JPH0840953A - トリフルオロメチルベンゼン誘導体および液晶組成物 - Google Patents

トリフルオロメチルベンゼン誘導体および液晶組成物

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JPH0840953A
JPH0840953A JP6211660A JP21166094A JPH0840953A JP H0840953 A JPH0840953 A JP H0840953A JP 6211660 A JP6211660 A JP 6211660A JP 21166094 A JP21166094 A JP 21166094A JP H0840953 A JPH0840953 A JP H0840953A
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fluoro
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和彦 土屋
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賢治 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ネマチック液晶表示素子用あるいは強誘電性液
晶表示素子用の組成成分として有用で、かつ、化学的安
定性に優れたトリフルオロメチルベンゼン環を有する新
規な液晶性化合物並びにそれらの液晶性化合物の1種以
上を含有する液晶組成物を提供する。 【構成】一般式 (RはC1〜14のアルキル基あるいはアルコキシア
ルキル基、RはC1〜14のアルキル基を、Aは を、L、L、L、Lは独立に水素またはフッ素
原子を、Yは単結合、 を、Zは単結合または−O−を、Xは水素またはフッ素
原子を表す。ただしXが水素原子の場合L、L、L
、Lの中の1つ以上はフッ素原子を表し、Aがシク
ロヘキサン環を含む構造の場合Zは単結合を表し、R
がアルコキシアルキル基の場合Yは単結合を表す)のト
リフルオロメチルベンゼン誘導体およびその誘導体の1
種以上を含有する液晶組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、新規な液晶性化合物ならびにそ
れらの液晶性化合物の少なくとも1種を含有することを
特徴とする液晶組成物に関する。さらに詳しく言えば、
本発明は、ネマチック液晶表示素子用あるいは強誘電性
液晶表示素子用の組成成分として有用で、かつ、化学的
安定性に優れたトリフルオロメチルベンゼン環を有する
新規な液晶性化合物並びにそれらの液晶性化合物の少な
くとも1種を含有することを特徴とする液晶組成物に関
する。
【0002】
【背景技術】液晶表示素子は、受光型で目が疲れない、
消費電力が少ない、薄型である等の優れた特徴を有して
いるため、従来より、時計、電卓、ワープロ、ポケット
テレビ等に広く用いられており、最近では画面サイズの
大きなもの、あるいは画素数の非常に多いディスプレイ
に応用され、CRTに替わる表示装置として注目されて
いる。
【0003】これらの液晶表示装置はネマチック液晶相
の電気光学効果を利用したものが殆どであり、その表示
方式としてはTN型(ねじれネマチック型)、DSM型
(動的散乱型)、GH型(ゲスト−ホスト型)等があ
る。
【0004】表示素子に要求される特性としては、駆動
温度範囲、しきい値電圧(Vth)、応答時間、視覚特
性およびコントラスト等があり、一品目の液晶化合物の
みでは要求されるそれらの諸特性を満たすことは困難で
あるため、多種の液晶物質を混合し、個々の物質の有す
る特性を生かした液晶組成物を調製することにより、要
求される性能を満たした組成物が得られている。従っ
て、実用に供される液晶組成物を調製するために、個々
に特徴のある種々の液晶化合物が必要であり、例えば、
広い動作温度範囲を得るには広い温度範囲でネマチック
相を有する材料、結晶−ネマチック相転移温度
(TCN)の低い材料あるいはネマチック相−等方性液
体転移温度(TNI)の高い材料等が必要であり、高速
応答には低粘度の材料が、また、低電圧駆動には低しき
い値電圧の材料を使用することが有効とされている。ま
た、視野角やコントラストには目的に応じて屈折率異方
性(△n)の大きな材料や小さな材料が必要となる。ま
た、最近のTFTを用いた駆動方式に使用する液晶には
非常に高い抵抗率の材料が要求されている。
【0005】一方、ネマチック相ではなく、強誘電性液
晶[主にカイラルスメクチックC(カイラルSmC)
相]を用いた表示装置の研究も活発に行われている。強
誘電性液晶[R.B.Meyerら;36L−69(1
975)]を利用した表示方式[N.A.Clark
ら;Applied Phys.lett., 36,
899(1980)]は、従来のネマチック液晶方式に
比べて100〜1,000倍もの高速応答であること、
及びメモリー性があること等の優れた基本特性を有して
おり、これにより、液晶表示素子の用途拡大が期待され
ている。
【0006】強誘電性液晶表示素子に用いる液晶組成物
の調製については、現在、種々のスメクチックC(Sm
C)化合物を混合して得られるSmC組成物(SmCホ
スト)に1〜数種の光学活性化合物(カイラルSmC相
を有している方が好ましいが、有していなくてもよい:
キラルドーパントと称される)を添加し、強誘電性液晶
組成物を作製する方法[L.A.Veresev et
al.Mol.Cryst.Liq.Cryst.8
9 327(1982),H.R.Brandet a
l.J.Physique44(Lett.)L−77
1(1983)]が主流となっている。
【0007】強誘電性液晶における応答時間はτ=η/
E・Ps(τは応答時間、ηは粘性、Eは電界、Psは
自発分極)で表され、Psを大、ηを低くすればτを短
くすることができる。しかし、実用的には応答時間の他
に、動作温度範囲、視野角、コントラスト等の種々の特
性を最適化する必要があり、そのため、ネマチック液晶
の場合と同様に多種の化合物を混合し、個々の化合物が
有している特長を生かすことで最適化を計ることが試み
られている。SmCホスト成分は強誘電性液晶組成物の
中の大きな割合を占めており、強誘電性液晶組成物の特
性に大きな影響を与えるため、優れたSmCホストが必
要であり、そのSmCホストの特性は、例えばSmC温
度範囲が広い、低粘性である、キラルドーパント添加時
にチルト角が22.5゜、層構造がブックシェルフある
いはシェブロン型でありツイストでないこと等である。
【0008】また、近年、実用的な強誘電性液晶ディス
プレイを実現する方法として、τ−Vminモード
[P.W.H.Sarguy et al.,Ferr
oelectrics,122,63(1991)、
P.W.Ross et al.,SID’92Dig
est,217(1992)、M.Koden et
al.,Euro Display’93]があり、こ
のモードにおいて、低電圧駆動、高速応答を実現するた
めのSmCホスト材料として、誘電率異方性(△ε)が
大きな負の値を有し、低粘性である材料の開発が望まれ
ている。このようにネマチック液晶組成物並びに強誘電
性液晶組成物のいずれにおいても、それらを作製する際
に有効な成分となり得る種々の化合物の研究開発が望ま
れている。
【0009】公知の液晶性化合物の誘電率異方性(△
ε)に着目すると、これまでに合成されている化合物で
△εが大きな正の材料は多数存在している。しかし、△
εが小さな負の材料は、例えば
【化7】 等の多数の化合物が実用に供されているものの、△εが
大きな負の材料は極めて少なく、また、それらの代表的
化合物である
【化8】 に見られるように、分子短軸方向にシアノ基を導入した
化合物が殆どであり、粘度が高い、融点が高い、化学的
に不安定、さらに組成物を調製する際に相溶性が悪い等
の欠点を有している。
【0010】△εが大きな負の材料は、たとえばホメオ
トロピック配向をおこなうECB型表示素子[J.Rb
ert,F.Clerc SID 80 Digest
Techn.Papers 30(1980),J.
Duchene Displays 73(198
6),H.Schad SID 82 Digest
Techn.Papers 244(1982)]用の
材料、また、TNあるいはSTN型に用いる液晶組成物
の△εの大きさを調整する材料、あるいは、高周波重畳
法による強誘電性液晶表示素子[J.M.Geary,
SID 85 Digest Techn.Paper
s 128(1985),Y.Sato,et al.
SID 86 Digest Techn.Paper
s 348(1986)]用の材料、さらに前記のτ−
minモード法におけるホスト材料等に用いられる。
【0011】本発明者らはこのような観点から、液晶表
示素子用に供せられる液晶組成物調製の際に有効な液晶
性化合物を提供することを目的として、分子長軸側方に
電子吸引性の強いトリフルオロメチル基、さらに、フッ
素原子を構造中に導入することにより、分子長軸に対し
て垂直方向の誘電率が大きくなる(△εが大きな負にな
る)と予測される化合物をデザインし、これらを合成
し、各化合物単体およびそれらを含有する組成物を作製
して鋭意研究した結果、ネマチック液晶表示素子あるい
は強誘電性液晶表示素子に用いる液晶組成物成分とし
て、極めて有用な材料を見出した。本発明はかかる知見
に基づくものである。
【0012】
【発明の開示】本発明は、一般式、
【化9】 (式中、Rま炭素原子数1〜14のアルキル基あるい
はアルコキシアルキル基、Rは炭素原子数1〜14の
アルキル基を表し、Aは
【化10】 を表わし、L、L、L、Lはそれぞれ独立に水
素原子あるいはフッ素原子を表し、Yは単結合、
【化11】 を表し、Zは単結合あるいは−O−を表し、Xは水素原
子あるいはフッ素原子を表す。但し、Xが水素原子であ
る場合、L、L、L、Lの中の少なくともいず
れか1つはフッ素原子を表し、Aがシクロヘキサン環を
含む場合、Zは単結合を表し、Rがアルコキシアルキ
ル基である場合、Yは単結合を表す)で表される新規な
トリフルオロメチルベンゼン誘導体を提供するものであ
り、また、それらの液晶化合物の少なくとも1種を含有
することを特徴とする液晶組成物を提供するものであ
る。
【0013】以下に、本発明に係る液晶性化合物の合成
経路について説明し、さらに実施例等により、本発明を
詳細に説明する。以下に合成経路を式示し、説明する
が、それらは一例であり、また、実施例とともに、それ
らの例により、本発明は制約されるものではない。
【0014】[合成経路図] 式中の各記号は前述の定
義を有する。
【0015】
【化12】
【0016】
【化13】
【0017】
【化14】
【0018】
【化15】
【0019】
【化16】
【0020】以下に式示した合成経路について説明す
る。 経路1 一般式1−〜1−で表される化合物は市販されてい
る。一般式1−10及び1−11で表される化合物は、
それぞれ一般式1−および1−化合物をアルキルブ
ロマイド(RBr)を用い、常法によりエーテル化す
ることにより得られる。
【0021】一般式1−化合物をn−ブチルリチウム
(CLi)でリチオ化後、N−ホルミルピペラジ
ンでホルミル化して得られる一般式1−化合物にアル
キルマグネシウムブロマイド(RMgBr)を作用さ
せ、次いで、脱水反応するか、あるいは、一般式1−
化合物のグリニャール試薬を調製し、これにアルキルア
ルデヒド(RCHO)を作用させ、次いで、脱水反応す
ることにより一般式1−化合物が得られる。これをパ
ラジユムカーボン(Pd/C)存在下に水添反応すれば
一般式1−13化合物を得ることができる。
【0022】1−アルキン(RC≡CH)をC
iでリチオ化後、塩化亜鉛(ZnCl)を反応させて
得られる1−アルキン亜鉛クロライド(RC≡C−Zn
Cl)をテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム
[Pd(PPh]存在下に一般式1−化合物と
カップリング反応させることにより一般式1−化合物
が得られる。これをPd/C存在下に水添反応すれば一
般式1−14化合物を得ることができる。
【0023】このようにして得られる一般式1−、1
10、1−11、1−13及び1−14化合物を、そ
れぞれCLiでリチオ化後、トリメチルボレート
[B(OCH]を作用させ、次いで加水分解する
ことにより一般式I−1で表されるボロン酸誘導体を得
ることができる。
【0024】経路2 経路1で得られる一般式I−1で表されるボロン酸誘導
体と、市販の一般式2−あるいは2−化合物とをP
d(PPh存在下にカップリング反応させること
により、それぞれ一般式2−あるいは2−化合物が
得られる。これらの化合物から、経路1において一般式
1−あるいは1−10から一般式I−1で表される化
合物を得るのと同様の方法で一般式2−化合物を得る
ことができる。この化合物と、あるいは、一般式I−1
化合物と市販の一般式2−化合物とをそれぞれカップ
リング反応させることにより、一般式P−1あるいはP
−2で表される化合物が得られる。
【0025】経路3 経路2で得られる一般式2−あるいは2−化合物を
Liでリチオ化後、一般式3−化合物とそれ
ぞれカップリング反応させることにより、シクロヘキセ
ン誘導体3−あるいは3−化合物が得られる。これ
らの化合物をそれぞれPd/C存在下に水添反応して得
られる一般式3−あるいは3−化合物から、経路2
において一般式2−あるいは2−化合物から一般式
P−1で表される化合物を得るのと同様の方法で、一般
式P−3で表される化合物が得られる。また、一般式P
−4で表される化合物は、前述の一般式3−から3−
化合物を得ると同様に、一般式3−と2−化合物
とをカップリング反応し、次いで水添反応を行うことに
より合成することができる。
【0026】経路4 経路2および3で得られる一般式P−1〜P−4化合物
は一般式4−で表すことができる。以下に一般式P−
1〜P−4化合物を一括して一般式4−で表し、本発
明の一般式(1)化合物の合成方法を説明する。
【0027】一般式4−化合物をCLiでリチ
オ化後、B(OCHを作用させて得られるホウ酸
エステル誘導体を過酸化水素水で処理することにより、
一般式4−化合物が得られる。この化合物をRBr
で常法によりエーテル化するか、あるいは、アシルクロ
ライド(RCOCl)でエステル化することにより一
般式(1)におけるYが
【化17】 で表される化合物を得ることができる。また、一般式4
化合物を前記同様に順次リチオ化、ホルミル化して
得られる一般式4−3化合物から、経路1において一般
式1−から1−13化合物を得ると同様の方法で一般
式(1)におけるYが単結合で表される化合物を得るこ
とができる。
【0028】一般式4−化合物を三酸化クロム(Cr
)等の酸化反応して得られるカルボン酸誘導体4−
化合物をROHを用いてエステル化することによ
り、一般式(1)におけるYが
【化18】 で表される化合物を得ることができる。
【0029】一般式4−化合物を水素化ホウ素ナトリ
ウム(NaBH)で還元して得られる一般式4−
合物を塩化チオニル(SOCl)でクロル化すること
により一般式4−化合物が得られる。これをシアン化
カリウムでシアノ化して得られる一般式4−化合物を
酸あるいはアルカリで加水分解して一般式4−化合物
を合成し、この化合物をリチウムアルミニウムハイドラ
イド(LiAlH)で還元すれば一般式4−10化合
物が得られる。一般式4−化合物から一般式4−10
化合物を得る経路を任意に繰り返し行うことによりnが
任意な整数の一般式4−11化合物を得ることができ
る。これを相間移動触媒存在下にアルキルアイオダイド
(RI)でエーテル化すれば一般式(1)におけるY
が単結合でRがアルコキシアルキル基で表される化合
物を得ることができる。
【0030】経路5 市販の一般式5−化合物とRBrとのエーテル化反
応により得られる一般式5−化化合物を臭素(B
)を用いて臭素化して、一般式5−化合物が得ら
れる。一般式5−あるいは5−化合物は、経路1に
おける一般式1−13あるいは1−14から一般式I−
1化合物を得る方法と同様にして、一般式5−で表さ
れるボロン酸誘導体とすることができる。
【0031】一般式5−化合物を亜硝酸ナトリウム
(NaNO)と反応させてジアゾニウム塩を調製し、
これにヨウ化カリウム(KI)を反応させて一般式5−
化合物を得た後、経路1における一般式1−から一
般式I−1化合物を得る方法と同様にして、一般式5−
化合物を得ることができる。前述の方法で得られるボ
ロン酸誘導体5−あるいは5−化合物はPd(PP
存在下に、経路2で得られる一般式2−化合
物とそれぞれカップリング反応することにより、Yが単
結合あるいは−O−で表される一般式(1)の化合物を
得ることができる。
【0032】同様に、一般式5−化合物と、経路2で
得られるボロン酸誘導体2−とのカップリング反応に
より、Yが−O−で表される一般式(1)の化合物を得
ることができる。
【0033】以下に、実施例等によりさらに詳しく本発
明を説明する。なお、本明細書中に記載されている略記
号は下記に示す意味を有する。 GTO: ガラスチューブオーブン GLC: ガスクロマトグラフィー HPLC: 高速液体クロマトグラフィー TLC: 薄層クロマトグラフィー IR: 赤外吸収スペクトル Mass: 質量分析 b.p.: 沸点 C: 結晶 S: 判別不明なスメクチック相 S: スメクチックB相 S: スメクチックA相 Ne: ネマチック相 I : 等方性液体 ?: 温度不明
【0034】
【実施例】
実施例1
【化19】 2−トリフルオロメチルフェノール15g、n−オクチ
ルブロマイド35.7g、炭酸カリウム25.6g及び
メチルエチルケトン200ccから成る混合物を12時
間還流撹拌した。反応混合物から吸引濾過により不溶物
を除き、その濾液を濃縮し、エーテルにて抽出、水洗を
行い、硫酸ナトリウムにて乾燥後溶媒を留去し、残留分
を減圧下にて蒸留し、2−トリフルオロメチルオクチル
オキシベンゼン22.2g(87.4%)を得た。b.
p.87〜92℃/0.3torr、GLC 96.4
%、GC−Ms 274(M
【0035】
【化20】 上記(a)で得た2−トリフルオロメチルオクチルオキ
シベンゼン20gのクロロホルム50cc溶液に臭素1
2.8gを滴下し、5時間室温撹拌した。反応混合物を
希水酸化ナトリウム水溶液に注加し、クロロホルムにて
抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウムにて乾燥後溶媒を留
去し、残留分を減圧下にて蒸留し、4−ブロモ−2−ト
リフルオロメチルオクチルオキシベンゼン23.0 g
(89.1%)を得た。b.p.104〜108℃/
0.15torr、GLC 99.0%、GC−Ms
352(M−1) 354(M+1)
【0036】
【化21】 アルゴン雰囲気下、上記(b)で得た4−ブロモ−2−
トリフルオロメチルオクチルオキシベンゼン18gのテ
トラヒドロフラン100cc溶液を−70℃まで冷却し
た後1.6M n−ブチルリチウムのヘキサン溶液38
ccを滴下し、同温度で1時間撹拌した。この反応混合
物にホウ酸トリメチル5.8gを加え、徐々に室温まで
戻し一昼夜撹拌した。反応混合物を希塩酸水溶液に注加
し、ベンゼンにて抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウムに
て乾燥後溶媒を留去し、残留分をヘキサンにて再結晶
し、4−オクチルオキシ−3−トリフルオロメチルフェ
ニルボロン酸13.5g(83.3%)を得た。HLC
98.7%、IR(disk)3370cm−1(O
H)
【0037】
【化22】 アルゴン雰囲気下、Pd(PPh〔テトラキス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム (0)〕1.
27g、4−ブロモ−2−フルオロヨードベンゼン6.
7gのベンゼン70cc溶液、4−オクチルオキシフェ
ニルボロン酸7.3gのエタノール70cc溶液及び2
M炭酸ナトリウム水溶液70ccから成る混合物を10
時間還流撹拌した。反応混合物を水に注加し、ベンゼン
にて抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウムにて乾燥後溶媒
を留去し、残留分をヘキサン−ベンゼン(1:1)を溶
出液としたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精
製し、次いで減圧下、GTOにて蒸留し、4′−ブロモ
−2′−フルオロ−4−オクチルオキシビフェニル2.
5g (29.8%)を得た。b.p.170〜175
℃/0.15torr)GLC97.0%、Mass
378 (M−1)380(M+1)
【0038】
【化23】 アルゴン雰囲気下、Pd(PPh0.29g)、
上記(d)で得た4′−ブロモ−2′−フルオロー4−
オクチルオキシビフェニル1.5gのベンゼン15cc
溶液、上記(c)で得た4−オクチルオキシ−3−トリ
フルオロメチルフェニルボロン酸1.5gのエタノール
15cc溶液及び2M炭酸カリウム水溶液4ccから成
る混合物を18時間還流撹拌した。反応混合物を水に注
加し、ベンゼンにて抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウム
にて乾燥後溶媒を留去し、残留分をヘキサン−ベンゼン
(20:1〜5:1)を溶出液としたシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにて精製し、次いでメタノールーア
セトン混合溶媒にて再結晶し、3−トリフルオロメチル
−3′−フルオロ−4,4″−ジオクチルオキシターフ
ェニル2.0g(88.5%)を得た。
【0039】得られた化合物の純度はHPLCで99.
3%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で572に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0040】実施例2
【化24】 氷冷下、2−フルオロ−4−ブロモビフェニル10.5
g、無水塩化アルミニウム9.6g及び塩化メチレン1
50ccから成る混合物に塩化n−オクタノイル12g
の塩化メチレン10cc溶液を滴下、7時間撹拌した。
反応混合物を希塩酸水溶液に注加し、ベンゼンにて抽
出、水洗を行い、硫酸ナトリウムにて乾燥後溶媒を留去
し、残留分をアセトンにて再結晶し、2′−フルオロ−
4′−ブロモ−ヘプチルカルボニルビフェニル16.3
g(100%)を得た。Mass376(M−1)3
78(M+1)
【0041】
【化25】 氷冷下、上記(a)で得た2′−フルオロ−4′−ブロ
モ−ヘプチルカルボニルビフェニル16.3gとトリフ
ルオロ酢酸90ccの混合物にトリエチルシラン10g
を加え、4時間室温で撹拌した。反応混合物を水に注加
し、ベンゼンにて抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウムに
て乾燥後溶媒を留去し、残留分を減圧下、GTOにて蒸
留し、2′−フルオロ−4′−ブロモ−4−オクチルビ
フェニル12.1g(77.1%)を得た。b.p.1
50℃/0.2torr
【0042】
【化26】 実施例1−(c)において、4−ブロモ−2−トリフル
オロメチルオクチルオキシベンゼン18gに替えて上記
(b)で得た2′−フルオロ−4′−ブロモ−4−オク
チルビフェニル18.5gを用い、他は実施例1−
(c)と同様に操作し2′−フルオロ−4−オクチルオ
キシビフェニル−4′−ボロン酸14.5g(86.8
%)を得た。HPLC99.2%、IR(disk)3
350cm−1(OH)
【0043】
【化27】 実施例1−(e)において、4′−ブロモ−2′−フル
オロ−4−オクチルオキシビフェニル1.5g並びに3
−トリフルオロメチル−4−オクチルオキシフェニルボ
ロン酸1.5gに替えて、実施例1−(b)で得られる
4−ブロモ−2−トリフルオロメチルオクチルオキシベ
ンゼン1.4g並びに上記(c)で得た2′−フルオロ
−4−オクチルオキシビフェニル−4′−ボロン酸1.
53gを用い、他は実施例1−(e)と同様に操作し
て、3−トリフルオロメチル−3′−フルオロ−4−オ
クチルオキシビフェニル−4′−オクチルターフェニル
1.25g(56.6%)を得た。
【0044】得られた化合物の純度はHPLCで99.
6%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で556に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0045】実施例3
【化28】 実施例1−(a)において、2−トリフルオロメチルフ
ェノール15gに替えて4−ブロモ−2−フルオロフェ
ノール17.7gをm用い、他は実施例1−(a)と同
様に操作し4−ブロモ−2−フルオロオクチルオキシベ
ンゼン23.6g(93.6%)を得た。b.p.11
6〜117℃/0.15torr、GLC97.5%
【0046】
【化29】 実施例1−(c)において、4−ブロモ−2−トリフル
オロメチルオクチルオキシベンゼン18gに替えて上記
(a)で得た4−ブロモ−2−フルオロオクチルオキシ
ベンゼン15.5gを用い、他は実施例1−(c)と同
様に操作し3−フルオロ−4−オクチルオキシフェニル
ボロン酸7.5g(54.7%)を得た。HPLC9
2.5%、IR(disk)3350cm−1(OH)
【0047】
【化30】 実施例1−(d)において、4−ブロモ−2−フルオロ
ヨードベンゼン6.7g並びに4−オクチルオキシフェ
ニルボロン酸7.3gに替えて4−ブロモヨードベンゼ
ン6.3g並びに上記(b)で得た3−フルオロ−4−
オクチルオキシフェニルボロン酸7.8gを用い、他は
実施例1−(d)と同様に操作し4′−ブロモ−3−フ
ルオロ−4−オクチルオキシビフェニル6.1g(7
2.2%)を得た。GLC97.7%
【0048】
【化31】 実施例1−(e)において、4′−ブロモ−2′−フル
オロ−4−オクチルオキシビフェニル1.5gに替え
て、上記(c)で得た4′−ブロモ−3−フルオロ−4
−オクチルオキシビフェニル1.5gを用い、他は実施
例1−(e)と同様に操作し3−トリフルオロメチル−
3″−フルオロ−4,4″−ジオクチルオキシターフェ
ニル2.1g(92.9%)を得た。
【0049】得られた化合物の純度はHPLCで99.
7%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で572に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0050】実施例4
【化32】 アルゴン雰囲気下、ヨウ素により活性化したマグネシウ
ム2gに4′−ブロモ−4−ペンチルビフェニル25g
のテトラヒドロフラン100cc溶液の1/5量を加え
加熱した。反応開始後残りの溶液を滴下し、さらに2時
間還流撹拌してグリニヤール試薬を調製した。
【0051】一方、アルゴン雰囲気下、ホウ酸トリメチ
ル9.8gのテトラヒドロフラン20cc溶液を0℃に
冷却した後、先に調製したグリニヤール試薬を滴下して
徐々に室温まで戻し3時間撹拌した。この反応混合物に
氷冷した10%硫酸水溶液を加えて加水分解を行い、ベ
ンゼンにて抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウムにて乾燥
後溶媒を留去し、残留分をヘキサンにて再結晶し4−ヘ
プチルビフェニル−4′−ボロン酸15.3g(68.
6%)を得た。HPLC93.8%、IR(disk)
3350cm−1(OH)
【0052】
【化33】 実施例1−(d)において、4−ブロモ−2−フルオロ
ヨードベンゼン6.7g並びに4−オクチルオキシフェ
ニルボロン酸7.3gに替えて3−ブロモ−2−フルオ
ロベンゾトリフルオリド5.4g並びに上記(a)で得
た4−ヘプチルビフェニル−4′−ボロン酸8.6gを
用い、他は実施例1−(d)と同様に操作し2−フルオ
ロ−3−トリフルオロメチル−4″−ヘプチルターフェ
ニル8.9g(96.7%)を得た。GLC98.5
%、Mass414(M
【0053】
【化34】 アルゴン雰囲気下、上記(b)で得た2−フルオロ−3
−トリフルオロメチル−4″−ヘプチルターフェニル3
gのテトラヒドロフラン30cc溶液を−70℃に冷却
した後1.6Mn−ブチルリチウムのヘキサン溶液5.
4ccを滴下し、−10℃で30分間撹拌した。この反
応混合物を−40℃に冷却しホウ酸トリメチル1.5c
cを加え、0℃で30分間撹拌した。さらに−10℃ま
で冷却したこの反応混合物に30%過酸化水素水5cc
を滴下し、0℃で1時間撹拌した後飽和亜硫酸水素ナト
リウム溶液で処理した。反応混合物を水に注加し、エー
テルにて抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウムで乾燥後溶
媒を留去し、残留分をヘキサン−ベンゼン(4:1〜
1:1)を溶出液としたシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製し、2−フルオロ−3−トリフルオロメ
チル−4−ヒドロキシ−4″−ヘプチルターフェニル
1.6g(51.3%)を得た。HPLC99.1%、
Mass430(M
【0054】
【化35】 氷冷下、上記(c)で得た2−フルオロ−3−トリフル
オロメチル−4−ヒドロキシ−4″−ヘプチルターフェ
ニル1.46gのジメチルホルムアミド20cc溶液に
60%水素化ナトリウム0.43g及びn−オクチルブ
ロマイド0.79gを順次加え、一昼夜室温撹拌した。
反応混合物を希塩酸水溶液に注加し、エーテルにて抽
出、水洗を行い、硫酸ナトリウムにて乾燥後溶媒を留去
し、残留分をヘキサン−ベンゼン(4:1〜3:1)を
溶出液としたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて
精製し、次いでメタノール−アセトン混合溶媒にて再結
晶し、2−フルオロ−3−トリフルオロメチル−4−オ
クチルオキシ−4″−ヘプチルターフェニル1.06g
(57.6%)を得た。
【0055】得られた化合物の純度はHPLCで99.
3%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で542に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0056】実施例5
【化36】 実施例4−(a)において、4′−ブロモ−4−ヘプチ
ルビフェニル25gに替えて4′−ブロモ−4−オクチ
ルオキシビフェニル27.3gを用い、他は実施例4−
(a)と同様に操作し4−オクチルオキシビフェニル−
4′−ボロン酸15.1g(60.9%)を得た。HP
LC95.9%、IR(disk)3370cm
−1(OH)
【0057】
【化37】 実施例1−(d)において、4−ブロモ−2−フルオロ
ヨードベンゼン6.7g並びに4−オクチルオキシフェ
ニルボロン酸7.3gに替えて3−ブロモ−2−フルオ
ロベンゾトリフルオリド5.4g並びに(a)で得た4
−オクチルオキシビフェニル−4′−ボロン酸9.5g
を用い、他は実施例1−(d)と同様に操作し2−フル
オロ−3−トリフルオロメチル−4″−オクチルオキシ
ターフェニル9.1g(92.2%)を得た。GLC9
9.0%、Mass444(M
【0058】
【化38】 実施例4−(c)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4″−ヘプチルターフェニル3.0gに
替えて上記(b)で得た2−フルオロ−3−トリフルオ
ロメチル−4″−オクチルオキシターフェニル3.19
gを用い、他は実施例4−(c)と同様に操作し2−フ
ルオロ−3−トリフルオロメチル−4−ヒドロキシ−
4″−オクチルオキシターフェニル2.23g(67.
6%)を得た。HPLC98.3%、Mass460
(M)、IR(disk)3600cm−1(OH)
【0059】
【化39】 実施例4−(d)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4−ヒドロキシ−4″−ヘプチルターフ
ェニル1.46gに替えて上記(c)で得た2−フルオ
ロ−3−トリフルオロメチル−4−ヒドロキシ−4″−
オクチルオキシターフェニル1.56gを用い、他は実
施例4−(d)同様に操作し2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4,4″−ジオクチルオキシターフェニ
ル1.2g(61.9%)を得た。
【0060】得られた化合物の純度はHPLCで99.
6%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で572に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した.この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0061】実施例6
【化40】 実施例1−(d)において、4−オクチルオキシフェニ
ルボロン酸7.3gに替えて実施例3−(b)で得られ
る3−フルオロ−4−オクチルオキシフェニルボロン酸
7.8gを用い、他は実施例1−(d)と同様に操作し
4′−ブロモ−3,2′−ジフルオロ−4−オクチルオ
キシビフェニル10.9g(94.8%)を得た。GL
C97.6%、Mass396(M−1)398(M
+1)
【0062】
【化41】 実施例1−(e)において、4′−ブロモ−2′−フル
オロメチル−4−オクチルオキシビフェニル1.5gに
替えて、上記(a)で得た4′−ブロモ−3,2′−ジ
フルオロ−4−オクチルオキシビフェニル1.57gを
用い、他は実施例1−(e)と同様に操作し3−トリフ
ルオロメチル−3′,3″−ジフルオロ−4,4″−ジ
オクチルオキシターフェニル2.16g(92.7%)
を得た。
【0063】得られた化合物の純度はHPLCで99.
4%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で590に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0064】実施例7
【化42】 アルゴン雰囲気下、o−ジフルオロベンゼン102gの
テトラヒドロフラン400cc溶液を−70℃まで冷却
した後1.6M n−ブチルリチウムのヘキサン溶液6
50ccを滴下し、同温度で1時間撹拌した。この反応
混合物にホウ酸トリメチル100gを滴下し、徐々に室
温まで戻し一昼夜撹拌した。反応混合物を希塩酸水溶液
に注加し、ベンゼンにて抽出、水洗を行い、硫酸ナトリ
ウムにて乾燥後溶媒を留去し、残留分をヘキサンにて再
結晶し、2,3−ジフルオロフェニルボロン酸81g
(57.3%)を得た。HPLC96.9%)IR(d
isk)3330cm−1(OH)
【0065】
【化43】 アルゴン雰囲気下、Pd(PPh4.8g、4−
ブロモオクチルオキシベンゼン23.9gのベンゼン1
80cc溶液、上記(a)で得た2,3−ジフルオロフ
ェニルボロン酸14.6gのエタノール180cc溶液
及び2M炭酸ナトリウム水溶液180ccから成る混合
物を6時間還流撹拌した。反応混合物を水に注加し、ベ
ンゼンにて抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウムにて乾燥
後溶媒を留去し、残留分をヘキサンを溶出液としたシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、次いで減
圧下、GTOにて蒸留し、2′,3′−ジフルオロ−4
−オクチルオキシビフェニル18.0g(67.4%)
を得た。GLC96.3%、Mass318(M
【0066】
【化44】 実施例1−(c)において、4−ブロモ−2−トリフル
オロメチルオクチルオキシベンゼン18gに替えて上記
(b)で得た2′,3′−ジフルオロ−4−オクチルオ
キシビフェニル16.2gを用い、他は実施例1−
(c)と同様に操作し2′,3′−ジフルオロ−4−オ
クチルオキシビフェニル−4′−ボロン酸14.7g
(79.9%)を得た。HPLC98.9%、IR(d
isk)3350cm−1(OH)
【0067】
【化45】 実施例1−(e)において、4′−ブロモ−2′−フル
オロ−4−オクチルオキシビフェニル1.5g並びに3
−トリフルオロメチル−4−オクチルオキシフェニルボ
ロン酸1.5gに替えて、実施例1−(b)で得られる
4−ブロモ−2−トリフルオロメチルオクチルオキシベ
ンゼン1.4g並びに上記(c)で得た2′,3′−ジ
フルオロ−4−オクチルオキシビフェニル−4′−ボロ
ン酸1.71gを用い、他は実施例1−(e)と同様に
操作し3−トリフルオロメチル−2′,3′−ジフルオ
ロ−4,4″−ジオクチルオキシターフェニル2.2g
(94.0%)を得た。
【0068】得られた化合物の純度はHPLCで99.
1%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で590に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0069】実施例8
【化46】 実施例7−(b)において、4−ブロモオクチルオキシ
ベンゼン23.9gに替えて4−ヨードオクチルベンゼ
ン26.5gを用い、他は実施例7−(b)と同様に操
作し2′,3′−ジフルオロ−4−オクチルビフェニル
23.4g(92.5%)を得た。GLC96.3%、
Mass302(M
【0070】
【化47】 実施例1−(c)において、4−ブロモ−2−トリフル
オロメチルオクチルオキシベンゼン18gに替えて上記
(a)で得た2′,3′−ジフルオロ−4−オクチルビ
フェニル15.4gを用い、他は実施例1−(c)と同
様に操作し2′,3′−ジフルオロ−4−オクチルビフ
ェニル−4′−ボロン酸13.6g(77.3%)を得
た。HPLC98.6%、IR(disk)3350c
−1(OH)
【0071】
【化48】 実施例1−(e)において、4′−ブロモ−2′−フル
オロ−4−オクチルオキシビフェニル1.5g並びに3
−トリフルオロメチル−4−オクチルオキシフェニルボ
ロン酸1.5gに替えて、実施例1−(b)で得られる
4−ブロモ−2−トリフルオロメチルオクチルオキシベ
ンゼン1.4g並びに上記(b)で得た2′,3′−ジ
フルオロ−4−オクチルビフェニル−4′−ボロン酸
1.63gを用い、他は実施例1−(e)と同様に操作
し3−トリフルオロメチル−2′,3′−ジフルオロ−
4−オクチルオキシ−4″−オクチルターフェニル1.
79g(78.5%)を得た。
【0072】得られた化合物の純度はHPLCで99.
2%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で574に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した.この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0073】実施例9
【化49】 実施例1−(a)において、2−トリフルオロメチルフ
ェノール15gに替えて2,3−ジフルオロフェノール
12.0gを用い、他は実施例1−(a)と同様に操作
し2,3−ジフルオロオクチルオキシベンゼン21.2
g(95.1%)を得た。b.p.83〜84℃/0.
15torr、GLC95.1%
【0074】
【化50】 実施例1−(c)において、4−ブロモ−2−トリフル
オロメチルオクチルオキシベンゼン18gに替えて上記
(a)で得た2,3−ジフルオロオクチルオキシベンゼ
ン12.3gを用い、他は実施例1−(c)と同様に操
作し2,3−ジフルオロ−4−オクチルオキシフェニル
ボロン酸12.2g(84.1%)を得た。HPLC9
9.9%、IR(disk)3320cm−1(OH)
【0075】
【化51】 実施例1−(d)において、4−ブロモ−2−フルオロ
ヨードベンゼン6.7g並びに4−オクチルオキシフェ
ニルボロン酸7.3gに替えて4−ブロモヨードベンゼ
ン6.3g並びに上記(b)で得た2,3−ジフルオロ
−4−オクチルオキシフェニルボロン酸8.3gを用
い、他は実施例1−(d)と同様に操作し4′−ブロモ
−2,3−ジフルオロ−4−オクチルオキシビフェニル
7.4g(84.1%)を得た。GTOb.p.185
〜190℃/1.0torr、GLC94.1%、Ma
ss396(M−1)398(M+1)
【0076】
【化52】 実施例1−(e)において、4′−ブロモ−2′−フル
オロ−4−オクチルオキシビフェニル1.5gに替え
て、上記(c)で得た4′−ブロモ−2,3−ジフルオ
ロ−4−オクチルオキシビフェニル1.57gを用い、
他は実施例1−(e)と同様に操作し3−トリフルオロ
メチル−2″,3″−ジフルオロ−4,4″−ジオクチ
ルオキシターフェニル2.1g(95.9%)を得た。
【0077】得られた化合物の純度はHPLCで99.
7%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で590に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0078】実施例10
【化53】 実施例1−(d)において、4−ブロモ−2−フルオロ
ヨードベンゼン6.7g並びに4−オクチルオキシフェ
ニルボロン酸7.3gに替えて3−ブロモ−2−フルオ
ロベンゾトリフルオリド5.4g並びに実施例7−
(c)で得られる2′,3′−ジフルオロ−4−オクチ
ルオキシビフェニル−4′−ボロン酸10.5gを用
い、他は実施例1−(d)と同様に操作し2,2′,
3′−トリフルオロ−3−トリフルオロメチル−4″−
オクチルオキシターフェニル9.3g(86.9%)を
得た。GLC91.6%、Mass480(M
【0079】
【化54】 実施例4−(c)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4″−ヘプチルターフェニル3.0gに
替えて上記(a)で得た2,2′,3′−トリフルオロ
−3−トリフルオロメチル−4″−オクチルオキシター
フェニル3.5gを用い、他は実施例4−(c)と同様
に操作し2,2′,3′−トリフルオロ−3−トリフル
オロメチル−4−ヒドロキシ−4″−オクチルオキシタ
ーフェニル1.9g(61.3%)を得た。HPLC9
9.5%、Mass496(M
【0080】
【化55】 実施例4−(d)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4−ヒドロキシ−4″−ヘプチルターフ
ェニル1.46gに替えて上記(b)で得た2,2′,
3′−トリフルオロ−3−トリフルオロメチル−4−ヒ
ドロキシ−4″−オクチルオキシターフェニル1.68
gを用い、他は実施例4−(d)と同様に操作し2,
2′,3′−トリフルオロ−3−トリフルオロメチル−
4,4″−ジオクチルオキシターフェニル0.66g
(32.0%)を得た。
【0081】得られた化合物の純度はHPLCで99.
5%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で608に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0082】実施例11
【化56】 実施例7−(b)において、4−ブロモオクチルオキシ
ベンゼン23.9gに替えて4−ブロモ−ブチルオキシ
ベンゼン19.2gを用い、他は実施例7−(b)と同
様に操作し2′,3′−ジフルオロ−4−ブチルオキシ
ビフェニル16.1g(72.3%)を得た。GLC9
8.5%、Mass262(M
【0083】
【化57】 実施例1−(c)において、4−ブロモ−2−トリフル
オロメチルオクチルオキシベンゼン18gに替えて上記
(a)で得た2′,3′−ジフルオロ−4−ブチルオキ
シビフェニル13.4gを用い、他は実施例1−(c)
と同様に操作し2′,3′−ジフルオロ−4−ブチルオ
キシビフェニル−4′−ボロン酸13.6g(86.6
%)を得た。HPLC99.8%、IR(disk)3
350cm−1(OH)
【0084】
【化58】 実施例1−(d)において、4−ブロモ−2−フルオロ
ヨードベンゼン6.7g並びに4−オクチルオキシフェ
ニルボロン酸7.3gに替えて3−ブロモ−2−フルオ
ロベンゾトリフルオリド5.4g並びに上記(b)で得
た2′,3′−ジフルオロ−4−ブチルオキシビフェニ
ル−4′−ボロン酸8.9gを用い、他は実施例1−
(d)と同様に操作し2,2′,3′−トリフルオロ−
3−トリフルオロメチル−4″−ブチルオキシターフェ
ニル7.4g(78.7%)を得た。GLC98.1
%、Mass424(M
【0085】
【化59】 実施例4−(c)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4″−ヘプチルターフェニル3.0gに
替えて上記(c)で得た2,2′,3′−トリフルオロ
−3−トリフルオロメチル−4″−ブチルオキシターフ
ェニル3.05gを用い、他は実施例4−(c)と同様
に操作し2,2′,3′−トリフルオロ−3−トリフル
オロメチル−4−ヒドロキシ−4″−ブチルオキシター
フェニル1.5g(47.3%)を得た。IR(dis
k)3420cm−1(OH)、Mass440
(M
【0086】
【化60】 実施例4−(d)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4−ヒドロキシ−4″−ヘプチルターフ
ェニル1.46g並びにオクチルブロマイド0.79g
に替えて上記(d)で得た2,2′,3′−トリフルオ
ロ−3−トリフルオロメチル−4−ヒドロキシ−4″−
ブチルオキシターフェニル1.49g並びにプロピルブ
ロマイド0.53gを用い、他は実施例4−(d)と同
様に操作し2,2′,3′−トリフルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4″−ブチルオキシ−4−プロピルオキ
シターフェニル1.22g(74.8%)を得た。
【0087】得られた化合物の純度はHPLCで99.
8%であり、TLCで1スポットあった。またIR測定
の結果及びMass分析で482に分子イオンピークが
認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた物
質が標記化合物であることを確認した。この化合物をメ
トラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡下
にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0088】実施例12
【化61】 実施例1−(d)において、4−ブロモ−2−フルオロ
ヨードベンゼン6.7g並びに4−オクチルオキシフェ
ニルボロン酸7.3gに替えて3−ブロモ−2−フルオ
ロベンゾトリフルオリド5.4g並びに実施例8−
(b)で得られる2′,3′−ジフルオロ−4−オクチ
ルビフェニル−4′−ボロン酸10.1gを用い、他は
実施例1−(d)と同様に操作し2,2′,3′−トリ
フルオロ−3−トリフルオロメチル−4″−オクチルタ
ーフェニル9.1g(88.3%)を得た。GLC9
0.6%、Mass464(M
【0089】
【化62】 実施例4−(c)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4″−ヘプチルターフェニル3.0gに
替えて上記(a)で得た2,2′,3′−トリフルオロ
−3−トリフルオロメチル−4″−オクチルターフェニ
ル3.3gを用い、他は実施例4−(c)と同様に操作
し2,2′,3′−トリフルオロ−3−トリフルオロメ
チル−4−ヒドロキシ−4″−オクチルターフェニル
2.19g(64.2%)を得た。HPLC99.4
%、Mass480(M
【0090】
【化63】 実施例4−(d)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4−ヒドロキシ−4″−ヘプチルターフ
ェニル1.46gに替えて上記(b)で得た2,2′,
3′−トリフルオロ−3−トリフルオロメチル−4−ヒ
ドロキシ−4″−オクチルターフェニル1.63gを用
い、他は実施例4−(d)と同様に操作し2,2′,
3′−トリフルオロ−3−トリフルオロメチル−4″−
オクチル−4−オクチルオキシターフェニル0.92g
(45.8%)を得た。
【0091】得られた化合物の純度はHPLCで99.
