JPH0839299A - プレス機械 - Google Patents

プレス機械

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JPH0839299A
JPH0839299A JP17858994A JP17858994A JPH0839299A JP H0839299 A JPH0839299 A JP H0839299A JP 17858994 A JP17858994 A JP 17858994A JP 17858994 A JP17858994 A JP 17858994A JP H0839299 A JPH0839299 A JP H0839299A
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JP
Japan
Prior art keywords
press machine
forming force
frame
generating means
force generating
Prior art date
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Pending
Application number
JP17858994A
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English (en)
Inventor
Bunji Furuyama
文治 古山
Toshimitsu Sato
俊光 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】摺動抵抗に起因する傾きを低減するとともに、
偏重が発生した場合にも傾きの増大を抑制することがで
きるプレス機械を提供する。 【構成】略円形断面形状を備えたタイロッド3の小径部
分3bが、スライダーガイド4、アップライト5、クラ
ウン6の順で貫通されており、ネジ部分3aに螺合する
ナット7が締められることによってこれらが強固に固定
されている。成形力発生装置9が作動すると、この成形
力がコンロッド10の球頭部10a及び上型ベース14
の凹面部14aを介して駆動部材60へ伝達され、駆動
部材60はスライダーガイド4に案内されて上下動す
る。そして駆動部材60の下端に固定された上金型16
が、ボルスタ2上の下金型17上に配置された被加工物
(図示せず)をプレスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス機械に係わり、
例えば、冷間押出し部品、打ち抜き部品、絞り加工部品
を成形するプレス機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のプレス機械に関する公知
技術として、例えば、特公昭60−26639号公報記
載のものがある。この公知技術は、成形力発生装置が載
置されたクラウンと被加工物が配置されたベッドとを、
水平断面四隅に配列された計4本のロッドで固定し、金
型が取り付けられた矩形の大型スライダーをこの4本の
ロッドをガイドとして上下動させることによって被加工
物を成形するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知技術には以下の課題が存在する。すなわち、上記公知
技術による大形スライダー型のプレス機械においては、
スライダーが4本のガイドロッドをガイドとして上下動
する構造となっている。このとき、プレス時の円滑上下
動を確保するためには、スライダーとガイドロッドとの
間にある程度の隙間を設ける必要がある。よって、この
隙間が大型スライダーの四隅4カ所に設けられこれらが
合算される結果大きなガタが生じ、上下動における摺動
抵抗が増大してスライダーに大きな傾きが発生する場合
がある。また、このような摺動抵抗に起因する大きな傾
きがあると、プレス時においてスライダーが傾いた状態
のまま負荷を受け(以下適宜、この状態を偏重とい
う)、大型のスライダー自体がたわんでこの傾きをさら
に増大させる場合がある。そしてこのような傾きは、ス
ライダーに取り付けられた金型の傾きを生じ、高精度の
加工部品を得るのが困難となる場合があるという不都合
があった。
【0004】本発明の目的は、摺動抵抗に起因する傾き
を低減するとともに、偏重が発生した場合にも傾きの増
大を抑制することができるプレス機械を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、少なくとも1つの成形力発生手段
と、この成形力発生手段が固定された上部フレームと、
被加工物が配置される下部フレームと、前記上部フレー
ムと前記下部フレームとを連結する中間連結手段と、前
記成形力発生手段の作動によって上下動する駆動部材
と、この駆動部材の下端に固定された加工ヘッドと、前
記駆動部材の上下動を案内するガイド手段とを有するプ
レス機械において、前記ガイド手段は、前記上部フレー
ムと前記下部フレームとの間に設けられ、前記中間連結
手段に固定された中間フレームであり、かつこの中間フ
レームは、前記駆動部材に貫通され該駆動部材を上下方
向に摺動可能に支持する第1の貫通孔を備えていること
を特徴とするプレス機械が提供される。
【0006】好ましくは、前記プレス機械において、前
記上部フレームはクラウンであり、前記下部フレームは
ボルスタであり、前記中間連結手段は、前記ボルスタの
四隅に植設された4本の固定ロッドを備えていることを
特徴とするプレス機械が提供される。
【0007】また好ましくは、前記プレス機械におい
て、前記中間連結手段は、上端に設けられたネジ部分及
びこのネジ部分の下方に続く小径部分及びこの小径部分
の下方に続く大径部分を備えた略円形断面の段付きロッ
ドと、内周が前記段付きロッドの小径部分の外周に嵌合
した略円管形状のアップライトと、前記段付きロッドの
ネジ部分に螺合するナットとを有しており、前記上部フ
レームは、前記段付きロッドの小径部分に貫通される第
2の貫通孔を備えており、前記中間フレームは、前記段
付きロッドの小径部分に貫通される第3の貫通孔を備え
るとともに、前記ナットが締められ前記上部フレーム及
びアップライトを介して前記段付きロッドの大径部分の
上端面に向かって押圧されることにより固定されている
ことを特徴とするプレス機械が提供される。
【0008】さらに好ましくは、前記プレス機械におい
て、前記中間フレームは、前記第1の貫通孔の内面に設
けられ前記駆動部材との摩擦を緩和する摺動補助手段を
有することを特徴とするプレス機械が提供される。
【0009】また好ましくは、前記プレス機械におい
て、前記摺動補助手段は、スライドベアリング、プレー
ンベアリング、及びプレーンブッシュのうち少なくとも
1つであることを特徴とするプレス機械が提供される。
【0010】さらに好ましくは、前記プレス機械におい
て、上端が前記成形力発生手段に連結されるとともに下
端に第1の球頭部を備え、該成形力発生手段で発生した
成形力を前記駆動部材に伝達する成形力伝達手段をさら
に有し、前記駆動部材は、前記第1の球頭部に係合する
第1の凹面部を備えていることを特徴とするプレス機械
が提供される。
【0011】また好ましくは、前記プレス機械におい
て、前記成形力伝達手段は、上端が前記成形力発生手段
に固定され下端に前記第1の球頭部が形成された第1の
可動ロッドであることを特徴とするプレス機械が提供さ
れる。
【0012】さらに好ましくは、前記プレス機械におい
て、前記成形力伝達手段は、下端に前記第1の球頭部が
形成され上端に第2の球頭部が形成された第2の可動ロ
ッドと、上端が前記成形力発生手段に固定され下端に前
記第2の球頭部に係合する第2の凹面部が形成された第
3の可動ロッドとを有することを特徴とするプレス機械
が提供される。
【0013】また好ましくは、前記プレス機械におい
て、前記駆動部材及び加工ヘッドはそれぞれ複数個あ
り、これに対応して、前記駆動部材に備えられた第1の
凹面部、前記成形力伝達手段に備えられた第1の球頭
部、及び前記中間フレームの第1の貫通孔もそれぞれ複
数個あり、かつ、前記成形力伝達手段は、それぞれ下端
に前記第1の球頭部が形成され上端に第2の球頭部が形
成された複数個の第2の可動ロッドと、上端が前記成形
力発生手段に固定されるとともに下端に第3の球頭部を
備えた第4の可動ロッドと、上面に前記第3の球頭部に
係合する第3の凹面部が形成されるとともに下面に前記
第2の球頭部に係合する複数個の第4の凹面部が形成さ
れ、前記成形力発生手段からの成形力を前記複数個の第
2の可動ロッドに分配して伝達する分配フレームとを有
し、かつこの分配フレームは、前記中間連結手段によっ
て上下方向に摺動可能に案内保持されていることを特徴
とするプレス機械が提供される。
【0014】さらに好ましくは、前記プレス機械におい
て、前記成形力発生手段はそれぞれ複数個あり、これに
対応して前記駆動部材、加工ヘッド、及び中間フレーム
の第1の貫通孔も複数個あることを特徴とするプレス機
械が提供される。
【0015】
【作用】以上のように構成した本発明においては、成形
力発生手段が作動すると、駆動部材はガイド手段に案内
されながら上下動し、駆動部材の下端に固定された加工
ヘッドが下部フレームに配置された被加工物を加工す
る。このとき、ガイド手段として、上部フレームと下部
フレームとを連結する中間連結手段に固定された中間フ
レームを用い、この中間フレームに備えられた第1の貫
通孔で駆動部材が上下方向に摺動可能に支持されている
ことにより、プレス時の円滑上下動を確保するための隙
間は、中間フレームに設けられた第1の貫通孔と駆動部
材の外周との間に設けられることとなる。ここにおい
て、従来は、大型スライダーの四隅4カ所に隙間が設け
られていたのでこれらが合算されて大きなガタを生じ、
さらにこのような大きなガタのもとで大型の板材である
スライダーが上下方向に摺動する構成であったので摺動
抵抗が大きく、結果としてスライダーに大きな傾きが生
じる場合があった。
【0016】これに比し、本発明において、1つの駆動
部材は第1の貫通孔との間にわずかな隙間を有するのみ
であるから従来のように大きなガタが生じることがな
い。そしてこのような小さなガタのもとで比較的小さな
駆動部材が摺動する構成であるので従来よりも摺動抵抗
が小さくなる。よって摺動抵抗に起因する駆動部材の傾
きを低減し、負荷荷重をほぼ鉛直に受圧することができ
る。また従来は、プレス時において傾いた状態のままで
スライダーが負荷を受ける偏重が発生したとき、上下動
するスライダー自体がたわんでこの傾きをさらに増大さ
せる場合があったが、本発明においては、上記のように
負荷をほぼ鉛直に受圧できる上、もし偏重が発生しても
上下動を行うのは小さな駆動部材であってたわみが極め
て小さくなるので、偏重発生時の駆動部材の傾きの増大
を抑制することができる。
【0017】また、上部フレームはクラウンであり、下
部フレームはボルスタであり、中間連結手段は、ボルス
タの四隅に植設された4本の固定ロッドを備えているこ
とにより、成形力発生手段を固定する手段と、被加工物
を配置する手段と、上部フレームと下部フレームとを連
結する手段とを実現することができる。
【0018】さらに、中間連結手段は、上端に設けられ
たネジ部分及びこのネジ部分の下方に続く小径部分及び
この小径部分の下方に続く大径部分を備えた略円形断面
の段付きロッドと、内周が段付きロッドの小径部分の外
周に嵌合した略円管形状のアップライトと、段付きロッ
ドのネジ部分に螺合するナットとを有しており、上部フ
レームは、段付きロッドの小径部分に貫通される第2の
貫通孔を備えており、中間フレームは、段付きロッドの
小径部分に貫通される第3の貫通孔を備えるとともに、
ナットが締められ上部フレーム及びアップライトを介し
て段付きロッドの大径部分の上端面に向かって押圧され
て固定されていることにより、段付きロッドの小径部分
に中間フレーム、アップライト、上部フレームをこの順
番で貫通させた後、ネジ部分に螺合するナットを締めれ
ば、これらすべてを強固に固定することができる。
【0019】また、中間フレームは、第1の貫通孔の内
面に設けられ駆動部材との摩擦を緩和する摺動補助手段
を有することにより、駆動部材の上下方向摺動のさらな
る円滑化を図ることができ、また摩耗時に主としてこの
摺動補助手段のみを取り替えれば足りるので、メンテナ
ンスの便宜を図れる。
【0020】さらに、摺動補助手段は、スライドベアリ
ング、プレーンベアリング、及びプレーンブッシュのう
ち少なくとも1つであることにより、駆動部材との摩擦
を緩和する手段を実現できる。
【0021】また、上端が成形力発生手段に連結される
とともに下端に第1の球頭部を備え、成形力発生手段で
発生した成形力を駆動部材に伝達する成形力伝達手段を
さらに有し、駆動部材は、第1の球頭部に係合する第1
の凹面部を備えていることにより、成形力発生手段で発
生した成形力の方向と駆動部材の中心軸の方向とのズレ
を解消し、成形力発生手段の横方向への挙動が駆動部材
へ影響しないように、あるいは駆動部材の横方向への挙
動が成形力発生手段へ影響しないようにして、円滑な駆
動力伝達を可能とする。
【0022】さらに、成形力伝達手段は、上端が成形力
発生手段に固定され下端に第1の球頭部が形成された第
1の可動ロッドであるか、若しくは、下端に第1の球頭
部が形成され上端に第2の球頭部が形成された第2の可
動ロッドと、上端が成形力発生手段に固定され下端に第
2の球頭部に係合する第2の凹面部が形成された第3の
可動ロッドとを有することにより、成形力発生手段で発
生した成形力を駆動部材に伝達する手段を実現できる。
【0023】また、駆動部材及び加工ヘッドはそれぞれ
複数個あり、これに対応して、駆動部材に備えられた第
1の凹面部、成形力伝達手段に備えられた第1の球頭
部、及び中間フレームの第1の貫通孔もそれぞれ複数個
あり、かつ、成形力伝達手段において、成形力発生手段
に第4の可動ロッドの上端が固定され、第4の可動ロッ
ドの下端の第3の球頭部と中間連結手段で上下方向に摺
動可能に案内保持された分配フレーム上面の第3の凹面
部とが係合し、分配フレーム下面の複数個の第4の凹面
部のそれぞれと複数個の第2の可動ロッドそれぞれの上
端の第2の球頭部とが係合して成形力発生手段からの成
形力が分配して伝達され、それぞれの第2の可動ロッド
下端には第1の球頭部が形成されていることにより、1
つの成形力発生手段で複数の駆動部材及び加工ヘッドを
駆動し、複数の被加工物を同時に加工することができ
る。
【0024】さらに、成形力発生手段はそれぞれ複数個
あり、これに対応して駆動部材、加工ヘッド、及び中間
フレームの第1の貫通孔も複数個あることにより、複数
の成形力発生手段でそれぞれ1つの駆動部材及び加工ヘ
ッドを駆動し、複数の被加工物を同時に加工することが
できる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図6により説
明する。本発明の第1の実施例を図1〜図3により説明
する。本実施例によるプレス機械の全体縦断面構造を図
1に示す。図1において、プレス機械100は、成形力
発生装置9と、この成形力発生装置9が図示しない固定
手段によって上部に固定されたクラウン6と、架台1の
上に結合固定されたボルスタ2と、このボルスタ2の四
隅に垂直に植設された4本のタイロッド3と、クラウン
6とボルスタ2との間にそれらに平行に設けられタイロ
ッド3に固定されたスライダーガイド4と、クラウン6
とスライダーガイド4との間に設けられたアップライト
5とを有する。
【0026】タイロッド3は、略円形断面形状を有して
おり、上端に設けられたネジ部分3aと、このネジ部分
3aの下方に続く小径部分3bと、この小径部分3bの
下方に続く大径部分3cとを備えている。ここで、図1
中A−A断面を図2に示すように、アップライト5は内
周が小径部分3bの外周に嵌合する略円管形状を有して
おり、クラウン6は小径部分3bに貫通される貫通孔6
aを備えており、スライダーガイド4は小径部分3bに
貫通される貫通孔4aを備えている。すなわち、この小
径部分3bは、スライダーガイド4、アップライト5、
クラウン6の順で貫通されており、そして、タイロッド
3のネジ部分3aに螺合するナット7が締められること
によってボルスタ2、タイロッド3、スライダーガイド
4、アップライト5、クラウン6が強固にしかも精度良
く安定して固定されている。このときスライダーガイド
4についてみると、クラウン6及びアップライト5を挟
んでナット7が締められることで、スペーサ8を介しタ
イロッド3の大径部分3cの上端面に向かって押圧され
固定されている。
【0027】成形力発生装置9には、成形力伝達手段で
あるコンロッド10の上端が固定されており、またコン
ロッド10の下端には球頭部10aが形成されている。
またコンロッド10は、クラウン6に取付けられたブッ
シュ11と滑合されて上下方向の摺動がガイドされてい
る。
【0028】コンロッド10の下方には、成形力発生装
置9が動作して発生した成形力がコンロッド10により
伝達されて上下動する駆動部材60と、この駆動部材6
0の下端に固定された上金型16とが設置されている。
【0029】駆動部材60は、コンロッド10の球頭部
10aに係合する凹面部14aを備えた上型ベース14
と、上型ベース14の上端に設けられて球頭部10aの
上側と当接する固定リング13と、上型ベース14の外
周に固定された略円筒形状のスライダー12とを有して
いる。またスライダーガイド4には、駆動部材60に貫
通され駆動部材60を上下方向に摺動可能に支持する略
円形の貫通孔4bと、貫通孔4bの内面に設けられスラ
イダー12との摩擦を緩和するブッシュ15とが設けら
れている。このブッシュ15としては、例えばスライド
ベアリング、又はプレーンベアリング、又はプレーンブ
ッシュ等を用いることができる。図1中B−B断面を図
3に示す。このブッシュ15により、駆動部材60の上
下方向摺動のさらなる円滑化を図ることができ、また摩
耗時に主としてこのブッシュ15のみを取り替えれば足
りるので、メンテナンスの便宜を図れる。
【0030】ボルスタ2の上面には、ノックアウトピン
20のガイドを兼ねたインサートプレート19をガイド
に下金型17が取付けられ、ボルスタ2の下面にはノッ
クアウト装置18が取付けられている。
【0031】なお上記において、タイロッド3と、アッ
プライト5と、ナット7とが、クラウン6とボルスタ2
とを連結する中間連結手段50を構成している。
【0032】以上の構成における動作及び作用を以下に
説明する。上記のような構成のプレス機械100におい
ては、成形力発生装置9が作動して成形力が発生する
と、この成形力がコンロッド10を介して伝達され、駆
動部材60はブッシュ15を介しスライダーガイド4に
案内されて下へ動き、駆動部材60の下端に固定された
上金型16が、ボルスタ2上の下金型17上に配置され
た被加工物(図示せず)をプレスし、打ち抜かれた部材
が下金型17内の通路17aへ落下する。そしてノック
アウト装置18が作動することによってノックアウトピ
ン20が上方へ動作し、この落下した部材を通路17a
から下金型17外へ押し出して回収する。
【0033】以上の動作において、本実施例のプレス機
械100においては、駆動部材60の上下動を案内する
ガイド手段としてタイロッド3に固定されたスライダー
ガイド4を用い、このスライダーガイド4に備えられた
貫通孔4bで駆動部材60が上下方向に摺動可能に支持
されることにより、プレス時の円滑上下動を確保するた
めの隙間は、貫通孔4bに設けられたブッシュ15とス
ライダー12の外周との間に設けられることとなる(図
3参照)。ここにおいて、従来は、大型スライダーの四
隅4カ所に円滑上下動確保用の隙間が設けられていたの
でこれらが合算されて大きなガタを生じ、そしてこのよ
うな大きなガタのもとで大型の板材であるスライダーが
上下方向に摺動する構成であったので摺動抵抗が大きく
なり、結果としてスライダーに大きな傾きが生じる場合
があった。これに比し本実施例のプレス機械100にお
いては、かかる隙間は、駆動部材60のスライダー12
とブッシュ15との間にわずかに設けられるのみである
から従来のように大きなガタが生じることがない。そし
てこのような小さなガタのもとで比較的小さな駆動部材
60が摺動する構成であるので従来よりも摺動抵抗が小
さくなる。よって摺動抵抗に起因する駆動部材60の傾
きを低減し、負荷荷重をほぼ鉛直に受圧することができ
る。
【0034】また従来は、プレス時において傾いた状態
のままでスライダーが負荷を受ける偏重が発生したと
き、上下動するスライダー自体がたわんでこの傾きをさ
らに増大させる場合があったが、本実施例のプレス機械
100においては、上記のように負荷をほぼ鉛直に受圧
できる上、もし偏重が発生しても上下動を行うのは小さ
な駆動部材60であってたわみが極めて小さくなるの
で、偏重発生時の駆動部材60の傾きの増大を抑制する
ことができる。よって、駆動部材60に固定された上金
型16による加工精度を向上することができる。また駆
動部材60が負荷荷重をほぼ鉛直に無駄無く受けること
になるので、剛性が高く小型で機械効率の高いプレス機
械を得ることができる。さらに常時上下方向への摺動を
行う駆動部材60を小型とすることができるので、メン
テナンス性の向上を図ることができる。
【0035】また、上端が成形力発生装置9に連結され
たコンロッド10の下端に備えられた球頭部10aと、
駆動部材60の上型ベース14に備えられた凹面部14
aとが係合し、成形力発生装置9で発生した成形力を駆
動部材60に伝達することにより、成形力発生装置9で
発生した成形力の方向と駆動部材60の中心軸の方向と
のズレを解消し、成形力発生装置9の横方向への挙動が
駆動部材60へ影響しないように、あるいは駆動部材6
0の横方向への挙動が成形力発生装置9へ影響しないよ
うにして、円滑な駆動力伝達が可能となる。
【0036】本発明の第2の実施例を図4により説明す
る。本実施例によるプレス機械200の全体縦断面構造
を図4に示す。第1の実施例と同等の部材には同一の符
号を付す。図4において、本実施例のプレス機械200
が第1の実施例のプレス機械100と異なる点は、成形
力発生装置9で発生された成形力を駆動部材60に伝達
する成形力伝達手段として、下端に上型ベース14の凹
面14aと係合する球頭部22aを備えるとともに上端
に球頭部22bを備えたコンロッド22と、下端に球頭
部22bに係合する凹面部21aを備えコンロッド22
と自在係合するヘッダー21が設けられるとともに上端
が成形力発生装置9に固定されたロッド23とを有する
点である。その他の構造は、第1の実施例のプレス機械
100とほぼ同様である。
【0037】本実施例によっても、第1の実施例と同様
の効果を得る。
【0038】本発明の第3の実施例を図5により説明す
る。本実施例は、1つの成形力発生装置9によって、2
つの加工を同時に行うプレス機械の実施例である。本実
施例によるプレス機械300の全体縦断面構造を図5に
示す。第1及び第2の実施例と同等の部材には同一の符
号を付すとともに、2つずつ設けられているものについ
てはそれぞれ添え字L又はRを付して区別して示す。図
5において、本実施例のプレス機械300が第1の実施
例のプレス機械100と異なる主要な点は、駆動部材6
0L,R、上金型16L,R、スライダーガイド4の貫通
孔4Lb,Rb、ブッシュ15L,R、下金型17L,
R、ノックアウト装置18L,R、インサートプレート
19L,R、ノックアウトピン20L,Rが添字で示され
るように2個ずつ設けられていることと、成形力発生装
置9で発生された成形力を駆動部材60に伝達する成形
力伝達手段として、下端に上型ベース14L,Rの凹面
14La,Raと係合する球頭部28La,Raを備える
とともに上端に球頭部28Lb,28Rbを備えたコン
ロッド28L,Rと、下端に球頭部29aが形成される
とともに上端が成形力発生装置9に固定されたコンロッ
ド29と、上面に球頭部29aに係合する凹面24a及
び固定プレート26が設けられ下面に球頭部28Lb,
Rbが係合する凹面24b,c及び固定プレート27L,
Rが設けられた稼動フレーム24とを有する点である。
この稼動フレーム24は、スライダーガイド4とクラウ
ン6の間に設けられており、タイロッド3に強固に嵌合
されたアップライト5によって上下方向に摺動可能に案
内保持され、成形力発生装置9からの成形力をコンロッ
ド28L,Rに分配して伝達する役割を果たす。また稼
動フレーム24とアップライト5との摺動部には、ブッ
シュ25が取付けられて摺動の円滑化が図られている。
その他の構造は、第1の実施例のプレス機械100とほ
ぼ同様である。
【0039】本実施例によれば、第1の実施例と同様の
効果に加え、1つの成形力発生装置9で2つの駆動部材
60L,R及び上金型16L,Rを駆動し、2つの被加工
物を同時に加工することができる。
【0040】なお、上記実施例においては、駆動部材6
0L,R、上金型16L,R、下金型17L,R、スライ
ダーガイド4の貫通孔4Lb,Rb、ブッシュ15L,
R、ノックアウト装置18L,R、インサートプレート
19L,R、ノックアウトピン20L,Rが2個ずつ設け
られていたが、3個以上設けることもでき、この場合に
おいても同様の効果を得る。
【0041】本発明の第4の実施例を図6により説明す
る。本実施例は、2つの成形力発生装置9によって、2
つの加工を同時に行うプレス機械の実施例である。本実
施例によるプレス機械400の全体縦断面構造を図6に
示す。第1〜第3の実施例と同等の部材には同一の符号
を付すとともに、2つずつ設けられているものについて
はそれぞれ添え字L又はRを付して区別して示す。図6
において、本実施例のプレス機械400が第1の実施例
のプレス機械100と異なる主要な点は、成形力発生装
置9L,R、コンロッド10L,R、ブッシュ11L,
R、駆動部材60L,R、上金型16L,R、スライダー
ガイド4の貫通孔4Lb,Rb、ブッシュ15L,R、下
金型17L,R、ノックアウト装置18L,R、インサー
トプレート19L,R、ノックアウトピン20L,Rが添
字で示されるように2個ずつ設けられていることであ
る。その他の構造は、第1の実施例のプレス機械100
とほぼ同様である。
【0042】本実施例によれば、第1の実施例と同様の
効果に加え、2つの成形力発生装置9L,9Rが、それ
ぞれ駆動部材60L又は60R、上金型16L又は16
Rを駆動し、2つの被加工物を同時に加工することがで
きる。
【0043】なお、上記実施例においては、成形力発生
装置9L,R、コンロッド10L,R、ブッシュ11L,
R、駆動部材60L,R、上金型16L,R、スライダー
ガイド4の貫通孔4Lb,Rb、ブッシュ15L,R、下
金型17L,R、ノックアウト装置18L,R、インサー
トプレート19L,R、ノックアウトピン20L,Rが2
個ずつ設けられていたが、3個以上設けることもでき、
この場合においても同様の効果を得る。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、1つの駆動部材は第1
の貫通孔との間にわずかな隙間を有するのみであるから
従来のように大きなガタが生じることがない。そしてこ
のような小さなガタのもとで比較的小さな駆動部材が摺
動する構成であるので従来よりも摺動抵抗が小さくな
る。よって摺動抵抗に起因する駆動部材の傾きを低減
し、負荷荷重をほぼ鉛直に受圧することができる。また
このように負荷をほぼ鉛直に受圧できる上、もし偏重が
発生しても上下動を行うのは小さな駆動部材であってた
わみが極めて小さくなるので、偏重発生時の駆動部材の
傾きの増大を抑制することができる。よって、駆動部材
に固定された加工ヘッドによる加工精度を向上すること
ができる。また駆動部材は負荷荷重をほぼ鉛直に無駄無
く受けることになるので、剛性が高く小型で機械効率の
高いプレス機械を得ることができる。さらに常時上下方
向への摺動を行う駆動部材を小型とすることができるの
で、メンテナンス性の向上を図ることができる。
【0045】また、上端が成形力発生手段に連結される
とともに下端に第1の球頭部を備え、成形力発生手段で
発生した成形力を駆動部材に伝達する成形力伝達手段を
さらに有し、駆動部材は、第1の球頭部に係合する第1
の凹面部を備えているので、成形力発生手段で発生した
成形力の方向と駆動部材の中心軸の方向とのズレを解消
し、成形力発生手段の横方向への挙動が駆動部材へ影響
しないように、あるいは駆動部材の横方向への挙動が成
形力発生手段へ影響しないようにして、円滑な駆動力伝
達を可能とする。さらに、成形力伝達手段において、成
形力発生手段に第4の可動ロッドの上端が固定され、第
4の可動ロッドの下端の第3の球頭部と中間連結手段で
上下方向に摺動可能に案内保持された分配フレーム上面
の第3の凹面部とが係合し、分配フレーム下面の複数個
の第4の凹面部のそれぞれと複数個の第2の可動ロッド
それぞれの上端の第2の球頭部とが係合して成形力発生
手段からの成形力が分配して伝達され、それぞれの第2
の可動ロッド下端には第1の球頭部が形成されているの
で、1つの成形力発生手段で複数の駆動部材及び加工ヘ
ッドを駆動し、複数の被加工物を同時に加工することが
できる。また、成形力発生手段はそれぞれ複数個あり、
これに対応して駆動部材、加工ヘッド、及び中間フレー
ムの第1の貫通孔も複数個あるので、複数の成形力発生
手段でそれぞれ1つの駆動部材及び加工ヘッドを駆動
し、複数の被加工物を加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるプレス機械の全体
構造を示す縦断面図である。
【図2】図1中AーA線による横断面図である。
【図3】図1中BーB線による横断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例によるプレス機械の全体
構造を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例によるプレス機械の全体
構造を示す縦断面図である。
【図6】本発明の第4の実施例によるプレス機械の全体
構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2 ボルスタ(下部フレーム) 3 タイロッド(固定ロッド・段付きロッ
ド) 3a ネジ部分 3b 小径部分 3c 大径部分 4 スライダーガイド(中間フレーム) 4a 貫通孔(第3の貫通孔) 4b 貫通孔(第1の貫通孔) 4Lb,Rb 貫通孔(第1の貫通孔) 5 アップライト 6 クラウン(上部フレーム) 6a 貫通孔(第2の貫通孔) 7 ナット 8 スペーサ 9 成形力発生装置 9L,9R 成形力発生装置 10 コンロッド(第1の可動ロッド) 10a 球頭部(第1の球頭部) 10L,R コンロッド(第1の可動ロッド) 10La,Ra 球頭部(第1の球頭部) 12 スライダー 12L,R スライダー 13 固定リング 13L,R 固定リング 14 上型ベース 14a 凹面部(第1の凹面部) 14L,R 上型ベース 14La,Ra 凹面部(第1の凹面部) 15 ブッシュ(摺動補助手段) 15L,R ブッシュ(摺動補助手段) 16 上金型(加工ヘッド) 16L,R 上金型(加工ヘッド) 21 ヘッダー 21a 凹面部(第2の凹面部) 22 コンロッド(第2の可動ロッド) 22a 球頭部(第1の球頭部) 22b 球頭部(第2の球頭部) 23 ロッド(第3の可動ロッド) 24 稼動フレーム(分配フレーム) 24a 凹面部(第3の凹面部) 24b,c 凹面部(第4の凹面部) 25 ブッシュ 26 固定プレート 27 固定プレート 28L,R コンロッド(第2の可動ロッド) 28La,Ra 球頭部(第1の球頭部) 28Lb,Rb 球頭部(第2の球頭部) 29 コンロッド(第4の可動ロッド) 29a 球頭部(第3の球頭部) 50 中間連結部材 60 駆動部材 60L,R 駆動部材 100 プレス機械 200 プレス機械 300 プレス機械 400 プレス機械

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの成形力発生手段と、こ
    の成形力発生手段が固定された上部フレームと、被加工
    物が配置される下部フレームと、前記上部フレームと前
    記下部フレームとを連結する中間連結手段と、前記成形
    力発生手段の作動によって上下動する駆動部材と、この
    駆動部材の下端に固定された加工ヘッドと、前記駆動部
    材の上下動を案内するガイド手段とを有するプレス機械
    において、 前記ガイド手段は、前記上部フレームと前記下部フレー
    ムとの間に設けられ、前記中間連結手段に固定された中
    間フレームであり、かつこの中間フレームは、前記駆動
    部材に貫通され該駆動部材を上下方向に摺動可能に支持
    する第1の貫通孔を備えていることを特徴とするプレス
    機械。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプレス機械において、前
    記上部フレームはクラウンであり、前記下部フレームは
    ボルスタであり、前記中間連結手段は、前記ボルスタの
    四隅に植設された4本の固定ロッドを備えていることを
    特徴とするプレス機械。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のプレス機械において、前
    記中間連結手段は、上端に設けられたネジ部分及びこの
    ネジ部分の下方に続く小径部分及びこの小径部分の下方
    に続く大径部分を備えた略円形断面の段付きロッドと、
    内周が前記段付きロッドの小径部分の外周に嵌合した略
    円管形状のアップライトと、前記段付きロッドのネジ部
    分に螺合するナットとを有しており、前記上部フレーム
    は、前記段付きロッドの小径部分に貫通される第2の貫
    通孔を備えており、前記中間フレームは、前記段付きロ
    ッドの小径部分に貫通される第3の貫通孔を備えるとと
    もに、前記ナットが締められ前記上部フレーム及びアッ
    プライトを介して前記段付きロッドの大径部分の上端面
    に向かって押圧されることにより固定されていることを
    特徴とするプレス機械。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のプレス機械において、前
    記中間フレームは、前記第1の貫通孔の内面に設けられ
    前記駆動部材との摩擦を緩和する摺動補助手段を有する
    ことを特徴とするプレス機械。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のプレス機械において、前
    記摺動補助手段は、スライドベアリング、プレーンベア
    リング、及びプレーンブッシュのうち少なくとも1つで
    あることを特徴とするプレス機械。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のプレス機械において、上
    端が前記成形力発生手段に連結されるとともに下端に第
    1の球頭部を備え、該成形力発生手段で発生した成形力
    を前記駆動部材に伝達する成形力伝達手段をさらに有
    し、前記駆動部材は、前記第1の球頭部に係合する第1
    の凹面部を備えていることを特徴とするプレス機械。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のプレス機械において、前
    記成形力伝達手段は、上端が前記成形力発生手段に固定
    され下端に前記第1の球頭部が形成された第1の可動ロ
    ッドであることを特徴とするプレス機械。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のプレス機械において、前
    記成形力伝達手段は、下端に前記第1の球頭部が形成さ
    れ上端に第2の球頭部が形成された第2の可動ロッド
    と、上端が前記成形力発生手段に固定され下端に前記第
    2の球頭部に係合する第2の凹面部が形成された第3の
    可動ロッドとを有することを特徴とするプレス機械。
  9. 【請求項9】 請求項6記載のプレス機械において、前
    記駆動部材及び加工ヘッドはそれぞれ複数個あり、これ
    に対応して、前記駆動部材に備えられた第1の凹面部、
    前記成形力伝達手段に備えられた第1の球頭部、及び前
    記中間フレームの第1の貫通孔もそれぞれ複数個あり、
    かつ、前記成形力伝達手段は、それぞれ下端に前記第1
    の球頭部が形成され上端に第2の球頭部が形成された複
    数個の第2の可動ロッドと、上端が前記成形力発生手段
    に固定されるとともに下端に第3の球頭部を備えた第4
    の可動ロッドと、上面に前記第3の球頭部に係合する第
    3の凹面部が形成されるとともに下面に前記第2の球頭
    部に係合する複数個の第4の凹面部が形成され、前記成
    形力発生手段からの成形力を前記複数個の第2の可動ロ
    ッドに分配して伝達する分配フレームとを有し、かつこ
    の分配フレームは、前記中間連結手段によって上下方向
    に摺動可能に案内保持されていることを特徴とするプレ
    ス機械。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のプレス機械において、
    前記成形力発生手段はそれぞれ複数個あり、これに対応
    して前記駆動部材、加工ヘッド、及び中間フレームの第
    1の貫通孔も複数個あることを特徴とするプレス機械。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006326655A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Yamaha Fine Technologies Co Ltd パンチング装置
JP2014521440A (ja) * 2011-07-26 2014-08-28 ペレリン ミルナー コーポレイション ランドリープレス装置及び方法

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