JPH0834238A - 自動車 - Google Patents
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- JPH0834238A JPH0834238A JP19133094A JP19133094A JPH0834238A JP H0834238 A JPH0834238 A JP H0834238A JP 19133094 A JP19133094 A JP 19133094A JP 19133094 A JP19133094 A JP 19133094A JP H0834238 A JPH0834238 A JP H0834238A
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 4
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- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 3
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドアに対して外力が加えられたとき、これを
効果的に分散してエネルギを効率よく吸収し、かつ重量
とコストを低減できる自動車を提案する。 【構成】 車体1に枢着されたドア2のドアアウタパネ
ル3とドアインナパネル4の間に、長手方向全長に亘っ
て横断面形状が一定のインパクトビーム18を配置し、
その各端部27,27を直にドアインナパネル4の取付
部26,26に対向させて固定する。
効果的に分散してエネルギを効率よく吸収し、かつ重量
とコストを低減できる自動車を提案する。 【構成】 車体1に枢着されたドア2のドアアウタパネ
ル3とドアインナパネル4の間に、長手方向全長に亘っ
て横断面形状が一定のインパクトビーム18を配置し、
その各端部27,27を直にドアインナパネル4の取付
部26,26に対向させて固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体とその車体に開閉
自在に支持されたドアとを有し、該ドアは、車外側のド
アアウタパネルと、該アウタパネルに固定された車内側
のドアインナパネルとを有するドア本体を具備し、該ド
ア本体の内部にドア補強手段が配設されている自動車に
関するものである。
自在に支持されたドアとを有し、該ドアは、車外側のド
アアウタパネルと、該アウタパネルに固定された車内側
のドアインナパネルとを有するドア本体を具備し、該ド
ア本体の内部にドア補強手段が配設されている自動車に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記形式の自動車は、そのドア本体の内
部にドア補強手段が設けられているので、ドアに対して
その外方から外力が作用したとき、その外力をドア全体
に分散し、かつその外力を車体に伝えてエネルギを吸収
することができ、これによりドアと車体が大きく永久変
形することを阻止することができる。
部にドア補強手段が設けられているので、ドアに対して
その外方から外力が作用したとき、その外力をドア全体
に分散し、かつその外力を車体に伝えてエネルギを吸収
することができ、これによりドアと車体が大きく永久変
形することを阻止することができる。
【0003】従来のドア補強手段は、例えばパイプより
成る高剛性のインパクトビームと、その長手方向各端部
に溶接されたエクステンションと称せられる取付部材を
有し、その各取付部材がドア本体のドアインナパネルに
溶接によって一体に固着されている。ドアに外力が加え
られたとき、その外力はインパクトビームによって受け
止められ、次いでドア全体に分散され、最終的に車体に
伝えられる。このように従来のドア補強手段によって
も、ドアと車体の永久変形量を最小限に留めることがで
きる。
成る高剛性のインパクトビームと、その長手方向各端部
に溶接されたエクステンションと称せられる取付部材を
有し、その各取付部材がドア本体のドアインナパネルに
溶接によって一体に固着されている。ドアに外力が加え
られたとき、その外力はインパクトビームによって受け
止められ、次いでドア全体に分散され、最終的に車体に
伝えられる。このように従来のドア補強手段によって
も、ドアと車体の永久変形量を最小限に留めることがで
きる。
【0004】ところが、上述の取付部材は平板状の部片
により構成されているので、インパクトビームに比べる
と、その曲げ剛性が低くなる傾向となり、ドアに加えら
れた外力をインパクトビームによって受け止めても、そ
の取付部材の方が永久変形したり、破断するおそれがあ
る。かかる事態が発生すれば、外力を効果的にドア全体
や車体に分散して伝えることが困難となる。そこで、従
来は取付部材の板厚と外形を大きく設定してその曲げ剛
性を高め、これが永久変形したり、破断することを防止
し、外力をドア全体と車体に確実に分散できるように構
成していた。ところが、このように取付部材のサイズを
大型化すれば、自動車の重量が増大し、かつそのコスト
が上昇する欠点を免れない。
により構成されているので、インパクトビームに比べる
と、その曲げ剛性が低くなる傾向となり、ドアに加えら
れた外力をインパクトビームによって受け止めても、そ
の取付部材の方が永久変形したり、破断するおそれがあ
る。かかる事態が発生すれば、外力を効果的にドア全体
や車体に分散して伝えることが困難となる。そこで、従
来は取付部材の板厚と外形を大きく設定してその曲げ剛
性を高め、これが永久変形したり、破断することを防止
し、外力をドア全体と車体に確実に分散できるように構
成していた。ところが、このように取付部材のサイズを
大型化すれば、自動車の重量が増大し、かつそのコスト
が上昇する欠点を免れない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した新
規な認識に基づきなされたものであって、その目的とす
るところは、ドアに加えられた外力を効果的に分散して
エネルギを吸収でき、しかも重量とコストの増大を抑え
ることのできる自動車を提供することにある。
規な認識に基づきなされたものであって、その目的とす
るところは、ドアに加えられた外力を効果的に分散して
エネルギを吸収でき、しかも重量とコストの増大を抑え
ることのできる自動車を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の自動車において、ド
ア補強手段が、長手方向全長に亘ってほぼ同一横断面形
状のインパクトビームを有し、該インパクトビームは、
ドア本体のドアアウタパネルとドアインナパネルの間の
空間に配置され、かつその長手方向各端部がドアインナ
パネルの取付部に直に対向した状態で当該ドアインナパ
ネルに固定されている構成を提案する。
成するため、冒頭に記載した形式の自動車において、ド
ア補強手段が、長手方向全長に亘ってほぼ同一横断面形
状のインパクトビームを有し、該インパクトビームは、
ドア本体のドアアウタパネルとドアインナパネルの間の
空間に配置され、かつその長手方向各端部がドアインナ
パネルの取付部に直に対向した状態で当該ドアインナパ
ネルに固定されている構成を提案する。
【0007】その際、ドアを閉じた状態で、前記インパ
クトビームの各端部に対向する部分に車体の一部が位置
するように、当該車体の形状を設定することが望まし
い。
クトビームの各端部に対向する部分に車体の一部が位置
するように、当該車体の形状を設定することが望まし
い。
【0008】さらに、ドアを閉じた状態で、インパクト
ビームの各端部に対向する車体部分に、ドアに対して、
その外方から外力が作用して当該ドアが永久変形したと
き、インパクトビームの端部を受け入れる凹部が形成さ
れていると特に有利である。
ビームの各端部に対向する車体部分に、ドアに対して、
その外方から外力が作用して当該ドアが永久変形したと
き、インパクトビームの端部を受け入れる凹部が形成さ
れていると特に有利である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明
し、併せて前述の従来の構成とその欠点を図面に即して
より具体的に明らかにする。
し、併せて前述の従来の構成とその欠点を図面に即して
より具体的に明らかにする。
【0010】図1は自動車の一例を示す外観斜視図であ
り、図2は図1のII−II線拡大断面図、図3は図2のII
I−III線断面図である。これらの図に示した自動車は、
車体1とその車体1に開閉自在に支持されたサイドドア
2を有している。かかるドア2は、これを図示するよう
に閉じた状態で、車外側に位置するドアアウタパネル3
と、このドアアウタパネル3に固定されて車内側に位置
するドアインナパネル4とを有するドア本体5を具備し
ており、かかるドア本体5に図示していないウィンドレ
ギュレータを介して窓ガラス6(図1)が昇降自在に支
持されている。
り、図2は図1のII−II線拡大断面図、図3は図2のII
I−III線断面図である。これらの図に示した自動車は、
車体1とその車体1に開閉自在に支持されたサイドドア
2を有している。かかるドア2は、これを図示するよう
に閉じた状態で、車外側に位置するドアアウタパネル3
と、このドアアウタパネル3に固定されて車内側に位置
するドアインナパネル4とを有するドア本体5を具備し
ており、かかるドア本体5に図示していないウィンドレ
ギュレータを介して窓ガラス6(図1)が昇降自在に支
持されている。
【0011】図1及び図2に符号7で示すものは車体1
の前側部を構成するフロントフェンダであり、図2に符
号8で示すものは車体1の骨格を構成するフロントピラ
ーである。かかるフロントピラー8は、車外側のピラー
アウタパネル9と、これに固着された車内側のピラーイ
ンナパネル10と、これらのパネル9,10に挟まれた
状態で両パネル9,10に固着されたピラー補強パネル
11とを有している。また図1及び図2に符号12で示
すものは、車体1の後側部を構成するリヤフェンダであ
り、かかるリヤフェンダ12は、図2に示すように車外
側のクォータアウタパネル13と、これに固着された車
内側のクォータインナパネル14と、両パネル13,1
4の間に配置されてこれらのパネル13,14に固着さ
れたクォータ補強パネル15とを有している。
の前側部を構成するフロントフェンダであり、図2に符
号8で示すものは車体1の骨格を構成するフロントピラ
ーである。かかるフロントピラー8は、車外側のピラー
アウタパネル9と、これに固着された車内側のピラーイ
ンナパネル10と、これらのパネル9,10に挟まれた
状態で両パネル9,10に固着されたピラー補強パネル
11とを有している。また図1及び図2に符号12で示
すものは、車体1の後側部を構成するリヤフェンダであ
り、かかるリヤフェンダ12は、図2に示すように車外
側のクォータアウタパネル13と、これに固着された車
内側のクォータインナパネル14と、両パネル13,1
4の間に配置されてこれらのパネル13,14に固着さ
れたクォータ補強パネル15とを有している。
【0012】ドア2は、そのドアインナパネル4の前端
部がフロントピラー8にドアヒンジ16を介して開閉自
在に枢着され、図2に矢印Aで示した方向にドア2を回
動することによって、フロントピラー8とリヤフェンダ
12との間のドア開口17を開放し、ドア2を図示する
ように閉じることによって、ドア開口17を閉鎖するこ
とができる。
部がフロントピラー8にドアヒンジ16を介して開閉自
在に枢着され、図2に矢印Aで示した方向にドア2を回
動することによって、フロントピラー8とリヤフェンダ
12との間のドア開口17を開放し、ドア2を図示する
ように閉じることによって、ドア開口17を閉鎖するこ
とができる。
【0013】ここで、ドア本体5の内部には、インパク
トビーム18を有するドア補強手段19が配設されてい
るが、その詳細を説明する前に、従来のドア補強手段の
一例を明らかにしておく。
トビーム18を有するドア補強手段19が配設されてい
るが、その詳細を説明する前に、従来のドア補強手段の
一例を明らかにしておく。
【0014】図6は、従来の自動車の車体とドアを示
す、図2と同様な水平断面図であり、この図において
は、図2に示した各構成要素に対応する部分に、図2に
付した符号にaを添えた符号を付してある。従来のドア
補強手段19aは、図7にも示すように、ドア本体5a
の内部に配置されたインパクトビーム18aと、その長
手方向の各端部27a,27aに溶接された取付部材2
0a,20aとを有し、その各取付部材20a,20a
がドアインナパネル4aの取付部26a,26aに溶接
によって一体に固着されている。インパクトビーム18
aは、例えば高張力鋼のパイプより成る。
す、図2と同様な水平断面図であり、この図において
は、図2に示した各構成要素に対応する部分に、図2に
付した符号にaを添えた符号を付してある。従来のドア
補強手段19aは、図7にも示すように、ドア本体5a
の内部に配置されたインパクトビーム18aと、その長
手方向の各端部27a,27aに溶接された取付部材2
0a,20aとを有し、その各取付部材20a,20a
がドアインナパネル4aの取付部26a,26aに溶接
によって一体に固着されている。インパクトビーム18
aは、例えば高張力鋼のパイプより成る。
【0015】ドア本体5aに対して、その外方から外力
Fが作用すると、この外力Fはインパクトビーム18a
によって受け止められ、そのビーム18aと取付部材2
0a,20aを介してドア2aの全体に伝えられ、さら
にそのドア2aが変形して車体1aに伝えられる。この
ようにして外力Fはドア2aの全体と車体1aに分散し
て伝達され、この間にエネルギが吸収されるので、ドア
2aと車体1aの永久変形量が抑えられる。
Fが作用すると、この外力Fはインパクトビーム18a
によって受け止められ、そのビーム18aと取付部材2
0a,20aを介してドア2aの全体に伝えられ、さら
にそのドア2aが変形して車体1aに伝えられる。この
ようにして外力Fはドア2aの全体と車体1aに分散し
て伝達され、この間にエネルギが吸収されるので、ドア
2aと車体1aの永久変形量が抑えられる。
【0016】ところが、先にも説明したように、各取付
部材20a,20aは板状の部片から構成されているた
め、これに外力が加えられたとき、各取付部材20a,
20aはインパクトビーム18aに比べて、永久変形や
破断を生じやすくなり、外力Fを効果的にドア2aと車
体1aに分散させてエネルギを吸収することができなく
なるおそれがある。そこで、従来は各取付部材20a,
20aの板厚と外形サイズを図7に示すように大きく形
成し、その曲げ剛性を高め、その永久変形と破断の発生
を防止し、外力Fの分散効果が損われないようにしてい
たのであるが、これによって自動車の重量が増大した
り、そのコストが上昇する不具合を免れなかった。
部材20a,20aは板状の部片から構成されているた
め、これに外力が加えられたとき、各取付部材20a,
20aはインパクトビーム18aに比べて、永久変形や
破断を生じやすくなり、外力Fを効果的にドア2aと車
体1aに分散させてエネルギを吸収することができなく
なるおそれがある。そこで、従来は各取付部材20a,
20aの板厚と外形サイズを図7に示すように大きく形
成し、その曲げ剛性を高め、その永久変形と破断の発生
を防止し、外力Fの分散効果が損われないようにしてい
たのであるが、これによって自動車の重量が増大した
り、そのコストが上昇する不具合を免れなかった。
【0017】従来、インパクトビーム18aを板状の取
付部材20a,20aを介してドアインナパネル4aに
固着していたのは、ドア本体の構造上、かかる取付部材
20a,20aによってインパクトビーム18aをドア
インナパネル4aに固着せざるを得ないと考えられてい
たためである。
付部材20a,20aを介してドアインナパネル4aに
固着していたのは、ドア本体の構造上、かかる取付部材
20a,20aによってインパクトビーム18aをドア
インナパネル4aに固着せざるを得ないと考えられてい
たためである。
【0018】図1乃至図3に示した実施例においては、
このような従来の常識を打破し、次に説明するようにイ
ンパクトビーム18をインナパネル4の取付部に直に対
向させて固定するように構成されている。
このような従来の常識を打破し、次に説明するようにイ
ンパクトビーム18をインナパネル4の取付部に直に対
向させて固定するように構成されている。
【0019】すなわち、このインパクトビーム18は図
4にも示すように例えばパイプ状に形成された高張力鋼
などの高剛性材料より成り、その横断面形状が、長手方
向全長に亘ってほぼ同一に形成されている。かかるイン
パクトビーム18がドア本体5のドアアウタパネル3と
ドアインナパネル4の間の空間に配置され、かつその長
手方向各端部27,27がドアインナパネル4の取付部
26,26に直に対向した状態で、そのドアインナパネ
ル4に固定されている。図示した例では、図2及び図4
に示すように、インパクトビーム18の端部27,27
を固定する円弧状の固定部21と、その両端のフランジ
部22を有する取付部材20,20を用い、その各固定
部21,21にインパクトビーム18の各端部27,2
7を溶接によって固着し、かつその各フランジ部22を
ドアインナパネル4の取付部26,26に溶接すること
によって、インパクトビーム18をインナパネル4に固
定している。図2に示した例では、各取付部26,26
が平坦な面に形成され、インパクトビーム18の各端部
27,27と、ドアインナパネル4の取付部26,26
との間にわずかな隙間Gがあけられているが、各端部2
7,27を取付部26,26に当接させてもよい。また
取付部材20,20を介することなく、インパクトビー
ム18の各端部27,27を取付部26,26に直に溶
着して固定することもできる。また取付部材20,20
も、例えば高張力鋼などの高剛性材料によって構成され
ている。
4にも示すように例えばパイプ状に形成された高張力鋼
などの高剛性材料より成り、その横断面形状が、長手方
向全長に亘ってほぼ同一に形成されている。かかるイン
パクトビーム18がドア本体5のドアアウタパネル3と
ドアインナパネル4の間の空間に配置され、かつその長
手方向各端部27,27がドアインナパネル4の取付部
26,26に直に対向した状態で、そのドアインナパネ
ル4に固定されている。図示した例では、図2及び図4
に示すように、インパクトビーム18の端部27,27
を固定する円弧状の固定部21と、その両端のフランジ
部22を有する取付部材20,20を用い、その各固定
部21,21にインパクトビーム18の各端部27,2
7を溶接によって固着し、かつその各フランジ部22を
ドアインナパネル4の取付部26,26に溶接すること
によって、インパクトビーム18をインナパネル4に固
定している。図2に示した例では、各取付部26,26
が平坦な面に形成され、インパクトビーム18の各端部
27,27と、ドアインナパネル4の取付部26,26
との間にわずかな隙間Gがあけられているが、各端部2
7,27を取付部26,26に当接させてもよい。また
取付部材20,20を介することなく、インパクトビー
ム18の各端部27,27を取付部26,26に直に溶
着して固定することもできる。また取付部材20,20
も、例えば高張力鋼などの高剛性材料によって構成され
ている。
【0020】上述したところから判るように、インパク
トビーム18の各端部27,27が位置する領域のドア
アウタパネル3とドアインナパネル4の間に、このビー
ム18の各端部27,27が収まる大きな隙間を形成
し、ここにその各端部27,27を配置することによっ
て、インパクトビーム18を直にドアインナパネル4の
取付部26,26に対向させて固定することを可能とし
たのである。
トビーム18の各端部27,27が位置する領域のドア
アウタパネル3とドアインナパネル4の間に、このビー
ム18の各端部27,27が収まる大きな隙間を形成
し、ここにその各端部27,27を配置することによっ
て、インパクトビーム18を直にドアインナパネル4の
取付部26,26に対向させて固定することを可能とし
たのである。
【0021】上述した構成によれば、ドア2に対して、
その外方から外力Fが作用し、これをインパクトビーム
18が受け止めたとき、その外力はこのビーム18を介
して直接ドアインナパネル4に伝えられ、そのパネル4
の変形に伴って、外力が車体1に伝達される(図5参
照)。従来のように、板状の部片より成る取付部材20
a,20aを介することなく、曲げ剛性が大で、強度の
大なるインパクトビーム18から直に外力がインナパネ
ル4に伝達されるのである。このため、その外力Fをド
ア2の全体と車体1に効果的に伝え、エネルギを効率よ
く吸収し、ドア2と車体1が大きく永久変形することを
阻止することができる。しかも板厚が大きく、サイズの
大なる取付部材20a,20aを用いる必要がないの
で、自動車の軽量化とそのコストの低減を達成できる。
その外方から外力Fが作用し、これをインパクトビーム
18が受け止めたとき、その外力はこのビーム18を介
して直接ドアインナパネル4に伝えられ、そのパネル4
の変形に伴って、外力が車体1に伝達される(図5参
照)。従来のように、板状の部片より成る取付部材20
a,20aを介することなく、曲げ剛性が大で、強度の
大なるインパクトビーム18から直に外力がインナパネ
ル4に伝達されるのである。このため、その外力Fをド
ア2の全体と車体1に効果的に伝え、エネルギを効率よ
く吸収し、ドア2と車体1が大きく永久変形することを
阻止することができる。しかも板厚が大きく、サイズの
大なる取付部材20a,20aを用いる必要がないの
で、自動車の軽量化とそのコストの低減を達成できる。
【0022】また本例では図2及び図3に示すように、
ドア2を閉じた状態で、インパクトビーム18の長手方
向各端部27,27に対向する部分に車体1の一部が位
置するように、車体1の形状が設定されている。すなわ
ち、車体1の骨格を構成するフロントピラー8の一部2
3とリヤフェンダ12の一部24が、インパクトビーム
18の各端部27,27に対向して位置しているのであ
る。このため、インパクトビーム18に外力Fが加えら
れ、ドア2が図5のように変形したとき、インパクトビ
ーム18の各端部27,27は、ドアインナパネル4を
介して、フロントピラー8及びリヤフェンダ12にそれ
ぞれ当る。これにより、ドア本体5が大きく永久変形す
る前に、外力Fを車体1の側に確実に伝え、その力を分
散し、エネルギを効果的に吸収することができる。この
ようにしてドア2と車体1の永久変形量を最小限に抑え
ることができるのである。また図示した例では、車体1
の骨格を構成する剛性の大なるフロントピラー8に外力
が伝えられるので、外力Fの衝撃吸収効果をより一層高
めることができる。
ドア2を閉じた状態で、インパクトビーム18の長手方
向各端部27,27に対向する部分に車体1の一部が位
置するように、車体1の形状が設定されている。すなわ
ち、車体1の骨格を構成するフロントピラー8の一部2
3とリヤフェンダ12の一部24が、インパクトビーム
18の各端部27,27に対向して位置しているのであ
る。このため、インパクトビーム18に外力Fが加えら
れ、ドア2が図5のように変形したとき、インパクトビ
ーム18の各端部27,27は、ドアインナパネル4を
介して、フロントピラー8及びリヤフェンダ12にそれ
ぞれ当る。これにより、ドア本体5が大きく永久変形す
る前に、外力Fを車体1の側に確実に伝え、その力を分
散し、エネルギを効果的に吸収することができる。この
ようにしてドア2と車体1の永久変形量を最小限に抑え
ることができるのである。また図示した例では、車体1
の骨格を構成する剛性の大なるフロントピラー8に外力
が伝えられるので、外力Fの衝撃吸収効果をより一層高
めることができる。
【0023】また図2及び図3に示すように、ドア2を
閉じた状態で、インパクトビーム18の各端部27,2
7に対向する車体部分に凹部25,25がそれぞれ形成
されている。本例では、フロントピラー8のピラー補強
パネル11と、リヤフェンダ12のクォータ補強パネル
15に、車内側に凹入した凹部25,25がそれぞれ形
成されている。かかる構成によれば、ドア2に対して、
その外方から外力Fが作用してドア2が図5に示すよう
に永久変形したとき、インパクトビーム18の各端部2
7,27は、各凹部25,25に受け入れられる。この
ように車体1に凹部25,25を形成することにより、
次に説明する利点が得られる。
閉じた状態で、インパクトビーム18の各端部27,2
7に対向する車体部分に凹部25,25がそれぞれ形成
されている。本例では、フロントピラー8のピラー補強
パネル11と、リヤフェンダ12のクォータ補強パネル
15に、車内側に凹入した凹部25,25がそれぞれ形
成されている。かかる構成によれば、ドア2に対して、
その外方から外力Fが作用してドア2が図5に示すよう
に永久変形したとき、インパクトビーム18の各端部2
7,27は、各凹部25,25に受け入れられる。この
ように車体1に凹部25,25を形成することにより、
次に説明する利点が得られる。
【0024】ドア2に対して加わる外力Fの作用方向は
一定しておらず、そのときの状況によって変化する。従
って、もしも上述の凹部25,25を設けないとする
と、外力Fの発生時に、インパクトビーム18がドアイ
ンナパネル4を介して車体1に当る部位はその都度変化
し、いかなる車体部分にインパクトビーム18が当るか
は予測することはできない。これに対し、インパクトビ
ーム18の各端部に対向する車体部分に凹部25を形成
しておけば、外力Fの発生時にドアが変形したとき、そ
の外力Fの作用方向がいかなるときも、インパクトビー
ム18の各端部27,27は、各凹部25,25に案内
されて、必ずその各凹部25,25に嵌まり込む。従っ
て、インパクトビーム18の各端部27,27が車体1
に当る位置は、外力Fの作用方向のいかんにかかわら
ず、必ず一定となる。
一定しておらず、そのときの状況によって変化する。従
って、もしも上述の凹部25,25を設けないとする
と、外力Fの発生時に、インパクトビーム18がドアイ
ンナパネル4を介して車体1に当る部位はその都度変化
し、いかなる車体部分にインパクトビーム18が当るか
は予測することはできない。これに対し、インパクトビ
ーム18の各端部に対向する車体部分に凹部25を形成
しておけば、外力Fの発生時にドアが変形したとき、そ
の外力Fの作用方向がいかなるときも、インパクトビー
ム18の各端部27,27は、各凹部25,25に案内
されて、必ずその各凹部25,25に嵌まり込む。従っ
て、インパクトビーム18の各端部27,27が車体1
に当る位置は、外力Fの作用方向のいかんにかかわら
ず、必ず一定となる。
【0025】このようにインパクトビーム18が当る車
体部分が常に同じ個所となれば、その車体1の構造を、
これが最も効率よくエネルギを吸収し、かつその車体1
の永久変形量が最も少なくなるように設計することがで
きる。インパクトビーム18の各端部27,27が当る
車体部分が一定していなければ、車体に加えられる外力
の作用位置がその都度変わるので、車体構造をいかに設
計すれば、エネルギを最も効率よく吸収し、かつ外力に
よる車体の変形量を最も少なくできるかを予測すること
は困難である。インパクトビーム18の各端部が当る車
体部分が一定していれば、エネルギの吸収効率を最大と
し、かつ外力による車体の変形量が最小となるように、
容易に車体構造を設計することができるのである。また
凹部25,25を形成することによって、車体の剛性を
高め、これに外力が加わったときの永久変形量を少なく
できる利点も得られる。
体部分が常に同じ個所となれば、その車体1の構造を、
これが最も効率よくエネルギを吸収し、かつその車体1
の永久変形量が最も少なくなるように設計することがで
きる。インパクトビーム18の各端部27,27が当る
車体部分が一定していなければ、車体に加えられる外力
の作用位置がその都度変わるので、車体構造をいかに設
計すれば、エネルギを最も効率よく吸収し、かつ外力に
よる車体の変形量を最も少なくできるかを予測すること
は困難である。インパクトビーム18の各端部が当る車
体部分が一定していれば、エネルギの吸収効率を最大と
し、かつ外力による車体の変形量が最小となるように、
容易に車体構造を設計することができるのである。また
凹部25,25を形成することによって、車体の剛性を
高め、これに外力が加わったときの永久変形量を少なく
できる利点も得られる。
【0026】図示した例では、凹部25,25をピラー
補強パネル11とクォータ補強パネル15に形成した
が、フロントピラー8とリヤフェンダ12のアウタパネ
ル9,13、又はインナピラー10,14などに凹部を
形成したり、凹部を複数のパネルに形成してもよい。
補強パネル11とクォータ補強パネル15に形成した
が、フロントピラー8とリヤフェンダ12のアウタパネ
ル9,13、又はインナピラー10,14などに凹部を
形成したり、凹部を複数のパネルに形成してもよい。
【0027】以上、本発明の構成を車体の側部に設けら
れたサイドドアに適用した実施例を示したが、車体の後
部に設けられるバックドアなどにも本発明を適用でき、
また乗用車以外の各種型式の自動車に対しても本発明を
適用できることは明らかである。
れたサイドドアに適用した実施例を示したが、車体の後
部に設けられるバックドアなどにも本発明を適用でき、
また乗用車以外の各種型式の自動車に対しても本発明を
適用できることは明らかである。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、従来用
いられていた板状の取付部材を介して、インパクトビー
ムからドア全体ないしは車体に外力を伝達するのではな
く、インパクトビームの各端部から直にドア全体ないし
は車体に外力を伝えることができるので、その外力の分
散効果を向上させ、エネルギの吸収効率を高めることが
できる。しかも、自動車の重量を軽減でき、かつそのコ
ストを低減することができる。
いられていた板状の取付部材を介して、インパクトビー
ムからドア全体ないしは車体に外力を伝達するのではな
く、インパクトビームの各端部から直にドア全体ないし
は車体に外力を伝えることができるので、その外力の分
散効果を向上させ、エネルギの吸収効率を高めることが
できる。しかも、自動車の重量を軽減でき、かつそのコ
ストを低減することができる。
【0029】請求項2に記載の構成によれば、インパク
トビームの各端に対向して、車体部分が位置しているの
で、インパクトビームから、車体に対して効果的に外力
を伝達でき、その外力の分散効果とエネルギ吸収効果を
より一層高めることができる。
トビームの各端に対向して、車体部分が位置しているの
で、インパクトビームから、車体に対して効果的に外力
を伝達でき、その外力の分散効果とエネルギ吸収効果を
より一層高めることができる。
【0030】請求項3に記載の構成によれば、外力発生
時に、インパクトビームの各端部が当る車体部分の位置
を一定にすることができ、これによって外力の分散効果
とエネルギ吸収効果を最も高めることができるように、
車体構造を設計することが可能である。
時に、インパクトビームの各端部が当る車体部分の位置
を一定にすることができ、これによって外力の分散効果
とエネルギ吸収効果を最も高めることができるように、
車体構造を設計することが可能である。
【図1】自動車の一例を示す外観斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う拡大水平断面図であっ
て、一部を破断して示した図である。
て、一部を破断して示した図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】インパクトビームと取付部材を有するドア補強
手段の斜視図である。
手段の斜視図である。
【図5】ドアに対して外力が加えられ、そのドアが変形
したときの様子を示す、図3と同様な断面図である。
したときの様子を示す、図3と同様な断面図である。
【図6】従来の構成を示す、図2と同様な断面図であ
る。
る。
【図7】図6に示した従来のドア補強手段の斜視図であ
る。
る。
1 車体 2 ドア 3 ドアアウタパネル 4 ドアインナパネル 5 ドア本体 18 インパクトビーム 19 ドア補強手段 23 一部 24 一部 25 凹部 26 取付部 27 端部 F 外力
Claims (3)
- 【請求項1】 車体とその車体に開閉自在に支持された
ドアとを有し、該ドアは、車外側のドアアウタパネル
と、該アウタパネルに固定された車内側のドアインナパ
ネルとを有するドア本体を具備し、該ドア本体の内部に
ドア補強手段が配設されている自動車において、 前記ドア補強手段が、長手方向全長に亘ってほぼ同一横
断面形状のインパクトビームを有し、該インパクトビー
ムは、ドア本体のドアアウタパネルとドアインナパネル
の間の空間に配置され、かつその長手方向各端部がドア
インナパネルの取付部に直に対向した状態で当該ドアイ
ンナパネルに固定されていることを特徴とする自動車。 - 【請求項2】 ドアを閉じた状態で、前記インパクトビ
ームの各端部に対向する部分に車体の一部が位置するよ
うに、当該車体の形状を設定した請求項1に記載の自動
車。 - 【請求項3】 ドアを閉じた状態で、インパクトビーム
の各端部に対向する車体部分に、ドアに対して、その外
方から外力が作用して当該ドアが永久変形したとき、イ
ンパクトビームの端部を受け入れる凹部が形成されてい
る請求項2に記載の自動車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19133094A JPH0834238A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19133094A JPH0834238A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 自動車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0834238A true JPH0834238A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=16272767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19133094A Pending JPH0834238A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 自動車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0834238A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100348077B1 (ko) * | 1999-12-31 | 2002-08-09 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 임팩트 빔 설치 구조 |
| JP2006150990A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Daihatsu Motor Co Ltd | 自動車の車体側部構造 |
| JP2008120221A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Toyota Motor Corp | 車両のピラー部構造 |
| WO2012081335A1 (ja) * | 2010-12-13 | 2012-06-21 | 本田技研工業株式会社 | 車両の側部構造 |
| JP2014162441A (ja) * | 2013-02-27 | 2014-09-08 | Daihatsu Motor Co Ltd | センターピラーレス車両のフロントドア構造 |
| CN107139698A (zh) * | 2017-05-05 | 2017-09-08 | 合肥亿恒机械有限公司 | 一种汽车车门防撞杆 |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP19133094A patent/JPH0834238A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100348077B1 (ko) * | 1999-12-31 | 2002-08-09 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 임팩트 빔 설치 구조 |
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| CN103228526A (zh) * | 2010-12-13 | 2013-07-31 | 本田技研工业株式会社 | 车辆的侧部构造 |
| EP2653368A4 (en) * | 2010-12-13 | 2014-05-28 | Honda Motor Co Ltd | STRUCTURE FOR SIDE PART OF VEHICLE |
| JP5654045B2 (ja) * | 2010-12-13 | 2015-01-14 | 本田技研工業株式会社 | 車両の側部構造 |
| US8960768B2 (en) | 2010-12-13 | 2015-02-24 | Honda Motor Co., Ltd. | Structure for side portion of vehicle |
| JP2014162441A (ja) * | 2013-02-27 | 2014-09-08 | Daihatsu Motor Co Ltd | センターピラーレス車両のフロントドア構造 |
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