JPH0845742A - 積層インダクタ基板及びその製造方法 - Google Patents
積層インダクタ基板及びその製造方法Info
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- JPH0845742A JPH0845742A JP17910094A JP17910094A JPH0845742A JP H0845742 A JPH0845742 A JP H0845742A JP 17910094 A JP17910094 A JP 17910094A JP 17910094 A JP17910094 A JP 17910094A JP H0845742 A JPH0845742 A JP H0845742A
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- Japan
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- magnetic
- coil
- conductor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 積層体にコイル部分Cの閉磁路を形成するた
めの磁性体磁路部材を一体的に形成し、コイルの特性の
向上と、取扱を容易にした積層インダクタ基板及びその
製造方法を提供する。 【構成】絶縁性セラミック層1a〜1jから成る積層体
1に、コイル部分L、回路部分Cを内装する積層インダ
クタ基板において、前記積層体1に、前記コイル部分L
の磁束が通過する磁性体磁路部材6を一体的に配置し
た。また、このは、磁性体磁路部材6を、光硬化可能な
モノマーを含有するセラミックスリップ材を塗布・乾燥
した塗布膜の選択的な露光処理・現像処理によって形成
した貫通凹部に磁性体ペーストを充填し、磁性体膜を形
成した。
めの磁性体磁路部材を一体的に形成し、コイルの特性の
向上と、取扱を容易にした積層インダクタ基板及びその
製造方法を提供する。 【構成】絶縁性セラミック層1a〜1jから成る積層体
1に、コイル部分L、回路部分Cを内装する積層インダ
クタ基板において、前記積層体1に、前記コイル部分L
の磁束が通過する磁性体磁路部材6を一体的に配置し
た。また、このは、磁性体磁路部材6を、光硬化可能な
モノマーを含有するセラミックスリップ材を塗布・乾燥
した塗布膜の選択的な露光処理・現像処理によって形成
した貫通凹部に磁性体ペーストを充填し、磁性体膜を形
成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック層からなる
積層体内に、コイルを内装した積層インダクタ基板及び
その製造方法に関するものである。
積層体内に、コイルを内装した積層インダクタ基板及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の積層インダクタ基板は、絶縁体セ
ラミック層または磁性体セラミック層が積層した積層体
の内部に、そのセラミック層間に形成したコイルパター
ン、該コイルパターン間を接続するための層厚み方向を
貫くビアホール導体とによって構成されるコイルが内装
されていた。また、一般に積層インダクタ基板内に内部
配線パターン、内部配線パターン間を接続するための層
厚み方向を貫くビアホール導体とによって構成される所
望回路を内装して、積層体の利用効率を向上していた。
ラミック層または磁性体セラミック層が積層した積層体
の内部に、そのセラミック層間に形成したコイルパター
ン、該コイルパターン間を接続するための層厚み方向を
貫くビアホール導体とによって構成されるコイルが内装
されていた。また、一般に積層インダクタ基板内に内部
配線パターン、内部配線パターン間を接続するための層
厚み方向を貫くビアホール導体とによって構成される所
望回路を内装して、積層体の利用効率を向上していた。
【0003】さらに、積層インダクタ基板に形成したコ
イルの特性を向上させるためは、コイルの磁路を確保す
るためのコア部材を用いていた。この場合、未焼成状態
の積層体基板にコイルの磁路部分に貫通穴を形成し、焼
成処理し、断面概略E字状のコア部材を積層体の両主面
側から貫通穴に嵌着するように積層体に装着していた。
イルの特性を向上させるためは、コイルの磁路を確保す
るためのコア部材を用いていた。この場合、未焼成状態
の積層体基板にコイルの磁路部分に貫通穴を形成し、焼
成処理し、断面概略E字状のコア部材を積層体の両主面
側から貫通穴に嵌着するように積層体に装着していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、断面概略E字
状のコア部材を積層体に装着した場合、積層体の主面に
コア部材が突出することになり、積層インダクタ基板を
プリント配線マザーボードに載置する際に、その固定が
難しかった。
状のコア部材を積層体に装着した場合、積層体の主面に
コア部材が突出することになり、積層インダクタ基板を
プリント配線マザーボードに載置する際に、その固定が
難しかった。
【0005】また、積層体の主面にコア部材が露出して
しまうため、積層体の主面に表面配線パターンを形成す
る場合、表面配線パターンの制約が発生することにな
る。
しまうため、積層体の主面に表面配線パターンを形成す
る場合、表面配線パターンの制約が発生することにな
る。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みて案出され
たものであり、その目的は、積層体にコイルの磁路を形
成するための磁性体磁路部材を一体的に形成し、コイル
の特性の向上と、取扱が容易な積層インダクタ基板を提
供することにある。
たものであり、その目的は、積層体にコイルの磁路を形
成するための磁性体磁路部材を一体的に形成し、コイル
の特性の向上と、取扱が容易な積層インダクタ基板を提
供することにある。
【0007】また、別の目的は、上述の磁性体磁路部材
を積層体に簡単に且つ確実に形成することができる積層
インダクタ基板の製造方法を提供することにある。
を積層体に簡単に且つ確実に形成することができる積層
インダクタ基板の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明の積層イダク
タ基板の構造であり、セラミック層を複数積層して成る
積層体に、前記セラミック層間に形成したコイルパター
ンと該セラミック層間を貫くビアホール導体とから成る
コイルを内装する積層インダクタ基板において、前記積
層体に、前記コイルの磁束が通過する磁性体磁路部材を
一体的に配置した積層インダクタ基板である。
タ基板の構造であり、セラミック層を複数積層して成る
積層体に、前記セラミック層間に形成したコイルパター
ンと該セラミック層間を貫くビアホール導体とから成る
コイルを内装する積層インダクタ基板において、前記積
層体に、前記コイルの磁束が通過する磁性体磁路部材を
一体的に配置した積層インダクタ基板である。
【0009】第2の発明は、上述の積層インダクタ基板
を製造方法であり、前記積層体は、支持基板上に、
(1)光硬化可能なモノマーを含有するセラミックスリ
ップ材を塗布・乾燥した塗布膜を形成する工程、(2)
前記塗布膜を選択的な露光処理・現像処理によって、ビ
アホール導体及び又は磁性体磁路部材となる位置に貫通
凹部を形成する工程(3)前記磁性体磁路部材となる貫
通凹部に磁性体ペーストを充填し、磁性体膜をを形成す
る工程、(4)前記ビアホール導体となる貫通凹部に導
電性ペーストを充填して導体を形成するとともに、前記
塗布膜上に導電性ペーストを印刷して、コイルパターン
となる導体膜を形成する工程、の各工程を選択的に繰り
返して、未焼成の積層体を形成し、該未焼成の積層体を
焼成処理する積層インダクタ基板の製造方法である。
を製造方法であり、前記積層体は、支持基板上に、
(1)光硬化可能なモノマーを含有するセラミックスリ
ップ材を塗布・乾燥した塗布膜を形成する工程、(2)
前記塗布膜を選択的な露光処理・現像処理によって、ビ
アホール導体及び又は磁性体磁路部材となる位置に貫通
凹部を形成する工程(3)前記磁性体磁路部材となる貫
通凹部に磁性体ペーストを充填し、磁性体膜をを形成す
る工程、(4)前記ビアホール導体となる貫通凹部に導
電性ペーストを充填して導体を形成するとともに、前記
塗布膜上に導電性ペーストを印刷して、コイルパターン
となる導体膜を形成する工程、の各工程を選択的に繰り
返して、未焼成の積層体を形成し、該未焼成の積層体を
焼成処理する積層インダクタ基板の製造方法である。
【0010】
【作用】第1の発明によれば、セラミック層を積層して
成る積層体内に、コイルパターン、ビアホール導体とか
らなるコイルが配置されており、さらに、このコイルの
磁路構成する磁性体磁路部材が配置されているため、コ
イルの特性を向上させることができる。しかも、漏れ磁
束を減少させることができるため、例えば、積層体内に
内部配線パターンを配置した場合、漏洩磁束による回路
の悪影響を防止することもできる。
成る積層体内に、コイルパターン、ビアホール導体とか
らなるコイルが配置されており、さらに、このコイルの
磁路構成する磁性体磁路部材が配置されているため、コ
イルの特性を向上させることができる。しかも、漏れ磁
束を減少させることができるため、例えば、積層体内に
内部配線パターンを配置した場合、漏洩磁束による回路
の悪影響を防止することもできる。
【0011】しかも、積層体内に磁性体磁路部材が配置
されているため、少なくとも積層体の主面から磁性体磁
路部材が突出することがなく、プリント配線マザーボー
ドに搭載する際には非常に簡単に安定して搭載すること
ができる。また、その表面に表面配線パターンを形成す
る場合、表面配線パターンの自由度を向上させることが
できる。
されているため、少なくとも積層体の主面から磁性体磁
路部材が突出することがなく、プリント配線マザーボー
ドに搭載する際には非常に簡単に安定して搭載すること
ができる。また、その表面に表面配線パターンを形成す
る場合、表面配線パターンの自由度を向上させることが
できる。
【0012】また、第2の発明によれば、セラミック層
となる塗布膜は、光硬化可能なモノマーを含むスリップ
材によって形成され、コイルを形成するためのビアホー
ル導体及び磁性体磁路部材となる位置は、選択的な露光
処理及び現像処理によって貫通凹部が形成され、コイル
を形成するためのビアホール導体となる導体は、貫通凹
部に導電性ペーストの充填によって形成され、また、磁
性体磁路部材となる磁性体部材は、貫通凹部に磁性体ペ
ーストの充填によって形成され、さらに、コイルパター
ンとなる導体膜は、塗布膜上に導電性ペーストの印刷に
より形成される。
となる塗布膜は、光硬化可能なモノマーを含むスリップ
材によって形成され、コイルを形成するためのビアホー
ル導体及び磁性体磁路部材となる位置は、選択的な露光
