装着される。
【0035】図4は従来のシート給送装置6及び前記記
録装置部3の構成説明図である。
【0036】図4において、18は記録装置部のシート
5を搬送するための搬送ローラ、19は該搬送ローラに
図示しないバネ等により付勢され、シート5を挟持し搬
送するピンチローラ、更に20は前記シート給送装置6
により給送されたシート5の位置を検出するためのシー
ト検出センサである。
【0037】斜面分離はシート5を湾曲させて分離する
が、その湾曲量は図4における給送ローラ9のローラ部
9aから前記分離斜面16までの距離X及び該給送ロー
ラ9のローラ部9aの該シートとの接触点の水平位置か
ら該分離斜面までの距離Yによって定まる。
【0038】通常官製葉書等のシートを分離給送する場
合、前記距離Xが20〜25mm程度に設定されている
と、前記距離Yは4〜6mm程度にするものが多く、あ
まり湾曲量を大きくすると、給送力も大きな力が必要と
なってしまう。
【0039】しかし、近年年賀葉書等で写真付き葉書が
使用されることが多くなってきているが、この写真付き
葉書は通常の葉書に写真を貼付したものであり、シート
の厚みも厚く、更にシートの腰の強さも強くなってい
る。
【0040】したがって前述のような分離斜面と給送ロ
ーラの位置関係を採用すると、分離斜面に当接したシー
トを送り出すためには非常に大きな給送力が必要とな
り、装置の大型化等の問題からこの写真付き葉書を分離
給送できるシート給送装置はなかなか存在していなかっ
た。
【0041】図5は本実施例のシート給送装置6の分離
部を示した斜視図である。
【0042】図5において、分離斜面16は下ケース7
に一体的に設けられた突起部7e、7fの間を移動可能
に取り付けられており、該分離斜面はシート先端が当接
して湾曲させられる斜面部16a及び該突起部7eの間
を移動して更に上下方向の移動範囲を規制するストッパ
16bが一体的に形成されている。
【0043】また、分離斜面16と下ケース7のバネ支
持部7dの間にバネ21が取り付けられており、該分離
斜面16を下方向(図中Z方向)に付勢している。
【0044】前記分離斜面16にはストッパ16bが設
けられているので、バネ21でZ方向に付勢されると、
ストッパ16bは突起7fに当接して支持される。
【0045】次に図6及び図7を用いて分離動作につい
て説明する。
【0046】前記給送ローラ9が回転すると、積載され
たシートのうち最下位のシートが送り出され、該シート
の先端部が前記分離斜面16の斜面部16aに当接す
る。
【0047】斜面部16aでは給送ローラ9による給送
力に抗してシートを下向きに押す抗力が発生し、この結
果該シートが湾曲して最下位のシートのみが斜面部16
aから離脱し分離される。
【0048】ここで、シートを湾曲させるための力を調
べてみると、例えばシート先端から25mmの位置を
3、4、5mm湾曲させるためには、通常の官製葉書で
それぞれ約30gf、約40gf、約50gfの力が必
要であり、写真付き葉書ではそれぞれ約70gf、約9
0gf、約120gfの力が必要であった。
【0049】これは図4において距離X=25mm、距
離Y=3、4、5mmと設定した状態と同じ湾曲量であ
る。
【0050】したがって官製葉書を確実に分離すること
ができる湾曲量が5mmであるとすると、前記分離斜面
にはシートが湾曲したときに戻ろうとする反力FW (図
6)が働くことになり、この場合FW =50gfとな
る。
【0051】また、同様に写真付き葉書では確実に分離
することができる湾曲量が3mmであるとすると、前記
反力FW =70gfとなる。
【0052】ここで確実に分離することができる湾曲量
とは、これ以上の湾曲量があれば分離することができる
最低限の湾曲量であり、湾曲量は大きいほど安定的に分
離することができるが、反面前記反力FW も大きくな
り、このため給送ローラによる給送力も必要となってし
まうので極力小さな湾曲量で行うのがよい。
【0053】しかし一方で、湾曲量が小さくなり過ぎる
と、複数枚が一度に分離・給送される所謂重送が発生し
てしまうという問題があるため、適切な湾曲量を決める
必要がある。
【0054】ここで図6は官製葉書を分離・給送してい
る状態を示す図であり、図4で示した距離X,Yはそれ
ぞれ25mm、5mmに設定されている。
【0055】図6において前記分離斜面16はバネ21
