JPH0840721A - 写真溶液からの銀回収方法 - Google Patents

写真溶液からの銀回収方法

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JPH0840721A
JPH0840721A JP7044533A JP4453395A JPH0840721A JP H0840721 A JPH0840721 A JP H0840721A JP 7044533 A JP7044533 A JP 7044533A JP 4453395 A JP4453395 A JP 4453395A JP H0840721 A JPH0840721 A JP H0840721A
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mercapto
flocculant
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Albert R Szembrot
リチャード・スゼンブロット アルバート
Jr Charles S Christ
ステュワート・クライスト・ジュニア チャールズ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理された溶液から、安価にかつ容易に銀を
分離するための方法を提供する。 【構成】 メルカプト−s−トリアジンもしくはその水
溶性塩を写真溶液に混合して、メルカプト−s−トリア
ジンの沈澱物および微細物と写真溶液との混合物を生成
し、さらに、上記混合物にコポリマー凝集剤を混合し
て、銀TMT微細物の凝集とアグレメーションを生じさ
せて、銀含有写真溶液から銀を回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は使用済みの写真溶液から
銀を回収する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】写真材料の商業的な処理により銀イオン
を含有する使用済み溶液ができる。この銀含有溶液の廃
棄については環境規制があり、使用済み溶液に一般的に
残る銀濃度よりかなり低い銀濃度になるようにすること
が要求されている。従って、環境に廃棄する前には、使
用済み溶液中の銀濃度を大きく下げなければならない。
【0003】使用済みの銀含有溶液から銀を除去する沈
澱方法のかなり改良されたものが米国特許第5,28
8,728号に開示されている。そこでは、メルカプト
−s−トリアジン化合物が銀を沈澱させるために用いら
れている。この方法では、メルカプト−s−トリアジン
のサブミクロンオーダーの微細なコロイド粒子が形成さ
れ、このためにコストの関係から従来の分離方法の使用
ができないものとなっている。
【0004】メルカプト−s−トリアジン沈澱法の応用
の一つは、大規模な写真現像業者による2次的なバッチ
式銀回収に対してである。これは、他の銀回収方法によ
る処理を既に受けて銀の大部分が除去されている溶液か
ら、銀をバッチ式で回収するものである。典型的には、
先に言及した微細粒子が処理槽の底部に沈澱する。長い
沈澱時間を経過した後、清澄操作を経て、微細物を含有
するスラッジが回収され、手作業でフィルターバッグに
集められる。長い沈澱時間のために、全体のサイクル時
間が長くなり、その結果、数時間以上の間に生じた量の
銀含有溶液を処理できる能力を付与するには大きく高価
な装置を導入する必要があった。
【0005】上記の方法の第2の可能な応用は、1g/
Lを越える銀濃度を持つ溶液から銀を回収する一次処理
においてである。生じる銀含有スラッジの量が多いた
め、そのような溶液から効率的で経済的な相分離を可能
とする方法は現在のところ存在しない。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】米国特許第5,28
8,728号は沈澱法と組み合わせて凝集剤を用いるこ
