JPH08329845A - ガス放電パネル - Google Patents

ガス放電パネル

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JPH08329845A
JPH08329845A JP7136805A JP13680595A JPH08329845A JP H08329845 A JPH08329845 A JP H08329845A JP 7136805 A JP7136805 A JP 7136805A JP 13680595 A JP13680595 A JP 13680595A JP H08329845 A JPH08329845 A JP H08329845A
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JP
Japan
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oxide
gas discharge
panel
discharge panel
cathode
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Withdrawn
Application number
JP7136805A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Fujii
浩三 藤井
Hideo Sawai
秀夫 澤井
Koichi Furuyama
晃一 古山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshima Manufacturing Co Ltd
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Toshima Manufacturing Co Ltd
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低電圧で駆動し、かつ水銀を封入することな
く長寿命であるガス放電パネル、特に陰極材料として酸
化物を用いたガス放電パネルを提供すること。 【構成】 ガス放電パネル11の陰極23は、下地電極
23aと上地電極23bとにより構成されている。上地
電極23bは下地電極23a上、従って、下地電極23
aの表示電極17との対向面上に形成されている。そし
て、上地電極23bは導電性酸化物を含む構造体で構成
されおり、導電性酸化物としてランタンカルシウムクロ
ムコバルタイト(Lax Ca1-x Cry Co1-y3
(ただし0<x<1、0<y<1である。))を用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガス放電パネルに関
するもので、特に陰極に特徴を有するガス放電パネルに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、DC型のガス放電パネルは陰極表
面が放電空間に直接露出する構造であるため、陰極材料
の特性がパネルの放電特性に直接影響する。例えば、陰
極が直接イオン衝突を受けるため、陰極のスパッタリン
グ特性によってパネルの寿命が大きく左右される。
【0003】従って、陰極材料として種々のものが検討
されているが、現在、ニッケル(Ni)が陰極材料とし
て最も多く検討されている。この場合、パネルの寿命を
長くするため、パネル内に放電ガスと共に水銀を封入し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガス放
電パネルのカラー化が進む現在では、ニッケル厚膜を陰
極材料として用いた従来のガス放電パネルでは、駆動電
圧が高い(約300V)という他に、寿命の点でも満足
出来なくなってきた。また、水銀をパネル内に封入する
ことが必須であるため、水銀を封入する作業が複雑で結
果としてコスト高となることや、パネル破損時に水銀汚
染が生じる問題があった。
【0005】このような状況下で、陰極材料の選択を行
った。陰極材料としては、仕事関数が小さく、スパッタ
率の小さい材料が良いことが知られている。仕事関数が
小さいと、陰極材料からの二次電子放出が大きくなり、
ガス放電パネルの駆動電圧を低くすることが出来る。ま
た、スパッタ率が小さいと、ガス放電パネルの寿命を長
くすることが出来る。このような材料として、希土類
(例えばランタン)化合物、酸化物等が知られている。
【0006】陰極を酸化物とした例として、文献1:
「特開平3−176946号」に開示されているペロブ
スカイト型のランタンカルシウムクロマイト(Lax
1-xCrO3 (ただし0<x<1である。))や、文
献2:「特開平4−366523号」に開示されている
ペロブスカイト型のランタンストロンチウムコバルタイ
ト(Lax St1-x CoO3 (ただし0<x<1であ
る。))が注目されているが、これらの酸化物は以下に
示す問題点があった。
【0007】ランタンカルシウムクロマイトは結晶化温
度が1300℃以上と高い。従って、通常の固相法で微
粉末を得ようとしても2次凝集が起こってしまうという
問題があった。また、低温で焼成した場合には、ランタ
ンカルシウムクロマイト以外に、酸化ランタン(LaO
2 )、酸化カルシウム(CaO)、酸化クロム(CrO
3 )および炭酸カルシウム(CaCO3 )を生成する。
このように、炭酸カルシウム(CaCO3 )が生成する
ため、寿命などの放電特性に悪影響を及ぼすという問題
があった。
【0008】一方、ランタンストロンチウムコバルタイ
トは、触媒活性が非常に高く、通常のガス放電パネルの
作製プロセスにおいて、放電に悪影響を及ぼす二酸化炭
素をなどを吸蔵してしまうという問題があった。
【0009】また、放電の広がりを良くするため、文献
2では、陰極材料にアルミナ(Al23 )を混合する
ことが試みられている。しかし、この出願に係る発明者
により実験、確認したところ、パネルの寿命において充
分な結果は得られなかった。
【0010】従って、低電圧で駆動し、かつ水銀を封入
することなく長寿命であるガス放電パネル、特に陰極材
料として酸化物を用いたガス放電パネルの出現が望まれ
ていた。
【0011】また、長寿命であるとともに、放電の広が
りが良好なガス放電パネルの出現が望まれていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、この出願のガ
ス放電パネルによれば、第1基板側に設けられた複数の
陽極と第2基板側に設けられた複数の陰極との間のガス
の放電により発光するガス放電パネルであって、陰極
を、下地電極と、下地電極上に形成された導電性酸化物
を含む構造体で構成された上地電極とによって構成して
成る当該ガス放電パネルにおいて、導電性酸化物をラン
タンカルシウムクロムコバルタイト(Lax Ca1-x
y Co1-y3 (ただし0<x<1、0<y<1であ
る。))としたことを特徴とする。
【0013】また、この出願の他のガス放電パネルによ
れば、第1基板側に設けられた複数の陽極と第2基板側
に設けられた複数の陰極との間のガスの放電により発光
するガス放電パネルであって、陰極を、下地電極と、下
地電極上に形成された導電性酸化物および絶縁性酸化物
を含む構造体で構成された上地電極とによって構成して
成る当該ガス放電パネルにおいて、絶縁性酸化物を酸化
イットリウム(Y23 )を構成成分に含む複合酸化物
としたことを特徴とする。この場合には、絶縁性酸化物
を酸化イットリウム(Y23 )、酸化カルシウム(C
aO)および酸化バリウム(BaO)を構成成分とする
複合酸化物とするのが良い。さらに、導電性酸化物をラ
ンタンカルシウムクロムコバルタイト(Lax Ca1-x
Cry Co1-y3 (ただし0<x<1、0<y<1で
ある。))とするのが良い。
【0014】
【作用】上述したこの発明のガス放電パネルによれば、
陰極を、下地電極と、下地電極上に形成された上地電極
とによって構成している。そして、この上地電極は導電
性酸化物を含む構造体で構成されており、導電性酸化物
としてランタンカルシウムクロムコバルタイト(Lax
Ca1-x Cry Co1-y3 (ただし0<x<1、0<
y<1である。))を用いている。この酸化物は結晶化
温度が約1000℃と低く、結晶化が良好であった。従
って、パネルは長寿命となった。また、この場合、パネ
ルは低電圧で駆動することができる。
【0015】また、他のガス放電パネルによれば、上地
電極を導電性酸化物と絶縁性酸化物とを含む構造体で構
成し、絶縁性酸化物として酸化イットリウム(Y2
3 )を構成成分に含む複合酸化物を用いた。この場合、
長寿命となるとともに、放電の広がりが良好になった。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明のガス放電
パネル(以下、パネルと称する場合もある。)の実施例
を説明する。これら図面において各構成成分は、この発
明が理解出来る程度に各構成成分の形状、大きさ、およ
び配置関係を概略的に示してあるにすぎない。また、以
下の説明で述べる、使用材料、形成方法および膜厚等の
数値的条件は、この発明の好適例にすぎない。従って、
この発明がこれらの条件にのみ限定されるものではない
ことは理解されたい。以下の説明において、発明の理解
を容易にするため、先ず、この発明に用いたガス放電パ
ネルについて簡単に説明し、その後、このパネルの陰極
について説明する。
【0017】図1は、この出願の各実施例に用いたガス
放電パネルを概略的に示す要部の一部切欠斜視図であ
る。パネル11は、2枚の対向する基板、例えばガラス
板(背面基板13と前面基板15)から構成されてい
る。背面基板13上には、複数の平行なストライプ状の
表示陽極17と補助陽極19が設けられている。背面基