により図中下方向に付勢されており、該分離斜面16の
ストッパ16bが下ケース7の突起7fと当接してい
る。
【0056】葉書が給送されて湾曲されると、前述の通
り反力FW が前記分離斜面16に作用するが、前記バネ
21のバネ力が該反力FW よりも大きく設定されている
ので分離斜面16の位置は変わらない。
【0057】つまり前述の通り、反力FW は50gfで
あるから、50gf以上のバネ力でバネ21が分離斜面
16を付勢すれば、該分離斜面16が分離中に動いてし
まうことはない。但し、分離斜面にはシート1枚の反力
のみが作用するのではなく、分離するシート以降のシー
ト先端も分離斜面16の斜面部16aに当接し、分離さ
れるシートとの摩擦力で該シート先端が該斜面部16a
を押圧する。
【0058】したがって、分離斜面を付勢するバネ力は
この全ての力を考慮する必要がある。
【0059】次に図7は、図6に示した構成のシート給
送装置に写真付き葉書をセットして給送している状態を
示している。
【0060】図6と同様シートが給送されると、前記分
離斜面16に前記反力FW が作用するが、写真付き葉書
の場合、前述の通りFW は70gfであるが、前記バネ
21のバネ力は60gfなので、前記分離斜面16は該
反力FW によって図中P方向へ上昇させられ、前記斜面
分離のストッパ部16bが前記下ケース7の突起7eと
当接したところで停止している。
【0061】この状態で図4における距離Yが3mmと
なり、前述の通り写真付き葉書を確実に分離することの
できる距離を保っている。
【0062】つまり、通常の官製葉書と写真付き葉書で
湾曲量を変えているため、必要以上に給送力を大きくす
る必要がない。
【0063】(制御手段)次に前記シート給送装置6及
び該シート給送装置を用いる記録装置部3を駆動制御す
る制御手段について図8に示すブロック図を参照して説
明する。
【0064】図6のブロック図は各ブロック図の接続関
係のみを示し、詳細なコントロールラインは省略してあ
る。
【0065】CPU30は中央演算処理装置であり、後
述のROM31やフロッピーディスクドライバ32等か
らプログラムや各種データを読み出し、必要な演算や判
断を行い、各種の制御を行うものである。
【0066】ROM31は読み出し専用メモリであり、
CPU30が動作するための各種プログラムや文字コー
ド、ドットパターン(キャラクタジェネレータ;CG)
等記録に必要な各種データを格納している。
【0067】RAM33はリードライトメモリであり、
CPU30が命令中のデータや演算結果を一時蓄えてお
くワーキングエリア、キーボード1、外部インターフェ
ース部37あるいはフロッピーディスクドライバ32等
から入力された各種データを格納しておくバッファエリ
ア、文書を保存しておくテキストエリア等からなってい
る。またCPUユニットは記録ヘッドドライバ34、モ
ータドライバ35、及び検出部36を介して記録装置3
と接続されている。
【0068】記録ヘッドドライバ34はCPU30の制
御により、記録装置部3に設けられている記録ヘッドを
駆動し、モータドライバ35はCPU30の制御によっ
て前記搬送ローラ18の駆動源である搬送モータ(不図
示)や前記記録ヘッドを前記シート5の搬送方向に対し
て直角方向に移動させるためのキャリッジモータ(不図
示)或は前記給送モータ12等を駆動する。
【0069】検出部36は前記記録装置に設けられたシ
ート検出センサ20、あるいは装置内の温湿度を検出す
る温湿度検出センサー等から検出情報をCPU30に伝
達する。
【0070】電源38は前記記録ヘッドの駆動用電源V
H 、前記搬送モータ、キャリッジモータ、給送モータ1
2等の駆動用電源VM 、フロッピーディスクドライバ3
2の駆動用電源VFDD 、並びにその他のロジック回路用
電源VCCを供給制御する。
【0071】またコントローラ39はCPU30の制御
により前記記録ヘッドの記録データ転送を行ったり、駆
動用電源VH の電圧電流を変化させたり、各種の制御を
行う。
【0072】CPUユニットにはキーボードコネクタ
(KBC)40を介して記録や編集等に必要な各種デー
タを入力するキーボード1が接続されている。
【0073】またCPUユニットにはLCDコネクタ
(LCDC)41を介してキーボード1より入力された
データや各種情報を表示するためのLCDで構成した表
示部2が接続されている。なお、この表示部2はLCD