処理及び現像処理によって貫通凹部が形成され、コイル
を形成するためのビアホール導体となる導体は、貫通凹
部に導電性ペーストの充填によって形成され、また、磁
性体磁路部材となる磁性体部材は、貫通凹部に磁性体ペ
ーストの充填によって形成され、さらに、コイルパター
ンとなる導体膜は、塗布膜上に導電性ペーストの印刷に
より形成される。
【0013】即ち、コイルの磁束を磁路となるコアは、
塗布膜の選択的な露光処理・現像処理によって形成され
た貫通凹部内に磁性体ペーストの充填するという積層体
の積層工程で形成することができる。しかも、この貫通
凹部、貫通凹部へのペーストの充填は、コイルを形成す
るための必須工程と実質的に同一であるため、極端な工
程の増加にはならず、簡単に確実に積層体内に磁路部材
を形成することができる。
塗布膜の選択的な露光処理・現像処理によって形成され
た貫通凹部内に磁性体ペーストの充填するという積層体
の積層工程で形成することができる。しかも、この貫通
凹部、貫通凹部へのペーストの充填は、コイルを形成す
るための必須工程と実質的に同一であるため、極端な工
程の増加にはならず、簡単に確実に積層体内に磁路部材
を形成することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の積層インダクタ基板を図面を
用いて詳説する。
用いて詳説する。
【0015】図1は、第1の発明の積層インダクタ基板
の断面図である。尚、実施例では、積層体に内部配線パ
ターン、表面配線パターン、それらの間を接続するビア
ホール導体を有する回路部分を同時に配置した積層イン
ダクタ基板で説明する。
の断面図である。尚、実施例では、積層体に内部配線パ
ターン、表面配線パターン、それらの間を接続するビア
ホール導体を有する回路部分を同時に配置した積層イン
ダクタ基板で説明する。
【0016】図1において、積層インダクタ基板10
は、例えば10層のセラミック層1a〜1jの10層の
積層された積層体1とから主に構成されて、必要に応じ
て積層体1の主面に端子電極、接続用パッドを含む表面
配線パターン7やチップ状電子部品、リード型電子部
品、ICチップなどの電子部品8が搭載されている。
は、例えば10層のセラミック層1a〜1jの10層の
積層された積層体1とから主に構成されて、必要に応じ
て積層体1の主面に端子電極、接続用パッドを含む表面
配線パターン7やチップ状電子部品、リード型電子部
品、ICチップなどの電子部品8が搭載されている。
【0017】セラミック層1a〜1jは、アルミナ、必
要に応じて添加するガラス成分を含む絶縁体セラミック
などから成り、その各セラミック層1d〜1gの層間に
はコイルパターン2e〜2g(総称して「2」と記
す)、セラミック層1e〜1gの層厚みを貫くビアホー
ル導体3e〜3g(総称して「3」と記す)が夫々形成
されて、これにより、積層体1内にコイル部分Lが内装
されることになる。
要に応じて添加するガラス成分を含む絶縁体セラミック
などから成り、その各セラミック層1d〜1gの層間に
はコイルパターン2e〜2g(総称して「2」と記
す)、セラミック層1e〜1gの層厚みを貫くビアホー
ル導体3e〜3g(総称して「3」と記す)が夫々形成
されて、これにより、積層体1内にコイル部分Lが内装
されることになる。
【0018】また、積層体1には、コイル部分Lの磁路
を確保するための磁性体磁路部材6が形成されている。
磁性体磁路部材6は、コイル部分Lの概略中心部分を貫
くコイル中心軸部6a、コイル部分Lの上下に平面的に
配置された上下面部6b、6c、コイル部分Lの周囲を
取り巻く周囲部6dから成っている。例えば、磁性体磁
路部材6の中心軸部6a、周囲部6dは、セラミック層
1d〜1gの厚み方向を貫くように形成されており、上
下面部6b、6cは、セラミック層1c、1hに相当す
る部分に形成されている。
を確保するための磁性体磁路部材6が形成されている。
磁性体磁路部材6は、コイル部分Lの概略中心部分を貫
くコイル中心軸部6a、コイル部分Lの上下に平面的に
配置された上下面部6b、6c、コイル部分Lの周囲を
取り巻く周囲部6dから成っている。例えば、磁性体磁
路部材6の中心軸部6a、周囲部6dは、セラミック層
1d〜1gの厚み方向を貫くように形成されており、上
下面部6b、6cは、セラミック層1c、1hに相当す
る部分に形成されている。
【0019】また、積層体1の各セラミック層1aと1
b、1bと1c・・・1iと1jには、内部配線パター
ン4b〜4j(総称して「4」と記す)が配置されてお
り、また、各セラミック層1a〜1jの層の厚みには、
内部配線パターン4b〜4jどうしを、また内部配線パ
ターン4間、と内部配線パターン4b、4jと表面配線
パターン7とを接続するためのビアホール導体5a〜5
j(総称して「5」と記す)が形成されている。これに
より、積層体1内部には、表面配線パターン7ととも
に、内部配線パターン4、ビアホール導体5からなる所
定回路部分Cの配線導体も形成されることになる。
b、1bと1c・・・1iと1jには、内部配線パター
ン4b〜4j(総称して「4」と記す)が配置されてお
り、また、各セラミック層1a〜1jの層の厚みには、
内部配線パターン4b〜4jどうしを、また内部配線パ
ターン4間、と内部配線パターン4b、4jと表面配線
パターン7とを接続するためのビアホール導体5a〜5
j(総称して「5」と記す)が形成されている。これに
より、積層体1内部には、表面配線パターン7ととも
に、内部配線パターン4、ビアホール導体5からなる所
定回路部分Cの配線導体も形成されることになる。
【0020】また、所定回路部分Cとコイル部分Lとは
接続されており、例えばコイルLを構成するコイルパタ
ーン2dの一端と内部配線パターン4dとが互いに接続
しており、また、コイルパターン2gの他端から延びる
ビアホール導体3hと内部配線ハターン4iとが互いに
接続されている。
接続されており、例えばコイルLを構成するコイルパタ
ーン2dの一端と内部配線パターン4dとが互いに接続
しており、また、コイルパターン2gの他端から延びる
ビアホール導体3hと内部配線ハターン4iとが互いに
接続されている。
【0021】ここで、セラミック層1eと1fとの間に
各パターンについて、図2で説明すると、セラミック層
1f上の各パターンは、コイル部分Lと回路部分Cとを
有し、コイル部分Lは、例えば1.5ターンのコイルパ
ターン2fと磁性体磁路部材6(中心軸部6a、周囲部
6d)が形成されている。尚、この中心軸部6a、周囲
部6dは、いずれもセラミック層1fの厚み全部を貫
き、下部に位置するセラミック層1e、1gの磁性体磁
路部材6と一体化している。また、コイルパターン2f
の一端にはセラミック層1eのビアホール導体3eと接
続するようになっており、また、他端はセラミック層1
fの厚みを貫くビアホール導体3fが形成されている。
各パターンについて、図2で説明すると、セラミック層
1f上の各パターンは、コイル部分Lと回路部分Cとを
有し、コイル部分Lは、例えば1.5ターンのコイルパ
ターン2fと磁性体磁路部材6(中心軸部6a、周囲部
6d)が形成されている。尚、この中心軸部6a、周囲
部6dは、いずれもセラミック層1fの厚み全部を貫
き、下部に位置するセラミック層1e、1gの磁性体磁
路部材6と一体化している。また、コイルパターン2f
の一端にはセラミック層1eのビアホール導体3eと接
続するようになっており、また、他端はセラミック層1
fの厚みを貫くビアホール導体3fが形成されている。
【0022】また、磁性体磁路部材6に囲まれた領域以
外には、回路部分Cを構成する所定内部配線パターン4
fが形成されている。尚、内部配線パターン4fの所定
位置には、セラミック層1fの厚みを貫くビアホール導
体5fが形成され、セラミック1fと1eとの間に形成
された内部配線パターン4eと接続している。
外には、回路部分Cを構成する所定内部配線パターン4
fが形成されている。尚、内部配線パターン4fの所定
位置には、セラミック層1fの厚みを貫くビアホール導
体5fが形成され、セラミック1fと1eとの間に形成
された内部配線パターン4eと接続している。
【0023】以上のように、コイル部分Lは、回路部分
Cの内部配線パターン2dとセラミック層1dと1eに
配置されたコイルパターン2eの一端とが接続し、ま
た、コイルパターン2eの他端が、セラミック層1eを
貫くビアホール導体3eによって、セラミック層1eと
1fに配置されたコイルパターン2fの一端に接続さ
れ、コイルパターン2fの他端が、セラミック層1fを
貫くビアホール導体3fによって、セラミック層1fと
1gに配置されたコイルパターン2gの一端に接続さ
れ、コイルパターン2gの他端がビアホール導体3gを
介して内部配線パターン4iに接続されている。
Cの内部配線パターン2dとセラミック層1dと1eに
配置されたコイルパターン2eの一端とが接続し、ま
た、コイルパターン2eの他端が、セラミック層1eを
貫くビアホール導体3eによって、セラミック層1eと
1fに配置されたコイルパターン2fの一端に接続さ
れ、コイルパターン2fの他端が、セラミック層1fを
貫くビアホール導体3fによって、セラミック層1fと
1gに配置されたコイルパターン2gの一端に接続さ
れ、コイルパターン2gの他端がビアホール導体3gを
介して内部配線パターン4iに接続されている。
【0024】これにより、内部配線パターン4dと内部
配線パターン4iとの間に、所定ターン数のコイル部分
Lが配置されることになる。
配線パターン4iとの間に、所定ターン数のコイル部分
Lが配置されることになる。
【0025】ここで、本発明の特徴的なことは、コイル
パターン2、ビアホール導体3から成るコイル部分Lの
磁路を確保する磁性体磁路部材6が、積層体1内に形成
されていることである。
パターン2、ビアホール導体3から成るコイル部分Lの
磁路を確保する磁性体磁路部材6が、積層体1内に形成
されていることである。
【0026】従って、コイル部分Lは高インダクタンス
を達成することができ、コイルの特性を向上させること
ができる。
を達成することができ、コイルの特性を向上させること
ができる。
【0027】また、積層体1の表面に、磁性体磁路部材
6が突出することがないため、積層インダクタ基板10
をプリント配線基板(不図示)に搭載する場合に、安定
的に簡単に搭載することができ、例えば、積層体1の表
面に表面配線パターン7を形成したり、電子部品8など
を搭載する場合でも、極めて簡単に行え、表面配線パタ
ーン7の設計自由度が向上し、高密度化が可能となる。
6が突出することがないため、積層インダクタ基板10
をプリント配線基板(不図示)に搭載する場合に、安定
的に簡単に搭載することができ、例えば、積層体1の表
面に表面配線パターン7を形成したり、電子部品8など
を搭載する場合でも、極めて簡単に行え、表面配線パタ
