JPH08325140A - 崩壊性の改善された固形製剤 - Google Patents

崩壊性の改善された固形製剤

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JPH08325140A
JPH08325140A JP15229395A JP15229395A JPH08325140A JP H08325140 A JPH08325140 A JP H08325140A JP 15229395 A JP15229395 A JP 15229395A JP 15229395 A JP15229395 A JP 15229395A JP H08325140 A JPH08325140 A JP H08325140A
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JP
Japan
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coating
disintegration
water
parts
coating layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP15229395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kumiko Fuchi
久美子 淵
Hiroyuki Nishii
宏行 西井
Keiichi Kato
啓一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Pharma Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd filed Critical Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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  • Medicinal Preparation (AREA)
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】難水溶性薬物を高濃度に含有するコーティング
層の崩壊性を改善する。 【構成】難水溶性薬物を高濃度に含有するコーティング
層のコーティング溶媒として、水(70〜100重量
%):エタノール(0〜30重量%)の溶液を用いるこ
とによって、崩壊性が改善されることを特徴とする固形
製剤およびこのコーティング層処方中にクロスカルメロ
ースナトリウムを添加することにより、更に崩壊性が改
善されることを特徴とするコーティング層処方に関す
る。 【効果】本発明方法により得られる製剤は、難水溶性の
薬物を高濃度に含み、通常では容易に崩壊しないコーテ
ィング層を容易に崩壊せしめ、内服後の速やかな薬効成
分放出を可能とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は難水溶性薬物を高濃度に
含有するコーティング層の崩壊性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】解熱
鎮痛効果を有し、かぜ薬、解熱鎮痛薬等の有効成分とし
て使用されている薬物は他成分との配合変化を起こし易
いものが多い。配合変化を防止する製剤化の手法として
互いに配合変化する成分を分離するという考え方に基づ
いた種々の工夫がなされており、別顆粒とするか二層
錠、三層錠などに製して別層とするという手法が既知で
ある。しかしながら薬物の水に対する溶解度が低い場
合、通常の製法では速やかな崩壊性をもつ製剤が得られ
なかった。そこで、イソプロピルアンチピリン、イブプ
ロフェン、エテンザミド等難水溶性薬物含有のコーティ
ング層の崩壊性を高めることが必要となったが、特に知
られている方法はなく新しい技術の開発が必要であっ
た。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、難水溶性
薬物を高濃度に含有するコーティング層の崩壊性を改善
する方法について鋭意研究を行ったところ、コーティン
グ溶媒として、水(70〜100重量%):エタノール
(0〜30重量%)の混液を用いることにより、速やか
な崩壊性を有するコーティング層の得られること、さら
に、このコーティング層にクロスカルメロースを添加す
れば、より速やかな崩壊性が得られることも見いだし、
本発明を完成するに至った。
【0004】すなわち、本発明は水に対する溶解度が1
0mg/ml以下の難水溶性薬物を、溶媒が水(70〜
100重量%):エタノール(0〜30重量%)である
コーティング皮膜剤溶液に分散、懸濁させてコーティン
グすることを特徴とする崩壊性の改善された固形製剤に
関する。さらに、コーティング皮膜剤溶液中に崩壊剤と
してクロスカルメロースナトリウムを難水溶性薬物に対
して、1〜12重量%、好ましくは4〜7重量%含ませ
ることにより、より速やかな崩壊性を有する製剤が得ら
れる。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。難水溶性
薬物としては水に対する溶解性が10mg/ml以下の
ものであれば特に限定されないが、特にイソプロピルア
ンチピリン、イブプロフェン、またはエテンザミド等が
挙げられる。
【0006】本発明に使用されるコーティング皮膜剤と
しては従来公知のものが使用でき、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース等の水溶性高分子が例示されるが、これ
に限定されるものではない。添加量としては難水溶性薬
物に対して6〜37重量%が好ましい。
【0007】本皮膜層をコーティングする際のコーティ
ング溶媒としては、水(70〜100重量%):エタノ
ール(0〜30重量%)の混液が望ましい。難水溶性薬
物は液中で分散・懸濁している状態が好ましく、溶解し
た状態になると皮膜形成後に崩壊性の悪い皮膜となって
しまう。よって、エタノールが30重量%を超えると難
水溶性薬物が溶解状態となる割合が多くなり、崩壊性が
悪くなり好ましくない。
【0008】コーティング液を調製する方法も従来公知
の方法でよく、得られたコーティング液には必要に応じ
て粘着防止剤、着色剤、矯味矯臭剤、可塑剤、あるいは
消泡等の目的で界面活性剤類を加えることができる。
【0009】コーティング操作は従来公知の手段、例え
ばパンコーティング装置、ドラムタイプコーティング装
置等を用いて行えばよい。また、この操作の間コーティ
ング液に分散含有されている難水溶性薬物、クロスカル
メロースナトリウム、その他必要に応じて加えられた着
色剤等の固形分が沈降するおそれがあるので、液は攪拌
を続けることが望ましい。またコーティング操作終了後