の代わりにCRT等の他の構成を用いてもよい。
【0074】更にCPUユニットにはフロッピディスク
ドライバコネクタ(FDDC)42を介してフロッピデ
ィスクドライバ32が接続されている。なお、フロッピ
ディスクの代わりにハードディスク或は外部RAM等を
接続するようにしてもよい。CPUユニットはインター
フェースコネクタ(IFC)43を介して外部制御装置
により前記記録装置3の制御や外部機器との通信を行う
ためのRS232C44、セントロニクス45、モデム
46等のインターフェースを接続することも可能であ
る。
【0075】(制御動作)次に前記シート給送装置6及
び該シート給送装置を用いる記録装置部3を駆動制御す
る制御手順について図9のフローチャートを用いて説明
する。
【0076】記録開始命令が受信され、給送動作がスタ
ートすると(ステップS1)、前記DCモータである給
送モータ12がONされ(ステップS2)、給送ローラ
9のローラ部9aと接触している最下位のシート5の給
送が開始される。
【0077】前記シート5の先端が記録装置部3のシー
ト検出センサ20(図6)に到達すると(ステップS
3)、前記記録装置部の搬送ローラ18駆動用搬送モー
タをシート給送方向とは逆方向(CCW方向)に駆動を
開始する(ステップS4)。
【0078】尚、本実施例では搬送モータはステッピン
グモータを採用している。
【0079】そして前記給送モータが所定のN1ste
p駆動されると(ステップS5)、前記搬送モータの駆
動を停止し、更に10msecのウェイトをする(ステ
ップS6)。ウェイトするのはシート先端が完全に停止
してから搬送するためである。その後、前記搬送モータ
をシート給送方向と同一方向(CW方向)へ駆動を開始
し(ステップS7)、その時点から前記給送モータ12
を所定のN2step駆動し(ステップS8)する。N
2step駆動すると、給送モータを停止し、あとは前
記搬送モータを搬送方向(CW方向)へ駆動して前記シ
ートを記録位置まで搬送し(ステップS9)、記録が開
始される(ステップS10)。
【0080】(実施例2)次に前記シート給送装置の他
の実施例について図10及び図11を参照して説明す
る。
【0081】前述の実施例においては、分離斜面をシー
トの積載方向に移動可能に取り付けられていたが、本発
明はこれに限定されることなく、図10及び図11に示
すような方向に移動するものであっても同様に適用でき
る。
【0082】図10は前記分離斜面16がシート給送方
向と平行な方向に移動可能となっており、シートが給送
されると、シート先端で分離斜面16の斜面部16aが
図中Q方向へ押圧される。このQ方向へ押圧される力よ
りも大きい力で前記分離斜面16をQと反対方向へ付勢
しておけば、シートはQ方向へ進行できなくなり、図中
下方向へ湾曲を始め、分離を行うことが可能となる。
【0083】なお図10において実線で示した線は通常
の官製葉書を表しており、破線は写真付き葉書を表して
いる。
【0084】ここで前述の通り給送ローラによりシート
が給送されてシート先端が分離斜面の斜面部16aに当
接すると、該分離斜面16は図中Q方向へ押圧される
が、シート先端が該斜面部16aを抜けて図10のよう
な状態になると、該分離斜面にはシートの湾曲が戻ろう
とする反力FW のみが作用することになり、この反力は
該分離斜面をシート積載方向へ付勢する力は大きいがQ
方向へ付勢する力は小さい。
【0085】そのため、シート先端が前記斜面部16a
を通過した後は、分離斜面16はQと反対方向へ戻って
しまうが、この時分離はすでに終了しているので、分離
斜面が移動しても問題ない。
【0086】しかし、分離斜面がQ方向と反対方向に移
動すると、給送中のシートは湾曲されたまま給送するこ
とになり給送の負荷となるため、シート先端が前記分離
斜面をQ方向に押圧して所定量移動したらその位置で該
分離斜面が停止するようなストッパが設けられていると
より効率的である。
【0087】次に図11は前記分離斜面がシート給送方
向とシート積載方向の中間方向(図中R方向)に移動す
るよう構成されたシート給送装置を示している。
【0088】なお図11においても図10と同様に実線
で示した線は通常の官製葉書を表しており、破線は写真
付き葉書を表している。
【0089】図11においても、シートが給送されてシ
ート先端が分離斜面の斜面部16aに当接されると、こ
の当接力で該分離斜面16が図中R方向へ移動する。
【0090】したがって、通常の官製葉書と写真付き葉
書の当接力の中間に分離斜面を付勢するバネ21のバネ
力を決定すればよい。
【0091】このように、図で示す官製葉書(実線)と
写真付き葉書(破線)のラインが分離に必要な湾曲量で
あるから、このライン上に分離斜面が来るようにすれ
ば、分離斜面の移動方向は本実施例に従う必要はない。
【0092】(実施例3)次に前記シート給送装置の他
の実施例について図12及び図13を参照して説明す
る。
【0093】実施例1及び2においては、分離斜面の位
置を可変としてシートの湾曲量を変えたが、本発明はこ
れに限定されることなく、例えば図12に示すように給
送ローラ9の位置を変えることによっても同様に適用で
きる。
【0094】図12において、給送ローラ9と分離斜面
16の斜面部16aまでの水平方向の距離(図4におけ
るX)は25mmに、垂直方向の距離(図4における
Y)は実線で示す官製葉書の場合は5mmに、破線で示
す写真付き葉書の場合は3mmになるように構成されて
いる。
【0095】ここで、写真付き葉書の場合は給送ローラ
9の位置が図中下方向に下がるために、積載されている
シート全体も下方向に下がり、これに伴いシートを給送
ローラ9に押圧するバネ13のバネ力も小さくなってし
まう。
【0096】したがって、給送ローラでシートを給送す
る給送力が低下するので、低下したバネ力でも十分シー
トが給送できるようにバネ力を設定しておく必要があ
る。
【0097】次に図13は給送ローラ9を駆動するため
の給送モータ12から給送ローラ9までの動力伝達系を
示している。
【0098】図13において、22は給送モータ12の
モータギア、23はアイドルギア、24は該アイドルギ
ア23と噛み合いかつアイドルギア23の回りを回動す
る遊星ギア、25はアイドルギア23と遊星ギア24を
連結しているレバーA、26は給送ローラ9を上下させ
るためのカムギア、27は給送ローラ9に一体的に形成
されたローラギア、28はカムギア26とローラギア2
7とを連結しているレバーBである。
【0099】モータギア22が回転するとアイドルギア
23が回転し、この回転方向により遊星ギア24が図中
E方向へ回転しながら回動する。前記遊星ギア24はロ
ーラギア27とカムギア26の間を往復し、それぞれの
位置でローラギア27及びカムギア26と噛み合う。
【0100】前記遊星ギア24と前記カムギア26が噛
み合った状態で該遊星ギアが回転すると、該カムギア2
6も回転し、カムギア26に回動可能に取り付けられた
レバーB28によってローラギア27が図中D方向に移
動することができる。
【0101】次に図14から図16を用いて動作を説明
する。
【0102】図14は通常の官製葉書を給送する場合の
給送ローラ9位置が高い状態を示しており、モータギア
22が時計方向に回転すると、遊星ギア24が反時計方
向に回動してローラギア27と噛み合い、給送ローラ9
を給送方向(時計方向)に回転駆動し、シートを給送す
ることができる。
【0103】次に写真付き葉書等の腰の強いシートを給
送するために給送ローラ9位置を下げる場合は、モータ
ギア22を反時計方向に回転させ、アイドルギア23が
時計方向に回転させる。これにより前記遊星ギヤ24が
前記アイドルギア23の回りを時計方向に回動してカム
ギア26と噛み合い、更にモータギア22を回転させる
と、カムギア26が回転して、レバーB28が動く。
【0104】レバーB28が動くことにより、不図示の
ガイドによりローラギア27は図中D方向に移動する。
【0105】ローラギア27がD方向に移動して最下位
の位置にある状態が図15である。この状態から再びモ
ータギア22を時計方向に回転させれば、前記遊星ギア
24と前記ローラギア27が噛み合って、給送ローラ9
を給送方向に回転させることができる。この状態を示し
ているのが図16である。
【0106】この場合、給送ローラの位置は上下2ケ所
に停止するようになっているが、本発明はこれに限定さ
れることなく、前記カムギア26を任意の位置に停止さ
せることによって前記給送ローラ9を任意の位置に配置
できる。
【0107】したがってこれにより給送ローラ9と分離
斜面16の斜面部16aの位置関係を任意に選択するこ
とができるので、複数のシートの湾曲量に対応でき、複
数のシートを分離・給送することが可能となる。
