JPH08338280A - 可変ドループ・エンジン速度制御システム - Google Patents
可変ドループ・エンジン速度制御システムInfo
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- JPH08338280A JPH08338280A JP8146323A JP14632396A JPH08338280A JP H08338280 A JPH08338280 A JP H08338280A JP 8146323 A JP8146323 A JP 8146323A JP 14632396 A JP14632396 A JP 14632396A JP H08338280 A JPH08338280 A JP H08338280A
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Abstract
ステムを提供する。 【解決手段】 可変ドループ・エンジン速度制御システ
ム70には、比例−積分−微分(PID)エンジン速度
制御器80を、その中心構成要素として設ける。PID
制御器80は、当該制御器の比例、積分及び微分部分に
関連する標準的な比例利得、積分利得及び微分利得を含
み、更に、積分部分のみに関連するドループ利得を含
む。PID伝達関数は、ドループ利得に厳密に関連する
極を有し、ドループ利得のみを変化させることによっ
て、全範囲のドループを提供可能とする。
Description
ンジンにおいてエンジン速度を制御するシステムに関
し、更に特定すれば、エンジン負荷の変化に応答してエ
ンジン速度の変化を可能にするその種の制御システムに
関するものである。
たエンジン速度制御システムは、自動車業界においては
よく知られている。乗客用車両において一般的に用いら
れているエンジン速度ガバナの1つのタイプでは、スロ
ットル・ペダルの位置が大まかにエンジン・トルクに対
応している。このようなガバナを用いて一定の車両速度
を維持するためには、道路の上り勾配/下り勾配の変化
に応答して、スロットル位置を変調させることによっ
て、対応してエンジン・トルク出力を増減させなければ
ならない。ディーゼル・トラック・エンジン上では、こ
のタイプのスロットル入力は、最小及び最大のエンジン
速度双方を制限するが、それら上下限間での速度調整は
ないという機能的特徴から、“最小―最大”ガバナとし
て知られている。
用いられている別のタイプのエンジン速度ガバナに、
“全速度”ガバナとして知られているものがある。この
ガバナでは、スロットル位置は、エンジン・トルクでは
なく、エンジン速度に相等するものとしてある。このよ
うな“全速度”ガバナの一種に、一定のエンジン速度が
一定のスロットル位置に対して与えられる、“等時性”
全速度ガバナとして知られているものがある。この等時
性ガバナでは、スロットルを一定に保持すれば、負荷に
は関係なく、エンジン(及び車両)速度を一定に保つ、
という巡航制御機能が設けられている。
性エンジン速度制御システム10の一例を示している。
典型的には、ある所望のエンジン速度に対応する基準速
度“REF SPEED”を、スロットル位置に応答し
て発生する。REF SPEEDを、加算ノード14の
正入力に供給する。加算ノード14は、内燃エンジン3
0内部のエンジン速度センサ32の出力として、実速度
“ACTUAL SPEED”を受ける負入力も有す
る。従って、加算ノード14の出力は、REF SPE
EDとACTUAL SPEEDとの差に対応する、速
度誤差信号“e”を発生する。速度誤差信号eを、等時
エンジン速度制御器16への入力として供給する。次
に、制御器16の出力26を燃料供給システム28に供
給することによって、それに応じた燃料をエンジン30
に供給させる。
は、速度誤差信号eに対して、“比例”利得関数を与え
るので、小さな誤差に対しては燃料の変化は小さくな
り、大きな誤差に対しては燃料の変化は大きくなる。I
構成要素20はエンジン誤差速度eに対して“積分”関
数を適用するので、燃料変化は時間的に遅くなる(そし
てより円滑になる)。従って、エンジン速度制御器16
によって与えられる速度誤差補正機能は、速度誤差量だ
けでなく、誤差が存在する時間にも比例する。最後に、
D構成要素22は、エンジン誤差信号eに対して“微
分”関数を与えるので、eの変化の方向及び率に関し
て、燃料変化の正確な予測が可能となる。これらP1
8、I20及びD22の出力は、加算ノード24で結合
して、出力燃料供給信号26を発生する。
16は、図1の例では、3つの別個構成要素P,I及び
Dとして図示することにより、その記述を容易にしてい
ることである。実際には、構成要素P,I及びDは、1
つの物理的な制御器16として、又は、例えばマイクロ
プロセッサによって実行可能な1つのソフトウエア機能
として、機能的に1つの構成要素に融合してあることは
理解すべきであろう。結果として得られるこの比例―積
分―微分(PID)制御器16は、自動車業界では公知
でる。
には、典型的な等時PID制御器16の周波数応答、即
ち、ボード線図を示している。図2のAは各周波数にお
ける制御器16の利得を示す。制御器16の利得の大き
さ36(dBで表示)は、大きさ=20*log
10(g)という式で与えられる。同様に、図2のBは、
各周波数における位相38を示す。通常、負の位相値は
速度誤差信号eと制御器16の出力信号26との間の遅
れを示し、正の位相値は、速度誤差信号eの出力信号2
6による進みを示す。当技術では公知のように、通常遅
れが大きい程(負の位相が大きい程)、システムの制御
が困難となる(即ち、システムの安定性を実現すること
がより困難になる)。
では、大きさ36を、1組の直線及びコーナーとして近
似することができる。制御器16の“極”と“ゼロ点”
は、大きさ36が“コーナー”を有する周波数に対応
し、大きさ36の最も左側の部分はコーナーと見なされ
るが、最も右側の部分はそう見なされない。一般的に、
極は、グラフが下方向に折り曲がるコーナーに生じ、ゼ
ロ点はグラフが上方向に折り曲がるコーナーに生じる。
従って、図2のAから、制御器16は約0Hzと80H
zに極を有し、約1Hzと10Hzにゼロ点を有するこ
とがわかる。
を有する1つの伝達関数として定義する。通常マイクロ
プロセッサ制御下の制御器と共に用いる離散時間系の公
知のz平面表現を用いると、その伝達関数は、zの多項
式の比となり、各多項式の次数は対応する極及びゼロ点
の数に等しい。また、このような伝達関数の分母の平方
根は、制御器の極に対応し、分子の平方根は制御器のゼ
ロ点に対応する。通常、周波数領域とz領域との間の変
換は、周波数=ln(z)/(2πTS)という式にし
たがう。ここで、TSは制御器のサンプリング周期であ
る。従って、サンプリング周期が約2ミリ秒の場合、図
1及び図2に示したPID制御器の例の伝達関数H
1は、以下の式で表わすことができる。
2)]/[(z−1)(z−0.366)] システム10のような厳格に等時性の全速度ガバナは、
運転性の問題により、高速道路での用途には通常用いら
れていない。具体的に説明すると、かかるシステムでは
スロットル位置の小さな変化が大きなエンジン・トルク
変化に対応するので、このようなガバナを用いて車両を
円滑に運転するのは困難である。この理由のために、等
時ガバナには、典型的に、いわゆる“ドループ”機能が
設けられている。ドループとは、エンジン負荷の増大に
伴って定常状態エンジン速度を徐々に減速させる、とい
うガバナの特性である。ドループの一般的な計量法で
は、パーセントという共通尺度で表わし、以下の式で定
義する。
ed)/flspeed]*100 ここでnlspeedは無負荷時(即ち、ゼロ負荷時)
のエンジン速度であり、flspeedは全負荷時のエ
ンジン速度である。この計量法によれば、厳格に等時性
のガバナは、ゼロ・パーセントのドループを有すること
になる。同様に、ドループが十分に増加すると、ガバナ
は最小−最大ガバナのように動作することになる。
は、エンジンに定常負荷がかかっている場合、エンジン
速度はそれに対応して減速することを意味する。これ
は、制御器16が低周波数では小さな利得を有してその
所望のドループ機能に合わせなければならないこと、を
意味するものである。ドループが減少して等時エンジン
速度制御器の動作により近くなるにつれ、低周波数利得
も同様に増加しなければならない。実際、理想的な等時
動作(ゼロ・パーセント・ドループ)には、低周波数利
得が無限大であることが必要となる。
技術の変形型等時エンジン速度制御システム15を示し
ている。これは、図1の等時エンジン速度制御システム
10とある点において同一である。従って、同様の構成
要素を表わすのに、同様の番号を用いている。ただし、
このエンジン速度制御システム15は、PID制御器1
6の出力とREF SPEED入力との間に付加的なフ
ィードバック経路を含んでいる。具体的には、利得ブロ
ック40は、PID制御器16の出力信号26を受け、
この信号に利得GDを乗算し、そして加算ノード42に
おいてこの信号をREF SPEEDから減算する。従
って、加算ノード14は、その正入力で、変更したRE
F' SPEED信号を受けることになる。利得ブロック
40を含んだことによる動作的効果は、安定なシステム
を保ちつつ、エンジン速度制御システム15にドループ
機能を設けるという目的を達成することである。
エンジン制御システム15のボード線図を、エンジン速
度制御システム10のボード線図と共に示す。図4のA
に示すように、利得ブロック40を付加したことによ
り、低周波利得44を所望通りに減少させている。しか
しながら、図4のAとB双方を参照すると、システムの
安定性は維持される(振動の持続はない)ものの、高周
波利得44と位相46の双方が、利得ブロック40の付
加による影響を受けている。特に、位相46が高周波数
においてより負になるため、システムの遅れが更に付加
されるという影響があり、これにより利得ブロック40
に帰すべき安定性問題が発生することになる。従って、
利得ブロック40の利得GDを増加させることにより、
より多くのドループをシステム15に導入すると、シス
テムの安定性は増々低下することになる。
た結果、PID制御器16に帰され得る伝達関数H2は
以下のようになる。
2)z]/[(z−0.9987)(z−0.670)
(z+0.586)] H2における極及びゼロ点をH1における極及びゼロ点と
比較すると、利得ブロック40を付加した効果を示すこ
とができる。まず、H1におけるz=1の極は、H2では
z=0.9987にわずかに移動した。これは導入する
ドループ効果の増加を表わす。また、H1におけるz=
0.366の極はz=0.670に移動した。これは高周
波数における位相の損失の原因となる。最後に、利得ブ
ロック40を付加したことにより、H2において別の極
及びゼロ点が導入される。このz=−0.586に導入
された極は、非常に高い周波数における大きな利得及び
位相の変動の原因となる。
利得ブロック40の付加は、ドループ機能以上のものを
エンジン速度制御システム15に対し導入することは明
らかである。また、高周波変動も導入され、これによ
り、システム15を安定に維持するためには、PID制
御器16内の利得を、GDの異なったレベルに対して調
整することが必要となることがある。更に、システム1
5においては、得ることができるドループ量に制限があ
る。例えば、実験から、かかるシステム15は、ドルー
プ・レベルが約24%を越えると不安定になることが判
った。従って、必要とされているのは、エンジン速度制
御システムにおいてドループを変化させる新たな技術で
あって、システムの安定性を維持しつつ、制限なくドル
ープ・パーセントを変化可能とすることである。
器が対応的に可変なドループ量を与えるために内部可変
ドループ利得を含む、内燃エンジンの速度を制御する制
御システムを提供することである。
変更がエンジン速度制御器の動的補償に影響を与えな
い、上記のような制御システムを提供することである。
は、以下の好適な実施形態の説明から、より明確となろ
う。
ンジン速度制御システムの欠点に対処するものである。
本発明の1つの態様によれば、スロットル位置を感知す
るスロットル位置センサと、実エンジン速度を感知する
エンジン速度センサと、燃料制御信号に応答してエンジ
ンに燃料を供給する燃料供給システムと,を有する内燃
エンジンのエンジン速度制御方法は、(1)スロットル
位置を感知し、それから所望のエンジン速度を決定する
ステップと、(2)実エンジン速度を感知するステップ
と、(3)前記所望のエンジン速度と前記実エンジン速
度との間の差として誤差速度を判定するステップと、
(4)前記誤差信号の少なくとも大きさ、期間及び変化
率の関数である燃料制御信号を、前記誤差速度から生成
するステップであって、前記燃料制御信号は更にエンジ
ン負荷に比例して、エンジン負荷の増加につれて前記実
エンジン速度を減少させるようにする前記燃料制御信号
を生成するステップと、及び(5)前記燃料制御信号に
従って前記エンジンに燃料を供給することにより、前記
実エンジン速度を制御するステップと、から成る。
速度ガバナにおいて可変ドループを発生する方法であっ
て、該ガバナは、これに関連する比例部分、積分部分及
び微分部分を有し、かつ前記比例部分、積分部分及び微
分部分の関数である伝達関数を有し、前記方法は、
(1)前記ガバナの伝達関数が前記積分部分に関連する
1つの極を有するように前記ガバナを構成するステップ
と、(2)前記積分部分に、前記積分部分の極に関連し
たドループ利得を与えるステップと、及び(3)前記ド
ループ利得の大きさを変化させることによって、前記積
分部分の極の位置を変化させ、前記積分部分の極の位置
によって前記エンジン速度ガバナのドループ量を決定す
るステップと、から成る。更に、前記ガバナは、これに
関連する周波数応答を有し、この場合、前記方法は、
(1)前記ガバナの定常状態の周波数応答のみの大きさ
が、前記積分部分に関連したドループ利得に依存するよ
うに、前記ガバナを構成するステップと、(2)前記ド
ループ利得の大きさを変化させることにより、前記定常
状態周波数応答の大きさを変化させ、該定常状態周波数
応答の大きさによって前記エンジン速度ガバナにおける
ドループ量を決定するステップと、を含んでもよい。
ルを有する内燃エンジンの速度を制御するための制御シ
ステムは、スロットル位置を感知してそれに対応するス
ロットル位置信号を発生するスロットル位置センサと、
エンジン速度を感知してそれに対応するエンジン速度信
号を発生するエンジン速度センサと、燃料制御信号に応
答して前記エンジンに燃料を供給する燃料供給システム
と、エンジン速度制御器と、から成る。前記エンジン速
度制御器は、前記スロットル位置信号に応答して、それ
に対応する基準速度信号を発生する。また、前記エンジ
ン速度制御器は、前記基準速度信号と前記エンジン速度
信号とに応答して、それらの間の差に対応する誤差速度
信号を決定する。最後に、前記エンジン速度制御器は、
前記誤差速度信号に応答して、該誤差速度信号から前記
燃料制御信号を発生し、この場合、前記燃料制御信号
は、前記誤差速度信号の少なくとも大きさ、期間及び変
化率の関数であり、更に、エンジン負荷に比例し、エン
ジン負荷が増加するにつれて前記エンジン速度が減少す
るようにしてある。
ジンの速度を制御するための制御システムにおいて使用
するための可変ドループ電子エンジン速度ガバナは、エ
ンジン速度誤差信号を受ける誤差速度入力と、燃料制御
信号を発生する燃料制御出力と、少なくとも1つの極を
有する伝達関数を定めるエンジン速度誤差補正部分と、
から成る。極の位置を可変とすることにより前記ガバナ
に可変範囲のドループを与えるようにする。前記エンジ
ン速度ガバナは、前記エンジン速度誤差信号に応答し
て、前記伝達関数に従って前記燃料制御信号をエンジン
燃料供給システムに供給する。更に、前記エンジン速度
誤差補正部分は、関連する周波数応答を有し、前記周波
数応答の定常状態部分のみの大きさを可変とすることに
より、前記エンジン速度ガバナに、それに対応して可変
の範囲のドループを与える。この場合、前記エンジン速
度ガバナは、前記エンジン速度誤差信号に応答して、前
記周波数応答に従って前記燃料制御信号を前記エンジン
燃料供給システムに供給する。
的で、図面に例示した実施形態を参照し、かつ具体的な
記述を用いてこれについて説明する。しかしながら、こ
れによって本発明の範囲を限定するということは意図し
ておらず、その例示する装置の変更や修正、及びここに
例示する本発明の原理の更に別の応用は、本発明が関連
する分野の当業者が通常思いつくものである、と考え
る。
によるエンジン速度制御システム50の一実施形態を示
している。システム50内の構成要素のいくつかは、図
1及び図3に関して記述したものと同一であるので、同
様の参照番号を用いて同様の構成要素を識別することに
する。
器52である。この制御器52は、自動車業界において
典型的に実施されているタイプの電子制御モジュール
(ECM)を代表するものとすることができる。あるい
はまた、制御器52は、Intel80196のような
マイクロプロセッサに基ずく制御器、あるいは以下で論
じるタイプのエンジン速度制御アルゴリズムを実行可能
なプロセッサとしてもよい。いずれにしても、制御器5
2には電圧Vpwrを給電する。この電圧は、通常、約7.
0ないし32.0ボルトの間のバッテリ電圧から直接、
又は約3.0ないし7.0ボルトの間の調整電圧を有する
電圧レギュレータを介して供給する。
含み、これに外部補助メモリ56を補足することもでき
る。あるいはまた、制御器52にはメモリ部54を設け
ず、制御器52が必要とする情報を記憶するためには、
補助メモリ56を必要とするようにしてもよい。このメ
モリ構成には関係なく、メモリ部54及び/又は補助メ
モリ56は、制御器52がアクセス可能なデータ、及び
制御器52が実行可能なソフトウエア・アルゴリズムを
記憶可能でなければならない。好ましくは、メモリ部5
4及び/又は補助メモリ56は、ランダム・アクセス・
メモリ(RAM)、並びにプログラマブルROM(PR
OM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去
可能PROM(EEPROM)又はフラッシュPROM
のようなリード・オンリ・メモリ(ROM)を含むが、
磁気的又は光学的にアクセス可能のメモリのような他の
メモリ・タイプも考慮できる。
入力を受け、制御器52が用いるためにアナログ信号を
デジタル信号に変換するためのアナログ/デジタル(A
/D)変換部58を含む。あるいはまた、制御器52に
はA/D変換部58を設けずに、制御器52が受ける前
に、アナログ信号をデジタル信号に変換するために、外
部のA/D変換器62を必要とするようにしてもよい。
制御器52は、更に、スロットル位置センサ60からの
スロットル位置信号を受けるためのスロットル位置入力
(TPI)を有する。スロットル位置信号は、好ましく
は、車両の加速ペダル(図示せず)の位置に対応するア
ナログ信号である。従って、スロットル位置信号は、制
御器52による使用のために、A/D部58又は外部A
/D変換器62のいずれかによってデジタル信号に変換
する。しかしながら、本発明は、更に、スロットル位置
センサ60が加速ペダルの位置に対応するデジタル信号
を発生し、A/D部58及びA/D変換器62のいずれ
をも不要とすることも考慮に入れている。
1ないし図4に関して記述した、加算ノード14及びP
ID制御器16のようなエンジン速度ガバナの機能を、
制御器52内に備えてある。以下でより詳しく説明する
が、ガバナの機能を、制御器52内のソフトウエア・ア
ルゴリズムとして実現して、PI'D機能を提供してい
る。このような構成において、制御器52は、エンジン
30内に配置したエンジン速度センサ32からの実際の
エンジン速度に対応するエンジン速度信号をエンジン速
度入力(ESI)で受ける。スロットル位置信号の場合
と同様、エンジン速度信号は、エンジン速度センサ32
が発生するアナログ信号である。従って、制御器52
は、そのアナログ・エンジン速度信号を制御器52が使
用するためのデジタル・エンジン速度信号に変換するた
めには、第2のA/D部59を必要とする。あるいは、
制御器52にはA/D部59を設けずに、第2の補助A
/D変換器61を制御器52外に設けてその機能を実行
してもよい。最後に、スロットル位置センサ60の場合
のように、本発明は、エンジン速度センサ32がデジタ
ル・エンジン速度信号を発生することにより、A/D部
59も補助A/D変換器61も不要とする、ということ
も考慮に入れている。最後に、制御器52は更に出力O
UTを有し、調速されたエンジン速度に対応する燃料制
御信号55を、エンジン30の燃料供給システム28に
供給する。
るエンジン速度制御システム70の別の実施形態を示
す。システム70の構成要素の内いくつかは図1、図3
及び図5に関して記述したものと同一であるので、同様
の番号を用いて同様の構成要素を識別することにする。
I'D制御器80が制御器72外の構成要素であること
を除いて、図5のシステム50とほとんどの点において
同一である。従って、制御器72は、入力ESIもA/
D部59(又は補助A/D変換器61)も不要であり、
加算ノード78に接続した出力OUTを有している。一
方、加算ノード78は、PI'D制御器80に接続して
あり、そしてこの制御器は、エンジン30の燃料供給シ
ステム28に燃料制御信号を供給する。PI'D制御器
80(図6)と制御器52(図5)で実行可能なソフト
ウエア・アルゴリズム内に含むPI'D機能との双方
は、以下に詳述するようにその積分部分を修正して全範
囲のドループを与えるようにしたことを除いては、図1
及び図3のPID制御器16と、多くの点で類似してい
る。あるいはまた、システム70は、制御器72で制御
するようにする必要はなく、スロットル位置センサ60
からのアナログ出力を直接加算ノード78に供給しても
よい。このように構成したシステム70では、純粋にア
ナログのPI'D制御システムを実現することができ
る。
発明のエンジン速度制御システム50又は70の動作に
ついて、詳しく説明する。図7のフローチャートは、エ
ンジン30のエンジン速度を制御する制御器52又は7
2のいずれかによって実行可能なソフトウエア・プログ
ラム、即ち、アルゴリズムのフローを表わしている。プ
ログラムの実行はステップ100から開始し、ステップ
102で、スロットル位置センサ60が発生するスロッ
トル位置信号を、入力TPIにおいて読み取る。スロッ
トル位置信号がアナログ信号である場合、この信号を、
スケーリングする、即ち、A/D部58(又はA/D変
換器62)によってデジタル形式に変換する。スロット
ル位置信号がデジタル信号である場合、A/D部58
(又は代わりに、A/D変換器62)を省略し、制御器
52(又は72)が単にデジタル・スロットル位置信号
を入力TPIにおいて読み取る。プログラムの実行は、
ステップ102からステップ104に移行し、ここで、
エンジン速度センサ32が発生するエンジン速度信号を
読み取る。エンジン速度制御システム50(図5)で
は、ステップ104は、入力ESIにおけるエンジン速
度信号の読み取りに対応する。このエンジン速度信号が
アナログ信号である場合、この信号を、スケーリングす
る、即ち、A/D部59(あるいは代わりに、A/D変
換器61)によってデジタル形式に変換する。エンジン
速度信号がデジタル信号である場合、A/D部59(あ
るいは代わりのA/D変換器61)を省略し、制御器5
2は単に入力ESIにおいてデジタル・スロットル位置
信号を読み取る。一方、エンジン速度制御システム70
(図6)では、ステップ104は、エンジン速度センサ
32からのエンジン速度信号を加算ノード78の負入力
において受けることに対応する。
ステップ106に移行し、ここで、制御器52(又は7
2)内において、スロットル位置信号を、ある所望エン
ジン速度に対応する基準速度信号に変換する。好ましく
は、この変換を行うために、コンピュータ技術では公知
のルックアップ・テーブルを用いる。本質的に、ルック
アップ・テーブルは、各デジタル・スロットル位置値に
対して、対応するエンジン速度値を収容した相互参照ツ
ール(cross-reference tool)である。
ステップ108に移行し、ここで、ステップ104から
の実エンジン速度を、ステップ106で決定した基準速
度から減算して、誤差速度を生成する。システム50
(図5)では、実行可能なアルゴリズム動作として、制
御器52内でこのステップ108を実行する。しかしな
がら、システム70(図6)内では、制御器72の出力
OUTに基準エンジン速度を与えて、これを加算ノード
78の正入力に供給する。従って、システム70では、
ステップ108は加算ノード78が自動的に実行するこ
とになる。エンジン速度信号は好ましくはアナログ信号
であるので、制御器72は、デジタル基準速度をアナロ
グ速度に変換するために、デジタル/アナログ(D/
A)変換部77を含む。図6には図示していないが、制
御器72にD/A部77を設ける必要はなく、この機能
は制御器72外の補助D/A変換器で設けるようにでき
ることは理解されよう。また、この代わりとして、加算
ノード78にかかるD/A変換器を含めても良い。
ステップ110に移行し、ここで、PI'D制御器機能
を実行して、誤差速度信号から燃料制御信号を生成す
る。システム50(図5)では、このPI'D制御器機
能は、制御器52内の1つのソフトウエア機能として実
行する。システム70(図6)では、PI'D制御器8
0がこのPI'D機能を実行する。好適なPI'D機能の
形式、及びその好適実施形態については、後に更に詳細
に説明することにする。
0からステップ112に移行し、ここで、エンジン・ト
ルク・コマンドの形式の燃料制御信号55を、PI'D
制御器の出力に発生させる。システム50(図5)で
は、ステップ112は、出力OUTにおけるエンジン燃
料供給システム28へのエンジン・トルク・コマンドの
供給に対応している。好ましくは、エンジン・トルク・
コマンドはアナログ信号であるので、制御器52は、制
御器72と同様に、デジタル/アナログ(D/A)変換
部57を含む。しかしながら、制御器52では、D/A
変換部57がデジタル・エンジン・トルク・コマンドを
アナログ信号に変換する。図5には図示していないが、
制御器52にD/A部57を設ける必要はなく、この機
能を制御器52外の補助D/A変換器で設けるようにし
てもよいことは理解されよう。また、この代わりとし
て、燃料供給システム28にかかるD/A変換器を含ま
せて良い。システム70(図6)では、ステップ112
は、PI'D80の出力における、エンジン燃料供給シ
ステム28への燃料制御信号55の供給に対応してい
る。いずれの場合でも、燃料制御信号55は、燃料供給
システム28内の燃料システム・アクチュエータ(図示
せず)に指令を出して、PI'Dトルク・コマンドに従
ってエンジン30に燃料供給し、これによって、実エン
ジン速度を制御するようにする。
行し、好適実施形態では、20ミリ秒毎に実行する。次
に、プログラムの実行は、ステップ112からステップ
114に移行し、ここで制御器52(又は72)は、ス
テップ102から20ミリ秒が経過したか否かを検査す
る。経過していない場合、アルゴリズムはステップ11
4に戻る。また、ステップ102以来20ミリ秒が経過
したなら、アルゴリズムはループしてステップ102に
戻り、そしてこのアルゴリズムを再開する。
10を参照して、制御器52(図5)によりソフトウエ
アとして実行可能あるいはPI'D制御器80(図6)
により実行可能なPI'D関数について、これより詳細
に説明する。図1及び図3に示したPID制御器のよう
なPID制御器を用いて全範囲のドループを与えるため
には、それらの積分部分を修正して、PID制御器の積
分部分に対応する伝達関数の極においてドループ利得を
与えるようにする必要がある。こうすることにより、ド
ループ利得量を変化させるだけで、ドループを変化させ
ることができるようになる。このようにPID制御器1
6を修正してPI'D制御器80(又は制御器52内で
実行可能なPI'D関数)を得る例は、その結果として
得られる伝達PI'D関数H3の検討によって、観察する
ことができる。
2)]/[(z−0.9990)(z−0.366)] 従って、伝達関数H3は、元来z=1にあった極がz=
0.9990に移動したことを除いて、伝達関数H1と同
じである。PID制御器16を用いる場合のように、P
I'D制御器が発生する燃料制御信号は、誤差速度の大
きさ(比例)、誤差速度の期間(積分)、及び誤差速度
の変化の方向及び率(微分)の関数である。しかしなが
ら、このPI'D制御器は新たに導入したドループ利得
を含むので、PI'D制御器が発生する燃料制御信号
は、エンジン負荷にも比例し、従って実エンジン速度は
エンジン負荷が増加するにつれて減速することになる。
れる周波数応答を、PID制御器16(図1)の周波数
応答と共に、図8のA及びBのボード線図に示す。図8
のAを参照すると、周波数応答の定常状態部分の大きさ
85は、ドループ利得をPID制御器16の積分部分に
導入したことによって減少している。尚、“定常状態”
とは、本明細書では、約1Hz未満の周波数として定義
する。一方、動的周波数応答は、PID制御器16の動
的応答36と同じである。ここで、“動的”とは、本明
細書では、約1Hzより高い周波数として定義する。同
様に、位相応答88(図8のB)も、定常状態において
のみ影響を受けており(正方向に移動)、動的周波数に
おいては、PID制御器16の位相応答38と一致して
いる。ドループ利得を増加させると、積分部分の極を
1.0から減少方向に移動させる効果があり、これは更
に、定常状態においてのみの周波数応答の大きさを減少
させる効果もある。一方、ドループ利得を増加させる
と、積分部分の極を1.0に向かって移動させる効果が
あり、これは更に、定常状態においてのみ周波数応答の
大きさを増加させる効果もある。従って、PID制御器
16の積分部分を修正して、元来z=1にある積分部分
の極に関連したドループ利得を与えることによって、新
たなPI'D制御器(図6では80、そして図5では制
御器52の内部)を形成することになる。その結果とし
て得られたPI'D制御器は、図3の制御システム15
(図4のA及びBのボード線図を参照のこと)に対し
て、付加的なドループ機能を有することになるが、先に
述べた高周波数領域において観察されるシステム15の
悪影響を受けることはない。PI'D制御器では、積分
部分極の位置をz=1.0に近づけるように移動させる
(これは、その新たに導入したドループ利得を増加させ
ることに対応)ことにより、ゼロ・ドループを装備して
厳格な等時挙動を達成することも可能となる。逆に、積
分部分極を1.0から減少するように移動させる(これ
は、ドループ利得の減少に対応)ことにより、システム
の安定性に影響を与えずに、エンジン速度減少のエンジ
ン負荷増大に対する所望の比率を与えることもできる。
このように、PI'D制御器を用いることによって、全
範囲のドループを実現することができる。
6では80、そして図5では制御器52の内部)の内部
構造の一実施形態のブロック構成図を示す。PI'D制
御器120内では、基準エンジン速度REF SPEE
Dを遅延ブロック122に供給し、その後加算ノード1
24の負入力に供給する。加えて、REF SPEED
を、加算ノード124の正入力に供給する。REF S
PEEDは更に、利得ブロックKi126に供給する。
Ki126は、PID制御器16に関して一般に公知の
積分利得に対応する。加算ノード124の出力も同様
に、利得ブロックKp128及びKd136に供給する。
利得ブロックKp128及びKd136は、これもPID
制御器16に関して一般的に公知の、比例利得及び微分
利得にそれぞれ対応する。
算ノード130の正入力に供給する。加算ノード130
の出力は、式(K_DROOP+1)/2で定まる利得
を有する、利得ブロック132に供給する。ここで、K
_DROOPは上記の新たに導入したドループ利得であ
る。ドループ利得ブロック132からの信号は、加算ノ
ード134の正入力に供給する。加算ノード134の出
力は、出力加算ノード152の正入力及び遅延ブロック
150に供給する。遅延ブロック150の出力は、利得
K_DROOPを有するドループ利得ブロック148に
供給し、その後加算ノード134の別の正入力に供給す
る。
_DROOP+1)/2で定まる利得を有する、ドルー
プ利得ブロック138に供給する。このドループ利得ブ
ロック138の出力は、加算ノード140の正入力に供
給する。加算ノード140の出力は、出力加算ノード1
52の別の正入力と、遅延ブロック144とに供給す
る。遅延ブロック144の出力は、式(K_DROOP
−1)で定まる利得を有するドループ利得ブロックに供
給し、そしてその後加算ノード134の別の正入力に供
給する。更に、遅延ブロック144の出力は、利得ブロ
ック142に供給する。ここで、K_DFLTは、P
I'D制御器の微分部分に関連する固定利得である。こ
の利得ブロック142の出力は、加算ノード140の別
の正入力に供給する。最後に、加算ノード152の出力
は、このPI'D制御器の出力であり、これは、その燃
料制御信号を供給して、エンジン30の燃料供給システ
ム28を作動させる。
説明したように、システム50(図5)の制御器52内
におけるようなソフトウエア・アルゴリズムとして、又
はシステム70(図6)におけるような構成要素のシス
テムとして、実現することができる。ここで指摘すべき
は、利得変数K_DROOPが1.0に等しいとき、等
時性PID制御器16の標準的な実装が生ずることであ
る。同様に、利得変数K_DROOPが0と1の間にあ
るとき、本発明の可変ドループ・エンジン速度制御器が
得られる。
と、PI'D制御器120の伝達関数H4は、以下の式で
与えることができる。
得に対応する利得項K_DROOPは、分子の多項式内
に現れないので、ゼロ点の位置付けには影響を与えない
ことを注記しておく。更に、2つの極がK_DFLT及
びK_DROOPに位置するので、K_DROOPを変
化させた場合、一方の極のみが変化する。2つのゼロ点
は各々、Kp,Ki,Kd及びK_DFLTの関数であ
る。図9に示したように、PI'D制御器120を実現
することによって、残りの利得Kp,Ki,Kd及びK_
DFLTによって得られる動的補償に影響を与えること
なく、定常状態利得を可変にするという目的を達成する
ことができる。
って図示し説明したが、これらは例示的であり限定的な
性質ではないものと考えるべきであり、従って好適実施
