JPH08330959A - A−d入力回路の故障検出方法 - Google Patents

A−d入力回路の故障検出方法

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JPH08330959A
JPH08330959A JP13375795A JP13375795A JPH08330959A JP H08330959 A JPH08330959 A JP H08330959A JP 13375795 A JP13375795 A JP 13375795A JP 13375795 A JP13375795 A JP 13375795A JP H08330959 A JPH08330959 A JP H08330959A
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JP13375795A
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Katsuhiko Sano
勝彦 佐野
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路規模を大きくすることなく、しかも、A
−D入力回路の故障検出能力の向上を図れるA−D入力
回路の故障検出方法を提供する。 【構成】 複数のアナログ入力10を有するマルチプレ
クサ1とバイナリーコード出力のA−Dコンバータ3と
で構成されるA−D入力回路の前記マルチプレクサ1の
2つのアナログ入力10を、それぞれ電源電圧Vccとグ
ランド電圧Eとに接続し、前記マルチプレクサ1を切換
えてその出力をA−Dコンバータ3に入力する。その
際、電源電圧Vccの変換出力は全てのビットが「1」と
なるので「0」のビットを検出することにより、ビット
「0」の固着を検出する。また、グランド電圧Eの変換
出力は全てのビットが「0」となるので「1」のビット
を検出することによりビット「1」の固着を検出するこ
とができる。したがって、回路規模を大きくすることな
く、しかも故障を許容範囲や入力信号の時間変位に依ら
ずに故障を検出できるので故障検出の精度の向上が計れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばABS(アンチ
ロックブレーキシステム)電子制御ユニットにおけるG
センサ入力部などに応用されるA−D入力回路の故障検
出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アナログ量とデジタル量とのインターフ
ェースとして図11に示すように、センサ4などのアナ
ログ出力回路とCPU5等のデジタル回路間に設けられ
るA−D入力回路は、例えばマルチプレクサ1、サンプ
ル/ホールド回路2及びA−Dコンバータ3とで構成さ
れ、センサ4から出力されるアナログ量をCPU5の扱
えるデジタル量に変換する。
【0003】すなわち、センサ4からのアナログ信号
は、増幅器6により増幅され、CPU5からの入力コン
トロール切換え信号(マルチプレクサ制御信号)により
選択され、サンプル/ホールド回路2に入力される。サ
ンプル/ホールド回路2では、入力された信号をサンプ
リングし、A−Dコンバータ3がA−D変換の動作を完
了するまでの間サンプリングした信号レベルを保持す
る。また、このサンプル/ホールド出力は、A−Dコン
バータ3のアナログ入力へ印加されており、A−Dコン
バータ3は、この信号をA−D変換してパラレル出力に
より出力バッファ7を介してCPU5に入力するか、あ
るいは、シリアル出力によりCPU5に入力する。図1
1中符号8はA−Dコンバータの基準電圧源であり、符
号9はA−DコンバータのA−D変換動作を制御する制
御ロジックである。
【0004】ところで、このようなA−D入力回路で
は、A−Dコンバータ3のデジタル出力の特定のビット
が「0」または「1」に固着するなどの故障の起きるこ
とがあり、問題となっている。
【0005】この問題を解決する1つの方法として例え
ば、車のアンチロックブレーキシステムの、電子制御ユ
ニットのGセンサ(加速度センサ)検出回路では、図1
2に示すように、A−D入力回路(なお、簡単のため、
図12では、サンプル/ホールド回路2を省略してあ
る。)を2重系にして双方のA−D入力回路から得られ
た結果を照合比較することにより、故障の検出が行なえ
るようにしている。
【0006】他の方法として、例えば特開平2−145
0722号公報には図13に示すように、A−Dコンバ
ータ3出力に接続された制御回路20の出力を平滑回路
21を介してA−Dコンバータ3入力にフィードバック
したA−Dコンバータ3の試験装置が記載されている。
【0007】この装置では、制御回路20は、A−Dコ
ンバータ3出力を一時記憶するD出力コードメモリと、
そのメモリから読み出されたコードとA−Dコンバータ
3から出力された変換コードとを比較し、HまたはL出
力の制御信号(A−Dコンバータ>D出力コードメモリ
→H、A−Dコンバータ<D出力コードメモリ→L)C
0 を平滑回路21に出力する比較回路を有し、メモリ制
御回路により、比較回路の出力C0 がHレベルのとき
は、A−Dコンバータ3の出力コードをD出力コードメ
モリでラッチしたのち、順次比較回路に出力し、一方、
比較回路の出力C0 がLレベルのときには、出力がHレ
ベルに変化するまで、A−Dコンバータ3の出力コード
をD出力コードメモリで保持することによって、例えば
試験中にA−Dコンバータ3出力がコード飛び等を起こ
し、コード出力が所定のコードより増加や減少を起こす
と、制御回路20から平滑回路21に出力される制御信
号C0 がHとLとを繰り返して出力され、その制御信号
の入力された平滑回路21出力が図14のDinに示すよ
うに変化して、A−Dコンバータ3から、図14のD
out 出力に示すように、同じコード出力が繰り返し出力
されるようにしたものがある。
【0008】また、これら以外の方法として、変換出力
の電圧値の許容範囲や入力信号の時間変移をあらかじめ
設定しておき、これらの設定値と変換出力とを比較し、
設定値の特性と一致しない場合故障と判定するなどの方
法が行なわれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
A−D入力回路を2重系としたものでは、故障の検出精
度は比較的高いが、回路規模が大きくなり、コスト高に
なるという問題がある。
【0010】また、制御回路の出力を平滑回路を介して
A−Dコンバータ入力にフィードバックしたものでは、
誤りコードが繰り返し出力されるという特長を有する
が、メモリ制御回路によるD出力コードメモリと比較回
路に対する複雑なタイミング制御が必要となり、そのた
め、部品点数も多くなることが考えられるため、A−D
入力回路を2重系とした上述のものと同様に、回路規模
が大きくなり、コスト高になるという問題がある。
【0011】一方、変換出力が本来の特性から外れたか
どうかによって故障を判定する方法では、検出の感度
(精度)を高めようと変換出力の電圧値の許容範囲を狭
く、入力信号の時間変移を検出する周期を短くすると、
応答性は良くなるが正常な変換でも故障と判定してしま
う誤検出が増加する欠点がある。そのため、逆に変換出
力の電圧値の許容範囲を広く、入力信号の時間変移を検
出する周期を長くすると、検出の感度(精度)が低く、
応答特性も悪くなることから、設定がクリティカルで難
しく検出能力の向上に限界があるという問題がある。
【0012】そこで、この発明の課題は、A−D入力回
路を2重系とするような回路規模を大きくすることな
く、しかも、A−D入力回路の故障検出精度の向上を計
ることのできるA−D入力回路の故障検出方法を提供す
ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、第1の発明では、複数のアナログ入力を有するマル
チプレクサを備え、そのマルチプレクサを切換えて1つ
のA−Dコンバータで複数のアナログ入力信号をバイナ
リーコード信号に変換するA−D入力回路の前記マルチ
プレクサのアナログ入力に、A−D入力回路の電源電
圧、基準グランド電圧に相当する信号を入力し、マルチ
プレクサを切換えてその出力をA−Dコンバータに入力
し、その際、A−Dコンバータから出力されるデジタル
出力に基づいてA−Dコンバータの故障を検出するとい
う方法を採用したのである。
【0014】このとき、第2の発明では、上記マルチプ
レクサのアナログ入力に接続したA−D入力回路の電源
電圧、基準グランド電圧に相当する信号入力を、上記マ
ルチプレクサのアナログ入力に交互に接続するスイッチ
手段を介して接続し、そのスイッチ手段を切換えて、上
記基準となる信号入力をマルチプレクサに接続し、その
際、A−Dコンバータから出力されるデジタル出力に基
づいてA−Dコンバータの故障を検出するという方法を
採用することができる。
【0015】同様に、第3の発明では、上記切換え手段
に2種類の基準電圧切換え時の過渡電圧を平滑化するロ
ーパスフィルタを備え、その切換え手段を切換えて上記
基準となる信号入力をマルチプレクサに接続し、その
際、A−Dコンバータから出力されるデジタル出力に基
づいてA−Dコンバータの故障を検出するという方法を
採用することもできる。
【0016】第4の発明では、複数のアナログ入力を有
する複数個のマルチプレクサと、1つのA−Dコンバー
タとを前記複数個のマルチプレクサ出力のいずれか1つ
をA−Dコンバータと接続する切換え手段を介して接続
し、そのマルチプレクサと接続されたA−Dコンバータ
にA−Dコンバータの出力するデジタル出力を記憶すル
チプレクサからのアナログ入力のA−D変換出力データ
によって更新されるA−D入力回路の、前記複数のマル
チプレクサの内の1つのマルチプレクサのアナログ入力
の2入力に、それぞれ前記A−D入力回路の電源電圧、
基準グランド電圧に相当する信号を入力し、この2入力
の変換結果が格納される出力レジスタを更新する他のマ
ルチプレクサの2入力に、同じアナログ入力信号を並列
に接続し、マルチプレクサを切換えて前記出力をマルチ
プレクサに入力し、その際、A−Dコンバータから前記
レジスタに出力されるデジタル変換出力から出力レジス
タと前記切り換え手段の故障を検出するという方法を採
用したのである。
【0017】
【作用】上記のように構成される第1の発明では、マル
チプレクサにA−Dコンバータに与えている電源電圧+
Vccと正確に一致する電圧を入力し、変換を行なった場
合、A−Dコンバータの変換出力のデジタルデータの全
てのビットを「1」にすることができる。また、グラン
ド電圧Eを入力した場合は全てのビットを「0」にする
ことができる(但し、厳密にはノイズの影響などによ
り、下位のビットが異なった値となる可能性があり、こ
の場合は、故障検出の対象から外すなどの処理をす
る)。
【0018】上記の内容より電源電圧Vccの変換値でい
ずれかのビットが「0」の場合、及びグランド電圧Eの
変換値でいずれかのビットが「1」の場合は故障と判定
することができる。このことにより、複数入力を共通に
A−Dコンバートする部分での、特定のビットが「0」
または「1」に固着するなどの故障検出ができる。
【0019】第2の発明では、切換え手段を切換えるこ
とにより、マルチプレクサの一つのアナログ入力を使用
してA−Dコンバータに上記電源電圧、グランド電圧を
印加して故障の検出ができる。
【0020】第3の発明では、上記切換え手段を切換え
てローパスフィルタにより、時間の経過とともに前記電
圧が上昇あるいは下降する過渡波形を入力し、その波形
をA−Dコンバータに変換させる。このとき、変換が正
常に行なわれると出力されるデータは連続したものとな
るはずなので、この出力データの連続性を検討すること
により、ビット固着を検出することができる。
【0021】第4の発明では、例えば複数個あるマルチ
プレクサの一つのマルチプレクサの2つの入力に電源電
圧、グランド電圧などの変換データの全てのビットを
「1」または「0」にする電圧を入力し、それぞれの入
力に対応するレジスタに変換データを書き込む。このと
き、2つのレジスタの内容は、一方のレジスタのビット
は全て「1」で、他方のレジスタのビットは全て「0」
となっているはずなので、ビット「1」または「0」の
固着の検出ができる。
【0022】一方、この検出の際、例えば切換え手段が
間違って他のマルチプレクサを選択した場合には、他の
マルチプレクサの2入力に同じアナログ信号を入力した
ことにより、前記レジスタの内容が二つとも同じ内容と
なるため、切換え手段の故障の検出が行なえる。しか
も、このとき、アナログ入力の変換出力データのビット
が全て「1」の「0」の場合でもレジスタの内容が同じ
内容となることから故障の検出が行なえる。
【0023】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0024】図1に第1の発明に係るA−D入力回路の
ブロック図を示す。
【0025】このA−D入力回路は、複数のアナログ入
力10を有するマルチプレクサ1とバイナリーコード出
力のA−Dコンバータ3とで構成され、図では、簡単の
ため、サンプル/ホールド回路2は省略してある。
【0026】また、マルチプレクサ1のアナログ入力1
0の2入力には、電圧源としてそれぞれA−Dコンバー
タ3に印加される電源電圧Vccとグランド電圧Eとが接
続してある。
【0027】この実施例は、以上のように構成されてお
り、次にこの回路を用いて第1の発明に係る故障検出方
法について説明する。
【0028】このA−D入力回路では、マルチプレクサ
1を切換えて電源電圧VccとグラントE電圧とをA−D
コンバータ3に入力すると、図2に示すように、A−D
コンバータ3が電源電圧Vcc入力に対する変換を行なっ
た場合は、変換結果のデジタルデータの全てのビットが
「1」になり、グランドE電圧に対する変換を行なった
場合には全ビットが「0」になる。
【0029】このため、電源電圧Vccを入力した場合
は、いずれかのビットに「0」が出力されているか、い
ないかを検出し、このとき、「0」のビットが検出され
ると、ビットが固着していることが考えられるので、異
常として判定する。同様に、グランド電圧Eを入力した
場合には、いずれかのビットに「1」が検出されている
か、いないかを検出し、もし、「1」のビットが検出さ
れると、ビットが固着していることが考えられるので異
常として判定する。
【0030】このようにして、ビットの「1」と「0」
とを検出することにより、簡単にA−Dコンバータ3の
ビット固着に関する故障を検出することができる。
【0031】図3に第2実施例として第2の発明に係る
A−D入力回路を示す。
【0032】この実施例のA−D入力回路は、図3に示
すように、第1実施例のA−D入力回路のマルチプレク
サ1のアナログ入力10にトランジスタスイッチ回路1
1を介して電源電圧Vccと基準グランド電圧Eとを接続
したもので、マルチプレクサ1のアナログ入力10の1
つと接続したトランジスタスイッチ回路11のコレクタ
回路Cを負荷抵抗を介して電源電圧Vccと接続し、エミ
ッタ回路eをグランド電圧Eに接続してベース回路6
を、例えばCPU5(図示せず)と接続することによ
り、切換え信号を出力させて、図4に示すように、A−
D入力回路の電源電圧Vccとグランド電圧Eを上記マル
チプレクサ1のアナログ入力10に交互に接続する。そ
して、その際、出力されるデジタル出力に基づいてA−
Dコンバータ3の故障を検出するようにしたものであ
る。
【0033】このようにしたことにより、第1の発明の
A−D入力回路では、故障検出のためにマルチプレクサ
1のアナログ入力10を2回路使用する必要があった
が、このA−D入力回路では、マルチプレクサ1のアナ
ログ入力10を1回路使用するだけで故障検出ができる
ため、故障検出をするために実際の信号入力本数が2本
少なくなってしまうという問題点を改善することができ
る。
【0034】他の作用については、第1実施例と同じで
あるので、ここでは、その説明を省略する。
【0035】なお、実施例では、スイッチ手段にトラン
ジスタ回路11を用いたがこれに限定されることはな
く、他の半導体スイッチ装置を用いたり、メカニカルな
リレー装置を用いるようにしてもよい。
【0036】図5に第3実施例として第3の発明に係る
A−D入力回路を示す。
【0037】この実施例のA−D入力回路は、第2実施
例のトランジスタスイッチ回路11のコレクタ回路Cと
マルチプレクサ回路1のアナログ入力10間に一端が接
地されたコンデンサqを接続することにより、積分回路
によるローパスフィルタ12を形成し、トランジスタ回
路を切換えた際、図5に示すように、積分回路による放
電波形(過渡波形)が入力されるようにしてある。そし
て、入力されるこの緩やかに変化する放電波形(充電波
形でも良い)をA−D変換させるようにしたものであ
る。このとき、そのA−D変換出力をプロットすると、
図7に示すように、連続した直線となるが、例えばビッ
ト固着が発生すると、その固着したビットにより、誤差
がでるため、図8に示すように、出力が連続しなくな
り、その連続性が損なわれる。このため、この連続性を
検出することにより、故障を検出することができる。
【0038】また、このとき、ローパスフィルタ12に
よる積分回路により、周期の短い例えば、第1実施例の
A−D入力回路の下位数ビットが影響を受けるようなノ
イズをフィルタリングすることができるので、故障検出
能力を向上することもできる。
【0039】図9に第4実施例として、第4の発明に係
るA−D入力回路を示す。
【0040】このA−D入力回路は、複数のアナログ入
力10A1〜4 を有するマルチプレクサ1を複数個、すな
わち、実施例では、二個のマルチプレクサ1Aと1Bを
切換えスイッチ13を介してA−Dコンバータ3と接続
し、一方、A−Dコンバータ3にA−D変換データを一
時記憶するためのレジスタR1 〜4 を設けて、前記レジ
スタR1 〜4 が切換えスイッチ13を切換えて接続され
るマルチプレクサ1A、1Bのアナログ入力10
A1〜A4、10B1〜B4のA−D変換出力データによって更
新されるようになっている。
【0041】また、前記二つのマルチプレクサ1A,1
Bのうち1Aの複数のアナログ入力10A1〜A4、10B1
〜B4の2入力10A3、10A4に、それぞれ前記A−D入
力回路の電源電圧Vccとグランド電圧Eに対応する電圧
源を接続し、この2入力10A3、10A4の変換結果が格
納されるレジスタR1 〜4 を更新する他のマルチプレク
サ1Bの2入力10B3、10B4に、アナログ入力信号を
並列に接続し、マルチプレクサ1A,1Bを切換えて、
その際、前記レジスタR1 〜4 に出力されるデジタル変
換出力からレジスタR1 〜4 と前記切り換えスイッチ1
3の故障を検出するというものである。なお、図9では
簡単のためサンプル/ホールド回路2は省略してある。
【0042】この実施例は、以上のように構成され、次
にその作用を述べることにより第4の発明に係る故障検
出方法を説明する。
【0043】すなわち、例えば2個あるマルチプレクサ
1A,1Bの内の一つのマルチプレクサ1Aのアナログ
入力10の2入力10A3、10A4に電源電圧Vcc、グラ
ンド電圧Eなど変換データの全てのビットを「1」また
は「0」にする電圧を入力し、それぞれの入力に対応す
るレジスタR3 、R4 に変換データを書き込む。このと
き、2つのレジスタR3 、R4 の内容は、一方のレジス
タR3 、R4 のビットは全て「1」、または他方のレジ
スタR3 、R4 のビットは全て「0」となっているはず
なので、ビット「1」または「0」の固着の検出ができ
る。
【0044】また、この検出の際、例えば切換え手段1
3が間違って他のマルチプレクサ1Bを選択した場合に
は、他のマルチプレクサ1Bの2入力10B3と10B4に
は同じアナログ信号が入力されているため、例えば図1
0に示すように、前記レジスタR3 、R4 の内容が二つ
とも同じ内容となるため、それを検出することにより、
切換えスイッチ13の故障の検出が行なえる。しかも、
このとき、アナログ入力10B3と10B4の変換出力デー
タのビットが全て「1」や「0」の場合でも図10に示
すようにレジスタR3 、R4 の内容が二つとも同じ内容
となるため、故障の検出が行なえる。
【0045】
【効果】この発明は、以上の方法を行なうことにより、
A−D入力回路の故障検出が可能となり、A−D入力回
路を2重系とするような回路規模を大きくすることな
く、低コストに実現できる。また、故障検出のための比
較信号として、電源電圧および基準グランド電圧の両方
を使用することにより、他の基準電圧源を特に設ける必
要がなく、低コストに実現できる。しかも故障を決定す
るための許容範囲や入力信号の時間変移に依らずにビッ
トの「1」と「0」とを検出して故障を検出できる。こ
のため、検出能力を損なうことなく、A−D入力回路の
故障の検出精度の向上を計ることができ、例えばABS
(アンチロックブレーキシステム)装置のGセンサ入力
部などに用いるのに最適なA−D入力回路の故障検出方
法を提供することができる。
【0046】特に、第1の発明に係る方法では、A−D
入力回路にA−D入力回路の電源電圧とグランド電圧と
を入力し、その際、出力されるデジタル出力に基づいて
A−Dコンバータの故障を検出するようにしたので、A
−Dコンバータの特定ビットの「1」または「0」固着
などの故障検出が容易にできる。
【0047】また、第2の発明に係る方法では、A−D
入力回路の電源電圧、グランド電圧に対応する電圧源を
上記マルチプレクサの入力に交互に接続する切換え手段
を介して接続し、その切換え手段を切換えて、その際、
出力されるデジタル出力に基づいてA−Dコンバータの
故障を検出するようにしたので、一つのマルチプレクサ
のアナログ入力によってA−Dコンバータの特定のビッ
トの「1」または「0」固着などの故障検出が行なえる
ため、A−D入力回路を有効に利用することができる。
【0048】第3の発明に係る方法では、ローパスフィ
ルタを介して、出力される電圧波形をA−D変換して、
A−D変換値の連続性を見るようにしたので、ビット固
着をノイズの影響に関わらず検出することができる。こ
のため、故障検出能力を向上することができる。
【0049】また、この方式では、ローパスフィルタと
して簡単なコンデンサと抵抗によるフィルタを使用する
ことが可能であり低コストに実現が可能である。
【0050】第4の発明における方法では、複数個のマ
ルチプレクサとA−Dコンバータとを切換え手段を介し
て接続し、A−Dコンバータの出力するデジタル出力を
記憶する出力レジスタを設けたA−D入力回路の一つの
マルチプレクサの2つのアナログ入力に、それぞれ電源
電圧、基準グランド電圧を入力し、この2入力の変換結
果が格納される出力レジスタを更新する他のマルチプレ
クサの入力に、アナログ入力を並列に接続し、マルチプ
レクサを切換えて、前記レジスタに出力されるデジタル
変換出力から出力レジスタと前記切り換え手段の故障を
検出するようにしたので、レジスタのビット固着と切換
え手段の故障とを一度に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の故障検出方法を説明する作用図
【図2】第1実施例の故障検出方法を説明する作用図
【図3】第2実施例のブロック
【図4】第2実施例のスイッチ手段の出力を説明する作
用図
【図5】第3実施例ブロック図
【図6】第3実施例の放電波形を説明する作用図
【図7】第3実施例の故障検出方法を説明する作用図
【図8】第3実施例の故障検出方法を説明する作用図
【図9】第4実施例のブロック図
【図10】第4実施例の故障検出方法を説明する作用図
【図11】従来のA−D入力回路のブロック図
【図12】従来のA−D入力回路の故障検出回路を示す
ブロック図
【図13】従来のA−Dコンバータの試験装置のブロッ
ク図
【図14】従来のA−Dコンバータの試験装置の出力状
態を示す波形図
【符号の説明】
1、1A、1B マルチプレクサ 3 A−Dコンバータ 10、10A1〜A4、10B1〜B4 アナログ入力 11 トランジスタスイッチ回路 12 ローパスフィルタ 13 切換えスイッチ E グランド電圧 R1 〜4 レジスタ Vcc 電源電圧

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアナログ入力を有するマルチプレ
    クサを備え、そのマルチプレクサを切換えて1つのA−
    Dコンバータで複数のアナログ入力信号をバイナリーコ
    ード信号に変換するA−D入力回路の前記マルチプレク
    サのアナログ入力に、A−D入力回路の電源電圧及び基
    準グランド電圧に相当する信号を入力し、前記マルチプ
    レクサを切換えて、その出力をA−Dコンバータに入力
    し、その際、A−Dコンバータから出力されるデジタル
    出力に基づいてA−Dコンバータの故障を検出するA−
    D入力回路の故障検出方法。
  2. 【請求項2】 上記マルチプレクサのアナログ入力に接
    続したA−D入力回路の電源電圧、基準グランド電圧に
    相当する信号を、上記マルチプレクサのアナログ入力に
    交互に接続するスイッチ手段を介して接続し、その切換
    え手段を切換えて上記基準となる入力信号をマルチプレ
    クサに接続し、その際、A−Dコンバータから出力され
    るデジタル出力に基づいてA−Dコンバータの故障を検
    出する請求項1に記載のA−D入力回路の故障検出方
    法。
  3. 【請求項3】 上記切換え手段に2種類の基準電圧切換
    え時の過渡電圧を平滑化するローパスフィルタを備え、
    その切換え手段を切換えて上記基準となる入力信号をマ
    ルチプレクサに接続し、その際、A−Dコンバータから
    出力されるデジタル出力に基づいてA−Dコンバータの
    故障を検出する請求項2に記載のA−D入力回路の故障
    検出方法。
  4. 【請求項4】 複数のアナログ入力を有する複数個のマ
    ルチプレクサと、1つのA−Dコンバータとを前記複数
    個のマルチプレクサ出力のいずれか1つをA−Dコンバ
    ータと接続する切換え手段を介して接続し、そのマルチ
    プレクサと接続されたA−DコンバータにA−Dコンバ
    ータの出力するデジタル出力を記憶する出力レジスタを
    設け、前記出力レジスタが切換え手段を切換えて接続さ
    れる各マルチプレクサからのアナログ入力のA−D変換
    出力データによって更新されるA−D入力回路の前記複
    数のマルチプレクサの内の1つのマルチプレクサのアナ
    ログ入力の2入力に、それぞれ前記A−D入力回路の電
    源電圧及び基準グランド電圧に相当する信号を入力し、
    この2入力の変換結果が格納される出力レジスタを更新
    する他のマルチプレクサの2入力に、同じアナログ入力
    信号を並列に接続し、前記マルチプレクサを切換えて前
    記出力をA−Dコンバータに入力し、その際、A−Dコ
    ンバータから前記レジスタに出力されるデジタル変換出
    力から出力レジスタと前記切り換え手段の故障を検出す
    るA−D入力回路の故障検出方法。
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