JPH084445Y2 - キャリアテープ用トップテープフィルム - Google Patents

キャリアテープ用トップテープフィルム

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JPH084445Y2
JPH084445Y2 JP1988158419U JP15841988U JPH084445Y2 JP H084445 Y2 JPH084445 Y2 JP H084445Y2 JP 1988158419 U JP1988158419 U JP 1988158419U JP 15841988 U JP15841988 U JP 15841988U JP H084445 Y2 JPH084445 Y2 JP H084445Y2
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tape
top tape
pressure
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清四郎 中谷
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、各種電子部品、精密機器部品など微細な量
産部品の収納、搬送に使用されるキャリアテープに貼着
するキャリアテープ用トップテープフィルムに関するも
のである。
(従来の技術) 一般に、電子部品はキャリアテープに収納され、該キ
ャリアテープ上にトップテープフィルムを圧着、貼合
し、包装体を形成して保管、搬送され、次工程でトップ
テープをキャリアテープから剥離して電子部品を取り出
して使用されている。従来のキャリアテープ用トップテ
ープフィルムの構成は、12〜25μmの2軸延伸ポリエス
テルフィルムにプライマー層としてポリエチレン押出し
フィルムを積層し、さらにキャリアテープとの接着剤層
としてエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエチレ
ン、ポリブタジエンン、エチレン−エチルアクリレート
共重合樹脂などから選択された単体または混合物の押出
しフィルムを積層したものが広く使用されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来品では、 1)トップテープフィルムとキャリアテープ間の剥離力
が両者の圧着貼合条件、フィルムおよび接着剤の物性な
どにより変動するため、剥離力が大きすぎると剥離せず
にフィルムが破断するとか、剥離力が小さすぎて剥離工
程に掛ける以前に剥がれて内容物が出てしまうなどのト
ラブルを生じていた。
2)また、両者の剥離工程における静電気対策に有効な
手段がなく、剥離工程に掛けた時に、剥離に伴う静電気
によってキャリアテープ内に収納されている部品がトッ
プテープ側へくっつくとか、収納されていた場所からは
ずれて了い表面実装に支障をきたすなどの問題があっ
た。
(課題を解決するための手段) 本考案者は、かかる課題を解決するために、トップテ
ープフィルムの構成、特に、バインダー層について、そ
の構成材料、積層方法などを鋭意検討した結果本考案に
到達した。その要旨とするところは、 イ)基材が2軸延伸ポリエステルフィルム、ロ)基材の
表面が界面活性剤層または、NiまたはNi−Cr系合金層、
ハ)塩化ビニル樹脂製キャリアテープと貼合される基材
の裏面が、ポリエステル系樹脂100重量部に対し、界面
活性剤1〜10重量部、および1次粒子平均径が3〜50nm
の酸化けい素粉末5〜30重量部を配合してなるバインダ
ー層、 からなることを特徴とするキャリアテープ用トップテー
プフィルムである。
以下、本考案を詳細に説明する。
まず、基材には2軸延伸ポリエステルフィルムを使用
し、その厚さは9〜50μm、好ましくは20〜40μmが良
い。9μm以下ではテープ状にスリットした時に強度が
不足し、またキャリアテープの蓋に仕上げられた際に、
外観上シワが発生し易く、50μm以上の厚さでは、柔軟
性が失われ、貼合機による加熱接着時の伝熱が悪く、圧
着、貼合が困難となり、剥離力が不足する。
基材フィルムの表面には界面活性剤または金属蒸着膜
による帯電防止層を設ける。界面活性剤としては、この
トップテープフィルムがロール巻の状態で保管、供給さ
れるために、環境特に高温高湿下において基材フィルム
とバインダー層間に粘着性を帯びブロッキングすること
のないよう、またブロッキングしないまでも界面活性剤
が基材フィルムに移行してキャリアテープと圧着貼合す
る時にバインダー本来の接着力を低下させないものが必
要で、シロキサン系帯電防止剤「コルコートP」(コル
コート(株)、商品名)が極めて有効で、塗布厚さを0.
1〜2.0μmとするのが良い。0.1μm以下では表面抵抗
が1012Ω/cm2以上となり、2.0μm以上ではポリエステ
ルフィルムへの密着力が弱くなる。また、この帯電防止
層として、NiまたはNi−Cr系合金を厚さ10〜100Aに蒸着
すると透明性と導電性を兼備した膜となる。この膜は腐
食し難く、ポリエステルフィルムへの密着力も優れてい
る。
次ぎに、基材の裏面となるバインダー層について述べ
る。このバインダー層は、本考案の最大の特徴で、ポリ
エステル系樹脂を主剤とし、界面活性剤1〜10重量%、
微細酸化けい素粉末5〜30重量%からなる組成物であ
る。このポリエステル系樹脂は、基材となるポリエステ
ルフィルムとキャリアテープである塩化ビニル樹脂に接
着するが、後者により強く接着し、前者にも一定の接着
力を有していることが必要で、一般的な飽和ポリエステ
ル樹脂でもある程度の性能を有するが、無機フィラーを
加えると接着力が著しく弱くなり、使用できない。本考
案では変性エーテル型ポリエステル樹脂が好ましく、
「スターフィックス」(富士写真フィルム(株)製商品
名)が好適に用いられる。このバインダーに添加される
界面活性剤は、バインダー樹脂との相溶性が良く、接着
力の低下を極力防止し、極少量で帯電防止効果を挙げる
ことが必要で、イオン系の内、カチオン系が好ましく、
添加量は1〜10重量%がよい。1%未満では帯電防止効
果がなく、10%を超えるとバインダーとの相溶性も悪く
なり、剥離力も弱くなる。無機フィラーは1次粒子の平
均径が3〜50nm、好ましくは10〜20nmの二酸化けい素の
微粉末を5〜30重量%配合する。この配合目的は、バイ
ンダナーの接着力を出来るだけ弱めず、柔軟性を適度に
保ちながら伸びを抑え、一定の剥離力で、連続的に滑ら
かな剥離性を得るために必要とし、キャリアテープから
小型部品を取り出すためトップテープをキャリアテープ
との圧着貼合部から剥離する際に、圧着貼合部のみバイ
ンダー層が被着体であるキャリアテープへ転移し、非圧
着貼合部ではトップテープ側へ残る。しかし、無機フィ
ラーを添加しないバインダーのみでは、非圧着貼合部も
キャリアテープへ転移してしまい、連続的に均一な剥離
力で剥離が進行しないという点で不都合である。フィラ
ーの粒度は微細な程透明性を損なわず、バインダーの接
着力も低下しないが、バインダーへの分散性や塗膜物性
を考慮して1次粒子平均径が10〜20nmのアエロジル200
(親水性)および/またはR972(疎水性)(日本アエロ
ジル(株)製商品名)が好適である。配合量が5%未満
では剥離の際、圧着貼合部と非圧着貼合部でのバインダ
ーの破断が充分でない。30%を超えると透明性がなくな
り、塗液の粘性がチクソ性を増し、均一な塗布が困難と
なり、塗膜の接着力も弱くなる。
以上の各材料からなるトップテープフィルムは、以下
の工程で製作される。まずバインダーは70〜80℃の温浴
で加温した攪拌槽にトルエン、メチルエチルケトンから
なる混合溶媒を仕込み、昇温後、変性エーテル型ポリエ
ステル樹脂と無機フィラーを投入し、均一に混合する。
次いで、基材ポリエステルフィルム片面にロールコータ
ーにより、グラビアロールコート法で溶剤除去後の塗膜
厚さが0.5〜5.0μmとなるように塗布する。この厚さに
よっても接着力が変化するので均一に塗布することが必
要である。0.5μm以下では接着力が弱く、5.0μm以上
では圧着貼合部と非圧着貼合部での塗膜の破断が充分で
