JPH08326859A - Vベルト式無段変速装置 - Google Patents

Vベルト式無段変速装置

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JPH08326859A
JPH08326859A JP13231595A JP13231595A JPH08326859A JP H08326859 A JPH08326859 A JP H08326859A JP 13231595 A JP13231595 A JP 13231595A JP 13231595 A JP13231595 A JP 13231595A JP H08326859 A JPH08326859 A JP H08326859A
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JP
Japan
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belt
peripheral side
angle
outer peripheral
driven pulley
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Application number
JP13231595A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Hara
芳弘 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低速域におけるVベルトからの唸り音の発生を
防止するとともに、高速域における摩擦熱でのVベルト
の劣化を防止し、併せてVベルト外周部における強度、
剛性を特に高くする必要をなくす。 【構成】本発明に係るVベルト式無段変速装置は、ドラ
イブプーリ13のVベルト挟み角を外周側から内周側に向
かって狭くし、その外周側のVベルト挟み角をVベルト
15のV角度に近付ける一方、ドリブンプーリ14のVベル
ト挟み角を外周側から内周側に向かって広くし、その内
周側のVベルト挟み角をVベルト15のV角度に近付け
た。例えば、ドライブプーリ13の外周側のVベルト挟み
角とドリブンプーリ14の内周側のVベルト挟み角は30゜
に設定され、ドライブプーリ13の内周側のVベルト挟み
角とドリブンプーリ14の外周側のVベルト挟み角は28゜
に設定されている。なお、Vベルト15のV角度は30゜で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Vベルト式無段変速装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えばスクータ型車両等の変速
装置として用いられているVベルト式無段変速装置の横
断面図である。このVベルト式無段変速装置101 は、原
動軸(エンジンのクランク軸)102 に軸装されたドライ
ブプーリ103 と、従動軸104 に軸装されたドリブンプー
リ105 と、これら2つのプーリ103,105 間に巻装された
Vベルト106 とから構成されている。
【0003】ドライブプーリ103 は原動軸102 に対し回
転一体に設けられた固定ドライブフェース107 と、原動
軸102 に対し回転一体かつ軸方向に移動可能に設けられ
た可動ドライブフェース108 とを備える一方、ドリブン
プーリ105 は従動軸104 に対し回転一体に設けられた固
定ドリブンフェース109 と、従動軸104 に対し回転一体
かつ軸方向に移動可能に設けられてスプリング110 によ
り固定ドリブンフェース109 側に押圧された可動ドリブ
ンフェース111 とを備えている。
【0004】ドライブプーリ103 の回転速度が上昇する
につれ、内蔵されたウェイトローラ112 の遠心力により
可動ドライブフェース108 が固定ドライブフェース107
側に移動し、その結果Vベルト106 が遠心方向に押し出
されてドライブプーリ103 のVベルト巻装径d1が大き
くなる。
【0005】一方、ドリブンプーリ105 側ではVベルト
106 が中心方向に食い込み、このVベルト106 がスプリ
ング110 の付勢力に抗して可動ドリブンフェース111 を
固定ドリブンフェース109 から離れる方向に移動させる
ため、ドリブンプーリ105 のVベルト巻装径d2が小さ
くなる。したがって、原動軸102 の回転速度が上昇する
につれて従動軸104 の回転速度が無段階に増速され、ス
