JPH0834090A - 金属化粧板及びその製造方法 - Google Patents
金属化粧板及びその製造方法Info
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- JPH0834090A JPH0834090A JP6191337A JP19133794A JPH0834090A JP H0834090 A JPH0834090 A JP H0834090A JP 6191337 A JP6191337 A JP 6191337A JP 19133794 A JP19133794 A JP 19133794A JP H0834090 A JPH0834090 A JP H0834090A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属化粧板の化粧紙として、アルミ蒸着膜等
の金属薄膜を形成したエチレンービニルアルコール共重
合体フィルムとポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂シート
の積層シートを使用することにより、折り曲げ加工性が
がよく、且つ意匠性に優れた金属化粧板及びその製造方
法を提供することを目的とする。 【構成】 エチレンービニルアルコール共重合体フィル
ム11に、二液硬化型アクリル樹脂でアンカーコート層
12を形成し、その上にアルミの真空蒸着層13を形成
し、これに二液硬化型ウレタン系接着剤14を介してポ
リ塩化ビニルシート15をドライラミネートして化粧シ
ート2を作る。次に、この化粧シート2に接着剤14を
介して金属板3を貼り合わせて金属化粧板1を作製す
る。
の金属薄膜を形成したエチレンービニルアルコール共重
合体フィルムとポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂シート
の積層シートを使用することにより、折り曲げ加工性が
がよく、且つ意匠性に優れた金属化粧板及びその製造方
法を提供することを目的とする。 【構成】 エチレンービニルアルコール共重合体フィル
ム11に、二液硬化型アクリル樹脂でアンカーコート層
12を形成し、その上にアルミの真空蒸着層13を形成
し、これに二液硬化型ウレタン系接着剤14を介してポ
リ塩化ビニルシート15をドライラミネートして化粧シ
ート2を作る。次に、この化粧シート2に接着剤14を
介して金属板3を貼り合わせて金属化粧板1を作製す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックフィルム
を積層して作製した化粧シートを金属板に貼り合わせて
金属化粧板とし、金属化粧板に曲げ加工、絞り加工等の
優れた加工性を付与し、冷蔵庫、エアコンカバー等の電
気製品に使用する金属化粧板の改良に関するものであ
る。
を積層して作製した化粧シートを金属板に貼り合わせて
金属化粧板とし、金属化粧板に曲げ加工、絞り加工等の
優れた加工性を付与し、冷蔵庫、エアコンカバー等の電
気製品に使用する金属化粧板の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼板面に着色や印刷模様が施され
た化粧鋼板は、電気製品その他各種の分野で広く使用さ
れている。このような積層金属板としては、例えば、絵
柄の印刷されたポリエステルフィルムを金属板に貼り合
わせた金属化粧板(特公昭61ー51988号公報)、
金属板の表面にポリ塩化ビニル被膜を形成し、これに絵
柄の印刷されたポリエステルフィルムを積層した金属板
(特開昭60ー17464号公報)、また、金属板上
に、接着剤層、基礎熱可塑性樹脂層、印刷インキ層、接
着剤層、透明な表面熱可塑性樹脂層の順に積層した金属
板であって、基礎熱可塑性樹脂と表層熱可塑性樹脂の溶
融温度が所定の関係を有し、透明な表層熱可塑性樹脂層
の可視光線透過率を所定の範囲に規定した高鮮映積層金
属板(特開昭63ー280625号公報)がある。
た化粧鋼板は、電気製品その他各種の分野で広く使用さ
れている。このような積層金属板としては、例えば、絵
柄の印刷されたポリエステルフィルムを金属板に貼り合
わせた金属化粧板(特公昭61ー51988号公報)、
金属板の表面にポリ塩化ビニル被膜を形成し、これに絵
柄の印刷されたポリエステルフィルムを積層した金属板
(特開昭60ー17464号公報)、また、金属板上
に、接着剤層、基礎熱可塑性樹脂層、印刷インキ層、接
着剤層、透明な表面熱可塑性樹脂層の順に積層した金属
板であって、基礎熱可塑性樹脂と表層熱可塑性樹脂の溶
融温度が所定の関係を有し、透明な表層熱可塑性樹脂層
の可視光線透過率を所定の範囲に規定した高鮮映積層金
属板(特開昭63ー280625号公報)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公昭61ー
51988号公報に開示された積層金属板は、中間層と
して加工性の良好な熱可塑性樹脂層を有しないので、折
り曲げ加工性に欠ける。特開昭60ー17465号公報
に開示された積層金属板は、鋼板にポリ塩化ビニルを被
覆する工程とポリエステルフィルムを積層する工程があ
り、重量がかさばる鋼板を二度も積層するため、作業性
に問題がある。また、無可塑タイプのポリ塩化ビニルフ
ィルムに蒸着薄膜を設けたフィルムを金属板に積層した
場合では、曲げ加工等で積層フィルムが伸びずに割れて
しまうので、加工適性の悪い金属化粧板となる。
51988号公報に開示された積層金属板は、中間層と
して加工性の良好な熱可塑性樹脂層を有しないので、折
り曲げ加工性に欠ける。特開昭60ー17465号公報
に開示された積層金属板は、鋼板にポリ塩化ビニルを被
覆する工程とポリエステルフィルムを積層する工程があ
り、重量がかさばる鋼板を二度も積層するため、作業性
に問題がある。また、無可塑タイプのポリ塩化ビニルフ
ィルムに蒸着薄膜を設けたフィルムを金属板に積層した
場合では、曲げ加工等で積層フィルムが伸びずに割れて
しまうので、加工適性の悪い金属化粧板となる。
【0004】特開昭63ー280627号公報に開示さ
れた高鮮映積層金属板は、透明な表層熱可塑性樹脂層と
印刷インキ層との間に接着剤層が介在するために発色が
悪くなる。また、基礎熱可塑性樹脂にポリ塩化ビニルを
用いているので、ポリ塩化ビニルフィルムに印刷するこ
とになり、印刷時の残留溶剤により、鋼板にラミネート
するとき発砲するトラブルが生じる。また、ポリ塩化ビ
ニル樹脂にメタリック顔料を練り込んで作製した金属化
粧板は、真鍮調の意匠感を出すには不十分であった。
れた高鮮映積層金属板は、透明な表層熱可塑性樹脂層と
印刷インキ層との間に接着剤層が介在するために発色が
悪くなる。また、基礎熱可塑性樹脂にポリ塩化ビニルを
用いているので、ポリ塩化ビニルフィルムに印刷するこ
とになり、印刷時の残留溶剤により、鋼板にラミネート
するとき発砲するトラブルが生じる。また、ポリ塩化ビ
ニル樹脂にメタリック顔料を練り込んで作製した金属化
粧板は、真鍮調の意匠感を出すには不十分であった。
【0005】本発明は、以上のような従来技術のもつ欠
点を解消し、折り曲げ性、絞り加工性等の加工適性がよ
く、且つインキの発色もよく意匠性に優れた金属化粧板
を提供することを目的とする。
点を解消し、折り曲げ性、絞り加工性等の加工適性がよ
く、且つインキの発色もよく意匠性に優れた金属化粧板
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】易接着性処理を施したエ
チレンービニルアルコール共重合体フィルム、金属薄膜
