JPH083744A - 真空処理装置、真空処理装置の中で基板を処理する方法、及び、真空処理装置用のロック - Google Patents

真空処理装置、真空処理装置の中で基板を処理する方法、及び、真空処理装置用のロック

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JPH083744A
JPH083744A JP7002163A JP216395A JPH083744A JP H083744 A JPH083744 A JP H083744A JP 7002163 A JP7002163 A JP 7002163A JP 216395 A JP216395 A JP 216395A JP H083744 A JPH083744 A JP H083744A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラットパネルディスプレイ用の基板を取り
扱い且つ処理するため真空処理装置を提供する。 【構成】 真空処理装置は、基板66を装置の中へ装填
するためのロードロック26と、基板66を処理するた
めの複数の処理チャンバ10、12、14、16、1
8、20と、装置から基板66を積み卸すためのアンロ
ードロック28と、ロードロック、各々の処理チャン
バ、及びアンロードロックにゲート弁40、42、5
0、52、54、56、58、60を介して接続される
中央のバッファチャンバ24とを備えている。バッファ
チャンバ24は、垂直軸線の周囲で回転可能な回転テー
ブル70を有している。真空処理装置は、ロードロッ
ク、処理チャンバ、アンロードロック及びバッファチャ
ンバを真空排気するための手段と、回転テーブルを垂直
軸線72の周囲で回転させるためのモータと、2又はそ
れ以上の基板キャリア64と、基板キャリアをロードロ
ックと回転テーブルとの間で搬送する搬送機構と、モー
タ及び搬送機構を制御するための制御装置92とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フラットパネルディス
プレイを処理するための自動化された装置に関し、より
詳細には、生産量が高く汚染が最小限の状態で、ガラス
パネルを真空中で取り扱い且つ処理するための方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フラットパネルディスプレイの製造は、
インジウム−錫酸化物(ITO)及び金属を含む種々の
フィルムを大きなガラスパネルに堆積させる工程を含ん
でいる。一般的には矩形状であるガラスパネルは、45
0mm×550mmあるいはそれ以上の寸法を有するこ
とができる。ITO及び金属は、堆積されるべき材料の
ターゲットからスパッタリングすることにより、ガラス
パネルに堆積される。ITOの如き幾つかの場合におい
ては、ターゲット材料は、スパッタリングチャンバの中
で、酸素の如き気体と反応することができる。スパッタ
リングは一般に、基板を加熱する工程と、所望のフィル
ムを上記加熱された基板に堆積させる工程とを含んでい
る。上記基板は、スパッタリングを行う前に、別のチャ
ンバの中で予熱することができる。
【0003】ガラスパネルにフィルムをスパッタリング
堆積させるための製造装置は、基板ハンドリングが自動
化され、生産量が高く、微粒子の汚染が最小限で、フロ
アスペースが小さく、信頼性が高いものでなければなら
ない。フラットパネル型ディスプレイにスパッタリング
堆積を行うためのある既存の装置は、いわゆる「インラ
イン(”inline”」装置であり、このインライン
装置においては、基板は、直線形状又はU字形状の経路
に沿って、種々の処理チャンバを通って移動する。その
ような装置の1つの欠点は、製造設備に大きなフロアス
ペースを必要とすることである。また、そのような装置
の柔軟性は限られており、直列的な処理だけが可能であ
り、並行的な処理を行うことは全くできない。
【0004】フラットパネル型ディスプレイのスパッタ
リング堆積を行うための他の既存の装置は、いわゆる
「クラスタ・ツール(”cluster tool”)
である。クラスタ・ツールにおいては、中央チャンバの
周囲に複数のチャンバが設けられる。基板は、上記中央
チャンバから選択された処理チャンバへ搬送される。既
存の装置は、基板が水平な向きになるような形態を用い
ており、従って、微粒子による汚染が増大する。既存の
装置はまた、生産量(スループット)が限定されてい
る。
【0005】フラットパネル型ディスプレイを製造する
ための既存の装置は総て、1又はそれ以上のの欠点を有
しており、例えば、微粒子による汚染のために歩留が低
下し、生産量が少なく、頻繁な清掃並びにターゲットの
交換のために休止時間が長く、大きなパネルを処理する
能力がなく、プロセスの監視が貧弱であり、広いフロア
スペースを必要とし、大きなクリーンルームを必要とす
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の欠点を解消し、フラットパネルディスプレイ用の基板
を取り扱い且つ処理するための方法及び装置を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの特徴によ
れば、真空処理装置が提供される。この真空処理装置
は、基板を装置の中へ装填するすなわち積み込むための
ロードロックと、基板を処理するための複数の処理チャ
ンバと、装置から基板を積み卸すためのアンロードロッ
クと、上記ロードロック、各々の処理チャンバ、及びア
ンロードロックにゲート弁を介して接続される中央のバ
ッファチャンバとを備えている。上記バッファチャンバ
は、垂直軸線の周囲で回転可能な回転テーブルを備えて
いる。真空処理装置は更に、回転テーブルを垂直軸線の
周囲で回転させるための回転手段と、基板が当該真空処
理装置を通して搬送されて処理される際に該基板を垂直
方向の向きで各々支持する2又はそれ以上の基板キャリ
アと、上記基板キャリアを上記ロードロック及び回転テ
ーブルに向けておよびこれらの間で、また、上記回転テ
ーブル及び選択された処理チャンバに向けておよびこれ
らの間で、更に、上記回転テーブル及びアンロードロッ
クに向けておよびこれらの間で搬送するための搬送手段
とを更に備えている。真空処理装置は更に、上記回転手
段及び搬送手段を制御し、前記各々の基板キャリアが、
選択された経路に従って真空処理装置を移動するように
する制御手段を備えている。
【0008】上記回転テーブルは、該回転テーブルの垂
直な回転軸線から距離Dだけ等しく隔置された第1及び
第2の基板キャリア位置を有するのが好ましい。搬送手
段は、ロードロックと回転テーブルの第1及び第2の基
板キャリア位置との間で上記基板キャリアを移動させる
ための手段を備えている。搬送手段は更に、上記回転テ
ーブル上の第1及び第2の基板キャリア位置と上記処理
チャンバとの間で上記基板キャリアを移動させるための
手段を備えている。搬送手段は更に、回転テーブル上の
第1及び第2の基板キャリア位置と上記アンロードロッ
クとの間で上記基板キャリアを移動させるための手段を
備えている。
【0009】ロードロックは、基板を保持するための保
持手段を有するドアを備えている。上記ドアが閉止され
且つ上記ロードロックが排気された後に、基板キャリア
の1つが、ロードロックの中へ搬送され、上記基板は、
上記保持手段から基板キャリア上へ搬送される。アンロ
ードロックは、基板を保持するための手段を有するドア
を備えている。基板及び基板キャリアは、回転テーブル
からアンロードロックの中へ搬送され、上記基板は、基
板キャリアから保持手段へ搬送され、上記基板キャリア
は、アンロードロックが通気される前に、バッファチャ
ンバへ戻される。その結果、基板キャリアが大気に露呈
されることはなく、従って、基板キャリアへの堆積物に
よる汚染は最小限にされる。
【0010】ロードロック及びアンロードロックは各
々、ロックチャンバを形成するケーシングと、ロックチ
ャンバ及び中央のバッファチャンバに向けておよびこれ
らの間で基板キャリアを搬送するためのキャリア搬送ア
センブリと、ドア、基板サポートアーム、及び、サポー
トアーム及び基板キャリアに向けておよびこれらの間で
基板を搬送するための搬送機構を有するドアアセンブリ
と、サポートアームに向けてあるいは該サポートアーム
から基板が搬送される開位置とサポートアーム及び基板
キャリアに向けておよびこれらの間で基板が搬送される
閉位置との間で上記ドアアセンブリを直線的に移動させ
るための直線駆動機構とを備えている。
【0011】典型例においては、基板は矩形又は方形の
ガラス基板である。基板キャリアは、基板が真空処理装
置を通って搬送されて処理される際に、該基板の縁部を
水平に対して約45°にした状態で、上記基板を垂直方
向の向きで保持する。
【0012】好ましい実施例においては、中央のバッフ
ァチャンバの周囲に6つの処理チャンバが設けられ、ま
た、基板を真空処理装置を通して搬送するために6つの
基板キャリアが使用される。処理チャンバは、3つのス
パッタリングチャンバ、及び、3つの予熱チャンバを備
えることができる。
【0013】本発明の他の特徴によれば、真空処理装置
の中で基板を処理するための方法が提供される。真空処
