JPH0843477A - コイル耐圧試験機のインパルス発生回路およびコイル耐圧試験機 - Google Patents

コイル耐圧試験機のインパルス発生回路およびコイル耐圧試験機

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JPH0843477A
JPH0843477A JP6175327A JP17532794A JPH0843477A JP H0843477 A JPH0843477 A JP H0843477A JP 6175327 A JP6175327 A JP 6175327A JP 17532794 A JP17532794 A JP 17532794A JP H0843477 A JPH0843477 A JP H0843477A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トリガトランスの間の絶縁耐力の大きい低コ
ストのコイル耐圧試験機を提供する。 【構成】 高電圧により整流ダイオード16を介して充
電される充放電コンデンサ17を具備し、被試験コイル
28に並列接続して並列共振回路を構成する共振用コン
デンサ26を具備し、並列共振回路に対する充放電コン
デンサ17の放電経路を構成する互に直列接続する電界
効果トランジスタ18ないし20を具備し、電界効果ト
ランジスタ18ないし20の導通期間を制御するトリガ
パルス発生器24を具備するコイル耐圧試験機のインパ
ルス発生回路において、トリガパルス発生器24は電界
効果トランジスタに対して各別にトリガトランス21な
いし23を有するものであるコイル耐圧試験機のインパ
ルス発生回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コイル耐圧試験機の
インパルス発生回路およびコイル耐圧試験機に関し、特
に、直列接続される複数の高電圧スイッチング素子に各
別にトリガトランスを1個づつ対応接続して高電圧スイ
ッチング素子をトリガするコイル耐圧試験機のインパル
ス発生回路およびコイル耐圧試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】コイル耐圧試験機のインパルス発生回路
の先行例を図3を参照して説明する。15は電源トラン
スであり、商用電源その他の電源から電力を供給されて
高電圧を発生するものである。16は整流ダイオード、
17は充放電コンデンサであって、電源トランス15が
発生する高電圧を整流ダイオード16が整流してこれに
より充放電コンデンサ17を充電する。18ないし20
は電界効果トランジスタであり、その個数は電源トラン
ス1の発生する電圧に対応して決定される。21ないし
23はトリガトランス、24はトリガパルス発生器であ
る。トリガパルス発生器24の発生するトリガパルスは
これらトリガトランスを介して電界効果トランジスタ1
8ないし20のゲート電極に供給され、これら電界効果
トランジスタを同時にONさせる。そして、トリガパル
ス発生器24の発生するパルスは、電源トランス15に
入力される交流電圧に同期しており、充放電コンデンサ
17の充電完了直後に発生する。25は逆流阻止ダイオ
ード、26は共振用コンデンサ、27は入力端子、28
は被試験コイルを示す。インパルス出力電圧を例えば5
kVとすると、電界効果トランジスタ10個を必要とす
る。
【0003】ここで、トリガパルス発生器24の発生す
るトリガパルスがトリガトランスを介して電界効果トラ
ンジスタ18ないし20のゲート電極に供給され、これ
ら電界効果トランジスタが同時にONさせられたとき、
充放電コンデンサ17に充電された高電圧は、逆流阻止
ダイオード25を介して入力端子27に出力され、被試
験コイル28に印加される。ところで、被試験コイル2
8には共振用コンデンサ26が並列に接続されて両者は
共振回路を形成している。従って、入力端子27の両端
には、電源の交流の1サイクル毎に充放電コンデンサ1
7の高電圧によって被試験コイル28と共振用コンデン
サ26が形成する共振回路に基づく減衰振動波形が表
れ、これをオッシロスコープにより観測することにより
被試験コイル28を試験検査することができる。
【0004】図4は先行例の減衰振動波形を示す。横軸
は時間、縦軸は入力端子27の両端に現れる減衰振動の
電圧を示す。A点とC点が被試験コイル28と共振用コ
ンデンサ26より成る共振回路を駆動する駆動区間であ
り、A点からB点に到る立ち上がり時間を極く小さい。
それと共に、トリガパルス発生器24の発生するトリガ
パルスのパルス幅を制御することによりA点からC点に
到る駆動区間を最適の値に制御することができる。
【0005】ここで、減衰振動波形の特徴を数値化して
これを標準値と比較してコイルの合否を判定するコイル
耐圧試験機を図7を参照して説明する。1は商用電源、
2は高電圧インパルス発生回路、3は共振用コンデンサ
であって電圧分圧器を構成しており、4は出力端子、そ
して5は被試験コイルである。高電圧インパルス発生回
路2は商用電源1から商用電源の供給を受け、高電圧イ
ンパルスを発生して、出力端子4を介して被試験コイル
5に高電圧インパルスを供給する。
【0006】6はバッファアンプ、7は波形整形回路、
8、10、12および15はピークホールド回路、9、
11、および13はアナログゲート回路である。共振用
コンデンサ3と被試験コイル5による減衰振動は、電圧
分圧器をも構成している共振用コンデンサ3により分圧
されて、バッファアンプ6に入力される。バッファアン
プ6により低インピーダンス化された減衰振動波形は、
次いで、波形整形回路7、ピークホールド回路8、アナ
ログゲート回路9、11、13に入力される。
【0007】14はハイパスフィルタ、16は周期カウ
ンタ、17はゲート信号発生回路、18はT1データ出
力端子、19はV1データ出力回路、20はV2データ
出力端子、21はV3データ出力端子、22はV4V5
データ出力端子である。波形整形回路7は図6に示され
る波形整形を実施してその結果をゲート信号発生回路1
7に送り込む。ゲート信号発生回路17はタイミング信
号G1、G2およびG3を発生してこれを出力する。周
期カウンタ16はタイミング信号G1を受信し、その内
部に具備されるクロック信号源のクロック信号によりタ
イミング信号G1のパルス巾、即ち、図5におけるT1
を測定してこれをT1データ出力端子18に出力する。
【0008】ピークホールド回路8は減衰信号波形の最
大電圧、即ち、図5におけるV1を測定してこれをV1
データ出力回路19に出力する。アナログゲート回路9
およびピークホールド回路10はゲート信号発生回路1
7のタイミング信号G2により図5におけるV2をピー
クホールドしてこれをV2データ出力端子20に出力す
る。同様に、アナログゲート回路11およびピークホー
ルド回路12はゲート信号発生回路17のタイミング信
号G3により図5におけるV3をピークホールドしてこ
れをV3データ出力端子21に出力する。
【0009】アナログゲート回路13およびハイパスフ
ィルタ14は、タイミング信号G1のパルス巾、即ち、
図5におけるT1時間内におけるコロナパルス減衰振動
波形から分離して図6に示される電圧パルスV4および
V5を形成する。そして、この電圧パルスのピーク値を
ピークホールド回路15においてピークホールドし、こ
れをV4V5データ出力端子22に出力する。
【0010】なお、タイミング信号G1、G2、G3の
タイミングチャートは図8に示される通りである。そし
て、出力の形態については、T1データ出力端子18は
カウンタ出力のためディジタルパラレル出力であり、そ
の他の出力端子19ないし22はアナログ出力である。
上述の如くして得られた測定結果である共振回路の減衰
振動の周期T1、並列共振回路を駆動する駆動パルス電
圧V1、共振回路の減衰振動の第1の正のピーク電圧V
2、共振回路の減衰振動の第2の正のピーク電圧V3、
およびコロナパルスのピーク電圧V4V5を適宜に演算
処理することによりコイルの合否判定評価を実施する
(なお、以上の詳細は、実願平5−37919号明細書
参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示さ
れるコイル耐圧試験機のインパルス発生回路の先行例は
電界効果トランジスタ1個にトリガトランス1個を対応
させ、独立したトリガトランスを多数用具備する例であ
るが、この他に、図9に示されるが如きものもある。即
ち、図9に示されるコイル耐圧試験機のインパルス発生
回路はトリガトランス1個に2次コイルを多数巻回して
電界効果トランジスタすべてを同時にトリガする例であ
る。
【0012】コイル耐圧試験機のインパルス発生回路の
直列に接続された電界効果トランジスタを同時にトリガ
するには以上の2通りの回路が考えられる。この2通り
の回路の間に電気的性能特性上の直接的な優劣の差はな
い。しかし、コイル耐圧試験機のインパルス発生回路と
いう高電圧のスイッチ回路においては、回路部品の形
状、回路の実装の仕方、その他の条件が長期間に亘る高
電圧のスイッチ回路の動作安定度に影響を与えるところ
から、回路の電気的性能特性上の直接的な優劣と共に、
これらについても配慮することは重要なことである。こ
の様な観点からみると、図3に示されるインパルス発生
回路は、複数個の電界効果トランジスタ1個毎に小型の
トリガトランスを各別に至近距離に配置することができ
るところから、揃ったトリガ波形を得ることができると
共に耐電圧を配慮した部品配置を単純に構成することが
できる点で図9に示されるインパルス発生回路より優れ
たものとすることができる。
【0013】この発明は、トリガトランスの間の絶縁耐
力が大きく、電気的性能特性を向上せしめたコイル耐圧
試験機のインパルス発生回路を提供するものである。そ
して、コイル耐圧試験機のインパルス発生回路2を使用
してコイルの合否を判定するコイル耐圧試験を図7を参
照して説明している。ここにおいて、高電圧分圧器3は
インパルス発生回路2の出力と常時接続されており、出
力端子4に発生する減衰振動波形をバッファアンプ6に
取り込んでいる。2端子回路になっている被試験コイル
5はインパルスの発生回路を接続したまま減衰振動する
ので、減衰振動の時間中はインパルス発生回路は被試験
コイル5にとって並列の負荷となって減衰振動のQを低
下させる作用をしていて好適ではない。
【0014】この発明は、コイル耐圧試験機のインパル
ス発生回路を使用してコイルの合否の判定をするに好適
なコイル耐圧試験機を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】高電圧により整流ダイオ
ード16を介して充電される充放電コンデンサ17を具
備し、被試験コイル28に並列接続して並列共振回路を
構成する共振用コンデンサ26を具備し、並列共振回路
に対する充放電コンデンサ17の放電経路を構成する互
に直列接続する電界効果トランジスタ18ないし20を
具備し、電界効果トランジスタ18ないし20の導通期
間を制御するトリガパルス発生器24を具備するコイル
耐圧試験機のインパルス発生回路において、トリガパル
ス発生器24は電界効果トランジスタに対して各別にト
リガトランス21ないし23を有するものであるコイル
耐圧試験機のインパルス発生回路を構成した。
【0016】そして、トリガトランスのコアはコア材に
開孔を穿設したものより成るコイル耐圧試験機のインパ
ルス発生回路を構成した。また、トリガトランスは共通
する1次コイルより成るコイル耐圧試験機のインパルス
発生回路を構成した。また、コイル耐圧試験機のインパ
ルス発生回路の出力端子4に対して、2以上のコイルよ
り成る被試験コイル28の1次コイルを接続し、この被
試験コイル28の2次コイルを分圧器3に接続し、分圧
器3の共振減衰出力を信号処理するコイル耐圧試験機を
構成した。
【0017】
【実施例】この発明の実施例を図1および図3を参照し
て説明する。図1において、図3における部材と共通す
る部材には共通する参照符号を付している。この発明
は、図3に示されるコイル耐圧試験機のインパルス発生
回路において特に、トリガトランスに改善を施したもの
に相当する。図1はこの発明の構成の主要部であるオン
オフ制御される電界効果トランジスタ18ないし20、
これら電界効果トランジスタをオンオフ制御するトリガ
トランス21ないし23、これらトリガトランスを励磁
するトリガパルス発生器24を示す図である。
【0018】トリガトランス21ないし23のコアはコ
ア材に開孔を穿設した例えばリングコアより成る。リン
グコアは小型にして大きなトリガ電力を伝達することが
できるという特徴を示す。その上に、リングコア中心の
開孔には、図示される通り、1次コイルに相当する導線
が例えば2本貫通している。この開孔を貫通する2本の
導線としては、太くて高耐圧絶縁を施したものを使用す
ることができる。
【0019】コイル耐圧試験機のインパルス発生回路で
ある以上、全体として高電圧に耐え得る構成とされなけ
ればならない。この場合、電源トランス15、整流ダイ
オード16、充放電コンデンサ17、共振用コンデンサ
26はこれを高耐電圧のものとするには、高耐電圧のも
のを選択しさえすれば事足りる。そして、電界効果トラ
ンジスタについては、プリント基板に一列に直列接続し
て実装することにより自ずと高電圧に耐え得る構成が実
現される。ただ、トリガトランスを高耐圧のものとする
には、1次コイルを高耐電圧のものに構成する必要があ
る。これは、上述したした通り、コアをリングコアによ
り構成し、その中心の開孔に太くて高耐圧絶縁を施した
導線を貫通することにより容易に実現することができ
る。
【0020】次に、図2はコイル耐圧試験機のインパル
ス発生回路を使用してコイルの合否を判定するコイル耐
圧試験を説明する図である。図2においては、トランス
の如く2以上のコイルを有するコイル部品は、コイル耐
圧試験を実施するに際して、インパルス発生回路2の出
力端子4に接続される側を1次コイルとし、分圧器3に
接続される側を2次コイルとしている。トランスの耐圧
試験は巻数の多い側の層間耐圧を試験することが殆んど
であるところから、この様に接続することは合理的であ
る。そして、トランスをその卷数の少ない側を1次コイ
ルとし、巻数の多い側を2次コイルとしてインパルス発
生回路2に接続することにより、試験されるトランス5
にとってインパルス発生回路2が負荷となる度合が軽減
されることにもなる。従って、トランス5の2次側の負
荷は分圧器3のみとなり、高インピーダンス小容量の負
荷とすることができる。この結果、トランス5の2次コ
イルは殆ど無負荷の状態となり、2次コイルの有する固
有振動数により減衰振動し、しかもこの固有振動は高い
Qの振動をするので、2次コイル内部に存在する欠陥に
より減衰振動波形が変化し易く、好適なコイルの耐圧試
験をすることができる。
【0021】
【発明の効果】以上の通りであって、電界効果トランジ
スタ1個にトリガトランス1個を対応させ、独立したト
リガトランスを多数用具備するタイプのコイル耐圧試験
機のインパルス発生回路は、複数個の電界効果トランジ
スタの1個毎に小型のトリガトランスを至近位置に配置
することができ、揃ったトリガ波形を得ることができる
と共に耐電圧を配慮した部品配置をが単純に構成するこ
とができる。
【0022】その上に、トリガトランスのコアはコア材
に開孔を穿設した例えばリングコアより成り、これは小
型にして大きなトリガ電力を伝達することができるとこ
ろから、これを使用することはコイル耐圧試験機全体を
小型に構成することにつながる。更に、リングコア中心
の開孔には、1次コイルに相当する例えば2本の導線が
貫通しており、この導線として太くて高耐圧絶縁を施し
たものを使用することができる。これにより複数のトリ
ガトランスの間の絶縁耐力の大きい低コストのコイル耐
圧試験機を構成することができる。
【0023】また、インパルス発生回路の出力端子に接
続される側を1次コイルとし、分圧器に接続される側を
2次コイルとすることにより、トランスの耐圧試験の層
間耐圧試験を合理的に実施することができる。そして、
トランスをその卷数の少ない側を1次コイルとし、巻数
の多い側を2次コイルとしてインパルス発生回路に接続
することにより、高いQの固有振動を生起することがで
き、好適なコイルの耐圧試験をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明する図。
【図2】コイル耐圧試験を説明する図。
【図3】先行例を説明する図。
【図4】減衰振動波形を示す図。
【図5】合否を判定する手法を説明する図。
【図6】コロナパルスを示す図。
【図7】コイル耐圧試験を説明する図。
【図8】タイミング信号のタイミングチャート。
【図9】他の先行例を説明する図。
【符号の説明】
16 整流ダイオード 17 充放電コンデンサ 18ないし20 電界効果トランジスタ 21ないし23 トリガトランス 24 トリガパルス発生器 26 共振用コンデンサ 28 被試験コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧により整流ダイオードを介して充
    電される充放電コンデンサを具備し、被試験コイルに並
    列接続して並列共振回路を構成する共振用コンデンサを
    具備し、並列共振回路に対する充放電コンデンサの放電
    経路を構成する互に直列接続する電界効果トランジスタ
    を具備し、電界効果トランジスタの導通期間を制御する
    トリガパルス発生器を具備するコイル耐圧試験機のイン
    パルス発生回路において、トリガパルス発生器は電界効
    果トランジスタに対して各別にトリガトランスを有する
    ものであることを特徴とするコイル耐圧試験機のインパ
    ルス発生回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されるコイル耐圧試験機
    のインパルス発生回路において、トリガトランスのコア
    はコア材に開孔を穿設したものより成ることを特徴とす
    るコイル耐圧試験機のインパルス発生回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されるコイル耐圧試験機
    のインパルス発生回路において、トリガトランスは共通
    する1次コイルより成るものであることを特徴とするコ
    イル耐圧試験機のインパルス発生回路。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れかに記載
    されるコイル耐圧試験機のインパルス発生回路の出力端
    子に対して、2以上のコイルより成る被試験コイルの1
    次コイルを接続し、この被試験コイルの2次コイルを分
    圧器に接続し、分圧器の共振減衰出力を信号処理するこ
    とを特徴とするコイル耐圧試験機。
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