ーン7の設計自由度が向上し、高密度化が可能となる。
【0028】さらに、回路部分Cを積層体1に内装した
場合、磁性体磁路部材6によって漏洩磁束を抑えること
ができ、回路部分Cに対して不要な磁束を与えることが
なく、回路動作の安定化も図れる。
場合、磁性体磁路部材6によって漏洩磁束を抑えること
ができ、回路部分Cに対して不要な磁束を与えることが
なく、回路動作の安定化も図れる。
【0029】さらに、コイル部分Lの磁路部分のみに磁
性体材料からなる磁性体磁路部材6が配置されており、
積層体1全体が実質的に絶縁性セラミック材料で構成す
ることができるため、絶縁特性、強度に優れた積層体を
形成することができる。
性体材料からなる磁性体磁路部材6が配置されており、
積層体1全体が実質的に絶縁性セラミック材料で構成す
ることができるため、絶縁特性、強度に優れた積層体を
形成することができる。
【0030】次に、このような積層インダクタ基板の製
造方法を図3〜図27を用いて説明する。概略の製造方
法としては、支持基板上に、 (1)光硬化可能なモノマーを含有するセラミックスリ
ップ材を塗布・乾燥した塗布膜を形成する工程 (2)前記塗布膜を選択的な露光処理・現像処理によっ
て、ビアホール導体及び磁性体磁路部材となる位置に貫
通凹部を形成する工程 (3)前記磁性体磁路部材となる貫通凹部に磁性体ペー
ストを充填し、磁性体膜をを形成する工程 (4)前記ビアホール導体となる貫通凹部に導電性ペー
ストを充填して導体を形成するとともに、前記塗布膜上
に導電性ペーストを印刷して、コイルパターン及び内部
配線パターンとなる導体膜を形成する工程、の(1)〜
(4)の各工程を選択的に繰り返して、未焼成の積層体
を形成し、該未焼成の積層体を焼成処理するものであ
る。
造方法を図3〜図27を用いて説明する。概略の製造方
法としては、支持基板上に、 (1)光硬化可能なモノマーを含有するセラミックスリ
ップ材を塗布・乾燥した塗布膜を形成する工程 (2)前記塗布膜を選択的な露光処理・現像処理によっ
て、ビアホール導体及び磁性体磁路部材となる位置に貫
通凹部を形成する工程 (3)前記磁性体磁路部材となる貫通凹部に磁性体ペー
ストを充填し、磁性体膜をを形成する工程 (4)前記ビアホール導体となる貫通凹部に導電性ペー
ストを充填して導体を形成するとともに、前記塗布膜上
に導電性ペーストを印刷して、コイルパターン及び内部
配線パターンとなる導体膜を形成する工程、の(1)〜
(4)の各工程を選択的に繰り返して、未焼成の積層体
を形成し、該未焼成の積層体を焼成処理するものであ
る。
【0031】しかし、積層インダクタ基板は、積層体1
の内部及び表面に回路部分Cを形成することが一般的で
あるため、この回路部分Cを含む積層インダクタ基板の
製造方法で説明する。
の内部及び表面に回路部分Cを形成することが一般的で
あるため、この回路部分Cを含む積層インダクタ基板の
製造方法で説明する。
【0032】〔支持基板〕支持基板は、例えば、図3に
示すように、セラミック、ガラス、耐熱性樹脂などの基
板15の積層側の表面に、基板平滑層16が形成されて
いる。
示すように、セラミック、ガラス、耐熱性樹脂などの基
板15の積層側の表面に、基板平滑層16が形成されて
いる。
【0033】この基板平滑層16は、光硬化可能なモノ
マー、バインダー、溶剤を均質混練したスリップ材を塗
布・乾燥して塗布膜を形成し、その後、塗布膜の全面に
露光処理して硬化することによって形成する。基板平滑
層16の厚みは、少なくとも支持基板15の凹凸を吸収
し得る程度の厚み、例えば20μm以上である。尚、こ
の平滑層16は基板15の表面の凹凸を吸収して、積層
体1の表面の平坦化したり、またこの基板15と当接す
る側の1層目の塗布膜の厚みを均一化して、焼成段階に
おける焼成収縮を均一化したりするものである。
マー、バインダー、溶剤を均質混練したスリップ材を塗
布・乾燥して塗布膜を形成し、その後、塗布膜の全面に
露光処理して硬化することによって形成する。基板平滑
層16の厚みは、少なくとも支持基板15の凹凸を吸収
し得る程度の厚み、例えば20μm以上である。尚、こ
の平滑層16は基板15の表面の凹凸を吸収して、積層
体1の表面の平坦化したり、またこの基板15と当接す
る側の1層目の塗布膜の厚みを均一化して、焼成段階に
おける焼成収縮を均一化したりするものである。
【0034】また、平滑層16内に、加熱発砲材を含有
しておき、例えば、後述の乾燥処理温度以上で発砲反応
を行い、支持基板15から積層体を剥離し易くしても構
わない。
しておき、例えば、後述の乾燥処理温度以上で発砲反応
を行い、支持基板15から積層体を剥離し易くしても構
わない。
【0035】ここで、光硬化可能なモノマーは、比較的
低温で且つ短時間の焼成工程で焼失できるように熱分解
性に優れたものであり、また、スリップ材の塗布・乾燥
後の露光によって、光重合される必要があり、遊離ラジ
カルの形成、連鎖生長付加重合が可能で、2級もしくは
3級炭素を有したモノマーが好ましく、例えば少なくと
も1つの重合可能なエチレン系基を有するブチルアクリ
レート等のアルキルアクリレートおよびそれらに対応す
るアルキルメタクリレートが有効である。また、テトラ
エチレングリコールジアクリレート等のポリエチレング
リコールジアクリレートおよびそれらに対応するメタク
リレートなどが挙げられる。
低温で且つ短時間の焼成工程で焼失できるように熱分解
性に優れたものであり、また、スリップ材の塗布・乾燥
後の露光によって、光重合される必要があり、遊離ラジ
カルの形成、連鎖生長付加重合が可能で、2級もしくは
3級炭素を有したモノマーが好ましく、例えば少なくと
も1つの重合可能なエチレン系基を有するブチルアクリ
レート等のアルキルアクリレートおよびそれらに対応す
るアルキルメタクリレートが有効である。また、テトラ
エチレングリコールジアクリレート等のポリエチレング
リコールジアクリレートおよびそれらに対応するメタク
リレートなどが挙げられる。
【0036】バインダーは、光硬化可能なモノマー同様
に熱分解性の良好なものでなくてはならない。同時にス
リップの粘性を決めるものである為、アクリル酸もしく
はメタクリル酸系重合体のようなカルボキシル基、アル
コール性水酸基を備えたエチレン性不飽和化合物が好ま
しい。
に熱分解性の良好なものでなくてはならない。同時にス
リップの粘性を決めるものである為、アクリル酸もしく
はメタクリル酸系重合体のようなカルボキシル基、アル
コール性水酸基を備えたエチレン性不飽和化合物が好ま
しい。
【0037】尚、光硬化可能なモノマーとバインダーと
の比率は、1〜3:5程度に添加される。
の比率は、1〜3:5程度に添加される。
【0038】溶剤として、有機系溶剤、水系溶剤を用い
ることができる。尚、水系溶剤の場合、光硬化可能なモ
ノマー及びバインダーは、水溶性である必要があり、モ
ノマー及びバインダには、親水性の官能基、例えばカル
ボキシル基が付加されている。その付加量は酸価で表せ
ば2〜300あり、好ましくは5〜100である。
ることができる。尚、水系溶剤の場合、光硬化可能なモ
ノマー及びバインダーは、水溶性である必要があり、モ
ノマー及びバインダには、親水性の官能基、例えばカル
ボキシル基が付加されている。その付加量は酸価で表せ
ば2〜300あり、好ましくは5〜100である。
【0039】上述のスリップ材は、光硬化可能なモノマ
ー及びバインダが上述したように積層体の焼成の過程で
完全に熱分解しなくてはならないが、特に、600℃以
下、好ましくは500℃以下で分解する材料を選択す
る。
ー及びバインダが上述したように積層体の焼成の過程で
完全に熱分解しなくてはならないが、特に、600℃以
下、好ましくは500℃以下で分解する材料を選択す
る。
【0040】また、スリップ材には、増感剤、光開始系
材料等を必要に応じて添加しても構わない。例えば、光
開始系材料としては、ベンゾフェノン類、アシロインエ
ステル類化合物などが挙げられる。
材料等を必要に応じて添加しても構わない。例えば、光
開始系材料としては、ベンゾフェノン類、アシロインエ
ステル類化合物などが挙げられる。
【0041】スリップ材の塗布方法としては、例えば、
ドクターブレード法(ナイフコート法)、ロールコート
法、印刷法などが挙げられる。特に基板平滑層16の表
面が平坦化することが容易なドクターブレード法などが
好適である。尚、塗布方法に応じて溶剤の添加量が調整
され、所定粘度に調整される。
ドクターブレード法(ナイフコート法)、ロールコート
法、印刷法などが挙げられる。特に基板平滑層16の表
面が平坦化することが容易なドクターブレード法などが
好適である。尚、塗布方法に応じて溶剤の添加量が調整
され、所定粘度に調整される。
【0042】乾燥方法としては、バッチ式乾燥炉、イン
ライン式乾燥炉を用いて行われ、乾燥条件は、120℃
以下が望ましい。また、急激な乾燥は、表面にクラック
を発生される可能性があるため、急加熱を避けることが
重要となる。
ライン式乾燥炉を用いて行われ、乾燥条件は、120℃
以下が望ましい。また、急激な乾燥は、表面にクラック
を発生される可能性があるため、急加熱を避けることが
重要となる。
【0043】露光処理としては、塗布膜中に含まれる光
硬化可能なモノマーが光重合されるネガ型であるため、
塗布膜全面に低圧、高圧、超高圧の水銀灯系の露光光を
照射する。尚、露光条件は、10〜20mW/cm2 の
露光光を約5〜30秒程度照射して行う。これにより、
塗布膜は、光硬化可能なモノマーの光重合反応を起し、
光硬化されることになる。
硬化可能なモノマーが光重合されるネガ型であるため、
塗布膜全面に低圧、高圧、超高圧の水銀灯系の露光光を
照射する。尚、露光条件は、10〜20mW/cm2 の
露光光を約5〜30秒程度照射して行う。これにより、
塗布膜は、光硬化可能なモノマーの光重合反応を起し、
光硬化されることになる。
【0044】尚、上述の平滑層16は、積層体に付着し
ていても、焼成処理で焼失されることになる。
ていても、焼成処理で焼失されることになる。
【0045】〔セラミック塗布膜〕セラミック塗布膜
は、支持基板またはそれまで工程の工程で形成した塗布
膜上に、セラミックスリップ材を塗布し、乾燥すること
によって形成される。
は、支持基板またはそれまで工程の工程で形成した塗布
膜上に、セラミックスリップ材を塗布し、乾燥すること
によって形成される。
【0046】セラミックスリップ材は、セラミック粉
末、必要に応じてガラスフリット、光硬化可能なモノマ
ー、バインダー、溶剤を均質混練して形成する。
末、必要に応じてガラスフリット、光硬化可能なモノマ
ー、バインダー、溶剤を均質混練して形成する。
【0047】セラミック粉末は、クリストバライト、石
英、コランダム(αアルミナ)、ムライト、コージライ
トなどの絶縁セラミック材料などが挙げられ、その平均
粒径1.0〜6.0μm、好ましくは1.5〜4.0μ