【0108】この給送ローラ9を停止させる位置は、例
えば装置本体のキーボード1より用紙の種類を入力する
ようにして、入力された用紙の種類に応じて所定量移動
させるように制御すればよい。
【0109】(実施例4)次に前記シート給送装置の他
の実施例について図17及び図18を参照して説明す
る。
【0110】図17は本実施例の他のシート給送装置6
の分離部を示した斜視図である。
【0111】図17において、分離斜面16は下ケース
7に一体的に設けられた突起部7e、7fの間を移動可
能に取り付けられており、該分離斜面はシート先端が当
接して湾曲させられる斜面部16a及び該突起部7eの
間を移動して更に上下方向の移動範囲を規制するストッ
パ16bが一体的に形成されている。
【0112】また、分離斜面16と下ケース7のバネ支
持部7dの間にバネ21が取り付けられており、該分離
斜面16を下方向(図中Z方向)に付勢している。
【0113】前記分離斜面16にはストッパ16bが設
けられているので、バネ21でZ方向に付勢されると、
ストッパ16bは突起7fに当接して支持される。
【0114】また、前記分離斜面16と前記下ケース7
との間には、図示しないカム形状を有したスライドレバ
ー29が図中S方向に移動可能に取り付けられており、
該スライドレバー29が移動すると、前記分離斜面16
を前記バネ21のバネ力に抗して上方向(図中Z方向と
反対方向)に移動させることができる。
【0115】図17は前記スライドレバー29が移動し
ていない状態で、前記分離斜面16は図中Z方向の最下
位の位置に停止している。
【0116】この状態ではシートの湾曲量は一番大きく
なり、官製葉書等の分離を行うのに適切な位置になって
いる。
【0117】次に図18に示すように前記スライドレバ
ー29を図中S方向に移動して、該スライドレバーの図
示しないカム面によって前記分離斜面が図中Zと反対方
向に上昇させる。
【0118】この状態ではシートの湾曲量は一番小さく
なり、写真付き葉書等の分離を行うのに適切な位置にな
っている。
【0119】本実施例では、前記スライドレバー29の
停止位置が2ケ所しかないが、カム面を複数持たせるこ
とにより、前記分離斜面の停止位置を複数設定すること
が可能となる。
【0120】(実施例5)次に前記シート給送装置の他
の実施例について図19を参照して説明する。
【0121】図19は本実施例の他のシート給送装置6
の分離部を示した構成図である。実施例1から4におい
ては、分離手段あるいは給送手段のいずれか一方を移動
させるようにしたが、本発明はこれに限定されることな
く、分離手段と給送手段の両方を連動して又は各別に移
動させても同様に実施できる。
【0122】図19において、実線は官製葉書を破線は
写真付き葉書を分離・給送している状態を表している。
【0123】通常の官製葉書を分離するときは大きな湾
曲量が必要であるので、給送手段と分離手段のシート積
載方向の距離(図4におけるY)は大きくなっている。
【0124】次に腰の強い写真付き葉書を分離・給送す
る場合は湾曲量を小さくするために給送ローラ9の位置
を図中下方向へ移動させるが、これだけでは分離された
シートの進行方向が図12のように変わってしまうた
め、シート先端の記録装置の搬送手段への到達位置も変
わってしまう。
【0125】そこで、給送ローラ9の位置を図中下方向
へ移動させるときに分離斜面16も連動させて移動させ
る。この分離斜面16の移動量を前記給送ローラ9の移
動量よりも小さくするように構成すると、分離するシー
トの湾曲量を小さくすることができ、また記録装置の搬
送手段へのシート先端位置もシートの種類が変わっても
同じにすることができる。
【0126】本実施例ではシート先端がシートの種類が
変わっても常に記録装置の搬送手段である搬送ローラと
ピンチローラのニップ部へ給送されるように構成されて
いるが、例えばシート先端位置がシート検出センサの位
置で同じになるよう構成してもよい。
【0127】また本実施例では積載されたシートの下方
に給送手段を設け、積載されたシートの最下位のシート
から給送しているが、図20のように積載されたシート
の上方に給送手段を設け、最上位のシートより給送する
場合でも同様に適用できる。次に上記シート給送装置か
ら給送されるシートの記録装置の実施例について図21
により説明する。シート給送装置51の構成について説
明すると、シート給送装置51は図21に示すように3
0°〜60°の角度を持って装置本体に取り付けられて
おり、セットされたシートPは記録後水平に排出される
ように構成されている。シートPには記録ヘッド74に
より所定の画像情報に基づいた記録を行うように構成さ
れている。
【0128】記録ヘッド74は搬送ローラ及びピンチロ
ーラにより搬送されたシートPにインク像を記録するも
のである。この装置における記録手段としては、記録ヘ
ッドからインクを吐出して記録するインクジェット記録
方式を用いている。即ち、この記録ヘッドは微細な液体
吐出口(オリフィス)、液路及びこの液路の一部に設け
られるエネルギー作用部と、該作用部にある液体に作用
させる液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発生手
段を備えている。
【0129】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。
【0130】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出するインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッド
は、記録用の液滴を吐出して吐出溶液滴を形成するため
の液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列することが
できるために高解像度の記録をすることが可能である。
その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段として用
いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、且つ最
近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上が著
しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に活用
出来、高密度実装化が容易で、製造コストも安価なこと
から有利である。
【0131】記録部75は、図21に示すように記録ヘ
ッド74を取り付けるキャリッジ76と、該キャリッジ
76をシート搬送方向と直角方向に往復走査させるため
のガイド軸77と、上記キャリッジ76の後端を保持
し、記録ヘッド74とシートP間の距離を維持するガイ
ド78、キャリッジモータ79の駆動をキャリッジ76
に伝達するタイミングベルト80、該タイミングベルト
80を張設するアイドルプーリ81、記録ヘッド74へ
電気基板からのヘッド駆動信号を伝達するためのフレキ
シブル基板82等を装備している。前記記録ヘッド74
はインクタンクと一体に構成され、交換可能な記録ヘッ
ドであり、キャリッジ76と一体となって走査されるこ
とにより、プラテン22上を搬送されるシートPにイン
ク像を記録する。
【0132】排シート部83は、図に示すように、排シ
ートローラ84と該排シートローラ84に搬送ローラ1
4の駆動を伝達する伝達ローラ85、シートPの排出を
補助する拍車86、排シートトレー87等を装備してい
る。上記排シートローラ84及び拍車86により記録後
のシートPを記録面を汚すことなく排シートトレー87
上に排シートする。
【0133】クリーニング部88は、図に示すように、
記録ヘッド74のクリーニングを行うポンプ89と、記
録ヘッド74の乾燥を抑えるためのキャップ90、及び
搬送ローラからの駆動をシート給送装置1及びポンプ8
9に切り換える駆動切り換えアーム91等を装備してい
る。上記駆動切り換えアーム91は、給送時及びクリー
ニング時以外は図に示す位置にあり、搬送ローラの軸芯
を中心に回転する図示しない遊星ギヤを所定位置で固定
しているので、搬送ローラの駆動はポンプ89及びシー
ト給送装置51へは伝達されない。またキャリッジ76
を移動させることで、駆動切り換えアーム91を図の矢
印A方向に移動させると、搬送ローラの正転逆転に応じ
て遊星ギヤが移動し、搬送ローラの正転時にシート給送
装置51に駆動が伝達され、逆転時にポンプ89に駆動
が伝達されるように構成されている。
【0134】また前記搬送ローラ等を駆動するLFモー
タ23及びキャリッジ76を駆動するキャリッジモータ
79は、図示しないドライバにより送られる信号に応じ
