JPH08406B2 - 表面改質剤等の塗布液の塗布法 - Google Patents
表面改質剤等の塗布液の塗布法Info
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- JPH08406B2 JPH08406B2 JP5292527A JP29252793A JPH08406B2 JP H08406 B2 JPH08406 B2 JP H08406B2 JP 5292527 A JP5292527 A JP 5292527A JP 29252793 A JP29252793 A JP 29252793A JP H08406 B2 JPH08406 B2 JP H08406B2
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Landscapes
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は主に合成樹脂等の成型
品の外周面に、帯電防止剤、防曇剤等の表面改質剤、着
色剤、接着剤等を塗布したり、さらには食品添加剤の塗
布等に使用する塗布液の塗布法に関するものである。
品の外周面に、帯電防止剤、防曇剤等の表面改質剤、着
色剤、接着剤等を塗布したり、さらには食品添加剤の塗
布等に使用する塗布液の塗布法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂の成型品は静電気が生じやす
く、成型後の塗装や印刷処理の際この静電気の影響を受
けて印刷等が不完全となる恐れが有る。そこで雄型と雌
型との間に合成樹脂の原料を送りこみ、これを雄型で雌
型に押圧して合成樹脂等の成型品を成形した後、当該成
型品の外周面に帯電防止剤等を塗布している。これは成
型直後の成型品を適宜の治具で吊るし、その状態で帯電
防止剤等の塗布液を噴霧している。
く、成型後の塗装や印刷処理の際この静電気の影響を受
けて印刷等が不完全となる恐れが有る。そこで雄型と雌
型との間に合成樹脂の原料を送りこみ、これを雄型で雌
型に押圧して合成樹脂等の成型品を成形した後、当該成
型品の外周面に帯電防止剤等を塗布している。これは成
型直後の成型品を適宜の治具で吊るし、その状態で帯電
防止剤等の塗布液を噴霧している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの従来
の塗布方法では、雄型や雌型から成型品を剥がす離型時
に、剥離帯電が生じ、これらの型に放電しつつ50〜1
00KVの静電気が発生している場合が多い。従って成
型直後の成型品に帯電防止剤等の塗布液を噴霧すると、
これらの静電気による電気力線の影響を受け、放電模様
ができ塗布むらが生じ易い。従って均一な塗膜が得られ
ない欠点がある。これは塗布する粒子が小さければ小さ
い程電気力線の影響を受けやすく、従って微粒子を噴霧
して薄膜を作る際特に支障を来すおそれがある。
の塗布方法では、雄型や雌型から成型品を剥がす離型時
に、剥離帯電が生じ、これらの型に放電しつつ50〜1
00KVの静電気が発生している場合が多い。従って成
型直後の成型品に帯電防止剤等の塗布液を噴霧すると、
これらの静電気による電気力線の影響を受け、放電模様
ができ塗布むらが生じ易い。従って均一な塗膜が得られ
ない欠点がある。これは塗布する粒子が小さければ小さ
い程電気力線の影響を受けやすく、従って微粒子を噴霧
して薄膜を作る際特に支障を来すおそれがある。
【0004】そこで特公昭63−36627号公報に示
すごとく、表面改質剤を含んだ溶液を多数の粒子から成
るエアロゾルにし、合成樹脂成型の際の雄型、雌型の一
方又は双方の離型時に生じるこれらの型の間の減圧雰囲
気にエアロゾルを噴霧して離型された成型品の表面に上
記エアロゾルを付着せしめ、当該成型品を冷却させると
同時に成型品表面に表面改質剤から成る極薄膜を形成さ
せる方法が開発された。
すごとく、表面改質剤を含んだ溶液を多数の粒子から成
るエアロゾルにし、合成樹脂成型の際の雄型、雌型の一
方又は双方の離型時に生じるこれらの型の間の減圧雰囲
気にエアロゾルを噴霧して離型された成型品の表面に上
