JPH083459B2 - 一空間から他の空間に一定量の液体を無菌的に移送する方法および装置 - Google Patents

一空間から他の空間に一定量の液体を無菌的に移送する方法および装置

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JPH083459B2 JP62504151A JP50415187A JPH083459B2 JP H083459 B2 JPH083459 B2 JP H083459B2 JP 62504151 A JP62504151 A JP 62504151A JP 50415187 A JP50415187 A JP 50415187A JP H083459 B2 JPH083459 B2 JP H083459B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一試料分の液体を所定の圧力下に該液体を
含む第一の空間から第二の空間に無菌的に移送する方法
に関する。本発明は、本方法を達成するための装置にも
関する。
液体食品、例えば、液果ジュース、クリーム、ソー
ス、スープ等を滅菌、包装して製品とするための公知の
一方法において、食品はまず滅菌器中で滅菌され、その
後、必要に応じて無菌中間貯蔵容器を介して、さらに無
菌包装機まで導管によって運ばれる。この方法の操作
中、食品の細菌量を定期的に検査することによって食品
の滅菌状態を確かめねばならない。そのような検査を行
うための一方法は充填包装された食品を試料として検査
することである。他の方法は、プロセスラインの異なる
場所に配置することができる弁を介して少量の検査食品
を抜き取ることである。この後者の方法は、上記した弁
を短時間開けている間開放容器が該弁の近くに保持され
実際に使用される。通常、弁の周囲におおよその滅菌環
境を作る装置が配置されている。
最初に述べた検査法の次の欠点は、包装された食品が
滅菌されていないことがわかったときに、工程のどこに
欠陥が生じたのかをただちに明言することができないこ
とである。従って、欠陥場所を捜すのに時間を費やしか
つ費用もかかる。最後に述べた方法の欠点は、前記弁
が、しばしば抜き出される食品の量に対して、機構上望
ましくない影響を及ぼすことである。液体食品は全液
果、豆、立方体状の人参等として柔らかい粗大粒子を含
むことがよくある。これらの粒子は開放している弁を時
には部分的に塞ぐことがある。それによって、この弁を
通過するときに、食品は過される。そのような粗大粒
子も滅菌状態の検査にもちろん含まれるべきである。し
かしながら、弁が粗大粒子の通過を可能にするほど十分
に開けられれば、液体食品はこの加工装置中である種の
過圧状態にあるため、弁を通る食品の流れは大きくなり
過ぎて使用される通常の比較的小さい口の容器には不適
当である。粒子は弁を通過する時に潰される場合もあ
る。このことは、食品の粘稠性が変化することを意味す
る。従って、弁を通して得られた試料食品は加工装置中
の食品と全く同じ物を意味しないことがよくある。さら
に、無菌状態の間に弁を介して食品試料の抜き取りを行
うことが困難である。ゆえに、試料が試料採取中に細菌
によって感染される可能性があり、この方法で処理され
る食品の状態に誤った表示を当然与えることになる。
本発明の目的は、加工装置中の任意の場所から採取容
器に一定量の食品を該食品を変化させることなく無菌的
に移送することができ、かつさらに食品中の比較的粗大
な粒子を採取容器に無菌的に移送することができる新し
い方法を提供することによって、滅菌された液体食品の
細菌濃度を検査するための公知の方法における上述の欠
点を避けることにある。本発明の他の目的はその様な方
法を達成するための簡単な試料採取装置を提供すること
にある。
これらの目的は、第二の空間の圧力が第一の空間の所
定の圧力に少なくとも実質的に達するように、該所定の
圧力において液体食品の温度より高い凝縮温度を有する
滅菌用気体を第二の空間に充填し、第二の空間への該気
体の充填後、この空間を第一の空間と連通させて、第二
の空間中の気体を第一の空間中の液体と接触させること
によって凝縮させて、液体が第一の空間から第二の空間
に流れるようにし、次いで第一の空間と第二の空間との
連通を遮断して、第二の空間中の液体を第一の空間中に
残っている液体から分離することによって最初に述べた
ような方法で本発明に従って達成される。
この方法によって、第二の空間の気体の圧力のために
第一と第二の空間の連通が、例えば、これらの空間の間
の連通路中で弁を開けることによって、第一の空間の液
体が第二の空間に直ぐに流れ始めることなく達成される
という利点が得られる。従って、液体が弁を通って流れ
始める前に弁を完全に開けるための時間が存在する。従
って、液体中の粗大粒子が弁の流れを塞いだり、また前
記粒子が、弁を完全に開ける前に弁を通って流れる場合
に、細かく分割されるのを防ぐことができる。弁が開い
た後に気体の凝縮は初めは非常にゆっくり起り、該液体
と気体との熱交換的接触がより増大するため、その凝縮
は後に増大するので、弁が完全に開いた場合に粗大粒子
がその弁を容易に通過することができるような大きさの
弁を使用することもできる。従って、第二の空間への液
体の流れがまだ最低限の小さな流れである間に弁を完全
に開けるための時間が存在する。
本発明は、所定の圧力下に一試料分の液体を含む第一
の空間から第二の空間にその液体を無菌的に移送するた
めの装置にも関する。この第二の空間は移送される前記
一試料分の液体全量を収容するのに適している。この移
送装置は、第一の空間を第二の空間と接続する液体流路
及び液体流路を開閉する弁を含んでいる。本発明の装置
は、前記所定の圧力に少なくとも実質的に達する圧力及
び前記所定の圧力において液体の温度より高い凝縮温度
を有する滅菌用気体の製造源;第二の空間を気体製造源
と接続するための気体流路;及び気体流路を開閉するた
めの気体弁によって主として特徴付けられる。
これによって、上記方法を達成するための簡単な装置
が得られる。
都合がよいことに、気体流路は液体弁と第二の空間と
の間であって液体弁の近くにおいて液体流路に通じてい
る。試料採取を完了した後、気体を液体弁の出口部分及
び液体弁と第二の空間との間に位置する液体流路の一部
を清浄するために利用することができる。
本発明の好ましい実施態様の試料採取装置によれば、
第二の空間は出口及びこの出口を開閉する弁を備えてい
る。これによって、第二の空間は液体の閘門として機能
し、液体の採取容器を簡単かつ安いもの、例えば、ガラ
スとすることができる。何故ならば、これらの容器は、
第一の空間から気体によって加熱される第二の空間に液
体を移送する間に第二の空間で生じる圧力変化及び温度
の急変に耐える必要がないからである。第二の空間は、
例えば、前記圧力変化及び温度急変に耐える金属圧力容
器の内面によって形成することができる。
液体の閘門として第二の空間が機能することによっ
て、第二の空間の開放を容易に制御することができるの
で、この第二の空間の出口を通過する液体の流れは採取
容器に充填する場合に望ましい適切な流れとなる。その
ように第二の空間を空にするに際し、出口弁を完全に開
け、液体弁を閉じる。第二の空間に気体を供給すること
によって、液体を出口から放出することができる。その
ために、液体流の量が気体流の量を調節することによっ
て調節される。第二の空間は、1個の同じ採取容器に第
二の空間の液体の全量を完全に空けることができるよう
な寸法に決めるのが相応しい。
都合がよいことに、上記出口は第二の空間の下部に設
けられており、液体流路は第二の空間の上部に連通する
ことができる。例えば、気体流路を介して供給される蒸
気によって試料採取装置を洗浄する場合、上記の配置の
ために、生成した凝集物は重力によって出口を通って自
動的に排出する。その上部で第二の空間に供給される気
体によって第二の空間の液体を空ける場合、気体が流動
して液体と混合することも大巾に回避されるので、この
熱い気体が液体中の細菌を殺すことがない。液体に重力
が及ぼされるので、気体はピストンのように液体を第二
の空間中の出口の方に押し下げる。
以下、添付図面を参照して本発明をより綿密に説明す
る。図面において、第1図は本発明の装置を概略的に示
している。第2図は本発明の好ましい実施態様の装置の
一部断面図を示している。
第1図は、第一の空間から第二の空間に液状の食品を
無菌的に移送する試料採取装置を基本的に示している。
ここで、第一の空間は、例えば、滅菌器と無菌中間貯蔵
容器との間に食品を搬送する管状導管1の内部によって
形成されているが、滅菌器又は中間貯蔵容器の内部によ
って形成されていてもよい。第二の空間は垂直に延びる
細長い圧力容器2の内部によって形成されている。
流路3は管状導管1の内部を圧力容器2の内部に接続
している。接続流路3中に、その流路を開閉する弁4が
存在している。流路3は圧力容器2の上部に通じてい
る。圧力容器の下部に、それを開閉するための弁6を備
えた出口5がある。
気体の製造源7が気体流路8を介して圧力容器の上部
近くで圧力容器2の内部に接続されている。気体流路8
中に、圧力制御弁9及び圧力容器2と圧力制御弁9との
間に配置された気体流路開閉弁10がある。2個の圧力計
11及び12がそれぞれ気体流路8及び管状導管1の内部に
接続されている。
本試料採取装置は次のように操作する。
最初の段階において、液体弁4及び気体弁10を閉じ、
出口弁6を開ける。まず、気体源7を活動させ、その後
気体弁10を開ける。その結果、ここでは蒸気である気体
が圧力容器2に流入して、蒸気が圧力容器2の内部を滅
菌すると同時に圧力容器中の空気を出口5から吹き飛ば
す。次に、出口弁6を閉じる。これは圧力容器2中の圧
力が上ることを意味する。圧力計11、12及び圧力制御弁
9によって、圧力容器中の圧力を調節して、この圧力が
管状導管1中の圧力に少なくとも実質的に到達するよう
にする。これらの圧力が同じである場合は、気体弁10を
閉じる。次に、液体弁4を素早く開く。これは導管1中
の液体が圧力容器2中の蒸気と接触することを意味す
る。液体の温度が前記圧力において蒸気の凝縮温度より
低いので、蒸気は凝縮し始める。そのために、圧力容器
2中の圧力は減少する。これは液体が管状導管1から接
続流路3にゆっくり吸い込まれることを意味する。液体
が圧力容器2に到達し始めると、凝縮が非常に早急に起
こり、圧力容器2は液体及び凝縮蒸気から生じる非常に
僅かな水で完全に満たされる。
圧力容器が満たされたら、液体弁4を閉じた後、出口
弁6を開ける。次に、気体弁10を僅かに開く。その結
果、圧力容器2の上部に流れる蒸気が圧力容器中の液体
全量を下方に押して図示していない無菌充填装置によっ
て滅菌容器に無菌的に充填するために出口5から排出さ
せる。熱い蒸気はその試料中の細菌を殺して、検査を台
無しにしてしまい兼ねないので、細長い圧力容器2はこ
の圧力容器を空にしている間中この中での液体の流動及
び蒸気の混合をできるだけ避けるように実質的に垂直に
配置されている。あるいはまた、第二の空間を採取容器
の内部によって形成することも考えられる。そのような
場合、この空間は圧力変化及び温度の急変に耐えるよう
に形成されねばならない。
第2図は、採取容器用の無菌充填装置を備えた本発明
の試料採取装置の一部の詳細図を示している。第1図及
び第2図において対応する細部は同じ参照数字を付して
ある。
第2図に従う試料採取装置において、接続流路3中の
弁4及び6並びに出口5はそれぞれメンブランバルブに
よって構成されている。そのような弁は蒸気によってそ
れらを清浄かつ滅菌するのによく適している。メンブラ
ンバルブ4において、蒸気用の流路8が弁座の近くの弁
の外部に接続されている。これによって、試料採取中に
蒸気を供給すると、接近の最も困難なメンブランバルブ
4の内側出口部が安全に清浄、滅菌される。第1図に示
した装置と同様に、細長い圧力容器2はその上部端をメ
ンブランバルブ4に及びその下部端をメンブランバルブ
6に接続されている。
出口5に、出口5を包囲しかつ下方に向いた開口を有
する室15を形成するシールド14から成る無菌充填装置13
が設けられている。シールド14はその上部に滅菌用気
体、例えば、蒸気を室15に供給するための入口16を設け
ている。シールド14に固定されたストレーナプレート17
が滅菌用気体の入口16を設けた上部と出口5が下向き方
向に開いている下部とに室15を分割している。採取容器
に対する蓋用の2つのホルダー18及び19が室15の下部の
ストレーナプレート17の下側に固定されている。
無菌充填装置13は次のようにして使用される 蒸気を入口16を介して室15の上部に連続的に供給する
と、この蒸気はストレーナプレート17に向かって下方に
流れる。このストレーナプレートが蒸気を分散させる
と、蒸気は室15の下部全域に均一に流れ、室の下側に向
いた開口を介してこの室を出る。これで、室は蒸気によ
って滅菌状態に保持される。蓋21で密封した滅菌採取容
器20を蓋の部分を上にして室15の下部に持ってきて、蓋
ホルダー18に蓋21を押し当てることによって取り付け
る。(蓋ホルダー19は蓋21より小さい寸法の蓋のために
用意されている)。採取容器20を蓋ホルダー18によって
保持されている蓋21から外す。次に、採取容器の上部が
室15の下部の滅菌環境から出ることなしに、容器の口が
出口5の開口の前にある位置に容器20を持ってくる。容
器20がこの位置にある時に、メンブランバルブ6を開
く。その後、流路8を介して蒸気を圧力容器2の内部に
供給する。その結果、圧力容器中に存在する全ての液体
が採取容器20中に押出される。採取容器の上部が室15の
下部の滅菌環境から出ることなしに、充填された容器20
が蓋ホルダー18に戻され、そこで蓋ホルダー21によって
保持されている蓋21で密封する。その後、蓋21を取り付
けた容器20を蓋ホルダー18から開放し、室15の外に出
す。
第1図及び第2図に従って説明した例示実施態様の試
料採取装置において、第二の空間は不変の内容積を有す
る圧力容器の内部によって形成されている。しかしなが
ら、代案として、可撓性の壁を有する容器の内部を利用
することも可能である。気体が最後に述べたような容器
中で凝縮すると、容器の内容積が減少するようにこの容
器の壁は互いの方向に移動する。しかしながら、液体食
品は過圧下にあるので、容器に流入する該食品はその内
容積を大きくして元の大きさに戻る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の圧力下に一試料分の液体を含む第一
    の空間から、第二の空間にその液体を無菌的に移送する
    方法において、 第二の空間(2)に、第二の空間の圧力が前記第一の空
    間(1)の所定の圧力に少なくとも実質的に達するよう
    に、前記所定の圧力において前記液体の温度より高い凝
    縮温度を有する滅菌用気体を満たし、 その後、この空間を第一の空間(1)と連通させ、第二
    の空間中の気体を第一の空間中の液体と接触させること
    によって凝縮させて、それにより該液体が第一の空間か
    ら第二の空間に流れるようにし、次に 第一と第二の空間(1、2)の連通を遮断して、第二の
    空間(2)中の液体を第一の空間(1)中に残っている
    液体から分離することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】第一の空間(1)を第二の空間(2)と接
    続する液体流路(3)及び該液体流路(3)を開閉する
    弁(4)を含んでおり、所定の圧力下に一試料分の液体
    を含む第一の空間(1)から、該移送される一試料分の
    液体全量を収容する第二の空間(2)に、その液体を無
    菌的に移送するための試料採取装置において、 前記所定の圧力に少なくとも実質的に達する圧力及び前
    記所定の圧力において前記液体の温度より高い凝縮温度
    を有する滅菌用気体の製造源(7)、 第二の空間(2)を気体製造源(7)と接続する気体流
    路(8)、及び 気体流路(8)を開閉する気体弁(10)から成ることを
    特徴とする試料採取装置。
  3. 【請求項3】前記気体流路(8)が、液体弁(4)の近
    傍かつ該液体弁と第二の空間(2)との間で液体流路
    (3)に通じている請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】第二の空間(2)が出口(5)を及び出口
    (5)を開閉する弁(6)を備えている請求項2又は3
    記載の装置。
  5. 【請求項5】前記出口(5)が前記第二の空間(2)の
    下部に設けられている請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】前記液体流路(3)が前記第二の空間
    (3)の上部に通じている請求項2〜5のいずれかに記
    載の装置。
JP62504151A 1986-07-04 1987-06-29 一空間から他の空間に一定量の液体を無菌的に移送する方法および装置 Expired - Fee Related JPH083459B2 (ja)

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