mに粉砕したものを用いる。
英、コランダム(αアルミナ)、ムライト、コージライ
トなどの絶縁セラミック材料などが挙げられ、その平均
粒径1.0〜6.0μm、好ましくは1.5〜4.0μ
mに粉砕したものを用いる。
【0048】尚、セラミック材料は2種以上混合して用
いられてもよい。特に、コランダムを用いた場合、コス
ト的に有利となる。
いられてもよい。特に、コランダムを用いた場合、コス
ト的に有利となる。
【0049】ガラスフリットは、焼成処理することによ
ってコージェライト、ムライト、アノーサイト、セルジ
アン、スピネル、ガーナイト、ウイレマイト、ドロマイ
ト、ペタライトやその置換誘導体の結晶やスピネル構造
の結晶相を析出するものであればよく、例えば、B2 O
3 、SiO2 、Al2 O3 、ZnO、アルカリ土類酸化
物を含むガラスフリットが挙げられる。この様なガラス
フリットは、ガラス化範囲が広くまた屈伏点が600〜
800℃付近にあるため、850〜1050℃程度の低
温焼成に適し、内部配線パターン2となる導体膜との焼
結挙動が近似しているためである。尚、このガラスフリ
ットの平均粒径は、1.0〜6.0μm、好ましくは
1.5〜3.5μmである。
ってコージェライト、ムライト、アノーサイト、セルジ
アン、スピネル、ガーナイト、ウイレマイト、ドロマイ
ト、ペタライトやその置換誘導体の結晶やスピネル構造
の結晶相を析出するものであればよく、例えば、B2 O
3 、SiO2 、Al2 O3 、ZnO、アルカリ土類酸化
物を含むガラスフリットが挙げられる。この様なガラス
フリットは、ガラス化範囲が広くまた屈伏点が600〜
800℃付近にあるため、850〜1050℃程度の低
温焼成に適し、内部配線パターン2となる導体膜との焼
結挙動が近似しているためである。尚、このガラスフリ
ットの平均粒径は、1.0〜6.0μm、好ましくは
1.5〜3.5μmである。
【0050】上述のセラミック材料とガラス材料との構
成比率は、850〜1050℃の比較的低温で焼成する
場合には、セラミック材料が10〜60wt%、好まし
くは30〜50wt%であり、ガラス材料が90〜40
wt%、好ましくは70〜50wt%である。
成比率は、850〜1050℃の比較的低温で焼成する
場合には、セラミック材料が10〜60wt%、好まし
くは30〜50wt%であり、ガラス材料が90〜40
wt%、好ましくは70〜50wt%である。
【0051】光硬化可能なモノマーは、基板平滑層16
に用いた材料ものが使用できる。これは、露光条件を略
同一とするためである。光硬化可能なモノマーは、露光
処理後の現像処理によって露光部分以外の部分が容易に
除去できるように所定量添加される。例えば、固形成分
(セラミック材料及びガラス材料) に対して5〜15w
t%以下である。バインダーは、固形分との濡れ性も重
視する必要があり、基板平滑層16に用いた材料ものが
使用できる。添加量としては固形分に対して25wt%
以下が好ましい。
に用いた材料ものが使用できる。これは、露光条件を略
同一とするためである。光硬化可能なモノマーは、露光
処理後の現像処理によって露光部分以外の部分が容易に
除去できるように所定量添加される。例えば、固形成分
(セラミック材料及びガラス材料) に対して5〜15w
t%以下である。バインダーは、固形分との濡れ性も重
視する必要があり、基板平滑層16に用いた材料ものが
使用できる。添加量としては固形分に対して25wt%
以下が好ましい。
【0052】溶剤として、有機系溶剤、水系溶剤を用い
ることができる。尚、水系溶剤の場合、光硬化可能なモ
ノマー及びバインダーは、水溶性である必要があり、モ
ノマー及びバインダには、親水性の官能基、例えばカル
ボキシル基が付加されている。その付加量は酸価で表せ
ば2〜300であり、好ましくは5〜100である。
ることができる。尚、水系溶剤の場合、光硬化可能なモ
ノマー及びバインダーは、水溶性である必要があり、モ
ノマー及びバインダには、親水性の官能基、例えばカル
ボキシル基が付加されている。その付加量は酸価で表せ
ば2〜300であり、好ましくは5〜100である。
【0053】付加量が少ない場合は水への溶解性、固定
成分の粉末の分散性が悪くなり、多い場合は熱分解性が
悪くなるため、付加量は、水への溶解性、分散性、熱分
解性を考慮して、上述の範囲で適宜付加される。
成分の粉末の分散性が悪くなり、多い場合は熱分解性が
悪くなるため、付加量は、水への溶解性、分散性、熱分
解性を考慮して、上述の範囲で適宜付加される。
【0054】また、スリップ材には、増感剤、光開始系
材料等を必要に応じて添加しても構わない。例えば、光
開始系材料としては、ベンゾフェノン類、アシロインエ
ステル類化合物などが挙げられる。
材料等を必要に応じて添加しても構わない。例えば、光
開始系材料としては、ベンゾフェノン類、アシロインエ
ステル類化合物などが挙げられる。
【0055】このようなセラミックスリップ材の塗布の
塗布方法としては、上述したように、例えば、ドクター
ブレード法(ナイフコート法)、ロールコート法、印刷
法などが挙げられる。特に塗布膜の表面が平坦化するこ
とが容易なドクターブレード法などが好適である。
塗布方法としては、上述したように、例えば、ドクター
ブレード法(ナイフコート法)、ロールコート法、印刷
法などが挙げられる。特に塗布膜の表面が平坦化するこ
とが容易なドクターブレード法などが好適である。
【0056】乾燥方法としては、バッチ式乾燥炉、イン
ライン式乾燥炉を用いて行われ、乾燥条件は、120℃
以下が望ましい。また、急激な乾燥は、塗布膜の表面に
クラックを発生される可能性があるため、急加熱を避け
ることが重要となる。
ライン式乾燥炉を用いて行われ、乾燥条件は、120℃
以下が望ましい。また、急激な乾燥は、塗布膜の表面に
クラックを発生される可能性があるため、急加熱を避け
ることが重要となる。
【0057】〔ビアホール導体及び磁性体磁路部材とな
る貫通凹部〕貫通凹部は、例えば支持基板15や下部に
位置する塗布膜の全面に渡って形成された塗布膜には、
ビアホール導体3、5及び磁性体磁路部材6となる位置
に貫通凹部を形成する。具体的には、選択的な露光処理
と、現像処理によって形成する。
る貫通凹部〕貫通凹部は、例えば支持基板15や下部に
位置する塗布膜の全面に渡って形成された塗布膜には、
ビアホール導体3、5及び磁性体磁路部材6となる位置
に貫通凹部を形成する。具体的には、選択的な露光処理
と、現像処理によって形成する。
【0058】選択的な露光処理は、図4(a)に示すよ
うに、例えば、焼成処理されてセラミック層1fとなる
塗布膜10f上に、ビアホール導体3、5及び磁性体磁
路部材6となる貫通凹部30、50、60を形成したい
位置のみが露光を遮断する形状のフォトターゲット45
を載置、または近接して配置して、図には、図4(b)
に示すように、フォトターゲット45越しに露光光Xを
照射することによって行われる。露光条件は、尚、露光
条件は、低圧、高圧、超高圧の水銀灯系の露光光を、例
えば10〜20mW/cm2 を約5〜30秒程度照射し
て行う。
うに、例えば、焼成処理されてセラミック層1fとなる
塗布膜10f上に、ビアホール導体3、5及び磁性体磁
路部材6となる貫通凹部30、50、60を形成したい
位置のみが露光を遮断する形状のフォトターゲット45
を載置、または近接して配置して、図には、図4(b)
に示すように、フォトターゲット45越しに露光光Xを
照射することによって行われる。露光条件は、尚、露光
条件は、低圧、高圧、超高圧の水銀灯系の露光光を、例
えば10〜20mW/cm2 を約5〜30秒程度照射し
て行う。
【0059】これにより、露光光が照射された塗布膜1
0fの貫通凹部30、50、60となる部位30’、5
0’、60’以外部分は、光硬化可能なモノマーの光重
合反応を起し、塗布膜10fが選択的に光硬化されるこ
とになる。
0fの貫通凹部30、50、60となる部位30’、5
0’、60’以外部分は、光硬化可能なモノマーの光重
合反応を起し、塗布膜10fが選択的に光硬化されるこ
とになる。
【0060】現像処理は、現像液によって、塗布膜10
f中に光硬化されていない部分を除去する処理である。
具体的には、図4(c)に示すように、塗布膜10f上
からフォトターゲット45を除去して、有機系のクロロ
セン、1,1,1−トリクロロエタン、アルカリ系の水
溶剤などの現像溶剤を、例えばスプレー現像法やパドル
現像法によって噴射したり、接触したり、浸漬したりす
る。その後、必要に応じて洗浄及び乾燥を行なう。これ
により、塗布膜10fで露光されなかった部分のみが除
去されて、ビアホール導体3、5及び磁性体磁路部材6
となる貫通凹部30、50、60が形成される。
f中に光硬化されていない部分を除去する処理である。
具体的には、図4(c)に示すように、塗布膜10f上
からフォトターゲット45を除去して、有機系のクロロ
セン、1,1,1−トリクロロエタン、アルカリ系の水
溶剤などの現像溶剤を、例えばスプレー現像法やパドル
現像法によって噴射したり、接触したり、浸漬したりす
る。その後、必要に応じて洗浄及び乾燥を行なう。これ
により、塗布膜10fで露光されなかった部分のみが除
去されて、ビアホール導体3、5及び磁性体磁路部材6
となる貫通凹部30、50、60が形成される。
【0061】上述のような選択的な露光処理・現像処理
によって形成された貫通凹部30、50、60は、実質
的にフォトターゲット45のパターン精度によって、形
状が決定される。しかも、この露光処理・現像処理は、
半導体チップの配線処理などに使用されるものであり、
非常に微細でかつ精度の高い処理が可能となる。即ち、
ビアホール導体3、5、磁性体磁路部材6の形状を、そ
こに流れる電流量、磁束量によって大きくする事がで
き、導体抵抗による損失を低減することを意味する。ま
た、貫通凹部30、50、60の形成位置も、フォトタ
ーゲット45の位置合わせ精度によって決定されるた
め、これもまた精度の高い処理が可能となる。即ち、ビ
アホール導体3、5の接続信頼性が向上し、磁性体磁路
部材6の積層信頼性が向上するを意味する。
によって形成された貫通凹部30、50、60は、実質
的にフォトターゲット45のパターン精度によって、形
状が決定される。しかも、この露光処理・現像処理は、
半導体チップの配線処理などに使用されるものであり、
非常に微細でかつ精度の高い処理が可能となる。即ち、
ビアホール導体3、5、磁性体磁路部材6の形状を、そ
こに流れる電流量、磁束量によって大きくする事がで
き、導体抵抗による損失を低減することを意味する。ま
た、貫通凹部30、50、60の形成位置も、フォトタ
ーゲット45の位置合わせ精度によって決定されるた
め、これもまた精度の高い処理が可能となる。即ち、ビ
アホール導体3、5の接続信頼性が向上し、磁性体磁路
部材6の積層信頼性が向上するを意味する。
【0062】〔磁性体磁路部材となる磁性体部分〕磁性
体磁路部材6となる磁性体膜61中心軸部6a、上下面
部6b、6c、周囲部6dから成る)は、塗布膜に形成
した貫通凹部60(磁性体磁路部材6となる貫通凹部)
に、磁性体ペーストを選択的に充填し、乾燥して形成さ
れる。
体磁路部材6となる磁性体膜61中心軸部6a、上下面
部6b、6c、周囲部6dから成る)は、塗布膜に形成
した貫通凹部60(磁性体磁路部材6となる貫通凹部)
に、磁性体ペーストを選択的に充填し、乾燥して形成さ
れる。
【0063】磁性体ペーストは、Ni−Znフェライ
ト、Mn−Znフェライト(広義の意味でセラミックと
いう)なとの磁性体セラミック材料の粉末、必要に応じ
てガラスフリット、バインダー、溶剤、必要応じて光硬
化可能なモノマー、を均質混練して形成されたものであ
り、磁性体セラミック粉末の平均粒径1.0〜6.0μ
m、好ましくは1.5〜4.0μmが望ましい。また、
特性上、ガラスフリットは省略されるべきであるもの
の、焼結挙動を、塗布膜などと近似させるために所定量
含有させても構わない。
ト、Mn−Znフェライト(広義の意味でセラミックと
いう)なとの磁性体セラミック材料の粉末、必要に応じ
てガラスフリット、バインダー、溶剤、必要応じて光硬
化可能なモノマー、を均質混練して形成されたものであ
り、磁性体セラミック粉末の平均粒径1.0〜6.0μ
m、好ましくは1.5〜4.0μmが望ましい。また、
特性上、ガラスフリットは省略されるべきであるもの
の、焼結挙動を、塗布膜などと近似させるために所定量
含有させても構わない。
【0064】充填方法は、貫通凹部60に充填すること
から、選択的なスクリーン印刷方法で、また、ディスペ
ンサーを用いた注入方法で行うことができる。また、磁
性体ペーストに光硬化可能なモノマーを含有させ、全て
の貫通凹部30、50、60を含む塗布膜の全面に磁性
体塗布膜をドクターブレード法などで形成した後、磁性
体磁路部材6となるべき貫通凹部60に充填された磁性
体塗布膜のみを上述の選択的な露光方法で光硬化を行
い、その他の部分の磁性体塗布膜を現像処理によって除
去しても構わない。
から、選択的なスクリーン印刷方法で、また、ディスペ
ンサーを用いた注入方法で行うことができる。また、磁
性体ペーストに光硬化可能なモノマーを含有させ、全て
の貫通凹部30、50、60を含む塗布膜の全面に磁性
体塗布膜をドクターブレード法などで形成した後、磁性
体磁路部材6となるべき貫通凹部60に充填された磁性
体塗布膜のみを上述の選択的な露光方法で光硬化を行
い、その他の部分の磁性体塗布膜を現像処理によって除
去しても構わない。
【0065】〔ビアホール導体となる導体〕ビアホール
導体3、5となる導体は、塗布膜に形成した貫通凹部3
0、50(ビアホール導体となる貫通凹部)に、導電性
ペーストを選択的に充填して形成される。
導体3、5となる導体は、塗布膜に形成した貫通凹部3
0、50(ビアホール導体となる貫通凹部)に、導電性
ペーストを選択的に充填して形成される。
【0066】導電性ペーストは、Ag系(Ag単体、A
g−PdなどのAg合金)、Cu系(Cu単体、Cu合
金)など導体材料粉末、例えば銀系粉末と、低融点ガラ
ス成分と、バインダーと、溶剤と、必要に応じて光硬化
可能なモノマーとを均質混練して形成されたものであ
る。充填方法は、貫通凹部30、50に充填することか
ら、選択的なスクリーン印刷方法で、また、ディスペン
サーを用いた注入方法で行うことができる。尚、選択的
なスクリーン印刷方法で充填を行う場合、次に説明する
内部配線パターン4、コイルパターン2となる導体膜と
同時に形成することが望ましい。
g−PdなどのAg合金)、Cu系(Cu単体、Cu合
金)など導体材料粉末、例えば銀系粉末と、低融点ガラ
ス成分と、バインダーと、溶剤と、必要に応じて光硬化
可能なモノマーとを均質混練して形成されたものであ
る。充填方法は、貫通凹部30、50に充填することか
ら、選択的なスクリーン印刷方法で、また、ディスペン
サーを用いた注入方法で行うことができる。尚、選択的
なスクリーン印刷方法で充填を行う場合、次に説明する
内部配線パターン4、コイルパターン2となる導体膜と
同時に形成することが望ましい。
【0067】〔コイルパターン及び内部配線パターンと
なる導体膜〕コイルパターン2及び内部配線パターン4
となる導体膜は、上述の導電性ペーストを用いて、所定
パターンとなるようにセラミック塗布膜上に形成され
る。この時、同時にビアホール導体3となる導体も形成
してもよい。
なる導体膜〕コイルパターン2及び内部配線パターン4
となる導体膜は、上述の導電性ペーストを用いて、所定
パターンとなるようにセラミック塗布膜上に形成され
る。この時、同時にビアホール導体3となる導体も形成
してもよい。
【0068】形成方法としては、所定形状が印刷できる
スクリーンを用いてスクリーン印刷して形成する。ま
た、上述の導電性ペーストに光硬化可能なモノマーを含
有させておくことが望ましい。これは、所定形状のコイ
ルパターン2、内部配線パターン4となる導体膜を形成
した後に、上述の露光条件で光硬化を行うが、このよう
にすれば、その導体膜の表面にセラミックスリップ材で
塗布膜を形成し、さらに貫通凹部を形成し、この貫通凹
部から露出するコイルパターン2、内部配線パターン4
となる導体膜が露出しても、現像液に侵されることが一
切ないためである。
スクリーンを用いてスクリーン印刷して形成する。ま
た、上述の導電性ペーストに光硬化可能なモノマーを含
有させておくことが望ましい。これは、所定形状のコイ
ルパターン2、内部配線パターン4となる導体膜を形成
した後に、上述の露光条件で光硬化を行うが、このよう
にすれば、その導体膜の表面にセラミックスリップ材で
塗布膜を形成し、さらに貫通凹部を形成し、この貫通凹
部から露出するコイルパターン2、内部配線パターン4
となる導体膜が露出しても、現像液に侵されることが一
切ないためである。
【0069】また、別の形成方法として、導電性ペース
トに光硬化可能なモノマーを含有させておき、塗布膜の
全面、または所定パターンを含む粗い形状に、導体塗布
膜を塗布または印刷で形成し、その後、選択的な露光処
理によって、所定形状となるように導体膜を光硬化を行
い、不要な導体膜を現像処理によって除去することもで
きる。これによれば、コイルパターン2、内部配線パタ
ーン4の微細加工ができるとともに、上述した後工程に
用いられる現像液による浸食などが一切起こらない。
トに光硬化可能なモノマーを含有させておき、塗布膜の
全面、または所定パターンを含む粗い形状に、導体塗布
膜を塗布または印刷で形成し、その後、選択的な露光処
理によって、所定形状となるように導体膜を光硬化を行
い、不要な導体膜を現像処理によって除去することもで
きる。これによれば、コイルパターン2、内部配線パタ
ーン4の微細加工ができるとともに、上述した後工程に
用いられる現像液による浸食などが一切起こらない。
【0070】次に、積層インダクタ基板を形成する全体
の工程を図5の工程図、図6〜図27の主要工程におけ
る断面概略図を用いて説明する。
の工程を図5の工程図、図6〜図27の主要工程におけ
る断面概略図を用いて説明する。
【0071】〔準備工程〕先ず、図5の(a)の工程と
して、平滑層16が形成された支持基板15、セラミッ
クスリップ材、磁性体ペースト、導電性ペーストを用意
する。
して、平滑層16が形成された支持基板15、セラミッ
クスリップ材、磁性体ペースト、導電性ペーストを用意
する。
【0072】〔積層工程〕 (回路部分Cのみ)次に、図5の(b)の工程として、
図6に示すように、支持基板15の平滑層16上に、セ
ラミック層1jとなる塗布膜10jを形成する。
図6に示すように、支持基板15の平滑層16上に、セ
ラミック層1jとなる塗布膜10jを形成する。
【0073】次に、図5の(c)の工程として、図7に
示すように、塗布膜10jに、ビアホール導体5gとな
る貫通凹部50を形成する。
示すように、塗布膜10jに、ビアホール導体5gとな
る貫通凹部50を形成する。
【0074】次に、図5の(d)の工程として、図8に
示すように、塗布膜10jの貫通凹部50内にビアホー
ル導体5jとなる導体51を充填するとともに、塗布膜
10j上に、セラミック層1iと1jとの間の内部配線
パターン4jとなる導体膜40を形成する。
示すように、塗布膜10jの貫通凹部50内にビアホー
ル導体5jとなる導体51を充填するとともに、塗布膜
10j上に、セラミック層1iと1jとの間の内部配線
パターン4jとなる導体膜40を形成する。
【0075】次に、図5の(b)〜(d)の工程を繰り
返して、塗布膜10j上に、塗布膜10iを形成し、さ
らに、塗布膜10iの厚み方向にビアホール導体5iと
なる導体51を形成し、内部配線パターン4iとなる導
体膜40を形成する。
返して、塗布膜10j上に、塗布膜10iを形成し、さ
らに、塗布膜10iの厚み方向にビアホール導体5iと
なる導体51を形成し、内部配線パターン4iとなる導
体膜40を形成する。
【0076】次に、図5の(e)の工程として、図9に
示すように、塗布膜10i上に塗布膜10hを形成す
る。
示すように、塗布膜10i上に塗布膜10hを形成す
る。
【0077】(回路部分C及びコイル部分Lを並設)次
に、図5の(f)の工程として、図10に示すように、
塗布膜10hに、ビアホール導体5、磁性体磁路部材6
となる貫通凹部50、60を形成する。
に、図5の(f)の工程として、図10に示すように、
塗布膜10hに、ビアホール導体5、磁性体磁路部材6
となる貫通凹部50、60を形成する。
【0078】次に、図5の(g)の工程として、図11
に示すように、磁性体磁路部材6となる貫通凹部60
に、磁性体ペーストを選択的に印刷や塗布(選択的露光
・現像を含む)により、磁性体膜61を形成する。
に示すように、磁性体磁路部材6となる貫通凹部60
に、磁性体ペーストを選択的に印刷や塗布(選択的露光
・現像を含む)により、磁性体膜61を形成する。
【0079】次に、図5の(h)の工程として、図12
に示すように、ビアホール導体5となる貫通凹部50に
ビアホール導体5となる導体51を充填するとともに、
塗布膜10h上に、セラミック層1hと1iとの間の内
部配線パターン4hとなる導体膜40を形成する。
に示すように、ビアホール導体5となる貫通凹部50に
ビアホール導体5となる導体51を充填するとともに、
塗布膜10h上に、セラミック層1hと1iとの間の内
部配線パターン4hとなる導体膜40を形成する。
【0080】次に、図5の(i)の工程として、図13
に示すように、塗布膜10h上に塗布膜gを形成する。
に示すように、塗布膜10h上に塗布膜gを形成する。
【0081】次に、図5の(j)の工程として、図14
に示すように、塗布膜10gに、ビアホール導体3、
5、磁性体磁路部材6となる貫通凹部30、50、60
を形成する。
