JPH0838340A - 人工芝など敷物の設置撤去装置および収納装置 - Google Patents

人工芝など敷物の設置撤去装置および収納装置

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JPH0838340A
JPH0838340A JP17894594A JP17894594A JPH0838340A JP H0838340 A JPH0838340 A JP H0838340A JP 17894594 A JP17894594 A JP 17894594A JP 17894594 A JP17894594 A JP 17894594A JP H0838340 A JPH0838340 A JP H0838340A
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drum
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海二 柳原
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喜正 中島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 敷物の設置、撤去、収納の作業性の向上と省
力化を図る。 【構成】 人工芝など敷物を巻き取り、繰り出すドラム
10と、ドラム10を軸受22,24を介して回転自在
に支持する受台20,21を設けた台車11と、ドラム
10を回転駆動する駆動手段30と、ドラム10の回転
方向および回転速度を設定する操作部35とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、人工芝など敷物の設
置撤去装置および収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】室内競技場、体育館あるいは多目的ホー
ル等においては、競技や催し物の内容に応じて人工芝や
絨毯などの敷物を設置あるいは撤去することが要求さ
れ、この人工芝など敷物の設置あるいは撤去作業を迅速
に行えば、多目的ホール等の稼働率を向上させることが
できる。
【0003】このような人工芝などの敷物は幅数mの帯
状に形成されており、予めロール状に巻いた状態でフォ
ークリフト等によってホール内の設置位置へ搬入し、人
手等によって展開することで設置する一方、撤去は同じ
く人手等によってロール状に巻き取ってからフォークリ
フト等でホール外へ搬出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これだ
と人工芝の枚数が増加するにつれて、設置あるいは撤去
作業に多大な労力および時間が必要となり、作業能率が
悪かった。
【0005】なお、人工芝などの敷物を巻き取って撤去
する巻取機があるが、従来のものは巻取機の手押しによ
って巻取機の移動と共に巻き取りドラムを回転させてい
るため、移動が重く、しかも巻径が大きくなってくる
と、巻取機の移動速度とドラムの回転速度とが異なっ
て、うまく巻き取れなくなり、設置時には、うまく繰り
出せなくなる。また、巻取り後のドラムを収納装置に収
納する際やドラムを収納装置から巻取機にセットする際
は、もちろんフォークリフト等によってドラムを持ち上
げて、行う必要があった。
【0006】この発明は、人工芝などの敷物の設置、撤
去および収納作業を効率良く行うことができ、省力化を
できる設置撤去装置および収納装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、人工芝な
ど敷物を巻き取り、繰り出すドラムと、ドラムを軸受を
介して回転自在に支持する受台を設けた台車と、ドラム
を回転駆動する駆動手段と、ドラムの回転方向および回
転速度を設定する操作部とを備える。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、軸受
はドラムの端部を受けるローラからなり、ドラムの一端
側のローラは溝部を介してドラムの軸方向の変位を規制
するようになっている。
【0009】第3の発明は、第1の発明において、ドラ
