JPH0843295A - 光生体計測装置 - Google Patents
光生体計測装置Info
- Publication number
- JPH0843295A JPH0843295A JP19745794A JP19745794A JPH0843295A JP H0843295 A JPH0843295 A JP H0843295A JP 19745794 A JP19745794 A JP 19745794A JP 19745794 A JP19745794 A JP 19745794A JP H0843295 A JPH0843295 A JP H0843295A
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- JP
- Japan
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- light
- irradiation
- gate signal
- delay
- photomultiplier tube
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光生体計測を、幅広い光量にわたって対応す
ることができ、測定時間も比較的短くすることができ、
しかも小型で安価に実現できるようにする。 【構成】 光源22からのパルス光が被検体28に照射
され、光照射点から離れた位置から出射する拡散透過反
射光が光電子増倍管32に受光される。光電子増倍管3
2は照射光と同期したゲート信号により駆動され、その
ゲート信号は照射光パルス列の照射間隔Tよりも短かく
設定されているとともに、遅延をもち、その遅延が順次
変化させられる。光電子増倍管32の検出信号はプリア
ンプ42を経て積分器44により積分されて取り込まれ
るが、その積分された信号は光伝播波形に対し0〜Tの
間で順次変化している。
ることができ、測定時間も比較的短くすることができ、
しかも小型で安価に実現できるようにする。 【構成】 光源22からのパルス光が被検体28に照射
され、光照射点から離れた位置から出射する拡散透過反
射光が光電子増倍管32に受光される。光電子増倍管3
2は照射光と同期したゲート信号により駆動され、その
ゲート信号は照射光パルス列の照射間隔Tよりも短かく
設定されているとともに、遅延をもち、その遅延が順次
変化させられる。光電子増倍管32の検出信号はプリア
ンプ42を経て積分器44により積分されて取り込まれ
るが、その積分された信号は光伝播波形に対し0〜Tの
間で順次変化している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は近赤外光を生体の被検体
に照射し、その拡散透過反射光を検出して被検体内の情
報を無侵襲的に得る光学的生体測定装置に関するもので
ある。このような光学的生体測定装置は、例えば生体酸
素モニタや光CTなどとして利用される。
に照射し、その拡散透過反射光を検出して被検体内の情
報を無侵襲的に得る光学的生体測定装置に関するもので
ある。このような光学的生体測定装置は、例えば生体酸
素モニタや光CTなどとして利用される。
【0002】
【従来の技術】600〜1200nmの範囲の近赤外光
線は生体の透過性が比較的よく、生体中を数cmほど通
過した後でも十分測定が可能な強度を保つ。そして、好
都合なことに、生体機能を反映する重要な物質であるヘ
モグロビンやチトクロムオキシダーゼなどの吸収スペク
トルがちょうどこの波長域に存在するので、近赤外光の
この性質を利用して生体機能を無侵襲で測定することが
行なわれている。
線は生体の透過性が比較的よく、生体中を数cmほど通
過した後でも十分測定が可能な強度を保つ。そして、好
都合なことに、生体機能を反映する重要な物質であるヘ
モグロビンやチトクロムオキシダーゼなどの吸収スペク
トルがちょうどこの波長域に存在するので、近赤外光の
この性質を利用して生体機能を無侵襲で測定することが
行なわれている。
【0003】生体に近赤外光を照射し、その近赤外光が
生体各部で散乱して生体を透過して出てきたもの(拡散
透過反射光という)をCCDカメラなどの二次元検出器
により受光し、計算により生体内部の吸収の分布を画像
化する考え方が知られている。
生体各部で散乱して生体を透過して出てきたもの(拡散
透過反射光という)をCCDカメラなどの二次元検出器
