JPH0840886A - 長鎖の非分枝鎖状アルキルアミドおよびそれを含有する抗増殖および炎症抑制医薬品 - Google Patents

長鎖の非分枝鎖状アルキルアミドおよびそれを含有する抗増殖および炎症抑制医薬品

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JPH0840886A
JPH0840886A JP7044497A JP4449795A JPH0840886A JP H0840886 A JPH0840886 A JP H0840886A JP 7044497 A JP7044497 A JP 7044497A JP 4449795 A JP4449795 A JP 4449795A JP H0840886 A JPH0840886 A JP H0840886A
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long
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mmol
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クッチャー ベルンハルト
Michael Bernd
ベルント ミヒャエル
Heinz Grossmann
グロースマン ハインツ
Maria Kick
キック マリア
Juergen Arp
アルプ ユルゲン
Manfred Lieflaender
リーフレンダー マンフレート
Juergen Engel
エンゲル ユルゲン
Rainer Voegeli
フェーゲリ ライナー
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Asta Medica GmbH
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Asta Medica GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長鎖の非分枝鎖状アルキルアミドおよびそれ
を含有する抗増殖および炎症抑制医薬品。 【構成】 抗増殖および炎症抑制特徴を有する薬剤学的
作用物質としての、一般式: CH3−(CH2)n−NH−R [式中、n=11〜20およびR=アミノ酸を表す]の
長鎖の非分枝鎖状アルキルアミド、そのD−およびL−
エナンチオマー、ジ−およびトリペプチド、N−保護基
により誘導された形および末端エチルエステルならびに
その生理学的に認容性の塩の形。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規のリポアミノ酸、
リポジぺプチドおよびリポトリペプチド、その製造およ
び薬剤学的作用物質としてのその使用に関する。
【0002】
【発明の構成】一般式: CH3−(CH2)n−NH−R [式中、n=11〜20およびR=アミノ酸を表す]に
よる誘導体、そのD−およびL−エナンチオマー、ジ−
およびトリペプチド、N−保護基により誘導された形お
よび末端エチルエステルならびにその生理学的に認容性
の塩の形は、腫瘍成長に試験管内および生体内で影響を
及ぼしかつそれを押さえ、並びにプロテインキナーゼC
を抑制するための薬剤学的作用物質として適当である。
【0003】これらは、更に、アラキドン酸物質代謝に
介入するために、かつ組織炎症過程におけるホスホリパ
ーゼA2−抑制により薬理学的に作用するために適当で
ある。前記の誘導体は、低いマイクロモル(μm)の濃
度でのリポキシゲナーゼおよびシクロオキシゲナーゼを
避けることができ、その際、非特異的ヒスタミン遊離は
観察されない。リポキシゲナーゼ、シクロオキシゲナー
ゼおよびホスホリパーゼA2は、リン脂質からアラキド
ン酸カスケードの分解生成物を生じる;このようなアラ
キドン酸代謝物は炎症的に作用し、かつ例えば気管支喘
息、枯草熱、筋肉リウマチ等の病原論もしくは病理生理
学的過程の維持に決定的に関与している。長い脂肪族基
を有する中性および/または塩基性のアミノ酸からのア
ミノ酸および短鎖ペプチドは、しばしば両親媒性特徴を
有する。両親媒性物質は、親水性および疎水性の分子領
域が同時に存在することにより優れている。これらは、
