JPH08340252A - 位相検出装置および方法 - Google Patents

位相検出装置および方法

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JPH08340252A
JPH08340252A JP7145922A JP14592295A JPH08340252A JP H08340252 A JPH08340252 A JP H08340252A JP 7145922 A JP7145922 A JP 7145922A JP 14592295 A JP14592295 A JP 14592295A JP H08340252 A JPH08340252 A JP H08340252A
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JP
Japan
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bit
coefficient
sample
input waveform
addition
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JP7145922A
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English (en)
Inventor
Erukosebitsuchi Murato
エルコセビッチ ムラト
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単なハードウェアにより、位相検出を行う
ことができるようにする。 【構成】 タップ付き遅延線1、レジスタ2a乃至2f
を介してサンプルセレクタ3に供給されたサンプル値
は、シーケンサ4からのSample_Sel信号に同
期して、サンプル値の所定のものをシリアル乗算器9に
出力し、係数セレクタ8は、シーケンサ4からのCoe
ff_Sel信号に同期して、係数レジスタ7からの係
数の所定のものをシリアル乗算器9に出力する。シリア
ル乗算器9は、サンプル値と係数とを再帰的な逐次加算
処理によって乗算し、その結果が再帰的合計器10によ
って再帰的に累積加算され、その結果が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位相検出装置および方
法に関し、例えば、外部クロック型再生装置等に用いて
好適な位相検出装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クロック再生装置等においては、
位相エラー検出は、FIR(Finit Inpuls
e Responce:有限インパルス応答)フィルタ
により、次の式1で演算される出力信号(phsk)に
基づいて行われる。
【0003】
【数1】
【0004】式1において、定数npは位相エラー検出
に用いられるサンプル対の数であり、信号サンプルS
k+iは、時刻t=kT(ここで、kは整数、Tは所定の
定数)毎に発生されるクロック信号に同期して再生され
る所定のパルスサンプルの値であり、係数aiは、信号
サンプルSk+iに対応するFIR係数を表している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、式1を並列
計算によって実現する場合、多くのハードウェアが必要
とされ、コストが増大し、信頼性が低下する課題があっ
た。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、簡単なハードウェア構成で、位相検出を行
うことができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の位相検
出装置は、タイミング基準となる入力波形サンプルを重
み付け加算することにより、位相を検出する位相検出装
置において、1回の位相検出に用いる入力波形サンプル
の個数よりも少ない重み付け加算手段を備えることを特
徴とする。
【0008】請求項2に記載の位相検出装置は、タイミ
ング基準となる入力波形サンプルを重み付け加算するこ
とにより、位相を検出する位相検出装置において、位相
検出に用いる入力波形サンプルを記憶する記憶手段と、
所定の係数の所定のビットを最下位ビットから順に選択
するビット選択手段と、ビット選択手段により選択され
た係数の所定のビットの値と、入力波形サンプルとの論
理積を演算する演算手段と、演算手段による演算結果を
1ビットだけ右にシフトするシフト手段と、シフト手段
により演算結果が1ビットだけ右にシフトされたもの
と、演算手段により、ビット選択手段によって選択され
た係数の次のビットの値と、入力波形サンプルとの論理
積が演算されて得られた演算結果を加算することにより
再帰的加算を行う加算手段と、加算手段が再帰的加算を
係数のビット数分だけ繰り返し行ったとき、加算手段に
よる加算結果を出力させる制御手段とを備えることを特
徴とする。
【0009】入力波形サンプルを選択するサンプル選択
手段と、サンプル選択手段の動作タイミング、ビット選
択手段の動作タイミング、および制御手段の動作タイミ
ングを管理する管理手段をさらに設けるようにすること
ができる。
【0010】請求項4に記載の位相検出方法は、タイミ
ング基準となる入力波形サンプルを重み付け加算するこ
とにより、位相を検出する位相検出方法において、位相
検出に用いる入力波形サンプルを記憶し、所定の係数の
所定のビットを最下位ビットから順に選択し、選択され
た係数の所定のビットの値と、入力波形サンプルとの論
理積を演算し、演算結果を1ビットだけ右にシフトし、
演算結果が1ビットだけ右にシフトされたものと、選択
された係数の次のビットの値と、入力波形サンプルとの
論理積が演算されて得られた演算結果を加算することに
より再帰的加算を行い、この再帰的加算を係数のビット
数分だけ繰り返し行ったとき、加算結果を出力させるこ
とを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載の位相検出装置においては、1
回の位相検出に用いる入力波形サンプルの個数よりも少
ない重み付け加算手段を備える。従って、ハードウェア
構成を簡単にすることができる。
【0012】請求項2に記載の位相検出装置において
は、記憶手段により、位相検出に用いる入力波形サンプ
ルが記憶され、ビット選択手段により、所定の係数の所
定のビットが最下位ビットから順に選択され、演算手段
により、ビット選択手段によって選択された係数の所定
のビットの値と、入力波形サンプルとの論理積が演算さ
れ、シフト手段により、演算手段による演算結果が1ビ
ットだけ右にシフトされ、シフト手段により演算結果が
1ビットだけ右にシフトされたものと、演算手段によ
り、係数の次のビットの値と入力波形サンプルとの論理
積が演算されて得られた演算結果が加算手段により加算
されることによって再帰的加算が行われ、加算手段が再
帰的加算を係数のビット数分だけ繰り返し行ったとき、
制御手段の制御により、加算手段による加算結果が出力
される。従って、入力波形サンプルと所定の係数との乗
算を再帰的加算により実現することができる。
【0013】請求項4に記載の位相検出方法において
は、位相検出に用いる入力波形サンプルを記憶し、所定
の係数の所定のビットを最下位ビットから順に選択し、
選択された係数の所定のビットの値と、入力波形サンプ
ルとの論理積を演算し、演算結果を1ビットだけ右にシ
フトし、演算結果が1ビットだけ右にシフトされたもの
と、係数の次のビットの値と、入力波形サンプルとの論
理積が演算されて得られた演算結果を加算することによ
り再帰的加算を行い、再帰的加算を係数のビット数分だ
け繰り返し行ったとき、加算結果を出力させる。従っ
て、入力波形サンプルと所定の係数との乗算を再帰的加
算により実現することができる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明を応用した位相エラー検出器
の構成例を示すブロック図である。タップ付き遅延線1
には、ADCサンプルクロック信号に同期して、例えば
再生信号のADCサンプルが供給され、内蔵するD型フ
リップフロップからなる6つのレジスタ1a乃至1fに
それぞれ記憶されるようになされている。
【0015】D型フリップフロップからなる6つのレジ
スタ2a乃至2f(記憶手段)は、図示せぬデジタルP
LL(位相同期ループ)のタイミング発生器から供給さ
れるタイミング信号(ClkM_gate)のエッジに
おいて、レジスタ1a乃至1fからの計算に必要なサン
プル、この場合、再生信号の6つのサンプル値sk-3
k-2,sk-1,sk+1,sk+2,sk+3を記憶し、次のC
lkM_gate信号が供給されるまで保持するように
なされている。
【0016】シーケンサ4(管理手段)は、カウンタ6
とコンパレータ5より構成され、各部を制御するための
各種のタイミング信号を発生し、各部に供給するように
なされている。
【0017】サンプルセレクタ3(サンプル選択手段)
は、シーケンサ4から供給されるサンプルセレクト信号
(Sample_Sel)に同期して、レジスタ2a乃
至2fにそれぞれ記憶されたサンプル値を1つずつ順番
に選択し、出力するようになされている。
【0018】係数レジスタ7は、D型フリップフロップ
より構成され、所定の係数ak-3,ak-2,ak-1
k+1,ak+2,ak+3を記憶し、後述する係数セレクタ
8に供給するようになされている。係数セレクタ8は、
シーケンサ4から供給されるタイミング信号である係数
セレクト信号(Coeff_Sel)に同期して、係数
レジスタ7より供給される係数ak-3,ak-2,ak-1
k+1,ak+2,ak+3の中から所定の係数aiを選択し、
出力するようになされている。
【0019】シリアル乗算器9(重み付け加算手段)
は、シーケンサ4より供給されるタイミング信号である
乗算実行信号(Mul_Con)に同期して、サンプル
セレクタ3より供給されたサンプル値sk+iに、係数セ
レクタ8より供給された係数aiを乗算し、乗算結果を
出力するようになされている。
【0020】再帰的合計器10は、シリアル乗算器9か
らの出力である乗算結果を再帰的に加算し、全ての積を
加算する。そして、最終的に位相エラーが計算されたと
き、シーケンサ4によりタイミング信号である加算実行
信号(Add_Con)が供給され、位相エラーを図示
せぬ位相エラー検出器に供給するようになされている。
【0021】図2は、図1のシリアル乗算器9の詳細な
構成例を示すブロック図である。ビットセレクタ20
(ビット選択手段)は、シーケンサ4からのタイミング
信号(Mul_Con)に同期して、係数セレクタ8よ
り供給される係数aiの所定のビットを選択し、選択し
たビットのビット値(1または0)を出力するようにな
されている。
【0022】論理積演算器21(演算手段)は、サンプ
ルセレクタ3より供給されたサンプル値sk+iと、ビッ
トセレクタ20より供給されたビット値の論理積を演算
する。加算器22(加算手段)は、論理積演算器21か
ら出力された演算結果と、後述するシフトレジスタ23
(シフト手段)より供給された前回の加算結果とを加算
し、出力する。
【0023】シフトレジスタ23は、加算器22からの
加算結果を入力し、それを2進数のディジタル値として
右に1ビットだけビットシフトした後、再び加算器22
に供給するようになされている。
【0024】コンパレータ25(制御手段)は、タイミ
ング信号(Mul_Con)を入力し、このタイミング
信号(Mul_Con)と、所定の値m(係数aiのビ
ット数)を比較し、タイミング信号(Mul_Con)
が値mに達したとき、所定のパルス信号を発生し、出力
する。出力レジスタ24は、加算器22より供給された
加算結果を保持し、コンパレータ25からパルス信号が
供給されたとき、保持している加算結果を出力するよう
になされている。
【0025】次に、図3のフローチャートを参照して、
その動作について説明する。最初に、ステップS1にお
いて、クロック・マークのエッジ・パルスに対応するサ
ンプル値sk+i、ここで、−np≦i≦np、i≠0
が、図示せぬメモリに記憶される。このサンプル値s
k+iは、次のクロック・マークが来るまで保持される。
それと同時に、全てのレジスタがリセットされる。
【0026】メモリに記憶されたサンプル値sk+iは、
ADCサンプル・クロック信号に同期して、タップ付き
遅延線1のD型フリップフロップからなるレジスタ1a
乃至1fにそれぞれ供給され、記憶される。デジタルP
LLのタイミング発生器から供給されるタイミング信号
(ClkM_gate)のエッジにおいて、計算に必要
なサンプル値、この場合、再生信号の6つのサンプル値
k-3,sk-2,sk-1,sk+1,sk+2,sk+3がレジスタ
2a乃至2fに供給され、記憶される。
【0027】次に、ステップS2乃至S5において、全
てのサンプル値sk+iと係数aiとの積sk+i・aiが演算
され、式2で表される出力phsが計算されるまで、そ
れらが再帰的に合計される。
【0028】
【数2】
【0029】まず、ステップS2において、変数iを−
npからnp(ただし、0を除く)までインクリメント
させ、サンプル値sk+iの所定のもの、および係数ai
所定のビット値を順に選択することができるようにす
る。実際には、シーケンサ4において、内蔵するカウン
タ6に値0を設定し、この値をADCサンプル・クロッ
ク・パルスに同期して1つずつカウントアップするとと
もに、それと同期して、タイミング信号(Sample
_Sel)をサンプルセレクタ3に供給する。
【0030】サンプルセレクタ3は、タイミング信号
(Sample_Sel)に同期して、サンプル値s
k+iの所定のものを1つずつ選択的にシリアル乗算器9
に出力する。一方、係数セレクタ8は、シーケンサ4か
ら供給されるタイミング信号(Coeff_Sel)に
同期して、係数レジスタ7からの所定の係数aiの所定
のものを1つずつ選択的にシリアル乗算器9に出力す
る。
【0031】次に、ステップS3において、シリアル乗
算器9に供給されたサンプル値sk+ iと係数セレクタ8
より供給された係数aiが乗算される。
【0032】ここで、シリアル乗算器9の動作につい
て、図4のフローチャートを参照して説明する。シリア
ル乗算器9において行われる演算は、図4に示したフロ
ーチャートに従って、シリアルに実行される。
【0033】ここで、FIRフィルタ係数aiのビット
幅をmとし、ビットai 0は、係数aiの最下位ビット、
ビットai m-1は、係数aiの最上位ビットを表すものと
仮定する。乗算は、係数aiの1ビットと、サンプル値
k+iによる所定の演算結果の再帰的合計として実施さ
れ、そのとき、前回の合計が1ビットずつ右にシフトさ
れる。すなわち、分析的には、次の式3のように表され
る。
【0034】
【数3】
【0035】ここで、定数0.5は、右に1ビットずつ
シフトすることをモデル化したものである。サンプル値
k+iとビット値ai jの乗算は、単純な論理積によって
実現することができる。
【0036】最初に、ステップS11において、変数j
に値0を代入し、ステップS12に進む。ステップS1
2においては、シーケンサ4より供給されるタイミング
信号(Mul_Con)に同期して動作するビットセレ
クタ20により、係数aiの最下位ビットからj+1ビ
ット目(いまの場合、変数j=0であるから最下位ビッ
トから数えて1番目、すなわち最下位ビット)のビット
値であるai j(いまの場合、ビット値ai 0)が抽出さ
れ、論理積演算器21に供給される。次に、論理積演算
器21により、サンプル値sk+i(いまの場合、サンプ
ル値sk-3)と係数aiの最下位ビットから数えてj+1
ビット目のビット値であるai j(いまの場合、係数
i 0)との論理積が演算される。
【0037】論理積演算器21による演算結果は、加算
器22に供給され、ステップS13において、シフトレ
ジスタ23より供給される前回の演算結果と加算され
る。シフトレジスタ23においては、ステップS14に
おいて、前回の演算結果が右に1ビットだけシフトされ
る。いまの場合、前回の演算結果はまだ存在しないの
で、加算器22においては加算は行われず、加算器22
から出力された加算結果がシフトレジスタ23に供給さ
れ、記憶されるとともに、D型フリップフロップにより
構成される出力レジスタ24にも供給され、記憶され
る。いまの場合、加算は行われていないので、論理積演
算器21からの演算結果がそのままシフトレジスタ23
に供給され、そこで保持される。同様に、論理積演算器
21からの演算結果がそのまま出力レジスタ24に供給
され、そこで保持される。
【0038】次に、ステップS15に進み、変数jが、
係数aiのビット幅を定数mとしたとき、定数m−1に
等しいか否かが判定される。すなわち、係数aiのビッ
ト幅分の演算が終了したか否かが判定される。この処理
は、実際には、コンパレータ25において、シーケンサ
4より供給されるタイミング信号(Mul_Con)の
値と、定数mの値とを比較することにより行われる。
【0039】上述したステップS11乃至ステップS1
5の処理は、タイミング信号(Mul_Con)に同期
して実行される。タイミング信号(Mul_Con)
は、aDCサンプルクロック信号に従って変化するの
で、これらの処理は、ADCサンプルクロック信号に同
期して実行されることになる。
【0040】いまの場合、変数jの値が定数m−1に等
しくないと判定され、ステップS11に戻る。
【0041】ステップS11においては、変数jの値が
1だけインクリメントされ(いまの場合、j=1とさ
れ)、ステップS12に進む。ステップS12において
は、シーケンサ4より供給されるタイミング信号(Mu
l_Con)に同期して動作するビットセレクタ20に
より、係数aiの最下位ビットからj+1ビット目のビ
ット値であるai j(いまの場合、変数j=1であるから
最下位ビットから数えて2ビット目のビット値ai 1)が
抽出され、論理積演算器21に供給される。次に、論理
積演算器21により、サンプル値sk+i(いまの場合、
サンプル値sk-3)と、ビット値ai j(いまの場合、ビ
ット値ai 1)との論理積が演算される。
【0042】論理積演算器21による演算結果は、加算
器22に供給され、ステップS13において、シフトレ
ジスタ23より供給される前回の演算結果と加算され
る。シフトレジスタ23においては、ステップS14に
おいて、前回の演算結果が右に1ビットだけシフトされ
ている。加算器22から出力された加算結果は、シフト
レジスタ23に供給され、記憶されるとともに、出力レ
ジスタ24にも供給され、記憶される。
【0043】次に、ステップS15に進み、変数jが、
定数m−1に等しいか否かが判定される。すなわち、係
数aiの全ビットについての演算が終了したか否かが判
定される。この処理は、コンパレータ25において、シ
ーケンサ4より供給されるタイミング信号(Mul_C
on)の値と、定数mとを比較することにより行われ
る。
【0044】いまの場合、変数jの値が定数m−1に等
しくないと判定され、ステップS11に戻る。そして、
上述した、ステップS11乃至S15の処理が、変数j
が定数m−1に達するまで繰り返し実行される。
【0045】そして、ステップS15において、変数j
が、定数m−1に等しいと判定された場合、すなわち、
タイミング信号(Mul_Con)の値が定数mに達し
たとき、コンパレータ25より、所定のパルス信号が出
力レジスタ24に供給される。出力レジスタ24は、コ
ンパレータ25より、所定のパルス信号が供給されたと
き、保持していた加算器22からの加算結果を出力し、
再帰的合計器10(図1)に供給する。
【0046】このようにして、式3で表される演算が実
行される。
【0047】乗算結果は、再帰的合計器10に供給さ
れ、ステップS4において、この乗算結果と前回演算さ
れた乗算結果とが加算される。いまの場合、変数i=−
3であるので、前回演算された演算結果が存在しないの
で、何も処理が実行されず、ステップS5に進む。ステ
ップS5においては、変数iが定数npと等しいか否か
が判定される。すなわち、全てのサンプル値に対して処
理が終了したか否かが判定される。
【0048】いまの場合、変数i(=−3)が定数np
(=3)と等しくないと判定され、ステップS2に戻
り、変数iが1だけインクリメントされる(変数i=−
2とされる)。このときシーケンサ4から、タイミング
信号(Sample_Sel)がサンプルセレクタ3に
供給される。サンプルセレクタ3は、このタイミング信
号に同期して、次にサンプル値sk-2をシリアル乗算器
9に供給する。一方、係数セレクタ8には、タイミング
信号(Coeff_Sel)が供給され、これに同期し
て、係数セレクタ8は、次に係数ak-2をシリアル乗算
器9に供給する。
【0049】さらに、シーケンサ4より、タイミング信
号(Mul_Con)がシリアル乗算器9に供給され
る。シリアル乗算器9は、図2および図4を参照して上
述した場合と基本的に同様にして、このタイミング信号
(Mul_Con)に同期して、サンプルセレクタ3よ
り供給されたサンプル値sk-2に係数セレクタ8より供
給された係数ak-2を乗算する。乗算結果は、再帰的合
計器10に供給される。
【0050】ステップS4において、再帰的合計器10
は、いまシリアル乗算器9より供給された乗算結果に前
