JPH084392Y2 - キャブ下降防止装置 - Google Patents

キャブ下降防止装置

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JPH084392Y2
JPH084392Y2 JP2614691U JP2614691U JPH084392Y2 JP H084392 Y2 JPH084392 Y2 JP H084392Y2 JP 2614691 U JP2614691 U JP 2614691U JP 2614691 U JP2614691 U JP 2614691U JP H084392 Y2 JPH084392 Y2 JP H084392Y2
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stay
cab
cylinder tube
lever stopper
cylinder
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JP2614691U
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Inventor
康司 井上
Original Assignee
三輪精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャブオーバエンジン
形自動車においてキャブが不慮に下降することを防止す
るためのキャブ下降防止装置に関し、特に、キャブをシ
リンダ装置で持ち上げて転倒(チルト)させるキャブチ
ルト装置に付設するのに好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、キャブオーバ形自動車において
は、キャブを持ち上げてチルトさせることによりエンジ
ン部分の保守点検作業等を容易に行なえるようにしてい
る。
【0003】このような場合、キャブは重量があり、か
つ、荷重バランス点を越えてチルトさせる必要があるた
め、キャブと車体(フレーム)との間にシリンダ装置を
介設し、このシリンダ装置の伸縮作動によりキャブのチ
ルト操作を行うように構成されたキャブチルト装置が使
用されることがある。
【0004】このようなキャブチルト装置においては、
シリンダ装置に故障が発生した時等にキャブが作業者の
頭上に下降することにより、不慮の事故が引き起こされ
る危険を回避するため、キャブ下降防止装置が設けられ
ている。
【0005】このようなキャブ下降防止装置としては、
図6に示されているように、構成されているものが、知
られている。シリンダ装置に往復動自在に挿入されてキ
ャブに枢着されたピストンロッド50の先端部にはステ
ー51が回動自在に枢着されている。このステー51の
基端部はチャンネル形状に形成され、その開口両端辺に
は一対のストッパ用の歯52が複数組形成されている。
このステー51の基端部はシリンダ装置のシリンダチュ
ーブ53外周に添着されている。また、シリンダチュー
ブ53の外周にはチャンネル形状のストッパガイド54
がステー51とシリンダチューブ53との重合部を覆う
ように装着されている。さらに、シリンダチューブ53
の外周にはステー51の歯52と係合可能な爪55を有
するレバーストッパ56が回動自在に固定されている。
【0006】そして、レバーストッパ56の爪55がス
テー51の歯52と係合されてステー51でキャブの重
みが支持されることにより、キャブの重みでピストンロ
ッド50が短縮されるのを防止するように構成されてい
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなキャブ下降防止装置においては、キャブの重みがス
テー51に作用すると、レバーストッパ56がピン57
を中心として、図6において反時計回り方向に回転モー
メントを生じ、しかも、ステー51がピストンロッド5
0との枢着点を中心として時計方向に回転モーメントを
生じるため、ステー51にはステー51に作用する荷重
の大きさに比例してシリンダチューブ53の軸心から離
される方向に力が働き、ステー51、ストッパガイド5
4、シリンダチューブ53間の座屈強度、しいてはシリ
ンダ装置の座屈強度が低下するという不具合がある。
【0008】本考案の目的は、ステーに作用する荷重に
よる座屈強度の低下を防止することができるキャブ下降
防止装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案に係るキャブ下降
防止装置は、キャブとフレームとの間に介設されたシリ
ンダ装置によってチルトされたキャブが不慮に下降する
ことを防止するキャブ下降防止装置において、前記シリ
ンダ装置の前記キャブに枢着されたピストンロッドの先
端部に回動自在に枢着され、ピストンロッド側端部がチ
ャンネル形状に形成されて前記シリンダ装置のシリンダ
チューブ外周に添着されているステーと、ステーの開口
端辺にステーの軸方向に列設されている複数個の歯と、
前記シリンダチューブの外側において、前記ステーとシ
リンダチューブとの重合部を覆いステー外周面に少なく
とも近接するように配されてシリンダチューブに固定さ
れているストッパガイドと、一端部が前記シリンダチュ
ーブに回動自在に軸支されており、その自由端部に前記
ステーの歯および端面と係合可能な爪が形成されている
レバーストッパと、を備えており、前記レバーストッパ
の回動中心が前記シリンダチューブの軸心に対して前記
ステー寄りに配置されており、また、前記爪とステーの
歯および端面との当接点が前記レバーストッパの回動中
心よりもステー寄りに配置されているとともに、前記レ
バーストッパの回動中心はステーの回動中心と前記爪と
ステーの歯および端面の当接点との間に位置されている
こと特徴とする。
【0010】
【作用】前記した手段によれば、ステーにキャブの荷重
が作用すると、ステーに作用した荷重はレバーストッパ
のステーとの当接点の位置により、レバーストッパを反
時計方向の回転モーメントを生じさせる。このレバース
トッパの回転モーメントにより、ステーをシリンダチュ
ーブ外周面に押し付ける力と、ステーに作用している力
と反対方向の力とが生じる。このそれぞれの力はステー
に作用した荷重の大きさに比例して大きくなる。但し、
ステーとレバーストッパとの当接点がシリンダチューブ
軸心線を越えない範囲で生じる。以上の作用力により、
ステーシリンダチューブ、レバーストッパ間の座屈強度
(シリンダ装置の座屈強度)の低下が防止される。
【0011】
【実施例】図1は本考案の一実施例であるキャブ下降防
止装置を示す要部拡大斜視図、図2は全体構成を示す側
面図、図3は図2のIII −III 線に沿う断面図、図4は
図2のIV−IV線に沿う断面図、図5は本考案が適用され
るキャブチルト装置を示す概略側面図である。
【0012】本実施例において、キャブ下降防止装置1
0は、図5に示されているキャブチルト装置に付設され
ており、ステー16を備えている。キャブ11とフレー
ム12との間に介設されたシリンダ装置13において、
キャブ11側に取付られているピストンロッド14の先
端部にステー16の先端部が枢着されている。ステー1
6は剛性を有する金属材料が用いられて細長いチャンネ
ル形状に形成されている。ステー16はシリンダ装置1
3におけるシリンダチューブ15のキャブ側端部(以
下、先端部とする。)まで延在し、シリンダチューブ1
5の外周に添着されている。ステー16の開口両端辺に
は一対のストッパ用の歯17が複数組、長さ方向に略等
間隔に並べられて形成されている。
【0013】シリンダチューブ15にはピストンロッド
14が往復動するように挿入されており、シリンダチュ
ーブ15の先端部外周にはストッパガイド19がステー
16側においてこれを跨ぐように配されて、溶接部18
を介して溶着されている。ストッパガイド19は全体形
状が略チャンネル形状に形成されており、基端側の一対
の固定部20が溶接部18によりシリンダチューブ15
に溶着され、先端側には一対のレバーストッパ支持部2
1が形成されている。そして、固定部20とレバースト
ッパ支持部21との間には空隙22が形成されている。
【0014】両レバーストッパ支持部21、21はシリ
ンダチューブ15とステー16との重合部を覆うように
配されており、両レバーストッパ支持部21、21の中
央部には軸孔23がそれぞれ明けられており、この軸孔
23、23はシリンダチューブ15の軸心線よりもステ
ー16側に片寄った位置にそれぞれ配設されている。各
軸孔23、23には各ピン24がそれぞれ螺着されてお
り、両ピン24、24にはレバーストッパ25の一端部
のそれぞれが回動自在に軸支されている。つまり、レバ
ーストッパ25はストッパガイド19を介してシリンダ
チューブ15に回動自在に支持されており、その回動中
心はシリンダチューブ15の軸心線に対してステー16
寄りに配設されている。
【0015】また、ステー16の後端部側には図4に示
されているように、短尺の半円筒形状に形成されたブッ
シュ26がステー16とシリンダチューブ15の外周面
との間に介挿するように装着されており、ブッシュ26
は突起26aがステー16の挿入孔27に挿入されるこ
とにより固定されている。
【0016】レバーストッパ25は全体形状が大小2段
幅の略チャンネル形状に形成されており、大幅部28の
先端側がピン24に回動自在に枢支されている。レバー
ストッパ25の後端部側に配置された小幅部29の先端
側にはステー16の歯17および端面と係合自在な爪3
0が形成されている。そして、レバーストッパ25とシ
リンダチューブ15またはストッパガイド19との間に
はばね(図示せず)が張設されており、ばねの弾発力が
爪30を歯17の方向へ押圧する力として作用するよう
になっている。すなわち、レバーストッパ25はピン2
4を支点としてシリンダチューブ15の径方向に回動
し、爪30がステー16の歯17および端面と係合する
ようになっている。このとき、レバーストッパ25と歯
17との関係は、レバーストッパ25と歯17とが接す
る当接点31が前記ピン24、24よりもステー16側
に来るように設定されている。そして、この爪30と歯
17との係合により、キャブ11の荷重がステー16に
作用した際、ピストンロッド14が短縮するのを防止す
るようになっている。
【0017】なお、レバーストッパ25はレバーストッ
パ25に連携された操作ワイヤ等の解除手段(図示せ
ず)によって、手動または自動的に解除されるようにな
っている。この解除後シリンダ装置13の回動によって
ピストンロッド14が伸縮されることになる。
【0018】次に作用を説明する。レバーストッパ25
の爪30とステー16の歯17との係合が解除された状
態でシリンダ装置13が伸長作動すると、ピストンロッ
ド14の伸長作動によりキャブ11のチルト動作が行わ
れる。キャブ11が指定の上限位置にきたとき、スプリ
ングの付勢力によりレバーストッパ25が、図1および
図2において時計回り方向に回動されると、爪30がス
テー16の後端面に係合されるため、キャブ11の荷重
Wによってピストンロッド14が短縮するのが、ステー
16およびレバーストッパ25により防止される。
【0019】爪30とステー16の後端面との係合によ
り、ステー16にキャブ11の荷重Wが加わると、レバ
ーストッパ25にはピン24を支点として反時計回り方
向の回転モーメントMが発生する。この回転モーメント
Mはステー16をシリンダチューブ15の外周面に押し
付ける力Fとして作用する。
【0020】すなわち、レバーストッパ25の回動中心
がシリンダチューブ15の軸心に対してステー16寄り
に配置され、かつ、レバーストッパ25の爪30とステ
ー16の後端面との当接点31が回動中心よりもステー
16寄りに来るように設定されているため、レバースト
ッパ25は爪30の先端とステー16の後端面との当接
点31を作用点として、ステー16に押し付け力Fを与
えるように作用することになる。この押し付け力Fはキ
ャブ11の荷重Wに比例して大きくなる。したがって、
ステー16はレバーストッパ25によって生じる回転モ
ーメントMに従ってシリンダチューブ15の外周面に押
接される。この状態で、前記当接点31はシリンダチュ
ーブ15の軸心を越えない範囲で、シリンダチューブ1
5の軸心線とが可及的に合致されるかより近い状態にあ
るため、ステー16、ピストンロッド14およびシリン
ダチューブ15間の座屈強度が向上されることになる。
その結果、シリンダ装置13の座屈強度が向上されるこ
とになる。
【0021】なお、本考案は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々
変更可能であることはいうまでもない。
【0022】例えば、レバーストッパはストッパガイド
に配設するに限らず、シリンダチューブに独立的に配設
してもよい。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ステーに荷重が作用した際、レバーストッパに作用する
回転モーメントにより、ステーがシリンダチューブの外
周面に押接され、その状態で、当接点がシリンダチュー
ブの軸心線により近い位置でキャブの荷重を受ける構成
になっているため、ステーに作用する荷重によるキャブ
下降防止装置およびシリンダ装置の座屈強度の低下を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるキャブ下降防止装置を
示す要部拡大斜視図である。
【図2】全体構成を示す側面図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】本考案が適用されるキャブチルト装置を示す概
略側面図である。
【図6】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…キャブ下降防止装置、11…キャブ、12…フレ
ーム、13…シリンダ装置、14…ピストンロッド、1
5…シリンダチューブ、16…ステー、17…歯、18
…溶接部、19…スライドガイド、20…固定部、21
…レバーストッパ支持部、22…空隙、23…軸孔、2
4…ピン、25…レバーストッパ、26…ブッシュ、2
7…挿入孔、28…大幅部、29…小幅部、30…爪、
31…当接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブとフレームとの間に介設されたシ
    リンダ装置によってチルトされたキャブが不慮に下降す
    ることを防止するキャブ下降防止装置において、前記シ
    リンダ装置の前記キャブに枢着されたピストンロッドの
    先端部に回動自在に枢着され、ピストンロッド側端部が
    チャンネル形状に形成されて前記シリンダ装置のシリン
    ダチューブ外周に添着されているステーと、ステーの開
    口端辺にステーの軸方向に列設されている複数個の歯
    と、前記シリンダチューブの外側において、前記ステー
    とシリンダチューブとの重合部を覆いステー外周面に少
    なくとも近接するように配されてシリンダチューブに固
    定されているストッパガイドと、一端部が前記シリンダ
    チューブに回動自在に軸支されており、その自由端部に
    前記ステーの歯および端面と係合可能な爪が形成されて
    いるレバーストッパと、を備えており、前記レバースト
    ッパの回動中心が前記シリンダチューブの軸心に対して
    前記ステー寄りに配置されており、また、前記爪とステ
    ーの歯および端面との当接点が前記レバーストッパの回
    動中心よりもステー寄りに配置されているとともに、前
    記レバーストッパの回動中心はステーの回動中心と前記
    爪とステーの歯および端面の当接点との間に位置されて
    いることを特徴とするキャブ下降防止装置。
JP2614691U 1991-03-26 1991-03-26 キャブ下降防止装置 Expired - Lifetime JPH084392Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH04114891U JPH04114891U (ja) 1992-10-09
JPH084392Y2 true JPH084392Y2 (ja) 1996-02-07

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ID=31910692

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