JPH0833045B2 - 開閉式屋根 - Google Patents

開閉式屋根

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JPH0833045B2
JPH0833045B2 JP1109559A JP10955989A JPH0833045B2 JP H0833045 B2 JPH0833045 B2 JP H0833045B2 JP 1109559 A JP1109559 A JP 1109559A JP 10955989 A JP10955989 A JP 10955989A JP H0833045 B2 JPH0833045 B2 JP H0833045B2
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fixed
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健一 杉崎
肇 中島
敏彦 平間
廣毅 村本
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Shimizu Construction Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Shimizu Construction Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、屋根を架設すべき対象が、特にスタジアム
などのような大規模空間である場合に好適な開閉式屋根
に関するものである。
「従来の技術」 開閉式の屋根は、屋外の開放感や陽光、新鮮な空気等
を得られ、かつ雨天による弊害をも排除できるといった
相反する要求を満たすことが可能で、既に様々な構成の
ものが提供あるいは提案されている。
例えば、第5図及び第6図に示す開閉式屋根は、スタ
ジアム1の外野スタンドを覆う固定屋根2と、グランド
上方を覆う二枚の平行移動屋根3、4と、内野スタンド
を覆う旋回屋根5とから構成され、全開時においては、
平行移動屋根3、4が外野スタンド側へ走行移動して固
定屋根2の上に引き込まれ、旋回屋根5がグルッと旋回
して固定屋根2の内側に格納されることで、グランド上
方が開放されるようになっている。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上記従来の開閉式屋根においては、屋
根を開閉できる点で初期の目的は達成されるものの、以
下のような欠点を備えている。
即ち、第6図に示すように、屋根を構成する固定屋根
2、平行移動屋根3、4、旋回屋根5が、屋根全体を平
行かつ垂直方向に分割する形態で構成されているため、
(i)全閉時における固定屋根2、平行移動屋根3、
4、旋回屋根5の安定性に欠け、開閉時の走行安定性を
得にくいこと、(ii)全開時における平行移動屋根3、
4の引込・引出長さが大きいこと、(iii)全閉時には
各屋根の内面が段差を形成するので内部から見上げた場
合に非常な圧迫感を与えること、(iv)全開時には各屋
根が外野スタンドの上方へ積み重なるので内部からの屋
根の見えかたに圧迫感が感じられること、(v)特に、
内野スタンドから外野方向を眺めると非常な圧迫感があ
り、全開したことによる解放効果を十分に享受できない
こと、などの種々の欠点である。
そこで本発明では上記事情に鑑み、全閉時における固
定屋根及び移動屋根の安定性がよく、かつ移動屋根の引
き込み長さを小さくでき、さらには屋根の全開時におけ
るより大きな解放感を得ることのできる開閉式屋根を提
供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 本発明は、ドーム屋根が、屋根球心を通り該ドーム屋
根の頂部を挟む2平面によりそれぞれ平面視曲線状側縁
を有するアーチ形状の曲面板に略3分割された2つの開
閉自在な移動屋根および1つの固定屋根によって構成さ
れる開閉式屋根であって、屋根架設対象の両端に位置し
平行に延在する一対の平行支持部と、屋根架設対象の周
囲に位置し前記平行支持部に内接する円形支持部とを備
え、かつ、前記2つの移動屋根は、平行支持部に設けら
れた一対の直線軌道に両端を支承され、かつ該一対の直
線軌道に沿って平行移動可能であって前記ドーム屋根の
頂部を含む1つの主屋根と、円形支持部に設けられた軌
道に両端を支承され旋回可能な旋回屋根とから構成さ
れ、さらに、前記円形支持部の前記主屋根の開移動側に
前記旋回屋根を格納する前記固定屋根が位置することを
特徴としている。
「作用」 全閉状態から、平行支持部の軌道に沿って主屋根を開
移動側にある固定屋根の外側へ向けて直線的に移動さ
せ、旋回屋根を円形支持部の軌道に沿って旋回し固定屋
根の内側に格納することで、屋根架設対象の上方空間が
全開される。一方、主屋根を反対の閉移動側へ走行移動
させ、旋回屋根を固定屋根から定位置まで引き出すこと
で、屋根架設対象の上方が全閉される。
「実施例」 以下、添付図面を参照し、本発明の実施例について説
明する。
第1図ないし第4図はこの発明の一実施例を示すもの
で、本発明による開閉式屋根を野球スタジアムのような
大規模空間に適用したものである。
これらの図において、符号10は屋根を支持する構造
物、符号20は閉じられた状態でいわゆるドーム形屋根を
構成する移動屋根である。
この移動屋根20を支持する構造物10は、屋根架設対象
である平面ほぼ円形状のスタジアムSの両側に対向状態
に位置して平行に延在する一対の平行支持部11、11と、
スタジアムSの周囲に位置して前記平行支持部11、11に
内接する円形支持部12、13とを備えた構成とされてい
る。
平行支持部11、11の上部には、第2図に示すように水
平な支持面11aが設けられ、該支持面11aには、移動屋根
20の一部を構成する後述の主屋根をその平行支持部11、
11の支持面11aに沿って直線状に案内する一対の直線軌
道T、Tが敷設されている。一方、円形支持部12、13の
上部には、水平な支持面12a、13aが設けられ、該支持面
12a、13aには、移動屋根20の一部を構成する後述の旋回
屋根を円周状に沿って水平旋回可能に支承する円弧軌道
Rが敷設されている。そして、一方の円形支持部12(後
述する平行移動屋根21の開移動側)には後述する内野ス
タンド15を覆う固定屋根14が設けられている。
前記移動屋根20は、固定屋根14とともにドーム屋根を
形成する1つの主屋根21及び旋回屋根22によって構成さ
れている。主屋根21は、平行支持部11、11に設けられた
一対の直線軌道T、Tに両端21a、21aが支承されこの一
対の直線軌道T、Tに沿って平行移動可能とされてい
る。旋回屋根22は、円形支持部12、13に敷設された円軌
道Rに周縁22aが支承されて旋回可能とされている。
このような固定屋根14、主屋根21および旋回屋根22
は、第2図点線に示すように、ドーム形屋根を、屋根球
心Oを通りこのドーム形屋根の頂部を挟む2平面により
それぞれ平面視曲線状側縁を有するアーチ形状の曲面板
に略3分割されたものである。ここで、主屋根21はこの
ドーム形屋根の頂部を含むよう中央に位置し、これによ
り、各屋根14、21、22の断面形状が、屋根全体の曲率半
径と略等しい大円形状とされている。
なお、主屋根21及び旋回屋根22には、図示しない電動
台車が設備され、各々の軌道に沿って自走式に走行可能
とされている。
以上のように構成された開閉式屋根は野球スタジアム
に適用された場合、主屋根21の開放移動側にある円形支
持部12内周面を内野スタンド15とし、その反対側の円形
支持部13内周面を外野スタンド16とすることにより、開
状態において、既存の屋根なし球場の持つ利点を存分に
発揮できる。すなわち、内野スタンド15から外野方向を
眺めたときにその前方がぽっかりと開いて非常な解放感
を味わうことができるわけである。
このように構成された開閉式屋根の開閉動作及び作用
などについて、以下説明する。
第1図はドーム屋根の閉状態を示すもので、この状態
では、主屋根21がスタジアムSの直上に位置し、旋回屋
根22が固定屋根14の反対側の定位置に円軌道Rに沿って
走行移動し、これによりスタジアムSの上方空間がドー
ム屋根で覆われている。
一方、ドーム屋根を開状態にするには、主屋根21を直
線軌道Tに沿ってスタジアムSの直上から離れる方向
へ、即ち、直線軌道Tに沿って固定屋根14の外側へ走行
移動させ、旋回屋根22を屋根が閉じる方向とは逆方向に
グルッと旋回移動させ、第3図に示すように固定屋根14
の内側に格納する。これにより、スタジアムSの上方は
屋根が全開状態となる。
なお、この屋根の全開状態から、屋根を閉じる場合に
は、主屋根21をスタジアムSの上方位置まで走行移動さ
せ、旋回屋根22を再び定位置まで旋回して閉じれば良い
ことになる。
この実施例によれば、以下の如く優れた効果を奏す
る。
ドーム形屋根を分割してなる固定屋根14、主屋根21、
旋回屋根22は、ドーム屋根全体をその屋根球心を通る平
面により分割する基本構造としているから、各構成屋根
の断面が屋根全体の曲率半径と略同一の大円形状とな
り、これにより全閉時あるいは開閉時における主屋根21
及び旋回屋根22と固定屋根14との安定性が十分確保され
る。これにより、各屋根の経済的な断面が得られる。
主屋根21は安定性が十分に確保され、かつその走行方
向は水平方向であるから、例えばカウンタウェイト等の
手段を用いてより安定かつスムーズな開閉が可能であ
る。さらに、主屋根21が1つであることから、平行支持
部11、11には一対の軌道T、Tを設けるだけでよく構造
が単純となって製造コストを削減することができると共
に点検・保守も容易となるという効果をもたらすことが
できる。
主屋根21はスタジアムSのほぼ主要部分を覆い、その
開閉時における引込・引出長さを短くできるから、下部
構造物10の経済的な設置スペースと構造が得られる。
各屋根はドーム屋根全体をその屋根球心を通る平面で
分割されて平面視曲線状側縁を有するアーチ形状の曲面
板とされているから、全閉したときのドーム屋根の内面
形状が柔らかい安定曲線とされ、内部から見あげたとき
に圧迫感を与えない。また、内部空間に無駄スペースが
さらに、外部からはドーム屋根全体がほぼ同一曲面とし