0%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で592に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0092】実施例13
【化64】 実施例7−(b)において、4−ブロモオクチルオキシ
ベンゼン23.9gに替えて4−ヨードプロピルベンゼ
ン20.6gを用い、他は実施例7−(b)と同様に操
作し2′,3′−ジフルオロ−4−プロピルビフェニル
18.0g(92.8%)を得た。GLC95.4%、
Mass232(M
【0093】
【化65】 実施例1−(c)において、4−ブロモ−2−トリフル
オロメチルオクチルオキシベンゼン18gに替えて上記
(a)で得た2′,3′−ジフルオロ−4−プロピルビ
フェニル11.8gを用い、他は実施例1−(c)と同
様に操作し2′,3′−ジフルオロ−4−プロピルビフ
ェニル−4′−ボロン酸12.7g(90.7%)を得
た。HPLC96.3%、IR(disk)3330c
−1(OH)
【0094】
【化66】 実施例1−(d)において、4−ブロモ−2−フルオロ
ヨードベンゼン6.7g並びに4−オクチルオキシフェ
ニルボロン酸7.3gに替えて3−ブロモ−2−フルオ
ロベンゾトリフルオリド5.4g並びに上記(b)で得
た2′,3′−ジフルオロ−4−プロピルビフェニル−
4′−ボロン酸8.0gを用い、他は実施例1−(d)
と同様に操作し2,2′,3′−トリフルオロ−3−ト
リフルオロメチル−4″−プロピルターフェニル7.1
g(81.1%)を得た。GLC92.7%、Mass
394(M
【0095】
【化67】 実施例4−(c)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4″−ヘプチルターフェニル3.0gに
替えて上記(c)で得た2,2′,3′−トリフルオロ
−3−トリフルオロメチル−4″−プロピルターフェニ
ル2.84gを用い、他は実施例4−(c)と同様に操
作し2,2′,3′−トリフルオロ−3−トリフルオロ
メチル−4−ヒドロキシ−4″−プロピルターフェニル
1.4g(47.3%)を得た。IR(disk)35
80cm−1(OH)、Mass410(M
【0096】
【化68】 実施例4−(d)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4−ヒドロキシ−4″−ヘプチルターフ
ェニル1.46g並びにオクチルブロマイド0.79g
に替えて上記(d)で得た2,22,3′−トリフルオ
ロ−3−トリフルオロメチル−4−ヒドロキシ−4″−
プロピルターフェニル1.39g並びにプロピルブロマ
イド0.53gを用い、他は実施例4−(d)と同様に
操作し2,2′,3′−トリフルオロ−3−トリフルオ
ロメチル−4″−プロピル−4−プロピルオキシターフ
ェニル0.89g(58.2%)を得た。
【0097】得られた化合物の純度はHPLCで99.
3%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で452に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0098】実施例14
【化69】 実施例1−(e)において、4′−ブロモ−2′−フル
オロ−4−オクチルオキシビフェニル1.5gに替え
て、実施例3−(a)で得られる4−ブロモ−2−フル
オロオクチルオキシベンゼン1.2gを用い、他は実施
例1−(e)と同様に操作し3−トリフルオロメチル−
3′−フルオロ−4,4′−ジオクチルオキシビフェニ
ル1.7g(86.7%)を得た。
【0099】得られた化合物の純度はHPLCで99.
7%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で496に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0100】実施例15
【化70】 実施例1−(d)において、4−ブロモ−2−フルオロ
ヨードベンゼン6.7gに替えて3−ブロモ−2−フル
オロベンゾトリフルオリド5.4gを用い、他は実施例
1−(d)と同様に操作し3−トリフルオロメチル−2
−フルオロ−4′−オクチルオキシビフェニル8.0g
(97.8%)を得た。GLC96.8%、Mass
368(M
【0101】
【化71】 実施例4−(c)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4″−ヘプチルターフェニル3.0gに
替えて上記(a)で得た3−トリフルオロメチル−2−
フルオロ−4′−オクチルオキシビフェニル2.65g
を用い、他は実施例4−(c)と同様に操作し3−トリ
フルオロメチル−2−フルオロ−4−ヒドロキシ−4′
−オクチルオキシビフェニル1.97g(71.7%)
を得た。HPLC96.2%、IR(disk)332
0cm−1(OH)、Mass384(M
【0102】
【化72】 実施例4−(d)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4−ヒドロキシ−4″−ヘプチルターフ
ェニル1.46gに替えて上記(b)で得た3−トリフ
ルオロメチル−2−フルオロ−4−ヒドロキシ−4′−
オクチルオキシビフェニル1.3gを用い、他は実施例
4−(d)と同様に操作し3−トリフルオロメチル−2
−フルオロ−4,4′−ジオクチルオキシビフェニル
0.94g(56.0%)を得た。
【0103】得られた化合物の純度はHPLCで99.
3%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で496に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0104】実施例16
【化73】 実施例1−(e)において、4′−ブロモ−2′−フル
オロ−4−オクチルオキシビフェニル1.5g並びに3
−トリフルオロメチル−4−オクチルオキシフェニルボ
ロン酸1.5gに替えて、実施例1−(b)で得られる
4−ブロモ−2−トリフルオロメチルオクチルオキシベ
ンゼン1.4g並びに実施例9−(b)で得られる2,
3−ジフルオロ−4−オクチルオキシフェニルボロン酸
1.35gを用い、他は実施例1−(e)と同様に操作
し3−トリフルオロメチル−2′,3′−ジフルオロ−
4,4′−ジオクチルオキシビフェニル1.86g(9
1.2%)を得た。
【0105】得られた化合物の純度はHPLCで99.
6%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で514に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0106】実施例17
【化74】 実施例1−(d)において、4−ブロモ−2−フルオロ
ヨードベンゼン6.7g並びに4−オクチルオキシフェ
ニルボロン酸7.3gに替えて3−ブロモ−2−フルオ
ロベンゾトリフルオリドF5.4g並びに実施例9−
(b)で得られる2,3−ジフルオロ−4−オクチルオ
キシフェニル−ボロン酸8.3gを用い、他は実施例1
−(d)と同様に操作し2,2′,3′−トリフルオロ
−3−トリフルオロメチル−4′−オクチルオキシビフ
ェニル8.6g(95.7%)を得た。GLC91.3
%、Mass 404(M
【0107】
【化75】 実施例4−(c)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4″−ヘプチルターフェニル3.0gに
替えて上記(a)で得た2,2′,3′−トリフルオロ
−3−トリフルオロメチル−4′−オクチルオキシビフ
ェニル2.9gを用い、他は実施例4−(c)と同様に
操作し2,2′,3′−トリフルオロ−3−トリフルオ
ロメチル−4−ヒドロキシ−4′−オクチルオキシビフ
ェニル1.74g(57.8%)を得た。HPLC 9
8.9%、IR(neat)3620cm−1、Mas
s 420(M
【0108】
【化76】 実施例4−(d)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4−ヒドロキシ−4″−ヘプチルターフ
ェニル1.46gに替えて上記(b)で得た2,2′,
3′−トリフルオロ−3−トリフルオロメチル−4−ヒ
ドロキシ−4′−オクチルオキシビフェニル1.42g
を用い、他は実施例4−(d)と同様に操作し2,
2′,3′−トリフルオロ−3−トリフルオロメチル−
4,4′−ジオクチルオキシビフェニル1.19g(6
6.1%)を得た。
【0109】得られた化合物の純度はHPLCで99.
5%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で532に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0110】実施例18
【化77】 氷冷下、実施例15−(b)で得られる3−トリフルオ
ロメチル−2−フルオロ−4−ヒドロキシ−4′−オク
チルオキシビフェニル1.5g、n−オクタン酸0.6
1g、4−ジメチルアミノピリジン50mg及び塩化メ
チレン30ccから成る混合物にN,N′−ジシクロヘ
キシルカルボジイミド0.93gを加え、一昼夜室温撹
拌した。反応混合物から吸引濾過により析出物を除き、
その濾液を濃縮した後ヘキサン−ベンゼン(2:1〜
1:1)を溶出液としたシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製し、次いでアセトン−メタノール混合溶
媒で再結晶し3−トリフルオロメチル−2−フルオロ−
4−ヘプチルカルボニルオキシ−4′−オクチルオキシ
ビフェニル1.3g(65.3%)を得た。
【0111】得られた化合物の純度はHPLCで99.
4%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で510に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0112】実施例19
【化78】 実施例4−(a)において、4′−ブロモ−4−ヘプチ
ルビフェニル25gに替えて4−(トランス−4−ペン
チルシクロヘキシル)ブロモベンゼン23gを用い、他
は実施例4−(a)と同様に操作し4−(トランス−4
−ペンチルシクロヘキシル)フェニルボロン酸10.4
g(51.0%)を得た。HPLC99.7%
【0113】
【化79】 実施例1−(d)において、4−ブロモ−2−フルオロ
ヨードベンゼン6.7g並びに4−オクチルオキシフェ
ニルボロン酸7.3gに替えて3−ブロモ−2−フルオ
ロベンゾトリフルオリド5.4g並びに上記(a)で得
た4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)フェ
ニルボロン酸8.0gを用い、他は実施例1−(d)と
同様に操作し4′−(トランス−4−ペンチルシクロヘ
キシル)−3−トリフルオロメチル−2−フルオロビフ
ェニル8.3g(95.3%)を得た。GLC 99.