て、所定の角度だけ回転するステッピングモータを用い
ている。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、シート給
送装置において簡単な構成で腰の強さの異なるシートを
正確に分離することが可能となり、また必要最低限の給
送力で給送するので装置の小型化に寄与することができ
る。
【0136】更に、分離したシートを記録装置の搬送手
段へ常に同じ状態で給送できるので、より正確な搬送が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したワードプロセッサの外観斜視
図である。
【図2】本発明を適用した実施例1に係るシート給送装
置の外観斜視図である。
【図3】本発明を適用したシート給送装置をワードプロ
セッサに装着したときの外観斜視図である。
【図4】従来のシート給送装置の平面図である。
【図5】図2に示したシート給送装置の分離部を示す斜
視図である。
【図6】図2に示したシート給送装置の分離・給送動作
を示す構成図である。
【図7】図2に示したシート給送装置の分離・給送動作
を示す構成図である。
【図8】本発明を適用した記録装置のブロック図であ
る。
【図9】本発明を適用したシート給送装置及び記録装置
の動作を説明するフローチャートである。
【図10】本発明を適用した実施例2に係るシート給送
装置の分離・給送動作を示す構成図である。
【図11】本発明を適用した実施例2に係るシート給送
装置の分離・給送動作を示す構成図である。
【図12】本発明を適用した実施例3に係るシート給送
装置の分離・給送動作を示す構成図である。
【図13】本発明を適用した実施例3に係るシート給送
装置の駆動伝達機構を示す説明図である。
【図14】本発明を適用した実施例3に係るシート給送
装置の駆動伝達機構を示す説明図である。
【図15】本発明を適用した実施例3に係るシート給送
装置の駆動伝達機構を示す説明図である。
【図16】本発明を適用した実施例3に係るシート給送
装置の駆動伝達機構を示す説明図である。
【図17】本発明を適用した実施例4に係るシート給送
装置の分離部を示す斜視図である。
【図18】本発明を適用した実施例4に係るシート給送
装置の分離部を示す斜視図である。
【図19】本発明を適用した実施例5に係るシート給送
装置の分離・給送動作を示す構成図である。
【図20】本発明を適用した実施例5に係るシート給送
装置の分離・給送動作を示す構成図である。
【図21】本発明による記録装置の実施例の要部を示す
図である。
【符号の説明】
1…キーボード 2…表示装置部 3…記録装置部 5…シート 6…シート給送装置 7…下ケース 8…上ケース 9…給送ローラ 10…ウォームギア 11…ウォーム 12…給送モータ 13…上カバー 14…バネ 15…接点 16…分離斜面 17…シートガイド 18…搬送ローラ 19…ピンチローラ 20…シート検出センサ 21…バネ 22…モータギア 23…アイドルギア 24…遊星ギア 25…レバーA 26…カムギア 27…ローラギア 28…レバーB 29…スライドレバー 30…CPU 35…モータドライバ 38…電源 51…シート給送装置 74…記録ヘッド 75…記録部 76…キャリッジ 83…排シート部 88…クリーニング部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシートを積載収容可能なシート収
    容手段と、該シートを分離する分離手段と、該シートを
    装置本体の搬送手段に向けて給送する給送手段と、該シ
    ートを給送手段に押圧する押圧手段とを有するシート給
    送装置において、分離するときのシートの湾曲量をシー
    トの腰の強さに応じて変化させる手段を有することを特
    徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記分離手段を付勢する付勢手段を備
    え、前記シートの腰の強さに応じて該分離手段が移動す
    ることを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段の付勢力は、前記シートの
    分離されるときの湾曲が戻ろうとする力の内、使用され
    るシートの最小の力よりも大きく、最大の力よりも小さ
    くすることを特徴とする請求項1記載のシート給送装
