JPH08332448A - 意匠性を有する被膜の形成法 - Google Patents

意匠性を有する被膜の形成法

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JPH08332448A
JPH08332448A JP7141485A JP14148595A JPH08332448A JP H08332448 A JPH08332448 A JP H08332448A JP 7141485 A JP7141485 A JP 7141485A JP 14148595 A JP14148595 A JP 14148595A JP H08332448 A JPH08332448 A JP H08332448A
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topcoat
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 金属板上に下塗塗料を塗布し、焼付けて硬化
させ、その上に特定の混合樹脂及び着色顔料を含有する
中塗塗料を塗布し、硬化させることなしに中塗被膜上の
所要箇所に特定の混合樹脂及び着色顔料を含有する第1
上塗ベース塗料を塗布し、それを硬化させることなしに
第1上塗ベース被膜上に特定の混合樹脂からなる第1上
塗クリヤー塗料を塗布し、焼付けて硬化させ、第1上塗
クリヤー被膜上の所要箇所をマスキング材でマスキング
し、マスキング以外の被塗装表面に特定の混合樹脂及び
着色顔料を含有するが、第1上塗ベース塗料と異なる色
の第2上塗塗料を塗布し、全塗装面を焼付けて硬化さ
せ、マスキング材を除去することからなる、意匠性を有
する被膜の形成法。 【効果】 従来より焼付の工程を少なくして意匠性を有
するものができ、又飛び石等による耐チッピング性、耐
ピーピング性が優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車車体等の被塗装
物の表面を2色に塗り分けるツートン塗装やストライプ
塗装等の意匠性を有する被膜の形成法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ツートン塗装方法として次の方法
が実施されている。まず、化成処理を施した自動車用鋼
板に電着塗装を施し、焼付け、さらに中塗塗装を施して
焼付ける。そしてツートン塗装の第1色目の塗膜となる
部分に第1の塗膜を塗装し、焼付ける。または、第1の
塗膜の上塗ベースコートを塗装した後、ウエット・オン
・ウエットにて上塗クリヤーを塗装し、焼付ける。続い
てツートン塗装の境界部分をマスキングし、場合によっ
ては、ツートン塗装の第2色目の塗膜となる部分をサン
ディングし、第2の塗膜を塗装し、焼き付ける。又は第
2の塗膜の上塗ベースコートを塗装した後、ウエット・
オン・ウエットにて上塗クリヤーを塗装し、焼付ける。
最後にマスキングテープを除去してツートン塗装を完成
させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のツートン塗装方法は、工数が多く、ツートン
塗装の第1の塗膜と第2の塗膜との見切り線部分の見映
えが悪くなったり、飛び石等による耐チッピング性、耐
ピーリング性が悪くなったりするという問題点があっ
た。
【0004】本発明の目的は、上記の様な問題点を改善
したツートン塗装方法、即ち、従来より少ない焼付工程
数でツートン塗装やストライプ塗装等の意匠性を有する
被膜を形成することができ、飛び石等による耐チッピン
グ性、耐ピーピング性が従来の塗装工程による被膜より
も優れている被膜を形成することができる方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を行った結果、塗装工程を特
定の順序で実施し、結合剤として特定の樹脂混合物を用
いることにより上記の課題が解決されることを見出し、
本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明の意匠性を有する被膜の形成
法は、(1)金属板上に下塗塗料を塗布して下塗被膜を
形成する工程、(2)該下塗被膜を焼付けて硬化させる
工程、(3)該硬化させた下塗被膜上に、ポリエステル
樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、アクリル樹脂
及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、又はポリエステル
樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂
を結合剤とし、着色顔料を含有する中塗塗料を塗布して
中塗被膜を形成する工程、(4)該中塗被膜を硬化させ
ることなしに該中塗被膜上の所要箇所に、ポリエステル
樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、アクリル樹脂
及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、又はポリエステル
樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂
を結合剤とし、着色顔料を含有する第1上塗ベース塗料
を塗布して第1上塗ベース被膜を形成する工程、(5)
該中塗被膜及び該第1上塗ベース被膜を硬化させること
なしに該第1上塗ベース被膜上に、ポリエステル樹脂及
びメラミン樹脂からなる混合樹脂、アクリル樹脂及びメ
ラミン樹脂からなる混合樹脂、又はポリエステル樹脂、
アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂からな
る第1上塗クリヤー塗料を塗布して第1上塗クリヤー被
膜を形成する工程、(6)該中塗被膜、該第1上塗ベー
ス被膜及び該第1上塗クリヤー被膜を焼付けて硬化させ
る工程、(7)該硬化させた第1上塗クリヤー被膜上の
所要箇所をマスキング材でマスキングする工程、(8)
該マスキングされている部分以外の被塗装表面に、ポリ
エステル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、アク
リル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、又はポリ
エステル樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる
混合樹脂を結合剤とし、着色顔料を含有するが、該第1
上塗ベース塗料と異なる色の第2上塗塗料を塗布して第
2上塗被膜を形成する工程、(9)全塗装面を焼付けて
