JPH08330456A - 半導体デバイス及びその動作方法 - Google Patents

半導体デバイス及びその動作方法

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JPH08330456A
JPH08330456A JP13169696A JP13169696A JPH08330456A JP H08330456 A JPH08330456 A JP H08330456A JP 13169696 A JP13169696 A JP 13169696A JP 13169696 A JP13169696 A JP 13169696A JP H08330456 A JPH08330456 A JP H08330456A
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drain
volts
floating gate
source
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JP13169696A
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Jeffrey Devin Bude
デヴィン ブード ジェフリー
Kevin John O'connor
ジョン オコナー ケヴィン
Mark Richard Pinto
リチャード ピント マーク
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AT&T Inc
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    • G11C16/3404—Convergence or correction of memory cell threshold voltages; Repair or recovery of overerased or overprogrammed cells
    • G11C16/3409—Circuits or methods to recover overerased nonvolatile memory cells detected during erase verification, usually by means of a "soft" programming step
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  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮遊ゲートを有するメモリセル及びチャネル
起因二次電子注入(CISEI)を用いて浮遊ゲートを
チャージングする方法を提供する。 【解決手段】 本発明に従って、低電圧でかつ高速に書
き込みを行なうことが可能なEPROM及びEEPRO
M等の電気的にプログラミング可能なメモリデバイス、
及び、チャネル起因二次電子注入(channel initiated
secondary electron injection;CISEI)を用いて
これらのデバイスにおいて浮遊ゲートを負にチャージン
グする方法が提供される。本発明に係るプロセスによっ
て生成されるCISEIの量は、デバイスに対して5V
未満のVDSが印加された場合におよそ1ミリ秒あるいは
それ以下の時間で浮遊ゲートをチャージングするのに充
分である。これは、CISEIによって生成される高エ
ネルギー電子の数が電位差VD−VSによって制限されて
いないからである。CISEIは、衝突電離帰還によっ
て加熱される二次電子を用いている。本発明の望ましい
実施例においては、VDSはおよそ3.3V未満である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気的にプログラミ
ング可能なリードオンリメモリ(EPROM及びEEP
ROM)デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性メモリは、電源の供給が停止さ
れた場合においてもそれ以前にストアされたデータを保
持しているタイプのメモリである。不揮発性メモリに
は、リードオンリメモリ(ROM)、プログラマブルリ
ードオンリメモリ(PROM)、消去可能プログラマブ
ルリードオンリメモリ(EPROM)、及び電気的消去
可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPRO
M)が含まれる。EPROMは紫外光を用いて消去さ
れ、EEPROMは電気信号を用いて消去される。EP
ROM及びEEPROMへのデータの書き込みには電気
信号が用いられる。従来技術に係るフラッシュEEPR
OM(”フラッシュ”という語は、全てのメモリセルあ
るいは複数個のメモリセルよりなるセクタが一度に消去
され得ることを示している)においては、メモリセルは
低閾値電圧を有するように同時に消去され、その後、個
別あるいはセルグループで、高い閾値電圧を有するよう
にプログラムされる。EPROM及びEEPROMは、
通常、再プログラミング可能な不揮発性メモリを必要と
するデータ処理システムにおいて用いられる。以下、本
明細書においては、記述を簡潔にするため、EEPRO
M及びEPROMをEPROMと総称して参照すること
にする。
【0003】EPROMの代表的なデバイス構造は、浮
遊ゲートポリシリコンを有するトランジスタである。代
表的な浮遊ゲート構造が図1に示されている。図1に示
されているように、浮遊ゲート10は、2つの絶縁体層
20及び60に挟まれており、基板30と通常の選択ゲ
ート電極40との間に配置されている。図1に示されて
いる構造はスタックトゲートメモリセルであり、スタッ
クトという術語は、浮遊ゲート10が基板のソース50
及びドレイン70部分上に積み重ねられていることを表
わしている。別のEPROM構造はスプリットゲート構
造であり、その場合には浮遊ゲートの一部がドレインに
のみ重なりを有し、ソースには重なりを有していないよ