理装置は、中央のバッファチャンバと、ロードロック
と、アンロードロックと、上記バッファチャンバの周囲
に設けられ且つ上記バッファチャンバに接続された2又
はそれ以上の処理チャンバと、真空処理装置の中で基板
を搬送するための2又はそれ以上の基板キャリアとを備
える。本方法は、基板をロードロックの中へ装填し、ロ
ードロックを排気する工程と、上記基板を上記基板キャ
リアの1つへ搬送する工程と、上記基板及び基板キャリ
アを上記ロードロックから上記バッファチャンバ内の回
転テーブルの上へ搬送する工程と、上記回転テーブルを
垂直な回転軸線の周囲で回転させ、選択された処理チャ
ンバに整合させる工程と、上記基板及び基板キャリアを
上記回転テーブルから上記選択された処理チャンバの中
へ搬送する工程と、上記基板を上記選択された処理チャ
ンバの中で処理する工程と、基板及び基板キャリアを上
記選択された処理チャンバから回転テーブルの上へ搬送
する工程と、上記回転テーブルを回転させてアンロード
ロックに整合させる工程と、基板及び基板キャリアを上
記回転テーブルからアンロードロックの中へ搬送する工
程と、アンロードロックを通気させ、上記基板をアンロ
ードロックから取り出す工程とを備える。上記各工程
は、2又はそれ以上の基板に関して時間多重的に繰り返
され、2又はそれ以上の基板が、真空処理装置によって
同時平行的に処理されるようにする。
【0014】
【実施例】本発明をより良く理解するために、図面を参
照して本発明の実施例を以下に詳細に説明する。
【0015】本発明の一実施例による真空処理装置の配
置が図1に示されている。この装置の概略的な断面図は
図2に示されている。システム制御装置、動力分配制御
機器、真空ポンプ用の制御機器等を収容し、本装置の一
部を形成するキャビネットは、図面の理解を容易にする
ために図1及び図2から省略してある。本装置は、フラ
ットパネル型ディスプレイ用の矩形又は方形のガラスパ
ネルをハンドリングして処理するように設計されてい
る。より詳細には、本装置は、そのようなガラスパネル
にスパッタリング堆積を行うように設計されている。本
装置は基本的には、インジウム−錫酸化物(ITO)フ
ィルム及び金属フィルムのスパッタリング堆積を行うよ
うに設計されているが、そのようなフィルムに限定され
るものではない。
【0016】本発明の真空処理装置は、クラスタの形態
を用いており、この形態においては、種々の処理ステー
ションが、中央のバッファチャンバの周囲に配置されて
いる。図1及び図2に示すように、処理ステーション1
0、12、14、16、18、20は、中央のバッファ
チャンバ24の周囲に設けられている。処理チャンバは
一般に、加熱チャンバ及びスパッタリング堆積チャンバ
を備えており、また、高周波エッチング(RF etc
h)又は高周波バイアス(RF bias)の如き追加
の機能を含むことができる。基板は、ロードロック26
を介して装置の中へ装填され、また、アンロードロック
28を介して装置から取り出される。ロードロック26
及びアンロードロック28は共に、バッファチャンバ2
4に接続されている。基板は、ロボット30によって、
ロードカセット32からロードロック26の中へ装填さ
れる。基板は、ロボット30によって、アンロードロッ
ク28からアンロードカセット34へ積み卸しされる。
【0017】基板は、装置の中でハンドリング及び処理
を受けている間は常に、垂直方向(正確に90°ではな
くわずかに傾けてもよい)の向きに保持される。その結
果、微粒子による汚染は最小限にされる。基板は、時間
多重式にハンドリング及び処理され、これにより、複数
の基板を同時に処理することができる。2500オング
ストロームの厚みを有するITOフィルムに関して、1
時間当たり100を越える基板の生産量を達成すること
ができる。
【0018】ロードロック26及びアンロードロック2
8は、それぞれゲート弁40、42を介して、中央のバ
ッファチャンバ24に連通している。同様に、真空チャ
ンバ10、12、14、16、18、20は、それぞれ
ゲート弁50、52、54、56、58、60を介し
て、中央のバッファチャンバ24に連通している。ロー
ドロック26、アンロードロック28、各々の処理チャ
ンバ、及び中央のバッファチャンバ24は、別々の真空
排気装置によって排気される。図1の例においては、ロ
ードロック26及びアンロードロック28は、粗引き・
ポンプすなわち一次ポンプ43、及び、クライオポンプ
44、45によって、真空排気される。処理チャンバ1
0は、クライオポンプ46によって排気される。各々の
処理チャンバ12、14、16、18、20は、ターボ
ポンプ47及びフォアラインポンプ48によって排気さ
れる。バッファチャンバ24は、クライオポンプ49に
よって排気される。本発明の範囲内において種々の真空
排気形態を用いることができることは理解されよう。例
えば、特定の用途の要件に応じて、各々の処理チャンバ
を真空排気するために、ターボポンプあるいはクライオ
ポンプを用いることができる。運転のいずれの時点にお
いても、ゲート弁の1つだけが開き、従って、処理チャ
ンバとロードロック及びアンロードロックとの間の隔離
が確実に行われる。
【0019】基板は、基板キャリア64に乗って装置を
通って搬送される。各々の基板キャリア64は、基板6
6を垂直方向の向きにして支持する。基板キャリア64
を以下に詳細に説明する。基板66を保持する基板キャ
リア64は、キャリア搬送アセンブリによって、個々の
チャンバと垂直軸線72の周囲で回転するようにバッフ
ァチャンバ24の中に設けられた回転テーブル70との
間で装置を通って搬送される。回転テーブル70は、該
回転テーブル70が回転している間に基板キャリア64
を保持する基板キャリア位置74、76を備えている。
図2においては、空の基板キャリア64が位置76にあ
り、位置74は空である。回転テーブル70上の基板キ
ャリア位置74、76は、垂直軸線72から等しい距離
Dだけ隔置されている。距離Dは、基板キャリア位置7
4、76を処理チャンバ10、12、14、16、1
8、20の基板処理位置、並びに、ロードロック26及
びアンロードロック28のそれぞれロード位置及びアン
ロード位置に確実に整合させるように選択される。この
構成は、基板キャリア64が、基板キャリア位置76と
ロードロック26との間、及び、基板キャリア位置76
と処理チャンバ14との間で、直線的な線に沿って搬送
されることを許容する。同様に、基板キャリア64は、
基板キャリア位置74と回転テーブル70との間、及
び、基板キャリア位置74と処理チャンバ16との間で
も、直線的な線に沿って搬送されることが可能である。
回転テーブル70が180°回転すると、位置74及び
76が反転する。回転テーブル70が、図2に示す向き
から時計方向に90°だけ回転すると、基板キャリア位
置76が処理チャンバ12、18と整合し、これによ
り、位置76にある基板キャリア64は、上記処理チャ
ンバの方へあるいは該処理チャンバから搬送できる。同
様に、位置74は、処理チャンバ10、20に整合さ
れ、位置74にある基板キャリア64は、上記処理チャ
ンバの方へあるいは該処理チャンバから搬送できる。回
転テーブル70を図2に示す向きから反時計方向に90
°だけ回転させると、位置74、76が反転する。
【0020】図2に示す回転テーブルの構造は、基板及
び基板キャリアが、ロードロック26から回転テーブル
70上の基板キャリア位置74、76の1つに搬送し、
該位置からいずれかの選択された処理チャンバの中へ搬
送することを可能とする。基板及び基板キャリアは、選
択された処理チャンバの中での処理の後に、第2の処理
チャンバ又はアンロードロック28へ搬送することがで
きる。従って、本装置は、完全な柔軟性を有し、また、
後述するように、幾つかの基板を同時に処理して高い生
産量を達成することができる。
【0021】第1の実施例においては、ロードロック2
6は、基板66用のホルダ82を有するドア80を備え
ている。同様に、アンロードロック28は、基板用のホ
ルダ88を有するドア86を備えている。ロードロック
26のドア80は、開位置にある状態で図2に示されて
おり、アンロードロック28のドア86は、閉位置にあ
る状態で図2に示されている。以下に説明するある実施
例においては、ロードロック26及びアンロードロック
28は、ドア80及び86を開位置と閉位置との間で動
かすための往復枢動機構を備えており、上記開位置にお
いては、基板66は、クリーンルームの壁部を90を介
してアクセスすることができ、また、上記閉位置におい
ては、基板66は、それぞれのロックの中にシールされ
る。他のドア構造を用いることができることは理解され
よう。
【0022】制御装置92が、ゲート弁、キャリア搬送
アセンブリ、ロードロック及びアンロードロック、処理
チャンバ、回転テーブル、並びに、本装置の他の総ての
要素を本明細書に記載する作用に従って制御する。制御
装置92は、作動シーケンス、プロセス情報等を記憶す
ると共に上述の要素を制御するためのコンピュータを備
えるのが好ましい。
【0023】ゲート弁40、42、50、52、54、
56、58、60は、基板キャリア64及び基板66の
通過を許容する細長いスリットを有している。ゲート弁
は、高い生産量を達成するために、約0.5乃至0.7
