JPH084164Y2 - 継目無鋼管熱間押出用マンドレル - Google Patents
継目無鋼管熱間押出用マンドレルInfo
- Publication number
- JPH084164Y2 JPH084164Y2 JP1990064193U JP6419390U JPH084164Y2 JP H084164 Y2 JPH084164 Y2 JP H084164Y2 JP 1990064193 U JP1990064193 U JP 1990064193U JP 6419390 U JP6419390 U JP 6419390U JP H084164 Y2 JPH084164 Y2 JP H084164Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mandrel
- extrusion
- groove
- steel pipe
- hot extrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Extrusion Of Metal (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はガラス潤滑剤を用いる熱間押出方法による継
目無鋼管熱間押出用マンドレルに関するものである。
目無鋼管熱間押出用マンドレルに関するものである。
(従来の技術) 従来の熱間押出の状況を第4図に示す。押出管3はダ
イス4とマンドレル5とのクリアランスよりビレット6
を押出すことにより成形される。押出管3の内面を成形
するマンドレル5は成形部5Aとステップ部5Bおよびネジ
部5Cとからなる。押出時の潤滑作用はビレット6の外内
面に散布されたガラス粉が溶融付着し、ビレット6とダ
イス4およびマンドレル5との間に溜まった潤滑膜7、
8によって得られる。
イス4とマンドレル5とのクリアランスよりビレット6
を押出すことにより成形される。押出管3の内面を成形
するマンドレル5は成形部5Aとステップ部5Bおよびネジ
部5Cとからなる。押出時の潤滑作用はビレット6の外内
面に散布されたガラス粉が溶融付着し、ビレット6とダ
イス4およびマンドレル5との間に溜まった潤滑膜7、
8によって得られる。
管内面の潤滑剤の供給はビレット6の内面にガラス粉
を散布するものであり、供給できる潤滑剤の量はビレッ
ト内面に付着できる量に限られる。
を散布するものであり、供給できる潤滑剤の量はビレッ
ト内面に付着できる量に限られる。
従来の熱間押出用マンドレル5を使用した場合、供給
する潤滑剤を増やしてもビレット6へのマンドレル5の
挿入時やアプセット時に潤滑剤が流れ出し、実際に潤滑
に寄与する潤滑剤の量をコントロールすることは極めて
難しい。
する潤滑剤を増やしてもビレット6へのマンドレル5の
挿入時やアプセット時に潤滑剤が流れ出し、実際に潤滑
に寄与する潤滑剤の量をコントロールすることは極めて
難しい。
また、押出比が高くなる程、潤滑膜の面圧は高くな
り、潤滑が苛酷になる。特に、押出比が50を超えると、
管内面の潤滑不良によるマンドレルの損傷や押出管の表
面不良が頻繁に発生する。実用押出比内においても押出
比が高くなる程、押出管と工具との焼付や工具の変形、
それに伴う押出管の表面不良が発生し易くなる。
り、潤滑が苛酷になる。特に、押出比が50を超えると、
管内面の潤滑不良によるマンドレルの損傷や押出管の表
面不良が頻繁に発生する。実用押出比内においても押出
比が高くなる程、押出管と工具との焼付や工具の変形、
それに伴う押出管の表面不良が発生し易くなる。
このため、マンドレルの寿命が短く、取替え頻度が高
くなり、工具原単位、作業能率および製品歩留が低下す
るという問題があった。
くなり、工具原単位、作業能率および製品歩留が低下す
るという問題があった。
(考案が解決しようとする課題) 従来、管内面の潤滑不良を防止するための方法として
は、例えば実開昭62-137607号公報が知られている。し
かし、当技術ではマンドレルのステップ部に押出方向と
平行に溝を設け、押出管ボトムのみの潤滑を改善し、寸
法不良の発生を防止したものであり、押出管全長の潤滑
不良防止やマンドレルの損傷防止には寄与しない。
は、例えば実開昭62-137607号公報が知られている。し
かし、当技術ではマンドレルのステップ部に押出方向と
平行に溝を設け、押出管ボトムのみの潤滑を改善し、寸
法不良の発生を防止したものであり、押出管全長の潤滑
不良防止やマンドレルの損傷防止には寄与しない。
本考案は高い押出比の熱間押出において、管全長に亘
る内面潤滑作用の向上を図ることを目的とする。
る内面潤滑作用の向上を図ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記の問題点を解決するために第1図、第2
図に示すマンドレル1の成形部1Aの周面に、該成形部1A
の周面を一周以上し且つ前記マンドレルの軸となす角度
θが60°〜90°の傾きを有する螺旋状の溝2Bを設けたこ
とを特徴とする。
図に示すマンドレル1の成形部1Aの周面に、該成形部1A
の周面を一周以上し且つ前記マンドレルの軸となす角度
θが60°〜90°の傾きを有する螺旋状の溝2Bを設けたこ
とを特徴とする。
本考案の目的を達成するためにマンドレル1に設ける
溝2Bは、マンドレル1の成形部1Aの全長に設けるのが望