うに配置されている。スプリットゲートEPROMデバ
イス構造はHongによる米国特許第5,394,220号
に記載されており、本発明の参照文献である。結果とし
て、EPROMにおいては、選択ゲート電圧は、その下
部に存在するチャネルにではなく、浮遊ゲートに対して
直列に容量結合されなければならない。
【0004】前述の構造に関しては、n型チャネルデバ
イス及びp型チャネルデバイスが存在する。n型チャネ
ルデバイスでは、ソース及びドレインがn型不純物によ
ってドーピングされており、基板はp型不純物によって
ドーピングされている。p型チャネルデバイスでは、ソ
ース及びドレインはp型不純物によってドーピングされ
ており、基板はn型不純物を含んでいる。シリコンある
いはシリコン−ゲルマニウム(SiGe)合金等のシリ
コンに基づく基板においては、p型不純物の一例はホウ
素であり、適切なn型不純物の例は砒素及びリンであ
る。
【0005】EPROMは、図1に示されているデバイ
スにバイアス電圧を印加することによってプログラムさ
れる。選択ゲート(以下、制御ゲートと呼称される)に
対して印加される電圧はVC、ドレインに印加される電
圧はVD、及びソースに印加される電圧はVSである。そ
れぞれの端子の間の電圧差、これらは通常バイアス電圧
と呼称されるが、以下のように指定される:例えば、V
CS=VC−VS。n型チャネルデバイスにおいては、書き
込みバイアスは、浮遊電極に対して負の電荷をさらに導
入するように用いられ、このことによってセルが書き込
まれる。しかしながら、電荷が注入された状態が”未書
き込み”状態として選択される場合には、浮遊電極に対
して負の電荷をさらに導入することはセルを消去するこ
とになる。より負に帯電(チャージング)した状態を作
り出すために用いられるバイアス条件は、チャージング
された状態を読み出したり、より正にチャージングした
状態を生成するために用いられるバイアス条件とは異な
っている。
【0006】書き込みバイアスは、通常、高い制御ゲー
ト−ソース間電圧(VCS)及び/あるいは高いドレイン
−ソース間電圧(VDS)である。プログラミング電圧
は、電子を前記デバイスのバルク側(チャネル80及び
/あるいはソース50及び/あるいはドレイン70)か
ら浮遊ゲート10へと移動させるのに充分な電圧であ
り、電子は浮遊ゲート10で捕捉され、そのために浮遊
ゲートをより負にチャージングする。電荷は浮遊ゲート
10において捕捉される。なぜなら、浮遊ゲート10が
絶縁体である酸化膜層60によって選択ゲート40か
ら、そして別の薄い酸化膜絶縁体層20によってドレイ
ン−ソース−基板領域から、それぞれ絶縁されているか
らである。電子が浮遊ゲートに捕捉される結果、閾値電
圧(VT)が所定の値へと上昇する。さらに、このプロ
グラミング電圧は正常の読み出しバイアス条件の範囲外
であり、そのために読み出しの際に不用意な書き込みは
生じない。
【0007】EPROMは、通常、浮遊ゲートを有する
トランジスタよりなるアレイを有している。与えられた
セルのVTは、読み出されてその論理値にデコードされ
る際に、センスアンプによって決定される。例えば、従
来技術に係る2値メモリにおいては、前述されているよ
うに書き込まれることによって実現された高いVTは、
論理1としてデコードされ、本来のVT(すなわち、浮
遊ゲート10に対して負の電荷を追加することによる書
き込みがなされていないデバイスのVT)は論理0とし
てデコードされる。浮遊ゲートが電気的に絶縁されてい
るために、セルは10年あるいはそれ以上の期間、プロ
グラミングされた状態あるいは消去された状態を保持す
ることが可能である。
【0008】負の電荷を浮遊ゲートに導入するために用
いられる一つの技法がチャネルホットエレクトロン注入
(CHEI)である。CHEIの目的は、チャネル中の
電子を充分に高エネルギーを有するように”ホット”に
して、酸化膜層20の伝導帯に注入し、それを追加させ
て浮遊ゲート10に到達させることである。CHEIに
おいては、浮遊ゲートをチャージングする電子電流(I
F)は、ソースからドレインへと流れる電子電流
(IDS)に起因する。IDSがゼロであるばあいにはIF
もゼロであり、その結果として、浮遊ゲートには負の電
荷は導入されない。
【0009】CHEIによって浮遊ゲートをチャージン
グするために充分な量の電荷を許容される時間内に生成
するためには、電子は、半導体と酸化膜との間の伝導帯
エネルギー障壁を克服するのに充分なだけ、デバイス内
において”加熱”されなければならない。シリコン/S
iO2界面の場合には、この障壁は約3.2eVであ
る。これらの”ホットエレクトロン”は、そのエネルギ
ー分布に、シリコン基板の結晶格子中での熱平衡状態に
おいて存在する場合よりも、高エネルギーのキャリアを
より多く含んでいるために”ホット”と呼称されてい
る。これらの”ホットエレクトロン”は、デバイス中の
電界及びポテンシャルエネルギードロップからエネルギ
ーを得る。
【0010】CHEIにおいては、ソース50からドレ
イン70へ移動する電子のうちのある割合(これらの電
子はIDSとして示されたドレイン−ソース間電流の一部
である)が、ソース−ドレイン間ポテンシャルドロップ
から、酸化膜界面において3.2eVのエネルギーを有
するために充分なエネルギーを獲得する。このエネルギ
ーを有するチャネルホットエレクトロンの一部分が酸化
膜層20の伝導帯に注入され、浮遊電極10へ伝達され
る。
【0011】ソースからドレインへ移動する電子は、本
質的にチャネル内における高電界ポテンシャルドロップ
によって制限される量のエネルギーを獲得する。チャネ
ル内の高電界ポテンシャルドロップは、通常、ソース−
ドレイン間バイアス(VDS)と、チャネル−ドレイン間
の組み込みポテンシャルとの総和よりも小さい。通常、
チャネル−ドレイン間の組み込みポテンシャルの値は
0.3Vを越えない。これらの値の総和はEmaxと呼称
される。
【0012】電子−電子散乱等の効果が存在しない場合
には、エネルギー変換は以下のように書き表わされる。
すなわち、電子は、ポテンシャルドロップEmaxを落下