回の乗算結果(ak-3・sk-3)を加算する。次に、ステ
ップS5に進み、変数iが定数npと等しいか否かが判
定される。変数iが定数npと等しくない判定された場
合、ステップS2に戻り、ステップS2乃至S5の処理
が繰り返し実行される。いまの場合、変数i(=−2)
は定数np(この場合np=3)と等しくないと判定さ
れ、ステップS2に戻る。
【0051】このようにして、変数iが−3から3に1
ずつインクリメントされながら、式2で表される演算が
実行される。ただし、変数i≠0である。
【0052】一方、変数iが定数np(この場合np=
3)と等しいと判定された場合、ステップS6に進み、
ステップS2乃至S5において演算された式2に示す位
相エラーを表す演算結果が出力される。
【0053】以上のように、本発明は、極めてコンパク
トな、シリアルに実現された位相エラー検出器を提案す
るものである。これは、クロック・マーク間の距離が大
きく、所定のクロック・マークが検出されてから次のク
ロック・マークが検出されるまでの時間が長い(数十マ
イクロ秒)という事実に基づいている。そして、その時
間を、位相エラー検出器のFIRフィルタ出力の比較的
長い逐次計算処理に充てることができる。
【0054】その結果、標準的な並列FIRフィルタの
ハードウェアの複雑さと、より長い計算時間とをトレー
ド(交換)することができる。すなわち、高速ではある
が、ハードウェアのコストが高くつく並列(パラレル)
処理の代わりに、低速ではあるが、ハードウェアを節約
することができる逐次(シリアル)処理を用いることが
可能である。
【0055】これにより、集積回路を集積する上で必須
のハードウェアを量的に十分に削減することが可能とな
る。
【0056】上記実施例においては、係数aiとサンプ
ル値sk+i(ただし、−np≦i≦np,i≠0)の乗
算処理は、それぞれ同一の回路要素(この場合シリアル
乗算器9)によって次々に実行される。そして、再帰的
合計器10により、それらが再帰的に加算され、式2で
示される演算が行われる。このようにして、処理は完全
に逐次的(シリアル)となる。その結果、ハードウェア
の節約が実現されている。
【0057】なお、上記実施例においては、位相エラー
検出に用いられるのは、3対のサンプル値だけ(すなわ
ち、np=3)であるものとしたが、これに限定される
ものではなく、任意の数の対のサンプル値を用いるよう
にすることが可能である。その場合、上記実施例の構成
をわずかに変更するだけで対応することが可能である。
【0058】
【発明の効果】請求項1に記載の位相検出装置によれ
ば、1回の位相検出に用いる入力波形サンプルの個数よ
りも少ない重み付け加算手段を備えるようにしたので、
ハードウェア構成を簡単にすることができる。これによ
り、装置のコストを削減するとともに、装置の信頼性を
向上させることが可能となる。
【0059】請求項2に記載の位相検出装置、および請
求項4に記載の位相検出方法によれば、位相検出に用い
る入力波形サンプルを記憶し、所定の係数の所定のビッ
トを最下位ビットから順に選択し、選択された係数の所
定のビットの値と、入力波形サンプルとの論理積を演算
し、演算結果を1ビットだけ右にシフトし、演算結果が
1ビットだけ右にシフトされたものと、係数の次のビッ
トの値と、入力波形サンプルとの論理積が演算されて得
られた演算結果を加算することにより再帰的加算を行
い、再帰的加算を係数のビット数分だけ繰り返し行った
とき、加算結果を出力させるようにしたので、入力波形
サンプルと所定の係数との乗算を再帰的加算により実現
することができる。これにより、簡単なハードウェア構
成で、位相検出を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位相検出装置を応用した位相エラー検
出器の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のシリアル乗算器9の詳細な構成例を示す
ブロック図である。
【図3】図1の位相エラー検出器の処理例を示すフロー
チャートである。
【図4】図2のシリアル乗算器9の処理例を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 タップ付き遅延線 1a,1b,1c,1d,1e,1f レジスタ 2a,2b,2c,2d,2e,2f レジスタ(記憶
手段) 3 サンプルセレクタ(サンプル選択手段) 4 シーケンサ(管理手段) 5 コンパレータ 6 カウンタ 7 係数レジスタ 8 係数セレクタ 9 シリアル乗算器(重み付け加算手段) 10 再帰的合計器 20 ビットセレクタ(ビット選択手段) 21 論理積演算器(演算手段) 22 加算器(加算手段) 23 シフトレジスタ(シフト手段) 24 出力レジスタ 25 コンパレータ(制御手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイミング基準となる入力波形サンプル
    を重み付け加算することにより、位相を検出する位相検
    出装置において、 1回の位相検出に用いる前記入力波形サンプルの個数よ
    りも少ない重み付け加算手段を備えることを特徴とする
    位相検出装置。
  2. 【請求項2】 タイミング基準となる入力波形サンプル
    を重み付け加算することにより、位相を検出する位相検
    出装置において、 位相検出に用いる前記入力波形サンプルを記憶する記憶
    手段と、 所定の係数の所定のビットを最下位ビットから順に選択
    するビット選択手段と、 前記ビット選択手段により選択された前記係数の所定の
    ビットの値と、前記入力波形サンプルとの論理積を演算
    する演算手段と、 前記演算手段による演算結果を1ビットだけ右にシフト
    するシフト手段と、 前記シフト手段により前記演算結果が1ビットだけ右に
    シフトされたものと、前記演算手段により、前記ビット
    選択手段によって選択された前記係数の次のビットの値
    と、前記入力波形サンプルとの論理積が演算されて得ら
    れた演算結果を加算することにより再帰的加算を行う加
    算手段と、 前記加算手段が前記再帰的加算を前記係数のビット数分
    だけ繰り返し行ったとき、前記加算手段による加算結果
    を出力させる制御手段とを備えることを特徴とする位相
    検出装置。
  3. 【請求項3】 前記入力波形サンプルを選択するサンプ
    ル選択手段と、 前記サンプル選択手段の動作タイミング、前記ビット選
    択手段の動作タイミング、および前記制御手段の動作タ
    イミングを管理する管理手段をさらに備えることを特徴
    とする請求項2に記載の位相検出装置。
  4. 【請求項4】 タイミング基準となる入力波形サンプル
    を重み付け加算することにより、位相を検出する位相検
    出方法において、 位相検出に用いる前記入力波形サンプルを記憶し、 所定の係数の所定のビットを最下位ビットから順に選択
    し、 選択された前記係数の所定のビットの値と、前記入力波
    形サンプルとの論理積を演算し、 演算結果を1ビットだけ右にシフトし、 前記演算結果が1ビットだけ右にシフトされたものと、
    選択された前記係数の次のビットの値と、前記入力波形
    サンプルとの論理積が演算されて得られた演算結果を加
    算することにより再帰的加算を行い、 前記再帰的加算を前記係数のビット数分だけ繰り返し行
    ったとき、加算結果を出力させることを特徴とする位相
    検出方法。
JP7145922A 1995-06-13 1995-06-13 位相検出装置および方法 Withdrawn JPH08340252A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007060447A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Kenwood Corp Firフィルタ
CN100518046C (zh) 2002-03-22 2009-07-22 印芬龙科技股份有限公司 计算采样相位误差的计算电路

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CN100518046C (zh) 2002-03-22 2009-07-22 印芬龙科技股份有限公司 计算采样相位误差的计算电路
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