硬化させる工程、(10)該マスキング材を除去する工
程、からなることを特徴とする。
【0007】さらに本発明の意匠性を有する被膜の形成
法は、(1)金属板上に下塗塗料を塗布して下塗被膜を
形成する工程、(2)該下塗被膜を焼付けて硬化させる
工程、(3)該硬化させた下塗被膜上に、ポリエステル
樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、アクリル樹脂
及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、又はポリエステル
樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂
を結合剤とし、着色顔料を含有する中塗塗料を塗布して
中塗被膜を形成する工程、(4)該中塗被膜を硬化させ
ることなしに該中塗被膜上の所要箇所に、ポリエステル
樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、アクリル樹脂
及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、又はポリエステル
樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂
を結合剤とし、光輝顔料、着色顔料を含有する第1上塗
ベース塗料を塗布して第1上塗ベース被膜を形成する工
程、(5)該中塗被膜及び該第1上塗ベース被膜を硬化
させることなしに該第1上塗ベース被膜上に、ポリエス
テル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、アクリル
樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、又はポリエス
テル樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合
樹脂からなる第1上塗クリヤー塗料を塗布して第1上塗
クリヤー被膜を形成する工程、(6)該中塗被膜、該第
1上塗ベース被膜及び該第1上塗クリヤー被膜を焼付け
て硬化させる工程、(7)該硬化させた第1上塗クリヤ
ー被膜上の所要箇所をマスキング材でマスキングする工
程、(8)該マスキングされている部分以外の被塗装表
面に、ポリエステル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合
樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹
脂、又はポリエステル樹脂、アクリル樹脂及びメラミン
樹脂からなる混合樹脂を結合剤とし、光輝顔料、着色顔
料を含有するが、該第1上塗ベース塗料と異なる色の第
2上塗ベース塗料を塗布して第2上塗ベース被膜を形成
する工程、(9)該第2上塗ベース被膜を硬化させるこ
となしに該第2上塗ベース被膜上に、ポリエステル樹脂
及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、アクリル樹脂及び
メラミン樹脂からなる混合樹脂、又はポリエステル樹
脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂か
らなる第2上塗クリヤー塗料を塗布して第2上塗クリヤ
ー被膜を形成する工程、(10)全塗装面を焼付けて硬
化させる工程、(11)該マスキング材を除去する工
程、からなることを特徴とする。
【0008】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明において塗料の結合剤成分として用いられるポリエ
ステル樹脂は、それを構成する通常の原料であるポリオ
ール成分と多塩基酸やその酸無水物、及び必要に応じて
用いられる脂肪酸との組み合わせで公知のエステル化反
応により製造することができる。ポリエステル樹脂の製
造方法については特に制限はなく、公知の方法、例えば
溶融縮合法、共沸縮合法、あるいはこれらの併用等の方
法を用いることができる。
【0009】上記のポリオール成分としては、例えば、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペン
チルグリコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオー
ル、2,2−ジメチルペンタンジオール−1,3、水添ビ
スフェノールA、トリメチロールプロパン、1,6−ヘ
キサンジオール、トリメチロールシクロヘキサン、ペン
タエリスリトール、グリセリン、トリシクロデカンジメ
タノール等を挙げることができる。また、これら以外の
ものとして2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロパノ
ール、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオネー
ト、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート
等も使用することができる。これらのポリオール成分は
それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて
用いてもよい。
【0010】また、多塩基酸やその酸無水物としては、
例えば、無水フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、
テトラヒドロ無水フタル酸、無水マレイン酸、コハク
酸、フマル酸、グルタル酸、アジピン酸、セバチン酸、
無水トリメリット酸、ジメチロールプロピオン酸等を挙
げることができる。これらの多塩基酸やその酸無水物は
それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて
用いてもよい。
【0011】さらに、脂肪酸としては、例えば、オクチ
ル酸、ノナン酸、ラウリン酸、ステアリン酸及び大豆
油、ヤシ油、サフラワー油、綿実油、脱水ヒマシ油、ト
ール油等から得られる脂肪酸を挙げることができる。こ
れらの脂肪酸はそれぞれ単独で用いてもよく、2種以上
を組み合わせて用いてもよい。
【0012】本発明において塗料の結合剤成分として用
いられるメラミン樹脂としては、メラミン、ベンゾグア
ナミン、尿素、アセトグアナミン等のアミノ成分とアル
デヒドとの反応によって得られるメチロール化アミノ化
合物を挙げることができる。アルデヒドとしては、アセ
トアルデヒド、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒ
ド等を挙げることができる。また、このメチロール化ア
ミノ化合物を適当なアルコールによってエーテル化した
ものも使用でき、そのエーテル化に用いられるアルコー
ルの例としてはメチルアルコール、エチルアルコール、
n−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、i−
プロピルアルコール、i−ブチルアルコール等を挙げる
ことができる。
【0013】本発明において塗料の結合剤成分として用
いられるアクリル樹脂としては、例えば、水酸基含有ビ
ニルモノマーとその他のビニルモノマーとの共重合体を
挙げることができる。水酸基含有ビニルモノマーとして
は、例えば、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等の如
き(メタ)アクリル酸のC2 〜C24ヒドロキシアルキル
エステル;N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−
ジヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド等の如き
(メタ)アクリル酸のモノ−又はジ−C1 〜C18ヒドロ
キシアルキルアミドが挙げられる。その他のビニルモノ
マーとしては、例えば、メチルアクリレート、エチルア
クリレート、プロピルアクリレート、n−ブチルアクリ
レート、i−ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレー
ト、2−ブチルアクリレート、オクチルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルブチルア
クリレート等のアクリル酸のC 1 〜C24アルキルエステ
ル、及びメチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、プロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレー
ト、i−ブチルメタクリレート、ペンチルメタクリレー
ト、ヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタ
クリレート、ラウリルメタクリレート、ステアリルメタ
クリレート等のメタクリル酸のC1 〜C24アルキルエス
テル及びアクリル酸、メタクリル酸等のカルボキシル基
含有ビニルモノマー、さらにスチレン、ビニルトルエ
ン、グリシジルメタクリレート等が挙げられる。
【0014】これらのモノマーを共重合させる方法につ
いては特に制限はなく、公知の方法が用いられ、重合法
により有機溶剤溶液型又は非水分散型にすることがで
き、いずれの形態のものも用いることができる。本発明
において用いられる下塗塗料は、金属板上に最初に塗装
されて塗膜を形成する塗料をいい、金属板とその後に塗
布される塗膜との強い塗着を目的とするものであり、電
着(ED)塗料等が好適に用いられる。
【0015】本発明において中塗塗料の結合剤として用
いられるポリエステル樹脂及びメラミン樹脂からなる混
合樹脂は、固形分基準で上記のポリエステル樹脂を好ま
しくは20〜95重量%、より好ましくは30〜90重
量%含有し、上記のメラミン樹脂を好ましくは5〜80
重量%、より好ましくは10〜70重量%含有するもの
である。ポリエステル樹脂の配合量が20重量%未満で
ある場合には、分散性が低下して光沢性が低下する傾向
があり、一方、95重量%を超える場合には、硬化性能
が不十分となり、塗膜が柔らかくなる傾向がある。ま
た、メラミン樹脂の配合量が5重量%未満である場合に
は、硬化性能が不充分となる傾向があり、一方、80重
量%を超える場合には、形成された塗膜が硬く脆弱とな
る傾向がある。
【0016】本発明において中塗塗料の結合剤として用
いられるアクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹
脂は、固形分基準で上記のアクリル樹脂を好ましくは2
0〜95重量%、より好ましくは30〜90重量%含有
し、上記のメラミン樹脂を好ましくは5〜80重量%、
より好ましくは10〜70重量%含有するものである。
アクリル樹脂の配合量が20%未満である場合には、分
散性が低下したり、塗膜強度が弱くなったりする傾向が
あり、一方、95重量%を超える場合には、硬化性能が
不十分となり、塗膜が柔らかくなったり、ウエット・オ
ン・ウエットにより塗装した塗膜外観が低下したりする
傾向がある。メラミン樹脂の配合量が5重量%未満であ
る場合には、硬化性能が不充分になったり、ウエット・
オン・ウエットにより塗装した塗膜外観が低下したりす
る傾向があり、一方、40重量%を超える場合には、形
成された塗膜が硬く、脆弱となる傾向がある。
【0017】本発明において中塗塗料の結合剤として用
いられるポリエステル樹脂、アクリル樹脂及びメラミン
樹脂からなる混合樹脂は、固形分基準で上記のポリエス
テル樹脂を好ましくは20〜80重量%、より好ましく
は30〜70重量%含有し、上記のアクリル樹脂を好ま
しくは70重量%以下、より好ましくは5〜40重量%
含有し、上記のメラミン樹脂を好ましくは5〜70重量
%、より好ましくは10〜50重量%含有するものであ
る。ポリエステル樹脂の配合量が20重量%未満である
場合には、分散性が低下して光沢性が低下する傾向があ
り、一方、80重量%を超える場合には、硬化性能が不
十分となり、塗膜が柔らかくなる傾向がある。アクリル
樹脂の配合量が70重量を超える場合には、ウエット・
オン・ウエット塗装による塗膜外観が悪くなる傾向があ
る。また、メラミン樹脂の配合量が5重量%未満である
場合には、硬化性能が不充分となり、一方、70重量%
を超える場合には、形成された塗膜が硬く、脆弱となる
傾向がある。
【0018】本発明において用いられる中塗塗料は、上
記ポリエステル樹脂及び上記メラミン樹脂からなる混合
樹脂、上記アクリル樹脂及び上記メラミン樹脂からなる
混合樹脂、又は上記ポリエステル樹脂、上記アクリル樹
脂及び上記メラミン樹脂からなる混合樹脂、殊に中塗塗
料に用いるのに特に適した分子量、組成等を有する混合
樹脂、並びに着色顔料を必須成分とする以外に、必要に
応じて有機溶剤、塗面調整剤、硬化触媒、その他の顔
料、顔料分散剤等の添加剤等を含有していてもよい。
【0019】上記の着色顔料としては、例えば、二酸化
チタン、亜鉛華、鉛白、カーボンブラック、アセチレン
ブラック、黒鉛等の無機系顔料が挙げられる。上記の有
機溶剤としては、例えば、芳香族炭化水素、脂肪族炭化
水素、脂環式炭化水素、アルコール類、エステル類、エ
ーテル類、ケトン類等が挙げられ、具体的にはトルエ
ン、キシレン、メチルナフタレン、ナフサ、ミネラルス
ピリット、シクロヘキサン、メタノール、エタノール、
イソプロパノール、n−ブタノール、酢酸エチル、酢酸
ブチル、グリコールモノエチルエーテル、グリコールモ
ノブチルエーテル、グリコールモノメチルエーテルアセ
テート、グリコールモノエチルエーテルアセテート、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等が挙げら
れる。これらの溶剤はそれぞれ単独で用いてもよく、2
種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0020】本発明において第1上塗ベース塗料の結合
剤として用いられるポリエステル樹脂及びメラミン樹脂
からなる混合樹脂は、前記の中塗塗料の結合剤として用
いられるポリエステル樹脂及びメラミン樹脂からなる混
合樹脂として説明した混合樹脂と同じものであり、第1
上塗ベース塗料の結合剤として用いられるアクリル樹脂
及びメラミン樹脂からなる混合樹脂は、前記の中塗塗料
の結合剤として用いられるアクリル樹脂及びメラミン樹
脂からなる混合樹脂として説明した混合樹脂と同じもの
であり、また第1上塗ベース塗料の結合剤として用いら
れるポリエステル樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂
からなる混合樹脂も、前記の中塗塗料の結合剤として用
いられるポリエステル樹脂、アクリル樹脂及びメラミン
樹脂からなる混合樹脂として説明した混合樹脂と同じも
のである。しかし、実際に使用する際には、中塗塗料又
は第1上塗ベース塗料のそれぞれに用いるのに特に適し
た分子量、組成等を有する混合樹脂を適宜選択して使用
される。
【0021】本発明において用いられる第1上塗ベース
塗料は、上記ポリエステル樹脂及び上記メラミン樹脂か
らなる混合樹脂、上記アクリル樹脂及び上記メラミン樹
脂からなる混合樹脂、又は上記アクリル樹脂、上記ポリ
エステル樹脂及び上記メラミン樹脂からなる混合樹脂、
並びに着色顔料を必須成分とし、メタリック塗装の場合
には光輝顔料も必須成分とする上記着色顔料としては、
例えば、二酸化チタン、亜鉛華、鉛白、カーボンブラッ
ク、アセチレンブラック、黒鉛、朱、カドミウム赤、ア
ンチモン朱、ベンガラ、紺青、群青、コバルト青、酸化
クロム緑、ギネー緑、クロム緑、亜鉛緑、酸化鉄等の無
機顔料、アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、
ジオキサジン系、イソインドリノン系等の有機顔料が挙
げられる。
【0022】上記光輝顔料としては、例えば、アルミニ
ウム粉末、銅粉、ブロンズ粉、二酸化チタンコーティン
グ雲母粉末、雲母状酸化鉄粉末等の金属粉末顔料が挙げ
られる。本発明において第1上塗クリヤー塗料の結合剤
として用いられるポリエステル樹脂及びメラミン樹脂か
らなる混合樹脂は、前記の中塗塗料の結合剤として用い
られるポリエステル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合
樹脂として説明した混合樹脂と同じものである。
【0023】本発明において第1上塗クリヤー塗料の結
合剤として用いられるアクリル樹脂及びメラミン樹脂か
らなる混合樹脂は、固形分基準で上記のアクリル樹脂を
好ましくは50〜90重量%、より好ましくは60〜8
0重量%含有し、上記のメラミン樹脂を好ましくは10
〜50重量%、より好ましくは20〜40重量%含有す
るものである。アクリル樹脂の配合量が50重量%未満
である場合には、塗膜強度が弱くなったり、耐薬品性等
が低下したりする傾向があり、一方、90重量%を超え
る場合には、硬化性能が不充分になったりする傾向があ
る。メラミン樹脂の配合量が10重量%未満である場合
には、硬化性能が不充分になったり、ウェット・オン・
ウエット塗装による塗膜外観が悪くなったりする傾向が
あり、一方、50重量%を超える場合には、形成された
塗膜が硬く、脆弱となる傾向がある。
【0024】本発明において第1上塗クリヤー塗料の結
合剤として用いられるポリエステル樹脂、アクリル樹脂
及びメラミン樹脂からなる混合樹脂は、固形分基準で上
記のポリエステル樹脂を好ましくは40〜90重量%、
より好ましくは60〜80重量%含有し、上記アクリル
樹脂を好ましくは40重量%以下、より好ましくは5〜
30重量%含有し、上記メラミン樹脂を好ましくは10
〜50重量%、より好ましくは20〜40重量%含有す
るものである。ポリエステル樹脂の配合量が40重量%
未満である場合には、塗膜強度が弱くなったりする傾向
があり、一方、90重量%を超える場合には、硬化性能
が不充分になったりする傾向がある。アクリル樹脂の配
合量が40重量を超える場合には、ウエット・オン・ウ
エット塗装による塗膜外観が悪くなったりする傾向があ
る。メラミン樹脂の配合量が10重量%未満である場合
には、硬化性能が不充分になったり、ウエット・オン・
ウエット塗装による塗膜外観が悪くなったりする傾向が
あり、一方、50重量%を超える場合には、形成された
塗膜が硬く、脆弱となる傾向がある。
【0025】本発明において第1上塗クリヤー塗料は、
その上に第2上塗塗料又は第2上塗ベース塗料を塗布す
る場合には、第2上塗塗料との密着性(付着性)の点で
ポリエステル樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂から
なる混合樹脂系のものが好ましい。
【0026】本発明において用いられる第2上塗塗料
は、前記の第1上塗ベース塗料として説明した混合樹脂
及び着色顔料を含有するものであるが、第1上塗ベース
塗料とは異なる色の塗料である。この色の違いは異なる
色の着色顔料の含有に起因していてもよく、第1上塗ベ
ース塗料が光輝顔料を含有するが第2上塗塗料が光輝顔
料を含有しないことに起因していてもよい。本発明にお
いて用いられる第2上塗塗料は1コートで耐久性に優れ
たものであることが好ましく、なかでもポリエステル樹
脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂系のものが好適に
用いられる。
【0027】本発明において用いられる第2上塗ベース
塗料は、前記の第1上塗ベース塗料として説明した混合
樹脂、光輝顔料及び着色顔料を含有するものであるが、
第1上塗ベース塗料とは異なる色の着色顔料及び/又は
異なる種類の光輝顔料を含有する点で異なる塗料であ
り、なかでもアクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる混
合樹脂系のものが好適に用いられる。
【0028】本発明において用いられる第2上塗クリヤ