とを示唆している。しかし、凝集剤としてどのような物
質を用い得るかについては指示が与えられていない。多
くの異なったアニオン性、カチオン性、非イオン性ポリ
マー凝集剤がある。特定のポリマーはある溶液で沈澱微
細物を凝集させるべくよく作用する。また他の溶液では
そのポリマーは沈澱物を生じて分散させるかも知れな
い。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明は、a)メルカプト−s
−トリアジンもしくはその水溶性塩を写真溶液に混合し
て、i)メルカプト−s−トリアジンの沈澱物および微
細物(fines)とii)写真溶液との混合物を生成する
工程と、b)上記混合物にコポリマー凝集剤(floccula
nt)を混合して、銀TMT微細物の凝集(flocculatio
n)とアグロメレーション(agglomeration)を生じさせ
る工程とを具備し、上記コポリマーは、i)アクリロイ
ルオキシエチル=トリメチルアミン=クロリドとアクリ
ルアミドとからなる群から選ばれたモノマーから生成さ
れ、ii)21ないし30dL/gという換算粘度を有
することを特徴とする銀含有写真溶液からの銀回収方法
を提供するものである。
【0008】要約すると、本発明は、メルカプト−s−
トリアジン化合物を添加して銀を沈澱させ、アクリルア
ミドとアクリロイルオキシエチル=トリメチルアミン=
クロリドの高分子量のカチオンコポリマーを添加して微
細粒子を凝集させて相分離を大幅に改良した、使用済み
写真溶液から銀を回収する方法を提供する。この方法
は、写真処理溶液中の銀濃度をほとんどの環境廃棄制限
内に確実に低減するものである。
【0009】この発明は、処理された溶液から銀沈澱物
を分離するために安価で容易に入手できる濾過媒体を用
いることを可能にする。連続式でのプロセスの自動化
は、T.W.Bober等の名前で1994年3月4日
に出願された米国特許出願第08/206,335号に
開示されたように行うことができる。該方法を実施する
のに必要とされる時間が低減され、装置の大きさと必要
なスペースを最小にする。操作が容易であるから、操業
者の労働、銀沈澱物との体の接触、流出による銀の損失
の可能性が低減されることとなる。この発明は、必要な
ものが全て揃った便利な槽において銀沈澱物を分離する
ことを可能にするもので、銀精製器(refiner)への移
送前に他の処理とか準備を行うことを要しない。
【0010】
【実施例】この発明において用いられるメルカプト−s
−トリアジンは、次の構造式(I)を有するものから選
ばれる。
【0011】
【化1】
【0012】ここで、Rは、水素、-NH4、-OH、1
ないし8の炭素原子を持つアルキル、1ないし8の炭素
原子を持つアルコキシ、フェニル、シクロヘキシル、オ
キサジニル、フェノキシ、-NR’2もしくはSR”(こ
こでR’は水素、1ないし8の炭素原子を持つアルキ
ル、フェニル、シクロヘキシル、ナフチルもしくはベン
ジルで、R”は1ないし8の炭素原子を持つアリル、フ
ェニル、シクロヘキシル、ナフチルもしくはベンジルで
ある)であり、mは、1ないし3の整数であり、nは、
0または1ないし2の整数である。
【0013】この発明において用いられるコポリマー凝
集剤の有効性は、処理されている使用済み写真処理溶液
中の銀の濃度に基づいてモノマーのモル比を調節するこ
とによって高めることが可能である。
【0014】低い銀濃度(<1g/L)の溶液に対して
は、4ないし27モル%のアクリロイルオキシエチル=
トリメチルアミン=クロリドを含有するコポリマーで許
容できる成果が得られる。好ましい組成は、7−20モ
ル%のこのモノマーを含有するもので、特に9−14モ
ル%が有用である。
【0015】高い銀濃度(1−15g/L)の溶液に対
しては、0.1ないし7モル%のアクリロイルオキシエ
チル=トリメチルアミン=クロリドを含有するコポリマ
ーで許容できる成果が得られる。好ましい組成は、0.
