JPH08335443A - 偏向ヨーク装置 - Google Patents

偏向ヨーク装置

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Publication number
JPH08335443A
JPH08335443A JP7164815A JP16481595A JPH08335443A JP H08335443 A JPH08335443 A JP H08335443A JP 7164815 A JP7164815 A JP 7164815A JP 16481595 A JP16481595 A JP 16481595A JP H08335443 A JPH08335443 A JP H08335443A
Authority
JP
Japan
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magnetic field
vertical deflection
series circuit
coil
current
Prior art date
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Pending
Application number
JP7164815A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Hayashi
良久 林
Koichi Yamazaki
晃一 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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Priority to US08/659,643 priority patent/US5793165A/en
Publication of JPH08335443A publication Critical patent/JPH08335443A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/70Arrangements for deflecting ray or beam
    • H01J29/72Arrangements for deflecting ray or beam along one straight line or along two perpendicular straight lines
    • H01J29/76Deflecting by magnetic fields only

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  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏向ヨーク装置において、垂直偏向コイルの
バレル磁界発生コイル部とピンクッション磁界発生コイ
ル部とに分け、流れる電流をバリスタで制御し、クロス
ミスコンバーゼンスPQVとミスコンバーゼンスS3V
を補正すると共に、ホワイトラスタを除去する。 【構成】 一対の垂直偏向コイルをバレル磁界発生コイ
ル部5,7とピンクッション磁界発生コイル部6,8と
に分離し、コイル部5,7で一の直列回路11を形成
し、コイル部6,8で他の直列回路12を形成し、他の
直列回路12にはバリスタ21を接続する。このバリス
タ21により垂直偏向電流が小さい画面中央部では、バ
レル磁界を発生させ、垂直偏向電流が大きい画面上,下
部ではピンクッション磁界を発生させる。バレル磁界か
らピンクッション磁界への切換わりをなくし、ホワイト
ラスタを除去できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカラーテレビジ
ョン受像機、カラーディスプレイ装置等のカラー受像管
に装着される偏向ヨーク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インライン配列のカラー電子銃
を用いたインライン型陰極線管に使用される偏向ヨーク
装置にあっては、水平偏向磁界をピンクッション磁界と
し、垂直偏向磁界をバレル磁界とすることが知られてい
る。しかし、このような偏向磁界とすると、例えば水平
偏向磁界においては画面の中央部から離れる程強い糸巻
型(ピンクッション)磁界となっているので、左,右の
電子ビームのうち画面中央から遠くに位置する電子ビー
ム程強い垂直方向へ偏向される。
【0003】このため、図6に示す如く、画面の端部で
レッド(R)とブルー(B)とがずれるクロスミスコン
バーゼンスPQVが発生すると共に、図7に示す如く、
画面のY軸方向とX軸との中間点でレッド(R)とブル
ー(B)とがずれるミスコンバーゼンスS3Vとが発生
することがある。このようなミスコンバーゼンスが残存
するということは高品位な画面が得られず、特にモニタ
装置、ディスプレイ装置等として用いられる陰極線管に
あっては、ミスコンバーゼンスに対する規格が厳しくな
っている今日、不適格である。
【0004】このようなミスコンバーゼンスを補正する
ために、従来から例えば、特開平1−225045号公
報または特開平4−286841号公報等に示されるよ
うな、偏向ヨーク装置が知られている。
【0005】この偏向ヨーク装置は、インライン型陰極
線管のネック部に装着され、垂直偏向コイルの途中から
引出した中間タップで2個のコイル部に分離し、そのう
ちの1個のコイル部に、互いに極性を逆にして並列に接
続された2個のダイオードを直列接続したものである。
【0006】ここで、図8ないし図12に基づいて従来
技術について述べるに、この従来技術では、水平偏向コ
イルおよび垂直偏向コイルが共にサドルコイルで構成さ
れるサドル・サドル型偏向ヨーク装置(所謂、SS型偏
向ヨーク装置)を例に挙げて述べる。
【0007】図中、1は後述する各対の偏向コイルを保
持すると共にこれらの絶縁を確保するためのコイルボビ
ンで、該コイルボビン1は朝顔状に拡径する筒状の拡径
部1Aと、該拡径部1Aの前,後端に径方向外方へ鍔状
に設けられた前端拡大部1Bおよび後端拡大部1Cと、
該後端拡大部1Cから後方へ延設された後端締付部1D
とからなり、樹脂材料により一体成型されている。
【0008】2,2はコイルボビン1の内周面に沿って
上,下に設けられた一対のサドル型水平偏向コイルで、
該各水平偏向コイル2は前記コイルボビンの拡径部1A
内周面に沿って配設された主要部2Aと、前記コイルボ
ビン1の前端拡大部1B内に収容された前側渡り線部2
Bと、前記コイルボビン1の後端拡大部1C内に収容さ
れた後側渡り線部2Cとからなり、全体としてサドル型
に巻回され、前記コイルボビン1内に水平偏向磁界をピ
ンクッション磁界として発生させている。
【0009】3,3は前記コイルボビン1の外周面に沿
って左,右に配設されたサドル型垂直偏向コイルで、該
各垂直偏向コイル3は前記コイルボビン1の拡径部1A
外周面に沿って配設された主要部3Aと、前端拡大部1
Bの背面側に位置する前側渡り線部3Bと、後端拡大部
1Cの前面側に位置する後側渡り線部3Cとからなり、
全体としてサドル型に巻回され、前記コイルボビン1内
に垂直偏向磁界を発生させている。
【0010】4L,4Rは前記垂直偏向コイル3,3に
巻回した巻線の途中から引出された引出し線を示し、右
側に位置した垂直偏向コイル3に接続された引出し線4
Rは、該垂直偏向コイル3をバレル磁界発生コイル部5
とピンクッション磁界発生コイル部6に分離し、左側に
位置した垂直偏向コイル3に接続された引出し線4L
は、該垂直偏向コイル3をバレル磁界発生コイル部7と
ピンクッション磁界発生コイル部8に分離するようにな
っている。
【0011】5,6は右側に位置した垂直偏向コイル3
によって形成されたバレル磁界発生コイル部,ピンクッ
ション磁界発生コイル部をそれぞれ示し、該バレル磁界
発生コイル部5は、右側に位置した垂直偏向コイル3の
水平軸側の巻線の端部(図示せず)から引出し線4Rま
での巻線部分に相当し、図9に示すように、右側上部に
位置した巻線部5Aと右側下部に位置した巻線部5Bと
から構成される。また、ピンクッション磁界発生コイル
部6は、右側に位置した垂直偏向コイル3の引出し線4
Rから垂直軸側の巻線の端部までの巻線部分に相当し、
右側上部に位置した巻線部6Aと右側下部に位置した巻
線部6Bとから構成される。
【0012】7,8は左側に位置した垂直偏向コイル3
によって形成されたバレル磁界発生コイル部,ピンクッ
ション磁界発生コイル部をそれぞれ示し、該バレル磁界
発生コイル部7は、左側に位置した垂直偏向コイル3の
水平軸側の巻線の端部(図示せず)から引出し線4Lま
での巻線部分に相当し、図9に示すように、左側上部に
位置した巻線部7Aと左側下部に位置した巻線部7Bと
から構成される。また、ピンクッション磁界発生コイル
部8は、左側に位置した垂直偏向コイル3の引出し線4
Lから垂直軸側の巻線の端部までの巻線部分に相当し、
左側上部に位置した巻線部8Aと左側下部に位置した巻
線部8Bとから構成される。
【0013】そして、前記バレル磁界発生コイル部5,
7に垂直偏向電流を印加することにより、コイルボビン
1内にバレル磁界を発生し、ピンクッション磁界発生コ
イル部6,8に垂直偏向電流を印加することにより、コ
イルボビン1内にピンクッション磁界を発生するように
なっている。
【0014】9は環状のコアを示し、該コア9は前記垂
直偏向コイル3の外周側に位置して前側渡り線部3Bと
後側渡り線部3Cとの間に装着されている。
【0015】そして、このように構成された偏向ヨーク
装置は、コイルボビン1の内側に陰極線管のネック部
(図示せず)を挿通した後、該コイルボビン1の後端締
付部1Dを締付バンド10で締付けることにより、該ネ
ック部に装着される。
【0016】次に、垂直偏向コイル3,3の各コイル部
5,6,7,8の結線について図10に基づいて説明す
る。
【0017】図10において、11は右側のバレル磁界
発生コイル部5と左側のバレル磁界発生コイル部7を直
列接続した一の直列回路、12は右側のピンクッション
磁界発生コイル部6と左側のピンクッション磁界発生コ
イル部8を直列接続した他の直列回路をそれぞれ示し、
該一の直列回路11と他の直列回路12は並列に接続さ
れ、図示しない垂直偏向電流発生装置の高圧側(Ho
t)と低圧側(Cold)に接続されている。
【0018】13,14はダイオードを示し、該ダイオ
ード13,14は他の直列回路12とColdとの間に
位置し、互いに逆極性に並列接続されている。そして、
該ダイオード13,14は、図11に示すように、印加
される電圧が立上り電圧VON以上になったときにON状
態となるスイッチング動作を有している。これにより、
垂直偏向電流の小さな図12に示す領域1では、ダイオ
ード13,14はOFF状態となり、一の直列回路11
(バレル磁界発生コイル部5,7)を流れる電流が支配
的になる。一方、垂直偏向電流の大きな領域2では、ダ
イオード13,14がON状態となり、他の直列回路1
2(ピンクッション磁界発生コイル部6,8)を流れる
電流が支配的となる。
【0019】15,15はバレル磁界発生コイル部5,
7にそれぞれ並列接続された抵抗、16,16はピンク
ッション磁界発生コイル部6,8にそれぞれ並列接続さ
れた抵抗を示し、該各抵抗15,16はコイル部5,
6,7,8におけるリンギングを防止するものである。
【0020】17は各抵抗15,15間に接続され、タ
ップがバレル磁界発生コイル部5,7間の接続点に接続
された調整抵抗で、該調整抵抗17を調整することによ
りバレル磁界発生コイル部5,7を流れる電流値を調整
し、左,右のバレル磁界のバランスを調整するようにな
っている。
【0021】18はダイオード13,14と並列に接続
されたダイオード制御抵抗を示し、該ダイオード制御抵
抗18はダイオード13,14を流れる電流を分流する
ことによってダイオードの鋭角的な立上り特性を鈍らせ
るようにしている。
【0022】19は一の直列回路11とColdとの間
に位置して接続された感調抵抗を示し、該感調抵抗19
は、一の直列回路11と各抵抗15および調整抵抗17
とからなる並列回路を流れる電流値を調整し、一の直列
回路11と他の直列回路12とを流れる垂直偏向電流の
電流値を調整するようになっている。
【0023】なお、便宜上、垂直偏向電流をI、直列回
路11を流れる電流を電流I1 、他の直列回路12を流
れる電流を電流I2 とし、さらに抵抗15,16,1
7,18の抵抗値を無視して、I=I1 +I2 になると
仮定する。
【0024】このように構成される偏向ヨーク装置で
は、R,G,Bの各電子ビームを出力する電子銃を水平
方向にインライン配設して設けたカラー受像管のネック
部に装着され、水平偏向コイル2,2に水平偏向電流を
供給し、一方垂直偏向コイル3,3にパラボラ状の垂直
偏向電流Iを供給して、各コイルから発生する水平偏向
磁界,垂直偏向磁界を利用して各電子銃から出力される
各色の電子ビームを偏向するようにしている。
【0025】また、この従来技術による偏向ヨーク装置
では、2個のダイオード13,14のスイッチング動作
によって、垂直偏向電流Iが小さいとき、即ち電子ビー
ムが図16に示す画面の領域1を走査しているときに
は、他の直列回路12(ピンクッション磁界発生コイル
部6,8)には電流I2 は流れず、一の直列回路11
(バレル磁界発生コイル部5,7)にのみ電流I1 が流
れる。これにより、垂直偏向磁界はバレル歪みが強めら
れ、図7に示すミスコンバーゼンスS3Vを補正するこ
とができる。
【0026】一方、垂直偏向電流Iが大きいとき、即ち
電子ビームが図16に示す領域2を走査しているときに
は、ダイオード13,14のスイッチング動作によって
他の直列回路12(ピンクッション磁界発生コイル部
6,8)にも電流I2 が流れ、ピンクッション磁界発生
コイル部6,8によってピンクッション磁界が発生す
る。これにより、垂直偏向磁界はピンクッション歪みが
強められ、図6に示すクロスミスコンバーゼンスPQV
を補正することができる。
【0027】この結果、画面の領域1と領域2とで垂直
偏向磁界の歪率を独自に変化させることにより、ミスコ
ンバーゼンスS3VとクロスミスコンバーゼンスPQV
とをそれぞれ補正することができ、画面におけるミスコ
ンバーゼンスを低減した奇麗な画面が得られるようにし
ている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来技術による偏向ヨーク装置では、垂直偏向電流Iの大
きさによって2個のダイオード13,14を動作させる
ようにしているが、ダイオードの特性は図11に示すよ
うに、印加される電圧Vが立上り電圧VONを超えると鋭
角な立上り特性を示すため、ダイオード制御抵抗18を
ダイオード13,14に並列に接続している。
【0029】しかし、2個のダイオード13,14の鋭
角な立上り特性を鈍らせるためには、ダイオード制御抵
抗18を大きな抵抗値とする必要があるものの、大きな
抵抗値を有するダイオード制御抵抗18を使用した場合
には、ダイオード13,14に直列接続された他の直列
回路12(ピンクッション磁界発生コイル部6,8)に
流れる電流I2 も小さくなり、垂直偏向コイル3,3か
ら発生する垂直偏向磁界が小さくなる。このため、ダイ
オード制御抵抗18の抵抗値の大きさには制限がある。
【0030】従って、ダイオード13,14のスイッチ
ングの立上り特性はある程度鋭角となり、垂直偏向電流
が高くなってダイオード13,14がスイッチング動作
を開始するとピンクッション磁界発生コイル部6,8に
電流が急激に流れ、垂直偏向磁界がバレル磁界からピン
クッション磁界に急激に変化する。このため、画面の領
域2と領域1の境界線上には、バレル磁界からピンクッ
ション磁界に変わる境目となる白線(所謂、ホワイトラ
スタ)が発生するという問題がある。
【0031】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は、クロスミスコンバーゼンスP
QVとミスコンバーゼンスS3Vを補正すると共に、垂
直偏向磁界のバレル磁界とピンクッション磁界とに切換
わるときの境界に発生するホワイトラスタをなくすこと
のできる偏向ヨーク装置を提供することを目的としてい
る。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明による偏向ヨーク
装置は、カラー受像管のネック部に装着されるコイルボ
ビンと、該コイルボビンに設けられ、前記カラー受像管
のネック部から出力される電子ビームを偏向する磁界を
発生する一対の水平偏向コイルおよび一対の垂直偏向コ
イルとからなる。
【0033】そして、前述した課題を解決するために、
本発明が採用する構成の特徴は、前記各垂直偏向コイル
を少なくとも2個のバレル磁界発生コイル部とピンクッ
ション磁界発生コイル部とに分割し、前記各バレル磁界
発生コイル部を直列接続して一の直列回路を形成し、前
記各ピンクッション磁界発生コイル部を直列接続して他
の直列回路を形成し、前記一の直列回路と他の直列回路
とを並列接続し、かつ前記一の直列回路または他の直列
回路のうちいずれか一方の直列回路にバリスタを直列接
続する構成としたことにある。
【0034】
【作用】請求項1の発明のように構成することにより、
バリスタは印加電圧によって抵抗値が変わる半導体素子
があるため、印加電圧に対してある程度のリニアリティ
を以て電流を流すという特性を有しており、垂直偏向電
流の大きさによって、垂直偏向コイルから発生する垂直
偏向磁界をバレル磁界からピンクッション磁界に徐々に
変化させることができようになる。例えば、バリスタを
他の直列回路に直列接続した状態においては、垂直偏向
電流が小さいときには、バリスタは殆ど電流を流さず、
バレル磁界発生コイル部を直列接続して構成された一の
直列回路のみに垂直偏向電流が流れ、垂直偏向磁界をバ
レル磁界とする。一方、垂直偏向電流を徐々に大きくす
ると、バリスタは垂直偏向電流に対応した電流を他の直
列回路に流すから、ピンクッション磁界発生コイル部を
直列接続して構成された他の直列回路にも垂直偏向電流
が流れ、垂直偏向磁界をバレル磁界からピンクッション
磁界に徐々に変えることができる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図5に基
づいて説明する。なお、前述した従来技術と同一の構成
要素に同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0036】まず、図1および図2に本発明による第1
の実施例を示す。
【0037】図中、21は従来技術で述べた2個のダイ
オード13,14に代えて接続されるバリスタを示し、
該バリスタ21は、ピンクッション磁界発生コイル部
6,8を直列接続した他の直列回路12とColdとの
間に接続されている。そして、該バリスタ21は印加さ
れる電圧によって抵抗値の変わる半導体素子であり、図
2に示すように、正方向では印加される電圧が大きくな
るに従って電流値も大きくなり、負方向では印加される
電圧が−(マイナス)方向に大きくなるに従って電流値
も−方向に大きくなるという、印加電圧に対してある程
度のリニアリティを以て電流を流すという動作特性を持
っている。
【0038】このように構成される本実施例による偏向
ヨーク装置においても、前述した従来技術による偏向ヨ
ーク装置と同様に、R,G,Bの各電子ビームを出力す
る電子銃を水平方向にインライン配設して設けたカラー
受像管のネック部に装着され、水平偏向コイル2,2に
水平偏向電流を供給し、一方垂直偏向コイル3,3にパ
ラボラ状の垂直偏向電流を供給して、各コイル2,3か
ら発生する水平偏向磁界,垂直偏向磁界を利用して各電
子銃からの各色の電子ビームを偏向するようにしてい
る。
【0039】次に、バリスタ21の動作について説明す
るに、従来技術と同様に、前記直列回路11を流れる電
流を電流I1 とし、他の直列回路12を流れる電流を電
流I2 とし、さらに各抵抗15,16,17,19の抵
抗値を無視すれば、垂直偏向電流I=I1 +I2 の関係
となる。
【0040】ここで、バリスタ21は、垂直偏向電流I
の大きさによって、他の直列回路12を流れる電流I2
は図2の特性から設定されるもので、他の直列回路12
に電流I2 が流れた場合には、直列回路11には電流I
1 (I1 =I−I2 )が流れる。このため、垂直偏向コ
イル3,3から発生する垂直偏向磁界は、バレル磁界と
ピンクッション磁界の比率が電流I2 と電流I1 の比率
となる磁界を発生するようになる。
【0041】まず、パラボラ状の垂直偏向電流Iが小さ
い場合、即ち画面上において垂直方向の中央部付近を電
子ビームが走査しているときには、バリスタ21に印加
される電圧も小さくなっている。このため、該バリスタ
21から他の直列回路12(ピンクッション磁界発生コ
イル部6,8)へは殆ど電流I2 は流れず、直列回路1
1(バレル磁界発生コイル部5,7)のみ電流I1 (I
2 ≒I)が流れ、垂直偏向磁界はバレル磁界とすること
ができる。この結果、図7に示すミスコンバーゼンスS
3Vを補正できる。
【0042】一方、垂直偏向電流Iが大きい場合、即ち
画面上において垂直方向の上,下に拡がった付近を電子
ビームが走査しているときには、バリスタ21に印加さ
れる電圧も大きくなっている。このため、該バリスタ2
1から他の直列回路12に流れる電流I2 が大きくな
り、該他の直列回路12に並列接続された直列回路11
を流れる電流I1 は小さくなる。これにより、垂直偏向
磁界はピンクッション磁界を強くすることができ、図6
に示すクロスミスコンバーゼンスPQVを補正できる。
【0043】然るに、本実施例では、従来技術で用いて
いた鋭角な立上りのスイッチング特性を有するダイオー
ド13,14に代えてバリスタ21を他の直列回路12
とColdとの間に接続する。そして、該バリスタ21
は印加される電圧によって抵抗が変化するものであるか
ら、垂直偏向電流Iの大きさに対応してバリスタ21が
直列接続された他の直列回路12(ピンクッション磁界
発生コイル部6,8)に流れる電流I2 を調整すること
ができる。
【0044】従って、垂直偏向電流の大きさによって、
垂直偏向コイル3,3から発生する垂直偏向磁界を、バ
レル磁界からピンクッション磁界に徐々に変化させるこ
とができる。そして、垂直偏向磁界を、画面の垂直方向
中央部ではバレル磁界とし、上,下に拡がるに従ってピ
ンクッション磁界を強めることができる。
【0045】かくして、本実施例では垂直偏向磁界を、
バレル磁界からピンクッション磁界への急激な変化をな
くすことができ、従来の画面上で、ダイオード13,1
4のスイッチング動作により、垂直偏向磁界がバレル磁
界からピンクッション磁界に切換わる境界線に存在して
いた白線(ホワイトラスタ)をなくすことができる。
【0046】この結果、画面におけるクロスミスコンバ
ーゼンスPQVとミスコンバーゼンスS3Vを確実に補
正すると共に、ホワイトラスタを除去でき、奇麗な画面
を得ることができる。
【0047】さらに、従来技術のようにダイオード1
3,14を用いなくて済むから、スイッチング動作を鈍
らせるダイオード制御抵抗18も不必要となり、部品点
数を削減することができる。
【0048】次に、図3ないし図5に本発明による第2
の実施例を示すに、本実施例の特徴は、垂直偏向コイル
をトロイダル型にコアに巻線を巻回してトロイダル型垂
直偏向コイルとして、偏向ヨーク装置をサドル・トロイ
ダル型偏向ヨーク装置(所謂、ST型偏向ヨーク装置)
としたことにある。なお、前述した第1の実施例と同一
の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するも
のとする。
【0049】図中、31,31は実施例によるトロイダ
ル型垂直偏向コイルを示し、該垂直偏向コイル31はコ
ア9にトロイダル状に巻回して、上,下に位置して配設
されている。
【0050】32R,32L,33R,33Lは前記垂
直偏向コイル31,31に巻回した巻線の途中から引出
された引出し線を示し、該各引出し線32R〜33Lの
うち、上側に位置した垂直偏向コイル31に接続された
引出し線32R,32Lは、該垂直偏向コイル31をバ
レル磁界発生コイル部34とピンクッション磁界発生コ
イル部35に分離し、下側に位置した垂直偏向コイル3
1に接続された引出し線33R,33Lは、該垂直偏向
コイル31をバレル磁界発生コイル部36とピンクッシ
ョン磁界発生コイル部37に分離するようになってい
る。
【0051】34,35は上側に位置した垂直偏向コイ
ル31によって形成されたバレル磁界発生コイル部,ピ
ンクッション磁界発生コイル部をそれぞれ示し、該バレ
ル磁界発生コイル部34は、上側に位置した垂直偏向コ
イル31の水平軸側の巻線の各端部(図示せず)から引
出し線32R,32Lまでの巻線部分に相当し、図4に
示すように、右側上部に位置した巻線部34Aと左側上
部に位置した巻線部34Bとから構成される。また、ピ
ンクッション磁界発生コイル部35は、上側に位置した
垂直偏向コイル31の引出し線32R,32Lから垂直
軸側の巻線の各端部までの巻線部分に相当し、右側上部
に位置した巻線部35Aと左側上部に位置した巻線部3
5Bとから構成される。
【0052】36,37は下側に位置した垂直偏向コイ
ル31によって形成されたバレル磁界発生コイル部,ピ
ンクッション磁界発生コイル部をそれぞれ示し、該バレ
ル磁界発生コイル部36は、下側に位置した垂直偏向コ
イル31の水平軸側の巻線の各端部(図示せず)から引
出し線33R,33Lまでの巻線部分に相当し、図4に
示すように、右側下部に位置した巻線部36Aと左側下
部に位置した巻線部36Bとから構成される。また、ピ
ンクッション磁界発生コイル部37は、下側に位置した
垂直偏向コイル31の引出し線33R,33Lから垂直
軸側の巻線の各端部までの巻線部分に相当し、右側下部
に位置した巻線部37Aと左側下部に位置した巻線部3
7Bとから構成される。
【0053】そして、前記バレル磁界発生コイル部3
4,36に垂直偏向電流を印加することにより、コイル
ボビン1内にバレル磁界を発生し、ピンクッション磁界
発生コイル部35,37に垂直偏向電流を印加すること
により、コイルボビン1内にピンクッション磁界を発生
するようになっている。
【0054】次に、コイル部34,35,36,37の
結線を図5に示す。
【0055】図5において、38は上側のバレル磁界発
生コイル部34と下側のバレル磁界発生コイル部36を
直列接続した一の直列回路、39は上側のピンクッショ
ン磁界発生コイル部35と下側のピンクッション磁界発
生コイル部37を直列接続した他の直列回路をそれぞれ
示し、該直列回路38,39は並列に接続され、図示し
ない垂直偏向電流発生装置の高圧側(Hot)と低圧側
(Cold)に接続されている。また、他の直列回路3
9にはバリスタ21が直列接続されている。
【0056】このように構成される偏向ヨーク装置にお
いては、垂直偏向コイル31をトロイダル型にコア9に
巻回したもので、その動作においては前述した第1の実
施例と同様に、垂直偏向電流の大きさによってバリスタ
21が動作して直列回路38,39を流れる電流を調整
するようになっている。
【0057】然るに、垂直偏向電流が小さいとき、即ち
電子ビームが画面の垂直方向中央部を走査しているとき
には、他の直列回路39(ピンクッション磁界発生コイ
ル部35,37)を流れる電流I2 を小さくし、一の直
列回路38(バレル磁界発生コイル部34,36)を流
れる電流I1 を大きくして垂直偏向磁界をバレル磁界と
することができる。
【0058】一方、垂直偏向電流が大きいとき、即ち電
子ビームが画面の垂直方向両側を走査しているときに
は、他の直列回路39(ピンクッション磁界発生コイル
部35,37)を流れる電流I2 を大きくし、一の直列
回路38(バレル磁界発生コイル部34,36)を流れ
る電流I1 を小さくして垂直偏向磁界をピンクッション
磁界とすることができる。
【0059】かくして、本実施例でも、垂直偏向電流の
大きさによって各垂直偏向コイル31によって発生する
垂直偏向磁界をバレル磁界からピンクッション磁界に徐
々に変化させることができ、従来画面に発生していたホ
ワイトラスタを除去できると共に、クロスミスコンバー
ゼンスPQVとミスコンバーゼンスS3Vを補正するこ
とができる。
【0060】なお、前記各実施例では、バリスタ21を
他の直流回路12(39)に直列接続するようにした
が、本発明はこれに限らず、バリスタ21を一の直列回
路11(38)に接続するようにしてもよく、この場合
には、画面の垂直方向の中央部付近でピンクッション磁
界となり、両側に拡がるに従ってバレル磁界とすること
ができる。
【0061】また、前記各実施例では、偏向ヨーク装置
を、SS型偏向ヨーク装置、ST型偏向ヨーク装置につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、サドル・サドル
・トロイダル型偏向ヨーク装置(所謂、SST型偏向ヨ
ーク装置)に用いてよいことは勿論である。
【0062】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の本発明に
よれば、垂直偏向コイルを少なくとも2個のバレル磁界
発生コイル部とピンクッション磁界発生コイル部とに分
割し、各バレル磁界発生コイル部で一の直列回路を形成
し、各ピンクッション磁界発生コイル部で他の直列回路
を形成し、これら一の直列回路と他の直列回路とを並列
接続して、一の直列回路と他の直列回路とのいずれか一
方の直列回路にバリスタを直列接続する構成としたか
ら、該バリスタは印加電圧によって抵抗値が変わるとい
う特性を利用し、垂直偏向電流の大きさによって、垂直
偏向コイルから発生する垂直偏向磁界をバレル磁界から
ピンクッション磁界に徐々に変化させることができる。
例えば、バリスタを他の直列回路に直列接続した場合に
は、印加される垂直偏向電流が小さいときには、一の直
列回路を構成する各バレル磁界発生コイル部に電流を流
し、垂直偏向磁界をバレル磁界とし、一方垂直偏向電流
を徐々に大きくすると、バリスタは垂直偏向電流に対応
した電流を他の直列回路に流すようになり、ピンクッシ
ョン磁界発生コイル部にも徐々に垂直偏向電流が流れ、
垂直偏向磁界をバレル磁界からピンクッション磁界に変
えることができる。これにより、画面上に発生する垂直
偏向磁界は、画面の垂直方向の中央部ではバレル磁界と
なり、上,下に拡がるに従ってピンクッション磁界を強
めるようにでき、クロスミスコンバーゼンスPQVとミ
スコンバーゼンスS3Vを低減すると共に、従来ダイオ
ードを用いることによって生じていたホワイトラスタを
除去でき、奇麗な画面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による垂直偏向コイルの
接続関係を示す回路図である。
【図2】バリスタの特性を示す特性線図である。
【図3】第2の実施例として適用されるサドル・トロイ
ダル型の偏向ヨーク装置を示す側面図である。
【図4】図3中の矢示IV−IV方向からみた断面図であ
る。
【図5】第2の実施例による垂直偏向コイルの接続関係
を示す回路図である。
【図6】画面上にクロスミスコンバーゼンスPQVが生
じている状態を示す説明図である。
【図7】画面上にミスコンバーゼンスS3Vが生じてい
る状態を示す説明図である。
【図8】従来技術によるサドル・サドル型の偏向ヨーク
装置を示す側面図である。
【図9】図8中の矢示IX−IX方向からみた断面図であ
る。
【図10】従来技術による垂直偏向コイルの接続関係を
示す回路図である。
【図11】ダイオードの特性を示す特性線図である。
【図12】従来技術による垂直偏向磁界が画面上でバレ
ル磁界からピンクッション磁界に変わる領域を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 コイルボビン 2 水平偏向コイル 3,31 垂直偏向コイル 5,7,34,36 バレル磁界発生コイル部 6,8,35,37 ピンクッション磁界発生コイル部 11,38 一の直列回路 12,39 他の直列回路 21 バリスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー受像管のネック部に装着されるコ
    イルボビンと、該コイルボビンに設けられ、前記カラー
    受像管のネック部から出力される電子ビームを偏向する
    磁界を発生する一対の水平偏向コイルおよび一対の垂直
    偏向コイルとからなる偏向ヨーク装置において、前記各
    垂直偏向コイルを少なくとも2個のバレル磁界発生コイ
    ル部とピンクッション磁界発生コイル部とに分割し、前
    記各バレル磁界発生コイル部を直列接続して一の直列回
    路を形成し、前記各ピンクッション磁界発生コイル部を
    直列接続して他の直列回路を形成し、前記一の直列回路
    と他の直列回路とを並列接続し、かつ前記一の直列回路
    または他の直列回路のうちいずれか一方の直列回路にバ
    リスタを直列接続する構成としたことを特徴とする偏向
    ヨーク装置。
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