記エアロゾルを付着せしめ、当該成型品を冷却させると
同時に成型品表面に表面改質剤から成る極薄膜を形成さ
せる方法が開発された。
【0005】しかしながらこの方法は型の間で減圧雰囲
気を設けるための完全密閉室を設けなければならず、そ
の点で大掛かりとなる。また吸引付着されるエアロゾル
の量に制限があり、任意の量を塗布するには不向きであ
る。また静電気を取り除くことはできても、帯電防止効
果を有する膜をつくるのには吸引力が弱いものであっ
た。
気を設けるための完全密閉室を設けなければならず、そ
の点で大掛かりとなる。また吸引付着されるエアロゾル
の量に制限があり、任意の量を塗布するには不向きであ
る。また静電気を取り除くことはできても、帯電防止効
果を有する膜をつくるのには吸引力が弱いものであっ
た。
【0006】そこでこの発明はこれらの合成樹脂製品の
型による成型直後の塗布において、静電気の影響を受け
ずに、均一な塗布ができる塗布液の塗布法を提供するこ
とを目的としたものである。
型による成型直後の塗布において、静電気の影響を受け
ずに、均一な塗布ができる塗布液の塗布法を提供するこ
とを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1項記載の発明
は、一方の型と他方の型との間に原料を注入して成型品
を成形する方法において、少なくとも一方の型は金型等
の静電容量の大きい導体又は半導体から成り、成型後に
他方の型を離した際、成型品を一方の型に接触又は近接
させた状態で適宜の塗布液を噴霧させ、成型品の露出し
た外周面に塗布液から成る塗膜を形成させ、その後当該
成型品を一方の型からイジェクタピン等で離した状態で
当該成型品の残りの外周面に塗布液を噴霧し、塗膜を形
成させる、表面改質剤等の塗布液の塗布法とした。
は、一方の型と他方の型との間に原料を注入して成型品
を成形する方法において、少なくとも一方の型は金型等
の静電容量の大きい導体又は半導体から成り、成型後に
他方の型を離した際、成型品を一方の型に接触又は近接
させた状態で適宜の塗布液を噴霧させ、成型品の露出し
た外周面に塗布液から成る塗膜を形成させ、その後当該
成型品を一方の型からイジェクタピン等で離した状態で
当該成型品の残りの外周面に塗布液を噴霧し、塗膜を形
成させる、表面改質剤等の塗布液の塗布法とした。
【0008】請求項2項記載の発明は、一方の型と他方
の型との間に原料を注入して成型品を成形する方法にお
いて、双方の型は金型等の静電容量の大きい導体又は半
導体から成り、成型後に他方の型を離した際、成型品を
一方の型に接触又は近接させた状態で適宜の塗布液を噴
霧させ、成型品の露出した外周面に塗布液から成る塗膜
を形成させ、その後当該成型品を一方の型からイジェク
タピン等で離し、上記他方の型を一方の型より成型品か
らより近接した状態で当該成型品の残りの外周面に塗布
液を噴霧し、塗膜を形成させる、表面改質剤等の塗布液
の塗布法とした。
の型との間に原料を注入して成型品を成形する方法にお
いて、双方の型は金型等の静電容量の大きい導体又は半
導体から成り、成型後に他方の型を離した際、成型品を
一方の型に接触又は近接させた状態で適宜の塗布液を噴
霧させ、成型品の露出した外周面に塗布液から成る塗膜
を形成させ、その後当該成型品を一方の型からイジェク
タピン等で離し、上記他方の型を一方の型より成型品か
らより近接した状態で当該成型品の残りの外周面に塗布
液を噴霧し、塗膜を形成させる、表面改質剤等の塗布液
の塗布法とした。
【0009】また請求項3項記載の発明は、一方の型と
他方の型との間に原料を注入して成型品を成形する方法
において、少なくとも一方の型は金型等の静電容量の大
きい導体又は半導体から成り、成型後に他方の型を離し
た際、成型品を一方の型に接触又は近接させた状態で帯
電防止剤の溶液を噴霧させ、成型品の露出した外周面に
帯電防止剤から成る塗膜を形成させ、その後当該成型品
を一方の型からイジェクタピン等で離した状態で当該成
型品の残りの外周面に帯電防止剤の溶液を噴霧し、帯電
防止剤から成る塗膜を形成させる、表面改質剤等の塗布
液の塗布法とした。
他方の型との間に原料を注入して成型品を成形する方法