形態を単に示し説明したのであって、本発明の精神の範
疇に入る変更や修正は全て保護されるよう希望している
ことは理解されよう。例えば、図9に示したPI'D制
御器の実現例120は、本発明によるPI'D制御器の
一実施形態を表わしたものであり、当業者は、上述の概
念を実現することによって代替実施形態を容易に構成可
能であることを認めよう。従って、PI'D制御器の実
施形態120は単に本発明の概念を表わすに過ぎないも
のとして理解すべきである。また別の例として、ここに
記述したPI'D制御器は、図面には示さなかったが、
特定の車両及びエンジンの動作状態に基づいてドループ
を変化させるシステムにも使用可能である。このような
ものも、本発明の精神に含まれるものと考える。更に別
の例として、積分部分の極が1より大きくなるように
(z>1)、ドループ利得K_DROOPを増加させる
ことも可能である。従って、本発明のPI'D制御器に
よって“負”ドループを与え、エンジン負荷の増加に従
って、定常状態エンジン速度を上昇させることも可能で
ある。本発明のPI'D制御器を用いれば、正値及び負
値の全範囲にわたるドループを与えることが可能とな
る。
ンジン速度制御システムのブロック構成図である。
ン速度制御システムの周波数応答を示すプロットであ
る。
ン速度制御システムに可変ドループ機能を付け加えたも
ののブロック構成図である。
ン速度制御システムの周波数応答を示すプロットであ
る。
システムの一実施形態のブロック構成図である。
システムの別の実施形態のブロック構成図である。
ってエンジン速度を制御するためのアルゴリズムを示す
フロー・チャートである。
のいずれかのエンジン速度制御システムの周波数応答を
示すグラフである。
の内部構造の一実施形態を示すブロック構成図。
Claims (19)
- 【請求項1】スロットル位置を感知するスロットル位置
センサと、実エンジン速度を感知するエンジン速度セン
サと、燃料制御信号に応答して前記エンジンに燃料を供
給する燃料供給システムとを有する内燃エンジンのエン
ジン速度制御方法であって、 (1)スロットル位置を感知し、該スロットル位置から
所望のエンジン速度を決定するステップと、 (2)実エンジン速度を感知するステップと、 (3)前記所望のエンジン速度と前記実エンジン速度と
の間の差として誤差速度を判定するステップと、 (4)前記誤差信号の少なくとも大きさ、期間及び変化
率の関数である燃料制御信号を、前記誤差速度から生成
するステップであって、前記燃料制御信号は更にエンジ
ン負荷に比例して、エンジン負荷の増加につれて前記実
エンジン速度が減少するようにする前記燃料制御信号を
生成するステップと、及び (5)前記燃料制御信号に従って前記エンジンに燃料を
供給することにより、前記実エンジン速度を制御するス
テップと、から成るエンジン速度制御方法。 - 【請求項2】請求項1記載の方法において、前記ステッ
プ(4)は、 (4)(a)少なくとも1つの極を有する速度誤差補正
関数を与えるステップと、 (4)(b)前記速度誤差補正関数を前記誤差速度に適
用して、前記燃料制御信号を生成するステップと、及び (4)(c)前記速度誤差補正関数の極を、エンジン速
度減少のエンジン負荷増加に対する所望の比を与える位
置に配置するステップと、を含むこと、を特徴とするエ
ンジン速度制御方法。 - 【請求項3】請求項2記載の方法において、前記ステッ
プ(4)は、 (4)(a)所定の周波数応答を有する利得関数を与え
るステップと、 (4)(b)前記利得関数を前記誤差速度に適用して、
前記燃料制御信号を生成するステップと、及び (4)(c)前記利得関数の定常状態利得のみを調節し
て、エンジン速度減少のエンジン負荷増加に対する所望
の比率を与えるステップと、を含むこと、を特徴とする
エンジン速度制御方法。 - 【請求項4】電子エンジン速度ガバナにおいて可変ドル
ープを発生する方法であって、前記ガバナは、これに関
連する比例部分、積分部分及び微分部分を有し、かつ該
比例部分、積分部分及び微分部分の関数である伝達関数
を有しており、前記方法が、 (1)前記ガバナの伝達関数が前記積分部分に関連する
1つの極を有するように前記ガバナを構成するステップ
と、 (2)前記積分部分に、前記積分部分の極に関連したド
ループ利得を与えるステップと、及び (3)前記ドループ利得の大きさを変化させることによ
って、前記積分部分の極の位置を変化させ、前記積分部
分の極の位置によって前記エンジン速度ガバナのドルー
プ量を決定するステップと、から成る可変ドループ発生
方法。 - 【請求項5】請求項4記載の方法において、前記ステッ
プ(1)は、前記ガバナの伝達関数が前記微分部分に関
連した別の極を有するように前記ガバナを構成するこ
と、を含むこと、を特徴とする可変ドループ発生方法。 - 【請求項6】請求項5記載の方法において、前記ステッ
プ(1)の後に、 (1)(a)前記微分部分の極に関連する固定利得を前
記微分部分に与えるステップを含むこと、を特徴とする
可変ドループ発生方法。 - 【請求項7】請求項6記載の方法であって、前記ステッ
プ(1)は、更に、前記ガバナの伝達関数が、前記比例
部分、積分部分及び微分部分の組み合わせに関連する少
なくとも2つのゼロ点を有するように、前記ガバナを構
成すること、を含むこと、を特徴とする可変ドループ発
生方法。 - 【請求項8】請求項7記載の方法であって、前記ステッ
プ(1)(a)の後に、更に、 (1)(b)前記比例部分に比例利得を与えるステップ
と、 (1)(c)前記積分部分に積分利得を与えるステップ
と、 (1)(d)前記微分部分に微分利得を与えるステップ
と、を含み、前記伝達関数のゼロ点は、各々、前記比例
利得、積分利得、微分利得及び固定利得の関数であるこ
