JPH0839399A - 工作機械の熱変位補正装置 - Google Patents
工作機械の熱変位補正装置Info
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- JPH0839399A JPH0839399A JP17576694A JP17576694A JPH0839399A JP H0839399 A JPH0839399 A JP H0839399A JP 17576694 A JP17576694 A JP 17576694A JP 17576694 A JP17576694 A JP 17576694A JP H0839399 A JPH0839399 A JP H0839399A
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- thermal displacement
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- spindle
- machining
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 title claims abstract description 88
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims abstract description 107
- 238000003754 machining Methods 0.000 claims description 32
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 26
- 238000012360 testing method Methods 0.000 abstract description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 26
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 25
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
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- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
- Numerical Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加工プログラムによる空運転時に所定のタイ
ミングで熱変位量を検出して正確な補正値を求め、機械
的熱変位が加工精度に及ぼす影響を実加工において的確
に除去する。 【構成】 ワークの実際の加工に先立ち、それと同じ加
工プログラムに従って工作機械を空運転する。このと
き、主軸2にテストバー3を取り付け、加工プログラム
の所定のタイミングで主軸の熱変位量を変位検出器4を
用いて検出する。そして、熱変位量に基づき主軸2とワ
ークとの相対位置補正値を算出して記憶する。ワーク加
工時には、補正値に基づいて加工プログラムの各ブロッ
ク毎に主軸2とワークとの相対位置を補正する。補正値
を所定の検出間隔において段階的に変化するように補間
処理し、加工時に細分化された補正値で補正を加えるよ
うにしてもよい。
ミングで熱変位量を検出して正確な補正値を求め、機械
的熱変位が加工精度に及ぼす影響を実加工において的確
に除去する。 【構成】 ワークの実際の加工に先立ち、それと同じ加
工プログラムに従って工作機械を空運転する。このと
き、主軸2にテストバー3を取り付け、加工プログラム
の所定のタイミングで主軸の熱変位量を変位検出器4を
用いて検出する。そして、熱変位量に基づき主軸2とワ
ークとの相対位置補正値を算出して記憶する。ワーク加
工時には、補正値に基づいて加工プログラムの各ブロッ
ク毎に主軸2とワークとの相対位置を補正する。補正値
を所定の検出間隔において段階的に変化するように補間
処理し、加工時に細分化された補正値で補正を加えるよ
うにしてもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークを切削又は研削
する工作機械において主軸の熱変位を補正する装置に関
するものである。
する工作機械において主軸の熱変位を補正する装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、主軸の熱変位はワークの加工精
度に大きく影響し、特に、金型等のように高価で高精度
が要求されるワークに加工不良が発生すると、多大な経
済的損害を蒙る。そこで、従来から各種の熱変位対策が
