JPH083721Y2 - 自転車用キャリパーブレーキ - Google Patents

自転車用キャリパーブレーキ

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JPH083721Y2
JPH083721Y2 JP3412390U JP3412390U JPH083721Y2 JP H083721 Y2 JPH083721 Y2 JP H083721Y2 JP 3412390 U JP3412390 U JP 3412390U JP 3412390 U JP3412390 U JP 3412390U JP H083721 Y2 JPH083721 Y2 JP H083721Y2
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brake
spring
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arm
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憲一 吉貝
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吉貝機械金属株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、戻しバネの弾発力を調整可能とすることに
より、ブレーキの片効き調整やブレーキ操作フィーリン
グが変更できる自転車用キャリパーブレーキに関する。
(従来の技術) 自転車のキャリパーブレーキの例としては、第5図に
示すようなカンティレバー式と呼ばれるものがある。こ
れは、周知のように自転車のフレームAのろう付けされ
たブレーキ台座の支軸25,25に、ブレーキシュー2,2を備
えた左右一対のブレーキアーム1,1を揺動自在に枢支し
たもので、夫々のブレーキアーム1とブレーキ台座の間
には戻しバネが介装されている。夫々戻しバネは、その
一方の端部が各ブレーキ台座のバネ係合部である孔に係
合されると共に、他方の端部が各ブレーキアーム1のバ
ネ係合部である孔に係合されて、ブレーキシュー2,2を
相互に離反する方向に各ブレーキアーム1,1を付勢して
いる。そして、ブレーキアーム1,1の遊端の吊りワイヤ
係合部3,3間に吊りワイヤ29が架設され、その中心をワ
イヤブリッジ30を介して牽引することにより、前記戻し
バネの弾発力に抗してブレーキアーム1,1を作動させブ
レーキシュー2,2を相互に近接せしめ、その間において
車輪リムBを挟持し、もって車輪C(自転車)を制動す
るというものである。
(考案が解決しようとする課題) 上記カンティレバー式の場合、ブレーキ台座は各ブレ
ーキアーム1,1用に個別にフレームAにろう付けされる
ので互に位置ずれし易く、この為各ブレーキシュー2と
車輪リムBとの間のシュークリアランスがアンバランス
になり、ブレーキの片効きの原因になっていた。これを
解決する一つの手段として、左右戻しバネを弾発力に差
のあるものに変更することにより調整することができ
る。
また、通常ブレーキの操作フィーリングは、戻しバネ
に依存しており、戻しバネの弾発力の強弱はメーカー側
で設定した一定のものであるが、需要者側では自分の握
力、走行条件に合った操作フィーリング(戻しバネの弾
発力)のブレーキを選びたいというニーズがある。
ところで、一々戻しバネを別のものに取り換えること
なく、その弾発力の強弱を調整する手段として、第6図
に示すようにブレーキ台座22′側に複数のバネ係合部と
しての孔23′,23′,23′を設け、好みに応じて戻しバネ
の端部の係合位置を選択し得るようにし、そのテンショ
ンを変更することにより行える。また、これとは逆にブ
レーキアーム1側に複数のバネ係合部としての孔を設け
ることも考えられる。
しかし、バネ係合部の孔を複数設けるにはドリル等で
2次加工を加える必要が生じ、ブレーキアーム側に設け
る場合は尚更作業性、加工精度(左右ブレーキアームの
アンバランス)等の問題から不良品の多発、コストアッ
プの原因となり、合理的な解決手段とはいえなかった。
そこで、本考案は不良品発生や、コストアップにつな
がるブレーキ台座、又はブレーキアームに対するドリル
等による2次加工を必要とせず、戻しバネの強弱の調整
を可能とした自転車用キャリパーブレーキを提案するこ
とを目的とする。
(課題を解決する為の手段) 上記目的を達成する為に本考案は、ブレーキアーム1
と別体に、複数のバネ係合部を有するバネ受け部材を製
作し、これを回動不能にブレーキアーム1に嵌合すると
いう構成を採用した。
即ち、ブレーキシュー2,2を相互に離反する方向に各
ブレーキアーム1,1を付勢する戻しバネ14,14が各ブレー
キアーム1,1とブレーキ台座の間に介装された自転車用
キャリパーブレーキにおいて、 少なくとも片方の戻しバネ14の一方の端部16がブレー
キ台座に対して回動不能に係合されると共に、他方の端
部15がブレーキアーム1とは別体に形成されたバネ受け
部材に設けられた複数のバネ係合部の内、所望により選
択される一つのバネ係合部に係合され、該バネ受け部材
はブレーキアーム1のボス部4周りに設けられた内腔部
5内においてブレーキアーム1に対して回動不能に嵌合
されることにより解決される。
上記においてバネ受け部材10としては、ブレーキアー
ム1のボス部4に套嵌される平板状リング体とされ、各
バネ係合部がその外周縁に設けられた複数の切欠13a,13
b,13cにより構成されてもよい。
また、バネ受け部材32としては、ブレーキアーム1の
内腔部5内の立壁5′に設けられた嵌合凹部31に適合す
る形状とされ、少なくとも二つのバネ係合部がボス部4
の中心から略同一半径上に位置する端縁に設けられた切
溝33a,33bと嵌合凹部31内の側壁31′,31′により構成さ
れてもよい。
(作用) バネ受け部材10(33)は、ブレーキアーム1の内腔部
5内に回動不能に嵌合される。
戻しバネ14は、その一方の端部15がバネ受け部材10
(33)の複数のバネ係合部13a,13b,13c(33a,33b)の
内、所望により選択される一つのバネ係合部に係合さ
れ、その他方の端部16がブレーキ台座22に対して回動不
能に係合される。
ブレーキアーム1は、そのボス部4をブレーキ台座22
の支軸25に套嵌装着されて、揺動自在に枢支されると共
に、戻しバネ14によりブレーキシュー2,2を相互に離反
する方向に付勢される。
戻しバネ14の弾発力の強弱を調整するには、戻しバネ
14のバネ受け部材10(33)に係合される側の端部15を、
バネ受け部材10(33)の他のバネ係合部に係合すること
により行われ、これにより戻しバネ14のテンションが変
化し、戻しバネ14のブレーキアーム1に対する付勢力を
変えることができる。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。第1図〜第5図は、本考案をカンチレバー式のキャ
リパーブレーキに採用したものを例示しており、第1図
及び第2図は第1実施例の片方側を示している。
図面において、1は、ブレーキアーム(カンチレバ
ー)で、中途部にブレーキシュー2が取り付けられ、遊
端となる一端部には吊りワイヤ係合部3が設けられると
共に、他端のボス部4周りには内腔部5が設けられてい
る。
ボス部4は、アーム貫通孔6の内腔部5側の開口周縁
に設けられた周突条7と、アーム貫通孔6に圧入固着さ
れた円筒形のブッシュ8から構成され、該ブッシュ8は
内腔部5内に一部が突出すると共にその外周面には軸心
方向に沿う嵌合溝9が形成されている。
10は、バネ受け部材で、中心に前記ブッシュ8の外径
に対応する嵌合孔11と、該嵌合孔11の中心方向に前記嵌
合溝9に対応する嵌合突部12が突設され、更に外周縁に
複数のバネ係合部を構成する切欠13a,13b,13cが形成さ
れ、その外径が前記内腔部5の内径に対応する平板状リ
ング体であり、一体的に板金を打ち抜いて形成されたも
のである。
14は、コイル型の戻しバネで、その両方の端部15,16
がコイルの軸線方向に突出しており、左右ブレーキアー
ム用に個別に逆巻きのものが用意される。
17は、ダストカバーで、後述するブレーキ台座の軸基
部の外径に対応する内径を有する内筒部18と、これと同
心で内腔部5の内径に対応する外径を有する外筒部19と
をフランジ20で連結したもので、合成樹脂にて形成さ
れ、フランジ20にはバネ端部挿通孔21が設けられてい
る。
22は、自転車のフレームAにろう付け等で固着される
ブレーキ台座で、貫通孔であるバネ係合部23を有し、や
や大径の軸基部24と、これと同心状に円筒形の支軸25が
突設され、該支軸25の内孔には先端から雌ネジ26が切ら
れている。
しかして、夫々のブレーキアーム1のブッシュ8に、
バネ受け部材10は嵌合突部12を嵌合溝9に適合されて周
突条7に当接するまで套嵌され、回動不能に嵌合され
る。これにより、周突条7がスペーサーとなりバネ受け
部材10と内腔部5内の立壁5′との間に間隙27が形成さ
れる。また、各切欠13a,13b,13cは、その切欠口が内腔
部5内の内周壁5″により閉鎖されるので、孔と同じ状
態となり、バネ係合部を比較的コストの高い孔とする必
要がない。
そして、戻しバネ14は、一方の端部15が複数のバネ係
合部を構成する切欠13a,13b,13cの内、所望により選択
される一つに挿入係合されて内腔部5に内装される。こ
の際、間隙17により、戻しバネ14の端部15の先端と立壁
5′の接触を回避できるので、バネ受け部材10は比較的
厚みの薄い板金製のもので十分である。なお、戻しバネ
14の端部15は、第1図に示す例では13aより13cに係合す
る方が戻しバネ14の弾発力は大きくなる。
一方、戻しバネ14のコイル部分がダストカバー17の内
筒部18と外筒部19の間に介装される状態で、内腔部5は
ダストカバー17により施蓋され、ダストカバー17のバネ
端部挿通孔21には戻しバネ14の他方の端部16が挿通され
る。この際、内筒部18の先端はバネ受け部材10に当接
し、これを周突条7との間で挟持してバネ受け部材10の
好適な抜け止めとなる。
更に、戻しバネ14の他方の端部16が、ブレーキ台座22
のバネ係合部23に挿通係合されると共に、ダストカバー
17の内筒部18内孔には軸基部24が挿入され、ブッシュ8
の内孔には支軸25が挿入され、支軸25の雌ねじ26にワッ
シャ27を介して螺合されるピボットボルト28により、ブ
レーキアーム1は支軸25により揺動自在に枢支されると
共に、戻しバネ14によりブレーキシュー2が相互に離反
する方向に付勢されるように装着される。
そして、第5図のように各遊端の吊りワイヤ係合部3
に、吊りワイヤ29が架設され、その中心をワイヤブリッ
ジ30を介して牽引することにより、前記戻しバネの弾発
力に抗してブレーキシュー2,2を相互に近接せしめ、そ
の間において車輪リムBを挟持し、もって車輪C(自転
車)を制動するする。
第3図及び第4図は第2実施例の片方側を示してお
り、第1実施例と同一部分(部材)は同一符号を付して
説明を省略する。
本実施例の場合、ブレーキアーム1のボス部4は、第
1実施例のブッシュ8に相当する部分が、ダイキャスト
成形時に一体的に設けられたもので、内腔部5の立壁
5′には扇形の嵌合凹部31が設けられている。ボス部4
が一体的に設けられることにより、ブッシュ及びブッシ
ュを圧入固着する工程を省略でき、また圧入時のブッシ
ュの傾きの発生を防止することができる。
32は、バネ受け部材で、前記嵌合凹部31に適合する形
とされ、その対称状の両端縁には夫々切溝33a,33bが設
けられ、例えばガラス繊維を混入した硬質合成樹脂にて
一体成形されたものである。
しかして、夫々のブレーキアーム1の嵌合凹部31に、
バネ受け部材33が回動不能に嵌合される。
これにより、バネ受け部材32の切溝33a,33bはボス部
4の中心から略同一半径上に位置し、この切溝33a,33b
と嵌合凹部31の側壁31′,31′とによりバネ係合部が構
成される。
そして、戻しバネ14の一方の端部15が上記2つのバネ
受け部の内、所望により選択される一つに挿入係合され
る。なお、戻しバネ14の端部15は、第3図に示す例では
切溝33a側より切溝33b側に係合する方が弾発力は大きく
なるが、端部15は戻しバネ14の弾発力により、切溝33a
側に係合した場合は実質上嵌合凹部31の側壁31′に、切
溝33bに係合した場合は、切溝33bに係合される形とな
る。
また、バネ受け部材32が、ダストカバー17の内筒部18
の先端により、抜け止めされていることは第1実施例と
同様であり、切溝33aと切溝33bの間に孔を設けてバネ係
合部を3つ以上にしてもよい。
上記両実施例では、何れも片方側について説明した
が、片方の戻しバネ14の弾発力の強弱のみを調整可能と
した場合は、ブレーキの片効きの調整が行え、両方の戻
しバネ14の弾発力の強弱を調整可能とした場合は、片効
き調整だけでなくブレーキ操作フィーリングを変更する
ことも可能となる。
なお、本考案は実施例で示したカンチレバー式以外に
も他のセンタープル式キャリパーブレーキにも採用でき
ることは勿論である。
(考案の効果) 本考案に係る自転車用キャリパーブレーキは、バネ受
け部材に複数のバネ係合部を有しているので、戻しバネ
を取り換えることなく、その端部の係合位置を選択する
だけでテンションを変更してブレーキの片効き調整がで
き、また自分の握力、走行条件に合った操作フィーリン
グのブレーキとすることも可能である。
しかも、このバネ受け部材は、ブレーキアームとは別
体に製作され、左右のブレーキアームに共用することも
できるので、バネ係合部を複数設けるために左右のブレ
ーキアーム毎に個別にドリル等で2次加工を加える必要
がなく、作業性、加工精度が良くなり不良品の発生を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、本考案の実施例を示しており、第1
図は第1実施例の片方側の一部破断分解斜視図、第2図
は第1実施例の第5図のII−II線相当断面図、第3図及
び第4図は第2実施例の第1図及び第2図に相当する図
面、第5図は正面図、第6図は従来のブレーキ台座を示
す斜視図である。 1…ブレーキアーム、2…ブレーキシュー、4…ボス
部、5…内腔部、5′…立壁、10(32)…バネ受け部
材、13a,13b,13c…切欠、14…戻しバネ、15,16…戻しバ
ネの端部、22…ブレーキ台座、25…ブレーキ台座の支
軸、31…嵌合凹部、31′…嵌合凹部内の側壁、33a,33b
…切溝。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキシュー(2,2)備えた左右一対の
    ブレーキアーム(1,1)が、自転車のフレーム(A)に
    固定されるブレーキ台座の支軸(25,25)により夫々揺
    動自在に枢支されると共に、前記ブレーキシュー(2,
    2)を相互に離反する方向に各ブレーキアーム(1,1)を
    付勢する戻しバネ(14,14)が各ブレーキアーム(1,1)
    とブレーキ台座の間に介装された自転車用キャリパーブ
    レーキにおいて、 少なくとも片方の戻しバネ(14)の一方の端部(16)が
    ブレーキ台座に対して回動不能に係合されると共に、他
    方の端部(15)がブレーキアーム(1)とは別体に形成
    されたバネ受け部材に設けられた複数のバネ係合部の
    内、所望により選択される一つのバネ係合部に係合さ
    れ、該バネ受け部材はブレーキアーム(1)のボス部
    (4)周りに設けられた内腔部(5)内においてブレー
    キアーム(1)に対して回動不能に嵌合されたことを特
    徴とする自転車用キャリパーブレーキ。
  2. 【請求項2】バネ受け部材(10)は、ブレーキアーム
    (1)のボス部(4)に套嵌される平板状リング体とさ
    れ、各バネ係合部がその外周縁に設けられた複数の切欠
    (13a,13b,13c)により構成された請求項(1)に記載
    の自転車用キャリパーブレーキ。
  3. 【請求項3】バネ受け部材(32)は、ブレーキアーム
    (1)の内腔部(5)内の立壁(5′)に設けられた嵌
    合凹部(31)に適合する形状とされ、少なくとも二つの
    バネ係合部がボス部(4)の中心から略同一半径上に位
    置する端縁に設けられた切溝(33a.33b)と嵌合凹部(3
    1)内の側壁(31′,31′)により構成された請求項
    (1)に記載の自転車用キャリパーブレーキ。
JP3412390U 1990-03-29 1990-03-29 自転車用キャリパーブレーキ Expired - Lifetime JPH083721Y2 (ja)

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JPH03124034U JPH03124034U (ja) 1991-12-17
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