する際に、最大で、Emaxと電荷素量(qと、qは電子
の電荷量をクーロンで表したものである)の積であるポ
テンシャルエネルギードロップ分のエネルギーを獲得す
ることができる。(ここでは、電気的ポテンシャルは単
位Vで表現されているものとしている。電子は、ポテン
シャルドロップVを落下すると、単位eVで表現される
エネルギー(q×V)を獲得する。)電子−電子散乱の
効果は、通常は重要ではない。なぜなら、電子の浮遊ゲ
ートへの注入に必要とされるエネルギーは3.2eVで
あり、電子−電子散乱によってこのエネルギー閾値を獲
得する電子は極めて稀であるからである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】現在、3.2Vという
値のVDSが、実際的な時間の間に浮遊ゲートを負にチャ
ージングする(以下、”書き込む”)ために用いられる
ことはない。実際的な書き込み時間は現在では約1ミリ
秒あるいはそれ以下である。実際のデバイスにおいて
は、チャネルにおける高電界ポテンシャルエネルギード
ロップが、必要とされる3.2eVあるいはそれ以上の
値となるためには、少なくとも5Vが用いられなければ
ならない。より短い書き込み時間が望まれる場合には、
さらに高い電圧が必要とされる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、EPROM及
びEEPROM等の電気的にプログラミング可能なメモ
リデバイス、及び、チャネル起因二次電子注入(channe
l initiated secondary electron injectionと、CIS
EI)を用いてこれらのデバイスにおいて浮遊ゲートを
負にチャージングする方法に関するものである。CIS
EIにおいては、CHEIと同様、浮遊ゲートをチャー
ジングする電流IFは、ソースからドレインへの電子電
流に起因しており、IDSがゼロの場合にはIFもゼロと
なる。しかしながら、本発明に係るプロセスによって生
成されるCISEIの量は、デバイスに対して5V未満
のVDSが印加された場合に約1ミリ秒あるいはそれ以下
の時間で浮遊ゲートをチャージングするのに充分であ
る。これは、CISEIによって生成される高エネルギ
ー電子の数が電位差VD−VSによって制限されていない
からである。CISEIは、衝突電離帰還によって加熱
される二次電子を用いている。本発明の望ましい実施例
においては、VDSは約3.3V未満である。
【0015】本発明においては、二次電子が、従来技術
に係るデバイスにおいてよりもはるかに高頻度で衝突電
離期間によって加熱される環境が生成される。このプロ
セスは、デバイスのチャネル中での衝突電離によって開
始される。チャネル中の電子の流れに平行ではない電界
及びポテンシャルエネルギードロップ(以下、総称し
て”フィールド”と示される)が、デバイス中でこの目
的のために用いられる。説明を簡潔にするために、これ
らのフィールドは垂直電界と呼称される。これらのフィ
ールドの例は、基板−ドレイン間のフィールドであり、
また、基板とドレイン端近傍の酸化膜界面との間のフィ
ールドである。これは、従来技術に係るデバイスが、チ
ャネル中の電子の流れに平行な方向の電界及びポテンシ
ャルドロップからエネルギーを得ていたこととは異なる
ものである。
【0016】本発明の一実施例においては、垂直電界及
びポテンシャルエネルギードロップが、デバイス中で、
基板に負の電圧(VB)を印加することによって増大さ
せられる。浮遊ゲートに負の電荷を導入することが望ま
れる(例えば浮遊ゲートに書き込むことが望まれる)場
合には、ドレインがソースに対して(VDS)約1.1V
から約3.3Vに、同時に基板がソースに対して
(VBS)約−0.5Vから約−3Vに、それぞれバイア
スされることが望ましい。より望ましい実施例において
は、VS=0V、1.1V≦VD≦3.3V、及び−3V
≦VB≦−0.5Vである。
【0017】本発明の別の実施例においては、ドレイン
−チャネル及びドレイン−基板接合近傍の垂直電界が、
デバイス構造を改良することによって、従来技術に係る
EPROMよりも増大させられている。この目的を実現
するために、数多くの相異なった手段が企図されてい
る。例えば、基板の不純物濃度が、ドレイン−基板接合
近傍において増加させられている。別の実施例において
は、ゲート酸化膜厚が約10nmあるいはそれ以下であ
り、浅いドレイン接合が、酸化膜界面から約0.1μm
あるいはそれ以下のところに存在している。このことに
よってデバイス中の垂直電界が増大させられ、CISE
Iにおける帰還加熱プロセスを加速し、チャネルに平行
な方向の電界を増大させる。この電界の増大によってチ
ャネルエレクトロンが衝突電離を起こす割合が増大す
る。これがCISEIを開始するメカニズムである。さ
らに、浅い接合は、二次電子が酸化膜表面に到達するま
でに移動しなければならない距離を短くする。酸化膜障
壁までに二次電子が移動しなければならない距離が短け
れば短いほど、二次電子が酸化膜障壁を飛び越えて浮遊
ゲートをチャージングするために充分なエネルギーを保
持している確率が大きくなる。
【0018】本発明のさらに別の実施例においては、デ
バイスのチャネル、ソース、及びドレインが形成される
活性領域が、シリコンよりも狭いバンドギャップを有す
る材料から形成されている。より狭いバンドギャップを
有する材料は衝突電離についてのより低い閾値エネルギ
ーを有しており、その結果、与えられたVDSにおいて
は、これらのより低いバンドギャップを有する材料にお
いてはシリコンよりもチャネル衝突電離及び衝突電離帰
還がより起こりやすくなる。この目的に適した材料の一
例は、シリコンとゲルマニウムとの合金である。2つの
材料間でのバンドギャップの不連続が価電子帯のみで起
こり、伝導帯では起こらないことが望ましい。本発明の
利点が前記複数個の実施例のそれぞれによって個別に達
成されることが企図されているが、デバイス構造に対す
るこれらの改良がデバイスへの、書き込み時の基板バイ
アス電圧の印加と組み合わせて用いられることが望まし
い。しかしながら、別の実施例では、接合深さが約0.