従って、膜構成成分との構造的な親和性を示す。式:H
−Orn−NHR.2HBr(R=C16H33、C
18H37)を有するリポアミノ酸および式:H−Orn−
Orn−NHC18H37.3HClを有するリポジペプチ
ドおよびそれらの表示は、ケルナー(G.Kellner)および
リーフレンダー(M.Lieflaender)により、Z.Naturforsc
h.B.,Chem.Sci.46(8)1098〜1104(1991)中に記載されて
いる。しかしながら、これらの化合物を抗増殖および炎
症抑制特徴を有する薬剤学的作用物質として使用するこ
とは公知でない。
【0004】スイス国特許第490338号明細書(Ch
em.Abstr.Vol.73 120904 b(1970))中には、Z−L−L
ys(BOC)−L−Lys(BOC)−L−Pro−
NH−nC16H33の製造が記載されている。しかしなが
ら、相当する薬剤学的使用は示されていない。PCT出
願 国際特許(WO)第8806885号明細書中に
は、とりわけ、H−D−Pro−NH−C16H33の製造
およびホスホリパーゼA2−抑制剤としての使用が記載
されている。これらのまたは使用された化合物の一次腫
瘍の成長に対する抗増殖特徴および抑制作用に関する言
及はなされていない。
【0005】さて、これらの作用は、一般式: CH3−(CH2)n−NH−R [式中、n=11〜20およびR=アミノ酸]の化合
物、そのD−およびL−エナンチオマー、ジ−およびト
リペプチド、N−保護基により誘導された形および末端
エチルエステル並びに生理学的に認容性の塩の形を用い
る試験において明らかになった。アミノ酸残基Rは、殊
に、Gly、Ala、Val、Leu、Ile、Se
r、Thr、Lys、Arg、Asp、Asn、Gl
u、Gln、Cys、Met、Phe、Tyr、Pr
o、Trp、His、Orn、Thzを表す。例えば、
アミノ酸残基Orn、Lys、Thzは、殊に有利であ
る。個々のアミノ酸残基に関する略語は、アミノ酸の慣
用名に基づくもので、かつ当業者に公知である。アミノ
酸は、主に、L型から由来するが、同様に、D型からの
アミノ酸も有効である。ジ−およびトリペプチド基を生
じるためのアミノ酸の結合は、塩基性アミノ酸、例えば
オルニチンおよびリジンにおいて、α位または末端ω位
を介して行なうことができる。
【0006】(CH2)nを有する長鎖アルキル鎖は、n
=11〜20からなり、その際、有利にはn=15〜1
9および殊にn=16〜17である。飽和アルキル鎖
は、非分枝鎖状である。アミノ酸の保護基としては、例
えば、次のものがこれに該当する;3級ブチルオキシカ
ルボニル基、カルボベンズオキシ基、特にカルボベンズ
チオ基(場合により、それぞれp−ブロムまたはp−ニ
トロ−ベンジル基を有する)、トリフルオロアセチル
基、フタリル基、o−ニトロフェノキシアセチル基、ト
リチル基、p−トルエンスルホニル基、ベンジル基、ベ
ンゼン核中で置換されたベンジル基(p−ブロム−また
はp−ニトロベンジル基)、α−フェニル−エチル基。
これに関しては、ジェッセ(Jesse)P.グリーンシュタ
インおよびミルトン・ウイニッツ(Milton Winitz)、ケ
ミストリー・オブ・アミノ・アシッズ(Chemistry of A
mino Acids,ニューヨーク1961、John Wiley and Sons,I
nc.,Volume 2,例えば883頁以降)ならびにザ・ペプチズ
(The Peptides,Volume 2,Ed.E.Gross and J.Meienhofe
r,Academic Press New York,表IIIおよびIV)を参照と
されたい。これらの保護基は、該当するアミノ酸の他の
官能性側鎖の保護のためにも、基本的に使用される。
【0007】存在するヒドロキシ基(セリン、トレオニ
ン)を、特に、ベンジル基および同様の基により保護す
る。
【0008】個々のアミノ酸の互いの結合は、このため
に慣例の方法に従って行なわれる。
【0009】一般式の化合物のその酸付加塩への変換
は、その化合物と酸とを、自体公知の方法で反応させる
ことにより実施される。
【0010】その逆に、アミノ酸−、ジ−およびトリペ
プチド−化合物の遊離は、その酸付加塩と塩基との反応
により実施される。
【0011】このような酸付加塩の例は、次のものであ
る;ヒドロクロリド、ヒドロブロミド、スルフェート、
ホスフェート、フマレート、グルコネート、タンネー
ト、マレエート、アセテート、シトレート、ベンゾネー
ト、スクシネート、アルギネート、パモエート(Pamoa
t)、マレート、アスコルベート、タルトレートおよび同
様のもの。作用物質を錠剤形で投与する場合、錠剤は、
結合剤、例えばトラガント、コーンスターチまたはゼラ
チン並びに崩壊剤、例えばアルギン酸および平滑剤、例
えばステアリン酸マグネシウムを包含している薬剤学的
に受け入れられる希釈剤を含有していてよい。
【0012】液体形での投与が望まれる場合、甘味料お
よび/または矯味物質を、薬剤学的に受け入れられる希
釈剤の成分として使用することができる;静脈内適用に
おいて、これは、等張食塩水、リン酸塩緩衝溶液または
同様のもの中で実施される。
【0013】薬剤学的組成物は、慣例、作用物質を、慣
例の薬剤学的に受け入れることができる通常の担持剤と
関連して含有する。
【0014】ヒト医薬における、特に酸との塩の形での
一般式の化合物の使用において、全身適用は、静脈内、
皮下または筋内注射によって、舌下または鼻腔による適
用は、薬理学的に認容性の担持物質と結合して、実施す
ることができる。
【0015】経口投与のための医薬調合物も製造するこ
とができる。この目的のために、作用物質を、適当な公
知の薬剤学的希釈剤と混合し、かつ自体公知の方法で、
調合物、例えば錠剤、カプセル剤、懸濁液、エマルショ
ン、溶液または分散可能粉末に加工する。
【0016】固体調合物を、経口投与用のカプセルに充
填することができる。カプセル中へ充填するためのこの
ような調合物は、固体作用物質を、コロイド状の水酸化
アルミニウム、リン酸水素カルシウムとの混合物で、ま
たは不活性固体、例えばラクトースと一緒に含有してい
てよい。
【0017】錠剤の形の調合物は、自体慣例の方法で被
覆することができ、または発泡するまたは発泡しない調
合物の形で提供することができる。この際、不活性希釈
剤または担持物質、例えば炭酸マグネシウムまたはラク
トースを、慣例の噴出剤(Sprengmitten)、例えばコーン
スターチおよびアルギン酸、および平滑剤、例えばステ
アリン酸マグネシウムと一緒に使用することができる。
【0018】滴剤またはスプレーの形での鼻腔法での適
用のために、一般式の化合物を、特に、他の溶かされた
物質、例えば緩衝液または保存剤、並びに等張溶液を製
造するために十分な量の薬理学的に認容性の塩またはグ
ルコースを含有していてよい滅菌水性担持剤中で使用す
る。
【0019】一般式のペプチドを、鼻粉末または吹込み
剤の形でも適用することができる。この目的のために、
ペプチドを微細に粉砕した形で、薬理学的に認容性の固
体担持物質、例えば微細に粉砕したポリエチレングリコ
ール(Carbowax(登録商標)1540)、微細に粉砕された
ラクトースまたは非常に微細に粉砕された二酸化ケイ素
(Cab−O−Sil)と共に適用することができる。
このような剤は、微細に粉砕された形の他の添加物、例
えば保存剤、緩衝液または界面活性剤を含有していても
よい。
【0020】一般式の化合物は、特に筋内注射または移
植により、次に記載するような遅延作用物質放出または
貯蔵作用(Depotwirkung)を有する長時間作用剤の形でも
適用することができる。
【0021】一般式の化合物を長期にわたって連続的
に、遅延作用物質放出または貯蔵作用を有する長時間持
続する調合物の形で適用することは、しばしば望まし
い。このような調合物形は、体液中で僅かな溶解度を有
する作用物質化合物の薬理学的に認容性の塩、例えばエ
ンボン酸(Embonsaeure)、タンニン酸またはカルボキシ
メチルセルロースとの塩を含有するか、または迅速な遊
離を避ける保護剤と共に水溶性塩の形の一般式の化合物
を含有していてよい。後述の場合、例えば、一般式の化
合物は、非抗源性の部分的に加水分解されたゼラチンを
用いて粘性の液体の形に変えられるか、または薬理学的
に認容性の固体担持物質で吸収されうる。作用物質は、
薬理学的に認容性の液体担持物質中の懸濁液の形でも投
与される。更に、ゲルまたは懸濁液の製造は、水性また
は非水性の薬理学的に認容性の液体担持物質、保存剤ま
たは界面活性剤と共に、非抗源性の保護ヒドロコロイ
ド、例えばナトリウムカルボキシメチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、アルギン酸ナトリウム、ゼラチ
ン、ポリガラクツロン酸または一定のムコ多糖を用いて
も可能である。このような調合物の例は、慣例の薬理学
的ハンドブック、例えばレミトンズ・ファルマツォイテ
ィカル・サイエンシイズ(Remintons's Pharmaceutical
Sciences,Mack Publishing Co.,Easton,Pa.,1975)中
に見られる。遅延作用物質放出を有する長時間作用する
調合物は、薬理学的に認容性の被覆材料、例えばゼラチ
ン、ポリビニルアルコールまたはエチルセルロース中で
のマイクロカプセル化によっても得られる。被覆材料の
ための他の例およびマイクロカプセル化法に関しては、
ヘルビッヒ(J.A.Herbig)、「エンサイクロペディア・
オブ・ケミカル・テクノロジー」(“Encyclopedia of
Chemical Technology”,Bd.13,2.Aufl.,Wiley,ニューヨ
ーク,1967,436〜456頁)を参照とする。もう一つの可能
性は、前記した固体調合物、例えば一定の僅かに水溶性
の塩または固体担持物質との塩の懸濁液または吸収体、
例えばエチレングリコールメタクリレートまたは同様に
架橋されたモノマーのポリマーの中性ヒドロゲル中の分
散液を;(米国特許(US−PS)第3551556号
明細書参照)前記作用物質量を遊離するペレットの形に
調製することである。これらのペレットは、皮下または
筋内に移植することができる。
【0022】水中に僅かに溶解性である一般式の適当な
化合物は、水溶液またはエマルション基礎中での懸濁液
として調製することができる。水を基礎とする懸濁液
は、湿潤剤、例えばポリエチレンオキシドおよびアルキ
ルフェノールの縮合生成物、脂肪族アルコールまたは脂
肪酸、および懸濁剤、例えば親水性コロイド、例えばポ
リビニルピロリドンを用いて製造される。エマルション
を基礎とする懸濁液は、湿潤剤および懸濁剤を用いてエ
マルション基礎中でペプチドを懸濁することにより製造
され、その際、前記した乳化剤が使用される。懸濁液
は、付加的に緩衝剤および/または甘味料、芳香剤、染
料、保存剤および酸化防止剤を含有していてもよい。
【0023】腸管外適用のために、一般式の水溶性塩の
使用は、滅菌水溶液中で有利である。保存剤のための例
は、p−ヒドロキシ安息香酸メチル−および−プロピル
エステルであり、これらは、他の溶解性成分、例えば、
等張溶液の製造に十分な量の塩化ナトリウムまたはグル
コースと一緒に添加される。水に僅かに溶解性である一
般式のペプチドは、滅菌した液体の非水性担持剤、例え
ば、植物性または動物性油中の溶液または懸濁液の形で
筋内適用することもできる。その際、場合により前記の
付加的溶液成分または懸濁剤を含有していてよい。
【0024】
【実施例】本発明により定義された化合物の作用を、そ
の試験管内細胞毒性に関して試験した。軟寒天中でのコ
ロニー形成の抑制に関する試験(colony assay)を、ハ
ンブルガー(Hamburger)およびサルモン(Salmon)の方
法(A.W.Hamburger,S.E.Salmon.Primary bioassay of hu
man myeloma stem cells.J.Clin.Invest.60:846〜854(1
977),A.W.Hamburger and SE Salmon.Primary bioassay
of human tumor stemcells.Science 197:461〜463(197
7))に従って実施する。腫瘍細胞を、20%胎児子牛血
清PRMI−1640−培地および0.3%寒天中で、
種々異なる濃度の試験物質の存在下で、37℃、95%
の相対的湿潤大気および5%CO2でインキュベートし
た。それぞれ3倍の値に高まった。インキュベーション
時間は、L1210マウス白血病に対しては6日間およ
びKB−ヒト 粘膜−癌に対しては8日間であった。引
き続き、形成されたコロニー(>50細胞)を数えた。
【0025】コロニー形成の90%抑制(EC90)が得
られた試験物質の濃度をグラフによって決定した。
【0026】いくつかの化合物の試験管内試験で結果を
次の表中に示す。KB−細胞に対して高められた活性を
有する化合物はD−20994、D−20995および
D−22267であり、L1210に対してはD−21
979およびD−22628である。
【0027】
【表1】
【0028】化合物の略語は、ジ−およびトリペプチド
化合物の結合を示唆する。従って、例えばH−LYS−
LYS−NH−Rは、アミノ酸の間にα−結合が存在し
ていることを意味する一方、H−LYS(LYS)−N
H−Rは、アミノ酸の末端ω−結合を意味する。キラリ
ティー表示のないアミノ酸−、ジペプチド−およびトリ
ペプチド式は、常にL型である一方、D型は別個にその
ものとして特徴づけられている。
【0029】化合物H−LYS(LYS)−NHC18H
37.3HCL(D−21621)を、ヌードマウスに転
移させたヒトの腫瘍で別々に試験した。小細胞の気管支
癌LXFS538において、45mg/kgの用量で、
1日につき1.5〜9回腹膜内(i.p.)に与えた場
合、対照の37%まで腫瘍抑制が得られた。卵巣癌OV
XF899において、化合物は、同じ条件下で、対照の
46%まで腫瘍抑制を生じた。この腫瘍は、全ての標準
静細胞剤に対して抵抗性である。
【0030】一般式の化合物を、公知の方法により、例
えば典型的な溶液カップリング(Loesungskupplung)によ
り合成する。一般的に、長鎖アルキルアミンと保護され
たアミノ酸とを反応させ、かつ次いで保護基を慣例の方
法で除去する方法で行なわれる。典型的な溶液合成は、
「メトーデン・デア・オルガニッシェン・ヒェミー.シ
ンテーゼ・フォン・ペプチド(Methoden der Organisch
en Chemie(Houben-Weyl).Synthese von Peptiden),E.
Wuensh(編集者)(1974),Georg Thieme Verlag,シュトゥ
ットガルト、BRD)」中に詳述されている。
【0031】α−アミノ保護基の群に、例えばフルオレ
ニルメトキシカルボニル(Fmoc)またはt−ブトキ
シカルボニル(BOC)が挙げられる。Serのヒドロ
キシル基のための保護基は、例えばベンジル(BZl)
および2,6−ジクロロベンジル(DCB)である。L
ysまたはOrnの適当な側鎖アミノ保護基は、ベンジ
ルオキシカルボニル(Z)および2−クロロベンジルオ
キシカルボニル[Z−(2−Cl)]である。
【0032】アミノ酸を段階的に縮合するために、ベン
ジルオキシカルボニルアミノ酸の殊に良好に活性化され
たエステル、例えばN−ヒドロキシスクシンイミドエス
テルまたは2,4,5−トリクロロフェニルエステルお
よび4−ニトロフェニルエステルは適当である。最後の
2つの活性エステルのアミノリシス(Aminolyse)は、
ほぼ酢酸の酸性度を有するN−ヒドロキシ化合物、例え
ば1−ヒドロキシベンゾトリアゾールによって非常に良
好に触媒作用されうる。
【0033】中間のアミノ保護基として、脱水素可能な
基、例えばベンジルオキシカルボニル基(=Z基)また
は弱酸性の分離可能な基、例えば2−(p−ジフェニル
イソプロピルオキシカルボニル−または2−(3,5−
ジメトキシフェニル)−イソプロピルオキシ−カルボニ
ル基が挙げられる。
【0034】段階的な縮合は、相当する、場合により慣
例の方法で保護されたアミノ酸からの合成によって、慣
例の方法で行なわれる。
【0035】H−Orn−NHC16H33.2HBr H−Orn−NHC18H37.2HBr H−Orn−Orn−NHC18H37.3HCl H−Orn(Orn)−NHC18H37.3HCl の表示は、ケルナー(G.Kellner)およびリーフレンダ
ー(M.Lieflaender)により、Z.Naturforsch.B,Chem.Sci,
46(8)1098〜1104(1991)中に記載されている。
【0036】その中に記載された処方に相応して、同時
に、新規化合物を製造することができる。誘導体 H−
LYS[(LYS)LYS]−NHC18H37.4HBr
およびH−D−LYS(D−LYS)−NHC18H37.
3HClのために、例えば、製造処方を記載する: Z−Lys(Z−Lys(Boc))−OH 使用量: Z−Lys(Boc)−OSu 7.16g(15.0mmol) Z−Lys−OH 4.63g(16.5mmol) トリエチルアミン 2.5ml(18.0mmol) 実施:スクシンイミドエステルを、ジオキサン50ml
中に溶かす。これに、50ml中に溶かした、塩基を有
するアミン成分を、室温で加える。20時間後に、反応
混合物を、次の一般的処方により後処理する。
【0037】N−保護されたアミノ酸−もしくはペプチ
ドスクシンイミドエステル各1mmolを、溶解度に応
じて、ジオキサン3〜6ml中に溶かす。室温で、激し
く撹拌下に、水3〜6ml(水量は、ジオキサン容量に
相当する)中のトリエチルアミン1.2mmolおよび
アミノ成分1.1mmolからの混合物を1回で添加す
る。24時間の反応時間後に、スクシンイミドエステル
1mmol当たり酸2.5mlの0.5Mクエン酸溶液
で酸性化し、かつ直ぐに酢酸エチル(EE)で何度も抽
出する。ここで必要な量のEEは、ペプチド鎖長と共に
著しく増大する。集めた有機相を水で3回洗浄し、かつ
Na2SO4上で乾燥させる。溶剤を完全に取り除くこと
はしばしば有利ではない。それというのも、油状生成物
は、沈殿剤を用いても結晶化させることができないから
である。沈殿剤としては、一般的に、ジイソプロピルエ
ーテル、ヘキサン、ジエチルエーテルまたは石油エーテ
ルを使用する。個々の場合において、DCHA塩として
の沈殿は、より好適である。
【0038】多くは、EEの分離の際に既に最初の結晶
を生じ;結晶化は、4℃で、僅かなジイソプロピルエー
テルの添加下で完了する。
【0039】 粗収量:9.45g(14.7mmol、98%) 融点:138〜139℃ EEからの再結晶 純収量:9.0g(14mmol、93%) 融点:140〜141℃ Z−Lys(Z−Lys(Boc))−OSu 使用量: Z−Lys(Z−Lys(Boc))−OH 7.71g(12.0mmol) N−ヒドロキシスクシンイミドエステル 1.38g(12.0mmol) DCC 2.46g(12.0mmol) 実施:次の一般的処方による N−保護されたアミノ酸−もしくはペプチド誘導体1m
molおよびN−ヒドロキシスクシンイミド1mmol
につき、THF各5mlを溶かし、かつ−10℃まで冷
却する。その後に、DCC各1mmolを添加し、かつ
−10℃で1.5時間および室温で24時間撹拌する。
沈殿した、微細結晶状のN,N′−ジシクロヘキシル尿
素を濾別し、かつEEで洗浄する。濾液を、数mlまで
濃縮し、かつ発生する油状物を石油エーテルとすり混ぜ
るかまたはEE/ジイソプロピルエーテルからの沈殿に
より結晶化させる。再結晶を、適当な溶剤から行う。1
2mmol以上の出発物質量を用いる評価の際に、非常
に除去困難な副産物が増大して形成されうる。
【0040】THF中でのペプチドの著しい溶解度が注
目される。
【0041】 粗収量:8.6g(11.6mmol、97%) 融点:127〜129℃ エタノールからの再結晶 純収率:8.1g(10.9mmol、91%) 融点:130〜132℃ Boc−Lys(Z−Lys(Z−Lys(Bo
c)))−OH 使用量: Z−Lys(Z−Lys(Boc))−OSu 7.40g(10.0mmol) Boc−Lys−OH 2.71g(11.0mmol) トリエチルアミン 1.70ml(12.0mmol) 実施:スクシンイミドエステルを、ジオキサン50ml
中に溶かす。室温で、H2O50ml中に溶かしたアミ
ン成分およびNEt3を添加し、かつ24時間撹拌す
る。クエン酸での酸性化およびEEで3回抽出後に、集
めた有機相をH2Oで数回洗浄し、Na2SO4上で乾燥