ー塗料は、前記の第1上塗クリヤー塗料として説明した
混合樹脂からなる塗料であるが、本発明において第1上
塗クリヤー塗料及び第2上塗クリヤー塗料の両方を用い
る場合には、第1上塗クリヤー塗装と第2上塗クリヤー
塗装との間にマスキング操作が入り、第1上塗クリヤー
塗装の上にマスキングが設けられるので、この場合には
第1上塗クリヤー塗料と第2上塗クリヤー塗料とは、通
常、成分や組成が異なる。
【0029】本発明の被膜の形成法において、第1上塗
ベース被膜及び第2上塗ベース被膜が光輝顔料を含有す
る場合には、第1上塗クリヤー塗料及び第2上塗クリヤ
ー塗料は光輝顔料を含有する被膜を保護するものである
ので、第1上塗クリヤー塗料及び第2上塗クリヤー塗料
としては耐久性に優れており且つ透明性のものであれば
利用でき、なかでもアクリル樹脂及びメラミン樹脂から
なる混合樹脂系のものが好適に用いられる。
【0030】
【実施例】次に、実施例及び比較例により、本発明を更
に詳細に説明する。なお、実施例及び比較例において
「部」、「%」、「比率」は重量を基準として示す。実
施例及び比較例で用いた塗料は次の通りである。
【0031】[中塗塗料]ポリエステル樹脂「ベッコラ
イトM6012−60」(大日本インキ化学工業社製商
品名)とメラミン樹脂「スーパーベッカミンL−117
−60」(大日本インキ化学工業社製商品名)との固形
分比率を75/25とした混合樹脂:35部、酸化チタ
ン「R−36N」(堺化学社製商品名)とカーボンブラ
ック「MA−100」(三菱カーボン社製商品名)とを
95/5の比率にした混合顔料:25部、レベリング剤
「モダフロー」(モンサント社製商品名):0.2部、
及びキシレン、ブチルセロソルブアセテート、1−ブタ
ノール及び芳香族石油誘導体「スワゾール1000」
(出光石油化学社製商品名)からなる混合溶剤:40部
を混合して調製した塗料を中塗塗料とした。
【0032】[第1上塗ベース塗料a]ポリエステル樹
脂「ベッコライトM6012−60」とメラミン樹脂
「スーパーベッカミンL−117−60」との固形分比
率を70/30とした混合樹脂:39部、アルミ粉末
「アルミペースト7680N」(東洋アルミ社製商品
名):10部、光安定剤「チヌビン328」(チバガイ
ギー社製商品名):1部、レベリング剤「モダフロ
ー」:0.3部、沈殿防止剤「ディスパロン6900−
20X」(楠本化成社製商品名):0.3部、セルロー
スアセテートブチレート「セルロースエステルCAB−
551−0.2」(イーストマン社製商品名):1部、
及びトルエン、酢酸エチル及び1−ブタノールからなる
混合溶剤:48部を混合して調製した塗料を第1上塗ベ
ース塗料aとした。
【0033】[第1上塗ベース塗料b]アクリル樹脂
「ヒタロイド2464」(日立化成工業社製商品名)と
メラミン樹脂「スーパーベッカミンL−117−60」
との固形分比率を75/25とした混合樹脂:40部、
アルミ粉末「アルミペースト7680N」:10部、光
安定剤「チヌビン328」:1部、レベリング剤「モダ
フロー」:0.3部、沈殿防止剤「ディスパロン690
0−20X」:0.3部、及びトルエン、酢酸エチル及
び1−ブタノールからなる混合溶剤:48部を混合して
調製した塗料を第1上塗ベース塗料bとした。
【0034】[第1上塗ベース塗料c]ポリエステル樹
脂「ベッコライトM6012−60」とアクリル樹脂
「ヒタロイド2464」とメラミン樹脂「スーパーベッ
カミンL−117−60」との固形分比率を40/30
/30とした混合樹脂:40部、アルミ粉末「アルミペ
ースト7680N」:10部、光安定剤「チヌビン32
8」:1部、レベリング剤「モダフロー」:0.3部、
沈殿防止剤「ディスパロン6900−20X」:0.3
部、及びトルエン、酢酸エチル及び1−ブタノールから
なる混合溶剤:48部を混合して調製した塗料を第1上
塗ベース塗料cとした。
【0035】[第1上塗クリヤー塗料a]ポリエステル
樹脂「ベッコライトM6012−60」とメラミン樹脂
「スーパーベッカミンL−117−60」とメラミン樹
脂「サイメル202」(三井サイアナミド社製商品名)
との固形分比率を60/20/20とした混合樹脂:5
0部、紫外線吸収剤「チヌビン900」(チバガイギー
社製商品名):2部、光安定剤「チヌビン328」:1
部、レベリング剤「モダフロー」:0.3部、及びキシ
レン、1−ブタノール及びグリコールモノブチルエーテ
ルからなる混合溶剤:47部を混合して調製した塗料を
第1上塗クリヤー塗料aとした。
【0036】[第1上塗クリヤー塗料b]アクリル樹脂
「ダイヤナールHR584」(三菱レイヨン社製商品
名)とメラミン樹脂「スーパーベッカミンL−117−
60」とメラミン樹脂「サイメル202」との固形分比
率を65/25/10とした混合樹脂:50部、紫外線
吸収剤「チヌビン900」:2部、光安定剤「チヌビン
328」:1部、レベリング剤「モダフロー」:0.3
部、及びキシレン、1−ブタノール及びグリコールモノ
ブチルエーテルからなる混合溶剤:47部を混合して調
製した塗料を第1上塗クリヤー塗料bとした。
【0037】[第1上塗クリヤー塗料c]ポリエステル
樹脂「ベッコライトM6012−60」とアクリル樹脂
「ダイヤナールHR584」とメラミン樹脂「スーパー
ベッカミンL−117−60」とメラミン樹脂「サイメ
ル202」との固形分比率を35/30/25/10と
した混合樹脂:50部、紫外線吸収剤「チヌビン90
0」:2部、光安定剤「チヌビン328」:1部、レベ
リング剤「モダフロー」:0.3部、及びキシレン、1
−ブタノール及びグリコールモノブチルエーテルからな
る混合溶剤:47部を混合して調製した塗料を第1上塗
クリヤー塗料cとした。
【0038】[第2上塗塗料]ポリエステル樹脂「ベッ
コゾール57−1362」(大日本インキ化学工業社製
商品名)とメラミン樹脂「スーパーベッカミンL−11
7−60」との固形分比率を70/30とした混合樹
脂:45部、カーボンブラック「FW−200」(デグ
サ社製商品名):2部、レベリング剤「モダフロー」:
0.2部、及びキシレン、1−ブタノール及び芳香族石
油誘導体「スワゾール1000」からなる混合溶剤:5
3部を混合して調製した塗料を第2上塗塗料とした。
【0039】[第2上塗ベース塗料a]アクリル樹脂
「アクリディック47−712」(大日本インキ化学工
業社製商品名)とメラミン樹脂「スーパーベッカミンL
−117−60」との固形分比率を80/20とした混
合樹脂:44部、緑顔料「ファーストゲン グリーン
S」(大日本インキ化学工業社製商品名):4部、アル
ミ粉末「アルミペースト1109MA」(東洋アルミ社
製商品名):2部、レベリング剤「モダフロー」:0.
3部、及びキシレン、酢酸ブチル及び1−ブタノールか
らなる混合溶剤:50部を混合して調製した塗料を第2
上塗ベース塗料aとした。
【0040】[第2上塗ベース塗料b]アクリル樹脂
「アクリディック47−712」(大日本インキ化学工
業社製商品名)とメラミン樹脂「スーパーベッカミンL
−117−60」との固形分比率を80/20とした混
合樹脂:40部、アルミ粉末「アルミペースト7680
N」:10部、レベリング剤「モダフロー」:0.3
部、沈殿防止剤「ディスパロン6900−20X」:
0.3部、及びキシレン、酢酸ブチル及び1−ブタノー
ルからなる混合溶剤:50部を混合して調製した塗料を
第2上塗ベース塗料bとした。
【0041】[第2上塗クリヤー塗料]アクリル樹脂
「ダイヤナールHR584」とメラミン樹脂「ユーバン
20SE−60」(三井東圧化学社製商品名)との固形
分比率を70/30とした混合樹脂:50部、紫外線吸
収剤「チヌビン900」:2部、光安定剤「チヌビン3
28」:1部、レベリング剤「モダフロー」:0.3
部、及びグリコールモノブチルエーテル、1−ブタノー
ル及び芳香族石油誘導体「スワゾール1000」からな
る混合溶剤:47部を混合して調製した塗料を第2上塗
クリヤー塗料とした。
【0042】実施例及び比較例で用いた塗料の粘度調整
方法は次の通りである。 (中塗塗料)上記中塗塗料をキシレン及びメチルエチル
ケトンからなる混合溶剤にて25秒(フォードカップN
o.4、20℃)に調整した。 (第1上塗ベース塗料)上記第1上塗ベース塗料a、b
又はcをトルエン及び酢酸エチルからなる混合溶剤にて
25秒(フォードカップNo.3、20℃)に調整し
た。 (第1上塗クリヤー塗料)上記第1上塗クリヤー塗料
a、b又はcを酢酸ブチル及び芳香族石油誘導体「スワ
ゾール1000」からなる混合溶剤にて20秒(フォー
ドカップNo.3、20℃)に調整した。 (第2上塗塗料)上記第2上塗塗料をキシレン及び芳香
族石油誘導体「スワゾール1000」からなる混合溶剤
にて26秒(フォードカップNo.4、20℃)に調整
した。 (第2上塗ベース塗料)上記第2上塗ベース塗料a又は
bをトルエン及び酢酸エチルからなる混合溶剤にて20
秒(フォードカップNo.3、20℃)に調整した。 (第2上塗クリヤー塗料)上記第2上塗クリヤー塗料を
1−ブタノール及び芳香族石油誘導体「スワゾール10
00」からなる混合溶剤にて25秒(フォードカップN
o.4、20℃)に調整した。
【0043】実施例1 上記のように調整した中塗塗料をカオチン電着塗膜上に
「マイクロミニベル型塗装ガン」(日本ランズバーグ社
製商品名)により10〜30μmの中塗被膜になる様に
塗装し、フラッシュタイムを5分間おいた後、その中塗
被膜上の意匠上必要な部位に、上記のように調整した第
1上塗ベース塗料aを「REAオートガン」又はハンド
スプレーガン「Wider71」(岩田塗装機社製商品
名)により15〜20μmの第1上塗ベース被膜になる
様に塗装し(上記の必要な部位以外は第1上塗ベース塗
料がダスト状に付着していて塗膜になっていなくともか
まわない)、フラッシュタイムを3分間おいた後、その
第1上塗ベース被膜上に、上記のように調整した第1上
塗クリヤー塗料aを「マイクロミニベル型塗装ガン」に
より20〜30μmの第1上塗クリヤー被膜になる様に
塗装し、7分間セッティングタイムをおいた後、150
℃にて20分間、焼付乾燥を行った。その後、その第1
上塗クリヤー被膜上の意匠上必要な部位にマスキングを
行い、マスキングされている部分以外の被塗装表面に上
記のように調整した第2上塗塗料を「マイクロミニベル
型塗装ガン」により35〜40μmの第2上塗被膜にな
る様に塗装し、7分間セッティングタイムをおいた後、
150℃にて20分間、焼付乾燥を行った。その後マス
キングを剥がしてツートンの意匠性のある被膜を得た。
この塗装工程は図1に示す通りである。
【0044】実施例2 前記のように調整した中塗塗料、第1上塗ベース塗料
a、第1上塗クリヤー塗料cを実施例1と同様に塗装
し、焼付乾燥を行った後、その第1上塗クリヤー被膜上
の意匠上必要な部位にマスキングを行い、マスキングさ
れている部分以外の被塗装表面に前記のように調整した
第2上塗ベース塗料aを「REAオートガン」により1
5〜20μmの第2上塗ベース被膜になる様に塗装し、
フラッシュタイムを5分間おいた後、その第2上塗ベー
ス被膜上に前記のように調整した第2上塗クリヤー塗料
を「マイクロミニベル型塗装ガン」により25〜30μ
mの塗膜になる様に塗装し、7分間セッティングタイム
をおいた後、150℃にて20分間、焼付乾燥を行っ
た。その後、マスキングを剥がし、ツートンの意匠性の
ある被膜を形成させた。この塗装工程は図2に示す通り
である。
【0045】実施例3 第1上塗ベース塗料aの代わりに前記第1上塗ベース塗
料bを用いて実施例1と同様の塗装を行い、ツートンの
意匠性のある被膜を形成させた。この塗装工程は図1に
示す通りである。 実施例4 第1上塗ベース塗料aの代わりに前記第1上塗ベース塗
料bを用い、第1上塗クリヤー塗料cの代わりに前記第
1上塗クリヤー塗料aを用いて実施例2と同様の塗装を
行い、ツートンの意匠性のある被膜を形成させた。この
塗装工程は図2に示す通りである。
【0046】実施例5 第1上塗クリヤー塗料aの代わりに前記第1上塗クリヤ
ー塗料bを用いて実施例4と同様に塗装を行い、ツート
ンの意匠性のある被膜を形成させた。この塗装工程は図
2に示す通りである。 実施例6 第1上塗ベース塗料aの代わりに前記第1上塗ベース塗
料cを用いて実施例1と同様の塗装を行い、ツートンの
意匠性のある被膜を形成させた。この塗装工程は図1に
示す通りである。
【0047】実施例7 第1上塗ベース塗料bの代わりに前記第1上塗ベース塗
料cを用いて実施例5と同様の塗装を行い、ツートンの
意匠性のある被膜を形成させた。この工程は図2に示す
通りである。 実施例8 第1上塗ベース塗料bの代わりに前記第1上塗ベース塗
料cを用いて実施例4と同様の塗装を行い、ツートンの
意匠性のある被膜を形成させた。この工程は図2に示す
通りである。
【0048】実施例9 第1上塗クリヤー塗料aの代わりに前記第1上塗クリヤ
ー塗料cを用いて実施例6と同様の塗装を行い、ツート
ンの意匠性のある被膜を形成させた。この工程は図1に
示す通りである。 実施例10 第1上塗ベース塗料aの代わりに前記第1上塗ベース塗
料cを用いて実施例2と同様の塗装を行い、ツートンの
意匠性のある被膜を形成させた。この工程は図2に示す
通りである。
【0049】比較例1 前記のように調整した中塗塗料をカチオン電着塗膜上に
「マイクロミニベル型塗装ガン」により25〜35μm
の塗膜になる様に塗装し、7分間セッティングタイムを
おいた後、150℃にて20分間焼付乾燥を行った。そ
の後、前記のように調整した第2上塗ベース塗料aを
「REAオートガン」により15〜20μmの塗膜にな
る様に塗装し、フラッシュタイムを5分間おいた後、第
2上塗クリヤー塗料を「マイクロミニベル型塗装ガン」
により25〜30μmの塗膜になる様に塗装し、7分間
セッティングタイムをおいた後、150℃にて20分間
焼付乾燥を行った。その後、意匠上に必要な部位以外の
部分にマスキングを行い、意匠上必要な部位に前記のよ
うに調整した第2上塗ベース塗料bを「REAオートガ
ン」にて15〜20μmの塗膜になる様に塗装し、フラ
ッシュタイムを5分間おいた後、前記のように調整した
第2上塗クリヤー塗料を「マイクロミニベル型塗装ガ
ン」により25〜30μmの塗膜になる様に塗装し、7
分間セッティングタイムをおいた後150℃にて20分
間焼付乾燥を行った。その後、マスキングを剥がし、ツ
ートンの意匠性のある被膜を形成させた。この塗装工程
は図3に示す通りである。
【0050】比較例2 前記のように調整した中塗塗料をカチオン電着塗膜上に
「マイクロミニベル型塗装ガン」により25〜35μm
の塗膜になる様に塗装し、7分間セッティングタイムを
おいた後、150℃にて20分間焼付乾燥を行った。そ
の後、前記のように調整した第2上塗ベース塗料bを
「REAオートガン」により15〜20μmの塗膜にな
る様に塗装し、フラッシュタイムを5分間おいた後、第
2上塗クリヤー塗料を「マイクロミニベル型塗装ガン」
により25〜30μmの塗膜になる様に塗装し、7分間
セッティングタイムをおいた後、150℃にて20分間
焼付乾燥を行った。その後、意匠上に必要な部位にマス
キングを行い、マスキングされている部分以外の部分に
前記のように調整した第2上塗塗料を「マイクロミニベ
ル型塗装ガン」により35〜40μmの塗膜になる様に
塗装し、7分間セッティングタイムをおいた後、150
℃にて20分間焼付乾燥を行った。その後、マスキング
を剥がし、ツートンの意匠性のある被膜を形成させた。
この塗装工程は図4に示す通りである。
【0051】被膜試験 実施例1〜10及び比較例1〜2で得た被膜の外観、耐
チッピング性及び層間密着性を下記の方法に従って評価
した。その結果は表1に示す通りであった。 <試験方法> 外観:目視判定による ◎:良好 ○:ほぼ良好 △:良好であるが、ややラウンド肌 ▲:肌のラウンド大 ×:不良
【0052】耐チッピング性:グラベロメーター(Qパ
ネル社製)を用いてロートフィニッシュ(日本ロートフ
ィニッシュ(株):チップス CAT−10×8)1k
gを400KPaの空気圧で吹き付け、吹き付けた後に
おける試験片塗膜の剥離面積の大小、数により評価す
る: ◎:剥離なし ○:僅少の剥離あり △:所々に剥離あり(1箇所当たり1〜2mm2 以内) ▲:所々に剥離あり(1箇所当たり2〜3mm2 以内) ×:目立った剥離あり
【0053】層間密着性:試験片に2mm間隔で碁盤目
にカットし、碁盤目上にセロハン粘着テープを貼り、完
全に引き剥がした時の塗膜の剥離状態を目視により判定
する: ◎:全く剥がれが生じない ○:コーナー部に欠けが見られるが直線に沿った剥がれ
なし ◇:コーナー部の欠けが全体に見られるが直線に沿った
剥がれなし △:直線に沿った剥がれが少し見られる ▲:碁盤目の剥離面積が20%以内 ×:全面に剥がれが生じる
【0054】
【表1】
【0055】図1〜3より明らかなように、本発明(実
施例1〜10)における塗装工程は、いずれも従来のツ
ートン塗装の塗装工程(比較例1〜2)より焼付の工程
数が少ないにも係わらず、表1から明らかなように、従
来よりも優れたツートンの意匠性のある被膜を形成する
ことが出来た。
【0056】また、焼付の工程数が多いと下塗塗料、中
塗塗料及び1回目に塗装される上塗塗料の被膜が硬く、
脆弱になり、耐チッピング性、層間密着性等が劣るが、
本発明(実施例1〜4)における塗装工程では、耐チッ
ピング性、層間密着性が良好な結果が得られた。
【0057】
【発明の効果】本発明の被膜の形成方法で形成された塗
膜は、従来より焼付の工程数が少ないにも係わらず、ツ
ートン塗装やストライプ塗装等の意匠性を有するものが
でき、飛び石等による耐チッピング性、耐ピーピング性
は従来の塗装工程による塗膜より優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す塗装工程図である。
【図2】本発明の一実施例を示す塗装工程図である。
【図3】従来技術の一実施例を示す塗装工程図である。
【図4】従来技術の一実施例を示す塗装工程図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 5/06 104 B05D 5/06 104K 7/14 7/14 L 7/24 302 7/24 302V 302S 302P

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)金属板上に下塗塗料を塗布して下
    塗被膜を形成する工程、(2)該下塗被膜を焼付けて硬
    化させる工程、(3)該硬化させた下塗被膜上に、ポリ
    エステル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、アク
    リル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、又はポリ
    エステル樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる
    混合樹脂を結合剤とし、着色顔料を含有する中塗塗料を
    塗布して中塗被膜を形成する工程、(4)該中塗被膜を
    硬化させることなしに該中塗被膜上の所要箇所に、ポリ
    エステル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、アク
    リル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、又はポリ
    エステル樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる
    混合樹脂を結合剤とし、着色顔料を含有する第1上塗ベ
    ース塗料を塗布して第1上塗ベース被膜を形成する工
    程、(5)該中塗被膜及び該第1上塗ベース被膜を硬化
    させることなしに該第1上塗ベース被膜上に、ポリエス
    テル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、アクリル
    樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、又はポリエス
    テル樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合
    樹脂からなる第1上塗クリヤー塗料を塗布して第1上塗
    クリヤー被膜を形成する工程、(6)該中塗被膜、該第
    1上塗ベース被膜及び該第1上塗クリヤー被膜を焼付け
    て硬化させる工程、(7)該硬化させた第1上塗クリヤ
    ー被膜上の所要箇所をマスキング材でマスキングする工
    程、(8)該マスキングされている部分以外の被塗装表
    面に、ポリエステル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合
    樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹
    脂、又はポリエステル樹脂、アクリル樹脂及びメラミン
    樹脂からなる混合樹脂を結合剤とし、着色顔料を含有す
    るが、該第1上塗ベース塗料と異なる色の第2上塗塗料
    を塗布して第2上塗被膜を形成する工程、(9)全塗装
    面を焼付けて硬化させる工程、(10)該マスキング材
    を除去する工程、からなることを特徴とする意匠性を有
    する被膜の形成法。
  2. 【請求項2】 (1)金属板上に下塗塗料を塗布して下
    塗被膜を形成する工程、(2)該下塗被膜を焼付けて硬
    化させる工程、(3)該硬化させた下塗被膜上に、ポリ
    エステル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、アク
    リル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、又はポリ
    エステル樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる
    混合樹脂を結合剤とし、着色顔料を含有する中塗塗料を
    塗布して中塗被膜を形成する工程、(4)該中塗被膜を
    硬化させることなしに該中塗被膜上の所要箇所に、ポリ
    エステル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、アク
    リル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、又はポリ
    エステル樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる
    混合樹脂を結合剤とし、光輝顔料、着色顔料を含有する
    第1上塗ベース塗料を塗布して第1上塗ベース被膜を形
    成する工程、(5)該中塗被膜及び該第1上塗ベース被
    膜を硬化させることなしに該第1上塗ベース被膜上に、
    ポリエステル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、
    アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、又は
    ポリエステル樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂から
    なる混合樹脂からなる第1上塗クリヤー塗料を塗布して
    第1上塗クリヤー被膜を形成する工程、(6)該中塗被
    膜、該第1上塗ベース被膜及び該第1上塗クリヤー被膜
    を焼付けて硬化させる工程、(7)該硬化させた第1上
    塗クリヤー被膜上の所要箇所をマスキング材でマスキン
    グする工程、(8)該マスキングされている部分以外の
    被塗装表面に、ポリエステル樹脂及びメラミン樹脂から
    なる混合樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる
    混合樹脂、又はポリエステル樹脂、アクリル樹脂及びメ
    ラミン樹脂からなる混合樹脂を結合剤とし、光輝顔料、
    着色顔料を含有するが、該第1上塗ベース塗料と異なる
    色の第2上塗ベース塗料を塗布して第2上塗ベース被膜
    を形成する工程、(9)該第2上塗ベース被膜を硬化さ
    せることなしに該第2上塗ベース被膜上に、ポリエステ
    ル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、アクリル樹
    脂及びメラミン樹脂からなる混合樹脂、又はポリエステ
    ル樹脂、アクリル樹脂及びメラミン樹脂からなる混合樹
    脂からなる第2上塗クリヤー塗料を塗布して第2上塗ク
    リヤー被膜を形成する工程、(10)全塗装面を焼付け
    て硬化させる工程、(11)該マスキング材を除去する
    工程、からなることを特徴とする意匠性を有する被膜の
    形成法。
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