05μm以下で、n型不純物濃度が少なくとも約5×1
019cm-3のドレインを有し、p型不純物濃度が少なく
とも約2×1018cm-3のドレインハロ領域を有し、及
び浮遊ゲートと基板との間のゲート酸化膜厚が約10n
m以下のデバイスが、約1.1Vから約3.3Vの間の
VDが印加された場合に、VBSがゼロの場合においても
浮遊ゲートが1ミリ秒あるいはそれ以下の時間で負にチ
ャージングされるのに充分な垂直電界を実現することが
示されている。
【0019】本発明に係る方法においては、EPROM
あるいはEEPROMが、書き込み時にのみEEPRO
Mに対して負の基板−ソース間バイアス電圧(VBS)を
印加することによって、CISEIを用いて書き込まれ
る。一実施例においては、VBSは約−0.5Vから約−
3Vの間である。書き込み時にデバイスに印加されるV
DSは5V未満である。VDSは約1.1Vから約3.3V
の間にあることが望ましい。また、VCSが10V以下で
あることが望ましい。本発明の望ましい実施例において
は、浮遊ゲートは、制御ゲート電圧、VCS、がVDS以下
の場合に、約1ミリ秒あるいはそれ以下の時間で負にチ
ャージングされる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、浮遊ゲートに対して負
の電荷を導入する目的でCISEIを利用し、それによ
って”書き込み”を行なう、EPROM等の浮遊ゲート
を有するデバイスを企図している。本明細書において
は、記述を簡潔にする目的で、浮遊ゲートへの負の電荷
の導入を、EPROMを書き込むという表現で指し示
す。しかしながら、EPROMは、プログラマブルな電
荷蓄積素子であるために、単に”チャージングされた”
状態及び”チャージングされていない状態”以外に、よ
り一般的なアプリケーションを有している。例えば、単
一のセルに対して、2以上の相異なった電荷レベルがス
トアされ、読み出され、及びデコードされうる。アナロ
グ信号も連続的な電荷レベルとしてストアされうるもの
であり、EPROMがニューラルネットワークアプリケ
ーション及びアナログデータストレージとして用いられ
ることを可能にする。さらに、浮遊ゲートの電荷レベル
を修正する目的で、付加的な電荷が導入されうる。この
種の修正は、電荷レベルがFowler-Nordheimトンネリン
グ消去によって設定される場合に必要になりうる。それ
ゆえ、本明細書においては、”書き込みパルス”という
語は、通常1秒未満の時間期間の間にEPROMのドレ
イン、ソース、制御ゲート及び基板に対して、浮遊ゲー
トへ負の電荷を追加する目的で印加される電圧の組を表
わすことと定義する。”書き込み”及び”書き込み動
作”は、ここに定義した書き込みパルスの実行を記述す
るために用いられる。本発明は、EPROMをCISE
Iを用いて書き込む方法をも企図している。CISEI
は、3つの連続した事象の組み合わせである。第一に、
チャネルホットエレクトロン、e1、がドレインに注入
され、低エネルギーのエレクトロン−ホール対(e2、
h2)を生成する。チャネルエレクトロンによって担わ
れる電流はIe1によって表現される(これはソース−ド
レイン間電流IDSにほぼ等しい)。衝突電離によって発
生させられた電子、e2、及び正孔、h2、によって担
われる電流は、それぞれIe2及びIh2として表わされ
る。これら電流間の関係は、次式によって規定される: Ih2=Ie2=M1×Ie1 正孔、h2、は、ドレイン−基板領域における電界によ
って加熱され、基板に注入されて再び衝突電離を生じ、
電子−正孔対(e3、h3)が生成される。電子e2は
ドレインを去るが、通常(約5V未満のVDSの場合に
は)、浮遊ゲートをチャージングするために必要なSi
/SiO2伝導帯障壁を越えるのに充分なエネルギーを
有してはいない。h2正孔の衝突電離によって生成され
たe3電子によって担われる電流はIe3で示される。I
e3とh2正孔電流との間の関係は、以下の式によって規
定される: Ih3=Ie3=M2×Ih2
【0021】e3電子は、ドレインに注入されて酸化膜
界面へ拡散していくか、あるいは垂直方向のポテンシャ
ルドロップ中を落下して酸化膜界面に達するかのいずれ
かである。いずれの場合においても、電子のうちのある
ものは酸化膜障壁を乗り越えるのに充分な量のエネルギ
ーを有しており、また、浮遊ゲートへ注入されるような
位置に存在する。このプロセスは、え3電子による衝突
電離へと継続し、その後、連続的に電子−正孔対(e
4、h4と、e5、h5と、等々)が生成される。記述
を簡潔にするために、e2、e3、e4等は”二次電
子”と総称される。e2、e3、e4等及びh2、h
3、h4等の生成をもたらすその他の電子−正孔衝突電
離事象を含む前述のプロセス全体が、”衝突電離帰還”
と呼称されるものである。このプロセスによる二次ホッ
トエレクトロン生成は、”衝突電離帰還による加熱”と
呼称される。
【0022】前述されているように、これら二次電子の
電流(Ie2、Ie3等)は、その直前における二次正孔の
生成による電流に、例えばIe3=M2×Ih2というよう
に、係数によって関連付けられている。デバイスがブレ
ークダウンするようにはバイアスされていない場合(す
なわち、|M1|≧1、|M2|≧1等)には、浮遊ゲー
トは主としてe3電子によって書き込まれる。通常、本
発明に係るデバイスは、約9V以上のVDSを印加するこ
とによってブレークダウン状態にバイアスされるが、こ
のブレークダウン閾値は、ドレイン−基板接合のドーピ
ング濃度を増大させることによって低下させられうる。
【0023】デバイスからのe3電子による総電流は、
ソース−ドレイン間電流(IDS)、M1、及びM2の積で
ある。ゲート電流、IG、は、この積の一部、T、であ
る。このTには、与えられたe3電子が酸化膜界面に到
達する確率、それが界面に到達した後に酸化膜伝導帯障
壁を乗り越える確率、及びそれが酸化膜伝導帯障壁を乗
り越えた後に浮遊ゲート電極に到達する確率、が含まれ
る。この数学的関係式に基づいて、浮遊ゲート電流、I
F、は、積(IDS)×(M1)×(M2)×(T)で表わ
される。
【0024】EPROM及びこれらのデバイスを製造す
る方法は問う業者には公知である。本発明は、上記望ま
しい効果を達成する目的での、EPROMをバイアスす
る方法及び従来技術に係るn型チャネルEPROM及び
EEPROM構造への修正を企図するものである。EP
ROMあるいはEEPROM全体を製造する方法は本明
細書においては議論されない。従来技術に係るEPRO
Mの構造に対して望ましい変更を加えるために用いられ
る手段は記述される。
【0025】本発明に係るデバイスは、数多くの点で、
衝突電離帰還による加熱の効果の増大を示している。例
えば、本発明に係るEEPROMは、図2に示されてい
るようなものである。図2に示されたEEPROMは、
2層ポリシリコンよりなるスタックトゲート構造のMO
SFET(金属−酸化膜−半導体構造の電界効果トラン
ジスタ)である。図2に示されたEEPROMは、従来
技術に係るEEPROMにおいて見い出されるのと同
様、基板100、ソース領域110、ドレイン領域12
0、チャネル130、浮遊ゲート140、及び制御ゲー
ト160を有している。浮遊ゲート140は、基板10
0と制御電極160とから、それぞれ第一シリコン酸化
膜層150及び第二シリコン酸化膜層170とによって
電気的に分離されている。第一シリコン酸化膜層150
は、電子がFowler-Nordheim(FN)トンネリングある
いはホットエレクトロン注入によって通過できるように
充分に薄い、すなわち約100オングストロームあるい
はそれ以下の厚さを有している。
【0026】ソース領域110は電源(VS)175に
接続されており、ドレイン領域120は電源(VD)1
76に接続されている。制御電極160は電圧ジェネレ
ータ(VC)177に接続されており、基板100は電
源(VB)178に接続されている。CISEIメカニ
ズムを用いて電子を浮遊ゲート140に注入するには、
デバイスに対して、1.1V≦VDS≦3.3Vと、か
つ、−3V≦VBS≦−0.5Vと、のバイアスが印加さ
れることが望ましい。一実施例においては、ソース電圧
は基準となる0Vとされている。
【0027】浮遊ゲートを負にチャージングするために
必要とされるVCSの値が、浮遊ゲートと制御ゲートとの
間の容量結合に依存していることは当業者には明らかで
ある。これは、浮遊ゲートと制御ゲートとの間の絶縁体
層の構造及び形状、さらには浮遊ゲート及び制御ゲート
それら自体の構造及び形状に依存している。本発明に係
るデバイス及びプロセスにおいては、VDS及びVBSが前
述された範囲にある場合には、制御ゲートに印加される
電圧が10V以下であることが望ましい。一実施例にお
いては、VCSはVDS以下である。図2に示されているデ
バイスは、以下の条件下で動作されることが望ましい: VD : 約1.1Vから約3.3V VS : 0V VC : ≦VD VB : 約−0.5Vから約−3V
【0028】前述の実施例においては、最小のVD(約
1.1V)は、シリコンの、温度に依存したバンドギャ
ップエネルギーの値にほぼ等しい。それゆえ、図2に示
されたデバイスのチャネル領域130あるいはドレイン
領域120において衝突電離を生じさせるためには、チ
ャネル内の電子が少なくともこのポテンシャルに到達し
ていなければならない。本発明の出願者は特定の理論に
囚われることを望まないが、前述されているような
VD、VS、及びVBの間の関係に起因する正のバイアス
のために、前述された二次電子、e2、はVDによって
ドレインを離れ、二次正孔、h2、は、デバイスのドレ
イン−基板間空乏層領域へ拡散していってそこをドリフ
トによって通過することにより、基板100に戻る。こ
の空乏層領域は、ドレイン120と基板100との間の
境界に存在する。正孔、h2、は、VDSの値ととVBSの
値との間の正の差に起因するドレイン−基板間ポテンシ
ャル差によってより高いエネルギーへと加熱され、それ
がh2正孔の衝突電離を促進する。この衝突電離に起因
する電子は、正のVDS−VBSバイアスのためにドレイン
へ戻ってさらにドレインと基板との間のポテンシャルド
ロップによって加熱されるか、あるいはチャネル130
に戻って、チャネル内の、VBSによって増大させられて
いる垂直ポテンシャルドロップによってさらに加熱され
る。
【0029】本発明の別の実施例が図3に示されてい
る。この実施例においては、ドレイン−基板間接合、1
65、におけるp型不純物の最大濃度は、少なくとも約
5×1017cm-3である。適切なp型不純物の例はホウ
素である。このp型不純物のドーピングが、ドレイン−
基板間接合において比較的高く、基板の酸化膜界面近傍
のチャネル領域及び基板の他の領域においては低いこと
が望ましい。チャネルにおけるp型不純物濃度を増大さ
せる方法の一例は、”ハロ”注入あるいは”pポケッ
ト”注入と呼称される方法である。pポケット注入をデ
バイスの基板/ドレイン境界領域に導入するプロセス例
はY.Oshimaらによる"Process and Device Technologies
for 16Mbit EPROMs with Large-tilt-angle Implanted
P-Pocket Cell"(IEDM Tech. Dig.,90, pp.95-98(199
0))に記載されており、これは本発明の参照文献であ
る。ドレイン/基板領域における少なくとも約5×10
17cm-3のp型不純物濃度は、ドレインと基板との間に
正のバイアスが印加された場合に、ドレインと基板との
間の境界に生成される電界を増大させる。この増大させ
られた電界は、M1、M2、M3等々及びTを増大させ、
浮遊ゲートへの注入電流、IF、を増大させる。この構
造のEEPROMは、以下の条件下で1ミリ秒以下の時
間で浮遊ゲートに書き込みがなされる:VS=0と、VB
=−2.5と、VC=2.5と、及び、2.5≦VD≦
3。
【0030】本発明に係るEEPROMの別の実施例が
図4に示されている。図4に示されたEEPROMにお
いては、ドレイン領域230のドーピングプロファイル
が修正されており、酸化膜界面下で0.1μm未満のド
レイン−基板間接合が形成されている。この浅いドレイ
ン−基板間接合が短いe3冷却距離を実現し、このこと
によって電子が浮遊ゲートに注入される確率Tを増大さ
せる。この実施例に係るEEPROMのドレインは、他
のデバイスと同様に標準的なn型不純物、例えば砒素及
びリン、によってドーピングされている。ドレイン領域
の最小不純物濃度が約5×1019cm-3であることが望
ましい。
【0031】本発明に係るEEPROMの別の実施例が
図5に示されている。この実施例においては、基板領域
400が2つの相異なった材料から形成されている。下
部の領域はp型シリコン401であり、これは従来技術
に係るEEPROM基板材料である。デバイスの活性領
域402は、バルクシリコンよりも小さいバンドギャッ
プを有するシリコン合金から形成されている。このデバ