    置。
  4. 【請求項4】 複数のシートを積載収容可能なシート収
    容手段と、該シートを分離する分離手段と、該シートを
    装置本体の搬送手段に向けて給送する給送手段と、該シ
    ートを給送手段に押圧する押圧手段とを有するシート給
    送装置において、該給送手段が該シートの積載方向に配
    設されていることを特徴とする請求項1記載のシート給
    送装置。
  5. 【請求項5】 前記給送手段を駆動する駆動源を有し、
    該駆動源によって該給送手段を駆動すると共に該給送手
    段の位置を移動させることを特徴とする請求項4記載の
    シート給送装置。
  6. 【請求項6】 複数のシートを積載収容可能なシート収
    容手段と、該シートを分離する分離手段と、該シートを
    装置本体の搬送手段に向けて給送する給送手段と、該シ
    ートを給送手段に押圧する押圧手段とを有するシート給
    送装置において、該分離手段を移動させる移動手段を備
    え、シートの腰の強さに応じて該移動手段によって該分
    離手段の位置を変えることを特徴とするシート給送装
    置。
  7. 【請求項7】 複数のシートを積載収容可能なシート収
    容手段と、該シートを分離する分離手段と、該シートを
    装置本体の搬送手段に向けて給送する給送手段と、該シ
    ートを給送手段に押圧する押圧手段とを有するシート給
    送装置において、該分離手段を移動させる移動手段と、
    該給送手段を移動させる移動手段とを備え、該分離手段
    の移動手段と該給送手段の移動手段を連動させて駆動す
    ることを特徴とするシート給送装置。
  8. 【請求項8】 前記分離手段は斜面によって形成され、
    前記シートの先端を該分離手段の斜面に当接してシート
    を湾曲させることによって分離することを特徴とする請
    求項1又は6記載のシート給送装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載のシ
    ート給送装置と、前記シート給送装置より送り出された
    シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段を駆動する
    駆動手段と、前記搬送手段により搬送されたシートに画
    像情報に応じて像を記録する記録手段と、前記搬送手段
    を駆動する駆動手段と、前記シート給送手段を駆動する
    駆動手段をそれぞれ独立に制御する制御手段と、を装備
    したことを特徴とする記録装置。
  10. 【請求項10】 前記シート給送装置より送り出された
    シートの先端が前記搬送手段に到達する時に、前記搬送
    手段が停止あるいはシート搬送方向と逆方向に回転する
    よう制御する事を特徴とする請求項9記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録装置は、記録手段が前記画像
    情報に基づく信号に応じてインクを吐出して記録を行う
    インクジェット記録方式である請求項9記載の記録装
    置。
  12. 【請求項12】 前記記録装置は、記録手段がインク吐
    出用熱エネルギーを発生するための電気変換体を備えて
    いることを特徴とする請求項11記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 前記記録装置は、記録手段が前記電気
    熱変換体によって印加される熱エネルギーにより、イン
    クに生じる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出さ
    せることを特徴とする請求項12記載の記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006187971A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Taiyo Seiki Kk 冊子用用紙
CN112092531A (zh) * 2020-09-15 2020-12-18 黑龙江工业学院 自动化工业美术作品绘制系统及方法

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