JPH0840224A - 車両における手動ブレーキ操作装置 - Google Patents

車両における手動ブレーキ操作装置

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JPH0840224A
JPH0840224A JP6201408A JP20140894A JPH0840224A JP H0840224 A JPH0840224 A JP H0840224A JP 6201408 A JP6201408 A JP 6201408A JP 20140894 A JP20140894 A JP 20140894A JP H0840224 A JPH0840224 A JP H0840224A
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JP
Japan
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brake
clutch
valve
lever
switch
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Application number
JP6201408A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kanayama
浩之 金山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0840224A publication Critical patent/JPH0840224A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 後輪駆動系に左右独立したブレーキ装置を設
け、該ブレーキ装置の操作系に左右のブレーキ用バルブ
を配設した作業車両において、微方向修正をハンドル操
作によらず、指先の軽操によって左右のブレーキ装置を
制動出来るようにする。 【構成】 後輪駆動系に左右独立したブレーキ装置を設
け、該ブレーキ装置の操作系に左右のブレーキ用バルブ
50a,50bを配設した作業車両において、運転席近
傍に手動スイッチを設け、該手動スイッチ68を前記左
右のブレーキ用バルブ50a,50bと連動連結させ、
かつ、前記手動スイッチ68は、常に中立になるように
付勢されたレバーを有し、該レバーを左右いずれか一方
に倒すと該倒された側のブレーキ用バルブ50のみを操
作するように構成して上述の課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設用、運搬用、農林
業用等の産業車両用、特に農用トラクタに用いて好適な
手動ブレーキ操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業車両の操向は運転者が運転席
に座乗したまま、操向ハンドルを操作して前輪を操向す
るか、左右独立したブレーキペダルを別々に足で踏んで
該側のブレーキを制動して操向するものは既に知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】既に知られているよう
な、運転者が運転席に座乗したまま、操向ハンドルを操
作して前輪を操向するものは、運転者が前腕を使用して
操作するため操作が大きくなり、力が入って微方向修正
が困難であった。また、左右独立したブレーキペダルを
別々に足で踏んで操向するものは、ブレーキペダルのス
トロークが大きく踏み換えに時間と労力を要するため微
方向修正が困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、後輪駆動系に
左右独立したブレーキ装置を設け、該ブレーキ装置の操
作系に左右のブレーキ用バルブ(50a,50b)を配
設した作業車両において、運転席(10)近傍に手動ス
イッチ(68)を設け、該手動スイッチ(68)を前記
左右のブレーキ用バルブ(50a,50b)と連動連結
させ、かつ、前記手動スイッチ(68)は、常に中立に
なるように付勢されたレバー(67)を有し、該レバー
(67)を左右いずれか一方に倒すと該倒された側のブ
レーキ用バルブ(50a,50b)のみを操作するよう
に構成して上述の課題を解決した。
【0005】
【作用】以上構成に基づき、運転席近傍(10)に設け
られた手動スイッチ(68)のレバー(67)を右手の
指先で右に倒すと、電気回路が閉じ、右側のブレーキ用
バルブ(50a)を作動させ、右側のブレーキを制動し
て、車両を右方向に操向し、手動スイッチ(68)のレ
バー(67)を右手の指先で左に倒すと、電気回路が閉
じ、左側のブレーキ用バルブ(50b)を作動させ、左
側のブレーキを制動して、車両を左方向に操向する。こ
れにより、指先の軽操作だけで車両を左右に方向修正出
来るので、微方向修正が容易になった。なお、指先を手
動スイッチ(68)のレバー(67)から離すと、レバ
ー(67)は常に中立になるように付勢されているの
で、車両は直進する。
【0006】なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照
するものであるが、何ら本発明の構成を限定するもので
はない。
【0007】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
【0008】移動農機としてのトラクタ1は、図1及び
図2に示すように、前輪2a,2b及び後輪3a,3b
により支持された走行機体5を備えており、走行機体5
の下部には、走行クラッチ(不図示)を備えたトランス
ミッション(変速装置)4が配設されている。一方、左
前輪2aの部分には、図2に詳示するように、前後に一
対の検出部を有する切れ角センサ(切れ角検知手段)7
が取り付けられており、左右いずれかの方向にいっぱい
に操舵されてナックルアーム6がいずれかの検出部に接
触することに基づき、切れ角センサ7は左前輪2aが最
大切れ角(例えば、約40度)にあることを検知するよ
うになっている。なお、本実施例においては、この切れ
角センサ7からの信号に基づき後輪3a,3bいずれか
一方のブレーキを作動させるようになっており、いわゆ
るクィックターン装置を構成している。
【0009】また、走行機体5の前方(図1における左
方をいう。以下同じ)のボンネット5a内には、エンジ
ンE、ラジエータ8及びバッテリBが、順に走行機体5
の進行方向に沿うように配置されている。すなわち、ボ
ンネット5a内のエンジンEの前方にはラジエータ8が
配置されており、また、ボンネット5a内におけるラジ
エータ8前方には、図3に詳示するように、バッテリB
が配置されている。さらに、該バッテリBの左側方には
バッテリ電源にて駆動されるコンプレッサ9が配置され
ており、バッテリBの右側方にはバルブアッセンブリA
が配置されている。このバルブアッセンブリAは、図4
に詳示するように、コンプレッサ9からのエア経路を切
り換える切り換えバルブ(右ブレーキ用バルブ50a、
左ブレーキ用バルブ50b及びクラッチ用バルブ51)
やフィルタレギュレータR等のエア機器がベース板に取
り付けられて構成されている。
【0010】一方、図5に詳示するように、走行機体5
のフロア5bの下方で、ステップFの内側の比較的泥・
水のかからない箇所には、エアタンクTが取り付けられ
ており、該エアタンクTは、コンプレッサ9とフィルタ
レギュレータRとの間に介装されて(図8参照)、コン
プレッサ9からのエアを一時的に蓄えるように構成され
ている。このように、コンプレッサ9、バルブアッセン
ブリA及びエアタンクT等のエア機器は、ボンネット5
a内又はフロア5b下方の空間に配置されており、後述
するようにブレーキ用シリンダ(ブレーキ用アクチュエ
ータ)37,47及びクラッチ用シリンダ27にエアを
供給してそれらを作動させるように構成されている。
【0011】また一方、ボンネット5aの後方には、図
1に示すように、ステアリングSが立設されており、該
ステアリングSの後方には運転席10が配設されてい
る。そして、運転席10の右下方にはメインスイッチ1
3及びブレーキスイッチ15が配置されており、これら
のスイッチ13,15をオンにした場合にクィックター
ン装置が作動するように構成されている(詳細は後
述)。なお、運転席10の左側方には主変速レバー11
とシャトルレバー12とが立設されており、これらのレ
バー11,12を操作することに基づきトランスミッシ
ョン4の変速を行えるように構成されている。ここで、
これらのレバー11,12の握り部にはプッシュ式のス
イッチ11a,12aがそれぞれ取り付けられており、
これらのスイッチ11a,12aを押すと前記コンプレ
ッサ9からのエアによって走行クラッチが切られて変速
が可能となるように構成されている。また、これらのス
イッチ11a,12a,13,15等によって作動され
るリレー60,61,62,65(図7参照)が適宜配
置されている(詳細は後述)。
【0012】また一方、ステアリングSの下方には、図
2に示すように、左右一対のブレーキペダル30,40
が揺動自在に支持されており、これらのペダル30,4
0のそれぞれの端部には、図6に詳示するように、ブレ
ーキロッド31,41、ブレーキリンク32,42及び
ブレーキロッド33,43が順に連結されており、ブレ
ーキペダル30,40を踏むと、左右後輪3a,3bそ
れぞれのブレーキが作動するように構成されている。ま
た、フロア5bの下側にはブレーキ用シリンダ37,4
7が揺動自在に支持されており、そのロッド37a,4
7aの先端部には、長孔38a,48aを有する部材3
8,48が取り付けられている。一方、ブレーキリンク
32,42には、一体的に回転するようにアーム部材3
6,46が固設されており、アーム部材36,46の端
部にはピン36a,46aが突設されている。したがっ
て、ブレーキペダル30,40を踏み込む場合には、ピ
ン36a,46aが長孔38a,48a内を移動するた
めアーム部材36,46の時計回りの方向への回転は阻
害されずブレーキは円滑に作動されるようになってい
る。なお、ブレーキ用シリンダ37,47は、上述した
切れ角センサ7からの検知信号に基づき作動されてクィ
ックターン装置を構成する。
【0013】また、本実施例におけるトラクタ1におい
ては、トランスミッション4内の走行クラッチは、クラ
ッチペダル20の踏み込みによって作動し、また上述し
たブレーキペダル30,40の場合と同様にエアによっ
ても作動するように構成されている。すなわち、ブレー
キペダル30,40の間に配設されたクラッチペダル2
0は、図6に詳示するように、クラッチロッド21、ク
ラッチリンク22及びクラッチロッド23を介してクラ
ッチアーム25に連結され、クラッチペダル20の踏み
込み操作によってクラッチアーム25が回動するように
構成されている。また、フロア5bの下側に配置された
シャーシフレーム5cにはクラッチ用シリンダ27が揺
動自在に支持されており、クラッチ用シリンダ27の駆
動により走行クラッチが操作されるようになっている。
なお、このクラッチ用シリンダ27とクラッチリンク2
2との連結構造は上述したブレーキの場合と同様であ
り、長孔28aを有する部材28、及びクラッチリンク
22に固定されると共にピン26aが突設されたアーム
部材26を介して、クラッチ用シリンダ27とクラッチ
リンク22とが連結されている。そして、クラッチペダ
ル20を踏み込む場合には、ピン26aが長孔28a内
を移動するためアーム部材26の時計回りの方向への回
転は阻害されず、クラッチアーム25は円滑に作動され
るようになっており、一方、クラッチ用シリンダ27を
作動させてロッド26aを縮める場合にはアーム部材2
6が時計回りの方向へ回転されて、同じくクラッチアー
ム25が作動されるようになっている。また、このクラ
ッチ用シリンダ27にはシリンダスイッチ29a,29
bが取り付けられており、摺動するピストン27bの位
置を検知することに基づきクラッチの作動状態を検知す
るようになっている(詳細は後述)。なお、このシリン
ダスイッチ29a,29bは移動自在に取り付けられて
おり、適宜位置を変更して、後述する走行クラッチの接
続が円滑に行われるように構成されている。
【0014】次に、これらブレーキ及びクラッチを作動
させるためのエア回路及び電気回路について、図7乃至
図11に沿って説明する。
【0015】フィルタレギュレータRよりも下流側のエ
ア通路は、図8に示すように、3つに分岐されており、
それぞれのエア通路には、右ブレーキ用バルブ(切換え
バルブ)50a、左ブレーキ用バルブ(切換えバルブ)
50b及びクラッチ用バルブ51が介装されて、エアタ
ンクTからのエアを選択的にクラッチ用シリンダ27に
供給して走行クラッチを断続し、或はブレーキ用シリン
ダ37,47を介してブレーキを作動するように構成さ
れている。また、これらのバルブ50a,50b,51
にはサイレンサ52,52,52が取り付けられてお
り、左右のブレーキ用バルブ50a,50bとブレーキ
用シリンダ37,47との間には絞り弁53,53が介
装されている。さらに、クラッチ用バルブ51下流側の
エア通路は2つに分岐されてクラッチ用シリンダ27に
連通されており、一方のエア通路には半クラッチ用バル
ブ55が介装されている。そして、この半クラッチ用バ
ルブ55には、絞り弁付きサイレンサ56を配設した絞
り弁付き排気路57が連設されている。
【0016】一方、本実施例の電気回路は図7に示すよ
うに構成されており、メインスイッチ13をオンにする
とリレー60が励磁されてコンプレッサ9が駆動される
ようになっている。また、主変速レバー11やシャトル
レバー12に取り付けられたスイッチ11a,12aを
オンにすると、リレー61が作動してクラッチ用バルブ
51が図8に示すように切換えられるようになってい
る。なお、スイッチ11a,12aをオフにした場合に
は、すぐにリレー61が切れてクラッチ用バルブ51が
切り換えられ、走行クラッチが接続されるように構成さ
れている。
【0017】ここで、走行クラッチが接続される場合に
は、クラッチ用シリンダ27のピストン27bがシリン
ダスイッチ29bによって検知され、半クラッチ用バル
ブ55が切り換えられるようになっている。なお、この
ときピストン27bの移動に伴ってシリンダスイッチ2
9bがオフになるが、リレー62,65が励磁されて半
クラッチ用バルブ55を該切換え位置に保持するように
構成されている。また、さらに移動を続けたピストン2
7bをシリンダスイッチ29aが検知すると、これらの
リレー62,65はオフになり、半クラッチ用バルブ5
5は元の位置に戻される。
【0018】一方、ブレーキスイッチ15をオンにして
クィックターンを可能にした状態では、切れ角センサ7
のオン信号に基づきブレーキ用バルブ50a又は50b
が切り換えられ、それに応じて左右のブレーキが選択的
に作動するように構成されている。ここで、図中の符号
63は、トランスミッション4内に設けられた高速スイ
ッチであり、トラクタ1が所定速度以上で走行している
場合にオフとなり(例えば、副変速がHレンジの場
合)、クィックターン機能が作動しないように構成され
ている。
【0019】ついで、本実施例に係るクィックターン装
置の作用について説明する。
【0020】いま、メインスイッチ13をオンにする
と、図7に示すようにリレー60が励磁されてコンプレ
ッサ9が駆動され、コンプレッサ9からのエアは、エア
タンクT及びフィルタレギュレータRを介してブレーキ
用バルブ50a,50bに供給される(図8参照)。そ
して、ブレーキスイッチ15をオンにするとクィックタ
ーンが可能な状態になる。すなわち、トラクタ1を運転
しステアリングSを左右いずれかの方向にいっぱいに切
ると(例えば、40度)、ナックルアーム6が接触して
切れ角センサ7がオンにされる。そして、操舵方向に応
じてブレーキ用バルブ50a,50bのいずれかが駆動
されて、回転内側の後輪のブレーキが作動し、走行機体
5は最小半径にて旋回する。具体的には、ステアリング
Sを左にいっぱいに切ると左後輪3aのブレーキが作動
して該後輪3aはロックされる(図9参照)。すると、
公知の如くディファレンシャルギア(不図示)の作用に
よって右後輪3bは倍速にて回転し、その結果走行機体
5は最小半径にて旋回することとなる。そして、ステア
リングSを戻すと、切れ角センサ7がオフとなり、ブレ
ーキの作動は中止され、左右の後輪3a,3bは等速で
回転する。ここで、トラクタ1が所定速度以上で走行し
ている場合には高速スイッチ63がオフとなり、上述し
たクィックターン機能が作動しないようになっている。
【0021】次に、走行クラッチを手元のプッシュ式ス
イッチ11a,12aで作動させる場合の作用について
説明する。
【0022】いま、メインスイッチ13をオンにする
と、上述と同様にコンプレッサ9が起動されてエアがク
ラッチ用バルブ51に送られる。しかし、スイッチ11
a,12aがオフの状態では、リレー61は図7に示す
ように作動するため、戻り用のソレノイドのみが励磁さ
れてクラッチ用バルブ51は図8に示す位置を取る。し
たがって、エアが供給されたクラッチ用シリンダ27の
ロッド27aは突出されて、走行クラッチは接続された
状態を取る。
【0023】ここで、主変速レバー11又はシャトルレ
バー12を操作する際にスイッチ11a,12aを押す
と、リレー61が励磁されて切り換わり、クラッチ用バ
ルブ51は図9に示す位置を取る。したがって、エアタ
ンクTからのエアによりロッド27aは引き込まれて、
図6に示したアーム部材26は時計回りの方向に回転し
て、走行クラッチが切り離される。その結果、作業者は
主変速レバー11又はシャトルレバー12を任意の変速
位置まで操作することができる。そして、レバー11,
12を操作した後にスイッチ11a,12aをオフにす
ると、再度クラッチ用バルブ51は切り換わり(図10
参照)、ロッド27aは伸ばされて走行クラッチが接続
される(図11参照)。
【0024】ところで、走行クラッチが接続される場合
にはピストン27bが、まずシリンダスイッチ29bに
よって検知され、その後シリンダスイッチ29aによっ
て検知されるが、シリンダスイッチ29bがピストン2
7bを検知してオンになると、半クラッチ用バルブ55
が切り換えられ、クラッチ用シリンダ27からのエアは
絞り弁付きサイレンサ6を介して排出される。したがっ
て、ピストン27bの移動速度は遅くなり、走行クラッ
チは低速でゆっくりと繋れることとなる。なお、このシ
リンダスイッチ29bは、ピストン27bが通過した後
は直にオフになるが、リレー65が励磁されて一種の自
己保持回路として作用するため、半クラッチ用バルブ5
5は切り換わった状態のまま保持される。そして、他方
のシリンダスイッチ29aがピストン27bを検知して
オンになるとリレー62が切り換えられ、その結果半ク
ラッチ用バルブ55は、電流供給が遮断されて切り換わ
る。したがって、クラッチ用シリンダ27からのエアは
クラッチ用バルブ51まで送られて絞り弁を介すること
なくサイレンサ52から排出される。その結果、ピスト
ン27bの移動速度は早くなり、走行クラッチは接続さ
れる。つまり、走行クラッチは、通常マニュアルで行わ
れるのと同様に、半クラッチ動作によって円滑に繋がれ
ることとなる。
【0025】なお、図9には、ブレーキ用バルブ50a
が切り換わった状態と、スイッチ11a,12aの作動
に伴ってクラッチ用バルブ51が切り換わった状態とを
合わせて示しているが、ブレーキ用バルブ50a,50
bの作動はクラッチ用バルブ51の作動とは無関係に行
われる。また、スイッチ11a,12a,15がオフの
状態では、各シリンダ27,37,47はロッド27
a,37a,47aが伸びた状態に保持されるが、これ
らのロッド27a,37a,47aは、上述したように
長孔28a,38a,48aを有する部材28,38,
48を介して連結されているため、各ペダル20,3
0,40の作動は妨げられない。
【0026】ついで、本実施例の効果について説明す
る。
【0027】以上説明したように、本実施例において
は、左右後輪3a,3bのブレーキはエアにて作動され
るようになっているため、油圧にて作動される場合と異
なり、パワーステアリング等の油圧機器を作動するため
の油圧が不足するおそれがない。また、本実施例に係る
クィックターン装置を後付けする場合においても、油供
給のための配管を行う場合と異なり、油漏れ等の心配も
なく配管作業が容易になる。さらに、前輪2aの切れ角
が所定角度になると、該前輪2aに配設されている切れ
角センサ7が切れ角を検知してブレーキが自動的に作動
されるため、足でブレーキペダルを操作する必要がな
く、運転が楽になる。
【0028】一方、左右のブレーキ用バルブ50a,5
0bとブレーキ用シリンダ37,47との間には絞り弁
53,53が介装されて、これらシリンダ37,47へ
のエア供給が緩やかに行われるため、ブレーキが急に作
動してブレーキロックを起こす心配もない。また、高速
走行時にオフになる高速スイッチ63をトランスミッシ
ョン4内に設けて、高速走行時にはシリンダ37,47
によるブレーキの作動を中止するようにしたため、高速
旋回中におけるクィックブレーキ作動の心配もない。
【0029】一方、コンプレッサ9及びバルブアッセン
ブリAとエンジンEとの間にはラジエータ8が配置され
て、エンジンEの熱がラジエータ8によって遮断され
る。したがって、コンプレッサ9等がエンジンEの熱の
影響を受けにくい。さらに、コンプレッサ9及びバルブ
アッセンブリAはボンネット5a内前部に配置され、ラ
ジエータ8等の障害物がその前方には配置されていない
ことから、冷却ファン等の風によって冷却され易く、し
たがって、発熱によるトラブルも減少され、常に効率良
く作動させることができる。
【0030】また、ボンネット5a前部の、バッテリB
側方のスペースは空いているのが通常であり、かかる箇
所にコンプレッサ9及びバルブアッセンブリAを配置す
ることにより、コンプレッサ9及びバルブアッセンブリ
Aを配置するための専用のスペースを確保するためにバ
ッテリBやラジエータ8の位置を変更する必要がなくな
る。したがって、これらのエア機器を安価に装着でき、
また既に市販されているトラクタにも後付けでエア機器
を装着できる。さらに、コンプレッサ9及びバルブアッ
センブリAをボンネット5a前部に集中して配置するこ
とにより、補修・点検が容易になる。またさらに、これ
らコンプレッサ9及びバルブアッセンブリAがボンネッ
ト5a内部に配置されているためトラクタの外観が良く
なり、これらのエア機器が他の作業の邪魔になることも
ない。また、コンプレッサ9等を利用した他のエア機器
(例えば、空気入れ、段ボールホチキス)を搭載するこ
とができ、トラクタの装備を増加させることが容易にな
る。
【0031】さらに、エアタンクTは、フロア5b下方
の、ステップF内側に取り付けられているため、外観が
向上し、またステップFによって保護されて損傷を受け
にくい。また、シリンダ27,37,47とアーム部材
26,36,46との係合は、長孔28a,38a,4
8aを有する部材28,38,48を介して行われてい
るため、各ペダル20,30,40の操作が優先され安
全である。またさらに、PTOレバーを右側に設けるこ
とにより、PTO変速も足を使わずに行える。
【0032】上述の構成に加え、運転席10の右側方に
図1及び図2に示すように、常に中立になるように付勢
された、レバー67を有する手動スイッチ68を配設
し、図7の電気回路図に示すように配線することによっ
て、手動スイッチ68のレバー67を右手の指先で右に
倒すと、電気回路が閉じて、右ブレーキ用バルブ50a
が作動し、右側のブレーキを制動して、トラクタ1を右
方向に操向する。
【0033】また、手動スイッチ68のレバー67を右
手の指先で左に倒すと、電気回路が閉じ、左ブレーキ用
バルブ50bを作動させ、左側のブレーキを制動して、
トラクタ1をを左方向に操向する。これにより、指先の
軽操作だけでトラクタ1を左右に方向修正出来るので、
微方向修正が容易になった。なお、指先を手動スイッチ
68のレバー67から離すと、レバー67は常に中立に
なるように付勢されているので、トラクタ1は直進す
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、後輪駆
動系に左右独立したブレーキ装置を設け、該ブレーキ装
置の操作系に左右のブレーキ用バルブを配設した作業車
両において、運転席近傍に手動スイッチを設け、該手動
スイッチを前記左右のブレーキ用バルブと連動連結さ
せ、かつ、前記手動スイッチは、常に中立になるように
付勢されたレバーを有し、該レバーを左右いずれか一方
に倒すと該倒された側のブレーキ用バルブのみを作動さ
せるように構成したので、直進中は指先の操作は必要な
く、車両を左右に方向修正することが必要な時のみ、指
先の軽操作だけで、微方向修正することがが出来、運転
が容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの全体構造を示す側面図。
【図2】トラクタの全体構造を示す平面図。
【図3】ボンネット内部におけるコンプレッサ等の配置
を示す平面図。
【図4】バルブアッセンブリ及び他のエア機器の構成を
示す図。
【図5】エアタンクの取り付け位置を説明するための図
であり、図1のD矢視図。
【図6】走行クラッチ及びブレーキのリンク機構を説明
するための図。
【図7】本実施例に用いられる電気回路を説明するため
の電気回路図。
【図8】ブレーキ及び走行クラッチの非作動状態を示す
模式図。
【図9】片側のブレーキ及び走行クラッチが作動してい
る状態を示す模式図。
【図10】走行クラッチを接続する直前の状態を示す模
式図。
【図11】走行クラッチがいわゆる半クラッチで接続さ
れている状態を示す模式図。
【符号の説明】
1 移動農機(トラクタ) 2a,2b 前輪 3a,3b 後輪 4 変速装置(トランスミッション) 5 走行機体 5a ボンネット 5b フロア 7 切れ角検知手段(切れ角センサ) 8 ラジエータ 9 コンプレッサ 11 主変速レバー 11a スイッチ 12 シャトルレバー 12a スイッチ 13 メインスイッチ 15 ブレーキスイッチ 27 クラッチ用シリンダ 29a,29b シリンダスイッチ 30 ブレーキペダル 47 ブレーキ用アクチュエータ(ブレーキ用シリン
ダ) 40 ブレーキペダル 47 ブレーキ用アクチュエータ(ブレーキ用シリン
ダ) 50a,50b 切換えバルブ(ブレーキ用バルブ) 53 絞り弁 51 クラッチ用バルブ 55 半クラッチ用バルブ 57 絞り弁付き排気路 63 スイッチ(高速スイッチ) 67 レバー 68 手動スイッチ A バルブアッセンブリ B バッテリ E エンジン T エアタンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後輪駆動系に左右独立したブレーキ装置
    を設け、該ブレーキ装置の操作系に左右のブレーキ用バ
    ルブを配設した作業車両において、運転席近傍に手動ス
    イッチを設け、該手動スイッチを前記左右のブレーキ用
    バルブと連動連結させたことを特徴とする車両における
    手動ブレーキ操作装置。
  2. 【請求項2】 前記手動スイッチは、常に中立になるよ
    うに付勢されたレバーを有し、該レバーを左右いずれか
    一方に倒すと該倒された側のブレーキ用バルブのみを操
    作するように構成した請求項1記載の車両における手動
    ブレーキ操作装置。
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