板13と前面基板15の間隔は、背面基板13上に形成
された隔壁21により、一定に保たれている。この隔壁
21の前面基板15側には、陰極23をはめ込むための
溝25が形成されている。そして、複数の陰極23は、
溝25にはめ込まれおり、表示陽極17および補助陽極
19と直交して対向している。なお、図中、27は誘電
体層、29は蛍光体、31は陽極オーバーコート、33
は表示セルである。
【0018】また、図2は、この出願の各実施例に用い
たガス放電パネルの概略的な断面図(ただし、切り口の
図)であり、1つの表示セルの中央を表示陽極17と平
行に切断した図である。図2から理解できる様に、陰極
23は、下地電極(または下側電極部分とも称する。)
23aと上地電極(または上側電極部分とも称する。)
23bとにより構成されている。上地電極23bは、下
地電極23a上、従って、下地電極23aの表示陽極1
7との対向面上に形成されている。また、各実施例で
は、下地電極23aとして42−6アロイ(42wt%
Ni−6wt%Cr−52wt%Fe)ワイヤーを用い
ている。
【0019】1.第1実施例 第1実施例では、上地電極23bは導電性酸化物を含む
構造体で構成されており、導電性酸化物としてランタン
カルシウムクロムコバルタイト(Lax Ca1-x Cry
Co1-y3 (ただし0<x<1、0<y<1であ
る。))を用いた場合について説明する。
【0020】この第1実施例の場合、上地電極23bは
粒径約1μmのLa0.7 Ca0.3 Cr0.8 Co0.23
の粒子と、粒子間を結びつけているSiO2 とで構成さ
れている。ここで、SiO2 はバインダーとして機能し
ている。
【0021】次に、この第1実施例の理解を深めるため
に、上述の陰極23の形成方法の一例につき説明する。
【0022】先ず、固相法を用いて、La0.7 Ca0.3
CrO3 中のクロム(Cr)の20mol%をコバルト
(Co)で置換することによりLa0.7 Ca0.3 Cr
0.8 Co0.23 を合成する。この場合、La0.7 Ca
0.3 Cr0.8 Co0.23 中にコバルト(Co)が含ま
れているため、結晶化温度を下げることができた。要す
るに、従来は、Coを置換していないLa0.7 Ca0.3
CrO3 の結晶粉末を得るためには少なくとも1300
℃で1時間焼成する必要があったが、この発明の実施例
では、より低い温度、すなわち1000℃で1時間焼成
することにより、図3のXRDチャート(測定条件はタ
ーゲット:Cu、電圧:40kV、電流:30mA、走
査速度:4°/分、サンプリングステップ:0.02°
である。)に示すように、結晶性のよいLa0.7 Ca
0.3 Cr0.8 Co0.23 が合成された。なお、図3の
縦軸には回折線強度I(cps)を取って示し、横軸に
は回折線の位置2θ(deg)を取って示している。L
aとCaとの組成比およびCoの置換量はパネル設計に
応じて任意に設定が可能である。この実施例では、La
とCaとの組成比は導電性が最もよくなるように設定
し、CrとCoとの組成比は結晶化温度を下げつつ、C
oの特性が現れないような最大組成としている。なお、
図3中の各ピーク位置は、ランタンカルシウムクロマイ
ト(ASTMカード,No .351251,1980を
参照)の各ピーク位置と一致している。例えば、23度
付近に現れるピークは(110)面および(002)
面のピーク、33度付近に現れるピークは(112)
面のピーク、40度付近に現れるピークは(022)
面および(202)面のピーク、47度付近に現れるピ
ークは(220)面および(004)面のピーク、5
8.5度付近に現れるピークは(132)面、(02
4)面、(204)面および(312)面のピーク、6
9度付近に現れるピークは(224)面および(40
0)面のピークを示している。しかし、Crの20mo
l%がCoで置換してもピーク位置は変化しないことを
考慮して図3中のXRDチャートはLa0.7 Ca0.3
0.8 Co0.23 によるものと判断した。
【0023】このようにして合成したLa0.7 Ca0.3
Cr0.8 Co0.23 粉末を、例えばボールミルを用い
て粒径が1μm以下になるまで粉砕する。次いで、この
粒子と、シリコン(Si)を含む金属アルコキシドと、
ビークルとを混合してスクリーン印刷用のペーストを調
整する。そして、この際の混合比を、この実施例では、
La0.7 Ca0.3 Cr0.8 Co0.23 :Siを含む金
属アルコキシド:ビークル=40:20:40(重量
比)としている。しかし、ペーストを焼成した後の粒子
の固着状態およびスクリーン印刷時の印刷性が良好であ
れば、バインダー量およびビークル量はこの実施例の場
合に限らない。なお、Siを含む金属アルコキシドとし
て、文献3:「特開平3−116630号」および文献
4:「特開平5−298916号」に開示されているも
のがある。
【0024】次に、このペーストを公知のスクリーン印