ムーズな変速が行われる。
【0006】ところで、Vベルト106 としては、一般に
コグドベルトが用いられている。このコグドベルトは、
図6に示すように、その内周部にラック状の山106aが等
間隔に設けられている。
【0007】そして、ドライブプーリ103 とドリブンプ
ーリ105 のVベルト挟み角αは、Vベルト106 のV角度
βよりもやや小さくされている。例えば、Vベルト106
のV角度βは30゜に設定され、両プーリ103,105 のVベ
ルト挟み角αは28゜に設定されている。
【0008】これにより、Vベルト106 の外周部(斜線
で示す部分)のみが両プーリ103,105 に接触し、Vベル
ト106 の山部106aの側面は接触しにくくなるので唸り音
の発生が防止される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに両プーリ103,105 のVベルト挟み角αをVベルト10
6 のV角度βよりも小さく設定した場合、常にVベルト
106 の外周部のみが両プーリ103,105 に接触するため、
Vベルト106 の外周部における強度、剛性を高くする必
要がある。
【0010】また、両プーリ103,105 とVベルト106 と
の接触面積が小さいため、特に高速域ではVベルト106
の摩擦熱が両プーリ103,105 側に放熱されにくく、この
摩擦熱によりVベルト106 が劣化する懸念がある。
【0011】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、低速域におけるVベルトからの唸
り音の発生を防止するとともに、高速域における摩擦熱
でのVベルトの劣化を防止し、併せてVベルト外周部に
おける強度、剛性を特に高くする必要をなくすことので
きるVベルト式無段変速装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るVベルト式無段変速装置は、原動軸側
に軸装されたドライブプーリと、従動軸に軸装されたド
リブンプーリと、これら2つのプーリ間に巻装されたV
ベルトとを備え、原動軸の回転速度が上昇するにつれて
ドライブプーリのVベルト巻装径が大きくなると同時に
ドリブンプーリのVベルト巻装径が小さくなるように構
成されたVベルト式無段変速装置において、ドライブプ
ーリのVベルト挟み角を外周側から内周側に向かって狭
くし、その外周側のVベルト挟み角をVベルトのV角度
に近付ける一方、ドリブンプーリのVベルト挟み角を外
周側から内周側に向かって広くし、その内周側のVベル
ト挟み角をVベルトのV角度に近付けたことを特徴とし
ている。
【0013】
【作用】このようにした場合、低速域ではVベルトがド
ライブプーリの内周側とドリブンプーリの外周側に巻装
される。ドライブプーリの内周側とドリブンプーリの外
周側は、そのVベルト挟み角がVベルトのV角度よりも
小さいため、Vベルトの外周部のみがドリブンプーリお
よびドライブプーリに接触し、Vベルトからの唸り音の
発生が防止される。
【0014】また、高速域ではVベルトがドライブプー
リの外周側とドリブンプーリの内周側に巻装される。ド
ライブプーリの外周側とドリブンプーリの内周側は、そ
のVベルト挟み角がVベルトのV角度に近付けられてい
るので、Vベルトの側面全面がドリブンプーリおよびド
ライブプーリに接触する。このため、Vベルトの摩擦熱
が両プーリに放熱され易くなり、摩擦熱によるVベルト
の劣化が防止されるとともに、Vベルト外周部における
強度、剛性を特に高くする必要がなくなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は、スクータ型車両のパワーユ
ニットを示す横断面図である。このパワーユニット1
は、その前頭部に単気筒のエンジン2が設けられてお
り、このエンジン2のクランクケース3に連接されて後
方に伸びるケーシング4の内部に、本発明に係るVベル
ト式無段変速装置5や減速ギヤ機構6、さらに遠心クラ
ッチ機構7等の機器類が内蔵され、ケーシング4の最後
部に軸支された車軸8に後輪9が支持されるレイアウト
となっている。
【0016】エンジン2のクランク軸10はクランクケー
ス3内で車幅方向に延びており、左右一対の軸受11L,11
R により回転自在に軸支されている。このクランク軸10
はVベルト式無段変速装置5の原動軸となる軸である。
一方、車軸8の前方にはドリブン軸12が軸支されてお
り、このドリブン軸12がVベルト式無段変速装置5の従
動軸となる。
【0017】Vベルト式無段変速装置5は、クランク軸
10に軸装されたドライブプーリ13と、ドリブン軸12に軸
装されたドリブンプーリ14と、これら2つのプーリ間に
巻装されたVベルト15とを備えて構成されている。
【0018】ところで、ドリブン軸12と車軸8の間には
中間軸16が軸支されており、これら3本の軸8,12,16
に、減速ギヤ機構6を構成する各ギヤが軸装されてい
る。したがって、クランク軸10の回転はVベルト式無段
変速装置5により変速された後に減速ギヤ機構6で更に
減速され、車軸8を経て後輪に伝達される。
【0019】図2に示すように、ドライブプーリ13はク
ランク軸10に対し回転一体に設けられた固定ドライブフ
ェース18と、クランク軸10に対し回転一体かつ軸方向に
移動可能に設けられた可動ドライブフェース19とを備え
ている。可動ドライブフェース19の内側には斜面プレー
ト20が設けられており、この斜面プレート20と可動ドラ
イブフェース19との間には遠心方向に向かって狭まる複
数の楔状のローラ室21が画成され、これらのローラ室21
内に円筒形のウェイトローラ22が内蔵されている。
【0020】一方、ドライブプーリ13は、遠心クラッチ
機構7を介してドリブン軸12に対し回転一体に設けられ
た固定ドリブンフェース24と、同じく遠心クラッチ機構
7を介してドリブン軸12に対し回転一体かつ軸方向に移
動可能に設けられた可動ドリブンフェース25とを備えて
おり、可動ドリブンフェース25はスプリング26により固
定ドリブンフェース24側に押圧されている。
【0021】図2には、低速域におけるVベルト式無段
変速装置5の状態が示されている。この状態では、ドリ
ブンプーリ14の可動ドリブンフェース25がスプリング26
の付勢力により固定ドリブンフェース24側に寄っている
ため、ドリブンプーリ14のVベルト巻装径D2が大きく
なっており、反対にドライブプーリ13のVベルト巻装径
D1は小さくなっている。このため、クランク軸10の回
転速度が減速されてドリブン軸12に伝達される。
【0022】また、図3には高速域におけるVベルト式
無段変速装置5の状態が示されている。クランク軸10の
回転速度が上昇するにつれ、ドライブプーリ13に内蔵さ
れたウェイトローラ22に作用する遠心力が強まり、ウェ
イトローラ22が遠心方向に移動してローラ室21を押し拡
げるため、可動ドライブフェース19が固定ドライブフェ
ース18に近付く方向に移動し、Vベルト15が遠心方向に
押し出されてドライブプーリ13の巻装径D1が大きくな
る。
【0023】その分、ドリブンプーリ14側ではVベルト
15が中心方向に食い込み、スプリング26の付勢力に抗し
て可動ドリブンフェース25を固定ドリブンフェース24か
ら離れる方向に移動させるため、ドリブンプーリ14の巻
装径D2が小さくなる。このように、クランク軸10の回
転速度が上昇するにつれてドリブン軸12の回転速度が無
段階に増速され、滑らかな変速動作が行われる。
【0024】図4は、本発明の一実施例を示す図で、
(A) と(B) は、それぞれドライブプーリ13とドリブンプ
ーリ14を示している。本発明では、ドライブプーリ13の
Vベルト挟み角を外周側から内周側に向かって狭くし、
その外周側のVベルト挟み角をVベルト15のV角度に近
付ける一方、ドリブンプーリ14のVベルト挟み角を外周
側から内周側に向かって広くし、その内周側のVベルト
挟み角をVベルト15のV角度に近付けている。
【0025】例えば本実施例では、ドライブプーリ13の
Vベルト接触面に角度変更線27が設けられ、この角度変
更線27よりも外周側のVベルト挟み角が30゜に設定さ
れ、角度変更線27よりも内周側のVベルト挟み角が28゜
に設定されている。この角度変更線27は、ドライブプー
リ13のベルト接触面の径方向略中央部に設けられてい
る。なお、Vベルト15のV角度は30゜である。
【0026】また、ドリブンプーリ14のVベルト接触面
にも角度変更線28が設けられ、この角度変更線28よりも
外周側のVベルト挟み角が28゜に設定され、角度変更線
28よりも内周側のVベルト挟み角が30゜に設定されてい
る。
【0027】このようにVベルト式無段変速装置5を構
成した場合、低速域ではVベルト15がドライブプーリ13
の内周側とドリブンプーリ14の外周側に巻装される。ド
ライブプーリ13の内周側とドリブンプーリ14の外周側
は、そのVベルト挟み角が28゜であり、Vベルト15のV
角度である30゜よりも小さいため、Vベルト15の外周部
のみがドリブンプーリ14およびドライブプーリ13に接触
し、Vベルト15からの唸り音の発生が防止される。
【0028】また、高速域ではVベルト15がドライブプ
ーリ13の外周側とドリブンプーリ14の内周側に巻装され
る。ドライブプーリ13の外周側とドリブンプーリ14の内
周側は、そのVベルト挟み角が30゜であり、Vベルト15
のV角度と同じなので、Vベルト15の側面全面がドリブ
ンプーリ14およびドライブプーリ13に接触する。このた
め、Vベルト15の摩擦熱が両プーリ13,14 側に放熱され
易くなり、摩擦熱によるVベルト15の劣化が防止される
とともに、Vベルト15の外周部における強度、剛性を特
に高くする必要がなくなる。
【0029】なお、本実施例ではドライブプーリ13およ
びドリブンプーリ14のVベルト挟み角が角度変更線27,2
8 を境に2段階に設定されているが、角度変更線27,28
を増設することにより、両プーリ13,14 のVベルト挟み
角をより多段階に設定したり、角度変更線27,28 を設け
ずに両プーリ13,14 のベルト接触面を滑らかに湾曲さ
せ、挟み角を無段階に変化させてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るVベ
ルト式無段変速装置は、ドライブプーリのVベルト挟み
角を外周側から内周側に向かって狭くし、その外周側の
Vベルト挟み角をVベルトのV角度に近付ける一方、ド
リブンプーリのVベルト挟み角を外周側から内周側に向
かって広くし、その内周側のVベルト挟み角をVベルト
のV角度に近付けたことを特徴とするものである。
【0031】このようにすれば、低速域ではベルトの外
周部のみがドリブンプーリおよびドライブプーリに接触
し、Vベルトからの唸り音の発生が防止される。また、
高速域ではベルトの側面全面がドリブンプーリおよびド
ライブプーリに接触するため、Vベルトの摩擦熱が両プ
ーリに放熱され易くなり、摩擦熱によるVベルトの劣化
が防止されるとともに、Vベルト外周部における強度、
剛性を特に高くする必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクータ型車両のパワーユニットを示す横断面
図。
【図2】低速域におけるVベルト式無段変速装置の状態
を示す横断面図。
【図3】高速域におけるVベルト式無段変速装置の状態
を示す横断面図。
【図4】本発明の一実施例を示すもので、(A) はドライ
ブプーリを示す図であり、(B)はドリブンプーリを示す
図である。
【図5】従来の技術を示すVベルト式無段変速装置の横
断面図。
【図6】Vベルトの構造を示す斜視図。
【符号の説明】
5 Vベルト式無段変速装置 10 原動軸であるクランク軸 12 従動軸であるドリブン軸 13 ドライブプーリ 14 ドリブンプーリ 15 Vベルト D1 ドライブプーリのVベルト巻装径 D2 ドリブンプーリのVベルト巻装径

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動軸側に軸装されたドライブプーリ
    と、従動軸に軸装されたドリブンプーリと、これら2つ
    のプーリ間に巻装されたVベルトとを備え、原動軸の回
    転速度が上昇するにつれてドライブプーリのVベルト巻
    装径が大きくなると同時にドリブンプーリのVベルト巻
    装径が小さくなるように構成されたVベルト式無段変速
    装置において、ドライブプーリのVベルト挟み角を外周
    側から内周側に向かって狭くし、その外周側のVベルト
    挟み角をVベルトのV角度に近付ける一方、ドリブンプ
    ーリのVベルト挟み角を外周側から内周側に向かって広
    くし、その内周側のVベルト挟み角をVベルトのV角度
    に近付けたことを特徴とするVベルト式無段変速装置。
JP13231595A 1995-05-30 1995-05-30 Vベルト式無段変速装置 Pending JPH08326859A (ja)

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JP13231595A JPH08326859A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 Vベルト式無段変速装置

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