層、熱可塑性樹脂フィルム及び金属板の順に積層された
ことを特徴とする金属化粧板とした。また、エチレンー
ビニルアルコール共重合体よりなるフィルムの片面に易
接着性処理を施し、その上に金属薄膜層を設けた後、該
フィルムの金属薄膜面に熱可塑性樹脂フィルムを接着剤
を介して貼り合わせて化粧シートを作製し、更に、該化
粧シートの熱可塑性樹脂フィルム面と金属板を接着剤を
介して貼り合わせたことを特徴とする金属化粧板の製造
方法とした。更に、前記易接着性処理を施したエチレン
ービニルアルコール共重合体よりなるフィルムが、着色
された易接着性処理層を形成したエチレンービニルアル
コール共重合体フィルムであること、又は二液硬化型樹
脂からなる易接着性処理層を形成したエチレンービニル
アルコール共重合体フィルムであることを特徴とする金
属化粧板及びその製造方法とした。
チレンービニルアルコール共重合体フィルム、金属薄膜
層、熱可塑性樹脂フィルム及び金属板の順に積層された
ことを特徴とする金属化粧板とした。また、エチレンー
ビニルアルコール共重合体よりなるフィルムの片面に易
接着性処理を施し、その上に金属薄膜層を設けた後、該
フィルムの金属薄膜面に熱可塑性樹脂フィルムを接着剤
を介して貼り合わせて化粧シートを作製し、更に、該化
粧シートの熱可塑性樹脂フィルム面と金属板を接着剤を
介して貼り合わせたことを特徴とする金属化粧板の製造
方法とした。更に、前記易接着性処理を施したエチレン
ービニルアルコール共重合体よりなるフィルムが、着色
された易接着性処理層を形成したエチレンービニルアル
コール共重合体フィルムであること、又は二液硬化型樹
脂からなる易接着性処理層を形成したエチレンービニル
アルコール共重合体フィルムであることを特徴とする金
属化粧板及びその製造方法とした。
【0007】
【作用】本発明によれば、金属化粧板の表面に、強度が
強く伸縮性に優れたエチレンービニルアルコール共重合
体フィルムを使用するので、折り曲げ加工、絞り加工等
の成形適性の優れた金属化粧板を得ることができる。ま
た、真鍮調の意匠の再現が可能となり、意匠性の優れた
金属化粧板を得ることができる。
強く伸縮性に優れたエチレンービニルアルコール共重合
体フィルムを使用するので、折り曲げ加工、絞り加工等
の成形適性の優れた金属化粧板を得ることができる。ま
た、真鍮調の意匠の再現が可能となり、意匠性の優れた
金属化粧板を得ることができる。
【0008】
【実施例】以下、実施例に基づいて、図面を参照にして
本発明を詳細に説明する。図1は本発明の金属化粧板の
一例を示す断面図である。図2は金属化粧板に使用する
化粧シートの一例を示す断面図である。図3は実施例2
による金属化粧板の断面図である。図4は比較例による
金属化粧板の断面図である。
本発明を詳細に説明する。図1は本発明の金属化粧板の
一例を示す断面図である。図2は金属化粧板に使用する
化粧シートの一例を示す断面図である。図3は実施例2
による金属化粧板の断面図である。図4は比較例による
金属化粧板の断面図である。
【0009】本発明の金属化粧板は、図1に示すよう
に、エチレンービニルアルコール共重合体よりなるフィ
ルム11、アンカーコート層12、アルミ蒸着等の金属
薄膜層13、接着剤層14、ポリ塩化ビニルフィルム等
の熱可塑性樹脂フィルム15からなる化粧シート2と、
金属板3を接着剤層14を介して貼り合わせたものであ
る。
に、エチレンービニルアルコール共重合体よりなるフィ
ルム11、アンカーコート層12、アルミ蒸着等の金属
薄膜層13、接着剤層14、ポリ塩化ビニルフィルム等
の熱可塑性樹脂フィルム15からなる化粧シート2と、
金属板3を接着剤層14を介して貼り合わせたものであ
る。
【0010】以下に、本発明の金属化粧板を製造する場
合の一例を示す。先ず、図2に示すように、エチレンー