て見えるため、優れた景観性を呈することができる。
全開したときは各移動屋根が固定屋根の上下に重なり
内野スタンド15側に収まるため、内部から見上げたとき
に圧迫感を与えず、内野スタンド15から外野スタンド16
を眺めたときに前方がぽっかりと開いて、従来の屋根な
し球場の持つ利点を存分に発揮できる。
なお、この実施例では旋回屋根22を固定屋根14の内側
に格納するように構成したが、円軌道Rを固定屋根14の
外側に設け、旋回屋根22を固定屋根14及び主屋根21間に
引き込むように構成することも可能である。この場合、
全閉時における主屋根21及び旋回屋根22の接合端面どう
しの隙間を小さくすることができ、また、全開時におけ
る各屋根の積層厚さを小さくすることができる。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明にかかる開閉式屋根によ
れば、ドーム屋根を、屋根球心を通る平面により分割し
かつ分割した主屋根体と旋回屋根によって開閉自在に構
成したから、移動屋根たる主屋根及び旋回屋根が走行移
動し固定屋根の上下に各々引き込まれる単純方式で、ス
タジアム上方の大規模空間を100%開閉することができ
る。しかも、各屋根はドーム屋根全体をその屋根球心を
通る平面で分割されて平面視曲線状側縁を有するアーチ
形状の曲面板とされているから、特に全閉時あるいは開
閉時の固定屋根と移動屋根との安定性に優れ、各屋根の
経済的な断面がこれと共に、ドーム屋根全体がほぼ同一
曲面として得られるため、優れた景観性を呈することが
できる。また、スタジアム上方の主要部を覆う主屋根は
その引き込み長さを短くでき、経済的な下部構造体がし
かも、主屋根が1つであることから、平行支持部には一
対の直線軌道を設けるだけでよく構造が単純となって製
造コストを削減することができると共に点検・保守も容
易となるという効果を奏することができる。さらに、固
定屋根は主屋根の開方向側の円形支持部に設けること
で、全開時にはその反対側前方に広大な空間が広がり、
屋外の非常な開放感が得られる。このように、開閉屋根
の持つ相反する要求を極めて効果的に満たすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は全閉状態の開閉式屋根の平面図、第2図は第1
図のI−I矢視断面図、第3図は全開状態の開閉式屋根
の平面図、第4図は第3図のII−II矢視断面図、第5図
及び第6図は開閉式屋根の従来例を示すもので、第5図
は開閉式屋根の平面図、第6図は第5図のIII−III矢視
断面図である。 10……構造物、11……平行支持部、12……円形支持部、
14……固定屋根、20……移動屋根、21……主屋根体、22
……旋回屋根、15……内野スタンド、16……外野スタン
ド、T……直線軌道、R……円軌道、O……屋根球心、
S……スタジアム。
フロントページの続き (72)発明者 平間 敏彦 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 村本 廣毅 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (56)参考文献 特開 平2−24427(JP,A) 特開 平2−186029(JP,A) 特開 平2−30403(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドーム屋根が、屋根球心を通り該ドーム屋
    根の頂部を挟む2平面によりそれぞれ平面視曲線状側縁
    を有するアーチ形状の曲面板に略3分割された2つの開
    閉自在な移動屋根および1つの固定屋根によって構成さ
    れる開閉式屋根であって、屋根架設対象の両端に位置し
    平行に延在する一対の平行支持部と、屋根架設対象の周
    囲に位置し前記平行支持部に内接する円形支持部とを備
    え、かつ、前記2つの移動屋根は、平行支持部に設けら
    れた一対の直線軌道に両端を支承され、かつ該一対の直
    線軌道に沿って平行移動可能であって前記ドーム屋根の
    頂部を含む1つの主屋根と、円形支持部に設けられた軌
    道に両端を支承され旋回可能な旋回屋根とから構成さ
    れ、さらに、前記円形支持部の前記主屋根の開移動側に
    前記旋回屋根を格納する前記固定屋根が位置することを
    特徴とする開閉式屋根。
JP1109559A 1989-04-28 1989-04-28 開閉式屋根 Expired - Fee Related JPH0833045B2 (ja)

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JPH02289733A JPH02289733A (ja) 1990-11-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02186029A (ja) * 1989-01-11 1990-07-20 Tobishima Corp 開閉屋根付きドーム

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