において、少なくとも一方の型は金型等の静電容量の大
きい導体又は半導体から成り、成型後に他方の型を離し
た際、成型品を一方の型に接触又は近接させた状態で帯
電防止剤の溶液を噴霧させ、成型品の露出した外周面に
帯電防止剤から成る塗膜を形成させ、その後当該成型品
を一方の型からイジェクタピン等で離した状態で当該成
型品の残りの外周面に帯電防止剤の溶液を噴霧し、帯電
防止剤から成る塗膜を形成させる、表面改質剤等の塗布
液の塗布法とした。
【0010】
【作用】請求項1項の発明では、少なくとも一方の型は
金型等の静電容量の大きい導体又は半導体から構成され
ているため、成型後に他方の型を離した際、成型品の離
型面に剥離帯電による静電気が発生し、この静電気で電
気力線が他方の型の方向に発生しようとするが、この状
態で成型品を接触させている一方の型の静電容量が大き
いため、当該電気力線をこの一方の型の方に引き込み、
離型面から電気力線が発生しない。従ってこの状態で適
宜の塗布液を成型品の離型面に噴霧する。この際成型品
を一方の型に接触させず、近接させた状態でも同様の作
用が生じる。これはパッシェン則によれば放電電位は1
0mmで30KVであり、従って1mmでは3KVとな
り、一般に3KVでは放電模様ができない。それ故成型
品を一方の型から1mm位い離した、近接状態でも良
い。
金型等の静電容量の大きい導体又は半導体から構成され
ているため、成型後に他方の型を離した際、成型品の離
型面に剥離帯電による静電気が発生し、この静電気で電
気力線が他方の型の方向に発生しようとするが、この状
態で成型品を接触させている一方の型の静電容量が大き
いため、当該電気力線をこの一方の型の方に引き込み、
離型面から電気力線が発生しない。従ってこの状態で適
宜の塗布液を成型品の離型面に噴霧する。この際成型品
を一方の型に接触させず、近接させた状態でも同様の作
用が生じる。これはパッシェン則によれば放電電位は1
0mmで30KVであり、従って1mmでは3KVとな
り、一般に3KVでは放電模様ができない。それ故成型
品を一方の型から1mm位い離した、近接状態でも良
い。
【0011】請求項2項の発明では、双方の型は金型等
の静電容量の大きい導体又は半導体から構成されている
ため、成型後に他方の型を離した際、成型品の離型面に
剥離帯電による静電気が発生し、この静電気で電気力線
が他方の型の方向に発生しようとするが、この状態で成
型品を接触又は近接させている一方の型の静電容量が大
きいため、当該電気力線をこの一方の型の方に引き込
み、離型面から電気力線が発生しない。従ってこの状態
で適宜の塗布液を成型品の離型面に噴霧する。またこの
後成型品を一方の型からイジェクタピン等で離した状態
で、しかも他方の型を一方の型より当該成型品により近
接させているため、離型時の剥離帯電による電気力線が
生じるが、より近接した他方の型の方向に当該電気力線
が向くので、その分成型品の離型面は電気力線の影響は
少ない。この状態で当該成型品の離型外周面に帯電防止
剤の溶液を噴霧することとなる。
の静電容量の大きい導体又は半導体から構成されている
ため、成型後に他方の型を離した際、成型品の離型面に
剥離帯電による静電気が発生し、この静電気で電気力線
が他方の型の方向に発生しようとするが、この状態で成
型品を接触又は近接させている一方の型の静電容量が大
きいため、当該電気力線をこの一方の型の方に引き込
み、離型面から電気力線が発生しない。従ってこの状態
で適宜の塗布液を成型品の離型面に噴霧する。またこの
後成型品を一方の型からイジェクタピン等で離した状態
で、しかも他方の型を一方の型より当該成型品により近
接させているため、離型時の剥離帯電による電気力線が
生じるが、より近接した他方の型の方向に当該電気力線
が向くので、その分成型品の離型面は電気力線の影響は
少ない。この状態で当該成型品の離型外周面に帯電防止
剤の溶液を噴霧することとなる。
【0012】請求項3項の発明では、少なくとも一方の
型は金型等の静電容量の大きい導体又は半導体から構成
されているため、成型後に他方の型を離した際、成型品
の離型面に剥離帯電による静電気が発生し、この静電気
で電気力線が他方の型の方向に発生しようとするが、こ
の状態で成型品を接触又は近接させている一方の型の静
電容量が大きいため、当該電気力線をこの一方の型の方
に引き込み、離型面から電気力線が発生しない。従って
この状態で適宜の塗布液を噴霧する。またこの後成型品
を一方の型からイジェクタピン等で離した状態では、前
述の様に成型品の一側面には帯電防止層が形成されてい
るため、離型時の剥離帯電による電気力線はこの帯電防
止層に向けられ、成型品の離型面に発生しない。この状
態で当該成型品の離型外周面に帯電防止剤の溶液を噴霧
することとなる。
型は金型等の静電容量の大きい導体又は半導体から構成
されているため、成型後に他方の型を離した際、成型品
の離型面に剥離帯電による静電気が発生し、この静電気
で電気力線が他方の型の方向に発生しようとするが、こ
の状態で成型品を接触又は近接させている一方の型の静
電容量が大きいため、当該電気力線をこの一方の型の方
に引き込み、離型面から電気力線が発生しない。従って
この状態で適宜の塗布液を噴霧する。またこの後成型品
を一方の型からイジェクタピン等で離した状態では、前
述の様に成型品の一側面には帯電防止層が形成されてい
るため、離型時の剥離帯電による電気力線はこの帯電防
止層に向けられ、成型品の離型面に発生しない。この状
態で当該成型品の離型外周面に帯電防止剤の溶液を噴霧
することとなる。
【0013】
【実施例】以下この発明の実施例を図について説明す
る。まずこの発明に使用する合成樹脂成型の成型装置及
び成型型の概略構成図を図1に基づいて説明する。成型
機1の先端に、静電容量の大きい導体から成る雌型の固
定型2を設け、この固定型2に対向して、この固定型2
に当接自在に静電容量の大きい導体から成る雄型の可動
型3を設けている。この成型機1のホッパーから入った
原料はスクリューにより練られて、噴出口4に達し、固
定型2と可動型3とで形成された中空状の型5内の空隙
に入り込むようになっている。また可動型3は伸縮自在
な伸縮腕6によって支持され、この伸縮腕6によって固
定型2に対して当接したり、離れたりする。
る。まずこの発明に使用する合成樹脂成型の成型装置及
び成型型の概略構成図を図1に基づいて説明する。成型
機1の先端に、静電容量の大きい導体から成る雌型の固
定型2を設け、この固定型2に対向して、この固定型2
に当接自在に静電容量の大きい導体から成る雄型の可動
型3を設けている。この成型機1のホッパーから入った
原料はスクリューにより練られて、噴出口4に達し、固
定型2と可動型3とで形成された中空状の型5内の空隙
に入り込むようになっている。また可動型3は伸縮自在
な伸縮腕6によって支持され、この伸縮腕6によって固
定型2に対して当接したり、離れたりする。
【0014】またこれらの固定型2と可動型3との間の
両側に図2に示すごとく、可動型と平行に摺動自在なノ
ズル室7が夫々設けられ、これらの各ノズル室7にはエ
アロゾル発生器8からフレキシブルパイプ9が導入され
ている。またこれらのノズル室7の間で、固定型2及び
可動型3の下方には、エアロゾル吸引体10が設けら
れ、このエアロゾル吸引体10からパイプ11及びブロ
アー12を通してエアロゾル発生器8に戻る帰還回路が
設けられている。
両側に図2に示すごとく、可動型と平行に摺動自在なノ
ズル室7が夫々設けられ、これらの各ノズル室7にはエ
アロゾル発生器8からフレキシブルパイプ9が導入され
ている。またこれらのノズル室7の間で、固定型2及び
可動型3の下方には、エアロゾル吸引体10が設けら
れ、このエアロゾル吸引体10からパイプ11及びブロ
アー12を通してエアロゾル発生器8に戻る帰還回路が
設けられている。
【0015】つぎにこの発明の方法について説明する
と、予め伸縮腕6を作動させて上述の様に固定型2に可
動型3を当接させて、中空状の型5を形成し、この中空
状の型5の空隙に成型機1から原料を充填する。そして
当該型5により合成樹脂の成型品13を成型する。そし
て成型後に伸縮腕6を作動させて固定型2から可動型3
を引き離す。これによりこの雄型の可動型3の凸部3a
外周には成型品13が付着した状態で固定型2から離れ
る。そして図2及び図3に示すごとくこの成型品13を
一方の可動型3に接触させた状態で帯電防止剤の溶液を
噴霧させる。
と、予め伸縮腕6を作動させて上述の様に固定型2に可
動型3を当接させて、中空状の型5を形成し、この中空
状の型5の空隙に成型機1から原料を充填する。そして
当該型5により合成樹脂の成型品13を成型する。そし
て成型後に伸縮腕6を作動させて固定型2から可動型3
を引き離す。これによりこの雄型の可動型3の凸部3a
外周には成型品13が付着した状態で固定型2から離れ
る。そして図2及び図3に示すごとくこの成型品13を
一方の可動型3に接触させた状態で帯電防止剤の溶液を
噴霧させる。
【0016】これにはエアロゾル発生器8で帯電防止剤
の溶液を多数の粒子から成るエアロゾルにし、各フレキ
シブルパイプ9を通して成型品13の両側に位置した各
ノズル室7からエアロゾルを成型品13に吹き付ける。
そして成型品13の下方に位置するエアロゾル吸引体を
作動させて成型品13に付着しなかったエアロゾルを吸
引し、パイプ11及びブロアー12を通してエアロゾル
発生器8に戻す。この様にして、図4に示すごとく成型
品13の露出した外周面に帯電防止剤から成る塗膜14
を形成させる(なお図では塗膜14を説明の便宜上厚く
表示しているが、実際は成型品13に比べて極めて薄
い)。
の溶液を多数の粒子から成るエアロゾルにし、各フレキ
シブルパイプ9を通して成型品13の両側に位置した各
ノズル室7からエアロゾルを成型品13に吹き付ける。
そして成型品13の下方に位置するエアロゾル吸引体を
作動させて成型品13に付着しなかったエアロゾルを吸
引し、パイプ11及びブロアー12を通してエアロゾル
発生器8に戻す。この様にして、図4に示すごとく成型
品13の露出した外周面に帯電防止剤から成る塗膜14
を形成させる(なお図では塗膜14を説明の便宜上厚く
表示しているが、実際は成型品13に比べて極めて薄
い)。
【0017】この様に成型品13の成型後に可動型3を
固定型2から離した際、成型品13の離型面に剥離帯電
による静電気が発生し、この静電気で電気力線が固定型
2の方向に発生しようとするが、この状態で成型品13
を接触させている可動型3の静電容量が大きいため、当
該電気力線をこの可動型3の方向に引き込み、離型面か
ら電気力線が発生しない。従ってこの状態で帯電防止剤
の溶液を成型品13の離型面に噴霧するため上記塗膜1
4にムラが生ぜず、均一となる。
固定型2から離した際、成型品13の離型面に剥離帯電
による静電気が発生し、この静電気で電気力線が固定型
2の方向に発生しようとするが、この状態で成型品13
を接触させている可動型3の静電容量が大きいため、当
該電気力線をこの可動型3の方向に引き込み、離型面か
ら電気力線が発生しない。従ってこの状態で帯電防止剤
の溶液を成型品13の離型面に噴霧するため上記塗膜1
4にムラが生ぜず、均一となる。
【0018】その後適宜の手段でイジェクタピン15を
上記可動型3の凸部3a外周から突出させて図5に示す
ごとく当該イジェクタピン15で成型品13を支持し、
当該可動型3の凸部3a外周から離した状態で当該成型
品13の残りの外周面に帯電防止剤の溶液を上述と同様
にエアロゾルにして各ノズル室7から噴霧して図6に示
すごとく塗膜16を設ける。この可動型3から成型品1
3を離した際、剥離帯電による静電気が発生し、電気力
線が可動型3の方向に発生しようとするが、図5に示す
ごとく、成型品13の一側には帯電防止剤の塗膜14を
有するため、この塗膜14の帯電防止層に上記電気力線
が向き、可動型3との離型面には電気力線が発生しな
い。従ってこの状態で帯電防止剤の溶液を成型品13の
可動型3との離型面に噴霧するため上記塗膜16にムラ
が生ぜず、均一となる。この様にして図7に示すごと
く、成型品13の外周面全面に均一な帯電防止膜層17
を形成することができる。
上記可動型3の凸部3a外周から突出させて図5に示す
ごとく当該イジェクタピン15で成型品13を支持し、
当該可動型3の凸部3a外周から離した状態で当該成型
品13の残りの外周面に帯電防止剤の溶液を上述と同様
にエアロゾルにして各ノズル室7から噴霧して図6に示
すごとく塗膜16を設ける。この可動型3から成型品1