イスは前述されているものと同様にバイアスされる。適
切な合金材料には、シリコン−ゲルマニウム合金(Si
Ge)が含まれる。n型ドレイン430及びソース領域
410は、p型SiGe領域402に形成される。Si
Ge領域402は、ドレイン接合の下側で少なくとも約
0.02μmの深さまで延在している。シリコン基板と
デバイス活性領域内のシリコン合金との間のバンドギャ
ップの不連続が価電子帯に存在することが望ましい。S
iGe領域402がドレイン領域430とチャネル48
0の一部であって、ソース領域410には存在しない、
という場合も企図されている。
【0032】本発明に係るデバイスは、電子の基板への
注入を実現するためにドレイン−基板間バイアスを用い
ているため、単一のデバイスあるいは特定のデバイスブ
ロックへの基板電圧を変化させることによって、選択的
にイネーブルされたりディセーブルされたりすることが
可能である。例えば、図6に示されたEEPROMセル
アレイ600においては、セルアレイが2つのブロック
601及び602に分割されている。特定のブロックへ
の基板接続610が、それぞれブロック601及び60
2に関して、ブロック選択611及び612に対して共
通に接続されている。ブロック選択611及び612は
互いに電気的に分離されており、従って、一ブロック内
の基板電圧を他方のブロック内の基板電圧とは異なって
いるように変調することが可能である。ブロック601
及び602は、図においては各々12個のEEPROM
セル600を有するように描かれているが、破線によっ
て示されているように、より多くのセルがアレイ内に組
み込まれることも可能である。
【0033】EEPROMセルアレイは、3つの列、6
20、621、及び622に配列されている。各々の列
に属するセルは、それぞれワード線630、631、及
び632によって選択される。各々のワード線には、電
流帰還路となる接地されたソースノード640、64
1、及び642がそれぞれ対応している。各々の行64
5に属するセル600のドレイン644は、ビット/デ
ータ線650に接続されている。
【0034】ソース電位を基準となる0Vとした場合に
図6のセルアレイを従来技術に係る書き込みモードで動
作させるためには、一本のワード線(ワード線はアレイ
中のセルの制御電極に電圧を供給する)に対して、約1
2Vから約20Vという非常に高い値にセットされた制
御ゲート−基板間電位VCBを供給する。プログラムされ
る(すなわち、浮遊ゲートがチャージングされること)
ことが望まれるセルのビット線には、約6Vから約18
Vの電圧が供給される。この配置においては、電圧が2
つあるいはそれ以上のビット線に供給される場合には、
選択されたビット線と選択されたワード線との交点に位
置する全てのセルがプログラミングされる。この種の配
置においては、セルを選択しない方式は存在しない。本
発明に係るデバイスは、基板電位が−0.5Vあるいは
それ以上になった場合にのみプログラミングされるた
め、特定のブロック内のセルを、その選択されないセル
が存在するブロックに対する基板電位を上昇させる(す
なわちより正の値にする)ことによって、選択されない
ようにすることが可能である。
【0035】本発明に係るデバイス及びプロセスは、浮
遊ゲートに対して負の電荷を導入することによってセル
を”書き込む”という観点から記述されてきているが、
単に論理を反転して、チャージングされないあるいはわ
ずかしか負にチャージングされない浮遊ゲートが論理1
に係るものとし、浮遊ゲートへの負の電荷の導入が浮遊
ゲートを”消去する”というようにすることが可能であ
ることが、当業者には明らかである。図6を参照する
と、ブロック601が消去されるべきであってブロック
602が消去されるべきではない場合には、ブロック6
01に対するブロック選択線の電圧を−0.5Vから約
−3Vの範囲にし、ブロック602に対するブロック選
択線の電圧を−0.5Vよりも高くする。このような状
況下では、セルが選択されたワード線に高電圧レベルが
印加されると、ブロック601内のセルのみが消去され
る。
【0036】本発明に係るプロセスにおいては、EEP
ROMが書き込まれる際にVBSが基板に印加される。V
BSが約−0.5Vから約−3Vの間に、VDSが約1.1
Vから約3.3Vの間にあることが望ましい。このこと
によって、前述されているような様式で、CISEIの
効率が増大する。EEPROMの浮遊ゲートへの電子注
入効率は、種々の技法を用いて測定される。一技法にお
いては、制御ゲートが電気的に浮遊ゲートに接続される
(すなわち短絡される)。このことにより、浮遊ゲート
の電位が制御ゲートの電位に固定される。本来なら浮遊
ゲートをチャージングする電流が、制御ゲート電極に掃
き出される。よって、制御ゲートの電流を測定すること
が、電子の浮遊ゲートへの注入を直接測定することにな
る。この方法を拡張することにより、スタックトゲート
EEPROMに関する情報が、短絡された浮遊ゲートを
有するスタックトゲートEEPROMと電気的には同様
の構造を有する通常のMOSFETを用いて得られるよ
うになる。以下に説明される図面は、既に列挙されたC
ISEIのいくつかの側面を例示する、複数個のMOS
FET構造のゲート電流の測定結果及びシミュレーショ
ンを含んでいる。
【0037】例えば、図7に示されているのは、0.5
μmのゲート長を有し0.05μmのドレイン/ソース
接合深さを有するMOSFET(図2に示されているデ
バイスから領域160及び170を除去し、浮遊ゲート
140がゲート電極として機能するデバイス)のゲート
−ソース間バイアスが4Vの際のゲート電流IGの基板
バイアス(VBS)及びドレイン−ソースバイアス
(VDS)依存性である。これのデバイスは、約50オン
グストロームの厚さを有するゲート酸化膜を有してい
る。これらのデバイスは、VBSが0Vから−3Vへと低
下すると、IGが指数関数的に増大することを示してい
る。
【0038】図8には、チャネル長0.4μm、ドレイ
ン/ソース接合深さが約0.07μm、及びゲート酸化
膜が約60オングストロームのMOSFETデバイスの
IGがVBSの関数として示されている。効率的な書き込
み(例えば、浮遊ゲートへ所定量の負の電荷を1ミリ秒
未満の時間で導入することが必要とされている)のため
に、約10-12Aから約10-10Aのゲート電流が必要と
される。図8に示されているように、VGSが2Vの場合
には、望ましい範囲のゲート電流はVBS=0V及び3.
5V以下のVDSに関しては得られていない。しかしなが
ら、VBSが約−1Vから約−3Vに低下させられると、
必要とされるIGが、約2.2Vから約3VのVDSに関
して得られている。VBSが低下すると、所定のIGを得
るために必要とされるVDSの大きさが低下する。
【0039】図9は、ドレイン−基板間接合における基
板不純物濃度を上昇させた結果であるホウ素のハロを有
するMOSFETデバイスのVDSとIGとの間の関係を
示すグラフである。このデバイスは0.4μmのチャネ
ル長を有し、ドレイン/ソース接合深さが約0.07μ
mである。所定の効果を達成するための、ドレイン−基
板間接合におけるホウ素の濃度は約1018cm-3であ
る。図9は、VGSが2Vの場合に、基板バイアスを印加
したデバイスが前述されているような受容されうるレベ
ルのゲート電流を、基板バイアスが印加されていないデ
バイスよりもはるかに低いVDSにおいて実現しているこ
とを示している。さらに、ホウ素のハロを有するデバイ
スが、同一のソース電圧でバイアスされたホウ素のハロ
を有さないデバイスよりも、より低いVDSにおいて受容
されうるレベルのゲート電流を有することをも示してい
る。
【0040】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
もので,この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。
【0041】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、チ
ャネル起因二次電子注入(channel initiated secondar
y electron injectionと、CISEI)を用いてEPR
OM及びEEPROMの浮遊ゲートを負にチャージング
する方法及びそのメカニズムを用いて5V未満の低いド
レイン−ソース間バイアス電圧で書き込むことが可能な
EPROM及びEEPROMが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術に係るフラッシュメモリセルの一例
を示す断面図。
【図2】 基板にバイアス電圧が印加された場合のフラ
ッシュメモリセルを示す断面図。
【図3】 ドレイン−基板間接合にp型に高濃度にドー
ピングされた領域を有するフラッシュメモリセルを示す
断面図。
【図4】 浅いドレインエクステンションを有するフラ
ッシュメモリセルを示す断面図。
【図5】 p型にドーピングされたシリコン上にp型に
ドーピングされたSiGe層を有する二層構造の基板を
有するフラッシュメモリセルを示す断面図。
【図6】 本発明に係るEPROMアレイを模式的に示
す図。
【図7】 チャネル長0.5μmのMOSFETにおけ
る、種々の基板バイアス(VB)条件下でのゲート電流
とVDSとの関係を示すグラフ。
【図8】 ゲート長0.4μm、ゲート酸化膜厚約60
オングストロームのMOSFETにおける、種々の基板
バイアス(VB)条件下でのゲート電流とVD Sとの関係
を示すグラフ。
【図9】 ドレイン−基板接合部にホウ素がドーピング
されたハロを有するMOSFETにおける、種々の基板
バイアス(VB)条件下でのゲート電流とVD Sとの関係
を示すグラフ。
【符号の説明】
10 浮遊ゲート電極 20 酸化膜層 30 基板 40 制御ゲート電極 50 ソース 60 絶縁体層 70 ドレイン 80 チャネル 100 基板 110 ソース 120 ドレイン 130 チャネル 140 浮遊ゲート電極 150 酸化膜層 160 制御ゲート電極 165 ドレイン−基板間接合 170 絶縁体層 230 ドレイン 260 400 基板領域 401 p型シリコン 402 活性領域:SiGe 410 ソース 430 ドレイン 480 チャネル 600 セル 601、602 ブロック 610 基板接続 611、612 基板選択線 620、621、622 列 630、631、632 ワード線 644 ドレイン 645 行 650 ビット/データ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/115 (72)発明者 ケヴィン ジョン オコナー アメリカ合衆国,08833 ニュージャージ ー,レバノン,クリスタル ドライブ 1 (72)発明者 マーク リチャード ピント アメリカ合衆国,0960 ニュージャージ ー,モーリスタウン,マックス ドライブ 21−11ビー

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成されたn型チャネル半導体
    デバイスにおいて、 前記基板に形成されたソース領域及びドレイン領域と、 前記基板上に堆積させられた誘電体層と、前記誘電体層
    上に形成された浮遊ゲート電極と、ここで、前記浮遊ゲ
    ート電極の少なくとも一部は前記ドレイン領域上に重な
    りを有するように配置されている前記浮遊ゲート電極の
    表面上に形成された第二の誘電体材料と、前記第二誘電
    体材料上に形成された制御ゲート電極と、 約−0.5ボルトあるいはそれ以上の負の値を有する負
    の基板−ソース間バイアス電圧(VB−VS)を印加する
    手段及び約1.1ボルトから約3.3ボルトのドレイン
    −ソース間バイアス電圧(VD−VS)を当該デバイスに
    印加する手段を含む、前記浮遊ゲートを負にチャージン
    グする帯電させる手段と、を有することを特徴とする半
    導体デバイス。
  2. 【請求項2】 前記基板と前記ソースとの間の前記バイ
    アスが、前記浮遊ゲートへのチャージングの際に約−
    0.5Vから約ー3Vの間にあることを特徴とする請求
    項第1項に記載の半導体デバイス。
  3. 【請求項3】 前記制御ゲートと前記ソースとの間のバ
    イアスが約10ボルト未満であることを特徴とする請求
    項第1項に記載の半導体デバイス。
  4. 【請求項4】 前記浮遊ゲート電極をチャージングする
    際に、前記ソース電圧が約0ボルトであり、前記ドレイ
    ン電圧が約1.1ボルトから約3.3ボルトであり、前
    記基板電圧が約−0.5ボルトから約−3ボルトである