提案されているが、その一つに、主軸部の温度を手掛か
りに熱変位量を推定して補正を加える装置が知られ、こ
れとは別に、旋盤等においてワークをサンプリングしそ
の寸法を測定して適時に補正を加える方法も公知であ
る。
度に大きく影響し、特に、金型等のように高価で高精度
が要求されるワークに加工不良が発生すると、多大な経
済的損害を蒙る。そこで、従来から各種の熱変位対策が
提案されているが、その一つに、主軸部の温度を手掛か
りに熱変位量を推定して補正を加える装置が知られ、こ
れとは別に、旋盤等においてワークをサンプリングしそ
の寸法を測定して適時に補正を加える方法も公知であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の従来
装置によると、熱変位量を温度に基づいて間接的に推定
しているため、発熱部から加工部までの距離や介在物の
熱伝導率等の変動要因まで含めて熱変位量を厳密に検出
することが困難で、正確な補正は不可能であった。ま
た、後者の従来方法によると、特に、マシニングセンタ
による金型加工など加工が長時間に及ぶ場合、連続した
加工により熱変位量も連続的に変化するため、やはり正
確な補正は困難であった。
装置によると、熱変位量を温度に基づいて間接的に推定
しているため、発熱部から加工部までの距離や介在物の
熱伝導率等の変動要因まで含めて熱変位量を厳密に検出
することが困難で、正確な補正は不可能であった。ま
た、後者の従来方法によると、特に、マシニングセンタ
による金型加工など加工が長時間に及ぶ場合、連続した
加工により熱変位量も連続的に変化するため、やはり正
確な補正は困難であった。
【0004】そこで、本発明の課題は、熱変位を正確か
つ容易に補正できる新規な装置を提供することにある。
つ容易に補正できる新規な装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の熱変位補正装置は、工作機械の加工プロ
グラムにおける空運転中に主軸の熱変位量を検出する変
位検出器と、変位検出器による熱変位量検出プログラム
を記憶する検出プログラム記憶部と、加工プログラムに
対し熱変位量検出を行うタイミングを記憶する検出時期
記憶部と、熱変位量に基づき主軸とワークとの相対位置
補正値を算出する補正値算出部と、ワーク加工時に加工
プログラムの前記タイミングで前記補正値に基づいて主
軸とワークとの相対位置を補正する制御部とを設けて構
成される。
めに、本発明の熱変位補正装置は、工作機械の加工プロ
グラムにおける空運転中に主軸の熱変位量を検出する変
位検出器と、変位検出器による熱変位量検出プログラム
を記憶する検出プログラム記憶部と、加工プログラムに
対し熱変位量検出を行うタイミングを記憶する検出時期
記憶部と、熱変位量に基づき主軸とワークとの相対位置
補正値を算出する補正値算出部と、ワーク加工時に加工
プログラムの前記タイミングで前記補正値に基づいて主
軸とワークとの相対位置を補正する制御部とを設けて構
成される。
【0006】ここで、好ましくは、前記変位検出器は熱
変位量を前記タイミングで検出し、前記相対位置補正値
を前記タイミングの検出間隔に対し段階的に変化するよ
うに補間処理して算出する補間補正値算出部を備え、前
記制御部がワーク加工時に細分化された補正値に基づい
て主軸とワークとの相対位置を補正するように構成され
る。
変位量を前記タイミングで検出し、前記相対位置補正値
を前記タイミングの検出間隔に対し段階的に変化するよ
うに補間処理して算出する補間補正値算出部を備え、前
記制御部がワーク加工時に細分化された補正値に基づい
て主軸とワークとの相対位置を補正するように構成され
る。
【0007】
【作用】本発明の熱変位補正装置によれば、実加工に先
立ち、加工時と同じ加工プログラムに従って工作機械を
空運転し、そのときの主軸の熱変位量を変位検出器を用
いて検出するため、加工時とほぼ同じ状況下で、室温等
の環境要因も含む種々の要因によって発生する熱変位を
所定のタイミングで正確に検出して補正値を求めること
ができる。従って、この補正値で加工時に補正を加えれ
ば、機械的熱変位が加工精度に及ぼす影響を除去又は軽
減することができる。しかも、熱変位量の測定に際して
ワークをサンプリングする必要がないので、加工時間が
長時間に及ぶ場合でも、所定のタイミングで検出及び補
正作業を的確かつ容易に実施できる。
立ち、加工時と同じ加工プログラムに従って工作機械を
空運転し、そのときの主軸の熱変位量を変位検出器を用
いて検出するため、加工時とほぼ同じ状況下で、室温等
の環境要因も含む種々の要因によって発生する熱変位を
所定のタイミングで正確に検出して補正値を求めること
ができる。従って、この補正値で加工時に補正を加えれ
ば、機械的熱変位が加工精度に及ぼす影響を除去又は軽
減することができる。しかも、熱変位量の測定に際して
ワークをサンプリングする必要がないので、加工時間が
長時間に及ぶ場合でも、所定のタイミングで検出及び補
正作業を的確かつ容易に実施できる。
【0008】また、補正値を検出間隔において補間処理
し、その細分化された補正値で加工時に補正を加えるよ
うにすれば、熱変位量の測定時間を必要最小限に抑える
ことができるとともに、精緻な補正を加えて加工面を滑
らかに加工することが可能となる。
し、その細分化された補正値で加工時に補正を加えるよ
うにすれば、熱変位量の測定時間を必要最小限に抑える
ことができるとともに、精緻な補正を加えて加工面を滑
らかに加工することが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面に基
づいて説明する。図1は工作機械の構成を概略的に示す
もので、1は機械本体、2は主軸、3は主軸2に取り付
けられたテストバー、4はテストバー3の位置を測定し
て主軸2の熱変位量を検出するギャップセンサ又はレー
ザ測長器等からなる変位検出器、5は加工時及び検出時
に工作機械の各部を電気的に制御する制御装置、6は操
作盤である。
づいて説明する。図1は工作機械の構成を概略的に示す
もので、1は機械本体、2は主軸、3は主軸2に取り付
けられたテストバー、4はテストバー3の位置を測定し
て主軸2の熱変位量を検出するギャップセンサ又はレー
ザ測長器等からなる変位検出器、5は加工時及び検出時
に工作機械の各部を電気的に制御する制御装置、6は操
作盤である。
【0010】図2は制御装置5の構成を示すもので、8
は加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶部であ
る。そして9は、変位検出器による熱変位量検出プログ
ラムを記憶するための検出プログラム記憶部としての、
測定プログラムを記憶することができる測定プログラム
記憶部であり、10は、加工プログラムに対し熱変位量
検出を行うタイミングを記憶するための検出時期記憶部
としての、検出及び補正時の時間間隔の設定値を記憶す
ることができるインターバル記憶部である。また、11
は加工プログラム及び測定プログラムを解析するプログ
ラム解析部である。12はプログラム解析値に基づいて
所定の関数を発生する関数発生部、13は加算器、14
はサーボ制御部である。そして、サーボ制御部14が加
工プログラムに従い工作機械各部の駆動装置15を制御
して、主軸2に取り付けた工具でワーク(図示略)を加
工するようになっている。
は加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶部であ
る。そして9は、変位検出器による熱変位量検出プログ
ラムを記憶するための検出プログラム記憶部としての、
測定プログラムを記憶することができる測定プログラム
記憶部であり、10は、加工プログラムに対し熱変位量
検出を行うタイミングを記憶するための検出時期記憶部
としての、検出及び補正時の時間間隔の設定値を記憶す
ることができるインターバル記憶部である。また、11
は加工プログラム及び測定プログラムを解析するプログ
ラム解析部である。12はプログラム解析値に基づいて
所定の関数を発生する関数発生部、13は加算器、14
はサーボ制御部である。そして、サーボ制御部14が加
工プログラムに従い工作機械各部の駆動装置15を制御
して、主軸2に取り付けた工具でワーク(図示略)を加
工するようになっている。
【0011】同じく図2において、16はタイムカウン
タ、17はインターバル記憶部10の設定値に基づき検
出タイミング及び補正タイミングを判断するタイミング
判断部である。18は変位検出器4の検出データから主
軸2の熱変位量を算出する変位量算出部、19は主軸2
及びワークの相対位置の補正値を熱変位量に対応させて
算出する補正値算出部、20はその補正値を記憶する補
正値記憶部、21はインターバル記憶部10に設定され
た検出間隔において補正値が段階的に変化するように補
間処理して、複数の補間補正値を算出する補間補正値算
出部である。
タ、17はインターバル記憶部10の設定値に基づき検
出タイミング及び補正タイミングを判断するタイミング
判断部である。18は変位検出器4の検出データから主
軸2の熱変位量を算出する変位量算出部、19は主軸2
及びワークの相対位置の補正値を熱変位量に対応させて
算出する補正値算出部、20はその補正値を記憶する補
正値記憶部、21はインターバル記憶部10に設定され
た検出間隔において補正値が段階的に変化するように補
間処理して、複数の補間補正値を算出する補間補正値算
出部である。
【0012】次に、上記のように構成された装置による
熱変位補正方法の第一実施例を図3及び図4のフローチ
ャートに従って説明する。図3は熱変位量の測定工程を
示すフローチャートであり、この測定工程では工作機械
がワーク加工時と同じ加工プログラムに従って空運転さ
れる。すなわち、ステップS1で、加工を開始すると、
タイムカウンタ16が起動し、ステップS2で、タイミ
ング判断部17によりタイムカウンタ16の計数値がイ
ンターバル記憶部10の設定値に達したか否かが判断さ
れる。計数値が設定値に達した場合は、ステップS3
で、加工が中断されるとともに、タイムカウンタ16が
停止し、このときの加工プログラムのブロック番号が記
憶される。
熱変位補正方法の第一実施例を図3及び図4のフローチ
ャートに従って説明する。図3は熱変位量の測定工程を
示すフローチャートであり、この測定工程では工作機械
がワーク加工時と同じ加工プログラムに従って空運転さ
れる。すなわち、ステップS1で、加工を開始すると、
タイムカウンタ16が起動し、ステップS2で、タイミ
ング判断部17によりタイムカウンタ16の計数値がイ
ンターバル記憶部10の設定値に達したか否かが判断さ
れる。計数値が設定値に達した場合は、ステップS3
で、加工が中断されるとともに、タイムカウンタ16が
停止し、このときの加工プログラムのブロック番号が記
憶される。
【0013】ステップS4では、測定プログラムが読み
出されるとともに、機械側において主軸2にテストバー
3が取り付けられ、このテストバー3と相対する所定位
置に変位検出器4が位置決めされる。そして、ステップ
S5で、変位検出器4によりテストバー3の位置が測定
され、変位量算出部18が主軸2の熱変位量を検出す
る。ステップS6では、補正値算出部19が主軸2及び
ワークの相対位置の補正値を熱変位量に対応させて算出
し、ステップS7で、その補正値が補正値記憶部20に
記憶される。
出されるとともに、機械側において主軸2にテストバー
3が取り付けられ、このテストバー3と相対する所定位
置に変位検出器4が位置決めされる。そして、ステップ
S5で、変位検出器4によりテストバー3の位置が測定
され、変位量算出部18が主軸2の熱変位量を検出す
る。ステップS6では、補正値算出部19が主軸2及び
ワークの相対位置の補正値を熱変位量に対応させて算出
し、ステップS7で、その補正値が補正値記憶部20に
記憶される。
【0014】ステップS8では、加工を中断する前のブ
ロック番号の終了点に主軸2及びワークを位置決めした
状態で、タイムカウンタ16を再起動して加工を再開
し、ステップS9で、一つずつブロックを読み出してそ
の加工を実行する。そして、ステップS10で、加工終
了か否かが加工プログラム中の指令の有無によって判断
され、加工続行であれば、ステップS2に復帰する。ま
た、加工終了の場合は、ステップS11で、次のワーク
又は加工プログラムの有無が確認され、次加工があれ
ば、ステップS1に復帰し、ない場合には、測定工程を
終了する。
ロック番号の終了点に主軸2及びワークを位置決めした
状態で、タイムカウンタ16を再起動して加工を再開
し、ステップS9で、一つずつブロックを読み出してそ
の加工を実行する。そして、ステップS10で、加工終
了か否かが加工プログラム中の指令の有無によって判断
され、加工続行であれば、ステップS2に復帰する。ま
た、加工終了の場合は、ステップS11で、次のワーク
又は加工プログラムの有無が確認され、次加工があれ
ば、ステップS1に復帰し、ない場合には、測定工程を
終了する。
【0015】図4は熱変位量の測定工程を終了したワー
クの加工工程を示すフローチャートであり、ステップS
12で、加工を開始すると、タイムカウンタ16が起動
し、ステップS13で、タイムカウンタ16の計数値が
検出間隔の設定値に達したか否かが判断される。計数値
が設定値に達すると、つまり、熱変位量の検出時と同じ
タイミングにおいて、ステップS14で、その計数値に
対応する補正値が補正値記憶部20から読み出される。
そして、ステップS15で、補正値と関数発生部12の
出力とに基づき、サーボ制御部14が工作機械各部の駆
動装置15を制御して、各ブロックの加工が実行され
る。その後、ステップS16で、加工終了か続行かが判
断され、続行であればステップS13に復帰する。ま
た、終了の場合は、ステップS17で、次のワーク又は
加工プログラムの有無が確認され、次加工があればステ
ップS12に復帰し、なければ加工工程が終了する。
クの加工工程を示すフローチャートであり、ステップS
12で、加工を開始すると、タイムカウンタ16が起動
し、ステップS13で、タイムカウンタ16の計数値が
検出間隔の設定値に達したか否かが判断される。計数値
が設定値に達すると、つまり、熱変位量の検出時と同じ
タイミングにおいて、ステップS14で、その計数値に
対応する補正値が補正値記憶部20から読み出される。
そして、ステップS15で、補正値と関数発生部12の
出力とに基づき、サーボ制御部14が工作機械各部の駆
動装置15を制御して、各ブロックの加工が実行され
る。その後、ステップS16で、加工終了か続行かが判
断され、続行であればステップS13に復帰する。ま
た、終了の場合は、ステップS17で、次のワーク又は
加工プログラムの有無が確認され、次加工があればステ
ップS12に復帰し、なければ加工工程が終了する。
【0016】この第一実施例の熱変位補正方法によれ
ば、実加工に先立ち、加工時と同じ加工プログラムに従
って工作機械を空運転し、そのときの主軸2の熱変位量
を変位検出器4を用いて検出するため、加工時とほぼ同
じ状況下で、室温等の環境要因も含む種々の要因によっ
て発生する熱変位を正確に検出して補正値を求めること
ができる。従って、この補正値で加工時に補正を加えれ
ば、機械的熱変位が加工精度に及ぼす影響を実加工にお
いて各ブロック毎に除去又は軽減することができ、金型
等の高価で高精度が要求されるワークの加工不良を確実
に防止して、経済的損害を未然に回避することができ
る。また、従来とは異なり、ワークをサンプリングする
必要がないので、加工プログラムが複数のブロックから
なる場合でも、各ブロック毎に検出及び補正作業を的確
かつ容易に実施できる利点もある。
ば、実加工に先立ち、加工時と同じ加工プログラムに従
って工作機械を空運転し、そのときの主軸2の熱変位量
を変位検出器4を用いて検出するため、加工時とほぼ同
じ状況下で、室温等の環境要因も含む種々の要因によっ
て発生する熱変位を正確に検出して補正値を求めること
ができる。従って、この補正値で加工時に補正を加えれ
ば、機械的熱変位が加工精度に及ぼす影響を実加工にお
いて各ブロック毎に除去又は軽減することができ、金型
等の高価で高精度が要求されるワークの加工不良を確実
に防止して、経済的損害を未然に回避することができ
る。また、従来とは異なり、ワークをサンプリングする
必要がないので、加工プログラムが複数のブロックから
なる場合でも、各ブロック毎に検出及び補正作業を的確
かつ容易に実施できる利点もある。
【0017】図5は熱変位補正方法の第二実施例を示す
フローチャートであり、ここでは、第一実施例の測定工
程と加工工程とが一連のプログラムに統合されている。
ステップS18で、加工を開始すると、ステップS19
で、その加工プログラムに対応する補正値の有無が確認
される。ここでは、加工プログラムに対応する補正デー
タファイルを特定の条件で決めておき、この条件に適合
するファイルの有無を判別して、ない場合は、ステップ
S20で、その補正値ファイルが自動作成されたのち、
ステップS21以降で、第一実施例と同様の測定プログ
ラムが実行される。また、補正値が既にある場合は、再
測定が不要であるため、ステップS31以降で、第一実
施例と同様の加工プログラムが実行される。
フローチャートであり、ここでは、第一実施例の測定工
程と加工工程とが一連のプログラムに統合されている。
ステップS18で、加工を開始すると、ステップS19
で、その加工プログラムに対応する補正値の有無が確認
される。ここでは、加工プログラムに対応する補正デー
タファイルを特定の条件で決めておき、この条件に適合
するファイルの有無を判別して、ない場合は、ステップ
S20で、その補正値ファイルが自動作成されたのち、
ステップS21以降で、第一実施例と同様の測定プログ
ラムが実行される。また、補正値が既にある場合は、再
測定が不要であるため、ステップS31以降で、第一実
施例と同様の加工プログラムが実行される。
【0018】この第二実施例の熱変位補正方法によれ
ば、ワークがパレットチェンジャー又はローダ等で自動
的に搬出入される場合に、補正値がなければ、ワークを
搬入せずに、先に熱変位量を検出し、また、補正値があ
れば、ワークを直ちに搬入して実加工を行うなど、加工
プログラムを制御装置5に記憶しておくだけで、測定及
び加工の両工程を一連のプログラムで自動的に実施でき
る利点がある。なお、補正値の有無を判断する機能は、
タイミング判断部17が兼備するように構成してもよ
く、或は、判断部17と補正値記憶部20との中間にこ
の機能部を設けて実施してもよい。
ば、ワークがパレットチェンジャー又はローダ等で自動
的に搬出入される場合に、補正値がなければ、ワークを
搬入せずに、先に熱変位量を検出し、また、補正値があ
れば、ワークを直ちに搬入して実加工を行うなど、加工
プログラムを制御装置5に記憶しておくだけで、測定及
び加工の両工程を一連のプログラムで自動的に実施でき
る利点がある。なお、補正値の有無を判断する機能は、
タイミング判断部17が兼備するように構成してもよ
く、或は、判断部17と補正値記憶部20との中間にこ
の機能部を設けて実施してもよい。
【0019】ところで、第一及び第二実施例の補正方法
によると、加工時間が長いワークの場合に、加工中に補
正値が変化する可能性がある。変化の度合は検出間隔
(補正間隔でもある)が短ければ僅少であるが、そうす
ると測定所要時間が非常に長くなる。逆に、検出間隔を
長くすると測定所要時間は短縮されるが、補正値の変化
の度合が大きくなり、金型等のなだらかな曲面を加工す
る際に、加工面に段差が付いてしまうおそれがある。こ
うした問題点を解決するために、本発明の熱変位補正装
置は補間補正値算出部21を備えている。すなわち、前
記実施例では、検出時と同じタイミングで補正を行って
いるが、次に開示する第三実施例では、補間補正値算出
部21が1検出間隔において複数の補正値を段階的に変
化するよう補間処理し、ワーク加工時にサーボ制御部1
4が細分化された補正値よって熱変位を補正する。
によると、加工時間が長いワークの場合に、加工中に補
正値が変化する可能性がある。変化の度合は検出間隔
(補正間隔でもある)が短ければ僅少であるが、そうす
ると測定所要時間が非常に長くなる。逆に、検出間隔を
長くすると測定所要時間は短縮されるが、補正値の変化
の度合が大きくなり、金型等のなだらかな曲面を加工す
る際に、加工面に段差が付いてしまうおそれがある。こ
うした問題点を解決するために、本発明の熱変位補正装
置は補間補正値算出部21を備えている。すなわち、前
記実施例では、検出時と同じタイミングで補正を行って
いるが、次に開示する第三実施例では、補間補正値算出
部21が1検出間隔において複数の補正値を段階的に変
化するよう補間処理し、ワーク加工時にサーボ制御部1
4が細分化された補正値よって熱変位を補正する。
【0020】この補正値の補間処理を図6のフローチャ
ートに従って説明すると、まず、測定工程に先立ち、作
業者は操作盤6で検出間隔aと補正間隔bとを予め設定
し、その設定値がインターバル記憶部10に記憶され
る。そして、前記実施例と同様にして各ブロック毎に熱
変位量が検出される。次いで、図6の補間処理プログラ
ムが開始され、ステップS35で、初回検出時の熱変位
量Xt が補間補正値算出部21に読み込まれる。ステッ
プS36では、次回検出時の熱変位量Xt+1 の有無が確
認され、次回もあれば、ステップS37で、その熱変位
量Xt+1 が補間補正値算出部21に読み込まれる。
ートに従って説明すると、まず、測定工程に先立ち、作
業者は操作盤6で検出間隔aと補正間隔bとを予め設定
し、その設定値がインターバル記憶部10に記憶され
る。そして、前記実施例と同様にして各ブロック毎に熱
変位量が検出される。次いで、図6の補間処理プログラ
ムが開始され、ステップS35で、初回検出時の熱変位
量Xt が補間補正値算出部21に読み込まれる。ステッ
プS36では、次回検出時の熱変位量Xt+1 の有無が確
認され、次回もあれば、ステップS37で、その熱変位
量Xt+1 が補間補正値算出部21に読み込まれる。
【0021】そして、ステップS38〜S41で、補正
間隔bにおける補間補正値Xn が次式を用いて算出され
るとともに、その値が補正値記憶部20に記憶される。 Xn =Xt +Xt+1 (b/a)n (1≦n≦
〔a/b〕) ここで、補間補正値Xnはbの倍数がaを越えるまでの
範囲で補正間隔b毎に求められ、その後、ステップS4
2でtをt+1に更新して、ステップS35に復帰し、
次回検出時の熱変位量に対応する補間補正値が同様にし
て求められ、熱変位量データがなくなれば、ステップS
43で、n及びtをそれぞれ0にセットして補間処理を
終了する。なお、補正間隔bは、検出間隔aを等分割し
た値に設定することができる。
間隔bにおける補間補正値Xn が次式を用いて算出され
るとともに、その値が補正値記憶部20に記憶される。 Xn =Xt +Xt+1 (b/a)n (1≦n≦
〔a/b〕) ここで、補間補正値Xnはbの倍数がaを越えるまでの
範囲で補正間隔b毎に求められ、その後、ステップS4
2でtをt+1に更新して、ステップS35に復帰し、
次回検出時の熱変位量に対応する補間補正値が同様にし
て求められ、熱変位量データがなくなれば、ステップS
43で、n及びtをそれぞれ0にセットして補間処理を
終了する。なお、補正間隔bは、検出間隔aを等分割し
た値に設定することができる。
【0022】図7の(A)は第一及び第二実施例で得ら
れた補正値を示し、(B)は第三実施例で得られた補正
値を示す。両図を比較して明らかなように、この第三実
施例の補正装置によれば、補正値が1検出間隔において
複数に細分化されるため、熱変位量の測定時間を必要最
小限に抑えることができ、かつ、精緻な補正を加えて加
工面を滑らかに加工することも可能となる。
れた補正値を示し、(B)は第三実施例で得られた補正
値を示す。両図を比較して明らかなように、この第三実
施例の補正装置によれば、補正値が1検出間隔において
複数に細分化されるため、熱変位量の測定時間を必要最
小限に抑えることができ、かつ、精緻な補正を加えて加
工面を滑らかに加工することも可能となる。
【0023】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、工具交換直後に熱変位量を検出し
て補正を加えるようにしてもよい。この場合は、図3の
ステップS2、図4のステップS13、図5のステップ
S21及びS31で、加工指令中に工具交換指令がある
か否かを判定し、あれば検出及び補正を行う。また、工
具交換により加工条件が大幅に変化すると、その加工開
始直後には熱変位量も急激に変動する可能性が高いの
で、これに対処すべく、工具交換指令に伴いタイムカウ
ンタをスタートし、工具交換直後から一定間隔毎に所定
回数の検出及び補正を行うようにしてもよい。
のではなく、例えば、工具交換直後に熱変位量を検出し
て補正を加えるようにしてもよい。この場合は、図3の
ステップS2、図4のステップS13、図5のステップ
S21及びS31で、加工指令中に工具交換指令がある
か否かを判定し、あれば検出及び補正を行う。また、工
具交換により加工条件が大幅に変化すると、その加工開
始直後には熱変位量も急激に変動する可能性が高いの
で、これに対処すべく、工具交換指令に伴いタイムカウ
ンタをスタートし、工具交換直後から一定間隔毎に所定
回数の検出及び補正を行うようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、空運転中に所定のタイミングで求めた補正値で
加工時に補正を加えるという装置を採用したので、加工
時とほぼ同じ状況下で所定のタイミングで熱変位量を正
確に検出して補正値を求め、機械的熱変位が加工精度に
及ぼす影響を実加工において的確かつ容易に除去できる
という優れた効果を奏する。
よれば、空運転中に所定のタイミングで求めた補正値で
加工時に補正を加えるという装置を採用したので、加工
時とほぼ同じ状況下で所定のタイミングで熱変位量を正
確に検出して補正値を求め、機械的熱変位が加工精度に
及ぼす影響を実加工において的確かつ容易に除去できる
という優れた効果を奏する。
【0025】請求項2の発明によれば、補正値を検出間
隔において補間処理し、その細分化された補正値で加工
時に補正を加えるという装置を採用したので、熱変位量
の測定時間を必要最小限に抑えることができるととも
に、精緻な補正を加えて加工面を滑らかに加工できると
いう効果がある。
隔において補間処理し、その細分化された補正値で加工
時に補正を加えるという装置を採用したので、熱変位量
の測定時間を必要最小限に抑えることができるととも
に、精緻な補正を加えて加工面を滑らかに加工できると
いう効果がある。
【図1】工作機械の構成を概略的に示す平面図である。
【図2】本発明の熱変位補正装置を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】第一実施例の熱変位補正方法の空運転プログラ
ムを示すフローチャートである。
ムを示すフローチャートである。
【図4】第一実施例の熱変位補正方法の加工運転プログ
ラムを示すフローチャートである。
ラムを示すフローチャートである。
【図5】第二実施例の熱変位補正方法を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図6】第三実施例の熱変位補正方法を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図7】第一乃至第三実施例の熱変位補正方法による効
果を比較して示す説明図である。
果を比較して示す説明図である。
1・・機械本体、2・・主軸、3・・テストバー、4・
・変位検出器、5・・制御装置、6・・操作盤、8・・
加工プログラム記憶部、9・・測定プログラム記憶部、
10・・インターバル記憶部、12・・関数発生部、1
4・・サーボ制御部、16・・タイムカウンタ、17・
・タイミング判断部、18・・変位量算出部、19・・
補正値算出部、20・・補正値記憶部、21・・補間補
正値算出部。
・変位検出器、5・・制御装置、6・・操作盤、8・・
加工プログラム記憶部、9・・測定プログラム記憶部、
10・・インターバル記憶部、12・・関数発生部、1
4・・サーボ制御部、16・・タイムカウンタ、17・
・タイミング判断部、18・・変位量算出部、19・・
補正値算出部、20・・補正値記憶部、21・・補間補
正値算出部。
Claims (2)
- 【請求項1】 工作機械の加工プログラムにおける空運
転中に主軸の熱変位量を検出する変位検出器と、変位検
出器による熱変位量検出プログラムを記憶する検出プロ
グラム記憶部と、加工プログラムに対し熱変位量検出を
行うタイミングを記憶する検出時期記憶部と、熱変位量
に基づき主軸とワークとの相対位置補正値を算出する補
正値算出部と、ワーク加工時に加工プログラムの前記タ
イミングで前記補正値に基づいて主軸とワークとの相対
位置を補正する制御部とを備えたことを特徴とする工作
機械の熱変位補正装置。 - 【請求項2】 前記変位検出器は熱変位量を前記タイミ
ングで検出し、前記相対位置補正値を前記タイミングの
検出間隔に対し段階的に変化するように補間処理して算
出する補間補正値算出部を備え、前記制御部がワーク加
工時に細分化された補正値に基づいて主軸とワークとの
相対位置を補正するように構成したことを特徴とする請
求項1に記載の工作機械の熱変位補正装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17576694A JPH0839399A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 工作機械の熱変位補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17576694A JPH0839399A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 工作機械の熱変位補正装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0839399A true JPH0839399A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16001891
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17576694A Pending JPH0839399A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 工作機械の熱変位補正装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0839399A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6979971B2 (en) | 2001-04-26 | 2005-12-27 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Control device-built-in cylinder servo motor |
| JP2015536252A (ja) * | 2013-04-19 | 2015-12-21 | 住友化学株式会社 | 切削加工方法及び切削加工装置、光学部材の製造方法 |
| JP2017007058A (ja) * | 2015-06-24 | 2017-01-12 | 富士機械製造株式会社 | 工作機械および初品加工方法 |
| KR20190002098A (ko) * | 2017-06-29 | 2019-01-08 | 현대위아 주식회사 | 공작기계의 연속운전에 따른 열변형 가공시험방법 |
| JP2020059072A (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-16 | 村田機械株式会社 | 工作機械及び加工方法 |
-
1994
- 1994-07-27 JP JP17576694A patent/JPH0839399A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6979971B2 (en) | 2001-04-26 | 2005-12-27 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Control device-built-in cylinder servo motor |
| JP2015536252A (ja) * | 2013-04-19 | 2015-12-21 | 住友化学株式会社 | 切削加工方法及び切削加工装置、光学部材の製造方法 |
| JP2017007058A (ja) * | 2015-06-24 | 2017-01-12 | 富士機械製造株式会社 | 工作機械および初品加工方法 |
| KR20190002098A (ko) * | 2017-06-29 | 2019-01-08 | 현대위아 주식회사 | 공작기계의 연속운전에 따른 열변형 가공시험방법 |
| JP2020059072A (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-16 | 村田機械株式会社 | 工作機械及び加工方法 |
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