7%、Mass 392(M
【0114】
【化80】 実施例4−(c)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4″−ヘプチルターフェニル3.0gに
替えて上記(b)で得た4′−(トランス−4−ペンチ
ルシクロヘキシル)−3−トリフルオロメチル−2−フ
ルオロビフェニル2.8gを用い、他は実施例4−
(c)と同様に操作し4′−(トランス−4−ペンチル
シクロヘキシル)−3−トリフルオロメチル−2−フル
オロ−4−ヒドロキシビフェニル2.3g(79.3
%)を得た。GLC 98.8%、IR(disk)3
600cm−1(OH)
【0115】
【化81】 実施例4−(d)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4−ヒドロキシ−4″−ヘプチルターフ
ェニル1.46g並びにオクチルブロマイド0.79g
に替えて上記(c)で得た4′−(トランス−4−ペン
チルシクロヘキシル)−3−トリフルオロメチル−2−
フルオロ−4−ヒドロキシビフェニル1.38g並びに
プロピルブロマイド0.53gを用い、他は実施例4−
(d)と同様に操作し4′−(トランス−4−ペンチル
シクロヘキシル)−3−トリフルオロメチル−2−フル
オロ−4−プロピルオキシビフェニル1.01g(6
6.4%)を得た。
【0116】得られた化合物の純度はHPLCで99.
8%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で450に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0117】実施例20
【化82】 アルゴン雰囲気下、実施例19−(b)で得られる4′
−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)−3−ト
リフルオロメチル−2−フルオロビフェニル3.0gの
テトラヒドロフラン20cc溶液を−70℃まで冷却し
た後1.6Mn−ブチルリチウムのヘキサン溶液6cc
を滴下し、同温度で2時間撹拌した。この反応混合物に
N−ホルミルピペリジン1.2ccを加え、徐々に室温
まで戻し一昼夜撹拌した。反応混合物を希塩酸水溶液に
注加し、ベンゼンにて抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウ
ムにて乾燥後溶媒を留去し、残留分をヘキサン−ベンゼ
ン(3:1〜2:1)を溶出液としたシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにて精製し4′−(トランス−4−
ペンチルシクロヘキシル)−3−トリフルオロメチル−
2−フルオロ−4−ホルミルビフェニル1.0g(3
1.1%)を得た。GLC 98.8%、IR(dis
k)1700cm−1(C=O)
【0118】
【化83】 アルゴン雰囲気下、エチルトリフェニルホスホニウムブ
ロマイド1.15gにテトラヒドロフラン15ccを加
え、−5℃に冷却した後カリウム−t−ブトキサイド
0.45gで処理し、さらに室温にて1時間撹拌した。
この反応混合物を−5℃に冷却した後上記(a)で得た
4′−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)−3
−トリフルオロメチル−2−フルオロ−4−ホルミルビ
フェニル1.0gのテトラヒドロフラン10cc溶液を
滴下し、室温にて一昼夜撹拌した。反応混合物を水に注
加し、酢酸エチルにて抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウ
ムにて乾燥後溶媒を留去し、残留分をヘキサンを溶出液
としたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し
4′−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)−3
−トリフルオロメチル−2−フルオロ−4−(1−プロ
ペニル)ビフェニル0.64gを得た。次いでこの化合
物を酢酸エチル20ccに溶かした後、10%パラジウ
ムカーボン0.06gを加え、室温にて1時間水素添加
した。反応混合物を濾過して、パラジウムカーボンを除
き、その濾液を濃縮した後、残留分をアセトン−メタノ
ール混合溶媒にて再結晶し、4′−(トランス−4−ペ
ンチルシクロヘキシル)−3−トリフルオロメチル−2
−フルオロ−4−プロピルビフェニル0.41g(3
9.8%)を得た。
【0119】得られた化合物の純度はHPLCで99.
2%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で434に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0120】実施例21
【化84】 氷冷下、実施例20−(a)で得られる4′−(トラン
ス−4−ペンチルシクロヘキシル)−3−トリフルオロ
メチル−2−フルオロ−4−ホルミルビフェニル0.9
5g、テトラヒドロフラン10cc及びエタノール10
ccから成る溶液に水素化ホウ素ナトリウム0.2gを
加え、7時間還流撹拌した。反応混合物を希塩酸水溶液
に注加し、ベンゼンにて抽出、水洗を行い、硫酸ナトリ
ウムにて乾燥後溶媒を留去し、粗4′−(トランス−4
−ペンチルシクロヘキシル)−3−トリフルオロメチル
−2−フルオロ−4−ヒドロキシメチルビフェニル0.
95gを得た。GLC 98.5%、IR(disk)
3320cm−1(OH)
【0121】
【化85】 上記(a)で得た粗4′−(トランス−4−ペンチルシ
クロヘキシル)−3−トリフルオロメチル−2−フルオ
ロ−4−ヒドロキシメチルビフェニル0.95gのテト
ラヒドロフラン15cc溶液にヨウ化メチル1.0g、
水酸化カリウム0.39g及び18−クラウン−6 9
5mgを順次加え、2日間室温撹拌した。反応混合物を
水に注加し、ベンゼンにて抽出、水洗を行い、硫酸ナト
リウムにて乾燥後溶媒を留去し、残留分をヘキサン−ベ
ンゼン(10:1〜1:1)を溶出液としたシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、次いでアセトン
−メタノール混合溶媒で再結晶し4′−(トランス−4
−ペンチルシクロヘキシル)−3−トリフルオロメチル
−2−フルオロ−4−メトキシメチルビフェニル0.7
1g(72.4%)を得た。
【0122】得られた化合物の純度はHPLCで99.
9%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で436に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0123】実施例22
【化86】 アルゴン雰囲気下、3−ブロモ−2−フルオロベンゾト
リフルオリド10gのテトラヒドロフラン40cc溶液
を−70℃まで冷却した後1.6M n−ブチルリチウ
ムのヘキサン溶液31ccを滴下し、同温度で1時間撹
拌した。この反応混合物にペンチルシクロヘキシルシク
ロヘキサノン10.3gのテトラヒドロフラン50cc
溶液を滴下し、撹拌しながら徐々に室温まで戻した。反
応混合物を希塩酸水溶液に注加し、トルエンにて抽出、
水洗を行い、硫酸ナトリウムにて乾燥後溶媒を留去し、
残留分にトルエン350ccとp−トルエンスルホン酸
1.0gを加え、検水管を用いて3時間還流撹拌した。
反応混合物を水に注加し、トルエンにて抽出、水洗を行
い、硫酸ナトリウムにて乾燥後溶媒を留去し、残留分を
ヘキサンを溶出液としたシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製し、次いで減圧下、GTOにて蒸留し3
−トリフルオロメチル−2−フルオロ−〔4−(トラン
ス−4−ペンチルシクロヘキシル)−シクロヘキセン−
1−イル〕ベンゼン9.0g(55.2%)を得た。
b.p.165℃/0.15torr
【0124】
【化87】 上記(a)で得た3−トリフルオロメチル−2−フルオ
ロ−〔4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)
−シクロヘキセン−1−イル〕ベンゼン9.0g、10
%パラジウムカーボン1.0g及び酢酸エチル100c
cから成る混合物を5atmにて一昼夜水素添加した。
反応混合物を濾過して、パラジウムカーボンを除き、そ
の濾液を濃縮した後残留分をアルゴン雰囲気下、ジメチ
ルスルホキシド50ccに溶かし、この溶液にカリウム
−t−ブトキシド2.7gを加え、30〜35℃にて5
時間撹拌した。反応混合物を希塩酸水溶液に注加し、ベ
ンゼンにて抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウムにて乾燥
後溶媒を留去し、残留分をヘキサンを溶出液としたシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、次いでア
セトンにて再結晶し3−トリフルオロメチル−2−フル
オロ−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシク
ロヘキシル)−シクロヘキシル〕ベンゼン5.4g(5
9.7%)を得た。GLC 98.7%
【0125】
【化88】 実施例4−(c)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4″−ヘプチルターフェニル3.0gに
替えて上記(b)で得た3−トリフルオロメチル−2−
フルオロ−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチル
シクロヘキシル)−シクロヘキシル〕ベンゼン2.87
gを用い、他は実施例4−(c)同様に操作し3−トリ
フルオロメチル−2−フルオロ−4−ヒドロキシ−〔ト
ランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシ
ル)−シクロヘキシル〕ベンゼン1.74g(58.2
%)を得た。HPLC 99.8%、IR(disk)
3380cm−1(OH)
【0126】
【化89】 実施例4−(d)において、2−フルオロ−3−トリフ
ルオロメチル−4−ヒドロキシ−4″−ヘプチルターフ
ェニル1.46g並びにオクチルブロマイド0.79g
に替えて上記(c)で得た3−トリフルオロメチル−2
−フルオロ−4−ヒドロキシ−〔トランス−4−(トラ
ンス−4−ペンチルシクロヘキシル)−シクロヘキシ
ル〕ベンゼン1.4g並びにプロピルブロマイド0.5
3gを用い、他は実施例4−(d)同様に操作し3−ト
リフルオロメチル−2−フルオロ−4−プロピルオキシ
−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘ
キシル)−シクロヘキシル〕ベンゼン1.07g(6
9.5%)を得た。
【0127】得られた化合物の純度はHPLCで99.
7%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で456に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0128】実施例23
【化90】 実施例20−(a)において、4′−(トランス−4−
ペンチルシクロヘキシル)−3−トリフルオロメチル−
2−フルオロビフェニル3.0gに替えて実施例22−
(b)で得られる3−トリフルオロメチル−2−フルオ
ロ−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−シクロヘキシル〕ベンゼン3.0gを用
い、他は実施例20−(a)と同様に操作し3−トリフ
ルオロメチル−2−フルオロ−4−ホルミル−〔トラン
ス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)−
シクロヘキシル〕ベンゼン1.0g(31.1%)を得
た。GLC 97.9%、IR(disk)1700c
−1(C=O)
【0129】
【化91】 実施例20−(b)において、4′−(トランス−4−
ペンチルシクロヘキシル)−3−トリフルオロメチル−
2−フルオロ−4−ホルミルビフェニル1.0gに替え
て上記(a)で得た3−トリフルオロメチル−2−フル
オロ−4−ホルミル−〔トランス−4−(トランス−4
−ペンチルシクロヘキシル)−シクロヘキシル〕ベンゼ
ン1.0gを用い、他は実施例20−(b)と同様に操
作し3−トリフルオロメチル−2−フルオロ−4−プロ
ピル−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシク
ロヘキシル)−シクロヘキシル〕ベンゼン0.5gを得
た。
【0130】得られた化合物の純度はHPLCで99.
6%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で440に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0131】実施例24
【化92】 実施例21−(a)において、4′−(トランス−4−
ペンチルシクロヘキシル)−3−トリフルオロメチル−
2−フルオロ−4−ホルミルビフェニル0.95gに替
えて実施例23−(a)で得られる3−トリフルオロメ
チル−2−フルオロ−4−ホルミル−〔トランス−4−
(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)−シクロヘ
キシル〕ベンゼン0.95gを用い、他は実施例21−
(a)と同様に操作し3−トリフルオロメチル−2−フ
ルオロ−4−ヒドロキシメチル−〔トランス−4−(ト
ランス−4−ペンチルシクロヘキシル)−シクロヘキシ
ル〕ベンゼン0.95g(100%)を得た。GLC
95.9%、IR(disk)3320cm−1(O
H)
【0132】
【化93】 実施例21−(b)において、4′−(トランス−4−
ペンチルシクロヘキシル)−3−トリフルオロメチル−
2−フルオロ−4−ヒドロキシメチルビフェニル0.9
5gに替えて上記(a)で得た3−トリフルオロメチル
−2−フルオロ−4−ヒドロキシメチル−〔トランス−
4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)−シク
ロヘキシル〕ベンゼン0.95gを用い、他は実施例2
1−(b)と同様に操作し3−トリフルオロメチル−2
−フルオロ−4−メトキシメチル−〔トランス−4−
(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)−シクロヘ
キシル〕ベンゼン0.8g(81.6%)を得た。
【0133】得られた化合物の純度はHPLCで99.
7%であり、TLCで1スポットであった。またIR測
定の結果及びMass分析で442に分子イオンピーク
が認められたこと並びに用いた原料の関係から得られた
物質が標記化合物であることを確認した。この化合物を
メトラーホットステージFP−82を用い、偏光顕微鏡
下にて相変化を観察した。その結果を表4に示す。
【0134】実施例25 下記の方法により算出した実施例化合物の誘電率異方性
(Δε)を表1に示す。垂直配向セル(EHC社製、配
向剤:ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロマイ
ド)並びに水平配向セル(EHC社製、配向剤:日立化
成ポリイミドLX−1400)を用い、それぞれの空セ
ル時静電容量C並びにCを、General Ra
dio社製 1620A型キャパシタンスブリッジにて
測定した(±0.5V、1KHz正弦波)。次に、2種
のセルに測定試料を封入し、前記同様に垂直配向セル並
びに水平配向セルの静電容量C並びにCをそれぞれ
測定し、下式よりΔεを算出した。 Δε=〔C/C〕−〔C/C
【0135】
【表1】
【0136】これらの化合物はΔεが大きな負の材料で
あり、液晶組成物を作成する際に、所望のΔεを付与す
るための成分材料として使用することができる。
【0137】実施例26
【化94】 上記4種類のフェニルピリミジン化合物からなる母体液
晶(B−1)を調製した。
【0138】その相転移温度を下記に示す。
【0139】
【化95】 母体液晶(B−1)96.7wt%と光学活性化合物
(D−1)3.3wt%とから成るカイラルSc組成物
(M−1)を調製した。
【0140】カイラルSc組成物(M−1)90wt%
に実施例12で得られた
【化96】 10wt%を添加し、カイラルSc組成物(M−2)を
調製した。調製した組成物をそれぞれ別に、ポリイミド
を塗布し、ラビング処理を施した透明電極付きガラス基
板から作成した2μmギャップの液晶セル(EHC社
製)に注入して各液晶素子を作成し、それぞれを2枚の
偏光板に挟んで、試験材料を作製し、±5V/μm、2
00Hzの矩形波を印加して、透過光強度の変化からτ
(応答時間)を、またソーヤー、タワー法にてPs(自
発分極)を、印加電圧の極性反転時の消光位の移動角度
からθ(チルト角)をそれぞれ測定した。さらに、相転
移温度並びにΔε(実施例25参照)を測定した。その
結果を表2に示す。
【0141】
【表2】 表2に示されているように、カイラルSc組成物(M−
1)に比べて、本発明化合物を添加したカイラルSc組
成物(M−2)はカイラルSc相温度範囲が大幅に拡張
されていると共にθが大きく広がっているにも拘らずτ
は殆ど変化していないことが認められる。また、高々1
0wt%添加しただけでΔεを負に大きくしていること
が判る。
【0142】実施例27 市販のネマチック液晶組成物であるZLI−1132
(メルク社製)90wt%と実施例19の
【化97】 10wt%とから成るネマチツク液晶組成物(M−3)
を調製し、ZLI−1132および組成物M−3の諸物
性を測定した。その結果を表3に示す。
【0143】
【表3】 Δnはアッベ式屈折計(アタゴ社製)を用い、25℃の
恒温水を循環しながら、正常光の屈折率(n)並びに
異常光の屈折率(n)を測定し、式Δn=n−n
から求めた。
【0144】Vth,Vsatは、TN配向セル(EH
C社製、セル厚9μm、ラビング角度90°)に試料を
封入し、これを分光光度計(日立社製 320型)の測
光部に設置し、セルの入射光側と出射光側に偏光フィル
ターをノーマリーホワイト状態(電圧無印加時に光を透
過させる状態)になるように設置し、ファンクションジ
ェネレーター(Hewlett Packard社製
3311A型)を用いて前記セルに1KHz矩形波電圧
を印加し、測定光波長550nmにて印加電圧に対する
光の透過率特性を測定し、透過率が90%を示す時の電
圧をVth、10%を示す時の電圧をVsatとして測
定した。
【0145】表3に示すように、本発明化合物を添加す
ることによって、TNI(ネマチック相から等方性液体
への転移温度)やτ(応答時間)は殆ど変化しないもの
の、Vth(閾値電圧)並びにVsat(飽和電圧)が
低下していることが判る。このことは、本発明化合物を
使用することによりより低電圧駆動が可能となることを
意味している。また、Δn(屈折率異方性)も小さくし
ている。
【0146】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るト
リフルオロメチルベンゼン誘導体は、液晶組成物の調製
にあたり、所望の特性を有する液晶組成物を調製するた
めに有用な材料となるものであり、特に大きな負のΔε
を有していることから、τ−Vminモード用あるいは
高周波重畳法の強誘電性液晶組成物、さらに、ECB型
のネマチック液晶組成物等の液晶性材料として極めて優
れた効果をもたらすものである。
【0147】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 69/63 9546−4H 69/76 A 9546−4H 69/94 9546−4H C09K 19/12 9279−4H 19/30 9279−4H 19/44 9279−4H 19/46 9279−4H G02F 1/19 501

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、Rは炭素原子数1〜14のアルキル基あるい
    はアルコキシアルキル基、Rは炭素原子数1〜14の
    アルキル基を表し、Aは 【化2】 を表わし、L、L、L、Lはそれぞれ独立に水
    素原子あるいはフッ素原子を表し、Yは単結合、 【化3】 を表し、Zは単結合あるいは−O−を表し、Xは水素原
    子あるいはフッ素原子を表す。ただし、Xが水素原子で
    ある場合、L、L、L、Lの中の少なくともい
    ずれか1つはフッ素原子を表し、Aがシクロヘキサン環
    を含む構造である場合、Zは単結合を表し、Rがアル
    コキシアルキル基である場合、Yは単結合を表す)で表
    されるトリフルオロメチルベンゼン誘導体。
  2. 【請求項2】 一般式 【化4】 (式中、Rは炭素原子数1〜14のアルキル基あるい
    はアルコキシアルキル基、Rは炭素原子数1〜14の
    アルキル基を表し、Aは 【化5】 を表わし、L、L、L、Lはそれぞれ独立に水
    素原子あるいはフッ素原子を表し、Yは単結合、 【化6】 を表し、Zは単結合あるいは−O−を表し、Xは水素原
    子あるいはフッ素原子を表す。ただし、Xが水素原子で
    ある場合、L、L、L、Lの中の少なくともい
    ずれか1つはフッ素原子を表し、Aがシクロヘキサン環
    を含む構造である場合、Zは単結合を表し、Rがアル
    コキシアルキル基である場合、Yは単結合を表す)で表
    されるトリフルオロメチルベンゼン誘導体の少なくとも
    1種を含有することを特徴とする液晶組成物。
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