刷法により、例えばガラス基板(パネルの構成には無関
係のもの)にべた印刷する。そして、その上に所定の形
状にエッチング加工済みの42−6アロイワイヤーを置
く。その後、このワイヤーを取りはずすことによりワイ
ヤーの表面にペーストを転写させる。
【0025】次に、このワイヤーを所定の温度で焼成し
た。この第1実施例では580℃、で10分間保持し
た。このようにして、陰極23を形成した。
【0026】従来の厚膜印刷を用いて形成する方法で
は、陰極の細線化は難しく、従って陰極を前面基板側に
設けた場合には前面基板からの発光が陰極により遮られ
てしまうため輝度が低下した。この実施例の方法により
陰極23を形成した場合、下地電極23aは、エッチン
グ加工により所定の形状にすることができ、従って細線
化が可能である。そして上地電極23bを完全に塗布し
た場合でも、陰極23の幅が広くなることがないので前
面基板15側に陰極23を設けても、陰極が発光を遮る
ことによる輝度の低下を最小限に抑えることができる。
【0027】そして、以上の方法で形成した陰極23
を、あらかじめ厚膜印刷で形成されている隔壁21に設
けられている溝25にはめ込み、前面基板15を重ね合
わせ、その後、シールガス封入を行うことによりガス放
電パネルは完成した。
【0028】次に、以上のようにして形成したガス放電
パネルの特性について説明する。この場合、上地電極が
ランタンカルシウムクロマイト(La0.7 Ca0.3 Cr
3)を含む構造体で構成されているパネルを比較例の
パネルとする。
【0029】先ず、これらのパネルの寿命特性として、
放電時間に対する輝度の経時変化を測定した。図4は、
その結果を縦軸に輝度(相対強度)をとり、横軸(対数
目盛)に放電時間(時間)をとって示した特性図であ
り、表1はそのときの測定値である。図4中、曲線aは
この実施例のパネルの寿命特性を示す曲線図であり、曲
線bは比較例のパネルの寿命特性を示す曲線図である。
この場合、定電流素子を用いて放電電流を100μA/
cellに設定し、duty1/65の線順次駆動を行
った。
【0030】
【表1】
【0031】図4および表1から理解できるように、こ
の実施例のパネルの輝度の半減期は約450時間であ
り、比較例のパネルの輝度の半減期は約220時間であ
る。要するに、この実施例のパネルは比較例のパネルと
比較して輝度の半減期で約2倍の延命化が達成されてい
る。なお、実際のテレビ表示のための駆動方法、封入ガ
ス、パネル構造とした場合には、上述の試験方法で得ら
れた結果より一桁以上寿命が長くなることは実証されて
いる。
【0032】また、寿命試験を行った後のパネルを用い
て放電電流−放電維持電圧特性(以下、I−V特性と称
する場合がある。)を測定した。図5は、その結果を縦
軸に放電維持電圧(V)をとり、横軸に放電電流(μA
/cell)をとって示した特性図であり、表2はその
ときの測定値である。図5中、直線aはこの実施例のパ
ネルのI−V特性を示し、直線bは比較例のパネルのI
−V特性を示す。この場合、各陽極に定電流素子を設け
て放電電流を設定し、放電した際の陰極−陽極間電圧を
測定した。
【0033】
【表2】
【0034】従来、陰極をランタンカルシウムクロマイ
トとしたパネルの駆動電圧は低いことが知られている。
そして、図5および表2から理解できるように、放電電
流が50μA/cell〜200μA/cellの範囲
では、この実施例のパネルの放電維持電圧は比較例のパ
ネルの放電維持電圧より常に低く、この実施例のパネル
は比較例のパネルと比較してI−V特性の劣化、要する
に放電維持電圧は増大していない。従って、この実施例
のパネルも低電圧で駆動することができる。
【0035】以上のように、ランタンカルシウムクロム
コバルタイト(Lax Ca1-x Cry Co1-y3 (た
だし0<x<1、0<y<1である。))の粉末の結晶
化温度は約1000℃であり、ランタンカルシウムクロ
マイト(Lax Ca1-x CrO3 (ただし0<x<1で
ある。))の粉末の結晶化温度(約1300℃)と比較
して低下したために、結晶化が良好であった。従って、
上地電極をランタンカルシウムクロムコバルタイト(L
x Ca1-x Cry Co1-y3 (ただし0<x<1、
0<y<1である。))を含む構造体で構成した場合、
製造コストの低減化、粉末の二次凝集の低減化を図るこ
とができる。さらに、輝度の半減期を比較した場合、約
2倍の延命化が達成され、パネルの長寿命化が期待でき
る。また、パネルは低電圧で駆動することができる。
【0036】2.第2実施例 ガス放電パネルの長寿命化のため、セル毎に数100k
Ωの抵抗を付加することにより放電電流を低く抑える技
術が最近進歩している。そして、セル毎に数100kΩ
の抵抗を付加したパネルの陰極23を構成する上地電極
23bが、第1実施例で示したランタンカルシウムクロ
ムコバルタイトや文献1および文献2に開示されている