ムを駆動手段に係脱可能に連結する継手を設ける。
【0010】第4の発明は、第1の発明において、敷物
の巻き取り、繰り出し時に、敷物をガイドするガイド部
材を設ける。
【0011】第5の発明は、第1の発明において、敷物
の巻き取り、繰り出し時に、敷物あるいは台車の幅方向
のずれを検知する検知手段を設ける。
【0012】第6の発明は、第1の発明において、台車
に連結して、敷物と敷設面との間のエアを排除するエア
抜きローラを設ける。
【0013】第7の発明は、第1の発明において、敷物
を敷設済の敷物と接続するファスナの掛け具を引動する
フックを設ける。
【0014】第8の発明は、第6の発明において、エア
抜きローラに、敷物を敷設済の敷物と接続するファスナ
の掛け具を引動するフックを取付ける。
【0015】第9の発明は、第1の発明において、受台
に、軸受の両側にドラムを案内するガイド部を形成す
る。
【0016】第10の発明は、第9の発明において、受
台のガイド部と軸受との間でドラムを昇降するリフタを
設ける。
【0017】第11の発明は、第1の発明において、操
作部は、敷物の巻き取り時にドラムの回転速度を一定比
で減速し、繰り出し時にドラムの回転速度を一定比で増
速するようになっている。
【0018】第12の発明は、第1の発明において、台
車は自走式である。
【0019】第13の発明は、第12の発明において、
台車の走行速度がドラムの回転速度に連係して設定され
る。
【0020】第14の発明は、第1の発明において、台
車を牽引または押走行すると共に、ドラムを運搬する運
搬車両を備える。
【0021】第15の発明は、第1の発明において、敷
物の巻き取り後あるいは繰り出し後のドラムを収納する
収納装置を設ける。
【0022】第16の発明は、第15の発明において、
台車と収納装置との間に位置設定を兼ねる連結部を設け
る。
【0023】第17の発明は、人工芝など敷物を巻き取
り、繰り出すドラムを昇降可能な可動床と、その昇動作
にしたがい所定の高さ位置にてドラムの端部に係合して
ドラムを支持する複数組のドラム受けとを備える。
【0024】第18の発明は、第17の発明において、
ドラム受けは、ドラムの端部の昇動作に追従して後退、
進出動作する引込み式の掛止部材からなる。
【0025】第19の発明は、第18の発明において、
掛止部材は、ドラムの端部の穴部に係合するピンを有す
る。
【0026】
【作用】第1の発明では、ドラムを受台に回転自在に支
持した状態で、台車を動かしながら、操作部によって駆
動手段を介してドラムを回転駆動することで、敷物の巻
き取り、繰り出しを行える。
【0027】第2の発明では、ドラムの端部がローラに
よって支持されると共に、ドラムの一端側のローラの溝
部によってドラムの軸方向の変位が防止される。
【0028】第3の発明では、ドラムが駆動手段に継手
を介して係脱可能に連結される。
【0029】第4の発明では、敷物の巻き取り、繰り出
し時に、ガイド部材によって敷物がずれないようにガイ
ドされる。
【0030】第5の発明では、敷物の巻き取り、繰り出
し時に、検知手段によって敷物あるいは台車の幅方向の
ずれが検知される。
【0031】第6の発明では、台車にエア抜きローラを
連結して繰り出した敷物の上を転動させることで、敷物
を敷設しながら、敷物と敷設面との間にエアが入り込む
のが排除される。
【0032】第7の発明では、フックを敷物間に設けら
れるファスナの掛け具に引掛けて引動することで、敷設
する敷物と敷設済の敷物とが接続される。
【0033】第8の発明では、エア抜きローラにフック
を取付けることで、敷物と敷設面との間のエアの排除
と、敷設済の敷物との接続を同時に行える。
【0034】第9の発明では、ドラムが受台の軸受にセ
ットされる際に、ドラムがガイド部を介して案内され
て、軸受に取付けられる。
【0035】第10の発明では、受台のガイド部と軸受
との間で、リフタによってドラムが昇降されることで、
軸受への取付け、軸受からの取外しが簡単に行える。
【0036】第11の発明では、敷物の巻き取り時にド
ラムの回転速度が一定比で減速され、繰り出し時にドラ
ムの回転速度が一定比で増速されるので、巻き径によら
ず、一定の巻き取り速度、繰り出し速度が得られる。
【0037】第12の発明では、台車が自走によって走
行される。
【0038】第13の発明では、台車の走行速度がドラ
ムの回転速度に連係して設定されることで、敷物の巻き
取り、繰り出しに合わせた速度で台車の走行が行える。
【0039】第14の発明では、台車の走行、ドラムの
運搬が運搬車両によって行える。
【0040】第15の発明では、敷物の巻き取り後ある
いは繰り出し後のドラムが台車から収納装置に収納され
る。
【0041】第16の発明では、台車と収納装置との間
に設けられた位置設定を兼ねる連結部によって、台車と
収納装置との間でドラムの受け渡しが良好に行える。
【0042】第17の発明では、ドラムを可動床に乗
せ、可動床を所定の高さ位置まで昇動作すると、その昇
動作にしたがい、ドラムの端部がドラム受けに係合する
ことで、ドラムが支持され、収納される。
【0043】第18の発明では、ドラムの端部の昇動作
に追従して、掛止部材が後退、進出動作するため、ドラ
ムが容易に支持、収納される。
【0044】第19の発明では、ドラムの端部の穴部に
係合するピンによって、的確に支持される。
【0045】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0046】図1〜図7において、10は人工芝など敷
物の巻き取り、繰り出し用のドラム、11は台車を示
す。
【0047】ドラム10の一方の端部には、中空の連結
軸部12を持つキャップ13が固定され、キャップ13
の外周部がV型に突設される。連結軸部12には、後述
するギヤカップリングのギヤ14が形成されたスリーブ
15が装着され、ピン16を介して固定される。
【0048】ドラム10のもう一方の端部には、中空の
ボス部17を持つキャップ18が固定され、キャップ1
8の外周部が円筒面に形成される。
【0049】台車11には、ドラム10の両端をそれぞ
れ軸受を介して支持する受台20,21が設けられる。
【0050】ドラム10のキャップ13側の受台20に
は、中央部に軸受として一対のV溝ローラ22が並設さ
れ、両V溝ローラ22にキャップ13のV型外周部が支
持される。また、受台20には、両V溝ローラ22を間
に両V溝ローラ22の並設方向にキャップ13のV型外
周部を案内するガイド部23が設けられる。ガイド部2
3はV溝が設けられ、台車11の前端、後端まで形成さ
れる。
【0051】ドラム10のキャップ18側の受台21に
は、中央部に軸受として一対の円筒ローラ24が並設さ
れ、両円筒ローラ24にキャップ18の円筒外周部が支
持される。また、受台21には、両円筒ローラ24を間
に両円筒ローラ24の並設方向にキャップ18の円筒外
周部を案内するガイド部25が設けられる。ガイド部2
5は、台車11の前端、後端まで形成される。
【0052】台車11の略中央部には、ドラム10を昇
降するためのリフタ26が設けられる。リフタ26は、
図示しないスイッチの操作によって伸縮される電動ジャ
ッキ27と、ドラム10を受けるプレート状のブラケッ
ト28とからなり、ブラケット28のドラム10の軸方
向の長さ、台車11の前後方向の幅はそれぞれ所定の大
きさに形成される。
【0053】受台20の外方には、ドラム10を回転駆
動するための減速機付モータ(直流式または交流式)3
0が配設される。
【0054】減速機付モータ30の駆動軸31には、ド
ラム10のキャップ13の連結軸部12と連結可能なギ
ヤカップリング32が取付けられる。ギヤカップリング
32の継手部33は、位置設定ピン34を介して軸方向
に2位置にスライド位置決め可能に形成され、前進位置
で継手部33の内周ギヤが連結軸部12に装着されたス
リーブ15のギヤ14にかみ合って連結され、後退位置
で外される。
【0055】減速機付モータ30の電源にはバッテリま
たは交流電源が用いられ、減速機付モータ30のON、
OFF、回転方向および回転速度を設定する操作部35
が設けられる。
【0056】操作部35には、減速機付モータ30の回
転方向(ドラム10の回転方向)をセットする切替スイ
ッチと、電流制御等によって減速機付モータ30の回転
速度(ドラム10の回転速度)を設定する速度レバーと
が設けられる。また、操作部35には、敷物の巻き取り
時に速度レバーによる設定速度を一定比(例えば、ドラ
ム10の1回転毎に一定の割合)で減速させ、敷物の繰
り出し時に速度レバーによる設定速度を一定比(例え
ば、ドラム10の1回転毎に一定の割合)で増速させる
コントローラが内蔵される。
【0057】操作部35は、台車11に着脱自由に取付
けられるハンドル36に配置される。ハンドル36は、
台車11の前端、後端に自由に取付けられる。
【0058】台車11の前端側および後端側には、図8
のように敷物を巻き取る際または繰り出す際に敷物を挟
み、敷物の幅方向のずれを防ぐ一対のローラバー37が
配設される。ローラバー37の両端にはガイドプレート
38が設けられる。
【0059】この場合、1つのローラバーの両端に、敷
物の縁部をガイドするガイドフェンスを設けたり、敷物
の縁部のみを挟むガイドローラを設けて、ガイドするよ
うにしても良い。
【0060】台車11の底部には、4つの走行用の車輪
40が取付けられる。各車輪40は、ドラム10の敷物
の幅の内側(台車11にドラム10をセットした状態)
に設けられ、このうち台車11の前側または後側の2つ
の車輪は方向変換可能なものが用いられる。
【0061】台車11の受台21の内側には、検知バー
41によって敷物の幅方向のずれを監視するセンサ42
が取付けられる。また、台車11の下部には、敷設して
ある敷物の縁線を検知するセンサ43が伸縮可能なバー
44の先端に取付けられる。これらのセンサ42,43
がONすると、所定のランプ(図示しない)が点灯され
る。
【0062】台車11の前端または後端に、図9、図1
0のように連結可能にエア抜きローラ45が設けられ
る。エア抜きローラ45は、敷物の幅よりいくらか長
く、所定の重さのローラが回動軸の両端に一対のアーム
46を突設され、そのアーム46の先端が台車11に掛
合、接続されるように形成される。
【0063】エア抜きローラ45の一方のアーム46に
は、敷物と敷物との間に設けられるファスナの掛け具に
掛けられるフック47がワイヤ等を介して接続される。
【0064】図11〜図13には、収納装置を示す。
【0065】収納装置には、架台50内に可動床51が
設置される。架台50は、底部フレーム52と左右の支
柱53と天井部54とから形成される。
【0066】支柱53は左右に2本ずつ配置され、それ
ぞれ数カ所に所定の高さ位置に左右一対のドラム受け5
5が設けられる。
【0067】ドラム受け55は、図14のように先端の
下部がテーパ面に形成された引込み式の掛止ピン56
が、スプリング57によって支柱53の内方に付勢、突
出されると共に、その掛止ピン56を後退位置に切替保
持可能なレバー58が設けられる。掛止ピン56は、ド
ラム10の両端の連結軸部12、ボス部17の中空より
小径に形成される。
【0068】可動床51は、天井部54に設置された駆
動モータ60に連結されたスクリュージャッキ61を介
して昇降されるように形成される。
【0069】可動床51の中央部には、長手方向に沿っ
て対称に複数のドラム止め62が設置される。
【0070】可動床51の昇降は、駆動モータ60の操
作部によって行われる。操作部には、図示しないが、可
動床51の位置を検出するセンサ(リミットスイッチ
等)からの信号に基づいて、可動床51を所定位置に昇
降させる場所設定スイッチが設けられる。
【0071】底部フレーム52には車輪63が取付けら
れ、底部フレーム52の高さは台車11と同じ高さに形
成される。底部フレーム52と台車11との間にはドラ
ム10の受渡し時に位置設定を兼ねる連結部64が形成
される。
【0072】次に、動作、作用を説明する。
【0073】敷物を設置するときは、敷物を巻いたドラ
ム10の両端を台車11の受台20,21のそれぞれ一
対のV溝ローラ22、円筒ローラ24上にセットする。
【0074】この場合、ドラム10の両端のキャップ1
3,18の外周部を受台20,21のガイド部23,2
5に乗せ、所定の高さに昇動したリフタ26上に転動し
て、リフタ26を下げることで、キャップ13,18の
外周部がV溝ローラ22、円筒ローラ24上にセットさ
れる。
【0075】次に、ドラム10のキャップ13の連結軸
部12のギヤ14に減速機付モータ30の駆動軸31の
ギヤカップリング32を嵌めて連結する。この際、キャ
ップ13のV型外周部がV溝ローラ22に支持されるの
で、ギヤカップリング32によらず、ドラム10の軸方
向の変位が防止される。
【0076】次に、敷物の設置位置にて、ドラム10に
巻いてある敷物をローラバー37にてガイドして所定長
さ繰り出し、先端位置をセットする。
【0077】そして、台車11のハンドル36に配置し
た減速機付モータ32の操作部35を操作して、ドラム
10を敷物の繰り出し方向に回転させつつ、台車11を
走行することで、敷物を敷設する。
【0078】この場合、操作部35の速度レバーによっ
てドラム10の回転速度が設定されるものの、敷物の繰
り出し時にはその回転速度が一定比で増速される。この
ため、速度レバーを一定にしておけば、巻き径にかかわ
らず一定の繰り出し速度が得られ、台車11を一定の速
度で走行させることで、スムーズに敷設が行われる。
【0079】また、先に敷設した敷物に続き、その隣に
敷設するときは、台車11の下部に取付けたセンサ43
を先の敷物の縁に沿わせながら、台車11を走行させ
る。ランプが点灯すると、センサ43が敷物の縁から外
れたと分かるので、これに応じて台車11の方向を操作
することで、敷物がずれることなく、敷設される。
【0080】また、敷設時に、台車11にエア抜きロー
ラ45を連結して繰り出した敷物の上を転動させること
で、敷物を敷設しながら、敷物と敷設面との間にエアが
入り込むのが排除される。
【0081】また、敷物と敷物との間がファスナによっ
て接続されるものでは、エア抜きローラ45にフック4
7を接続して、ファスナの掛け具に引掛けておけば、敷
設するのと同時に敷物が敷設済の敷物と簡単に接続され
る。
【0082】一方、敷物を撤去するときは、受台20,
21のV溝ローラ22、円筒ローラ24上にセットし
て、減速機付モータ30の駆動軸31に連結してあるド
ラム10に、敷設してある敷物の先端を取付ける。
【0083】この場合、敷物をローラバー37にてガイ
ドして、その先端をドラム10に取付けてある継布に、
ファスナあるいはマジックテープ等によって固定する。
【0084】そして、減速機付モータ32の操作部35
を操作して、ドラム10を敷物の巻き取り方向に回転さ
せつつ、台車11を走行することで、敷物を撤去する。
【0085】この場合、操作部35の速度レバーによっ
てドラム10の回転速度が設定されるものの、敷物の巻
き取り時にはその回転速度が一定比で減速される。この
ため、速度レバーを一定にしておけば、巻き径にかかわ
らず一定の巻き取り速度が得られ、台車11を一定の速
度で走行させることで、スムーズに撤去が行われる。
【0086】また、この巻き取り時に、センサ42の検
知によってランプが点灯すると、敷物が幅方向にずれた
と分かるので、これに応じて台車11の方向を操作する
ことで、敷物がずれることなく、ドラム10に正確に巻
き取られる。
【0087】敷物を巻き取ったドラム10を収納すると
きは、台車11を収納装置側に移動して、連結部64を
介して台車11を収納装置の底部フレーム52に連結す
る。次に、ドラム10の連結軸部12から減速機付モー
タ30の駆動軸31のギヤカップリング32を外し、リ
フタ26によってローラ22,24上のドラム10を所
定高さに持ち上げ、転動して受台20,21のガイド部
23,25に乗せると共に、そのガイド部23,25か
ら収納装置の可動床51上に受け渡す。
【0088】この場合、台車11と収納装置とが連結部
64によって位置決めされ、またガイド部23,25に
よって案内されて、ドラム10が可動床51上の所定に
位置に受け渡される。
【0089】そして、駆動モータ60の操作部によって
要求の位置に収納するように設定すると、スクリュージ
ャッキ61により可動床51と共にドラム10が所定の
位置まで昇動して、ドラム10の両端が支柱53の要求
の位置のドラム受け55の掛止ピン56に係合する。
【0090】この場合、ドラム10の端部の昇動作に追
従して掛止ピン56が後退、進出動作され、ドラム10
の両端の穴部(連結軸部12、ボス部17の中空部)に
入ることで、係合される。これにより、ドラム10が収
納装置の要求位置に支持され、収納される。
【0091】なお、ドラム10の昇動途中のその他のド
ラム受け55の掛止ピン56は、ドラム10の通過によ
り後退、進出動作を繰り返し、係合しない。また、ドラ
ム10の収納は、可動床51の前後に2つドラム10を
乗せて、2つ同時に行われるようになっている。
【0092】一方、収納装置のドラム10を台車11に
セットするときは、駆動モータ60の操作部によって可
動床51を所定の位置まで昇動して、ドラム10を支
え、該当ドラム受け55のレバー58を切替えること
で、掛止ピン56を後退させる。
【0093】そして、可動床51と共にドラム10を降
ろし、ドラム10の両端(キャップ外周部)を収納装置
の底部フレーム52に連結してある台車11の受台2
0,21のガイド部23,25に乗せる。
【0094】この場合、収納装置の下側のドラム10か
ら台車11に受け渡すことになる。受け渡したドラム1
0のセットは前述の通りである。
【0095】このように、敷物の設置、撤去および収納
作業を効率良く、的確に行うことができ、省力化を実現
できる。
【0096】図15〜図17は第2の実施例で、台車1
1を自走式としたものである。
【0097】台車11の下部には走行モータ70が設け
られ、車輪71のうち方向変換を行わない2つに駆動軸
72を介して連結される。
【0098】走行モータ70のON、OFF、回転方向
および回転速度は、操作部73によって設定され、操作
部73には、減速機付モータ30の回転方向(ドラム1
0の回転方向)をセットする切替スイッチと、減速機付
モータ30の回転速度(ドラム10の回転速度)を設定
する速度レバーと、走行モータ70の回転方向をセット
する切替スイッチと、連係スイッチのOFF時に走行モ
ータ70の回転速度を、ON時に走行モータ70の回転
速度および減速機付モータ30の回転速度を設定する走
行レバーとが設けられる。
【0099】この連係スイッチのON時には、走行レバ
ーによって走行モータ70の回転速度およびその回転速
度に対応して減速機付モータ30の回転速度の初期値が
設定されると共に、その減速機付モータ30の回転速度
は、敷物の巻き取り時に一定比(例えば、ドラム10の
1回転毎に一定の割合)で減速され、敷物の繰り出し時
に一定比(例えば、ドラム10の1回転毎に一定の割
合)で増速されるようになっている。
【0100】なお、74はバッテリで、その他の構成は
前記実施例と同じである。
【0101】このようにすれば、敷物の巻き取り、繰り
出しに適合した状態で台車11の自走が行われると共
に、一層の省力化が図れる。
【0102】図18、図19は第3の実施例で、台車1
1を牽引また押走行すると共に、ドラム10を運搬する
ための運搬車両80を設けたものである。
【0103】運搬車両80は、バッテリによって走行で
き、また複数のドラム10を搭載可能になっている。自
走式のものと比べて重量を軽減できると共に、広い用途
に使える。
【0104】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、人工
芝など敷物を巻き取り、繰り出すドラムと、ドラムを軸
受を介して回転自在に支持する受台を設けた台車と、ド
ラムを回転駆動する駆動手段と、ドラムの回転方向およ
び回転速度を設定する操作部とを備えたので、台車を動
かしながら、操作部によって駆動手段を介してドラムを
回転駆動することで、敷物の巻き取り、繰り出しを行
え、設置、撤去作業を効率良く行うことができる。
【0105】第2の発明によれば、ドラムがローラの溝
部によって軸方向にずれるのが防止され、的確に支持さ
れる。
【0106】第3の発明によれば、ドラムと駆動手段と
の連結が容易に行える。
【0107】第4の発明によれば、ガイド部材によって
敷物の巻き取り、繰り出し時のずれが防止される。
【0108】第5の発明によれば、敷物の巻き取り、繰
り出しを、検知手段によって敷物、台車のずれを防止し
ながら行える。
【0109】第6の発明によれば、敷物を敷設しなが
ら、敷物と敷設面との間のエアが排除される。
【0110】第7の発明によれば、フックをファスナの
掛け具に引掛けることで、敷設する敷物と敷設済の敷物
との接続が容易に行える。
【0111】第8の発明によれば、敷物と敷設面との間
のエアの排除と、敷設済の敷物との接続を同時に行え
る。
【0112】第9の発明によれば、ドラムがガイド部を
介して的確に軸受に取付けられる。
【0113】第10の発明によれば、受台のガイド部と
軸受との間で、リフタによってドラムの受け渡しを簡単
に行える。
【0114】第11の発明によれば、ドラムの巻き径に
よらず、一定の巻き取り速度、繰り出し速度が得られ、
台車の走行を容易に行える。
【0115】第12の発明によれば、一層の省力化が図
れる。
【0116】第13の発明によれば、敷物の巻き取り、
繰り出しに合致した速度で台車の走行が行え、敷物の巻
き取り、繰り出しをより的確に行える。
【0117】第14の発明によれば、運搬車両の用途が
広がる。
【0118】第15の発明によれば、敷物の巻き取り後
あるいは繰り出し後のドラムが台車から収納装置に収納
される。
【0119】第16の発明によれば、位置設定を兼ねる
連結部によって、台車と収納装置との間でドラムの受け
渡しが良好に行える。
【0120】第17の発明によれば、可動床の昇動作に
よって、ドラムが簡単に支持、収納される。
【0121】第18の発明によれば、ドラムが引込み式
の掛止部材によって支持され、構造の簡素化が図れる。
【0122】第19の発明によれば、ドラムの的確な支
持が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体正面図である。
【図2】その左側面図である。
【図3】その右側面図である。
【図4】受台部分の構成図である。
【図5】受台部分の構成図である。
【図6】ドラムと駆動部分の構成図である。
【図7】ドラムと継手部分の断面図である。
【図8】ローラバーの部分構成図である。
【図9】敷設作業の説明図である。
【図10】敷設作業の説明図である。
【図11】収納装置の正面図である。
【図12】その左側面図である。
【図13】駆動モータ部分の平面図である。
【図14】ドラム受けの構造図である。
【図15】第2の実施例の全体正面図である。
【図16】その左側面図である。
【図17】その右側面図である。
【図18】第3の実施例の全体正面図である。
【図19】その左側面図である。
【符号の説明】
10 ドラム 11 台車 12 連結軸部 13 キャップ 14 ギヤ 17 ボス部 18 キャップ 20,21 受台 22 V溝ローラ 23 ガイド部 24 円筒ローラ 25 ガイド部 26 リフタ 27 電動ジャッキ 28 ブラケット 30 減速機付モータ 32 ギヤカップリング 35 操作部 36 ハンドル 37 ローラバー 38 ガイドプレート 40 車輪 42,43 センサ 45 エア抜きローラ 47 フック 50 架台 51 可動床 52 底部フレーム 53 支柱 55 ドラム受け 56 掛止ピン 58 レバー 60 駆動モータ 61 スクリュージャッキ 62 ドラム止め 63 車輪 64 連結部 70 走行モータ 71 車輪 73 操作部 80 運搬車両
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳原 海二 東京都港区芝大門二丁目11番1号 富士ビ ル 日本鉱機株式会社 (72)発明者 中島 喜正 東京都港区芝大門二丁目11番1号 富士ビ ル 株式会社カヤバレイステージ内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工芝など敷物を巻き取り、繰り出すド
    ラムと、ドラムを軸受を介して回転自在に支持する受台
    を設けた台車と、ドラムを回転駆動する駆動手段と、ド
    ラムの回転方向および回転速度を設定する操作部とを備
    えたことを特徴とする人工芝など敷物の設置撤去装置。
  2. 【請求項2】 前記軸受はドラムの端部を受けるローラ
    からなり、ドラムの一端側のローラは溝部を介してドラ
    ムの軸方向の変位を規制するようになっている請求項1
    に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  3. 【請求項3】 前記ドラムを駆動手段に係脱可能に連結
    する継手を設けたことを特徴とする請求項1に記載の人
    工芝など敷物の設置撤去装置。
  4. 【請求項4】 敷物の巻き取り、繰り出し時に、敷物を
    ガイドするガイド部材を設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  5. 【請求項5】 敷物の巻き取り、繰り出し時に、敷物あ
    るいは台車の幅方向のずれを検知する検知手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の人工芝など敷物の設
    置撤去装置。
  6. 【請求項6】 前記台車に連結して、敷物と敷設面との
    間のエアを排除するエア抜きローラを設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の人工芝など敷物の設置撤去装
    置。
  7. 【請求項7】 敷物を敷設済の敷物と接続するファスナ
    の掛け具を引動するフックを設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  8. 【請求項8】 前記エア抜きローラに、敷物を敷設済の
    敷物と接続するファスナの掛け具を引動するフックを取
    付けたことを特徴とする請求項6に記載の人工芝など敷
    物の設置撤去装置。
  9. 【請求項9】 前記受台に、軸受の両側にドラムを案内
    するガイド部を形成したことを特徴とする請求項1に記
    載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  10. 【請求項10】 前記受台のガイド部と軸受との間でド
    ラムを昇降するリフタを設けたことを特徴とする請求項
    9に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  11. 【請求項11】 前記操作部は、敷物の巻き取り時にド
    ラムの回転速度を一定比で減速し、繰り出し時にドラム
    の回転速度を一定比で増速するようになっている請求項
    1に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  12. 【請求項12】 前記台車は自走式である請求項1に記
    載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  13. 【請求項13】 前記台車の走行速度がドラムの回転速
    度に連係して設定される請求項12に記載の人工芝など
    敷物の設置撤去装置。
  14. 【請求項14】 前記台車を牽引または押走行すると共
    に、ドラムを運搬する運搬車両を備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  15. 【請求項15】 敷物の巻き取り後あるいは繰り出し後
    のドラムを収納する収納装置を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  16. 【請求項16】 前記台車と収納装置との間に位置設定
    を兼ねる連結部を設けたことを特徴とする請求項15に
    記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  17. 【請求項17】 人工芝など敷物を巻き取り、繰り出す
    ドラムを昇降可能な可動床と、その昇動作にしたがい所
    定の高さ位置にてドラムの端部に係合してドラムを支持
    する複数組のドラム受けとを備えたことを特徴とする人
    工芝など敷物の収納装置。
  18. 【請求項18】 前記ドラム受けは、ドラムの端部の昇
    動作に追従して後退、進出動作する引込み式の掛止部材
    からなる請求項17に記載の人工芝など敷物の収納装
    置。
  19. 【請求項19】 前記掛止部材は、ドラムの端部の穴部
    に係合するピンを有する請求項18に記載の人工芝など
    敷物の収納装置。
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