ましいが、管内面の潤滑不良が発生し易いのは押出力が
ピークを呈する押出管のトップとボトム近傍であり、潤
滑の苛酷さが押出管全長に亘って一様でないため、第3
図に示すようにマンドレルの成形部1Aの潤滑不良が発生
し易い部分S1、S2にのみ溝2を設けても潤滑改善の効果
がある。
溝2Bは、マンドレル1の成形部1Aの全長に設けるのが望
ましいが、管内面の潤滑不良が発生し易いのは押出力が
ピークを呈する押出管のトップとボトム近傍であり、潤
滑の苛酷さが押出管全長に亘って一様でないため、第3
図に示すようにマンドレルの成形部1Aの潤滑不良が発生
し易い部分S1、S2にのみ溝2を設けても潤滑改善の効果
がある。
ただし、管内面の潤滑状態はマンドレルの周方向に亘
って軸対称に一様であることが必要であるため、マンド
レルの成形部1Aに設ける溝2Bは周面を一周以上する必要
があり、該溝が一周未満の場合には部分的に潤滑不良が
発生する場合がある。
って軸対称に一様であることが必要であるため、マンド
レルの成形部1Aに設ける溝2Bは周面を一周以上する必要
があり、該溝が一周未満の場合には部分的に潤滑不良が
発生する場合がある。
また、溝2Bの方向がマンドレルの軸Oと平行であるか
平行に近づくと、押出管の内面に筋疵が生じるため、溝
2Bの方向はマンドレルの軸Oと直交する方向か、または
直交する方向に対し傾きを有することが必要である。
平行に近づくと、押出管の内面に筋疵が生じるため、溝
2Bの方向はマンドレルの軸Oと直交する方向か、または
直交する方向に対し傾きを有することが必要である。
溝2Bの傾きはマンドレルの軸Oとのなす角度θが60°
〜90°であることが必要である。θが60°よりも小さい
と、押出の初期に押出管と共に潤滑剤が流れ出し、潤滑
向上に寄与しない。さらに、θが60°よりも小さい螺旋
状の溝2Bとした場合は、押出中にマンドレルが旋回し、
マンドレルを保持しているマンドレルホルダーのネジ
(図示せず)が弛んでマンドレルが抜ける場合や、ネジ
が締まり過ぎてネジを破損する場合がある。
〜90°であることが必要である。θが60°よりも小さい
と、押出の初期に押出管と共に潤滑剤が流れ出し、潤滑
向上に寄与しない。さらに、θが60°よりも小さい螺旋
状の溝2Bとした場合は、押出中にマンドレルが旋回し、
マンドレルを保持しているマンドレルホルダーのネジ
(図示せず)が弛んでマンドレルが抜ける場合や、ネジ
が締まり過ぎてネジを破損する場合がある。
また、溝2Bの寸法は適正な潤滑溜りを形成し、かつ山
部の強度を確保するために、第2図に示す溝深さDを0.
1〜0.5mm,溝ピッチPを0.1〜5.0mm、溝幅Wを溝ピッチ
の20〜80%とするのが望ましい。
部の強度を確保するために、第2図に示す溝深さDを0.
1〜0.5mm,溝ピッチPを0.1〜5.0mm、溝幅Wを溝ピッチ
の20〜80%とするのが望ましい。
(作用) 本考案のマンドレル1を使用すると、ビレット6の内
面に供給した潤滑剤がアプセット時に溝2Bに溜まり、潤
滑剤のビレット内面からの流出を抑制できる。溝2Bに溜
まった潤滑剤は、押出比によって変化する面圧の大きさ
にかかわらず一定厚さの潤滑膜を形成する。
面に供給した潤滑剤がアプセット時に溝2Bに溜まり、潤
滑剤のビレット内面からの流出を抑制できる。溝2Bに溜
まった潤滑剤は、押出比によって変化する面圧の大きさ
にかかわらず一定厚さの潤滑膜を形成する。
また、マンドレル成形部1Aの押出管3と接触する表面
積が小さいために、押出管内面およびマンドレル表面に
作用する摩擦力が低減し、焼付が発生し難い。さらに、
焼付が発生した場合においても、マンドレル1と押出管
3が連続的に接触しないので、押出管の不良部を狭い領
域に抑制できる。
積が小さいために、押出管内面およびマンドレル表面に
作用する摩擦力が低減し、焼付が発生し難い。さらに、
焼付が発生した場合においても、マンドレル1と押出管
3が連続的に接触しないので、押出管の不良部を狭い領
域に抑制できる。
そのため、本考案のマンドレル1を使用すれば、従来
のマンドレル5を使用した押出に比べ、高い押出比にお
いても内面の潤滑不良を誘発し難いので、マンドレル1
の損傷や押出管3の不良が発生しない。さらに、従来の
押出可能範囲内においても管内面の潤滑作用が向上する
ために、マンドレル1の損傷や押出管3の不良発生頻度
が低減し、マンドレルの寿命を延長できる。
のマンドレル5を使用した押出に比べ、高い押出比にお
いても内面の潤滑不良を誘発し難いので、マンドレル1
の損傷や押出管3の不良が発生しない。さらに、従来の
押出可能範囲内においても管内面の潤滑作用が向上する
ために、マンドレル1の損傷や押出管3の不良発生頻度
が低減し、マンドレルの寿命を延長できる。
(実施例) マンドレル成形部の全長にマンドレルの軸とほぼ直交
する螺旋状の旋削加工によって設けたマンドレルを使用
して熱間押出を実施した。
する螺旋状の旋削加工によって設けたマンドレルを使用
して熱間押出を実施した。
溝の寸法は幅0.5mm,深さ0.5mm,ピッチ1.0mmである。
押出の素材としては外径φ150〜170mm、長さ400mmのSUS
304ステンレス鋼を使用し、外径φ30〜50mm、肉厚2.0〜
10.0mm、長さ5〜30mmの鋼管を押出温度1190〜1230℃と
し、ガラス潤滑剤を用いて押出した。
押出の素材としては外径φ150〜170mm、長さ400mmのSUS
304ステンレス鋼を使用し、外径φ30〜50mm、肉厚2.0〜
10.0mm、長さ5〜30mmの鋼管を押出温度1190〜1230℃と
し、ガラス潤滑剤を用いて押出した。
そのときの押出比とマンドレル寿命の関係を第5図に
示す。
示す。
押出比が従来の押出可能限界である50を超えた80以下
において、マンドレルの損傷や押出管の不良を発生せず
して実操業に適用可能な10本以上の押出ができた。ま
た、従来の押出可能限界である押出比50において、従来
のマンドレルに比べマンドレル寿命が2倍に向上した。
において、マンドレルの損傷や押出管の不良を発生せず
して実操業に適用可能な10本以上の押出ができた。ま
た、従来の押出可能限界である押出比50において、従来
のマンドレルに比べマンドレル寿命が2倍に向上した。
(考案の効果) 本考案のマンドレルを用いることにより、実操業にお
いて押出比80までの押出が可能となった。また、押出比
30〜50の押出において、従来のマンドレルを用いた場合
と比べてマンドレル寿命が1.2〜2.0倍に延長し、工具原
単位が1.5倍向上した。さらに、作業能率が5%、製品
歩留が0.2%それぞれ向上した。
いて押出比80までの押出が可能となった。また、押出比
30〜50の押出において、従来のマンドレルを用いた場合
と比べてマンドレル寿命が1.2〜2.0倍に延長し、工具原
単位が1.5倍向上した。さらに、作業能率が5%、製品
歩留が0.2%それぞれ向上した。
第1図は本考案の熱間押出用マンドレルを示す説明図、
第2図(a)はマンドレルに設けた溝の拡大図、第2図
(b)は第2図(a)の部分拡大図、第3図は本考案の
熱間押出用マンドレルの他の例を示す説明図、第4図は
熱間押出による継目無鋼管押出中の断面図、第5図は実
施例における押出比とマンドレル寿命の関係を示す図表
である。 1:本考案のマンドレル (1A:成形部、1B:ステップ部、1C:ネジ部) 2B:螺旋状の溝 3:押出管 4:ダイス 5:従来のマンドレル (5A:成形部、5B:ステップ部、5C:ネジ部) 6:ビレット 7:ビレットの外面潤滑膜 8:ビレットの内面潤滑膜
第2図(a)はマンドレルに設けた溝の拡大図、第2図
(b)は第2図(a)の部分拡大図、第3図は本考案の
熱間押出用マンドレルの他の例を示す説明図、第4図は
熱間押出による継目無鋼管押出中の断面図、第5図は実
施例における押出比とマンドレル寿命の関係を示す図表
である。 1:本考案のマンドレル (1A:成形部、1B:ステップ部、1C:ネジ部) 2B:螺旋状の溝 3:押出管 4:ダイス 5:従来のマンドレル (5A:成形部、5B:ステップ部、5C:ネジ部) 6:ビレット 7:ビレットの外面潤滑膜 8:ビレットの内面潤滑膜
Claims (1)
- 【請求項1】マンドレルの成形部の周面に、該成形部の
周面を一周以上し且つ前記マンドレルの軸となす角度θ
が60°〜90°の傾きを有する螺旋状の溝を設けたことを
特徴とする継目無鋼管熱間押出用マンドレル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990064193U JPH084164Y2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 継目無鋼管熱間押出用マンドレル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990064193U JPH084164Y2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 継目無鋼管熱間押出用マンドレル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0422113U JPH0422113U (ja) | 1992-02-24 |
| JPH084164Y2 true JPH084164Y2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=31594913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990064193U Expired - Lifetime JPH084164Y2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 継目無鋼管熱間押出用マンドレル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084164Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60176811U (ja) * | 1984-04-28 | 1985-11-22 | 日本軽金属株式会社 | 押出成形機のマンドレル装置 |
-
1990
- 1990-06-18 JP JP1990064193U patent/JPH084164Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0422113U (ja) | 1992-02-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |