JPH084385Y2 - 作業用運搬車の荷台 - Google Patents

作業用運搬車の荷台

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JPH084385Y2
JPH084385Y2 JP9310491U JP9310491U JPH084385Y2 JP H084385 Y2 JPH084385 Y2 JP H084385Y2 JP 9310491 U JP9310491 U JP 9310491U JP 9310491 U JP9310491 U JP 9310491U JP H084385 Y2 JPH084385 Y2 JP H084385Y2
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清和 石井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえば昇降自在とさ
れた作業用運搬車の荷台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、苗や種子あるいは作物等を多
量に運搬するものとして、たとえば実公平2−4915
4号公報に示されるような移動台車がある。
【0003】図9は、このような移動台車を示すもの
で、走行装置1を具備した車台2の前後一側に原動機3
及び操作レバー4を有した操縦部5が設けられている。
車台2の他側には枢支軸6によって連結された一対のリ
ンク7,8を有するクロス式のリフト装置9が設けられ
ている。なお、両リンク7,8を連結する枢支軸6の配
設は、リンク8における長さL1 ,L2 がL1 >L2 の
関係にある位置とされている。これにより、リフト装置
9の駆動に伴って落下防止柵10を有した荷台11が操
縦部5側にHの距離移動するため、移動台車の前後のバ
ランスが保たれるようになっている。
【0004】リフト装置9のリンク7の下端は車台2に
枢支軸12を介して回動自在に取付けられている。リン
ク7の上端はこれに取付けられている回転ローラ7aを
介して荷台11の案内レール13に摺動可能に取付けら
れている。リンク8の下端はこれに取付けられている回
転ローラ8aを介して車台2の案内レール14に摺動可
能に取付けられている。リンク8の上端は荷台11に枢
支軸15を介して回動自在に取付けられている。更にリ
ンク7には油圧シリンダ16の可動軸17が回動自在に
取付けられている。
【0005】これにより、油圧シリンダ16によって駆
動するリフト装置9により、荷台11が略水平に昇降す
るようになっている。またリフト装置9の駆動により、
荷台11が操縦部5側へ適宜移動するため、前後のバラ
ンスが良好に保たれることにより移動台車の転倒が防止
されるようにもなっている。更に荷台11を上昇させた
状態で荷物を荷台11のたとえば前方側から積降ろしを
する際、重心位置は操縦部5側にあるため、安全な積降
ろし作業が行われるようにもなっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の移動台車においては、荷台9の外周縁部に落下防止
柵9aが固設されており、これによって荷台9上に多量
に積み込まれた苗、種子、収穫物等の運搬中における落
下を防止している。
【0007】しかし、このように落下防止柵9aを荷台
9の外周縁部に単に固設した場合には、個別に仕分けさ
れた物を積み込んだり積み降ろしたりする際にはさほど
不便は感じないものの、比較的体積がありしかも重量の
ある物の積み込みや積み降ろしの際には、落下防止柵9
aがその積み込みや積み降ろしの邪魔になってしまうと
いう不具合がある。
【0008】本考案は、このような事情に対処してなさ
れたもので、比較的体積がありしかも重量のある物の積
み込みや積み降ろしを容易に行うことができる作業用運
搬車の荷台を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、フラット状のベース板とこのベース板の
前方及び左右の側面に取付けられるフロントパネル及び
サイドパネルとを備えてなる作業用運搬車の荷台におい
て、前記ベース板の前方及び左右の側面にはパネル取付
孔が形成され、前記フロントパネル及びサイドパネルの
上面にはストッパ片が設けられ、且つそれらの内面には
前記パネル取付孔に対して挿脱自在とされるパネルピン
が設けられ、前記フロントパネル及びサイドパネルが前
記ベース板に取付けられた際には、前記ストッパ片が前
記ベース板の表面に対して起立した状態となり、フロン
トパネル及びサイドパネルがベース板に上下逆に取付け
られた場合には、これらフロントパネル及びサイドパネ
ルの低面が前記ベース板の表面と面一となることを特徴
とする。
【0010】
【作用】本考案の作業用運搬車の荷台では、荷台の前方
及び左右の側面にフロントパネル及びサイドパネルを着
脱自在に設け、フロントパネル及びサイドパネルがベー
ス板に取付けられた際には、ストッパ片がベース板の表
面に対して起立した状態となり、フロントパネル及びサ
イドパネルがベース板に上下逆に取付けられた場合に
は、これらフロントパネル及びサイドパネルの低面がベ
ース板の表面と面一となる。また荷台形状に合わせられ
て構成されたコンテナを積み込んでの運搬においては、
コンテナのガタツキを防止することが可能となる。
【0011】したがって、荷台への荷物の積み込みや積
み降ろし際には、積み込みや積み降ろし側のフロントパ
ネル又はサイドパネルをベース板に上下逆に取付けるこ
とによってこれらフロントパネル又はサイドパネルの低
面がベース板の表面と面一となるため、荷物の積み込み
や積み降ろしが容易となる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。図1乃至図4は、本考案の作業用運搬車の
荷台の一実施例に係る作業用運搬車を示すもので、フレ
ーム部30の下部の両側には一対の走行部50が設けら
れている。フレーム部30の前方には、後述する荷台7
4を略水平状態で上下動させる昇降部70が設けられて
いる。フレーム部30の後方には、エンジン部40及び
操作部60が設けられている。なお、操作部60は、フ
レーム部30の中心線Aから一側に偏倚した状態に設け
られている。
【0013】各構成部の詳細は、次の通りである。フレ
ーム部30には、それぞれ平行に対向配置された支持フ
レーム31,32が設けられている。各支持フレーム3
1,32の下端面には、支持シャフト31a〜31c,
32a〜32cが水平方向に且つ互いに逆向きとなる状
態で取付けられている。
【0014】各支持フレーム31,32の上端面の後方
寄りには、支持部材33,34がそれぞれ平行に対向配
置され、且つそれぞれの先端部側が後方に傾けられた状
態で取付けられている。各支持フレーム31,32の上
端面の中程には、後述する各リンク72の一端部72a
側を摺動自在に保持するガイド溝37aを有したガイド
レール37が取付けられている。ガイドレール37のガ
イド溝37aの断面形状はコ字状とされており、このガ
イドレール37の長手方向の開口部は内側に向けた状態
とされている。各ガイドレール37の両端部はそれぞれ
開放されており、この開放された両端部から後述するよ
うに泥等が押し出されるようになっている。
【0015】各支持フレーム31,32の前端部には、
後述するリンク73の一端部73aを回動自在に支持す
るための支持部38を有した支持ループ部材39が取付
けられている。台枠35には、エンジン部40のエンジ
ン本体41が載置されている。エンジン本体41の一側
には、バッテリ42が配置されている。エンジン本体4
1の他側には、駆動軸43を介して連結されたオイルポ
ンプ44が配置されている。オイルポンプ44には、こ
の伝達プーリ44aに取付けられたベルトケース45内
のベルト45aを介してミッション46内部のプーリ4
6aが連結されている。
【0016】ここで、台枠35に載置されたエンジン部
40及び操作部60による重量はそれぞれに略直立状態
に取付けられた支持部材33,34によってバランスよ
く支持され、これら重量は支持フレーム31,32によ
って受けられる。支持フレーム31,32は荷台74に
積み込んだ荷物の荷重を受け、走行に伴う左右の支持フ
レーム31,32のねじれは支持部材33,34及び台
枠35によって受けられる。
【0017】ミッション46には、この伝達歯車46b
及びチェーン47を介して走行部50の駆動スプロケッ
ト51が連結されている。駆動スプロケット51の前方
には、これと略同じ高さに遊動輪52が配置されてい
る。各駆動スプロケット51及び遊動輪52の下方に
は、上記の支持フレーム31(32)の側面に設けられ
ている支持シャフト31a〜31c(32a〜32c)
に回転自在に取付けられた支持転輪52A〜52Cが配
置されている。各駆動スプロケット51、遊動輪52及
び支持転輪52A〜52Cには、無端伝動帯53が取付
けられている。
【0018】駆動スプロケット51及び遊動輪52に対
する支持転輪52A及び52Cの配置関係は、各支持転
輪52A及び52Cが駆動スプロケット51及び遊動輪
52の内側となるように設けられている。これにより、
駆動スプロケット51と支持転輪52Aとの間及び遊動
輪52と遊動輪52Cとの間の無端伝動帯53がそれぞ
れ内側に傾斜した状態とされるため、圃場が凸凹してい
ても前進のみならず後進走行がスムーズに行われる。
【0019】操作部60には、上記の台枠35に取付け
られたハンドルフレーム61が備えられている。ハンド
ルフレーム61の端部には、操作ボックス62が取付け
られている。操作ボックス62には、T形のガイド溝6
3が形成されており、このガイド溝63に沿って操作レ
バー64をスライドさせることができるようになってい
る。また操作ボックス62には、ループハンドル65が
水平状態に取付けられている。なお、図中66は油圧操
作レバーを示している。
【0020】昇降部70には、図5に示すように、シャ
フト71の両端部に回動自在に取付けられた2組のリン
ク72,73が備えられている。ここで、リンク72は
筒板状に構成されているのに対し、リンク73は平板状
に構成されている。このようにリンク72が筒板状とさ
れることにより、かなりの剛性を有することができるた
め、このリンク72の幅寸法を小さくすることに併せて
これと対になる平板状のリンク73の幅寸法も小さくす
ることができ、且つ機体左右方向の寸法も小さく構成し
得る。これにより、下降状態にある昇降部70の高さ方
向の厚みが薄くされるとともに、左右の両リンク間の間
隙も最大限大きく形成することができる。
【0021】各リンク72の一端部72aには、ピン7
2cが取付けられている。ピン72cには、挿入孔72
dを介して断面がコ字形状のスライド部材72eが取付
けられるようになっている。またピン72cには、挿入
孔72fを介して回転ローラ72gが回転自在に取付け
られるようになっている。
【0022】これらスライド部材72e及び回転ローラ
72gがピン72cに取り付けられた状態にあっては、
回転ローラ72gがスライド部材72eの凹部内に収め
られるようになっている。またスライド部材72eが上
記のガイドレール37内に収められた状態にあっては、
回転ローラ72gの上下左右がガイドレール37及びス
ライド部材72eによって囲まれるようになっている。
【0023】各リンク72の他端部72bには、ボルト
挿入孔72hが形成されている。これらリンク72の他
端部72bは、荷台74のベース板75の側面にボルト
(図示省略)を介して回動自在に取付けられるようにな
っている。各リンク73の一端部73aには、ボルト挿
入孔73hが形成されている。これらリンク73の一端
部73aは、上記の支持フレーム31,32の前端部に
設けられている支持ループ部材39の支持部38にボル
ト(図示省略)を介して回動自在に取付けられるように
なっている。
【0024】各リンク73の他端部73bには、ピン7
3cが取付けられている。ピン73cには、挿入孔73
d及び73fを介してスライド部材73e及び回転ロー
ラ73gが取付けられるようになっている。これらスラ
イド部材73e及び回転ローラ73gがピン73cに取
り付けられた状態にあっては、上記同様に回転ローラ7
3gがスライド部材73eの凹部内に収められるように
なっている。またスライド部材73eが後述する荷台7
4のベース板75のスライド溝75a内に収められた状
態にあっては、上記同様に回転ローラ73gの上下左右
がスライド溝75a及びスライド部材73eによって囲
まれるようになっている。
【0025】シャフト71の中央部に設けられている取
付部材76には、油圧シリンダ77のシリンダ本体77
bが回動自在となるように取付けられている。油圧シリ
ンダ77の可動軸77aは、荷台74のベース板75の
裏面に取付けられている。これにより、油圧シリンダ7
7が駆動されると可動軸77aがベース板75の裏面を
押し上げるようになっている。
【0026】荷台74は図6乃至図8に示す構成とされ
ている。つまり、荷台74のベース板75の後端縁部に
は、ガードバー75dが固設されている。ベース板75
の前方及び左右の側面には、パネル取付孔76,77が
設けられている。パネル取付孔76には、フロントパネ
ル78のパネル体78aに設けられているパネルピン7
8bが挿脱自在に取り付けられるようになっている。
【0027】パネル取付孔77には、サイドパネル79
のパネル体79aに設けられているパネルピン79bが
挿脱自在に取り付けられるようになっている。パネル体
78a,79aの上部には、このパネル体78a,79
aより肉厚の薄いストッパ片78c,79cが設けられ
ている。パネル体78a,79aとストッパ片78c,
79cとの間には、段部78d,79dが形成されてい
る。
【0028】そして、図7に示すように、フロントパネ
ル78及びサイドパネル79をベース板75に取付けた
際には、各段部78d,79dがベース板75の表面と
面一となる。このとき、ストッパ片78c,79cがベ
ース板75の表面に対して起立した状態にあるため、こ
れらストッパ片78c,79cによって荷台74に積み
込まれた作物等の落下が阻止されるようになっている。
【0029】一方、図8に示すように、フロントパネル
78及びサイドパネル79をベース板75に逆に取付け
た場合には、各パネル体78a,79aの低面がベース
板75の表面と面一となる。したがって、荷台74に積
み込むべきあるいは積み降ろすべき側のフロントパネル
78又はサイドパネル79をベース板75に対して逆に
取付けることにより、荷物の積み込みあるいは積み降ろ
しが容易となる。
【0030】なお、ベース板75へ挿着後のフロントパ
ネル78又はサイドパネル79のそれぞれのパネルピン
78b,79bに対しては、たとえばベース板75の下
面側からネジを挿入してパネル取付孔76,77にパネ
ルピン78b,79bを押付けるようにしてもよく、こ
の場合にはフロントパネル78及びサイドパネル79の
離脱をより確実に防止することができる。
【0031】このような構成の作業用運搬車は、次のよ
うにして用いられる。まず、エンジン部40のエンジン
本体41が駆動された後、操作レバー64をT形のガイ
ド溝63に沿ってこのガイド溝63の終端部まで押し上
げると、その駆動力はミッション46及びチェーンケー
ス47を介して走行部50側の駆動輪51に伝達され
る。駆動力を受けた駆動輪51が回転すると、この回転
力が無端伝動帯53に伝えられることにより無端伝動帯
53が回転する。このとき、無端伝動帯53の内側に配
されている各遊動輪52,52A〜52Cも同時に同方
向に回転するため、無端伝動帯53の回転がスムーズに
行われ、作業用運搬車が前進する。
【0032】そして、たとえば図2に示すような畝80
を跨いだ状態での作業を行う場合には、各走行部50を
畝間に位置させ、この状態で作業用運搬車を前進させ
る。このとき、フレーム部30の互いに平行に配置され
た支持フレーム31,32の間にはクロスメンバー等の
ような水平に掛け渡される補強部材等が設けられていな
いため、地面と荷台74のベース板75との間は空いた
状態となり、畝80の作物等に傷をつけることなくスム
ースな走行が可能となる。
【0033】また、このとき操作部60がフレーム部3
0の中心線Aから一側に偏倚した状態(図3参照)に設
けられているため、作業者は畝間を歩行して作業用運搬
車の操作を行うことができるため、無理な態勢を強いら
れることがない。走行中に作業用運搬車を右又は左旋回
させる場合には、操作レバー64をT形のガイド溝63
の終端部から更に右又は左側に押し込む。これにより、
操作レバー64の押し込まれた側に対応する走行部50
への駆動力が断たれ、その反対側の走行部50のみが駆
動されることにより、作業用運搬車は右又は左旋回を行
う。
【0034】一方、このような構成の作業用運搬車を果
樹園や葡萄畑等のように、背丈より高い箇所の作物を収
穫したり、防虫剤等を吹き付けたりする作業及びトラッ
ク(軽自動車)の荷台との苗や収穫物等の積み込みや積
み降ろしにあっては、上昇させた荷台74に立ち上がっ
たり同一高さの荷台間で作業が容易となる。つまり、荷
台74を上昇させる場合には、油圧操作レバー66を図
1に示す状態から押し込む。これにより、エンジン本体
41の駆動力がオイルポンプ44側に伝達される。この
オイルポンプ44が駆動することにより、油圧シリンダ
77のシリンダ本体77bから可動軸77aが押し出さ
れる。
【0035】シリンダ本体77bからの可動軸77aの
押出し力は、荷台74のベース板75への押上力として
作用する。また可動軸77aの荷台74のベース板75
への押上力に対する反力は、昇降部70のシャフト71
に伝えられる。これにより、昇降部70の各リンク72
の一端部72aは、ガイドレール37のガイド溝37a
内を摺動し矢印a側に移動する(図1参照)。リンク7
3の他端部73bは、荷台74のベース板75の側面に
設けられているスライド溝75aを摺動し矢印a側に移
動する。また各リンク72の他端部72b及びリンク7
3の一端部73aは、それぞれ荷台74のベース板75
の側面の取付け位置及び各支持フレーム31,32の前
端部に設けられている支持ループ部材39の支持部38
を支点として回動する。
【0036】このようにして、昇降部70のリンク7
2,73の他端部72b及び一端部73aの回動動作に
併せ、リンク72の一端部72a及びリンク73の他端
部73bがそれぞれガイドレール37のガイド溝37a
及びスライド溝75a内を摺動し矢印a方向に移動する
に従い各リンク72,73が除々に起立し、荷台74を
略水平を保った状態で上昇させる。そして、リンク72
の一端部72a及びリンク73の他端部73bがそれぞ
れガイド溝37a及びスライド溝75aの終端まで移動
すると、荷台74の上昇動作が停止する。
【0037】一方、荷台74を定位置まで下降させる場
合には、押し込んだ状態にある油圧操作レバー66を図
1に示す状態に引き戻す。これにより、上述した動作が
逆に行われ、昇降部70のリンク72,73の他端部7
2b及び一端部73aの回動動作に併せ、リンク72の
一端部72a及びリンク73の他端部73bがそれぞれ
ガイドレール37のガイド溝37a及びスライド溝75
a内を摺動し矢印b方向に移動し、各ガイド溝37a及
びスライド溝75aの終端まで移動すると、荷台74の
下降動作が停止する。
【0038】このとき、各リンク72の一端部72a及
び各リンク73の他端部73b側に取り付けられている
スライド部材72e,73eがガイドレール37のガイ
ド溝37a及びベース板75側のスライド溝75a内を
スライドする際にこれらガイド溝37a及びスライド溝
75a内に付着した泥等を掻き出す。これにより、回転
ローラ72g,73gに対するガイド溝37a及びスラ
イド溝75a内の間隙が適切に保たれるので、回転ロー
ラ72g,73gの回転がスムースに行われる。
【0039】またスライド部材72e,73eがガイド
溝37a及びスライド溝75a内にに収められた状態に
あっては、回転ローラ72gの上下左右がガイド溝37
aの内壁及びスライド部材72eによって囲まれ、回転
ローラ73gの上下左右がスライド溝75aの内壁及び
スライド部材73eによって囲まれているため、各スラ
イド部材72e,73e内部への泥等の付着が防止され
る。
【0040】荷台74に対しての荷物の積み込みあるい
は積み降ろしのとき、フロントパネル78及びサイドパ
ネル79は次のようにして使用される。まず、荷物の積
み込みあるいは積み降ろしを行う側のフロントパネル7
8又はサイドパネル79のパネルピン78b,79bを
パネル取付孔76,77から引き抜き、フロントパネル
78又はサイドパネル79をベース板75から取り外
す。取り外したフロントパネル78又はサイドパネル7
9の上下の向きを逆にしてパネルピン78b,79bを
パネル取付孔76,77に挿入する。このとき、図8に
示したように、パネル体78a,79aの低面がベース
板75の表面と面一となるため、荷台74への荷物の積
み込みあるいは積み降ろしが容易となる。
【0041】荷台74への荷物の積み込みあるいは積み
降ろしを終えた後、上記同様に荷物の積み込みあるいは
積み降ろしを行った側のフロントパネル78又はサイド
パネル79のパネルピン78b,79bをパネル取付孔
76,77から引き抜き、フロントパネル78又はサイ
ドパネル79をベース板75から取り外す。取り外した
フロントパネル78又はサイドパネル79の上下の向き
を逆にして、パネルピン78b,79bをパネル取付孔
76,77に挿入する。
【0042】このとき、図7に示したように、ストッパ
片78c,79cがベース板75の表面に対して起立し
た状態にあるため、これらストッパ片78c,79cに
よって荷台74に積み込まれた作物等の収納箱等の落下
が阻止される。また、コンテナ等の重量物を運搬する場
合には、上記同様に荷物の積み込みあるいは積み降ろし
を行う側のフロントパネル78又はサイドパネル79を
ベース板75から取り外した後、上下を逆にしてベース
板75に取付ける。これにより、パネル体78a,79
aの低面がベース板75の表面と面一となるため、コン
テナ等の重量物の積み込みが容易となる。
【0043】更に、荷台74を軽トラックの荷台の高さ
まで上昇させた状態で荷台74の前方からコンテナ等の
重量物の移し換えを行う場合には、サイドパネル79が
コンテナ等をスライドさせる際のガイドの役目も果たす
ため、その移し換えが容易となる。
【0044】荷台74へ積み込を終えた後、上下を逆に
したフロントパネル78又はサイドパネル79を元に戻
して再度ベース板75に取付ける。このとき、コンテナ
の低面の外周縁部を図7に示すパネル体78a,79a
とストッパ片78c,79cとの間に形成された段部7
8d,79dの形状に合わせることにより、運搬の際の
コンテナのガタツキを防止することが可能となるため、
安全且つ確実なコンテナ等の重量物の運搬を行うことが
できる。
【0045】このように、本実施例では、荷台74の前
方及び左右の側面にパネル取付孔76,77を設け、パ
ネル取付孔76に対してはフロントパネル78のパネル
体78aに設けられているパネルピン78bを挿脱自在
とし、パネル取付孔77に対してはサイドパネル79の
パネル体79aに設けられているパネルピン79bを挿
脱自在とした。
【0046】またフロントパネル78及びサイドパネル
79をベース板75に取付けた際には、ストッパ片78
c,79cをベース板75の表面に対して起立した状態
とし、更にフロントパネル78及びサイドパネル79を
上下逆にしてベース板75に取付けた際には、各パネル
体78a,79aの低面がベース板75の表面と面一と
なるようにした。
【0047】したがって、フロントパネル78及びサイ
ドパネル79をベース板75に対して上下逆に取付けた
場合には各パネル体78a,79aの低面とベース板7
5の表面とがフラットにされるため、コンテナ等の重量
物の積み込みあるいは積み降ろしが容易となる。またフ
ロントパネル78及びサイドパネル79をベース板75
に対して正規に取付けた場合には、各ストッパ片78
c,79cによって荷台74に積み込まれたコンテナ等
の重量物や作物等の落下を確実に防止することができ
る。
【0048】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の作業用運
搬車の荷台によれば、荷台への荷物の積み込みや積み降
ろし際には、積み込みや積み降ろし側のフロントパネル
又はサイドパネルをベース板に上下逆に取付けることに
よってこれらフロントパネル又はサイドパネルの低面が
ベース板の表面と面一となり、荷物の荷物の積み込みや
積み降ろしが容易となるので、比較的体積がありしかも
重量のある物の積み込みや積み降ろしを容易に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の作業用運搬車の荷台の一実施例に係る
作業用運搬車を示す側面図である。
【図2】図1の作業用運搬車を示す正面図である。
【図3】図1の作業用運搬車を示す平面図である。
【図4】図1のフレーム部を示す拡大斜視図である。
【図5】図1の昇降部のリンク構成を示す斜視図であ
る。
【図6】図1の荷台の構成を示す図である。
【図7】図6の荷台のベース板にフロントパネル又はサ
イドパネルを取り付けた状態を示す断面図である。
【図8】図6の荷台のベース板にフロントパネル又はサ
イドパネルを上下逆に取り付けた状態を示す断面図であ
る。
【図9】従来の移動台車の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
30 フレーム部 31,32 支持フレーム 33,34 支持部材 35 台枠 37 ガイドレール 37a ガイド溝 40 エンジン部 41 エンジン本体 44 オイルポンプ 46 ミッション 50 走行部 51 駆動スプロケット 52 遊動輪 53 無端伝動帯 60 操作部 61 ハンドルフレーム 62 操作ボックス 64 操作レバー 65 ループハンドル 66 油圧操作レバー 70 昇降部 71 シャフト 72,73 リンク 74 荷台 75 ベース板 75a スライド溝 77 油圧シリンダ 78 フロントパネル 79 サイドパネル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラット状のベース板とこのベース板の
    前方及び左右の側面に取付けられるフロントパネル及び
    サイドパネルとを備えてなる作業用運搬車の荷台におい
    て、 前記ベース板の前方及び左右の側面にはパネル取付孔が
    形成され、 前記フロントパネル及びサイドパネルの上面にはストッ
    パ片が設けられ、且つそれらの内面には前記パネル取付
    孔に対して挿脱自在とされるパネルピンが設けられ、 前記フロントパネル及びサイドパネルが前記ベース板に
    取付けられた際には、前記ストッパ片が前記ベース板の
    表面に対して起立した状態となり、フロントパネル及び
    サイドパネルがベース板に上下逆に取付けられた場合に
    は、これらフロントパネル及びサイドパネルの低面が前
    記ベース板の表面と面一となることを特徴とする作業用
    運搬車の荷台。
JP9310491U 1991-10-18 1991-10-18 作業用運搬車の荷台 Expired - Lifetime JPH084385Y2 (ja)

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JPH0535560U JPH0535560U (ja) 1993-05-14
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