秒で作動する必要がある。そのようなゲート弁は、本明
細書で参照する1994年1月11日出願の米国特許出
願シリアル番号08/180,205号において、詳細
に説明されている。
【0024】次に、基板をハンドリング及び処理するた
めの代表的なシーケンスを説明する。基板66は、ロボ
ット30によって、ロードカセット32からロードロッ
ク26のドア80上のホルダ82まで搬送される。次
に、ドア80が、シールされた閉位置へ枢動し、ロード
ロック26が所望の圧力レベルまで排気される。所望の
圧力レベルに達すると、ゲート弁40が開き、基板キャ
リア64が回転テーブル70上の位置76からロードロ
ック26へ搬送される。基板66は、ホルダ82からキ
ャリア64上へ搬送され、該キャリア64は、ゲート弁
40を介して、回転テーブル70へ搬送される。次に、
ゲート弁40が閉じて回転テーブル70が回転し、これ
により、位置76にある基板及び基板キャリア64が、
例えば処理チャンバ12の如き選択された処理チャンバ
に整合される。次に、ゲート弁52が開き、基板及び基
板キャリア64が、回転テーブル70から処理チャンバ
12の中へ搬送される。ゲート弁52が閉じ、基板は処
理チャンバ12の中で処理される。チャンバ12の中の
処理は、基板を予熱する工程を含むことができる。ゲー
ト弁52が閉じているので、上記基板が処理チャンバ1
2の中で処理されている間に、他の基板及び基板キャリ
アを動かすことができる。チャンバ12の中の処理が完
了すると、ゲート弁52が開き、基板及び基板キャリア
64は回転テーブル70上に搬送される。回転テーブル
70は一般に、第2の選択された処理チャンバ、例えば
処理チャンバ14、に整合するように回転される。ゲー
ト弁54が開き、基板及び基板キャリア64は、回転テ
ーブル70から処理チャンバ14の中へ搬送される。ゲ
ート弁54が閉じ、基板はチャンバ14の中で処理を受
ける。チャンバ14の中の処理は、ITOフィルム又は
金属フィルムのスパッタリング堆積を行う工程を含むこ
とができる。チャンバ14の中の処理が完了すると、ゲ
ート弁54が開き、基板及び基板キャリア64は回転テ
ーブル70上へ搬送される。ゲート弁54が閉じ、回転
テーブル70は、アンロードロック28に整合するよう
に回転される。ゲート弁42が開き、基板及び基板キャ
リア64はアンロードロック28の中へ搬送される。基
板は、基板キャリア64からホルダ88へ搬送され、ま
た、基板キャリア64は、回転テーブル70へ戻され
る。次に、ゲート弁42が閉じ、アンロードロック28
は大気圧に通気される。最後に、ドア86が、ドア80
に関して図示した位置に相当する位置まで開き、ロボッ
ト30が、基板をホルダ88からアンロードカセット3
4へ搬送する。
【0025】単一の基板のハンドリング及び処理は上述
の如くである。図1及び図2に示す実施例においては、
装置は、6つの処理チャンバと、6つの基板キャリアと
を備えている。回転テーブル70は、2つの基板キャリ
ア位置74、76を有している。ある特別の実施例にお
いては、処理チャンバ10、12は、基板を予熱するた
めに使用され、また、チャンバ14、16、18、20
は、基板をスパッタリング被覆するために用いられる。
更に、処理チャンバ10、12、14、16、18、2
0、並びに、ロードロック26及びアンロードロック2
8は、各ゲート弁によってバッファチャンバ24から隔
離されている。この構成は、複数の基板を多重時間式に
同時にハンドリングして処理することを可能とし、従っ
て、高い生産速度を達成する。例えば、ゲート弁54
は、基板が処理チャンバ14の中で処理されている時間
の間は、閉じている。この時間の間に、追加の基板をロ
ードロックから他の処理チャンバへ搬送し、基板をある
処理チャンバから他の処理チャンバへ搬送し、更に、基
板を処理チャンバからアンロードロックへ搬送すること
ができる。処理装置の完全サイクルの一例が、下の表1
に示されている。この例においては、一回の完全サイク
ルにおいて4つの基板が処理される。表1においては、
各々のステップが、特定の処理チャンバへの、あるい
は、その処理チャンバからの、あるいはロードロックか
らの、あるいはアンロードロックへの基板の運動を表し
ている。
【0026】表 1 チャンバ20を出る アンロードロック28へ チャンバ12を出る チャンバ20へ入る ロードロック26から チャンバ12へ入る チャンバ18を出る アンロードロック28へ チャンバ10を出る チャンバ18へ入る ロードロック26から チャンバ10へ入る チャンバ16を出る アンロードロック28へ チャンバ12を出る チャンバ16へ入る ロードロック26から チャンバ12へ入る チャンバ14を出る アンロードロック28へ チャンバ10を出る チャンバ14へ入る ロードロック26から チャンバ10へ入る 基板キャリア64、並びに、該基板キャリア64を搬送
するためのキャリア搬送アセンブリの概略図が図3に示
されている。キャリア搬送アセンブリは、図4にも示さ
れている。基板キャリア64は、ステンレス鋼の如き金
属プレートであるのが好ましく、各キャリア搬送アセン
ブリのローラに着座するための下縁部100と、基板6
6を支持するための上縁部102、104とを有してい
る。使用に際しては、基板キャリア64の金属プレート
及び基板66は、垂直方向の向きを有している。上縁部
102、104は、直角を形成すると共に、基板66の
縁部を収容するためのV字形状の溝を有している。好ま
しい実施例においては、基板キャリア64の溝付きの上
縁部102、104は、水平に対して約45°をなして
配列されている。基板66は、基板キャリア64によっ
て、2つの縁部に沿って支持されている。基板キャリア
64は更に、縁部102、104から下方へ伸長するU
字形状のノッチ106を有している。ノッチ106は、
ロードロック・ドア80のホルダ82、及び、アンロー
ドロック・ドア86のホルダ88を収容する寸法になさ
れている。基板66は、該基板が装置の中へ導入されて
いる時に、ホルダ82によって基板キャリア64の上へ
降下される。また、基板66は、処理が完了した後に、
ホルダ88によって基板キャリア64から持ち上げられ
る。好ましい実施例においては、基板キャリア64は、
寸法が450mm×550mmで厚みが1.1mmまで
の矩形のガラス基板を受け入れるような寸法を有してい
る。しかしながら、基板キャリア64が、別の寸法及び
厚みを有する基板を受け入れるように設計することがで
きることは理解されよう。
【0027】基板66を支持しあるいは支持しない基板
キャリア64が、キャリア搬送アセンブリの装置によっ
て、図1及び図2に示す真空処理装置の中で搬送され
る。各々の処理チャンバ10、12、14、16、1
8、20、ロードロック26、及び、アンロードロック
28は、キャリア搬送アセンブリを備えている。また、
キャリア搬送アセンブリは、基板を位置74、76へあ
るいはこれら位置から搬送するための回転テーブル70
上に設けられている。回転テーブル70上のキャリア搬
送アセンブリは、上記回転テーブルと共に回転し、選択
された処理チャンバのキャリア搬送アセンブリ、ロード
ロック又はアンロードロックに整合することができる。
【0028】図3においては、キャリア搬送アセンブリ
110は、バッファチャンバ24の中に位置することが
でき、また、キャリア搬送アセンブリ112は、ロード
ロック26、アンロードロック28、又は、処理チャン
バ10、12、14、16、18、20の1つの中に位
置することができる。バッファチャンバ24の中のキャ
リア搬送アセンブリ110は、処理チャンバ、ロードロ
ック及びアンロードロックの中のキャリア搬送アセンブ
リから物理的に分離されており、その理由は、そのよう
なチャンバは、基板キャリア64がこれらチャンバの間
を搬送されている時を除いて、それぞれのゲート弁によ
ってバッファチャンバから隔離されているからである。
また、バッファチャンバ24の中のキャリア搬送アセン
ブリ110の少なくとも一部は、回転テーブル(図4)
に設けられて該回転テーブルと共に回転し、これによ
り、基板キャリア64は、選択された処理チャンバ、ロ
ードロック26、あるいは、アンロードロック28に整
合することができる。
【0029】各々のキャリア搬送アセンブリ110及び
112は、複数のローラ116を有している。基板キャ
リアの下縁部100は、ローラ116に着座している。
キャリア搬送アセンブリ112のローラ116は、モー
タ120によって駆動され、また、キャリア搬送アセン
ブリ110のローラ116は、モータ122によって駆
動される。基板キャリア64は、モータ120、122
を付勢させることにより、いずれかの方向に搬送するこ
とができる。キャリア搬送アセンブリ110、112の
間の間隔は十分に小さく、これにより、基板キャリア6
4は、一方のキャリア搬送アセンブリから他方のキャリ
ア搬送アセンブリへ阻害されることなく円滑に搬送され
ることができる。キャリア搬送アセンブリ110は更
に、基板キャリア64の前方及び後方の側部において直
立する平行な側壁124(一方の側壁だけが図3に示さ
れている)を備えている。平行な側壁124に設けられ
たガイド輪128が、基板キャリア64の前方及び後方
の側部に当接している。ガイド輪128は、モータ12
2によって駆動される。従って、ガイド輪128は、基
板キャリア64を垂直方向の向きに保持し、かつ基板キ
ャリア64が装置を通して搬送されるのを助ける。同様
に、キャリア搬送アセンブリ112は、駆動されるガイ
ド輪128を有する直立した側壁126を備えている。
【0030】基板キャリア64及びキャリア搬送アセン
ブリ110、112は、装置の中で基板がハンドリング
され且つ処理されている間全体を通じて、基板66を垂
直方向の向きに保持する。従って、ハンドリング及び処
理の間に基板が水平方向の向きに保持される装置に比較
して、微粒子による汚染の可能性は大幅に減少される。
基板を水平方向にして処理する装置においては、基板の
上面に粒子が堆積し、従って、基板を汚染することがあ
る。また、基板66は、その縁部が保持され、従って、
ハンドリングの間に基板の表面が損傷を受ける可能性を
最小限にする。最後に、基板66は、キャリア搬送アセ
ンブリ110、112の上方に保持され、これにより、
キャリア搬送アセンブリの可動部品からの粒子が基板を
汚染する可能性を最小限にする。
【0031】処理の間に、基板66は、基板キャリア6
4によって処理チャンバの1つの中で静止した状態に保
持される。スパッタリングチャンバの中では、基板66
に堆積される材料のコーティングが、少なくとも上縁部
102、104付近の部分の基板キャリア64にも堆積
される。上記コーティングは、基板キャリア64が複数
の基板を担持するために使用される時間経過と共に形成
される。基板キャリア64が、新しい基板が装置の中へ
装填される度毎に大気に露出された場合には、上記コー
ティングは、窒素、酸素、水蒸気及び他の気体を吸収す
ることになる。基板キャリア64が、新しい基板と共に
処理チャンバへ戻ると、コーティングからのガスの発生
が、処理チャンバを汚染する可能性がある。この問題を
避けるために、基板キャリア64は、真空処理装置を使
用している間は大気に全く露呈されない。特に、基板キ
ャリア64は、基板がロードロック26の中へ装填され
ている時には、ゲート弁40が閉じている状態のバッフ
ァチャンバ24の中に位置する。ゲート弁40は、ロー
ドロック26が真空排気された後にだけ開かれ、基板を
受け入れるために基板キャリア64がロードロック内に
搬送される。同様に、アンロードロック28は、基板キ
ャリア64が基板をホルダ88へ搬送している時には、
高真空に保持される。アンロードロックは、基板キャリ
ア64がアンロードロック28から回転テーブル70へ
搬送され且つゲート弁42が閉じた後にだけ、基板を取
り出すために大気に通気される。従って、基板キャリア
64には、後に処理チャンバの中で発生する恐れのある
大気ガスを吸収する機会が与えられない。
【0032】バッファチャンバ24及び回転テーブル7
0の概略的な断面図が図4に示されている。回転テーブ
ル70は、垂直軸線72の周囲で回転するように、バッ
ファチャンバ24の中に設けられている。回転テーブル
70は、バッファチャンバ24の真空ケーシングの外方
に位置し且つ回転型の真空フィードスルー144によっ
て回転テーブル70に接続された回転テーブル・モータ
142によって回転される。キャリア搬送アセンブリ1
50が、回転テーブル70の基板キャリア位置74に位
置し、また、キャリア搬送アセンブリ152が、回転テ
ーブル70の基板キャリア位置に位置している。各々の
キャリア搬送アセンブリ150、152は、被動ローラ
154及び被動ガイド輪156を備えており、該被動ロ
ーラおよび被動ガイド輪は、図3に関して上に説明した
ように、基板キャリア64を垂直方向の向きで支持し、
基板キャリア64を所望の方向に搬送する。バッファチ
ャンバ24の真空ケーシングの外部に設けられたモータ
160が、回転型の真空フィードスルー及び直角の駆動
アセンブリ162を介して、キャリア搬送アセンブリ1
52に接続されている。バッファチャンバ24の真空ケ
ーシングの外部に設けられているモータ164が、回転
型の真空フィードスルー及び直角の駆動アセンブリ16
6を介して、キャリア搬送アセンブリ150に接続され
ている。キャリア搬送アセンブリ150、152は、回
転テーブル70と共に回転し、上述のように、選択され
た処理チャンバ、ロードロック、又はアンロードロック
に整合する。
【0033】図2に示すように、処理チャンバ14、1
6、18、20は、スパッタ源14A、16A、18
A、20Aをそれぞれ備えている。各々の処理チャンバ
の中では、基板キャリア及び基板が、スパッタ源に対し
て相対的に静止した状態で保持され、所望の組成及び所
望の厚みを有するフィルムが、基板に堆積される。
【0034】各々のスパッタ源14A、16A、18
A、20Aを代表するスパッタ源の断面図が、図5に示
されている。このスパッタ源は、450mm×550m
mの矩形のガラスパネル全体に、±3%の厚みの均一性
を有するフィルムを堆積させるようになされている。ス
パッタ源はまた、高い堆積速度を生じる約29%程度の
高い収集効率を達成するように設計されている。スパッ
タ源は、ITOフィルム及び金属フィルムを堆積させる
ようになされているが、そのようなフィルムに限定され
るものではない。
【0035】スパッタ源は、同心円状の3つのターゲッ
トリングを備えており、該ターゲットリングは、内側の
ターゲットリング200と、中間のターゲットリング2
02と、外側のターゲットリング204とを有してい
る。ターゲットリング200、202、204の中心は
軸線206上にある。ターゲットリングは、基板210
に堆積される材料、あるいは、スパッタリングチャンバ
の中の気体と反応して基板に堆積される材料を形成する
材料から製造される。従って、例えばITOが基板上に
堆積されている時に、ターゲットリング200、20
2、204は、代表的には、インジウムが90%で錫が
10%の比である、インジウム錫金属、あるいは、イン
ジウム及び錫の酸化物を含む。450mm×550mm
の矩形のガラスパネルのスパッタリングコーティングの
例においては、内側ターゲットリング200は、195
mmの直径及び50mmの幅を有し、中間ターゲットリ
ング202は、431mmの直径及び50mmの幅を有
し、外側ターゲットリング204は、692mmの直径
及び50mmの幅を有している。
【0036】電磁アセンブリ220が、内側ターゲット
リング200付近に磁界を形成する。内側ターゲットリ
ング200及び電磁アセンブリ220の拡大断面図が、
図6に示されている。電磁アセンブリ220は、環状の
巻線を有する電磁コイル222と、電磁コイル222に
よって発生される磁界を内側ターゲットリング200の
領域に集中させるためのポールアセンブリとを備えてい
る。ポールアセンブリは、環状の後方ポールピース22
4と、概ね円筒形のポールピース226、228と、隔
置された環状のポールピース226、228とを備えて
おり、これら環状のポールピースは、ターゲットリング
付近の磁界を整形するためにターゲットリング200の
直ぐ後方に設けられている。電磁コイル222は、導線
234によって、電源(図示せず)に接続されている。
【0037】電磁アセンブリ236、238は、中間タ
ーゲットリング202及び外側ターゲットリング204
のそれぞれの付近に磁界を発生する。電磁アセンブリ2
36、238は、電磁アセンブリ220と同様である
が、対応するターゲットリングの直径に相当する一連の
大きな直径を有している。電磁アセンブリは、ターゲッ
トリングの付近に約300ガウスの磁界を形成する。
【0038】スパッタ源は更に、円形の形態を有すると
共にターゲットリング200、202、204から隔置
されたアノード240、242、244を備えている。
プラズマ電源(図示せず)が、各々のターゲットリング
と対応するアノードとの間に接続されている。これらの
アノードは一般に接地され、ターゲットリングは一般
に、約500ボルトで作動する。
【0039】各々のターゲットリング200、202、
204は水冷される。図6を参照すると、ポールピース
226、228は、電磁コイル222とターゲットリン
グ200との間に包囲された通路250、251を形成
する。通路250、251は、環状の水通路リング25
2によって分離されている。冷却水は、入口254を介
して通路250の中へ導入される。水通路リング252
とターゲットリング200との間には小さなギャップす
なわち隙間が存在する。冷却水は、上記ギャップを介し
て通路250から通路251へ半径方向に流れ、ターゲ
ットリング200から熱を取り除く。上記水は、出口2
56を介して通路251から排出される。
【0040】スパッタ源はまた、ターゲットリングと基
板210との間に反応性のガスを導入するための反応性
ガスディフューザを備えている。反応性ガスディフュー
ザ260が、スパッタ源の中央に設けられており、ま
た、環状の反応性ガスディフューザ262が、中間ター
ゲットリング202と外側ターゲットリング204との
間に設けられている。反応性ガスディフューザ260
は、反応性ガスを導入するための空所263を備えてい
る。この空所263は、複数の穴264を有するプレー
トによって覆われており、上記複数の穴は、ガスを上記
空所からスパッタ源と基板との間の領域に分散させる。
反応性ガスディフューザ262は、同様な構造を有して
いる。一例として、ITOの堆積の間に、酸素が基板の
領域に導入される。
【0041】ターゲットリング200、202、204
と基板210との間に位置する基板シールド266が、
基板キャリア上の堆積を制限する。矩形の基板に対して
は、基板シールド266は、基板の寸法に相当する寸法
を有する矩形の開口を備える。
【0042】スパッタリング堆積チャンバは、1ミリト
ール乃至20ミリトールの範囲の圧力のアルゴンで作動
される。各々のターゲットリング200、202、20
4の表面で交差する電界及び磁界が、アルゴン原子をイ
オン化する。アルゴンイオンが、ターゲットリングを衝
撃し、各々のターゲットリングからターゲット材料の原
子を侵食する。スパッタリングされたターゲット材料
は、基板の表面にフィルムとして堆積される。反応スパ
ッタリングの場合には、スパッタリングされたターゲッ
ト原子が、ターゲット表面あるいは基板上のガスと反応
し、所望の分子を形成する。図5及び図6のスパッタ源
においては、各々のターゲットリング200、202、
204の電界及び磁界は、独立して制御することができ
る。各々のターゲットリングからのスパッタリング速度
は、特定のターゲットリングへのスパッタリングパワー
を調節することにより調節され、これにより、基板面全
体にわたって均一な厚みのフィルムを形成することがで
きる。
【0043】図5及び図6に示し上に説明したスパッタ
源の構造は、約±3%の均一性を有するフィルムを45
0mm×550mmの寸法を有する矩形の基板の表面上
に堆積させることができる。基板210は、29%程度
の収集効率を達成するために、約100mmだけターゲ
ットリングから隔置される。上記均一性及び収集効率を
得るために、外側ターゲットリング204の外径は、矩
形の基板の対角線の寸法に概ね等しくするのが好まし
い。この形態を用いた場合には、12キロワットの全パ
ワーに設定されたインジウム及び錫の酸化物ターゲット
を用いて、2,500オングストロームの厚みを有する
ITOフィルムを約46秒間で堆積させることができ
る。
【0044】スパッタ源の第2の実施例(図示せず)
は、スパッタリングターゲットの背後の回転マグネトロ
ン場を利用する。このマグネトロン場は、概ね心臓型
(カーディオイド型)の形状を有しており、その幾何学
的形状及び磁界は、スパッタリングターゲットを均一に
侵食するように選定される。好ましいターゲットは、約
6.35mm(0.25インチ)の厚み、及び、約82
5.5mm(32.50インチ)の直径を有している。
この汎用型のスパッタ源は、1991年2月26日にア
ンダーソン外(Anderson et al)に発行
された米国特許第4,995,958号、及び、199
3年10月12日にデマレー外(Demaray et
al)に発行された米国特許第5,252,194号
に開示されている。
【0045】処理チャンバ10、12(図2)に対応す
る予熱チャンバの単純化した断面図が、図7に示されて
いる。基板66を保持する基板キャリア64が、処理チ
ャンバ10の中に位置している。ヒータは、石英ランプ
とすることのできる管状のランプ300から成る列を備
えている。ランプ300は、上記列の中において互いに
平行に設けられている。ランプ列は、基板66を均一に
加熱するに十分な大きさを有している。加熱チャンバ1
0、12においては、ランプ300は、基板66を直接
照射する。一般に、ヒータは、各々のスパッタリング堆
積チャンバにおいても使用され、スパッタリング堆積の
間に基板の温度を維持する。スパッタリングチャンバの
中において、ヒータは、基板よりスパッタ源とは反対側
に設けられ、基板の裏側を加熱する。スパッタリングチ
ャンバの中においては、ランプ300と基板との間にモ
リブデン(Mo)シールドが使用され、ランプをスパッ
タリング堆積から遮蔽している。モリブデンシールド
は、上記ランプによって加熱され、該シールドは、基板
66の裏側を加熱する。上記シールドはまた、温度の均
一性を改善するために、銅又はグラファイト(石墨)か
ら形成することもできる。ガラス基板は一般に、それ以
前に堆積された材料の温度特性に応じて、250°C及
び450°Cの間の温度まで加熱される。
【0046】本装置に採用することのできる他のオプシ
ョンは、いわゆるRFエッチング又はRFバイアスであ
る。RFエッチングは、分離したRFエッチングチャン
バの中において基板にRF場を与える工程を含む。RF
電圧が、基板と概ね同じ寸法を有すると共に該基板に近
接して隔置された導電性プレートに付与される。RF場
は、チャンバの中のアルゴン原子のイオン化、並びに、
基板表面の衝撃を生じさせる。RFバイアスの場合に
は、導電性プレートが、スパッタリング堆積チャンバの
中の基板の裏側に近接して隔置される。導電性プレート
に付与されたRF電圧は、基板上にDCバイアスを生じ
させる。このDCバイアスは、基板に堆積されているイ
オンを加速させる。
【0047】ロードロック26及びアンロードロック2
8の作用を図8乃至図10を参照して説明する。最初
に、図10に示すように、基板66をロードロック・ド
ア80に置き、ホルダ82によって支持する。好ましい
実施例においては、ホルダ82は、基板66の縁部を収
容するためのV字形状の溝を有するホイールすなわち輪
を備えている。次に図8を参照すると、基板の基板キャ
リア64への搬送が示されている。ホルダ82は、基板
66が基板キャリア64の真上に来るまで、ドアから離
れる方向に(図8の紙面に直交して)外方へ伸長する。
次に、基板キャリア64は垂直方向に上昇され、基板6
6をホルダ82から持ち上げる。次に、ホルダ82はド
アまで後退し、基板キャリア64は、基板66を縁部1
02、104で支持した状態で、ローラ116の元の位
置へ降下される。これにより、基板キャリア64及び基
板66は、上述の如く真空処理装置の中へ搬送される準
備が整う。アンロードロック28に同様の機構を用い
て、基板キャリア64からドア86のホルダ88まで基
板66を搬送する。
【0048】ロードロック26及びアンロードロック2
8用のドア開放機構の例を図9及び図10を参照して説
明する。このドア開放機構を設ける目的は、ロックの1
つの中で基板がシールされる閉位置から、例えば、クリ
ーンルームを介して装置へ又は装置から基板を搬送する
開位置へ移動することである。図9においては、アンロ
ードロック・ドア86が、閉位置と開位置との間の中間
位置にある状態で示されている。ドア86は、アーム3
70、372によって支持されており、これらアーム
は、それぞれのドア86の頂部の中央及び底部の中央に
接続されている。アーム370は、軸線374の周囲で
枢動する。アーム370、372が軸線374の周囲で
枢動すると、ドア86は、軸線378の周囲で90°回
転し、これにより、所望の運動を生じさせる。他のドア
開放機構は、本発明の範囲内で用いることができること
は理解されよう。
【0049】上述の真空処理装置用のロードロック及び
アンロードロックの好ましい実施例が、図11乃至図1
4に示されている。ロードロック400が、ゲート弁5
0を介して、バッファチャンバ24(図1及び図2)に
接続されている。アンロードロック402が、ゲート弁
42を介して、バッファチャンバ24に接続されてい
る。上述の装置においては、ロードロック400が、ロ
ードロック26と置き換わり、また、アンロードロック
402が、アンロードロック28と置き換わっている。
【0050】ロードロック400は、真空密なケーシン
グ404と、ドアアセンブリ406と、直線駆動機構4
07とを備えている。アンロードロック402は、真空
密なケーシング408と、ドアアセンブリ410と、直
線駆動機構411とを備えている。一般に、アンロード
ロック402は、ロードロック400と鏡像関係にあ
る。従って、以下においては、アンロードロック402
だけを詳細に説明する。
【0051】アンロードロック402のドアアセンブリ
410は、ケーシング408の開口418を封止するた
めのドア416を備えている。ドアアセンブリ410は
更に、基板サポートアーム420と、該基板サポートア
ーム420を制御するための搬送機構422とを備えて
いる。ドアアセンブリ410は、図12に実線で示す開
位置と図12に破線で示す閉位置との間で運動可能であ
る。図11を参照すると、ドアアセンブリ406は、閉
位置にある状態で示されており、また、ドアアセンブリ
410は、開位置にある状態で示されている。ドアアセ
ンブリ410は、直線駆動機構411によって、開位置
と閉位置との間で移動する。ドアアセンブリ410及び
直線駆動機構411は、ケーシング408に取り付けら
れた構造部材430によって支持されている。直線駆動
機構411は、直線駆動モータ432と、直線駆動ベル
ト434と、アイドルローラ436とを備えている。キ
ャリッジ438が、ドアアセンブリ410及び駆動ベル
ト434に取り付けられており、これにより、ドアアセ
ンブリは、直線駆動モータ432が励起された時に、ガ
イドロッド437、439に沿って、開位置と閉位置と
の間で移動することができる。
【0052】基板サポートアーム420は、直交する脚
部442、444を備えており、これら脚部には、基板
66を支持するためのV字形状の溝を有する3つのホイ
ール440すなわち輪が取り付けられている。ホイール
440は、基板66がその側部を水平に対して約45°
をなすように位置決めされている。
【0053】アンロードロック402は、真空処理装置
から基板を取り出すために使用される。基板を装置から
取り出すために、ドアアセンブリ410は最初に閉位置
にあり、これにより、アンロードロック402のケーシ
ング408が真空密にシールされる。アンロードロック
のケーシング408は、ゲート弁40を閉位置にした状
態で、真空排気装置によって排気され、該真空排気装置
は、粗引きポンプすなわちラフ・ポンプ43、及び、ク
ライオポンプ44、45を備えることができる。アンロ
ードロックのケーシング408を排気した後に、ゲート
弁40が開放され、基板キャリア446が、キャリア搬
送アセンブリ450によって、バッファチャンバ24か
らアンロードロック402の中へ移動される。図3に関
して上に説明したように、キャリア搬送アセンブリ45
0は、ローラ452と、ガイド輪454とを備えてお
り、該ガイド輪は、モータ456によって駆動され、基
板キャリア446を水平な経路に沿ってバッファチャン
バ24とアンロードロック402との間で動かす。同様
のキャリア搬送アセンブリが、バッファチャンバ24の
中に設けられている。
【0054】ドアアセンブリ410が閉位置にあり、ま
た、アンロードロックのケーシング408が排気された
状態で、基板66は、下に詳細に説明する搬送機構42
2によって、基板キャリア446からサポートアーム4
20へ搬送される。基板66は、サポートアーム420
によって、基板キャリア446から持ち上げられて保持
される。次に、基板キャリア446は、キャリア搬送ア
センブリ450によって、水平な経路に沿ってバッファ
チャンバ24へ戻され、ゲート弁40が閉じる。次に、
アンロードロックのケーシング408が大気に通気さ
れ、ドアアセンブリ410は、直線駆動モータ423を
励起することにより、開位置へ移動される。基板66
は、ドアアセンブリ410によって、その平面に平行に
移動され、これにより、ドア416及び開口418が、
比較的小さい寸法を有することを可能にすると共に、空
気の移動を減少させる。ドアアセンブリ410が開位置
にある時に、基板66は、ロボットによって、サポート
アーム420から取り除かれる。
【0055】好ましい実施例においては、基板キャリア
446は金属プレートを備え、該金属プレートには、3
つのサポートVホイール451、及び、3つの拘束Vホ
イール453が取り付けられている。各々のVホイール
451、453は、金属プレートの平面に対して直交す
る軸線の周囲で回転するように、基板キャリア446の
金属プレートに取り付けられており、また、その外周部
には、基板を受け入れるためのV字溝を有している。3
つのサポートVホイール451は、基板66をその側部
が水平に対して約45°をなして垂直方向の向きで支持
する。拘束Vホイール453は、例えば約0.127m
m(0.005インチ)の如き小さな距離だけ、その主
要な位置にある基板66から隔置され、基板がその値だ
け湾曲した場合のための拘束手段として作用する。Vホ
イール451、453の形態は、加熱の間に基板が膨張
した時に支持点に生ずる大きな摩擦を減少させる。基板
キャリア446は更に、基板が搬送される間に、基板サ
ポートアーム420上のホイール440を受け入れる開
口455を有している。
【0056】基板66は、搬送機構422によって、基
板キャリア446からサポートアーム420まで搬送さ
れる。ロードロック400においては、基板66は、上
述の作用と同様で且つ反対の手順で、サポートアームか
ら基板キャリアへ搬送される。図12及び図14に最も
良く示すように、搬送機構422は、運動可能なキャリ
ッジ462に機械的に接続されたカム作用モータ460
を備えている。基板サポートアーム420は、キャリッ
ジ462に堅固に取り付けられている。キャリッジ46
2は、平行な垂直シャフト466、467に沿って運動
することができる直線軸受け464を備えている。シャ
フト466、467の上方及び下方の端部は、接続ブロ
ック470に取り付けられており、該接続ブロックは、
平行な水平シャフト472、473に沿って運動可能な
直線軸受を備えている。シャフト472、473は、静
止型のブラケット474、475にそれぞれ取り付けら
れている。従って、キャリッジ462は、モータ460
の制御を受けて、垂直方向及び水平方向に運動可能であ
る。
【0057】モータ460のシャフト482、並びに、
キャリッジ462の水平スロット486の中で運動可能
なカム従動子484に、クランクアーム480が取り付
けられている。静止型のカム従動子490が、キャリッ
ジ462のガイドスロット492を貫通している。ガイ
ドスロット492は、モータ460がクランクアーム4
80を回転させる時に、キャリッジ462及び基板サポ
ートアーム420の運動経路を確立する。ガイドスロッ
ト492は、3つの区間、すなわち、垂直な中央区間
と、該中央区間から離れる方向に約45°の角度をなし
て伸長する上方区間と、上記中央区間から離れる方向に
約45°の角度をなして伸長する下方区間とを有するの
が好ましい。ガイドスロット492は、アンロードロッ
ク402内の基板キャリア446から基板を取り除く際
(また、ロードロック400内のキャリア446へ基板
を動かす際)の基板サポートアーム420の運動を画定
する。モータ460が励起されると、クランクアーム4
80が180°回転し、キャリッジ462は、図14に
実線で示す位置から破線で示す位置まで持ち上げられ
る。静止型のカム従動子490及びガイドスロット49
2が、キャリッジ462をその下方位置及び上方位置の
間の経路494に従わせる。図13に示すように、サポ
ートアーム420が、経路494の下方区間に沿って移
動し、ホイール440を基板66の下で基板キャリア4
46に向かって動かす。次に、サポートアーム420
が、経路494の垂直区間に沿って移動し、基板66を
基板キャリア446から持ち上げる。最後に、サポート
アーム420が、経路494の上方区間に沿って移動
し、基板66を基板キャリア446から離れる方向に動
かす。サポートアーム420の運動は、図13及び図1
4に示す経路494に限定されないことは理解されよ
う。
【0058】基板66がロードロック400内の基板キ
ャリア446へ搬送されると、サポートアーム420
は、経路494を反対の方向に移動する。すなわち、基
板66は、キャリア446の上を移動して次に下降し、
これにより、基板66は、キャリア446のVホイール
451の中に着座する。次に、サポートアーム420
は、基板キャリア446から離れる方向に移動する。
【0059】上述のように、ロードロック400及びア
ンロードロック402は、鏡像関係にあり、同様の態様
で作動する。図11乃至図14に示して上に説明したロ
ードロック及びアンロードロックは、比較的小さなドア
を有するという利点を有しており、従って、微粒子によ
る汚染の危険性を減少させる。また、基板のハンドリン
グの間に比較的小さな質量が移動し、また、関連する空
気の移動量が比較的小さい。本装置は、ロードロック及
びアンロードロックがクリーンルームの中に設けられ、
また、ドアアセンブリ406、410が、ロボット装置
によって基板の積み込み(ロード)及び積み卸し(アン
ロード)を行えるようにクリーンルーム壁90を貫通す
るように組み立てることができる。
【0060】本発明の真空処理装置は、6つの処理チャ
ンバ及び6つの基板キャリアを備えるものとして説明し
た。しかしながら、特定の用途に応じて、別の数の処理
チャンバを装置に設けることができることは理解されよ
う。処理チャンバは、上述のプロセスすなわち工程以外
のプロセスを実行するように構成することができる。異
なる処理チャンバを任意に組み合わせたものを使用する
ことができる。また、生産量及び処理チャンバの数に応
じて、別の数の基板キャリアを装置に設けることもでき
る。更に、装置を通して基板を垂直方向の向きで搬送す
るために、いかなる適宜な機構を用いることもできる。
結局、基板を装置に装填しまた基板を該装置から取り出
すためにいかなる適宜な技術をも用いることができる。
【0061】本発明の現時点において好ましい実施例を
図示し且つ説明したが、本発明の範囲から逸脱すること
なく、当業者が、種々の改良及び変更を行うことができ
ることは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空処理装置の配置図である。
【図2】基板の取り扱い及び処理を示すために図1の装
置を切断して平面で示す概略断面図である。
【図3】本真空処理装置に使用される基板キャリア及び
キャリア搬送アセンブリを示す概略立面図である。
【図4】本真空処理装置に使用されるバッファチャンバ
及び回転テーブルを示す概略的な垂直断面図である。
【図5】本真空処理装置に使用されるスパッタ源の断面
図である。
【図6】スパッタ源の拡大部分断面図である。
【図7】予熱チャンバ及びスパッタリング堆積チャンバ
で使用されるヒータの概略図である。
【図8】基板キャリアへあるいは該基板キャリアから基
板を搬送するためにロードロック及びアンロードロック
で使用されるアセンブリを示す概略図である。
【図9】アンロードロック・ドアの開位置及び閉位置の
間の運動を示す概略図である。
【図10】ロックドアが開位置にある状態を示す概略図
である。
【図11】ロードロック及びアンロードロックの別の実
施例を示す平面図である。
【図12】図11の線12−12に沿ってアンロードロ
ックを示す断面図である。
【図13】図12の線13−13に沿ってアンロードロ
ックを示す概略断面図である。
【図14】図12の線14−14に沿ってドアアセンブ
リを示す断面図である。
【符号の説明】
10、12、14、16、18、20 処理チャンバ 14A、16A、18A、20A スパッタ源 24 バッファチャンバ 26 ロードロック 28 アンロードロック 30 ロボット 40、42、50、52、54、56、58、60 ゲ
ート弁 43 ラフポンプ 44、45、49 クライオポンプ 47 ターボポンプ 48 フォアポンプ 64 基板キャリア 66 基板 70 回転テーブル 74、76 基板キャリア位置 80、86 ドア 82、88 ホルダ 92 制御装置 110、112 キャリア搬送アセンブリ 116 ローラ 120、122 モータ 150、152 キャリア搬送アセンブリ 200、202、204 ターゲットリング
フロントページの続き (72)発明者 ジョージ・エル・コード アメリカ合衆国カリフォルニア州94549, ラファイエット,マドローン・ドライブ 3641 (72)発明者 エリック・シー・ローソン アメリカ合衆国カリフォルニア州94087, サニーヴェール,ハンプトン・ドライブ 1430 (72)発明者 ジョン・レスター・ヒューズ アメリカ合衆国カリフォルニア州94572, ロデオ,コーラル・ドライブ 857

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空処理装置において、 当該装置の中へ基板を装填するためのロードロックと、 前記基板を処理するための複数の処理チャンバと、 当該装置から前記基板を積み卸すためのアンロードロッ
    クと、 前記ロードロック、前記各々の処理チャンバ、及び、前
    記アンロードロックにゲート弁を介して接続されると共
    に、垂直軸線の周囲で回転可能な回転テーブルを有する
    中央のバッファチャンバと、 前記ロードロック、前記処理チャンバ、前記アンロード
    ロック及び前記中央のバッファチャンバを真空排気する
    ための真空排気手段と、 前記回転テーブルを前記垂直軸線の周囲で回転させるた
    めの回転手段と、 2又はそれ以上の基板キャリアであって、基板が当該装
    置の中で搬送される際に前記基板を垂直方向の向きで各
    々支持すると共に、前記基板が処理される際に、前記回
    転テーブル及び前記バッファチャンバとは独立して、前
    記基板を前記処理チャンバの選択された1つの中で垂直
    方向の向きで各々支持する2又はそれ以上の基板キャリ
    アと、 前記基板キャリアを前記ロードロック及び回転テーブル
    へ向けておよびこれらの間で、また、前記回転テーブル
    及び前記処理チャンバの前記選択された1つへ向けてお
    よびこれらの間で、更に、前記回転テーブル及び前記ア
    ンロードロックへ向けておよびこれらの間で水平方向に
    搬送するための搬送手段と、 前記基板キャリアの各々が当該装置を通る選択された経
    路に従って移動し、これにより、2又はそれ以上の基板
    が当該装置を通して搬送され、同時に且つ独立して処理
    されることを可能とするように、前記回転手段及び前記
    搬送手段を制御するための制御手段とを備えることを特
    徴とする真空処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の真空処理装置において、前記
    回転テーブルが、該回転テーブルの垂直軸線から距離D
    だけ各々隔置された第1及び第2の基板キャリア位置を
    有しており、また、前記搬送手段が、前記基板キャリア
    を前記ロードロックと前記回転テーブルの前記基板キャ
    リア位置との間で移動させるための手段を備えているこ
    とを特徴とする真空処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の真空処理装置において、前記
    搬送手段が更に、前記基板キャリアを前記回転テーブル
    の前記第1及び第2の基板キャリア位置と前記処理チャ
    ンバとの間で移動させるための手段を備えていることを
    特徴とする真空処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の真空処理装置において、前記
    搬送手段が更に、前記基板キャリアを前記回転テーブル
    上の前記第1及び第2の基板キャリア位置と前記アンロ
    ードロックとの間で移動させるための手段を備えている
    ことを特徴とする真空処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の真空処理装置において、前記
    処理チャンバが、前記バッファチャンバの周囲で対をな
    してグループ分けされており、前記各々の処理チャンバ
    が、前記回転テーブルの垂直な回転軸線から前記距離D
    だけ隔置された直線上にある基板処理位置を有すること
    を特徴とする真空処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の真空処理装置において、前記
    ロードロックが、基板ホルダを有するドアを備えてお
    り、前記ロードロックは更に、前記ドアが閉じて前記ロ
    ードロックが排気された後に、前記基板を前記基板ホル
    ダから前記基板キャリアの1つへ搬送し、これにより、
    前記基板キャリアが、当該装置が作動している間は常に
    高真空に維持されるようにする手段を備えていることを
    特徴とする真空処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6の真空処理装置において、前記
    制御手段は、前記ロードロックが排気されている時にだ
    け前記基板を受け入れるように前記搬送手段が前記基板
    キャリアの前記1つを前記ロードロックへ搬送可能とす
    る手段を備えていることを特徴とする真空処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1の真空処理装置において、前記
    アンロードロックが、基板ホルダを有するドアを備えて
    おり、前記アンロードロックは更に、前記アンロードロ
    ックが通気される前に、前記基板を前記基板キャリアの
    1つから前記基板ホルダへ搬送し、これにより、当該装
    置が作動している時には常に、前記基板キャリアが高真
    空に維持されるようにする手段を備えていることを特徴
    とする真空処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項8の真空処理装置において、前記
    制御手段は、前記基板を取り出すために前記アンロード
    ロックが通気される前に、前記搬送手段が前記基板キャ
    リアの前記1つを前記アンロードロックから前記バッフ
    ァチャンバへ搬送することを可能とする手段を備えてい
    ることを特徴とする真空処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項1の真空処理装置において、前
    記各々の基板キャリアは、矩形のガラス基板を、その縁
    部を水平に対して約45°にした状態で、垂直方向の向
    きで保持するための手段を備えていることを特徴とする
    真空処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項1の真空処理装置において、6
    つの処理チャンバが前記バッファチャンバの周囲に配列
    され、また、6つの基板キャリアが前記基板を当該装置
    の中で搬送するために使用されることを特徴とする真空
    処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項11の真空処理装置において、
    前記処理チャンバが、1又はそれ以上のスパッタリング
    チャンバと、1又はそれ以上の予熱チャンバとを備える
    ことを特徴とする真空処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項1の真空処理装置において、前
    記搬送手段が、複数のローラと、これらローラを回転さ
    せるための手段とを備えることを特徴とする真空処理装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項13の真空処理装置において、
    前記ローラが、前記基板の下方に設けられ、これによ
    り、前記基板が微粒子による汚染を受けないようにして
    いることを特徴とする真空処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項1の真空処理装置において、前
    記回転テーブルが、該回転テーブルの垂直な回転軸線か
    ら距離Dだけ等しく隔置された第1及び第2の基板キャ
    リア位置を有することを特徴とする真空処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項15の真空処理装置において、
    前記各々の処理チャンバは、前記回転テーブルの垂直な
    回転軸線から前記距離Dだけ隔置された直線に沿って設
    けられた基板処理位置を有しており、これにより、前記
    基板キャリアが、前記直線に沿って、前記回転テーブル
    の第1及び第2の基板キャリア位置と前記基板処理位置
    との間で運動できることを特徴とする真空処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項1の真空処理装置において、前
    記各々の基板キャリアは、直角をなして交差する第1及
    び第2の上縁部を有するプレートを備えており、前記第
    1及び第2の上縁部は、前記基板を受け入れるための溝
    を各々有することを特徴とする真空処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項17の真空処理装置において、
    前記搬送手段が、前記プレートが着座する複数のローラ
    と、前記ローラを回転させて前記プレートを搬送するた
    めの手段とを備えていることを特徴とする真空処理装
    置。
  19. 【請求項19】 請求項18の真空処理装置において、
    前記搬送手段は更に、前記プレートが当該装置を通って
    搬送される際に、該プレートの側部に当接して該プレー
    トを垂直な向きに保持するガイド輪を備えていることを
    特徴とする真空処理装置。
  20. 【請求項20】 請求項1の真空処理装置において、前
    記ロードロック及び前記アンロードロックが各々、 ロックチャンバを形成するケーシングと、 前記ロックチャンバ及び前記中央のバッファチャンバへ
    向けておよびこれらの間で基板キャリアを搬送するため
    のキャリア搬送アセンブリと、 ドア、基板サポートアーム、及び、前記サポートアーム
    及び前記基板キャリアへ向けておよびこれらの間で基板
    を搬送するための搬送機構を有するドアアセンブリと、 基板を前記サポートアームへ又は該サポートアームから
    搬送するための開位置と前記基板を前記サポートアーム
    及び前記基板キャリアへ向けておよびこれらの間で搬送
    するための閉位置との間で直線的に移動させるための直
    線駆動機構とを備えることを特徴とする真空処理装置。
  21. 【請求項21】 請求項20の真空処理装置において、
    前記搬送機構は、堅固に取り付けられた前記基板サポー
    トアームを有する運動可能なキャリッジと、駆動モータ
    と、該駆動モータと前記運動可能なキャリッジとの間に
    接続され、前記キャリッジ及び前記基板サポートアーム
    を所定の経路に沿って動かすカムリンク機構とを備える
    ことを特徴とする真空処理装置。
  22. 【請求項22】 請求項21の真空処理装置において、
    前記所定の経路は、前記サポートアームが前記基板キャ
    リアに向かって移動する第1の区間と、前記サポートア
    ームが垂直に移動して前記基板を上昇あるいは下降させ
    る第2の区間と、前記サポートアームを前記基板キャリ
    アから離れる方向へ移動させる第3の区間とを有するこ
    とを特徴とする真空処理装置。
  23. 【請求項23】 真空処理装置の中で基板を取扱うため
    の方法において、 (a)中央のバッファチャンバと、ロードロックと、ア
    ンロードロックと、前記バッファチャンバの周囲に設け
    られ且つ前記バッファチャンバに接続された2又はそれ
    以上の処理チャンバと、当該真空処理装置の中で基板を
    搬送するための2又はそれ以上の基板キャリアとを備え
    る真空処理装置であって、前記各々の基板キャリアが、
    基板が真空処理装置の中で搬送される際に基板を垂直の
    向きで支持するようになされた真空処理装置を準備する
    工程と、 (b)基板を前記ロードロックに装填し、前記ロードロ
    ックを排気する工程と、 (c)前記基板を前記基板キャリアの1つへ搬送する工
    程と、 (d)前記基板及び基板キャリアを前記ロードロックか
    ら前記バッファチャンバ内の回転テーブルの上へ搬送す
    る工程と、 (e)前記回転テーブルを垂直な回転軸線の周囲で回転
    させ、前記処理チャンバの選択された処理チャンバに整
    合させる工程と、 (f)前記基板及び基板キャリアを前記回転テーブルか
    ら水平方向に搬送して前記選択された処理チャンバの中
    へ入れる工程と、 (g)前記基板キャリアが、前記回転テーブル及び前記
    バッファチャンバとは独立して、前記基板を前記処理チ
    ャンバの中で垂直方向の向きで支持した状態で、前記基
    板を前記選択された処理チャンバの中で処理する工程
    と、 (h)前記基板を前記選択された処理チャンバから前記
    回転テーブルの上へ水平方向に搬送する工程と、 (i)前記回転テーブルを回転させて前記アンロードロ
    ックに整合させる工程と、 (j)前記基板及び基板キャリアを前記回転テーブルか
    ら前記アンロードロックの中へ搬送する工程と、 (k)前記基板を前記基板キャリアから前記アンロード
    ロックへ搬送する工程と、 (l)前記基板キャリアを前記アンロードロックから前
    記中央のバッファチャンバの回転テーブルの上へ搬送す
    る工程と、 (m)前記アンロードロックを通気させ、前記基板を前
    記アンロードロックから取り出す工程と、 (n)2又はそれ以上の基板に関して時間多重的に前記
    工程(b)乃至(m)を繰り返し、2又はそれ以上の基
    板を前記真空処理装置によって同時平行的に処理する工
    程とを備えることを特徴とする方法。
  24. 【請求項24】 請求項23の基板を処理する方法にお
    いて、2又はそれ以上の処理チャンバに関して、前記工
    程(e)乃至(h)を繰り返す工程を更に備えることを
    特徴とする方法。
  25. 【請求項25】 請求項24の基板を処理する方法にお
    いて、前記回転テーブルの上に第1及び第2の基板キャ
    リア位置を準備する工程を更に備え、前記第1及び第2
    の基板キャリア位置が、前記回転テーブルの垂直な回転
    軸線から距離Dだけ等しく隔置されることを特徴とする
    方法。
  26. 【請求項26】 真空処理チャンバへあるいは該真空処
    理チャンバから基板を搬送するためのロックにおいて、 ロックチャンバを形成するロックケーシングであって、
    前記ロックチャンバを前記真空処理チャンバに接続する
    封止可能な開口を有するロックケーシングと、 基板を垂直方向の向きで支持する基板キャリアを前記ロ
    ックチャンバ及び前記真空処理チャンバに向けておよび
    その間で搬送するためのキャリア搬送アセンブリと、 ドア、基板サポートアーム、及び、前記基板を前記サポ
    ートアーム及び前記基板キャリアに向けておよびその間
    で搬送するための搬送機構を有するドアアセンブリと、 前記基板を前記サポートアームに向けてあるいは該サポ
    ートアームから搬送するための開位置と前記基板を前記
    サポートアーム及び前記基板キャリアに向けておよびそ
    の間で搬送するための閉位置との間で前記ドアアセンブ
    リを直線的に移動させるための直線駆動機構と、 前記ドアアセンブリが前記閉位置にある時に、前記ロッ
    クチャンバを真空排気するための手段とを備えることを
    特徴とするロック。
  27. 【請求項27】 請求項26のロックにおいて、前記搬
    送機構が、堅固に取り付けられた前記基板サポートアー
    ムを有する運動可能なキャリッジと、駆動モータと、前
    記駆動モータと前記運動可能なキャリッジとの間に接続
    され、前記キャリッジ及び前記基板サポートアームを所
    定の経路に沿って移動させるカムリンク機構とを備える
    ことを特徴とするロック。
  28. 【請求項28】 請求項27のロックにおいて、前記所
    定の経路は、前記サポートアームが前記基板キャリアの
    方へ移動する第1の区間と、前記サポートアームが垂直
    方向に移動して前記基板を上昇あるいは下降させる第2
    の区間と、前記サポートアームを前記基板キャリアから
    離れる方向へ移動させる第3の区間とを備えることを特
    徴とするロック。
JP00216395A 1994-01-11 1995-01-10 真空処理装置、真空処理装置の中で基板を処理する方法、及び、真空処理装置用のロック Expired - Lifetime JP3700793B2 (ja)

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