JPH084547B2 - 背もたれ付椅子 - Google Patents
背もたれ付椅子Info
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- JPH084547B2 JPH084547B2 JP21334288A JP21334288A JPH084547B2 JP H084547 B2 JPH084547 B2 JP H084547B2 JP 21334288 A JP21334288 A JP 21334288A JP 21334288 A JP21334288 A JP 21334288A JP H084547 B2 JPH084547 B2 JP H084547B2
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Links
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Landscapes
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、インナーシェルとアウターシェルを用いて
座と背もたれとを一体に構成してなる背もたれ付椅子に
関するものである。
座と背もたれとを一体に構成してなる背もたれ付椅子に
関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の背もたれ付椅子として、座対応部分と
背もたれ対応部分とを有した側面視L字形のインナーシ
ェルを備え、このインナーシェルの下面及び背面にアウ
ターシェルを装着したものが知られている。
背もたれ対応部分とを有した側面視L字形のインナーシ
ェルを備え、このインナーシェルの下面及び背面にアウ
ターシェルを装着したものが知られている。
しかして、従来のものはインナーシェルの座対応部分
の下面を覆う下面側アウターシェルの複数本のボルト等
を用いてそのインナーシェルに取着するとともに、イン
ナーシェルの背もたれ対応部分の背面を覆う別の背面側
アウターシェルを係合突起と係合孔との弾性係合などに
より装着している。
の下面を覆う下面側アウターシェルの複数本のボルト等
を用いてそのインナーシェルに取着するとともに、イン
ナーシェルの背もたれ対応部分の背面を覆う別の背面側
アウターシェルを係合突起と係合孔との弾性係合などに
より装着している。
なお、前記下面側アウターシェルをインナーシェルに
止着するためのボルトは、通常下面側アウターシェルの
外面に対して垂直な方向から螺装されている。
止着するためのボルトは、通常下面側アウターシェルの
外面に対して垂直な方向から螺装されている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このようなものでは、アウターシェルが湾
曲しており、その外面が平面でない場合には、各ボルト
の軸線が平行に揃わない。そのため、多軸式のドライバ
を接離させて、複数本のボルトを同時に螺着することが
できず、組立作業の効率化に支障をきたしている。
曲しており、その外面が平面でない場合には、各ボルト
の軸線が平行に揃わない。そのため、多軸式のドライバ
を接離させて、複数本のボルトを同時に螺着することが
できず、組立作業の効率化に支障をきたしている。
また、単にこれだけのものでは、アウターシェルのボ
ルト止着部分のみがインナーシェルの下面に固定される
ことになるため、ボルトによる止着箇所が少ない場合に
は、止着箇所以外の中間部分において、アウターシェル
の縁部と、インナーシェルの縁部との間に、上下方向の
隙間が発生し易いという問題がある。
ルト止着部分のみがインナーシェルの下面に固定される
ことになるため、ボルトによる止着箇所が少ない場合に
は、止着箇所以外の中間部分において、アウターシェル
の縁部と、インナーシェルの縁部との間に、上下方向の
隙間が発生し易いという問題がある。
さらに、このような接合構造では、アウターシェル
を、座対応部分と背もたれ対応部分とが一体に成形され
た側面視L字形のものにした場合に、不具合が生じる。
すなわち、インナーシェルとアウターシェルとを共に側
面視L字形のものにした場合、背もたれが後方に適度に
弾性変形し得るようにするには、その背もたれを後方に
倒す際に、アウターシェルの背もたれ対応部分が、イン
ナーシェルの背もたれ対応部分に対して下方に若干位置
ずれを起こすようにしておくのが望ましい。ところが、
このようにすると、背もたれを後方に倒した際に、アウ
ターシェルの座対応部分がインナーシェルの座対応部分
に対して前方へ相対移動しようとする。そのため、アウ
ターシェルの外面に対して垂直な方向から螺装したボル
トに倒れ力が作用する。このような倒れ力は、背もたれ
を傾動させる毎に、ボルトに繰り返し作用することにな
るのでボルトが緩み易い。特に、樹脂製のインナーシェ
ルに直接形成したねじ孔に前記ボルトを螺合させるよう
にしている場合には、ねじ孔が変形してボルトが外れ易
くなる。
を、座対応部分と背もたれ対応部分とが一体に成形され
た側面視L字形のものにした場合に、不具合が生じる。
すなわち、インナーシェルとアウターシェルとを共に側
面視L字形のものにした場合、背もたれが後方に適度に
弾性変形し得るようにするには、その背もたれを後方に
倒す際に、アウターシェルの背もたれ対応部分が、イン
ナーシェルの背もたれ対応部分に対して下方に若干位置
ずれを起こすようにしておくのが望ましい。ところが、
このようにすると、背もたれを後方に倒した際に、アウ
ターシェルの座対応部分がインナーシェルの座対応部分
に対して前方へ相対移動しようとする。そのため、アウ
ターシェルの外面に対して垂直な方向から螺装したボル
トに倒れ力が作用する。このような倒れ力は、背もたれ
を傾動させる毎に、ボルトに繰り返し作用することにな
るのでボルトが緩み易い。特に、樹脂製のインナーシェ
ルに直接形成したねじ孔に前記ボルトを螺合させるよう
にしている場合には、ねじ孔が変形してボルトが外れ易
くなる。
本発明は、このような課題をことごとく解消すること
を目的としている。
を目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、以上のような目的を達成するために。次の
ような構成を採用したものである。
ような構成を採用したものである。
すなわち、本発明に係る背もたれ付椅子は、第1図に
模式的に示すように、座対応部分(21)及び背もたれ対
応部分(22)を一体に成形してなる側面視L字形のイン
ナーシェル(2)と、座対応部分(31)及び背もたれ対
応部分(32)を一体に成形してなる側面視L字形のアウ
ターシェル(3)とを用いて、座と背もたれとを一体に
構成してなるものであって、前記インナーシェル(2)
の座対応部分(21)の下面に、座の前縁(4a)と背もた
れの上縁(5a)とを結ぶ仮想平面(P)に対して略垂直
な複数のピン(251、252、253、254)を、その軸線
(R)を平行に揃えて突設するとともに、前記アウター
シェル(3)の座対応部分(31)の上面の、前記ピン
(251、252、253、254)に対応する部位に筒部(351、3
52、353、354)を、その軸線(T)を前記ピン(251、2
52、253、254)の軸線(R)にそれぞれ一致させて突設
し、それら各筒部(351、352、353、354)に前記各ピン
(251、252、253、254)を嵌合させて前記アウターシェ
ル(3)を前記インナーシェル(2)に装着し、前記軸
線(R、T)と平行又は合致する方向から螺装したボル
ト(355)によりそのアウターシェル(3)をインナー
シェル(2)に止着していることを特徴とする。
模式的に示すように、座対応部分(21)及び背もたれ対
応部分(22)を一体に成形してなる側面視L字形のイン
ナーシェル(2)と、座対応部分(31)及び背もたれ対
応部分(32)を一体に成形してなる側面視L字形のアウ
ターシェル(3)とを用いて、座と背もたれとを一体に
構成してなるものであって、前記インナーシェル(2)
の座対応部分(21)の下面に、座の前縁(4a)と背もた
れの上縁(5a)とを結ぶ仮想平面(P)に対して略垂直
な複数のピン(251、252、253、254)を、その軸線
(R)を平行に揃えて突設するとともに、前記アウター
シェル(3)の座対応部分(31)の上面の、前記ピン
(251、252、253、254)に対応する部位に筒部(351、3
52、353、354)を、その軸線(T)を前記ピン(251、2
52、253、254)の軸線(R)にそれぞれ一致させて突設
し、それら各筒部(351、352、353、354)に前記各ピン
(251、252、253、254)を嵌合させて前記アウターシェ
ル(3)を前記インナーシェル(2)に装着し、前記軸
線(R、T)と平行又は合致する方向から螺装したボル
ト(355)によりそのアウターシェル(3)をインナー
シェル(2)に止着していることを特徴とする。
ボルト(355)による止着構造を合理的なものにする
には、特定のピン(251、254)の先端面に軸線(R)に
沿ったねじ孔を設けるとともに、そのピン(251、254)
に嵌合する筒部(351、354)の外方端にアウターシェル
3の下面側に開口するボルト挿通孔を穿設し、そのボル
ト挿通孔を通して前記ピン(251、2549)のねじ孔に螺
着したボルト(355)によりアウターシェル(3)の座
相当部分(31)をインナーシェル(3)の下面に止着す
るのが好ましい。
には、特定のピン(251、254)の先端面に軸線(R)に
沿ったねじ孔を設けるとともに、そのピン(251、254)
に嵌合する筒部(351、354)の外方端にアウターシェル
3の下面側に開口するボルト挿通孔を穿設し、そのボル
ト挿通孔を通して前記ピン(251、2549)のねじ孔に螺
着したボルト(355)によりアウターシェル(3)の座
相当部分(31)をインナーシェル(3)の下面に止着す
るのが好ましい。
[作用] このような構成によれば、第2図に示すように所定の
作業台上にうつ伏せに安定載置したインナーシェル
(2)に、略真上からアウターシェル(3)を被せるだ
けで、そのインナーシェル(2)のピン(251、252、25
3、254)と、アウターシェル3の筒伏(351、352、35
3、354)とを係合させることができる。そして、ボルト
(355)の軸線(S)も、そのピン(251、252、253、25
4)と筒部(351、352、353、354)との係合方向に対応
させてあるので、全てが平行になっている。そのため、
平行に配置したドライバを同時回転させるようにした多
軸式のねじ締着装置により全てのボルト(355)を同時
に所定位置に螺着することも容易になる。
作業台上にうつ伏せに安定載置したインナーシェル
(2)に、略真上からアウターシェル(3)を被せるだ
けで、そのインナーシェル(2)のピン(251、252、25
3、254)と、アウターシェル3の筒伏(351、352、35
3、354)とを係合させることができる。そして、ボルト
(355)の軸線(S)も、そのピン(251、252、253、25
4)と筒部(351、352、353、354)との係合方向に対応
させてあるので、全てが平行になっている。そのため、
平行に配置したドライバを同時回転させるようにした多
軸式のねじ締着装置により全てのボルト(355)を同時
に所定位置に螺着することも容易になる。
また、前記ピン(251、252、253、254)と筒部(35
1、352、353、354)とは、インナーシェル(2)の座対
応部分(21)と、アウターシェル(3)の座対応部分
(31)の接合線に対して、略45゜の角度をなす軸線
(R、T)に沿って係合している。そのため、ボルト
(355)を止着していない部位においても、ピン(252、
253)と筒部(352、353)の係合により、前記インナー
シェル(2)とアウターシェル(3)との接合縁間に上
下方向の隙間が形成されるのを防止することができる。
1、352、353、354)とは、インナーシェル(2)の座対
応部分(21)と、アウターシェル(3)の座対応部分
(31)の接合線に対して、略45゜の角度をなす軸線
(R、T)に沿って係合している。そのため、ボルト
(355)を止着していない部位においても、ピン(252、
253)と筒部(352、353)の係合により、前記インナー
シェル(2)とアウターシェル(3)との接合縁間に上
下方向の隙間が形成されるのを防止することができる。
さらに、背もたれを後方に倒すことにより、アウター
シェル(3)の座相当部分(31)がインナーシェル
(2)の座相当部分(21)に対して前方へ移動しようと
した場合には、その挙動が筒部(351、352、353、354)
とピン(251、252、253、254)との嵌合を深めるように
作用する。そのため、アウターシェル(3)の座対応部
分(31)をインナーシェル(2)の座対応部分(21)に
止着するためのボルト(355)には、軸線(S)方向の
力のみが作用することになり、倒れモーメントが繰り返
し働くようなことはなくなる。
シェル(3)の座相当部分(31)がインナーシェル
(2)の座相当部分(21)に対して前方へ移動しようと
した場合には、その挙動が筒部(351、352、353、354)
とピン(251、252、253、254)との嵌合を深めるように
作用する。そのため、アウターシェル(3)の座対応部
分(31)をインナーシェル(2)の座対応部分(21)に
止着するためのボルト(355)には、軸線(S)方向の
力のみが作用することになり、倒れモーメントが繰り返
し働くようなことはなくなる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第3図〜第15図を参照して
説明する。
説明する。
この実施例の背もたれ付椅子は、第3図に示すよう
に、支持ユニット1上に、インナーシェル2とアウター
シェル3を用いて一体に構成した座4及び背もたれ5を
配設してなる。
に、支持ユニット1上に、インナーシェル2とアウター
シェル3を用いて一体に構成した座4及び背もたれ5を
配設してなる。
支持ユニット1は、第3図に示すように、脚羽根を放
射状に突設してなるベース11と、このベース11の中心に
立設した脚柱12と、この脚柱12の上端に連設した支持基
部13とを具備している。そして、この支持基部13の両側
に天秤部材101をそれぞれ軸着している。天秤部材101
は、第4図及び第5図に示すように、前後に伸びる細長
板状のもので、その中間部を軸102を介して前記支持基
部13に回動可能に軸着している。そして、左右の天秤部
材101の後端同士は連結金具103により剛着されており、
その連結部分から背支杆104を後上方に向けて延出させ
ている。また、前記支持基部13の上には、座受枠105が
配設してある。そして座受枠105の前端部を、前リンク
メンバ106を介して前記支持基部13の前端部に連結する
とともに、その後端部を後リンクメンバ107を介して前
記両天秤部材101の後端部に接続している。すなわち、
座受枠105の前端部に左右の前リンクメンバ106の上枢着
端を軸108を介して枢着するとともに、これら両前リン
クメンバ106の下枢着端を前記支持基部13に、軸109を介
して枢着している。また、座受枠105の後端部に左右の
後リンクメンバ107の上枢着端を軸111を介して枢着する
とともに、これら両後リンクメンバ107の下枢着端を前
記天秤部材101の後端部に軸112を介して枢着している。
そして、前記両天秤部材101の前端部に前後に伸びる長
孔113をそれぞれ設け、その長孔113を前記前リンクメン
バ106の後枢着点に設けた軸110に摺回動可能に連設して
いる。なお、前記支持基部13の側壁中間部には中間軸11
4を架設し、この中間軸114と前記軸108との間に主スプ
リング115を張設して、前記座受枠105を後方に弾性付勢
している。また、前記軸109には補助スプリング116を巻
装し、この補助スプリング116により前記座受枠105を同
一方向に付勢し得るようにしている。補助スプリング11
6の一端は、スプリング力調節機構117により係止されて
おり、その係止位置を変更することによって、前記補助
スプリング116による付勢力を調節することができるよ
うにしている。
射状に突設してなるベース11と、このベース11の中心に
立設した脚柱12と、この脚柱12の上端に連設した支持基
部13とを具備している。そして、この支持基部13の両側
に天秤部材101をそれぞれ軸着している。天秤部材101
は、第4図及び第5図に示すように、前後に伸びる細長
板状のもので、その中間部を軸102を介して前記支持基
部13に回動可能に軸着している。そして、左右の天秤部
材101の後端同士は連結金具103により剛着されており、
その連結部分から背支杆104を後上方に向けて延出させ
ている。また、前記支持基部13の上には、座受枠105が
配設してある。そして座受枠105の前端部を、前リンク
メンバ106を介して前記支持基部13の前端部に連結する
とともに、その後端部を後リンクメンバ107を介して前
記両天秤部材101の後端部に接続している。すなわち、
座受枠105の前端部に左右の前リンクメンバ106の上枢着
端を軸108を介して枢着するとともに、これら両前リン
クメンバ106の下枢着端を前記支持基部13に、軸109を介
して枢着している。また、座受枠105の後端部に左右の
後リンクメンバ107の上枢着端を軸111を介して枢着する
とともに、これら両後リンクメンバ107の下枢着端を前
記天秤部材101の後端部に軸112を介して枢着している。
そして、前記両天秤部材101の前端部に前後に伸びる長
孔113をそれぞれ設け、その長孔113を前記前リンクメン
バ106の後枢着点に設けた軸110に摺回動可能に連設して
いる。なお、前記支持基部13の側壁中間部には中間軸11
4を架設し、この中間軸114と前記軸108との間に主スプ
リング115を張設して、前記座受枠105を後方に弾性付勢
している。また、前記軸109には補助スプリング116を巻
装し、この補助スプリング116により前記座受枠105を同
一方向に付勢し得るようにしている。補助スプリング11
6の一端は、スプリング力調節機構117により係止されて
おり、その係止位置を変更することによって、前記補助
スプリング116による付勢力を調節することができるよ
うにしている。
そして、前記座受枠105の前端部及び前記背支杆104の
上端に、第4図及び第5図に示すように、それぞれ横長
ブラケット118、119を固設し、その横長ブラケット11
8、119に前記インナーシェル2を取着している。
上端に、第4図及び第5図に示すように、それぞれ横長
ブラケット118、119を固設し、その横長ブラケット11
8、119に前記インナーシェル2を取着している。
インナーシェル2は、第4図〜第7図に示すように、
座対応部分21と、背もたれ対応部分22とを一体に成形し
てなる側面視L字形のもので、ポリプロピレン等の弾性
変形可能な合成樹脂により作られている。座対応部分21
は、左右両側縁21b及び中央部分が若干持ち上がった形
状をなしており、両側縁近傍部21sの前寄り部分にナッ
ト23を固設してある。そして、前記横長ブラケット118
の両端近傍部を貫通させて前記ナット23に螺着した図示
しないボルトにより、このインナーシェル2を座受枠10
5に取着している。なおこの実施例のものは、インナー
シェル2の中央部前寄り部分にもナット25が固設してあ
り、座受枠105の前端部を貫通させてそのナット25に螺
着した図示しない補助ボルトによりインナーシェル2の
取付強度を高めている。背もたれ対応部分22は、左右両
側縁22aが前出する方向に若干湾曲した形状をなしてお
り、いわゆる背もたれ点と略同一高さ位置における両側
縁近傍部22dにナット26を固設してある。そして、前記
横長ブラケット119の両端近傍部を貫通させたボルト27
を前記ナット26に螺着することにより、このインナーシ
ェル2を背支杆104に接続している。なお、このインナ
ーシェル2の座対応部分21と背もたれ対応部分22との境
界部分28は、左右両側縁28aが前出する方向の湾曲度合
を略零に設定してあり、側面視半円弧状をなして後方に
膨出するように湾曲させてある。そして、この境界部分
28に、上下に伸びる2本の平行なスリット29を設けてい
る。これら両スリット29の下端29a側は座対応部分21の
後部にまで伸びているとともに、上端29b側は背もたれ
対応部分22の背もたれ点よりも高い位置にまで延出して
おり、これら両スリット29間に位置する部分22bは前方
へせり出している。
座対応部分21と、背もたれ対応部分22とを一体に成形し
てなる側面視L字形のもので、ポリプロピレン等の弾性
変形可能な合成樹脂により作られている。座対応部分21
は、左右両側縁21b及び中央部分が若干持ち上がった形
状をなしており、両側縁近傍部21sの前寄り部分にナッ
ト23を固設してある。そして、前記横長ブラケット118
の両端近傍部を貫通させて前記ナット23に螺着した図示
しないボルトにより、このインナーシェル2を座受枠10
5に取着している。なおこの実施例のものは、インナー
シェル2の中央部前寄り部分にもナット25が固設してあ
り、座受枠105の前端部を貫通させてそのナット25に螺
着した図示しない補助ボルトによりインナーシェル2の
取付強度を高めている。背もたれ対応部分22は、左右両
側縁22aが前出する方向に若干湾曲した形状をなしてお
り、いわゆる背もたれ点と略同一高さ位置における両側
縁近傍部22dにナット26を固設してある。そして、前記
横長ブラケット119の両端近傍部を貫通させたボルト27
を前記ナット26に螺着することにより、このインナーシ
ェル2を背支杆104に接続している。なお、このインナ
ーシェル2の座対応部分21と背もたれ対応部分22との境
界部分28は、左右両側縁28aが前出する方向の湾曲度合
を略零に設定してあり、側面視半円弧状をなして後方に
膨出するように湾曲させてある。そして、この境界部分
28に、上下に伸びる2本の平行なスリット29を設けてい
る。これら両スリット29の下端29a側は座対応部分21の
後部にまで伸びているとともに、上端29b側は背もたれ
対応部分22の背もたれ点よりも高い位置にまで延出して
おり、これら両スリット29間に位置する部分22bは前方
へせり出している。
一方、アウターシェル3は、第4図〜第6図及び第8
図に示すように、座対応部分31と、背もたれ対応部分32
とを一体に成形してなる側面視L字形のもので、ポリプ
ロピレン等の弾性変形可能な合成樹脂により作られてい
る。座対応部分31は、球面的に下方に膨出する形状をな
しており、その中央部には前後に長い矩形の開口部33を
備えている。背もたれ対応部分32は、左右両側縁32aが
前出する方向に湾曲した形状をなしており、その上縁32
bから背もたれ点に近づくにしたがって、その湾曲度合
が大きくなるように設定してある。そして、アウターシ
ェル3の背もたれ点付近の湾曲度合は、同一横断面位置
におけるインナーシェル2の湾曲度合よりも大きくして
ある。なお、このアウターシェル3の座対応部分31と背
もたれ対応部分32との境界部分34は、左右両側縁34aが
前出する方向の湾曲度合は略零に設定してあり、側面視
半円弧状をなして後方に膨出するように湾曲させてあ
る。そして、このアウターシェル3における背もたれ対
応部分32の基端近傍部分、すなわち、前記境界部分34の
上部を、インナーシェル2における背もたれ対応部分22
の基端近傍部分、すなわち、前記境界部分28の上部に接
近させている。
図に示すように、座対応部分31と、背もたれ対応部分32
とを一体に成形してなる側面視L字形のもので、ポリプ
ロピレン等の弾性変形可能な合成樹脂により作られてい
る。座対応部分31は、球面的に下方に膨出する形状をな
しており、その中央部には前後に長い矩形の開口部33を
備えている。背もたれ対応部分32は、左右両側縁32aが
前出する方向に湾曲した形状をなしており、その上縁32
bから背もたれ点に近づくにしたがって、その湾曲度合
が大きくなるように設定してある。そして、アウターシ
ェル3の背もたれ点付近の湾曲度合は、同一横断面位置
におけるインナーシェル2の湾曲度合よりも大きくして
ある。なお、このアウターシェル3の座対応部分31と背
もたれ対応部分32との境界部分34は、左右両側縁34aが
前出する方向の湾曲度合は略零に設定してあり、側面視
半円弧状をなして後方に膨出するように湾曲させてあ
る。そして、このアウターシェル3における背もたれ対
応部分32の基端近傍部分、すなわち、前記境界部分34の
上部を、インナーシェル2における背もたれ対応部分22
の基端近傍部分、すなわち、前記境界部分28の上部に接
近させている。
アウターシェル3のインナーシェル2に対する取付構
造は次のようである。まず、アウターシェル3の座対応
部分31の前縁近傍部31f及び側縁近傍部31sは、インナー
シェル2の座対応部分21の前縁近傍部21f及び側縁近傍
部21sに外部から取外し可能にねじ止めしてある。すな
わち、インナーシェル2の下面2a、詳しくは、座対応部
分21における前縁近傍部21fの下面及び側縁近傍部21sの
下面に、第7図及び第9図に示すように、座4の前縁4a
と背もたれ5の上縁5aとを結ぶ仮想平面Pに対して略垂
直な複数のピン251、252、253、254を、その軸線Rを平
行に揃えて突設するとともに、前記アウターシェル3の
上面3a、詳しくは、座対応部分31における前縁近傍部31
fの上面及び側縁近傍部31sの上面に、第6図、第8図及
び第9図に示すように、筒部351、352、353、354を、そ
の軸線Tを前記ピン251、252、253、254の軸線Rにそれ
ぞれ一致させて突設し、それら各筒部351、352、353、3
54に前記各ピン251、252、253、254を嵌合させて前記ア
ウターシェル3を前記インナーシェル2に装着してい
る。そして、前記軸線R、Lと合致する方向から螺装し
たボルト355によりそのアウターシェル3の座対応部分3
1をインナーシェル2の座対応部分に止着している。具
体的には、特定のピン251、254の先端面に軸線Rに沿っ
たねじ孔251a、254aを設けるとともに、そのピン251、2
54に嵌合する筒部351、354の外方端にアウターシェル3
の下面3b側に開口するボルト挿通孔351a、354aを穿設
し、そのボルト挿通孔351a、354aを通して前記ピン25
1、254のねじ孔251a、254aに螺着したボルト355により
アウターシェル3の座相当部分31をインナーシェル2の
座対応部分21に止着している。
造は次のようである。まず、アウターシェル3の座対応
部分31の前縁近傍部31f及び側縁近傍部31sは、インナー
シェル2の座対応部分21の前縁近傍部21f及び側縁近傍
部21sに外部から取外し可能にねじ止めしてある。すな
わち、インナーシェル2の下面2a、詳しくは、座対応部
分21における前縁近傍部21fの下面及び側縁近傍部21sの
下面に、第7図及び第9図に示すように、座4の前縁4a
と背もたれ5の上縁5aとを結ぶ仮想平面Pに対して略垂
直な複数のピン251、252、253、254を、その軸線Rを平
行に揃えて突設するとともに、前記アウターシェル3の
上面3a、詳しくは、座対応部分31における前縁近傍部31
fの上面及び側縁近傍部31sの上面に、第6図、第8図及
び第9図に示すように、筒部351、352、353、354を、そ
の軸線Tを前記ピン251、252、253、254の軸線Rにそれ
ぞれ一致させて突設し、それら各筒部351、352、353、3
54に前記各ピン251、252、253、254を嵌合させて前記ア
ウターシェル3を前記インナーシェル2に装着してい
る。そして、前記軸線R、Lと合致する方向から螺装し
たボルト355によりそのアウターシェル3の座対応部分3
1をインナーシェル2の座対応部分に止着している。具
体的には、特定のピン251、254の先端面に軸線Rに沿っ
たねじ孔251a、254aを設けるとともに、そのピン251、2
54に嵌合する筒部351、354の外方端にアウターシェル3
の下面3b側に開口するボルト挿通孔351a、354aを穿設
し、そのボルト挿通孔351a、354aを通して前記ピン25
1、254のねじ孔251a、254aに螺着したボルト355により
アウターシェル3の座相当部分31をインナーシェル2の
座対応部分21に止着している。
一方、アウターシェル3の境界部分34はインナーシェ
ル2の境界部分28に接続していない。
ル2の境界部分28に接続していない。
また、アウターシェル3の背もたれ対応部分32の側縁
近傍部32c及び上縁近傍部32dは、爪による係合構造を採
っている。具体的には、第6図、第10図、第11図、第13
図及び第14図に示すように、アウターシェル3の側縁近
傍部32cに側面視L字形に屈曲する上向爪301と、内側に
アンダーカット部を有した第1の内向爪302と、同じく
内側にアンダーカット部を有した第2の内向爪303と
を、下から順に所定間隔で突設するとともに、上縁近傍
部32dに下側にアンダーカット部を有した下向爪304を一
体に突設している。また、インナーシェル2の前記各爪
301、302、303、304に対応する部位に、係合孔201、20
2、203、204を穿設している。そして、前記上向爪301を
対応する係合孔201の上縁部に所要量上下方向に移動可
能に係合させるとともに、前記両内向爪302、303を対応
する係合孔202、203の開口縁内寄部分202a、203aに、ま
た、前記下向爪304を対応する係合孔204の開口縁下寄部
分204aにそれぞれ部材の弾性変形を利用して係合させて
いる。なお、第1の内向爪302は、上下方向に伸びる直
壁状のもので、それに対応する係合孔202の開口縁内寄
部分202aは、直線状に形成してあり、係合状態において
も、前記内向爪302が係合孔202に対して上下方向に摺動
し得るようにしてある。そして、前記係合孔202の開口
縁外寄部分から厚み方向に変形可能な舌片202cを一体に
突設し、その舌片202cの自由端202dを開口縁内寄部分20
2aに係合する前記内向爪302の外面に当接させている。
第2の内向爪303は、下向爪304と同様な半月形をなすも
のであるが、この第2の内向爪303も係合状態におい
て、若干上下方向に移動し得るように係合孔203の寸法
が設定してある。これらの爪301、302、303、304と対応
する各係合孔201、202、203、204との係合深さ及び係合
方向は、通常の使用状態においては外れることがないよ
うに設定してあるが、外部から離脱操作を加えることに
よって、その係合状態を解除することができるようにな
っている。すなわち、まず、下向爪304及び第2の内向
爪303については、第12図に示すように、ねじ回し等の
剛性を有したロッドDをインナーシェル2の上縁22c又
は側縁22aとアウターシェル3の上縁32b又は側縁32aと
の間に挿入して、そのアウターシェル3の上縁部又は側
縁部を後方へこじるようにして弾性変形させると、対応
する下向爪304又は303が顎を上げるようにして偏向して
係合孔204、203から外れる。一方、第1の内向爪302に
ついては、第15図に示すように、ねじ回し等の剛性を有
したロッドDをインナーシェル2の側縁22aとアウター
シェル3の側縁32aとの間から挿入して、その先端を舌
片202aの先端近傍に当接させる。その状態で、前記アウ
ターシェル3の側縁22aを支点にして、前記ロッドDを
後方へ回動操作すると、そのロッドDの先端が舌片202c
を前方へ押圧することになり、この舌片202cが厚み方向
に変形してその自由端202が内向爪302に当接し得ない位
置にまで移動する。その瞬間に、前記内向爪302がアウ
ターシェル3の変形に応じて顎を上げるように偏向して
係合孔202から外れることになる。
近傍部32c及び上縁近傍部32dは、爪による係合構造を採
っている。具体的には、第6図、第10図、第11図、第13
図及び第14図に示すように、アウターシェル3の側縁近
傍部32cに側面視L字形に屈曲する上向爪301と、内側に
アンダーカット部を有した第1の内向爪302と、同じく
内側にアンダーカット部を有した第2の内向爪303と
を、下から順に所定間隔で突設するとともに、上縁近傍
部32dに下側にアンダーカット部を有した下向爪304を一
体に突設している。また、インナーシェル2の前記各爪
301、302、303、304に対応する部位に、係合孔201、20
2、203、204を穿設している。そして、前記上向爪301を
対応する係合孔201の上縁部に所要量上下方向に移動可
能に係合させるとともに、前記両内向爪302、303を対応
する係合孔202、203の開口縁内寄部分202a、203aに、ま
た、前記下向爪304を対応する係合孔204の開口縁下寄部
分204aにそれぞれ部材の弾性変形を利用して係合させて
いる。なお、第1の内向爪302は、上下方向に伸びる直
壁状のもので、それに対応する係合孔202の開口縁内寄
部分202aは、直線状に形成してあり、係合状態において
も、前記内向爪302が係合孔202に対して上下方向に摺動
し得るようにしてある。そして、前記係合孔202の開口
縁外寄部分から厚み方向に変形可能な舌片202cを一体に
突設し、その舌片202cの自由端202dを開口縁内寄部分20
2aに係合する前記内向爪302の外面に当接させている。
第2の内向爪303は、下向爪304と同様な半月形をなすも
のであるが、この第2の内向爪303も係合状態におい
て、若干上下方向に移動し得るように係合孔203の寸法
が設定してある。これらの爪301、302、303、304と対応
する各係合孔201、202、203、204との係合深さ及び係合
方向は、通常の使用状態においては外れることがないよ
うに設定してあるが、外部から離脱操作を加えることに
よって、その係合状態を解除することができるようにな
っている。すなわち、まず、下向爪304及び第2の内向
爪303については、第12図に示すように、ねじ回し等の
剛性を有したロッドDをインナーシェル2の上縁22c又
は側縁22aとアウターシェル3の上縁32b又は側縁32aと
の間に挿入して、そのアウターシェル3の上縁部又は側
縁部を後方へこじるようにして弾性変形させると、対応
する下向爪304又は303が顎を上げるようにして偏向して
係合孔204、203から外れる。一方、第1の内向爪302に
ついては、第15図に示すように、ねじ回し等の剛性を有
したロッドDをインナーシェル2の側縁22aとアウター
シェル3の側縁32aとの間から挿入して、その先端を舌
片202aの先端近傍に当接させる。その状態で、前記アウ
ターシェル3の側縁22aを支点にして、前記ロッドDを
後方へ回動操作すると、そのロッドDの先端が舌片202c
を前方へ押圧することになり、この舌片202cが厚み方向
に変形してその自由端202が内向爪302に当接し得ない位
置にまで移動する。その瞬間に、前記内向爪302がアウ
ターシェル3の変形に応じて顎を上げるように偏向して
係合孔202から外れることになる。
以上のようにしてイナーシェル2にアウターシェル3
を着脱可能に取着しているが、このアウターシェル3の
開口部33を閉塞する位置には、第3図、第4図及び第6
図に示すように、固定シェル6を配設している。しかし
て、この固定シェル6は、ボルトを用いて、支持ユニッ
ト1の支持基部13の下面に着脱可能に取着してある。
を着脱可能に取着しているが、このアウターシェル3の
開口部33を閉塞する位置には、第3図、第4図及び第6
図に示すように、固定シェル6を配設している。しかし
て、この固定シェル6は、ボルトを用いて、支持ユニッ
ト1の支持基部13の下面に着脱可能に取着してある。
なお、前記インナーシェル2の前面側には、クッショ
ン材7を介して、外装材8が張設してある。外装材8の
周縁部は、インナーシェル2の背面側に導いて、図示し
ないタッカ等により止着してある。
ン材7を介して、外装材8が張設してある。外装材8の
周縁部は、インナーシェル2の背面側に導いて、図示し
ないタッカ等により止着してある。
次いで、この椅子の作動を説明する。
第3図及び第4図の実線に示す基準姿勢においては、
背もたれ5が起立し、且つ、座4が最後退位置に保持さ
れている。この基準姿勢は、執務等を行うのに適してい
る。この基準姿勢から使用者が、その背中で前記背もた
れ5を後方に押圧操作すると、この背もたれ5ととも
に、天秤部材101が支点をなす軸102を中心にして後方に
回動する。その結果、その天秤部材101の前端部が上動
し、前リンクメンバ106が前方へ回動させられる。それ
により座受枠105が前動し、天秤部材101の後端に支持さ
れた後リンクメンバ107も前方へ回動する。この際、後
リンクメンバ107の回動によりその上枢着点の軸111が上
昇する度合いよりも、後リンクメンバ107全体が天秤部
材101の回動に伴って降下する度合いが大きく設定して
あるので、座4は見掛上、後端部を徐々に沈下させつつ
前動して、第4図に想像線で示す休息姿勢に至ることに
なる。
背もたれ5が起立し、且つ、座4が最後退位置に保持さ
れている。この基準姿勢は、執務等を行うのに適してい
る。この基準姿勢から使用者が、その背中で前記背もた
れ5を後方に押圧操作すると、この背もたれ5ととも
に、天秤部材101が支点をなす軸102を中心にして後方に
回動する。その結果、その天秤部材101の前端部が上動
し、前リンクメンバ106が前方へ回動させられる。それ
により座受枠105が前動し、天秤部材101の後端に支持さ
れた後リンクメンバ107も前方へ回動する。この際、後
リンクメンバ107の回動によりその上枢着点の軸111が上
昇する度合いよりも、後リンクメンバ107全体が天秤部
材101の回動に伴って降下する度合いが大きく設定して
あるので、座4は見掛上、後端部を徐々に沈下させつつ
前動して、第4図に想像線で示す休息姿勢に至ることに
なる。
このように作動させて使用することができるが、この
椅子では、インナーシェル2の座対応部分21とアウター
シェル3の座対応部分31とを係合させるピン251、252、
253、254の軸線Rが、前述のような態様で相互に平行に
揃っており、しかも、アウターシェル3の筒部351、35
2、353、354の軸線Tを前記軸線Rにそれぞれ合致させ
ているので、組立作業を能率よく行うことができる。す
なわち、このような構成によれば、製造ラインの水平な
作業台上にうつ伏せに安定載置したインナーシェル2
に、略真上からアウターシェル3を被せるだけで、その
インナーシェル2のピン251、252、253、254と、アウタ
ーシェル3の筒部351、352、353、354とを係合させるこ
とができる。そして、ボルト355の軸線Sも、そのピン2
51、252、253、254と筒部351、352、353、354との係合
方向に対応させてあるので、全てが平行になっている。
そのため、平行に配置したドライバを同時回転させるよ
うにした多軸式のねじ締着装置により全てのボルトを同
時に所定位置に螺着することも容易になり、ねじ定着作
業を短時間で自動的に行わせることも可能となる。
椅子では、インナーシェル2の座対応部分21とアウター
シェル3の座対応部分31とを係合させるピン251、252、
253、254の軸線Rが、前述のような態様で相互に平行に
揃っており、しかも、アウターシェル3の筒部351、35
2、353、354の軸線Tを前記軸線Rにそれぞれ合致させ
ているので、組立作業を能率よく行うことができる。す
なわち、このような構成によれば、製造ラインの水平な
作業台上にうつ伏せに安定載置したインナーシェル2
に、略真上からアウターシェル3を被せるだけで、その
インナーシェル2のピン251、252、253、254と、アウタ
ーシェル3の筒部351、352、353、354とを係合させるこ
とができる。そして、ボルト355の軸線Sも、そのピン2
51、252、253、254と筒部351、352、353、354との係合
方向に対応させてあるので、全てが平行になっている。
そのため、平行に配置したドライバを同時回転させるよ
うにした多軸式のねじ締着装置により全てのボルトを同
時に所定位置に螺着することも容易になり、ねじ定着作
業を短時間で自動的に行わせることも可能となる。
また、前記ピン251、252、253、254と筒部351、352、
353、354とは、インナーシェル2の座対応部分21と、ア
ウターシェル3の座対応部分31の相互に接合される側縁
21b、31aに対して、略45゜の角度をなす軸線R、Lに沿
って係合している。そのため、そのピン251、252、25
3、254と筒部351、352、353、354の係合により、前記イ
ンナーシェル2とアウターシェル3との側縁21b、31a間
に上下方向の隙間が形成されるのを防止することができ
る。すなわち、この実施例では、前部のピン251に螺着
したボルト355と、後部のピン354に螺着したボルト355
のみによって、アウターシェル3の座対応部分31をイン
ナーシェル2に止着しており、前後方向中間位置は、ね
じ止めをしていない。しかしながら、前後方向中間位置
においては、ピン252、253と、筒部352、353との係合に
より、アウターシェル3がインナーシェル2に対して、
下方に離間するのを防止しているので、側縁21b、31a間
に隙間が形成されるのを効果的に防ぐことができる。し
たがって、少ない本数のボルト355により、アウターシ
ェル3の座対応部分31を、インナーシェル2の座対応部
分21に確実に止着することができる。
353、354とは、インナーシェル2の座対応部分21と、ア
ウターシェル3の座対応部分31の相互に接合される側縁
21b、31aに対して、略45゜の角度をなす軸線R、Lに沿
って係合している。そのため、そのピン251、252、25
3、254と筒部351、352、353、354の係合により、前記イ
ンナーシェル2とアウターシェル3との側縁21b、31a間
に上下方向の隙間が形成されるのを防止することができ
る。すなわち、この実施例では、前部のピン251に螺着
したボルト355と、後部のピン354に螺着したボルト355
のみによって、アウターシェル3の座対応部分31をイン
ナーシェル2に止着しており、前後方向中間位置は、ね
じ止めをしていない。しかしながら、前後方向中間位置
においては、ピン252、253と、筒部352、353との係合に
より、アウターシェル3がインナーシェル2に対して、
下方に離間するのを防止しているので、側縁21b、31a間
に隙間が形成されるのを効果的に防ぐことができる。し
たがって、少ない本数のボルト355により、アウターシ
ェル3の座対応部分31を、インナーシェル2の座対応部
分21に確実に止着することができる。
さらに、前述したようにして背もたれ5を後方に倒す
と、アウターシェル3の背もたれ対応部分32が、インナ
ーシェル2の背もたれ対応部分21に対して下方に位置す
れをおこすことになり、アウターシェル3の座対応部分
31はインナーシェル2の座対応部分21に対して前方へ移
動しようとする。この場合には、その挙動が筒部351、3
52、353、354とピン251、252、253、354との嵌合を深め
る方向に作用する。そのため、アウターシェル3の座対
応部分31をインナーシェル2の座対応部分21に止着する
ためのボルト355には、軸線方向の力のみが作用するこ
とになり、倒れモーメントは働かない。したがって、背
もたれ4を繰り返し傾動させても、ボルト355の螺合部
分に無理な倒れ力が作用することがなく、ボルト355が
緩むような不具合も生じ難い。
と、アウターシェル3の背もたれ対応部分32が、インナ
ーシェル2の背もたれ対応部分21に対して下方に位置す
れをおこすことになり、アウターシェル3の座対応部分
31はインナーシェル2の座対応部分21に対して前方へ移
動しようとする。この場合には、その挙動が筒部351、3
52、353、354とピン251、252、253、354との嵌合を深め
る方向に作用する。そのため、アウターシェル3の座対
応部分31をインナーシェル2の座対応部分21に止着する
ためのボルト355には、軸線方向の力のみが作用するこ
とになり、倒れモーメントは働かない。したがって、背
もたれ4を繰り返し傾動させても、ボルト355の螺合部
分に無理な倒れ力が作用することがなく、ボルト355が
緩むような不具合も生じ難い。
なお、本発明は、以上説明した実施例に限定されない
のは勿論であり、支持ユニットに対して座が単に上下に
揺動するだけのものや、背支杆が支持ユニットの支持基
部に枢着されただけの椅子、あるいは、背支杆を有しな
い椅子等にも適用することができる。
のは勿論であり、支持ユニットに対して座が単に上下に
揺動するだけのものや、背支杆が支持ユニットの支持基
部に枢着されただけの椅子、あるいは、背支杆を有しな
い椅子等にも適用することができる。
また、本発明は、外装材をインナーシェルとアウター
シェルとの間に挾持させるようにした椅子以外の椅子に
も適用することができるのは勿論であるが、前記実施例
のように、外装材をインナーシェルの背面側に導いて止
着したものに、本発明を適用した場合には、アウターシ
ェルの寸法を変更することなしに、種々の厚みの外装材
を使用することができるという効果も得られる。すなわ
ち、側面視L字形のインナーシェルと側面視L字形のア
ウターシェルとを用い、その間に外装材を挾持する場
合、前述した従来の止着構造を採用したものでは、厚い
外装材を使用する場合は、薄い外装材を使用する場合よ
りも、アウターシェルを大きくしなければならないが、
本発明によれば、アウターシェルのインナーシェルに対
する取付位置を前記軸線(R、T)に沿う方向に変更す
ることができるので、外装材の厚みが多少異なっても、
共通のアウターシェルで対処することができる。
シェルとの間に挾持させるようにした椅子以外の椅子に
も適用することができるのは勿論であるが、前記実施例
のように、外装材をインナーシェルの背面側に導いて止
着したものに、本発明を適用した場合には、アウターシ
ェルの寸法を変更することなしに、種々の厚みの外装材
を使用することができるという効果も得られる。すなわ
ち、側面視L字形のインナーシェルと側面視L字形のア
ウターシェルとを用い、その間に外装材を挾持する場
合、前述した従来の止着構造を採用したものでは、厚い
外装材を使用する場合は、薄い外装材を使用する場合よ
りも、アウターシェルを大きくしなければならないが、
本発明によれば、アウターシェルのインナーシェルに対
する取付位置を前記軸線(R、T)に沿う方向に変更す
ることができるので、外装材の厚みが多少異なっても、
共通のアウターシェルで対処することができる。
[発明の効果] 本発明は、以上のような構成であるから、水平な作業
台等の上にうつ伏せに載置したインナーシェルに、略真
上からアウターシェルを被せるだけで、そのインナーシ
ェルのピンと、アウターシェルの筒部とを係合させるこ
とができる。そして、ボルトの軸線も、そのピンと筒部
との係合方向に対応させたあるので、全てが平行になっ
ている。そのため、平行に配置したドライバを同時回転
させるようにした多軸式のねじ締着装置により全てのボ
ルトを同時に所定位置に螺着することも容易になる。し
たがって、組立作業の高能率化を図ることができるとい
う効果が得られる。
台等の上にうつ伏せに載置したインナーシェルに、略真
上からアウターシェルを被せるだけで、そのインナーシ
ェルのピンと、アウターシェルの筒部とを係合させるこ
とができる。そして、ボルトの軸線も、そのピンと筒部
との係合方向に対応させたあるので、全てが平行になっ
ている。そのため、平行に配置したドライバを同時回転
させるようにした多軸式のねじ締着装置により全てのボ
ルトを同時に所定位置に螺着することも容易になる。し
たがって、組立作業の高能率化を図ることができるとい
う効果が得られる。
また、ピンと筒部の係合により、インナーシェルとア
ウターシェルとの接合縁間に上下方向の隙間が形成され
るのを防止することができるので、ボルトによる止着箇
所を最少限にとどめることができる。そのため、部品点
数を減少させて構造の簡略化を図ることができるととも
に、シェルの変形を可及的に無理のない円滑なものにす
ることができる。
ウターシェルとの接合縁間に上下方向の隙間が形成され
るのを防止することができるので、ボルトによる止着箇
所を最少限にとどめることができる。そのため、部品点
数を減少させて構造の簡略化を図ることができるととも
に、シェルの変形を可及的に無理のない円滑なものにす
ることができる。
さらに、背もたれを傾動させても、ボルトには軸線方
向の力のみが作用するようにしてあるので、アウターシ
ェルをインナーシェルに止着するためのボルトが揺るん
だり、ねじ孔が変形してその機能を発揮し得なくなると
いう不具合の発生を効果的に抑制することができる。
向の力のみが作用するようにしてあるので、アウターシ
ェルをインナーシェルに止着するためのボルトが揺るん
だり、ねじ孔が変形してその機能を発揮し得なくなると
いう不具合の発生を効果的に抑制することができる。
第1図及び第2図は本発明の構成を明示するための図面
であり、第1図はインナーシェル及びアウターシェルを
示す概略側断面図、第2図は作用説明図である。第3図
〜第15図は本発明の一実施例を示し、第3図は一部切欠
した側面図、第4図は内部を示す側断面図、第5図は一
部を省略した平断面図、第6図は分解斜視図、第7図は
インナーシェルの下面側を示す底面図、第8図はアウタ
ーシェルの上面側を示す平面図、第9図はイナーシェル
の座対応部分とアウターシェルの座対応部分との接合構
造を示す側断面図、第10図はインナーシェルの上縁近傍
部を示す部分正面図、第11図は第10図におけるA−A線
断面図、第12図は第11図に対応する作用説明図、第13図
はインナーシェルの側縁近傍部を示す部分正面図、第14
図は第13図におけるB−B線断面図、第15図は第14図に
対応する作用説明図である。 2……インナーシェル、3……アウターシェル 4……座、4a……前縁 5……背もたれ、5a……上縁 21……座対応部分、22……背もたれ対応部分 31……座対応部分、32……背もたれ対応部分 251,252,253,254……ピン 251a,254a……ねじ孔 351,352,353,354……筒部 351a,354a,……ボルト挿通孔 355……ボルト、P……仮想平面 R、T……軸線
であり、第1図はインナーシェル及びアウターシェルを
示す概略側断面図、第2図は作用説明図である。第3図
〜第15図は本発明の一実施例を示し、第3図は一部切欠
した側面図、第4図は内部を示す側断面図、第5図は一
部を省略した平断面図、第6図は分解斜視図、第7図は
インナーシェルの下面側を示す底面図、第8図はアウタ
ーシェルの上面側を示す平面図、第9図はイナーシェル
の座対応部分とアウターシェルの座対応部分との接合構
造を示す側断面図、第10図はインナーシェルの上縁近傍
部を示す部分正面図、第11図は第10図におけるA−A線
断面図、第12図は第11図に対応する作用説明図、第13図
はインナーシェルの側縁近傍部を示す部分正面図、第14
図は第13図におけるB−B線断面図、第15図は第14図に
対応する作用説明図である。 2……インナーシェル、3……アウターシェル 4……座、4a……前縁 5……背もたれ、5a……上縁 21……座対応部分、22……背もたれ対応部分 31……座対応部分、32……背もたれ対応部分 251,252,253,254……ピン 251a,254a……ねじ孔 351,352,353,354……筒部 351a,354a,……ボルト挿通孔 355……ボルト、P……仮想平面 R、T……軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 正光 長野県上伊那郡宮田村137番地 タカノ株 式会社内 (72)発明者 伊藤 恒太郎 長野県上伊那郡宮田村137番地 タカノ株 式会社内 (72)発明者 片桐 美義 長野県上伊那郡宮田村137番地 タカノ株 式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】座対応部分及び背もたれ対応部分を一体に
成形してなる側面視L字形のインナーシェルと、座対応
部分及び背もたれ対応部分を一体に成形してなる側面視
L字形のアウターシェルとを用いて、座と背もたれとを
一体に構成してなる椅子であって、前記インナーシェル
の座対応部分の下面に、座の前縁と背もたれの上縁とを
結ぶ仮想平面に対して略垂直な複数のピンを、その軸線
を平行に揃えて突設するとともに、前記アウターシェル
の座対応部分の上面の、前記ピンに対応する部位に筒部
を、その軸線を前記ピンの軸線にそれぞれ一致させて突
設し、それら各筒部に前記各ピンを嵌合させて前記アウ
ターシェルを前記インナーシェルに装着し、前記軸線と
平行又は合致する方向から螺装したボルトによりそのア
ウターシェルをインナーシェルに止着していることを特
徴とする背もたれ付椅子。 - 【請求項2】特定のピンの先端面に軸線に沿ったねじ孔
を設けるとともに、そのピンに嵌合する筒部の外方端に
アウターシェルの下面側に開口するボルト挿通孔を穿設
し、そのボルト挿通孔を通して前記ピンのねじ孔に螺着
したボルトによりアウターシェルの座対応部分をインナ
ーシェルの座対応部分に止着していることを特徴とする
請求項1記載の背もたれ付椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21334288A JPH084547B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 背もたれ付椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21334288A JPH084547B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 背もたれ付椅子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0260607A JPH0260607A (ja) | 1990-03-01 |
| JPH084547B2 true JPH084547B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=16637568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21334288A Expired - Lifetime JPH084547B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 背もたれ付椅子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084547B2 (ja) |
-
1988
- 1988-08-26 JP JP21334288A patent/JPH084547B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0260607A (ja) | 1990-03-01 |
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