に、常法による乾燥、熱処理、艶だし操作、糖衣掛け、
他のフィルムコーティング基剤を用いるコーティング等
を適宜行ってもよい。
【0010】
【実施例】次に実施例で本発明を具体的に説明するが、
本発明は何らこれらに限定されるものではない。 実施例 1 乳糖および結晶セルロースを主成分として含む直径8.
0mmφ、1錠当り重量200mgの錠剤に下記の処方
のコーティング液を用いてコーティングを行い、フィル
ムコーティング錠を得た。 (コーティング液処方) ・イソプロピルアンチピリン 21.5 部 ・ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.6 部 ・精製水 58.9 部 ・エタノール 14.7 部
【0011】比較例 1 実施例1と同じ錠剤に、下記の処方のコーティング液を
用いて実施例1と同じ条件でコーティングを行い、フィ
ルムコーティング錠を得た。 (コーティング液処方) ・イソプロピルアンチピリン 21.5 部 ・ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.6 部 ・精製水 14.7 部 ・エタノール 58.9 部
【0012】試験例 1 実施例 1および比較例1より得られた錠剤について、
それぞれ崩壊時間を比較した。なお、崩壊試験は第12
改正日本薬局方の崩壊試験法に基づき行った。結果を表
1に示す。 (結果)比較例1では、実施例1に比べてかなり崩壊が
遅くなっている。これは難水溶性のイソプロピルアンチ
ピリンがアルコールに一旦溶けて密な膜を形成してしま
うと、さらに水に溶けにくくなるためである。よってイ
ソプロピルアンチピリンが溶けずに分散している状態で
コーティングすれば、必要以上に密な膜になることな
く、崩壊性が良好な皮膜とすることができる。
【0013】実施例 2 実施例1と同じ錠剤に、下記の処方のコーティング液を
用いて実施例1と同じ条件でコーティングを行い、フィ
ルムコーティング錠を得た。 (コーティング液処方) ・イソプロピルアンチピリン 21.5 部 ・ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.6 部 ・クロスカルメロースナトリウム 1.3 部 ・精製水 58.9 部 ・エタノール 14.7 部
【0014】比較例 2 実施例1と同じ錠剤に、下記の処方のコーティング液を
用いて実施例1と同じ条件でコーティングを行い、フィ
ルムコーティング錠を得た。 崩壊剤の種類をA〜Dに示す様な4種類のものにそれぞ
れ変更した処方もしくは崩壊剤を添加しない処方であ
る。
【0015】試験例 2 実施例2および比較例2より得られた錠剤について、そ
れぞれ崩壊時間を比較した。結果を表2に示す。 (結果)比較例2では、実施例2に比べてかなり崩壊が
遅く、崩壊剤として最も最適なものは実施例2で使用し
たクロスカルメロースナトリウムであることが明らかと
なった。
【0016】実施例 3 実施例1と同じ錠剤に、下記の処方のコーティング液を
用いて実施例1と同じ条件でコーティングを行い、フィ
ルムコーティング錠を得た。 (コーティング液処方) ・イブプロフェン 21.5 部 ・ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.6 部 ・クロスカルメロースナトリウム 1.3 部 ・精製水 58.9 部 ・エタノール 14.7 部
【0017】比較例 3 実施例1と同じ錠剤に、下記の処方のコーティング液を
用いて実施例1と同じ条件でコーティングを行い、フィ
ルムコーティング錠を得た。 (コーティング液処方) ・イブプロフェン 21.5 部 ・ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.6 部 ・精製水 14.7 部 ・エタノール 58.9 部
【0018】試験例 3 実施例3および比較例3より得られた錠剤について、そ
れぞれ崩壊時間を比較した。結果を表3に示す。 (結果)皮膜処方中にクロスカルメロースナトリウムを
添加し、さらにイブプロフェンをコーティング溶媒中に
分散させる形でコーティングを施すと、より良好な崩壊
性が得られた。
【0019】実施例 4 実施例1と同じ錠剤に、下記の処方のコーティング液を
用いて実施例1と同じ条件でコーティングを行い、フィ
ルムコーティング錠を得た。 (コーティング液処方) ・エテンザミド 21.5 部 ・ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.6 部 ・クロスカルメロースナトリウム 1.3 部 ・精製水 58.9 部 ・エタノール 14.7 部
【0020】比較例 4 実施例1と同じ錠剤に、下記の処方のコーティング液を
用いて実施例1と同じ条件でコーティングを行い、フィ
ルムコーティング錠を得た。 (コーティング液処方) ・エテンザミド 21.5 部 ・ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.6 部 ・精製水 14.7 部 ・エタノール 58.9 部
【0021】試験例 4 実施例4および比較例4より得られた錠剤について、そ
れぞれ崩壊時間を比較した。結果を表4に示す。 (結果)皮膜処方中にクロスカルメロースナトリウムを
添加し、さらにエテンザミドをコーティング溶媒中に分
散させる形でコーティングを施すと、より良好な崩壊性
が得られた。
【0022】
【発明の効果】本発明の方法により得られる、難水溶性
薬物含有のコーティング層は、難水溶性薬物を高濃度で
含有しているにも関わらず、良好な崩壊性を有してい
る。本発明により、通常では容易に崩壊しないコーティ
ング層を容易に崩壊せしめ、内服後の速やかな薬効成分
放出を可能とする。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水に対する溶解度が10mg/ml以下の
    難水溶性薬物を、溶媒が水(70〜100重量%):エ
    タノール(0〜30重量%)であるコーティング皮膜剤
    溶液に分散、懸濁させてコーティングすることを特徴と
    する崩壊性の改善された固形製剤。
  2. 【請求項2】難水溶性薬物がイソプロピルアンチピリ
    ン、イブプロフェン、またはエテンザミドである請求項
    1記載の製剤。
  3. 【請求項3】コーティング皮膜剤溶液中にクロスカルメ
    ロースナトリウムを添加することを特徴とする請求項1
    または2記載の製剤。
JP15229395A 1995-05-26 1995-05-26 崩壊性の改善された固形製剤 Pending JPH08325140A (ja)

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