により受光し、計算により生体内部の吸収の分布を画像
化する考え方が知られている。
【0004】被検体の一部に超短光パルスを入力したと
き、被検体の他の部分から出てくる光の時間応答曲線R
(t)の解析解はパターソンらの文献(APPLIED OPTICS,
Vol.28, No.12, pp.2331-2336 (1989)の(7)式によ
り与えられている。その文献では、時間応答波形に含ま
れる吸収係数μaと等価散乱係数μs'(=(1−g)μ
s;μsは散乱係数、gは散乱の非等方性パラメータ)
を求める1つの方法が示されている。その文献の(9)
式で与えられているように、時間応答波形の傾き(時間
部分)の時間を無限大にしたときの値、すなわち時間応
答波形のテールの傾きが−μa・cとなることを利用
し、吸収係数μaを求めている。等価散乱係数μs'は
その文献の(10)式でμaの関数として与えられてお
り、μaが求まればμs'も計算により求めることがで
きる。
き、被検体の他の部分から出てくる光の時間応答曲線R
(t)の解析解はパターソンらの文献(APPLIED OPTICS,
Vol.28, No.12, pp.2331-2336 (1989)の(7)式によ
り与えられている。その文献では、時間応答波形に含ま
れる吸収係数μaと等価散乱係数μs'(=(1−g)μ
s;μsは散乱係数、gは散乱の非等方性パラメータ)
を求める1つの方法が示されている。その文献の(9)
式で与えられているように、時間応答波形の傾き(時間
部分)の時間を無限大にしたときの値、すなわち時間応
答波形のテールの傾きが−μa・cとなることを利用
し、吸収係数μaを求めている。等価散乱係数μs'は
その文献の(10)式でμaの関数として与えられてお
り、μaが求まればμs'も計算により求めることがで
きる。
【0005】被検体から出てくる光の時間応答曲線を求
めるために用いられる時間分解測定法の一例を図1
(A)に示す。この方法は「単一光子時間相関計数法」
と呼ばれるもので、生体の被検体2に対しパルス駆動部
1により駆動された光源3から励起パルス光が照射さ
れ、単一光子状態となった被検体2からの拡散透過反射
光を光電子増倍管4で検出する。TAC(Time to Ampl
itude Converter)10には、プリアンプ6、ディスク
リミネータ8を介して光電子増倍管4の出力信号及び励
起パルス光信号が入力され、2つのパルス信号の時間差
(到着時間ti)が電圧として変換される。マルチチャ
ンネルアナライザ(MCA)12はこの電圧をデジタル
変換し、到着時間ごとにカウントするためのもので、多
数のパルスについての到着時間tiを集積することで時
間応答波形を得ることができる。検出方法としては上記
の方法の外、ストリークカメラや光オシロスコープも使
用されている。ストリークカメラや光オシロスコープは
光電面で光を電子に変換した後、電界掃引により時間軸
を空間軸に変えて測定する。
めるために用いられる時間分解測定法の一例を図1
(A)に示す。この方法は「単一光子時間相関計数法」
と呼ばれるもので、生体の被検体2に対しパルス駆動部
1により駆動された光源3から励起パルス光が照射さ
れ、単一光子状態となった被検体2からの拡散透過反射
光を光電子増倍管4で検出する。TAC(Time to Ampl
itude Converter)10には、プリアンプ6、ディスク
リミネータ8を介して光電子増倍管4の出力信号及び励
起パルス光信号が入力され、2つのパルス信号の時間差
(到着時間ti)が電圧として変換される。マルチチャ
ンネルアナライザ(MCA)12はこの電圧をデジタル
変換し、到着時間ごとにカウントするためのもので、多
数のパルスについての到着時間tiを集積することで時
間応答波形を得ることができる。検出方法としては上記
の方法の外、ストリークカメラや光オシロスコープも使
用されている。ストリークカメラや光オシロスコープは
光電面で光を電子に変換した後、電界掃引により時間軸
を空間軸に変えて測定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】光CTを初め、光生体
計測では生体被検体への光照射点と検出点との距離によ
って受光光量が大きく異なる。また、多くの照射点での
測定が必要であるので、1回の測定時間をできるだけ短
くしたいとの要望がある。
計測では生体被検体への光照射点と検出点との距離によ
って受光光量が大きく異なる。また、多くの照射点での
測定が必要であるので、1回の測定時間をできるだけ短
くしたいとの要望がある。
【0007】TACは単一光子条件(例えば照射サイク
ルの1/20以下の確立で光子1個が検出される状態)
を満たすことが前提になっており、すなわち(C)に示
されるように、測定時間幅Tに2つ以上のパルスが来て
はならない。もし2つのパルスが来れば、初めのパルス
に対する到達時間tiが計測され、後のパルスは計測さ
れないので誤差となる。したがって、比較的光量が多い
測定においても、このようにパルスがだぶって入射する
ことがない程度に光電子増倍管4への入射光強度を弱く
するための減光機構を必要とし、無理やり、光量を落し
て測定することになる。
ルの1/20以下の確立で光子1個が検出される状態)
を満たすことが前提になっており、すなわち(C)に示
されるように、測定時間幅Tに2つ以上のパルスが来て
はならない。もし2つのパルスが来れば、初めのパルス
に対する到達時間tiが計測され、後のパルスは計測さ
れないので誤差となる。したがって、比較的光量が多い
測定においても、このようにパルスがだぶって入射する
ことがない程度に光電子増倍管4への入射光強度を弱く
するための減光機構を必要とし、無理やり、光量を落し
て測定することになる。
【0008】その上、最大計数率による制約から、十分
なS/N比を得るためには測定時間を長くして集積され
るパルス数を多くするしかない。すなわち、TACを用
いた測定は光量の大小に全くかかわらず、S/N比を上
げるためには測定時間が長くなるという欠点が存在す
る。典型的な測定時間は、10〜30分である。ストリ
ークカメラや光オシロスコープにはこのような制約はな
いが、装置が大がかりで高価になり、特に複数のチャン
ネルを同時計測する光CTには実用上不向きである。
なS/N比を得るためには測定時間を長くして集積され
るパルス数を多くするしかない。すなわち、TACを用
いた測定は光量の大小に全くかかわらず、S/N比を上
げるためには測定時間が長くなるという欠点が存在す
る。典型的な測定時間は、10〜30分である。ストリ
ークカメラや光オシロスコープにはこのような制約はな
いが、装置が大がかりで高価になり、特に複数のチャン
ネルを同時計測する光CTには実用上不向きである。
【0009】本発明は光生体計測を、幅広い光量にわた
って対応することができ、測定時間も比較的短くするこ
とができ、しかも小型で安価に実現することを目的とす
るものである。
って対応することができ、測定時間も比較的短くするこ
とができ、しかも小型で安価に実現することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の光生体計測装置
は、被検体に対し高速繰返しの光パルス列又は高速変調
光の照射光を照射する照射光学系と、被検体からの拡散
透過散乱光を受光する光検出器と、光検出器を照射光よ
りも短かい周期をもち照射光と同期させた遅延ゲート信
号で動作させるとともに、その遅延ゲート信号の遅延時
間を順次変化させていく光検出器駆動回路とを備えてい
る。
は、被検体に対し高速繰返しの光パルス列又は高速変調
光の照射光を照射する照射光学系と、被検体からの拡散
透過散乱光を受光する光検出器と、光検出器を照射光よ
りも短かい周期をもち照射光と同期させた遅延ゲート信
号で動作させるとともに、その遅延ゲート信号の遅延時
間を順次変化させていく光検出器駆動回路とを備えてい
る。
【0011】この検出方法はボックスカー積分測定法と
して知られる方法であるが、一般には波形のサンプリン
グを目的として使われており(「分光技術ハンドブッ
ク」第456〜457頁、朝倉書店刊、1990年参
照)、本発明が対象とする10ナノ秒程度というような
高速の光生体計測に使用することは考えられていない。
生体計測では、検出される光伝播波形は比較的緩やかで
あるため、高分解能を必要としないこと、及びゲート信
号をコンボリューション関数として扱えば極端に短かい
幅のゲート信号である必要がないことから、ボックスカ
ー積分法を適用することができる。
して知られる方法であるが、一般には波形のサンプリン
グを目的として使われており(「分光技術ハンドブッ
ク」第456〜457頁、朝倉書店刊、1990年参