させる。溶液を、数mlまで濃縮する。その際、最初の
結晶はフラスコ縁で形成される。これらを、振盪下に、
残分中に運び、そこで非常に迅速に結晶化が始まる。塊
状化を避けるために、何度もEEを添加する。結晶化
を、4℃で完了させる。
【0042】 粗収量:8.54g(9.8mmol、98%) 融点:153〜154℃ 再結晶を、メタノール/EE/ジイソプロピルエーテル
から行なう。
【0043】 純収量:8.19g(9.4mmol、94%) 融点:154〜155℃ Boc−Lys(Z−Lys(Z−Lys(Bo
c)))−OSu 使用量: Boc−Lys(Z−Lys(Z−Lys(Boc)))−OH 6.97g(8.0mmol) N−ヒドロキシスクシンイミド 0.92g(8.0mmol) DCC 1.64g(8.0mmol) 実施:ペプチドはTHFに非常に溶けにくいので、溶解
工程のためにTHF80mlおよび超音波浴中での超音
波処理が必要である。−10℃まで冷却し、かつTHF
10ml中に溶かしたSuOHおよびTHF30ml中
に溶かしたDCCを別々に添加する。−10℃で1時間
および室温で20時間撹拌後に、反応混合物は著しく濃
縮される。かゆ状物をメタノール中に取り、かつ部分的
に溶けていないジシクロヘキシル尿素を濾別する。混合
物の濃縮の際に、沈殿した尿素を更に3回除去すべきで
ある。ジイソプロピルエーテルの添加により、生成物の
結晶化が起きる。
【0044】 粗収量:7.74g(8.0mmol、100%) 融点:119〜120℃ 再結晶をエタノールから行なう 純収量:7.17g(7.4mmol、93%) 融点:120〜121℃ Boc−Lys(Z−Lys(Z−Lys(Bo
c)))−NHC18H37 使用量: Boc−Lys(L−Lys(Z−Lys(Boc)))−OSu 4.84g(5.0mmol) オクタデシルアミン 1.35g(5.0mmol) 実施:スクシンイミドエステルをジオキサン50ml中
に溶かし、かつCHCl330ml中のアミンの溶液に
加える。バッチは、11時間後にゲル化する。CHCl
3を添加しかつ40℃まで加温することにより、再び溶
液が得られる。溶剤を除去し、かつ残分をジイソプロピ
ルエーテルを用いて結晶化させる。
【0045】 純収量:4.61g(4.1mmol、82%) 融点:139〜142℃ H−Lys(H−Lys(H−Lys))−NHC18H
37.4HBr 使用量: Boc−Lys(Z−Lys(Z−Lys(Boc)))−NHC18H37 2.24g(2.0mmol) HBr/氷酢酸 15.8ml 化合物に、冷たい33%HBr/氷酢酸を、4℃で注ぎ
入れ、かつ10℃で2〜3時間、湿気を断って撹拌す
る。ヒドロブロミドは、大抵、既に反応の間に、ほとん
ど完全に沈殿する。ジエチルエーテル(DE)の添加後
に、生成物を吸引濾過し、かつDEでよく洗浄する。粗
生成物はまだ強い臭化ベンジルの臭いがし、かつ粗生成
物を直ぐに数回再結晶させる。生成物が酢酸−ジエチル
エーテル−混合物中に溶解性である場合、溶剤を水流真
空で除去し、かつ残分を僅かなエタノール中に取る。D
EまたはEEの添加により、生成物を沈殿させることが
できる。メタノール/EEからの再結晶により精製す
る。
【0046】 純収量:1.52g(1.6mmol、78%) 融点:226℃より上で焼結 H−D−Lys(D−Lys)−NH−C18H373HC
l 当モル量のトリエチルアミン中のBoc−D−Lys−
OHと、DMF中のBoc−D−Lys(Boc−D−
Lys(Boc))−OHとを反応させて、保護された
ジペプチドBoc−D−Lys(Boc−D−Lys
(Boc))−OHを得る。これを、DPPAおよび1
0%過剰のオクタデシルアミンとTHF中で結合させ
て、Boc−D−Lys(Boc−D−Lys(Bo
c))−NH−C18H37にする。シリカゲルでのカラム
クロマトグラフィーにより精製された生成物を、THF
/ジイソプロピルエーテルから晶出させる。Fp.:7
0〜71℃。TFAを用いて保護基を離脱後に、ジペプ
チドアミドのトリヒドロクロリドを、エーテル中のHC
lを用いて、エタノールから沈殿させ、かつ次いでエタ
ノールから再結晶させる。
【0047】Fp:215℃(分解)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミヒャエル ベルント ドイツ連邦共和国 フランクフルト ギュ ンタースブルクアレー 52 (72)発明者 ハインツ グロースマン ドイツ連邦共和国 レーゲンスブルク ヨ ルクシュトラーセ 9 (72)発明者 マリア キック ドイツ連邦共和国 レーゲンスブルク ラ イトマイルシュトラーセ 60 (72)発明者 ユルゲン アルプ ドイツ連邦共和国 レーゲンスブルク ラ イトマイルシュトラーセ 60 (72)発明者 マンフレート リーフレンダー ドイツ連邦共和国 ジンツィング シュレ ジーアシュトラーセ 1 (72)発明者 ユルゲン エンゲル ドイツ連邦共和国 アルツェナウ エルレ ンヴェーク 3 (72)発明者 ライナー フェーゲリ ドイツ連邦共和国 オッフェンバッハ イ ーゼンブルクリング 9

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗増殖および炎症抑制特徴を有する薬剤
    学的作用物質としての、一般式: CH3−(CH2)n−NH−R [式中、n=11〜20およびR=アミノ酸を表す]の
    長鎖の非分枝鎖状アルキルアミド、そのD−およびL−
    エナンチオマー、ジ−およびトリペプチド、N−保護基
    により誘導された形および末端エチルエステルならびに
    その生理学的に認容性の塩の形。
  2. 【請求項2】 n=15〜19およびアミノ酸構成要素
    R=リジン、セリン、プロリン、チアプロリン、ヒドロ
    キシプロリンおよびオルニチンである、請求項1記載の
    長鎖アルキルアミド。
  3. 【請求項3】 n=17である、請求項1記載の長鎖ア
    ルキルアミド。
  4. 【請求項4】 抗増殖作用物質として使用するための請
    求項1記載の長鎖アルキルアミド。
  5. 【請求項5】 N−保護基はZ=ベンジルオキシカルボ
    ニル、BOC=t−ブトキシカルボニルを表し、かつ塩
    の形はヒドロクロリドおよびヒドロブロミドを表す、請
    求項1記載の長鎖アルキルアミド。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の抗増殖および炎症抑制作
    用物質および薬剤学的助剤および担持物質を含有する医
    薬品。
  7. 【請求項7】 H−Lys−Lys−NH−(CH2)
    17−CH3.3HX[式中、X=Cl、Br]。
  8. 【請求項8】 H−Lys(Lys)−NH−(C
    H2)17−CH3.3HX[式中、X=Cl、Br]。
  9. 【請求項9】 H−D−Lys(D−Lys)−NH−
    (CH2)17−CH3.3HX[式中、X=Cl、B
    r]。
  10. 【請求項10】 H−THZ−NH−(CH2)13−C
    H3.HCl。
JP7044497A 1994-03-04 1995-03-03 長鎖の非分枝鎖状アルキルアミドおよびそれを含有する抗増殖および炎症抑制医薬品 Pending JPH0840886A (ja)

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