JPH08328635A - 位置制御方式 - Google Patents

位置制御方式

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JPH08328635A
JPH08328635A JP13762095A JP13762095A JPH08328635A JP H08328635 A JPH08328635 A JP H08328635A JP 13762095 A JP13762095 A JP 13762095A JP 13762095 A JP13762095 A JP 13762095A JP H08328635 A JPH08328635 A JP H08328635A
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Toshiaki Otsuki
俊明 大槻
Yasuhiro Saito
康寛 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】所定倍した分配パルスをサ−ボ系に渡すことに
より、サ−ボモ−タの動きを滑らかにし、高精度の加工
を可能にする。 【構成】 分配手段12は、最小指令単位で指令された
パ−トプログラム11に基づいて、位置指令パルスを小
数単位まで演算し、その分配パルスPaをX軸、Y軸な
どの各軸に分配する。また、乗算手段(×N)13は分
配パルスPaを所定倍する。その後、整数化手段14は
所定倍された倍数分配パルスPbを整数化する。以上の
手段により位置指令パルスは、小数点以下のデ−タを含
んだままサ−ボモ−タ制御部20aに出力される。この
ため、フィ−ドフォワ−ド機能等を使用してモ−タの追
従性が高い場合でも、滑らかな移動を行うことができ、
加工の精度、面粗度を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は数値制御装置の位置制御
方式に関し、特に追従性の高いサーボ系を有する数値制
御装置の位置制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】数値制御装置システムのサーボ制御部で
は、高精度の加工を行うために、サーボ系の指令に対す
る追従特性を高めている。このような例として、フィー
ドフォワード制御等の技術が使用されている。
【0003】図5は従来のフィードフォワード制御を含
む数値制御装置システムのブロック図である。この数値
制御装置システムは補間演算部40と、サ−ボモ−タ制
御部50と、サ−ボモ−タ60とから構成される。
【0004】補間演算部40において、分配手段42
は,最小指令単位として通常は1umである単位で指令
されたパ−トプログラム41に基づいて、位置指令パル
スを小数単位まで演算し、結果をX軸、Y軸などの各軸
に分配する。図では1軸のみ示している。分配された結
果、端数を持つ送り速度となった場合は、分配パルスP
aは小数点以下のデ−タを持つ。そして整数化手段43
は、分配パルスPaを整数化することにより、サ−ボで
の位置制御の単位に変換する。このため分配パルスPa
は、小数点以下のデ−タを持たない整数化された分配パ
ルスPjとなる。また、整数化の処理は整数化した際の
余りパルスを保存しておき、次回の整数化に使用して分
配したパルスと出力したパルスの累積誤差が生じないよ
うにする。そして、補間後加減速手段44は、切削時の
負荷変動を調整するため、分配パルスPjの加減速制御
を行う。
【0005】サ−ボモ−タ制御部50において、加算器
52には補間後加減速されたパルスPkと、サ−ボモ−
タ60からの位置帰還パルスPf3とが入力される。加
算器52は、パルスPkから位置帰還パルスPf3を減
算した結果をゲイン入力パルスPc3として比例要素
(Pg)53に出力する。比例要素(Pg)53はゲイ
ン入力パルスPc3をポジションル−プゲインPgだけ
乗じて、速度指令vgとして加算器54に出力する。
【0006】一方、補間後加減速されたパルスPkは,
フィ−ドフォワ−ド要素(α*S)51にも入力され
る。フィ−ドフォワ−ド要素(α*S)51は、補間後
加減速されたパルスPkを微分要素Sによって微分した
後、フィ−ドフォワ−ド係数αを乗じて、フィ−ドフォ
ワ−ド速度指令veとして加算器54に出力する。
【0007】なお、フィ−ドフォワ−ド係数αは、フィ
−ドフォワ−ド制御の特性を決定する係数であり、α=
0ならばフィ−ドフォワ−ド制御を行わないことを意味
し、α=1であって連続系ならば理論上のサ−ボの遅れ
がないことを意味する。そして、加算器54は速度指令
vgとフィ−ドフォワ−ド速度指令veとを加算し、速
度指令V3としてサ−ボモ−タ60に出力する。サ−ボ
モ−タ60は、入力した速度指令V3によって回転す
る。このサ−ボモ−タ60の特性に相当する積分要素
(1/S)61は、サ−ボモ−タの位置を位置帰還パル
スPf3として加算器52に帰還する。
【0008】図6は、上述したサ−ボモ−タ60の追従
特性を示す図である。例えば、時間0〜t5までのブロ
ックで1補間周期あたり2.24パルスに相当する速度
がパ−トプログラム41で指令され、時間t5以上のブ
ロックでは1補間周期あたり3.5パルスに相当する速
度がパ−トプログラム41で指令されたとする。サ−ボ
モ−タ制御部50には、小数点以下のデータを失った整
数化されたパルスが出力されるので、時間0〜t5のブ
ロックでは2パルスまたは3パルスが、時間t5以上の
ブロックでは、3パルスまたは4パルスが周期的に出力
される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6のt1,
t2,t3,t4,t6,t7の部分では、本来は速度
変化がないところなのに1パルス分の速度変化があった
とみなされて、サ−ボモ−タは、それに追従しようとし
てしまう。逆に、t5では本来は1.26パルス分の速
度変化があったにもかかわらず、1パルス分の速度変化
しかないものとみなされて、サ−ボモ−タは1パルス分
しか移動しようとせず、追従性が悪くなる可能性があ
る。以上のようにサーボモータの応答特性が、サーボモ
ータ制御部に送られた分配パルスの出力にそのまま対応
してしまうので、速度変化が階段状となり、高精度の加
工ができない。
【0010】このことは、フィードフォワード制御を含
む数値制御装置システムではより顕著となる。本願発明
は上記の点に鑑みなされたものであり、より高精度の加
工が可能な位置制御方式を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、分配パルスをサーボモータ制御部に送っ
てサーボモータを制御して位置制御を行う位置制御方式
において、パ−トプログラムによるNC指令を小数単位
まで演算して分配パルスを出力する分配手段と、前記分
配パルスを所定倍して、倍数分配パルスを出力する乗算
手段と、前記倍数分配パルスを整数化してサーボモータ
制御部に送る整数化手段と、を有することを特徴とする
位置制御方式が、提供される。
【0012】
【作用】分配手段は、最小指令単位で指令されたパ−ト
プログラムに基づいて、位置指令パルスを小数単位まで
演算し、結果をX軸、Y軸などの各軸に分配する。ま
た、乗算手段は分配パルスを所定倍する。その後、整数
化手段は所定倍された倍数分配パルスを整数化する。以
上の手段により位置指令パルスは、小数点以下のデ−タ
を含んだままサ−ボモ−タ制御部に出力される。このた
め、フィ−ドフォワ−ド機能等を使用してモ−タの追従
性が非常に高い場合でも、なめらかな移動を行うことが
でき、加工の精度、面粗度を向上させることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の位置制御方式のブロック図であ
る。
【0014】位置制御方式は補間演算部10aと、サ−
ボモ−タ制御部20aと、サ−ボモ−タ30とから構成
される。補間演算部10aにおいて、分配手段12は、
最小指令単位として通常は1umである単位で指令され
たパ−トプログラム41に基づいて、位置指令パルスを
小数単位まで演算し、結果をX軸、Y軸などの各軸に分
配する。図では1軸のみ示している。そして乗算手段1
3(×N)により分配パルスPaをN倍する。そして、
整数化手段14は倍数分配パルスPbを整数化し、整数
化された分配パルスPdを出力する。その後、補間後加
減速手段15で加減速制御を行う。
【0015】サ−ボモ−タ制御部20aにおいて、加算
器23には補間後加減速されたパルスPeとサ−ボモ−
タ30からの位置帰還パルスPf1を乗算手段(×N)
26でN倍した出力パルスPiとが入力される。加算器
23は、補間後加減速されたパルスPeから、位置帰還
パルスPf1を乗算手段(×N)26でN倍した出力パ
ルスPiを減算した結果を、ゲイン入力パルスPc1と
して比例要素(Pg)24に出力する。比例要素(P
g)24はゲイン入力パルスPc1をポジションル−プ
ゲインPgだけ乗じて、速度指令vbとして加算器25
に出力する。
【0016】一方、補間後加減速されたパルスPeは分
配パルスPaをN倍したものであるから除算手段(1/
N)21により1/N倍し、その出力パルスPhをフィ
−ドフォワ−ド要素(α*S)22に入力する。フィ−
ドフォワ−ド要素(α*S)22は、出力パルスPhを
微分要素Sによって微分した後、フィ−ドフォワ−ド係
数αを乗じて、フィ−ドフォワ−ド速度指令vaとして
加算器25に出力する。
【0017】そして、加算器25は速度指令vbとフィ
−ドフォワ−ド速度指令vaとを加算し、速度指令V1
としてサ−ボモ−タ30に出力する。サ−ボモ−タ30
は、入力した速度指令V1によって回転する。このサ−
ボモ−タ30の特性に相当する積分要素(1/S)31
は、サ−ボモ−タの位置を位置帰還パルスPf1として
乗算手段(×N)26に帰還する。その後N倍された出
力パルスPiは加算器23に入力される。
【0018】次に補間演算部10aについて説明する。
図2は補間演算部10aの処理のフロ−チャ−トであ
る。 〔S1〕分配手段12は、最小指令単位として通常は1
umである単位で指令されたパ−トプログラム41に基
づいた、位置指令パルスを得る。
【0019】〔S2〕分配手段12は、位置指令パルス
を小数単位まで演算して補間を行い、分配パルスPaと
して各軸に分配する。 〔S3〕乗算手段(×N)13において分配パルスPa
をN倍する。Nの値は任意に設定でき、ここでは28
する。
【0020】〔S4〕整数化手段14において、倍数分
配パルスPbの整数化を行う。 〔S5〕補間後加減速手段15において加減速制御を行
う。 〔S6〕小数点以下のデ−タを含んでいる補間後加減速
された出力パルスPeをサ−ボモ−タ制御部20aに出
力する。
【0021】図3は、上述したサーボモータ30の倍数
分配パルスに対する応答特性を示す図である。これは上
述した図6の例と同じ補間を28 倍してから、整数化し
た場合のサ−ボモ−タ制御部20aへの出力パルスPe
の例である。時間0〜t5のブロックでは1補間周期あ
たり2.24パルス相当の分配パルスPaが乗算手段1
3により28 倍され、倍数分配パルスPbは573.4
4パルスとなる。この573.44パルスが整数化手段
14により整数化され、補間後加減速された結果、時間
0〜t5のブロックでは573パルスまたは574パル
スが周期的に出力される。しかし28 倍されているため
に時間0〜t5のブロックでの速度変化は実質的には1
/28 パルス分であり、図6の応答特性と比べて、速度
変化が微小であり、階段状の波形とならない。また時間
t5以上のブロッでは1補間周期あたり3.5パルス相
当の分配パルスPaが28 倍されて896パルスとな
り、速度変化は現れてこなく、t5のつなぎ目の部分で
のみ速度変化が生じている。
【0022】このように分配処理で発生した小数点以下
のデ−タを失うことなく、サ−ボ制御部20aに渡すこ
とができるため、パルスのばらつきが小さくなり従来に
比べてなめらかな制御を行うことができる。
【0023】図4は本発明の位置制御方式の第2の実施
例のブロック図である。なお、図1と同じ要素について
は同じ符号を付し、その説明は省略する。図1と同様に
位置制御方式の第2の実施例も補間演算部10b、サ−
ボモ−タ制御部20b,サ−ボモ−タ30の構成からな
る。
【0024】補間演算部10bにおいて、図1のように
倍数分配パルスを整数化し、補間後加減速したパルスP
eを、サ−ボモ−タ制御部20bの位置制御ル−プに出
力するのではなく、フィ−ドフォワ−ドの計算等を行う
ための速度デ−タとして、サ−ボモ−タ制御部20bの
フィ−ドフォワ−ドル−プに出力する。また位置制御ル
−プには、図5の従来例で説明したような制御で補間後
加減速されたパルスPkを、位置デ−タとして出力す
る。
【0025】サ−ボモ−タ制御部20bにおいて、補間
後加減速15の出力パルスPeは、分配パルスPaをN
倍したものであるから、除算手段(1/N)21により
1/N倍し、の出力パルスPhをフィ−ドフォワ−ド要
素(α*S)22に入力する。その後のフィ−ドフォワ
−ド処理は、図1と同様である。また、位置制御ル−プ
の構成については、図5の従来例と同様でありその制御
は、加算器25が速度指令vdとフィ−ドフォワ−ド速
度指令vaとを加算し、速度指令V2としてサ−ボモ−
タ30に出力する。サ−ボモ−タ30は、入力した速度
指令V2によって回転する。このサ−ボモ−タ30の特
性に相当する積分要素(1/S)31は、サ−ボモ−タ
の位置を位置帰還パルスPf2として加算器23に帰還
する。
【0026】また、数値制御装置のサ−ボ系において、
モ−タの追従性を高くしているのは、主にフィ−ドフォ
ワ−ド機能である。このために図4の第2実施例の場合
は、小数点以下のデ−タを含んでいる位置指令パルスを
サ−ボモ−タ制御部20aのフィ−ドフォワ−ドル−プ
のみに入力している。また、位置制御ル−プへの入力部
分は図5で示した従来例と変わらない。
【0027】よって図4の第2実施例は、図5で示した
従来例に各機能ブロックを追加した構成をとるので、回
路変更等が図1の第1実施例よりも容易にできる利点が
ある。
【0028】以上の2つの実施例は、補間演算部で小数
まで含めた分配パルスをN倍してから整数化して、サー
ボモータ制御部に送ることで説明したが、補間演算部で
は小数のままサーボモータ制御部に送るような数値制御
装置システムにすることもできる。ただし、整数化等の
処理はサーボモータ制御部で行う必要がある。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では分配手
段で小数まで含む分配パルスを出力するようにしたの
で、分配周期ごとの分配パルスの変動が少なく、サーボ
モータの動きが滑らかになり、より高精度の加工が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置制御方式のブロック図である。
【図2】補間演算部の処理手順を示すフロ−チャ−トで
ある。
【図3】サ−ボモ−タの倍数分配パルスに対する応答特
性を示す図である。
【図4】本発明の位置制御方式の第2の実施例のブロッ
ク図である。
【図5】従来のフィ−ドフォワ−ド制御を含む数値制御
装置システムのブロック図である。
【図6】サ−ボモ−タの追従特性を示す図である。
【符号の説明】
10a 補間演算部 11 パ−トプログラム 12 分配手段 13 乗算手段(×N) 14 整数化手段 15 補間後加減速手段 20a サ−ボモ−タ制御部 21 除算手段(1/N) 22 フィ−ドフォワ−ド要素(α*S) 23 加算器 24 比例要素(Pg) 25 加算器 26 乗算手段(×N) 30 サ−ボモ−タ 31 積分要素(1/S)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分配パルスをサーボモータ制御部に送って
    サーボモータを制御して位置制御を行う位置制御方式に
    おいて、 パ−トプログラムによるNC指令を小数単位まで演算し
    て分配パルスを出力する分配手段と、 前記分配パルスを所定倍して、倍数分配パルスを出力す
    る乗算手段と、 前記倍数分配パルスを整数化してサーボモータ制御部に
    送る整数化手段と、 を有することを特徴とする位置制御方式。
  2. 【請求項2】 分配パルスをサーボモータ制御部に送っ
    てサーボモータを制御して位置制御を行う位置制御方式
    において、パ−トプログラムによるNC指令を小数単位
    まで演算して分配パルスを出力する分配手段と、 前記分配パルスを所定倍して、倍数分配パルスを出力す
    る乗算手段と、 前記倍数分配パルスを整数化してサーボモータ制御部の
    フィードフォワードループに送る第1の整数化手段と、 前記分配パルスを整数化してサーボモータ制御部の位置
    制御ループに送る第2の整数化手段と、 を有することを特徴とする位置制御方式。
  3. 【請求項3】 分配パルスをサーボモータ制御部に送っ
    てサーボモータを制御して位置制御を行う位置制御方式
    において、パ−トプログラムによるNC指令を小数単位
    まで演算して分配パルスを出力する分配手段と、 前記分配パルスをそのままサーボモータ制御部に出力す
    ることを特徴とする位置制御方式。
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Cited By (4)

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