ビニルアルコール共重合体からなるフィルム11の片面
にコロナ放電処理を施し、そのコロナ処理面に二液硬化
型樹脂液にてアンカーコート層12を設け、その上に真
空蒸着やスパッタリング等によって、膜厚10〜100
0Å範囲でアルミ蒸着層13を形成する。
合の一例を示す。先ず、図2に示すように、エチレンー
ビニルアルコール共重合体からなるフィルム11の片面
にコロナ放電処理を施し、そのコロナ処理面に二液硬化
型樹脂液にてアンカーコート層12を設け、その上に真
空蒸着やスパッタリング等によって、膜厚10〜100
0Å範囲でアルミ蒸着層13を形成する。
【0011】次に、前記エチレンービニルアルコール共
重合体フィルム11のアルミ蒸着層13に二液硬化型の
ウレタン系接着剤を塗布・乾燥後、ポリ塩化ビニルフィ
ルム等の熱可塑性樹脂フィルムとドライラミネートして
化粧シート2を作製する。化粧シート2は更に40℃、
3日間エージングして二液硬化型のウレタン系接着剤を
完全に硬化させて完成する。
重合体フィルム11のアルミ蒸着層13に二液硬化型の
ウレタン系接着剤を塗布・乾燥後、ポリ塩化ビニルフィ
ルム等の熱可塑性樹脂フィルムとドライラミネートして
化粧シート2を作製する。化粧シート2は更に40℃、
3日間エージングして二液硬化型のウレタン系接着剤を
完全に硬化させて完成する。
【0012】次いで、溶融亜鉛メッキ鋼板等の金属板3
に二液硬化型のウレタン系接着剤をロールコート等でコ
ートして乾燥して接着剤層14を形成後、金属板を加熱
し、前記化粧シートのポリ塩化ビニルフィルム15面と
金属板3をゴムロール等でラミネートする。ラミネート
後急冷して金属化粧板1を作製する。
に二液硬化型のウレタン系接着剤をロールコート等でコ
ートして乾燥して接着剤層14を形成後、金属板を加熱
し、前記化粧シートのポリ塩化ビニルフィルム15面と
金属板3をゴムロール等でラミネートする。ラミネート
後急冷して金属化粧板1を作製する。
【0013】以上のようにして作製した金属化粧板は、
シルバー色の金属化粧板となるが、エチレンービニルア
ルコール共重合体フィルム11にアンカーコート層12
を設ける際、二液硬化型樹脂液に黄色の着色剤を添加し
て黄色のアンカーコート層12aを設け、その上にアル
ミ蒸着層13を形成して化粧シートを作製すれば、真鍮
調意匠の金属化粧板を得ることができる。
シルバー色の金属化粧板となるが、エチレンービニルア
ルコール共重合体フィルム11にアンカーコート層12
を設ける際、二液硬化型樹脂液に黄色の着色剤を添加し
て黄色のアンカーコート層12aを設け、その上にアル
ミ蒸着層13を形成して化粧シートを作製すれば、真鍮
調意匠の金属化粧板を得ることができる。
【0014】上記化粧シートに使用される表面フィルム
としては、エチレンービニルアルコール共重合体フィル
ムが好適である。エチレンービニルアルコール共重合体
(以下EVOHとする)はエチレンとビニルアルコール
のランダムコポリマーで、その特徴としては、ガスバリ
ア性、非帯電性、耐候性、光沢、透明性、及び加工性等
に優れていることである。また、EVOHは金属蒸着膜
との接着がよいため、金属蒸着膜を形成するフィルムと
しては好適である。EVOHフィルムの厚さとしては、
10〜25μmの範囲が使用でき、好ましくは12〜2
0μmである。
としては、エチレンービニルアルコール共重合体フィル
ムが好適である。エチレンービニルアルコール共重合体
(以下EVOHとする)はエチレンとビニルアルコール
のランダムコポリマーで、その特徴としては、ガスバリ
ア性、非帯電性、耐候性、光沢、透明性、及び加工性等
に優れていることである。また、EVOHは金属蒸着膜
との接着がよいため、金属蒸着膜を形成するフィルムと
しては好適である。EVOHフィルムの厚さとしては、