3を離した際、剥離帯電による静電気が発生し、電気力
線が可動型3の方向に発生しようとするが、図5に示す
ごとく、成型品13の一側には帯電防止剤の塗膜14を
有するため、この塗膜14の帯電防止層に上記電気力線
が向き、可動型3との離型面には電気力線が発生しな
い。従ってこの状態で帯電防止剤の溶液を成型品13の
可動型3との離型面に噴霧するため上記塗膜16にムラ
が生ぜず、均一となる。この様にして図7に示すごと
く、成型品13の外周面全面に均一な帯電防止膜層17
を形成することができる。
【0019】また上記実施例では成型品13の外周面に
帯電防止膜層17を形成したが、これに限らず、適宜の
塗布液を成型品の外周面に噴霧する際も、この発明を適
用できる。しかしながら帯電防止剤の溶液以外の塗布液
を噴霧する場合は、上記実施例において、可動型3を固
定型2から離し、成型品13を固定型2から離型した際
は上記実施例と同様に静電気による電気力線の影響を受
けずに塗膜14を形成することができるが、可動型3か
ら成型品13を離型する際は、電気力線の影響を受ける
こととなる。従ってこの場合は、成型品13の外側外周
面にのみ均一な塗膜が形成される。
帯電防止膜層17を形成したが、これに限らず、適宜の
塗布液を成型品の外周面に噴霧する際も、この発明を適
用できる。しかしながら帯電防止剤の溶液以外の塗布液
を噴霧する場合は、上記実施例において、可動型3を固
定型2から離し、成型品13を固定型2から離型した際
は上記実施例と同様に静電気による電気力線の影響を受
けずに塗膜14を形成することができるが、可動型3か
ら成型品13を離型する際は、電気力線の影響を受ける
こととなる。従ってこの場合は、成型品13の外側外周
面にのみ均一な塗膜が形成される。
【0020】さらに帯電防止剤の溶液以外の塗布液を噴
霧する場合に、図8に示すごとく、可動型3を固定型2
から離した際、固定型2を成型品13に近接した状態に
しておく。これにより可動型3からイジェクタピン15
で成型品13を離型した際、この離型面に静電気による
電気力線が発生しようとするが、この成型品13からよ
り近い固定型2の側に電気力線が向くので、可動型3と
の離型面には静電気が生ぜず、上記塗布液を均一に塗布
することができる。
霧する場合に、図8に示すごとく、可動型3を固定型2
から離した際、固定型2を成型品13に近接した状態に
しておく。これにより可動型3からイジェクタピン15
で成型品13を離型した際、この離型面に静電気による
電気力線が発生しようとするが、この成型品13からよ
り近い固定型2の側に電気力線が向くので、可動型3と
の離型面には静電気が生ぜず、上記塗布液を均一に塗布
することができる。
【0021】なお上記実施例では、一方の静電容量の大
きい導体から成る型に成型品を接触させた状態で当該成
型品の露出外周面に塗布液を噴霧したが、その場合上記
型に成型品を近接させた状態で噴霧しても同様の効果を
有するものである。また上記実施例では一方又は双方の
型を静電容量の大きい導体としたが、これに限らず、静
電容量の大きい導体又は半導体から成る金型としてもよ
い。また上記成型機にはコンプレッション成型、注入成
型、真空成型等適宜のものが包含され、この発明は離型
直後の成型品に適宜の塗布液を噴霧するものが、広く含
まれる。
きい導体から成る型に成型品を接触させた状態で当該成
型品の露出外周面に塗布液を噴霧したが、その場合上記
型に成型品を近接させた状態で噴霧しても同様の効果を
有するものである。また上記実施例では一方又は双方の
型を静電容量の大きい導体としたが、これに限らず、静
電容量の大きい導体又は半導体から成る金型としてもよ
い。また上記成型機にはコンプレッション成型、注入成
型、真空成型等適宜のものが包含され、この発明は離型
直後の成型品に適宜の塗布液を噴霧するものが、広く含
まれる。
【0022】
【発明の効果】請求項1項の発明は、成型品の外周面へ
の適宜の塗布液の塗布に当たって、一方の型を金型等の
静電容量の大きい導体又は半導体から構成しているた
め、成型後に他方の型を離した際、成型品の離型面に剥
離帯電による静電気が発生し、この静電気で電気力線が
他方の型の方向に発生しようとするが、この状態で成型
品を接触又は近接させている一方の型の静電容量が大き
いため、当該電気力線をこの一方の型の方向に引き込
み、離型面から電気力線が発生しない。従ってこの様に
静電気の影響を受けずに、適宜の塗布液を成型品の一方
の離型面に均一に塗布することができ、特に薄い塗膜を
設けようとする場合、塗布液の粒子を小さくするが、こ
の様な微粒子であっても静電気の影響を受けずに噴霧、
塗布することができ、均一な極薄膜が得られる。
の適宜の塗布液の塗布に当たって、一方の型を金型等の
静電容量の大きい導体又は半導体から構成しているた
め、成型後に他方の型を離した際、成型品の離型面に剥
離帯電による静電気が発生し、この静電気で電気力線が
他方の型の方向に発生しようとするが、この状態で成型
品を接触又は近接させている一方の型の静電容量が大き
いため、当該電気力線をこの一方の型の方向に引き込
み、離型面から電気力線が発生しない。従ってこの様に
静電気の影響を受けずに、適宜の塗布液を成型品の一方
の離型面に均一に塗布することができ、特に薄い塗膜を
設けようとする場合、塗布液の粒子を小さくするが、こ
の様な微粒子であっても静電気の影響を受けずに噴霧、
塗布することができ、均一な極薄膜が得られる。
【0023】請求項2項の発明は、上記請求項1項の発
明の効果に加え、成型品の両方の離型面に適宜の塗布液
を均一に塗布することができる。
明の効果に加え、成型品の両方の離型面に適宜の塗布液
を均一に塗布することができる。
【0024】さらに請求項3項の発明は、帯電防止層を
成型品の外周面に形成するのに適し、帯電防止剤の溶液
を多数の微粒子にして、成型品の外周面に極薄膜を形成
する際、静電気の影響を受けずに迅速にかつ均一に帯電
防止層を形成することができる。
成型品の外周面に形成するのに適し、帯電防止剤の溶液
を多数の微粒子にして、成型品の外周面に極薄膜を形成
する際、静電気の影響を受けずに迅速にかつ均一に帯電
防止層を形成することができる。
【図1】この発明の方法に使用する装置の概略構成図で
ある。
ある。
【図2】この発明の方法に使用するエアロゾル噴霧装置
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図3】この発明の方法において一方の型に成型品を係
止した状態で、他方の型との離型面に塗布液を噴霧して
いる状態を示す概略図である。
止した状態で、他方の型との離型面に塗布液を噴霧して
いる状態を示す概略図である。
【図4】この発明の方法において一方の型に係止した成
型品の、他方の型との離型面に塗膜が形成された状態を
示す概略図である。
型品の、他方の型との離型面に塗膜が形成された状態を
示す概略図である。
【図5】この発明の方法において一方の型から成型品を
離型した状態で、この成型品の一方の型との離型面に塗
布液を噴霧している状態を示す概略図である。
離型した状態で、この成型品の一方の型との離型面に塗
布液を噴霧している状態を示す概略図である。
【図6】この発明の方法において一方の型から成型品を
離型した状態で、この成型品の一方の型との離型面に塗
膜が形成された状態を示す概略図である。
離型した状態で、この成型品の一方の型との離型面に塗
膜が形成された状態を示す概略図である。
【図7】この発明の方法により塗布された成型品の概略
断面図である。
断面図である。
【図8】この発明の方法の他の実施例において、一方の
型から成型品を離型した状態で、この成型品の一方の型
との離型面に塗布液を噴霧している状態を示す概略図で
ある。
型から成型品を離型した状態で、この成型品の一方の型
との離型面に塗布液を噴霧している状態を示す概略図で
ある。
1 成型機 2 固定型 3 可動型 5 中空状の型 6 伸縮腕 7 ノズル室 8 エアロゾル発生器 13 成型品 14 塗膜 15 イジェク
タピン 16 塗膜 17 帯電防止
膜層
タピン 16 塗膜 17 帯電防止
膜層
Claims (3)
- 【請求項1】一方の型と他方の型との間に原料を注入し
て成型品を成形する方法において、少なくとも一方の型
は金型等の静電容量の大きい導体又は半導体から成り、
成型後に他方の型を離した際、成型品を一方の型に接触
又は近接させた状態で適宜の塗布液を噴霧させ、成型品
の露出した外周面に塗布液から成る塗膜を形成させ、そ
の後当該成型品を一方の型からイジェクタピン等で離し
た状態で当該成型品の残りの外周面に塗布液を噴霧し、
塗膜を形成させることを特徴とする、表面改質剤等の塗
布液の塗布法。 - 【請求項2】一方の型と他方の型との間に原料を注入し
て成型品を成形する方法において、双方の型は金型等の
静電容量の大きい導体又は半導体から成り、成型後に他
方の型を離した際、成型品を一方の型に接触又は近接さ
せた状態で適宜の塗布液を噴霧させ、成型品の露出した
外周面に塗布液から成る塗膜を形成させ、その後当該成
型品を一方の型からイジェクタピン等で離し、上記他方
の型を一方の型より成型品からより近接した状態で当該
成型品の残りの外周面に塗布液を噴霧し、塗膜を形成さ
せることを特徴とする、表面改質剤等の塗布液の塗布
法。 - 【請求項3】一方の型と他方の型との間に原料を注入し
て成型品を成形する方法において、少なくとも一方の型
は金型等の静電容量の大きい導体又は半導体から成り、
成型後に他方の型を離した際、成型品を一方の型に接触
又は近接させた状態で帯電防止剤の溶液を噴霧させ、成
型品の露出した外周面に帯電防止剤から成る塗膜を形成
させ、その後当該成型品を一方の型からイジェクタピン
等で離した状態で当該成型品の残りの外周面に帯電防止
剤の溶液を噴霧し、帯電防止剤から成る塗膜を形成させ
ることを特徴とする、表面改質剤等の塗布液の塗布法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5292527A JPH08406B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 表面改質剤等の塗布液の塗布法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5292527A JPH08406B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 表面改質剤等の塗布液の塗布法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07124955A JPH07124955A (ja) | 1995-05-16 |
| JPH08406B2 true JPH08406B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=17782963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5292527A Expired - Lifetime JPH08406B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 表面改質剤等の塗布液の塗布法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08406B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6336627B2 (ja) | 2014-03-05 | 2018-06-06 | インテル コーポレイション | ロケーションディスカバリ方法及び通信局 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP5292527A patent/JPH08406B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6336627B2 (ja) | 2014-03-05 | 2018-06-06 | インテル コーポレイション | ロケーションディスカバリ方法及び通信局 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07124955A (ja) | 1995-05-16 |
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