なくなる。塗布に次いで乾燥機を通し、溶剤を除去し、
バインダーを半硬化状態としてロールに巻き取る。さら
に、基材フィルムの他の表面にバインダー層と同様の方
法で帯電防止層として界面活性剤を塗布するか、Niまた
はNi−Cr系合金膜(ハステロイC)をスパッタリングま
たはEB(エレクトロンビーム)蒸着法で蒸着する。これ
らの帯電防止加工は基材フィルムとバインダー層間の剥
離力を均一に保つために、バインダー層の塗布後に行う
のが良い。以上のようにして製造した本考案のトップテ
ープフィルムは圧着貼合機において、別に用意された小
型部品をそのポケットに収容した塩化ビニル製キャリア
テープと120〜150℃×0.3〜1.0秒間、圧力2〜10Kg/cm2
で圧着貼合し、包装体を作成する。
(考案の効果) 本考案によれば、従来法では、トップテープフィルム
とキャリアテープ間の接着界面で剥離していたのが、両
者の圧着部において無機フィラー含有バインダー層が塩
化ビニル製キャリアテープに接着したまま基材ポリエス
テルフィルムから剥離するので、安定した剥離力が得ら
れ、トップテープフィルムの破断とか剥離工程時以外で
のトップテープフィルムの剥離現象などのトラブルが解
消した。また、バインダー層および基材の表面に帯電防
止性を付与したことにより剥離工程における静電気の発
生を抑えることができ、電子部品のトップテープフィル
ム側への持ち上げまたはIC電子部品の放電による破壊な
どの欠点を解決した。
以下、本考案を具体例を挙げて説明するが、本考案は
これら実施例に限定されるものではない。例中に表示し
た%および部は、すべて重量基準である。
(実施例1) 基材の2軸延伸ポリエステルフィルムにルミラー#25
(東レ(株)商品名、厚さ23.5μm)、バインダー層の
バインダー樹脂として変性エーテル型ポリエステル樹
脂、スターフィックス(富士写真フィルム(株)商品
名)を、無機フィラーは二酸化けい素でアエロジル200
およびR972(いずれも日本アエロジル(株)商品名、一
次粒子平均径:前者12nm、後者16nm)を、帯電防止剤に
はエリークSEI−52(吉村油化学(株)商品名、有効成
分50%)を、表面の帯電防止剤にはコルコートP(コル
コート(株)商品名)または金属膜としてハステロイC
を用いた。これら材料の配合量は第1表に示す。被着体
となるキャリアテープの材質は塩化ビニル樹脂「シンエ
ツ塩ビシート」(信越ポリマー(株)商品名)を用い
た。
まず、基材フィルム片面にバインダー層となる第1表
に示した組成の充分均一に溶解分散した塗材をロールコ
ーターで溶剤除去後の厚さ2.0μmになるように塗布
し、ついで表面として界面活性剤を厚さ0.5μmに塗布
してトップテープフィルムを作成した。このトップテー
プフィルムのバインダー面とキャリアテープとを130℃
×1秒間、圧力2Kg/cm2で圧着貼合し、包装体とした。
この包装体の物性を測定し、その結果を第1表に示し
た。
(実施例2) 表面の材質を金属膜ハステロイCに変えた以外は実施
例一と同一条件でトップテープフィルムを作成し、キャ
リアテープと圧着貼合して包装体とし物性を測定した。
条件と結果を第1表に示す。
(比較例1、2) 表面の帯電防止剤コルコートPの塗布厚さを変えた以
外は実施例一と同一条件でトップテープフィルムを作成
し、キャリアテープと圧着貼合して包装体とし物性を測
定した。条件と結果を第1表に示す。
(比較例3、4) 表面の金属膜ハステロイCの蒸着厚さを変えた以外は
実施例一と同一条件でトップテープフィルムを作成し、
キャリアテープと圧着貼合して包装体とし物性を測定し
た。条件と結果を第1表に示す。
(比較例5) バインダー層の酸化けい素粉末の一次平均粒径を1.8
μm(サイロイド244[富士デビソン(株)商品名])
とした以外は、実施例1と同一条件でトップテープフィ
ルムを作成し、キャリアテープと圧着貼合して包装体と
し物性を測定した。条件と結果を第1表に示す。
(比較例6、7) バインダー層の界面活性剤の添加量を変えた以外は、
実施例1と同一条件でトップテープフィルムを作成し、
