JPH08334572A - 時計用文字板およびその製造方法 - Google Patents

時計用文字板およびその製造方法

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JPH08334572A
JPH08334572A JP14032895A JP14032895A JPH08334572A JP H08334572 A JPH08334572 A JP H08334572A JP 14032895 A JP14032895 A JP 14032895A JP 14032895 A JP14032895 A JP 14032895A JP H08334572 A JPH08334572 A JP H08334572A
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JP
Japan
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substrate
forming
covering member
antireflection layer
treatment
Prior art date
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Pending
Application number
JP14032895A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Azuma
晃 東
Takashi Toida
孝志 戸井田
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 風防ガラス23を有するケース25と、指針
29を駆動するムーブメント27と、ムーブメントの風
防ガラス側に配置する太陽電池19と、太陽電池の受光
面側に配置する被覆部材17とを備え、被覆部材は基板
11と基板上に設ける反射防止層15とを有する時計用
文字板およびその製造方法。 【効果】 基板の受光面側に反射防止層を設けることに
よって、基板表面での光の反射を低減し、被覆部材での
透過率が大きくなり、太陽電池に到達する光量が増大
し、この太陽電池の起電力が大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は太陽電池を備える時計の
時刻表示手段である文字板の構成とその製造方法とに関
し、とくに太陽電池の受光面側に設ける被覆部材の構成
とその製造方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽電池を有する時計用文字板の
太陽電池は、光を吸収して発電を行う関係上、風防ガラ
スの下面の文字板に、外から見えるような構造で使用す
るのが一般的な構成となっている。
【0003】このような構成では、太陽電池が独特の濃
紫の色を有するため、時計としての外観的な調和をとろ
うとすると、文字板の色やデザインを大きな制約を受け
ることになる。
【0004】そこで太陽電池の受光面側に被覆部材を配
置して太陽電池を見えなくすることが提案されている。
この被覆部材は、セラミックス材料のような透光性を有
する材料で構成する。
【0005】そしてこの被覆部材は、被覆部材に照射さ
れる光の1/2から2/3の光は透過して太陽電池に照
射され、時計を駆動するための起電力が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような手段におい
ては、被覆部材を透過し太陽電池に到達する光が起電力
に関与するわけで、できるだけ太陽電池の起電力が大き
くなるような、透過率が大きな被覆部材が要求されてい
る。
【0007】本発明の目的は、上記課題を解決して、透
過率が大きな被覆部材を備える文字板を有する時計用文
字板の構成と、この構成を形成するための製造方法とを
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の時計用文字板およびその製造方法は、下記
記載の手段を採用する。
【0009】本発明の時計用文字板は、風防ガラスを有
するケースと、指針を駆動するムーブメントと、ムーブ
メントの風防ガラス側に配置する太陽電池と、太陽電池
の受光面側に配置する被覆部材とを備え、被覆部材は基
板と基板上に設ける反射防止層とを有することを特徴と
する。
【0010】本発明の時計用文字板は、風防ガラスを有
するケースと、指針を駆動するムーブメントと、ムーブ
メントの風防ガラス側に配置する太陽電池と、太陽電池
の受光面側に配置する被覆部材とを備え、被覆部材はセ
ラミックスからなる基板と基板上に設ける反射防止層と
を有することを特徴とする。
【0011】本発明の時計用文字板は、風防ガラスを有
するケースと、指針を駆動するムーブメントと、ムーブ
メントの風防ガラス側に配置する太陽電池と、太陽電池
の受光面側に配置する被覆部材とを備え、被覆部材はセ
ラミックスからなる基板と基板上に設ける有機膜からな
る反射防止層とを有することを特徴とする。
【0012】本発明の時計用文字板は、風防ガラスを有
するケースと、指針を駆動するムーブメントと、ムーブ
メントの風防ガラス側に配置する太陽電池と、太陽電池
の受光面側に配置する被覆部材とを備え、被覆部材はセ
ラミックスからなる基板と基板上に設ける無機膜からな
る反射防止層とを有することを特徴とする。
【0013】本発明の時計用文字板は、風防ガラスを有
するケースと、指針を駆動するムーブメントと、ムーブ
メントの風防ガラス側に配置する太陽電池と、太陽電池
の受光面側に配置する被覆部材とを備え、被覆部材はセ
ラミックスからなる基板と基板上に設ける樹脂膜からな
る有機膜の反射防止層とを有することを特徴とする。
【0014】本発明の時計用文字板は、風防ガラスを有
するケースと、指針を駆動するムーブメントと、ムーブ
メントの風防ガラス側に配置する太陽電池と、太陽電池
の受光面側に配置する被覆部材とを備え、被覆部材はセ
ラミックスからなる基板と基板上に設ける酸化シリコン
膜、窒化シリコン膜、酸化アルミニウム膜、あるいは酸
化タンタル膜からなる無機膜の反射防止層とを有するこ
とを特徴とする。
【0015】本発明の時計用文字板の製造方法は、バイ
ンダーを含むセラミックス材料を金型内に入れ加圧処理
と焼成処理とを行い被覆部材を構成する基板を形成する
工程と、基板上に有機膜を形成し、焼成処理を行い反射
防止層を形成する工程とを有することを特徴とする。
【0016】本発明の時計用文字板の製造方法は、グリ
ーンシートをプレス加工し焼成処理を行い被覆部材を構
成する基板を形成する工程と、基板上に有機膜を形成
し、焼成処理を行い反射防止層を形成する工程とを有す
ることを特徴とする。
【0017】本発明の時計用文字板の製造方法は、粉末
射出成形と焼成処理を行い被覆部材を構成する基板を形
成する工程と、基板上に有機膜を形成し、焼成処理を行
い反射防止層を形成する工程とを有することを特徴とす
る。
【0018】本発明の時計用文字板の製造方法は、バイ
ンダーを含むセラミックス材料を金型内に入れ加圧処理
と焼成処理とを行い被覆部材を構成する基板を形成する
工程と、基板上に樹脂膜からなる有機膜を形成し、焼成
処理を行い反射防止層を形成する工程とを有することを
特徴とする。
【0019】本発明の時計用文字板の製造方法は、グリ
ーンシートをプレス加工し焼成処理を行い被覆部材を構
成する基板を形成する工程と、基板上に樹脂膜からなる
有機膜を形成し、焼成処理を行い反射防止層を形成する
工程とを有することを特徴とする。
【0020】本発明の時計用文字板の製造方法は、粉末
射出成形と焼成処理を行い被覆部材を構成する基板を形
成する工程と、基板上に樹脂膜からなる有機膜を形成
し、焼成処理を行い反射防止層を形成する工程とを有す
ることを特徴とする。
【0021】本発明の時計用文字板の製造方法は、バイ
ンダーを含むセラミックス材料を金型内に入れ加圧処理
と焼成処理とを行い被覆部材を構成する基板を形成する
工程と、基板上に無機膜からなる反射防止層を物理蒸着
法により形成する工程とを有することを特徴とする。
【0022】本発明の時計用文字板の製造方法は、グリ
ーンシートをプレス加工し焼成処理を行い被覆部材を構
成する基板を形成する工程と、基板上に無機膜からなる
反射防止層を物理蒸着法により形成する工程とを有する
ことを特徴とする。
【0023】本発明の時計用文字板の製造方法は、粉末
射出成形と焼成処理を行い被覆部材を構成する基板を形
成する工程と、基板上に無機膜からなる反射防止層を物
理蒸着法により形成する工程とを有することを特徴とす
る。
【0024】本発明の時計用文字板の製造方法は、バイ
ンダーを含むセラミックス材料を金型内に入れ加圧処理
と焼成処理とを行い被覆部材を構成する基板を形成する
工程と、基板上に無機膜からなる反射防止層を化学的気
相成長法により形成する工程とを有することを特徴とす
る。
【0025】本発明の時計用文字板の製造方法は、グリ
ーンシートをプレス加工し焼成処理を行い被覆部材を構
成する基板を形成する工程と、基板上に無機膜からなる
反射防止層を化学的気相成長法により形成する工程とを
有することを特徴とする。
【0026】本発明の時計用文字板の製造方法は、粉末
射出成形と焼成処理を行い被覆部材を構成する基板を形
成する工程と、基板上に無機膜からなる反射防止層を化
学的気相成長法により形成する工程とを有することを特
徴とする。
【0027】本発明の時計用文字板の製造方法は、バイ
ンダーを含むセラミックス材料を金型内に入れ加圧処理
と焼成処理とを行い被覆部材を構成する基板を形成する
工程と、基板上に塗布ガラス膜を形成し、焼成処理を行
い反射防止層を形成する工程とを有することを特徴とす
る。
【0028】本発明の時計用文字板の製造方法は、グリ
ーンシートをプレス加工し焼成処理を行い被覆部材を構
成する基板を形成する工程と、基板上に塗布ガラス膜を
形成し、焼成処理を行い反射防止層を形成する工程とを
有することを特徴とする。
【0029】本発明の時計用文字板の製造方法は、粉末
射出成形と焼成処理を行い被覆部材を構成する基板を形
成する工程と、基板上に塗布ガラス膜を形成し、焼成処
理を行い反射防止層を形成する工程とを有することを特
徴とする。
【0030】本発明の時計用文字板の製造方法は、バイ
ンダーを含むセラミックス材料を金型内に入れ加圧処理
と焼成処理とを行い被覆部材を構成する基板を形成する
工程と、基板上に有機膜を形成し、さらに焼成処理を行
い反射防止層を形成する工程と、受光面側に時刻目盛り
と文字とマークを形成する工程とを有することを特徴と
する。
【0031】本発明の時計用文字板の製造方法は、グリ
ーンシートをプレス加工し焼成処理を行い被覆部材を構
成する基板を形成する工程と、基板上に有機膜を形成
し、焼成処理を行い反射防止層を形成する工程と、受光
面側に時刻目盛りと文字とマークを形成する工程とを有
することを特徴とする。
【0032】本発明の時計用文字板の製造方法は、粉末
射出成形と焼成処理を行い被覆部材を構成する基板を形
成する工程と、基板上に有機膜を形成し、焼成処理を行
い反射防止層を形成する工程と、受光面側に時刻目盛り
と文字とマークを形成する工程とを有すること特徴とす
る。
【0033】本発明の時計用文字板の製造方法は、バイ
ンダーを含むセラミックス材料を金型内に入れ加圧処理
と焼成処理とを行い被覆部材を構成する基板を形成する
工程と、基板上に樹脂膜からなる有機膜を形成し、焼成
処理を行い反射防止層を形成する工程と、受光面側に時
刻目盛りと文字とマークを形成する工程とを有すること
特徴とする。
【0034】本発明の時計用文字板の製造方法は、グリ
ーンシートをプレス加工し焼成処理を行い被覆部材を構
成する基板を形成する工程と、基板上に樹脂膜からなる
有機膜を形成し、焼成処理を行い反射防止層を形成する
工程と、受光面側に時刻目盛りと文字とマークを形成す
る工程とを有すること特徴とする。
【0035】本発明の時計用文字板の製造方法は、粉末
射出成形と焼成処理を行い被覆部材を構成する基板を形
成する工程と、基板上に樹脂膜からなる有機膜を形成
し、焼成処理を行い反射防止層を形成する工程と、受光
面側に時刻目盛りと文字とマークを形成する工程とを有
すること特徴とする。
【0036】本発明の時計用文字板の製造方法は、バイ
ンダーを含むセラミックス材料を金型内に入れ加圧処理
と焼成処理とを行い被覆部材を構成する基板を形成する
工程と、基板上に無機膜からなる反射防止層を物理蒸着
法により形成する工程と、受光面側に時刻目盛りと文字
とマークを形成する工程とを有すること特徴とする。
【0037】本発明の時計用文字板の製造方法は、グリ
ーンシートをプレス加工し焼成処理を行い被覆部材を構
成する基板を形成する工程と、基板上に無機膜からなる
反射防止層を物理蒸着法により形成する工程と、受光面
側に時刻目盛りと文字とマークを形成する工程とを有す
ること特徴とする。
【0038】本発明の時計用文字板の製造方法は、粉末
射出成形と焼成処理を行い被覆部材を構成する基板を形
成する工程と、基板上に無機膜からなる反射防止層を物
理蒸着法により形成する工程と、受光面側に時刻目盛り
と文字とマークを形成する工程とを有すること特徴とす
る。
【0039】本発明の時計用文字板の製造方法は、バイ
ンダーを含むセラミックス材料を金型内に入れ加圧処理
と焼成処理とを行い被覆部材を構成する基板を形成する
工程と、基板上に無機膜からなる反射防止層を化学的気
相成長法により形成する工程と、受光面側に時刻目盛り
と文字とマークを形成する工程とを有すること特徴とす
る。
【0040】本発明の時計用文字板の製造方法は、グリ
ーンシートをプレス加工し焼成処理を行い被覆部材を構
成する基板を形成する工程と、基板上に無機膜からなる
反射防止層を化学的気相成長法により形成する工程と、
受光面側に時刻目盛りと文字とマークを形成する工程と
を有すること特徴とする。
【0041】本発明の時計用文字板の製造方法は、粉末
射出成形と焼成処理を行い被覆部材を構成する基板を形
成する工程と、基板上に無機膜からなる反射防止層を化
学的気相成長法により形成する工程と、受光面側に時刻
目盛りと文字とマークを形成する工程とを有すること特
徴とする。
【0042】本発明の時計用文字板の製造方法は、バイ
ンダーを含むセラミックス材料を金型内に入れ加圧処理
と焼成処理とを行い被覆部材を構成する基板を形成する
工程と、基板上に塗布ガラス膜を形成し、焼成処理を行
い反射防止層を形成する工程と、受光面側に時刻目盛り
と文字とマークを形成する工程とを有すること特徴とす
る。
【0043】本発明の時計用文字板の製造方法は、グリ
ーンシートをプレス加工し焼成処理を行い被覆部材を構
成する基板を形成する工程と、基板上に塗布ガラス膜を
形成し、焼成処理を行い反射防止層を形成する工程と、
受光面側に時刻目盛りと文字とマークを形成する工程と
を有すること特徴とする。
【0044】本発明の時計用文字板の製造方法は、粉末
射出成形と焼成処理を行い被覆部材を構成する基板を形
成する工程と、基板上に塗布ガラス膜を形成し、焼成処
理を行い反射防止層を形成する工程と、受光面側に時刻
目盛りと文字とマークを形成する工程とを有すること特
徴とする。
【0045】
【作用】本発明の文字板を構成し太陽電池の受光面側に
配置する被覆部材においては、基板上に反射防止層を設
ける構造を採用する。
【0046】そしてこの基板としてはセラミックス材料
を適用し、反射防止層の材料として透光性被膜からなる
有機膜あるいは無機膜を適用する。
【0047】このように基板の受光面側に反射防止層を
設けることによって、基板表面での光の反射を低減し、
被覆部材における透過率が大きくなり、太陽電池に到達
する光量が増大し、この太陽電池の起電力が大きくな
る。
【0048】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例における時
計用文字板の構成と、この構成を形成するための製造方
法とを説明する。
【0049】まずはじめに本発明の実施例における時計
用文字板の構成を、図1と図2と図3とを用いて説明す
る。図1は本発明の実施例における時計用文字板を構成
する被覆部材を示す断面図であり、図2は本発明の実施
例における文字板を時計に組み込んだ状態を示す断面図
であり、図3は本発明の実施例における時計用文字板を
示す平面図である。以下、図1と図2と図3とを交互に
参照して時計用文字板の構成を説明する。
【0050】図2に示すように、透明ガラスやサファイ
アから構成する風防ガラス23を取り付けるケース25
内に、ムーブメント27を設ける。このムーブメント2
7は指針29を駆動する。
【0051】このムーブメント27内には、図2には図
示しないが、太陽電池19の起電力を貯蔵する電気二重
層コンデンサーや、時間基準源として水晶振動子や、こ
の水晶振動子の発振周波数をもとに時計を駆動する駆動
パルスを発生する半導体集積回路や、この駆動パルスを
受けて輪列機構を1秒ごとに指針29を駆動するステッ
プモーターや、輪列機構などを備えている。
【0052】ケース25には、樹脂材料からなる第2の
パッキング39を介して、風防ガラス23を取り付け、
時計内にチリやホコリや水分の侵入を防止する気密構造
にしている。
【0053】さらにケース25の風防ガラス23と反対
側の面に溝を設け、その溝内にゴム材料からなる第1の
パッキング37を設ける。そして裏蓋35とケース25
との間に配置する第1のパッキング37によって、時計
内にチリやホコリや水分の侵入を防止する気密構造にし
ている。
【0054】そして時計の時刻表示手段として文字板2
1は、太陽電池19と被覆部材17とからなり、風防ガ
ラス23の下面側に配置する。そして、文字板21の受
光面側には、被覆部材17を介して、ムーブメント27
を駆動するための起電力を発生する太陽電池19を備え
ている。
【0055】太陽電池19は、光エネルギーを電気エネ
ルギーに変換する機能を有する。そして太陽電池19
は、非単結晶シリコン薄膜にp型の不純物とn型の不純
物とを選択的に導入し、さらにp型の非単結晶シリコン
薄膜とn型の非単結晶シリコン薄膜との間に不純物濃度
の低いi型の非単結晶シリコン薄膜を有するpin構造
をもつ。
【0056】そしてこの太陽電池19は、4つの太陽電
池を直列に接続して、2.1Vから2.3Vの起電力を
得ている。
【0057】そしてさらに、太陽電池19の受光面側に
は、この太陽電池19を風防ガラス23側から見えない
ように被覆部材17を設ける。なお図3の平面図に示す
ように、被覆部材17のおもて面には、時刻の5分ごと
や1分ごとの時刻目盛りや文字やマークを設ける。
【0058】さらに被覆部材17には、12時位置と6
時位置にそれぞれ突起部47を設ける。さらにまたこの
被覆部材17の突起部47に対応する凹部を中枠33
(図2参照)に設け、そのうえさらにこの中枠33には
被覆部材17に対応する段差を設ける。
【0059】そして被覆部材17の突起部47と中枠3
3の凹部とを位置合わせして、ムーブメント27に対す
る文字板21の位置を規制している。
【0060】さらに被覆部材17には、時針を駆動する
筒車と、分針を駆動する筒カナと、秒針を駆動する秒針
車とを突出するための中心穴41を設ける。
【0061】さらにまた被覆部材17には、日付を表示
するための日板や、曜日を表示するための曜日板を、被
覆部材17から覗かせるための窓部43を設けている。
【0062】中枠33はムーブメント27と被覆部材1
7と太陽電池19とをケース25に保持する働きをも
ち、中枠33は樹脂材料で構成する。そしてケース25
の開口内に中枠33を介して、被覆部材17と太陽電池
19とムーブメント27とを収納する。
【0063】前述のように中枠33には、被覆部材17
の板厚と同じ寸法の段差を設け、この中枠33の段差に
被覆部材17を落とし込むように収納している。このた
め、ケース25や見切り31と接触する面側は、中枠3
3と被覆部材17との高さが揃い、ほぼ同一平面とな
る。
【0064】さらに中枠33には、被覆部材17を収納
する段差の下側に太陽電池19を収納するための開口を
設け、被覆部材17の下面に太陽電池19を配置してい
る。
【0065】そして被覆部材17と太陽電池19とムー
ブメント27とを保持する中枠33の風防ガラス23と
反対側の端面領域を裏蓋35で押圧することにより、見
切り31とケース25に被覆部材17を押しつけるよう
に接触させている。
【0066】見切り31は被覆部材19の外周領域を覆
い、時計の化粧板としての役割をもつ。そしてこの見切
り31はケース25と異なる材料で構成したり、見切り
31表面をダイヤモンド工具を用いて研削加工して、そ
の表面を鏡面にしている。
【0067】この被覆部材17は、図1に示すように、
基板11と、この基板11上でしかも被覆部材17の受
光面側に設ける反射防止層13とから構成する。
【0068】そしてこの被覆部材17は、被覆部材17
に照射された光の1/2から2/3の光は透過して、太
陽電池19に光照射されて、起電力が発生する。
【0069】本発明の基板11は、厚さ0.1mmから
0.5mm程度のセラミックス材料で構成する。ここで
基板11の厚さは薄いほうの限界は基板11材料の強度
から制限され、厚いほうの限界は基板11の透過率や時
計の厚さから制限され、前述の厚さ範囲となる。
【0070】そしてセラミックスからなる基板11材料
としては、アルミナやジルコニア材料を使用する。
【0071】基板11の受光面側に設ける反射防止層1
5は、有機膜あるいは無機膜から構成する。そして反射
防止層15は、有機膜としては樹脂膜を適用し、無機膜
としては酸化シリコン膜(SiO2 )や窒化シリコン膜
(Si3 N4 )や酸化アルミニウム(Al2 O3 )や酸
化タンタル膜(Ta2 O5 )を適用する。
【0072】これらの有機膜や無機膜からなる反射防止
層15は、この反射防止層15の光の透過率は98%か
ら100%であり、さらに表面あらさが小さくなめらか
表面をもっている。このため、反射防止層15表面での
光の乱反射を低減することができる。
【0073】基板11上に反射防止層15を設けたとき
と、基板11上に反射防止層15を設けないときとの透
過率を比較すると、反射防止層15を設けたときのほう
が、被覆部材17における透過率は3.5%から5.0
%向上していた。
【0074】これは被覆部材11表面での光の乱反射
を、反射防止層15を設けることによって少なくするこ
とができ、透過率を大きくすることができるためである
と考えている。その結果、被覆部材17を透過して太陽
電池19に照射される光の到達量が多くなり、太陽電池
19の起電力が大きくなる。
【0075】つぎに本発明の実施例における時計用文字
板の製造方法を説明する。まずはじめに太陽電池19を
形成するための製造方法を説明する。
【0076】まずはじめに太陽電池19の支持基板とし
て、鉄とニッケルとコバルトとの合金であるコバールを
プレス加工することにより、太陽電池19の外形形状
と、中心穴41と、必要に応じて表示窓43とを形成す
る。
【0077】この太陽電池19の支持基板として使用す
るコバールは、この支持基板上に形成する絶縁膜である
ガラス層と線膨張率とほぼ等しい。したがって、温度変
化によってガラス層が破損することを抑制することがで
きる。
【0078】その後、支持基板であるコバール裏面に2
つの文字板足(図示せず)を、スポット溶接や接着の手
段により形成する。
【0079】この文字板足は、ムーブメント27と文字
板21との相互の位置決めを行い、ムーブメント27の
穴に文字板足を押し込むような構成や、文字板足の側面
からネジ止めする構成を採用することによって、文字板
21をムーブメント27に固定する。
【0080】この文字板足は太陽電池19に形成しなく
てもよく、さらに文字板足を形成した薄板と太陽電池を
形成したコバールの支持基板とを接着剤を用いて接合し
て、文字板21としてもよい。
【0081】その後、この文字板足を形成した面と反対
側の面の全面に、液状の塗布ガラス膜(SOG)を回転
塗布法により形成する。
【0082】その後、温度300℃から400℃で焼成
処理を行い、塗布ガラス膜中に含まれる溶媒を蒸発させ
て、ガラス層(図示せず)を形成する。
【0083】このガラス層は1μmから2μmの膜厚で
形成し、この膜厚の制御は回転塗布法における回転数
や、塗布ガラス膜に含まれる溶媒の粘度を調整すること
により可能である。
【0084】なおこの塗布ガラス膜は、回転塗布法以外
に、印刷法や、塗布ガラス液中に基板を浸漬して形成す
るディップ法や、ロールを用いて形成する方法によって
も形成することができる。
【0085】つぎにスパッタリング装置を用いて、下部
電極(図示せず)を形成する。この下部電極はシリコン
を1重量%程度含むアルミニウムを用いる。この下部電
極はガラス層上に選択的に形成し、その膜厚は1μmと
する。
【0086】選択的に下部電極を形成するときは、メタ
ルマスクを使用する。このメタルマスクは薄板の金属材
料で構成し、下部電極を形成する領域に開口部を設け
る。そして開口部を形成したメタルマスクをコバールの
支持基板上に重ね、スパッタリング装置内に配置し、開
口内に下部電極を形成する。
【0087】さらに同じスパッタリング装置を用いて、
下部電極の上面にクロム(Cr)からなる拡散防止層
(図示せず)を、100nmの膜厚で形成する。この拡
散防止層は、下部電極と半導体層との相互拡散を防止す
る役割を有する。
【0088】この拡散防止層は、下部電極として高融点
金属や、高融点金属とシリコンとを合金膜を用いるとき
は、下部電極と半導体層との相互拡散を抑制することが
できるので、この拡散防止層の形成は省略することがで
きる。
【0089】つぎに拡散防止層の上面に、薄膜の非単結
晶シリコン膜からなり太陽電池として働く半導体層を、
メタルマスクを用いて選択的に形成する。
【0090】半導体層は、非単結晶シリコン膜としてア
モルファスシリコン膜で構成し、導電型としては、拡散
防止層側からn−i−p構造を採用する。
【0091】この半導体層の形成は、プラズマ化学気相
成長装置を用いて行う。反応ガスとしてはシランガス
(SiH4 )を使用し、導電型がn型のアモルファスシ
リコンは不純物としてジボランガス(B2 H6 )を添加
して形成し、導電型がp型のアモルファスシリコンは不
純物としてフォスフィンガス(PH3 )を添加して形成
する。なおi型のアモルファスシリコンは、不純物を添
加しないで形成すればよい。
【0092】そしてp層、n層の膜厚は、それぞれの5
0〜100nmとし、i層の膜厚は50〜300nmと
する。
【0093】このp−i−n構造のアモルファスシリコ
ンからなる半導体層は、プラズマ化学的気相成長装置内
で連続的に形成する。
【0094】このときパターニングする下部電極間のス
ペース寸法を大きくするか、あるいは半導体層の最下層
のn型の半導体層のシート抵抗値を108 Ωから1010
Ωとすると、隣接する半導体層19間のリーク電流を低
く抑えることが可能となり、全面に半導体層を形成する
ことができる。
【0095】つぎに半導体層の上面に透明電極膜として
酸化インジウムスズ(ITO)をスパッタリング装置を
用いて選択的に形成し、上部電極(図示せず)とする。
【0096】この上部電極は、半導体層の上面と拡散防
止層に接続するように選択的に形成する。そして上部電
極は、100nmの膜厚で形成する。
【0097】選択的に上部電極を形成するときは、下部
電極と半導体層との形成方法と同じように、メタルマス
クを使用する。メタルマスクは薄板の金属材料からな
り、透明電極膜を形成する領域に、開口部を設ける。そ
して開口部を形成したメタルマスクを半導体層上に重
ね、スパッタリング装置内に配置し、開口内に酸化イン
ジウムスズを形成する。
【0098】その後、透過率が99%程度のアクリル樹
脂やエポキシ樹脂を回転塗布法によって全面に形成し、
温度200℃で焼成処理を行い、保護膜(図示せず)を
形成し、太陽電池19を形成することができる。
【0099】この保護膜は膜厚2μmで形成する。そし
て、ケース25内が気密性よく、水分の侵入がなく、湿
度変化が小さければ、前述の保護膜の形成は省略するこ
とができる。
【0100】つぎに被覆部材17の形成方法を説明す
る。まずはじめに基板11の形成方法を説明する。セラ
ミック材料であるアルミナやジルコニアと、バインダー
とを混合したものを金型内に入れる。
【0101】ここでアルミナやジルコニアは、粒径が
0.3μmのものを使用し、バインダーは3.0%添加
する。
【0102】ここでアルミナやジルコニアの純度は9
9.9%以上のものを使用し、バインダーはポリビニー
ルアルコール(PVA)を使用する。
【0103】その後、セラミックス材料とバインダーと
を入れた金型に、プレス装置を使用して加圧処理を行
う。この加圧処理のときの圧力は、1トン/cm2 の条
件で行う。
【0104】このとき基板11は、外形形状だけでな
く、位置規制を行う突起47や、日付けや曜日を表示す
るための窓部43や、筒車や筒カナや秒針軸を突出する
ための中心穴41を同時に形成する。
【0105】その後、第1の焼成処理を行って、セラミ
ックスに添加したポリビニールアルコールからなるバイ
ンダーを除去する。この第1の焼成処理は、1200℃
から1400℃程度の温度条件で、焼成時間は120分
で、焼成雰囲気は大気中で行う。このバインダーを除去
する第1の焼成処理によって、外形寸法は多少小さくな
るが、その厚さはほとんど変化しない。
【0106】その後、第1の焼成処理より高い温度で第
2の焼成処理を行う。この第2の焼成処理は、セラミッ
クスが溶融する温度である1500℃から1900℃の
温度で、焼成時間が300分の条件で行う。なお焼成雰
囲気は水素とする。
【0107】この第2の焼成処理においては、前述のよ
うに、セラミックス材料が溶融する温度で行うため、そ
の粒径は0.3μmより大きくなる。
【0108】このセラミックスの粒径の拡大処理によ
り、基板11の光の透過率を大きくすることができる。
この粒径の拡大処理による透過率向上の原因は、基板1
1表面での反射光が低減できるためである。
【0109】その後、研削装置を用いて、基板11の表
面に発生するうねりを除去し、その表面を平坦化する。
この研削加工は両面同時加工、あるいは加工治具にセラ
ミックスをワックスを用いて貼り付けて片面加工による
方法がある。なお、研削加工はダイヤモンド砥粒やダイ
ヤモンド砥石を用いて行う。
【0110】この研削加工における研削加工寸法として
は、0.3mm程度の厚さとする。すなわち金型による
加圧処理の終了時点で、基板11の最終仕上がり寸法よ
り、0.3mm程度厚い寸法に設定しておく。
【0111】その後、第2の焼成処理より低い温度であ
る1200℃から1400℃で、焼成時間が120分の
条件で、セラミックスを第3の焼成処理を行う。この第
3の焼成処理は水素中で行い、基板11表面に付着する
汚れを除去する。
【0112】その後、バレル装置を用いて基板11をバ
レル加工する。なおこのバレル加工は、銅(Cu)ボー
ルを用いて行う。
【0113】このバレル加工によって、基板11の表面
あらさが小さくなり、基板11の光の透過率が向上す
る。さらにバレル加工によって、基板11の外縁部やコ
ーナー部に発生するバリを取ることができ、さらにコー
ナー部に丸みを形成することができる。
【0114】その後、第2の焼成処理より低い温度であ
る1200℃から1400℃で、焼成時間が120分の
条件で、基板11の第4の焼成処理を行、基板11を形
成することができる。なおこの第4の焼成処理は水素中
で行い、表面に付着する汚れを除去して、表面の清浄化
処理を行う。
【0115】なお、以上説明した基板11の製造工程に
おいて、金型を用いて行うセラミックス材料の加圧処理
と第1と第2の焼成処理とにおいて、表面平坦性や厚さ
ばらつきを小さくすることができれば、厚さ制御と表面
平坦性のための研削加工と、この研削加工後の第3の焼
成処理とは省略することができる。
【0116】つぎに基板11の受光面側に反射防止層1
5を形成する製造方法を説明する。はじめに有機膜から
なる反射防止層15の形成方法を説明する。
【0117】本発明の実施例では反射防止層15である
有機膜からなる樹脂膜としては、エポキシ系樹脂材料を
使用する。基板11上に回転塗布法を用いて、日本合成
ゴムのJSS−715(商品名)を基板11の受光面側
に、5μmの膜厚になるように形成する。
【0118】その後、加熱炉を用いて温度200℃から
250℃で焼成処理して、有機膜中の溶媒を蒸発させ
て、反射防止層15を形成する。
【0119】このエポキシ系樹脂材料からなる反射防止
層15は、光の透過率は98%から99%であり、その
うえさらに被膜表面は表面あらさは小さくなめらかな表
面をもつため、表面での光の乱反射を低減して、被覆部
材17における光の透過率が増大する。この結果、太陽
電池19の起電力が大きくなる。
【0120】つぎに無機膜からなる反射防止層15の形
成方法を説明する。無機膜からなる反射防止層15材料
として、塗布ガラス膜を用いる実施例をまず説明する。
【0121】塗布ガラス膜とは、ガラス材料とアルコー
ルなどの溶剤とを混合したものであり、回転塗布法によ
り基板11上に形成する。このとき回転塗布装置の回転
数や塗布ガラス膜の粘度を調整することにより、形成膜
厚を制御することができる。形成する反射防止層15膜
厚としては、3μmとする。
【0122】その後、加熱炉を用いて温度300℃から
400℃で焼成処理を行って、塗布ガラス膜中に含まれ
る溶剤を蒸発させて、塗布ガラス膜からなる反射防止層
15を得る。
【0123】この塗布ガラス膜からなる反射防止層15
においては、光の透過率は98%から99%であり、そ
のうえさらに被膜表面は表面あらさは小さくなめらかな
表面をもつため、表面での光の乱反射を低減して、被覆
部材17における光の透過率が増大し、太陽電池19に
おける起電力が大きくなる。
【0124】つぎに無機膜からなる反射防止層15の形
成方法において、その被膜形成方法として物理蒸着法を
適用して反射防止層15を形成する方法を説明する。
【0125】この物理蒸着法としては、真空蒸着法やス
パッタリング法やイオンビーム蒸着法がある。そして物
理蒸着法は、真空中において中性またはイオン化した粒
子を基板に入射させて被膜形成する方法である。この物
理蒸着法では、酸化シリコン膜や酸化アルミニウム膜や
酸化タンタル膜を形成することができる。
【0126】この物理蒸着法から形成する反射防止層1
5においては、光の透過率は98%から100%であ
り、そのうえさらに被膜表面は表面あらさは小さくなめ
らかな表面をもつため、表面での光の乱反射を低減し
て、被覆部材17における光の透過率が増大し、太陽電
池19における起電力が大きくなる。
【0127】つぎに無機膜からなる反射防止層15の形
成方法において、その被膜形成方法として化学的気相成
長法を適用して反射防止層15を形成する方法を説明す
る。
【0128】この化学的気相成長法とは、形成しようと
する被膜の化合物のガスを高温に加熱した基板上に輸送
し、熱分解もしくはほかのガスや蒸気を反応させて基板
上に反応生成物を析出させる被膜形成方法である。この
化学的気相成長法では、酸化シリコン膜や窒化シリコン
膜を形成することができる。
【0129】この酸化シリコン膜を形成するときは、被
膜の化合物ガスとしてはモノシラン(SiH4 )と酸素
(O2 )とを用いる。さらに窒化シリコン膜を形成する
ときは、被膜の化合物ガスとしてはモノシラン(SiH
4 )とアンモニア(NH3 )とを使用する。
【0130】この化学的気相成長法から形成する反射防
止層15においては、光の透過率は98%から100%
であり、そのうえさらに被膜表面は表面あらさは小さく
なめらかな表面をもつため、表面での光の乱反射を低減
して、被覆部材17における光の透過率が増大し、太陽
電池19における起電力が大きくなる。
【0131】このように被覆部材17の受光面側に反射
防止層15を形成した基板11に、その後、時刻の5分
ごとや1分ごとの時刻目盛りや文字やマークを形成す
る。この時刻目盛りなどは被覆部材17に形成せず、見
切り31に形成してもよい。
【0132】つぎに以上の説明と異なる構造の被覆部材
の構造を、図4を用いて説明する。図4は本発明の実施
例における被覆部材を収納する時計を示す断面図であ
る。この図4においては、図2の構成と同等の箇所には
同一の符号を付けている。なお以下の説明は、先の実施
例との相違点を中心に説明し、先の実施例とおなじ構成
の説明は省略する。
【0133】図4に示す被覆部材17の構成は、先の実
施例と同じ構成を採用する。そしてその相違点は、見切
り31によって覆われる領域の被覆部材17に2つの貫
通穴を設け、この貫通穴に文字板足45を設ける。そし
てこの文字板足45を用いてムーブメント27に対する
文字板21の位置を規制している。
【0134】さらに太陽電池19には、この文字板足4
5に対応する開口を設ける。そしてこの文字板足45の
側面からネジ止めしたり、あるいはムーブメント27に
設ける穴に文字板足45を押し込むことによって、ムー
ブメント27に被覆部材17と太陽電池19とを固定し
ている。
【0135】なお以上の実施例の説明では、セラミック
スからなる基板11は金型を用いて加圧処理により形成
したが、グリーンシートを用いてプレス加工しその後焼
成処理して形成したり、粉末射出成形により形成しその
後焼成処理して基板11を形成してもよい。
【0136】さらに基板11の反射防止層15を形成す
る面側のラッピング加工を行い、その表面あらさを小さ
くすると、さらに被覆部材17における光の透過率を向
上させることができる。
【0137】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の文字板の被覆部材においては、基板の受光面側に反射
防止層を設けている。そしてこの基板としてはセラミッ
クを適用する。このため基板の受光面側に反射防止層を
設けることによって、基板表面での光の反射を低減し、
被覆部材での透過率が大きくなり、太陽電池に到達する
光量が増大し、この太陽電池の起電力が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における時計用文字板の構成お
よびその製造方法を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例における時計用文字板を適用し
た時計を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例における時計用文字板の構成お
よびその製造方法を示す平面図である。
【図4】本発明の実施例における時計用文字板を適用し
た時計を示す断面図である。
【符号の説明】
11 基板 15 反射防止層 17 被覆部材 19 太陽電池 21 文字板 27 ムーブメント 47 突起部

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、被覆部材は基板と基板上に設ける反射
    防止層とを有することを特徴とする時計用文字板。
  2. 【請求項2】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、被覆部材はセラミックスからなる基板
    と基板上に設ける反射防止層とを有することを特徴とす
    る時計用文字板。
  3. 【請求項3】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、被覆部材はセラミックスからなる基板
    と基板上に設ける有機膜からなる反射防止層とを有する
    ことを特徴とする時計用文字板。
  4. 【請求項4】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、被覆部材はセラミックスからなる基板
    と基板上に設ける無機膜からなる反射防止層とを有する
    ことを特徴とする時計用文字板。
  5. 【請求項5】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、被覆部材はセラミックスからなる基板
    と基板上に設ける樹脂膜からなる有機膜の反射防止層と
    を有することを特徴とする時計用文字板。
  6. 【請求項6】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、被覆部材はセラミックスからなる基板
    と基板上に設ける酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、酸
    化アルミニウム膜、あるいは酸化タンタル膜からなる無
    機膜の反射防止層とを有することを特徴とする時計用文
    字板。
  7. 【請求項7】 バインダーを含むセラミックス材料を金
    型内に入れ加圧処理と焼成処理を行い被覆部材を構成す
    る基板を形成する工程と、基板上に有機膜を形成し、焼
    成処理を行い反射防止層を形成する工程とを有すること
    を特徴とする時計用文字板の製造方法。
  8. 【請求項8】 グリーンシートをプレス加工し焼成処理
    を行い被覆部材を構成する基板を形成する工程と、基板
    上に有機膜を形成し、焼成処理を行い反射防止層を形成
    する工程とを有することを特徴とする時計用文字板の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 粉末射出成形と焼成処理を行い被覆部材
    を構成する基板を形成する工程と、基板上に有機膜を形
    成し、焼成処理を行い反射防止層を形成する工程とを有
    することを特徴とする時計用文字板の製造方法。
  10. 【請求項10】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理と焼成処理を行い被覆部材を構成
    する基板を形成する工程と、基板上に樹脂膜からなる有
    機膜を形成し、焼成処理を行い反射防止層を形成する工
    程とを有することを特徴とする時計用文字板の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 グリーンシートをプレス加工し焼成処
    理を行い被覆部材を構成する基板を形成する工程と、基
    板上に樹脂膜からなる有機膜を形成し、焼成処理を行い
    反射防止層を形成する工程とを有することを特徴とする
    時計用文字板の製造方法。
  12. 【請求項12】 粉末射出成形と焼成処理を行い被覆部
    材を構成する基板を形成する工程と、基板上に樹脂膜か
    らなる有機膜を形成し、焼成処理を行い反射防止層を形
    成する工程とを有することを特徴とする時計用文字板の
    製造方法。
  13. 【請求項13】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理と焼成処理を行い被覆部材を構成
    する基板を形成する工程と、基板上に無機膜からなる反
    射防止層を物理蒸着法により形成する工程とを有するこ
    とを特徴とする時計用文字板の製造方法。
  14. 【請求項14】 グリーンシートをプレス加工し焼成処
    理を行い被覆部材を構成する基板を形成する工程と、基
    板上に無機膜からなる反射防止層を物理蒸着法により形
    成する工程とを有することを特徴とする時計用文字板の
    製造方法。
  15. 【請求項15】 粉末射出成形と焼成処理を行い被覆部
    材を構成する基板を形成する工程と、基板上に無機膜か
    らなる反射防止層を物理蒸着法により形成する工程とを
    有することを特徴とする時計用文字板の製造方法。
  16. 【請求項16】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理と焼成処理を行い被覆部材を構成
    する基板を形成する工程と、基板上に無機膜からなる反
    射防止層を化学的気相成長法により形成する工程とを有
    することを特徴とする時計用文字板の製造方法。
  17. 【請求項17】 グリーンシートをプレス加工し焼成処
    理を行い被覆部材を構成する基板を形成する工程と、基
    板上に無機膜からなる反射防止層を化学的気相成長法に
    より形成する工程とを有することを特徴とする時計用文
    字板の製造方法。
  18. 【請求項18】 粉末射出成形と焼成処理を行い被覆部
    材を構成する基板を形成する工程と、基板上に無機膜か
    らなる反射防止層を化学的気相成長法により形成する工
    程とを有することを特徴とする時計用文字板の製造方
    法。
  19. 【請求項19】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理と焼成処理を行い被覆部材を構成
    する基板を形成する工程と、基板上に塗布ガラス膜を形
    成し、焼成処理を行い反射防止層を形成する工程とを有
    することを特徴とする時計用文字板の製造方法。
  20. 【請求項20】 グリーンシートをプレス加工し焼成処
    理を行い被覆部材を構成する基板を形成する工程と、基
    板上に塗布ガラス膜を形成し、焼成処理を行い反射防止
    層を形成する工程とを有することを特徴とする時計用文
    字板の製造方法。
  21. 【請求項21】 粉末射出成形と焼成処理を行い被覆部
    材を構成する基板を形成する工程と、基板上に塗布ガラ
    ス膜を形成し、焼成処理を行い反射防止層を形成する工
    程とを有することを特徴とする時計用文字板の製造方
    法。
  22. 【請求項22】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理と焼成処理を行い被覆部材を構成
    する基板を形成する工程と、基板上に有機膜を形成し、
    焼成処理を行い反射防止層を形成する工程と、受光面側
    に時刻目盛りと文字とマークを形成する工程とを有する
    ことを特徴とする時計用文字板の製造方法。
  23. 【請求項23】 グリーンシートをプレス加工し焼成処
    理を行い被覆部材を構成する基板を形成する工程と、基
    板上に有機膜を形成し、焼成処理を行い反射防止層を形
    成する工程と、受光面側に時刻目盛りと文字とマークを
    形成する工程とを有することを特徴とする時計用文字板
    の製造方法。
  24. 【請求項24】 粉末射出成形と焼成処理を行い被覆部
    材を構成する基板を形成する工程と、基板上に有機膜を
    形成し、焼成処理を行い反射防止層を形成する工程と、
    受光面側に時刻目盛りと文字とマークを形成する工程と
    を有すること特徴とする時計用文字板の製造方法。
  25. 【請求項25】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理と焼成処理を行い被覆部材を構成
    する基板を形成する工程と、基板上に樹脂膜からなる有
    機膜を形成し、焼成処理を行い反射防止層を形成する工
    程と、受光面側に時刻目盛りと文字とマークを形成する
    工程とを有すること特徴とする時計用文字板の製造方
    法。
  26. 【請求項26】 グリーンシートをプレス加工し焼成処
    理を行い被覆部材を構成する基板を形成する工程と、基
    板上に樹脂膜からなる有機膜を形成し、焼成処理を行い
    反射防止層を形成する工程と、受光面側に時刻目盛りと
    文字とマークを形成する工程とを有すること特徴とする
    時計用文字板の製造方法。
  27. 【請求項27】 粉末射出成形と焼成処理を行い被覆部
    材を構成する基板を形成する工程と、基板上に樹脂膜か
    らなる有機膜を形成し、焼成処理を行い反射防止層を形
    成する工程と、受光面側に時刻目盛りと文字とマークを
    形成する工程とを有すること特徴とする時計用文字板の
    製造方法。
  28. 【請求項28】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理と焼成処理を行い被覆部材を構成
    する基板を形成する工程と、基板上に無機膜からなる反
    射防止層を物理蒸着法により形成する工程と、受光面側
    に時刻目盛りと文字とマークを形成する工程とを有する
    こと特徴とする時計用文字板の製造方法。
  29. 【請求項29】 グリーンシートをプレス加工し焼成処
    理を行い被覆部材を構成する基板を形成する工程と、基
    板上に無機膜からなる反射防止層を物理蒸着法により形
    成する工程と、受光面側に時刻目盛りと文字とマークを
    形成する工程とを有すること特徴とする時計用文字板の
    製造方法。
  30. 【請求項30】 粉末射出成形と焼成処理を行い被覆部
    材を構成する基板を形成する工程と、基板上に無機膜か
    らなる反射防止層を物理蒸着法により形成する工程と、
    受光面側に時刻目盛りと文字とマークを形成する工程と
    を有すること特徴とする時計用文字板の製造方法。
  31. 【請求項31】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理と焼成処理を行い被覆部材を構成
    する基板を形成する工程と、基板上に無機膜からなる反
    射防止層を化学的気相成長法により形成する工程と、受
    光面側に時刻目盛りと文字とマークを形成する工程とを
    有すること特徴とする時計用文字板の製造方法。
  32. 【請求項32】 グリーンシートをプレス加工し焼成処
    理を行い被覆部材を構成する基板を形成する工程と、基
    板上に無機膜からなる反射防止層を化学的気相成長法に
    より形成する工程と、受光面側に時刻目盛りと文字とマ
    ークを形成する工程とを有すること特徴とする時計用文
    字板の製造方法。
  33. 【請求項33】 粉末射出成形と焼成処理を行い被覆部
    材を構成する基板を形成する工程と、基板上に無機膜か
    らなる反射防止層を化学的気相成長法により形成する工
    程と、受光面側に時刻目盛りと文字とマークを形成する
    工程とを有すること特徴とする時計用文字板の製造方
    法。
  34. 【請求項34】 バインダーを含むセラミックス材料を
    金型内に入れ加圧処理と焼成処理を行い被覆部材を構成
    する基板を形成する工程と、基板上に塗布ガラス膜を形
    成し、焼成処理を行い反射防止層を形成する工程と、受
    光面側に時刻目盛りと文字とマークを形成する工程とを
    有すること特徴とする時計用文字板の製造方法。
  35. 【請求項35】 グリーンシートをプレス加工し焼成処
    理を行い被覆部材を構成する基板を形成する工程と、基
    板上に塗布ガラス膜を形成し、焼成処理を行い反射防止
    層を形成する工程bbと、受光面側に時刻目盛りと文字
    とマークを形成する工程とを有すること特徴とする時計
    用文字板の製造方法。
  36. 【請求項36】 粉末射出成形と焼成処理を行い被覆部
    材を構成する基板を形成する工程と、基板上に塗布ガラ
    ス膜を形成し、焼成処理を行い反射防止層を形成する工
    程と、受光面側に時刻目盛りと文字とマークを形成する
    工程とを有すること特徴とする時計用文字板の製造方
    法。
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