JPH08338007A - 段積みh形鋼橋梁 - Google Patents
段積みh形鋼橋梁Info
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- JPH08338007A JPH08338007A JP14731795A JP14731795A JPH08338007A JP H08338007 A JPH08338007 A JP H08338007A JP 14731795 A JP14731795 A JP 14731795A JP 14731795 A JP14731795 A JP 14731795A JP H08338007 A JPH08338007 A JP H08338007A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は主桁にきわめてシンプルな段積みH
形鋼を用いた段積みH形鋼橋梁を提供することを目的と
する。 【構成】 本発明は橋梁構造物の主桁がH形鋼をH形鋼
の最大曲げモーメント方向に複数段積みして相互に締結
された段積みH形鋼よりなることを特徴とする段積みH
形鋼橋梁、を構成とする。
形鋼を用いた段積みH形鋼橋梁を提供することを目的と
する。 【構成】 本発明は橋梁構造物の主桁がH形鋼をH形鋼
の最大曲げモーメント方向に複数段積みして相互に締結
された段積みH形鋼よりなることを特徴とする段積みH
形鋼橋梁、を構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋梁構造物の主桁にH
形鋼を段積みして用いる段積みH形鋼橋梁に関する。
形鋼を段積みして用いる段積みH形鋼橋梁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、橋梁構造物は、薄肉構造で図7に
(a),(b)の2例を示すように、鋼板を溶接にて組
み合わせて部材を製作している。又、鋼重を軽くするた
め、鋼板を薄くし、リブで補剛する構造となっているた
め、製作工数が大きく、コストアップの要因となってい
る。又、一品一様の単品製品で全て単品で設計する必要
がある。
(a),(b)の2例を示すように、鋼板を溶接にて組
み合わせて部材を製作している。又、鋼重を軽くするた
め、鋼板を薄くし、リブで補剛する構造となっているた
め、製作工数が大きく、コストアップの要因となってい
る。又、一品一様の単品製品で全て単品で設計する必要
がある。
【0003】因みに図7(a),(b)は何れも左下か
ら右上方向が橋梁の長手方向で(a)は大型の橋梁に、
(b)は中型の橋梁に用いられる典形的構造を示す。
ら右上方向が橋梁の長手方向で(a)は大型の橋梁に、
(b)は中型の橋梁に用いられる典形的構造を示す。
【0004】(a)において、01は縦リブ、02は垂
直補剛材、03は水平補剛材、04は縦リブ、05はボ
トムプレート、06はウェブ、07は耳桁、08はデッ
キプレート、09は継手部である。
直補剛材、03は水平補剛材、04は縦リブ、05はボ
トムプレート、06はウェブ、07は耳桁、08はデッ
キプレート、09は継手部である。
【0005】(b)において、011は水平補剛材、0
12は垂直補剛材、013はガセットプレート、014
はジベル、015は上フランジ、016は中間対傾構、
017は横構、018は底板、019はくつ、020は
腹板、021は下フランジ、022は端対傾構、023
は主げたである。
12は垂直補剛材、013はガセットプレート、014
はジベル、015は上フランジ、016は中間対傾構、
017は横構、018は底板、019はくつ、020は
腹板、021は下フランジ、022は端対傾構、023
は主げたである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の橋梁構造物
には解決すべき次の課題があった。
には解決すべき次の課題があった。
【0007】即ち、従来の橋梁構造物では、橋桁のサイ
ズが一品一様となっており、一品一品製作図面を作成
し、材料を加工し組み立てるため、製作に手間がかか
り、大きくコストアップするという問題がある。
ズが一品一様となっており、一品一品製作図面を作成
し、材料を加工し組み立てるため、製作に手間がかか
り、大きくコストアップするという問題がある。
【0008】又、橋桁の部品を一品一品工場で製作する
ため、品質管理が複雑で製作誤差が発生し易いという問
題がある。
ため、品質管理が複雑で製作誤差が発生し易いという問
題がある。
【0009】又、大形橋梁構造物では、橋桁のサイズが
非常に大きくなるため、工場から架設場所への輸送が制
限される場合が生じるという問題がある。又、大形橋梁
ではそれを架設するための重機に大型のものを使う必要
性があるため、コストアップの一因となるという問題が
ある。
非常に大きくなるため、工場から架設場所への輸送が制
限される場合が生じるという問題がある。又、大形橋梁
ではそれを架設するための重機に大型のものを使う必要
性があるため、コストアップの一因となるという問題が
ある。
【0010】又、大形の橋桁を製作する場合、腹板高が
非常に大きくなるため、腹板の座屈防止のための補剛リ
ブが多数必要となるが、補剛リブの溶接により、変形が
生じたり、溶接量の増加により製作日数が増加したりす
るという問題もある。
非常に大きくなるため、腹板の座屈防止のための補剛リ
ブが多数必要となるが、補剛リブの溶接により、変形が
生じたり、溶接量の増加により製作日数が増加したりす
るという問題もある。
【0011】本発明は上記問題を解決した段積みH形鋼
橋梁を提供することを目的とする。
橋梁を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として、橋梁構造物の主桁がH形鋼をH形鋼の最大
曲げモーメント方向に複数段積みして相互に締結された
段積みH形鋼よりなることを特徴とする段積みH形鋼橋
梁、を提供しようとするものである。
手段として、橋梁構造物の主桁がH形鋼をH形鋼の最大
曲げモーメント方向に複数段積みして相互に締結された
段積みH形鋼よりなることを特徴とする段積みH形鋼橋
梁、を提供しようとするものである。
【0013】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
を有する。
【0014】即ち、橋梁構造物の主桁がH形鋼を、その
最大曲げモーメント方向に複数、段積みして相互に締結
された段積みH形鋼よりなるため、最高強度部材である
主桁を、ミルメーカ等で量産される低価格の規格品であ
るH形鋼を複数段積みし、相互に締結するだけで得られ
るので、きわめて汎用性が高く、しかも低コストで得ら
れる。
最大曲げモーメント方向に複数、段積みして相互に締結
された段積みH形鋼よりなるため、最高強度部材である
主桁を、ミルメーカ等で量産される低価格の規格品であ
るH形鋼を複数段積みし、相互に締結するだけで得られ
るので、きわめて汎用性が高く、しかも低コストで得ら
れる。
【0015】従って、従来のように一品一様の単品製品
が不要となるばかりか規格量産品を用いるのであるから
資材調達、組立て共著しく迅速化する。即ち、従来、橋
桁のフランジ(横材)と腹板を溶接で組立てていたプロ
セス及び製作時間は一切不要となり、かつ、従来は溶接
歪発生を防止するため、様々な工夫を凝らし、万一、歪
が発生した場合は歪取り作業を新たに付加する等の煩が
あったのが一切解消する。
が不要となるばかりか規格量産品を用いるのであるから
資材調達、組立て共著しく迅速化する。即ち、従来、橋
桁のフランジ(横材)と腹板を溶接で組立てていたプロ
セス及び製作時間は一切不要となり、かつ、従来は溶接
歪発生を防止するため、様々な工夫を凝らし、万一、歪
が発生した場合は歪取り作業を新たに付加する等の煩が
あったのが一切解消する。
【0016】
【実施例】本発明の第1〜第3実施例を図1〜図6によ
り説明する。なお、先の実施例と同様の構成部材には同
符号を付し、必要ある場合を除き説明を省略する。
り説明する。なお、先の実施例と同様の構成部材には同
符号を付し、必要ある場合を除き説明を省略する。
【0017】(第1実施例)第1実施例を図1〜図4に
より説明する。
より説明する。
【0018】本実施例は主桁の基本構成の例に係り、図
1、図2では理解を容易にするため、先に従来例を示
し、次いでそれに対応する本実施例を示す。
1、図2では理解を容易にするため、先に従来例を示
し、次いでそれに対応する本実施例を示す。
【0019】図1は本実施例に係る橋梁の主桁の段積み
H形鋼の鉛直断面の図で、(a)は従来例の図、(b)
は(a)に対応する本実施例の3段積みH形鋼の例の
図、(c)は(a)より小型の従来例の図、(d)は
(c)に対応する本実施例の2段積みH形鋼の例の図、
図2は図1の(c),(d)の斜視図で、(a)が従来
例の図(但し、補剛材を付して示す)、(b)が(a)
に対応する本実施例の図、図3は図1(d)(図2
(b))の詳細図で、(a)は図1(d)に対応する
図、(b)は(a)のB−B矢視断面図(但し、90°
回転示)、図4は図1(d)の主桁の長手方向の継手部
の図で、(a)は図1(d)に対応する図、(b)は
(a)の側面図である。
H形鋼の鉛直断面の図で、(a)は従来例の図、(b)
は(a)に対応する本実施例の3段積みH形鋼の例の
図、(c)は(a)より小型の従来例の図、(d)は
(c)に対応する本実施例の2段積みH形鋼の例の図、
図2は図1の(c),(d)の斜視図で、(a)が従来
例の図(但し、補剛材を付して示す)、(b)が(a)
に対応する本実施例の図、図3は図1(d)(図2
(b))の詳細図で、(a)は図1(d)に対応する
図、(b)は(a)のB−B矢視断面図(但し、90°
回転示)、図4は図1(d)の主桁の長手方向の継手部
の図で、(a)は図1(d)に対応する図、(b)は
(a)の側面図である。
【0020】図1において1は規格品のH形鋼、1aは
H形鋼1の腹部、1bはH形鋼1のフランジ、3は段積
みされたH形鋼1同志をそれぞれフランジ1bを上下に
貫通して締結する高力ボルトである。
H形鋼1の腹部、1bはH形鋼1のフランジ、3は段積
みされたH形鋼1同志をそれぞれフランジ1bを上下に
貫通して締結する高力ボルトである。
【0021】(a)は従来の桁高の主桁を示し、腹板0
20の上フランジ015、下フランジ021よりなる構
成に対し、(b)の本実施例ではフランジ1bを上下に
有する腹部1aよりなるH形鋼1を3個段積みしてフラ
ンジ1b同志を左右対称に高力ボルト3で締結して構成
した例である。
20の上フランジ015、下フランジ021よりなる構
成に対し、(b)の本実施例ではフランジ1bを上下に
有する腹部1aよりなるH形鋼1を3個段積みしてフラ
ンジ1b同志を左右対称に高力ボルト3で締結して構成
した例である。
【0022】(d)は同要領でH形鋼1を2個段積みし
た例であり、従来例の(c)に対応する。以降、本実施
例ではこの(d)の例で説明する。
た例であり、従来例の(c)に対応する。以降、本実施
例ではこの(d)の例で説明する。
【0023】次に上記、図1(d)の構成の作用につい
て従来例と比較して説明する。
て従来例と比較して説明する。
【0024】図2において、従来例の(a)の場合、橋
梁で最大曲げモーメントの生じる上下方向に対し、荷重
によって曲げが生じる場合、水平方向の上側には中立軸
からの距離に比例した圧縮応力が、下側には同じく引張
応力が各生じるが、同時に上下方向には大きな力(圧縮
荷重)が作用し、腹板020には座屈応力が生じる。こ
の座屈応力は細長比の2乗に比例して大きくなる。図の
奥行き(長手方向)は一様断面が連続するので断面のみ
についてみると、腹板020の高さを板厚で除した細長
比がきわめて大きい腹板020では、わずかな荷重に対
して大きな座屈応力が発生するので曲げに耐える前に上
下方向に座屈しないよう、先ず、垂直補剛材012を適
所に溶接しなければならない。また、曲げの圧縮側、即
ち、両端支持となる橋梁の場合、主桁の中立軸より上側
となる位置の適切な高さに、圧縮による水平方向の座屈
(以降、「水平座屈」という)を防ぐ目的で、水平方向
に水平補剛材011を溶接しなければならない。
梁で最大曲げモーメントの生じる上下方向に対し、荷重
によって曲げが生じる場合、水平方向の上側には中立軸
からの距離に比例した圧縮応力が、下側には同じく引張
応力が各生じるが、同時に上下方向には大きな力(圧縮
荷重)が作用し、腹板020には座屈応力が生じる。こ
の座屈応力は細長比の2乗に比例して大きくなる。図の
奥行き(長手方向)は一様断面が連続するので断面のみ
についてみると、腹板020の高さを板厚で除した細長
比がきわめて大きい腹板020では、わずかな荷重に対
して大きな座屈応力が発生するので曲げに耐える前に上
下方向に座屈しないよう、先ず、垂直補剛材012を適
所に溶接しなければならない。また、曲げの圧縮側、即
ち、両端支持となる橋梁の場合、主桁の中立軸より上側
となる位置の適切な高さに、圧縮による水平方向の座屈
(以降、「水平座屈」という)を防ぐ目的で、水平方向
に水平補剛材011を溶接しなければならない。
【0025】しかも、このような、いわゆる薄物溶接は
きわめて高頻度で溶接歪を生じやすいので、状況によっ
ては適所に冷し金を当て、或は堅固な治具で固定して溶
接しなければならないという煩雑な作業が付随する。
きわめて高頻度で溶接歪を生じやすいので、状況によっ
ては適所に冷し金を当て、或は堅固な治具で固定して溶
接しなければならないという煩雑な作業が付随する。
【0026】これに対し、本実施例の図2(b)の場
合、図3(a),(b)にも示すように2段の(2個
の)H形鋼1を高力ボルト3で締結しさえすればよい。
これを強度的に見ると、桁高の中央には2枚のフランジ
1bが合体していて各腹部1aの細長比は従来例の1/
2であり、従って座屈応力は板厚を同じとした場合の1
/4にしかすぎない。また、水平座屈についてみても、
桁高を2分する位置に2枚のフランジ1bが縦通してい
るので、腹部1aの水平方向の波打ち(のたくり)の自
由度は0に近く、従って水平座屈も生じる懸念はない。
合、図3(a),(b)にも示すように2段の(2個
の)H形鋼1を高力ボルト3で締結しさえすればよい。
これを強度的に見ると、桁高の中央には2枚のフランジ
1bが合体していて各腹部1aの細長比は従来例の1/
2であり、従って座屈応力は板厚を同じとした場合の1
/4にしかすぎない。また、水平座屈についてみても、
桁高を2分する位置に2枚のフランジ1bが縦通してい
るので、腹部1aの水平方向の波打ち(のたくり)の自
由度は0に近く、従って水平座屈も生じる懸念はない。
【0027】しかも溶接個所は絶無で溶接作業を必要と
せず、従って溶接歪も絶無であるばかりか溶接歪を防止
するための冷し金や治具を必要とせず、それらに伴う煩
雑な作業も絶無である。
せず、従って溶接歪も絶無であるばかりか溶接歪を防止
するための冷し金や治具を必要とせず、それらに伴う煩
雑な作業も絶無である。
【0028】また、残留歪もないため、架橋後の経時的
な応力腐蝕破壊の発生も生じない。
な応力腐蝕破壊の発生も生じない。
【0029】因みに応力腐蝕破壊とは、たとえば溶接に
よる残留応力(引張応力)が存在すると、その応力方向
に垂直な方向には雨水等による腐蝕が著しく進行しやす
い現象を云う。
よる残留応力(引張応力)が存在すると、その応力方向
に垂直な方向には雨水等による腐蝕が著しく進行しやす
い現象を云う。
【0030】図4は本実施例の長手方向の継手の図で、
(a)は、たとえば図1(d)に対応する図、(b)は
(a)の側面図である。(b)に示すように左右双方か
ら当接し合った各H形鋼1の端部には(a)に示すよう
に腹部1aの両側から添接板2が当てられ、最上下端の
フランジ1bには添接板2a,2cが当てられて各、高
力ボルト3で締結されている。桁高の中央となる部位の
重ね合わさったフランジ1bは曲げにおける略中立軸線
上となり、曲げに際して格別の引張、圧縮応力が生じな
いので、特に添接板を当てる必要はない。但し、たとえ
ば主桁の上側に、主桁(従って2段のH形鋼1)の断面
係数に影響を与える程の対圧縮性の大きな路盤等が、水
平方向に滑りを生じないよう固設された場合は中立軸が
上方に移動するので引張応力分担用に左右に各1枚程度
の添接板を入れた方が、より強大な荷重に耐えられると
いう意味で望ましい。
(a)は、たとえば図1(d)に対応する図、(b)は
(a)の側面図である。(b)に示すように左右双方か
ら当接し合った各H形鋼1の端部には(a)に示すよう
に腹部1aの両側から添接板2が当てられ、最上下端の
フランジ1bには添接板2a,2cが当てられて各、高
力ボルト3で締結されている。桁高の中央となる部位の
重ね合わさったフランジ1bは曲げにおける略中立軸線
上となり、曲げに際して格別の引張、圧縮応力が生じな
いので、特に添接板を当てる必要はない。但し、たとえ
ば主桁の上側に、主桁(従って2段のH形鋼1)の断面
係数に影響を与える程の対圧縮性の大きな路盤等が、水
平方向に滑りを生じないよう固設された場合は中立軸が
上方に移動するので引張応力分担用に左右に各1枚程度
の添接板を入れた方が、より強大な荷重に耐えられると
いう意味で望ましい。
【0031】(第2実施例)第2実施例を図5により説
明する。
明する。
【0032】本実施例は第1実施例の2段積みH形鋼の
主桁の上に路盤として、RC床版(鉄筋コンクリート床
板)をボルト(スタッド)止めして橋梁を架設する例で
ある。
主桁の上に路盤として、RC床版(鉄筋コンクリート床
板)をボルト(スタッド)止めして橋梁を架設する例で
ある。
【0033】図5は本実施例の図で、(a)は側面図、
(b)は主桁とスタッドのみの斜視図である。
(b)は主桁とスタッドのみの斜視図である。
【0034】図において、4は支承5の直上となる主桁
(各H形鋼1)の部位で集中荷重を効率的に桁高方向に
分散させるよう各H形鋼1の腹部1aに沿って溶接され
た端支点上補剛材、5は橋梁の両端を支える支承、6は
主桁の上に路盤として敷設されるRC床版、7はRC床
版6を主桁にネジ止めするため、主桁であるH形鋼1の
上部のフランジ1bに多数、植設されたスタッドであ
る。
(各H形鋼1)の部位で集中荷重を効率的に桁高方向に
分散させるよう各H形鋼1の腹部1aに沿って溶接され
た端支点上補剛材、5は橋梁の両端を支える支承、6は
主桁の上に路盤として敷設されるRC床版、7はRC床
版6を主桁にネジ止めするため、主桁であるH形鋼1の
上部のフランジ1bに多数、植設されたスタッドであ
る。
【0035】因みにこのような構成は、主桁とRC床版
6とはいわば別部材同志をスタッド7で締結したに留ま
り、スタッド7を密植し、強力にネジ止めした場合は別
として、一般に曲げ歪(撓み)の発生に際し、RC床版
6と主桁との間に微細な滑りを容認するもので両方の部
材が合して断面の慣性モーメント(I)を高め合うこと
がなく(絶無ではないが)、従って、剛性(E・I…E
は材質によって決まるヤング係数)は両部材の個々の剛
性を合した程度に留まるところから、単純合成桁と呼ば
れる。
6とはいわば別部材同志をスタッド7で締結したに留ま
り、スタッド7を密植し、強力にネジ止めした場合は別
として、一般に曲げ歪(撓み)の発生に際し、RC床版
6と主桁との間に微細な滑りを容認するもので両方の部
材が合して断面の慣性モーメント(I)を高め合うこと
がなく(絶無ではないが)、従って、剛性(E・I…E
は材質によって決まるヤング係数)は両部材の個々の剛
性を合した程度に留まるところから、単純合成桁と呼ば
れる。
【0036】なお、RC床版6には、床版の下方近傍で
長手方向の鉄筋にプリテンションを負荷してコンクリー
トで固めたPC床版が用いられても勿論よく、強度上の
みからは寧ろその方が望ましい。
長手方向の鉄筋にプリテンションを負荷してコンクリー
トで固めたPC床版が用いられても勿論よく、強度上の
みからは寧ろその方が望ましい。
【0037】(第3実施例)第3実施例を図6により説
明する。
明する。
【0038】本実施例は第1実施例の3段積みH形鋼の
主桁の上に直接、コンクリートを流して固め路盤とする
橋梁の例である。
主桁の上に直接、コンクリートを流して固め路盤とする
橋梁の例である。
【0039】図6は本実施例の図で、(a)は側面図、
(b)は主桁とスラブアンカーのみの斜視図である。
(b)は主桁とスラブアンカーのみの斜視図である。
【0040】本実施例の場合は主桁をなすH形鋼1の上
部のフランジ1bにコンクリート捕捉用のスラブアンカ
ー8が多数、植設され、別に路盤状の適切な鉄筋コンク
リート用の篭体を流動コンクリート受容箱と共に載置固
定してコンクリートを流し込み、いわば路盤と主桁とを
一体的に構成するもので圧縮に強いコンクリートが、曲
げに際して圧縮側となる上面に滑りなく一体的に固設さ
れることにより強度、剛性共に高まるという利点があ
る。因みにかかる構造を連続非合成桁と呼んでいる。
部のフランジ1bにコンクリート捕捉用のスラブアンカ
ー8が多数、植設され、別に路盤状の適切な鉄筋コンク
リート用の篭体を流動コンクリート受容箱と共に載置固
定してコンクリートを流し込み、いわば路盤と主桁とを
一体的に構成するもので圧縮に強いコンクリートが、曲
げに際して圧縮側となる上面に滑りなく一体的に固設さ
れることにより強度、剛性共に高まるという利点があ
る。因みにかかる構造を連続非合成桁と呼んでいる。
【0041】なお、本構成は一般に大型橋梁に用いら
れ、スパン中間に中間支承5aが、その上方に中間支点
上補剛材4aが各付設されることが多い。
れ、スパン中間に中間支承5aが、その上方に中間支点
上補剛材4aが各付設されることが多い。
【0042】以上、第1実施例ではH形鋼1同志の締結
に高力ボルト3を用いたがボルト締結に限定されるもの
ではなく状況に応じて溶接が用いられてもよい。
に高力ボルト3を用いたがボルト締結に限定されるもの
ではなく状況に応じて溶接が用いられてもよい。
【0043】以上の通り、第1〜第3実施例によれば、
主桁にミルメーカ等で量産されるH形鋼を段積みし締結
して用いるので、資材調達がきわめて容易という利点が
ある。
主桁にミルメーカ等で量産されるH形鋼を段積みし締結
して用いるので、資材調達がきわめて容易という利点が
ある。
【0044】また、ミルメーカ等で量産、製品検査され
た規格品のH形鋼を殆どそのままの形で使うので2次加
工に伴う製品欠陥が生じないという利点がある。
た規格品のH形鋼を殆どそのままの形で使うので2次加
工に伴う製品欠陥が生じないという利点がある。
【0045】また、規格品であるがため、部品点数が著
しく少なく、部品管理がきわめて容易という利点があ
る。
しく少なく、部品管理がきわめて容易という利点があ
る。
【0046】また、多種の部品作りや溶接を必要としな
いので工期が著しく短縮されるという利点がある。
いので工期が著しく短縮されるという利点がある。
【0047】また、溶接を必要としないので溶接歪対策
の問題がなく、かつ、応力腐蝕の問題が生じないという
利点がある。
の問題がなく、かつ、応力腐蝕の問題が生じないという
利点がある。
【0048】また、軽量のH形鋼を段積みして主桁を構
成するので、建設現場へ資材を運ぶ運搬手段、現場にお
ける取扱い手段に大型の車輛、クレーン等の手段を用い
る必要がないという利点がある。
成するので、建設現場へ資材を運ぶ運搬手段、現場にお
ける取扱い手段に大型の車輛、クレーン等の手段を用い
る必要がないという利点がある。
【0049】また、規格品を殆どそのまま段積みして構
成するので寸法精度をきわめて高くできるという利点が
ある。
成するので寸法精度をきわめて高くできるという利点が
ある。
【0050】また、量産規格品を殆どそのまま用い、多
部品の製作を必要とせず、部品加工時間を殆ど必要とせ
ず、溶接もなく資材費、製作時間が共に極小化するので
製作コストが著しく低減されるという著しい利点があ
る。
部品の製作を必要とせず、部品加工時間を殆ど必要とせ
ず、溶接もなく資材費、製作時間が共に極小化するので
製作コストが著しく低減されるという著しい利点があ
る。
【0051】また、部材運搬に特殊な大型トレーラー等
を用いる必要がないので輸送制限を受けることがないと
いう利点がある。
を用いる必要がないので輸送制限を受けることがないと
いう利点がある。
【0052】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
の効果を有する。
【0053】(1).ミルメーカーで形成されたH形鋼
を使用するため、部材の加工、組立、製作に要する時間
を著しく低減できる。
を使用するため、部材の加工、組立、製作に要する時間
を著しく低減できる。
【0054】(2).上記(1)の理由で部材を高精度
に製作できる。
に製作できる。
【0055】(3).製作部材数を少くできる。
【0056】(4).規格のH形鋼を使用するため、部
材形状を全く規格化できるため、製作、架設が容易とな
り、将来の製作・架設の機械化、橋梁本体及び付属物の
標準化を行うことができ、製品全体がコストダウンす
る。
材形状を全く規格化できるため、製作、架設が容易とな
り、将来の製作・架設の機械化、橋梁本体及び付属物の
標準化を行うことができ、製品全体がコストダウンす
る。
【0057】(5).規格品で軽量のため全ての部材を
トラック輸送できるため、輸送制限の影響を受けない。
トラック輸送できるため、輸送制限の影響を受けない。
【0058】(6).スパンの変化に対し、規格部材の
みで対応できる。
みで対応できる。
【図1】本発明の第1実施例に係る橋梁の主桁の段積み
H形鋼の鉛直断面の図で、(a)は比較用の従来例の
図、(b)は(a)に対応する本実施例の3段積みH形
鋼の例の図、(c)は(a)より小型の従来例の図、
(d)は(c)に対応する本実施例の2段積みH形鋼の
例の図、
H形鋼の鉛直断面の図で、(a)は比較用の従来例の
図、(b)は(a)に対応する本実施例の3段積みH形
鋼の例の図、(c)は(a)より小型の従来例の図、
(d)は(c)に対応する本実施例の2段積みH形鋼の
例の図、
【図2】第1実施例に係る、図1の(c),(d)の斜
視図で、(a)が従来例の図、(b)が(a)に対応す
る本実施例の図、
視図で、(a)が従来例の図、(b)が(a)に対応す
る本実施例の図、
【図3】第1実施例に係る図1(d)の詳細図で、
(a)は図1(d)に対応する図、(b)は(a)のB
−B矢視断面図(但し、90°回転示)、
(a)は図1(d)に対応する図、(b)は(a)のB
−B矢視断面図(但し、90°回転示)、
【図4】第1実施例に係る図1(d)の主桁の長手方向
の継手部の図で、(a)は図1(d)に対応する図、
(b)は(a)の側面図、
の継手部の図で、(a)は図1(d)に対応する図、
(b)は(a)の側面図、
【図5】本発明の第2実施例に係る図で、(a)は側面
図、(b)は(a)の主桁等の斜視図、
図、(b)は(a)の主桁等の斜視図、
【図6】本発明の第3実施例に係る図で、(a)は側面
図、(b)は(a)の主桁等の斜視図、
図、(b)は(a)の主桁等の斜視図、
【図7】従来の橋梁構造物の要部斜視図で、(a)は大
型橋梁の例の図、(b)は中型橋梁の例の図である。
型橋梁の例の図、(b)は中型橋梁の例の図である。
1 H形鋼 1a 腹部 1b フランジ 2,2a,2c 添接材 3 高力ボルト 4 端支点上補剛材 4a 中間支点上補剛材 5 支承 5a 中間支承 6 RC床版 6a コンクリート 7 スタッド 8 スラブアンカー
Claims (1)
- 【請求項1】 橋梁構造物の主桁がH形鋼をH形鋼の最
大曲げモーメント方向に複数段積みして相互に締結され
た段積みH形鋼よりなることを特徴とする段積みH形鋼
橋梁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14731795A JPH08338007A (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 段積みh形鋼橋梁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14731795A JPH08338007A (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 段積みh形鋼橋梁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08338007A true JPH08338007A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15427460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14731795A Pending JPH08338007A (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 段積みh形鋼橋梁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08338007A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002194704A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-10 | Taisei Corp | 桁の構築方法 |
| JP2008014101A (ja) * | 2006-07-10 | 2008-01-24 | Jfe Steel Kk | 版状構造体、これを用いたトンネル用セグメント、床版及び鉄筋コンクリート橋脚 |
| WO2008029753A1 (fr) * | 2006-09-08 | 2008-03-13 | Metropolitan Expressway Company Limited | Boulon de prévention de dislocation, et panneau de plancher composite à nervure longitudinale comprenant le boulon de prévention de dislocation |
| JP2008144380A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 少数主桁橋 |
| JP2014234583A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-15 | Jfeスチール株式会社 | 橋梁構造 |
| JP2017150289A (ja) * | 2016-02-28 | 2017-08-31 | 株式会社巴製作所 | 鋼構造物の補強・補修構造および方法 |
| JP2018123484A (ja) * | 2017-01-30 | 2018-08-09 | 積水ハウス株式会社 | 荷重支持部材 |
| CN109518585A (zh) * | 2019-01-14 | 2019-03-26 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 一种全装配式钢-砼结合梁及其施工方法 |
| CN110219250A (zh) * | 2019-07-03 | 2019-09-10 | 房明贤 | 多层连续组合架空梁 |
| CN111794101A (zh) * | 2020-05-29 | 2020-10-20 | 江南大学 | 一种冷弯薄壁型钢-混凝土组合桥面连续装置和施工方法 |
| CN113136781A (zh) * | 2021-03-16 | 2021-07-20 | 东南大学 | 采用高强螺栓连接钢腹板的钢混叠合梁桥构造及施工方法 |
| CN113322772A (zh) * | 2021-06-10 | 2021-08-31 | 桂林理工大学 | 一种车行索道桥的主索内穿拼装式钢横梁 |
| CN113622591A (zh) * | 2021-03-09 | 2021-11-09 | 中船第九设计研究院工程有限公司 | 一种抗温度变形的次梁结构 |
| CN115341448A (zh) * | 2022-09-16 | 2022-11-15 | 河南省交通规划设计研究院股份有限公司 | 拼接加高型钢钢梁、组合梁及加工方法 |
-
1995
- 1995-06-14 JP JP14731795A patent/JPH08338007A/ja active Pending
Cited By (14)
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|---|---|---|---|
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