ランタンカルシウムクロマイトおよびランタンストロン
チウムコバルタイトなどの導電性酸化物を含む構造体で
構成されている場合には、放電の局在化が起きるという
新たな問題が生じる。これは、このような導電性酸化物
の仕事関数が小さく、従って二次電子放出能が大きいた
めである。
【0037】この問題を解決するため、文献2では導電
性酸化物に絶縁性酸化物であるAl23 の粉末を混合
している。この出願に係る発明者は導電性酸化物に混合
する絶縁性酸化物について種々検討した結果、酸化イッ
トリウム(Y23 )を構成成分に含む複合酸化物、例
えば、酸化イットリウム(Y23 )、酸化カルシウム
(CaO)および酸化バリウム(BaO)を構成成分と
する複合酸化物が非常に良好な材料であることを発見し
た。
【0038】従って、次に、上地電極23bは導電性酸
化物および絶縁性酸化物を含む構造体で構成されてお
り、絶縁性酸化物として酸化イットリウムを構成成分に
含む複合酸化物を用いた場合、特に好適例として酸化イ
ットリウム(Y23 )、酸化カルシウム(CaO)お
よび酸化バリウム(BaO)を構成成分とする複合酸化
物を用いた場合について説明する。
【0039】この第2実施例の場合、上地電極23bは
粒径約1μmのLa0.7 Ca0.3 Cr0.8 Co0.23
の粒子と、バリウムカルシウムイットリア(BaO・6
CaO・4Y23 で表される複合酸化物)の粒子と、
これらの粒子を結びつけているSiO2 とで構成されて
いる。そして、この陰極23を形成する場合、ペースト
中の各成分の混合比を、La0.7 Ca0.3 Cr0.8 Co
0.23 :BaO・6CaO・4Y23 :Siを含む
金属アルコキシド:ビークル=A:B:20:40(重
量比)としている。ここでは、A:B=28:12、1
2:28および4:36の場合について検討した。その
他の陰極23の形成方法については第1実施例の場合と
同じである。また、このパネル11の構造や形成方法に
ついても第1実施例の場合と同じである。なお、この実
施例では、酸化イットリウム(Y23 )、酸化カルシ
ウム(CaO)および酸化バリウム(BaO)を構成成
分とする複合酸化物として、BaO・6CaO・4Y2
3 を用いているが、これは単なる一例であり、酸化イ
ットリウム(Y23 )、酸化カルシウム(CaO)お
よび酸化バリウム(BaO)の組成はこの場合のみに限
らない。
【0040】次に、以上のようにして形成したガス放電
パネルの特性について説明する。上述したように、この
出願に係る発明者は、上地電極23bを構成する絶縁性
酸化物としてバリウムカルシウムイットリア以外の種々
の酸化物についても検討した。そこで、パネルの特性を
これらの絶縁性酸化物を用いたパネルと比較して説明す
る。表3中に、これらの酸化物(単純酸化物、複合酸化
物)をまとめて示す。ここでは、陰極23を形成するた
めのペースト中の各成分の混合比が、La0.7Ca0.3
Cr0.8 Co0.23 :絶縁性酸化物:Siを含む金属
アルコキシド:ビークル=12:28:20:40(重
量比)である場合について説明する。
【0041】
【表3】
【0042】先ず、これらのパネルの寿命特性として、
放電時間に対する輝度の経時変化を測定した。図6
(A)および(B)は、その結果を縦軸(対数目盛)に
輝度(相対強度)をとり、横軸に放電時間(時間)をと
って示した特性図であり、表4はそのときの測定値であ
る。図6中、曲線aはアルミナ(Al23 )、曲線b
はマグネシア(MgO)、曲線cはチタニア(TiO
2 )、曲線dは酸化タングステン(WO3 )曲線eはB
aO・6CaO・4Al23 で表される複合酸化物、
曲線fはチタン酸バリウム(BaTiO3 )、曲線gは
BaO・85Gd23 で表される複合酸化物、曲線h
はBaO・6CaO・4Y23 で表される複合酸化物
をそれぞれ絶縁性酸化物として用いたパネルの寿命特性
を示す曲線図である。また、表4中、BTOはチタン酸
バリウム(BaTiO3 )、BGOはBaO・85Gd
23 で表される複合酸化物、BCAはBaO・6Ca
O・4Al23 で表される複合酸化物、BCYはBa
O・6CaO・4Y23 で表される複合酸化物をそれ
ぞれ示す。この場合、定電流素子を用いて放電電流を5
0μA/cellに設定し、duty1/33の線順次
駆動を行った。
【0043】
【表4】
【0044】図6および表4から理解できるように、種
々の絶縁性酸化物を用いたパネルの輝度は、Al23
を用いた場合には放電時間が473時間のとき65(相
対強度)であり、MgOを用いた場合には放電時間が5
04時間のとき65(相対強度)であり、TiO2 を用
いた場合には放電時間が327時間のとき49(相対強
度)であり、WO3 を用いた場合には放電時間が45時
間のとき42(相対強度)であり、BaO・6CaO・
4Al23 を用いた場合には放電時間が473時間の
とき49(相対強度)であり、BaTiO3 を用いた場
合には放電時間が504時間のとき72(相対強度)で
あり、BaO・85Gd23 を用いた場合には放電時
間が473時間のとき66(相対強度)であった。一
方、BaO・6CaO・4Y23 を用いた場合には放
電時間が986時間のとき、輝度は88(相対強度)で
あり、6BaO・6CaO・4Y23 で表される複合
酸化物を用いたパネルの輝度は、最も長寿命であった。
【0045】また、寿命試験を行った後のパネルを用い
てI−V特性を測定した。図7(A)および(B)は、
その結果を縦軸に放電維持電圧(V)をとり、横軸に放
電電流(μA/cell)をとって示した特性図であ
り、表5はそのときの測定値である。図7中の曲線aか
らhは図6の場合と同様に、それぞれの絶縁性酸化物を
用いたパネルのI−V特性を示す曲線図である。また、
表5中、BTOはチタン酸バリウム(BaTiO3 )、
BGOはBaO・85Gd23 で表される複合酸化
物、BCAはBaO・6CaO・4Al23 で表され
る複合酸化物、BCYはBaO・6CaO・4Y23
で表される複合酸化物をそれぞれ示す。この場合、各陽
極に定電流素子を設けて放電電流を設定し、放電した際
の陰極−陽極間電圧をオシロスコープ等を用いて測定し
た。
【0046】
【表5】
【0047】図7および表5から理解できるように、放
電電流が30μA/cell〜200μA/cellの
範囲では、種々の絶縁性酸化物を用いたパネルの中で、
BaO・6CaO・4Y23 で表される複合酸化物を
用いたパネルの放電維持電圧が常に低く、絶縁性酸化物
としてBaO・6CaO・4Y23 で表される複合酸
化物を用いると、他の絶縁性酸化物を用いた場合と比較
してパネルを低電圧で駆動することができる。また、B
aO・6CaO・4Y23 を用いたパネルでは低電流
領域まで、実際には30μA/cellまでI−V特性
に直線性が得られること、見た目にもセル内で均一に発
光していること、放電電圧の波形にばらつきが小さいこ
となどを考慮すると、低電流領域でも陰極表面での放電
の広がりが良好であると考えられる。しかし、前面基板
側に陰極が設けられているため、直接放電の広がりを観
察することはできなかった。
【0048】寿命特性およびI−V特性のどちらの場合
も、絶縁性酸化物としてBaO・6CaO・4Y23
で表される複合酸化物を用いると、他の絶縁性酸化物を
用いたパネルと比較して良好な結果が得られた。BaO
・6CaO・4Al23 で表される複合酸化物を用い
たパネルと比較すると、これは複合酸化物の構成成分の
一つとしてY23 を含むためであると考えられる。
【0049】次に、ペースト中の各成分の混合比を、L
0.7 Ca0.3 Cr0.8 Co0.23 :BaO・6Ca
O・4Y23 :Siを含む金属アルコキシド:ビーク
ル=A:B:20:40(重量比)としたとき、A:B
=28:12、12:28および4:36の場合におけ
るパネルの特性について検討した。
【0050】図8は放電時間に対する輝度の経時変化を
縦軸(対数目盛)に輝度(相対強度)をとり、横軸に放
電時間(時間)をとって示した特性図である。表6はそ
のときの測定値である。図8中、曲線aはLa0.7 Ca
0.3 Cr0.8 Co0.23 :BaO・6CaO・4Y2
3 =28:12の場合、曲線bは12:28の場合お
よび曲線cは4:36の場合を示している。また、表6
中、CLCCOはLa0.7 Ca0.3 Cr0.8 Co0.2
3 、BCYOはBaO・6CaO・4Y23を示す。
この場合、定電流素子を用いて放電電流を50μA/c
ellに設定し、duty1/33の線順次駆動を行っ
た。
【0051】
【表6】
【0052】図8および表6から理解できるように、L
0.7 Ca0.3 Cr0.8 Co0.23 :BaO・6Ca
O・4Y23 =28:12、12:28および4:3
6のそれぞれ場合のパネルの輝度は放電時間が986時
間のとき81、88および95(相対強度)であり、L
0.7 Ca0.3 Cr0.8 Co0.23 に対するBaO・
6CaO・4Y23 の量が増大するに従って、寿命が
長くなる。従って、BaO・6CaO・4Y23
は、寿命を長くする効果があると考えられる。
【0053】また、図9は寿命試験を行った後のパネル
についてのI−V特性を縦軸に放電維持電圧(V)をと
り、横軸に放電電流(μA/cell)をとって示した
特性図である。表7はそのときの測定値である。図9中
の曲線aからcは図8の場合と同様に、それぞれの混合
比の場合についてのパネルのI−V特性を示す曲線図で
ある。また、表6中、CLCCOはLa0.7 Ca0.3
0.8 Co0.23 、BCYOはBaO・6CaO・4
23 を示す。この場合、各陽極に定電流素子を設け
て放電電流を設定し、放電した際の陰極−陽極間電圧を
オシロスコープ等を用いて測定した。
【0054】
【表7】
【0055】図9および表7から理解できるように、放
電電流が30μA/cell〜200μA/cellの
範囲では、La0.7 Ca0.3 Cr0.8 Co0.23 に対
するBaO・6CaO・4Y23 の量が増大するに従
って、放電維持電圧が大きくなる。しかし、La0.7
0.3 Cr0.8 Co0.23 :BaO・6CaO・4Y
23 =4:36の場合でも低電圧を維持している。
【0056】また、導電性酸化物であるLa0.7 Ca
0.3 Cr0.8 Co0.23 と絶縁性酸化物であるBaO
・6CaO・4Y23 との合計重量に対するLa0.7
Ca0.3 Cr0.8 Co0.23 の重量の比が0.5〜
0.95、要するにLa0.7 Ca0.3 Cr0.8 Co0.2
3 の重量/(La0.7 Ca0.3 Cr0.8 Co0.23
とBaO・6CaO・4Y23 の合計重量)=0.5
〜0.95(重量比)のとき、放電の広がりが良好であ
ると共に、放電維持電圧を低く抑えることができる。こ
れは、La0.7 Ca0.3 Cr0.8 Co0.23 の重量/
(La0.7 Ca0.3Cr0.8 Co0.23 とBaO・6
CaO・4Y23 の合計重量)<0.5(重量比)の
ときには、二次電子放出能が大きく、放電の集中が生じ
る恐れがあり、La0.7 Ca0.3 Cr0.8 Co0.23
の重量/(La0.7 Ca0.3 Cr0.8Co0.23 とBa
O・6CaO・4Y23 の合計重量)>0.95(重
量比)のときには、電子の流れる経路が少なくなり、所
望の放電電流を得ることが難しくなるからである。
【0057】以上のように、絶縁性酸化物として酸化イ
ットリウムを構成成分に含む複合酸化物を用いた場合、
特に好適例として酸化イットリウム(Y23 )、酸化
カルシウム(CaO)および酸化バリウム(BaO)を
構成成分とする複合酸化物を用いた場合、低電流領域で
も陰極表面での良好な放電の広がりが達成できる。ま
た、長寿命化も期待できる。
【0058】さらに、導電性酸化物としてランタンカル
シウムクロムコバルタイト(LaxCa1-x Cry Co
1-y3 (ただし0<x<1、0<y<1である。))
を用いると、低電圧化を維持することができる。
【0059】この発明は、上述した実施例に限定される
ものではないことは明らかである。例えば、上述の各実
施例では、陰極を前面基板側に形成しているパネルにつ
いて説明したが、背面基板側に陰極を形成したパネルに
も適用できる。また、下地電極は42−6アロイワイヤ
ーに限るものではなく、上地電極の形成方法もこの実施
例に限るものではない。また、上述の実施例では、ラン
タンカルシウムクロムコバルタイトおよびバリウムカル
シウムイットリアの粒子をSiO2 を用いて結びつけて
いるが、粒子を結びつける材料として鉛ガラスを用いる
こともできる。
【0060】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明によるガス放電パネルによれば、陰極を、下地電極
と、下地電極上に形成された上地電極とによって構成し
ている。そして、この上地電極は導電性酸化物を含む構
造体で構成されており、導電性酸化物としてランタンカ
ルシウムクロムコバルタイト(Lax Ca1-x Cry
1-y3 (ただし0<x<1、0<y<1であ
る。))を用いている。この酸化物は結晶化温度が約1
000℃と低く、結晶化が良好であった。従って、パネ
ルは長寿命となることが期待できる。また、パネルは低
電圧で駆動することができる。
【0061】また、他のガス放電パネルによれば、上地
電極を導電性酸化物と絶縁性酸化物とを含む構造体で構
成し、絶縁性酸化物として酸化イットリウム(Y2
3 )を構成成分に含む複合酸化物とした。この場合、放
電の広がりが良好になるとともに、長寿命化が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1および第2実施例の説明に供するガス放電
パネルの要部の一部切り欠き斜視図である。
【図2】第1および第2実施例の説明に供するガス放電
パネルの表示セルを示す断面図である。
【図3】La0.7 Ca0.3 Cr0.8 Co0.23 粉末の
XRDチャートである。
【図4】第1実施例の説明に供する、実施例および比較
例のパネルの寿命特性を示す図である。
【図5】第1実施例の説明に供する、実施例および比較
例のパネルのI−V特性を示す図である。
【図6】第2実施例の説明に供する、種々の絶縁性酸化
物を用いたパネルの寿命特性を示す図である。
【図7】第2実施例の説明に供する、種々の絶縁性酸化
物を用いたパネルのI−V特性を示す図である。
【図8】第2実施例の説明に供する、La0.7 Ca0.3
Cr0.8 Co0.23 とBaO・6CaO・4Y23
との混合比の変化に対するパネルの寿命特性を示す図で
ある。
【図9】第2実施例の説明に供する、La0.7 Ca0.3
Cr0.8 Co0.23 とBaO・6CaO・4Y23
との混合比の変化に対するパネルのI−V特性を示す図
である。
【符号の説明】
11:ガス放電パネル 13:背面基板 15:前面基板 19:補助陽極 21:隔壁 23:陰極 23a:下地電極 23b:上地電極 25:溝 27:誘電体層 29:蛍光体 31:陽極オーバーコート 33:表示セル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古山 晃一 埼玉県東松山市大字下野本1414番地 株式 会社豊島製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1基板側に設けられた複数の陽極と第
    2基板側に設けられた複数の陰極との間のガスの放電に
    より発光するガス放電パネルであって、前記陰極を、下
    地電極と、該下地電極上に形成された導電性酸化物を含
    む構造体で構成された上地電極とによって構成して成る
    当該ガス放電パネルにおいて、 前記導電性酸化物をランタンカルシウムクロムコバルタ
    イト(Lax Ca1-xCry Co1-y3 (ただし0<
    x<1、0<y<1である。))としたことを特徴とす
    るガス放電パネル。
  2. 【請求項2】 第1基板側に設けられた複数の陽極と第
    2基板側に設けられた複数の陰極との間のガスの放電に
    より発光するガス放電パネルであって、前記陰極を、下
    地電極と、該下地電極上に形成された導電性酸化物およ
    び絶縁性酸化物を含む構造体で構成された上地電極とに
    よって構成して成る当該ガス放電パネルにおいて、 前記絶縁性酸化物を酸化イットリウム(Y23 )を構
    成成分に含む複合酸化物としたことを特徴とするガス放
    電パネル。
  3. 【請求項3】 第1基板側に設けられた複数の陽極と第
    2基板側に設けられた複数の陰極との間のガスの放電に
    より発光するガス放電パネルであって、前記陰極を、下
    地電極と、該下地電極上に形成された導電性酸化物およ
    び絶縁性酸化物を含む構造体で構成された上地電極とに
    よって構成して成る当該ガス放電パネルにおいて、 前記絶縁性酸化物を酸化イットリウム(Y23 )、酸
    化カルシウム(CaO)および酸化バリウム(BaO)
    を構成成分とする複合酸化物としたことを特徴とするガ
    ス放電パネル。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載のガス放電パネ
    ルにおいて、前記導電性酸化物をランタンカルシウムク
    ロムコバルタイト(Lax Ca1-x Cry Co1-y3
    (ただし0<x<1、0<y<1である。))としたこ
    とを特徴とするガス放電パネル。
  5. 【請求項5】 請求項2または3に記載のガス放電パネ
    ルにおいて、前記導電性酸化物と前記絶縁性酸化物との
    合計重量に対する前記絶縁性酸化物の重量の比が0.5
    〜0.95であることを特徴とするガス放電パネル。
JP7136805A 1995-06-02 1995-06-02 ガス放電パネル Withdrawn JPH08329845A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7162417B2 (en) 1998-08-31 2007-01-09 Canon Kabushiki Kaisha Speech synthesizing method and apparatus for altering amplitudes of voiced and invoiced portions
KR100690633B1 (ko) * 2005-07-12 2007-03-09 엘지전자 주식회사 저저항 전극을 구비한 플라즈마 디스플레이 패널 소자 및그 제조 방법
KR100907324B1 (ko) * 2007-10-26 2009-07-13 한국과학기술원 중공 전극을 가지는 방전셀에서 플라즈마를 발생하는 소자

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US7162417B2 (en) 1998-08-31 2007-01-09 Canon Kabushiki Kaisha Speech synthesizing method and apparatus for altering amplitudes of voiced and invoiced portions
KR100690633B1 (ko) * 2005-07-12 2007-03-09 엘지전자 주식회사 저저항 전극을 구비한 플라즈마 디스플레이 패널 소자 및그 제조 방법
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