    ことを特徴とする請求項第3項に記載の半導体デバイ
    ス。
  5. 【請求項5】 前記制御ゲート電圧が前記ドレイン電圧
    より低いことを特徴とする請求項第4項に記載の半導体
    デバイス。
  6. 【請求項6】 前記基板がシリコン−ゲルマニウムより
    なる領域を有することを特徴とする請求項第1項に記載
    の半導体デバイス。
  7. 【請求項7】 前記ドレインが前記シリコン−ゲルマニ
    ウム領域に形成されており、前記ソースがシリコン−ゲ
    ルマニウム領域に形成されていないことを特徴とする請
    求項第6項に記載の半導体デバイス。
  8. 【請求項8】 前記ソース及びドレインが前記シリコン
    −ゲルマニウム領域に形成されていることを特徴とする
    請求項第6項に記載の半導体デバイス。
  9. 【請求項9】 前記デバイスがスタックトゲートn型チ
    ャネルデバイスであることを特徴とする請求項第1項に
    記載の半導体デバイス。
  10. 【請求項10】 n型チャネル半導体デバイスにおい
    て、 基板に形成されたソース領域及びドレイン領域と、 前記基板上に堆積させられた誘電体層と、 前記誘電体層上に形成された浮遊ゲート電極と、ここ
    で、前記浮遊ゲート電極の少なくとも一部は前記ドレイ
    ン領域上に重なりを有するように配置されている前記浮
    遊ゲート電極の表面上に形成された第二の誘電体材料
    と、 前記第二誘電体材料上に形成された制御ゲート電極と、 当該デバイスに対して約1.1ボルトから約3.3ボル
    トのドレイン−ソース間バイアスを印加する接続と、を
    有しており、前記デバイスが約0.05μmあるいはそ
    れ以下のドレイン接合深さを有し、前記ドレインにおけ
    るn型不純物濃度が少なくとも約5×1019cm-3であ
    り、前記ドレイン−基板間接合におけるp型不純物濃度
    が少なくとも約2×1018cm-3であり、及び、前記浮
    遊ゲートと前記基板との間の前記誘電体層の膜厚が約1
    0nmあるいはそれ以下であることを特徴とする半導体
    デバイス。
  11. 【請求項11】 ソース、ドレイン、制御ゲート、浮遊
    ゲート、及び基板を有するメモリセルのn型チャネル浮
    遊ゲートをチャージングする方法において、 前記ドレインと前記ソースとの間に約1.1ボルトから
    約3.3ボルトの正のバイアスを生じさせる目的で前記
    セルの前記ドレイン端子に電圧を印加する段階と、 前記基板と前記ソースとの間に少なくとも約−0.5ボ
    ルトの負のバイアスを生じさせる目的で前記基板に負の
    電圧を印加する段階と、を有することを特徴とする半導
    体デバイス動作方法。
  12. 【請求項12】 前記基板と前記ソースとの間の前記負
    のバイアスが約−0.5ボルトから約−3ボルトである
    ことを特徴とする請求項第11項に記載の半導体デバイ
    ス動作方法。
  13. 【請求項13】 前記ソースに印加される電圧が0であ
    り、前記基板に印加される電圧が約−0.5ボルトから
    約−3ボルトであり、前記制御ゲートに印加される電圧
    が約10ボルト未満であり、前記ドレインに印加される
    電圧が約1.1ボルトから約3.3ボルトであることを
    特徴とする請求項第11項に記載の半導体デバイス動作
    方法。
  14. 【請求項14】 前記制御ゲートに印加される電圧が前
    記ドレインに印加される電圧と等しいかあるいはそれ未
    満であることを特徴とする請求項第13項に記載の半導
    体デバイス動作方法。
  15. 【請求項15】 浮遊ゲートメモリセルアレイにおい
    て、 基板に形成されたソース領域及びドレイン領域と、 前記基板上に堆積させられた誘電体層と、 前記誘電体層上に形成された浮遊ゲート電極と、 前記浮遊ゲート電極の表面上に形成された第二の誘電体
    材料と、 前記第二誘電体材料上に形成された制御ゲート電極と、
    を各々有する少なくとも2つのセルと、 少なくとも約0.5ボルトの負の基板−ソース間バイア
    ス電圧を前記基板に対して印加する接続と、から構成さ
    れており、 前記セルのうちの少なくとも一方のセルの前記基板が第
    一選択に電気的に接続され、かつ、前記セルのうちの少
    なくとも一方のセルの前記基板が第二選択に接続され、
    前記第一選択及び前記第二選択が互いに電気的に分離さ
    れていることを特徴とする半導体デバイス。
  16. 【請求項16】 前記アレイ中の前記各々のセルの前記
    ドレインと前記ソースとの間のバイアスが約1.1ボル
    トから約3.3ボルトであり、前記アレイ中の前記各々
    のセルの前記基板に対して印加される前記基板−ソース
    間バイアス電圧が前記浮遊ゲートにチャージングする際
    に約−0.5ボルトから約−3ボルトであることを特徴
    とする請求項第15項に記載の半導体デバイス。
  17. 【請求項17】 前記アレイ中の前記各々のセルの前記
    ソースに印加される電圧が約0ボルトであり、前記アレ
    イ中の前記各々のセルの前記ドレインに印加される電圧
    が約1.1ボルトから約3.3ボルトであり、前記浮遊
    ゲートをチャージングする際に前記基板電圧が約−0.
    5ボルトから約−3ボルトであることを特徴とする請求
    項第16項に記載の半導体デバイス。
  18. 【請求項18】 前記制御ゲートに印加される電圧が約
    10ボルト未満であることを特徴とする請求項第17項
    に記載の半導体デバイス。
  19. 【請求項19】 前記制御ゲートに印加される電圧が約
    1.1ボルトから約3.3ボルトであることを特徴とす
    る請求項第18項に記載の半導体デバイス。
  20. 【請求項20】 前記制御ゲートに印加される電圧が前
    記ドレインに対して印加される電圧と等しいかあるいは
    それ未満であることを特徴とする請求項第19項に記載
    の半導体デバイス。
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