に示すように、塗布膜10gに、ビアホール導体3、
5、磁性体磁路部材6となる貫通凹部30、50、60
を形成する。
【0082】次に、図5の(k)の工程として、図15
に示すように、磁性体磁路部材6となる貫通凹部60
に、磁性体ペーストを選択的に印刷や塗布(選択的露光
・現像を含む)により、磁性体膜61を形成する。
に示すように、磁性体磁路部材6となる貫通凹部60
に、磁性体ペーストを選択的に印刷や塗布(選択的露光
・現像を含む)により、磁性体膜61を形成する。
【0083】次に、図5の(l)の工程として、図16
に示すように、ビアホール導体3、5となる貫通凹部3
0、50にビアホール導体3、5となる導体を充填する
とともに、塗布膜10g上に、セラミック層1iと1g
との間のコイルパターン2g、内部配線パターン4gと
なる導体膜20、40を形成する。
に示すように、ビアホール導体3、5となる貫通凹部3
0、50にビアホール導体3、5となる導体を充填する
とともに、塗布膜10g上に、セラミック層1iと1g
との間のコイルパターン2g、内部配線パターン4gと
なる導体膜20、40を形成する。
【0084】次に、図5の(i)〜(l)の工程を繰り
返して、塗布膜10g上に、塗布膜10fを形成し、さ
らに、塗布膜10fの厚み方向にビアホール導体3f、
5fとなる導体31、51を形成し、コイルパターン2
f、内部配線パターン4fとなる導体膜20、40を形
成し、さらに、塗布膜10eを形成し、さらに、塗布膜
10eの厚み方向にビアホール導体3e、5eとなる導
体31、51を形成し、コイルパターン2e、内部配線
パターン4eとなる導体膜20、40を形成し、さら
に、さらに、塗布膜10dを形成し、さらに、塗布膜1
0dの厚み方向にビアホール導体3d、5dとなる導体
31、51を形成し、コイルパターン2d、内部配線パ
ターン4dとなる導体膜20、40を形成する。この状
態を図17に示す。
返して、塗布膜10g上に、塗布膜10fを形成し、さ
らに、塗布膜10fの厚み方向にビアホール導体3f、
5fとなる導体31、51を形成し、コイルパターン2
f、内部配線パターン4fとなる導体膜20、40を形
成し、さらに、塗布膜10eを形成し、さらに、塗布膜
10eの厚み方向にビアホール導体3e、5eとなる導
体31、51を形成し、コイルパターン2e、内部配線
パターン4eとなる導体膜20、40を形成し、さら
に、さらに、塗布膜10dを形成し、さらに、塗布膜1
0dの厚み方向にビアホール導体3d、5dとなる導体
31、51を形成し、コイルパターン2d、内部配線パ
ターン4dとなる導体膜20、40を形成する。この状
態を図17に示す。
【0085】次に、図5の(m)の工程として、図18
に示すように、塗布膜10d上に塗布膜cを形成する。
に示すように、塗布膜10d上に塗布膜cを形成する。
【0086】次に、図5の(n)の工程として、図19
に示すように、塗布膜10cに、ビアホール導体5c、
磁性体磁路部材6となる貫通凹部50、60を形成す
る。
に示すように、塗布膜10cに、ビアホール導体5c、
磁性体磁路部材6となる貫通凹部50、60を形成す
る。
【0087】次に、図5の(o)の工程として、図20
に示すように、磁性体磁路部材6となる貫通凹部60
に、磁性体ペーストを選択的に印刷や塗布(選択的露光
・現像を含む)により、磁性体膜61を形成する。
に示すように、磁性体磁路部材6となる貫通凹部60
に、磁性体ペーストを選択的に印刷や塗布(選択的露光
・現像を含む)により、磁性体膜61を形成する。
【0088】次に、図5の(p)の工程として、図21
に示すように、ビアホール導体5となる貫通凹部50に
ビアホール導体5となる導体を充填するとともに、塗布
膜10c上に、セラミック層1bと1cとの間の内部配
線パターン4cとなる導体膜40を形成する。
に示すように、ビアホール導体5となる貫通凹部50に
ビアホール導体5となる導体を充填するとともに、塗布
膜10c上に、セラミック層1bと1cとの間の内部配
線パターン4cとなる導体膜40を形成する。
【0089】(回路部分Cのみ)次に、図5の(q)の
工程として、図22に示すように、塗布膜10c上に塗
布膜bを形成する。
工程として、図22に示すように、塗布膜10c上に塗
布膜bを形成する。
【0090】次に、図5の(r)の工程として、図23
に示すように、塗布膜10bに、ビアホール導体5bと
なる貫通凹部50を形成する。
に示すように、塗布膜10bに、ビアホール導体5bと
なる貫通凹部50を形成する。
【0091】次に、図5の(s)の工程として、図24
に示すように、ビアホール導体5bとなる貫通凹部50
にビアホール導体5となる導体を充填するとともに、塗
布膜10b上に、セラミック層1aと1bとの間の内部
配線パターン4bとなる導体膜40を形成する。
に示すように、ビアホール導体5bとなる貫通凹部50
にビアホール導体5となる導体を充填するとともに、塗
布膜10b上に、セラミック層1aと1bとの間の内部
配線パターン4bとなる導体膜40を形成する。
【0092】次に、図5の(q)〜(s)の工程を繰り
返して、塗布膜10b上に塗布膜1aを形成し、ビアホ
ール導体5aとなる貫通凹部50を形成し、ビアホール
導体5となる導体を充填する。
返して、塗布膜10b上に塗布膜1aを形成し、ビアホ
ール導体5aとなる貫通凹部50を形成し、ビアホール
導体5となる導体を充填する。
【0093】以上で積層工程が完了し、図25に示すよ
うに、支持基板15上に、平滑層16を含む未焼成状態
の積層体1が達成されることになる。
うに、支持基板15上に、平滑層16を含む未焼成状態
の積層体1が達成されることになる。
【0094】〔剥離工程〕次に、図5の(b)〜(s)
の工程で支持基板15上に形成した積層体を、図5の
(t)の工程として、支持基板15から基板平滑層16
を含むセラミック塗布膜10a〜10j、コイルパター
ン2となる導体膜20、内部配線パターン4となると導
体膜40、ビアホール導体3、5となる導体31、5
1、磁性体磁路部材6となる磁性体膜61から成る積層
体を剥離する。
の工程で支持基板15上に形成した積層体を、図5の
(t)の工程として、支持基板15から基板平滑層16
を含むセラミック塗布膜10a〜10j、コイルパター
ン2となる導体膜20、内部配線パターン4となると導
体膜40、ビアホール導体3、5となる導体31、5
1、磁性体磁路部材6となる磁性体膜61から成る積層
体を剥離する。
【0095】上述のように剥離界面は、支持基板15と
基板平滑層16との界面となり、積層体側に基板平滑層
16が存在することになる。従って、剥離を機械的に、
例えば支持基板15を湾曲させてり、剥離界面にカッタ
ー刃を平面状に摺動したりしても、積層体そのものに悪
影響(剥離による亀裂など)がなく安定して剥離するこ
とができる。
基板平滑層16との界面となり、積層体側に基板平滑層
16が存在することになる。従って、剥離を機械的に、
例えば支持基板15を湾曲させてり、剥離界面にカッタ
ー刃を平面状に摺動したりしても、積層体そのものに悪
影響(剥離による亀裂など)がなく安定して剥離するこ
とができる。
【0096】尚、この剥離工程に先立って、積層体の主
面に、個々の積層インダクタ基板を抽出できるように、
分割溝を形成してもよい。
面に、個々の積層インダクタ基板を抽出できるように、
分割溝を形成してもよい。
【0097】〔焼成工程〕次に、図5(u)工程とし
て、図26に示すように、基板平滑層16、セラミック
塗布膜10a〜10j、コイルパターン2となる導体膜
20、内部配線パターン4となると導体膜40、ビアホ
ール導体3、5となる導体31、51、磁性体磁路部材
6となる磁性体膜61から成る積層体を焼成処理する。
て、図26に示すように、基板平滑層16、セラミック
塗布膜10a〜10j、コイルパターン2となる導体膜
20、内部配線パターン4となると導体膜40、ビアホ
ール導体3、5となる導体31、51、磁性体磁路部材
6となる磁性体膜61から成る積層体を焼成処理する。
【0098】具体的には、焼成処理は、脱バインダ過程
と焼結過程からなり、特に、導体膜20、40、導体3
1、51などの材料によって、焼成雰囲気は異なり、さ
らに、セラミック塗布膜10a〜10jの材料、導体膜
20、40、導体31、51などの材料の焼結挙動によ
って、焼結ピーク温度がことなる。
と焼結過程からなり、特に、導体膜20、40、導体3
1、51などの材料によって、焼成雰囲気は異なり、さ
らに、セラミック塗布膜10a〜10jの材料、導体膜
20、40、導体31、51などの材料の焼結挙動によ
って、焼結ピーク温度がことなる。
【0099】例えば、脱バインダ過程は、セラミック塗
布膜10a〜10j、磁性体膜61、導体膜20、4
0、導体31、51などに含まれる有機成分を除去し
て、そして、基板平滑層16を焼失するためのものであ
り、例えば600℃以下の温度領域で行われる。
布膜10a〜10j、磁性体膜61、導体膜20、4
0、導体31、51などに含まれる有機成分を除去し
て、そして、基板平滑層16を焼失するためのものであ
り、例えば600℃以下の温度領域で行われる。
【0100】また、焼結過程は、セラミック塗布膜10
a〜10j、磁性体膜61のセラミック粉末の周囲にガ
ラス成分を介在させたして、積層体に所定強度を与え、
各導体膜20、40、導体31、51の金属粉末を粒成
長させて、低抵抗化するものであり、ピーク温度850
〜1050℃に達する温度領域で行われる。
a〜10j、磁性体膜61のセラミック粉末の周囲にガ
ラス成分を介在させたして、積層体に所定強度を与え、
各導体膜20、40、導体31、51の金属粉末を粒成
長させて、低抵抗化するものであり、ピーク温度850
〜1050℃に達する温度領域で行われる。
【0101】焼成雰囲気は、導電性ペーストの金属材料
に、Ag系、Au系を用いた場合、、大気(酸化性)雰
囲気又は中性雰囲気で行われ、Cu系を用いた場合、還
元性雰囲気又は中性雰囲気で行われる。
に、Ag系、Au系を用いた場合、、大気(酸化性)雰
囲気又は中性雰囲気で行われ、Cu系を用いた場合、還
元性雰囲気又は中性雰囲気で行われる。
【0102】これにより、セラミック塗布膜10a〜1
0jは、セラミック層1a〜1jとなり、導体膜20は
コイルパターン2となり、導体膜40は内部配線パター
ン4となり、導体31、51は夫々ビアホール導体3、
5となり、磁性体膜61は磁性体磁路部材6となる。
0jは、セラミック層1a〜1jとなり、導体膜20は
コイルパターン2となり、導体膜40は内部配線パター
ン4となり、導体31、51は夫々ビアホール導体3、
5となり、磁性体膜61は磁性体磁路部材6となる。
【0103】〔表面処理工程〕次に、図5の(u)の工
程として、図27に示すように、焼成処理された大型積
層体基板の両主面に表面処理を行う。
程として、図27に示すように、焼成処理された大型積
層体基板の両主面に表面処理を行う。
【0104】例えば、大型積層体基板の両主面に、セラ
ミック層1aに形成したビアホール導体3と接続するよ
うに、例えば銅系導電性ペーストの印刷・乾燥、焼きつ
けにより、表面配線パターン7を形成する。ここで、銅
系の表面配線パターン7は、銀系導体のビアホール導体
5aとが接合することになるが、銀と銅との共晶温度を
考慮して、表面配線パターン7は、低温焼成(600〜
780℃)用Cu系の導電性ペーストを用いて、還元性
雰囲気や中性雰囲気中で行うことが重要である。その
後、必要に応じて、厚膜抵抗膜や保護膜などを形成し
て、各種電子部品8を搭載する。
ミック層1aに形成したビアホール導体3と接続するよ
うに、例えば銅系導電性ペーストの印刷・乾燥、焼きつ
けにより、表面配線パターン7を形成する。ここで、銅
系の表面配線パターン7は、銀系導体のビアホール導体
5aとが接合することになるが、銀と銅との共晶温度を
考慮して、表面配線パターン7は、低温焼成(600〜
780℃)用Cu系の導電性ペーストを用いて、還元性
雰囲気や中性雰囲気中で行うことが重要である。その
後、必要に応じて、厚膜抵抗膜や保護膜などを形成し
て、各種電子部品8を搭載する。
【0105】その後、焼成前に形成した分割溝にそっ
て、大型積層体基板を所定形状の積層体に分割する。こ
れによって、図1に示す構造の積層インダクタ基板が完
成する。
て、大型積層体基板を所定形状の積層体に分割する。こ
れによって、図1に示す構造の積層インダクタ基板が完
成する。
【0106】以上の製造方法によれば、コイル部分Lと
なるコイルパターン2とビアホール導体3とが、内部配
線パターン4、ビアホール導体5と同時に形成され、積
層体1の内部にコイル部分L、回路部分Cを簡単に形成
することができるとともに、しかも、このコイル部分L
で発生する磁束が通過する磁性体磁路部材6も、積層工
程中で形成でき、積層体1内に内装することができ、磁
性体磁路部材6による特性が向上したコイル部分Lを簡
単に、回路部分Cを構成する内部配線パターン4などに
接続することができ、高密度配線され、全体がコンパク
トとなった積層インダクタ基板を簡単に形成することが
できる。
なるコイルパターン2とビアホール導体3とが、内部配
線パターン4、ビアホール導体5と同時に形成され、積
層体1の内部にコイル部分L、回路部分Cを簡単に形成
することができるとともに、しかも、このコイル部分L
で発生する磁束が通過する磁性体磁路部材6も、積層工
程中で形成でき、積層体1内に内装することができ、磁
性体磁路部材6による特性が向上したコイル部分Lを簡
単に、回路部分Cを構成する内部配線パターン4などに
接続することができ、高密度配線され、全体がコンパク
トとなった積層インダクタ基板を簡単に形成することが
できる。
【0107】ビアホール導体3、5において、その形状
は、セラミック塗布膜10e〜10gに施す選択的な露
光処理に用いるフォトターゲット45のパターンによっ
て制御されるため、任意形状となることができる。従っ
て、ビアホール導体3、5にに流れる電流に応じて形状
を任意に設定することがてき、導体損失の小さいコイル
部分L、回路部分Cを形成することができる。また、ビ
アホール導体3、5の形成位置についても、フォトター
ゲット45の位置制御によってのみ決定されるため、ビ
アホール導体3、5を介して接続しあうコイルパターン
2、内部配線パターン4の接続信頼性も大きく向上す
る。
は、セラミック塗布膜10e〜10gに施す選択的な露
光処理に用いるフォトターゲット45のパターンによっ
て制御されるため、任意形状となることができる。従っ
て、ビアホール導体3、5にに流れる電流に応じて形状
を任意に設定することがてき、導体損失の小さいコイル
部分L、回路部分Cを形成することができる。また、ビ
アホール導体3、5の形成位置についても、フォトター
ゲット45の位置制御によってのみ決定されるため、ビ
アホール導体3、5を介して接続しあうコイルパターン
2、内部配線パターン4の接続信頼性も大きく向上す
る。
【0108】磁性体磁路部材6において、セラミック塗
布膜10c〜10hの選択的な露光処理・現像処理によ
って形成された貫通凹部60に、磁性体ペーストを充填
することによって形成されるため、磁性体磁路部材6を
形成するにあたり、例えば上下部材、周囲部材、中心部
材などの区別することなく、その形状を任意に設定する
とも容易である。しかも、セラミック塗布膜10c〜1
0hと一体的に焼成処理されるため、積層体1内に強固
に一体化するため、従来のように、未焼成状態の基板に
形成した貫通穴(焼結によってその貫通穴の形状が変化
する)に、挿入する必要がなく、その形成が格段に向上
する。
布膜10c〜10hの選択的な露光処理・現像処理によ
って形成された貫通凹部60に、磁性体ペーストを充填
することによって形成されるため、磁性体磁路部材6を
形成するにあたり、例えば上下部材、周囲部材、中心部
材などの区別することなく、その形状を任意に設定する
とも容易である。しかも、セラミック塗布膜10c〜1
0hと一体的に焼成処理されるため、積層体1内に強固
に一体化するため、従来のように、未焼成状態の基板に
形成した貫通穴(焼結によってその貫通穴の形状が変化
する)に、挿入する必要がなく、その形成が格段に向上
する。
【0109】また、セラミック塗布膜10a〜10jに
おいて、セラミックスリップ材をドクターブレード法な
どによって、支持基板15上、下部のセラミック塗布膜
10b〜10j上の全面にセラミック塗布膜10a〜1
0jを形成するため、塗布した塗布膜10a〜10jの
表面が常に均一化し、しかも、その厚みの制御が極めて
容易となる。これは、塗布膜10a〜10j上に形成さ
れるコイルパターン2、内部配線パターン4となる導体
膜20、40、焼成した後においては、表面配線パター
ン7や厚膜抵抗体膜、電子部品の形成、搭載などが安定
するとともに、積層数が増加しても、積層歪みなどが一
切おこらない。また、塗布膜10a〜10の一層あたり
の膜厚が均一であるため、露光処理した場合、均一条件
で安定的に露光処理することができる。
おいて、セラミックスリップ材をドクターブレード法な
どによって、支持基板15上、下部のセラミック塗布膜
10b〜10j上の全面にセラミック塗布膜10a〜1
0jを形成するため、塗布した塗布膜10a〜10jの
表面が常に均一化し、しかも、その厚みの制御が極めて
容易となる。これは、塗布膜10a〜10j上に形成さ
れるコイルパターン2、内部配線パターン4となる導体
膜20、40、焼成した後においては、表面配線パター
ン7や厚膜抵抗体膜、電子部品の形成、搭載などが安定
するとともに、積層数が増加しても、積層歪みなどが一
切おこらない。また、塗布膜10a〜10の一層あたり
の膜厚が均一であるため、露光処理した場合、均一条件
で安定的に露光処理することができる。
【0110】尚、上述の製造工程において、表面配線パ
ターン7は、図5の(v)工程で形成したが、表面配線
パターン7を未焼成の積層体の表面に導体膜を形成し
て、積層体と同時に焼成処理しても構わない。また、一
方主面側の表面配線パターン7のみを、積層工程の最初
に形成しても構わない。このようにする、表面配線パタ
ーン7となる導体膜を乾燥した場合、導体の表面が凹む
傾向があるが、凹んだ表面は積層体の内部側となり、表
面配線パターン7の表面と積層体1の表面を均一な面と
することができる。従って、厚膜抵抗体膜を形成した場
合、表面配線パターン7と接続する部分における段切れ
が一切発生せず、電子部品8を安定的に搭載することが
でき、仮にその表面配線パターン7にワイヤボンディン
グ細線を施す場合にワイヤボンディングに必要な面積で
形成することができる。
ターン7は、図5の(v)工程で形成したが、表面配線
パターン7を未焼成の積層体の表面に導体膜を形成し
て、積層体と同時に焼成処理しても構わない。また、一
方主面側の表面配線パターン7のみを、積層工程の最初
に形成しても構わない。このようにする、表面配線パタ
ーン7となる導体膜を乾燥した場合、導体の表面が凹む
傾向があるが、凹んだ表面は積層体の内部側となり、表
面配線パターン7の表面と積層体1の表面を均一な面と
することができる。従って、厚膜抵抗体膜を形成した場
合、表面配線パターン7と接続する部分における段切れ
が一切発生せず、電子部品8を安定的に搭載することが
でき、仮にその表面配線パターン7にワイヤボンディン
グ細線を施す場合にワイヤボンディングに必要な面積で
形成することができる。
【0111】また、分割溝の形成や、そのみ分割溝に沿
って行う分割処理は、各積層インダクタ基板の表面構造
において、任意に行うことができる。
って行う分割処理は、各積層インダクタ基板の表面構造
において、任意に行うことができる。
【0112】尚、上述の実施例では、10層のセラミッ
ク層から成る積層体を例にして形成したが、その積層数
はコイル部分Lの形状、回路部分Cの構成によって任意
に換えることができる。また、積層体1には、磁性体磁
路部材6が露出していないが、表面配線パターン7の高
密度化を要求しない場合は、磁性体磁路部材6から露出
するようにしても構わない。さらに、積層体1内には、
10のコイル部分Lのみが形成されるてきるが、コイル
部分Lを複数形成し、夫々に磁性体磁路部材6を構成し
てもよい、また、複数のコイル部分Lを形成し、共通の
磁性体磁路部材6を形成してトランス部品としてもよ
い。
ク層から成る積層体を例にして形成したが、その積層数
はコイル部分Lの形状、回路部分Cの構成によって任意
に換えることができる。また、積層体1には、磁性体磁
路部材6が露出していないが、表面配線パターン7の高
密度化を要求しない場合は、磁性体磁路部材6から露出
するようにしても構わない。さらに、積層体1内には、
10のコイル部分Lのみが形成されるてきるが、コイル
部分Lを複数形成し、夫々に磁性体磁路部材6を構成し
てもよい、また、複数のコイル部分Lを形成し、共通の
磁性体磁路部材6を形成してトランス部品としてもよ
い。
【0113】また、実施例では、回路部分Cを配置した
積層インダクタ基板であるが、回路部分Cを省略したコ
イル成分Lのみで構成した積層インダクタ基板であって
も構わない。
積層インダクタ基板であるが、回路部分Cを省略したコ
イル成分Lのみで構成した積層インダクタ基板であって
も構わない。
【0114】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、セラミッ
ク層を積層して成る積層体内に、コイルパターン、ビア
ホール導体とからなるコイルが配置されており、さら
に、このコイルの閉磁路構成する磁性体磁路部材が配置
されているため、コイルの特性を向上させることができ
る。しかも、漏れ磁束を減少させることができるため、
例えば、積層体内に内部配線パターンを配置した場合、
漏洩磁束による回路の悪影響を防止することもできる。
ク層を積層して成る積層体内に、コイルパターン、ビア
ホール導体とからなるコイルが配置されており、さら
に、このコイルの閉磁路構成する磁性体磁路部材が配置
されているため、コイルの特性を向上させることができ
る。しかも、漏れ磁束を減少させることができるため、
例えば、積層体内に内部配線パターンを配置した場合、
漏洩磁束による回路の悪影響を防止することもできる。
【0115】しかしも、積層体内に磁性体磁路部材が配
置されているため、少なくとも積層体の主面から磁性体
磁路部材が突出することがなく、プリント配線マザーボ
ードに搭載する際には非常に簡単に安定して搭載するこ
とができる。
置されているため、少なくとも積層体の主面から磁性体
磁路部材が突出することがなく、プリント配線マザーボ
ードに搭載する際には非常に簡単に安定して搭載するこ
とができる。
【0116】また、第2の発明によれば、コイルの磁束
を閉磁路回路となる磁性体磁路部材は、塗布膜の選択的
な露光処理・現像処理によって形成された貫通凹部内に
磁性体ペーストの充填するという積層体の積層工程内で
形成することができ、しかも、この貫通凹部がビアホー
ル導体を形成するための必須工程であるため、極端な工
程の増加とはならず、簡単に確実に形成することができ
る。
を閉磁路回路となる磁性体磁路部材は、塗布膜の選択的
な露光処理・現像処理によって形成された貫通凹部内に
磁性体ペーストの充填するという積層体の積層工程内で
形成することができ、しかも、この貫通凹部がビアホー
ル導体を形成するための必須工程であるため、極端な工
程の増加とはならず、簡単に確実に形成することができ
る。
【図1】本発明の積層インダクタ基板の断面図である。
【図2】本発明の積層インダクタ基板の中ので所定セラ
ミック層間のパターンを説明するための概略平面図であ
る。
ミック層間のパターンを説明するための概略平面図であ
る。
【図3】本発明の積層インダクタ基板の製造方法に用い
る支持基板の断面概略図である。
る支持基板の断面概略図である。
【図4】(a)〜(c)は、本発明の積層インダクタ基
板の製造方法に用いる選択的な露光処理・現像処理を説
明する図である。
板の製造方法に用いる選択的な露光処理・現像処理を説
明する図である。
【図5】本発明の積層インダクタ基板の製造方法に説明
するための工程図である。
するための工程図である。
【図6】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主面
工程における断面図である。
工程における断面図である。
【図7】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主面
工程における断面図である。
工程における断面図である。
【図8】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主面
工程における断面図である。
工程における断面図である。
【図9】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主面
工程における断面図である。
工程における断面図である。
【図10】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
【図11】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
【図12】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
【図13】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
【図14】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
【図15】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
【図16】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
【図17】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
【図18】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
【図19】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
【図20】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
【図21】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
【図22】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
【図23】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
【図24】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
【図25】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
【図26】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
【図27】本発明の積層インダクタ基板の製造方法の主
面工程における断面図である。
面工程における断面図である。
10・・・・・・積層インダクタ基板 1・・・・・・・積層体 1a〜1j・・・セラミック層 10a〜10j・・・絶縁膜 2、2e〜2g・・・コイルパターン 3、3e〜3g・・・ビアホール導体 4、4b〜4j・・・内部配線パターン 5、5a〜5j・・・ビアホール導体 6・・・・・・・・・磁性体磁路部材 7・・・・・・・・・表面配線パターン 8・・・・・・・・・電子部品 15・・・・・・・・支持基板 20・・・・・・・・コイルパターンとなる導体膜 30・・・・・・・・ビアホール導体となる貫通凹部 31・・・・・・・・ビアホール導体となる導体 40・・・・・・・・内部配線パターンとなる導体膜 50・・・・・・・・ビアホール導体となる貫通凹部 51・・・・・・・・ビアホール導体となる導体 60・・・・・・・・磁性体磁路部材となる貫通凹部 61・・・・・・・・磁性体磁路部材となる磁性体膜
Claims (2)
- 【請求項1】 セラミック層を複数積層して成る積層体
に、前記セラミック層間に形成したコイルパターンと該
セラミック層間を貫くビアホール導体とから成るコイル
を内装して成る積層インダクタ基板において、 前記積層体に、前記コイルの磁束が通過する磁性体磁路
部材を一体的に配置したことを特徴とする積層インダク
タ基板。 - 【請求項2】 セラミック層を複数積層して成る積層体
に、前記セラミック層間に形成したコイルパターンと該
セラミック層間を貫くビアホール導体とによって形成さ
れれたコイル及び該コイルの磁束が通過する磁性体磁路
部材を一体的に配置して成る積層インダクタ基板の製造
方法であって、 前記積層体は、支持基板上に、以下の(1)〜(4)の
各工程を選択的に繰り返して、未焼成の積層体を形成
し、該未焼成の積層体を焼成処理することを特徴とする
積層インダクタ基板の製造方法。 (1)光硬化可能なモノマーを含有するセラミックスリ
ップ材を塗布・乾燥した塗布膜を形成する工程 (2)前記塗布膜を選択的な露光処理・現像処理によっ
て、ビアホール導体及び又は磁性体磁路部材となる位置
に貫通凹部を形成する工程 (3)前記磁性体磁路部材となる貫通凹部に磁性体ペー
ストを充填し、磁性体膜を形成する工程 (4)前記ビアホール導体となる貫通凹部に導電性ペー
ストを充填して導体を形成するとともに、前記塗布膜上
に導電性ペーストを印刷して、コイルパターンとなる導
体膜を形成する工程
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17910094A JPH0845742A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 積層インダクタ基板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17910094A JPH0845742A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 積層インダクタ基板及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0845742A true JPH0845742A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16060040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17910094A Pending JPH0845742A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 積層インダクタ基板及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0845742A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010192715A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Murata Mfg Co Ltd | 電子部品及びその製造方法 |
| JP2014116396A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Murata Mfg Co Ltd | 電子部品 |
-
1994
- 1994-07-29 JP JP17910094A patent/JPH0845742A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010192715A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Murata Mfg Co Ltd | 電子部品及びその製造方法 |
| JP2014116396A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Murata Mfg Co Ltd | 電子部品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20040105 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |