JPH0840467A - 米飯用シート - Google Patents

米飯用シート

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JPH0840467A
JPH0840467A JP17903294A JP17903294A JPH0840467A JP H0840467 A JPH0840467 A JP H0840467A JP 17903294 A JP17903294 A JP 17903294A JP 17903294 A JP17903294 A JP 17903294A JP H0840467 A JPH0840467 A JP H0840467A
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sheet
cooked rice
rice
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ご飯がベトツクことがなく、食味の低下を防止
できる。 【構成】本体容器内に米飯3を入れ、その米飯表面と蓋
1B裏との間に介在させるシート2あって、ポリプロピ
レンの不織布の3〜200g/m2の通気性下層21と、
12〜50g/m2の木材パルプの抄紙シートからなる吸
水性上層22とが、接着剤23の塗布量として0.5〜
30g/m2をもってラミネートされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不透液および不通気性
の蓋付き容器、たとえばプラスチック容器内に米飯を入
れて販売する、テイクアウト用米飯において、その米飯
表面と蓋裏との間に介在させるシートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食生活の多様化に伴って、いわゆ
る外食産業が盛んであり、テイクアウト用おべんとうの
販売が多くなっている。
【0003】ご飯は、プラスチック容器内に入れて販売
された後、その温度で水分が湯気として蒸発し、容器内
面に結露することが知見されている。結露した水分はや
がてご飯に落下し、その表面はベトツキ、水滴の落下し
てご飯の表面より下層、および水滴の落下しない箇所は
パサツキ、食味を悪化させ、また蓋を開けたとき、その
蓋裏に結露が残り、その蓋をテーブル上に置いたとき、
そのテーブルを汚すことがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この問題に対
して、従来、有効な手段がない。たとえば、実開平3−
108671号公報に記載のシートを配置したとして
も、湯気が中間の吸水性シートに吸水され、ある程度の
効果はあるとしても、ご飯の場合には、大量の湯気が発
生するので、その吸水性シートに全量を吸収することは
できない。また、このシートは、外層が不通気性シート
であるために、湯気が透過することはない。
【0005】したがって、本発明の課題は、湯気は透過
し、透過した湯気が結露したとしても、ご飯側には戻る
ことがなく、したがって、ご飯がベトツクことがなく、
また、湯気の透過を調整し、湯気が透過し過ぎることが
なく、したがってご飯がパサツキことがなく、食味の低
下を防止できる米飯用シートを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、不透液およ
び不通気性の蓋付き容器内に米飯を入れ、その米飯表面
と蓋裏との間に介在させるシートであって、ポリプロピ
レンの不織布の3〜200g/m2の通気性下層と、12
〜50g/m2の木材パルプの抄紙シートからなる吸水性
上層とが、接着剤の塗布量として0.5〜30.0g/
m2をもってラミネートされ、前記シートは他の層を有せ
ず、前記下層は米飯側に上層は蓋側に配置されるもので
あり、前記上層の密度は0.01〜0.8g/m3で、か
つ下層の密度は0.01〜0.8g/m3であることで解
決できる。
【0007】この場合、シートを10枚重ねて測定した
ときにおける透気度(JIS P8117)が、100
秒以下であり、前記上層のクレープ率が1〜40%であ
ることが好適である。
【0008】
【作用】本発明では、図2に示すように、下層21がポ
リプロピレン不織布からなるので通気性を示すととも
に、疎水性を示す。また、上層22は木材パルプからな
るので、吸水性を示すとともに、通気性も示す。
【0009】その結果、ご飯3からの湯気Vは、シート
2全体を通過し、蓋1Bの裏面まで達する。この蓋1B
の裏面においては外気との温度差により結露Sが生じ
る。結露Sが落下した場合には、シート2の上層22に
おいて吸水される。この吸水された水分は、下層21が
ポリプロピレンの繊維不織布からなるので疎水性であ
り、下層21を透過して、ご飯3の表面まで透過はしな
い。したがって、従来のように、ご飯がベトツクことは
ない。
【0010】また、シートの通気性が良好に調整されて
いるので、湯気が透過し過ぎることがなく、したがって
ご飯からの湯気が出るのを抑制し、パサツキを防止でき
る。
【0011】他方、下層21はご飯3の表面と直接接触
するが、下層21がポリプロピレンの繊維からなる不織
布層であるために、ご飯3が付着することはない。
【0012】本発明における別の特徴は、前記公報記載
のように、3層シート構造とすることなく、通気性下層
と吸水性上層との2層構造としたものである。前記公報
記載の3層構造では、食品の包装材としては有効である
としても、本発明が対象とする米飯表面と容器の蓋裏と
の間に介在させるシートとしては使用できない。すなわ
ち、内層の疎水性繊維シートを透過した水蒸気を吸水性
繊維シートで吸水するとしても、同公報が言う不通気性
シートの存在がバリヤーとなり、結果として、前記吸水
性繊維シートでの吸水量がきわめて少なくなり、米飯容
器のように、大量の水蒸気が発生するものには到底使用
できず、食味の改善には殆ど有効でない。しかも、不通
気性シートを設けることによるコスト高を招く。
【0013】さらに、本発明では、通気性下層と吸水性
上層とは0.5〜30.0g/m2の塗布量をもって接着
剤により積層した。熱エンボスや超音波熱接合などを用
いることを当初考えたが、本発明では特に吸水性上層が
木材パルプの抄紙シートからなるので、接着性が十分で
なく、特に米飯からの熱を受けて接着強度が弱まり、か
つ水蒸気を受けて抄紙シートがふやけたとき剥離が生じ
やすい。また、熱を与えると、通気性下層シートがポリ
エチレン不織布からなるので、溶融として通気孔を目詰
まりさせて、目的の通気性が得られない。この点、接着
剤を用いる場合には、これらの現象を回避できるととも
に、風合いが良好である。
【0014】
【実施例】以下本発明を図面を参照しながら実施例によ
りさらに詳説する。図1は本発明の米飯用シートの使用
状態を示すもので、不透液および不通気性の蓋付き容器
1、たとえばプラスチック容器の本体容器1A内に米飯
3を入れ、その米飯表面と蓋1Bとの間に、本発明の米
飯用シート2が介在される。
【0015】この米飯用シート2は、0.9〜120デ
ニール、特に0.9〜10デニールであるポリプロピレ
ンの不織布の3〜200g/m2、望ましくは12〜50
g/m2の通気性下層21と、12〜50g/m2、望まし
くは15〜30g/m2、より好ましくは18〜27g/
m2の木材パルプの抄紙シートからなる吸水性上層22と
が、接着剤層23によりラミネートされ、その塗布量と
しては0.5〜30.0g/m2、望ましくは0.5〜
2.0g/m2とされる。
【0016】この場合、シート2は他の層、たとえば従
来公知のシートのように、不通気性シートを有せず、前
記下層21は米飯3側に上層は蓋1B側に配置される。
【0017】通気性下層21は、ポリプロピレンの不織
布からなる。ポリエチレン、ポリエステル、レーヨン不
織布なども考えられるが、ご飯との付着性があり、また
吸水性を示すので、これらは好ましくなく、ポリプロピ
レンの不織布が最適であることを知見した。
【0018】ポリプロピレンの不織布の目付は3〜50
g/m2とされる。ここで、支配的なのは、密度であり、
0.01〜0.8g/m3とされる。密度が0.01g/
m3未満では、上層が吸水した水分をご飯側に透過させ
て、そのご飯をべとつかせることがある。また、0.8
g/m3を超えると、通気性を阻害する。
【0019】上層は、12〜50g/m2の木材パルプの
抄紙シートからなる。目付量が少ないと吸水性が良好で
なく、逆に目付量が大きいと材料コストが嵩むばかりで
なく、通気性を阻害する。この上層としては、LBK
P:NBKP=1:0.3〜1.5程度として、通常の
抄紙法により得ることができる。湿潤紙力増強剤などの
公知の添加剤を添加することが当然にできる。この上層
においても、密度が支配的であり、0.01〜0.8g
/m3とされる。この上下限の理由は、下層の理由と同一
である。特に好ましくは、クレープ紙である。クレープ
率は、1〜40%、特に好ましくは3〜15%である。
クレープをかけると、吸水量が多くなる。
【0020】接着剤23としては、たとえばウレタン系
などの適宜の接着剤を塗布量(乾燥重量)として0.5
〜30g/m2をもって塗布し、下層と上層とを接着によ
りラミネートする方法によれば、どのような上下層素材
でも接着でき、風合いの柔らかいものが得られる利点が
ある。塗布量が0.5g/m2ではラミネート強度が低
く、逆に30g/m2を超えると通気性を阻害する。この
接着剤は全面のべた塗りのほか、たとえば格子状などの
間欠塗布により、塗布することができる。格子の塗布面
積および塗布濃度の調整により、湯気の透過量を自由に
調整できる。接着剤として、ポリエステル系ウレタン、
ポリエーテル系ウレタンなども用いることができる。
【0021】一方、シートの全体の透気度(JIS P
8117)としては、製品シートを10枚重ねて測定
したときにおいて、100秒以下、望ましくは50秒以
下、特に好ましくは10秒以下である。
【0022】本発明のシートは、枚葉のほか、好ましく
は図3に示すように、トイレットペーパーのように、ロ
ール状に巻いて、所定長さ(ご飯表面全体を覆う大き
さ)ごとミシン目10Aを形成したロール10である。
かかる形態によれば、店頭において、ロール10を適宜
のホルダーに保持した後、販売の都度、ミシン目10A
から切り離してご飯表面を被覆できる。
【0023】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、湯気は
透過し、透過した湯気が結露したとしても、ご飯側には
戻ることがなく、したがって、ご飯がベトツクことがな
く、また湯気の透過量を調整することにより、ご飯のパ
サツキを抑制でき、食味の低下を防止できるなどの利点
がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシートの使用状態の要部断面図であ
る。
【図2】シート構成の断面図である。
【図3】ロール巻き形態のシートの斜視図である。
【符号の説明】
1…容器、1A…本体容器、1B…蓋、2…米飯用シー
ト、10…ロール、21…下層、22…上層、23…接
着剤。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不透液および不通気性の蓋付き容器内に米
    飯を入れ、その米飯表面と蓋裏との間に介在させるシー
    トであって、 ポリプロピレンの不織布の3〜200g/m2の通気性下
    層と、12〜50g/m2の木材パルプの抄紙シートから
    なる吸水性上層とが、接着剤の塗布量として0.5〜3
    0.0g/m2をもってラミネートされ、 前記シートは他の層を有せず、前記下層は米飯側に上層
    は蓋側に配置されるものであり、前記上層の密度は0.
    01〜0.8g/m3で、かつ下層の密度が0.01〜
    0.8g/m3であることを特徴とする米飯用シート。
  2. 【請求項2】シートを10枚重ねて測定したときにおけ
    る透気度(JIS P8117)が、100秒以下であ
    り、前記上層のクレープ率が1〜40%である請求項1
    記載の米飯用シート。
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