3ないし4モル%のこのモノマーを含有するもので、特
に0.5ないし2モル%が有用である。
【0016】凝集剤を添加して沈澱銀混合物中の凝集剤
濃度を10ないし100ppmとすると、不溶性のメル
カプト−s−トリアジン微細物のアグロメレーション、
より大きくより容易に分離される粒子の形成、および同
時にコロイド状銀沈澱物の低減が見られる。好ましい濃
度は15ppmと60ppmの間で、最良の濃度は30
ないし50ppmである。凝集剤の濃度がさらに高くな
ると、ある程度は有用であるが、ここに記載した目的の
ためには最適ではない。
【0017】コポリマー凝集剤はさらにその換算粘度に
よって特徴づけられるものである。粘度特性の使用は、
安定性を高めるという種々の目的で添加剤を含有する多
くの商業的ポリマーの特性化に特に有効である。適切に
定めた条件下で測定した換算粘度値は実際的な特徴の情
報を提供する。換算粘度値を得る手順は以下に示す。
【0018】ポリマー溶液の調製(2工程からなる手順
を用いて均質なポリマー溶液を再現可能に得る) 1. 0.5gのコポリマー凝集剤を、600rpmで
攪拌しながら、98gの蒸留水に加え、この溶液を1時
間攪拌する。この結果、約0.5%の凝集剤溶液が得ら
れる。 2. 工程1で作成された0.5%(wt/wt)凝集
剤溶液を0.1%(wt/wt)溶液に希釈する。この
溶液を少なくとも10分間、あるいは溶液が完全に混合
されるまで、混合する。 3. 0.1%(wt/wt)凝集剤溶液と2.0Nの
NaClの等量(4.00±0.02g質量)を混合す
る。その結果得られる溶液は、およそ0.05g凝集剤
/100mL溶液を含有する。 4. 最後に、工程3で得られた溶液を200メッシュ
のスクリーンに通し、即座に、Cannon Ubbe
lohde毛管粘度計を用いて30.00±0.02℃
で粘度測定を行う。
【0019】1NのNaCl溶液と凝集剤溶液の双方に
ついて、時間パラメータt、すなわち、溶液が毛管を通
過して落下するのに要する時間をポリマー溶液の換算粘
度を得るために決定する必要がある。
【0020】1. 約10mlの1NのNaCl溶媒を
粘度計に加えて、30.00±0.02℃の恒温浴中に
配置し、充分な時間をかけて温度が平衡状態になるまで
保つ。 2. きれいな毛管を通って溶液が落下する時間を測
る。少なくとも3回、あるいは結果が±0.2s以内に
入るまで、測定を繰り返す。これにより、時間ts、つ
まり溶媒に対する降下時間が得られる。 3. 工程1と2に記載した手順を繰り返して、ポリマ
ー溶液が毛管を落下する時間を決定する。これにより、
tp値、つまりポリマー溶液の落下時間が得られる。
【0021】換算粘度ηredは、次の式を用いて算出
される。 換算粘度 ηred=[(tp)/(ts)−1]/
0.05g/dl ここで、ts=1NのNaCl溶液の落下時間(上記参
照) tp=0.05g/dlのポリマー溶液の落下時間(上
記参照)
【0022】市場で入手できる有用なコポリマーとして
は、Calgon社製のPOL−E−Z−2406、E
−2280、E−2272、E−2267なる商品名の
物質がある。
【0023】使用済み写真溶液、特に使用済み写真安定
剤溶液を含むそのような溶液の混合物から銀を回収する
場合の最初の工程は、混合物をメルカプト−s−トリア
ジン化合物に接触させることによって行う。溶液中に存
在する銀はメルカプト−s−トリアジン化合物と水に不
溶な錯体を形成する。
【0024】一般に、沈澱は、あるpH範囲で実施さ
れ、次の工程は約4ないし約14のpHで行われ、実際
には約5ないし約8の間で行われる。高pHではメルカ
プト−s−トリアジンの銀化合物(以下、「銀錯体」と
称する)は溶け難くなり容易に沈澱するので、pHは高
い方が好ましい。pHは操作者に合った従来の慣用方法
で調整される。
【0025】メルカプト−s−トリアジン化合物は、酸
の状態に比較して溶解度が増大するので、塩の形態が本
発明の方法では好ましい。メルカプト−s−トリアジン
化合物は、使用済み溶液に接触させるために、固形(粉
末)の形態、もしくは水懸濁液もしくは水溶液の形態で
提供することができる。好適なメルカプト−s−トリア
ジン化合物はメルカプト−s−トリアジンの三ナトリウ
ム塩であり、Degussa社によって製品名「TMT
−15」で販売されている。
【0026】使用済み溶液の混合物に接触させるメルカ
プト−s−トリアジンの量は、混合物中の銀イオンの濃
度に基づいて決定される。以下の実施例から分かるよう
に、一般に、銀濃度に対する化合物の化学量論的量の比
より過剰に用いることが望ましい。使用済み溶液の混合
物中における銀濃度は通常の分析法、例えば側光法、ポ
テンシオメトリ、原子吸収スペクトル法によって先ず決
定される。また、操作者は、使用済み溶液および存在す
る各溶液の割合の知識に基づいて最善の推定をすること
ができる。例えば、ミニラボタンクから除去される漂白
定着溶液は、系が実質的に定常状態に到達すると、合理
的に予想できる銀濃度を有するようになる。用いられる
過剰量は(I)式のどの化合物を用いるかに依存する
が、用いる特定の化合物についての予備試験に基づいて
操作者が即座に決定できる。メルカプト−s−トリアジ
ンの三ナトリウム塩を用いると、好適な量は、処理を受
ける使用済み溶液混合物中の銀3モル当り約1モルない
し約3モルであり、特に好ましくは銀3モル当り約1.
5モルないし約2.0モルである。比が銀3モル当りで
与えられているのは、メルカプト−s−トリアジンの各
分子が3つの銀イオンを錯体化することができるからで
ある。
【0027】本発明の方法は、写真処理ミニラボにおけ
る銀の回収に適用できる。そのようなミニラボでは、典
型的には5ないし10ガロン/日(18.925〜3
7.850dm3 /日)の銀含有写真排出液が生じる。
銀濃度は1ないし4g/Lの範囲である。
【0028】本発明の方法は、大規模な写真仕上げ業者
の場合の2次的な銀の回収法としても応用できる。この
場合は、銀の大部分は電気分解のような一次的な回収方
法によって既に回収されている。
【0029】本発明の方法は、また、バッチ式の回収プ
ロセスによって操業している写真仕上げ業者の場合の2
次的な銀回収方法を提供する。本発明の方法による処理
を受けた後、廃棄もしくは更なる濾過のために必要に応
じて上層の清澄操作を行う。スラッジ層は槽の底部から
除去されて、精製器に送られて銀が回収される。
【0030】この方法によって銀河回収される使用済み
写真処理溶液は、安定剤、定着液、漂白定着液、このよ
うな物質を含有する処理オーバーフロー液およびこのよ
うな処理溶液の混合物を含んでいる。
【0031】ミニラボ操作および大規模な写真処理操作
の双方について、方法は一般に次のようにして実施され
る。 1. 銀含有溶液が提供される。 2. メルカプト−s−トリアジンの三ナトリウム塩の
ようなメルカプト−s−トリアジン化合物が銀イオンの
沈澱を最大にするために上記溶液と混合され、その結果
沈澱物と液体の2相混合物が形成される。上記塩は一般
的には液体の状態(15重量%のメルカプト−s−トリ
アジン)で、溶液中の銀1グラムに対して約6ないし8
mLの調合で混合される。本プロセスに対してコダック
社から入手できる装置は、槽中においてバッチ式で、あ
るいは連続流れ操業においてライン上で、メルカプト−
s−トリアジン溶液を写真溶液と混合する手段を具備し
ている。 3. 本発明に係る凝集剤を、少なくとも10mg/
L、好ましくは30ないし50mg/Lの濃度で上記の
混合物中に混合する。凝集剤は沈澱した微細物を成長さ
せ、アグロメレーションさせる。このために混合物中の
微細物の数が減少する。 4. 凝集剤の添加に続いて短時間の急速攪拌の後に、
ゆっくりした速度で混合物を混合して沈澱粒子を大きく
成長させた。これは、先に言及した米国特許に開示され
たコダック社の装置では、混合物が通過する管状反応器
コイルによって実現されている。この実施態様では、粒
子は継続して成長をし、2相混合物の液体部分に微細粒
子の懸濁が少なくなるか見られなくなる。 5. 混合物は濾過装置で濾過される。微細懸濁粒子の
低減により、フィルターが詰まる前にかなりの量の使用
済み溶液を濾過することができる。 6. 濾液中の銀濃度は典型的には1mg/Lより低
い。 7. フィルターに集められた銀含有スラッジは銀の回
収のために精製器に送られる。
【0032】
【実施例】次の実施例は、本発明に係る凝集剤がTMT
で用いられている場合の、使用済み写真処理溶液からの
銀回収における改良を示すものである。
【0033】実施例1 2.5g/Lの銀濃度を含有するシュミレートしたミニ
ラボ排出液混合物を処理した。最初に、400mLのト
リメルカプト−s−トリアジンの15重量%溶液を5ガ
ロン(18.925dm3 )の排出液に添加した。この
溶液を実験室規模のプロペラミキサーによって100な
いし200rpmで混合した。およそ10分の反応時間
の後に、不溶のトリメルカプト−s−トリアジン銀塩
(AgTMT)を含有する、得られたスラリーを、第2
の反応器に200mls/分でポンプ移送した。1モル
%のアクリロイルオキシエチル=トリメチル=アンモニ
ウム=クロリド(AETAC)を含有する本発明のポリ
マー凝集剤の400mg/L溶液を、ベローポンプを用
いて20mL/分で第2の反応器に注入した。このポリ
マー添加速度は、排出液中の凝集剤濃度を40mg/L
(40ppm)とした。AgTMTの沈澱微細粒子はよ
り大きく成長し、凝集した。これらの凝集粒子を含有す
る溶液を、沈澱濾過装置中に送り込んだところ、清浄な
液相を通過させるフィルターの底部に粒子が沈澱した。
上澄液には懸濁粒子は見られなかった。沈澱フィルター
中に同心状に位置させられたひだ付媒体フィルターコア
を液相は通過し、装置から排出させられた。35の5ガ
ロンバッチを上記したようなこの装置で処理したが、ス
ラッジは沈澱フィルターを継続して満たした。この排出
流れから各バッチのサンプルとした。35回のバッチ処
理の後、沈澱フィルター入口の圧力計は12psigを
示しており、フィルターを取り替えた。凝集剤を使用す
ると、凝集剤を使用しない処理の場合よりも多量の銀含
有溶液の処理が可能になった。35回のバッチ処理のフ
ィルター排出液中の銀のレベルは0.3mg/Lないし
0.7mg/Lの範囲であった。
【0034】実施例2 この実施例は、溶液をトリメルカプト−s−トリアジン
で異なったpHで処理をした場合における、1モル%の
アクリロイルオキシエチル=トリメチルアンモニウム=
クロリド(1モル%AETAC)を含有する本発明の凝
集剤の効果を実証する。ミニラボ排出液混合物(フィル
ム処理のみ)を次の定着液と安定剤の組合せから調製し
た。 コダック・フレキシカラー定着液(KODAK FLEXICOLOR Fixer)(8000mg Ag/L) 45.0% コダック・フレキシカラー安定剤(KODAK FLEXICOLOR Stabilizer)(170 mg Ag/L) 55.0%
【0035】排出液はpH6.1で3.7g/Lの初期
銀濃度を有していた。排出液から8組の500mL部を
600mLの丸ビーカーに準備した。氷酢酸と濃水酸化
ナトリウムを各ビーカー中のpHを調整するために用い
て、pHを5.0、5.5、6.0、6.1(未調
整)、6.5、7.0、7.5、8.0とした。各サン
プルについて、10mLの15%トリメルカプト−s−
トリアジン溶液を添加した。磁気攪拌板と磁気攪拌棒を
用いて混合を行った。各溶液を5分間混ぜた。凝集剤の
添加前に、溶液を沈澱させた。各ビーカー中に2相系が
形成された後、約15ないし20mLの上澄液のサンプ
ルを分析のために各ビーカーから採取した。各サンプル
はディスクフィルター(0.45μm)を用いて濾過し
た。次に、各ビーカーを4mLの5g/L凝集剤溶液で
処理した。得られた混合物をディスクフィルターで再度
濾過して銀分析用のサンプルを得た。結果の銀は以下に
示す。
【0036】
【表1】
【0037】この結果から、凝集剤の添加により、液相
中に懸濁する小粒子の数が減少し、排出液に残る銀の全
体量を減少させることが分かる。逆に、TMT処理銀含
有排出液から回収された銀の量は増大した。
【0038】次の実施例3−4は、ポリマー遮蔽プロセ
スの間に行われたベンチ規模のジャーテストを示すもの
である。各々の場合、500mLの銀含有排出液を1リ
ットルの矩形ビーカー中に添加した。180rpmまで
で操作された3”x1”(7.6x2.54cm)長方
形パドルによって攪拌した。4台のジャーを同時に混合
できるジャーテスト装置を用いた。180rpmで操作
したミキサーで、10mLのトリメルカプト−s−トリ
アジンの三ナトリウム塩を、15重量%溶液として添加
した。15秒後に、ポリマー凝集剤のアリコートを添加
した。さらに15秒後にミキサー速度を100rpmま
で下げた。100rpmで30秒経過後に、ミキサー速
度を20rpmまで下げた。20rpmで1分経過後に
ミキサーを停止した。
【0039】実施例3 紙プロセスオーバーフローからなるミニラボ排出液混合
物を以下に示すように準備した。 コダックRA100ブリーチ−フィックス(KODAK RA100 Bleach-Fix) 18.0% コダック・エクタカラー・プライム安定剤(KODAK EKTACOLOR PRIME Stabiliz er) 82.0%
【0040】この混合物の初期銀濃度は1.1g/Lで
あった。ジャーテストは記載されたように行った。評価
したポリマー凝集剤と用いた調合範囲を以下に示す。
【0041】
【表2】
【0042】本発明に係る凝集剤3、4、5は、良好な
凝集形成と相分離を示した。凝集剤1−2での処理は好
ましくないか限界的な性状を示す結果となった。凝集剤
3での処理は20ないし50mg/Lの調合で最良の性
能を示した。凝集剤4は40ないし50mg/Lの調合
で最良の性能を示した。凝集剤5は30ないし50mg
/Lの調合で最良の性能を示した。大きな粒子が形成さ
れ、5秒以内に沈澱した。得られた上澄液は微細物が見
られない清浄なものであった。20ppmの凝集剤3で
処理した溶液は、また良好な凝集形成と上澄液の清浄さ
を示したが、より多くの調合での他の溶液の程度ほどで
はなかった。
【0043】実施例4 フィルムと紙プロセスオーバーフローの双方からなる、
大規模仕上げ業者のシミュレート排出液混合物を以下に
示すように準備した。 コダック・フレキシカラー・エレクトロシルバー定着液(KODAK FLEXICOLOR E lectrosiler Fixer) 10.0% コダック・エクタカラー・RA・ブリーチ−フィクスNR(KODAK EKTACOLOR RA Bleach-Fix NR)および低流量洗浄 90.0%
【0044】この混合物の初期銀濃度は200g/Lで
あった。ジャーテストは先の実施例に記載されたように
行った。評価したポリマー凝集剤と用いた調合範囲を以
下に示す。
【0045】
【表3】
【0046】3組のアニオン凝集剤1−3を有する溶液
の処理の結果、銀沈澱物のコロイド懸濁液が生じた。最
良の凝集形成と上澄液の清浄度は発明に係る凝集剤4−
7で処理された溶液によって示された。
【0047】実施例5 本発明の凝集剤が最も高い性能を示す特定の状況を明ら
かにするために、3.5g/Lの高銀濃度の溶液(20
%のKodak Flexicolor Deeloper LORR、5%のKodak Fl
exicolor Bleach III、33%のKodak Flexicolor Fixe
r、40%のKodak Flexicolor Stabilizer LF)にTM
Tを添加して形成した沈澱物を、多数の凝集剤を用いて
凝集させた。
【0048】実験の基本的なプロトコルは、急速攪拌し
ながら500mlのテスト溶液に15mlのTMT(1
5%)溶液を注入器から迅速に添加することにある。沈
澱反応に用いられた槽は、矩形で、パドル型連動(ga
ng)攪拌機(80パドルrpm)での良好な攪拌を可
能にするために用いられた。溶液は約15秒の間攪拌さ
れたが、その間微細なAgTMT沈澱物が形成された。
15秒の混合期間の経過後に、充分な凝集剤を添加して
40ppmの濃度とした。もう15秒間80rpmで溶
液を攪拌した。パドル攪拌速度は50rpmに減少さ
せ、さらに30秒の間攪拌を継続した。最後の攪拌段階
では攪拌速度はさらに22rpmまで1分間の間減少さ
せ、凝集プロセスの評価を記録した。4種のファクター
について、すなわち凝集形成速度、凝集寸法、沈降速
度、上澄清浄度について、比較のための数値を与え(1
=優れている、7=極めて不良)、8種の異なった凝集
生成物を評価した。以下の表に結果を示す。
【0049】
【表4】
【0050】低AETACモル%凝集形成物での高Ag
レベルのテスト溶液の凝集において明確な効果が観察さ
れる。事実、最低のモル%のAETAC含有ポリマー凝
集剤で最良の結果が得られた。
【0051】実施例6 種々の凝集剤が最も高い性能を示す特定の状況を明らか
にするために、260ppmの低レベル銀濃度溶液(Ko
dak Ektacolor Bleach Fixと低流量洗浄)にTMTを添
加して形成した沈澱物を、多数の凝集剤を用いて凝集さ
せた。
【0052】実験の基本的なプロトコルは実施例5の場
合と同一である。実施例5のように、4種のファクター
について数値を与えた。以下の表に結果を示す。
【0053】
【表5】
【0054】中程度のAETACモル%凝集形成物での
低Agレベルのテスト溶液の凝集において明確な効果が
観察される。事実、10モル%と13モル%のAETA
C含有ポリマーで最良の結果が得られた。これらのモル
%AETAC形成物からはずれたものは若干不満足な結
果であった。
【0055】
【発明の効果】この発明は、処理液から銀沈澱物を分離
するために安価で容易に入手できる濾過媒体を用いるこ
とを可能にする。濾過の問題は解消された。連続式でプ
ロセスを自動化することも、T.W.Bober等の名
義で1994年3月4日に出願された米国特許出願第0
8/206,335号に開示されているように可能であ
る。該方法を実施するのに必要な時間が低減されるの
で、装置サイズとスペースの要求を最小に抑えることが
できる。操作の容易性は、操作者の労働、銀沈澱物との
身体的接触および流出による銀の損失の可能性を低減す
る。この発明は、銀の精製器への移送前に他の処理や準
備を行うことを要しない、全てが整った簡便な槽中にお
いて、銀を分離することを可能にする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/62 ZAB Z C22B 11/00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)メルカプト−s−トリアジンもしく
    はその水溶性塩を写真溶液に混合して、i)メルカプト
    −s−トリアジンの沈澱物および微細物とii)写真溶
    液との混合物を生成する工程と、 b)上記混合物にコポリマー凝集剤を混合して、銀TM
    T微細物の凝集とアグロメレーションを生じさせる工程
    とを具備し、上記コポリマーは、i)アクリロイルオキ
    シエチル=トリメチルアミン=クロリドとアクリルアミ
    ドとからなる群から選ばれたモノマーから生成され、i
    i)21ないし30dL/gという換算粘度を有するこ
    とを特徴とする銀含有写真溶液からの銀回収方法。
JP7044533A 1994-07-27 1995-03-03 写真溶液からの銀回収方法 Pending JPH0840721A (ja)

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US281,382 1994-07-27
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TW295603B (ja) 1997-01-11
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