キャリアテープと圧着貼合して包装体とし物性を測定し
た。条件と結果を第1表に示す。
(比較例8、9) バインダー層の酸化けい素の添加量を変えた以外は、
実施例1と同一条件でトップテープフィルムを作成し、
キャリアテープと圧着貼合して包装体とし物性を測定し
た。条件と結果を第1表に示す。
(比較例10、11) バインダー層の膜厚さを変えた以外は、実施例1と同
一条件でトップテープフィルムを作成し、キャリアテー
プと圧着貼合して包装体とし物性を測定した。条件と結
果を第1表に示す。
(比較例12、13) 基材フィルムミラーの厚さを変えた以外は、実施例1
と同一条件でトップテープフィルムを作成し、キャリア
テープと圧着貼合して包装体とし物性を測定した。条件
と結果を第1表に示す。
以上の実施例および比較例の包装体の物性測定方法は
次ぎの通りである。
測定条件 剥離力:180°ピールで速度500mm/min.で剥離した。
表面抵抗値:横河ヒューレットパッカード社製超絶縁計
で印圧10Vで測定した。
光線透過率:積分球式光線透過率測定装置を使用した。
測定時温度:いずれも室温下。全光線透過率の値で示
す。
【図面の簡単な説明】
第1図に圧着貼合前のキャリアテープとトップテープの
断面図を、第2図に圧着貼合後のキャリアテープとトッ
プテープの断面図を、第3図に剥離後のキャリアテープ
とトップテープの断面図を示す。第4図は、圧着貼合工
程での加熱金型による圧着貼合状態を示す説明図であ
る。 :トップテープ、2:基材フィルム 3:界面活性剤層、NiまたはNi−Cr系合金層、4:バインダ
ー層 5:キャリアテープ 6:同上収納部、7:加熱金型 8:圧着貼合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/18 Z 8413−4F 27/30 101 8413−4F B65D 73/02 H

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】イ)基材が2軸延伸ポリエステルフィル
    ム、 ロ)基材の表面が界面活性剤層または、NiまたはNi−Cr
    系合金層、 ハ)塩化ビニル樹脂製キャリアテープと貼合される基材
    の裏面が、ポリエステル系樹脂100重量部に対し、界面
    活性剤1〜10重量部、および1次粒子平均径が3〜50nm
    の酸化けい素粉末5〜30重量部を配合してなるバインダ
    ー層、 からなることを特徴とするキャリアテープ用トップテー
    プフィルム。
JP1988158419U 1988-12-05 1988-12-05 キャリアテープ用トップテープフィルム Expired - Lifetime JPH084445Y2 (ja)

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JP1988158419U JPH084445Y2 (ja) 1988-12-05 1988-12-05 キャリアテープ用トップテープフィルム

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JPH0279038U JPH0279038U (ja) 1990-06-18
JPH084445Y2 true JPH084445Y2 (ja) 1996-02-07

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6041344U (ja) * 1983-08-31 1985-03-23 日本電気株式会社 電気部品運搬用テ−プ
JPS6047277U (ja) * 1983-09-07 1985-04-03 株式会社 武田産業 集積回路部品用包装材料

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JPH0279038U (ja) 1990-06-18

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