JPH08337171A - パワーステアリング装置のマウント機構 - Google Patents
パワーステアリング装置のマウント機構Info
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- JPH08337171A JPH08337171A JP16923495A JP16923495A JPH08337171A JP H08337171 A JPH08337171 A JP H08337171A JP 16923495 A JP16923495 A JP 16923495A JP 16923495 A JP16923495 A JP 16923495A JP H08337171 A JPH08337171 A JP H08337171A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パワーステアリング装置を弾性変形部材を介
して車体に固定するためのマウント機構において、車体
の走行状態に合わせて弾性変形部材の剛性を調節し、常
に良好な操舵感を得ることができるようにする。 【構成】 弾性変形部材6の内部に電極板21A、21
Bを互いに対向して配置し、これら電極板21A、21
Bの間に電気粘性流体23を封入する。そして、車体の
状態を検出するセンサーからの制御データを基に、制御
回路25が電圧発生器24を制御して電圧を調整すると
ともに、この調整電圧を電極板21A、21Bに印加す
る。例えば、センサーがシミー検出センサーであり、検
出信号がシミーの度合いが大きいことを示している場合
には、制御回路25は電圧発生器24を制御して電圧を
低くし、電気粘性流体23の粘度を小さくして弾性変形
部材6の剛性を低くしシミーを抑える。
して車体に固定するためのマウント機構において、車体
の走行状態に合わせて弾性変形部材の剛性を調節し、常
に良好な操舵感を得ることができるようにする。 【構成】 弾性変形部材6の内部に電極板21A、21
Bを互いに対向して配置し、これら電極板21A、21
Bの間に電気粘性流体23を封入する。そして、車体の
状態を検出するセンサーからの制御データを基に、制御
回路25が電圧発生器24を制御して電圧を調整すると
ともに、この調整電圧を電極板21A、21Bに印加す
る。例えば、センサーがシミー検出センサーであり、検
出信号がシミーの度合いが大きいことを示している場合
には、制御回路25は電圧発生器24を制御して電圧を
低くし、電気粘性流体23の粘度を小さくして弾性変形
部材6の剛性を低くしシミーを抑える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パワーステアリング
装置を車体に固定するマウント機構に関し、特に、電気
粘性流体を用いてマウント機構の剛性を調整するための
技術に関する。
装置を車体に固定するマウント機構に関し、特に、電気
粘性流体を用いてマウント機構の剛性を調整するための
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーステアリング装置は、油圧シリン
ダをギヤケースに一体に設け、このギヤケース内に摺動
自在にラックシャフトを組み込んでいる。そして、この
ようにしたパワーステアリング装置を車体に取り付ける
マウント機構としては、図7、8あるいは図9、10に
示すものがある。図7、8に示す一従来例では、ラック
シャフト12を摺動自在に組み込んだギヤケース3の外
周にフランジ状壁部3Aを形成し、その周囲にマウンテ
ィングラバー6を設けている。更にこのマウンティング
ラバー6の外周にブラケット7を被せ、その両側に形成
されたボルト孔8にボルト9を締め付けることで、この
パワーステアリング装置を車体に取り付けている。以上
の従来例は、弾性変形部材であるマウンティングラバー
6はギヤケース3の全周に設けられるものである。
ダをギヤケースに一体に設け、このギヤケース内に摺動
自在にラックシャフトを組み込んでいる。そして、この
ようにしたパワーステアリング装置を車体に取り付ける
マウント機構としては、図7、8あるいは図9、10に
示すものがある。図7、8に示す一従来例では、ラック
シャフト12を摺動自在に組み込んだギヤケース3の外
周にフランジ状壁部3Aを形成し、その周囲にマウンテ
ィングラバー6を設けている。更にこのマウンティング
ラバー6の外周にブラケット7を被せ、その両側に形成
されたボルト孔8にボルト9を締め付けることで、この
パワーステアリング装置を車体に取り付けている。以上
の従来例は、弾性変形部材であるマウンティングラバー
6はギヤケース3の全周に設けられるものである。
【0003】図9、10に示す他の従来例では、弾性変
形部材がギヤケース3の一部にのみ設けられる例であ
る。即ち、ギヤケース3の一部にフランジ13が一体的
に形成されている。そして、このフランジ13には円筒
状の孔部14を形成し、この孔部14に弾性変形部材で
あるラバーブッシュ15を設けている。ラバーブッシュ
15は円筒状を成しており、外周側にはアウターカラー
16が設けられ、内周側にはインナーカラー17が設け
られる。そして、インナーカラー17の中にボルト19
が挿入され、車体側に固定される。これらマウント機構
では、パワーステアリング装置が、マウティングラバー
6やラバーブッシュ15などの弾性変形部材を介して車
体11に取り付けられている。そして、この弾性変形部
材によって決まる振動減衰特性やステア特性は、ハンド
ルの操舵感に大きく影響するものである。
形部材がギヤケース3の一部にのみ設けられる例であ
る。即ち、ギヤケース3の一部にフランジ13が一体的
に形成されている。そして、このフランジ13には円筒
状の孔部14を形成し、この孔部14に弾性変形部材で
あるラバーブッシュ15を設けている。ラバーブッシュ
15は円筒状を成しており、外周側にはアウターカラー
16が設けられ、内周側にはインナーカラー17が設け
られる。そして、インナーカラー17の中にボルト19
が挿入され、車体側に固定される。これらマウント機構
では、パワーステアリング装置が、マウティングラバー
6やラバーブッシュ15などの弾性変形部材を介して車
体11に取り付けられている。そして、この弾性変形部
材によって決まる振動減衰特性やステア特性は、ハンド
ルの操舵感に大きく影響するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術のマウント機構によれば、マウティングラバー6
やラバーブッシュ15などの弾性変形部材の動バネ定
数、つまり、弾性変形部材の剛性が1つに決まってしま
う。そして、この剛性は、振動減衰特性やステア特性に
大きく影響を与えるものである。例えば弾性変形部材の
剛性が高ければ安定したアンダーステア特性を得ること
ができるが、シミー(ハンドルの振動)が発生しやすな
ってしまう。反対に、剛性が低ければ、シミーを抑える
ことができるが、アンダーステア特性が弱まってしま
う。そのため、これらの条件の妥協点を見出して、弾性
変形部材を決めなければならず、そのチューニングに開
発工数を費やさねばならなかった。この発明は、以上の
問題点を解決するためになされたもので、車体の走行状
態に合わせて弾性変形部材の剛性を調節し、常に良好な
操舵感を得ることができるパワーステアリング装置のマ
ウント機構を提供することを目的とする。
来技術のマウント機構によれば、マウティングラバー6
やラバーブッシュ15などの弾性変形部材の動バネ定
数、つまり、弾性変形部材の剛性が1つに決まってしま
う。そして、この剛性は、振動減衰特性やステア特性に
大きく影響を与えるものである。例えば弾性変形部材の
剛性が高ければ安定したアンダーステア特性を得ること
ができるが、シミー(ハンドルの振動)が発生しやすな
ってしまう。反対に、剛性が低ければ、シミーを抑える
ことができるが、アンダーステア特性が弱まってしま
う。そのため、これらの条件の妥協点を見出して、弾性
変形部材を決めなければならず、そのチューニングに開
発工数を費やさねばならなかった。この発明は、以上の
問題点を解決するためになされたもので、車体の走行状
態に合わせて弾性変形部材の剛性を調節し、常に良好な
操舵感を得ることができるパワーステアリング装置のマ
ウント機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、この発明は、パワーステアリング装置を弾性変形
部材を介して車体に固定するためのマウント機構を前提
とする。そして、第1の発明は、弾性変形部材の内部に
互いに対向させて配置した一組の電極板と、これら対向
する電極板の間に封入した電気粘性流体と、電極板に電
圧を印加する電圧発生器と、電圧発生器を制御して電圧
を調整する制御回路と、制御回路へ制御データを与える
ために車体の状態を検出するセンサとを備えた点に特徴
を有する。第2の発明は、第1の発明において、センサ
として少なくともシミー検出センサを備え、検出信号が
シミーの度合いが大きいことを示している場合には、制
御回路が電圧発生器を制御して電圧を低くすることで、
電気粘性流体の粘度を小さくし、弾性変形部材の剛性を
低くする点に特徴を有する。第3の発明は、センサとし
て少なくとも車速検出センサを備え、検出信号が車速が
高速であることを示している場合には、制御回路は電圧
発生器を制御して電圧を高くすることで、電気粘性流体
の粘度を大きくし、弾性変形部材の剛性を高くする点に
特徴を有する。
めに、この発明は、パワーステアリング装置を弾性変形
部材を介して車体に固定するためのマウント機構を前提
とする。そして、第1の発明は、弾性変形部材の内部に
互いに対向させて配置した一組の電極板と、これら対向
する電極板の間に封入した電気粘性流体と、電極板に電
圧を印加する電圧発生器と、電圧発生器を制御して電圧
を調整する制御回路と、制御回路へ制御データを与える
ために車体の状態を検出するセンサとを備えた点に特徴
を有する。第2の発明は、第1の発明において、センサ
として少なくともシミー検出センサを備え、検出信号が
シミーの度合いが大きいことを示している場合には、制
御回路が電圧発生器を制御して電圧を低くすることで、
電気粘性流体の粘度を小さくし、弾性変形部材の剛性を
低くする点に特徴を有する。第3の発明は、センサとし
て少なくとも車速検出センサを備え、検出信号が車速が
高速であることを示している場合には、制御回路は電圧
発生器を制御して電圧を高くすることで、電気粘性流体
の粘度を大きくし、弾性変形部材の剛性を高くする点に
特徴を有する。
【0006】
【作用】請求項1の発明では、車体の状態を検出するセ
ンサからの検出信号により制御回路が電圧発生器を制御
して、電極板に印加する電圧を調節する。そして、電圧
を調節して電気粘性流体の粘度を変えることで、弾性変
形部材の剛性を調節できるので、走行状態に応じてハン
ドル操舵を常に良好なものへ近づけることができる。な
お、センサとしては、例えばシミー検出センサ、車速検
出センサ、操舵角検出センサ、あるいは横加速度検出セ
ンサ等を使用すればよい。請求項2の発明では、シミー
検出センサがシミーの度合いが大きいことを示している
場合には、電圧を低くすればよい。電圧が低くなれば、
弾性変形部材全体の剛性が低くなるので、シミーを抑制
できる。請求項3の発明では、車速検出センサが車速の
大きいことを示している場合には、電圧を高くすればよ
い。電圧が高くなれば、弾性変形部材全体の剛性が高く
なるので、アンダーステア特性を強めることができる。
ンサからの検出信号により制御回路が電圧発生器を制御
して、電極板に印加する電圧を調節する。そして、電圧
を調節して電気粘性流体の粘度を変えることで、弾性変
形部材の剛性を調節できるので、走行状態に応じてハン
ドル操舵を常に良好なものへ近づけることができる。な
お、センサとしては、例えばシミー検出センサ、車速検
出センサ、操舵角検出センサ、あるいは横加速度検出セ
ンサ等を使用すればよい。請求項2の発明では、シミー
検出センサがシミーの度合いが大きいことを示している
場合には、電圧を低くすればよい。電圧が低くなれば、
弾性変形部材全体の剛性が低くなるので、シミーを抑制
できる。請求項3の発明では、車速検出センサが車速の
大きいことを示している場合には、電圧を高くすればよ
い。電圧が高くなれば、弾性変形部材全体の剛性が高く
なるので、アンダーステア特性を強めることができる。
【0007】
【実施例】この発明の実施例を、図1乃至図6において
説明する。そして、従来例を示す図7〜10と同様の部
分については、同一の符号を付す。第1実施例のマウン
ト機構を図1に示す。図1は図7、8に示す従来例に対
応しており、このマウント機構は、マウンティングラバ
ー6内に略面U字形状をなす電極板21A、21Bを対
向させて設け、これら電極板21A,21Bの間に電気
粘性流体23を封入している。電極板21Aは電圧発生
器24に接続される。そして、電圧発生器24が発生す
る電圧は、図示しないシミー検出センサや、車速セン
サ、操舵角センサ、横加速度センサ等のセンサ等からの
検出信号により得られた制御データを基に、制御回路2
5から制御される。一方、電極板21Bはアースされて
いる。
説明する。そして、従来例を示す図7〜10と同様の部
分については、同一の符号を付す。第1実施例のマウン
ト機構を図1に示す。図1は図7、8に示す従来例に対
応しており、このマウント機構は、マウンティングラバ
ー6内に略面U字形状をなす電極板21A、21Bを対
向させて設け、これら電極板21A,21Bの間に電気
粘性流体23を封入している。電極板21Aは電圧発生
器24に接続される。そして、電圧発生器24が発生す
る電圧は、図示しないシミー検出センサや、車速セン
サ、操舵角センサ、横加速度センサ等のセンサ等からの
検出信号により得られた制御データを基に、制御回路2
5から制御される。一方、電極板21Bはアースされて
いる。
【0008】第2実施例のマウント機構を図2に示す。
図2は図9、10に示す従来例に対応しており、このマ
ウント機構は、ラバーブッシュ15内に円筒電極板26
Aと円筒電極板26Bとを対向させて設け、これら円筒
電極板26A、26Bの間に電気粘性流体23を封入し
ている。そして、円筒電極板26Aを電圧発生器24に
接続し、円筒電極板26Bをアースさせていることは第
1実施例と同じ構造である。なお、これらの実施例にお
いて、電気粘性流体23は、印加電圧を増加させると電
場が大きくなり、見かけの粘度がWinslow効果に
よって増大するので、弾性変形部材(6、15)の剛性
が高くなる。反対に、印加電圧を減少させると粘度が低
下し、剛性は低くなる。
図2は図9、10に示す従来例に対応しており、このマ
ウント機構は、ラバーブッシュ15内に円筒電極板26
Aと円筒電極板26Bとを対向させて設け、これら円筒
電極板26A、26Bの間に電気粘性流体23を封入し
ている。そして、円筒電極板26Aを電圧発生器24に
接続し、円筒電極板26Bをアースさせていることは第
1実施例と同じ構造である。なお、これらの実施例にお
いて、電気粘性流体23は、印加電圧を増加させると電
場が大きくなり、見かけの粘度がWinslow効果に
よって増大するので、弾性変形部材(6、15)の剛性
が高くなる。反対に、印加電圧を減少させると粘度が低
下し、剛性は低くなる。
【0009】次に、これら第1、第2実施例の作用を説
明する。パワーステアリング装置は、そのマウント機構
により油圧シリンダ(パワーステアリング装置が油圧式
の場合)の軸方向の変位(動き)が拘束される。つま
り、マウンティングラバー6やラバーブッシュ15のよ
うな弾性変形部材の剛性を調整することによって、油圧
シリンダ軸方向への変位量が制限される構造となってい
る。図1や図2のマウント機構では、電気粘性流体23
の粘度を小さくしていくと、弾性変形部材(6、15)
の剛性が小さくなるので、油圧シリンダは軸方向への変
位が許容されることになる。つまり、図1ではギヤケー
ス3とブラケット7及び車体11との間の弾性変形部材
(6)が、図2ではギヤケース3のフランジ部13(図
11参照)とインナーカラー17との間の弾性変形部材
(15)が大きく変形することにより、油圧シリンダが
軸方向に移動する。
明する。パワーステアリング装置は、そのマウント機構
により油圧シリンダ(パワーステアリング装置が油圧式
の場合)の軸方向の変位(動き)が拘束される。つま
り、マウンティングラバー6やラバーブッシュ15のよ
うな弾性変形部材の剛性を調整することによって、油圧
シリンダ軸方向への変位量が制限される構造となってい
る。図1や図2のマウント機構では、電気粘性流体23
の粘度を小さくしていくと、弾性変形部材(6、15)
の剛性が小さくなるので、油圧シリンダは軸方向への変
位が許容されることになる。つまり、図1ではギヤケー
ス3とブラケット7及び車体11との間の弾性変形部材
(6)が、図2ではギヤケース3のフランジ部13(図
11参照)とインナーカラー17との間の弾性変形部材
(15)が大きく変形することにより、油圧シリンダが
軸方向に移動する。
【0010】また、電気粘性流体23の粘度を大きくし
ていくと弾性変形部材(6、15)の剛性が大きくなっ
て油圧シリンダが変位できなくなる。すなわち弾性変形
部材(6、15)が変形しなくなり、油圧シリンダの位
置が固定される。このように電気粘性流体23により弾
性変形部材(6、15)の剛性を変更させることによ
り、マウント機構の剛性を調整することができる。 (1) これにより、例えばシミー(ハンドルなどに特有
の振動)を低減することができる。まず、シミー検出セ
ンサとして、図3に示すようにステアリングホイール2
9に円周方向の複数箇所に加速度計31を設ける。そし
て、この加速度計31によってハンドルの円周方向の振
動を検出するとともに、その検出信号を制御回路25が
演算して、電圧発生器を制御する指令信号を設定する。
この制御回路25からの指令信号を受けて電圧発生器2
4が所定の電圧を発生させる。この電圧を電極板21A
(または円筒電極板26A)にかけて電気粘性流体23
の粘度を変化させる。なお、シミー検出センサとして
は、図4に示すようにステアリングシャフト32に加速
度計31を設けてもよい。
ていくと弾性変形部材(6、15)の剛性が大きくなっ
て油圧シリンダが変位できなくなる。すなわち弾性変形
部材(6、15)が変形しなくなり、油圧シリンダの位
置が固定される。このように電気粘性流体23により弾
性変形部材(6、15)の剛性を変更させることによ
り、マウント機構の剛性を調整することができる。 (1) これにより、例えばシミー(ハンドルなどに特有
の振動)を低減することができる。まず、シミー検出セ
ンサとして、図3に示すようにステアリングホイール2
9に円周方向の複数箇所に加速度計31を設ける。そし
て、この加速度計31によってハンドルの円周方向の振
動を検出するとともに、その検出信号を制御回路25が
演算して、電圧発生器を制御する指令信号を設定する。
この制御回路25からの指令信号を受けて電圧発生器2
4が所定の電圧を発生させる。この電圧を電極板21A
(または円筒電極板26A)にかけて電気粘性流体23
の粘度を変化させる。なお、シミー検出センサとして
は、図4に示すようにステアリングシャフト32に加速
度計31を設けてもよい。
【0011】図5のマトリックスに示すように、制御回
路25はシミーがある基準値以上になったら印加電圧を
低くすることで、電気粘性流体23の粘度を小さくすれ
ばよい。粘度が小さくなれば、弾性変形部材(6、1
5)の剛性が低くなるので、シミーを抑制できる。この
ように、ハンドルにシミー等の振動が検出されると、つ
まり、シミーの程度が基準値以上の場合、例えば周波数
が基準値より高い場合、電圧を弱めて電気粘性流体23
の粘度を小さくし、弾性変形部材(6、15)の剛性を
低くすることでシミーを低減できる。以上の如く、印加
電圧を変化させることによって任意にマウント剛性、つ
まり弾性変形部材の剛性を制御し、シミーを低減でき
る。
路25はシミーがある基準値以上になったら印加電圧を
低くすることで、電気粘性流体23の粘度を小さくすれ
ばよい。粘度が小さくなれば、弾性変形部材(6、1
5)の剛性が低くなるので、シミーを抑制できる。この
ように、ハンドルにシミー等の振動が検出されると、つ
まり、シミーの程度が基準値以上の場合、例えば周波数
が基準値より高い場合、電圧を弱めて電気粘性流体23
の粘度を小さくし、弾性変形部材(6、15)の剛性を
低くすることでシミーを低減できる。以上の如く、印加
電圧を変化させることによって任意にマウント剛性、つ
まり弾性変形部材の剛性を制御し、シミーを低減でき
る。
【0012】(2) また、センサとして車速センサや操
舵角センサ及び横加速度センサ等を用いて、車両のステ
ア特性を積極的に変更することもできる。例えば、図6
のマトリックスに示すように、車速が低中速域において
は、車両のステア特性を軽快なものとすべくアンダース
テア特性が弱められる様に弾性変形部材(6、15)の
剛性を調整する。そして車速が高速域においては、安定
感のあるステア特性とすべくアンダーステア特性が強め
られるように弾性変形部材(6、15)の剛性を調整す
る。このようにマウント剛性を適切に設定することで低
速での取り回しの良さと、高速でのスタビリティが両立
できる。なお、シミーが基準値以下のときには弾性変形
部材(6、15)の剛性を高めて、ステアリングコンプ
ライアンスを抑え、安定したアンダーステア気味のステ
ア特性を確保し、シミーが基準値以上になったら、これ
を抑えるように剛性を低く設定することもできる。
舵角センサ及び横加速度センサ等を用いて、車両のステ
ア特性を積極的に変更することもできる。例えば、図6
のマトリックスに示すように、車速が低中速域において
は、車両のステア特性を軽快なものとすべくアンダース
テア特性が弱められる様に弾性変形部材(6、15)の
剛性を調整する。そして車速が高速域においては、安定
感のあるステア特性とすべくアンダーステア特性が強め
られるように弾性変形部材(6、15)の剛性を調整す
る。このようにマウント剛性を適切に設定することで低
速での取り回しの良さと、高速でのスタビリティが両立
できる。なお、シミーが基準値以下のときには弾性変形
部材(6、15)の剛性を高めて、ステアリングコンプ
ライアンスを抑え、安定したアンダーステア気味のステ
ア特性を確保し、シミーが基準値以上になったら、これ
を抑えるように剛性を低く設定することもできる。
【0013】以上説明したように、この実施例では以下
のような効果を得る。これら第1、第2実施例のパワー
ステアリングのマウント機構では、弾性変形部材(6、
15)内に、対向する2つの電極板(21Aと21B、
26Aと26B)と、これら電極間の電気粘性流体23
とを設けている。そして、この電気粘性流体23の粘度
を、シミー検出センサ、車速センサ、、操舵角センサ、
横加速度センサ等のセンサの信号に基づき制御回路25
を介して印加電圧をかけて変化させ、弾性変形部材
(6、15)の剛性を制御できるので、不快な車両のハ
ンドルシミーを低減出来る。また、車両のステア特性を
も積極的に変更し、低中速域ではアンダーステア特性を
弱め軽快なステア特性とし、高速ではアンダーステアを
強め安定感のあるステア特性が得られる。そして、この
ように車両の走行状態に応じて弾性変形部材(6、1
5)の剛性を変化させられるので、マウント機構のチュ
ーニングが容易になり、開発工数を低減できると言う効
果がある。
のような効果を得る。これら第1、第2実施例のパワー
ステアリングのマウント機構では、弾性変形部材(6、
15)内に、対向する2つの電極板(21Aと21B、
26Aと26B)と、これら電極間の電気粘性流体23
とを設けている。そして、この電気粘性流体23の粘度
を、シミー検出センサ、車速センサ、、操舵角センサ、
横加速度センサ等のセンサの信号に基づき制御回路25
を介して印加電圧をかけて変化させ、弾性変形部材
(6、15)の剛性を制御できるので、不快な車両のハ
ンドルシミーを低減出来る。また、車両のステア特性を
も積極的に変更し、低中速域ではアンダーステア特性を
弱め軽快なステア特性とし、高速ではアンダーステアを
強め安定感のあるステア特性が得られる。そして、この
ように車両の走行状態に応じて弾性変形部材(6、1
5)の剛性を変化させられるので、マウント機構のチュ
ーニングが容易になり、開発工数を低減できると言う効
果がある。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、車体の走行状
態に応じて弾性変形部材の剛性を調節できるので、どの
ような走行状態であっても常に良好な操舵感を得ること
ができる。しかも、弾性変形部材の剛性をチューニング
するための開発工数を少なくでき、コストダウンにもつ
ながる。請求項2の発明によれば、シミーの度合いが大
きい場合には、マウント機構の剛性を低くすることでシ
ミーを抑制できる。したがって、どのような走行状態で
もシミーを抑制することができる。請求項3の発明によ
れば、車速が大きい場合にはマウント機構の剛性を高く
することでアンダーステア特性を強め安定性の良い車体
特性にすることができる。反対に、車速が小さい場合に
はマウント機構の剛性を低くすることでアンダーステア
特性を弱め軽快で取り回しの良い車両特性にできる。
態に応じて弾性変形部材の剛性を調節できるので、どの
ような走行状態であっても常に良好な操舵感を得ること
ができる。しかも、弾性変形部材の剛性をチューニング
するための開発工数を少なくでき、コストダウンにもつ
ながる。請求項2の発明によれば、シミーの度合いが大
きい場合には、マウント機構の剛性を低くすることでシ
ミーを抑制できる。したがって、どのような走行状態で
もシミーを抑制することができる。請求項3の発明によ
れば、車速が大きい場合にはマウント機構の剛性を高く
することでアンダーステア特性を強め安定性の良い車体
特性にすることができる。反対に、車速が小さい場合に
はマウント機構の剛性を低くすることでアンダーステア
特性を弱め軽快で取り回しの良い車両特性にできる。
【図1】この発明の第1実施例に係るパワーステアリン
グ装置のマウント機構の拡大断面図である。
グ装置のマウント機構の拡大断面図である。
【図2】この発明の第2実施例に係るパワーステアリン
グ装置のマウント機構の拡大断面図である。
グ装置のマウント機構の拡大断面図である。
【図3】シミー検出センサの設置位置の一例を示す図で
ある。
ある。
【図4】シミー検出センサの設置位置の他の例を示す図
である。
である。
【図5】この発明の実施例においてシミーを低減するた
めに印加電圧の制御を行うためのマトリックス表を示す
図である。
めに印加電圧の制御を行うためのマトリックス表を示す
図である。
【図6】この発明の実施例においてステア特性を変更す
るために印加電圧の制御を行うためのマトリックス表を
示す図である。
るために印加電圧の制御を行うためのマトリックス表を
示す図である。
【図7】一従来例に係るパワーステアリング装置の断面
図である。
図である。
【図8】一従来例に係るパワーステアリング装置の断面
図である。
図である。
【図9】他の従来例に係るパワーステアリング装置の断
面図である。
面図である。
【図10】他の従来例に係るパワーステアリング装置の
断面図である。
断面図である。
6、15 弾性変形部材 11 車体 12 ラックシャフト 17 インナーカラー 16 アウターカラー 19 ボルト 21A、21B 電極板 23 電気粘性流体 24 電圧発生器 25 制御回路 26A、26B 円筒電極板
Claims (3)
- 【請求項1】 パワーステアリング装置を弾性変形部材
を介して車体に固定するためのマウント機構において、
弾性変形部材の内部に互いに対向させて配置した一組の
電極板と、これら対向する電極板の間に封入した電気粘
性流体と、電極板に電圧を印加する電圧発生器と、電圧
発生器を制御して電圧を調整する制御回路と、制御回路
へ制御データを与えるために車体の状態を検出するセン
サとを備えたことを特徴とするパワーステアリング装置
のマウント機構。 - 【請求項2】 センサとして少なくともシミー検出セン
サを備え、検出信号がシミーの度合いが大きいことを示
している場合には、制御回路が電圧発生器を制御して電
圧を低くすることで、電気粘性流体の粘度を小さくし、
弾性変形部材の剛性を低くすることを特徴とする請求項
1記載のパワーステアリング装置のマウント機構。 - 【請求項3】 センサとして少なくとも車速検出センサ
を備え、検出信号が車速が高速であることを示している
場合には、制御回路は電圧発生器を制御して電圧を高く
することで、電気粘性流体の粘度を大きくし、弾性変形
部材の剛性を高くすることを特徴とする請求項1記載の
パワーステアリング装置のマウント機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16923495A JPH08337171A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | パワーステアリング装置のマウント機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16923495A JPH08337171A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | パワーステアリング装置のマウント機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08337171A true JPH08337171A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15882725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16923495A Pending JPH08337171A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | パワーステアリング装置のマウント機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08337171A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100370315B1 (ko) * | 2000-04-19 | 2003-02-05 | 주식회사 만도 | 자동차의 조향장치 기어박스의 소음차단구조 |
| US9421963B2 (en) | 2008-02-05 | 2016-08-23 | Crown Equipment Corporation | Materials handling vehicle having a control apparatus for determining an acceleration value |
| CN116654089A (zh) * | 2023-06-02 | 2023-08-29 | 岚图汽车科技有限公司 | 一种自适应刚度实时调节动力转向器 |
| US12509337B2 (en) | 2023-04-13 | 2025-12-30 | Crown Equipment Corporation | Steering shaft assembly for a materials handling vehicle |
-
1995
- 1995-06-12 JP JP16923495A patent/JPH08337171A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100370315B1 (ko) * | 2000-04-19 | 2003-02-05 | 주식회사 만도 | 자동차의 조향장치 기어박스의 소음차단구조 |
| US9421963B2 (en) | 2008-02-05 | 2016-08-23 | Crown Equipment Corporation | Materials handling vehicle having a control apparatus for determining an acceleration value |
| US12509337B2 (en) | 2023-04-13 | 2025-12-30 | Crown Equipment Corporation | Steering shaft assembly for a materials handling vehicle |
| CN116654089A (zh) * | 2023-06-02 | 2023-08-29 | 岚图汽车科技有限公司 | 一种自适应刚度实时调节动力转向器 |
| CN116654089B (zh) * | 2023-06-02 | 2026-03-24 | 岚图汽车科技股份有限公司 | 一种自适应刚度实时调节动力转向器 |
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