JPH0839265A - アルミニウム合金の抵抗スポット溶接法 - Google Patents
アルミニウム合金の抵抗スポット溶接法Info
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- JPH0839265A JPH0839265A JP6193564A JP19356494A JPH0839265A JP H0839265 A JPH0839265 A JP H0839265A JP 6193564 A JP6193564 A JP 6193564A JP 19356494 A JP19356494 A JP 19356494A JP H0839265 A JPH0839265 A JP H0839265A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 Al-Mg-Si系合金押出形材とAl-Mg
系合金板材とを組み合わせた抵抗スポット溶接におい
て、低コストで溶接作業性を大幅に向上させる。 【構成】1 少なくとも板材側だけは酸洗・塗油処理す
る。 2 さらに溶接用電極に接する側の板材の表面粗度を規
制する。 3 さらに溶接用電極に接しない側の板材の表面性状を
規制する。 【効果】 板材のみの酸洗・塗油処理または/さらに板
材側だけの表面粗度あるいは表面性状の調整で、低コス
トに連続打点性の良好なアルミニウム合金の板材と押出
形材との抵抗スポット溶接が可能になる。
系合金板材とを組み合わせた抵抗スポット溶接におい
て、低コストで溶接作業性を大幅に向上させる。 【構成】1 少なくとも板材側だけは酸洗・塗油処理す
る。 2 さらに溶接用電極に接する側の板材の表面粗度を規
制する。 3 さらに溶接用電極に接しない側の板材の表面性状を
規制する。 【効果】 板材のみの酸洗・塗油処理または/さらに板
材側だけの表面粗度あるいは表面性状の調整で、低コス
トに連続打点性の良好なアルミニウム合金の板材と押出
形材との抵抗スポット溶接が可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミニウム合金の板材
と押出形材との抵抗スポット溶接法に関するものであ
る。
と押出形材との抵抗スポット溶接法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、道路標識板の標識表示板には耐食
性が良好な事から5052等Al-Mg系合金の板材が
用いられている。また、標識表示板を支える骨材には押
出性良好な6063等Al-Mg-Si系合金の押出形材
が用いられている。この標識板の製造では板材と押出形
材とを抵抗スポット溶接した後で板材に標識表示用の塗
装をしている。そしてこの抵抗スポット溶接では溶接時
に電極が劣化し易いため、電極の清掃無しでそのまま連
続的に溶接打点出来る連続打点数が10〜30点と極端
に短く製造効率上問題になっていた。従来、板材および
押出形材の抵抗スポット溶接の連続打点性について、例
えば板材では特開平4−172184に、また押出形材
では特開平5−65606に各々記述があるように両部
材共に同様な連続打点性の問題がある。こうした問題を
解決するために一般的には種々の方法が提案されてい
る。例えば、電極面に前処理を施す、電極の材質を
代える、電極の形状に工夫を凝らす、板の表面酸化
膜厚さを薄くして接触抵抗を制御する、板の表面で電
極面と接する側の粗度を調整する(特開昭61−232
073、特開平4−358094)等である。しかしこ
れら手法では上記道路標識板用の合金に対してはいずれ
も満足のいく連続打点性のレベルに迄至ってないのが実
状である。例えばの手法では表面酸化膜厚さを薄くす
るため例えば酸洗処理を行っているが、酸洗処理の加工
がコスト増になり特に押出形材では連続的に処理が難し
く形状が中空の押出形材では内部での後処理が面倒であ
ると言った問題があった。また、のように電極を
特殊なものにするのは余分なコストもかかる。
性が良好な事から5052等Al-Mg系合金の板材が
用いられている。また、標識表示板を支える骨材には押
出性良好な6063等Al-Mg-Si系合金の押出形材
が用いられている。この標識板の製造では板材と押出形
材とを抵抗スポット溶接した後で板材に標識表示用の塗
装をしている。そしてこの抵抗スポット溶接では溶接時
に電極が劣化し易いため、電極の清掃無しでそのまま連
続的に溶接打点出来る連続打点数が10〜30点と極端
に短く製造効率上問題になっていた。従来、板材および
押出形材の抵抗スポット溶接の連続打点性について、例
えば板材では特開平4−172184に、また押出形材
では特開平5−65606に各々記述があるように両部
材共に同様な連続打点性の問題がある。こうした問題を
解決するために一般的には種々の方法が提案されてい
る。例えば、電極面に前処理を施す、電極の材質を
代える、電極の形状に工夫を凝らす、板の表面酸化
膜厚さを薄くして接触抵抗を制御する、板の表面で電
極面と接する側の粗度を調整する(特開昭61−232
073、特開平4−358094)等である。しかしこ
れら手法では上記道路標識板用の合金に対してはいずれ
も満足のいく連続打点性のレベルに迄至ってないのが実
状である。例えばの手法では表面酸化膜厚さを薄くす
るため例えば酸洗処理を行っているが、酸洗処理の加工
がコスト増になり特に押出形材では連続的に処理が難し
く形状が中空の押出形材では内部での後処理が面倒であ
ると言った問題があった。また、のように電極を
特殊なものにするのは余分なコストもかかる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決し低コストで溶接作業性を大幅に向上させる事を
目的とするものである。
を解決し低コストで溶接作業性を大幅に向上させる事を
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は板材と形材とを
組み合わせたスポット溶接では専ら板材の打点性に影響
され、板側の対応のみで連続打点性の大幅な向上になる
ことを発見して成したものである。
組み合わせたスポット溶接では専ら板材の打点性に影響
され、板側の対応のみで連続打点性の大幅な向上になる
ことを発見して成したものである。
【0005】即ち、請求項1の、Al-Mg-Si系合金
押出形材とAl-Mg系合金板材とを組み合わせた抵抗
スポット溶接において、少なくとも板材側だけは酸洗・
塗油処理することを特徴とするアルミニウム合金の抵抗
スポット溶接法、請求項2の、溶接用電極に接する側の
板材の表面の最大高さRmaxが0.5〜10μmで、か
つ、高さ2μm以上の山の数が0.5個/mm以上であ
る板材を使用する事を特徴とする請求項1記載のアルミ
ニウム合金の抵抗スポット溶接法、請求項3の、溶接用
電極に接しない側の板材の表面が、直径が0.2〜3m
mで、高さが1〜50μの凸部の面積率が5〜50%で
ある板材を使用することを特徴とする請求項1または2
記載のアルミニウム合金の抵抗スポット溶接法 であ
る。
押出形材とAl-Mg系合金板材とを組み合わせた抵抗
スポット溶接において、少なくとも板材側だけは酸洗・
塗油処理することを特徴とするアルミニウム合金の抵抗
スポット溶接法、請求項2の、溶接用電極に接する側の
板材の表面の最大高さRmaxが0.5〜10μmで、か
つ、高さ2μm以上の山の数が0.5個/mm以上であ
る板材を使用する事を特徴とする請求項1記載のアルミ
ニウム合金の抵抗スポット溶接法、請求項3の、溶接用
電極に接しない側の板材の表面が、直径が0.2〜3m
mで、高さが1〜50μの凸部の面積率が5〜50%で
ある板材を使用することを特徴とする請求項1または2
記載のアルミニウム合金の抵抗スポット溶接法 であ
る。
【0006】酸洗処理の種類としては硝酸、硫酸、フッ
酸、及びこれらの混酸等が好ましく、また他の化学処理
と組み合わせて使用しても良い。酸洗後の酸化皮膜厚さ
は特に限定されないが通常は20〜500オングストロ
ームにするのが好ましい。またAl-Mg系、Al-Mg
-Si系での表面酸化Mgの規制も特に必要なく酸化物
の種類等に限定されるものではない。
酸、及びこれらの混酸等が好ましく、また他の化学処理
と組み合わせて使用しても良い。酸洗後の酸化皮膜厚さ
は特に限定されないが通常は20〜500オングストロ
ームにするのが好ましい。またAl-Mg系、Al-Mg
-Si系での表面酸化Mgの規制も特に必要なく酸化物
の種類等に限定されるものではない。
【0007】また酸洗後の板重ね時の疵防止等のため塗
油をするが、塗油の量は0.1〜2 g/m2の塗油が望まし
い。またその種類は特に限定されないが粘度が2〜10
cst程度の冷間圧延油、防錆油、洗浄油等の油が好ま
しく適用できる。
油をするが、塗油の量は0.1〜2 g/m2の塗油が望まし
い。またその種類は特に限定されないが粘度が2〜10
cst程度の冷間圧延油、防錆油、洗浄油等の油が好ま
しく適用できる。
【0008】抵抗スポット溶接法の機種としては特に限
定はされないが通常3相整流式、単相整流式、インバ−
タ−式、静電蓄整式、3相低周波式が使用可能である。
定はされないが通常3相整流式、単相整流式、インバ−
タ−式、静電蓄整式、3相低周波式が使用可能である。
【0009】ここで板材のアルミニウム合金板としては
例えばAl-Mg系のJIS5052,5182,50
82等が、押出形材の合金としてはAl-Mg-Si系の
JIS6063,6061,6009,6010等合金
が各々好ましく適用できる。
例えばAl-Mg系のJIS5052,5182,50
82等が、押出形材の合金としてはAl-Mg-Si系の
JIS6063,6061,6009,6010等合金
が各々好ましく適用できる。
【0010】請求項2で、溶接用電極に接する側の板材
の表面の最大高さRmaxが0.5〜10μm、または高
さ2μm以上の山の数が0.5個/mm以上のいずれか
の条件がはずれると抵抗溶接時の発熱が大きくなって好
ましくなく、従ってその最大高さRmaxは0.5μ〜10
μ、山数は0.5個/mm以上とするのが好ましい。な
お、請求項2の最大高さRmaxや山は板の圧延方向に直
角な表面で測った数値である。
の表面の最大高さRmaxが0.5〜10μm、または高
さ2μm以上の山の数が0.5個/mm以上のいずれか
の条件がはずれると抵抗溶接時の発熱が大きくなって好
ましくなく、従ってその最大高さRmaxは0.5μ〜10
μ、山数は0.5個/mm以上とするのが好ましい。な
お、請求項2の最大高さRmaxや山は板の圧延方向に直
角な表面で測った数値である。
【0011】さらに、請求項3で、電極に接しない側
(すなわち、板材・押出材界面に位置する板表面)の凸
部の形状を規制した理由はその直径、高さ、および面積
率が各々3mm超過、1μ未満、50%超過では抵抗溶
接時の板・押出形材界面での発熱が十分でなく、また各
々0.2mm未満、50μ超過、5%未満では発熱が凸
部で過大になってちり等の溶融金属の飛散が発生して好
ましくない。従って凸部の直径、高さ、面積率は各々
0.2〜3mm、1〜50μ、5〜50%が望ましい。
板表面の粗度の制御方法としては特に限定されるもので
はないが、通常はショットブラストやレ−ザ−のスポッ
ト照射による溶融飛散等により粗面化したロ−ルを用い
た圧延を行う事により好ましく制御できる。押出形材の
粗度・酸化膜は特に規制はなく通常の押出上がりの受け
入れのままでよい。すなわち、粗度は最大高さRmaxで
0.5〜10μm、表面酸化膜は20〜500オングス
トロームの範囲で、塗油はしてもしなくても良い。
(すなわち、板材・押出材界面に位置する板表面)の凸
部の形状を規制した理由はその直径、高さ、および面積
率が各々3mm超過、1μ未満、50%超過では抵抗溶
接時の板・押出形材界面での発熱が十分でなく、また各
々0.2mm未満、50μ超過、5%未満では発熱が凸
部で過大になってちり等の溶融金属の飛散が発生して好
ましくない。従って凸部の直径、高さ、面積率は各々
0.2〜3mm、1〜50μ、5〜50%が望ましい。
板表面の粗度の制御方法としては特に限定されるもので
はないが、通常はショットブラストやレ−ザ−のスポッ
ト照射による溶融飛散等により粗面化したロ−ルを用い
た圧延を行う事により好ましく制御できる。押出形材の
粗度・酸化膜は特に規制はなく通常の押出上がりの受け
入れのままでよい。すなわち、粗度は最大高さRmaxで
0.5〜10μm、表面酸化膜は20〜500オングス
トロームの範囲で、塗油はしてもしなくても良い。
【0012】
【作用】本発明によって抵抗スポット溶接性が良好にな
る理由については次のようなものと推察される。まず板
材と押出形材との組み合わせでは各々単独の組み合わせ
の場合とは異なり、専ら板材の打点性で律速される理由
の詳細は現時点では不明である。但し板材が通常Mg2
〜6%、Si0.3%以下を含有するAl-Mg系で押
出形材が通常Mg2%以下、Si2%以下を含有するA
l-Mg-Si系のため、一般的に板材側の方が電気抵抗
が高い事から発熱は板材側が高い。このため発熱の高い
板材側の電極の劣化が激しいためこちら側の抵抗スポッ
ト溶接性が全体の抵抗スポット溶接性の決め手になる事
が考えられる。また、板材側と押出材側とでは上記のよ
うにMg、Siの成分量が異なる。このため両部材間で
ペルチェとかトムソン効果によるいわゆる極性効果の程
度が異なるためとも考えられる。またこの際、板材の酸
洗により連続打点性が向上するのは、板材表面の酸化膜
が薄くなるため板材・電極間での発熱反応が抑制され、
電極の劣化が低下したものと考えられる。
る理由については次のようなものと推察される。まず板
材と押出形材との組み合わせでは各々単独の組み合わせ
の場合とは異なり、専ら板材の打点性で律速される理由
の詳細は現時点では不明である。但し板材が通常Mg2
〜6%、Si0.3%以下を含有するAl-Mg系で押
出形材が通常Mg2%以下、Si2%以下を含有するA
l-Mg-Si系のため、一般的に板材側の方が電気抵抗
が高い事から発熱は板材側が高い。このため発熱の高い
板材側の電極の劣化が激しいためこちら側の抵抗スポッ
ト溶接性が全体の抵抗スポット溶接性の決め手になる事
が考えられる。また、板材側と押出材側とでは上記のよ
うにMg、Siの成分量が異なる。このため両部材間で
ペルチェとかトムソン効果によるいわゆる極性効果の程
度が異なるためとも考えられる。またこの際、板材の酸
洗により連続打点性が向上するのは、板材表面の酸化膜
が薄くなるため板材・電極間での発熱反応が抑制され、
電極の劣化が低下したものと考えられる。
【0013】次に板の粗度の調整による効果を説明す
る。一般に電気抵抗スポット溶接では図1(A)に示す
如く電極2A,2Bの間に板材1A,押出形材1Bを挟
んで電極間で加圧および通電する事により板材1A、押
出形材1Bの間4に溶接金属3を形成して溶接を行う。
この加熱は電気抵抗発熱による為、板材1A−押出形材
1B間の界面4および板材1A−電極2Aの界面5また
は押出形材1B−電極2B間の界面5’での電気抵抗は
アルミニウム地に比べて高くなりこの板厚方向の溶接部
断面での温度分布15は図1(B)に示すごとくなる。
この際、界面4での電気抵抗が高い方が、また界面5で
の電気抵抗が低い方が他への副作用無しに溶接部のみを
効率よく発熱溶融でき溶接性の向上につながる。この界
面4での電気抵抗には接触抵抗に加え、ここでの電流の
通路が通常の圧延板表面の板では図2に示すように表面
酸化皮膜6が非電導性のため電流9が溶接加圧によって
生じる表面酸化皮膜の割れ目7のみを限定または優先的
に流れる事による抵抗が加算される。このため電気抵抗
は表面酸化皮膜の割れ目7の状況によって変化するが、
この状況は板の酸化膜厚さと粗度により影響される。通
常の圧延板では図2に示すようにこの状況は不均一であ
りこれを制御するのは困難である。従って通常の圧延板
では上記界面4および5での電気抵抗およびの安定した
制御は困難であり溶接性の制御は困難であった。
る。一般に電気抵抗スポット溶接では図1(A)に示す
如く電極2A,2Bの間に板材1A,押出形材1Bを挟
んで電極間で加圧および通電する事により板材1A、押
出形材1Bの間4に溶接金属3を形成して溶接を行う。
この加熱は電気抵抗発熱による為、板材1A−押出形材
1B間の界面4および板材1A−電極2Aの界面5また
は押出形材1B−電極2B間の界面5’での電気抵抗は
アルミニウム地に比べて高くなりこの板厚方向の溶接部
断面での温度分布15は図1(B)に示すごとくなる。
この際、界面4での電気抵抗が高い方が、また界面5で
の電気抵抗が低い方が他への副作用無しに溶接部のみを
効率よく発熱溶融でき溶接性の向上につながる。この界
面4での電気抵抗には接触抵抗に加え、ここでの電流の
通路が通常の圧延板表面の板では図2に示すように表面
酸化皮膜6が非電導性のため電流9が溶接加圧によって
生じる表面酸化皮膜の割れ目7のみを限定または優先的
に流れる事による抵抗が加算される。このため電気抵抗
は表面酸化皮膜の割れ目7の状況によって変化するが、
この状況は板の酸化膜厚さと粗度により影響される。通
常の圧延板では図2に示すようにこの状況は不均一であ
りこれを制御するのは困難である。従って通常の圧延板
では上記界面4および5での電気抵抗およびの安定した
制御は困難であり溶接性の制御は困難であった。
【0014】これに対し図3に示すように界面4での表
面の凸凹を適度に制御すると溶接加圧によって生じる酸
化皮膜の割れ目7の状況も規則的なものになり安定化
し、かつその程度は凸凹の程度に応じたものになるため
上記界面4での電気抵抗の大きさの制御も可能になって
溶接性を制御できるものと考えられる。
面の凸凹を適度に制御すると溶接加圧によって生じる酸
化皮膜の割れ目7の状況も規則的なものになり安定化
し、かつその程度は凸凹の程度に応じたものになるため
上記界面4での電気抵抗の大きさの制御も可能になって
溶接性を制御できるものと考えられる。
【0015】従って本発明では界面4では図4に示すよ
うに板材1A表面の凸部の形状16(直径R、高さH)
の面積率を大きめにし、界面5では図5に示すようにこ
れらを小さめにすることで界面4での電気抵抗が高くで
き、かつ界面5での電気抵抗12を低くでき、他への副
作用無しに溶接部のみを効率よく発熱溶融でき溶接性の
向上が可能になるものと考えられる。
うに板材1A表面の凸部の形状16(直径R、高さH)
の面積率を大きめにし、界面5では図5に示すようにこ
れらを小さめにすることで界面4での電気抵抗が高くで
き、かつ界面5での電気抵抗12を低くでき、他への副
作用無しに溶接部のみを効率よく発熱溶融でき溶接性の
向上が可能になるものと考えられる。
【0016】
「実施例1」予め下記条件で酸洗・塗油処理したJIS
A5052アルミニウム合金板の2mmtと受け入れの
ままのJISA6063押出形材の2mmtを組み合わ
せて下記溶接条件にて連続打点性評価の抵抗スポット溶
接試験を行った。連続打点の限界の判定は継手強度が4
00Kg/点以下になった時点の打点数で評価した。こ
の結果を表1に示す。尚比較として酸洗・塗油処理しな
い板を使用した以外は上記と同じにした場合の結果も同
表1に示す。 酸洗・塗油処理条件:30%,30℃硝酸中に3分浸漬
処理した後、水洗乾燥後、冷延油を1g/m2塗布し
た。 溶接条件 ・溶接機:3相整流式 ・電流 :40KA、5サイクル ・加圧力:700Kg ・電極 :クロム銅、20φ、150R
A5052アルミニウム合金板の2mmtと受け入れの
ままのJISA6063押出形材の2mmtを組み合わ
せて下記溶接条件にて連続打点性評価の抵抗スポット溶
接試験を行った。連続打点の限界の判定は継手強度が4
00Kg/点以下になった時点の打点数で評価した。こ
の結果を表1に示す。尚比較として酸洗・塗油処理しな
い板を使用した以外は上記と同じにした場合の結果も同
表1に示す。 酸洗・塗油処理条件:30%,30℃硝酸中に3分浸漬
処理した後、水洗乾燥後、冷延油を1g/m2塗布し
た。 溶接条件 ・溶接機:3相整流式 ・電流 :40KA、5サイクル ・加圧力:700Kg ・電極 :クロム銅、20φ、150R
【0017】
【表1】
【0018】表1からわかるように、板材を酸洗・塗油
した本発明例は、これを行わない比較例と比べ格段に連
続打点数が向上している。
した本発明例は、これを行わない比較例と比べ格段に連
続打点数が向上している。
【0019】「実施例2」板の両面の表面粗度を表2に
示すように調整した板を用い、酸洗・塗油処理等その他
条件は実施例1と同じにして連続打点試験を行った。そ
の結果を同表に示す。尚比較として板の粗度調整および
酸洗・塗油処理をしない以外は上記と同様にした場合の
結果も同表2に示す。本発明例は実施例1と同じ条件で
酸洗・塗油処理を施しており、比較例は酸洗・塗油処理
を施していない。
示すように調整した板を用い、酸洗・塗油処理等その他
条件は実施例1と同じにして連続打点試験を行った。そ
の結果を同表に示す。尚比較として板の粗度調整および
酸洗・塗油処理をしない以外は上記と同様にした場合の
結果も同表2に示す。本発明例は実施例1と同じ条件で
酸洗・塗油処理を施しており、比較例は酸洗・塗油処理
を施していない。
【0020】
【表2】
【0021】表2からわかるように、電極に接する側の
板材の粗度を調整しかつ板材を酸洗・塗油した本発明例
は、これらを行わない比較例と比べ格段に連続打点数が
向上している。
板材の粗度を調整しかつ板材を酸洗・塗油した本発明例
は、これらを行わない比較例と比べ格段に連続打点数が
向上している。
【0022】「実施例3」電極に接しない側の板の表面
性状と電極に接する側の板の表面粗度を表3に示すよう
に調整した板を用い、酸洗・塗油処理等その他条件は実
施例1と同じにして連続打点試験を行った。その結果を
同表に示す。尚比較として板の表面性状・表面粗度調整
および酸洗・塗油処理をしない以外は上記と同様にした
場合の結果も同表3に示す。本発明例は実施例1と同じ
条件で酸洗・塗油処理を施しており、比較例は酸洗・塗
油処理を施していない。
性状と電極に接する側の板の表面粗度を表3に示すよう
に調整した板を用い、酸洗・塗油処理等その他条件は実
施例1と同じにして連続打点試験を行った。その結果を
同表に示す。尚比較として板の表面性状・表面粗度調整
および酸洗・塗油処理をしない以外は上記と同様にした
場合の結果も同表3に示す。本発明例は実施例1と同じ
条件で酸洗・塗油処理を施しており、比較例は酸洗・塗
油処理を施していない。
【0023】
【表3】
【0024】表3からわかるように、電極に接しない側
の板材の表面性状と電極に接する側の板の表面粗度を調
整しかつ板材を酸洗・塗油した本発明例は、これらを行
わない比較例と比べ格段に連続打点数が格段に向上して
いる。
の板材の表面性状と電極に接する側の板の表面粗度を調
整しかつ板材を酸洗・塗油した本発明例は、これらを行
わない比較例と比べ格段に連続打点数が格段に向上して
いる。
【0025】
【効果】以上説明したように本発明の方法に従えば板材
のみの酸洗・塗油処理または/さらに板材側だけの表面
粗度あるいは表面性状の調整で、低コストに連続打点性
の良好なアルミニウム合金の板材と押出形材との抵抗ス
ポット溶接が可能になる。
のみの酸洗・塗油処理または/さらに板材側だけの表面
粗度あるいは表面性状の調整で、低コストに連続打点性
の良好なアルミニウム合金の板材と押出形材との抵抗ス
ポット溶接が可能になる。
【図1】電気抵抗スポット溶接の説明図で、図1(A)
は電極と非溶接材の関係を示す断面図で、図1(B)は
電極中心部の板厚方向の溶接部断面での温度分布を示
す。
は電極と非溶接材の関係を示す断面図で、図1(B)は
電極中心部の板厚方向の溶接部断面での温度分布を示
す。
【図2】従来のアルミ板材とアルミ押出材との電気抵抗
スポット溶接時の電流の通路を説明するための模式図。
スポット溶接時の電流の通路を説明するための模式図。
【図3】本発明の表面の凸凹を適度に制御したアルミ板
材とアルミ押出材との電気抵抗スポット溶接時の電流の
通路を説明するための模式図。
材とアルミ押出材との電気抵抗スポット溶接時の電流の
通路を説明するための模式図。
【図4】本発明に用いるアルミ板材のアルミ押出材側の
界面の表面状態を示す模式図。
界面の表面状態を示す模式図。
【図5】本発明に用いるアルミ板材の溶接電極側の界面
の表面状態を示す模式図。
の表面状態を示す模式図。
1A アルミ板材 1B アルミ押出材 2A 電気抵抗スポット溶接電極 2B 電気抵抗スポット溶接電極 3 溶接金属 4 アルミ板材−アルミ押出材側の界面 5 アルミ板材−電気抵抗スポット溶接電極の界面 5’ アルミ押出材−電気抵抗スポット溶接電極の界面 6 表面酸化皮膜 7 表面酸化皮膜の割れ目
Claims (3)
- 【請求項1】 Al-Mg-Si系合金押出形材とAl-
Mg系合金板材とを組み合わせた抵抗スポット溶接にお
いて、少なくとも板材側だけは酸洗・塗油処理すること
を特徴とするアルミニウム合金の抵抗スポット溶接法。 - 【請求項2】 溶接用電極に接する側の板材の表面の最
大高さRmaxが0.5〜10μmで、かつ、高さ2μm
以上の山の数が0.5個/mm以上である板材を使用す
る事を特徴とする請求項1記載のアルミニウム合金の抵
抗スポット溶接法。 - 【請求項3】 溶接用電極に接しない側の板材の表面
が、直径が0.2〜3mmで、高さが1〜50μの凸部
の面積率が5〜50%である板材を使用することを特徴
とする請求項1または2記載のアルミニウム合金の抵抗
スポット溶接法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6193564A JPH0839265A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | アルミニウム合金の抵抗スポット溶接法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6193564A JPH0839265A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | アルミニウム合金の抵抗スポット溶接法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0839265A true JPH0839265A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16310127
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6193564A Pending JPH0839265A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | アルミニウム合金の抵抗スポット溶接法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0839265A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN118527318A (zh) * | 2024-05-20 | 2024-08-23 | 新顿保越汽车零部件(上海)有限公司 | 优化铝热成型产品点焊性能的方法、铝热成型产品 |
-
1994
- 1994-07-26 JP JP6193564A patent/JPH0839265A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN118527318A (zh) * | 2024-05-20 | 2024-08-23 | 新顿保越汽车零部件(上海)有限公司 | 优化铝热成型产品点焊性能的方法、铝热成型产品 |
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