と、を特徴とする可変ドループ発生方法。 - 【請求項9】比例部分、積分部分及び微分部分を有する
電子エンジン速度ガバナにおいて可変ドループを発生す
る方法であって、前記ガバナはこれに関連する周波数応
答を有しており、前記方法が、 (1)前記ガバナの定常状態のみの周波数応答の大きさ
が、前記積分部分に関連したドループ利得に依存するよ
うに、前記ガバナを構成するステップと、 (2)前記ドループ利得の大きさを変化させることによ
り、前記定常状態周波数応答の大きさを変化させ、該定
常状態周波数応答の大きさによって前記エンジン速度ガ
バナにおけるドループ量を決定するステップと、から成
る可変ドループ発生方法。 - 【請求項10】請求項9記載の方法において、前記ステ
ップ(1)は、更に、動的周波数応答の大きさが、少な
くとも、前記比例部分に関連する比例利得と、前記積分
部分に関連する積分利得と、前記微分部分に関連する微
分利得との関数となるように、前記ガバナを構成するこ
と、を含むこと、を特徴とする可変ドループ発生方法。 - 【請求項11】スロットルを有する内燃エンジンの速度
を制御するための制御システムであって、 スロットル位置を感知し、該スロットル位置に対応する
スロットル位置信号を発生するスロットル位置センサ
と、 エンジン速度を感知し、該エンジン速度に対応するエン
ジン速度信号を発生するエンジン速度センサと、 燃料制御信号に応答して、前記エンジンに燃料を供給す
る燃料供給システムと、及び 前記スロットル位置信号に応答して、該スロットル位置
信号に対応する基準速度信号を発生するエンジン速度制
御器であって、該制御器は、前記基準速度信号と前記エ
ンジン速度信号とに応答して、これら速度信号間の差に
対応する誤差速度信号を決定し、前記制御器は、更に前
記誤差速度信号に応答して、該誤差速度信号から、前記
燃料制御信号であって、前記誤差速度信号の少なくとも
大きさ、期間及び変化率の関数であり、更に、エンジン
負荷が増加するにつれて前記エンジン速度が減少するよ
うにエンジン負荷に比例する前記の燃料制御信号を生成
する、前記エンジン速度制御器と、から成る制御システ
ム。 - 【請求項12】請求項11記載の制御システムにおい
て、前記エンジン速度制御器は、比例部分と、積分部分
と、微分部分とを含み、前記比例部分、積分部分及び微
分部分がエンジン速度制御器の伝達関数を定めること、
を特徴とする制御システム。 - 【請求項13】請求項12記載の制御システムにおい
て、前記伝達関数は前記積分部分のみに対応する1つの
極を有し、 更に、前記積分部分は、前記積分部分の極に関連したド
ループ利得を含むこと、を特徴とする制御システム。 - 【請求項14】請求項13記載の制御システムにおい
て、前記ドループ利得を可変とすることによって、前記
積分部分の極の位置を変化させ、 更に、前記積分部分の極の位置が、エンジン負荷の増加
に対するエンジン速度の減少量を決定すること、を特徴
とする制御システム。 - 【請求項15】請求項14記載の制御システムにおい
て、前記エンジン負荷の増加に対するエンジン速度の減
少量は、エンジン速度減少対エンジン負荷増加の比率を
定め、 更に、前記比率は、前記ドループ利得の減少につれて増
加すること、を特徴とする制御システム。 - 【請求項16】内燃エンジンの速度を制御するための制
御システムにおいて使用するための可変ドループ電子エ
ンジン速度ガバナであって、 エンジン速度誤差信号を受ける誤差速度入力と、 燃料制御信号を発生する燃料制御出力と、及び 少なくとも1つの極を有する伝達関数であって、該極の
位置を可変とすることにより前記ガバナに可変範囲のド
ループを与える前記の伝達関数を定めるエンジン速度誤
差補正部分と、から成り、 前記エンジン速度ガバナは、前記エンジン速度誤差信号
に応答して、前記伝達関数に従って前記燃料制御信号を
エンジン燃料供給システムに供給すること、を特徴とす
る可変ドループ電子エンジン速度ガバナ。 - 【請求項17】請求項16記載の可変ドループ電子エン
ジン速度ガバナにおいて、前記エンジン速度誤差補正部
分は、 比例利得を有する比例部分と、 積分利得とドループ利得とを有する積分部分と、 微分利得と補助利得とを有する微分部分と、を含み、 前記伝達関数の極を前記ドループ利得にのみ関連させ
て、前記ドループ利得の大きさを変化させることによっ
て前記極の位置を変化させるようにしたこと、を特徴と
する可変ドループ電子エンジン速度ガバナ。 - 【請求項18】内燃エンジンの速度を制御するための制
御システムにおいて使用するための可変ドループ電子エ
ンジン速度ガバナであって、 エンジン速度誤差信号を受ける誤差速度入力と、 燃料制御信号を発生する燃料制御出力と、 周波数応答を有するエンジン速度誤差補正部分であっ
て、前記周波数応答の定常状態部分のみの大きさを可変
とすることにより、前記エンジン速度ガバナに、それに
対応して可変の範囲のドループを与える、前記エンジン
速度誤差補正部分と、から成り、 前記エンジン速度ガバナは、前記エンジン速度誤差信号
に応答して、前記周波数応答に従って前記燃料制御信号
を前記エンジン燃料供給システムに供給すること、を特
徴とする可変ドループ電子エンジン速度ガバナ。 - 【請求項19】請求項18記載の可変ドループ電子エン
ジン速度ガバナにおいて、前記エンジン速度誤差補正部
分は、 比例利得を有する比例部分と、 積分利得とドループ利得とを有する積分部分と、 微分利得と補助利得とを有する微分部分と、を含み、 前記周波数応答の前記定常状態部分のみを前記ドループ
利得に関連させて、前記ドループ利得の大きさを変化さ
せることによって前記定常状態周波数応答を変化させる
こと、を特徴とする可変ドループ電子エンジン速度ガバ
ナ。
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