照)、本発明が対象とする10ナノ秒程度というような
高速の光生体計測に使用することは考えられていない。
生体計測では、検出される光伝播波形は比較的緩やかで
あるため、高分解能を必要としないこと、及びゲート信
号をコンボリューション関数として扱えば極端に短かい
幅のゲート信号である必要がないことから、ボックスカ
ー積分法を適用することができる。
【0012】
【作用】本発明では光検出器で光伝播波形の一部のみを
積分できるように光検出器にゲートをかけて動作させ、
このゲート遅延時間を順次ずらしながら検出していくこ
とにより、光伝播波形とゲート信号とのコンボリューシ
ョン波形を測定する。ゲート信号波形は別途知ることが
できるので、得られたコンボリューション波形をデコン
ボリューションなどのデータ処理を施すことにより、も
との光伝播波形そのもの又はそれを特徴づけるパラメー
タを得ることができる。
積分できるように光検出器にゲートをかけて動作させ、
このゲート遅延時間を順次ずらしながら検出していくこ
とにより、光伝播波形とゲート信号とのコンボリューシ
ョン波形を測定する。ゲート信号波形は別途知ることが
できるので、得られたコンボリューション波形をデコン
ボリューションなどのデータ処理を施すことにより、も
との光伝播波形そのもの又はそれを特徴づけるパラメー
タを得ることができる。
【0013】
【実施例】図2に一実施例の構成を概略的に示す。光源
22を発振器24によりごく短かいパルス光の繰返し列
として駆動させる。その光源22からのパルス光I
0(t)を照射用光ファイバ26によって生体の被検体2
8に照射する。被検体28への光照射点から離れた位置
から出射する拡散透過反射光を検出用光ファイバ30に
よって光電子増倍管32に導く。光源の駆動は、光電子
増倍管32で検出する隣合う光伝播波形が重なり合わな
いような間隔になるように、照射光の光パルス列を発生
するように行なう。光源の駆動は、ストリークカメラの
場合には掃引の戻しを必要とするので隣合う光伝播波形
が重なり合わないような間隔よりもさらに長い間隔を必
要とし、またTACではMCAの変換速度による制限に
より、照射しても検出されない時間帯をもち、その時間
帯はおよそ波形の長さの数倍から10数倍程度に及ぶ。
したがって、本発明での光源の駆動は、ストリークカメ
ラやTACよりも高速に行なうことができる。このよう
な、被検体28への光照射と被検体28からの光伝播波
形の検出は光生体計測装置として従来から提案されてい
る時間分解計測法と同じものである。
22を発振器24によりごく短かいパルス光の繰返し列
として駆動させる。その光源22からのパルス光I
0(t)を照射用光ファイバ26によって生体の被検体2
8に照射する。被検体28への光照射点から離れた位置
から出射する拡散透過反射光を検出用光ファイバ30に
よって光電子増倍管32に導く。光源の駆動は、光電子
増倍管32で検出する隣合う光伝播波形が重なり合わな
いような間隔になるように、照射光の光パルス列を発生
するように行なう。光源の駆動は、ストリークカメラの
場合には掃引の戻しを必要とするので隣合う光伝播波形
が重なり合わないような間隔よりもさらに長い間隔を必
要とし、またTACではMCAの変換速度による制限に
より、照射しても検出されない時間帯をもち、その時間
帯はおよそ波形の長さの数倍から10数倍程度に及ぶ。
したがって、本発明での光源の駆動は、ストリークカメ
ラやTACよりも高速に行なうことができる。このよう
な、被検体28への光照射と被検体28からの光伝播波
形の検出は光生体計測装置として従来から提案されてい
る時間分解計測法と同じものである。
【0014】光電子増倍管32の動作を制御するため
に、発振器24が光源22を駆動する信号に同期してゲ
ート信号を発生するゲート信号発生器34と、その発生
したゲート信号を遅延させるディレー切換え器36によ
り、光電子増倍管32のダイノードに印加する高電圧を
発生する高圧電源38に対し遅延ゲート信号を発生す
る。このゲート信号の幅は照射光パルス列の照射間隔T
よりも短かく設定する。ディレー切換え器36により発
生する遅延ゲート信号の遅延時間は、制御及びデータ収
集部42によって順次変化するように制御される。ディ
レー切換え器36による遅延時間の切換えは、例えば信
号を伝達するケーブルの長さを切り換えることにより、
簡単に、かつ安価に実現することができる。
に、発振器24が光源22を駆動する信号に同期してゲ
ート信号を発生するゲート信号発生器34と、その発生
したゲート信号を遅延させるディレー切換え器36によ
り、光電子増倍管32のダイノードに印加する高電圧を
発生する高圧電源38に対し遅延ゲート信号を発生す
る。このゲート信号の幅は照射光パルス列の照射間隔T
よりも短かく設定する。ディレー切換え器36により発
生する遅延ゲート信号の遅延時間は、制御及びデータ収
集部42によって順次変化するように制御される。ディ
レー切換え器36による遅延時間の切換えは、例えば信
号を伝達するケーブルの長さを切り換えることにより、
簡単に、かつ安価に実現することができる。
【0015】高圧電源38から光電子増倍管32に印加
される高電圧が遅延ゲート信号であることにより、光電
子増倍管32の検出信号はプリアンプ42を経て積分器
44により積分されて取り込まれる。また、遅延時間を
順次切り換えていくことで、その積分された信号は、光
伝播波形に対し0〜Tの間で順次変化している。
される高電圧が遅延ゲート信号であることにより、光電
子増倍管32の検出信号はプリアンプ42を経て積分器
44により積分されて取り込まれる。また、遅延時間を
順次切り換えていくことで、その積分された信号は、光
伝播波形に対し0〜Tの間で順次変化している。
【0016】図3によりこの実施例の動作を説明する。
被検体28への照射光の1つのパルスに対し、光電子増
倍管32に入射する光伝播波形s(t)は(A)のよう
に、照射時点0から遅れた位置にピークをもつ波形とな
る。この光伝播波形s(t)とゲート信号g(t−z)の
コンボリューション値が観測値である。ここで、zは遅
延時間である。図3のようにゲート信号g(t−z)が
矩形波であれば、波形s(t)の一部を積分しているこ
とになる。これを遅延時間を0からTの間で変化させな
がら収集した観測波形m(z)は、光伝播波形s(t)と
ゲート信号g(t−z)のコンボリューション波形であ
る。したがって、ゲート信号g(t)を予め別の方法で
求めておけば、図3中に示した式(1)〜(3)の関係
からもとの光伝播波形s(t)を求めることができる。
被検体28への照射光の1つのパルスに対し、光電子増
倍管32に入射する光伝播波形s(t)は(A)のよう
に、照射時点0から遅れた位置にピークをもつ波形とな
る。この光伝播波形s(t)とゲート信号g(t−z)の
コンボリューション値が観測値である。ここで、zは遅
延時間である。図3のようにゲート信号g(t−z)が
矩形波であれば、波形s(t)の一部を積分しているこ
とになる。これを遅延時間を0からTの間で変化させな
がら収集した観測波形m(z)は、光伝播波形s(t)と
ゲート信号g(t−z)のコンボリューション波形であ
る。したがって、ゲート信号g(t)を予め別の方法で
求めておけば、図3中に示した式(1)〜(3)の関係
からもとの光伝播波形s(t)を求めることができる。
【0017】ここで、ゲート信号に含まれる成分のうち
で、ω=0となる成分は解が不定になるため、ゲート信
号には必要とする分解能成分ω(≠0)が含まれている
必要がある。ゲート信号がsin波のときは、得られる
観測波形はモジュレーション法(SPIE Vol.1204, 4
81-491 (1990)参照)と同じになる。
で、ω=0となる成分は解が不定になるため、ゲート信
号には必要とする分解能成分ω(≠0)が含まれている
必要がある。ゲート信号がsin波のときは、得られる
観測波形はモジュレーション法(SPIE Vol.1204, 4
81-491 (1990)参照)と同じになる。
【0018】検出される光が非常に弱く、ホトンカウン
トレベルの際でも積分器をディスクリミネータとカウン
タの組合わせに切り換えることにより対応することがで
きる。さらに、このときの光子条件は、ディスクリミネ
ータで2つのホトンが分離でき、カウンタでカウントで
きるレベルであればよく、TACのように照射サイクル
の1/20以下という制約はない。
トレベルの際でも積分器をディスクリミネータとカウン
タの組合わせに切り換えることにより対応することがで
きる。さらに、このときの光子条件は、ディスクリミネ
ータで2つのホトンが分離でき、カウンタでカウントで
きるレベルであればよく、TACのように照射サイクル
の1/20以下という制約はない。
【0019】
【発明の効果】本発明ではボックスカー積分法を光生体
計測に適用したので、幅広い光量に対応できるため複雑
な減光機構を必要とせず、またコンパクトで安価な装置
で生体計測を行なうことができるようになる。また、ゲ
ート信号の遅延を切り換えていく操作は必要であるが、
ストリークカメラやTAC法の場合のような長いデッド
時間が必要でないので、全体として短かい測定時間での
計測を実現することができる。
計測に適用したので、幅広い光量に対応できるため複雑
な減光機構を必要とせず、またコンパクトで安価な装置
で生体計測を行なうことができるようになる。また、ゲ
ート信号の遅延を切り換えていく操作は必要であるが、
ストリークカメラやTAC法の場合のような長いデッド
時間が必要でないので、全体として短かい測定時間での
計測を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のTAC法によるシングルホトンカウンテ
ィング法による測定装置を示す図であり、(A)は構成
を示すブロック図、(B)は時間応答波形を示す図、
(C)は測定時間幅Tにおける検出パルスを示す図であ
る。
ィング法による測定装置を示す図であり、(A)は構成
を示すブロック図、(B)は時間応答波形を示す図、
(C)は測定時間幅Tにおける検出パルスを示す図であ
る。
【図2】一実施例を示す概略構成図である。
【図3】同実施例の動作を示す波形図である。
22 光源 24 発振器 28 被検体 32 光電子増倍管 34 ゲート信号発生器 36 ディレー切換え器 38 高圧電源 40 制御及びデータ収集部 42 積分器
Claims (1)
- 【請求項1】 生体の被検体に対し高速繰返しの光パル
ス列又は高速変調光の照射光を照射する照射光学系と、 被検体からの拡散透過散乱光を受光する光検出器と、 光検出器を照射光よりも短かい周期をもち、照射光と同
期させた遅延ゲート信号で動作させるとともに、その遅
延ゲート信号の遅延時間を順次変化させていく光検出器
駆動回路とを備えたことを特徴とする光生体計測装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19745794A JPH0843295A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 光生体計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19745794A JPH0843295A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 光生体計測装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0843295A true JPH0843295A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16374832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19745794A Pending JPH0843295A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 光生体計測装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0843295A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020519324A (ja) * | 2017-12-07 | 2020-07-02 | アクデニズ ユニバーシテシ | 生体医用光学イメージングシステムのためのアナログアナログ電流/電圧変換電子回路 |
-
1994
- 1994-07-29 JP JP19745794A patent/JPH0843295A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020519324A (ja) * | 2017-12-07 | 2020-07-02 | アクデニズ ユニバーシテシ | 生体医用光学イメージングシステムのためのアナログアナログ電流/電圧変換電子回路 |
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