10〜25μmの範囲が使用でき、好ましくは12〜2
0μmである。
【0015】EVOHフィルムに形成する金属薄膜は、
主に真空蒸着やスパッタリング等によって形成される。
また、無電解メッキ、熔射メッキ等によって形成するこ
ともできる。薄膜層を形成する金属としては、通常前記
の手法に用いられる金属はいずれも使用可能であるが、
例えば、アルミニウム、クロム、ニッケル、コバルト、
銅、金、銀、錫、亜鉛、黄銅、ステンレス等が挙げられ
る。最も一般的には、アルミを真空蒸着したものが使用
される。金属薄膜の厚さは10〜1000Åで使用され
るが、50〜500Å程度が好ましい。金属薄膜を設け
ないプラスチックフィルムで金属化粧板を作製した場
合、金属板の防錆が不十分であり、金属薄膜を設けたフ
ィルムを使用することにより、金属板の錆を防止するこ
とができる。
主に真空蒸着やスパッタリング等によって形成される。
また、無電解メッキ、熔射メッキ等によって形成するこ
ともできる。薄膜層を形成する金属としては、通常前記
の手法に用いられる金属はいずれも使用可能であるが、
例えば、アルミニウム、クロム、ニッケル、コバルト、
銅、金、銀、錫、亜鉛、黄銅、ステンレス等が挙げられ
る。最も一般的には、アルミを真空蒸着したものが使用
される。金属薄膜の厚さは10〜1000Åで使用され
るが、50〜500Å程度が好ましい。金属薄膜を設け
ないプラスチックフィルムで金属化粧板を作製した場
合、金属板の防錆が不十分であり、金属薄膜を設けたフ
ィルムを使用することにより、金属板の錆を防止するこ
とができる。
【0016】EVOHフィルムに前記金属薄膜を形成す
る場合、必要に応じて、金属薄膜形成面に、コロナ放電
処理、プラズマ処理、アンカーコート処理、脱脂処理、
表面粗面化処理、塩化第2錫等の還元性薬品による活性
化処理等の公知の易接着性処理を施す。特に、真空蒸着
やスパッタリングにより金属薄膜を形成する場合は、金
属薄膜層の鏡面性、均一性、接着性を向上するために、
EVOHフィルムにアンカーコート層を設けた後に、金
属薄膜を形成することが望ましい。アンカーコート層と
しては、一液又は二液硬化型樹脂が使用される。二液硬
化型樹脂としては、ポリオール化合物とイソシアネート
化合物、エポキシ化合物とアミン化合物、アクリル樹脂
とメラミン樹脂等の組み合わせが挙げられる。
る場合、必要に応じて、金属薄膜形成面に、コロナ放電
処理、プラズマ処理、アンカーコート処理、脱脂処理、
表面粗面化処理、塩化第2錫等の還元性薬品による活性
化処理等の公知の易接着性処理を施す。特に、真空蒸着
やスパッタリングにより金属薄膜を形成する場合は、金
属薄膜層の鏡面性、均一性、接着性を向上するために、
EVOHフィルムにアンカーコート層を設けた後に、金
属薄膜を形成することが望ましい。アンカーコート層と
しては、一液又は二液硬化型樹脂が使用される。二液硬
化型樹脂としては、ポリオール化合物とイソシアネート
化合物、エポキシ化合物とアミン化合物、アクリル樹脂
とメラミン樹脂等の組み合わせが挙げられる。
【0017】フィルムにアンカーコート層を形成する方
法としては、前記樹脂の塗工液をグラビアコート、リバ
ースロールコート等によってコーティングし、通常、乾
燥後の厚みは0.5〜5μm程度にする。また、アンカ
ーコート層を黄色で着色し、その上にアルミの蒸着層を
形成して、真鍮調の意匠を作る場合もある。金蒸着して
真鍮調の意匠を表現する場合もあるが、金蒸着ではコス
トが高くなり、特別の場合以外は使用できない。
法としては、前記樹脂の塗工液をグラビアコート、リバ
ースロールコート等によってコーティングし、通常、乾
燥後の厚みは0.5〜5μm程度にする。また、アンカ
ーコート層を黄色で着色し、その上にアルミの蒸着層を
形成して、真鍮調の意匠を作る場合もある。金蒸着して
真鍮調の意匠を表現する場合もあるが、金蒸着ではコス
トが高くなり、特別の場合以外は使用できない。
【0018】化粧シートの基材として使用される熱可塑
性樹脂シートとしては、金属板との加工性の点でポリ塩
化ビニルシート(以下PVCとする)が好適である。そ
してPVCシートはポリ塩化ビニル樹脂100重量部に
対して可塑剤を10〜40重量部添加した加工適性のよ
いものが使用される。PVCシートの厚さは60〜20
0μmの範囲で使用できるが、80〜120μmが好ま
しい。ポリ塩化ビニル樹脂以外でも、加工適性等目的に
適合した樹脂であれば使用できる。例えば、アクリル、
ABS、ポリスチレン、塩化ビニルー酢酸ビニル共重合
体などが挙げられる。
性樹脂シートとしては、金属板との加工性の点でポリ塩
化ビニルシート(以下PVCとする)が好適である。そ
してPVCシートはポリ塩化ビニル樹脂100重量部に
対して可塑剤を10〜40重量部添加した加工適性のよ
いものが使用される。PVCシートの厚さは60〜20
0μmの範囲で使用できるが、80〜120μmが好ま
しい。ポリ塩化ビニル樹脂以外でも、加工適性等目的に
適合した樹脂であれば使用できる。例えば、アクリル、
ABS、ポリスチレン、塩化ビニルー酢酸ビニル共重合
体などが挙げられる。
【0019】以下に具体的な実施例について述べる。 (実施例1)図2に示すように、片面にコロナ処理を施
した厚さ12μmのエチレンービニルアルコール共重合
体フィルム11((株)クラレ製「エバール」)のコロ
ナ処理面に、二液硬化型アクリル樹脂塗工液をグラビア
コートして、厚さ5μmのアンカーコート層12を形成
し、その上に真空蒸着により厚さ400Åのアルミ蒸着
層13を形成した。
した厚さ12μmのエチレンービニルアルコール共重合
体フィルム11((株)クラレ製「エバール」)のコロ
ナ処理面に、二液硬化型アクリル樹脂塗工液をグラビア
コートして、厚さ5μmのアンカーコート層12を形成
し、その上に真空蒸着により厚さ400Åのアルミ蒸着
層13を形成した。
【0020】次に、アルミ蒸着層13面に二液硬化型ウ
レタン系接着剤(積水化学工業(株)製エスダイン51
8Xー2)をグラビアリバースコート法で塗布し、乾燥
状態で10g/m2 の接着剤層14を形成し、これに厚
さ100μmのポリ塩化ビニルシート15(理研ビニル
工業(株)製)をドライラミネートして、化粧シート2
を作製した。この化粧シート2を40℃、3日間エージ
ングして、接着剤を完全に硬化させて化粧シートを完成
した。
レタン系接着剤(積水化学工業(株)製エスダイン51
8Xー2)をグラビアリバースコート法で塗布し、乾燥
状態で10g/m2 の接着剤層14を形成し、これに厚
さ100μmのポリ塩化ビニルシート15(理研ビニル
工業(株)製)をドライラミネートして、化粧シート2
を作製した。この化粧シート2を40℃、3日間エージ
ングして、接着剤を完全に硬化させて化粧シートを完成
した。
【0021】図1に示すように、金属板として厚さ0.
5mmの溶融亜鉛メッキ鋼板3(新日本製鐵(株)製)
に、二液硬化型ウレタン系接着剤(積水化学工業(株)
製エスダイン518Xー2)をロールコートで塗布し、
乾燥状態で5g/m2 の接着剤層14を形成した。
5mmの溶融亜鉛メッキ鋼板3(新日本製鐵(株)製)
に、二液硬化型ウレタン系接着剤(積水化学工業(株)
製エスダイン518Xー2)をロールコートで塗布し、
乾燥状態で5g/m2 の接着剤層14を形成した。
【0022】次に、この鋼板の接着剤層面に前記化粧シ
ート2のPVCシート15側を重ね合わせゴムロールに
てラミネートした。ラミネート条件は、鋼板を230
℃、3分間加熱して鋼板温度を200℃とし、ゴムロー
ル温度は室温で、ラミネートスピード30m/min.
で行った。ラミネート後化粧鋼板を急冷して、シルバー
色の金属化粧板を得た。以上のようにして作製した金属
化粧板は、JIS K6744の曲げ加工(180°O
T)、エリクセン(7mm押出)共に満足できるもので
あった。
ート2のPVCシート15側を重ね合わせゴムロールに
てラミネートした。ラミネート条件は、鋼板を230
℃、3分間加熱して鋼板温度を200℃とし、ゴムロー
ル温度は室温で、ラミネートスピード30m/min.
で行った。ラミネート後化粧鋼板を急冷して、シルバー
色の金属化粧板を得た。以上のようにして作製した金属
化粧板は、JIS K6744の曲げ加工(180°O
T)、エリクセン(7mm押出)共に満足できるもので
あった。
【0023】(実施例2)図3に示すように、実施例1
と同じEVOHフィルム11を用いて、これにアンカー
コート剤として、黄色の着色剤を添加した二液硬化型ア
クリル樹脂塗工液をグラビアコートし、厚さ5μmの黄
色のアンカーコート層12aを形成し、その上に真空蒸
着により厚さ400Åのアルミ蒸着層13を形成した。
と同じEVOHフィルム11を用いて、これにアンカー
コート剤として、黄色の着色剤を添加した二液硬化型ア
クリル樹脂塗工液をグラビアコートし、厚さ5μmの黄
色のアンカーコート層12aを形成し、その上に真空蒸
着により厚さ400Åのアルミ蒸着層13を形成した。
【0024】次に、実施例1と同様に、アルミ蒸着した
EVOHフィルムとPVCシートをドライラミネート
し、更に、金属板と積層して図3に示すような金属化粧
板を作製した。この金属化粧板は、ゴールド色の真鍮調
の金属化粧板となり、意匠性の優れたものとなった。
EVOHフィルムとPVCシートをドライラミネート
し、更に、金属板と積層して図3に示すような金属化粧
板を作製した。この金属化粧板は、ゴールド色の真鍮調
の金属化粧板となり、意匠性の優れたものとなった。
【0025】(比較例1)EVOHフィルムの代わり
に、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレー
ト(以下PETとする)フィルム((株)東レ製「ルミ
ラー」)を用いて、実施例1と同様に、図4に示すよう
な金属化粧板を作製した。このようにして作製した金属
化粧板は、意匠的には実施例1の金属化粧板と同じもの
が得られるが、180°OTの曲げ加工を行うとPET
フィルムにクラックが入り、商品として使用できないも
のであった。
に、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレー
ト(以下PETとする)フィルム((株)東レ製「ルミ
ラー」)を用いて、実施例1と同様に、図4に示すよう
な金属化粧板を作製した。このようにして作製した金属
化粧板は、意匠的には実施例1の金属化粧板と同じもの
が得られるが、180°OTの曲げ加工を行うとPET
フィルムにクラックが入り、商品として使用できないも
のであった。
【0026】(比較例2)実施例2における着色アンカ
ーコート剤として、一液硬化型樹脂塗工液(大日精化工
業(株)製VM−ALメジューム)を用いて、実施例2
と同様に、アンカーコート層を形成後、真空蒸着にてア
ルミ蒸着層を形成した。以上のように、アンカーコート
剤が一液硬化型樹脂の場合は、EVOHフィルムとアル
ミ蒸着膜の接着力が弱く、セロハンテープ密着試験で剥
離し、金属化粧板用に使用するには問題であった。
ーコート剤として、一液硬化型樹脂塗工液(大日精化工
業(株)製VM−ALメジューム)を用いて、実施例2
と同様に、アンカーコート層を形成後、真空蒸着にてア
ルミ蒸着層を形成した。以上のように、アンカーコート
剤が一液硬化型樹脂の場合は、EVOHフィルムとアル
ミ蒸着膜の接着力が弱く、セロハンテープ密着試験で剥
離し、金属化粧板用に使用するには問題であった。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
折り曲げ加工、絞り加工等の成形適性の優れた金属化粧
板を得ることができる。また、真鍮調の意匠の再現が可
能となり、意匠性の優れた金属化粧板を得ることができ
るので、冷蔵庫、エアコン等の差別化に役立ち、販路拡
大が期待できる。
折り曲げ加工、絞り加工等の成形適性の優れた金属化粧
板を得ることができる。また、真鍮調の意匠の再現が可
能となり、意匠性の優れた金属化粧板を得ることができ
るので、冷蔵庫、エアコン等の差別化に役立ち、販路拡
大が期待できる。
【図1】本発明の金属化粧板の一例を示す断面図。
【図2】金属化粧板に使用する化粧シートの一例を示す
断面図。
断面図。
【図3】着色アンカーコート層を設けたときの金属化粧
板の断面図。
板の断面図。
【図4】比較例1による金属化粧板の断面図。
1 本発明の金属化粧板 2 金属化粧板に使用する化粧シート 3 金属板 11 EVOHフィルム 12 アンカーコート層 12a 着色アンカーコート層 13 金属薄膜層(アルミ蒸着層) 14 接着剤層 15 PVCシート 19 PETフィルム
Claims (4)
- 【請求項1】 易接着性処理を施したエチレンービニル
アルコール共重合体フィルム、金属薄膜層、熱可塑性樹
脂フィルム及び金属板の順に積層されたことを特徴とす
る金属化粧板。 - 【請求項2】 エチレンービニルアルコール共重合体よ
りなるフィルムの片面に易接着性処理を施し、その上に
金属薄膜層を設けた後、該フィルムの金属薄膜面に熱可
塑性樹脂フィルムを接着剤を介して貼り合わせて化粧シ
ートを作製し、更に、該化粧シートの熱可塑性樹脂フィ
ルム面と金属板を接着剤を介して貼り合わせたことを特
徴とする金属化粧板の製造方法。 - 【請求項3】 前記易接着性処理を施したエチレンービ
ニルアルコール共重合体よりなるフィルムが、着色され
た易接着性処理層を形成したエチレンービニルアルコー
ル共重合体フィルムであることを特徴とする請求項1及
び請求項2に記載の金属化粧板及びその製造方法。 - 【請求項4】 前記易接着性処理を施したエチレンービ
ニルアルコール共重合体よりなるフィルムが、二液硬化
型樹脂からなる易接着性処理層を形成したエチレンービ
ニルアルコール共重合体フィルムであることを特徴とす
る請求項1、請求項2及び請求項3に記載の金属化粧板
及びその製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6191337A JPH0834090A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 金属化粧板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6191337A JPH0834090A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 金属化粧板及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0834090A true JPH0834090A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=16272888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6191337A Withdrawn JPH0834090A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 金属化粧板及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0834090A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020080603A (ko) * | 2001-04-16 | 2002-10-26 | 사 연 이 | 콤팩트형 손거울 뚜껑 무늬 성형 방법 및 구조 |
| CN102501465A (zh) * | 2011-11-16 | 2012-06-20 | 江苏欧邦塑胶有限公司 | 仿铜复合膜 |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP6191337A patent/JPH0834090A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020080603A (ko) * | 2001-04-16 | 2002-10-26 | 사 연 이 | 콤팩트형 손거울 뚜껑 무늬 성형 방법 및 구조 |
| CN102501465A (zh) * | 2011-11-16 | 2012-06-20 | 江苏欧邦塑胶有限公司 | 仿铜复合膜 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |